11月です。ワインでは、またボージョレ・ヌーヴォーが話題に上がる時期だと思いますが、
師範のボージョレ・ヌーヴォーに対する考え方は昨年書いたのと全く変わっておりません。
今年の秋前半は、台風が来たり雨が多かったり、イマイチな感じでありました。
道場のテラスも、シンボルツリーのジューンベリーは紅葉し始めてはおりますが台風の影響で傷んだ葉が多く、
やや残念な感じになっております。
生垣のヒイラギモクセイに関しては、せっかく開花したのが長雨の最中、
結局一度もその芳香を感じることなく散ってしまいました。
かように植物栽培は難しいわけで、毎年コンスタントに良いブドウを作ろうとするワイン農家の方は大変ですな。
どうせだったら、促成醸造の新酒じゃなくてちゃんと仕込まれたワインでその努力を味わいたいものです。
名称 | Barbera d'Asti 2006 バルベーラ・ダスティ 2006 |
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生産者 | I Vini di Peck イ・ヴィーニ・ディ・ペック |
価格 | 1,080円 |
購入店 | 御殿場プレミアムアウトレット内「フォション」 |
本日の調理担当は師範で、メニューはモツ鍋。やっぱりこの時期は鍋が簡単でいいね。
そして『モツ鍋のモツはキャベツを楽しむための出汁ポジションである』という首肯せざるを得ないツイートを拝見したんで、
野菜大量。決してモツ代をケチったわけではありません。
最後はちゃんぽん麺で締めたいところだけど、こっちでは単品では売られてないんだよなぁ・・・と思ったら売ってた!
素晴らしいぞマルちゃん&富士スーパー!・・・ってワインには無関係。
そんな野菜たっぷりモツ鍋に合わせて選んだのは、イタリア産の赤。
やっぱりモツの動物臭にはイタリアのワキガ臭含めたケモノっぽさだよね、と。
このワインは、御殿場プレミアムアウトレットの中にあるショップ「フォション」で、75%Offくらいディスカウントされていたもの。
銘柄は、イタリアはミラノの高級惣菜屋"Peck"(※)のプライベート・ブランドによるバルベーラ・ダスティ。
ヴィンテージは2006年、敢えてここまで熟成させたというんじゃなくて、Slow Move品の在庫処分でしょうね。
色は、かなり熟成を感じる赤紫。エッジの方はオレンジがかっていて、グラデーションもあって熟成ワイン感満載。
香りも熟成ワインのそれ。黒糖とか黒蜜っぽい雰囲気の果実香に加えて、
期待通りのケモノ感。全体に香りのボリュームは小さめです。
味わいは、香りの雰囲気を全く邪魔しないニュートラルなバランス。
熟成ワインの最大の美徳、元がどうあれスイスイ入ります。
こういう、ちゃんとしたワインのアウトレットはアリですよ。
ちょっと年代の割には熟成が進み過ぎている感じはあるけど、
これくらいは往々にしてあるレベルです。
というわけで、皆さんにもお薦めしたいけど、多分もう売られてないだろうなぁ。
(※)20年前に行ったことがあります。
点数 | 74点 |
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個人的四連休の最終日。
本日長女は模擬試験に都内へ、次女は部活の練習試合へ、ということで師範代と二人で昼食。
選んだのは、界隈で良い評判を聞く三代目佐久良屋というお蕎麦屋さん。
松原商店街からちょっと西へ歩いたところにあります。
最近改装されたらしい店内は、レトロな雰囲気が残る落ち着いた感じ。席数は20席くらいかな。
そこそこ回転が早く、ひっきりなしにお客さんが来ていました。
「人気があるんだなぁ」という感じだけど、それもそのはずココは安くて美味い。
本日のランチは、小さなざる蕎麦に天ぷら、麦とろご飯、小鉢が2つ、味噌汁、漬物。
蕎麦はきちんと香りとコシのあるものなのに、『蕎麦は無料で大盛にできます』というのが素晴らしい。
これだけ充実の内容でお値段税込み900円。
ちょっと気取った蕎麦屋だと、この蕎麦だけで1,000円以上取る店もあるよね。
お昼なんでアルコールは無しで、夫婦二人のランチ代金は1,800円也。
御馳走さまでした。ランチに困ったときは今度からここにしよう。
名称 | Paul Cluver "Village" Pinot Noir 2015 ポール・クルーヴァ― "ヴィレッジ" ピノ・ノワール 2015 |
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生産者 | Paul Cluver ポール・クルーヴァ― |
価格 | 1,987円 |
購入店 | 葡萄畑 ココス |
明日は次女の誕生日、ということで本日夕食はそのお祝い御膳。
メニューは、骨付き鶏モモのオーブン焼き、ヒイカとブロッコリーの炒め物、マグロとアボカドとトマトのサラダ、主食は赤飯。
ワインは、ここんとこアタリが続いている南アフリカ産。
この造り手のシャルドネは先月稽古していて大ヒット。
このピノ・ノワールはその"Estate"シリーズより1つグレードが下の"Village"シリーズだけど、
ベーシックなグレードをトライしてこその「安ワイン道場師範」。高い代金支払って美味いのは当たり前っすからね。
色は非常にキレイな赤紫色。ブルゴーニュだったら南のコート・ド・ボーヌあたりの村名から1級くらいの濃さに感じます。
香りはやっぱりイケてます。こちらもブルゴーニュだったらコート・ド・ボーヌだな。
アメリカン・チェリーのような果実香もあるけど、やはり目立つのは革のソファーにふかっと座ったときのようなケモノっぽさ。
ボリュームもあるのでバンバン香ります。
味わいに関してはブルゴーニュとはだいぶ違って、どちらかというとニューワールド調。
甘さしっかり酸味もたっぷり、加えて勇み足的に苦味まであるという、大盤振る舞いな味わいの要素を持っています。
動物的で力強いピノ・ノワールですな。やや乱暴な感じが玉にキズだけど、2,000円弱でこのパフォーマンスは立派でしょう。
こういう系統だとチーズとの相性がよろしゅうございます。
下のクラスでこれだと、グレードが上がるとどうなるんだろう?よりキレイ系の方向になるのかな?
これはやっぱり"Estate"のピノ・ノワールも稽古してみなきゃだな。
点数 | 80点 |
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リンク | Paul Cluver "Village" Pinot Noir 2015 1,987円 |
ふるさと納税の戦利品返礼品が続きます。
左写真は、山梨県山中湖村のふるさと納税返礼品で、樽熟成ワイン 4本セットと名付けられた山梨産のワイン。
師範が納税した時点では、盛田甲州ワイナリーの甲州が2本、マスカット・ベーリーAとメルローが1本ずつ。
今見たら、セットに組まれた白が別のワイナリーの物に変わっておりました。
同じものが2本よりそっちが良かったかも。とはいえ「返礼品」なんでね、ありがたく頂戴致します。
ふるさと納税の返礼品と日本ワイン、相性が良いと思うんだよね。
生鮮食料品とかだと一気に買うと冷蔵庫がいっぱいになったり、そもそも量が多くて余らせちゃったりする可能性もあるけど、
ワインだと日持ちがするからね。
その土地でしか流通していないような銘柄があったりしたら更に面白いんじゃないかなぁ。
納税した自治体:
山梨県山中湖村
納税額・返礼品:
【ふるさと納税】樽熟成ワイン 4本セット 20,000円
名称 | グラン・シャンモリ 樽熟成 甲州 2015 |
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生産者 | Chammoris Wine (Morita Koshu Winery) シャンモリワイン (盛田甲州ワイナリー) |
価格 | 納税額:4本セット20,000円 (参考価格:1,836円 @amazon) |
購入店 | 山梨県山中湖村 |
・・・というわけで、まずは同じのが2本入っていた甲州種から。
日本ワイン・コンペティション2016で銅賞を取ったステッカーが貼られています。
ブドウは山梨県甲州市勝沼町産甲州種100%とのこと。
甲州って、どちらかというとシャープさが前面に出されることが多い印象があるので、
樽熟させたものはちょっと珍しいかも知れない・・・って珍しく無いのかな?
あまり日本ワインのことを知らないんで、確かなことは言えませんが。
ちなみに料理は、昨日の残りの焼きギョーザや野沢菜漬から始めて、鶏の唐揚げ、ナスの素揚げ、トマトのチーズ焼き。
唐揚げはニンニクの効かせてパンチのある香りと味わいに仕上げてあるんで、
なんとなく樽熟甲州にフィットするんじゃないかと思ったわけです。
さて抜栓。コルクはDIAMです。最近DIAMを使う日本ワイン増えて来ましたな。
品質に気を遣う日本らしい感じがします。色は、非常に薄いレモン色。
甲州って若干赤みがあるものもあるけど、このワインに赤色の要素は無い感じがします。
香りのボリュームはかなり小さめ。
深く嗅ぐと、甲州らしい梨や酢橘のようなシュッとしたフルーツ香と、
杏仁豆腐のような甘い感じの香りを感じます。樽香は、鼻で嗅ぐ分にはほとんど無いけれど、
口に含むと確かにバニラっぽい木のニュアンスを感じます。でも、いわゆる樽の効いた白ではありません。
味わいは、甘さは非常に控えめで酸味はかなりしっかりめ、加えてコクと旨味もたっぷり。
香りより味わい、「味吟醸」タイプのワインですな。
面白いなぁ、日本ワイン。
地味なワインだし、2,000円弱という値段は決して安くはない、
でもやっぱり独特の個性があって面白いんだよな。
もう一本はどうするかね?10年くらい思いっきり熟成させてみますかね?
そこまで待てずに飲んじゃう気もしますが。
点数 | 75点 |
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リンク |
【ふるさと納税】樽熟成ワイン 4本セット 20,000円(納税額) グランシャンモリ 樽熟成甲州 1,836円 (@amazon) |
名称 | Indomito Aglianico del Beneventano 2015 インドーミト アリアニコ・デル・ベネヴェンターノ 2015 |
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生産者 | Cantine Francesco Minini カンティーネ・フランチェスコ・ミニーニ |
価格 | 974円 |
購入店 | フェリシティー |
飛び石連休の谷間、せっかくなんでお休みを頂いて、散歩がてら虎ノ門方面にワインの調達に出向いたり、
松原商店街へ買い物に行ったり、義妹家から送られてきた鬼柚子で柚子ピールを作ったり。一人のんびりな一日でありました。
というわけで夕食の調理担当は師範、メニューは焼きギョーザ、青梗菜とモヤシのガーリック炒め、
かにと貝柱のスープ(byニチレイ)+ネギ。
選んだワインはイタリア産のアリアニコ。
通常1,274円が300円OFFクーポン利用で974円で売られておりました。
ずんぐり太くて重いボトルが使われており、外観からはお値段以上の高級感を感じます。
色は、濃いには濃いけど赤みがあって、イタリアらしい陽気さを感じるような色合い。
香りはモロにイタリアです。スミレのような花の香りに膏薬のような雰囲気をプラス、
そしてちょっとワキガっぽい動物的な感じもあったりして、なんか人間臭い香りです。
味わいは思いのほか軽い。糖度は8.1もあって甘味はあるんだけど、渋味が弱くて旨味も薄い感じ。
良く言えば軽快、悪く言えばちょっと頼りないワイン。
それでも、ギョーザや野菜炒めみたいな普通のご家庭の食卓に合わせるんだったら、
これくらいのが良いかもね。3桁だったら十分アリですよ。
点数 | 71点 |
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リンク | Indomito Aglianico del Beneventano 2015 1,274円 |
本日は勤労感謝の日。師範と師範代の日々の勤労に自ら感謝して、本日の夕食はとらふぐ(フグ刺し、湯引き、フグ鍋)のセット。
和歌山県湯浅町へふるさと納税した返礼品。
この地のフグかと言えばそれは不明で、というか多分違って、加工したのは兵庫県神戸市の業者。
まぁ細けぇこたぁ良いんです。
もちろんすべて冷凍品、湯引きはちょっと生臭みがあってイマイチだったけど、
それ以外はちゃんとフグのおいしさが楽しめます。
刺身用に薄切りしたあと冷凍してもそこそこ美味しいという点でフグという魚は流通的に立派だね。
納税した自治体:
和歌山県湯浅町
納税額・返礼品:
【ふるさと納税】【国産】ふぐ大人気5人前セット
20,000円
名称 | Taltarni "T series" Pinot Noir Chardonnay Pinot Meunier N.V. タルターニ "Tシリーズ" ピノ・ノワール シャルドネ ピノ・ムニエ (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Taltarni Vineyards タルターニ・ヴィンヤーズ |
価格 | 1,890円 |
購入店 | タカムラ ワイン ハウス |
せっかくのフグ刺し&フグ鍋、相性の良さそうなワインは何かというと、ここはやっぱり泡モノでしょう。
そこで選んだのは、ツイッターでフォローさせて頂いている方が推奨しておられた豪州産のスパークリング。
品種にピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ムニエの3種が使われていて、まんまシャンパーニュなブレンドですな。
特にピノ・ムニエが含まれているのはニューワールドのスパークリングとしては珍しいんじゃないかな?
泡立ちは、シャンパーニュと比べるとボリュームは弱めなように思われます。
色は、黒ブドウが多そうなので赤みがあるかと思ったけど、意外とそうでもなくて若干オレンジかなって程度のレモン色。
香りはなかなか立派です。熟れた柑橘類、それにリンゴと飴のような香りがパーッと来て、思いのほか高級感があります。
イーストっぽさはあまりないので、いわゆるシャンパーニュとはちょっと違う感じではありますが(※)、
これはこれで良い香りです。味わいも、甘酸っぱさはしっかりで苦味は軽め。
熟成云々よりも、ストレートなブドウの美味しさとバランスの妙を感じさせるスパークリングです。
確かにこれは美味いな。同じ価格帯の激安シャンパーニュ飲むくらいならこっちの方が満足度高いと思われます。
唯一残念なのは泡のボリュームかなぁ。そのあたりはもしかすると個体差があるのかも知れません。
ともあれこれから泡モノの出番が多い季節、イケてる選択肢の一つとなりうるワインです。
でもモエシャンよりはシャンパーニュ的です。
点数 | 80点 |
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リンク | Taltarni "T series" Pinot Noir Chardonnay Pinot Meunier N.V. 1,890円 |
名称 | Andes Keeper Sauvignon Blanc N.V. アンデス・キーパー ソーヴィニョン・ブラン (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | (Mercian / Seven & I) (メルシャン/セブン&アイ) |
価格 | 408円 |
購入店 | セブン-イレブン 横浜帷子町2丁目店 |
本日の夕食はおでん。師範の中で「おでんに赤ワイン」は、避けるべき取り合わせのかなり上位に位置します。
なので選ぶのは当然白。それも出来るだけサッパリしてそうなのが良さそうだと思って・・・
前日買っておいたのがコレ、セブン・イレブンで売られていたプライベート・ブランドのチリ産ソーヴィニョン・ブラン。
なんかコレ見た時、ワインの方から『安ワイン道場師範がオレと稽古しなくてどうする!』と問いかけられたような気がしたのね。
というのも、先月イオンの税別398円のワインと4品種ほど稽古して、結構好印象だったからね(同じ品種はコレ)。
それに対し、コンビニで売られており更に身近に購入可能なこのワインはどうよ?と気になったんだよね。
ちなみにこのワイン、輸入者もボトリングもメルシャンとのこと。
メルシャンがタンクで輸入して日本で詰めたものと思われます。
ヴィンテージの表記は無くて、添加物として「酸味料」が使われている旨書かれています。
色はかなり薄め、でも無色ってほどでもなくてちゃんと白ワインの色です。
香りも非常におとなしめ。でも、ちゃんとソーヴィニョン・ブランらしいグレープフルーツとハーブの香りがするあたりは立派。
これで味だけが濃かったらかえって違和感があるんだけど、
そういうことは無くて色や香りの印象通り薄くて軽めの味わい。
ただ、苦味だけは結構しっかりしています。
その点もソーヴィニョン・ブランらしくはあるけど、「伸ばすのそこかい?!」感は否めません。
技術の賜物というか、『いかにしてワインの体裁を整えたままコストダウンするか』の成果を見せつけられた感じがします。
パチモンな感じは全くなくて、ちゃんとワインです。
ただ、飲んで楽しいワインかと問われればYesとは言いづらいんだよな。
それでもこの値段だからなぁ。苦味に耐性があって『ワインなんて酔えれば良い』という方がおられればお薦めできます。
実際アルコール単価的には発泡酒より安く酔えるからね。
おでんとの相性は「合う」でも「合わない」でもなくニュートラルでした。
点数 | 66点 |
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本日は、師範が所属バンドの練習日。「スタジオNOAH代々木店」という練習スタジオを使うわけだけど、
そこそこ広めの部屋を4人で利用して、一人あたりは1時間1,000円も掛からないんだよね。
楽器の値段はそこそこするけど、恐ろしく長持ちするし(師範のギターはもう30年以上使ってます)
音楽ってのは金のかからない趣味だなぁ、と今更ながら思います。
で、子供たちにピアノ習わせたけど二人ともやめちゃったんだよな。まぁ何が楽しいと感じるかは親子でも違う、
人それぞれですな。
練習の後はいつもの飲み会。店はどこにしようか、ってことになって
『別に美味いもんが食べたいわけでもないから「一軒め酒場」で良いか』ということに。
そこそこ飲めて話が出来ればよい、というオッサン飲み会の典型でございます。
一軒め酒場ってのは、養老乃瀧グループの激安居酒屋ですね。
2年前にも利用しております。
1Fと2Fに客席があり、かなり席間が近くて「安居酒屋」な雰囲気満載です。
このお店、料理はすべて税別400円以下です。例えば 写真左下の水餃子が280円、写真中央の山盛もやし炒めが290円。 ただ、単価が安い分ポーションが小さくて、小鉢で出されるのが多かったりします。 また、モヤシみたいな原価の安い材料を使って帳尻を合わせている感じはします。 でもまぁそれはそれで酒の肴としてはイケるんですけどね。
アルコールは、生ビール中ジョッキで380円をガブガブ3杯ほど頂いた後、お約束のワイン・チェック。
銘柄がカルロロッシと明示されているのは前回同様ですが、お値段が25円ほどアップされて税別一杯220円也。
そして単体での提供が無くなって、「ロック」か「ソーダ割」だけになっています。
いやー、思い切ったね。『カルロロッシなんてそのまま飲むもんじゃありませんぜ』という店側の配慮が伝わって参ります。
その配慮に敬意を表して、ロックとソーダ割、どちらも頂きました。
確かに、そのまま飲むべきワインじゃ無いというのは判ります。
ワイン・チェックの後は角ハイボール300円をガブガブと。
それなりに飲み食いしても一人3,000円程度なのはやっぱり安いな。
こういうのもアリだと思いますよ。
これから年末年始にかけて、道場の「ハウス・ビール」は贅沢にもよなよなエールになります。
というのも、「ふるさと納税」で大阪府泉佐野市へ10,000円納税した返礼品として1ケース頂いたから。
『なぜ泉佐野市で軽井沢のビール?』と不思議に思わないでもないですが、
納税を受けた泉佐野市はハッピー、売れた醸造元のヤッホーブルーイングもハッピー、ゲットした師範もハッピー、
「三方一両得」なので良いかと。
もちろん、道場が所在する自治体は割を食うわけだけど、
ちゃんと住民の方を向いて仕事しないと税金が逃げちゃいますよ、ということで。
そしてこのビール、やっぱり美味いなぁ。以前より苦味は軽くなったような気がするけど、
ゲヴュルツっぽい華やかな香りは健在。
最近は大手からもいろいろ個性のあるビールが出されるようになってきたけど、
やっぱり結局ココに戻ってくるんだな。
納税した自治体:
大阪府泉佐野市
納税額・返礼品:
【ふるさと納税】よなよなエール 350ml×1ケース
10,000円
名称 | Callia "Alta" Shiraz 2016 カリア "アルタ" シラーズ 2016 |
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生産者 | Bodegas Callia ボデガス・カリア |
価格 | 964円 (単品価格 不明) |
購入店 | タカムラ ワイン ハウス |
夕食は、まずは上記ビールのアテにスーパーで買ってきたお惣菜の豚レバー炒め。
その後、豪州牛のローストビーフ、レタスのサラダ、
そして「山中湖ハム(先週の更新参照)」製のロースハム&チーズ、
そしてソーセージを野菜と煮込んでポトフっぽく。主食はガーリックライス。
ワインは、「飲み応え自慢のフルボディ赤5本セット/第71弾」税送料込み5,500円から、アルゼンチン産のシラーズを。
すっかり記憶から抜け落ちていたけど、
この造り手の赤とは8年前にシラーズ&マルベックと稽古済みだった模様。
色は、濃いには濃いけど南米のシラーズにしては穏当な濃さかな。大きめグラスでぎりぎり透けないくらいの紫色。
香りのボリュームはやや弱め。シラーズらしい胡椒のようなピリッとした香りに、
ヨーグルトのような乳酸っぽい香りや甘く焦げた樽香があって、香りの雰囲気は悪くない。
味わいは、そんなに渋味が強いわけでも、口腔内でグワッと来るわけでもないけど、余韻が長くて存在感があります。
どことなくルビーポルトのような雰囲気もあって、そのあたりがなるほどフルボディっちゃフルボディなのかな。
弱めながらもシラーズらしいスパイシーな香りと、スイスイ飲むのに支障がない程度のボディ感があって、
悪くないワインだと思います。
エンボス加工が施されたラベルも高級感があって、1,000円のワインとしては合格だと思われます。
点数 | 74点 |
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リンク | 飲み応え自慢のフルボディ赤5本セット/第71弾 5,500円 |
名称 | Mapu Sauvignon Blanc 2016 マプ ソーヴィニョン・ブラン 2016 |
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生産者 | Baron Philippe de Rothschild バロン・フィリップ・ド・ロートシルド |
価格 | 614円 (単品価格 1,296円) |
購入店 | エノテカ楽天市場店 |
本日の夕食は、マグロ&ヒラマサ&サーモンの漬け丼、シウマイ(チルド)、冷奴、切り干し大根のサラダ。
こういうメニューには日本ワインだろうなぁとは思うものの、
日本のロゼ新酒と一昨日稽古しているので、本日は別の地域と稽古したい気分。
というわけで選んだのが、エノテカの12本1万円のセットの中から、
このセットにしばしば組み込まれているチリの「マプ」という銘柄のソーヴィニョン・ブラン。
今年の6月にも2015年産と稽古しております。
万能選手なイメージのある銘柄です。
色は薄めのレモン色。サラッとした感じの見た目です。
でも香りはなかなか立派。
ソーヴィニョン・ブランらしいハーブのような涼しげな香りに、
オレンジやピーチ、マンゴーといった南方系の甘いフルーツ香がプラス。
香りのボリュームも結構あります。
味わいは、甘さ控えめ酸味しっかり。
香りの甘さとは裏腹なキュッと締まった固めの味わいは、いろんな料理に対応できそうです。
やっぱり優等生だな、この銘柄は。
やや一本調子で深みが無いということと、想像通り過ぎて面白みがないという甚だ自分本位なマイナス点はあったりするけれど、
いかんせんこの値段だからね。万人ウケという意味では胸を張って推奨できます。
単品価格の1,300円は順当でしょう。買値相当額の600円強は激しくお買い得。
点数 | 76点 |
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リンク |
ENOTECA パーティーパック(赤・白・泡計12本) 10,800円 Mapu Sauvignon Blanc 2015 1,296円 |
名称 | Suntory Japan Premium Shinsyu Muscat Bailey A Rosé 2017 サントリー ジャパンプレミアム 新酒 マスカット・ベーリーA にごりロゼ 2017 |
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生産者 | サントリーワインインターナショナル |
価格 | (参考価格:1,944円 @amazon) |
購入店 | (サントリーさんから) |
本日の夕食の調理担当は師範で、メニューは寄せ鍋。
「調理担当」なんて言っても鍋なんで材料を切って並べるだけっすけどね。
鍋種は、豚ロース、鶏モモ、スケソウダラ、キノコや野菜いろいろ。シメはもちろん雑炊です。
選んだワインは、サントリーさんにお送り頂いた日本ワインの新酒からラストの一本。
山梨県産マスカット・ベーリーAが使われていて、「にごりロゼ」という仕立てになっております。
色は、左写真でも判るように、鮮やかなピンク色。
というか、左写真はやや逆光ぎみに撮ったんでやたら派手な色ですが、
実物はもう少し落ち着いた色合い。そして「にごりロゼ」とあるように、若干の濁りがあります。
香りは、モロにイチゴ・ジュース、イチゴ・キャンディの香りです。
加えて乳酸っぽい香りも感じるんで、イチゴジャムを入れたヨーグルト的な香りでもあります。
味は、とにかくジュースっぽい。かなり甘めでアルコール感は控えめ。
「ワインってヤツはブドウジュースから作るんです」って事実を思い知らされる味わいです。
いわゆるワインマニアな方が求める「良いワイン」とはベクトルが全然違うと思います。
でも、発酵途中のワインを樽から飲んだような感じがして、ワインマニアじゃない人にとって
新酒と言えばこういうイメージなんじゃないかな?飲めない師範代は『これは美味しい』と言ってました。
ワインという飲み物の幅広い提供形態の一つとしてこういうのもアリだと思いますが、
だとすればいかんせん値段がネックだな。この系統に2,000円は高いと思うんだよなぁ。
結局、正直言えば食中酒にするには師範には甘すぎました。だもんで後半は氷を入れて飲み干しました。
ただ、好き嫌いは置いといて、
同じ2,000円で新酒を楽しむなら遠い異国からの空輸品なんかよりこっちの方がずっと「収穫祭」らしいと思うところはあります
・・・道場は明日休肝日です。
点数 | 68点 |
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リンク | サントリー ジャパンプレミアム マスカット・ベーリーA にごりロゼ 新酒 2017 1,944円 (@amazon) |
本日の食前酒は、キリンのとれたてホップ。一番搾りに対して、爽やかな香りを前面に出しました、という感じ。
キリンのビールって、香りや味わいに一貫性があってポリシーが感じられ、それはそれでさすがなんだけど、
冒険心に欠ける気もするんだよな。その点ではヱビスを擁するサッポロが良くも悪くも一番ハッチャケてる気がします。
名称 | Bourgogne "Renommée" (Blanc) 2012 ブルゴーニュ "ルノメ" (白) 2012 |
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生産者 | Remoissenet Père & Fils ルモワスネ・ペール&フィス |
価格 | 2,136円 (単品価格:3,013円) |
購入店 | ドラジェ |
夕食は、豚ヒレカツ&鶏モモカツ、やっぱり揚げ物は美味いです。
野菜は、お知り合いの料理研究家のレシピを参考に塩昆布トマト、これが美味い。
ワインは、8月に買った白ワイン3本セットからの最後の一本。
モノはACブルゴーニュの白で、造り手は長めの熟成期間を経て出荷することで有名なネゴシアンであるルモワスネ。
コルクは結構長くて立派なものが使われています。
流石は長熟を旨とする造り手だけのことはあります。
グラスに注いでちょっとビックリ、かなり濃いめのレモン色を呈しています。
ACブルゴーニュで、出来て5年で、この濃さは結構意外です。
香りを嗅いでもっとビックリ、『こ、これってムルソー?』な熟れた蜜入りリンゴの香りとバニラやビスケットの香り。
いやマジでACブルゴーニュとは思えない香りの充実具合です。
これで味わいも立派だったら「今世紀最高の出来!」なんだけど、ちょっとそこまでは至らないんだな。
甘味も酸味も旨味もあって、要素的に物足りなさは無いんだけど、軽い苦味があるのがちょっと雑に感じられます。
抽出が強かったのかなぁ、香りの面では奏功しているけど味わいではちょっと損している印象です。
とはいえ買値相当額の2,000円ちょい程度でこれだったら文句はありません。
ムルソーの村名くらいには匹敵すると思われ、元値の3,000円だったとしても十分納得できる内容。
二日連続で稽古範囲内のワインが80点越え、道場になんか良い波が来ている感じがします。
点数 | 83点 |
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リンク |
【送料無料】<第5弾>ワイン通の方もきっと納得!ドラジェ厳選白ワイン3本セット 5,389円 Bourgogne Renommee (Blanc) 2012 [Remoissenet Pere & Fils] 3,013円 |
今さらですが、今年から「ふるさと納税」をすることにしました。
ちょっと、道場が所在する自治体の対応にカチンと来る部分があったのがきっかけです。
そしてこちらが、山梨県山中湖村へ10,000円納税した返礼品の山中湖ハムのセット。
「なぜ山中湖村に?」かというと、時々遊びに行くんで自然保護に役立てて欲しいという気持ちもちょっとはありつつ、
基本的には返礼品目当てです。
というのも、山中湖村には山梨産ワインの返礼品がいろいろとあったのね。主にはそれ目当てでガツンと納税。
そっちはボチボチ稽古して参ります。
納税した自治体:
山梨県山中湖村
納税額・返礼品:
【ふるさと納税】山中湖ハムの至粋セット7種盛 10,000円
名称 | Glenelly "Glass Collection" Cabernet Franc 2015 グレネリー "グラス・コレクション" カベルネ・フラン 2015 |
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生産者 | Glenelly グレネリー |
価格 | 1,555円 |
購入店 | 葡萄畑 ココス |
・・・というわけで料理は、「山中湖ハム」のボイルしたソーセージやミートローフ、ジャガイモのガレット、
ブロッコリーとトマトとアボカドのサラダ。
主食はバゲットとチーズ・ブレッド。
こういう料理にはやっぱりしっかりした赤、ツイッター界隈で大変評判が良い南アフリカは「グレネリー」という造り手の、
ちょっと珍しいカベルネ・フラン単品種のワインをチョイスしました。
色は非常にしっかりした濃紫。アシも長くてねっとり感があります。
香りは、「あーなるほどカベルネ・フラン」な、カベルネ・ソーヴィニョンのピーマンっぽさを「日向に干した布団」に変えたような香り。
裏ラベルには、絵でミント、黒スグリ、ヒマラヤ杉、鉛筆の芯、チェリー、オレガノの香りがする旨書かれています
(流石に布団は書かれていません)
香りのボリュームも立派なもので、左岸のボルドーっぽい雰囲気がありまくりです。
女性陣に香りだけテイスティングしてもらうと、長女は『ヴェルガモットの香り』、師範代は『1万円クラスの高級ワインの香り』とも。
味わいは、渋味の骨格は相当しっかりしているんだけど、角が取れていて丸っこい感じなんでスイスイ飲めます。
これで骨格に肉付きがプラスされれば間違いなく格付けボルドーでも名門級なんだけど、
さすがにこの値段でそこまで期待するのは酷ってもんかも知れません。
ともあれ素晴らしく美味いワインではあります。ブラインドだったら絶対ボルドーの良いヤツだと思うだろうなぁ。
これが1,000円台ですよ奥さん!ビックリですよお嬢さん!!
やっぱり南アフリカのワインは、これくらいの価格帯からググーッと魅力を増すような気がします。
アルコール度数は14.5%、秋の夜長にしみじみ飲むのにピッタリなワインです。
点数 | 81点 |
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リンク | Glenelly "Glass Collection" Cabernet Franc 2015 1,555円 |
名称 | Suntory Japan Premium Shinsyu Koshu 2017 サントリー ジャパンプレミアム 新酒 甲州 2017 |
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生産者 | サントリーワインインターナショナル |
価格 | (参考価格:1,944円 @amazon) |
購入店 | (サントリーさんから) |
本日の夕食は、久しぶりに師範が調理担当。
メニューは、刺身(スルメイカ、マグロ、真鯛)、サンマの蒲焼(すでに魚屋で焼かれたヤツ)、イカゲソの肝焼き、モヤシのナムル。
『ほとんど切って並べただけじゃん!』と言われそうですが、実はイカはスルメイカを一パイで買って来て、
さばいて刺身とゲソ焼きにするあたりに手が掛かっております・・・って自慢するほどのことでもないですが。
そしてワインは、日曜に引き続きサントリーさんから頂いた山梨の新酒で、
本日の品種は甲州。こういう料理にはやっぱり甲州でしょう。
そしてせっかくの新酒、フレッシュなうちに飲んじゃいましょう・・・という意図ですが、
まぁ一ヵ月や二ヵ月経ったってそう変化することも無いとは思いますけど。
色はほぼ無色、わずかに赤みのあるレモン色。新酒じゃなくても甲州はだいたいそうですね。
香りは、和柑橘っぽい香りと青いリンゴのフレッシュな香りが結構します。
甲州種って、どちらかというと香りが弱い品種だと思っているので、この香りのボリュームはちょっと意外かも。
味は、思いっきり甘さ控えめ、軽い苦味があって激しくシャープな味わい。
測定すると、糖度が5.8、pHは3.2。pHはよくある数値だけど、糖度が6以下ってのはなかなか思い切ってます。
"新酒らしさ"をどう捉えるかだけど、このワインはまるでまだ緑色の早生ミカンみたいな、
とびっきり若々しい感じに仕上がってます。
これで香りが無かったら単に酸っぱいワインなんだけど、香りがしっかりしているから本当に出始めのミカンを食べたみたいな感じ。
これはアリです。ヌーヴォーって赤より白の方が相性良いんじゃないか、と思う。
点数 | 74点 |
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リンク | サントリー ジャパンプレミアム 甲州 新酒 2017 1,940円 (@amazon) |
本日は、先日から調子が悪かった冷蔵庫の修理。 原因は、冷気を各冷却室に分配する「ファングリル」という部品の故障。 冷蔵庫の中身を出して扉を外して、奥にあるファングリルをガバッと外して交換。 費用は部品代技術料出張費合わせて25,000円強。 安くはないけど買い替える費用と手間を考えたらずっと安上がり。 『これで大丈夫でしょう』とのことだったし、今現在製氷機は正常に稼働しているようなのでまずは一安心。
名称 | Mapu Cabernet Sauvignon 2015 マプ カベルネ・ソーヴィニョン 2015 |
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生産者 | Baron Philippe de Rothschild バロン・フィリップ・ド・ロートシルド |
価格 | 614円 (単品価格 1,296円) |
購入店 | エノテカ楽天市場店 |
本日の夕食は、ミートグラタン、タコとレタスとブロッコリーとトマトのサラダ。
主食は近所の「ブーランジェリーマナベ」で買ってきたバゲットと次女作(冷凍)のクルミ&フルーツパン。
パンは、最近我が家でブームの缶入りレバーのパテをつけて。
こういう、肉がメインの洋風の料理にはやっぱりしっかりした赤がよろしいでしょう、
ということで選んだのはチリ産のカベルネ・ソーヴィニョン。
この「マプ」という銘柄は、お買い得なんでつい買っちゃうエノテカの12本1万円セットにしばしば入っているため、
直近では2年前に2013年産と稽古済み。
過去の経験では、チリ・カベの割には濃さが穏当というか、わきまえている感じのものが多かった印象がある銘柄です。
色は、かなり濃い紫色。でも、やや赤みを感じて若干透けるあたりがいわゆるチリ・カベとは違うかも。
香りは、カシスのような濃い果実の香りと、ピーマンのような青臭さと、胡椒のようなスパイシーさ。
香りのボリュームは結構あって、樽香は感じないけど物足りなさはありません。
口に含むと、やっぱりどこか軽いんだな。渋味や甘味はあるし酸味もあるんで、薄いんじゃなくて軽い。
意図してこのバランスにしているんだろうと思われます。
力任せに濃いワインを造るのではなく、
名門ロスチャイルド家のおメガネにかなうよう抑制を効かせたチリ・カベという感じでしょうか。
とても優等生だとは思うけど、反面オモシロみが無い感じもします。
1,300円近い単品価格だとちょっとナシだけど、買値相当額のワンコイン+αだと俄然アリです。
師範のとこみたいな一般家庭の食卓にはこれで十分だとも思います。
点数 | 72点 |
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リンク | ENOTECA パーティーパック(赤・白・泡計12本) 10,800円(2017.11.08現在セットに含まれず) |
本日は朝から釣れない釣りに三崎まで。 午前中で釣りは終了、お昼は「マグロ丼が食べたい!」という次女とそのお友だちの意見を採りいれて、 帰り道に見つけた"まぐろ丼"の看板を頼りに入ったのが手打ちそば 太庵(たいあん)という店・・・そば屋じゃん!
・・・でもありました、まぐろ丼、お値段1,200円也。 ちゃんと美味しいマグロが使われていて、食べたいものが食べられた感はあります。 でも、このお店はやっぱりそば屋、次女お友だちの妹Rちゃんが食べたざるそばが美味しそうだったかも。
名称 | Suntory Japan Premium Shinsyu Muscat Bailey A 2017 サントリー ジャパンプレミアム 新酒 マスカット・ベーリーA 2017 |
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生産者 | サントリーワインインターナショナル |
価格 | (参考価格:1,944円 @amazon) |
購入店 | (サントリーさんから) |
本日の夕食はは師範&次女が釣って来た魚をメインに・・・のはずだったんだけど、残念ながらそれは叶わず。
というわけでメニューは急遽変更、師範代父から送られてきた冷凍のビーフシチュー、
それとバゲット、トマト&レタスと生ハムのサラダとなりました。
そしてワインは、山梨の新酒解禁に合わせてサントリーさんから送られてきたジャパン・プレミアムの新酒、
品種はマスカット・ベーリーA。
いつもお気遣い頂きありがとうございます>サントリーの中の人。
これ以外にも白の甲州やマスカット・ベーリーAのロゼも頂いております。
空気を読まず、忖度もせず、正直ベースで稽古して参ります。
外観は若干濁りがあるかな?赤ワインとしては薄めだけど、下手なACブルゴーニュよりも濃い感じ。
パリッと明るい赤紫色です。
香りはとてもイチゴジュースっぽいフルーツ感。結構香りのボリュームもあり、
要素はシンプルだけど新酒らしくて好感が持てます。
味わいは、想像よりも甘さは控えめ、想像通りのしっかりした酸味と軽めの渋味。
アルコール度数も11.5%と軽く、余韻短くスト~ンと落ちるのが残念ではあります。
赤というよりロゼだと思って飲んだ方が違和感無いかも。
赤のしっかり感を期待するとハズされますが、
渋味が軽いので、ボージョレ・ヌーヴォ―などと同じように冷やして飲んだ方が良いと思われます。
ビーフシチューに合わせるには明らかに力不足だったけど、バゲットとレバーのパテやサラダだと案外良い感じ。
日が高いうちにパーッと飲むのがこのワインに似つかわしいシチュエーションかもです。
点数 | 70点 |
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リンク | サントリー ジャパンプレミアム マスカット・ベーリーA 新酒 2017 1,944円 (@amazon) |
10月31日は師範と師範代の結婚記念日でした・・・ということで本日はそのお祝い。
天王町駅前のフレンチを予約しようとしたんだけど、
「今日は予約が多いので皆さん同じメニューにしてください」とか言われたので別の店へ。
選んだのは4月にも利用したご近所(といってもちょっと遠い)フレンチ、
ビストロ・ヴァン・ヴィーノ。
思い立ったその日に予約して行けるってのはありがたいお店です。
で、お店に伺ってみると、すんなり予約できたのは他にお客さんがいないからでした。
東戸塚近辺の皆さん!この店は良い店ですよ!!ぜひ贔屓にしてあげてください!!!
そして注文したメニューはというと、前回頼んだ4,500円のメインが魚と肉のあるコースは、内容的にほぼ同じ。 それじゃつまんないよね、ということで前菜1品メイン1品の3,000円のコースをそれぞれ注文。 師範の内容は以下でした。
アミューズ | 豚肉のリエット | |
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前菜 | パテ・ド・カンパーニュ | (左写真) |
メイン | 牛ホホ肉の赤ワイン煮込み | (左下写真) |
デザート | デザート盛合せ | (ワインの後写真) |
前菜1品メイン1品だと量的に少ないかな、と思ったけど、それそれの皿は結構なボリュームがあったし、パンのお代わりは自由なんで、
3,000円のコースでも物足りない感じは一切ありません。
そして、本日特に美味しかったのは(師範代や子供らの前菜に入っていた)鴨のスモーク。
「これ美味しいなぁ」と家族で話していたら、お店の方が『営業時間前に駐車場でスモークしたんですよ』とのこと。
やっぱりそういうひと手間かかった料理は美味いよねぇ。
そして、もちろんワインも↓頂きます。
名称 | Chateau Perignac 2014 シャトー・ペリニャック 2014 |
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生産者 | Ch. Perignac (Stéphane Cruchon / Vieux Colombiers) (ステファン・クルション/ヴュー・コロンビエール) |
価格 | (4.500円) |
購入店 | ビストロ・ヴァン・ヴィーノ |
ワインリストは以前と様変わり、よりパワーアップされていて、一種一葉のリストになっていました。
内容も、泡だけでも6種類くらい、白や赤含めると50種類位あったかも。
「ヴァン・ヴィーノ」の名に恥じないラインナップになっております。
そして、一番安いクラスは一本3,000円からというのは以前のまま。
安ワイン者に嬉しいラインナップであることに変わりはありません。
そんな中から選んだのは、ボルドー産の赤。なぜならば、品種が「メルロー80%」と書いてあったからです。
ここんとこチリ産→イタリア産→日本産のメルローと稽古してきて、本場ボルドーを外すわけにはいかないでしょう。
産地はメドックなんでメルロー主体なのはちょっと意外ですが、書いてあることを信じて稽古します。
色はいかにもボルドーらしい青みを感じる濃い紫色。このお店、ワイングラスもそこそこ立派なので気持ちよく頂けます。
香りは、抜栓当初はかなり閉じた感じ。
でも、プルーンのような柔らかな黒系果実と消し炭のような煙たい感じはいかにもボルドーな感じです。
味わいもさすがボルドーだな。渋味がカチッとしていて、ムッツリしていて安易に人を寄せ付けない感じ。
美味い不味い以前に「ボルドーらしさ」を感じてニッコリします。
抜栓後1時間くらい経つと、やっぱり開いて当初のムッツリ感が陰をひそめて外交的になってきます。
ただ、惜しむらくはその時点ではもう残量わずか。もっとゆっくり飲めよ!って話です。
典型的な「良く出来た安ボルドー」な感じです。悪くはないけど面白みも薄め。
ただ、今日はどうしてもメルローが飲みたかったんだよね。そういう気分に応えてくれるラインナップは有り難いと感じます。
点数 | 75点 |
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デザートも立派です。リンゴのコンポートに凍らせたマスカルポーネ、それにフランボワーズのシャーベット。 これに食後の飲み物(エスプレッソとかコーヒーとか紅茶)が付いて、 税サービス料込みのディナーで3,000円ってのは間違いなくお得。 ワインを含めたトータルの金額も、額面通りの16,500円也。 近辺の皆さん、どうぞお運びください!って感じです。
名称 | Yamabe Winery Merlot Barrel Aging 2013 山辺ワイナリー メルロ 樽熟成 2013 |
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生産者 | ぶどうの郷山辺 |
価格 | 2,700円 |
購入店 | 山辺ワイナリー |
道場を建立して10年半、その時に揃えた家電製品がボチボチ寿命を迎えつつあります。
最近ヤバいのが冷蔵庫。製氷機の氷が解けていたりして、冷凍の能力が極めて怪しい。
明日見てもらうことになっているけど、まずは「冷凍庫のストックを精力的に消費すべし」ということで、
熊本産の馬刺と大分産の鮎の塩焼きがメインの献立。
それ以外には生落花生とレタス&トマト&パストラミビーフのサラダ、トマトのオクラとソーセージの炒め物です。
馬刺しと言えば信州も本場、そして今日11月3日は山梨の新酒解禁日らしいので、迷わず日本ワインをチョイス。
選んだのは、先日長野へ行った際に購入して来た松本の地ワイン。
これも品種はメルローです。チリ産→イタリア産→松本産と3日続けてのメルローですな。
まず外観から。ラベルは、いかにも「お土産ワインです」といった感じのデザイン。
同時に買ったシャルドネも色違いの同じデザインです。これだと3,000円近くするワインには見えないなぁ。
もうちょっとどうにかならないかな、と思います。
そして、容量は日本ワインによくある720ml、四合瓶ですな。これも国際標準の750mlにすればいいのに、と思います。
では抜栓して参ります。コルクはDIAM5、ワイナリー名等が書かれてないのはちょっと寂しい気はします。
グラスに注いで、色は昨日のイタリア産メルローよりもやや明るめ。
エッジに若干グラデーションが入っていて、相応の熟成具合が見て取れます。
香りのボリュームは結構立派です。
干しプルーンやドライトマトのような乾いた感じの果実香、
それに葉巻の葉やヒノキのような複雑さが乗っかってます。
松本や塩尻あたりのメルローに共通した要素なのかな、サントリーの塩尻メルロにも感じた、
マジックインキやしっとりした蔵の中のような香りもあります。
次女のテイスティングだと「チェリーパイとレアチーズケーキの香り」だそうな。
味わいは、濃さや強さは無いんだけど膨らみがあって、物足りなさは全く感じません。
良い感じの甘味と酸味が全体を支えていて、バランス良く仕上がっています。
試飲して買ったので、大ハズシは無いと分かっていましたが、
やっぱり試飲用のプラカップじゃなくてちゃんとしたグラスで飲むと違うね。
これは立派に美味しいメルローですよ。
3,000円近い値段はちょっと勇気が必要だけど、諸外国のワインと比較しても十分勝負できる内容だと思います。
試飲含めたレジャー代と日本ワイン応援代を足して2,700円だと納得です。
ただ、なによりまずはラベルをどうにかした方が良いと思います。
点数 | 80点 |
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名称 | La Quercia Merlot 2016 ラ・クエルチャ メルロー 2016 |
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生産者 | Casa Vinicola Benatti カーサ・ヴィニコーラ・べナッティ |
価格 | 964円 (単品価格 不明) |
購入店 | タカムラ ワイン ハウス |
木曜はいつも休肝日に設定しているんだけど、明日は祝日なので「ハッピー休前日法」を適用して飲んじゃいます。
料理は野菜の煮物、漬け丼。本来は非休肝日なのでそういうメニューです。
なので肴は主に日本シリーズのテレビ中継です(ベイスターズ頑張れ!・・・超にわかファンだけど)。
追加でローストチキンとパストラミビーフとパルミジャーノ・レジャーノを用意しました。
そんな料理に合わせて、ではなく無関係に選んだワインは、
イタリアはヴェネト州のメルローで「飲み応え自慢のフルボディ赤5本セット/第71弾」税送料込み5,500円からの1本です。
昨日、激安でもイケてるメルローと稽古したので、
その記憶が生きているうちに同じメルローをチョイスした次第。
この地域のメルローというと、ヴェネチアで稽古したコレが思い出されます。
あれからちょうど20年、光陰矢の如しです。
色は、結構しっかりした紫色。でも、ボルドーグラスに適量注いでわずかに向こうが透けるので、
昨日のチリ産よりは濃くないような気はします。
香りのボリュームはそれほど強くなく、メルローらしい柔らかな果実っぽさに加えて、
若干カベルネのようなピーマン的青臭さを感じます。あまりイタリアっぽくはなく、南仏のメルロー的な香りの雰囲気です。
味わいは、決して強くはないけど、バランスが良くてスイスイ入ります。
スーッと入って来て口の中で徐々に広がる感じには、案外高級感があります。
図らずも和風な料理に合わせましたが、結構万能選手でなんにでも合いそうな赤です。
抵抗なくクイクイ飲める感じは、20年前のヴェネチアで飲んだのに近いかも。
ただ、今回買ったセットのタイトルである「フルボディ」かと言われると首を捻るな。
もちろん、全部濃いのばっかりよりこういうのが入っていた方が師範としては嬉しいけどね。
点数 | 76点 |
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リンク | 飲み応え自慢のフルボディ赤5本セット/第71弾 5,500円 |
名称 | Espacio Merlot 2017 エスパシオ メルロー 2017 |
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生産者 | Bodegas y Viñedos de Aguirre ボデガス・イ・ヴィニェードス・デ・アギーレ |
価格 | 429円 |
購入店 | イオン天王町店 |
本日夕食は、鶏の唐揚げ、茄子のおろし揚げ浸し、マグロとトマトとアボカドのサラダ・
それに合わせて選んだ今月最初のワインは、安ワイン者の原点に立ち戻り1本398円(税別)のチリ産メルロー。
このシリーズは、先月からソーヴィニョン・ブラン、
カベルネ・ソーヴィニョン、
シャルドネと稽古してきて、これが最後の一本です。
色はかなりしっかりとした濃さのある紫色。エッジまでぴっちり真紫です。
香りのボリュームはカベルネ・ソーヴィニョンに比べるとやや控えめかな?
でも、ちゃんとメルローらしいプルーンとかブラックチェリーみたいな、やや実が大きめの黒い果実の香りがします。
味もメルローらしくて、2017年産とは思えない柔らかさ。欠点を言えばさすがに軽さや薄さを感じないわけではないけど、
渋味と甘味と酸味のバランスも悪くなくて、こぢんまりとはしているもののまとまりを感じる味わいです。
メルローらしい、そしてこの値段としては大変頑張っていると言えるワインです。
シリーズ4本ともそれなりに品種ごとの個性が感じられるあたり、他のワンコイン・ワインとは一味違う内容。
もちろんビックリするほど美味いってわけじゃないけど、普通に楽しめます。これ重要。
この4本を買ったイオンでは、
最初は期間限定で398円になっていた印象があったけど、最近はいつもこの値段。
定常的かつ安定的にこの価格で販売されるのであれば、
現在の安ワイン者の定番である「コノ・スル」の一段下のクラスを支えられます。
なんたってアルコール量換算でビールの半額以下だからね。
まさに「晩酌界のゲームチェンジャー」となり得る銘柄だと思います。
点数 | 72点 |
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