稽古日誌:2022年8月

ふるさと納税の桃

 8月、暑いっすねぇ。夏だから仕方がないとは思いますが、やっぱり近年の夏の暑さは堪えます。 そんな暑い夏、「安ワイン道場」も熱いことになっておりまして、7月の稽古本数はぶっちぎりで過去最高の76本。 月初には5日間の断酒期間があったにも関わらず、ですよ。ま、生き急ぐかのように毎週ワイン会とか行ってましたからね。 今月は自粛する予定です。

 さて左写真は、昨年末くらいに山梨県韮崎市へふるさと納税した返礼品として頂いた桃。忘れた頃に届くのが良いですね。 この後は葡萄が届く予定です。山梨県韮崎市、日本ワインの品揃えも豊富なので納税先としてお薦めです。

楽天ふるさと納税へのリンク:山梨県韮崎市

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31日(水)

Pepperwood Grove Old Vine Zinfandel N.V. [Don Sebastiani & Sons]
名称Pepperwood Grove Old Vine Zinfandel N.V.
ペッパーウッド・グローヴ オールド・ヴァイン・ジンファンデル N.V.
生産者Don Sebastiani & Sons
ドン・セバスチャーニ&サンズ
価格1,228円 (単品価格:1,485円)
購入店カリフォルニアワインのYANAGIYA

 いよいよ8月も終わり、夏も終わりですね~。 この秋はなんとなく(ワインもヒトも)ジンファンデルとご縁がありそうな気がするので、 今のうちに手持ちのジンファンデルと稽古しておきます。 選んだのは、「ペッパーウッド・グローヴ 飲み比べ4本セット」 税・送料込み5,720円からのジンファンデル。 このセットのカベルネ・ソーヴィニョンとは6月に稽古していて、 そちらは軽くて食事に合わせやすい赤という感じでした。

 では真剣稽古致します。色合いは、濃いっちゃ濃いけどまだ向こうが透けるくらいの濃さです。 でもアシは長くてタラーリタラリ、エキス分が多そうな外観です。 香りは、ダイレクトにドライフルーツ、もっと普通に言えば干しブドウ。 樽香は無いかほんの控えめ程度です。 味わいは、甘い・・・けど甘すぎません。 渋味は弱くて酸味もユルいんだけど、意外とネガティブな感じは無くてニュートラルな印象です。

 ジンファンデルらしくシンプルで、そしてジンファンデルらしく一筋縄ではいかなくて、 飲み手によって評価が分かれそうなワインです。 カリフォルニア・フリークにとっては「分かりやすい日常酒」かもだけど、 フランス産に軸足がある方にとっては「なんやコレ?」かもです。 なので、ワインって万人にお薦めは難しいんですよねぇ。 「XXのお薦め!」とかを公表している方のタフネスを尊敬します。

点数75点

28日(日)

プレモル マスターズドリーム飲み比べ

 8月最後の日曜だから、父さんちょっと贅沢しちゃうぞ~というわけでプレモル・マスターズドリームの飲み比べ。

〇ダイヤモンド麦芽の恵み:香り華やか&苦味しっかり
〇無濾過:香り更に華やか&苦味はややマイルド

でも飲み比べなきゃ解らないくらいの差です。どっちも美味いっす。大手の本気を感じます。 ビールは手軽にこのクラスに手が届くのが素晴らしい。

Mas Xarot Gran Reserva Brut Nature N.V. [VC Monastell]
名称Mas Xarot Gran Reserva Brut Nature N.V.
マス・シャロット グラン・レゼルバ ブルット・ナチュレ N.V.
生産者VC Monastell
VC モナステル
価格1,972円 (単品価格:4,180円)
購入店銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA

 本日の夕食は、骨付きラム・スペアリブの香草焼き、和風ローストビーフ、焼きトマトの砂糖&レモン、焼きナスなど。 当然赤を選びそうなメニューだけど、なんとなく泡が飲みたい日だったんですよ。 相性問題よりも己の飲みたい欲を優先してしまいます、というか相性は言うほど気にしてませんし。 そんな感じで選んだのは、「週に一度の鬼退治」として、「鬼コスパ10本セット」13,980円から。 スペイン産で最低72ヵ月熟成の高級カバを。 この銘柄は結構何度も稽古していて、直近は4月。 安心してチョイスしました。

 外観は、そんなに熟成期間が長いようには見えない、レモン色からほんのり黄金色的な色調です。 泡のボリュームも、シャンパーニュに比べれば見劣りするかもですが、熟成が長いからかキメはしっかりと細かい感じです。 香りは、やっぱりこれ嗅ぐと「シャンパーニュですよね!」と言っちゃうよね。 リンゴっぽいフルーツにクロワッサンのような甘香ばしい香り。ボリュームもしっかりあります。 味わいは、まず全く甘くないです。ブルット・ナチュレですからね。糖度5.2と数値にも表れています。 でも、酸っぱかったり物足りなかったりはしないんだよな。一言で言えば「ノーブルな味わい」です。

 やっぱりこの銘柄は立派に美味しいですよ。 現在販売中の鬼コスパセットにも1グレード下のものがラインナップされています。 単品で買うとそこそこの値段しますが、セットの割り戻し価格だと十分に稽古範囲なので、 そういう買い方をお薦めしたいところです。

 小瓶に移して保存、3日後に再稽古しました。 小瓶が割れたりガスが抜けたりしないか気がかりでしたが、それなりにガスも残っていました。 改めて稽古すると、やっぱり酸がしっかりですね。存在感のあるスパークリングですよ。

点数82点

27日(土)

寿司とロゼワイン

 本日のお昼は握り寿司。 ご立派な寿司に見えますが、松原商店街のスーパー「マルセン」で買ってきたのをそれらしく並べただけです。 左利き仕様なのがポイントですよ。

 寿司に合わせる飲み物は、きっちり冷やした香りの弱いロゼ、と相場が決まっています。 ココ、試験に出ますよ!(出ません)

Premium Malts Amber Ale

 本日の食前酒は、サントリーの秋限定商品プレミアムモルツ アンバーエール。 これも毎年秋に出されているみたいですが、キリンの秋味ほどには 季節の風物詩になり切れていない感じが残念です。

 外観は、名前の通りかなり濃いアンバー色。泡もクリーミーでちょっと色づいています。 香りは焦がした感じが香ばしくて、味わいもしっかりと濃くて飲み応えがありますね。 秋らしいビールで美味しいと思いますよ。

Bollato di Guarini Negroamaro Primitivo 2019 [Famiglia Guarini]
名称Bollato di Guarini Negroamaro Primitivo 2019
ボラート・ディ・グァリーニ ネグロアマーロ プリミティーヴォ 2019
生産者Famiglia Guarini
ファミーリャ・グァリーニ
価格1,195円
購入店いなげや 横浜星川駅前店

 本日の夕食は、焼鳥(モモ、レバー、砂肝、梅ササミ)、酢モツ、空心菜のガーリック炒め、枝豆。 なんとなくちょっと甘めの赤が良いと考えて、 選んだのは南イタリアの濃い系2品種を使ったプーリア州産。 この銘柄は、ツイッターで高評価のツイートを見かけて、その後ご推薦頂いたものです。 濃い赤に手を出すにはまだちょっと暑過ぎる感はありますが、 せっかくなので早いうちに稽古した方が良いと思いチョイスしました。

 ボトルの外観は、写真のようにまるで海賊の飲み物みたいな太めの異形ボトルです (なので早めにセラーからさよならしたかった、という理由もあります) 色は非常に濃くて、アシもしっかりと長い。そしてわずかにレンガ色がかったような雰囲気を感じます。 香りのボリュームは思いのほか弱めですが、ドライプルーンのような乾いた果実の香りと、 湿布薬のようなちょっとケミカルな爽やかさを感じます。 味わいはとても濃い、そしてかなり甘い。 それに加えてこなれた渋味と全体を落ち着かせる酸味があって、バランスは悪くないと思います。

 そもそもプーリア州のネグロ・アマーロとプリミティーヴォという時点で濃いワインであることは想像されましたが、 その想像を全く裏切らない濃くて甘いワインでした。ボトルの外観イメージそのままですね。 こんなワインが、1,000円ちょっとで近所のスーパーで買えるのはちょっと驚きです。 情報が無ければ手にすることも無かったであろうワイン、良い時代になったものです。

 小瓶保存の翌日、ちょっぴり「スパークリングのロゼ化」に使いましたが、それ以外は改めて稽古。 なんだか香りの出方は昨日より増えた気がします。複数日に分けても美味しく頂けるのは、 スーパーで売られるワインとしてはかなりポイント高いですね。

点数76点

26日(金)

Engelchen

 さぁさぁ皆さん待ちに待ったプレミアムフライデーですよ!・・・って誰も待ってませんか。 というかいつの間にか終了したんですかね?プレミアムフライデー。

 終了かどうかは置いといて、明るいうちからプシュッ!といったのは、 カルディで100円くらいで売られていたベルギー産の似非ビール。 泡持ち悪くて薄くて金属的、「安さのヒミツは中身にアリ!」でした。南無南無チーン!

Heron's Flight Dolcetto Rosato 2019 [Heron's Flight Vineyard]
名称Heron's Flight Dolcetto Rosato 2019
ヘロンズ・フライト ドルチェット・ロザート 2019
生産者Heron's Flight Vineyard
ヘロンズ・フライト・ヴィンヤード
価格1,305円 (通常価格:2,700円)
購入店MANUKA Online

 気を取り直して本日の夕食メニューは、海老のチリソース炒め、麻婆茄子、ネギのスープ。 中華に合わせるには甘さのある赤とかが良かったりするんだけど、 まだまだ暑い夏なのでロゼをチョイスしました。 「ニュージーランド 厳選ワイン 12本セット」半額セール16,440円からの1本、品種はイタリア系のドルチェットです。 このセットのこれまで戦績は1勝3敗(師範独断基準)、さて2勝目を勝ち取ることはできますでしょうか?!

 まず外観から。見事な夕焼けカラーで、安ロゼの価値の大半がその美しい色にあるとするならば、 この外観はかなりポイント高いです。 一転して香りは弱め、というか極めて弱め。一番感じるのはゴム。その後ろに若干の梅とアセロラ。 少なくとも「良い香り~!」って感じではありません。 「これはまたハズレかなぁ?」と訝しがりつつ口に含むと、味わいは悪く無いんですよ。 酸味と旨味がキッチリしていて、甘さ控えめわずかに苦味&渋味。味わいの要素も多くて飲み応えがあります。

 ワイン単体でアタリハズレで言えば「小アタリ」くらいですが、中華との相性ななかなか良い感じでした。 買値相当額の1,000円台前半であればなるほど納得なのですが、 単品価格の3,000円近く出してコレだったらちょっと残念な気持ちは禁じ得ないと思います。 なので勝敗は「引き分け」でしょう。

 翌日昼、握り寿司に合わせましたが、特に変化は無かったように思います。

点数74点

24日(水)

お手軽ブルゴーニュ

 来月からまたブルゴーニュ・ワインの値段がガツンと上がるそうです。 仕方ないよね、特に有名銘柄に関しては世界的な取り合い状態な上に、 24年ぶりの円安傾向、更にはロシアのウクライナ侵攻に伴う物流の混乱と物価高・・・ 少なくとも今後安くなる要素は無さそうです。 誰が儲けているんだか知りませんが、需要があって供給が増やせなければ価格が上がるのが市場経済ですから。 というかブルゴーニュの有名銘柄に関しては、常に「未来を見渡せば"今"が一番安い」状態が続いてきたわけですし。

 これまで、安ワイン道場でも「敵陣視察」とか「他流試合」と称して、 ちょいと高級なブルゴーニュ・ワインと稽古してきたりもしたわけですが、 こう高くなるとさすがに意識を変えないといけない感じがしています。 特に、一部銘柄のように投機の対象になると、もはや飲み物の値段では無くなった感がありますね。 マネーゲームに付き合うつもりはありません、マネーゲームの駒なら「飲んだら負け」ですし。

お手軽ブルゴーニュ

 ではもうブルゴーニュは一切稽古しないのか?というとそういうつもりはなくて、 争奪戦の対象になっていない知名度の低い造り手や大手ネゴシアンの裾モノに関しては、いまだ道場の稽古範囲で入手できたりします。 旧来の知識だと
『ピノ・ノワールは粒が大きく凝縮度を上げるのが難しいので、 収量を落とさないACブルゴーニュクラスでは美味しいワインにならない』
とか言われていますが、最近の地球温暖化の影響を受けて
『凝縮し過ぎないように敢えて収量を上げる』
アプローチを採る造り手も出てきているとか。そうなると、いわゆるブルゴーニュらしい軽くてエレガントな味わいは、 上位銘柄じゃなくて裾モノにこそ反映されるのではないか、などと期待したりしています。

 いずれにせよ、これだけ世界の経済情勢が変わり、気候条件も変わってくると、 従来からの「ワインの味わいヒエラルキー」と「ワインの価格ヒエラルキー」 がイビツに一致しない状態になることは間違いないと思っています。 『ドイツのピノは薄い』だとか『チリのピノは酸が無い』だとか、そういう状況は既に変化してきていますね。 安ワイン者としては、過去をベースとしたブランド価値やワインスクールで教える教科書の知識に囚われることなく、 常にフラットな目で見ていきたいと考えています。

・・・なんてね。半分負け惜しみ、半分「ラベルを飲みがち」な凡人の言い訳です。

Bourgogne Coteaux des Moines Pinot Noir 2019 [Bouchard Pere & Fils]
名称Bourgogne "Coteaux des Moines" Pinot Noir 2019
ブルゴーニュ "コトー・デ・モワンヌ" ピノ・ノワール 2019
生産者Bouchard Père & Fils
ブシャール・ペール・エ・フィス
価格1,742円 (単品価格;2,437円)
購入店タカムラ ワイン ハウス

 ・・・というわけで、というわけでもないのですが、 本日の稽古相手は「お値打ち ブルゴーニュ 3本セット」税込送料別6,160円から、 大手ネゴシアン「ブシャール・ペール・エ・フィス」のACブルゴーニュの赤をチョイスしました。 この銘柄は5月にも稽古しております。 合わせた料理は、自家製サラダチキン、筑前煮です。

 外観は、ACブルとしてはやや濃いめに感じる赤紫色。 品質の均一化に対する優先度が高い大手らしい、きちんと清澄されたであろう澄んだ色合いです。 香りのボリュームは中程度ですが、アメリカンチェリーやラズベリー的な、いかにもピノ・ノワールな香りと、 ほんのり樽のアクセントがあります。上手にまとまった香り、という印象です。 味わいも、「さすが大手」といった安定感。 スケール小さめながら酸味と甘味と渋味のバランスが良くて、 飲んでいることを忘れるくらいスムーズに口の中へ流れ込んできます。

 もちろんめちゃくちゃ美味い!ってワインじゃ無いんですけど、 きっちり期待通りのパフォーマンスを発揮してくれます。 ブルゴーニュらしさを味わいたければまずこういうのが基本だと思います。 ブシャールって、以前は「やっぱ大手ネゴシアンは・・・」ってワインが多かった印象がありますが、 ここのところグイグイ品質を上げて来ている感じがしますね。お薦めです。

 小瓶保存で翌々日再稽古。 抜栓後早い時点で小瓶に移したんで、そんなに変化するはずはないと思ったんだけど、 なぜか香りが飛んじゃいました。移し替え時に空気に触れたことに起因するのかなぁ。 やっぱりブルゴーニュは難しい。

点数79点

21日(日)

タコ焼きパーティ

 日曜のランチ、久しぶりにタコパしました。長女は昨日から遊びに出かけているので、家族3人です。

 道場のたこ焼き器、ドン・キホーテで買った998円の安物なので、天板が取り外せず洗うのが大変!と師範代が愚痴ってます。 まぁまぁ、落ち着いて下さい。 多分外せない仕様の方が熱効率が良い。

タコ焼き

 たこ焼きってやつは誰が作っても、安い道具を使っても普通に美味しく出来るのが良いですね。 以前はチーズを入れたりチョコレートを入れたりいろいろ凝っていましたが、 やっぱりタコが一番美味しい、という当たり前の結論に至りました。

タコ焼きとビール

 たこ焼きにビールは欠かせません。本日チョイスしたのはキリンの秋味。 麦芽1.3倍を謳った秋向けの濃いビールらしいですが、普段IPAを中心に飲んでいるからか、そんなに濃さは感じません。 でも美味しいビールだとは思います。

キリン秋味の発売日推移

 そして皆さん気になるのが「年々早まる秋の訪れ」問題、今年は史上最速タイの8月16日に秋が到来しました。 さて来年は記録更新なるか?また一週間戻すのか?キリンさんの出方に期待しましょう。

Submission Cabernet Sauvignon 2019 [689 Cellars]
名称Submission Cabernet Sauvignon 2019
サブミッション カベルネ・ソーヴィニョン 2019
生産者689 Cellars
シックス・エイト・ナイン・セラーズ
価格2,178円
購入店カリフォルニアワインのYANAGIYA

 本日の夕食は、豪州牛の和風サイコロステーキ、大根ツナきゅうりミニトマトのサラダ、ガーリックライス。 合わせたワインは、Andy先生、 ワイン横好きさんにご推薦頂いたカリフォルニア産の赤。 Six Eight Nineの造り手による廉価バージョンです。 5月にご推薦頂いたのに稽古が遅くなった理由は、「クソ暑い夏にカリカベはちょっと...」だったからなのですが・・・

 外観は、カリカベらしいしっかりと濃い紫に、「いつ落ちて来るんだ?」ってくらい長いアシが特徴的、 とにかくめっちゃ濃そうな外観です。 香りは「ザ・カリカベ」「これぞカリカベ」、熟したベリーとバニラとチョコレート、 飲む前から甘さのあるワインであることがわかります。 その覚悟で口に含むと、これが想像を超えて甘いんだな。 糖度は8.9、道場基準で「甘口ワイン」の一歩手前です。 酸味も控えめで渋味も柔らかいので、余計に甘さが際立って感じられます。

 5月に稽古したSix Eight Nineと同様、甘さが際立つワインです。 とにかく熱くてフレンドリー、『はーい!ジャパニーズ、元気かい!』と、 恰幅の良い胸毛のオッサンからなみなみと注がれたグラスを差し出される感じ。 そういうのが好きな人がいらっしゃることはもちろん理解できます。 でも師範にはこの季節だとちょっと圧が強すぎました。 廉価バージョンだからもっと薄めてくれれば良かったのに、と天を仰ぎしたよ。

 小瓶に保存して3日後再稽古。 ブルゴーニュのピノ・ノワールの後に飲むと、同じワインでも全く違う飲み物であることが判りますね(呆)。 変化した感じは無くて、やっぱり師範にはちと甘すぎます。

点数75点

20日(土)

リモート素麺ワイン会の残り 赤と白

 昨日の残りでアペロしております。明るいうちから赤白楽しめるなんて極楽ですわ。 白はかなりタフですね。そして赤はやっぱり殻を閉ざしたままでした(詳細は昨日のコメントに追記しています)

 それにしても自分、ワインを等量注ぐの上手くね?(自画自賛)。 コツはグラスを見ないこと。流量(グラスの傾きと時間)で制御するオープン・ループの結果がコレです。

Ka Tahi The One Sparkling Sauvignon Blanc 2017 [Ka Tahi Wines]
名称Ka Tahi "The One" Sparkling Sauvignon Blanc 2017
カ・タヒ "ザ・ワン" スパークリング ソーヴィニョン・ブラン 2017
生産者Ka Tahi Wines
カ・タヒ・ワインズ
価格1,063円 (通常価格:2,200円)
購入店MANUKA Online

 本日の夕食は手巻き寿司。最近オーケーストアの寿司セットが便利過ぎてすぐそれ買っちゃうんですよ。 寿司種は、 本マグロ(中トロ、赤身))、サーモン(×2)、真鯛、イカ、鰤、ツブガイ、イカが3切ずつセットになって税別1,680円。 生魚、いつまでも手軽に買える世の中であって欲しいものです。

 そんな料理に合わせて選んだワインは、 「ニュージーランド 厳選ワイン 12本セット」半額セール16,440円で購入した中からの1本。 かなり珍しい、ヴィンテージ付きソーヴィニョン・ブランのスパークリングです。

 まず抜栓時の感触ですが、ガス圧はかなり低めに感じました。 実際、グラスに注いでも泡が立ち昇る感じは無くて、弱めのペティアンくらいのガス圧だと思います。 香りはいかにもソーヴィニョン・ブラン、パッションフルーツのような南方系のフルーツの香りがビンビン感じます。 でもそれ以外は特に感じないので、シャンパーニュとは全く別物の雰囲気です。 味わいも、ストレートに甘酸っぱい感じ。これはこれで美味しいと思います。

 懸念された「セット全品劣化説」は払拭されました。 泡は弱いけど、分かりやすく美味しいスパークリングです。 これで1勝3敗、ギャンブル的な面白さのあるセットです(普通そんなギャンブルは願い下げだと思いますけど)

 ボトルに4分の1ほど残した翌日再稽古。 そもそも弱かった泡がもっと弱くなりましたが、 それでも酸味のしっかりしたソーヴィニョン・ブランといった感じで悪く無かったっすよ。 泡の刺激が苦手な方にもお勧めできます。

点数75点

19日(金)

リモートワイン会 素麺料理

 本日は、 ここんとこ毎月のように開催されているだいすけさん主催の リモートワイン会に参加。 今回のお題は「素麺に合うワイン」ですって。 師範家は素麺大好き一家で、夏場の休日のお昼は素麺の登場回数が非常に高いのですが、 ワインに合わせるという発想は無かったなぁ。 さすがにいわゆる付け汁で食べる冷や素麺とワインは合わなそうだったので、道場では下記のメニューを用意しました。
1.素麺チャンプルー
2.冷やしラタトゥイユ素麺
2.は結構チャレンジメニューですが、ワインには合うと思うんですよね。

リモートワイン会 購入時

参加者は下記の皆さんです。
だいすけさん(幹事)
ましゅまおさん
Harukaさん
ハッピーなつみさん
豆の木さん
あいさん
Shinさん
アレンさん
Shinyaさん
コム兄さん
ayucowさん
まささん
安ワイン道場師範

 ワインは、横浜駅横のシャルにあるワインショップ、そこの店長をされているお知り合いのソムリエールさんに 「素麺に合うワインをお願いします!」とお願いして紹介して頂いたこの2本。 せっかくなので両方を開けていきます。

Domaine de Gourgazaud Chardonnay Barrique 2021 [Dom. de Gourgazaud]
名称Domaine de Gourgazaud Chardonnay Barrique 2021
ドメーヌ・ド・グールガゾー シャルドネ・バリック 2021
生産者Dom. de Gourgazaud
ドメーヌ・ド・グールガゾー
価格1,848円
購入店ヴィノスやまざき CIAL横浜店

 「素麺といっても汁につけて食べるわけじゃなくて、多分素麺チャンプルーみたいにすると思います」とお伝えして、 『それならばコレなんかいかがでしょう?この値段とは思えない樽の香りと味の厚みがあって、 炒め物にした素麺には合うと思います』とのこと、なるほど大変的確なアプローチだと感心しました。 ちなみにこのグールガゾーのシャルドネとは5年前にレストランで稽古済み、 さらにその昔は24年前にも稽古しておりました。 大昔から日本に輸入されている南仏ワインなんですね。

 さて、今回はリモートワイン会の前に飲み始めていますので、まずは抜栓してすぐの印象から。 色はかなり薄め、緑っぽさを感じるレモン色です。外観からはあまり南仏のシャルドネという感じは受けません。 香りのボリュームはそれほど強くなく、かつ鼻で嗅ぐ分には樽も抑制的で、どちらかというとおとなしい印象を受けます。 口に含むと、山ユリの花のような和の雰囲気を感じる華やかさと、ナッツっぽい香ばしさを感じます。 確かに樽香はあるのですが、"Barrique"と謳われているほどには強くありません。 味わいはいかにも南フランスのシャルドネといった感じで、酸味は控えめで旨味と厚みがあります。 重心が低いタイプのシャルドネですね。

 時間が経つと、最初の閉じた感じはだんだん開いてきて、華やかに変化しました。 ただ、思ったほど、というか期待したほどの樽の香ばしさは感じなかったですね。 4分の1ほど残していますので、翌日また稽古します。

 というわけで翌日。注ぎ口をセットしただけでセラーに立てて保存しましたが、 昨日の後半と印象はあまり変わりありません。結構タフで、日持ちしそうです。 相手を選ばない感じでもあるので、レストランのグラスワインとか良さそうですよ。

点数77点
Terra Mater Vineyard Reserve Pinot Noir 2019 [Terra Mater]
名称Terra Mater "Vineyard Reserve" Pinot Noir 2019
テラ・マター "ヴィンヤード・リザーヴ" ピノ・ノワール 2019
生産者Terra Mater
テラ・マター
価格1,958円
購入店ヴィノスやまざき CIAL横浜店

 『噂によれば、素麺を冷製パスタみたいにして召し上がる方もいらっしゃるそうです』とソムリエールさんから情報を得ました。 「それに合わせるとしたらどういうワインが良さそうですか?」の問いかけに、 『そうですね、コチラのピノ・ノワールなんかどうでしょう? ウチのパートナーが大好きで、この価格帯ではこれがNo1だ、なんて言うんですよ』と、 極めてパーソナルな情報も絡めて来るあたりがポイント高いですね。 そう薦められると買ってみたくなっちゃうじゃないですか。

 こちらもリモートワイン会前に抜栓しました。 色はキレイに澄んだ赤紫色、チリのピノ・ノワールにしてはちょっと薄めかも知れません。 香りは・・・抜栓してすぐは意外なほど香ってきません。やや硫黄のような温泉の香りがありますので、還元臭なのだと思います。 グラスをグルングルン振り回すと、チェリーのような可愛らしいフルーツの香りがしてきます。 口に含むと、ほの甘くて酸味控えめ、渋味はもっと控えめ。とても受け入れられやすい味わいですが、 一杯だけだったら飲んだ人の心に爪痕を残す感じではないと思います。

 こちらも、時間が経つと最初の還元臭っぽい感じは無くなってきましたが、 それでも「華やか」というレベルまでには至りませんでした。 聞いた話とちょっと違う気がするんですよ。ボトル差かなぁ。 今回の2本を購入した際、炎天下リュックに背負って40分近く揺らして帰ったのが良くなかったのかも知れません。 こちらも残りの4分の1と丁寧に稽古してみます。

 スクリューキャップなので、翌日まで持たせるのも楽チンです。 香りはやっぱり弱めです。でもスワリングするとチェリーが香ります。 やっぱりボトル差でしょう。運悪く「ちょい難あり」な個体に当たっちゃった感じです(なので点数をカッコつきにしました)。 まぁワインあるあるですね。

点数73点
リモートワイン会 素麺料理

 リモート宴会は、つい飲み過ぎてつい長居し過ぎますので、だいたい日付が変わる前には退出することにしています。 今回も午後8時に始まって11時半過ぎまで参加しました。 DMグループを見ると2時ごろまでは続いていたみたいですね。皆さん若いなぁ。

 というわけで次なるお題、楽しみにしてます!


18日(木)

ラ・オハナ 権太坂店 外観

 毎週木曜は休肝日にしているのですが、本日は長女の就職先内定祝いで、 道場からほど近い場所にあるハワイアン風ファミレス「ラ・オハナ(La Ohana) 権太坂店」に家族で伺うことにしました。

ラ・オハナ 権太坂店 外観

 こちらのお店、すかいらーく系列の「ちょい高級ファミレス」なので席間が広くてゆったりしているのと、 駐車場がある(もちろん帰りは飲まない師範代が運転手です)のが我が家的にはポイント高いんですよ。 昨年も訪問しています。

 店内は、左写真のようにかなりハワイアンな雰囲気です。 テラス席もあるみたいですけど、まだ今の時期はクソ暑いんですよね。秋になったら気持ち良いかな。

ラ・オハナ 権太坂店 コブサラダ

 料理は、祝われる対象の長女が主に選んでくれました。師範はあてがわれたものを食べるだけです。 だって師範が選ぶと、ついつい安いモノをえらびがちになりますからね。長女にも若干その気質が遺伝してますけどね。

 最初に出して頂いたのが、コブサラダ 1,298円です。 ベーコン・ボイルエッグ・アボカド、トマト・コーン・赤ピーマン・ミックスリーフ・トルティーヤチップに コブ・ドレッシングをかけて頂きます。ヘルシーで食べ応えのあるサラダです。

ラ・オハナ 権太坂店 スペシャルバーガー


 そして、ハワイアンと言えばコレでしょう、La Ohana スペシャルバーガー 1,518円です。 チーズ・100%ビーフハンバーグ・ベーコン・目玉焼き・ピクルス・オニオン・アボカド・トマト・サニーレタスに マスタードとコブ・ドレッシング。大量のポテトフライが添えられています。 美味いんだけど、こういうのってどうやって食べるのが正統なんですかね? 少なくともかぶりつくのは無理ですよねぇ、顎が外れます。

ラ・オハナ 権太坂店 レモンパスタとサーロインステーキ

 どんどんお皿が到着します。手前が海老とアボカドの塩レモンパスタ 1,298円、奥がサーロインステーキ 2,178円。 ステーキのソースは炭焼醤油ソースにしました。 普通に美味いです。そして見た目が華やかで、外食する意義を感じます。

ラ・オハナ 権太坂店 フライング・レアホア

 上記までが最初の注文で、その時点ではまだ↓のワインが半分以上残っていたので追加注文したのがコチラ、 フライング・レアホアというフライ盛り合わせです。お値段は1,408円。 揚げられているのはイカ、エビ、バッファローチキン、ポテトです。 酒の肴にはコレがあれば十分です。でも多分ワインよりもビールの方が合うと思います。

b Bodeaux Rouge 2020 [Dourthe]
名称"b" Bodeaux Rouge 2020
"b" ボルドー ルージュ 2020
生産者Dourthe
ドゥルト
価格1,980円 (お店価格)
購入店ラ・オハナ 権太坂店

 本日、休肝日を返上した最大の理由は、ワインが手ごろな価格だったことに尽きます。 ハウスワインがグラス(120ml)で330円、カラフェ(400ml)で990円。 ボトルはフランス産の泡が1,980円、ボルドーの赤と白も1,980円、一番高いキアンティが2,200円。 生ビール(スーパードライのジョッキが638円)なんて見向きもせずにボトルワイン一択ですよ。 選んだのは、大手ドゥルトが造る安ボルドー。良いんです良いんですそんなんで。

 ・・・と、銘柄は別にこれで良かったのですが、ド常温で提供されたのとグラスが小さいヤツだったのが残念ではあります。 状況的にまともに評価出来なさそうだったので、下記のコメントは半分弱を道場に持ち帰ってから稽古した際に書いたものです。

 色は、小さいグラスだと薄めに感じましたけど大きめグラスだと向こうが透けないくらい、かなりシッカリと濃い紫色です。 香りは、弱いには弱いけど雰囲気はちゃんとボルドーですよ。 カシス、消し炭、ピーマン、それらしい要素がちゃんと感じられます。 味わいは、ド常温だと緩い感じでしたが、ちょっと冷やしてあげるとちゃんとバランスします。 温度やグラスが変わるとまるっきり印象が変わりますね。

 結果、典型的な「大手が上手に造った安ボルドー」という感じです。 ただ、ハワイアンだったらもう少し果実味のあるニューワールドの方がなお良い気はします。 でもでも、これがお店でボトル1,980円って凄くないですか? ショボい居酒屋だったらちっちゃなグラスで500円取りますよ。 ファミレスって最近ワインに力を入れているという話を耳にしますが、 こういうのと出会うと確かに首肯しますな。

 これも1杯分小瓶に残しました。昨日と印象は特に変わらず、しっかりとした色の、香り控えめだけどボルドーらしい、 酸味も渋味も穏やかなワインです。さすが大手です。

点数72点
ラ・オハナ 権太坂店 パンケーキ

 デザートは、La Ohana フルーツスペシャルという名前のパンケーキ、お値段1,738円。 これが、フルーツたっぷり生ケーキたっぷりでとても贅沢な感じ。師範は酒も飲みますが甘いものも大好きです。

 そんな感じの家族でハワイアン・ファミレス。女性陣が注文したトロピカル・ドリンクやコーヒーなんかも含めて、 4人分トータルのお会計は12,000円台でした。 一人で1万円超の食事だと物凄く贅沢した気がして罪悪感を禁じ得ませんが、 家族だと「安いね」ってなるのね。やっぱり家族が一番ですわ。


16日(火休)

ビールとオムライス

 どこへも出かけないお盆連休6日目、今日は最終日。

 師範代は今日から出社なので、本日の料理当番は師範でございます。 メニューは、子供たちが大好なオムライス。 そしてお供は「サントリー プレミアムモルツ <香る>エール サファイアホップの恵み」。 別にオムライスとビールが合うとは思いませんが、勢いですよ。

Louis Armand Brut N.V. [Georges Clement (Maison Lheureux)]
名称Louis Armand Brut N.V.
ルイ・アルマン ブリュット N.V.
生産者Georges Clément (Maison Lheureux)
ジョルジュ・クレマン (メゾン・リュールー)
価格1,920円 (単品価格:2,790円)
購入店ヴェリタス 輸入直販ワイン専門店

 連休最終日の宵、長女の来春からの就職先が決まったとのことなので、お祝いにシャンパーニュを開けます。 選んだのは「豪華シャンパン5本セット」、税送料込み10,879円から。 豪華シャンパンらしいですけど買値相当額は2,000円弱の安シャンパーニュですよ。 そして夕食当番ももちろん師範でございますので、お祝いの膳を用意させて頂きました。 メニューは、棒棒鶏、メバチマグロと真鯛の中華風カルパッチョ、切り昆布の胡麻和え、玉子とワカメのスープです。

 さて抜栓。色は普通に薄黄金色で、泡立ちはシャンパーニュらしく立派なモノです。 香りは、期待したよりもちょっと弱めかなぁ。 少しバターをケチったアップルパイのような、やや深みに欠けるフルーツとブリオッシュの香りです。 味わいは、酸味しっかりなのはいかにもシャンパーニュ。 でも酸味以外の要素がちょっと弱いので、普通一般の方が口にしたら「酸っぱいスパークリング」と感じるかもです。

 結果的に若干期待と違った部分はありましたが、やっぱり「腐ってもシャンパーニュ」、 お祝いしたい気分はちゃんと盛り上げてくれました。 残念ながらアルコールはほとんど飲めない長女、一口だけ飲んで『キレートレモンだ』と言ってましたけどね。

点数77点

15日(月休)

WINE Shop nico 横浜店 外観

 どこへも出かけないお盆連休5日目。

 師範代と次女は高校へ面談に出かけて、「お昼は各自でどうぞ」だったので、 ヒマをこじらせた師範は横浜まで散歩に出ました。 目的地は、以前から気になっていたnico 横浜店というワインショップ 兼 角打ちワインバー。 横浜駅に隣接した「Food & Time ISETAN」の中にあります。

 お店は、大きな冷蔵ケースに入ったワイン棚があるショップ部分と、9席ほどの立ち飲みカウンター部分。 売られているワインも立ち飲みも、大半が自然派ワインだったように思います。

Grape Republic Bianco 2020 [Grape Republic]
名称Grape Republic Bianco 2020
グレープ・リパブリック ビアンコ 2020
生産者Grape Republic
グレープ・リパブリック
価格700円 (Glass)
購入店nico 横浜店

 カウンターに設置されたタブレットに、本日角打ちできるグラスワインが表示されていて、 この日は10種類くらいリストされていました。 お値段は、一番安いのが税込み600円、一番高いのが1,300円くらいだったと思います。 まだ午前中ということもあり己に「2杯までだぞ!」と言い聞かせて、 一杯目に選んだのが山形県産の白、お値段700円です。

 外観は、最後の1杯で底部分ということもあってかなり濁りがあります。 ほんのり黄色みがあって、甘酒を薄めたみたいな感じです。 香りは、デラウェアが主体らしい葡萄そのまんまな雰囲気の香りと、 外観の印象通りの甘酒のような麹の香り。 味わいは、ほんのり甘くて、酸がかなりしっかりしていて収斂性があります。 ちょっとオレンジワインみたいな雰囲気も感じますね。

 結構しっかりした味わいの白で美味しいですよ。 フルーツ感が強いので、食事に合わせるのはちょっと工夫が必要っぽいですが、 ホント日本ワインは美味しくなったと思います。

点数78点
Vin Rouge Gamey Carignan 2021 [Clos du Tue-Boeuf]
名称Vin Rouge Gamey Carignan 2021
ヴァン・ルージュ ガメイ カリニャン 2021
生産者Clos du Tue-Bœuf
クロ・デュ・チュ・ブッフ
価格600円 (Glass)
購入店nico 横浜店

 赤は、これとオーストラリアの自然派(800円)がリストされていました。もちろん師範のチョイスは安い方です。 造り手のクロ・デュ・チュ・ブッフは、フランスの自然派として有名な方ですね。 このワインに使われているブドウは、比較的若い買い葡萄だそうです。

 色は、非常に元気が良い感じの明るい紫色。 開けてすぐのボトル上部だったので、濁りも無くてクリアな外観です。 香りもクリアですね。いわゆる「自然派ワイン」なヒネた感じは殆ど無くて、 一般の人が「自然派」にイメージする葡萄本来のフレッシュなフルーツ香が感じられます。 味わいもフレッシュ感満載。キレイな酸味とほのかな甘味と渋味、シンプルだけど美味しいワインです。

 自然派と言ってもやっぱり有名ドコロはちゃんと清潔な感じのワインを造るんですね。 こういうワインが一般的なのであれば、自然派に傾倒する人が増えているのも理解できます。 楽しい「角打ちワイン」でした。

点数79点
だん家 焼きチーズカレーランチ

 お昼は、nico横浜店のすぐそばにあるだん家 FOOD&TIME ISETAN YOKOHAMA店にて。 注文した料理は、焼きチーズカレーランチ、お値段830円。 焼きカレーに白身魚のフライト、スープ、サラダが付いて、駅に隣接したビルの地下でこの値段だったら安いと思います。 食後のコーヒーもセルフで無料でした。

だん家 角メガハイボール

 そしてなぜこのお店を選んだかというと、「角メガハイボール 360円(700ml)」というポスターが目に入ったからです。 安いよね、この量で360円は。常に安さに目がくらみがちな師範です。

 出されたハイボールは、そのほとんどが氷という感じで、ちょっとガッカリ感はありましたが、 まぁこの値段、それもアリでしょう。どんどん薄くなっていくハイボールも趣がありますよ。

 そんな感じでお会計は1,200円ちょっと。ランチ食べて酒呑んでこの値段なら文句などありません。

前日稽古したワイン

 ヒマを拗らせているので、朝っぱらから横浜市内をウロウロ散歩していたら、 いつの間にか歩数が22,000歩を越えてました。健康的だな。

 というわけで本日明るいうちから昨日の稽古の続きを始めます。 例によって稽古結果は昨日の報告に追記しています。 毎日いろんなワインを飲めるってのはやっぱり極楽ですな。

Ka Tahi Hawke's Bay  Pinot Gris 2019 [Ka Tahi Wines]
名称Ka Tahi Hawke's Bay Pinot Gris 2019
カ・タヒ ホークス・ベイ ピノ・グリ 2019
生産者Ka Tahi Wines
カ・タヒ・ワインズ
価格1,063円 (通常価格:2,200円)
購入店MANUKA Online

 本日の夕食は天ぷら。天種は、海老、鶏ムネ梅肉、サツマイモ、ナス、オクラ、ニンジン。 ワインは、「ニュージーランド 厳選ワイン 12本セット」半額セール16,440円で購入した中からの1本。 品種はピノ・グリ、ちょっとコクのある白ワインが良いと思ってチョイスしました。

 色は・・・かなりビックリです。ピノ・グリって、いわゆるグリ色なので薄い品種ではないのですが、 このワインはまるで熟成白ワインみたいにしっかりした黄金色です。 香りも、想像を超えた蜜っぽさを感じます。なんとなくオレンジや梨みたいなフルーツの香りもあるんですけど、 嗅いだ瞬間は「え!蜜!」ってなります。 味わいは、まるでソーテルヌから甘さと酸味を抜いたような感じ。 見た目や香りは甘い感じなんだけど糖度は低くて、酸はとても弱めです。

 うーん、このワイン、どうも熱に当たったような気がします。 今回買ったセット、この時期なのにクール便の設定が無かったんですね。 敢えて付けて貰ったら通常のクール便送料よりも高い金額を請求されました。 ワイン専門のインポーターじゃ無いし、(全く想像の域を出ませんが)倉庫も常温なんじゃないかと邪推しています。 先週稽古したピノ・ノワールシラーも 思いのほかイマイチだったので疑心暗鬼に陥っていますのよ。 安さの秘密は内容にアリかなぁ。全部こんな具合だったら残り9本どうするよ?

 翌日再稽古してもやっぱりイマイチだったので三ツ矢サイダーで割って飲み干しました。合掌。

点数(62点)

14日(日)

前日稽古したワイン

 どこへも出かけないお盆連休4日目。

 昨日の2本のワインがちょっとずつ残っているので、枝豆に合わせて明るいうちから再稽古しました。 結果は昨日の報告に追記していますが、結果的に「極楽極楽」ですな。

Yosemite Road Grenache Dry Rose N.V. [Mercian]
名称Yosemite Road Grenache Dry Rose N.V.
ヨセミテ・ロード グルナッシュ・ドライ・ロゼ N.V.
生産者Mercian
メルシャン
価格627円
購入店セブンイレブン 横浜星川南店

 昨日残りで極楽を味わったので、これから「見えている地雷?」を踏みに行きます。 過去に当たったことの無いヨセミテ・ロード。通称「よそ見ばしとるど?」、 でも庶民のワイン研究所の所長さんがSランクの お墨付きを与えているので、 それに期待して購入しました。 ちなみに合わせた料理は油淋鶏、ナスとオクラの甘辛ゴマ炒めです。

 色は非常に薄めのオレンジピンク。これくらいの濃さだと、中身はほぼ白と言っても過言では無いのが一般的です。 香りは、裏ラベルによれば『ピンクグレープフルーツ、ラズベリー、ローズヒップなどの華やかな香り』とのこと。 確かに最大限良い方に解釈すればそういう気がします。っていうか、安いロゼにありがちなゴム臭が無いのはナイスです。 味わいも、裏ラベルを引用すると『まろやかな果実味とバランスのとれた酸味が広がる、さわやかな辛口』とのこと。 確かにそういう感じはします。

 冷静に見れば、積極的な褒めポイントがあるわけではないけど、全体にバランスが良くて (裏ラベルの文言含め)文句の付けドコロが無いロゼです。ちゃんと美味しくて値段を考えれば確かに絶賛に値します。 なにより旧来の「この値段のロゼは薄ら甘くて・・・」って印象を完全に覆してくれます。 コンビニでこういうロゼが売られる、なんだかターニング・ポイントを越えた気がしますね。 ロゼの市民権、じわじわ浸透して来てますよ。

 小瓶に詰め替えて冷蔵庫に保存した翌日再稽古。 なんとなく昨日よりも味わいがしっかりしたような気がします。あくまで「気がします」程度ですけどね。

点数76点

13日(土)

冷麺とビール

 連休三日目、台風も来ているし家で飲んだり食べたりくらいしか楽しみがありません。 今日のお昼は盛岡冷麺、最近は日本各地のご当地麺が普通に買えて良い時代になりましたな。 あとはちゃんぽん麺が普通に流通すれば完璧!

 横の黄色い液体、識者によれば「ビールは水」らしいのでノーカンです。

Pere Ventura Tresor Gran Reserva Brut 2018 [Pere Ventura]
名称Pere Ventura "Tresor" Gran Reserva Brut 2018
ペレ・ベントゥーラ "トレゾール" グラン・レゼルバ ブルット 2018
生産者Pere Ventura
ペレ・ベントゥーラ
価格1,257円
購入店カルディ 西武東戸塚S.C.店

 本日は、突然のリモートワイン会の案内があったので、暇を拗らせている身としては有無を言わさず参加のお返事をしました。 その開始時間が午後9時から。 そんな時間までワインを開けずに待つことなんて師範には不可能なので、 食前酒として数日楽しむつもりでスパークリングを開けました。 最近カルディでセール中のスペイン産カバ、なんと2018年のヴィンテージ付き、36ヵ月熟成品が1,257円というお買い得品です。

 外観は、とりわけ長い熟成期間を感じされるような雰囲気はありません。 ちょっと黄金色が強いかなぁ、ちょっと泡のキメが細かいかなぁ、というくらいのプレミアム感です。 ところが香りがビックリです。なんでも「まるでシャンパーニュ」なんて言うと素人臭くてアレですが、 ホントにシャンパーニュっぽいんですよ。焼リンゴみたいな甘香ばしさと、ナッツやクロワッサンのような奥行きのある香り。 コレは本物です。味わいも、若干の金属的なキンキンした感じが無くはないですし、 シャンパーニュに比べると酸がユルい印象は受けますが、美味しいスパークリングであることは間違いありません。

 これはアタリです。先日の安泡No.1決定戦に持ち込んだら入賞間違い無し、な気がします。 昨日今日とカルディのワインと稽古していますが、やっぱり侮れないなぁカルディ。 半分くらいは残すつもりだったんだけど、あと2杯分しか残っていません。

 その2杯分と稽古した翌日、泡は弱くなりましたが美味しさはそのままでした。 さすがにもう一日引き延ばすとスティル・ワインになっちゃいそうでしたので、飲み干しちゃいました。

点数82点
Toscana da uve Leggermente Appassite 2020 [Duca di Saragnano]
名称Toscana da uve Leggermente Appassite 2020
トスカーナ・ダ・ウヴェ・レッジェルメンテ アパッシート 2020
生産者Duca di Saragnano
ドゥーカ・ディ・サラニャーノ
価格1,755円 (通常価格:3,509円)
購入店Terra Vento

 本日の夕食メニューは、サムギョプサル、豚と水菜の炒め物、モヤシのナムル。 ワインは、こちらも複数日に分けて稽古するつもりで抜栓したイタリアはトスカーナの赤。 インポーター「風土」さんの半額セールで購入したワインです。 これがもうね、見るからに濃そうなのよ。 本日のリモート宴会でチビチビ飲むにはこういうのがうってつけではないかと思って選びました。

 色は、黒!ってほどでもないけど、とても濃い紫色ではあります。アルコール度数は14%、 アシも長くてトロトロです。 香りは「え?プリミティーヴォ?」と思いましたが、品種は『サンジョヴェーゼ60%、メルロー20%、カベルネ・ソーヴィニョン20%』 とのこと。陰干しされるとなんでも同じに感じてしまうポンコツ感覚器です。 味わいは、とにかく甘さしっかり。渋味も酸味あるけど、甘さの後ろから「ははぁ~!」と随伴している感じです。 サイトには『リッチなバルサミコ等を連想する味わい』とか書かれていて、なるほどなぁと思います。

 とにかく濃くてしっかりした赤ワインです。 風土さんのワインって、抜栓当日よりも日が経った方が美味しいものが多いらしいので、 しっかりキープ!するつもりが残り3分の1になっちゃいました。 小瓶保存では無くて、そのまま栓をしてセラーに立てて明日以降に残します。

 「残り3分の1とか嘘つくなよ!4分の1弱だよ!」と昨日の自分に毒ついていますが、 本日の方が酸味がしっかりしてきて明らかに美味くなりましたね。+2点です。 頑張って更に明日に向けて1杯分残しました。

 ・・・というわけで翌々日、残したのは瓶の底に1杯分ですから、さすがにだいぶおとなしくなった気がします。 でもまだ健在ではありますね。3日に分けても全然平気なワインでした。

点数80(+2)
リモートワイン会

 そして午後9時からはだいすけさん主催のリモートワイン会。台風の夜で皆さん暇していたのか、参加者はなんと21名。 お話出来なかった方もいますが、(多分)参加されたのは下記の方々です。
だいすけさん(幹事)
アレンさん(言い出しっぺ)
あいさん
mishikaさん
けいこさん
Chipmunkさん
カツミさん
ましゅまおさん
MOMOさん
あけみさん
2Bさん
まささん
Yuichi Satoさん
Andyさん
ワイン@飲み専さん
伊澤成典さん
リーフさん
全力豆乳さん
ひかるさんご夫妻
asukaさん
安ワイン道場師範
 すみません、こういうの記録残しておかないと、年寄りは「この方いつお会いしたんだっけ?」ってなっちゃうんですな。 今宵も楽しゅうございました!


12日(金休)

山口県産清酒の飲み比べ

 連休二日目ですが、やることがないので山口県産清酒を飲み比べしております。
右:天美 純米吟醸(長州酒造)
 先月開けたもの。未だにメロンのような香りと甘さがフレッシュで、たいそう美味しゅうございます。
中:宝船 「しろうおの里」 純米大吟醸(中村酒造)
 山口の地酒プレゼントで当選したもの。 「5,000円相当を1,200名へ」というハズレる気がしない太っ腹企画でした。 そしてこの清酒、さすが大吟醸だけあって桃や洋梨のような香りがパッと来て、甘さ控えめでクリアな味わい。これも美味いっす。
左:宝船 「維新のふるさと 萩」 純米(中村酒造)
 こちらも上記プレゼントで頂いたもの。さすがに前の2本と比べると可哀想というか、 酒臭さと雑味を感じます。「お土産日本酒」といった感じ。 でもこれが普通なんだろうな。いつも飲んでいる清酒が美味過ぎます。

Appunto Bianco Lazio 2020 [Az. Vinicola Falesco]
名称Appunto Bianco Lazio 2020
アップント ビアンコ・ラツィオ 2020
生産者Az. Vinicola Falesco
アズィエンダ・ヴィニコーラ・ファレスコ
価格998円
購入店カルディ 横浜ジョイナス店

 本日の夕食は、真鯛の香草焼き&塩焼き、鶏レバーの甘辛炒め、オクラの胡麻炒め、トマトとモッツァレラのサラダ。 メインが鯛だとやっぱり選ぶのは白ですね。そうでなくとも真夏は白やロゼや泡の出番が多くなります。 選んだのは、名手「ファレスコ」が造るラツィオ州産の安ワイン。 一流造り手&涼しげな外観に惹かれて買ったんだけど、去年の同じ時期にもヴィンテージ違いと稽古してました。 「夏の暑い日にサクっと飲むワインとしては好適」なんて書いてますね、エラそうに。

 さて稽古稽古。色は普通に薄めのレモン色です。 香りも去年の印象と同じく、ボリュームはまずまずで、 ピーチのようなフルーツ香とレモングラスのようなハーブの香りを感じます。 味わいは軽め。それでも軽すぎない酸味と旨味があって、さすがは一流造り手の安ワインです。

 上から目線でゴメンナサイですが、普通に美味しいっすよ。 こういうのが税込み3桁で、あちこちにあるカルディで買える、良い時代になったなぁと思います。 ワインなんて、全部「めちゃくちゃ美味い!」なんてやつじゃなくて良いんです。 だって白いご飯も毎日ビックリするくらいめちゃくちゃ美味かったら逆に困るじゃないですか。

点数72点
チーカマとワイン

 小瓶に残したワインは、翌日チーカマと一緒に明るい時間から頂きました。

 最近のチーかま、開けやすくなりました。ビバ日本の技術革新!です。 でも世の中三大ガッカリの一つに、「こちら側のどこからでも開けられます」 と書いてあるのに開けづらいマジックカットが挙げられます。 たま~にありますよね?

 閑話休題、ワインは昨日と何も変わりはありませんでした。


11日(木祝)

サントリー<香る>エール サファイアホップの恵み

 今日も暑いですね~、日中に横浜駅まで往復6kmの散歩は汗かきました、というわけで食前酒は冷えたビールを。

 サントリーのプレミアムモルツ<香る>エール「サファイアホップの恵み」、モルツにある甘重さを軽くした感じ。 夏はやっぱりこういうビールがウケるんですかね。 個人的には普通のプレモルの方が好みです。 というかサントリーさん、こういうメジャー系は一般ウケを狙って、冒険するのは「TOKYO CRAFT」という棲み分けなのかな。

Rose by Hola N.V. [Barcelona Brands]
名称Rosé by Hola N.V.
ロゼ・バイ・オラ N.V.
生産者Barcelona Brands
バルセロナ・ブランズ
価格1,142円 (単品価格:2,420円)
購入店銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA

 本日の夕食は、鶏の唐揚げ、海老とブロッコリーのサラダ、茄子の揚げびたし。 ワインは、「週に一度の鬼退治」ということで、CAVE de L NAOTAKAの「鬼コスパ10本セット」13,980円からスペイン産のロゼ。 このワイン、外観は明らかに空港で売られてそうな「お土産ワイン」なんだけど、 現在発売中の田邉ソムリエ監修の鬼コスパセットにも入っているんですよ。 なので期待して稽古します。

 色は、非常に薄めなピンク色。これくらいの色合いだと、ほぼ白と言っても過言ではないでしょう。 香りは、グレープフルーツ、ピーチ、梨。目を瞑れば全く白ワインの香りです。 外観がお土産ワインな感じなので、味わいも「薄ら甘いのかなぁ」なんて想像しつつ口に含むと、 そこは全く違います。甘さ控えめ酸味シッカリで、とてもドライ。 そして、ここで初めて「苦味」っぽい要素が拾えて、あぁ白じゃ無くてロゼなんだな、と思うに至ります。

 一言で言うと、「軟派を装った硬派なロゼ」です。 こんなファンキーなボトルからこんなカタブツな液体が出てくる、ギャップがあって面白いですね。 ソムリエさんがお勧めするのもわかります。『ほ~ら、想像と違ったでしょ(笑)』って感じですかね。

点数78点
冷製パスタとロゼ

 小瓶に残したワインは、カルディで買った生スパゲティと生ハムを使った冷製パスタに合わせました。 前日より更に苦味を感じて、より「漢のロゼ」感が増しております。


10日(水)

ディスクロージング・ダイエット その後

 人間ドックから1ヵ月が経って、「ディスクロージング・ダイエット」のその後。

 7月は深酒デトックスする機会が多かったこともあって、概ね体重をキープ出来ています。 ディスクロージング(公開)しなくても、レコーディング(記録)するだけでもそこそこのダイエット効果はあるみたいですね。 とにかく無意識に「無駄なものを口にしない」状況をキープするのが重要なんだと思います。

 とはいえ8月に入ってからは若干右肩上がりかな? なんだかんだでこれから秋冬、ジワジワ太ってまた5月頭には62kgに戻るんですけどね。

軽井沢高原クラフトとニュージーランド産の赤ワイン2種

 渡世の生業は明日から6日間の短いお盆休みに入ります。 どこへも出かけないので、せめて酒くらいは毎日いろいろ頂こうと思います。

・・・というわけで明るいうちから、避暑地気分のビール&週末小瓶に残したニュージーランド産の赤2種をグビッと。 暑い夏に乾杯!

焼肉 cou cou 外観

 どこへも出かけないお盆休みなので、 せめて家族で外食くらいは行きましょう、ということで向かったのが、天王町商店街にあるcou cou (くく)という焼肉屋さん。 行こうとしていた浅間町のお店がお休みだったので、新店開拓です。

 お店は、左写真みたいにちょっとオシャレな外観で、店内はパーティションで仕切られたテーブルが8つほどかな? それぞれのテーブルは6人掛けっぽいので、4人で使うには十分な広さがあります。 焼肉屋でテーブルが狭いとお皿が置けなくなって困りますよね。

焼肉 cou cou チョレギサラダ

 まずこちらが、予約するとサービスで出して頂けるチョレギサラダです。 (スミマセン、今回はメニューと値段をメモしていないので、料理名は適当になります)
これが、結構ボリュームがあります。サービスの品が立派だと、お店の印象爆上がりですね。

焼肉 cou cou ナムルの盛り合わせ

 こちらは、確かナムルの盛り合わせです。 ネットの情報で「これは注文した方が良い」と書かれていたそうです(師範代談)。 確かにこちらもボリュームがあって素晴らしい。 焼肉屋ではあまり野菜を食べない師範家なので、こういうのがあると嬉しいっすね。

焼肉 cou cou センマイ刺とハチノスの炒め物

 すでにこのあたりから料理名が怪しくなって参りますが、 奥がセンマイ刺で手前がハチノスとネギの炒め物だったような。 こういうサイドメニューが美味しいことも焼肉屋としては重要ですね。 センマイなんて自宅じゃ食べないですからね。

焼肉 cou cou タン塩

 それでは焼肉に入ります。 まず最初に注文したのがタン塩です。 きちんと中心部分だけにしてあって美味しいのですが、やっぱりタンは高くなったなぁ。これで確か2,000円くらいだったと思います。

焼肉 cou cou カルビとハラミ

 手前がカルビで奥がハラミです。 「上」とか「特上」とか付かないベーシックなやつですが、それでも十分美味しいです。 このお店は、あまりそういうバーティカルな差別化を図っていないのが好感が持てます (だいたいいつもベーシックなものを頼みがちなので、なんとなく自分らが貧乏くさい感じがしちゃうんですよね)

焼肉 cou cou レバーとハツとホルモン

 内臓系は、手前から時計回りに、レバーハツホルモンです。 やっぱりこの店、美味しいです!(語彙力)

Ginestet Merlot Cabernet Sauvignon 2018 [Ginestet]
名称Ginestet Merlot Cabernet Sauvignon 2018
ジネステ メルロー カベルネ・ソーヴィニョン 2018
生産者Ginestet
ジネステ
価格3,000円 (お店価格)
購入店cou cou

 ボトルワインの選択肢は、シャンパーニュ(モエ)があって、 他にスパークリングが3種(1つは200ml)、赤が2種、白が1種だったと思います。 その中で、一番安かったのがコチラ、大手「ジネステ」のボルドーですな。 この銘柄と稽古するのは5年ぶり、 アサヒビールを入れている居酒屋なんかでよく見る銘柄だと思います。

 色は、ボルドーらしくしっかりと濃くて、そして大メーカーらしくキチンと清澄された澄んだ色合い。 香りは、当初温度が低いから香らないのかと思ったけど、温度が上がっても香りは弱め。標準的なボルドーのカシスと消し炭の香りです。 味わいは、一般大衆に媚びないドライな雰囲気。なるほど~。

 ボルドーらしいワインだとは思います。 でも、街場の焼肉屋で飲むんだったらもっと甘さしっかりで果実味豊富なヤツの方が良い気はします。 やっぱりフランス信仰ってあるのかなぁ。ここの焼肉にはチリ産の赤みたいなのが合うと思うけど。

 自宅にボトルごと持ち帰って、小瓶に詰め替えて保存した翌日再稽古。 香りはかなり開きました。やっぱこのクラスでもボルドは後から開くのね。 味わいは未だに軽めではありますが、結構バランス取れてきた感じはします。 明らかに翌日の方が美味い、と言えると思います。

点数69(+1)
焼肉 cou cou ミノの煮込み

焼肉のあとに、ご飯ものとかスープを頼むのも楽しいですね。 左写真は、確かミノの煮込みだったっけ? もう内臓のどこの部分だったか忘れちゃってますよ。 この他にも卵スープも頼んでいます。

焼肉 cou cou 冷麺

 ここまで、結構ボリュームがあったので、ご飯麺類は4人で1つだけ、頼んだのは冷麺です。 こいつを大きめ写真にしたのは、なかなかの「映え」具合だったからですね。 お味の方もナイスでした。
(ちなみに、道場のサイトを引っ越して以降、使いきれないほど容量がありますので、 全ての写真がクリックで拡大します。)

焼肉 cou cou 冷凍イチゴ

 デザートは、冷凍イチゴを頂きました。 このフルーツの冷凍シリーズ、かなり昔に行きつけだったけど今は無くなっちゃった権太坂の「焼肉 港」にもあったんだよな。 子どもが小さい頃、座敷だったしお店の方も親切だったので良く行ってたなぁ。

焼肉 cou cou テーブル

 ・・・というような家族焼肉。写真を載せた以外にも、ハラミを追加したりいろいろしたりして、 お値段は4人分トータルで17,000円くらいでした。

 行きつけだった天王町駅横の「焼肉屋さかい」が閉店してから、 あちこち放浪の師範家でしたが、ここはローテーションの1つに入って頂くに十分でした。 次はビールとか別のお酒も飲んでみよう!


7日(日)

サッポロ PREMIUM Five Star

 本日のアペロは、「サッポロビール園限定の生」と書かれた PREMIUM Five Star。 缶にプリントされた文言によれば
『昭和43年に、当時は珍しかった「プレミアムビール」として発売、 現在は北海道のサッポロビール園でしか飲めない特別なビール』
らしいです。

 さてどんなビールかと飲んでみると、結構スッキリサッパリ系。 サッポロビール園のシリーズって、前回のもそうだけどなんだか軽い感じがするのよね。 北海道のカラッとした空気だとこういうのが美味しいのかしらね。

Decotanne Brut N.V. [Decotanne (Chassenay d'Arce)]
名称Decotanne Brut N.V.
ドコタンヌ ブリュット N.V.
生産者Decotanne (Chassenay d'Arce)
ドゥコタンヌ (シャスネ・ダルス)
価格2,119円 (単品価格:3,080円)
購入店ヴェリタス 輸入直販ワイン専門店

 本日は、7月31日が誕生日の師範と、8月4日が誕生日の長女の合同誕生会。 料理は、長女が買ってくれた「軍鶏とキャベツとフォアグラのテリーヌ」、 師範代が勤続X年のカタログギフトでゲットした「フグのタタキ&フグ皮&フグの肝」、 ゴリゴリの刺身が食べたくて買ってきた千葉産天然ヒラメのカルパッチョ(ゴリゴリでは無かったけど)、 主食はバゲット2種。 ワインも、誕生会ということでシャンパーニュを開けますよ。 「豪華シャンパン5本セット」、税送料込み10,879円(今はちょっと値段上がりました)からの1本です。 過去を調べたら、別ラベル&別インポーターのものと稽古済みでした。

 色は、黒ブドウが多めなのかな?やや赤みを感じるレモン色です。 泡立ちはたっぷり、さすが腐ってもシャンパーニュです。 香りは、桃や梨みたいな甘い果実の香りが主体の、若くてフレッシュな雰囲気。 とはいえさすがシャンパーニュ、単なるフルーティ~!なだけでは無くて、香ばしさや漬物感といった複雑さもあります。 味わいは、ブリュットとしては甘めですね。分かりやすく美味しい味わいです。

 やっぱりシャンパーニュは"Champagne"と書いてあるだけで美味いです、ってかハズレを引くことがまずありません。 このセット、この2ヵ月で2割近くも値段が上がっちゃったんだよな。 でもこれから下がる要素は無いと思うので、買うなら今のうちな気がします。

点数80点

6日(土)

蝶番の交換

 土曜日なのに日曜大工、道場厨房の吊戸棚の締まりが悪くなったので、 原因を究明した結果「キャッチ付き蝶番のバネが死んでいる」と判断、 機器がフジマック製(普通は業務用)なので特殊な部品が使われているのかと思ったけど、 化粧板を外せば普通の蝶番でした。

 散歩がてら部品をホームセンターに買いに行って、交換時間は約10分。費用は3箇所交換して1,300円くらい。 業者に頼んだら数万円取られたかも、と思うと高いワインを開けて良いはずだな。

Saint-Bris Sauvignon 2019 [Dom. Felix & Fils]
名称Saint-Bris Sauvignon 2019
サン・ブリ ソーヴィニョン 2019
生産者Dom. Felix & Fils
ドメーヌ・フェリックス&フィス
価格924円 (単品価格:1,958円)
購入店銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA

 スーパーに行ったら愛媛産の天然真鯛が安かったので、本日の夕食は真鯛の刺身(皮付き湯引き)、 鶏モモのグリル焼きw/ニンニク醤油、 夏野菜と根菜の胡麻ドレッシング和え、あとは鯛のアラの潮汁。 ワインはスッキリした白が良いと考えて、選んだのは「鬼コスパ10本セット」13,980円からブルゴーニュ産の白。 ブルゴーニュつったってアレですよ、非常に珍しいソーヴィニョン・ブランが使われた「サン・ブリ」です。 どれくらい珍しいかというと、掲載本数8.124本(本日現在)を誇る安ワイン道場初登場です。

 さて抜栓。コルクはDIAMで信頼感が持てます。 色は、まるで「ちょっと良いシャブリ」ですね。レモン色というより黄金色、 なんとなく赤みもあって緑色をイメージするソーヴィニョン・ブランとは思えない感じです。 ところが香りは確かにソーヴィニョン・ブランです。それも、ロワールあたりのグレープフルーツやハーブっぽさ主体のヤツみたい。 口に含むと、味わいはこれまた「ちょっと良いシャブリ」なんだよなぁ。 圧倒的にミネラル(っぽい何か)の旨味を感じます。 2019年産と若いのに、落ち着き払った雰囲気に「へぇ~!」という声が出ました。

 サン・ブリはこれが初稽古なので、一般にこういうワインなのかはわかりませんが、 本日師範が認識したのは「ハーブやグレフルの香りがするシャブリ」です。 これは美味しいな。ブルゴーニュ高騰の折、単品価格2,000円弱はお値打ちですが、 それが今なぜか1,166円の表記でビックリ!でも販売期間外でした。

 例によって小瓶に残した100mlと翌日再稽古。 小瓶保存なので特に変化した様子は感じられません。昨日同様に旨味しっかりで、 「ハーブやグレフルの香りがするシャブリ」です。やっぱり美味ぁ、ですよ。

点数79点

5日(金)

本日のワインたち

 今日は「国際ビールデー」らしいので、 20年来のお付き合いであるよなよなエールをキッチン・ドリンキング。 お野菜たっぷりの中華を作っていきますよ。・・・で、ビールを飲んだ後、本日のワインをチョイス。 一昨日の残りのアルザス産ピノ(左)と、ニュージー産のピノとで比較稽古だ! のつもりだったけど、ボトルを見誤ってシラー開けちゃいました(右)

さすがにそれじゃ比較にならん、ということで改めてピノ(真ん中)も抜栓。 飲む人一人なのにハッピー野郎過ぎるだろ!になっております。

Wildsong Organic Pinot Noir 2018 [Te Awanga]
名称Wildsong Organic Pinot Noir 2018
ワイルドソング オーガニック ピノ・ノワール 2018
生産者Te Awanga
テ・アワンガ
価格1,271円 (通常価格:2,630円)
購入店MANUKA Online

 ・・・というわけで、前々日のアルザス産ピノと比較したかったのがこちら。 「ニュージーランド 厳選ワイン 12本セット」半額セール16,440円で購入。 ちなみに料理は、ピノ・ノワールに合わせて空心菜のガーリック炒め、回鍋肉、ワカメとゴマのスープを用意しました。

 色は、ピノ・ノワールらしい赤紫、先日のアルザス産と外観上の違いはほとんどありません。 香りは、果実のボリュームがバーン!とは来ずに、梅のような雰囲気がチョロチョロっと香ります。樽香はありません。 味わいは、甘さ控えめ/酸味控えめ。悪くは無いけど、特筆すべきポイントもない感じです。

 当初の目論見としては、「やっぱり安くて美味しいピノ・ノワールはこういうんだよね」 と差分を明らかにするべくチョイスしたんですよ。 ところか結果は、マジメにテイスティングしないと違いがわからないくらいのプチ・ヘタレ同士。 果実っぽさが若干勝っているかなぁ、という程度。 わざわざ比較のために開けた意味は?って感じですよ。

 半分弱残して、普通にスクリューキャップしてセラーに立てて翌日再稽古。 香りのボリュームはちょっと増えて、ケモノ的なワイルド感が出てきたように思います。 これだったら「ヘタレ」なんて言わないなぁ、+2点献上します。そして1杯分は明日にも残します。

 このあと4日間小瓶保存しましたが、さすがに抜栓から翌日で空気に触れたせいか、 かなり酸化は進んでいます。せっかく盛り返した翌日の勢いがまた落ちちゃった感じ。 なんでも置いときゃ美味くなる、てわけじゃ無いですね。

点数70(+2)
Wildsong Organic Syrah 2018 [Te Awanga]
名称Wildsong Organic Syrah 2018
ワイルドソング オーガニック シラー 2018
生産者Te Awanga
テ・アワンガ
価格1,398円 (通常価格:2,893円)
購入店MANUKA Online

 こちらが間違って開けた方のシラー。だってほら、写真でもわかるようにラベルは酷似しているじゃないですか。 こりゃ間違うよね。 これも「ニュージーランド 厳選ワイン 12本セット」半額セール16,440円からの1本です。 値引き率から考えて、こりゃお得なセットだと思ったんだけどなぁ。

 色は、まるでピノ・ノワールな薄めの赤紫色。いや横のピノと比べればそりゃ濃いんですけどね、 少なくともシラーという感じは受けない外観です。 香りも、なんだか薄いというかトーンの高い果実を薄めたような感じ。こちらも樽熟はさせていないと思います。 味わいも、色や香りの印象通り軽いのね。糖度が6.7しかないシラーってなかなか見ないと思います。

 そういえばニュージーランドでシラーって珍しいよね・・・と思うに至り、まぁそういうワインかと。 今回のセット、「めっちゃお買い得です~!」って皆さんに紹介したかったんだけど、 お買い物マラソンで30%オフになっているけど(少なくともこの2本に関しては)お薦め出来る感じではありません。残念。

 こちらもピノ・ノワールと同様の条件で翌日再稽古。 香りはやっぱり弱いけど、良い方に解釈すると北ローヌ的な白胡椒の雰囲気が出てきた感じはします。 エレガントというか、薄ウマ好きにはヒットしそうな気がしました。+1点です。

 そしてこちらも4日間小瓶保存。 ワインの外観的にはそんなに色の差は無い感じですが、小瓶の内側に色素が付着する量は明らかに違って、 こちらは紫色の瓶になりました。ワイン自体は・・・やっぱりかなり薄っぺらな感じに変化して、 4日前の方が良かった気がします。

点数68(+1)

3日(水)

Pinot Noir Reserve Particuliere 2020 [Henri Ehrhart]
名称Pinot Noir "Réserve Particulière" 2020
ピノ・ノワール "レゼルヴ・パーティキュリエール" 2020
生産者Henri Ehrhart
アンリ・エーラール
価格1,628円
購入店カルディ ルミネ横浜店

 8月最初の稽古は、安ワイン者御用達のワインショップ「カルディ」で買ったフランスはアルザス産のピノ・ノワール。 この銘柄、まだ稽古してもいないのにツイッターでお薦めしたりしたので、気になっていたんですよ。 合わせた料理は、枝豆、豚ヒレカツ&鶏モモカツ、ニンジンとインゲンの素揚げ、生ハムとアボカドとレタスとトマトのサラダ。 料理にワインを合わせた感じです。

 色は明るめの赤紫色。でも、昔のアルザスのピノってまるでロゼだったじゃないですか、 そういうのとは違ってちゃんと赤ワインらしい濃さがあります。 ただ、ピノ・ノワールの持ち味である香りのボリュームに関しては残念ながら弱め。 北のピノっぽいピュアな感じは無くて、なんとなく南仏のピノのような革っぽい感じが主体の香りです。 味わいは、渋味も酸味も甘味も控えめ、悪く無いけど良くもない味わいです。

 まずは謝っておきます、ゴメン!>お薦めした方!。 これが典型的なピノ・ノワールかといえば違う気がします。お薦めする銘柄としては明らかにNG。 でも典型的な安ピノ・ノワールと言われればそうとも言えます。 やっぱり飲んでないワインを薦めちゃイカン!と己に猛省を促しております。

 翌々日再稽古。細かい差分はあるような気がしますが、 基本的にやっぱり「あまりイケてない」ピノ・ノワールであることには変わりありません。南無。

点数69点