5月です。安ワイン道場もついに26年目に突入します。
右のスクショは、開設当時の道場トップページ。昭和感溢れるデザインだけど、
一周廻って今よりスッキリしていていいかも、って感じです。
この25年間で、掲載本数は8,000本に迫り、トップページのアクセス数は500万になろうとしています。
我ながら良く続いてますなぁ。特に最近は若い人たちと一緒に飲む機会も多くて、やってて良かった感がハンパないです。
僭越ながら、ブログ(じゃないけど)を長く続ける秘訣を書いておきましょう。
一、本人が健康
二、家族も健康
三、続けられるネタを選ぶ
四、いちいち反応を気にしない
五、でも多少は反応が無いとつまらない
そんなところかなぁ。とにかく健康がなにより大切です。だって「師範は肝臓壊して飲めなくなりました」じゃカッコ悪いからね。
目下のところ、目標は掲載本数1万本ですが、なんとなくそれは達成できそうな気がしてきましたよ。
今後も頑張り過ぎずに更新を続ける所存です。
火曜日は「ディスクロージング・ダイエット」の進捗状況を報告する日にしています。
ワインに全く関係ないですがよろしくお付き合いください。
さて今朝の計量では逓減目標値を余裕でクリアする60.3kg。なんたって昨日は最終的な目標値である59.5kg以下になりましたから。
まさに「深酒デトックス効果(※)」です。特に高級ワインだと効果絶大であることが過去の経験から明らかになっています。
・・・ってな戯言は置いといて、一昨日昨日とあまりウォーキングができていないので、気を引き締めて参ります。
(※) アルコールの摂取による脱水症状の影響でしょうから、一時的なものだとは思いますけれど、 それをきっかけにガクンとフェーズが変わるから不思議です。
本日は、「安ワイン道場25周年記念 持ち寄りワイン会 番外編」を道場稽古場にて開催。
参加して頂いたのは下記の皆さんです。
・へんさん(が「やれ!」って言いました)
・TOKYO WINE GIRLさん&お嬢様
・MOMOさん
・ソムリエたまごさん
・泡大将さん
・安ワイン道場師範&師範代
名称 | Charles Dauteuil Premier Cru Brut N.V. シャルル・ドウテーユ プルミエ・クリュ ブリュット N.V. |
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生産者 | Patrice Leclére パトリス・ルクレル |
価格 | 2,199円 |
購入店 |
乾杯の泡はもちろんシャンパーニュなのですが、
このワインでちょうど安ワイン道場掲載8,000本目なんですね。
なのでここで稽古範囲をオーバーするわけにはいかないんですよ。
ということで選んだのはスーパー「ロピア」で税別1,999円で売られている安シャンパーニュ。
品種は100% ピノ・ノワール、ってのをソムたまさんが当てました。
MA(マルク・ダシュトゥール)は、生産者に依頼して造るプライベート・ブランドなのですが、
ミュズレを見ると"Leclerc Pointillart (ルクレール・ポワンティヤール)"と書かれています。
外観は、ブラン・ド・ノワールだからかやや赤みがあったように思います。
香りは、なぜか結構な熟成感があるんですね。「なぜか」というのもアレですが、なんたって税別1,000円台ですから。
味わいにも熟成感があって、安シャンパーニュらしからぬ雰囲気を感じます。
もしかすると必要以上に熟成が進み過ぎてしまっている感も無きにしもあらずでしたが、
「5,000円です」と言われても納得してしまうような雰囲気がありました。
このシャンパーニュはアリだな、また買っておきましょう。
点数 | 80点 |
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前菜は、左から時計回りに右に、下記をお出ししています。
・自家製ピクルス(ミツカンの「かんたん酢」に漬けただけです)
・生春巻き(入っているのは海老、アボカド、レタス)
・枝豆の冷製スープ(牛乳で溶くだけのやつです)
・ラザニア(「青の洞窟」ベースです)
・・・と、一から作ったものはあまり無いわけですが、種類が多いと手間はかかります。
用意してくれた師範代に感謝しております。
名称 | Gosset "12ans de cave a minima" Brut N.V. ゴッセ "ドゥゾン・ド・カーヴ・ア・ミニマ" ブリュット N.V. |
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生産者 | Gosset ゴッセ |
価格 | (ソムリエたまごさんから) |
購入店 |
お祝い事なのでシャンパーニュが続きます。
2本目は、ソムリエたまごさんに持参して頂いたゴッセ。
直訳すると「少なくとも12年カーヴにいました」という名前のシャンパーニュです。
泡大将によれば、最近リリースされたものらしいです。
品種はピノ・ノワールとシャルドネ、ベースのヴィンテージは2006年とのことでした。
外観は、微妙にオレンジ色っぽくなっていて、確かに熟成を感じます。
香りにはどことなくナッツのような香ばしさがあって、「お高いシャンパーニュですよ」感がハンパ無いです。
味わいも良きですね。ゴッセってマロラクティック醗酵させない造り手らしいのですが、
これくらい熟成させれば元来のシャープさの角が取れてまろやかになっています。
ホント語彙が乏しくて残念ですが「お高いシャンパーニュ」感をバッチリ身にまとってくれています。
『さておいくらでしょう?』と聞かれて「8,980円!」と答えてスミマセン。
その倍近くするらしいです。
点数 | 85点 |
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名称 | Delamotte Blanc de Blancs Brut 1997 ドラモット ブラン・ド・ブラン ブリュット 1997 |
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生産者 | Delamotte (Sociiété A.S.) ドラモット (ソシエテA.S.) |
価格 | (泡大将から) |
購入店 |
「シャンパーニュエヴァンジェリスト」の泡大将に持参して頂いたのがコチラ、
道場開設年である1997年産のドラモット。1997ヴィンテージのシャンパーニュなんてほとんど無い中、
探してきて頂きました。ありがたい話であります。
そういえば20周年の時も1997ヴィンテージのシャンパーニュと稽古したのでした。
さてこのシャンパーニュ、まず色は明らかに琥珀色がかっています。
へんさんがビールと見比べていましたが、たしかにビール(サッポロクラシック富良野ヴィンテージ)とほぼ同じ色合いです。
泡はさすがに弱めになっています。
香りは、いかにも熟成シャンパーニュな、シェリーみたいな雰囲気があります。
でもちゃんとリンゴやブリオッシュもあって、進み過ぎた感じはありません。
香りがどんどん開いてきて、飲むのがもったいなく感じます。
味わいもとても濃厚です。熟成シャンパーニュのあるべき姿がここにあるような気がします。
あまりに香りが素晴らしいのでずーっとグラスに残して楽しんでおりました。
ただ、「熟成シャンパーニュとは何ぞや」を知っているリテラシーが求められる感じで、
万人が美味しいと感じるワインでは無いかもしれません。
記念日のお祝いにふさわしいシャンパーニュ、貴重な体験をありがとうございました!
点数 | 87点 |
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へんさんには、3月に一緒に行った
レストラン"L'AS"のフォアグラクリスピーサンドを送って頂きました。
その他、ソムリエたまごさんからはパンいろいろ、
MOMOさんからはシャルキュトリーとかケーキとかフルーツとか、
TOKYO WINE GIRLさんからはおつまみとかフルーツ羊羹とか、
泡大将からはチーズとかテリーヌとか、皆さんにいろいろご持参頂いて、
もうそれだけでおつまみが成り立つくらいでしたよ。
名称 | Racines "Sta. Rita Hills Cuvée" Chardonnay 2017 ラシーヌズ "サンタ・リタ・ヒルズ・キュヴェ" シャルドネ 2017 |
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生産者 | Racines Wine ラシーヌズ・ワイン |
価格 | (MOMOさんから) |
購入店 |
MOMOさんに持参して頂いたワインはカリフォルニア産のシャルドネ。
裏ラベルにはエティエンヌ・モンティーユさんとブライアン・シーヴさん(ブルゴーニュから)と
ロドルフ・ピーターズさん(シャンパーニュから)とジャスティン・ウィレットさん(カリフォルニアから)による
ジョイントで造っているみたいです。有名な人なんですかね?師範は知らない方々ですが。
MOMOさん曰く、『インポーター「イズミセ」の社長さんに「買っておいた方が良い」と言われて買ったけど、
ちょっと良いワインなのでなかなか開ける機会が無くて』お持ち頂いたとのこと。ありがとうございます。
外観はスッキリとした薄レモン色です。粘性もそれほど強くはありません。
アルコール度数は12.5%、昨今のワインとしては低めですね。
香りも、リンゴのようなフルーツが主体で、蜜香や樽香は控えめ、いわゆる「カリ・シャル」感はありません。
でも口に含むとやっぱりカリフォルニアらしさはあって、冷涼系の雰囲気ながらしっかりとしたコアを感じます。
造り手にブルゴーニュやシャンパーニュの人が加わっていることがわかる、
カリフォルニアとフランスのハイブリッド感がある白ワインでした
・・・なんて書いてますが、裏ラベルにその情報が無ければそういうことは思いもしなかったかも知れません。
点数 | 84点 |
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名称 | Corton-Charlemagne 2014 コルトン・シャルルマーニュ 2014 |
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生産者 | Dom. Michel Voarick ドメーヌ・ミシェル・ヴォアリック |
価格 | 8,622円 |
購入店 | ヴェリタス |
今回は、皆さんにお持ち頂いたワインを見つつ、それに合わせる感じで道場の在庫からワインをお出ししています。
白がカリフォルニアのシャルドネでしたから、ここはブルゴーニュのシャルドネ、それもとびっきりのヤツを出すべきだろうと考え、
選んだのがコルトン・シャルルマーニュ。道場のセラーに唯一あったブルゴーニュ白のグラン・クリュです。
色は、前のカリフォルニアよりも濃い感じだったと思います。
香りはめっちゃ樽です。泡大将曰く『ウィスキーしか浮かんでこない』ってくらい強めの樽を感じます。
そして味わいも強いんですよ。酸味がキリッとしていて甘味も旨味もしっかりで、全部の要素が強く主張します。
とにかくパワフルな白でした。
このワイン、買ったのはもう6年近く前なのですが、開けるタイミングとしてはまだ早かった感じです。
ショップの説明には『15年~20年の熟成に耐え、完熟するとシナモンやトーストの風味が出てきます。』
とありますが、そんなに待てないっすよ。
点数 | 86点 |
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リンク |
Corton-Charlemagne 2014 [Dom. Michel Voarick] 10,978円 |
ここで、皆さんに頂いたおつまみを更に並べて出したのですが、あいにく写真を撮り忘れております。 ってか今回はいろいろ舞い上がり過ぎて写真撮るのをあれこれ忘れてますね。 会の様子が伝わる写真って左の一枚くらいです。でも楽しかったから良いんです。
名称 | Felton Road "Bannockburn" Pinot Noir 2017 フェルトン・ロード "バノックバーン" ピノ・ノワール 2017 |
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生産者 | Felton Road フェルトン・ロード |
価格 | (TOKYO WINE GIRLさんから) |
購入店 |
TOKYO WINE GIRLさんにお持ち頂いたのがコチラ、
はるばるニュージーランドからハンドキャリーされたセントラル・オタゴのピノ・ノワール。
ワイナリーも訪問されたんでしたっけ?このワインが凄くお気に入りとのことで持参して頂きました。
色はややしっかりめ、芯からエッジまでピュアな赤紫色です。
香りもピュア、もうピュアっピュアな赤い果実のフルーツ感。
味わいもほんと透き通ってキレイな感じ。
キレイな女性のお化粧のような華やかさで、
こんなワインを現地で飲んだらそりゃ惚れこむよな、って印象です。
このワイン、なんだかとてもこの日に合っておりました。
夕方涼しくなってテラスで飲む雰囲気にピッタリだし、
道場のシンボルツリーであるジューンベリーの実ともバッチリ合う感じでしたよ。
点数 | 87点 |
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名称 | Chambertin-Clos de Beze 2009 シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ 2009 |
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生産者 | Dom. Drouhin-Laroze ドメーヌ・ドルーアン・ラローズ |
価格 | (へんさんから) |
購入店 |
今回の会の言い出しっぺ、20年来の飲み友達であるへんさんに持参して頂いたのが、
泣く子も黙る特級中の特級、シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ。
へんさんは20周年の時もクロ・ド・ベーズを持参して頂いております。
わざわざ飛行機に乗ってまでのこの会の参加、いつもありがとうございます。
色は、前のニュージーのピノと比較すると、ややレンガ色がかっていて暗い感じがします。
香りは、ボリューム的には前のニュージーより控えめですが、複雑さがあってなるほどブルゴーニュのグラン・クリュ的ではあります。
味わいも、単にピュアなだけではない深みがあって、「そんじょそこらのピノ・ノワールじゃ無いんですよ」感がビシバシ伝わります。
美味しいブルゴーニュではあったのですが、この畑の割には・・・と思う感じはありました。
グラスの中でどんどん華やかになっていったので、時間をかけてジックリ飲めばもっと違う面が見られたのかも知れません。
でも、このクラスのワインを一人で飲むことって、もうあまり無いですよねぇ。
点数 | 85点 |
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左写真が今回お出ししたメインの魚料理、イサキのポワレ トマトソースです。 師範代がこの日のために研究した料理、魚は朝から師範が買い出しに行って来ました。 イサキ、今が旬ですからね、手前味噌だけど美味しかったと思いますよ。
名称 | Damien Hugot Brut Rosé N.V. ダミアン・ウーゴ ブリュット ロゼ N.V. |
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生産者 | Damien Hugot ダミアン・ウーゴ |
価格 | 2,681円 (単品価格:9,020円) |
購入店 | ワイン館「ビバ ヴィーノ」 |
皆さんにご持参頂いたワインは一通り終了しましたが、会はまだまだ絶好調です。
ここでお出ししたのが、TOKYO WINE GIRLさんと「いつか一緒に飲みましょう」とお約束していたロゼ・シャンパーニュ。
2年前の楽天スーパーセールで買った「シャンパン3本入り 泡5本 +1本」、税送料込み10,541円から。
なんだかめっちゃ安く買えたんですね。
色は、ピンクというよりオレンジ色。
ショップの説明には
『ノンヴィンテージキュヴェに、2013・2014・2015年のピノ・ノワールをブレンドしました。』とあります。
香りは、やっぱりロゼ・シャンパーニュにはベリーっぽい香りがあって、気分がアガります。
味わいは・・・どうでしたっけ?あまり覚えてません。
やっぱりお外で頂くロゼ・シャンパーニュは良いですよ。夕暮れの空とベストマッチ・・・だったような気がします。
TOKYO WINE GIRLさんとのお約束も果たせて、大変ナイスでした。
点数 | 83点 |
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リンク | Damien Hugot Brut Rose N.V. 9,020円 |
最初の乾杯写真を撮り忘れていたので、ここでようやくパチリと。
ロゼのシャンパーニュには、TOKYO WINE GIRLさんのお嬢さんに摘んで頂いたジューンベリーの実を浮かべたりして遊んでました
(最初の写真)。小さいお子さんがいると会が華やかになって良いですね。
子育て中の皆さんは大変でしょうけど、子育て終了世代は懐かしく感じます。
ジューンベリー、うちの子たちも摘むの好きだったなぁ、と。
名称 | Flaccianello "Della Pieve" 2006 フラッチャネッロ "デッラ・ピエヴェ" 2006 |
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生産者 | Fontodi フォントディ |
価格 | (TKさんから) |
購入店 |
このワインは、本来はこの会に参加する予定だったTKさんにわざわざ送って頂いたものです。
TKさんのお気に入りの銘柄フッンチャネッロの、2006年というそこそこ熟成したワイン。
この銘柄は最近ツイッターでしばしば「凄い!」という話を目にするので、
大変気になっておりました。ホントありがとうございます>TKさん
色は、イイ感じに熟成していて、小豆色からエッジにオレンジのグラデーションが見て取れます。
そして香りのボリュームが凄いっすね。
イチゴを包んだ桜餅のような明るい香り、いかにもイタリアらしい香りがバンバン来ます。
味わいも素晴らしいのよ。パワフルで柔らかでまとまりがあって、円みと太さを感じる味わいです。
なるほど皆さんが絶賛する理由がわかるワインです。
どちらかというとピノ・ノワールを偏愛しがちな師範ですが、本日の一等賞はこのサンジョヴェーゼでした。
点数 | 91点 |
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名称 | Chateau Lagrange 2014 シャトー・ラグランジュ 2014 |
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生産者 | Ch. Lagrange シャトー・ラグランジュ |
価格 | 3,356円 (通常価格:5,378円) |
購入店 | うきうきワインの玉手箱 |
上記の頂いたワインを「ボルドーブレンドだ」と一同勘違いしたため、
それに対抗するべく道場のセラーからお出ししたのがこちら。
メドック3級格付け、サントリーが経営に参画するシャトー・ラグランジュです。
「うきうきワインの福袋 赤3本・白3本 10,000円」に入っていたんですが、
今思えばこれもえらく安く買えてますね。
さてもうかなりメートルが上がっていますので、細かいことは覚えていませんが、
香りのボリュームは↑のフラッチャネッロには結構及ばない感じでした。
雰囲気は、いかにもボルドーらしい、そしてカベルネ・ソーヴィニョン主体らしい、
トーンの低い果実香が主体だったと思います。
味わいも、相対的には軽めに感じましたが、これだけで飲めばそれなりにしっかりしていたんだろうと思います。
うーん、お出しするワインの選択を誤ったかも知れません。
この局面ですから、もっと果実味バンバンなワインの方が良かったような気がします。
まぁこれもワイン会あるあるですね。
点数 | 81点 |
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肉料理は、安ワイン道場師範のスペシャリテであるビーフシチュー。
今回はワインの量を少し減らしたのですが、やっぱりちょっとシャバい感じになったのと、
肉が柔らかすぎる感じになっちゃいました。難しいなぁ。
でも、味自体は悪く無くて、皆さん美味しそうに食べて頂いたので良しとします!
名称 | Sutherland "Elgin Reserve" Petit Verdot 2017 サザーランド "エルギン・リザーヴ" プティ・ヴェルド 2017 |
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生産者 | Thelema Mountain Vineyards セレマ・マウンテン・ヴィンヤーズ |
価格 | 4,730円 |
購入店 | アフリカー |
宴もたけなわ、もうこのあたりになるとほとんど覚えていません。 多分、上記のラグランジュの反省から、「なるべく濃いヤツ」と思って出したんでしょうね。 アフリカーさんで「ドヤれるワインを」ということで買ったのですが、実はワインステーション+さんで 稽古していました。 そして幸い1/3くらい残っておりましたので、休肝日を返上して翌日稽古。 以下は翌日のコメントです。
色は非常に濃い紫色。プティ・ヴェルドって「プティ」ってくらいですから、小粒のブドウなんでしょうね。
香りは、ちょっとイタリアのプリミティーボみたいな、紫色の花っぽい香りが主体で、
甘香ばしい樽香やカブトムシっぽい香りも感じます。
味わいは、口に含んだ瞬間は「意外と軽め?」と思いますが、後からじわじわ厚みが伝わってきます。
前回、「若干物足りない印象を覚えた」と書いていますが、確かにその気持ち、わかります。
外観や香りからはドスンと濃いワインをイメージするんだけど、そういう感じでは無くて比較的エレガント系なんですね。
道理で昨日印象に残ってないんだわ。
点数 | 78点 |
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名称 | Bollinger "Special Cuvée" Brut N.V. ボランジェ "スペシャル・キュヴェ" ブリュット N.V. |
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生産者 | Bollinger ボランジェ |
価格 | 5,169円 |
購入店 | ヴェリタス 輸入直販ワイン専門店 |
多分、〆にまたシャンパーニュが飲みたくなったんでしょうね、こういうのも開けています。
師範の中ではイケているメジャーなシャンパーニュの筆頭であるボランジェ。
過去何度も稽古していますが、ハズレに当たったことがありません。
順番的には↑の南アフリカ産より前だったかも知れません(そんなことも覚えていません)
なのでなんにも書くことがないわけですが、
この日に飲んだワイン12本のうち、なんとシャンパーニュは5本。
どこが「安ワイン道場」なんだか、って話ではありますが、まぁ5年に一度のことですから。
また明日から通常運転に戻ります。
点数 | ??点 |
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リンク |
Bollinger "Special Cuvee" Brut N.V. 4,928円 |
以上が「安ワイン道場25周年記念 番外編」の全容でした。
単なるオッサンの私的な記念日を皆さんでお祝いしてくれて、
ホント「安ワイン道場師範」は友だちと家族に恵まれています。
やっぱり前世で相当徳を積んだんだな、今後ともよろしくお願いします!
次は30周年かな。ほんとは26周年もやりたいところだけど、面倒くさがりなもので。
5年後まで健康な体と財布を保つよう努力します!
名称 | Dancing Flame Carmenè:re 2020 ダンシング・フレーム カルメネール 2020 |
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生産者 | Viña Luis Felipe Edwards ヴィーニャ・ルイス・フェリペ・エドワーズ |
価格 | 438円 |
購入店 | いなげや 星川店 |
"Deep Under ワンコイン"のワインとして定評のあるダンシング・フレイム、
明日出す料理の仕込みに大半(500ml)使います。
その前にちょっとお毒見して、煮込み料理に好適かどうかをチェックしました。
色は、「これが398円!?」ってくらいしっかりしています。
香りもインキーでスパイシー、ボリューム含めてエクスキューズはありません。
味わいは、甘くて渋くて酸っぱい感じ。要素的にバラバラなのはあるあるですが、料理用なら十分です。
カルメネールだから軽めね、なんてことは全く感じられないシッカリ感。
これ普通に美味しいワインです。チリワイン恐るべし!ですなぁ。
あ、師範は『料理には、合わせて飲むワインと同じものを使うべし』という言説はマユツバだ
(ってかコストパフォーマンス的にもったいな過ぎる)と思っています。
点数 | 72点 |
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名称 | Dominio del Derramador Cava Brut N.V. ドミニオ・デル・デラマドール カバ ブルット N.V. |
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生産者 | Torre Oria トッレ・オリア |
価格 | 550円 |
購入店 | カクヤス 保土ヶ谷店 |
そして本日のメインのワインがコチラ・・・といってもカクヤスのワンコイン・カバですけどね。
今日は赤と泡2本を開けましたが税込み1,000円以下。ホント安ワイン万歳!ですわ。
ちなみに料理は、鶏モモ肉のグリル焼き、厚揚げの田楽味噌、海老とブロッコリーとトマトのサラダです。
色は薄めのレモン色で若々しい感じ、ガス圧はやや低めな感じであまり泡は上がりません。
香りは、ストレートにフレッシュな柑橘系の香り。複雑さは無いけど、500円でこの香りが得られたら御の字ですわ。
味わいも、特にネガティブな要素はなく、甘酸っぱくてシュワシュワっと美味しく楽しめます。
過去の稽古を調べたら、6年前にも稽古していて(ラベルもショップも違うので買う時気付かず)、
概ね同じような感想でした。これからの季節、ビール代わりに飲める泡、重宝すると思いますよ。
点数 | 73点 |
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もう誰も気にしなくなりましたが、本日はプレミアムフライデーなので、
プレミアムなビールをチョイス。サントリーのザ・プレミアム・モルツ Master's Dream 無濾過です。
連休中のお昼にも飲んだので2度目ですが、
無濾過だけど濁りは無くて、謳い文句通り『濃密で上質』な感じがします。
小さめのグラスでチビチビ飲むべきですね。
(写真のMaster's Dream用グラスはあまり気に入ってはいません。もう少し薄いのが好き)
名称 | Pepperwood Grove Chardonnay 2018 ペッパーウッド・グローヴ シャルドネ 2018 |
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生産者 | Don Sebastiani & Sons ドン・セバスチャーニ&サンズ |
価格 | 1,115円 (単品価格:1,397円) |
購入店 | カリフォルニアワインのYANAGIYA |
昨日は「国際シャルドネの日」だったらしいです。そういうの、だいたい乗り遅れるんだよな。
とはいえ1日くらい違ったって誤差でしょう、ということで道場は本日を「道場シャルドネの日」と致します。
選んだワインは米国カリフォルニア産で、「ペッパーウッド・グローヴ 飲み比べ4本セット」 税・送料込み5,720円からの1本目。
料理当番は本日も師範で、メニューは棒棒鶏、モヤシと鶏チャーシューのナムル、小松菜と厚揚げの中華スープです。
色は、やや薄めくらいのレモン色。ネットリ感はあってエキス分は多そうです。
香りのボリュームは中程度かな?蜂蜜っぽい甘い香り、そろそろ時期が終わりそうなスイカズラの香り、
それにちょっと薬草(センブリ?)みたいな香りもあります。
味わいは、甘さを結構感じて、あとは酸味と軽い苦味。厚みのある味わいです。
販売店のサイトによれば、「ステンレス100%でMLF無し」らしいです。
その情報から受けるシャープなイメージとはだいぶ異なる、ふくよかで厚みのあるシャルドネです。
とはいえ「カリシャルは樽がバーン!で、甘みがゴーン!」というステレオタイプとも異なります。
判りにくくはなるけど、別にソムリエ試験を受けるわけでもなく、多様性は大歓迎ですよ。
点数 | 76点 |
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リンク |
ペッパーウッド グローヴ 飲み比べ4本セット 5,720円 Pepperwood Grove Chardonnay 2018 1,397円 |
本日2022年5月25日は、安ワイン道場開設25周年記念日です。おめでとうございます>自分
最近は→のツイッターにかまけておりますが、あくまで「安ワイン道場師範」のベースは↓の個人ホームページ(死語か?)、
これからもキチンと更新し、目標1万本を越えて50周年記念まで頑張りたい所存です。
名称 | Mateus "The Original" Rosé N.V. マテウス "ジ・オリジナル" ロゼ N.V. |
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生産者 | Sogrape Vinhos ソグラペ・ビーニョス |
価格 | 957円 |
購入店 | サミット横浜岡野店 |
そんなハレの日の稽古相手に選んだのは、ポルトガルの微発泡ワイン「マテウス・ロゼ」。
『なんで?』と思うでしょうが、まぁそこの若いの、聞きなさい。
この銘柄、師範が幼少の頃の1973年から日本に輸出されているんですよ。
そしてこのワインが師範実家の食卓にごくたまに出されることがあって、それをこっそり飲んだ記憶があるんですな。
なので、師範にとって「一番最初に口にしたワイン」がこのマテウス・ロゼなんです。
ボックスボイテル型のボトルは当時と同じ感じ(若干デザインが違います)ですが、ラベルはもっとクラシックな感じでした。
もしかすると読者の方の実家にも、花瓶代わりに使われているお宅があるかも知れません・・・ってさすがにもう無いか。
道場のこれまで25年の中で、なぜか一度も稽古したことが無かったので、本日改めて稽古することにした次第です。
ちなみに本日の料理当番は師範で、メニューは鯵の塩焼き、ヒラメの刺身、肉じゃが(師範代の作り置き)、韓国風無限キャベツ(クラシルのレシピ)です。
家族の帰りが遅いので、前半は一人で作って一人で食べてました。
まず裏ラベルの確認から。添加物は「炭酸、酸味料、酸化防止剤(亜硫酸塩)、保存料(ソルビン酸K)」が使われているようです。
ガスは後から添加、そしていろいろ味の調整もされているようです。
色は、ボトル外観通りの薄ピンク色。ガス圧はとても低くて炭酸の残ったスティルワインくらい、ほぼ泡は上がってきません。
香りは弱め、ほぼ一般的な白ワインの香りというか、なんとなく柑橘とピーチのフルーツが香ります。
で、「きっと甘いんだろうな」と思って口に含むと、結構良い意味で裏切られます。
甘さはあるのですが甘すぎず、かなりしっかりした酸を感じます。これだったらスイスイ飲めますよ。
全然薄っぺらじゃない味わいです。
穿った見方をすれば「酸味料の功績」でしょうか、幼い頃のイメージだともっと甘いワインだったと思いますが、
甘ったるさは感じないワインに様変わりしてます。
そのため、苦笑いしながら昔を懐かしむつもりでしたが、
良くも悪くもそうはならずに今でも通用するワインに感じられました。
点数 | 70点 |
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毎年恒例の「ディスクロージング・ダイエット」、今年も始めました。
人間ドックを受ける7月7日までの2か月間で体重を62kgから2.5kg落として59.5kgに、
直前の5日間は断酒ししてγ-GTPを一時的に改善して健康体に見せかける、
いわゆる「身体データ捏造計画」です。
さて本日時点の体重と体脂肪率の推移が右のグラフ。
週末の「深酒デトックス効果」が効いて一気に目標のラインを下回っております。
これからも休肝日でヒマな火曜に報告して参ります。
読者な皆様におかれましては、別に知りたくもない情報でしょうが、
それでも公開して退路を断つのが「ディスクロージング・ダイエット」の本質ですから。
昨日の稽古日誌、ワイン22本を一気に書き上げました。
己の趣味に多大なる時間を費やしただけですが、なんだか「やり遂げた感」があったのでお気に入りのビールをプシュっといきました。
サントリーのTOKYO CRAFT I.P.A.、大メーカーの本気が感じられて好きなビールです。
名称 | Hess "Shirtail Ranches" Chardonnay 2019 ヘス "シャーテイル・ランチス" シャルドネ 2019 |
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生産者 | The Hess Collection ザ・ヘス・コレクション |
価格 | 1,540円 |
購入店 | 銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA |
昨日の今日ですが、なんだかガツンと樽ドネが飲みたくなってこちらを抜栓しました。
ザ・ヘス・コレクションの畑名付きシャルドネ、本来はもっとお高いワインらしいのですが、
コロナ禍の影響で飲食店への割り当てが減った影響で、とても安く輸入できたそうです。
夕食のメニューはトマトのチーズ焼き、イサキのポワレ トマトソース、キャベツの塩昆布炒め。
それらに合わせました。
色は、結構しっかりしたレモン色です。多分ですが、葡萄の色に加えて樽の色が出ているんじゃないかと思われます。
香りは、想定通りの樽ドネ感。蜜っぽさと熟れたリンゴにバニラの甘香ばしさ。「コレよコレ!」って感じです。
味わいは、甘さがあって旨味があって酸味が無くて、なんとなく下半身スッポンポンな感じ。
わかるかなぁ、わかんねぇだろうなぁ(by松鶴家千とせf)
樽ドネが飲みたいという要求にはバッチリ応えて頂きました。
とってもゴージャスではあるのですが、やや酸味が足りなくてちょっと白痴美人な感じ。
プレイボーイ誌のバーン!ベローン!!な白人モデルみたいな・・・なんて書くとまた一部からは嫌われるよなぁ。
点数 | 74点 |
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リンク |
Hess Shirtail Ranches Chardonnay 2020 1,540円 |
それにしても、昨日飲んだときに服用した「よいときOne」の効果は絶大、廃人同様にならずに済みました。
お腹の中で酢酸菌酵素がアルコールを分解してくれるそうです。
「いい感じに酔ったかなぁ」ってところで飲むのがポイント、飲む前だと酔えなくてつまんないです。
リンク:キユーピー よいときOne 30日用 2,916円(@amazon)
本日は「安ワイン道場25周年記念持ち寄りワイン会」です。
実際に開設した日は1997年の5月25日なのですが、平日だとアレなので前倒しで今日にしました。
安ワイン道場、苦節25年、と言いながらなんの苦労もなく&大したメリットもなくダラダラと続けて参りましたが、
それでも声を掛けると沢山の人に集まって頂けて、「人」にはとても恵まれるようになりました。
ホントありがたい話ですわ。
会場は、豪徳寺駅から歩いてすぐのワインステーション+さん、
駅長さんは安ワイン道場の古くからの読者だそうです。
会費は、料理と持ち込み料と貸し切り料すべて込みで一人4,000円でやって頂けました。
大してお金を落とすわけでもないこの企画に賛同して頂いてありがとうございます!です。
こんな酔狂な会に参加して頂けたのは下記の皆さんです。
・安ワイン道場師範(幹事)
・カツミさん
・Kinokoさん
・Mikiさん
・ちゃこさん
・MAMIさん
・Chipmunk(リス)さん
・ゆうこりンファンデル(a.k.a.もふもふ)さん
・MOMOさん
・Andyさん
・NAOTAKAさん
・かしたくさん
・ヒマワインさん
・りゅじめしさん
・だいすけさん
・助役さん
・駅長さん
総勢17名、一人当たり40mlずつ(マグナムはその倍)の稽古量です。
店内には、道場25周年を祝う飾り付けがされていました ・・・って、実際はコレを窓側にキチンと飾り直して頂いたんですが、 あいにくその写真を撮っていません。 もうね、会の最初はワインの写真を撮り損なうまいとそれだけに集中しておったんですよ。 主催かつ主賓なのにやっていることはまるで業者です。 なにせ本数が多いから・・・というわけでズラズラーっと参ります。
名称 | Steenberg 1682 Chardonnay "Cap Classique" Brut (Magnum) N.V. スティーンバーグ 1682 シャルドネ "キャプ・クラシック" ブリュット (マグナム) N.V. |
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生産者 | Steenberg Vineyards スティーンバーグ・ヴィンヤーズ |
価格 | 8,000円 (お店特別価格) |
購入店 | ワインステーション+ |
ワインステーション+さんは南アフリカワインとオレンジワインの店なので、
乾杯の泡は「南アフリカのスパークリングのマグナムで」とお願いしました。そして駅長に探して頂いたのがコレ、
『税込み7838円の仕入れなので、キリよく8000円でどうでしょうか』と提案して頂きました。
なにそれ儲け無いじゃん!ですが、すんなりご厚意に甘えることにしました。
色は、シャルドネ単品種の割にはしっかりとした色があって、熟成期間が長い感じがします。
泡立ちも立派で泡持ちもよく、リンゴの香りとクロワッサンの香ばしさがあります。
口に含むと、香りの雰囲気よりややドライ。キリッとした味わいです。
毎度陳腐な例えで恐縮ではありますが、「まるでシャンパーニュ」ですね。
マグナムなので1500mlあるのですが、あっと言う間に皆さんのグラスから蒸発して行きました。
点数 | (82点) |
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名称 | Kitani Wine u2 2021 木谷ワイン u2 2021 |
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生産者 | Kitani Wine 木谷ワイン |
価格 | (もふもふさんから) |
購入店 |
このワインを持参して頂いたのはもふもふさん、
JSAのワインエキスパートもWSET level3も一気に取っちゃう才媛ですが、
本来『持って行きます』と事前申告したワインとは違うワインを持って来られています。あはは
(そもそもは同じ木谷ワインの「モンドブリエ」という変わった品種のワインが予定されていました)。
間違えたコチラは微発泡のペティアンで、品種はデラウェア。
自社畑100%でSO2無添加、雨の多い年だったので裏ラベルに「雨、人、21」と書かれています。
これだけの本数を稽古すると、そもそも貧相な師範の語彙力も尽きますので、コメントは皆さんに伺ったりしています。
このワイン、ヒマワインさんによれば
『ラブルスカ種である甘いデラウェアの香り。飲むとドライだけどドライすぎない甘味がある。めっちゃ美味い』
だそうです。確かに香りにしっかりと生食用デラウェアと同じ甘い香りがありますね。
皮目の苦味みたいなものも薄っすら感じられたように思います。
結果的にはケガの功名、この場の雰囲気にはこのペティアンが合っていたような気がします。
木谷さんとはツイッターでも相互フォローなので一度稽古してみたかったんですね。
誠実さが伝わるワインでした。
点数 | (80点) |
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名称 | Special Hishiyama Lieu-dit "Hishidaira-Haut" 2020 特別単一区画 "上菱平圃場" 2020 |
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生産者 | Triivilla Imamura Winery (Ch. Katsunuma) 鳥居平今村醸造(シャトー勝沼) |
価格 | (Mikiさんから) |
購入店 |
このワインを持参して頂いたのはMikiさん。昨年勝沼での収穫体験をご一緒したので、
その時に作業をした葡萄畑「鳥居平」のワインを『想い出のワイン』として選んで頂きました。
南西向きの急斜面、日本のグラン・クリュとワイナリーの方が言っている畑です。
ヴィンテージは違いますが、あの畑のブドウから造られたワイン、と思うと感慨深いですな。
色は薄め、ほぼ無色です。
香りのボリュームも弱めで、かしたくさんによれば『麦焼酎のような香りがある』とのこと。
確かにそうですね。甲州種って清酒みたいな香りのワインもありますが、このワインは確かに焼酎の香りです。
味わいは、良く言えばキリッと端正で、悪く言えばとっつきにくい味わいです。
しっかりしたワインだとは思いますが、まだ若かったのかな?かなりカタブツな感じを受けました。
ちなみにMikiさんとこのワイナリーを訪問した際に、同じ鳥居平の甲州の2011年を買っています。
今度はお返しにそれを持参しますのでご一緒しましょう。
点数 | (75点) |
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名称 | Saumur "Brézé" 2012 ソミュール "ブレゼ" 2012 |
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生産者 | Dom. Guiberteau ドメーヌ・ギベルトー |
価格 | (かしたくさんから) |
購入店 |
このワインを持参して頂いたのは、昨年末の2019 ACブルゴーニュ会で幹事をして頂いたり、
年明けの横浜中華街でもご一緒したかしたくさん。
造り手の「ドメーヌ・ギベルトー」は、高名な醸造家クロ・ルジャール氏のお弟子さんで、
畑の「ブレゼ」は、ロワールにグラン・クリュ格付けがされるとすればその筆頭になるであろう、とのこと。
勉強になりますぞ。
このワインのテイスティング・コメントはMOMOさんに頂きました。
『甘やかな香りでキリッとした味わい。厚みがあるけどコッテリし過ぎないバランス』
とのこと。なるほど。
なんとなく樽の効いたモダンなシャブリみたいな感じですね。伸びやかな香りと締まった味わいのバランスが絶妙だと感じました。
ソーヴィニョン・ブランって、あまり樽との相性が良くない品種かと思っていましたが、
このワインは全くそんなことなくて、上手に樽が効かせてあったと思います。
シュナンブランは樽との相性が良いですね。
確かに「みなしグラン・クリュ」と言われると納得の内容でした。
※『ソーヴィニョン・ブランじゃなくてシュナン・ブランです』とのご指摘を頂き、確かにそうだったな、と。 そうすると文脈がグダグダになりますので、恥を忍んで元の文章を残したまま訂正させて頂きました。
点数 | (86点) |
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名称 | Restless River Chardonnay 2012 レストレス・リヴァー シャルドネ 2012 |
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生産者 | Restless River レストレス・リヴァー |
価格 | (駅長さんから) |
購入店 |
このワインのご提供は、お店の駅長さんから。
南アフリカのイケてるワインとして定評があるレストレス・リヴァーですが、
道場に於いては初登場の造り手です。
ヴィンテージは2012年で、前のソミュールと同じ。
『珍しいワインってこれくらいしかなくて・・・』というお話でしたが、
なんのなんのありがとうございます!です。
色は、結構濃いめのレモン色で、確かに熟成シャルドネな雰囲気が出ています。
香りは、まるで高級カリ・シャルです。樽の香ばしさと果実の香りが良い感じに溶け合っていて、
まろやか~な香りと味わいです。ヒマワインさんによれば
『すばらしい!めっちゃうまい!』
らしいです。もっと何かそれらしいこと言って頂戴。
やっぱり人気のワインには人気がある理由がありますな。
現行ヴィンテージでも5,000円くらいするのかな?
2,000円台に安旨ワインが多い南アフリカですが、
これくらいのクラスになればちょっと違うんだぜ!という感じでした。
点数 | (84点) |
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名称 | Shared Notes "Les leçons des maîtres" 2019 シェアード・ノーツ "レ・レソン・デ・メートル" 2019 |
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生産者 | Shared Notes シェアード・ノーツ |
価格 | (Andyさんから) |
購入店 |
このワインを持参して頂いたのは、古くからのネットを介したお知り合いであるAndyさん(でも実際にお会いしたのは最近)。
このワインの持参理由は『名前が"leçons des Maîtres"=「師匠(師範)の教え」だから』とのこと。
ソーヴィニョン・ブラン72%、セミヨン28%。新樽100%で発酵・熟成8カ月。マロラクティック発酵なし。
ワインメーカーはビビアナ・ゴンザレス・レーヴとジェフ・ピゾーニという、
カリフォルニア・ワイン界隈では有名なご夫婦とのこと。
さすがはAndy先生、溢れんばかりの情報量が光ります。
色は、そんなに濃くはなかったと思います。
香りはとてもフルーティで、ハーブのような涼やかさと、キウイフルーツのような甘やいだ雰囲気をバンバン感じます。
新樽100%ですが、口に含んでもそんなに強い樽は感じません。とにかくフレッシュさが前面に出たワインですね。
NAOTAKAさんのコメントは
『カリフォルニアの美味しい白ワイン』
だそうです。インポーター社長とは思えない語彙力、ありがとうございます。
シャトー・オーブリオンで醸造を学んだ方とのことで、もっと樽っ樽したワインを想像しましたが、
そういう感じではありませんでした。でも素直に美味しいワインです。
先入観を取り払ってフラットに比較すると、師範の本日の白No.1はこちらでした。
点数 | (87点) |
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カウンターには、助役のMAKIさん謹製のお料理プレートが並べられています。 15人分ともなると壮観ですね。準備は大変だったと思います。ありがとうございます。
料理のリストも書いて頂きました。大変助かります!
・駅長のいちごサラダ
・サーモンパテ ハーブクリームを添えて
・Blueno直伝のテリーヌ
・新じゃがとアンチョビのポテトサラダ
・クミン香るキャロットラぺ
・富山のホタルイカ オイル漬け
・マッシュルームのピクルス
こういう、ちょっとずついろんな料理が盛られていると、ワインに合わせやすくて超ナイスです。美味しゅうございました。
名称 | De Venoge "Cordon Bleu" Brut 2002 ドゥ・ヴノージュ "コルドン・ブルー" ブリュット 2002 |
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生産者 | De Venoge ドゥ・ヴノージュ |
価格 | (ちゃこさんから) |
購入店 |
ここで泡を挟みます。
持参されたのは、先月のワインバー訪問でご一緒したちゃこさん。
北海道旅行から帰ってすぐ、お忙しい中でのご参加ありがとうございます!
当初は〆のシャンパーニュにする予定でしたが、ちゃんこさん曰く
『デゴルジュマンでドンペリと並べて飲んだけどこれが一番おいしかった。ぜひ正気のうちに飲んで頂きたい。』
とのことでしたのでこのタイミングで登場させて頂きました。
コメントは、カツミさんだったかMAMIさんだったか忘れましたが※MAMIさんでした
『クリームブリュレのカリカリのところ。キャラメルの香り。酸味シッカリ』
※酸味は師範の妄想
だそうです。確かに甘い香りと酸味の効いた味わいがとてもしっかりで、コントラストの高さが光ります。
熟成による柔らかさもあって、なるほどそんじょそこらのシャンパーニュとはモノが違います。
なんというか、頭に浮かんだのは「金持ちのシャンパーニュ」ですね。
稽古範囲内の庶民のシャンパーニュでは味わえない複雑さがあります。
そして、こういう酸味の効いたワイン、酒豪女子は好きですよねぇ。
この界隈は全く「女子=甘いお酒が好き」では無いと思います。
点数 | (85点) |
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名称 | Château Mercian Mariko Cabernet Franc Rosé 2020 シャトー・メルシャン 椀子 カベルネ・フラン ロゼ 2020 |
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生産者 | Mercian メルシャン |
価格 | (だいすけさんから) |
購入店 |
このワインを持参して頂いたのは、前日のリモート宴会でもお世話になっているだいすけさん。
最近はツイッターワイン会の要的な存在です。
このワインは、ゴールでウィークにワイナリーを訪問されて、気に入ったので購入されたとのこと。
その時の写真も見せて頂きましたが、「なにこれ天国かよ!」でしたよ。
色は、とてもきれいな薄ピンク色。イチゴのような甘い香りでドライな味わい。
一緒にワイナリーを訪問されたKinokoさんによれば、
『一緒に飲んだシラーは渋かったけど、こちらは少女のような可愛らしい味わい。』
とのことです。なるほど少女ね。オッサンが言うと下品ですが、女性が言うと上品に感じらますね。
こういうワインを、青空の下で飲んだらそりゃ美味しいでしょうよ、ええ。
もちろん室内で飲んでも美味しいのですが、やっぱりロゼは夏空が似合います。
ちなみに『椀子(まりこ)が読めないし変換できない』話題で盛り上がっておりました。
ワンちゃん好きは「わんこ」と読みたいところですね。
点数 | (76点) |
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名称 | Scarbolo "XL" Pinot Grigio 2018 スカルボーロ "XL" ピノ・グリージョ 2018 |
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生産者 | Valter Scarbolo ヴァルター・スカルボーロ |
価格 | (MOMOさんから) |
購入店 |
このワインを持参して頂いたのはMOMOさん。
師範を神戸遠征稽古に誘って頂いた、
パワフルなお嬢さん(でもお母さん)です。
持参されたのはイタリアのオレンジワイン、MOMOさんはこの造り手のワインが大好きで大人買いしたとのこと。
インポーターは「風土」さん、興味があったのでこれまた嬉しいチョイスです。
外観は・・・忘れました。このあたりからメモがかなりいい加減になってきます。
香りは、師範は「高級洗顔せっけんの香り」だと思いましたが、『紹興酒の香り』という意見も出ていました。
味わいは、オレンジワインらしい収斂性もありますが、いわゆる自然派っぽさは控えめ。ナイスなバランスだと思います。
最近オレンジワインが好きな人増えてますねぇ、という話でした。
特にスパイス系の料理が好きな方がオレンジにハマるそうです。
確かに紹興酒のような香りと強めの味わいは、辛い中華料理とかにも合わせやすそうですね。
点数 | (81点) |
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名称 | Elepard 2008 エレパード 2008 |
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生産者 | Korenika & Moskon コレニカ&モスコン |
価格 | (助役さんから) |
購入店 |
もう一本のオレンジワインを提供して頂いたのは助役さん。
『珍しいオレンジが入手できたから』ということで出して頂きました。
頂いたメモによれば、品種はピノ・ブランが66%、ソーヴィニョン・ブランが34%。
醸造に凄い時間が掛かっていて、60日間のスキンコンタクトの後、オーク樽にて12ヵ月かけて発酵、
その後フレンチオークの樽にて120ヵ月熟成させているそうです。
色は・・・忘れました。グラスの写真も撮っておくべきでした。
香りは、真っ先に頭に浮かんだのは「これはシェリーっすね」という印象。
酸化熟成系の香りが支配的ですが、干しあんずや熟成シャンパーニュみたいな雰囲気もありますね。
味わいは、香りほどの風変りな感じは無くて、これまた良く出来たオレンジワイン、といった味わいでした。
フレンチオーク樽で120ヵ月熟成とか聞くと樽っ樽なワインかと思いますが、
実際は樽よりも酸化の影響の方が強い感じでした。ちなみにスロヴェニアのワインと稽古するのはこれが3回目、
最初に稽古したのは移転前のワインステーションさんでした。
点数 | (79点) |
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写真の手前はチーズいろいろ、これはちゃこさんにお持ち頂いたんでしたっけ?(スミマセン、きちんと把握できていません)、 奥はもふもふさんが持参されたお菓子いろいろ。みんな偉いなぁ。師範はワイン1本以外手ぶらですよ。
もふもふさん謹製のお菓子の拡大写真がこちら。 贅沢に使われたドライフルーツが嬉しいですね。ありがとうございます!
名称 | Paul Launois "Single Barrel" 1602 Extra Brut (Magnum) N.V. ポール・ローノワ "シングル・バレル" 1602 エクストラ・ブリュット (マグナム) N.V. |
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生産者 | Paul Launois ポール・ローノワ |
価格 | (NAOTAKAさんから) |
購入店 | 銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA |
このワインを持参して頂いたのは、インポーター「イズミセ」の社長さんであるNAOTAKAさん。
この日はわざわざこの会に出席するために京都から新幹線で往復して頂きました。
ワインは、イズミセさん専用に造られたオートクチュールのシャンパーニュ、それもマグナムです。
詳しい内容的には、葡萄はグラン・クリュのシャルドネ、ミディアムトーストの樽で11ヵ月熟成、
ボトリングは2017年7月、デゴルジュマンは2020年7月、ドザージュは1g/L。
そして気になるお値段なんと税込み88,000円也。ありがとうございます!
さて、気になるインポーター直々のコメントがコチラ。
『うん!』
だそうです。分かりやすく樽が効いていて華やかな香りで、とても凝縮感のある味わいですね。
『クリュグに似ている』なんて意見も出ていました。
樽屋さんはクリュグと同じところだそうですよ。
途中に挟んだドゥ・ヴノージュが「金持ちのシャンパーニュ」だとすれば、
こちらは「万人のシャンパーニュ」ですね。前者はある程度シャンパーニュ・リテラシーを必要とするワインでしたが、
こちらは誰が飲んでも美味しく感じると思います。
決して有名ではないシャンパーニュが88,000円、なかなか売りづらいようですが、
贅沢な木箱に入っていますし、お祝い事なんかには良いと思いますよ。
点数 | (89点) |
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リンク | Paul Launois "Single Barrel" 1602 Extra Brut (Magnum) N.V. 88,000円 |
名称 | Secret Stone Marlborough Pinot Noir 2014 シークレット・ストーン マールボロー ピノ・ノワール 2014 |
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生産者 | Secret Stone シークレット・ストーン |
価格 | 862円 |
購入店 | MEGAドン・キホーテ狩場店 |
師範が持参したワインがコチラ。
2019年の1月頃、一世を風靡したワイン(再稽古の様子がココ)です。
あれから3年、より美味しくなっている可能性は決して高く無いのですが、
これ以上持っていてもしょうがないのでこの機会に投入。
にしても前のシャンパーニュと値段差100倍。ワインっていろいろよねぇ。
色は、まだしっかりとした紫色が残っています。
香りは、黙って嗅がされれば「村名ジュヴレ・シャンベルタン」ですね。
樽香はほぼ感じませんが、アメリカンチェリーのような可愛らしいフルーツの香りがあります。
味わいも、スケールこそ小さめですが甘味と酸味が心地よく、
(若干の雑な渋味を別にすれば)やっぱり村名ジュヴレ・シャンベルタンです。
師範的には、買値の3倍のお値段、3,000円弱の価値があると思いましたが、
皆さんのご意見だと『1,500円かな?』『いや1,280円くらいが妥当でしょう』などと剣もホロロ。
でも忖度なく意見を言い合えるこの関係、とても良いと思います!
点数 | (78点) |
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名称 | Clos Vougeot 2016 クロ・ヴージョ 2016 |
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生産者 | Dom. Chauvenet-Chopin ドメーヌ・ショーヴネ・ショパン |
価格 | (カツミさんから) |
購入店 |
はるばる遠方からのご参加がもう一人、
先日の神戸遠征稽古でもお会いしたカツミさん。
持参して頂いたのは、師範が大好きな造り手「ショーヴネ・ショパン」の特級クロ・ヴージョ。
ちゃんと師範の好みを把握して頂いてのご提供、カツミさんの男気に大感謝です!
こちらはリス(Chipmunk)さんのコメントをお借りします。
『華やかだけど影がある未亡人系。おいちい!』
だそうです。なるほどなんとなくわかります。
コート・ド・ニュイのグラン・クリュでも、やや南寄りにあるクロ・ヴージョは、
北のジュヴレ・シャンベルタンあたりと比べるとどことなく重いというか、
単に華やかなだけではない深みがありますよね。
そしてこのワインに顕著なのは「甘さ」です。やっぱり甘いは正義です。
なんだかんだ言って本日のナンバー・ワンはコレですよ。
師範はショーヴネ・ショパンが好きだし、ブルゴーニュのグラン・クリュが好きなんですわ。
甚だ「安ワイン道場」的ではないけれども、好きなモノは仕方がありません。
これからも「"自分で買うのは"安ワイン道場」を貫いて参りたい所存です。
点数 | (90点) |
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名称 | Cornas 2012 コルナス 2012 |
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生産者 | Dom. des Lises ドメーヌ・デ・リゼ |
価格 | (MAMIさんから) |
購入店 |
このワインを持参して頂いたのは、先日の餃子とワインの会でもご一緒したMAMIさん。
あの時もドメーヌ・デ・リゼのワインをお持ち込みでしたが、本日はその高級版。
MAMIさんはこの銘柄が大変お気に入りで、
このヴィンテージは最後の1本とのことでした。
はい、このあたりからコメントをメモするのも面倒になってきたようです。
メモには「白コショウ、スパイシー」とだけ。
北ローヌのワインって、どこかブルゴーニュに似た雰囲気があると思っていましたが、
こうやって飲み比べると全然別物ですね。
やはりローヌは骨格が太いというか、エレガンスよりもフィネスを感じます(って自分で書いてて意味がわかりません)
・・・と、なんだかんだ書いてますがやっぱり美味しいですよ、ドメーヌ・デ・リゼのワイン。
ローヌももっと知らなきゃいかんですな。現時点の師範はローヌの解像度が低くて、
コート・ロティもクローズ・エルミタージュもコルナスも一緒くたです。
点数 | (83点) |
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名称 | Arretxea Dolia 2020 アレチェア ドリア 2020 |
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生産者 | Dom. Arretxea ドメーヌ・アレチェア |
価格 | (Chipmunkさんから) |
購入店 |
このワインを持参して頂いたのはリス(Chipmunk)さん。
先月のワインバー訪問でもご一緒しました。
リスさん、当初の予定では師範の出身地熊本のワインをお持ち頂く予定だったのですが、
『玄関に置き忘れた!』とのことで急遽近くのお店で調達して来られたのがコチラ。
バスク地方"Irouléguy(イルレギ)"というAOCのワインは道場初登場です。
現場でもフランスなのかスペインなのか揉めておりました(ラベルを読みなさい)
写真でもおわかりのように、まるでイタリアのワインのようなシックなボトルです。
中身も、どちらかというとイタリアっぽいかなぁ、という感じ。
品種はカベルネ・フランらしいのですが、なんとなくサンジョヴェーゼです。
フランスかスペインか判らず飲んで、イタリアを感じる・・・もうグダグダですな。
でもね、ちゃんと美味しかったんですよ。
リスさん、ショップで今回のワインリストを見せて、『このラインナップに負けないものを』とお願いして買ってこられたそう。
そこでこのチョイス、お店の方グッジョブですな。
点数 | (80点) |
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名称 | Barolo 2016 バローロ 2016 |
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生産者 | Borgogno ボルゴ―ニョ |
価格 | (Kinokoさんから) |
購入店 |
このワインを持参して頂いたのはKinokoさんも、
先月のワインバー訪問でもご一緒しました。
持参して頂いたのはピエモンテの名門「ボルゴ―ニョ」、
名前は良く聞きますが稽古するのは初めてであります。
クラシックなラベルがいかにも名門って感じですね。
さてこのワインのことは結構覚えています。
まず色が濃くないんですよ。
ネッビオーロって、バローロやバルバレスコといった強い語感のワインに使われるんで濃い色をイメージしがちなんですが、
実際はピノ・ノワール寄りの色合いだと思います。
香りは、いわゆる「ベジタル」な感じ。なんとなく農家の納屋を想わせるような、アーシーな香りもあります。
そして味わいが固いのよ。2016年でもまだこのワインには若いのかい!って感じです。
やっぱりね、「王のワイン」ですから、もっと20年くらい寝かせなきゃダメなのかも知れません。
駅長さんは『これが「王のワイン」は無いな』などと好き放題言われてました。
みなさん忖度なくてナイスです。
点数 | (78点) |
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名称 | Meteor Vineyard "Perseid" 2013 メテオ・ヴィンヤード "パーセイド" 2013 |
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生産者 | Meteor Vineyard メテオ・ヴィンヤード |
価格 | (ヒマワインさんから) |
購入店 |
赤の最後は、いつも軽妙洒脱なブログを書かれているヒマワインさんが持参したもので、
NAOTAKAさんとこのワインくじで当たったらしい剛腕カリフォルニアの赤。
ちなみにクロ・ヴージョもワインくじだったらしいです。
みんな良いのが当たって良いなぁ。師範はワインくじで末等か下から二番目以外当てたことがありません。
せっかくカリフォルニアのワインですから、Andy先生のコメントを捕獲しました。
『おいしいですね。2013年は良い年です。温かさと酸、鉛筆の芯、〇△×※~(メモが読めません)』
だそうです。確かに「温かさ」は納得ですね。
まぁるい甘味があって、渋味もシッカリですがトゲトゲしくなくて、全体にふんわりした印象を受けました。
美味しいカリフォルニアの赤です。
ただ、師範はこのクラスの差がわからないというか、
多分オーパスワンもシダーノールもこれも同じに感じてしまうような気がしております。
ま、美味きゃ良いんですけどね。
※更新当初は2018年と書いていましたが、2013年の誤りでした。謹んで訂正させて頂きました。
点数 | (85点) |
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名称 | Eitelsbacher Karthäuserhofberg Riesling Auslese 1989 アイテルスバッハー・カルトホイザーホフベルク リースリング アウスレーゼ 1989 |
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生産者 | Weingut Karthäuserhof ヴァイングート・カルトホイザーホーフ |
価格 | (りゅじめしさんから) |
購入店 |
いよいよ〆のワインです。
このワインを持参されたりゅじめしさんは、古くからの安ワイン道場愛読者とのことで、
今回お持ち頂いたワインはなんと道場開設より前の1989年産、大変熟成が入ってそうなドイツ産。
残念ながら表のラベルは取れちゃってますので、右写真は裏ラベルです。
まず、これだけの古酒になるとコルクがグズグズになっていて抜栓が心配されましたが、
意外とまだしっかりしていて駅長さんがキレイに抜きました。
ワインの色は覚えていませんが、香りは「これがそんなに古いの?」ってくらいフルーツ感が残っていたように思います。
当時のモノらしく『アルコール分:14度未満』とザックリしか書かれていませんが、多分9%くらいだと思います。
すんなりと美味しいワインでした。
やっぱり甘口は熟成に耐えるんですね。
参加者には1989ヴィンテージの方もおられましたので、〆の一本としてはちょうど良かったんじゃ無いかと思います。
点数 | (81点) |
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以上、総勢17名でマグナム2本+ブテイユ16本。
どれも個性的で大変楽しい飲み会でした。
皆様には、ワインの他にもジャム(カツミさん)やチョコレート(かしたくさん)や焼き餅(NAOTAKAさん)などのお土産も頂いて、
もう師範は感無量でございます。
根がヒネクレ者なのでそんな風には見えなかったかも知れませんが、心の奥底でウルウルしてましたよ。
本当に皆さまありがとうございました!
名称 | Stellenrust Brut Spumante Magnifico Chenin Blanc N.V. ステレンラスト ブリュット・スプマンテ・マグニフィコ シュナン・ブラン N.V. |
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生産者 | Stellenrust Wines ステレンラスト・ワインズ |
価格 | |
購入店 | フリーフロー |
さてここからが延長線です。確か、最初の1時間は1,000円で残ったワインのフリーフロー、
その後は1時間1,500円でフリーフローだったと思います。
もう既にメモには一言のコメントもなく、
ただカメラに写真だけが残っている状態ですが、とりあえず書くだけ書いていきます。
延長戦で最初に飲んだらしいのがこちらのスパークリング。
なんとなく覚えているのは、安ワイン道場ではいつも使う「泡の出るのは七難隠す」という文言ですね。
なんというか、普通に美味かったと思います。ほとんど覚えていませんけど。
点数 | ??点 |
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名称 | Kanonkop "Kadette" Pinotage Rosé 2021 カノンコップ "カデット" ピノタージュ ロゼ 2021 |
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生産者 | Kanonkop カノンコップ |
価格 | (さやかさん or ワイカンさんから) |
購入店 |
延長戦の時間にも、安ワイン道場25周年を祝って頂ける方々に来て頂きました。
・アレンさん
・ワイカンさん
・さやかさん
・まささん
・ワインチャンさん
・のりちかさん(すみません、アカウント捕捉できませんでした)
このワインは、さやかさんorワイカンさんがボトルで買って頂いたものを、ご相伴に与らせて頂いたんだと思います、多分。
全然自信がありませんが、改めてお礼申し上げます。
で、やっぱりロゼは万能選手ですね。
ピノタージュらしい果実味があるねぇ、なんて話していたような気がします。
話て無かったかも知れません。
カツミさんが、今度自身のワイン会で使う予定、とか言われていたような気もします。
言われていなかったかも知れません、スミマセン。
点数 | ??点 |
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名称 | Montes Folly Syrah 2016 モンテス フォーリー シラー 2016 |
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生産者 | Montes S.A. モンテス S.A. |
価格 | (アレンさんから) |
購入店 |
これはちゃんと書かなきゃダメなヤツでして、アレンさんがわざわざ道場25周年のために持って来て頂いた、
モンテスのフラッグシップ「フォーリー」です・・・なんて知ったようなこと書いていますが、
この銘柄は初めて知りました。「モンテス・アルファ"M"」以外にもあるんですね、フラッグシップ。
まぁ感想も書けと言われても厳しいものはありますが、とにかく強いワインだったと思います。
アルコール度数の15.5%を見て、みんなで「すげーっ!」とかなんとか言っていたような。
貴重な体験をさせて頂いて、ホントにありがとうございました!>アレンさん。
でも、アレンさんは本会の残り物を一通り飲んでおられたと思うので、貴重な体験と言う意味ではおあいこですね。
点数 | ??点 |
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名称 | Kleine Zalze "Cellar Selection" Pinotage 2019 クライン・ザルゼ "セラー・セレクション" ピノタージュ 2019 |
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生産者 | Kleine Zalze Wines クライン・ザルゼ・ワインズ |
価格 | |
購入店 | フリーフロー |
さぁさぁいよいよこれが最後の最後です・・・って、最後じゃ無かったかもしれませんが、
カメラにデータが残っているワインはこれが最後です。
クライン・ザルゼのピノタージュ、
この銘柄の2017年産とは3年前に稽古しておりますね。
もちろん飲んでいる場ではそんなこと思い出しもしませんでしたよ。
でも記録に残しておくというのは意味がありますね、こうやって振り返ることができますからね。
で、どんなワインだったんですかねぇ。おぼろげに「結構甘いのね」と思った記憶があります。
甘さで言えば前のフォーリーの方が糖度は高そうですが、こちらの方が渋味や酸味がおだやかで甘く感じたのかも知れません。
小売価格は普通に稽古範囲内のワインだと思いますが、師範にはこれくらいで十分なのかも知れません。
点数 | ??点 |
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そんな感じの「安ワイン道場25周年記念 持ち寄りワイン会」+延長戦でした。
途中で「よいときOne」を飲んだからか、大量飲酒の割には乗り過ごしもせず、
忘れ物もせず、大失態も晒さず、大暴言もせず、極めて紳士的な師範であったように思います
(もし違ったらスミマセン)
こんなに楽しいなら26周年もやるかなぁ、なんて考えていますが、根がモノグサなのでやらないかもです。
誰かが企画して頂ければホイホイ乗りますのよろしくお願いします!
本日のウォーミングアップは久しぶりに清酒の飲み比べ。
先月からちびちび稽古しているのが、写真右の「仙禽 さくら OHANAMI」。すでにお花見の時期は過ぎていますが、
それでも(当たり前ですが)普通に楽しめます。
左が、今回買ってきた「風の森 露葉風807」。最近この造り手のお酒をツイッターでよく見かけるので思わず買いました。
露葉風(つゆはかぜ)というのは奈良県だけで生産される酒米だそうです。
精米歩合80%なので酒臭いかと思ったら普通にキレイ。これも美味い。
清酒は安くて美味くてステキ。
本日の夕食当番は師範なので、
用意した料理はガリバタ鶏(CookDo)、焼き餃子(味の素)、チョレギサラダ(S&B)、切り昆布。
ご覧の通り、合わせ調味料とか冷凍食品テンコ盛りの手抜き料理です。
でも良いんです。こんな料理でも普通に美味いと感じる孝行舌の持ち主ですから。
そして今宵は「リモート日本ワイン会」です。参加者それぞれに日本ワインを用意してあーだこーだ言い合いましょう、
という企画。参加者されたのは下記の皆さんです。
・だいすけさん(幹事)
・mishikaさん
・ましゅまおさん
・ワインチャンさん
・中塚 龍雄さん
・ひかるさんご夫妻
・コム兄さん
・RYUTAさん
・藤原勝法さん
・愛さん
・安ワイン道場師範さん
名称 | Château Mercian Aiakane 2018 シャトー・メルシャン 藍茜 2018 |
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生産者 | Mercian メルシャン |
価格 | 1,538円 |
購入店 | オーケー みなとみらい店 |
今回師範が用意した日本ワインは、大手メルシャンが造る「藍茜」、日本ワインではありますが産地表示(GI)の無い赤ワインです。
この銘柄の2016年産とは以前何度か稽古していて(ココとか)、
標準的な日本ワインという印象がありましたので、2018年の出来を確認する意味も含めてチョイスしました。
色はしっかりと濃い紫色。アシは短めですが、外観に「日本だから」というエクスキューズはありません。
香りは「これ殆どメルローだよね」な雰囲気。多分マスカット・ベーリーAも使われていると思いますが、その影響は少なめ。
メルロー=7:ベーリーA=3くらいのイメージを受けました。
味わいは、かなりドライで固い感じ。もう少し甘味を残した方が一般ウケするとは思いますが、
真面目に造られことはしっかり伝わります。
買値1,500円ちょっと、やっぱりこれが「日本の標準赤ワイン」で良いと思います。
ミュゼ・ドゥ・ヴァンのブラッククイーン(コレ)と双璧かな。
これくらいの値段で、どこでも買える日本ワインが増えてくれると、もっともっと楽しくなると思うんだよな。
点数 | 75点 |
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午後8時に始まったリモートワイン会、午後11時を過ぎても盛況な感じでしたが、
1本飲み干しちゃったし明日に備えたい師範は早めに退出しました。
ワイン会、リアルも楽しいけど空間を超えるリモートも楽しいっすよね。
特に小さいお子さんが乱入したりするのはとても可愛らしくてナイスです。
またよろしくお願いします!>皆様
名称 | Cono Sur "Bicicleta" Pinot Noir Rosé 2021 コノ・スル "ビシクレタ" ピノ・ノワール ロゼ 2021 |
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生産者 | Viña Cono Sur ビーニャ・コノ・スル |
価格 | 737円 |
購入店 | 葡萄畑 ココス |
本日稽古相手は、桜の時期の前にいくつか買ったロゼからの最後の1本。
別に花見じゃなくてもロゼは美味しんだからね!ということで、久しぶりの五月晴れの夕刻に抜栓。
この銘柄、前回の稽古は3年前の2018年産。
その頃とはボトルデザインが変わって、"Reserva"表記が無くなりました。
ちなみに料理はラザニア、サラダ生春巻き。玉子とフリルレタスとアボカドとトマトのサラダ、主食はチーズパンです。
色はキレイなオレンジピンク。もうロゼはこの色だけでオッケーですよ。
香りはピノ・ノワールらしいイチゴやチェリーのような可愛らしいフルーツ香、でもそれだけではあります。
味わいは、目を瞑って飲めばほぼ白な、でもちょっとだけベリーっぽさがあるような、そんな味わいです。
いろいろ考える余地なくスイスイ進みます。
安定のコンスルです。
でも、コノ・スルって、他の同クラスのワインより頭一つ抜けた印象がありますが、
このロゼに関してはそれほどのプレミアム感はなく、1,000円前後のいろんなロゼと同じ感じに思われます。
ロゼって、どれもそれなりに美味しいけど特筆すべきワインとは滅多に出会えない、
そんなあたりが日常酒として飲むフランスでは大流行りでも日本のワインマニアに受けないポイントかも知れません。
点数 | 74点 |
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リンク |
Cono Sur "Bicicleta" Pinot Noir Rose 2021 737円 |
本日の食前酒はちょっと贅沢して、うちゅうブルーイングの"MONOLITH West Coast IPA"。
泡立ちは弱めだけど泡持ちは良く、濁りのある黄金色。
はっきりとグレープフルーツっぽい清冽な香り、そしてバランスの良い甘味酸味苦味。
間違いなく美味しいけど1缶786円だからね、美味くて当然か。
名称 | Bourgogne Hautes Côtes de Beaune 2019 ブルゴーニュ オート・コート・ド・ボーヌ 2019 |
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生産者 | Jules Barret ジュール・バレ |
価格 | 2,531円 (単品価格:3,850円) |
購入店 | 銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA |
本日の夕食は、油淋鶏、豚タンスモーク、カニカマとキュウリのサラダ。
合わせるワインは、なんとなく軽めの赤かなぁ、ってことで選んだのが、
Cave de L.Naotakaの「渾身のブルゴーニュ赤4本セット」税送料込み9,999円からの一本目。
サイトの説明によれば、
『30%は樽(うち25%は新樽)、70%はステンレスで8-16ヵ月熟成し、マロラクティック発酵を行う。』だそうです。
醸造上の知識なんて皆無なんですが、こういう情報が書かれているのはなんだか嬉しいですね。
色は、ブルゴーニュのピノらしくきれいに澄んだ赤紫だけど、ボーヌ側ってことでちょっと青みを感じます。
香りは、抜栓してすぐは香りが感じられなくて「すわ!ブショネか?」と思ってコルクを見ると、確かに液面側に黒い筋発見!
・・・でも時間が経つと普通に香るようになってきて一安心。少なくとも段ボール感は無いのでブショネでは無さそうです。
改めて香りを取ると、ボーヌ側らしいケモノっぽさが中心で、その脇でチェリーのようなフルーツが香ります。
説明には新樽使用と書かれていますが、それ系の香ばしさはありません。
味わいは、ピノにしては渋味がしっかりしていて、やや酸味が弱めな印象も受けますが、
全体に甘さがあって優しくて、「あぁブルゴーニュだなぁ」としみじみ楽しめる感じです。
とりわけ凄いワインじゃないんですけど、「普段着のブルゴーニュ」としてはこれで十分です。
ホントしみじみ美味しいんだよな。さすがはブルゴーニュ、と思わされます。
いまやトップレンジは高嶺の花になってしまったブルゴーニュですが、
その代わり裾モノのクオリティも上がっている気がします。
ってことは安ワイン者にとっては僥倖なのかも知れません。
点数 | 81点 |
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リンク |
送料無料 渾身のブルゴーニュ赤4本セット第4弾 9,999円 Bourgogne Hautes Cotes de Beaune 2019 [Jules Barret] 3,850円 |
名称 | Comte de Marsac 2016 コント・ド・マルサック 2016 |
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生産者 | Cave Saint-Jean カーヴ・サン・ジャン |
価格 | 1,650円 |
購入店 | ヴィノスやまざき 横浜そごう店 |
本日の夕食はスモークタン、酢モツ、ポトフ、ポークチャップ w/ピーマンのバター炒め。
ワインは、連休中に散歩で行ったヴィノスやまざき横浜そごう店の美人ソムリエールさんのお薦めの赤(白は先日稽古済み)。
『この値段でメドック、リピート買いする方も多いです』とのこと。
もうそういう話はコロッと信用してしまうわけですよ、っていうか対面で説明を受けながらワインを買うのなんて久しぶりだったな。
さて稽古開始。色はしっかりと濃い紫色、そしてなんとなく小豆色っぽい雰囲気。左岸のボルドーらしい色合いです。
香りは「おぉ!来ましたね!」って感じです。カシスやドライプルーンの果実香に、ミルキーな雰囲気がプラス、
ほどよく溶け込んだバニラのような樽香も感じられます。
味わいも、それなりにこなれたボルドーらしく、渋味はしっかりながらトゲトゲしくなく、
酸味と甘味のバランスも良い感じ。なんとなくミシェル・ロラン風のモダンな雰囲気も纏っています。
1,000円台のボルドーでこの内容は出色と言って良いと思います。
ただ、合わせる料理によってはミルキー感が生臭いようにも取れるあたりは好き嫌いが分かれるかもですが、
イケてるボルドーに違いはありません。
やっぱり店員さんのお薦めには従ってみるもんだな。
ネットの説明はいくらでも美辞麗句を並べられるけど、対面で説明するのに嘘は言えないでしょうからね。
また買いに行きましょう。
点数 | 80点 |
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本日は、飲み友だちにお誘い頂いて、横浜からはるばる湯島天神下のすし初へ伺いました。
このお店の若旦那、山内さんは2019年のSake Diploma全国大会で優勝されたとこのことで、
お寿司と清酒のペアリングが楽しめるお店だそうです。
お店の最寄り駅は湯島ですが、山手線の御徒町から歩いても6分くらいのとても便利の良い場所にあります。
店の中は、カウンターが最大8席、テーブル席もありますが『行き届いたサービスが出来ないから』とのことで、
現在は使われていないようです。カウンターの中には大将一人、
フロアには大将のご両親と思しき方含め3人の方がいらっしゃいます。
その人数で最大8人、なかなかに贅沢であります。
今回ご一緒させて頂いたのは下記のメンバーです。
・とりゅふさん(幹事)
・No.5さん
・中塚 龍雄さん
・安ワイン道場師範
そして
・すしはつ若旦那
料理とお酒のペアリングが主体ということで、合わせて出された料理と清酒を並べていきます。
(スマホだと見づらいかも知れません。料理、お酒、それぞれにクリックすると拡大します)
最初の料理は筍とうるい。
軽く酢味噌で和えてあって、ほんのり山椒の香りがして、削ったチーズがトッピングされています。
春らしくて良いですね。最初なのでマイルドな、あまり相手を選ばない料理という感じです。
合わせられたお酒は、紫宙(しそら) 純米大吟醸 無濾過原酒 結の香。
薄く濁りのある発泡性の日本酒です。酸がしっかりしていて旨味もありますが、
発泡性ということで全体に軽やかな印象があるので、爽やか春の料理に合っていたと思います。
もちろん乾杯もしますよ。スパークリングワインでもビールでもなく、日本酒で乾杯するの久しぶりだな。 いや何で乾杯しても良いと思いますけどね。小さいグラスやコップの方が手が近くなって、 より親近感が湧くような・・・気のせいですかそうですか。
次に出して頂いた料理が、トマトのすり流し。
見た目も味わいもほとんどガスパッチョですね。白桃やパプリカが載せられていて、アクセントになっています。
これがとても香りが良くて、これまた爽やかな一皿でした。
お酒は『最初のお酒で二皿に合わせます』ということだったのですが、ここで第一の変化球。
烏天狗という芋焼酎を数滴垂らして頂けます。
そうするとどうでしょう、お酒からライチの香りがパーッと広がりますよ。
いやーこれは不思議な体験でした。
ここからお造りが三皿続きます。
一皿目が盛り合わせで、左から時計回りにツブ貝、スズキの霜造り、赤貝のヒモ、水ダコ、甘エビ、ホタテ。
赤貝以外は軽く焙ったりして温度を上げてあります。その方が清酒との相性が良いようです。
ただ、赤貝は温度を上げると鉄っぽさが強く出過ぎるとのこと。なるほど。
合わせられたお酒は、亀の尾 純米大吟醸 瓶火入れ。
亀の尾というのは米の品種で、とても珍しいものとのことだったような。
やや甘めで酸味控えめ、シンプルな生魚に寄り添うような感じでした。
どんどん続きます。次のお造りは鰹のタタキ。
写真から伝わるかはアレですが、お皿に鰹の背身の塊がドーン!です(もちろん包丁は入っています)。
「こりゃお腹にたまりそうだな」と思いましたが、この時期の鰹ですから比較的サッパリした味わいで、
卸し生姜と頂くとすんなりお腹に収まりました。
合わせて頂いたお酒は、みむろ杉 純米吟醸 山田錦。奈良のお酒のようです。
お造りがややパワフルになったので、お酒もちょっと力強いものに。
鉄板の取り合わせという感じがしました。
お造りの三皿目が、カンパチ、真ダイ、ヒラメ。
白身大好きな師範には嬉しい魚種ですよ。
大将は歯ごたえを大切にされているとのことで、皮を付けたままでどれも厚めに切りつけてあります。
刺身をモグモグ食べる感じ、良いですね~。
合わせられたお酒が、Sogga Père et fils "Le Saké Érotique" Numéro Six 2021。
ワイン好きならお馴染みの小布施ワイナリーが造る清酒ですね。
ワイン造りで手の空く時期に清酒を造っているんだとか。
とりゅふさん曰く『新政の匂いがする』そうです。しっかりとした重たさのあるお酒ですね。
次の料理は、名前は判らないのですが、食材的には蟹とイクラのブッラータチーズです。
ある意味このお店のスペシャリテ、とりゅふさんが『必ず出してください』とお願いしていたらしいです。
和と洋のフュージョン、魚介とチーズのフュージョン、とても刺激的で美味しい料理です。
一歩間違えばジャンクな味わいになるところですが、踏みとどまりドコロが見事です。
合わせられたお酒は、栄光富士 純米大吟醸 七星。
リンゴ(王林みたいな黄色いヤツ)や洋梨みたいな吟醸香がしっかりと香ります。
これくらい存在感のあるお酒じゃ無いと料理に負けちゃいそうですね。ガップリ四つに組んでいましたよ。
本日一番の「びっくりペアリング」だったので大きめ写真を。
このお店は撮影に対してとても寛容で、ボトルも常に撮りやすいように用意して頂けます。
大将もカメラがお好きなんだとか。なんだかそういうのを聞くと嬉しくなっちゃいますね。
(この写真の反省点は、イクラをお椀の向こう側に置いてしっかり見えるようにすべきだったのと、
お水のグラスが中途半端に見切れているところ。まだまだ精進が足りませんが、だいたい酔っぱらっているので仕方ありません)
料理とのペアリングはまだまだ続きます。次は焼き物で鮭の照り焼き。
ぱっと見は鰆とか銀鱈みたいな感じですが、長野産の鮭だそうです。
見た目の印象通り、いわゆる鮭っぽさは控えめ、さっぱりした感じの焼き物でした。
合わせられたお酒は、而今 きもと 赤磐雄町 木桶、なかなか入手困難な限定酒のようです。
これがここまで頂いたお酒の中で、一番「強い」と感じる味わいです。
口に含むと旨味がガツン!と来ます。No.5さん曰く『木桶の香りがします』と。
なるほどそう言われれば、針葉樹のような樽香?がありますね。
次の料理がキンキの煮付け、二人で仲良く一匹を頂きます。
煮物は薄味が好きな九州人にヒットする、優しい味付けですね。素材の味がしっかり伝わります。
合わせられたお酒が、加茂金秀 特別純米13 火入。
このお酒自体は、美味しいお酒ではありますが正直そんなに特徴的ではない感じだったんですよ。
それには大将の作戦があって、火の帆という北海道は積丹半島のクラフト・ジンをほんの数滴垂らして頂くとビックリ、
めっちゃ華やかなお酒に化けます。
師範は東南アジアのリゾートが思い浮かびました。ビーチで飲むジントニック、現地の方の香水、
そんなイメージです。
(ちなみに、こういう風にお酒に細工して提供することに対し、ちゃんと造り手の了解を得ているそうです)
ようやくここからお寿司ですよ。参加者全員「シャリは少なめで!」です。
握り三貫とお酒とを合わせて行きます。前半に握って頂いたのが、車海老、キンメダイ、真アジ。
シャリは小さいのですが、ネタが大きいんですね。一口で頬張るのが躊躇われるくらいのポーションがあります。
海老はプリプリ、キンメダイはシットリ、アジはサクサク、それぞれ食感が違ってとても楽しい三貫でした。
合わせられたお酒が、羽前白梅 ちろり 純米吟醸です。
誤解を恐れず申し上げますが、これまでで一番「普通酒」に近い感じのお酒でした。
でも、お米に合わせるんだったら、吟醸香が強いお酒よりこういうのが合うのかも。
大将曰く『全粥のような気持ちで頂けるお酒です』とのこと。なるほど。
握りの後半の三貫が、ホタルイカの軍艦、マグロ中トロ、鰻と奈良漬けの細巻きです。
当然ホタルイカは目玉も軟甲も外してあります。
マグロは手渡しで頂きました。左写真(中)は師範じゃ無くてとりゅふさんの手です。
蝶々のネイルがステキですね(って、女性のネイルは褒めておくに越したことはありません)。
鰻と奈良漬けは甘さの共通点と食感の違いがポイント、No.5さん曰く『これを食べなきゃこの店に来た意味がない』そうです。
なんだかヨタ話が多くなっていますが、合わせて頂いたお酒は土田 生酛仕込 純米吟醸。
焼酎用の白麹で仕込まれたお酒とのこと。
こちらは前のお酒とは打って変わって酸味のしっかりしたお酒だったように思います。
だんだん記憶がおぼろげで師範は残念な感じになって参りましたので、
真面目にお仕事中の大将が写り込んだ写真を載せておきます。
名称 | Dom Pérignon Brut 2012 ドン・ペリニョン ブリュット 2012 |
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生産者 | Moët et Chandon モエ・エ・シャンドン |
価格 | (とりゅふさんから) |
購入店 | (カルディで税別1,800円だったそうです) |
「え?なんでココでドンペリ?」ではありますが、これは今回特別にとりゅふさんがこのお店にお持ち込みされたもの。
『安ワイン道場開設25周年記念に』とのことで用意して頂きました。もう感無量であります。
でも実は若干の裏話もあって、泣く子も黙るこのドン・ペリニョン、実はカルディのワインくじで当たったものだそうです。
長時間粘って重さを吟味、買ってすぐに開けて確認(違っていたら再挑戦する覚悟)で購入し、見事引き当てたそうです。
やっぱりクジには気合が必要だ、と痛感しました。
もうこのワインがどうこう言うのも野暮ではありますが、最初口にして感じたのは
「やっぱりシャンパーニュは酸が強いよね」ということ。清酒にももちろん酸味はありますが、全然次元が違いますね。
香りには熟れたリンゴやクロワッサン、そして明らかに樽の雰囲気があって、丁寧かつ贅沢な造りがされていることがわかります。
そしてドンペリの真骨頂は(と師範が思っているのは)、空いたグラスの残り香ですね。
液体があった時よりもはっきりと、特有の「ドンペリ香」が香ります。イヤー幸せだわ。
とりゅふさんは太っ腹ですから、
たまたまカウンターで隣り合わせたカップルのお二人にもこのワインをお裾分けされていました。
やっぱり楽しさは分かち合うものですよ・・・などと、分かち合われた側が偉そうなことを言って締めさせて頂きます。
点数 | 85点 |
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もちろんドンペリでも乾杯!ですよ。こういう特別なシャンパーニュは、大きめのグラスで頂いた方が良いと思います。
それがちゃんと用意してあるお寿司屋さん、さすがです!
そんな感じの寿司と清酒のペアリング大会、
お会計は、料理もお酒もサービスも全て込み(もちろんドンペリは別)で一人14,000円でした。
大納得のお値段です。
お店には、Sake Diploma受賞記念のプレートと、大将がソムリエ協会の親玉と写った写真が飾られています。 とにかくこちらのお店は料理やお酒の美味しさもさることながら、 大将のトークが楽しいんですね。なにを聞いても全部答えて頂けますし、 なんなら聞かなくてもずーっと説明されています。「トークショーを楽しむ」というスタイルのお寿司屋さん、 席が少ないので予約はなかなかとりづらいようですが、興味のある方には是非足を運んで頂きたいお店です。
名称 | Charles Rousseau Cabernet-Sauvignon 2019 シャルル・ルソー カベルネ・ソーヴィニョン 2019 |
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生産者 | GCF (Les Grands Chais de France) GCF (レ・グラン・シェ・ド・フランス) |
価格 | 774円 (単品価格:1,348円) |
購入店 | 酒類の総合専門店 フェリシティー |
本日の夕食は、最初のおつまみに鶏チャーシュー(お惣菜)、
そして鶏手羽の名古屋風、ツナとブロッコリーのサラダ、切り干し大根とキュウリのサラダ。
ワインは、フェリシティーの「バラエティ赤ワイン6本セット」税送料込み4,378円から、
南仏のカベルネ・ソーヴィニョン。
添加物として「酸化防止剤(亜硫酸塩)、保存料(ソルビン酸)、安定剤(アカシア)」が含まれています。
色は、カベルネ・ソーヴィニョンらしい、しっかりとした濃さがある、そして安定剤の効用なのかキレイに澄んだ濃紫色です。
香りは、この品種のイメージとはちょっと異なる、ややトーンの高い赤系果実のようなフルーツ香。
スーッとする軟膏のような、ややケミカルな香りも感じます。
味わいは、渋味控えめ、ちょっと甘め、酸味中程度でバランス自体は悪くないのですよ。
でも、「没個性の権化」というか、最大公約数的南仏赤感があります。
そしてグラス2杯で俄然飲み飽き感が襲って来ます。これがあるんだよなぁ、安定剤+保存料が入っているワインは。
先入観とは思えない、この呑み助の師範をして「もういいかなぁ」と思わせるストッパー感。うむぅ。
頭の中では「安定剤や保存料が味わいに与える影響なんて軽微」だとわかっているんですが、
体感上は明らかに「どれも同じ」&「飲み飽き」が伴います。
できれば避けたいんだけど、最近の安ワインに多いんだよね、
「安定剤(アカシア)」と「保存料(ソルビン酸)」がj入っているワイン。
あと「酸味料(ビタミンC)」・・・これはあまりネガティブに感じたこと無いですけど、やっぱりちょっとねぇ。
点数 | 57点 |
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リンク |
バラエティ 赤ワイン 6本セット4,378円(幸い今はこのワインは含まれていません) Charles Rousseau Cabernet Sauvignon 2019 1,348円 |
どこへも遠出しない連休最終日、サザエさん症候群を紛らわすために本日のアペロはちょっと大きめロング缶。
でも、銘柄的には「なんちゃってビール」、安ワイン道場本来の慎ましい生活に戻ります。
ビールじゃないビール風飲料の中では、このホワイトベルグが一番好きです。
白ビールは普段あまり飲まないので、本物との区別が付かないからだろうと思われます。
そして今日は母の日。
夫婦二人水入らずで出かけたのは、道場近所にあるお寿司屋さん千成鮨。
次女が留学する前にも訪問しましたが、
その時はアルコール無しだったし、「今度はカウンターに伺いたいな」などと言っていて、今回それが実現しました。
お店は保土ヶ谷駅東口の階段を降りて徒歩20歩くらい。
一階はカウンター10席とテーブル8席、二階には座敷があるようです。
街場のお寿司屋さんとしてはちょっと大きめかと思います。
飲み物は「とりあえずビール」ということでサッポロラガー中瓶を。グラスの左横にあるのがお通しで、
タラの芽と大豆とシメジのお浸し。タラの芽の軽い苦味がビールに合います。
今回はお決まりのコースにせず、
「最初に3品くらいおつまみを出して頂いて、その後お好みで握りを注文します」とお願いしました。
『それではまずはお造りから』ということで出して頂いたのが、
奥に置かれたホッケ、サクラマス、ヒラメの縁側、マグロ赤身、真アジ、茹でダコ(タコは写真無し)、
一番左の小皿は鰹のヅケ。こういうのをつまみながらのビール、極楽ですな。
次に出して頂いたのがぬたで、酢味噌に赤貝のヒモ、小柱、〆サバ、ワカメ(もう一種なんか貝類)が乗せられています。 こういう料理だと当然日本酒が欲しくなるわけです。
未だに日本酒はよくわかりませんから、「酸味がしっかりした日本酒を一合お願いします」とお伝えして、 出して頂いたのが残草蓬莱(ざるそうほうらい) 四六式 特別純米。 これがもう笑っちゃうくらい酸味しっかり。 焼酎だと一般的な白麹が使われていて、通常日本酒で使われる黄麹より酸を多く作るんだとか。 ほんとワインみたいな酸ですよ。いや~面白い。これだから外飲みはやめられないっすね。
もう一品出して頂いたのが煮穴子。型は小さいですが柔らかく煮てあって、味付けもしっかりでお酒が進みます。
さてそれでは本業の稽古を開始したいと思います。
名称 | Rubaiyat Kôshu Sur Lie 2019 ルバイヤート甲州シュール・リー 2019 |
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生産者 | Rubaiyat 丸藤葡萄酒工業 |
価格 | (不明) |
購入店 | 千成鮨 |
こちらのお店、冷蔵ケースの中にいろんな日本ワインが置かれているのを発見しました。
グラスもちゃんとしたワイングラスが並んでいるのが見えました。
そうなると注文せざるを得ないわけですよ。ただ、日本ワインも未だによくわかりませんから、
「お薦めの日本ワインをお願いします」と伝えて出して頂いたのがこちらのルバイヤート甲州シュール・リー、
ヴィンテージは2019年。この銘柄は23年前に1997年産と稽古しています。
結構好印象だったっぽいコメント書いているけど点数は71点、若き師範は辛口だなぁ。
では現在の感想はというと、色はやっぱり無色に近いくらい薄めです。
香りは、師範代曰く『日本酒みたい』だそう。確かに、甲州種って麹のような日本酒っぽい香りがありますね。
酢橘のような和柑橘の香りもあります。
味わいは、ドライだけど酸っぱすぎず、どちらかというと前の日本酒の方が酸っぱいくらいかもです。
しっとり落ち着いた香りと味わいで、なるほど「鮨に合わせて」美味しい白ワインだと思いました。
ただ、冷蔵ケースの温度は相当低いみたいで、やや冷え過ぎな感じで香りが出て来なかったのがちょっと残念です。
点数 | 75点 |
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ここからお好みで握りをお願いしました。 師範も師範代も白身魚が好きなので、まずお願いしたのが(写真左から)真ダイ、ヒラメ、太刀魚。 タイもヒラメもしっかりした歯ごたえがあって、好きな系です。 焙った太刀魚も香ばしくてとても良い感じです。
続いてお願いしたのが(写真左から)シマアジ、コハダ、スミイカ。
シマアジには細かく包丁が入っているし、コハダなんてオシャレな三つ編みみたいにしてあって、
まるで都内の高級寿司屋みたいですよ。
板前さんにはスミイカとアオリイカの見分け方を教えて頂きました。スミイカの方が少しだけ身の色が黄色いそうです
・・・って並べなきゃわかんないですよね。
どんどん行きます。(写真左から)サヨリ、平スズキ、〆サバ。 写真はありませんが、このほかキンメダイの炙りとノドグロの炙りも食べています。 いやー、やっぱりお寿司は美味しいわ。
名称 | FUNPY 2021 ファンピー 白 2021 |
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生産者 | Cave d'Occi カーブドッチ |
価格 | (不明) |
購入店 | 千成鮨 |
ワインをもう一杯頂いております。
二杯目に出して頂いたのが、新潟はカーブドッチのFUNPYというワイン。
裏ラベルによれば、『食用ぶどうを使用したポップでキュートなワインシリーズがファンピー』
とのことです。
カーブドッチ、勢いのある日本のワイナリーとして有名ですが、
これまであまり良いのに当たったことが無いので、ちょっと警戒しておりましたが・・・
結果は杞憂でした。コレ、ちゃんと美味しいワインです。
前の白同様やや冷えすぎだったので香りは取りづらかったのですが、
独特の甘い香りはデラウェアが主体ですかね?
味わいも前の白同様に甘さ控えめでドライな感じですが、
苦味と言うかコクというか、「ワインらしさ」みたいなものがしっかりあります。
純粋に「鮨に合わせて」だと前の甲州の方が合わせやすいのかもしれませんが、
ワイン好きの師範的には今回はこちらに軍配を上げました。
ともあれお寿司にワイン、美味しいですよ。
点数 | 77点 |
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好きなものを一通り食べて、師範代が『今日は特に炙りが美味しかった』というので、 キンメダイの炙りと太刀魚の炙りをアンコール注文。 結局一人13貫のお寿司を頂きました。大満足ですね。
締めのお椀はアラ汁。左側師範のはキンメダイのアラ、右側師範代のは・・・多分ヒラメのアラ。 こういう違いも楽しいですよね~
・・・というような母の日ディナー。やっぱりテーブルとカウンターでは楽しさが段違いですね。
右写真がこちらの冷蔵ケース。クリックで拡大しますので、気になる方はチェック!です。
たっぷり食べて飲んで、お会計は二人分トータルで2万円ちょっと。
師範家的にはこのクラスのお寿司屋さんで十分満足です。
家族4人で来たら・・・頑張って節約しましょう!
どこへも遠出しない連休九日目、本日はちょっと都内まで出て飲み友だちと下町呑み。
一軒目は、神田駅のそば、新幹線のガード下にある味坊という中華料理店。
自然派ワインが飲めるお店として、界隈では有名なお店のようです。
店内は、下町中華らしく小さくて狭めのダイニング。「食堂」って感じですね。
なんとなく現地っぽい雰囲気がありますよ。
今回同行したのは下記の皆さんです。
・ゆうこりンファンデル(a.k.a.もふもふ)さん(幹事)
・mashi-comさん
・ヒマワインさん
・安ワイン道場師範
まずは思い思いのアペリティフで乾杯。もふもふさんとヒマさんはレモンサワー、mashi-comさんはハイボール、
師範は生ビール(プレミアムモルツ)です。
では注文した料理とワインをズラズラーっと書いていきます。
・ジャガイモの家庭風炒め 700円
シャキシャキの食感と、ちょっと酸味のある味付けで、箸休めにバッチリな一皿ですね。
・芝海老と山芋の塩炒め 980円
芝海老がプリップリで山芋がシャキシャキ。
こういう炒め物に山芋を使うのってあまりイメージが無かったのですが、これは美味しいですね。
名称 | Rivaton "Panoramix" N.V. リヴァトン "パノラミックス" N.V. |
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生産者 | Rivaton リヴァトン |
価格 | 3,850円 (お店価格) |
購入店 | 味坊 |
今回参加した4名、とりわけ自然派ワインに見識があるメンバーがいるわけではないので、
それぞれ1本ずつ選ぶことにしました。
ワインは、赤も白もビールケースに入れられ(=きっちり冷えていて)、ボトルに直にお値段が書かれています。
だいたいどれも3,000円台後半から5,000円台くらいの値付けでした。
一本目を選んだのは師範で、「やっぱり最初は泡からでしょ」ということでペティアンをチョイス。
産地はルーションで、品種はシラーみたいです。
色は薄いピンク色、泡は少なめながらそれなりにちゃんとしています。
香りは(グラスが小さなコップなので)弱め、味わいには梅っぽさがあってシラーのスパイス感はありません。
ゴクゴク飲んで良し!な泡って感じですかね。
濁りも無くて変な自然派臭もなく、良くも悪くも「普通に楽しめるペットナット」って印象でした。
合わせる料理はあまり選ばなかったと思います。
点数 | 76点 |
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・自家製焼き餃子 530円
こちらはまぁ普通に餃子だったかな?
つい先日素晴らしい餃子を食べましたからね。
・自家製チャーシュー 680円
バラの部分が使われていますが、脂っこく無くて歯応えがあります。
いわゆるラーメンとかに乗っているチャーシューとは別物です。
名称 | Va Te Faire Boire N.V. ヴァ・ト・フェール・ボワール N.V. |
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生産者 | Lestignac レスティニャック |
価格 | 5,500円 (お店価格) |
購入店 | 味坊 |
二本目の選定者はmashi-comさん。産地はフランス南西地区で、品種はメルロー。
銘柄の"Va te faire boire"は、直訳すると「酔っぱらって!」、インポーターによれば「君に飲ませよう!」だそうです。
まさに本日の我々にふさわしいワインだな、なとど話しておりました。
色は、軽く濁った青紫色。「こりゃ渋そうだな」と思いつつ口に含むと、意外と渋味は穏やかです。
香りは、確かにメルローらしい青っぽさと、しっかり熟したベリーの香り。
柔らかな味わいもあって、自然派とは思えない(?)ちゃんとしたメルローの雰囲気です。
他のワインよりもちょっとお高めの5,500円でしたが、確かに本日の4本の中ではこれが一番イケていたように思います。
師範はこういう店では安いのから頼みがちなので、他人様のチョイスは参考になること大であります。
点数 | 80点 |
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・羊肉串 1,800円(10本)
このお店の一番のウリであろう料理がこの羊肉串。
中国東北部風の香辛料がたっぷり掛けられていて、ラムのケモノ感がかなり抑えられています。
サイゼリヤのアロスティチーニとは全然雰囲気が違いますが、
これも赤ワインに合わせて何本でもいけそうなメニューです。
名称 | Toni Grüner Veltliner 2020 トーニ グリューナー・ヴェルトリナー 2020 |
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生産者 | Weingut Soellner ヴァイングート・スールナー |
価格 | 3,850円 (お店価格) |
購入店 | 味坊 |
3本目の選定者はヒマワインさん。試飲会で美味しかったので買ったことのある銘柄だそうです。
赤の後に白を持ってくるあたりが自由で良いですね。
っていうか、ワインの順番なんて好きにすれば良いんですけど、師範はどうしても泡→白→赤って順番で並べがちです。
やっぱり古い人間だからコンサバなんだろうな。
さてこのオーストリア産のグリューナー・ヴェルトリナーですが、
ブラインドだったら「ソーヴィニョン・ブランですね」と言いたくなるような爽やか系の香りがします。
味わいもスッキリ爽やか、中華料理の脂や香辛料を洗い流してくれます。
爽やかさが身上のワインです。
グリューナー・ヴェルトリナーという品種、mashi-comさん曰く『ハズさないけどアタリもしない』だそうで。
確かにそういう印象はありますね。立ち位置が日本の甲州種っぽいというか。
点数 | 78点 |
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・砂肝と葱の和え物 480円
こちらも箸休めにバッチリですね。
こんな料理をつまみながらワインを飲んでいると無限に進みます。
・鶏肉の四川風炒め 800円
今回の料理で一番辛かったのがこちら。
鶏肉は美味しいんだけど、間違って唐辛子を口に入れるとむせます。
名称 | Petalos 2019 ペタロス 2019 |
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生産者 | Descendientes de J.Palacios ディセンディエンテス・デ・ホセ・パラシオス |
価格 | 4,400円 (お店価格) |
購入店 | 味坊 |
4本目、このお店での最後のワインは、もふもふさんが選んできたスペイン産で、品種はメンシアが主体。
メンシアって、スペインのピノ・ノワールと言われているらしい品種ですね。
もふもふさん的には『この品種が気になって選んだ』、ってことだったと思います。
ちなみにこのお店、ワインのネック部分に説明が書かれているので親切ですよ。
色はしっかりと濃い紫色。「あれ?スペインのピノ・ノワールじゃ無かったっけ?」です。
ところが香りにはなんとなくピノっぽいチェリーやイチゴの感じがあって、
あとは南仏のサンソーみたいな青っぽさもあります。
ピノ・ノワールとサンソーだとピノタージュですが、それとはちょっと違う感じです。
味わいは、渋味甘味酸味のバランスが取れていて、4本目ですが引っ掛かりなくスイスイ進みます。
これも美味しいワインでしたよ。
今回の自然派4本、どれにも自然派にありがちなネガティブなニュアンスはありませんでした。
首に巻かれた説明書き含め、意外としっかりテイスティングして選んであるような気がしました。
点数 | 79点 |
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このお店のグラスは、この小さなコップです。
香りを取ったりするのには厳しい感じですが、街中華だし良いじゃないですか。
コップで自然派ワインってのも乙なモノで、なにより場所を取らないのがナイスです。
お会計は、ちゃんと覚えていませんが、財布の中身の減り具合から一人7,000円くらいだったと思います。
一人1本のワインを飲んでこのお値段だったら安いですよね。
味坊を出たのが午後7時過ぎ、そこからダメ元でシャンパーニュスタンド デゴルジュマンに電話をしたら
『1時間くらいしたら入れます』とのお返事。神田から亀戸まで総武線で1本、のんびりゆっくりと向かいました。
お店に着いたらちゃんと4名分のテーブルセッティングがされていて、いざ稽古!でございます
(右の写真だけ個人情報に配慮して拡大しません)
このお店に来たらどうしてもやりたいのがシャンパーニュの3種飲み比べ、
ハーフが3杯で1,800円。それを4人で注文したから合計12杯。
こうやって並べて頂くと壮観ですね~グラスを洗うの大変だと思いますが。
それでは、それぞれのシャンパーニュの印象を書いてみます。
名称 | L. Bénard Pitois "Carte Blanche" Brut N.V. L.ベナール・ピトワ "カルト・ブランシュ" ブリュット N.V. |
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生産者 | Benard-Louis ベナール・ルイ |
価格 | (三種飲み比べ1,800円) |
購入店 | デゴルジュマン |
「印象を書いてみます」なんて書いてみたものの、細かいことは覚えていないし、マトモにメモも取っていないわけですよ。 なので、大将に見せて頂いたこのシャンパーニュの説明書きから転記させて頂きます。
『L.ベナール・ピトワ:1878年設立のレコルタン・マニピュラン。畑は10haで、全てグラン・クリュかプルミエ・クリュに格付け。 エルヴェ・ジェスタン氏が監修。』
おぼろげな記憶の糸を手繰ると、ちょっとロゼっぽい赤みのある色合いで、
王林リンゴの香り(byもふもふさん)。
3種類の中では一番ニュートラルというか、上質ながら目立ったところの無いシャンパーニュだったように思います。
とはいえ今回の3種、色こそ違いますがなんだか似てたんだよなぁ。
いつもは最初にこの飲み比べをするんだけど、今回は別の店でたっぷり飲んできたので感覚が鈍っていた、
という可能性も大ですが。
点数 | (81点) |
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名称 | L. Bénard Pitois Rosé Brut N.V. L.ベナール・ピトワ ロゼ ブリュット N.V. |
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生産者 | Benard-Louis ベナール・ルイ |
価格 | (三種飲み比べ1,800円) |
購入店 | デゴルジュマン |
3杯で1,800円の飲み比べアイテムにロゼ・シャンパーニュが含まれている、なんて凄いじゃないですか。
造り手は1種類目と同じL.ベナール・ピトワ。白とロゼの飲み比べが出来るなんて、なかなか無いですよね~
さて感想は、さすがにロゼはちょっと普通のシャンパーニュとは違って、色がピンク色です(呆)。
香りにも、なんとなくベリーのとか梅の雰囲気がありますね。『アニスの香り』とも言われていました。
味わいも、スタンダード品よりやや濃い感じだったような。目をつぶって飲めば同じだったかも知れませんが。
その場の4人のアンケートでも、このロゼが一番人気だったと思います。
ロゼ、やっぱり良いですよね。なにより色がキレイで気分が上がります。
スティル・ワインのロゼももっと流行って良いと思うけど、
なぜだか日本では売れないみたいなんですよねぇ。
点数 | (83点) |
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名称 | Leclerc Briant Brut Réserve N.V. ルクレール・ブリアン ブリュット レゼルヴ N.V. |
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生産者 | Leclerc Briant ルクレール・ブリアン |
価格 | (三種飲み比べ1,800円) |
購入店 | デゴルジュマン |
3種類目はルクレール・ブリアン。
この銘柄とは先月も稽古していますし、
なんなら3年前にもこのお店で稽古もしています。
なのに出された時に気付かないんですな。サイトは覚えているけど本人は覚えていない、安ワイン道場あるあるです。
で、それら前回の稽古では結構好印象な銘柄だったようなのですが、
この日はなんとなく「普通だな」と思っちゃったんですよ。
ベナール・ピトワの白の方よりシッカリ感はあったように思いますが、ロゼの派手さの影に隠れていたような。
でもこっちが美味しいという人もいたんですよね。僅差だったとは思います。
もふもふさんは『いろんな方向から攻めて来る香り』なんて言われてましたね。
いずれにせよ、かなりメートルの上がった状態での稽古でしたので、点数その他の信憑性はほぼゼロです。
悪しからずご了承下さい。
点数 | (82点) |
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・フライドポテト 800円
このお店で最近ヒットしているらしいのがこのフライドポテト、助手のソムたまさんが揚げてくれます。
塩味(トリュフ味だっけ?)と青海苔味があって、海苔の方はいわゆるポテトチップスの青海苔味とは次元の違う高級青海苔感。
なるほどシャンパーニュに合う気がしましたよ。
名称 | Sancerre 2020 サンセール 2020 |
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生産者 | Domaine de Terres Blanches ドメーヌ・ド・テール・ブランシュ |
価格 | 1,000円 (Glass) |
購入店 | デゴルジュマン |
「今日の私はシャンパーニュの細かいニュアンスはわからん」と師範氏は考えたのでしょう、
ここで白を頂きました。フランスはロワール地方のサンセールで、造り手はドメーヌ・ド・テール・ブランシュ。
「テール・ブランシュ=白い土」、土壌にちなんだ名前みたいですね。
色はキレイに澄んだ薄レモン色。
香りは、いかにもタコにもロワールのソーヴィニョン・ブラン的な、すっきりさわやかハーブの香りです。
香りのボリュームが立派で、冷えているのにしっかり香ります。
味わいも、サンセールらしくシャープに澄んだ味わい。良いっすね、この白。
とてもサンセールらしいサンセールです。
強烈なインパクトみたいなものはないのですが、
ちょっとシャレた魚介類の料理みたいなのに合わせるんだったらこういうのが良いと思います。
点数 | (80点) |
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・真鯛のカルパッチョ 800円
カルパッチョだったか昆布〆だったかわすれましたが(恥)、「ちょっとシャレた魚介類の料理」がコチラです。
透き通ってキレイでしっかり歯応えのある身質。たいへん美味しゅうございました。
名称 | Bourgogne "Coteaux de Moines" Pinot Noir 2019 ブルゴーニュ "コトー・ド・モワンヌ" ピノ・ノワール 2019 |
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生産者 | Bouchard Père & Fils ブシャール・ペール・エ・フィス |
価格 | 900円 (Glass) |
購入店 | デゴルジュマン |
赤も飲んでいるみたいですね。近年名声が復活した感があるブシャール・ペール・エ・フィスのブルゴーニュ、
もちろん品種はピノ・ノワールです。そういえばこちらのお店で南アフリカのワインを飲まなかったのって珍しいですね。
だいたいスティルは南アフリカのを頂くことが多いです。
ハイ、例によってほとんど覚えていないのですが、色はピノ・ノワールらしい赤紫色だったと思います。
香りも、ピノ・ノワールらしい皮革製品と木イチゴな香りだったと思います。
味わいも、ピノ・ノワールらしい酸のしっかりした味わいだった気がします。
細けぇこたぁ覚えちゃいないわけですが、「自分はこれくらいの美味しさがあれば十分だな」と思った気がしますよ。
世の中全部のワインが美味すぎるくらい美味い必要はなくて、自分にちょうど良い美味しさをちょうど良いお値段で、
というのが理想ですわ。
点数 | (79点) |
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・松阪牛とポルチーニのリングイネ 700円
どうしてワインバーのパスタってこんなに美味しいんだろうね?
って先日も書きましたね。
ホント不思議なくらい美味しいんですよ。
名称 | Nicolas Feuillatte "Palmes d'Or" Brut Rosé 2006 二コラ・フィヤット "パルム・ドール" ブリュット ロゼ 2006 |
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生産者 | Nicolas Feuillatte 二コラ・フィヤット |
価格 | 15,000円 (お店価格) |
購入店 | デゴルジュマン |
夜も更けて参りまして、締めにもう一杯シャンパーニュを頂きたいところ。
普段はケチが大好きな師範ですが、たまに気が大きくなったりしまして、この晩もそのモードが発動しまして、
大将に「良さげなシャンパーニュを1本頂戴!」とお願いして、5本ほど紹介して頂きました。
その中で、一番目立つ外観で、「せっかくだから」ということでチョイスしたのがコチラ。
さすがにコレは覚えているので印象を書きますよ。
色は、ロゼというより薄めの赤くらいの濃い色調。ピンクと言うよりオレンジな感じ。
師範が知っているロゼ・シャンパーニュとはかなり異質な外観です。
香りはまずボリュームから別格ですね。
明らかにベリーの香りがして、いわゆるシャンパーニュ的な香ばしさもあります。
味わいもとてもしっかりです。良いブルゴーニュを飲んでいるような、そんな存在感があります。
「こんなの飲んだこと無いっすねぇ」なんて話していたら、大将から『先日飲まれていた
ガメのロゼに似ているでしょう』なんて言われました。
確かにあれが熟成したらこうなるのかも。ってか他人が飲んだものまで把握されているなんてビックリです。
点数 | 85点 |
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楽しさはみんなで分かち合ってこそ、振舞いシャンパーニュですよ。いやー、壮観です。
上にシレっとお値段書いちゃってますが、今やこんな値段じゃ全然買えませんよ。大サービスありがとうございます!>大将
そんな感じで、お会計は2万円ちょっと。
2006年のパルム・ドール・ロゼを1本頼んでこの値段に収まる店なんて他に無いと思います。
ちっとも「安ワイン道場」ではないのですが、タマの贅沢、許してください。
名称 | Pére Guillot Viognier 2020 ペール・ギヨ ヴィオニエ 2020 |
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生産者 | Pére Guillot (Famille Guillot) ペール・ギヨ (ファミーユ・ギヨ) |
価格 | 2,178円 |
購入店 | ヴィノスやまざき 横浜そごう店 |
どこへも遠出しない連休八日目、カレンダー的には今日は平日なので師範代はご出勤、
残された師範がお料理当番です。
なんとなく初鰹の季節ですねぇ、というのもあって、本日のメニューは鰹の和風カルパッチョ、棒棒鶏、モヤシのナムル、トマトと玉子の中華スープ。
とりとめのないメニューになってしまいました。
そこで、どうせ暇人なのでツイッターでこの料理に合うワインのアンケートを取って、
決まったのが昨日横浜そごうのヴィノスやまざきで買ってきたヴィオニエ。
お知り合いの美人ソムリエールさんのお薦めで、
『安くて美味しいヴィオニエは少ない中、このヴィオニエは華やかでお薦め』とのことでした。
色は、このお値段の白ワインにしては結構しっかりとしたレモン色。粘性もあってアシも長く、エキス分が多そうな外観です。
香りは、もう仰る通りの華やかさ。カサブランカと沈丁花とスイカズラ(もうすぐ季節です)の香りを混ぜたような、
フワーッと明るい花の香りがします。
香りの雰囲気が甘いので味わいも甘いのかなぁと思いつつ口に含むと、これがほとんど甘くないんですね。
酸味もそんなに強く無くて、支配的なのはコクと旨み、そして後味に軽い苦味。
なるほどちゃんとヴィオニエな感じがします。
税別1,000円台で買えるヴィオニエらしいヴィオニエですね。
料理との相性という面では、味わいにそんなに強い個性がないので万能選手っぽい感じで、
アンケートに答えて頂いた皆さんは正解かもです。
点数 | 78点 |
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どこへも遠出しない連休七日目、「旅行に行くのに比べれば外食くらい安いもんでしょ」ということで本日もまた外食。
お店は、相鉄線星川駅前にある焼肉 どうらく 星川総本店。
いつも行っていた天王町の焼肉屋がどうやら撤退したらしいので新店開拓しております。
お店は二階建てで、一階がテーブル席、二階が半個室席。
私たちは二階を使わせて頂きました。ゆるく仕切られていて良いのですが、4人で座るにはちょっと狭いかな?
焼肉屋ってテーブルに皿が並びがちですからね。
飲み物は、「とりあえずビール」ということでプレミアム・モルツ 528円。
プレモルがこのお値段なのは順当だと思います。状態も良かったので、すぐにおかわりも頂きました。
ちなみにグラスワインも生ビールと同じ値段で、中身はカルロ・ロッシな模様。
それは無いなと。だって2杯分のお値段で余裕で1本買えるからね。
他にボトルワインのリストもあるそうなので見せて頂きました。
赤が5本で泡と白が1本ずつ。お値段は1本3,000円~5,800円。
例えば3,000円は「サンタ カロリーナ カベルネ・ソーヴィニョン レゼルバ」とか「バルトン&ゲスティエ レゼルヴ・メルロー」とか。
どちらも1,000円台前半くらいの小売価格なので、2.5倍くらいの値付けでしょうか。
掛け率としては一般的なのでしょうけど、絶対額的にもう少し安めのものが欲しかったので注文を見合わせました。
焼肉は上タン塩(左写真)、和牛上カルビ、和牛特上ハラミ、
上ホルモン(右下写真)、豚ガツ(左下写真)、
白コロホルモン、カルビなどを注文。
上タン塩が税別で1,080円だった以外全て1,000円以下ですが、肉の質は悪く無いと思いました。
しっかし牛タンって高くなったよね。
師範の記憶が正しければ、20年くらい前は牛タンなんてどちらかというと内臓肉の一種みたいな扱いで、
サーロインやロースに比べるとずっと安かったんだけどね。
生ビールを2杯頂いた後に注文したのが、ジムビーム ハイボール ゴールド メガ 638円。 ゴールドというのはジンジャーエールで割ってあるもの、ということのようです。 そしてこれが結構美味いの。そして量タップリ。 ビールもこの量でこの値段で出して頂けると神だな、と思いましたよ。
焼肉以外で食べたのが、ガツ芯ゆずポン酢、ナムル、チョレギサラダ、玉子スープ、ビビン麺。
お会計は、3人分トータルで10,000円弱でした。「安いなぁ」と思ったけど、
まず次女が居ないことと、ワインに手を出さなかったからかな。
また、本日の外食は、8日の母の日に不在にするらしい長女が『母の日の前倒しで』と予約してくれました。
予約してくれただけで支払いは母たる師範代がしてましたけどね。
名称 | Six Eight Nine Napa Valley Red Wine 2019 シックス・エイト・ナイン ナパ・ヴァレー レッド・ワイン 2019 |
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生産者 | Six Eight Nine Cellars シックス・エイト・ナイン・セラーズ |
価格 | 2,308円 |
購入店 | オオゼキ 上町店 |
・・・というわけで、焼肉屋では日和ってビールとハイボールでお茶を濁しておったわけですが、
やっぱりワイン飲みたい欲が抑えきれず、道場に帰ってワインを。
当然今日一日で飲み干しちゃうことは無いと思ったので、
日持ちがしそうなカリフォルニア産の赤をチョイスしました。
色は、大きめグラスでもスッキリ向こうが透けるので、ナパのカベルネにしては薄い方だという気がします。
香りはバニラ、もう「バーニラバニラ♪」です。その向こうにドライプルーン、リコリス、ミントの香りがありますが、なんたって目立つのはバニラの甘い香りです。
味わいも、結構無慈悲な甘さを感じます。数値を計るとBrixは9.1、道場基準だと9を超えると甘口ワインです
(「グラフ表示」のボタンをクリックしてご確認下さい)。
酸味が弱くて渋味も柔らかなので、とにかく甘さが目立ちます。
すっごく判りやすいワインです。米国人がバーベキューしながらしっかり冷やしてガハハハッーって飲んでいる感じ。
ただ、日本の食卓で普通に食中酒とするにはちょっと甘すぎる気がします。
今回食後酒として選んだのは正解でした。明日以降もデザートワイン的に稽古したいと思います。
翌日昼、「ちょっと冷やした米国産赤に合わせる王道はピザでしょ」ということで、 近所の障碍者福祉施設みたいなところで売られている窯焼きマルゲリータを買って来て合わせました。 やっぱり甘いっちゃ甘いのですが、スナック的な食事だと悪くないです。 例えがヘンテコですが、ピザにコーラを合わせるような感覚で頂けます。
点数 | 74点 |
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どこへも遠出しない連休六日目、本日は「遠出しない」中では一番の遠出、
お江戸の秘境奥座敷と名高い板橋区にやって参りました。目的はMIKIYA GYOZA STANDにて餃子に合わせてワインを頂くこと。
こんな酔狂なイベントを提案・参加されたのは下記の皆さんです。
・MAMIさん(幹事)
・大島 有貴さん
・安ワイン道場師範
店内はカウンターだけで席は6つの小さなお店ですが、ひっきりなしにテイクアウトのお客さんがお見えになります。
繁盛店みたいですね。
飲み物は一人一本ワインを持ち込んでいるのですが(持ち込み料は1,000円/本)、
みなさん呑兵衛で「まずはビールで喉を潤したいよね」ということで生ビールで乾杯。
1杯500円、銘柄はサッポロ。美味しくてあっという間に空になりました。
料理は、餃子と焼売をお任せでお願いしました(後でお会計の安さにびっくりします)
最初に出して頂いたのが水餃子(野菜、肉)。なにもつけずにそのまま食べて美味しい水餃子です。
パクチーがたっぷりと乗せられていて、その量を加減することで好きな風味に調整することができます。
名称 | Sou Rose 2021 霜 ロゼ 2021 |
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生産者 | 98Wines 98ワインズ |
価格 | (大島さんから) |
購入店 |
リモートではお会いしていますがリアルには初めましての大島さんに持参して頂いたのは、日本のロゼ。
品種はマスカット・ベーリーA、造り手は最近話題の「98Wines」さんです・・・
って「最近話題の」なんて書いてますが、師範は知りませんでした。「最近話題の」が多いですよね、日本ワイン界隈。
良いことだと思います。
色は、写真でもわかると思いますがキッチリ濃いめのロゼ色。もうこの色だけで嬉しくなりますね。
香りは弱めですが、イチゴっぽい感じはまさにマスカット・ベーリーAの雰囲気です。
口に含むと、なんとなく梅酢を彷彿とさせる、ちょっとビックリするくらいの酸があります。
マスカット・ベーリーAって、どちらかというと酸弱めな品種だと思うんですが、このワインは酸味キッチリですね。
かなり早摘みしたブドウが(あるいは「早摘みしたブドウも」)使われているのではないか、と思いました。
日本のロゼで、マスカット・ベーリーAで、と来ると薄ら甘いワインを想像するんですけど、
このワインにはそういうユルさは全く無くて、ビシッと締まったロゼでした。
大島さん曰く、2020年ヴィンテージより酸味がしっかりしているとのこと。
なるほど毎年追いかけるとそういう差分もわかって楽しいですよね。
点数 | 77点 |
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マスカット・ベーリーAのロゼと、野菜の水餃子との相性が抜群でした。
このお店、窓が大きくて外光がたっぷり入るので「映え」る写真が撮れます。
インスタな方にもお薦め!ということでデカい写真を貼ります。
次に出して頂いたのが焼き餃子、左から野菜、肉、大葉。 こちらのお店、目の前で餡を包んで焼いて出して頂けます。まさに作りたて。 こういう小さなお店でしかできないサービスですね。焼き加減もバッチリで、大変美味しゅうございます。
名称 | Crozes-Hermitage "Equinoxe" 2020 クローズ・エルミタージュ "エキノックス" 2020 |
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生産者 | Equis (Domaine des Lises) エキス (ドメーヌ・デ・リゼ) |
価格 | (MAMIさんから) |
購入店 |
2本目は、MAMIさんが持参されたクローズ・エルミタージュ "エキノックス"。
造り手は、クローズ・エルミタージュの神様アラン・グライヨ氏の息子さんマキシム・グライヨ氏が運営するドメーヌ・ド・リゼです。
でも、この銘柄は買いブドウなのでドメーヌを名乗らず「エキス」という名前にしているみたいです
・・・って、全てMAMIさんからの受け売りです。
色は、非常に濃く青みのある紫色。エッジまでびっしり青紫です。
香りは「グルナッシュ?」と思うような、新築の青畳っぽい青さのある香り。
でも品種はシラー100%らしいです。師範のテイスティング能力のショボさが露呈します。
MAMIさん曰く『バナナを感じる』だそう、確かにそうですね。
味わいは、渋味も甘味もありますが、こちらも酸味しっかりです。
酸味のあるワインは全て「梅酢っぽい」と感じてしまうあたりにも、
師範のテイスティング能力の限界が感じられます。
大島さん曰く『イキイキした24~25歳くらいの男の子』らしいです。
最近はなんだか男性/女性を分けて表現すると叩かれがちなので予防線を張っておきますが、
あくまで大島さんのご意見ですからね・・・って3人とも大賛同していましたけどね。
点数 | 79点 |
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こちらが焼売、セイロで蒸したてです。 ホロホロと崩れるくらい柔らかく、「いま作りました」の良さがバッチリ感じられます。
焼き餃子の二皿目、左からラグー、チーズ、青唐です。 青唐はしっかり辛くてガツンと来ます。 そしてなにより今日一ビックリしたのがラグー。 いきなり中央アジアの雰囲気が口の中にパッと広がります。 この三品、とても個性的で面白い餃子ですよ。
名称 | Barolo "Terre di Carlin" 2016 バローロ "テッレ・ディ・カルリン" 2016 |
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生産者 | Rivetti Massimo リベッティ・マッシモ |
価格 | 2,623円 (通常価格:7,678円) |
購入店 | 銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA |
師範が持参したのがこのバローロです。
実はこのワイン、昨年稽古済みですが、
「NAOTAKA厳選!赤2本白2本ロゼ1本 1.1万円 中身が見える福袋」に同ヴィンテージの同銘柄入っていたわけですよ。
同じの一人で飲んでもつまんないなぁ、ということと、MAMIさんはネッビオーロが好物ということを聞いていたので、
これを持参した次第です。
色は、「えっ?」って声が出るくらいオレンジ色がエッジに見えます。
2016年産なのに、なんだか10年くらい古いワインな感じです。
香りも、MAMIさん曰く『枯れ葉』、大島さん曰く『紅茶』、どちらも熟成ワインの雰囲気ですよね。
口に含むと、枯れたって感じはなくて、タンニンと甘味と酸味が良い感じにバランスしています。
立派な骨格を持つ細マッチョなオッサン、って感じです。
ウチのセラー環境だと熟成が進むのか?と思ったけど、昨年の稽古を見返すと、
元からそういう傾向にあったみたいですね。
面白い体験が出来たので、持参して正解だったと思います。
点数 | 81点 |
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リンク |
NAOTAKA厳選!赤2本白3本 中身が見える福袋 11,000円 Barolo "Terre di Carlin" 2016 [Rivetti Massimo] 7,678円 |
バローロと餃子、合いますよ。特にラグー。
ケモノっぽい雰囲気と合わせるとバローロが『王のワイン』であることに納得がいきます。
こんな組み合わせ、王様しか食べられんでしょ。
こちら、それぞれのワインに別のグラスを使わせて頂けました。
カウンターだけの小さなお店とは思えない、とてもありがたいサービスです。やっぱりグラスは大事だわ。
さて気になるお会計は、最初のビールが1杯500円、ワインの持ち込み料が1,000円/本、料理が2,000円/人。 全て税込みで三人分トータルのお会計はたったの10,500円!「三人分」で、ですよ。 あっという間に超人気店になることが想像されますので、早いうちに行っておいた方がいいですよ!
MIKIYA GYOZA STANDは午後5時にスタートして午後8時まで。長々と失礼しました。
でもまだ宵の口、ということでタクシーで池袋方面へ向かい、大島さん行きつけのBar Copainというお店へ。
北池袋にあるジンが豊富なバーです。
お店は大きな道沿いにあり、入口が広く開けてあってとても開放的な雰囲気です。
お店の方もお客さんも明るい感じ。イチゲンさんでも入りやすいですね。
ジンが豊富なお店という事で、ジン・トニックをいろいろと頂いております。 一杯目がコレ、スウェーデンのSkånska Spritfabriken g-GIN classic。 なんとも語彙力が無くてアレですが、ジンらしい針葉樹の香りがプァーっと香る良いジンです。 広口のグラスも香りを増してくれますね。
二杯目は、英国のDarnley's Spiced GIN。 残念ながらこのジンはあまり覚えて無いんです。 ここまででビール1杯ワイン1本ジン1杯飲んでいるんで、覚えているほうがおかしいでしょう、と開き直ります。
ところが3杯目のコチラはキッチリ覚えています。ニュージーランドのDancing Sands Sauvignon Blanc GIN。 これがビックリするくらいソーヴィニョン・ブランの香りなんですね。 そういえばソーヴィニョン・ブランのワイン自体もちょっとジンみたいな針葉樹っぽい香りがあるよなぁ、と再確認しました。
そんな感じの二次会でした(お会計は・・・覚えてません)。
超絶美人のマダムに会いに行くだけでも価値のあるお店ですよ。
ちなみにどちらのお店にも、大島さんが監修された"terra(テッラ)"というフリーペーパーが置かれています。
それを読みながらグラスを傾ける、お薦めです!
どこへも遠出しない連休五日目、本日は家族三人(次女は来月まで留学中)で外食することにしました。 新聞折り込みに入るタウン誌に「あわびしゃぶ鍋会席 3,280円」ってのがあったので、 それを予約して伺ったのが、横浜駅そばにあるせんざん横浜東口店というところ。 横浜三井ビルというオフィスビルの一階にあるので、休日はやや閑散としております。 ラストオーダー午後7時とのことだったので、早めの午後5時に予約しました。
コースのメニューは以下でした。
・枝豆豆腐、筍とワカメ、合鴨ロースト(右上写真)
・茶碗蒸し
・アワビのしゃぶしゃぶ鍋(右下写真)
・ビーフシチュー
・つくねの揚げ春巻き
・握り寿司(下写真)と蟹の味噌汁
飲み物は、もちろんワインも検討したけど、一番安いのがメルシャンの藍茜(赤)/萌黄(白)で税込み3,500円。
掛け率としては一般的ながらちょっと割高に感じたので、本日は穀物原料主体の醸造酒にしました。
・瓶ビール(中) 650円(アサヒ スーパードライ)
・佐島 無濾過純米酒 880円 (300ml / 朝日川酒造[山形])
アサヒの営業力は凄いなぁ。そしてこの店オリジナルらしい「佐島」という清酒、
スッキリしていて結構良い感じでしたよ。
今回最も期待したアワビのしゃぶしゃぶは、アワビ自体は「キミもしかしてトコブシ?」ってサイズでしたけど、
この値段なら仕方ないし、そこそこ枚数あって楽しめました。それよりも良かったのがお食事の握り寿司。
結構ちゃんとした素材が使われていて、これだけで1,500円取れる気がしました。
そんな家族宴会、トータルの金額は11,000円超でした。
量少なめなので健啖家には物足りないかもですが、少食な師範&長女にはこれくらいで十分です。満足しましたよ。
道場の一畳に満たない小さな畑を、数年ぶりに活用することにしました。
まずは牛ふんたい肥と苦土石灰を入れて土質調整・・・といっても適当です。ふかふかになれば良いかと。
今年植えたのはミニトマト2種類で、ハニーイエロー(黄)と純あま(赤)。どちらもメーカーはサントリーです。
ミニトマトの良い点は、比較的簡単に育てられること、虫が付きにくいこと(盛夏以降にはタバコガにやられますが)、
収穫時期が長いことですね。
道場の畑のテロワール的には、生育初期には日が当たりづらいので、いかに初夏までに徒長させないかポイントです。
実がなり始めたら、また自己満足の写真をUpすると思います。よろしくお付き合いください。
ゴールデンウィーク飛び石連休の谷間ですが、師範代はカレンダー通りの勤務、長女も学校。
ヒマ人は師範だけなので、お昼は道場近所の公園内にあるCUEというカフェでボッチ飯することにしました。
このお店、公園内のめっちゃ良いロケーションにあるんですよ。
毎朝の散歩で前を通るのでずーっと気になっていたんですが、なぜかこれまで未訪問でした。
お休みなのでもちろんビールも頂きます。
メニューには「生ビール(中) 500円」とあったのでそれを注文したつもりだったんだけど、
出されたのはどう見ても大ジョッキ、お値段も税込み770円でした。
でも良いんですよ、そもそも大ジョッキがあると知っていればこちらを注文したに違いないわけですから。
銘柄がスーパードライなのはちょっと残念でしたが、昼間っからお外で飲むビールが美味しくないわけがありません。
たっぷり量もあって満足満足でした。
注文したランチは、フィッシュバーガーセット 990円。
いかにもカフェ飯!って感じの雰囲気です。
こういうメニューは、代官山とか青山とか、そんな場所が似つかわしい気がするのですが、
こんなご近所公園でも食べられるんですね。
ビール、料理ともやや強気の値段設定でしたが、それも納得させられます。
事前の腹積もりではこのあとグラスワインも頂こうかと考えていましたが、
ビールの量があったのと、食後にセットのドリンク(ジンジャーエール)も頂いたんでそれで満足しちゃいましたよ。
・・・というようなオッサン一人のこじゃれたランチでした。
名称 | Château Mars Hosaka Premium Koshu & Chardonnay 2019 シャトー・マルス 穂坂プレミアム 甲州・シャルドネ 2019 |
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生産者 | Ch. Mars 本坊酒造 マルス穂坂ワイナリー |
価格 | (2本セット:寄付金額 18,000円) |
購入店 | 山梨県韮崎市 |
家族の中で自分だけ休暇だと自動的にお料理当番になります。
というわけで夕飯の材料は洪福寺松原商店街まで買い出しに行って、
メニューは刺身(本マグロ、真ダイ、しめ鯖)、ホタルイカと切り昆布の酢の物、
鰺フライ(揚げるだけのやつ)、サラダチキンのサラダ(昨日の残り)です。
そんな料理に合わせた本日の「ちょっと良いワイン」は、
山梨県韮崎市へのふるさと納税の返礼品として頂いた「シャトー・マルス」の白。
赤のマスカット・ベーリーAはかなり好印象でした。
こちらは限定瓶詰本数 2,100本とのこと。甲州とシャルドネって組み合わせは珍しいですね。
色はほぼ無色に近い薄レモン色・・・ってだいたい甲州種がメインだとこういう色ですね。
香りは、シャルドネが使われているというのは想像しづらい、ほぼ甲州な感じの和柑橘と麹の雰囲気。
シャルドネは樽発酵させているみたいですが、樽香はほとんど感じません。
味わいは、甘くなく酸っぱくなく旨味たっぷり。いかにも甲州の味わい傾向なのですが、
どことなく柔らかさとふくよかさがあるあたりはシャルドネ由来のような気もします。
冷え冷えより、ある程度温度が上がった方が美味しく感じます。
やや地味ではありますが、面白いアッサンブラージュ&丁寧に造られた感じがして、悪く無いと思います。
ふるさと納税は、こういう普通は手に取らないワインが選べるのが楽しいんですね。
ちなみに料理との相性は、キッチリ酢〆されたしめ鯖以外はどれともそこそこ仲良くしていたように思います。
点数 | 75点 |
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リンク |
【ふるさと納税】 シャトーマルス2本 セット 寄付金額 20,000円 シャトー・マルス 甲州・シャルドネ 穂坂プレミアム [2019] 2,648円 (@楽天 マルス山梨ワイナリー公式通販) |
五月雨のメーデー、全く季節感なく"BREWDOG HOPPY XMAS FESITIVE IPA"を食前酒に。
とても華やかでこれが198円だったのは超お買い得だったけど、
輸入ビールのショート缶って330mlなのでちょっとだけ物足りないのね。
国産ワインの720mlに似た残念さがあります。
名称 | Montiano 2015 モンティアーノ 2015 |
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生産者 | Cotarella (Falesco) コタレッラ (ファレスコ) |
価格 | 2,700円 |
購入店 | カルディ ウィング高輪イースト店 |
どこへも遠出しない連休三日目、本日の「ちょっと良いワイン」は道場で熟成させた名門コタレッラ家のメルロー。
この銘柄は3年半前に稽古済みで、
その時2本買って「一本はちょっと熟成させてみたいと思います」と書いていたものです。
こういうワインって、なかなか開け時が難しいんですよね。
普段に飲むにはちょっと高級かつストーリーが欲しいし、かといってワイン会なんかに持って行っても意味わかんないし。
なのでこの連休はそういうのを積極的に開けていきます。
料理はアンガス牛の和風ステーキと鶏むね肉&レタス&アボカド&トマトの生春巻きです。
コルクの状態は完璧です。着色の厚みは薄く、色は濃く。お見事です(写真はツイッターで)。
色は、まだ「熟成」という印象は受けません。メルローらしいしっかりと濃い青紫色で、まるで右岸のボルドーです。
香りは、プルーンやアメリカンチェリーっぽい果実に、煙草の葉、そしてスパイスっぽい感じもあります。
樽は良い感じに溶け込んでいて、香りに関してはやや熟成を感じ取ることが出来ます。
そして味わいが素晴らしいのよ。「今までキープしてて師範正解!」と快哉の声を上げたくなるくらい良い感じ。
渋味はあるけど柔らかで、甘味と酸味がキュッとまとまっていて、とても集中力のある味わいです。
以前からもともと美味しいワインだったけど、熟成を経て更に美味しくなりました。
なんだかこういうのに当たると「やっぱり誰かと共有したかったなぁ」と思うので、おいそれとは開けられないんですよね。
もう市場に2015年なんて無いと思いますが、万が一お持ちの方がいらっしゃれば「今が初期のピーク」だと思います。
点数 | 87点 |
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