2月になりましたが、また「まん延防止等重点措置」が適用されてしまいました。
師範はどちらかというと高齢者側に属する年齢になってしまっていますが、
コチラ側の命を守るために若者の活動を制限して欲しいとは一切思いません。
さて命といえば、先日道場の液晶テレビが寿命を迎えました。
画面に縦筋のノイズが盛大に乗るようになったんですね。
外部入力だと問題ないので、デコーダー部分の出力段に不具合が発生したのだと思います。
道場建立の際に購入しましたので買って15年、良く持った方だと思います。
画質も音質も申し分なく、ちょっとオシャレなベゼルのデザインで気に入ってました。
合掌。
そして買い換えたのがコチラ。
掃除機のごみパックを買いに入った電気屋で安くなっていたので買いました。
画面サイズは65型、以前のは46型なので面積的にはほぼ2倍、解像度もHD→4Kなので2倍です。
なのに狭ベゼルなので設置サイズは幅にして150mmくらいしか増えていません。
こうなると、見た目はほぼ「1枚の液晶」なので、デザインでの差別化は無理ですね(スマホなんかもそうですけど)
軽く使ってみた感想は、「今のテレビってこんなにネット寄り&便利になっているの?」です。
いわゆるスマートTVなので、リモコンに向かって「OK Google、○○の音楽かけて」とか言うと、
YouTubeから動画を選んできて再生してくれます。長女がAmazon Primeに契約しているので、その動画もダイレクトに見られます。
対する4K放送は残念の一言ですが。
これだけサイズアップ&機能アップして、15年前のテレビが312,400円で今回のが209,000円、なんと2/3程度のお値段。
そりゃ日本の賃金は上がりませんわ、って感じですよ、悲しいことに。
今宵の交流稽古に向けて、3日目のロゼカバでウォーミングアップ。合わせたのはキュウリスティック。 今日スーパーに行ったら懐かしいデザインの「マルヱ しょんしょん」(瓶入りもろみ味噌)が売られていたので即購入、 それと一緒に頂きました。 キュウリって、ワインに合わせるのは難しい食材ですけど、間に発酵食品が入ると良い橋渡しになると思います。
そして本日は「サイゼリアワイン会」です。と言ってもサイゼイヤで飲むわけじゃ無くて、
各自でサイゼリヤのワインを準備してのリモート宴会。
せっかくなんで、道場では「若鶏のディアボラ風」「ほうれん草とベーコンのソテー」
といったサイゼリヤのスペシャリテと思しき料理と、
「ヤリイカのガーリック炒め」「鮮魚のカルパッチョ」を用意して臨みました。
この会に参加されたのは下記の皆さん。日本国内のみならず、世界中からのご参加です。
・クヴェヴリ・エミさん(幹事)
・青野くんさん
・えんさん
・Nagiさん
・MAMIさん
・Kinokoさん
・soda (ソーダ) siphonさん
・Andyさん
・エミさんのご友人
・安ワイン道場師範
名称 | Verdicchio dei Castelli di Jesi Classico 2020 ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージ クラッシコ 2020 |
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生産者 | Ottavio Piersanti オッタヴィオ・ピエルサンティ |
価格 | 1,100円 |
購入店 | ADDA WINE SHOP |
課題のワインは、サイゼリヤ店内でも税込み1,100円で売られているヴェルディッキオ。
独特な形状のボトルと、安っぽいヴィーナスが書かれたラベルが目印です。
ラベルにはサイゼリヤのロゴが書かれているので専用キュヴェかと思いきや、
本国でも(ロゴを外した)同じラベルで売られているみたいですね。
色は多分薄めのレモン色。リモートワーク&宴会用の屋根裏部屋だと普段と照明が違うので判りづらいので「多分」です。
香りは、とてもフレッシュな青いリンゴとグレープフルーツの柑橘香。
立派に若い白ワインらしさが香ります。
味わいは、甘さと酸味のバランスが良くて、旨味もしっかり。なるほどねぇ、と唸らされます。
いや~「流石ですね」って感じですよ。
サイゼリヤのハウスワインより明らかにしっかりしているんだけど、
しっかりし過ぎない(主張しすぎない)絶妙なバランス。
これがお店でボトル1,100円だったらそりゃ頼んで吉ですよ。
点数 | 77点 |
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会は19時に始まって22時過ぎまで。
もちろんワインは途中で飲み干しちゃいましたんで、追加でビールなどを飲んでおりました。
立派な酔っ払いの出来上がりで、いろいろと失礼な発言があったかも知れませんが、まぁ酒の席ですからご容赦を。
・・・というわけで、またよろしくお願いします>皆様
お昼の飲み比べは、「果たして師範にロゼカバと赤ワインソーダの違いが分かるのか?」
答えは・・・さすがにわかります。目をつぶっても香りのボリュームと泡の感じが全然違うのね。
そして「赤ワインソーダ」、カシスの風味が強くてワイン感弱め。
『気の抜けたキール・ロワイヤルです』と言われれば信じます。
名称 | Bourgogne Hautes Côtes de Nuits 2019 ブルゴーニュ オート・コート・ド・ニュイ 2019 |
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生産者 | Dom. Berthault-Gerbet ドメーヌ・ベルト―・ジェルべ |
価格 | 3,366円 (3本セット:32,989円:単品価格3,814円) |
購入店 | 喜咲酒家 |
昨日の反動からか魔が差したか、自宅で良いワインが飲みたくなりました。
このワインは、なんとなく血迷って買った「ベルト―・ジェルべ 2019の3本セット32,989円」から、
一番廉価なオート・コート・ド・ニュイ。廉価と言えどもお値段は実に昨日の赤の10倍です。
コイツの内容で、もっとお高い他の2本の登板時期と登板機会を見定めます。
ちなみに本日の料理は揚げ物メインで、チキンカツ&豚ヒレカツ&椎茸のフライとか。
あとはツナとブロッコリーと塩トマトのサラダとかです。
さて抜栓。キャップシールは分厚くて、コルクにはドメーヌ名とヴィンテージがプリントされていて立派です。
ところがコルクの液面側を見ると黒い筋が1本、そしてコルクの匂いを嗅ぐとなんとなく段ボールの雰囲気、
慌ててグラスに注いで香りを確認・・・ん?なんか弱い?こりゃブショネかも!・・・
・・・と一瞬心配しましたが杞憂でした。ブショネではありません。
色は結構しっかりめの赤紫色です。
香りは、(グラスに注いでちょっと時間が経つと)
お高いブルゴーニュらしいプラムやドライプルーンのような果実の香りと革製品の香りがフワーッと漂います。
それが時間が経つにつれてどんどんボリュームが増してきます。良いぞイイぞ!ってな感じです。
味わいは、甘さを結構感じて酸味は案外穏やかですが、渋味がまだカチッとしています。
3時間くらい経っても味わいに関しては傾向変わらずでした。
オート・コート・ド・ニュイとは思えない、立派に高級ブルゴーニュの雰囲気を湛えたワインです。
特に香りはまるでジュヴレ・シャンベルタン。
ただ、現状は「香り吟醸」なワインで、渋味の固さは『まだ飲み頃は先』と言っているようです。
でも、酸が弱めなので熟成能力はあるのかしら?とちょっと心配になります。
他の2本(ジュヴレ・シャンベルタンとクロ・ヴージョ)の飲み頃判断、難しいなぁ。
結局師範レベルだと他から類推するのは無理なようです。
点数 | 82点 |
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リンク | Bourgogne Hautes Cotes de Nuits 2019 [Dom. Berthault-Gerbet] 3,814円 |
名称 | Vega Cristina Brut Rose N.V. ベガ・クリスティーナ ブルット・ロゼ N.V. |
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生産者 | Jaume Serra ハウメ・セッラ |
価格 | 659円 |
購入店 | ロピア権太坂店 |
プレミアム・フライデーなので、贅沢にも食前酒にスパークリング、食中酒に赤のスティルワインで臨みます
・・・とは言っても安売りスーパー「ロピア」で買ったワインで、合わせて1,000円以下ですけどね。
まずコチラの泡は、税別599円のスペイン産カバのロゼ。もちろん今日飲み干すわけじゃなくて金土日の食前酒にします。
造り手の"Jaume Serra(ハウメ・セッラ)"は、格安カバの造り手として安ワイン者にはおなじみですね。
他の銘柄だと、"Heretat El Padruell"とか"Cristalino"とかもココです。
色は結構しっかりめのオレンジピンク、ガス圧はあまり強くないようで(個体差?)、泡の量は少なめです。
香りを嗅ぐと、ロゼのスパークリングに期待するベリーの香りがしっかりあります。
味わいは、甘さそこそこ酸味そこそこ。なんとなく梅酒っぽい雰囲気を感じます。
スパークリングにしては渋味がありますが、それを「雑さ」と捉えるか「複雑さ」と捉えるかは意見の分かれるところですが、
師範は後者です。
香りは良いし味も濃いし、十分に美味しいスパークリングです。
今日は2杯だけ頂いて明日&明後日の食前酒にします。
それにしても、瓶内で二次発酵させて、澱引きやらいろいろやって栓をして、
はるばる日本に運んで酒税を乗せて税別599円也。世界経済が正常に機能することのありがたみが身に染みます。
翌日、サントリーから発売された「赤ワインサワー」と比較しながら再稽古。
昨日はガス圧弱めに感じたけど、今日になってもしっかり炭酸は残っています。
ベリーの香りと梅酒の味わいは健在ですね。本日も美味しく頂き、明日にも2杯分くらい残します。
三日目、さすがに泡は弱めになりましたが、それでもそれなりに抜栓当初の風味を保っています。
税別600円で3日分の食前酒、一日当たり200円とたいへん優秀ですね。
点数 | 75点 |
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名称 | López Mercier "Selección" Tempranillo N.V. ロペス・メルシエ "セレクシオン" テンプラニーヨ N.V. |
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生産者 | Bodegas López Mercier ボデガス・ロペス・メルシエ |
価格 | 308円 |
購入店 | ロピア権太坂店 |
本日メインの赤は、なんと税別285円の激安スペイン産。
ロピアで一番安い銘柄がこちらでした。
最近「高ワイン道場」と揶揄される安ワイン道場ですが、
初心に帰ってこのクラスとも稽古せねば存在意義が揺らぐ!と思った次第です。
ちなみに合わせた料理は、ラタトゥイユ、豚ロースのガーリック味噌焼き、カリフラワーのピクルス。
激安ワインと稽古するに当たっても手抜きはしませんよ。
色は、ラ・マンチャの赤としてはやや薄めに感じます。濁りも無く品質維持のためにきっちりフィルターを掛けている感じです。
香りは、赤いベリーとオレンジの皮とタバコ。テンプラニーヨらしい香りではありますが、香りに凝縮感はありません。
味わいも色や香りの印象通り軽い感じです。かなり薄くて、12.5%のアルコールがダイレクトに感じれられます。
ぶっちゃけ「美味しい」ワインではありません。でも「不味くない」ワインでもあります。
「ちゃんとした」ワインと言っても過言ではありません。
こういうワインがこんな値段で日本でも買える世の中が続いて欲しいなぁ。
25年ダラダラと続けてきた安ワイン道場、この先25年も同じようにダラダラ続けていきたいのです。
点数 | 65点 |
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長女は就活関連で不在、次女も留学中にて不在、師範と師範代だけの老後みたいな昼食は、 スーパーへの買い物ついでにサイゼリヤ サミット横浜岡野店へ。 今週の日曜、リモート宴会の「サイゼリヤのワインを飲む会」に参加するので、 最近のサイゼリヤがどんな具合か知っておかねばならん!という妙な使命感に駆られております。
そしてサイゼイヤは安定のサイゼリヤですね。 食材、オペレーション、什器・・・あらゆる面でコスト削減のための努力が見て取れます。 サイゼリヤって、「なぜか安い」んじゃなくて「安くするために頑張っているから安い」んだなぁ、と実感します。 左写真は、手前にイタリア風もつ煮込み 350円、奥にアンチョビマルゲリータピザ 500円。 もつ煮込みの皿は取り皿と共通(というか小さい皿は全て同じ規格)です。 また、ピザのメニューは他にもありますが、 トッピングのバリエーションに共通性を持たせてあります。
名称 | Osco Bianco 2020 オスコ・ビアンコ 2020 |
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生産者 | Cantina Cliternia カンティーナ・クリテルニア |
価格 | 200円 (250mlデカンタ) |
購入店 | サイゼリヤ サミット横浜岡野店 |
サイゼリヤでなにより話題なのはワインの安さです。
ハウスワインは、グラスが100円、250mlのデカンタが200円、500mlのデカンタが400円、1,500mlのマグナムボトルが1,100円。
すべて税込み価格、清々しいくらいにわかりやすい価格体系です。
メニューには「白:トレビアーノ種」としか書かれていませんが、
インポーターのADDA WINEに詳細情報が記載されているので、
ヴィンテージ等の情報はそこから引っ張ってきています。
色は・・・よく分かりません。というか、
サイゼリヤの店内って、かなり独特な照明で何でも黄色く見えちゃうんですよね。これも作戦の一つなのかな?
香りは弱めですが、確かにトレッビアーノ種らしいイタリアっぽい爽やかなリンゴとグレープフルーツの香りを感じます。
味わいもとても軽やか。ワイン飲んでいることを忘れるくらいです。
もちろん、いわゆる「ワイン好き」な方が云々するワインじゃありません。
薄いし軽いし。
でも普通に美味いんだよな。料理にも合わせやすいし(ほうれん草のソテー200円と合わせました)。
この値段で、お店で、「普通に美味い」ワインが飲めるということが、サイゼリヤの凄いところなんだと思います。
点数 | 71点 |
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名称 | Osco Rosso 2020 オスコ・ロッソ 2020 |
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生産者 | Cantina Cliternia カンティーナ・クリテルニア |
価格 | 200円 (250mlデカンタ) |
購入店 | サイゼリヤ サミット横浜岡野店 |
もちろん赤も注文しています。赤の品種はモンテプルチアーノ種、産地はどちらもモリーゼ州とのこと。
白250mlと赤250ml、合計500ml飲んでも400円。
大手居酒屋のショボいグラスワイン、100mlにも満たないのが1杯500円とかがバカらしくなります。
グラスの素材は樹脂製(トライタン)なのが残念ですが、このお値段の前にはそんなことを云々するのも憚られます。
色は、ちゃんと濃い紫色に感じられます。立派なものです。
香りは、最初一瞬だけ生乾きの雑巾のような蒸れた香りを拾いますが、それに慣れるとちゃんと赤いベリー香が感じられます。
味わいは、提供温度が白同様の低めであることもあって、かなり軽め。でも、軽いがゆえに料理を選びません。
こちらも「普通に美味い」です。昨今話題のアロスティチーニ(ラム肉の串焼き) 400円に合わせてみましたが、
かなり羊の雰囲気が強いこの料理をしっかり受け止めてくれました。「これで十分だな」と言わざるを得ないクオリティです。
点数 | 72点 |
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その他に注文したのは若鶏のディアボラ風 500円、師範代がデザート2品
(イタリアンプリン250円とイタリアンジェラート250円)。
トータルのお支払いは二人分で税込み3,000円ちょっとでした。
やっぱりサイゼリヤは凄いな。安いことが必ずしも正義だとは思いませんが、
安価に提供するための企業努力には敬意を表さざるを得ません。
もう少し高くても良いから、働く人の時給を上げて欲しいとも思います。
・・・そして夕食は道場で。
名称 | Espace of Limari Rose N.V. エスパス・オブ・リマリ ロゼ N.V. |
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生産者 | Maycas del Limari マイカス・デル・リマリ |
価格 | 940円 (単品価格:1,650円) |
購入店 | ワイン通販 エノテカ楽天市場店 |
水曜日は、当面「エノテカワイン部」の部活動の日にしております。
12本11,000円のパーティーパックから稽古していくことにしていますが、
やんごとなきお方の誕生日でお休みを頂いているのに安ワインというのも・・・という気持ちもあり、
本日はその中から一番おめでたい感じのチリ産スパークリングのロゼと稽古することにしました。
ちなみに料理はフライ3種(ささみチーズ、アジ、エビ)、ゴボウの唐揚げ&甘辛揚げ、菜の花とシラスのお浸しです。
外観は、とてもキレイな薄ピンク色で、泡の感じも細かくタップリです。
香りは、シャンパーニュ的なブリオッシュはありませんが、甘いリンゴとイチゴみたいなベリーの香りがちゃんとします。
「ブラン・ド・ノワールなのかな?」と思ったけど、
品種はシャルドネ85%/ピノ・ノワール15%とのこと。
師範の感覚は全くアテになりません。
味わいは、わかりやすく甘酸っぱくてスイスイ入ります。こりゃ良いわ。
難しいことを考えずにただ「美味しいなぁ」と楽しめるスパークリングです。
ここんとこスパークリングと3本連続で稽古してきたのですが、
コレが一番フレンドリーな気がします。
理由を探ると、このワインは顕著に糖度が高いみたい(他2本は6.5前後、これは7.5)。
そういえば、2018年に稽古した時は"Brut"の表記があったと思うのですが、
現行品にはありません。ロゼはちょっと甘いくらいがウケが良いのかもですね。
点数 | 79点 |
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リンク |
ENOTECA パーティーパック(赤 白 泡 ワイン12本) 11,000円 Espace of Limari Rose N.V. 1,650円 |
名称 | Pierre Olivier Blanc de Blancs "Organic" Prestige Brut N.V. ピエール・オリヴィエ ブラン・ド・ブラン "オーガニック" プレスティージュ ブリュット N.V. |
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生産者 | Pierre Olivier ピエール・オリヴィエ |
価格 | 2,178円 (ワインくじ) |
購入店 | MEGAドン・キホーテ狩場店 |
本来火曜日は休肝日ですが、
明日は休日なので「休前日特別措置法(いわゆるハッピーウィークデー法)」を適用して休肝日返上致します。
そこでなんとなくお祝いっぽく選んだワインは、
ドンキのワインくじでほぼ末等だったフランス産のスパークリング(非シャンパーニュ)。
日曜に「日本のあわ」と稽古したので、
ちょっと泡と集中稽古するべく選んでみました。
色は薄め、桐材のような淡い感じの色合いですが、泡のボリュームもキメもなかなかのものです。
香りは、白桃のようなフルーツの香りがブワッと香ります。
シャンパーニュにあるブリオッシュな香ばしさとはちょっと傾向の異なる、ナッツのような香ばしさも感じます。
味わいにはしっかりとした濃さがあります。甘酸っぱくて旨味タップリ。アルコール度数は11%と低めですが、
物足りない感じはありません。
「ワインくじ」って自分で選んだ商品ではないから、
あまり思い入れなく飲み始めたけど、改めて調べると単品価格は3,000円近いスパークリングなんですね。
シャンパーニュとは傾向が異なりますけど、ダイレクトなフルーツ感で「結構イケるじゃんコレ!」ってなりました。
やっぱり「泡の出るのは七難隠す」わよ。
点数 | 77点 |
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本日の食前酒は、オーケーで安売りされていたGoose Island IPA。
淡めの色合いに柑橘香、IPAとしてはややマイルドな味わい。
当然米国産かと思ったら、「原産国名:韓国」なのね。
普通に美味いですけどちょっと不思議な感じ。
韓国っていろんなお酒をライセンス生産してますよね。"Gilbey's Gin"なんかもそうじゃ無かったかな?
名称 | Japanese Sparkling Wine "AWA" Muscat Bailey A Rosé N.V. 日本のあわ マスカット・ベーリーA ロゼ N.V. |
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生産者 | Ch. Mercian シャトー・メルシャン |
価格 | (4本セット:寄付金額 46,000円) |
購入店 | 山梨県韮崎市 |
本日の夕食は、食前にスーパー「サミット」のお惣菜、天然ブリの煮付け、なんと税別98円。
あとは、刺身盛り合わせ(マグロ、マダイ、赤貝)、ヤリイカとブロッコリーのガーリック炒め、新玉ネギのお浸し、野菜スープ。
どう考えても泡が良さそうなので、チョイスしたのは山梨県韮崎市へのふるさと納税の返礼品でゲットした日本ワイン、
マスカット・ベーリーAを使ったスパークリングで造り手は大手メルシャン。
原材料名に「炭酸」があるので、発酵により発生する泡ではなく付加したものみたいです。
色は、右写真でも判るようにとてもキレイなオレンジピンク。
泡のボリュームは少な目ですが、キメは十分細かいです。
泡の細かさと製法(瓶内二次発酵とかシャルマーとか炭酸添加とか)は関係ないのかもです。
香りは、品種がマスカット・ベーリーAであることがダイレクトに伝わるイチゴキャンディ感とココナッツ感。
好き嫌いが分かれる香りかと思いますが、師範は好きな系です。
味わいは、甘さ控えめで酸味も控えめ。弱めの泡も含めてちょっと物足りない感じはあるけど、
飲めない師範代に言わせると『飲みやす~い』らしいです。
ゴチャゴチャ言いだすとアレですが、
オレンジピンクの液体の中を、キラキラ真珠色した小さな泡が立ち昇るのが見えただけで「ハイ!キミ合格!」ってなります。
こんなんで良いんだよ、ウン。
泡の出るのは七難隠す、キレイな色なら更に倍!昭和ノスタルジーを感じるスパークリングです。
点数 | 73点 |
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リンク |
【ふるさと納税】シャトー・メルシャン バラエティ4本 セット 【山梨県韮崎市】 寄付金額 46,000円 シャトーメルシャン 日本のあわ マスカット ベーリーA ロゼ 1,958円 (@楽天セラー専科) |
本日の食前酒は、久しぶりに清酒の飲み比べ。
写真右は、岡山の櫻室町「雄町でつくったおいしい大吟醸」。1月前から飲んでますが、
さすがに日が経っちゃったかな?いわゆる酒臭さが出てしまっています。
写真左は、大分の「ちえびじん 純米吟醸 山田錦」。
フランスでの日本酒コンクールでプラチナ賞を受賞した旨のタグが掛かっています。
マスカットのようなスッキリとした吟醸香に雑味の無いスッキリした味わいで、
たしかにとてもワインっぽいですね。これは好きだわ。
やっぱり師範の前世はフランス人かも。
ちなみにチョコレートと合わせてみましたが、ヘタなワインと合わせるよりずっといい感じでした。 ご同輩のモテ男の皆さんは参考にされて下さい。
名称 | Chablis 2019 シャブリ 2019 |
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生産者 | Dom. George Deschamps ドメーヌ・ジョルジュ・デシャン |
価格 | 1,955円 (単品価格:3,520円) |
購入店 | 銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA |
冷たい雨が降る土曜日、そして久しぶりに家族3人が揃った夕食なので、本日のメニューは寄せ鍋です。
鍋ダネは、豚ロース、鶏モモ、鶏つくね、豆腐、野菜いろいろ。
魚介類はありませんが、やっぱり鍋と言えば白でしょう、ということで選んだのは「鬼コスパセット」からのシャブリ。
昨年12月に試飲した際にも鶏のお寿司と合わせていました。
色は、ACシャブリとしては結構しっかりしたレモン色が感じられます。
香りのボリュームはビックリするくらい立派です。
北のシャルドネらしいグレープフルーツの果実香に、シャブリらしい貝殻のようなミネラル感。
そして、(多分樽熟はさせていないだろうから樽由来では無いと思われるんだけど)ナッツのような香ばしい香りを感じます。
味わいは、いわゆるシャブリらしい「酸味がキリリ」とは違って、コート・ドールのシャルドネみたいな厚みのある味わい。
ゆっくり飲んでジワジワ美味しさが伝わります。
ある意味シャブリらしからぬ厚みのあるワインなので、こいつは鍋に合わせて正解です。
そして、試飲の時より一人で一本の方がかなり印象が良くなりました。
単品価格の3,000円超は一瞬ポチる手が止まりますが、その価値は間違いなくあると思います。
点数 | 81点 |
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リンク |
【送料無料】ソムリエ田邉公一氏厳選!鬼コスパワイン10本セット 19,800円 Chablis 2019 [Dom. Georges Deschamps] 3,520円 |
名称 | Barolo 2016 バローロ 2016 |
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生産者 | Kirkland Signature (ICQRF) カークランド・シグネチャ (ICQRF) |
価格 | 2,228円 |
購入店 | コストコ 金沢シーサイド倉庫店 |
本日の夕食は、師範が調理当番。
メニューは、鶏手羽のグリル焼き(カレー風味とハーブ風味)、きんぴらごぼう、ベビーリーフとトマトのサラダ、卵とワカメのスープ。
ワインは、「王のワインでありワインの王」であるバローロ。先週も稽古しましたが、
最近ネッビオーロと稽古する機会が多いので、復習の意味でチョイスしました。
バローロと言えば高級ワインのイメージですが、2,000円台のものも結構あって、こちらはコストコのプライベート・ブランド。
造り手は、SF@RedRedWineさんの
解析により、
フォンタナフレッダ社に違いないと結論付けられています。
色は、ネッビオーロらしい(&語感に似合わない)薄めの紫色です。
アルコール度数は14%、アシも長くて立派です。
香りは、典型的なネッビオーロ感。チェリーの果実にスミレの花、点火前のタバコのような雰囲気もあります。
いわゆる樽香はほとんど感じられません。
味わいは、これまたバローロらしいな。渋くて酸っぱくて、とにかく固い。
数値的にはそんなにpHが低いわけでも糖度が低いわけでもないけど、なんだか固いんですわ。
もちろんそういうワインだと見越してじっくりゆっくり稽古したわけですが、
3時間くらいでは全然開かないですね。やっぱりバローロは熟成が必要なんだろうなぁ。
典型的な若いバローロです。でも2016年産なのでそんなに若くも無いんですけどね。
合う料理は・・・石かな?一流のソムリエさんが『マリアージュするのは花崗岩です!』とか言ってくれれば楽しいんだけども。
ちなみにチョコレート(オランジェット)には9割合いませんが、1割「あ、オレンジの風味あるかも」と思わせてくれました。
点数 | 72点 |
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一昨日はバレンタインデーでしたね。 バレンタインデー前には「チョコに合うワイン」のツイートで溢れますが、終わるとパッタリ見なくなります。 みんなわかってないなぁ。その情報、真のモテ男(※)にとっては、 消費フェーズに入った今必要なんですよ。 というわけで世間から一歩遅れてチョコレートにワインを合わせに行きます。
(※) 長女と師範代と母から貰いました(笑)
名称 | gb88 Cabernet Sauvignon 2020 ジービー88 カベルネ・ソーヴィニョン 2020 |
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生産者 | Grant Burge Wines グラント・バージ・ワインズ |
価格 | 877円 (単品価格:1,540円) |
購入店 | ワイン通販 エノテカ楽天市場店 |
毎週水曜日は 「エノテカワイン部」の部活動日と定めて、
先月買った「エノテカ パーティーパック 12本セット」から稽古していきます。
その中から、本日選んだのは一番「チョコレートに合いそう」だと思われた豪州産のカベルネ・ソーヴィニョン。
チョコに合わせるんだったら、デザート的に極甘口の白か、
あるいは甘味があって濃そうな赤だと思うわけですよ。
今回は後者側の狙いでチョイスしています。
チョコレート以外の料理は、前菜に馬刺の燻製&クレソン、ポークチャップ、
卵とグリーンリーフとアボカドとトマトのサラダ、モヤシのナムル、ワカメと干しエビのスープです。
色は、この値段のワインとは思えないしっかりとした濃さ。
香りは、ブルーベリーみたいな果実香に、ちゃんとありますカカオのような香ばしさ。
味わいは、甘さしっかりで渋味も旺盛。
馬刺の燻製とか豚の生姜焼にはバッチリで、
「こりゃ間違いなくチョコレートに合うぞ~!」だったのですが・・・
ワイン単体としては美味しく良く出来ています。
ただ、チョコレートに合わせるとその良さがマスキングされます。
せっかくの香り、せっかくの味わいが伝わらなくなっちゃうんですね。
チョコレートを引き立てる飲み物としてはアリですが、チョコレートに引き立てて貰えはしませんでした。
オランジェットだと良い感じかと思ったんだけどなぁ。
南イタリアあたりの無慈悲に濃くて甘いヤツだと違ったかもですが、
基本、チョコレートに合わせるには「極甘口ワイン」一択のような気がします。
ちなみにこのワイン、時間が経っても、変化する様子はありません。
裏ラベルを見ると、やはり「酸味料、安定剤(アカシア)含有」の記載があります。
大人数やグラスワイン用途では良いでしょうけど、一人一本だとちょっとつまらない印象を受けます。
点数 | 77点 |
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リンク |
ENOTECA パーティーパック(赤 白 泡 ワイン12本) 11,000円 gb88 Cabernet Sauvignon 2019 [Grant Burge] 1,540円 |
本日は、ツイッター界隈で「ピエモンテ」の呼び声名高い、千葉県某所にあるオタクお宅を訪問。
右写真はそのダイニングの壁です。外光はすべて遮断され、温度含めて完全に「ワインセラーの中」ですよ。
ワイン(&ウィスキー)に全振りの生活、その潔さに脱帽です。
今回の聖地訪問、マスク会食スタイルにて参加されたのは下記の皆さんです。
・山下@Online Wine Lessonさん
・TZKさん
・守田 透さん
・かしたくさん
・安ワイン道場師範
名称 | Ferrari "Perlé Nero" Extra Brut 2003 フェラーリ "ペルレ・ネロ" エクストラ・ブリュット 2003 |
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生産者 | Ferrari フェラーリ |
価格 | (山下さんから) |
購入店 |
大人気の私邸「ピエモンテ」ですので、連日聖地訪問される方がお見えになるそうです。
なので、本日頂いたワインの大半が、概ね前日から抜栓されていたものになります。
最初に出して頂いたのが、イタリアのスプマンテ「フェラーリ」。
品種はピノ・ネロ100%、ヴィンテージはなんと2003年です。
色はかなりオレンジ色がかっています。それがブラン・ド・ノワール(っていうかビアンコ・デ・ネロか)だからか、
熟成によるものかはわかりません。泡はやや弱めになっていますが、キメは細かくてさすがです。
香りからは、沢庵のような熟成感とナッツのような香ばしさが感じられます。
味わいは甘味と酸味が良い感じに溶け込んでいて、マッタリとしています。
熟成スパークリングの良さが良く出ていると思います。
毎度の月並みな言い方ですが、師範はこのスプマンテとシャンパーニュの見分けはつきません。
車好きの彼氏へのバレンタイン・プレゼントに最適・・・ってもう遅いっすね。
点数 | (85点) |
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名称 | Crémant d'Alsace Brut Nature N.V. クレマン・ダルザス ブリュット・ナチュール N.V. |
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生産者 | Selectionné par Marc Tempé セレクショネ・パー・マルク・テンペ |
価格 | (山下さんから) |
購入店 |
もう一本スパークリングを出して頂いております。
ちなみに、照明は天井から吊るされた裸電球タイプのLED1個と、キッチンの上の昼光色蛍光灯。
ワインには優しそうですが、なかなかカメラ泣かせです。
撮りやすくするために、守田さんが助手を買って出てくれたので、
以降写真に写り込んでいるのは彼の手です。
さてこのクレマン、色は前のに比べるとかなり薄めです(といっても暗い照明なので細かいことはわかりません)。
香りは、フレッシュなスパークリングらしい若いリンゴの香りと薄っすら蜜の香り。
味わいは見た目や香りの印象ほど軽くは無くて、甘さは控えめながら旨味があって軽い苦味もあります。
これは良いクレマンですね。スッキリしていながら物足りない感じはありません。
後で調べたら以前も稽古していました。
ピノ・グリが旨味と苦味を引き出していると思われます。
点数 | (78点) |
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最初に出して頂いた料理がこのカボチャのムース風スープ。 いやちょっと待って!なにこのオシャレな感じ。 ムースとスープの中間くらいの粘性があって、刻んだパセリと削ったハードチーズが降りかけられていて、 ワインのツマミになるアミューズでした。
名称 | Caspri "Luna Blu" 2020 カスプリ "ルナ・ブルー" 2020 |
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生産者 | Fattoria di Caspri ファットリア・ディ・カスプリ |
価格 | (山下さんから) |
購入店 |
家主の山下さんは自然派ワインがお好きとのことで、本日は自然派をいろいろと出して頂いております。
師範はどちらかというと不自然派主体なので、こういう機会に出稽古させて頂けるのは大変助かります。
白の一本目はイタリアはトスカーナ州のIGPで、品種はマルヴァジーアとトレッビアーノ、
SO2無添加でオレンジワイン的な造り方をされているそうです。
色はやや濁りのある薄オレンジ色。
香りのボリュームはたっぷりで、師範が「こりゃオレンジワインだ」と感じる高級化粧石鹸とセメダインの雰囲気があります。
味わいは、酸味シッカリで渋味もあって、口腔内をキュッと絞るような収斂性を感じます。
いかにも自然派!って感じですが、
田舎のトイレ的なネガティブな要素はほぼ無くて、万人ウケする感じだと思います。
これは美味しい自然派ですね~、気に入りました。
点数 | (82点) |
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左写真は、TZKさんが持参されたロースハム。山下さんの手によってきっちり8枚に切り分けられました
(ご本人は料理に専念されていてほとんど召し上がりません)
TZKさんは駅前のスーパーで買ったメンチカツも持参されておりそれも頂きましたが、
残念ながら写真を撮り忘れております。
名称 | Alsace Pinot Blanc "Pur Vin sans surfíte ajouté" 2018 アルザス ピノ・ブラン "ピュール・ヴァン サン・シュルフィト・アジュテ" 2018 |
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生産者 | Pierre Frick ピエール・フリック |
価格 | (山下さんから) |
購入店 |
次の白はアルザス産のピノ・ブラン、造り手はピエール・フリックさん、
アルザスの自然派の大御所らしいです。
なのでもちろんこちらのワインも自然派("sans sulfite ajouté" = 亜硫酸無添加)です。
まとめて自然派と稽古させて頂くとわかってくることがありまして・・・
色はちょっとオレンジ色を感じさせる薄黄金色です。
香りは、鼻で嗅ぐ分にはオレンジマーマレードのような、甘酸っぱいフルーツの香りが感じられます。
味わいも、甘さ控えめ酸味しっかりめで、「なるほどアルザスだなぁ」だったのですが・・・
かしたくさんが『豆を感じる』と仰いまして。その香りの表現、最初師範には全然分からなかったんですよ。
ところが、液体を飲み込んで30秒くらい経ったら、口の中に俄かに「茶豆の香り」が沸き起こって来るんですな。
なるほどこれが皆さんの言う「自然派の豆臭」なんですね。
でもこのワインに関してはその豆っぽさはそんなに強くは無くて、
飲む前の香りと飲んですぐの味わいだけに集中していれば美味しいワインとして楽しめました。
いやー面白いね、自然派ワイン。
点数 | (75点) |
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山下さん謹製の前菜がこちら、タマネギのヴァプールです。 丸ごとタマネギをレンジでチンして、上にアクセントの塩味として生ハムが載せられています。 なんっつーか、こういう料理ってちゃんとしたオーブンとかのある厨房じゃ無きゃ作れないと思っていましたよ。 今度マネしてみたいと思いました。
名称 | Brezza Langhe Nebbiolo 2019 ブレッツァ ランゲ・ネッビオーロ 2019 |
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生産者 | Brezza Giacomo e Figli ブレッツァ・ジャコモ・エ・フィーリ |
価格 | (山下さんから) |
購入店 |
自然派との稽古はいったん休憩、ここで不自然派普通のワインを出して頂きました。
一般に固くて渋いとされるネッビオーロ種ですが、
このワインはそういうイメージを払しょくする柔らかい感じとのこと。
ネッビオーロ初心者の方にまずお出しされているそうです。
色は、ネッビオーロらしい青みのある紫色ですが、あまり濃くはなくてスッキリ向こうが透ける外観です。
香りは、サクラとスミレとインクの香り。
インクはネッビオーロらしいですが、サクラとスミレにはサンジョヴェーゼっぽさを感じます。
樽熟はさせていないらしく、樽の香りはありません。
味わいは、渋味が穏やかで甘酸っぱい口当たり。なるほど柔らかい感じです。
確かにこれはネッビオーロの印象を払拭しますね。前日抜栓でしたが、『開けたてからこんな感じです』とのこと。
微笑みかけるようなネッビオーロ、イタリアはホント奥が深いなぁ、と思わされます。こりゃ沼ですよ沼。
点数 | (83点) |
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「ネッビオーロには卵が合う」とのことで、出して頂いたのが卵殻に入れられたスクランブルエッグ。
バターとトリュフオイルの香りがあるので、単なる卵では無いのですが、
それでも一般にワインに合わせるのは避けて吉とされる食材に果敢に挑まれた意欲作です。
相性は・・・合わないとは思いませんでしたが、積極的合うとも思えず・・・
ポーションが小さいので、もう少しスパイシーな感じ(粗挽きの岩塩とか胡椒とか)があった方が良いのかな、
なんて思いました。
p.s.:ダチョウの卵を使うのはやり過ぎだと思います・・・けど見てみたい。
名称 | Guccione NM (Nerello Mascalese) N.V. グッチョーネ NM (ネレッロ・マスカレーゼ) N.V. |
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生産者 | Francesco Guccione フランチェスコ・グッチョーネ |
価格 | (山下さんから) |
購入店 |
ここからまた自然派に戻ります。
このワインは、ヴィンテージ表示も無ければ産地表示も無く、
"NM"というのが品種(ネレッロ・マスカレーゼ)らしいのですが、それも知らなきゃ分からないという謎のワイン。
いやー、自然派は謎が多いです。
で、このワイン、イカにもタコにも「豆」です。ボールド体で書かせて頂きます「豆!」です。
っていうか、豆を通り越して「蒸れた靴下」の領域にまで迫っています。
そして、2本前の白の場合はアフターに感じられるだけだったのですが、こちらは口に含んですぐから襲って来ます。
飲めないわけでは無いけど、「敢えて飲む」パワーが必要です。
この香り、SO2を使わないことによる醸造上の欠陥らしいです。
こういうの飲んじゃうとやっぱり自然派は怖いな、と思っちゃいますな。勉強になりました。
点数 | (43点) |
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名称 | Coltrada Rouge 2018 コルトラーダ ルージュ 2018 |
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生産者 | La Grande Colline Japon ラ・グランド・コリーヌ・ジャポン |
価格 | (山下さんから) |
購入店 |
次のワインもまた自然派です。産地はなんと日本の岡山、
造り手は、フランスはローヌにてワイナリー"La Garnde Colline"を運営されている大岡弘武氏。
彼が日本にも進出して運営されているのが「ラ・グランド・コリーヌ・ジャポン」です。
裏ラベルには「原材料名:ブドウ(岡山県産)」と書かれており、品種は不明です。
色は、やや青みのある濃さですが、ボトルの下半分ということもあってか、やや濁った感じです。
香りは、ツンッとした酸を感じるプラムのような果実香、それにピーマンのような青さを感じます。
コンコードやベーリーAでは無さそうですね。メルローがメインじゃ無いかと予想しました。
味わいは、酸味と旨味がしっかりしていて、薄めだけど存在感はあります。
線が細いながらも美味しいワインだと思いましたよ。
ただ、このワインもずっと後ろの方から「茶豆」の香りが忍び寄ってきます。
なんだか「知らなきゃ良かった」かもだなぁ、この香り。
点数 | (72点) |
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名称 | Nebbiolo d'Alba 2018 ネッビオーロ・ダルバ 2018 |
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生産者 | Fletcher Wines フレッチャー・ワインズ |
価格 | (山下さんから) |
購入店 |
以上でいわゆる「自然派ワイン」は終了しまして、ここからは普通のワインです。
このワインは、オーストラリア人の造り手がピエモンテ州で作るネッビオーロ・ダルバ。
インポーターは(多分)初めて稽古する「パンタ・レイ」というところです。
色は、やはりネッビオーロらしい薄めで澄んだ青紫色です。
3本前に頂いたランゲ・ネッビオーロと比較すると、よりこの品種らしいツンっとした孤高な感じがあります。
味わいも、渋味しっかりでプラム(大石早生)のような酸があり、やや鋭利で簡単には人を寄せ付けない感があります。
抜栓二日目でこの状態ということは、かなり堅牢な造りなんだろうと思います。
飲み手に媚びを売らない、トラディショナルなネッビオーロ・ダルバという印象を受けましたが、
造り手はオーストラリア人なんだよなぁ。外国人の方がDOCをリスペクトしているのかも知れません。
点数 | (81点) |
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名称 | Chianti Classico 2018 キアンティ・クラッシコ 2018 |
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生産者 | Nardi ナルディ |
価格 | (山下さんから) |
購入店 |
ピエモンテ&ネッビオーロばかりもアレだ、ってことでしょうか、
ここでもう一方の主要なイタリア赤品種、サンジョヴェーゼが使われたキアンティ・クラッシコの登場です。
3本目の白とこのワインのインポーターは「風土」、
ツイッターでは良くお名前を拝見する井上さんと言う方が代表のようです。
外観は、やはりサンジョヴェーゼはネッビオーロより赤みがありますね(イタリアなんで例外はあると思います)。
香りは、ネッビオーロと比べると外交的と言うか、人懐っこい華やかさがあります。
想起されるのはどちらもスミレなんだけど、青いスミレと赤いスミレの違いがあります(って完全に妄想です)。
さらに、このワインには良い感じの樽香があるので、複雑さと近寄りやすさがあるように思います。
味わいは、甘さがしっかりしていてジューシーな感じ。素直に美味しいですよ。
やっぱり「ネッビオーロ&ピエモンテは険しい」「サンジョヴェーゼ&トスカーナは陽気」は、
一般論としては正しいように思います。そういう相対差を認識させてくれる良いラインナップでした。
点数 | (84点) |
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名称 | Le Pinot Gris "Fromenteau" 2015 ル・ピノ・グリ "フロマントー" 2015 |
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生産者 | Josmeyer ジョスメイヤー |
価格 | (山下さんから) |
購入店 |
ここで、料理がまた魚料理になったので白を登場させて頂いたのかな?
銘柄はアルザスのピノ・グリ、造り手は有名ドコロのジョスメイヤーです。
これも造り方は自然派に近いのかな?SO2は使っているんでしょうけど。
ビオディナミ農法で収穫は手作業、野生酵母を使ってステンレスタンクで発酵&熟成、
マロラクティック発酵は行っていないそうです。
外観は、濁りの無い薄いレモン色。
これまでの白がだいたいオレンジっぽい濁り系だったので、落ち着く外観です。
香りは、アルザスのピノ・グリらしいカサブランカのような派手系の白い花が華やかです。
味わいはやや甘め、そして酸味は少なめです。
美味しいんだけど、酸味が弱いのでちょっとユルい印象を受けますね。
でも、下記の料理にはピッタリ合ったと思いますよ。
単体で頂くよりも料理に合わせるワインという印象です。
点数 | (79点) |
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その料理がこちら、ホタテ貝のグラタンです。 レモンを使うような魚料理だともっとシャープな白が良いのかもですが、 ベシャメルソースのこちらにはやや甘さのある白で正解だと思います。さすがです。
名称 | Porseleinberg 2018 ポルセレインベルグ 2018 |
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生産者 | Boekenhoutskloof ブーケンハーツクルーフ |
価格 | (山下さんから) |
購入店 |
ここからだんだん凄いワインが登場します。
その1本目がこちら、南アフリカの超名門「ブーケンハーツクルーフ」のフラッグシップ・シラーであるポルセレインベルグ。
師範も2年前に2015年産と稽古しておりますが、ろくなコメントは残せていないテイタラクでした。
ヴィンテージは違いますがここに改めて稽古させて頂きます!
・・・なんて大ミエを切っては見ましたが、今回もメモは適当にしか残していなくて・・・
色は「濃い」と書いています。「ネットリ」とも書いていますね。
香りは「焦げタイヤと白胡椒」らしいです。
かしたくさんの言葉をお借りすると『干し肉や燻製の香り』らしいです。
味わいは、濃くて甘くて渋くて固い。やっぱりまだ固いんですよねぇ。
パワフルで存在感たっぷりなワインでした。
そして、前日抜栓なので、前回稽古した時よりも状態は良くなっていたように思います。
ただ、香りは十分に開いていたのですが、味わいのピークはまだ先にあったような印象です。
やっぱりこのクラスの南アフリカのシラー、簡単に開けちゃいけないのが多い感じですねぇ。
点数 | (87点) |
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名称 | Nuits-Saint-Georges 1er Cru "Les Saint-Georges" 2013 ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ "レ・サン・ジョルジュ" 2013 |
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生産者 | Dom. Chevillon-Chezeaux ドメーヌ・シュヴィヨン・シェゾ― |
価格 | (山下さんから) |
購入店 |
えーっと、ここに来てブルゴーニュの赤を出して頂きました。
造り手は「シュヴィヨン・シェゾ―」で、ニュイ・サン・ジョルジュに本拠地を置くドメーヌです。
畑は、特級畑の無いニュイ・サン・ジョルジュ村に於いて、
最も評価が高いと言われる一級畑の一つである「レ・サン・ジョルジュ」、王道中の王道ブルゴーニュですね。
外観は、やや濁りはあるけれど明るめの赤紫色、エッジに若干オレンジっぽさが見て取れます。
香りは・・・一瞬言葉を失います。アプリコットのコンポートのような、柔らかさのあるプラム系フルーツの香り。
ちょっと焦げたバターや砂糖を想わせる樽由来の雰囲気もあります。
味わいは、何の引っ掛かりも無く、口の中からあっという間に消えていく感じのスムーズさ。いやー素晴らしい。
やっぱりブルゴーニュは美味しいんだよなぁ。熟成の一回目のピークにあるように感じました。
これだけいろいろと自然派とかの知らない世界を見せて頂いても、やっぱりコッチが好き!と思っちゃいます。
ブルゴーニュ高騰の折、このクラスにはなかなか手が出なくなってしまいましたけど、
まだ穏当な税込み4桁円で売られているショップを発見しましたので↓にリンクを貼っておきます。
点数 | (91点) |
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リンク | Nuits-Saint-Georges 1er Cru "Les Saint-Georges" 2013 [Dom. Chevillon-Chezeaux] 9,130円 |
そのブルゴーニュに合わせて出して頂いた料理が牛肉のタルタルです。 レアな焼き具合に仕上げられた牛肉に、 刻んだニンニクの醤油漬け、レッドオニオン、梅肉、パセリ、粒マスタードが添えられています。 これを軽く混ぜると、部分部分で味わいが異なって、ワインとの相性を色々楽しむことが出来ます。 驚きの発想で、大変素晴らしい料理でした。
名称 | Barbaresco "Emprimer N.10.12.2" 1990 バルバレスコ "エンプリメール N.10.12.2" 1990 |
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生産者 | Dante Rivetti ダンテ・リヴェッティ |
価格 | (かしたくさんから) |
購入店 |
今回のワインの中で、このワインと下のデザートワインだけが当日抜栓されたもの、です。
かしたくさんが持参されたこちらは、なんと1990年ヴィンテージのバルバレスコ。
1990年と言えば師範が就職でコチラに出てきた年ですよ。
そんなワインのご相伴に与ることが出来て大変ラッキーです。ラベルに書かれた不思議なアルファベットと数字の意味は、
N : Nebbiolo
10 : 2000年の10年前(1990年)
12 : Dante Rivettiが造った
2 : 5000本限定の"Ivan"という畑
らしいです。
色は、30年前のワインとは思えないくらいしっかりとした濃さのある赤紫色。
エッジにはレンガ色からオレンジ色のグラデーションが見えます。
香りは、「超高級奈良漬け」の香りがバンバン来ます。
もちろん古酒っぽい香りではありますが、フルーティさも感じられるので古酒古酒していません。
味わいも、果実味がしっかり残っていて丸みのある味わい。これまた美味いわ。
「ネッビオーロは熟成させてナンボ」なんてことを見聞きしますが、
こういうワインを頂くと首肯せざるを得ませんな。
若いネッビオーロとは趣の異なる、矍鑠(かくしゃく)としていつつも包容力のあるワインでしたよ。
点数 | (88点) |
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締めの料理は、山下さんのスペシャリテらしいカルボナーラ。 生クリームを使わず仕上げるそうです。 卵の黄身が味わいの基本になっていますが、なるほどネッビオーロとの相性が良いことが分かりました。 パスタの茹で加減は、博多ラーメンで言うところの「バリかた」。 そのテクスチャ含めてネッビオーロに合っていると思いました。
こんなお酒も頂いております。
田酒 特別純米酒 2020新酒
スッキリ軽快で華やか、やっぱり有名な清酒は美味いです(とたんに語彙力ダウン)
名称 | Kracher "Noble Reserve" Trockenbeerenauslese N.V. クラッハー "ノーブル・リザーヴ" トロッケンベーレンアウスレーゼ N.V. |
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生産者 | Gerhard Kracher ゲルハルト・クラッハー |
価格 | (守田さんから) |
購入店 |
最後のワインは、『デザート用に』と守田さんが持参されたオーストリアのトロッケンベーレンアウスレーゼ。
1/4サイズのボトルを皆で分けて頂きます。
アルコール度数は10.5%、ヴィンテージは書かれていなくて、複数年のワインがブレンドされているものと思われます。
色はまさに琥珀色です。比較的古めのキュヴェが使われているのかも知れません。
香りは、酔った脳味噌に突き刺さる鮮烈なフルーツ感。
貴腐香もありますが、主体はマスカットを煮詰めたような香りです。
味わいは、きっちり甘くておいしいです。舌の両側から自然と沁み込んでいく感じです。
やっぱり「締めの甘口はそれだけで吉」です。
特にこういうちゃんとした甘口を最後に頂くと、会全体がピシッと締まる気がします。
ありがたいことにグラス1杯分残ったので師範が頂戴して帰りました。
それを帰宅後に飲めると思うと、電車で2時間弱の帰路もニコニコでしたよ。
点数 | (86点) |
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バレンタインデー・イヴということで、かしたくさんと守田さんにはチョコレートも持参して頂いておりました。 「"超高級"なのと"ちょっと高級"なのと"普通"の」というお話でしたが、 スイーツに関しても孝行舌の師範には全部美味しく感じられました。
最後には山下さんのもう一つの得意分野、ウィスキーも頂きました。
Omar Single Malt Wiskey [TTL Nantou Distillery]
台湾で生産されたウィスキーです。
トロピカルフルーツの香りがあって、黙って出されれば「ブランデーですか」と言いそうな雰囲気でした。
そんな感じの「初ピエモンテ詣」でした。今回会費は一人8,000円でしたが、
グラスも大量に使ったりして全くそんなんでは見合わない大変さだったと思います
(飲みっぱなし食べっぱなしでおイトマしてスミマセン)。
これに懲りず、また機会がありましたらよろしくお願いします!>山下さん&皆さま。
名称 | Côtes du Rhone "Le Terroir" 2018 コート・デュ・ローヌ "ル・テロワール" 2018 |
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生産者 | Ch. Beauchene シャトー・ボーシェーヌ |
価格 | 1,528円 (単品価格:2,750円) |
購入店 | 銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA |
本日の夕食は焼鳥、ブロッコリーとシラスのサラダ、一昨日の残りの筑前煮、馬刺の燻製。
ワインは、昨年末のワイン会で試飲済みのローヌ産赤。
タレ焼きのレバーを含む焼鳥に合わせるにはこれしかないと考えてチョイスしました。
品種は、グルナッシュ70%、シラー25%、ムールヴェドル5%。いわゆる"GSM"ですな。
色は、しっかりと濃くて暗い感じの紫色。アルコール度数は14.5%、アシが長くてトロっとした外観です。
香りは、やや野暮ったい感じのベリーの香りに加えて、
田邉さんが言うところの「シナモン、ナツメグ、リコリス」、師範的には陳皮の香りを感じます。
それにバニラの雰囲気もあって、香りのボリュームたっぷりです。
味わいは、一言で言えば「渋甘い」、二言で言えば「渋くて甘い」です。
パワフルでアルコール度数の高さもあって、ちびちびとしか飲めない存在感があります。
なるほど『別名「ベビー・ヌフ・デュ・パプ」の怪物ローヌ!』、良く分かります。
ガッツリ熟したブドウをしっかり手間暇かけて醸造した感が伝わりますよ。
これが単品価格でも3,000円以下というのはかなりお買い得だと思われます。
点数 | 80点 |
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リンク |
【送料無料】ソムリエ田邉公一氏厳選!鬼コスパワイン10本セット 19,800円 Cotes du Rhone "Le Terroir" 2018 [Ch. Beauchene] 2,750円 |
名称 | Sun Sun Cider "Scarlet" N.V. サンサン サイダー スカーレット N.V. |
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生産者 | Sun Sun Winery サンサンワイナリー |
価格 | (「塩尻ワインサークル」からのプレゼント) |
購入店 | 塩尻ワインサークル |
連休なので、きちんと食前酒を頂きます。
このシードルは、「塩尻ワインオンラインパーティ 年末スペシャル」
のプレゼント企画で当選したもの。「ジェネバ」という赤い果肉のリンゴを主体に5種類のリンゴがブレンドされているそうです。
こんな赤いシードルは初めて見ましたよ。
アルコール度数は7.5%、今日明日の食前酒にする予定なので、飲むのは半分の375ml、
とすればちょっと強めの缶ビール350ml1缶くらいのアルコール量ですね。
色は、写真からもわかるようにはっきりと赤い、濃いロゼくらいの色合いです。
こんな色のシードルは初めてですね。
泡のボリュームは、ワインで言えばペティアンくらいかな?あまり強くはありません。
香りは、確かに原料はリンゴだと再確認するフルーティなリンゴの香り(笑)と、味噌のようなイーストっぽい香りを感じます。
香りのボリュームは結構しっかりしています。
味わいは、甘酸っぱくて軽い渋味があります。アルコール度数が低いから頼りないかな?と思っていたけど、
いやいやどうしてなかなか飲み応えがあります。
シードル自体あまり稽古しないので、相対的にどうかはあまりわかりませんが、
美味しいスパークリングだと思いましたよ。こういう飲み物は食前酒にバッチリです。
頑張って半分弱残しましたんで、明日また稽古します。
翌日明るいうちから再稽古。泡はほとんど抜けちゃった感じです。 pHはあまり低く無いんだけど、酸味がしっかりしているように感じられます。 そしてやっぱり飲み応えがありますね。アルコール度数7.5%だとIPAあたりのビールくらいだと思いますが、 ビールみたいにゴクゴクとは飲めない、というか飲んじゃもったいない味わい深さがありました。
点数 | 76点 |
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そして今日は、ツイッター・ワイン界隈のアクティブ・シニアがリモートで集まっての「お達者ワイン倶楽部」。
メンバーは下記の皆さんです。
・mashi-comさん
・カツミさん
・Yuichi Satoさん
・とらゔぇるそさん
・Andyさん
・徒然 ワインさん
・安ワイン道場師範
名称 | Barolo "Boschi dei Signori" 2017 バローロ "ボスキ・デイ・シニョーリ" 2017 |
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生産者 | Bosio ボシオ |
価格 | 2,653円 (10% off) |
購入店 | カルディ ルミネ横浜店 |
本日のリモートワイン会の課題ワインがこちら、みんな大好きカルディで売られているお手軽バローロです。
リモートワイン会の良さは、みんなで同じワインをたっぷり飲めることにありますな。
ちなみに料理は、鶏のから揚げ、ナスと人参の田楽味噌焼き、トマトのチーズ焼き、(残り物の)筑前煮です。
グラスに注いでちょっとビックリ、まるでピノ・ノワールのような薄めで清澄度の高い赤紫色です。
「ありゃりゃ、こりゃ軽いのかな?」と訝しがりつつ香りを嗅ぐと、間違いなくネッビオーロ、間違いなくバローロな、
熟成した果実とスミレの花とソーセージみたいな香りが感じられます。
味わいもちゃんとバローロ、カッチリした骨格で媚びを売らない、毅然とした味わいです。
カルディの安バローロだから・・・という先入観を払拭してくれる、ちゃんとちゃんとのバローロでした。
それでも意外とスイスイ飲めて、アッと言う間に空になり、糖度とpHを測り忘れたのが残念です。
点数 | 78点 |
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リモート宴会は、午後7時に始まって終わりは11時過ぎまで。
この年代の人間が集まると大抵は持病やら薬やらの話になるんだけど、
このメンバーではそういう話は出ませんね。
だから皆さんお達者なんだと思います。
次回の課題ワインも決まったことで、またよろしくお願いします。>皆様
名称 | Amigos Mios Chardonnay 2021 アミーゴス・ミオス シャルドネ 2021 |
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生産者 | De Aguirre デ・アギーレ |
価格 | 402円 |
購入店 | ロピア 権太坂店 |
本来木曜は休肝日ですが、連休前だし外は大雪の気配なので、大事を取って休肝日を返上します。
本日の料理当番は師範で、メニューは筑前煮(これは師範代の作り置き)、鰹のタタキ風カルパチョ、
銀ヒラスの粕漬焼き、白菜と塩昆布のサラダです。
そんな料理に合わせて選んだのが、ロピアで税込み402円だった激安チリ産シャルドネ。
先々週稽古したピノ・ノワールは残念な結果だったけど、
こちらはちょっと自信があります。というのも、まずヴィンテージが2021年と新しいので、逝っているリスクは低い。
そして、めったにハズレを引かない品種であるシャルドネというのも心強いポイントです。
色は、ほぼ無色に近い薄いレモン色。粘性も低くサラッとしていますが、まぁ400円ですから。
香りは、最初嗅いで「おぉっ!」と思いました。超ワンコイン級、ちゃんとシャルドネらしいリンゴと蜜の香りがします。
さすがに樽香は感じませんけど。
「こりゃイケるかも!」と口に含むと、これが軽いんだな。香りの厚みをサクっと裏切るスレンダーな味わい。
でも、イヤな要素は全くないので、ガブガブ飲めます。
やや物足りない感じはありますが、400円ならこれで十分でしょう。
「物足りなゃ2本飲め!」って話ですよ・・・と書いてて気が付きました。
昨今巻き起こりそうな箱ワインブーム、きっと「物足りない」って感覚は無くなりますよね。
それはアドバンテージだわ。
点数 | 70点 |
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名称 | Norton "Colección" Cabernet Sauvignon 2021 ノートン "コレクシオン" カベルネ・ソーヴィニョン 2021 |
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生産者 | Bodega Norton ボデガ・ノートン |
価格 | 814円 (単品価格:1,430円) |
購入店 | ワイン通販 エノテカ楽天市場店 |
先月エノテカのパーティーパック12本セットを購入したので、
それが無くなるまでは毎週水曜日は #エノテカワイン部 の活動日とすることにしています。
その中から、本日のチョイスはアルゼンチン産の赤。
直近は2017年に2016年産と稽古済み。
古くは24年前に稽古しています。
その時の単品価格は1,170円、今は1,430円ですが、買値相当額は814円。価格の優等生ですね。
ちなみに夕食メニューは、酢モツ、鶏レバーの甘辛煮、豚の生姜焼きです。
色は、カベルネらしいしっかりと濃くて暗い感じの紫色。澄んでいますが透けない濃さがあります。
香りのボリュームはそれほど強くなく、カベルネにしてはトーン高めなイチゴのような果実香と、
こちらはこの品種らしいピーマンのような青い香り。発酵と熟成はステンレスタンクなのかな?樽香は感じません。
味わいは、濃い色の割には軽い感じです。甘味と渋味はそこそこありますが、酸味は少なくちょっと浮いた感じです。
時間が経っても、開きもしませんしヘタりもしません。
裏ラベルには「安定剤(アカシア、CMC)」の文字があります。多分その影響だと思われます。
南米のカベルネ・ソーヴィニョンとしてはかなり弱めな香りに軽い味わいです。
それはそれで悪くないのですが、もっとしっかりしたワインを期待していました。時代の流れなのかなぁ。
「昔は良かった」は禁句だと肝に銘じていますが、この銘柄に関してはそう思わざるを得ません。
点数 | 68点 |
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リンク |
ENOTECA パーティーパック(赤 白 泡 ワイン12本) 11,000円 |
新型コロナウィルスの感染拡大防止に細心の注意を払いながら、細々と経済を廻しに行きます。
というわけで本日午後は、アフリカーさんに出向いて試飲&ワイン購入。
前回伺ったのは昨年の4月なので、10ヵ月ぶりですね。
対応して頂いたのは、
最近メディアへの露出も多く、
レストランヘルマナス714を開店されたりして
いまや「時の人」となった感のある小泉さん。
いつもお世話になっております。
アフリカーさんに同行して頂いたのは下記の皆さん。
・もふもふさん
・MOMOさん
・ヒマワインさん(途中から)
中二階のスペースにテーブルと椅子を用意して頂いて、
試飲なのになんだか宴会みたいな写真になっておりますが、多分気のせいです。
Longridge The Emily N.V.
ロングリッジ ジ・エミリー N.V.
(2,090円/Bottle)
それでは肝心の試飲の方を。最初に選んだのがこちら、南アフリカのワイン好き界隈では「安ウマ」と評判のロングリッジ エミリー。
品種はシャルドネとピノ・ノワール。
樽熟成していないシャルドネを中心に、樽熟成させたエルギン産のピノノワールをほんの少しだけ混ぜているそうです。
色は、ピノ・ノワールが入っているためか若干赤みがあるように感じます。
香りはまさにフレッシュ!って感じ。スイカズラですかね?甘げで可愛らしい花の香りがします。
味わいは、甘味と酸味がしっかりしていてコクのある味わい。なんだかシュナン・ブランみたいです。
これが税別1,000円台はまさに「安ウマ」ですね。
De Trafford Chenin Blanc 2019
ド・トラフォード シュナン・ブラン 2019
(3,751円/Bottle)
こちらの試飲では、ロブマイヤーやザルト含め、名だたる一級品のグラスが使えることも特徴です。
今回師範が使ったのは「ジャンシス・ロビンソン」のグラス。
オールマイティを謳うだけあって、どんなワインも美味しく飲めました
(個人的に、どんなグラスでも美味しく飲めてしまうことはこの際置いときます)
さてこのワイン、香りは、シュナン・ブランらしい華やかさ。前のシャルドネとピノの白にとても似ています。
南アフリカの白に共通する香りなのかもですね。
味わいは、よりリッチな感じ。「アルコール度数が高そうだな」と思いましたが、
エミリーは13%、こちらは13.5%、ほとんど変わりません。師範の感覚なんてあてになりませんな。
Klein Constantia "Perdeblokke" Sauvignon Blanc 2017
クライン・コンスタンシア "パルダブロッカ" ソーヴィニョン・ブラン 2017
(4,043円/Bottle)
グラスに話を戻しますが、ジャンシス・ロビンソンのグラス、
軽いんだけど台座が大きくて安定感があります。
ちょっとでも軽くするために台座の小さいグラスも散見される中、こういう実用性を損なわない点は素晴らしいと思いますね。
さてワインは3種類目、白の最後はソーヴィニョン・ブランです。
これはとても好き嫌いの分かれるワインだと思います。なんといっても特徴的なのはネギの香り。
ネガティブな表現だと都市ガスやプロパンガスみたいです(その2つは嗅ぎ分けられませんが)。
味わいは酸がとてもしっかりしていて、梅酢みたいな感じです。
ブドウの皮をガシガシしたみたいな、渋味にも似たコクを感じます。存在感はありますが飲み手を選ぶワインですね。
Botanica Mary "Delany Collection" Pinot Noir 2019
ボタニカ・メアリー "デラニー・コレクション" ピノ・ノワール 2019
(価格未定)
後半の3種類は赤で、まずはピノ・ノワールから。試飲にセットされているワインが「価格未定」ってのも面白いですよね。
普通、ワインを買って頂きたいから試飲に出すものだと思うけど、そういう商売っ気を感じません。
『まずは南アフリカワインを楽しんでね』感に溢れています。
このワイン、グラスに鼻を近づけただけで「あぁ南アフリカのワインだ!」って感じます。
特徴的な焦げタイヤの感じがあるんですね。別にイヤな匂いじゃ無いんですよ、単なる例えです。
当然ピノ・ノワールらしいチェリーのような果実の香りもあります。
味わいは、まだ若い感じで渋味と酸味が主張し合っているような印象を受けました。
(右写真は半分以上飲んだ後です、スミマセン)
AA Badenhorst "Druifkop" Grenache Noir 2017
AAバーデンホースト "ドライフコップ" グルナッシュ・ノワール 2017
(2,640円/Bottle)
こちらの試飲、「エノマティック」という酸化を防ぐワインサーバーにセットされていて、
コインを買ってワインを注ぐスタイルです。今回は(というか毎度)6種類1,500円のフルコース。
一杯30mlなので6杯頂いてちょうど良い感じに仕上がります。
赤の2種類目は、これまた南アフリカワイン好き界隈では良く見かける特徴的なラベルのグルナッシュ・ノワール
(ラベルは後段の写真でご確認ください)。
もふもふさんが『ルーロ―飯の香りがする』と言われていましたが、確かに八角と肉の香りがしますね。
台湾料理なんかに合わせるとバッチリだと思います。
Spice Route "Chakalaka" 2017
スパイス・ルート "チャカラカ" 2017
(3,812円/Bottle)
こうやって、いろんなワインを少しずつ頂くと、それぞれの違いが鮮明になって理解が深まる感じがします。
いつもは「一人1本マル飲み」を基本としている安ワイン道場ですが、たまにはこういう機会も設けなきゃ、です。
6種類目、試飲の最後はグルナッシュやシラーやマタロから造られた赤。
濃いベリーの香りにバニラの甘さ、濃くてしっかりした味わい。
ボルドーよりややカリフォルニアに寄ったような、ニューワールド系のパワフルさを感じるワインです。
旧世界っぽかったり新世界っぽかったり、振れ幅の大きさも南アフリカワインの魅力ですね。
左写真がこの日の試飲の中身です。
いつものようにクリックで拡大しますので、確認したい方はどうぞ見てやってください。
ただ、試飲のアイテムはバンバン入れ替わるらしいので、これらのワインが頂けるとは限りませんけど。
・・・という感じの南アフリカワイン専門店での有料試飲。
午後3時に伺って4時半までたっぷり1時間半。立派な0次会になりましたよ。
長々とお世話になりました>小泉さん。またよろしくお願いします。
試飲の後は、亀戸のシャンパーニュ・スタンド、
デゴルジュマンにて「シャンパーニュって何だ?」会に参加しました。
だいたいどれを飲んでも美味しいシャンパーニュ、でも品種とか産地とか造り方とかの違いって、
イマイチよく分からないんですよね。それを店主の泡大将に明らかにして頂こう、という会です。
カウンターを2つのグループに分けて1グループ4名以下、
酒類の提供は8時までで9時前にはお開き、というルールを守った上での開催です。
(プライバシーに配慮して、この写真だけはクリックしても拡大しません)
この会に賛同してご参加頂いたのは下記の皆さんです。
【グループA】
・ワインチャンさん
・とりゅふさん
・No.5さん
・ヒマワインさん
★この日のヒマさんのブログ、必見です!
【グループB】
・MOMOさん
・もふもふさん
・TKさん
・安ワイン道場師範
【グループお店】
・泡大将(店長)
・ソムリエたまごさん(助手)
名称 | Poilvert-Jacques Brut N.V. ポワルヴェール・ジャック ブリュット N.V. |
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生産者 | Poilvert-Jacques ポワルヴェール・ジャック |
価格 | |
購入店 | デゴルジュマン |
今回大将にリストを組んで頂くにあたって、「ポワルヴェール・ジャックは入れてください」とお願いしてありました。
なんたって2,000円台前半で買える、安ワイン者の味方なシャンパーニュですから。
安ワイン道場にとってのリファレンス銘柄(前回の稽古結果はココ)、
まずこれを基準に考えます。
色や外観に関しては、今回の場合特別なものを除いてほとんど同じなので、特に言及しません。
香りを嗅いで、「やっぱり良いよなぁ、コレ」という感じの、蜜入りリンゴとクロワッサンの香り。
味わいも、甘酸っぱくて深みがあって、全くもってちゃんとしたシャンパーニュです。
「シャンパーニュはシャンパーニュと名前が付くだけで美味い」という自分理論を補強する、
バッチリちゃんとしたシャンパーニュですよ。
皆さん『下町のシャンパーニュ』とか『シャンパーニュ界のいいちこ』とか言われてましたが、
そういった親しみやすさ含めて道場推奨銘柄です。
点数 | (80点) |
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名称 | Roederer Estate "Quartet" Anderson Valley Brut N.V. ローデレール・エステート "カルテット" アンダーソン・ヴァレー ブリュット N.V. |
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生産者 | Roederer Estate ローデレール・エステート |
価格 | |
購入店 | デゴルジュマン |
2本目と3本目はブラインドで提供して頂きました。
造り手が同じで、一方がシャンパーニュ、一方は米国産。
『どちらがシャンパーニュでしょうか?』という設問です。
今回の参加者、男性陣以外は全員資格ホルダーなので、
「資格があったらハズせませんよね~」と他人にプレッシャーをかけつつ稽古に挑みました。
外観は、↓のワインよりもこちらの方が若干薄めなように見えました。
香りは明確に違います。こちらの方がフレッシュでフルーツそのものに近い感じがします。
この時点で「こちらが米国産だな」と確信しました。
でも、口に含むと分からなくなるのよ。どちらもシャンパーニュっぽいのね。
う~んと悩んだ挙句・・・
こちらが米国産と判断し、幸い正解でした。
参加者の皆さんも正解者が多かったようです。
でも、飲み比べなければ分からなかったと思えるくらい、とてもよく出来たスパークリングでしたよ。
ちなみに道場では12年前に稽古していますが、
その時も「シャンパーニュと見分けがつきません」なんて書いていました。
点数 | (78点) |
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名称 | Louis Roederer "Collection 242" Brut N.V. ルイ・ローデレール "コレクション 242" ブリュット N.V. |
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生産者 | Champagne Louis Roederer シャンパーニュ・ルイ・ローデレール |
価格 | |
購入店 | デゴルジュマン |
そしてブラインドのもう一方がこちら、ルイ・ローデレールのベーシックな銘柄は、
以前までは"Brut Premier"でしたが、最近この"Collection XXX"に変わったみたいです。
裏ラベルにはベース・キュヴェのヴィンテージが書かれており、
その他ブレンドされたリザーブワインのヴィンテージなんかも書かれています。
こういうデータが書かれているのはありがたいですね。
色は、↑のワインより若干濃くて、泡もキメが細かいように見えました。
香りは、こちらの方が複雑で、深みがあるように受け取れました。
味わいも、こちらの方が酸味がしっかりしているんですが、酸っぱい感じでは無くて奥行きを感じました。
結果はこちらがシャンパーニュで正解。
「もえ」なんて余計な事書いて恥かきましたが、やっぱりシャンパーニュは「深み」だよな、と。
ベースのヴィンテージが2017年、樽熟されたリザーブワインが2009年, 2011年, 2013年, 2014年, 2015年, 2016年とのこと。
そのブレンドの妙味がシャンパーニュなんでしょうね。
点数 | (82点) |
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美味しいお酒に料理なんて要らん、という話も聞きますが、 やっぱり美味しいお酒には美味しい料理があった方が引き立つってもんです。 ということで前菜として出して頂いたのは、ヒラメのカルパッチョ。 トッピングされているのは、ミニトマト、ケッパー、イタリアンパセリ、ディル。 爽やかなハーブがシャンパーニュとの仲を取り持つ良い仕事をしています。 美味いっすねぇ。
名称 | Gosset Brut Grande Réserve N.V. ゴッセ ブリュット グランド・レゼルヴ N.V. |
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生産者 | Champagne Gosset シャンパーニュ・ゴッセ |
価格 | |
購入店 | デゴルジュマン |
次からはオープンで2本ずつ、シャンパーニュの特徴が分かるようにラインナップを組んで頂いております。
このゴッセのグランド・レゼルヴは、ノン・マロラクティック発酵、ステンレス熟成。
フレッシュさが身上で、酸を活かす造り方をされているとのことです。
シャンパーニュって、キリッと系とマッタリ系があるように思いますが、
この銘柄はまさにキリッと系ですね。
熟成期間は長め(48~60ヵ月)とのことですが熟成香はほぼ感じなくて、
ブリオッシュのような香ばしさも控えめ。
味わい含めてシャープでシャキッとした香味のシャンパーニュです。
ゴッセ、ボトルのデザインからグラマラスなワインを想像しがちですが、
中身はシュッとしたスレンダーなお姿です。以前も同じようなこと書いていますね。
もしかすると、長く瓶熟させる前提で、こういう卵型に近いボトルが使われているのかも知れません。
点数 | (79点) |
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名称 | Bérêche & Fils Brut Réserve N.V. ベレシュ&フィス ブリュット・レゼルヴ N.V. |
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生産者 | Bérêche & Fils ベレシュ&フィス |
価格 | |
購入店 | デゴルジュマン |
もう一方がコチラ、ベレシュのブリュット・レゼルヴです。
同じくノン・マロ発酵ですが(一部自然にマロ発酵はしているかも、とのこと)、
樽発酵&樽熟成させるところが異なるそうです。
この銘柄も以前このお店で稽古してはいるんですが、
いかんせんガッツリ飲んだ後半に頂いたもので、全く覚えていなかったみたいです。
まぁ「安ワイン道場あるある」ですな。
この2本、「同じシャンパーニュで、こうも違うのか!」ってくらい違います。
こちらのワインは熟成シャンパーニュに特徴的(と師範が感じている)高菜の古漬けのようなマッタリ香を感じます。
味わいも、糖度や酸度という意味ではそう違わないのかもですが、
口の横に広がるような酸味(ゴッセは口を縦にすぼめるような酸味)が特徴的です。
いわゆる酸化熟成系のシャンパーニュってことですかね。
プレステージ・シャンパーニュの片鱗が味わえるような気がします。
ただ、じゃぁこっちが好きかと聞かれれば「どちらも好き」と言わざるを得ません。
点数 | (80点) |
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「美味しいお酒には美味しい料理があった方が引き立つ」などと書いた指の根も乾かぬうちに、 「シャンパーニュには美味しいバゲットがあれば良いんじゃね?」なんて思ったりもします。 香ばしいバゲットにオリーブオイルやバターをちょこっと付けて食べれば、もう無限に飲めますね。 特にシャンパーニュにはバゲットの皮みたいな香ばしさがありますからね。
名称 | Delamotte Brut N.V. ドラモット ブリュット N.V. |
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生産者 | Delamotte (Société A.S.) ドラモット (ソシエテA.S.) |
価格 | |
購入店 | デゴルジュマン |
次の飲み比べは、マニアック中のマニアックですよ。
なんと同じ銘柄(ドラモットのブリュット)のブテイユ(750ml)とマグナム(1,500ml)の飲み比べ。
しばしば『シャンパーニュはマグナムの方が美味しい』なんて言われているのを耳にするじゃないですか、
それを確認させて頂ける嗜好です。こんな機会、最初で最後かも知れません。
ではまずは通常ボトル、ブテイユの方から。
グラスのボウルに鼻を突っ込んで丁寧に香りを嗅ぐと、適度な熟成感とフルーツ感で、ドラモットらしい端正な造りを感じます。
味わいも、先ほど比較した2本の真ん中、中庸を行くスタイル。
素直に「美味しいシャンパーニュを飲んでおります」感に浸れます。
個性的では無いと思います。でも美味しい。
そんな銘柄がゴロゴロしている印象があるんですよね、シャンパーニュって。
やっぱりだいたいどれを飲んでも美味しい。守り続けてきた地域ブランドの凄みを感じます。
点数 | (82点) |
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名称 | Delamotte Brut (Magnum) N.V. ドラモット ブリュット (マグナム) N.V. |
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生産者 | Delamotte (Société A.S.) ドラモット (ソシエテA.S.) |
価格 | |
購入店 | TKさんから |
そしてマグナムとの差を探っていきます。
ブテイユとマグナム、「ボトリング時点での中身は違うのか」という疑問に対しては、
『同じだったり違っていたり』らしいです。そのあたりはメゾンでもあまり明らかにしないんだとか。
一部では『ブテイユはハーフ・マグナムだ(マグナムの方が正統)』とか言われていたりするそうです。
で、師範クラスの凡人にも違いが分かるかと言うと、「違うと言われれば違うけどその差は僅か」と言わざるを得ません。
マグナムの方がちょっとだけふくよかでボリュームがあって、フレッシュ感も強めなように感じました。
でもそれはあくまで師範の貧困な感性ゆえの感想で、凡人じゃない皆さんは明確な差を感じ取っておられたようではあります。
師範は、MOMOさんが言われていた『マグナムの方が「なくなり度」が少ない』という紛れもない事実を圧倒的に支持します。
今回の比較では、微妙な差も感じ取れるように、グラスの形とか温度とかをキッチリ揃えて出して頂けたのですが、
温度やグラスが違ったら全然分からなくなっちゃっていたと思います。
貴重な体験をありがとうございました!
書き忘れていましたが、このワインはTKさんからの自腹提供でした。 貴重なワイン、重ねてありがとうございます!
点数 | (83点) |
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本日のメイン料理(かな?)がこちら。、
写真手前左が岩中豚のパテ、右が鹿のパテ、写真奥がシャンピニオンのテリーヌです。
鹿のパテは今回TKさんがお持ち頂いたものですが、
豚のパテは先月の道場オープンハウスの際にTKさんから『みなさんへのお土産』に頂いたけど、
師範が渡し忘れて冷凍状態で保存されていたものです。
どちらも肉ニクしくて大変美味しゅうございました。
シャンピニオンのテリーヌは、以前このお店で一番好きでいつも頼んでいたメニューだったんだけど、
あまり注文が無いということでリストから消えておりました。
それを今回、大将が師範のために復活させてくれたもの。
このキノコの香りがシャンパーニュに合うんですよ。
参加者の皆さんも『これは美味すぎる!』と大好評だったので、定番メニューとして復活を期待します。
そしてこのパテとテリーヌ、かなりボリュームがあったのでじっくりゆっくり楽しめましたよ。
名称 | Delamotte Brut Blanc de Blancs N.V. ドラモット ブリュット ブラン・ド・ブラン N.V. |
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生産者 | Delamotte (Société A.S.) ドラモット (ソシエテA.S.) |
価格 | |
購入店 | デゴルジュマン |
最後の飲み比べは「品種の違い」を知りましょう、です。
こちらは再登場の造り手ドラモットのブラン・ド・ブラン。もちろん品種はシャルドネ100%です。
ドラモット社はあの「サロン」を買収したことで有名ですが、
サロンがリリースされない年は、サロン用のブドウがこのブラン・ド・ブランに使われているのだとか。
逆に、ドラモットのヴィンテージにはサロン用ブドウは(サロンもリリースされるから)使われないそうです。
これでドラモット3本目なのですが、正直その差は微妙に感じます。
前の2本と同傾向の中庸系な香りで、酸の感じも共通しています。
きっとサロンもその傾向なのかな?
サロンなんて20年前に稽古して以来なので、全然わかりませんけどね。
やっぱり師範はブラン・ド・ブランより黒ブドウが使われている方が好きかなぁ、と。
もちろんこれも美味いんですよ、でもちょっとキレイ過ぎるというか、
師範みたいな田舎者には近寄りがたい雰囲気を感じてしまうんですよ。
「シャンパーニュは安い方が好き」、お得な身体に育ってくれました。
点数 | (81点) |
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名称 | Drappier Brut Nature N.V. ドラピエ ブリュット・ナチュール N.V. |
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生産者 | Champagne Drappier シャンパーニュ・ドラピエ |
価格 | |
購入店 | デゴルジュマン |
品種違いのもう一方は、もちろんピノ・ノワール100%、ブラン・ド・ノワールです。
ドラピエ社は1989年から完全無農薬栽培で、いわゆる「自然派」らしいです。
ブリュット・ナチュールなのでドザージュ無し、きっと甘さは極めて控えめだろうな、と思いつつ稽古しましたが・・・
このワイン、やはりブラン・ド・ノワールらしく↑のブラン・ド・ブランと比べると明らかにオレンジがかった雰囲気が見て取れます。
香りにも、若干ですがベリーっぽい雰囲気があって、なるほどビノ・ノワールなんだな、と感じ取れます。
味わいは、予想に反して甘さがあります。香りが甘いから味わいも甘く感じられるのかも知れません。
今回のシャンパーニュ、もちろん全部美味しかったんですけど、
敢えて順番を付けると今日イチ印象が良かったのがコレでした。
やっぱり師範はわかりやすい、親しみやすいシャンパーニュが好きなんだと思います。
そしてそういう銘柄は大抵ベーシックなエントリーレンジ、ありがたい話です。
点数 | (84点) |
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締めの料理にはズワイガニのパスタを出して頂きました。 小さなお店なので、調理道具の類は一般の家庭用とそれほど違いが無いように思えるですが、 出される料理はまるで「フレンチレストラン?」「いやイタリアン?」な立派なものです。 いつもありがとうございます!
名称 | Echezeaux 2018 エシェゾー 2018 |
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生産者 | Richard Maniere リシャール・マニエール |
価格 | |
購入店 | TKさんから |
シャンパーニュ(とスパークリング)だけの会だったはずですが、
カウンターを見ると赤い色の液体がグラスに注がれています。
「なんすかコレ?」と聞いたら、これまたTKさんに差し入れて頂いた「おまけ」のワインだそうで。
ラベルには"Echezeaux Grand Cru"なんて書かれています。えーっ!
このワインのことは明確に覚えています。
色はかなり濃いめの赤紫色でした。
そして香りが凄い、ホント凄い。まるで「飲む香水」です。
というか香りが素晴らし過ぎるから、液体が無くなるのが残念で飲めません。
ずーっと香りだけ嗅いでいましたが、意を決して口に含むと味わいがこれまた凄い。
甘さがどうとか酸味がどうとか、そういう分析が無駄に感じられるようなビシッとしたまとまり具合です。
もう参りました。
やっぱり美味いわ、ブルゴーニュ。それもそのはず、DRCのエシェゾーに挟まれた位置にある畑だそうです。
世間では『2018年のブルゴーニュは暑すぎる』なんて言われていて、師範も一部そう思っていた部分はありますが、
このワインで完全に認識を新たにしました。2018年のブルゴーニュ、美味いです。
点数 | (95点) |
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シャンパーニュの飲み比べの会に来て、一番感動したのがブルゴーニュの赤ってのもなんだかアレですが、
終始みんなニコニコ、楽しい会になりました。
そして気になるお会計ですが・・・今回は大将に大変頑張って頂いて、
料理とシャンパーニュ含めて10,000円ポッキリでやって頂きました。
いやー、無理を言ってスミマセン。おかげで参加者全員心からシャンパーニュを堪能して、
多少はシャンパーニュに対する理解度が深まったと思います。ありがとうございます!
そして皆さん、機会がありましたら是非またご一緒しましょう!
本日の午後酒は、ヤッホーブルーイング の「東京ブラック」。長野のブルワリーなのに東京ブラック。
甘い香ばしさとコクがあって、黒ビールらしい香りと味わいです・・・って、
白状すると黒ビールの違いってあまりよく分からないのね。ギネスとこれとどう違うのか、とか。
たまにしか飲まないからだろうけど。
ただ美味い。それでヨシ!
名称 | Classified Cabernet Sauvignon Napa Valley 2017 クラシファイド カベルネ・ソーヴィニョン ナパ・ヴァレー 2017 |
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生産者 | Decoded Wines デコーデッド・ワインズ |
価格 | 2,948円 (通常価格:3,278円) |
購入店 | 葡萄畑 ココス |
本日の夕食は、久しぶりにガッツリ良い肉が食べたくなって、北海道産「北のうまみ牛」のサーロインステーキ。
サラダはフルーツトマトとベビーリーフ&キュウリ大根ツナサラダ。
おつまみは鶏チャーシュー切り落としピリ辛穂先メンマ和え(byサミット)。
ワインは、しっかりした肉に負けないワインとして、ツイッターで高評価の米国はナパ・ヴァレー産の赤をチョイス。
品種は、カベルネ・ソーヴィニヨン:80%、プティ・ヴェルド:10%、メルロー:10%とのこと。
ちょっと意外なのは、米国は85%越えていなくても品種名を名乗れるですかね?(※)
色は非常に濃い、黒に近い紫色。アルコール度数は14.5%、粘性も高くてグラスの内側をタラ~りと降りて来ます。
香りは、「これぞ良く出来たカリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニョン!」って感じです。
ギュッと締まったベリーの香りに、「ミルキー!」と言わざるを得ないバニラの香ばしさ。
香りのボリュームも立派です。
味わいもいかにもカリ・カベ。甘さたっぷり(なんと糖度8.9!)、酸味控えめ、渋味しっかりだけどザラつかないホコホコした渋味。
片眼をつぶって飲んでもカリフォルニア産の良いヤツとわかる味わいです。
想像通りのベクトルで、遠くに設定した期待値にバッチリ応えてくれる内容でした。
欲を言えば、このワインらしさというものが希薄というか、
「良く出来たカリ・カベ」の最大公約数的なポジションなので、表現しづらいことくらいでしょうか。
「個性に欠ける」とか「酸味をもっと」とか・・・贅沢な欲だとは思いますが。
(※)カリフォルニアワインのご意見番Andy先生に 『品種は80%を超えていれば名乗れます』と教えて頂きました。感謝!
点数 | 82点 |
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リンク |
Classified Cabernet Sauvignon Napa Valley 2017 [Decoded Wines] 3,278円 |
名称 | One Night's Rosé 2018 ワン・ナイツ・ロゼ 2018 |
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生産者 | Montrubí モンルビ |
価格 | 977円 (単品価格:2,860円) |
購入店 | 銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA |
本日の夕食は、ホワイトソースのグラタン、トマトとブロッコリーのチーズ焼き、バゲット。
赤か白か悩みぬいた挙句、選んだワインは中を取ってロゼ。
秋に買った「NAOTAKA厳選!赤2本白2本ロゼ1本 1.1万円(税込) 中身が見える福袋」からの1本。
この銘柄は、一年近く前に稽古済みなんですね。
福袋、単品価格が3,000円近いワインが1,000円以下相当になって大変割安ではあるのですが、
過去稽古したワインと被っちゃうことがあるのが玉にキズです。
常に新しいワインとの出会いを期待している当道場特有の課題かも知れませんが。
色は、ロゼと言うより薄オレンジ色です。アルコール度数は11.5%と低く、アシもすぐ落ちてサラッとしています。
香りは・・・多分昨年稽古した時より随分弱くなりました。梅酒を薄めたような香りです。
前回より明らかに熟成感も出ています。
味わいは、酸の強さは昨年同様です。ただ、香りが弱くなった分だけ、その酸がやや目立ち過ぎる感じはします。
師範の嗜好だと、酸味に対抗するようなフレッシュ感があった昨年の方が良かったなぁ、という感じです。
足掛け2年で2本飲んだんですけど、このワインは師範にはあまり合わない気がしました。
とにかく酸味の処遇に困ります。酸味星人な方にはヒットするかもですけど。
点数 | 69点 |
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リンク |
NAOTAKA厳選!赤3本白1本泡1本 中身が見える福袋 11,000円(買ったセットとは内容が異なります) One Night's Rose 2018 [Montrubi] 2,860円 |
名称 | Montes "Classic Series" Sauvignon Blanc 2021 モンテス "クラシック・シリーズ" ソーヴィニョン・ブラン 2021 |
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生産者 | Montes S.A. モンテス S.A. |
価格 | 940円 (単品価格:1,650円) |
購入店 | ワイン通販 エノテカ楽天市場店 |
今月1本目のワインは、先月買ったエノテカの「パーティーパック12」から、チリ産のソーヴィニョン・ブラン。
銘柄は、エノテカといえばモンテスってもんです。
この銘柄とは、直近2014年に2013年産と稽古済みですが、
その時とはボトルの色とラベルのデザインが変わりましたね。
グリーンのボトルの方がソーヴィニョン・ブランらしかった気がしないでもありません。
ちなみに本日の夕食当番は師範で、メニューは海老のチリソース炒め(w/CookDo)、ほうれん草とベーコンのバター炒め、
白菜と塩昆布のサラダ、フカヒレとシイタケのスープ(w/ニチレイ)。
エビチリは海老も刻みネギも規定量より多かったので豆板醤を増量しました。
ではワインとの稽古結果を。
色は、ソーヴィニョン・ブランらしくほぼ無色に近い淡い色合いです。
香りも「コレよコレコレ!」な感じ。
グレープフルーツやハーブ(レモングラスとか)の香りをベースに、南っぽいトロピカルフルーツの香りがしっかり感じられます。
味わいも、甘さ控えめ&酸味シッカリで期待通り。
実際数値を計ると、糖度7.0はそんなに低いわけじゃ無いけど、酸味がシッカリしているので甘ったるくは感じません。
とにかく典型的な「チリのソーヴィニョン・ブラン」って感じです。
普通に美味いなぁって稽古していたけど、買値相当額は3桁円であることを考えると、普通じゃないっすよね。
結構どこでも買える安心銘柄モンテス、それを広めたエノテカの功績は大きいと思います。
点数 | 77点 |
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リンク |
ENOTECA パーティーパック(赤 白 泡 ワイン12本) 11,000円 |