7月。今月からちょっと道場のレイアウトを変えます。
ひとつは文字の行間をわずかに広げて読みやすくしたこと。
もうひとつはこれまでのよりも大きい写真をセンターに置くレイアウトも可能にしたことです。
どちらも読者の方から見たらあまり意味が無い変更かもですが、 まぁ師範の自己満足だと思ってください。
さてさて左写真は道場の屋上から撮った先月の「横浜開港祭」の時の花火。
なったってこの屋上は花火を見るために造ったからね。
でも、今年から夏の神奈川新聞の花火大会は無くなるみたい。大変残念。
新聞社も経営厳しいのかなぁ。
他にもこの屋上、子供たちが小さい頃はビニールプールなんかを出して遊んでいたんだけど、
いまやその子らも中学生と高校生、プールで遊ぶ歳ではなくなりました。
だもんで、いまや道場の屋上は、広くて景色の良い洗濯物干し場となっております。
・・・と、今月の枕はワインには全然関係ない話に終始したわけですが、まぁ細けぇこたぁ良いじゃないですか。
名称 | Savigny-Les-Beaune "Le Village" 2011 サヴィニー・レ・ボーヌ "ル・ヴィラージュ" 2011 |
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生産者 | Henri de Villamont アンリ・ド・ヴィラモン |
価格 | 2,457円 |
購入店 | サンタムール |
本日は、師範の誕生日イヴ。
とはいえ齢五十も過ぎると誕生日はそんなにメデタいわけでも無いんで、誕生日当日の明日は休肝日の予定。
だもんでささやかなお祝い膳は一日前倒しの今日。
メニューは、師範の好きなものを作ってもらって、三つ葉のお浸し、タコと揚げナスと庭のトマトののサラダ、
トンカツ、チキンカツ。美味いよね、三つ葉もタコも揚げ物も。
そしてワインもプチ贅沢品・・・といっても稽古範囲内に抑えて、ブルゴーニュはサヴィニ・レ・ボーヌの赤。
「ル・ヴィラージュ」ってのは畑の名前というより「村名グレード」ってことなのかな?(※)
ちなみに2008年産は5年前にグラス1杯だけ稽古しています。
その時の印象も含め、アンリ・ド・ヴィラモンは比較的印象の良い造り手なので、期待して稽古します。
色は、かなりキレイなガーネットがかった赤紫色。エッジに微妙にオレンジ色が見て取れて、結構熟成感もあります。
香りはハッキリ言って素晴らしい。ボーヌらしくケモノっぽいさがメインだけど、干しプラムのような甘酸っぱい感じや、
樽由来っぽいカスタードの香ばしさもあって、ボリューム含めこの値段なら文句なしです。
味は、香りの割には軽い。でも、良く言えば大変スムーズ。
渋味はほとんど刺激が無いくらい丸くなっていて、ほんのり甘くてツーッと酸っぱい、夏らしい味わいの赤です。
これはアタリ。いや稽古範囲内のワインとしては大アタリと言っても良いかも。
今現在で熟成の初期のピークを捉えているような気がします。
こういう「安ウマブルゴーニュ」を探すことこそ道場の本懐、
横浜在住の安ワイン者は関内のサンタムールへ急げ!です。
ただ、セールで買ったのでこの価格でしたが、通常価格はもう少し高かったと思います。
(※)お知り合いからの情報によると、"Le Village"という畑があるそうです。
点数 | 85点 |
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今日は29日、「肉の日」ということで、
近所の焼肉屋 さかい 天王町店で飲食代金の半額をクーポンでキャッシュバック・キャンペーンの日。
こういう情報に敏感過ぎるのが、「タダより安いものは無い」と信じて疑わない長女。
ポイントとかクーポンとか、そういうのを集めることに使っている労力を、
別のコトに向けたらいかに有意義か・・・などと説教しても無理ですな。父親が当代きっての貧乏性ですから。
・・・というわけでその焼肉屋に来ております。前回の訪問は4ヵ月前。
あらかじめ予約していた席は、掘りごたつ式の個室。
個室だと注文するのが面倒だったりするけど、この店はタブレットから注文可能なのでその心配はありません。
タブレット、接客的には味気ないとは思うけど、
回転寿司とか焼肉とかみたいなちょこちょこ注文を追加する業態では双方にとって意味がありますな。
注文した料理は以下。
ミノぽん | 422円×2 |
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ガツ刺し | 422円 |
さかいチョレギ | 638円×2 |
ポテトチーズもち | 422円 |
蒸し鶏 | 314円 |
上牛タン(塩) | 1,059円×2 |
カルビ(たれ) | 638円 |
ハラミ(たれ) | 638円×2 |
牛上ホルモン(たれ) | 530円×2 |
牛レバー(たれ) | 422円 |
鶏なんこつ | 422円 |
国産鶏もも(旨辛) | 314円 |
タマゴスープ | 422円 |
石焼チーズビビンバ | 854円 |
すだちおろし冷麺 | 746円 |
生チョコの贅沢チョコレートパフェ | 422円×2 |
濃厚完熟マンゴーシャーベット | 314円 |
このお店、ネットでサービス券をプリントしていけば「ファーストドリンク1杯無料」。
それを利用して子供たちはソフトドリンクを、大人は生ビールを。「大人は」と言っても師範代は飲まないので、
二杯分を師範が飲んじゃうわけですが。
銘柄がプレミアムモルツというのがポイント高いですね。
焼肉には間違いなくスーパードライじゃなくてプレモルでしょう。
そして、当然ワイン↓も注文しております。
名称 | Fortant de France Cabernet Sauvignon 2015 フォルタン・ド・フランス カベルネ・ソーヴィニョン 2015 |
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生産者 | Skalli スカリ |
価格 | \530 (187ml) |
購入店 | 焼肉屋さかい 天王町店 |
夕方から家でビールやら清酒やら飲んでいて、店で生ビールを2杯飲んだ後だと、
この187mlのワインがちょうど良い量なんですな。
ただ、惜しむらくは銘柄が1種類なので、毎度同じものを頼むことになります。
前回飲んだのは1月、ヴィンテージも同じで2015年産です。
ワインの内容的には、まぁ普通に美味しい南仏産のカベルネ・ソーヴィニョンです。
でもね、それが530円で飲めるというのは意外と貴重。
というのも、居酒屋なんかでグラスのワイン頼むと、
カルロ・ロッシとかフランジアみたいなのが90mlくらいの量でそれに近い値段取るでしょう。
ミニチュア・ボトルって実際その倍は入っているのね。
そして、品質的もそんなジャグ・ワインよりはるかに上等。
師範の場合は「毎度同じでツマラナイ」なんて書いてますが、
毎度同じで良い普通の方には胸を張ってお薦めできます。
点数 | 70点 |
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お会計は、トータルで13,500円くらい。
このお店、ほとんどの皿が1,000円を超えない、いわゆる「お手軽系焼肉屋」ですが、師範家的にはこれで十分なんだな。
これくらいの値段だと、子供らが好き放題に注文しても「オッケーオッケー」だし。
この子ら将来、金持ちにはならなくともこれくらいの店で好きなものくらい食べられるようにはなって欲しいと切に願うところであります。
・・・そんな感じで、また飲食代金の半額分のチケットをゲットしたので、
9月中までにまた来ると思われます。
名称 | Clean Skin Wines Riesling 2016 クリーン・スキン・ワインズ リースリング 2016 |
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生産者 | (Clean Skin Wines) (クリーン・スキン・ワインズ) |
価格 | 1,250円 |
購入店 | 一力商店 |
本日の夕食当番も師範。メニューは、銀鮭の西京焼き、モヤシのナムル、オクラのお吸い物、
アスパラガスとパプリカと庭採れミニトマトのサラダ。
西京焼きにはドイツっぽいワインが合うかな、と思って選んだのが、ニュージーランドのリースリング。
「クリーン・スキン・ワインズ」という、ワイナリーの在庫処分及びブランドの維持などの理由で生産者を伏せた状態でワインです
(右写真は裏ラベル側)。
同時に買ったピノ・ノワールは今月頭に稽古済み。
これもあまり期待できないのかなぁ、と思いつつ稽古します。
色は非常に薄め。でもまぁこういうもんでしょ、という感じで気持ちを落ち着かせます。
香りは、いわゆるリースリングらしい灯油やジッポのオイルっぽいぺトロール香はほとんど感じず、
クチナシの花のような甘い香りと古い蔵の中のような湿った香りがメイン。
パーッと揮発する感じは無くて、クッと内側に閉じた感じです。
味は・・・軽いです。ははーん、なるほど、このワインはドイツワインを標榜しているんですな。
まずアルコール度数がかなり低いっぽい。10%を切っているんじゃないかな?
そして薄ら甘くていわゆる「飲みやすい」感じ。
飲めない師範代は「これ美味しい」というけど、師範的にははっきり言って物足りません。
ドイツタイプの低アルコールなヤツだと、ワイン飲む前にビールから始めるとか、師範の場合いろいろ儀式が必要なんですよ。
突然コレだとちょっと困る。不味くはないけど期待と違う、って感じ。
こういう造り手不詳のワインって、「もしかしてお宝発見!?」って気分になるけど、
実際問題造り手として自分の名前を出せないってことはそれなりに裏があるわけで、
あんまり期待しちゃイカンってことですな。
点数 | 68点 |
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名称 | Cono Sur "Bicicleta" Pinot Noir 2016 コノ・スル "ビシクレタ" ピノ・ノワール 2016 |
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生産者 | Viña Cono Sur ビーニャ・コノ・スル |
価格 | 630円 (単品価格 732円) |
購入店 | 酒のいしかわ 楽天市場店 |
人間ドックも終わって道場も通常運転、水曜の料理当番は師範。
本日のメニューは、鰹のカルパッチョ、青椒肉絲、焼きナス。和洋中バラバラですな。
青椒肉絲のソースは例によってCookDoを利用させて頂いております。
焼きナスは九州の長ナスを使用。美味い不味い以前に焼きやすいからね。
そしてワインの方も「水曜日はコノ・スルの日」を再開して、本日チョイスした品種はピノ・ノワール。
この銘柄は、直近は昨年2014年産と稽古済み。
今やコノ・スルって世界最大のピノ・ノワールの生産者なんだってね。
色は、薄めの紫色ではあるけど、いわゆるピノらしい赤紫よりちょっと青みが強い感じ。
香りは、アメリカンチェリーやイチゴのような、というかアメリカンチェリーやイチゴを模した駄菓子のような甘いフルーツ香と、
動物園的にいろいろなケモノの雰囲気が混じった獣香。
裏ラベルには『トーストのニュアンスがある』とありますが、師範には感じられません。
味わいは、渋味控えめ酸味そこそこ、ほんのり甘味があってスイスイ入るバランス。
こういうところはコノ・スル上手だなぁ、と感心します。
当たり前だけど、決してピカイチなワインじゃ無いんです。全体になんだかガチャガチャしているし。
でも、この値段&生産量でこの品質が実現出来るというのは素直に敬意を表します。
「これがあるからブルゴーニュの赤は不要」という人はいないと思うけど、
少なくとも南仏あたりの安ピノ生産者や、他のニューワールドのピノにとっては大変に頭の痛い存在だろうと思われます。
まさに"Disruptive Innovator"ですな。
消費者にとってはもちろん歓迎すべきことです、他を駆逐してしまわない限りは。
点数 | 75点 |
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リンク |
Cono Sur "Bicicleta" Pinot Noir 732円 コノスル ビシクレタ(ヴァラエタル) シリーズ 10本セット 6,898円 コノスル ヴァラエタルシリーズ 10本セット 6,880円 (amazon) |
本日は人間ドック。これまで横浜のクリニックに行っていたんだけど、
バリウム飲むとその後の処置が面倒なんで、胃カメラで検査してくれる品川のクリニックに変更。
検査開始は午前8時、チャチャチャ―っと検査は進んで、9時30分には検査終了。
正式な結果は後日郵送されてくるけど、医師との問診の際に伝えられたγ-GTPの数値は、ガチ正常値の37。
おめでとうございます>自分。
これでまた1年は心置きなく飲めるはず
・・・だったんだけど、胃カメラの結果「ピロリ菌がいらっしゃる可能性大」とのこと。
ピロリ菌検査は別途オプションで付けているので、結果次第では除菌の必要性があるかも。
そうなるとまた2週間くらい酒飲めないんだよね。薬飲むのは良いんだけど、酒飲めないのはなぁ。。。
とはいえ結果は良好だったわけで、晴れて酒解禁です。
途中で飲んで食べて帰ってくるということも考えたんだけど、いかんせんまだ午前中。
そして喉に施した麻酔が解けるまでに1時間くらいかかるとのことだったんで、
結局食材を調達して自宅で食べることに。
ちなみに、子供たちは師範が帰宅した時には両方といたんだけど、それぞれに遊びに行っちゃいました。
そんなわけで寂しくお一人様の休肝明けランチは、道場のテラスでのんびりと。
メニューは、パプリカとブロッコリーとトマトのサラダ、真鯛のカルパッチョ、ササミのフライ、茹でとうもろこし。
ササミのフライ以外は自分で作りました。
だってこういうのが食べたかったからね。どれも大した手間はかからない料理だし。
名称 | Hemisferio Sauvignon Blanc Reserva 2016 エミスフェリオ ソーヴィニョン・ブラン レセルバ 2016 |
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生産者 | Miguel Torres Chile ミゲール・トーレス・チリ |
価格 | 768円 (単品価格 1,620円) |
購入店 | エノテカ楽天市場店 |
合わせたワインは、というよりも料理よりワインの方を先に決めてました。
一週間の休肝日明けなんで何飲んでも美味いはず、
そして真夏の7月に昼間っから飲むワインとなればやはりソーヴィニョン・ブランでしょう。
という思考の元チョイスしたのがコレ。
スペインの大手ミゲール・トーレスがチリで造る廉価版ワインです。
色は薄め。レモンっぽい緑色の要素は少なく、薄い黄色といった感じの色合い。
香りは期待通り。これぞ南米のソーヴィニョン・ブランでござい!といった感じの香りで、
パッション・フルーツやパイナップルの甘い香りにグレープフルーツのような柑橘香。
これにハーブがあればロワールっぽくなるんだけど、このワインにはそれが無く真正面から南米風味です。
味わいは、酸味と旨味がしっかりで、軽い苦味もあり、後味に甘さが残るバランス。
「糖度が高いのかな?」と思って数値を見ると、糖度6.2なので決して高くないのね。
全体の雰囲気が甘く感じさせているのだと思います。
ワインのリハビリにふさわしい、判りやすいし良く出来たソーヴィニョン・ブランです。
正午ごろから飲み始めて現在午後2時前、
本日の夕食は家族で外食する予定なので、1/3ほどは残して夜に再稽古することにします。
・・・な~んて昼には書いていたけど、↓の外食後に再稽古するパワーは残っておらず、 翌日再稽古。香りのフルーティさは健在、でもちょっとおとなしくなったかな? 味わいは、やっぱり甘く感じるんだよね。どことなくゲヴュルツっぽいというか。 ともあれ1日くらい置いといても全然平気なワインでした。
点数 | 74点 |
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リンク |
ENOTECA パーティーパック(赤・白・泡計12本) 10,800円(2017年7月25日現在セットの構成は変わってます) Hemisferio Sauvignon Blanc Reserva 2015 1,620円 |
そして夕食は、家族4人で伊勢佐木町にあるとらふぐ亭 伊勢佐木町店にてフグ料理のコースを。
今日は土用の丑の日ですが、このままだと絶滅することが明らかなウナギ、
そしてそれを買うことによってブラック・マーケットにお金が流れるウナギを、今現在自分では買う気になりません。
ウナギが大好きだから今は食べません。
従いまして、道場では「土用はフグの日」にしました。どっちも非日常感があるからね。
今回伺ったとらふぐ亭、7月22日~28日の間、13周年記念で「料理半額」らしいんですな。
フグなんて高級食材はめったに食べられないんで、これ幸いと予約しました。
ちなみにこのお店、三年前も同じ理由で伺っています。
その時は9月だったんだけど、なぜ「周年記念」の時期が違うのかは謎です。
通されたのは二階奥の個室。注文したのは「島原」と名付けられた一番安いコースで、通常税別4,480円のところ半額の税別2,240円。 その内容は以下。
皮刺し | |
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泳ぎてっさ | 右写真:1人前 |
炭火焼ふぐ | 下写真:4人前 |
ふぐ飯 | フグの身や皮を山芋と一緒に豪快に混ぜた雑炊的な混ぜご飯 |
香物 | べったら漬けと柴漬け |
デザート | ほうじ茶のアイス最中 |
それに追加で、とらふぐの唐揚げ、通常の半額で790円が二皿と、 限定メニューのふぐの手鞠寿司、290円が二皿(全て外税)。
このコース、通常価格の4,480円だと微妙かも知れません。
でも半額の2,240円だと猛烈にお得。
一人一皿分のてっさもナイスだし、まだピクピク動いているフグの身を炭火で焼いて食べるのもベリーナイス。
半額だからって内容とサービスに手抜きは無いようです。
こういうお得情報って日本人より中国韓国の人たちの方が敏感なようで、
店内は師範ら以外はみんなそっちの人々じゃないか、ってくらいな状態でした。
ただ、今日は土用の丑の日、日本人はウナギ食べているのかも知れないけどね。
もちろんアルコールも頂いていて、まずはビール中瓶580円、それと
貴仙寺吉兆 純米吟醸酒 300mlで780円(どちらも外税)。
残念ながらワインはありませんでした。
ビールはスーパードライだし、清酒も無難であることに全力を注いだような感じの内容で、
料理に比して飲み物が負けている感じ。これは3年前と変わりません。この点の向上を期待したいところです。
そんな感じの「土用のフグの日」、お会計は4人分トータルで13,000円強。
フグ料理をおなか一杯食べて飲んでのこの値段、大変お得でありました。
7月18日から24日の間は、人間ドックに備えて一週間の休肝日を設けます。 だた飲まないだけじゃヒマだ、ということで、 ビールテイスト飲料道場2017をやってます。 休肝日は7日間なのに、11本も買っちゃってちょっと頭おかしいことになっています。
さらに3本も追加してもっと頭おかしいことに。
連休最終日は、道場のお隣Kさん宅で食事会。
Kさん家も娘さん二人、上の子がウチの長女の一つ下、下の子はウチの次女と同学年。
なので非常に仲良くさせて頂いております。
そして、お隣さんもワインが好き、という稀有な境遇にも恵まれております。
名称 | Dom Pérignon Brut 2004 ドン・ペリニョン ブリュット 2004 |
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生産者 | Champagne Moët & Chandon シャンパーニュ・モエ&シャンドン |
価格 | -- |
購入店 | Kさんから |
いきなり出して頂いたシャンパーニュがコレ、誰でも知ってる「高級シャンパン」代名詞、ドンペリでございます。
師範は過去、
1998年産、1999年産、2000年産
と稽古しております・・・とプチ自慢。
2004年はKさんとこの下の子&ウチの次女のバース・ヴィンテージですな。
有り難くご相伴に預からせて頂きます。
色は、10年以上前のものであるにも関わらず、そんなに濃かったりはしません。
ただ、やっぱり凄いなと感じるのは泡のボリューム。
泡がずーっとコンコン湧き出て来て、さすがは高級シャンパーニュですな。
香りのボリュームも立派なものです。
甘いリンゴのようなフルーツ香にパンのようなイースト香があって、
いかにもシャンパーニュな香りです。
味わいも甘からず酸っぱからず、ナイスなバランスを保っています。
やっぱりケチの付けドコロが無いシャンパーニュです。
でもなぁ、今や10,000円じゃ買えないワインなんだよなぁ。
それだけの価値があるかと問われると正直疑問。
なんて、飲ませて頂きながら謎の上から目線ですが、
やっぱり高すぎると思うのよ、ドンペリ。
点数 | 83点 |
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名称 | Sancerre "Jadis" 2013 サンセール "ジャディス" 2013 |
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生産者 | Henri Bourgeois アンリ・ブルジョワ |
価格 | 3,336円 (単品価格 5,378円) |
購入店 | うきうきワインの玉手箱 |
次なる白は師範が持参。
「夏なんでサッパリとソーヴィニョン・ブランでも」という意図で、
敢えて王道のブルゴーニュあたりを外して持って行きました。
このワインは、「うきうきワインの玉手箱」の福袋、白3本セット10,800円(税送料込み)からの最後の一本。
なかなか高級ロワールなんて開ける機会が無いので、こういう時にちょうど良いかな、と。
ボトルも恐ろしくヘビーなヤツが使われていて、見た目にも高級感がありますし。
色は薄め、白木のようなシュッとした雰囲気は、やはりソーヴィニョン・ブランの個性が出ている気がします。
香りは、まず強烈に感じるのがパイナップルのような南国フルーツの香り。
そしてロワールらしいハーブの香りもして、複雑かつボリュームしっかりな香りです。
味わいは酸味が中心で、夏らしい爽やかな雰囲気。
マグロのアヒポキ風などの料理にピッタリ合っていました。
・・・というわけで、狙いドコロにはバッチリ当ってくれました。
ただ、ですよ。これが5,000円以上かと考えるとちょっと首を傾げます。
その価値が無いわけじゃ無いんだけど、
こういう雰囲気だったら南米や豪州あたりの安いソーヴィニョン・ブランでも結構良い線行くと思うんだよね。
高級感を演出するのは難しい品種なのかも知れません。
点数 | 82点 |
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リンク | Sancerre Jadis 2013 [Henri Bourgeois] 5,378円 |
名称 | Clos des Lambrays 2007 クロ・デ・ランブレイ 2007 |
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生産者 | Dom. des Lambrays ドメーヌ・デ・ランブレイ |
価格 | Kさんから |
購入店 | -- |
そして、本日のメインとしてKさんにお出し頂いたのがコチラ、
モレ・サン・ドニ村の特級畑「クロ・デ・ランブレイ」、ヴィンテージは2007年。
この銘柄、なんか記憶があるなぁと思っていたら、なんと今年の4月にもご相伴に預かっております。
「安ワイン道場」のくせに、ブルゴーニュの超名門特級畑とわずか3ヵ月の間に2つのヴィンテージ、バチが当たりそうであります。
色は、熟成したブルゴーニュらしいガーネットがかった赤紫色。
アシも長くてとろりとした外観で、飲む前から気分が盛り上がります。
香りは「来ましたコレ!コレ!」です。
プラムやアプリコットのようなフルーツ香に、革製品のようなワイルドな香り。
香りのボリュームもたっぷりで申し分ありません。
味は、思ったよりも若くて、まだ渋味がしっかり主張しています。
「少し時間をかけて飲みましょう」ということでKさんと意見も一致、
このワインを飲んでいる途中で↓のワインを開けたわけですが・・・
残念ながらまたこのワインに戻っていた時には、
師範はもうまともな感覚器の能力を保っておりませんでした。チーン。
しっかし良い香りだったなぁ。
点数 | 90点 |
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名称 | Franciscan Estate Napa Valley Cabernet Sauvignon 2014 フランシスカン・エステート ナパ・ヴァレー カベルネ・ソーヴィニョン 2014 |
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生産者 | Franciscan Estate フランシスカン・エステート |
価格 | Kさんから |
購入店 | -- |
前のワインの「開き待ち」として投入されたのがこちら、
カリフォルニアはナパ・ヴァレーのカベルネ・ソーヴィニョン。
飲む人は師範とKさんご夫妻なんで3人で4本目。
でも奥様の方はそれほど召し上がっていないので、既に1本分くらいは体内に吸収されています。
平気でイロ!ってのが土台無理な話であります。
・・・というテイタラクなんで、どんなワインだったかなんてあまり覚えちゃいないのですが、
色に関しては前のピノより明らかに濃かったのは覚えています・・・って当たり前か。
後は、カリフォルニアのカベルネらしいしっかりとした味わいの濃さがあって、
アメリカン・オークっぽい派手な樽香もあって、
非常に陽気なワインだったような気がします。
結構美味しかったんで、クイクイ景気よく飲んじゃいました。
だもんで、せっかく「開き待ち」していたワインに戻る頃には、師範は残念な感じになっちゃっておりましたとさ。
点数 | 80点 |
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Kさん邸では、大人も子供も一緒にボードゲーム"スコットランドヤード"などをして遊んでおりました。
このゲーム、泥棒1人を警官5人で追いかけるゲームで、
アルコールに浸かった脳みそでやっても勝てそうにないわけですが、
Kさんはちゃんと逃げ切っていたなぁ。
そんな感じの食事会でした。今後とも末永くよろしくお願いしたいと思っております。
ここんとこコノ・スルのワインとしばしば稽古しているわけですが、
そうしたらTwitterでフォローしている方界隈から『コノ・スルのゲヴュルツトラミネールはとりわけコスト・パフォーマンスが高い』
とのご意見があったわけです。確かに師範もそう思います。
だから道場では、昨年ビシクレタ・シリーズ&レゼルバ・シリーズで比較稽古しております。
ただ、にわかに疑問に感じ始めたのは、「コノ・スルだけが秀でて素晴らしいのか?」ということ。
チリ産のゲヴュルツトラミネール全般にコスパが高い可能性もあるかもしれない。
なぜなら、道場ではこれまでコノ・スル以外のチリ産ゲヴュルツトラミネールとは稽古していないわけだから。
「そんないい加減なことではイカン!」ということで、
無名な造り手の同品種と比較稽古してみることにしました。
ヴィンテージはどちらも2016年です。
長女に協力して貰って、最初の一杯はブラインドで確認したんだけど、
香りを嗅いだ瞬間一発で判りました。結果の詳細は下記です。
(ちなみに料理は、枝豆に始まって、ミミガーとキュウリの酢の物、鯵のタタキ、イワシの蒲焼風、パプリカとキノコのサラダです)
名称 | Cono Sur "Bicicleta" Gewürztraminer 2016 コノ・スル "ビシクレタ" ゲヴュルツトラミネール 2016 |
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生産者 | Viña Cono Sur ビーニャ・コノ・スル |
価格 | 630円 (単品価格 732円) |
購入店 | 酒のいしかわ 楽天市場店 |
まずこちらが、師範界隈で「コスト・パフォーマンスNo.1」の呼び声高いコノ・スルのゲヴュルツトラミネール。
直近は昨年2015年産と稽古済み。
ゲヴュルツって、甲州みたいな薄紫色のブドウだったと思うけど、
その感じがボトルの色にも反映されているような気がしますな。
まずはブラインドで比較。
色は、もう片方よりやや赤みを感じる色合いで、アシもこちらが長く粘性が高いように感じます。
香りは、典型的なゲヴュルツの香りであるライチっぽさがグイグイ来ます。
この時点で「あぁこっちがコノ・スルだな」と判りました。
ライチ以外にも、マスカットみたいな白ブドウの香りや、ユリ(カサブランカとか)みたいな夜の蝶っぽい香りもして、
「飲む香水」と言われるのも判ります。
味も、香りのボリュームに負けない存在感があります。
ゲヴュルツというとフランスやドイツでは甘いワインもありますが、
これは決して甘口ワインではありません(糖度6.9)。
でも、香りの甘さもあって、婦女子に『甘くて飲みやす~い』と言われる要素たっぷりです。
本日の検証結果から、
やっぱり「"コノ・スルの"ゲヴュルツトラミネールはコスト・パフォーマンスが高い」という結論に至りました。
多分、ゲヴュルツのこの香味を引き出すのは難しいんだと思う。
もちろんドイツやアルザスじゃ出来るんだろうけど、
新興国かつ大量生産でいち早くそれを実現できたのがコノ・スルだ、ってことじゃないかな?
蛇足かもですが、シンプルにフルーティさを楽しむワインなんで、
深みだ変化だを期待するワインじゃないことをここに明記させて頂きます。
そして翌日の昼間っから再稽古。 想定はしていましたが、昨日からほぼ変化はありません。 ライチっぽいフルーティな香りも十分健在。 やや個性が際立ち過ぎて料理に合わせるには相手を選ぶかも知れませんが、 気軽なビストロで、そしてグラス一杯250円でこれが出されたら天国だな。 飲食店の皆さん、そういう天国を演出して下さい。
点数 | 78点 |
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リンク |
Cono Sur "Bicicleta" Gewurztraminer 732円 コノスル ビシクレタ(ヴァラエタル) シリーズ 10本セット 6,898円 コノスル ヴァラエタルシリーズ 10本セット 6,880円 (amazon) |
名称 | Aresti "Estate Selection" Gewurztraminer 2016 アレスティ "エステート・セレクション" ゲヴュルツトラミネール 2016 |
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生産者 | Aresti Chile Wine アレスティ・チリ・ワイン |
価格 | 895円 |
購入店 | サンタムール |
上記のメジャーどころコノ・スルに果敢に挑戦を挑むのが「アレスティ」という造り手。
もちろん、師範が勝手に選んだんで、本人に挑むつもりはこれっぽっちも無いとは思いますが。
無名造り手ではありますが、買ったショップ(関内のサンタムール)ではプッシュされていたし、
結構信頼できるショップでもあるのでそんなヘンテコなワインじゃ無いと思います。
また、価格的にも若干ハンデ(通常価格は1,000円超)を付けさせて頂きました。
色は、もう一方と比べると薄めで、レモンの果肉程度の色合いです。
そして香りがゲヴュルツっぽくないんだよなぁ。
ボリュームもそれなりあるし、沈丁花のような花と柑橘類、それに若干ソーセージっぽい香りもあったりして、
白ワインの香りとしてはちゃんとしているんだけど、ゲヴュルツの香りとは違う感じです。
味わいは、相対的にかなりスレンダーです。良く言えばスッキリ系ですが、比較して飲むとちょっと物足りない感じがしてしまいます。
スッキリした白ワインで、1,000円程度だと思えば悪くはないんです。
ただ、ゲヴュルツトラミネール特有の香味を期待するとハズされます。
いや、それなりにははあるんだろうと思うけど、コノ・スルと比較すると霞んでしまいます。
数値的には、こちらが糖度6.7でアチラが6.9、pHはこちらが3.2でアチラは3.1。
ほとんど違いは無いように思えますが、ワイン自体は全く別物でした。
こちらも昼間っから再稽古。比較はせずに単体で稽古すると、こちらも香りのボリュームはしっかりしているし、 ゲヴュルツらしいライチっぽさもちゃんとあります。 やっぱり味わいは軽いんだけど、ネガティブなレベルではありません。 極論すると、ワインを楽しみたいんであれば比較なんてしないことですな。 相対差を知ることには意味があるけど、「楽しむ」のとは別の話。
点数 | 72点 |
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もちろん、今日一日で2本を飲み干しているということはなく、 半分弱の残りを明日稽古する予定。 多分、評価の根本的なところは変わらないと思うけど、一応アップデートする予定です。
アップデートしました。同時に、 先日ご一緒したグルメブロガーさんの記事リンク(シャトー・ラグランジュ・セミナーと 塩尻ワイナリーツアー)もアップデートしています。
名称 | Parva Res Nero d'Avola 2016 パルヴァ・レス ネロ・ダヴォーラ 2016 |
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生産者 | Caruso & Minini カルーソ・エ・ミニーニ |
価格 | 717円 (単品価格 1,512円) |
購入店 | エノテカ楽天市場店 |
本日の夕食は、早く帰った師範が調理担当。
メニューは、夏と言えば棒々鶏。もちろんタレは自作などせずに丸美屋さんに頼っております。
そりゃそれなりに各種調味料を揃えれば自分でもタレ作れるんでしょうけどね。
CookDoや丸美屋でも十分美味く感じる貧乏舌を誇りに思っております。
って、もちろんそれだけじゃなくて、青梗菜のガーリック炒めとか、ブナピーと玉子の中華スープとかも作っております。
それにしてももう関東地方も梅雨明けっすかねぇ、ということでこの料理合わせたワインは、
冷やしてもイケそうなシチリア産の赤。
なぜ「冷やしてもイケそう」か・・・だってシチリア島って暑そうじゃないですか。
多分現地でも夏は赤も冷やして飲んでると思うんだよね。
色は、それほど濃くなくそれほど青くもない、中庸な紫色。
香りのボリュームは弱め。もちろん、普段赤ワインを飲む温度より低めなんで、若干補正してやる必要はありますが。
イタリア産らしいスミレのような人懐っこい感じの雰囲気に、熟したプラムのような甘爽やかな香りがプラスされています。
味は、渋味控えめ酸味は結構しっかり、ほのかに甘味もあって軽めのバランス。
冷やして飲むワインとしては結構良い感じです。
シチリアの港町で、テラス席でカジキマグロのソテーなんかに合わせてこのワインを注文したら、
白ワイン並みに冷えてて「なんだ冷えてんのかよ~(笑)、でも冷えてるのも良いな」などと言われながら飲まれている姿を妄想します。
これからの季節良いんじゃないっすかね?
単品価格の1,500円ならウ~ンですが、セット価格の700円なら十分アリです。
点数 | 72点 |
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リンク | ENOTECA パーティーパック(赤・白・泡計12本) 10,800円 |
名称 | Cono Sur "Bicicleta" Merlot 2015 コノ・スル "ビシクレタ" メルロー 2015 |
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生産者 | Viña Cono Sur ビーニャ・コノ・スル |
価格 | 630円 (単品価格 732円) |
購入店 | 酒のいしかわ 楽天市場店 |
「水曜日はコノ・スルの日」を継続中。
本日選んだ品種はメルロー。
週末に、サントリー塩尻ワイナリーのフラッグ・シップたる岩垂原メルロや、
いかにもなお土産ワインな内容だった信濃ワインのメルローと稽古しているので、
同じメルロー繋がりでチョイスした次第。
この銘柄とは昨年2014年産と稽古済み、
その時はカベルネと飲み比べをしていて、こちらのメルローに軍配を挙げておりました。
ちなみに本日合わせた夕食のメニューは、鶏レバーの甘辛煮、鶏軟骨と砂肝のガーリックソテー、
トマトとオクラとブロッコリーのサラダ、ガーリックライスです。
色は青みが強くてかなり濃い紫色、でもそこそこ向こうが透ける程度の濃さです。
香りは、週末に稽古したメルローとも共通する青いベリーっぽいフルーツ香。
ただ、ボリューム面では期待したほどでも無いというか、
コーヒーやチョコレートのような香ばしさも含めてそれなりに香るけど、バンバン!って感じじゃないです。
ところが味は極めてパワフルです。
渋味と酸味と甘味、それぞれがツンツンした突起を持っていて口の中で暴れまくります。
迫力があると言えばあるんだけど、やや飲みづらくもあります。
昨年みたいに飲み比べをすれば「こっちの方が存在感アリ」という判定を下す結果にもなりそうだけど、
やっぱりちょっと粗削りな感じは否めないかな。
ただ、なんだかんだ言ってもこの値段だからね。
日本ワインのメルローも特有の個性と魅力があるけど、
コストパフォーマンスを考えれば圧倒的にこちらに価格優位性があります。
点数 | 75点 |
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リンク |
Cono Sur "Bicicleta" Merlot 732円 コノスル ビシクレタ(ヴァラエタル) シリーズ 10本セット 6,898円 コノスル ヴァラエタルシリーズ 10本セット 6,880円 (amazon) |
通常火曜は休肝日だけど、本日は職場の宴会にて働肝日。
場所は、品川駅港南口を出てすぐのところにあるビストロバルenishi 品川駅前店というところ。
飲食店が多い雑居ビルの6階にあります。
店内は、窓側の席だと結構眺めが良さそうです。
ただ、それほど広くないフロアにかなりキッチリテーブルと席が配置されているので、
通路側に座ると店の方や他のお客さんに当ります。
地価が高いから仕方ない部分はあるでしょうけど、もう少しゆとりがあった方が個人的には落ち着きます。
食べたのは飲み放題付きのコース。内容は以下。
シーザーサラダ | |
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前菜盛り合わせ | (左写真) |
サーモンのカルパッチョ | |
フライドポテト | |
豚肩ロースのグリル | |
トマトリゾット |
トマトリゾットは珍しくて面白いっすね。あとのは自宅でも作れる感じでした。
ワインも飲み放題に含まれていたのでもちろん注文。
銘柄はアルマデンというものらしい。後で調べたら、米国産の箱入りワインですな。
白は意外と悪くないと思ったけど、冷えてなかったのが残念。
赤はいわゆる「生乾きの雑巾臭」があってかなり厳しい内容。
その他、サングリアなんかも飲んだけど、
芳香剤のような人工的な香りがしてこれまたウムム・・・でした。
このお店、繁盛しているのはよろしいんだけど、明らかに人手が足りていないようで、
飲み物の追加注文もままならない感じ。
飲み放題でそういう状況だと損した気がするだよなぁ・・・と貧乏性をこじらせています。
お会計は一人4,000円強ほどでした。
その後、最近の職場の宴会では珍しく二次会へ。
場所は、前の店の隣のビル3階にある味どころ遊というところ。
右写真は、手前が水ナスの浅漬け、奥が揚げとうもろこし。
トウモロコシをかき揚げにするのは美味いな。今の時期とうもろこしが安くて美味いから、これは真似しよう。
もちろんこの店でもワインを注文。グラス1杯450円だったかな?
白い花系の爽やかな香りがあって、結構良い感じだったんだけど、いかんせんグラスが小さい&量が少ない。
この量なら300円が妥当、量が同じでもちゃんとしたグラスだったらオッケーなんだけど。
お会計は、5人分トータルで8,000円ちょっと・・・と、本日の更新は自分向けの備忘録でございます。
名称 | Pierre & Remy Gauthier "Selection Albert Bichot" Sauvgnon Blanc 2014 ピエール・エ・レミー・ゴーティエ "セレクシオン・アルベール・ビショー" ソーヴィニョン・ブラン 2014 |
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生産者 | Pierre & Remy Gauthier ピエール・エ・レミー・ゴーティエ |
価格 | 324円 (Half) |
購入店 | MEGAドン・キホーテ狩場店 |
本日の料理は豪州牛サーロインの和風ステーキ、焼き野菜(ズッキーニ、新玉ねぎ)、パプリカとキノコのサラダ、枝豆。
ワインは、昨日帰りの列車で開けた日本ワインの赤が半分くらい残っていたので、
まずハーフの白から。一昨日昨日と高級ワインが続いて、やや感覚器がバブっている感があるので、
ここはひとついつも安ワイン者に戻るべくドンキで買った一本税別300円の南仏産を。
色は薄めのレモン色。思いのほか粘性もあって、ちょっと「おぉ!」ってなります。
香りも「おぉ!」です。ソーヴィニョン・ブランらしいハーブのような爽快系の香りがちゃんとします。
味わいは、甘さ控えめ酸味は中程度。なんとなく旨味が過剰な気もするけど、
南仏らしい暑苦しさと思えばそれはそれで個性かな、という感じです。
ドンキでハーフで300円、ある意味「怖いモノ見たさ」的な覚悟があったわけだけど、
結果は良い方に裏切られてマトモなソーヴィニョン・ブランでした。
やっぱりハーフは使い勝手が良いよね。日本ワインもハーフが増えればもっと飲むチャンスが増えると思うんだけどなぁ。
点数 | 73点 |
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名称 | 信濃ワイン "Super Deluxe" メルロー 2016 |
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生産者 | 信濃ワイン |
価格 | 2,119円 |
購入店 | New Days 松本銘品館 |
そしてこれが昨日の残り物。
松本駅のコンビニNew Daysで買って(残念ながらNew Daysにはサントリーのワインはありませんでした)、
帰りの列車「スーパーあずさ28号」で開けて、同席した6名で飲んで、残った半分を持ち帰り。
ここに改めて稽古させて頂きます。
色は、日本ワインだからって決して薄いわけじゃ無くて、そこそこしっかりとした濃さのある紫色です。
でも香りが弱い。かなり残念なくらいに弱い。
このボリュームだと品種が何か判らないレベル。
頑張ってスワリングして嗅ぐと、ベリー系の果実っぽさにピーマンのような青っぽさがあって、
メルローとまでは判らないまでもボルドー系の品種だろうな、というところまでは判る程度です。
味は、柔らかな渋味と薄っすらとした甘味、それにシャキッとした酸味があります。
軽いっちゃ軽いけど軽すぎ無くて、普通に飲むには悪くないバランスです。
香りの弱さは残念ですが、バランスは悪くないワインだと思います。
ただなぁ、これが2,000円以上するわけだからなぁ。
「お土産物プレミアム価格」であることを感じざるを得ません。
国際的な基準から考えれば、1,000円程度が妥当なレベルだと思います。
もちろん、この日本ではその金額でマトモなワインを造るのは難しい、というのも判るんだけど、
でももうちょっと頑張って欲しいよね。
例えばこのワイン、ラベルが貼られているのではなくボトルに直接文字がプリントされているんだけど、
そういう部分にコストをかけるくらいならその分安くして欲しいと思います。
また、裏に書かれた情報では造り手曰く「フルボディ」らしいですけど、
そういう『フルボディと書けば売れるだろ』という習慣みたいなのもやめた方が良いと思います。
これが本当に「フルボディ」だと思っている造り手だとしたら、師範は信用できません。
点数 | 68点 |
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連日のサントリーさん企画、本日は長野県の塩尻ワイナリー訪問。
行きの列車は8時ちょうどのスーパーあずさ5号。
道場を出たのが7時前だったので、朝食は新宿駅構内の成城石井で買った3種の鶏づくし弁当。
そしてもちろん列車の旅にビールは欠かせないわけで、サントリーさんに敬意を払ってプレミアムモルツ 500ml缶。
朝からゴキゲンであります。
新宿から約2時間半で長野県の塩尻駅へ到着。
改札を出たところでサントリーの方やグルメ・ブロガーな皆さんと合流し、
駅から歩いてすぐの「サントリー塩尻ワイナリー」に向かいます。
サントリー塩尻ワイナリーのページ
ワイナリーでは、篠田健太郎ワイナリー長から直々にいろいろとご説明頂きました
(ちなみにこのワイナリーは一般公開はされていません)
サントリー塩尻ワイナリーは、ワイン国産化の流れを受けて戦前の1936年創業。
当初は日本のワインの元祖である赤玉(道場でも3年前に赤と、
つい先日白と稽古しています)の生産工場で、
周辺の契約農家は今でも「赤玉出荷組合」という名前だそう。
でも、今では赤玉自体はここではなくて大阪や栃木で造られているとのことでした。
確かに、現在のこのワイナリーの雰囲気は大量生産品を造る感じでは無いっすね。
左写真が、創業当初の1937年から使われている樽熟庫。 半地下の構造で、建物の中ほどの高さまで盛り土がなされています。 また、屋根は二重構造で、間にモミ殻を入れて断熱されているとのこと。 それによって、外が30℃を超える夏でも内部は20℃以下、 逆に-15℃より下がる冬でも5℃以上を維持しているそう。 確かに、外は朝からクソ暑い日でしたが中はひんやり。 昔の人の知恵には驚かされます。
もちろん新しい部分もあって、最近建てられた建物の中には、新しい醸造設備が導入されていました。
こうやって、古い施設も残して使いながら新しい施設も入れて、ワイン造りが継承されていくんですな。
ワイナリーを見学した後は、「赤玉出荷組合」の組合長、
塩尻ワイナリーのフラッグシップである「岩垂原メルロ」のブドウを作る山本さんの畑を見に行きます。
ワイナリーからバスに揺られること約15分、「こんなとこバスが通るの!?」ってな細いあぜ道を通って岩垂原の畑に到着。
この土地は、左写真みたいに石がゴロゴロしていて、まともな作物は育たなかったとのこと。
それが今では第一級のブドウ畑になるんだから面白いものですなぁ。
右写真が「岩垂原メルロ」の畑。
古い樹だと1980年からあるそうなので、樹齢40年弱。
比較的若木が多い日本では十分にVieilles Vignesっすね。
そして右写真が「伝説のブドウ農家」山本さん。彼曰く、
『俺は仕事は大っ嫌いなんだけど、サントリーさんがやれって言うから渋々やってるんだよ』
らしいです。とてもユニークな方なんで半分冗談だと思うし、
大変キレイに整備された畑を見ると「そんなこと無いっしょ!」とも思うんだけど、
生食用ブドウに比べてやっぱり収入面は厳しいんだろうなぁ、なんて邪推したりしてました。
そして、今回のツアーの超ナイス企画、「この畑で採れたブドウを使ったワインで乾杯」。
山本さんによれば、畑の見学は時々あるけど、畑で乾杯したのは初めてとのこと。銘柄は下記の二種類です。
サントリー ジャパンプレミアム 塩尻マスカット・ベーリーA 2013
サントリー ジャパンプレミアム 岩垂原メルロ 2013
青空の下、緑の畑を前に飲む赤ワイン。いやー極楽極楽。
岩垂原メルロに関しては、この後のランチでも頂いたんでそちらでご報告ですが、
こういうシチュエーションだとマスカット・ベーリーAの方が合ってましたね。
畑を見学した後は、またバスに乗り、小一時間で松本まで移動。 本日のランチはヒカリヤ ニシという ナチュラル・フレンチ・レストラン。 4月に東京で伺ったお店の本店にあたるそうです。 右写真のように蔵を改装した個性的な空間で、ワインに合わせたナイスな料理を頂きます。
まずはプレミアム・モルツで乾杯。朝の列車でも飲んだのと同じなわけですが、
ビールって缶より瓶の方が美味しい気がするんだよね。
サントリーさんに聞いたら『中身は同じだけど、瓶の方が美味いとは良く言われる』そうです。
そして、ビールも好きではあるけれど、
こういう時にちょっと寂しいなぁと思うのは、スパークリング・ワインじゃないことですかね。
日本で手頃なスパークリングを造るのって難しいのかな?
料理はアミューズ2品から。
スポンジ:バルサミコ/信州サーモン/なら漬け
セビーチェ:豚皮/パプリカ/エシャロット
何が素晴らしいってまず見た目が素晴らしいですね。
味わいも、小さなサイズの中に多種の食材が使われていてとても複雑で面白い味です。
こういう料理はやっぱりスパークリング・ワインと合わせたいなぁ。
名称 | サントリー ジャパンプレミアム 信州産シャルドネ 2016 |
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生産者 | サントリーワインインターナショナル |
価格 | (参考価格:3,024円) |
購入店 | (サントリーさんから) |
今回用意して頂いたワインの大半は塩尻産、そしてそれらは前回の塩尻ワインセミナーでも頂いたわけだけど、
このワインだけは初登場です。「信州産」と書かれていますが、産地構成は高山村が86%、千曲市が14%とのこと。
生産本数は4,380本、発売日が2017年6月13日(4月に瓶詰)とのことですから、出来立てのホヤホヤですな。
そして、サントリーの「ジャパン・プレミアム」シリーズ、
ラベルにもちょっと変化があって「日本ワイン」ときっちり書かれるようになってます。
「輸入ぶどう・輸入ワイン使用」な凡百の国産ワインとの違いを明確化していく意味でも、
そういう差別化はやっていくべきですね。
色は非常に薄め、若いこともあってかグリーンっぽい色調を感じる外観です。
香りのボリュームは中程度。レモンのような酸が強めの柑橘類の香りがして、非常に涼しい印象です。
また、どことなくミネラルっぽい香りもあって、「これシャブリです」と言われれば騙されます。
味わいも、香りの印象通り酸味が中心。青リンゴっぽい風味があって、色も味も香りも「緑」です。
「フレッシュ」を絵に描いたような白ワイン。これからの季節には重宝しそうです。
お値段は税別2,800円とのこと。税込みになると稽古範囲の3,000円を超えてしまうのが残念です。
点数 | 78点 |
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リンク | サントリー ジャパンプレミアム 信州産シャルドネ 2016 3,132円 (@amazon.co.jp) |
その「緑」なワインにめっぽう合ったのがこの料理。
緑の野菜:スナップエンドウ/烏賊/茴香/ボッタルガ
なんっつーか見た目も味も極めて爽やかなんだなぁ。写真左の紡錘形をした緑のものは、
野菜のソースを冷やしてアイスクリーム状にしたもの。
非常に手が込んでいます。いやー、とにかく爽やか。初夏の松本のイメージにピッタリ。
名称 | サントリー ジャパンプレミアム 塩尻メルロ ロゼ 2015 |
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生産者 | サントリーワインインターナショナル |
価格 | (参考価格:2,160円) |
購入店 | (サントリーさんから) |
このロゼは前回のセミナーの際にも稽古しています。
品種はメルロ100%。産地構成は塩尻市産が96%、松本市産が4%。
生産本数は2,184本。アルコール度数は意外と高くて13%あります。
色は、オレンジに近い淡いピンク色。
前回は香りが弱いと感じたんだけど、今回はグラスが立派なのでそういうネガティブな印象は無く、
品種の個性であろうイチゴっぽいフルーティな香りを感じます。
ただ味わいはやっぱり弱いかな。
サントリーの前田さんが「このワインには海っぽさを感じる」と言われたんで、
そういう気持ちで飲んでみると確かにそうですな。
海藻のような香りとヨードっぽさがあって、魚料理との相性は良さそうです。
それにしてもやはりグラス選びは大切だな。しっかり香りを感じるには、スワリングしやすい容量とすぼまった口が必要ですね。
今回はワインに合わせたグラス選びが考えられているようで、そういった面でも大変参考になります。
点数 | 75点 |
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リンク | サントリー ジャパンプレミアム 塩尻メルロ ロゼ 2015 2,160円 (@amazon.co.jp) |
まだまだ前菜が続きます。
アスパラ:帆立/卵黄/トリュフ/雲丹
玉葱:淡路島の玉葱
シンプルなアスパラガスにいろいろ食材を加えて複雑な味わいに仕上げられています。
玉葱は、生(かな?)を擦りおろしてスープ仕立てにしたもの。
自然な甘さが大変にナイスです。
名称 | サントリー ジャパンプレミアム 塩尻マスカット・ベーリーA ミズナラ樽熟成 2013 |
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生産者 | サントリーワインインターナショナル |
価格 | (参考価格:4,320円) |
購入店 | (サントリーさんから) |
このワインも前回のセミナーの際に稽古していて、
かつその時はこれを手土産にも頂いたんで、その翌日の道場でも稽古しています。
塩尻産のマスカット・ベーリーA100%、日本産のミズナラ樽で熟成され、生産本数はわずか1,200本。
このメンバーで12本くらいは飲んじゃっている気がしますんで、1%は無駄になったってことでしょうか
・・・って、無駄になっていないことを祈っておりますが。
このワインはブルゴーニュ・グラスのような、ボウル部が丸くて大きなグラスで提供されました。
色は、やはりマスカット・ベーリーA、メルロと比較すると赤みが強いように感じます。
香りは、出ました!お得意のココナッツ香!って感じです。
ギュッと凝縮感のある甘い果実の香りに加えて、ココナッツやキャラメルみたいなこれまた甘い香ばしさがあるので、
香りはとても甘い雰囲気です。
でも、実際口に含むと当然そんなに糖度が高いわけではないんだけど、
香りが甘いのと渋味が控えなのもあって、「甘くて飲みやすい」と言われそうな印象を受けます。
やっぱり美味いな、このワイン。
税別4,000円という値段は、手間が掛かっている割には低く抑えてあるんじゃないですかね?
存在感という意味では同価格帯の諸外国のワインにも負けないと思います。
点数 | 84点 |
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リンク | サントリー ジャパンプレミアム 塩尻マスカット・ベーリーA ミズナラ樽熟成 2013 4,331円 (@amazon.co.jp) |
そしてこの赤に合わせたのがこの料理。
鰹:パプリカ/ベルジュ/地野菜/ベーコン
前日も魚は鰹だったんですが、やっぱり赤ワインに魚を合わせようとすると鰹とかマグロとかが鉄板のようですな。
そしてこちらにもパプリカが使われています。
マスカット・ベーリーAにはあまりピーマン香は無いんだけど、
カベルネ・ソーヴィニョンみたいな品種だとこのパプリカが良い仕事するんだと思われます。
名称 | サントリー ジャパンプレミアム 岩垂原メルロ 2013 |
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生産者 | サントリーワインインターナショナル |
価格 | (参考価格:8,640円) |
購入店 | (サントリーさんから) |
会のトリを務めるのが、畑でも頂いた岩垂原メルロ。
このワインも前回のセミナーの際に稽古済です。
岩垂原の山本さんの畑のメルロ100%。そのうち90%をフレンチオーク樽で、10%をステンレスタンクで熟成。
生産本数は1,728本。カタログ価格は税別8,000円、サントリー塩尻ワイナリーのフラッグシップ・ワインでございます。
このワインは、非常に背が高くてシュッとしたスタイルのグラスで提供されました。
色は間違いなく濃い紫色。香りも複雑で奥行きがあります。
畑で飲んだ時は、この岩垂原メルロの方はちょっと難しい感じを受けたけど、
こうやって料理に合わせて大きいグラスで頂くと、このワインの本領が発揮できる気がしますな。
いやー、大変ご馳走になりました。
良いんですかね、2,000本に満たない生産量のワインをこんなにポンポン開けちゃって、って感じです。
前日稽古したラグランジュの2013と比較したらどうなるんでしょうね?
それぞれ違ってどっちも良い、って感じになるのかな?
点数 | 85点 |
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リンク | サントリー ジャパンプレミアム 岩垂原メルロ 2013 8,640円 (@amazon.co.jp) |
このメルロに合わせたのがこの料理。
子羊:浅利/グリーンピース
やっぱりメルロには羊っすよね・・・なんだけど、アサリが添えられているのがとても意外。
正直ちょっと舌が混乱しました。
そして最後はデザートで。イチジクやサクランボがゼリーに包まれていて、見た目も味も楽しいデザートでした。
最初から最後まで、想像を超えた料理の数々、大変楽しめました。
こんな料理は都内の一流店のみで食べられるのかと考えていたんだけど、
今どきは地方でもこういうステキなレストランがあるんですなぁ。
旅の楽しみが増えますね。
ワイナリ―訪問などされる方は是非足を運んで欲しい店でした。
・・・というような塩尻ワイナリーツアーでありました。篠田ワイナリー長、山本さん、サントリーの皆様、
大変ありがとうございました。
ワイナリーと農家さんの関係の一端を知ることが出来て、
そして「こんな綺麗な畑でブドウ栽培が行われているんだ」と若干感動したりして、
連日実りの多い会でありました。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
以下が今回同行した皆さんのblogになります。
徒然わいんさん | 徒然わいん | 記事1, 記事2, 記事3 |
busukaさん | ワインと絵画がある生活 | 記事1, 記事2 |
arusanchi2さん | アルさんのつまみ食い2 | 記事 |
エシェ蔵さん | まいにち、エシェ蔵! | 記事1 |
らむろうさん | プチプラワイン日記 | 記事1, 記事2 |
まみさん | わくわくするワイン、ときどきお酒 | 記事 |
SHIMAさん | 簡単!節約!おしゃレシピ SHIMAのオウチカフェ | 記事 |
紀子さん | Norikostyle 宝塚ワインサロン・創作おつまみレシピ ~ワインが似合う女性になる為に~ |
記事 |
こんちゃん | こんちゃんの--今日は何飲もうかな-- | 記事 |
ぱんだしゅりけんさん | ワインヲタ入門生のチラシの裏 | 記事1, 記事2 |
ooisotaroさん | ワインのきらめき ~我が家のドリンキング・レポート~ | 記事1, 記事2 |
サントリーさん | サントリー塩尻ワイナリー | 「サントリーグルメガイド」の記事 |
名称 | Rotari Brut N.V. ロータリ ブリュット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Rotari ロータリ |
価格 | (3,800円くらいだったような) |
購入店 | 松本駅ビルのイタリアン |
会が盛り上がったことと、道路がひどく渋滞していたこともあって、当初予定の列車には乗り遅れ。
次の列車まで1時間くらいあるということで、東京方面へ帰るメンバーと、今宵は松本に宿泊される
エシェ蔵さん、計6名で「ちょっと飲みましょう」ということに。
松本駅の駅ビル内の飲食店街にあったイタリアン(店名失念)に入って注文したのがコレ、
イタリアのスプマンテであります。
やっぱり皆さん本日はスパークリングを口にしていない、ということが意識の底にあったのかも知れません。
そして、現実問題として朝から飲みっぱなしの師範ですから、
このワインがどういう色・香り・味だったかなんてほとんど覚えちゃいません。
ただ、「あーやっぱりスパークリングは良いなぁ」と感じたような記憶のみが薄っすらと残っております。
滞在時間は30分くらいだったかな?一人一杯をサクッと飲んで終了です。
ここのお会計は太っ腹なエシェ蔵さんに持っていただきました。
毎度お世話になりっぱなしでございます。
点数 | ??点 |
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名称 | Piper-Heidsieck "Essential" Brut N.V. ピぺ・エイドシック "エッセンシアル" ブリュット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Piper-Heidsieck ピぺ・エイドシック |
価格 | -- |
購入店 | busukaさんから |
列車に乗り遅れたため指定が流れたおかげで、東京方面に帰るメンバーは自由席に固まって座れることになりました。
そうなるとまた宴会が始まってしまうわけです。
松本駅の駅ビルでめいめい地ワインを買って乗り込んだわけですが、
世の中には用意の良すぎる人ってのがいるもんです。
なんとbusukaさんがご自宅からシャンパーニュを持参されていました。
保冷バックに入ってはいたんですが、さすがに一日持ち歩いた後なんで温度はほぼ常温でしたが、
皆でありがたく頂戴させて頂くことになりました。
当然、前のスパークリングすら覚えちゃいないのに、このワインを覚えている方がおかしい、ってもんです。
でも「ぬるくてもシャンパーニュはやっぱり美味いなぁ」と感じたような記憶が、脳みその表皮に薄っすらと張り付いておりました。
もったい無かったなぁ。もう少し平常な状態で頂きたかったところではありますが、
まぁだいたい師範は後半こんな調子ですから。
ご一緒させて頂いた皆様にはいろいろとご迷惑をお掛けしております。
点数 | ??点 |
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名称 | 城戸 "Autumn Colors" セイベル 2015 |
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生産者 | Kidoワイナリー |
価格 | -- |
購入店 | エシェ蔵さんから |
このワインは、列車に乗る前にエシェ蔵さん
に飲みかけのボトルを頂いたもの。
エシェ蔵さんは行きの列車からこのワインを飲んでいたようです。
そして実は師範も移動のバスの中で既に一杯頂いていました。
バスの最後列で悪いことしている中学生の気分でしたよ。
・・・というわけで、前後のワインはほとんど記憶にないのですが、
このワインはバス移動中に飲んだ時の記憶が残っております。
色は薄め、でも薄すぎるってことはなくて、レモン色から麦わら色の中間くらいだったと思います。
香りは、最初ブラインドで飲んだら「シャルドネですか?」って言っちゃいました。
リンゴっぽいフルーツ香にほんのり蜜香、それに樽の香ばしさも若干あったように思います。
答えを見れば品種はセイベルなんですな。そりゃ当らんわ。セイベルなんて馴染み無いもん。
北海道のワインでは見かけるのですが、こっちでも造られているとは知りませんでした。
味もシャルドネそっくりだった気がします。
城戸ワイナリーのワインって、今やなかなか入手が難しいと聴いていますが、
なるほどしっかりしたワインを造るんだな、という印象が残りましたよ。
点数 | (80点) |
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名称 | 五一わいん SPECIAL (赤) N.V. |
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生産者 | 株式会社 林農園 |
価格 | -- |
購入店 | busukaさん or 徒然わいんさんから |
そして、めいめいが松本駅の売店で買ったワインを開けていくことになります。
今回の訪問地、塩尻のワイナリー「林農園」が造るこの「五一わいん スペシャル 赤」は、
busukaさんか
徒然わいんさんのどちらかが購入されたものだと思います。
裏ラベルによれば『塩尻市桔梗ヶ原高原の中央に位置し、7ヘクタールの自家農場で欧州系高級ワイン専用品種を栽培しております』
とのことなので、品種はメルローなのかな?
・・・なんてことをつらつら書いておりますが、
このワインに関してはホントどんな内容だったのか全く覚えておりません。
師範失格&全く使えない情報ではありますが、「飲んだ記録を残す」ということで。
点数 | ??点 |
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名称 | Musée du Vin 松本平 BLACKQUEEN 2015 ミュゼ・デュ・ヴァン 松本平 ブラッククイーン 2015 |
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生産者 | 株式会社アルプス |
価格 | -- |
購入店 | busukaさん or 徒然わいんさんから |
このワインも塩尻の「アルプス」にて造られたワイン。
これまた裏ラベルによれば、『2015年に収穫された長野県松本平産ブラッククイーンをフレンチオーク樽にて12ヵ月熟成させた』
とあります。フレンチオークで12ヵ月って、結構お金を掛けた造りをされているんですな。
もちろんこのワインも全然覚えておりませ~ん!
点数 | ??点 |
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そして最後に師範が買った赤を皆で飲んだわけですが、
比べてみると師範が買ったのが一番お土産っぽさがキツイな。
己のワイン選球眼の無さが呪われます。
そんだけ飲めば当然東京へ向かう途中で師範は寝落ち。
パッと目が覚めた八王子で降りそうになったり(皆さんに止めてもらいました)、
全くもってトンデモな状態の師範でしたが、幸いその後は寝過ごすことなく無事に道場へ帰り着きました。
あー楽しかったなぁ。
本日はサントリーさんにお招き頂いて、
神楽坂 和らくという料理屋さんで行われたワインセミナーに参加。
こちらのお店は、JR飯田橋駅からほど近い閑静な場所にある日本家屋一軒家という、非常にしっとりした空間。
そういうお店で上等舶来なワインが頂けるなんて、ありがたい話であります
・・・なんですが、この店が隠れ家過ぎて見つからないのね。
手前の交差点で参加者の綺麗ドコロの女性二人と合流したんだけど、
とにかく入り口が判らない。なんだかんだ区画を一周してようやく入り口を見つけたんだけど、
まっすく店に到達した人はほとんどいなかったみたいです。
そういう正真正銘の隠れ家的な店だけあって、店内と庭の落ち着いた雰囲気はさすがです。
聞けば、いわゆる芸能人な方みたいな人もお忍びで利用する店なんだとか。
師範ごときが訪れる店ではないっすよ、ってな感じです。
そんなお店に、三度の飯よりワインが好きな老若男女が14名ほどとサントリーの担当の方数名が集合。
本日のセミナーで俎上に上がるワインは、
サントリーが経営参加しているボルドーの「シャトー・ラグランジュ」です。
サントリーのシャトー・ラグランジュ特設サイト
セミナーは、 シャトー・ラグランジュのイケメン副会長であらせられる椎名敬一さん(左写真)直々にシャトー・ラグランジュに関するご説明。 いろいろお話を伺った中で、特に興味深かったポイントをいくつか。
・ | フランスのシャトーを経営した非欧州企業はサントリーが初 |
・ | サントリーの佐治会長が「やってみなはれ」と。 |
・ | 1983年にサントリーが取得した時点ではシャトーは廃墟同然(右写真) |
・ | それから投資と改良を重ねてシャトーを復興 |
・ | 『じゃ儲かんないでしょ』と聞いたら、十数年で黒字化したとのこと。 |
・ | やっぱりブランドビジネスは凄い。シャンパーニュの造り手は利益率30%~50%、一級シャトーに至っては80%~90%! |
・ | 更なる改善を求めて、畑全体の水分量を計測、適材適所の収穫。 |
・ | なんとブドウ一粒一粒をカメラで検査する選別機(右下写真)を導入! |
・ | そういうテクノロジーの進化により、厳しい年でも(収量は減るけど)品質維持は可能。 |
・・・などなど。面白いなぁ。土地の個性×品種の個性×天候というアナログな要素と、
テクノロジーを使って解決するデジタルな要素が絡み合っていて、非常に興味深いお話でした。
そして、シャトーの歴史と全体の説明が終わったところでテイスティング開始。
「テイスティング」などと言うと堅苦しい感じですが、
この会はサントリーさんのご厚意によりほとんど「飲み会」です。
名称 | Les Arums de Lagrange 2015 レ・ザルム・ド・ラグランジュ 2015 |
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生産者 | Ch. Lagrange シャトー・ラグランジュ |
価格 | (参考価格 3,841円) |
購入店 | (サントリーさんから) |
シャトー・ラグランジュのセミナーに参加するのは一ヵ月以上前から決まっていたんですが、
先週くらいまで師範はこのシャトーで白ワインが造られていることを知りませんでした。
それが、つい先日ツイッターでフォローさせて頂いている方がこのワインと稽古しておられて、
このワインの存在を知った次第であります。サン・ジュリアンのシャトーで白も造っているところって珍しいですね
・・・って珍しくないのかな?珍しいって話だったと思いますが。
それではこのワインの情報を。シャトーから数キロ離れたところに畑を取得、面積は現在7haくらいとのこと。
品種はソーヴィニョン・ブランが60%でソーヴィニョン・グリとセミヨンが20%ずつ。
約50%を新樽で熟成しているそうです。
色はかなり薄めです。暗めの照明だから若干怪しくはありますけど。
香りのボリュームはなかなかのもので、フレッシュな柑橘類やミネラルの香り、
そして新樽からくるのであろう香ばしいビスケットのような香りがあります。
味わいはかなり骨格しっかりで肉付きが良いように感じます。
そんなに甘くも酸っぱくもないんだけど、口の中でブワッと来る迫力があって、
なかなか気合の入った白という印象です。
ボルドーの白というと、アントル・デュ・メールあたりのシャラシャラしたヤツを想像しがちだけど、
このワインはそういうのとは一線を画すしっかり系の白でした。
小売り3,000円を超えるので安ワイン者には若干微妙な価格帯ですが、その価値アリだと思います。
点数 | 80点 |
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リンク | Les Arums de Lagrange 2015 3,841円 |
上記の白に合わせて出されたのがこの料理。
先付:石巻より 毛蟹の冷たい茶碗蒸し 甲殻のソース
いきなり「なるほど!」と膝を打ちました。この「甲殻のソース」ってのはいわゆる「ソース・アメリケーヌ」ですね。
こういう、とても味わいの濃い料理にはやっぱり舶来の白だろうと思います。
樽の効いたカリフォルニアの白あたりも良いかもですね。
和食の店ってことで、ボルドーワインとの相性はどうなんだろ?と疑問に思っていましたが、
少なくともこの取り合わせは正解だと思われます。
同じく白に合わせて出されたのがこれ。
お椀替り:岡山より 鱧の葛打ち とうもろこしのすり流し添え 柚子 梅肉
これも、普通だとお吸い物が出される場面だと思うけど、ワインに合わせるということで「お椀替り」にされています。
鱧(ハモ)って、関西に住んだことが無い師範にとってはあまり馴染みの無い魚なんだけど、
プリッとしていて美味いですな。
相性面では、前の茶碗蒸しほどのピッタリ感はありませんでした。
名称 | Le Haut Médoc de Lagrange 2013 ル・オー・メドック・ド・ラグランジュ 2013 |
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生産者 | Ch. Lagrange シャトー・ラグランジュ |
価格 | (参考価格 3,600円) |
購入店 | (サントリーさんから) |
次からは赤で、まずはシャトー・ラグランジュが最近売り出したオー・メドック格付け。
ここもシャトーから数キロ離れたところに畑を買ったそうです。
最近そういうシャトーが増えてますが(ジスクールとか)、
やっぱりシャトーご本尊の値段が上がり過ぎているのが要因なんですかね。
それではこのワインの説明を。品種はカベルネ・ソーヴィニョンが70%、メルロが30%。
2013年は大変厳しい年だったらしいです。
なんでも、9月初旬に1週間降った雨が致命的だったらしく、それで収穫期に実が割れてカビが生えたんだとか。
つくづくワイン造りは農業だと感じますな。
色は、エッジまで澄んだ紫色で、いわゆるボルドーの赤の色としては薄めかも。
「厳しい年」と聞いたからそう感じるのかも知れませんが。
粘性的にもややサラリとした見た目です。
香りは、果実っぽさバリバリってんじゃなくて奥行き系、
消し炭のような雰囲気を主体に感じるベーシックなボルドーの香り。
味わいも香り同様やや軽め。渋味や甘味よりも酸味が前面に出ている味わいです。
「コレ、『登美の丘』ですか?」って感じで、なるほどこれなら和食に合わせても無理が無いですな。
ただ、これが3,000円以上と言われるとちょっとウゥッてなります。
良い年だったらもっと安価でしっかりしたボルドーが頂けるような。
やっぱり安ワイン者は「優良ヴィンテージの無名シャトーを狙え」かもです
・・・って呼んで頂いておきながら忖度無くてスミマセン。
点数 | 74点 |
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リンク | Le Haut Medoc de Lagrange 2013 3,600円 |
この赤に合わせて出されたのがこれ。
冷菜:高知より 鰹の藁焼き サラダ添え 赤玉葱のドレッシングで
今回のワインは、白1種に赤3種。それで和食に合わせるのは難しいんじゃないかと思っておったわけですが、
お造りは鰹でした。「そう来たか!」です。確かに鰹、それも表面を炙って煙たい感じに仕上がっていると、
ボルドーの赤との接点が見出せますね。
そして、サラダの中のパプリカなんかにも香りの接点があります。
「めちゃくちゃ合う」って感じでも無いんですが、なるほどなぁ、と頭で堪能できます。
名称 | Chateau Lagrange 2013 シャトー・ラグランジュ 2013 |
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生産者 | Ch. Lagrange シャトー・ラグランジュ |
価格 | (参考価格 7,350円) |
購入店 | (サントリーさんから) |
次からはこのシャトーのフラッグシップ、シャトー・ラグランジュのヴィンテージ違いを頂きます。
ちなみに道場でも、過去に2000年産、
1999年産、
1998年産と稽古しております。
以前の印象は「比較的手頃な価格で手堅い銘柄」という印象だったんですが、
最近高くなっちゃったんだよなぁ。
で、まずは上記のオー・メドックと同じで、厳しかった2013年から。
この年の品種構成はカベルネ・ソーヴィニョンが75%、メルロが21%、プティ・ヴェルドが4%。
かなり厳しい選果が必要だったそうです。
前のオー・メドックの飲み比べると、色は明らかにこちらの方が濃いですね。
この色だと「厳しい年」な印象は受けません。
香りのボリュームもたっぷりで、ベリー系の果実香と樽の香ばしさがパーッと香ります。
味わいも適度な重さで渋味甘味酸味のバランスが良くて、「良く出来たボルドーだな」という印象を受けます。
やっぱりテクノロジーの進化は凄いな。
厳しい年でも徹底した管理でここまでのワインが造れるんですな。
安ワインは「良いヴィンテージを買え!」ですが、
高級ワインは、相対的に安い「バッド・ヴィンテージを買え!」かも知れません。
点数 | 86点 |
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リンク | Chateau Lagrange 2013 7,350円 |
次なるお皿がこれ。
魚料理:石巻より 相並(あいなめ)のポワレ 江戸味噌クリームソース
魚料理ではありますが、濃厚なソースにしてワインに負けないようされている気持ちは理解できます。
でもやっぱり難しいよ、こういう白身魚にボルドーの赤は。
相性なんか考えずに純粋に料理として楽しむには十分オッケーですが。
名称 | Chateau Lagrange 2011 シャトー・ラグランジュ 2011 |
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生産者 | Ch. Lagrange シャトー・ラグランジュ |
価格 | (参考価格 8,010円) |
購入店 | (サントリーさんから) |
最後の一本もシャトー・ラグランジュ、ヴィンテージは2011年。
この年は比較的良い年だったそうです。品種構成は、カベルネ・ソーヴィニョンが62%、メルロが32%、プティ・ヴェルドが6%。
ここ10年くらいの中では最もメルロの比率が高い年だったようです。
色は、2013年よりもさらに濃くて、黒に近い紫色。
グラスの写真で判るかな・・・と思ったけどわかんないですね。
香りは、ボリュームに関しては2013年より控えめです。
なんとなく閉じているというか、ポテンシャルはあるけどそれが十分に発揮されていないような印象を受けます。
口に含むと、さすがに味わいはこちらの方が濃くて立派ですね。
タンニンのガッシリとした骨格があって、グランクリュ3級格付けの面目躍如たる味わいです。
ヴィンテージ的にはこちらの方が2年古いわけですが、飲んだ印象はこちらの方が若くてまだ開いていない、という感じでした。
今飲むなら、大き目のグラスでグルングルンぶん廻しながら飲むと良いかも知れません。
点数 | 85点 |
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リンク | Chateau Lagrange 2011 8,010円 |
メインの肉料理がコレ。
肉料理:イベリコ豚のスモークソテー 醤油を利かせたシャリアピンソース
やっぱりボルドーの赤にはこういう料理が鉄板ですな。
赤ワインベースのソースがラグランジュの奥行きにピッタリと合っている感じです。
ボリュームもあって食べ応えがある一皿でした。
最後のデザートがこれ。
甘味:マンゴープリン 小玉西瓜 キウイ
最後にさっぱりとフルーツを。
席がおとなりになったぱんだしゅりけん氏は『マンゴープリンとラグランジュ11を合わせると面白い』などとロックな発言をされていましたが、
凡人の師範は単体で頂きました。
西瓜に赤ワインを合わせてみるのも面白いかも知れません・・・っていうか、単に「面白い」だけだと想像されます。
食べ物で遊んじゃイケマセン。
・・・という感じであっという間の3時間。皆様お疲れさまでした。
師範としては、ボルドーに於けるビジネスとしてのワイン、そして農業としてのワインの一端が知れて、
大変収穫の多い会でした。サントリーの皆様ありがとうございました。
これからもピッチピチの素人目線で参加させて頂きたく期待しておりますので、
よろしくお願い申し上げます。
他参加者の記事がアップされましたらここから記事にリンクを張る予定ですので、こちらも皆様よろしくお願い申し上げますす。
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サントリーさん | シャトー・ラグランジュ特設サイト |
名称 | Cono Sur "Bicicleta" Carmenere 2016 コノ・スル "ビシクレタ" カルメネール 2016 |
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生産者 | Viña Cono Sur ビーニャ・コノ・スル |
価格 | 630円 (単品価格 732円) |
購入店 | 酒のいしかわ 楽天市場店 |
水曜日は「コノ・スル」の日。
本日のチョイスは、ビシクレタ・シリーズの赤の中では一番品質が高い(と師範が考えている)カルメネール。
この銘柄は、昨年2014年産と稽古済み。
料理は牛肉のガーリックソテー、レタスとトマトのサラダ、大根とツナのサラダです。
このシリーズに限らず、チリの造り手で複数品種の赤をリリースしている場合、
カルメネールに一番気合を入れている場合が多いように感じます。
やっぱり『オラが国の品種』という意識があるんじゃないかな?
そもそも原産地はフランスでボルドーの補助品種だったわけだけど、今や栽培されているのはほとんどチリだけだからね。
ちなみにアルゼンチン産のマルベックにも同様の気合を感じています。
色は、濃いけど透明感のある紫色。エッジまで同じトーンが続きます。
香りはブルーベリーの果実香にヨーグルトっぽいミルキーさを足したような雰囲気に、
バニラやコーヒーみたいな樽香、それに胡椒っぽいスパイシーさも感じます。
ただ、香りのボリュームは期待したほどではありません。
味わいは、チリらしい「強いワイン」を期待するとハズされるかも。
でも、スーッと口に入って来たフワーッと膨らむ感じはクラスを超えた高級感があるし、
渋味がまろやかで甘味や酸味もしっかりあって、要素的に過不足はありません。
ただ、この品種にしては酸味が勝っているのがこのヴィンテージの特徴かな?
そのあたりは好き嫌いが分かれると思います(師範は「好き」の側です)
これはピカイチ!ってな突出した感じは無いけど、安定の高品質。
やっぱりハズさないな、この銘柄&この品種。
生産量が少ないのか、コンビニとかスーパーではあまり出てなかったりするけど、
もし見かけたらカベルネ・ソーヴィニョンやメルローを差し置いて「買い」です。
点数 | 76点 |
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リンク |
Cono Sur "Bicicleta" Carmenere 732円 コノスル ビシクレタ(ヴァラエタル) シリーズ 10本セット 6,898円 コノスル ヴァラエタルシリーズ 10本セット 6,880円 (amazon) |
名称 | Reyneke Organic (White) 2013 ライネケ オーガニック (白) 2013 |
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生産者 | Reyneke Wines ライネケ・ワインズ |
価格 | 1,724円 (単品価格 2,600円) |
購入店 | ワイン商人 ドゥアッシュ |
本日の夕食は手巻き寿司。寿司種は、ヒラメの昆布締め、コチ、本マグロ、カイワレ大根、梅シソ。
ワインは、3月に買った南アフリカ産6本セットからの最後の1本。
品種は54%がソーヴィニョン・ブランで46%がセミヨンとのことだから、
ブルゴーニュ・タイプのボトルに入っているけど中身はボルドー・ブレンド。
ちなみにこの造り手の赤は以前稽古済み。
かなり好印象だったのでこの白にも期待します。
色は薄めの麦わら色。粘性は低めでサラリとしています。
香りのボリュームも中程度。
ソーヴィニョン・ブランらしいグレープフルーツのような柑橘系の香りやハーブっぽい爽やかさに、
若干ユリの花のような華やかさもありますが、総じて印象は弱めです。
これで味わいも弱いと残念確定なんだけど、そうじゃないから面白い。
甘さ控えめ酸味しっかりなバランスありがちなんだけど、
なんとなく赤ワインを想像させるような極めて特徴的なベリー系のコクがあって、
その余韻が口腔内で非常に長く続きます。
とても「味吟醸」な白ワイン。
単品価格の2,600円だと若干微妙なトコロだけど、1,000円台中盤くらいという買値相当額だと十分アリです。
香りがフルーティ過ぎない点は、相手が生魚メインの手巻き寿司というシチュエーションにバッチリ。
さすがのワイン・チョイス>師範!と自画自賛しております。
点数 | 78点 |
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リンク |
南アフリカワイン 大満足!豪華6本セット! 9,200円 Reyneke Organic White 2013 2,600円 |
名称 | Clean Skin Wines Pinot Noir 2016 クリーン・スキン・ワインズ ピノ・ノワール 2016 |
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生産者 | (Clean Skin Wines) (クリーン・スキン・ワインズ) |
価格 | 1,400円 |
購入店 | 一力商店 |
本日の夕食は豚ロースのソテー、タコとトマト&新玉ねぎ&オクラのサラダのサラダ、バゲット&チーズパン。
ワインは、先月行った蒲田の音楽ホール近くにあった「一力商店(※)」
という酒屋さんで買った
ニュージーランド産のピノ・ノワール。
このワインの名前「クリーン・スキン・ワインズ」とは、
そういう造り手ではなくて、
ワイナリーの在庫処分及びブランドの維持などの理由で生産者を伏せた状態でワインを出荷されたものみたい。
だもんでラベルは無くて(右写真は裏ラベル側)のっぺらぼう。
マールボロ―産のピノ・ノワールであること以上に細かいことは不明なワインです。
ちょっと博打的な興味があって買ってみました。
色は、ピノ・ノワールらしい赤みが強めの紫色。濃くなく薄くなくくらいの色合いです。
香りは、確かにピノ・ノワールっぽくはあるんだけど、ブルゴーニュだとかなり南のコート・ド・シャロネーズあたり、
あるいは南仏あたりの雰囲気。
アメリカンチェリーっぽい派手で明るい果実香に、グルナッシュみたいなやや青臭く野暮ったい香りがプラスされています。
樽香はほぼ感じません。
味わいは、いわゆるピノ・ノワールに期待する雰囲気からはかなり異質。
酸味のボリュームはそれなりで、若干炭酸のチリチリ感が残っています。
そして、甘さ控えめで渋味が結構カッチリで、かなり硬派な印象を受けます。
こういう売られ方だと、「もしかして中身はかなり高級なワイン?!」なんて期待するじゃないですか。
ところがどっこい世の中そんなに甘くは無くて、1,400円だと妥当かちょっと損したくらいの内容でした。
やっぱり師範は博打には向かないな。真面目で地道が一番です。
(※)保土ヶ谷の「一力酒店」はここの暖簾分け、とのこと。
点数 | 68点 |
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