門下生の活動も非常に活発である。
2001年報告分 | 2000年報告分 | 1999年報告分 | 1997/1998年報告分 |
Fabre Montmayou Malbec/1994
ファーブル モンマヨー マルベック
生産地:アルゼンチン 師範も批評をしているジバランで評価の高かったりするアルゼンチンもの。 他人の評価と自分の評価を試したりするいい機会だったりして。
色は青みが強い青紫っまではいかないくらいの紫。香りはカシス系赤果実の甘味、
蒸れた麻にアルコールを含ませたような強さ、
そしてクリーミー感を感じるカラメルのような舌にまとわりつく甘さ感。
そして、味のほうは酸味と甘さ中心で、渋さと舌に引っかかる感じが入ってる。 |
---師範より---
またまたのご報告、ありがとうございます。
この造り手のワイン、数種類飲んでますが、あいにく最廉価版のこれは飲んだことありません。
安ワイン道場師範としてはちょっと手抜かりアリですな。
今後は奢った精神を反省し「隗より始めよ」の精神で参ります。
ともあれご報告ありがとうございました。
GIGONDAS 1997
Domaine de cayron(スペルはちょっと怪しいかもしれません) 2,980円 (プランタン銀座店)
とてもおいしかったです。 |
---師範より---
再度のご報告、ありがとうございます。
"ジゴンダス"って、名前からして野太そうなワインですね。
師範が過去飲んだやつだと、野太さの一歩手前でスットボケ系のワインが多かったんですけど、
2,980円も出せば結構良いのにアタる、ってことですね。
ともあれご報告ありがとうございました。
El Chergui Cabernet Sauvignon/1999
エル・チェルギ カベルネソーヴィニョン
生産地:モロッコ
珍しいモロッコ産の赤。それもフライングワインメーカー ヒュー・ライマンが絡んだもの。 |
---師範より---
毎度のご報告、ありがとうございます。
「ヒュー・ライマン」氏がどういう方か存じ上げませんが、
850円でそこそこ美味いワインを造るんであれば大したもんですな。
モロッコのワインは"Domaine de Sahari"というあまりにもそのまんまな名前のワインを
飲んだことがありますが、そこそこイケた記憶があります。
また安ウマご推薦のワインに出会われましたら、ご報告よろしくであります。
ドメーヌ・ド・テューリー ブラン 1998
ドメーヌドテューリー 690円 (カーヴ・ド・リラックス) フランス コート・ド・ガスコーニュ
すごくおいしいです。典型的なシャルドネを使用したワインとは対極にあるワイン。
偉大な複雑さはありませんが,抜栓すると香の良さにびっくり,
酸味のキレがよくあっという間に一本飲めてしまいました。 |
オリオル・ロッセール キュベ・エスペシアル N.V.
980円 (カーヴ・ド・リラックス) スペイン カバ
スペインのカバは果実味はあるものの,
泡が粗いとか今ひとつ洗練されていないイメージがありますが,
これはそこそこ泡もきめ細かく(シャンパンとはレベルが違いますが),
イースト香というかなんというか,シャンパン特有の香りもあっておいしかったです。 |
---師範より---
ご入門ありがとうございます。
どちらのワインも3桁価格、安ワイン者として最も重要視すべき価格帯でのご報告はさすがです。
オリオル・ロッセールは、以前ロゼと稽古しておりますが、
「使える泡モノ」という印象がありますね。この価格帯でヘタなものにあたるとやけに苦かったりしますから。
ドメーヌ・ド・テューリーの方は、690円で美味いんであれば是非稽古!であります。
それでは、今後ともご精進のほどよろしくお願い申し上げます。
Bourgogne Aligote 1996 Michel Lafarge
1700円後半くらい
きれいな薄い金色。まずヴァニラのような、木の根っこのような香り。
以前に飲んだ、ラモネのシャサーニュを思い出す。
アリゴテでもこんな香りするんだ~ と思いつつ、口に含む。
酸と苦み?、全体のバランスが良い。アリゴテに抱いていたちょっと
荒っぽい感じも無く、適度な厚みもあり、いい感じ。
一緒の売場にあったヴィレンヌのアリゴテのほうにしなくて良かった? |
---師範より---
こちらもお久しぶりのご報告、ありがとうございます。
ブルゴーニュのアリゴテって、安ワイン者にも買える値付けのものが多いにもかかわらず、
酸味の向こうに高級ワインの片鱗を垣間見ることが出来たりして楽しかったりしますね。
「"ラモネのシャサーニュ"と言われてもそんな高級品は師範には想像つきかねますが…」
と書こうと思ったら、実はバチアタリにも飲んでおります。
2,000円以下であの香りがするんだったら大万歳ですな。
というわけで、今後ともよろしくお願い致します。
Nederburg Caberbet Sauvignon 1994
2000円弱
去年買ったときは一本約80ランド=当時2000円弱。
でも、これはマグナムボトルなんです。1.5リットル!
さて、味は!
追伸: |
---師範より---
お久しぶりのご報告、ありがとうございます。
南アフリカでもヴィンテージごとの善し悪しとかあるんですね。
だいたいからして新大陸産のワインはあんまりそういう差は無いもんだと思ってました。
そういえば最近南アフリカのワインって飲んでませんけど、今度購入する際には「1996は避けるべし」
を肝に銘じておきます。
ともあれ、今後ともよろしくご指導をお願いします。
le jaja de jau cabernet-merlot/1997
ジャジャ・ド・ジョー カベルネ-メルロー
生産地:フランス
某、ネット上では売れているらしい、ラベルが個人的に好みなフランスの赤。 |
le jaja de jau syrah-grunache/1997
ジャジャ・ド・ジョー シラー-グルナッシュ
生産地:フランス
カベルネ-メルロー同様、色はやはり、普通目の紫。
香りはちょっとひねって蒸れた布+お香とかイグサのような、
ちょっと畏まったような感じが織り成す、けっこうパンチのある匂い。
酸味中心で少々舌ピリ感があり、香り要素と相まって口中にジャジャの主張の渦が巻いてるよう。 |
---師範より---
再度のご報告、ありがとうございます。
ご報告の「ジャジャ・ド・ジョー」、聞いたことはありますけど飲んだことはありません。
『宍戸錠みたーい』ってみんなに言われてるであろう、
その名前の面白さ/ワインらしくなさがかえって評判を押し上げているのかもですね。
ともあれご報告ありがとうございました。参考にさせて頂きます。
CHATEAU DE LA TOUR 1996
生産地:フランス
買う時に、普通に棚に並んでたものをピピッときて買ったら、
後日、別の店で3000円で売ってたという激安品。 |
---師範より---
ご入門ありがとうございます。
ご報告のワイン、やっぱり「なんちゃって名醸」ワインではないでしょうか?
"GRAND VIN DE BORDEAUX"とかは安モノの方がこれ見よがしに書いてあることが多いですし、
「なんとなくラトゥール」な名前のワインってホント多いですし。
で、その手のイカチンものは大抵ハズすんですけど、そこそこ買い値相応の内容だったのは幸いでした。
(同じような例で、師範も以前シャトー・ムートンを飲んでおります)
名前はどうあれ内容勝負!、これが安ワイン道場の掟でありますので、
今後ともご精進の程よろしくお願い申し上げます。
TIO PEPE Fino Muy Seco
生産者 Gonzalez Byass
超有名銘柄で、どこの酒屋に行っても必ずといっていいほど置いてあるのですが、
飲んだことがありませんでした。
香りが独特で、
中華スパイスのような薬っぽい香りや
たんぼで干した藁を脱穀機まで運ぶときのような香りがしますので
苦手な方も多いかと思いますが、慣れるとそれが恋しくて、
熟成感のあるたっぷりとした旨味と長い余韻に誘われて、
もう少し、と注いでしまいます。 |
---師範より---
毎度のご報告、痛み入りましてございます。
門下生報告で、酒精強化ワインのご推薦は初めてかもしれません。
確かにご報告いただいたティオぺぺのシェリーは、ちょっとまともな酒屋なら必ず見かけますね。
森羅万象何にでも合うってこと(ですね?)なんで、早速稽古してみることとします。
ともあれご報告ありがとうございました。
(1) MONTES CHARDONNAY 1997 OAK BARREL FERMENTED 購入価格\1,200 (2) MONTES CABERNET SAUVIGNON 1996 購入価格\1,200 (3) LOS VASCOS CABERNET SAUVIGNON 1998 購入価格\1,200 (4) LOS VASCOS CHARDONNAY 1999 購入価格\1,000 (5) CONO SUR 20BARREL PINOT NOIR 1998 購入価格\1,500 (6) CONO SUR 20BARREL MERLOT 1999 購入価格\1,500 さて今回は、チリ特集です。
(1)と(2)は、有名なモンテス・アルファではなく、その下級品。
(2)は、ボルドーと間違えそうな深く複雑な香りで、堂々たるもの。
酸が豊かで、甘味は弱いほう。タンニンもきめ細かい。
チリカベにしては信じられないくらい上品なもので、
とても満足した1本です。
(3)と(4)は、やはり有名なロス・ヴァスコス。
(4)は、オレンジやりんごのほか、トロピカルフルーツ的な甘い香りが混在。
酸のアタックが強く、その後広がる甘味も強い。
全体としては酸が優っており、引き締まった印象。
ブルゴーニュ南部のマコンなどに似ており、
私はこれを「チリゴーニュ」と名付けたいと思います。
(5)と(6)はとにかく濃いことで知られる20バレルシリーズです。
(6)は、濃く、かつ輝きのあるガーネットで、足は長い。
黒っぽい香りで、味わいは甘味が主体。
酸もかなり強いが、先の丸い感じ。99年ということで、
まだかなり若く、落ち着きがない。
余韻はそれほど長くないが、後に残る甘味が気になる。
正直なところ、「くどい」という印象を残すワインです。
「もういちど飲みたいか」という観点で評価すると、 |
---師範より---
再度のご報告、それもきちんとまとまった形で頂き恐縮であります。
ご報告の通り、確かにチリのワインは安くて美味いものが多いですね。
持ち前のパワフルさゆえ、夏場にはどーも手が伸びない感じもあるんですが、
だんだん涼しくなるこれからの季節、安ワイン者としては必須アイテムであります。
特に、師範は過去チリ産のピノでこれは!と思うものに当たったことがないので、
(5)のワインは要チェックですね。
ともあれご報告ありがとうございました。
BONNE MARES Grand Cru 1993 Antoine Chatelet(Negociant-Eleveur) ボンヌ・マール グラン・クリュ / アントワーヌ・シャトレ (Bourgogne地方、Cote de Nuits地区、Chambolle-Musigny村、AC:BONNE MARES) tasting年月:1997-12 / 購入価格\2,300
濃い目の美しいルビー色。香りは、コニャックのような芳醇なアルコール感と、
水彩絵の具やセルロイドのような香りも混じる。
口当たりは深い甘味、角のとれた酸味、ビロードのような渋味が三位一体となった品のよさ。
強い刺激はまるでないが、余韻はとても長い。
極めて心地よいタンニンが体にしみわたるようである。 |
GOLD MELODIE CHARDONNAY Cuvee Prestige 1996 Vin de Pays d'Oc ゴールド・メロディ シャルドネ キュヴェ・プレスティージュ / ヴァン・ド・ペイ・ドック tasting年月:1999-02 / 購入価格\850 かなり濃い黄金色。粘着性も強い。香りは、りんご、パイン、バニラに バターっぽいニュアンスも混じり、ほのかに樽香もある。 きわめてなめらかな口当たり。ねっとりと甘いが、くどさはない。 重厚で余韻もとても長いが、後味に嫌味はない。 |
KOBE WINE SPECIAL(赤) (N.V.) (財)神戸市園芸振興基金協会 神戸ワイナリー tasting年月:1999-08 / 購入価格\1,170
極めて淡いルビー色。香りは、初めふくよかな黒っぽいメルロー的で、
時間とともにタバコのようなスモーキーなノートが際立つ。
とても繊細な口当たりで、すっとのどに入ってゆく。
ふくらみはないが、きめ細かなタンニンがアクセントとなって、何ともいえぬ上品さ。
神戸チーズ(カマンベール)とのマリアージュは特筆もの。
赤ワインとチーズの組み合わせとは思えぬ繊細さで、これぞ日本の味といった風情。 |
GATO BLANCO CHARDONNAY 1997 Vina San Pedro ガトー・ブランコ シャルドネ / ヴィーニャ・サンペドロ チリ、Lontue Valley tasting年月:1998-02 / 購入価格\850 色は淡い麦わら色。香りは蜜の多いりんご、パイナップル、 その他トロピカルフルーツのような甘い香り。 酸のアタックは強くなく、すぐに甘味が支配する。 余韻は長めだが、すっきりとした後味。 この価格にして、かなり厚みのある、骨太のボリューム感に驚かされる。 口当たりの滑らかさと、嫌味のない甘味の充実感は抜群である。 |
GIGONDAS 1994 E.Guigal ジゴンダス / E.ギガル (Cotes du Rhone地方、AC:GIGONDAS) tasting年月:1997-09 / 購入価格\2,000
黒味がかっているが透過性の高い色。接着剤のようにつんとくる香りの中に、
花のような華やかさもある。
強い甘味としっかりした渋味を感じる。
酸味は主に喉の奥で感じるが、非常に上品。
力強いがバランスがよく、心地よい深みもある。
凝縮された果実味がすばらしく、陽気な印象のワインである。 |
---師範より---
ご入門ありがとうございます。
ブルゴーニュの特級畑あり新大陸あり国産ありの"なんでもあり"攻撃、さすがであります。
内容的にも(ご職業柄か)きっちり鑑定されてあり、師範も脱帽、でございます。
貴道場の今後ますますのご発展をお祈りしつつ、
今後ともご精進のほど、よろしくお願いいたします。
PLENIO Verdichio dei Castelli di Jesi Classico Riserva 1996 94sek (1,000円ちょっと?)
まずは白は PLENIO Verdichio dei Castelli di Jesi Classico Riserva 1996 (Italy Marche) です。 |
Chateau Soudars 1996 (France Haut-Medoc) 179sek (2,000円くらい?)
赤の方は Chateau Soudars 1996 (France Haut-Medoc) です。 |
---師範より---
北欧の国スウェーデンからのご報告、ありがとうございます。
スウェーデンのワイン事情がちょっぴり分かるような気がして楽しめるご報告、痛み入ります。
こっちで見かけないワインばかりなんで値段の勘ドコロがわかんないんですけど、
やっぱり日本よりは安いんですかね?
お奨めの赤、「お、シャトー・スータール(Ch. Soutard)か? それなら飲んだことあるぞ!」
と思ったんですが、別物のようですね。スータールが2,000円くらいならメチャ安いんですけど。
それでは、またのご報告をお待ちいたしております。
GAVI di GAVI 1997
メーカー:Costa del Poggio(コスタ・デル・ポジョ)
いつも利用する近所の酒屋で赤札特価でした。1日では飲みきれなかったので2日に分けました。
献立は 初日のオリーブオイル焼きは、盛り合わせのマグロが解凍モノであまりにも不味く、 苦肉の策で登場しました。ちょっと唐突なのはそんな理由です。 味のしっかりしたワインでした。立ち昇る香りも爽やか、辛口で飲み続けてもくどくならず、 最後まで楽しみました。値段にしては上出来のワイン。2日目も、味はほとんど変わらず。 夏はやっぱり、キンキンに冷やした白よねー。 これで発泡したら、さぞやおいしいスパークリングになる!う~、飲みたい! と、ひとり盛り上がりを致しました。
Dom Chevallier (Brut) |
メーカー:CARTE NOIR
これは、ウチの定番です。すごく好きなのに、今までのところ、
「酒のドンキー・関内店」でしかお目にかかったことがありません。
関内に荷物を持てる状態で行った時にしか買えないのが難点。 という感じでした。 |
---師範より---
再度のご報告、それもかなりお手頃価格帯へのシフト、ありがとうございます。
ピエモンテ産の白、青いレモンをかじるようなギリッとした雰囲気が、
なんとも硬派な感じがして好きであります。
下手に媚びを売ったようなウスラ甘いやつはすぐに飲み飽きますから。
スペイン産の泡モノは、値段的にお手頃ゆえ比較的飲んだりするんですが、
なんとも言えない田舎臭さというかエグミがあるものも結構あったりして、
銘柄を選ぶ必要がありますね。
ともあれご報告ありがとうございました。またよろしくであります。
CHATEAU DE FOUQUET 1995
(Antione Moueix & Fils)
晩御飯のお供にしました。献立は、鶏ハンバーグ、卵豆腐、
じゃこおろしなどいたって和風。献立との相性はまずまずでした。
比較的キリッとした味わい。
酸っぱいのはあまり好みではないので、ワタクシには「当たり」のワインです。
(一晩おいた今日は、ちょっと酸っぱさが増して悔しい) |
---師範より---
ご入門ありがとうございます。
2,000円以上も出して「無難」という評価、師範だったらもっと辛口かもです。
でも、「じゃこおろし」と合わせてまずまず、ってのはヒットですね。
いわゆる魚の生臭みが感じられる食材とワインって、
ナンダカンダ言ってもあんまり合わない場合が多いように感じますから。
ボルドーの白、道場的には結構登場回数が少ないアイテムですが、
この暑い夏にトライしてみたくなりました。ご報告ありがとうございました。
MOSCATO D'ASTI 1998
生産者 Vietti
うむむう~
料理はカジキのグリル。
付け合わせはオリーブオイルとにんにくで炒めた小松菜。
そしてなぜかモズク。デザートに立派なアメリカンチェリー。
暑っついし、やっぱ白やね、とか風呂上りに言いながら
冷蔵庫開けたんですが・・・。冷えた白ワインが2本しかありません。
一本は前報のMACULAN のBLEGANZE PINO BIANCO。
ん~!これはよさそうなんだけど、違うのにしてみよっかなっ!
っと選んだのがこれでありました。
「ポンッ!!」 グラスからは、あまくて濃いりんごのような香りがしました。 飲んでみると、ごくごく飲めてしまいます。 あ、あまい・・・。 エチケットを見ると、アルコール度数は5.5%・・・。 カジキとはちょっと・・・。小松菜ともちょっと・・・。 モズク!、健闘はみとめよう・・・。 そして、あ~アメリカンチェリーとは抜群の相性なのでした。 結論として、よっっく冷やして、デザートのお供に! |
---師範より---
毎度のご報告、ありがとうございます。
モスカート・ダスティ、師範も聞いたことはあるんですけど稽古したことは無いワインです。
アルコール度数が10%を切るワインって、(ドイツ産も含め)なんだか購入意欲が湧かないんですよね。
ケチ臭いようですが、購入時のアルコール度数チェックは「安ワインの探検家」たる者の自衛手段であります。
ともあれご報告ありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。
1)AC Bourgogne Passetoutgrain 1997 (Jayer-Gilles) \1,700 2)AC Bourgogne "Cuvee de Pressonnier" 1996 (Joseph Roty) \1,700 3)AC Bourgogne Pinot Noir 1997 (Nicolas Potel) \1,800 4)AC Bourgogne 1997 (Hubert Lignier) \2,100 5)AC Bourgogne 1997 (G. Roumier) \2,200 6)AC Bourgogne 1998 (Claude Dugat) \2,700 今年の2Qは、「エントリークラスのブルゴーニュ」をテーマに、 ACブルゴーニュやら、パストゥグランやらを飲み比べてみました。 飲んだ期間が3カ月ぐらいに渡っていますのであまり比較にはなっていないかも知れませんが…。 ともあれ、飲んだ中でお勧めのワインがいくつかありましたので、報告致します。 結論から前に申し上げますと、1, 3 番を除けばすべてお勧めです。 AC Bourgogne クラスというのは、正直いって難しい(はずれを引く事が多い) と思っていたのですが、その期待を良い意味で裏切られました。 個別のコメントはこんな感じです。
1) は、シンプルだがおいしいワイン。同じものの1996は、樽を効かせた、
がちがちの作りだったのに対して、こちらはやや軟らかいです。 2,4,5,6番のワインは、正直いって想像以上でした。 作り手としても評判の良いところを選んでいますが、 この値段でも結構おいしいピノ・ノワールが飲めるという事がわかっただけでも収穫でした。
全体を通して思ったのは、 というところでしょうか。 |
ご入門ありがとうございます。
名門造り手のACブルゴーニュクラスばかりを一気に6本、なかなか壮観ですね。
師範にとっても大変参考になりますし、読者な方にも有益と思える情報、嬉しい限りであります。
コメントを拝見しますと、師範的には5)のジョルジュ・ルーミエに惹かれます。
この造り手は飲んだこと無いですし、「滑らかな舌触りと喉越し」って、なんとも美味そうですから。
ともあれご報告ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
キャンティ・クラシコ 1997 (demi)
(カステロ・ディ・ランポーラ)
カステロ・ディ・ランポーラはVDT「サンマルコ」でも有名なキャンテイ・クラシコの作り手。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
さすがは"ワインエキスパート"の肩書きをお持ちの方のコメント、ソムリエさんも真っ青ですね。
ブルーベリーのジャム、黒コショウ:わかる気がします。
黒オリーブ:わかりません。
モカ:コーヒーの"モカ"でしょうか? "キリマンジャロ"とか"マンデリン"とかとはやっぱりちょっと違うんでしょうか?
なんてな程度の感覚器/知識しか持ちあわせてない師範ですので、思わず文字の上を視線がカラ滑りしてしまいます。
ってなことは置いといて、渡辺さんのサイトの充実ぶりは破竹の勢いですね。
ワインの感想もさることながら、独特な視点のコラムが面白く、
更新頻度が高いこともあって師範のマイブーム・ページであります。
というわけで、今後ともよろしくお願い申し上げます。
Laforet 1998
AC Macon Villages
渋谷の東急デパートの地下で試飲させてもらい、
いつも、だいたい飲んで「ふーん」といって通りすぎるのですが、
このワインは「あれ!?」という感じで、買ってしまいました。 |
---師範より---
2年半ぶりのご報告、ありがとうございます。
ジョセフ・ドルーアンの"ラフォーレ"シリーズって、
過去ACブルゴーニュの白と赤を飲んでいるようで、
特に白には堅実な印象があるようです(昔の記録なんで、ひとごとのような言い様になってしまいますが)。
ACブルゴーニュより高級なマコン・ヴィラージュがそのお値段、かつ美味しいのであれば、
是非チェックしてみたいですね。
ご報告ありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。
LE BOMBARDE CANNONAU DI SARDEGNA 1996
メーカー:S.MARIA LA PALMA
サルジニアのDOCワイン。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。それもラベル写真付き、痛み入りましてございます。
CANNNONAU、師範も知らない品種です。
イタリアにはまだまだあまり知られてない品種や造り手がいっぱいありそうですね。
夏向きの赤、これからの季節良いかもです。
それでは、今後ともよろしくお願い致します。
Ch.de Montfaucon "Baron Lois" 1997
ACコート・デュ・ローヌ 詳細は「ワイナート・冬」34頁に出ております。 この記事では本邦未輸入となってますが、そこはそれ、 酒屋のツテで仕入れましたよ~。 日本で120本しかないワインです。これが美味しいかったね。入れてヨカッタ! 友人の酒屋と分けたんですが、97はもうあと僅か。 と、思ったら師範も良くご存知のサンタムールから連絡が在りました。 このワインの98VTを輸入しようとおもうんだけどかっさはらさんだったら知ってるんでしょ?、、って。 う~ん、さすがカツミ商会。安ワインの嗅覚は鋭いです。 ついでに希望価格の設定までさせられました。¥2000です。 ローヌ、ことにコート・デュ・ローヌ基準ではスカも多々ありますが、 これはローヌワインとはいえエレガント指向の類なき逸品です。 グルナッシュ主体のワインですが、 このワインと比較できるCDRはボーカステル・クリュ・ド・クードレ位なものでしょう。 (同じ価格帯で) 我が家の今の所のBest CDRですね。 |
---師範より---
ひさびさのご報告、ありがとうございます。
不勉強な(というか、勉強する気すら無い)師範ゆえ、
「ワイナート」なる本がなんなのか判りかねますが、
話題のワイン、って感じなんですかね。
そのような美味いワインであれば、安ワイン者を救済するためにも、
希望価格の設定は極力お安くされることを心より願って止みません。
ともあれご報告ありがとうございました。
今後も「業界ちょっとウラネタ」的ご報告、楽しみにお待ち申し上げております。
Pouilly-Fuisse 1995
生産者 CHATEAU FUISSE ううむ。今、ちょっと重力がある地球儀を用意したと想像して下さい。 そして、地球上の安シャルドネを生産している国の上に「だるま落とし」を設置したと考えます。 あの、付属の木製ハンマーでハードチーズの塊状の積み木をスコン、スコンと打ち抜いていくおもちゃです。
カリフォルニアやオーストラリアに設置してあるものを叩いてみます。
どれか一つか二つの要素を示す積み木が「スコーン!」という高らかな音と共に抜けていきます。
そして、久しぶりにブルゴーニュはピュイフュイッセを叩いてみましょう。
全積み木が一打で、軽やかに抜けていきました。だるまは真下のブルゴーニュにストンと着地し、
決して南半球の方に転がっていくことはありません。 |
---師範より---
毎度のご報告、ありがとうございます。
非常に韻文的かつ形而上学的な文章ゆえ、
小学生級文章読解能力の師範としてはかなり咀嚼に難渋するところではありますが、
要は「このブルゴーニュはバランスとれてて美味いぞ!」ってなところでしょうか。
冷えた白に手が伸びるこの季節、
ガチャガチャした感じや厚化粧感の無い本家ブルゴーニュのシャルドネ、良いかもですね。
Castel Pujol (Tannat del Museo 1993) 88sek (1,000円ちょっと) 白夜とオーロラの国スウェーデン在住のドクターKです。 はるかかなたからいつも楽しく安ワイン道場日誌を読ませてもらっています。 ワインを稽古し始めて半年あまりの素人の私ですが、 先日、面白いワインを見つけましたので今回門下生として報告させていただきます。
面白いワインとは |
---師範より---
はるばる北欧よりのご入門、ありがとうございます。
ウルグアイのワイン、未だ飲んだことはありませんが、
新興国のワイン輸入に貪欲な日本ですから、もしかしたらあるかもしれません。
ウルグアイといえばチリにもアルゼンチンにも近い国ですから、
案外安くて高品質なワインがあるのかもですね。
ともあれ、遠方ではありますが今後ともよろしくお願い申し上げます。
La Chapelle de Lafon-Rochet 1994 \2,200
1St-Estephe のグランヴァン,Chateau Lafon-Rochet のセカンドです。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
サンテステフのワインって、埃っぽいようなイガらっぽいような、
新大陸とかには無いボルドーらしさを凝縮しました、みたいな感じが良いですよね。
この値段で買える良質サンテステフ、要チェックであります。
Pine Ridge Cabernet Sauvignon 1997 Rutherford
価格:18ドルくらいでした(やまやでは2980円で売っているらしい) これはおいしいし,日本でもリーズナブルな価格で売っています(定価は26ドルです)。 安ワインというにはちょっときびしいところですが一応3000円以下には入っています。 複数の方から,これはおいしかったという報告をもらっています。 このワインの味を一口でいうと「ふくよか」。果実味が口の中に広がります。 タンニンもしっかりとあるのですが,渋みを感じるというより, ふくよかさをただのブドウジュースにしないためのベースになっているといったほうがしっくりきます。 Rutherford Dustと呼ばれるこのAVA独特の土っぽさはあまり感じず,すいすい飲めてしまうワインです。 普段あまりワインを飲まない人にも大好評。 このワイナリのCabernet SauvignonにはほかにHowell MountainやStags Leap Districtといった40ドルクラスのものがあるのですが, 「今飲むのならこれが一番」といわれて買って正解でした。 |
---師範より---
ご入門ありがとうございます。
カリフォルニアワインの玄関口の管理人さんたるAndy殿のお薦めとあれば、
間違いなく美味そうですね。2,980円、師範にとってはちょいと
勇気の要るお値段ではありますが、機会があったら稽古してみます。
(それにしても、米国で定価26ドル、日本で2,980円とのこと、意外と内外価格差って無いんですね)
それでは、今後ともよろしくお願い申し上げます。
DOMAINE DE ROALLY 1995
産地:MACON-VIRE
かなり強いトロピカル系の感じです。ちょっと甘味もあって飲みやすいです。
でも濃いです。ほんとうにおいしかったです。 |
サンタカロリーナ・カベルネソービニヨン・グランレゼルヴァ 1996
産地:チリ マイポヴァレー 一番高いのは、レゼルヴァ・デ・ファミリアというクラスらしいですが、 こっちの方が堅くなくまろやかでおいしいです。 同じ価格帯のボルドーにはぜったい負けないぞって言う感じです。 二回飲んでるので自信を持ってお奨めいたします。 |
ルーウィンエステート リースリング 1997
産地:オーストラリア
特別おいしいと思ったわけではないのですが、有名な作り手なので一回飲んでみたいと思い買ってみました。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
ご報告頂いた中で、サンタ・カロリーナだけは1995と稽古済みですね。
田舎のオッチャン達が「ホレ、大サービスだ!」ってな具合で造ってそうな、
どっしり重くみっちり濃い、チリの典型みたいなワインですね。
比較的入手が容易みたいですから、そういうのが飲みたい時はとても重宝だと思います。
ともあれご報告ありがとうございました。
Breganze di Breganze Pino Bianco 1998
生産者 MACULAN
メロンだね~メロン。食べたいなあ~メロン。 で、もう一本買うか、と問われれば、 冷蔵庫に常に冷やしておきたい白リストの小結的な位置づけと 答えましょうか。 |
---師範より---
毎度のご報告ありがとうございます。
白って、ドッシリコッテリなものより、
サッパリ軽快だけどもイロイロと軽いジャブを繰り出して来るもののほうが使いやすいですよね。
赤だとどうしてもお高いワインに軍配を上げざるを得ない場合が多いんですけど、
白の場合安ワインの方がメリット多し、ってな場合もあって、
白が飲みたくなるこれからの季節、ナイスな白情報大助かりであります。
それでは、今後ともよろしくお願い申し上げます。
SHIRAZ 1997
メーカー:PETER LEHMANN 香りがけっこう強烈で、果実の甘味をしっかり感じます。 味は香り同様、チョコレートのような甘味とコクがあって、酸味も程良くバランスもグッドです。 イケてる味です。でも、ちょっと単純な味構成で、一本調子でしょうか? |
CHARDONNAY 1997
メーカー:VIU MANENT |
---師範より---
ご入門ありがとうございます。
ピーター・レーマンの赤は、
カベルネであれば稽古経験があって、なかなか好印象でありました。オーストラリアと言えばシラーズ、
一度稽古すべきワインですね。
チリの方の造り手は初めて目にします。今度気を付けて探してみます。
1999 Shingle Peak Sauvignon Blanc
(Marborough, NZ) NZのソービニヨンブラン特有のハーブとミネラル感。 柔らかな白い花の香り。非常に口当たりが良く、 始めの一杯から中盤まで、しっかりと楽しめます。 私はケースで買い込みました:-)。 |
---師範より---
御入門ありがとうございます。
ニュージーランドの白ワイン、師範は未経験であります。
『始めの一杯から中盤まで』は楽しめるとのことですが、後半がどうなのか気になるところです。
まぁケースで買い込まれるくらいですからそれも含めて美味しいんでしょうけど。
ともあれご報告ありがとうございました。見つけたら稽古してみます。
Montepulciano d'Abruzzo 1997
CITRA VINI 決して濃くありませんが酸味は丸っこく口当たりが柔らかで膨らむ感じです。 香りは樽香が結構あってこの値段でこの味わい(どっかのCMみたいだけど...) は儲けものです。人に喩えるとちょっと太目の人懐こい田舎の女子高生(茶髪、ルーズソックス不可) 。。。カナ(偏見御免) |
Montepulciano d'Abruzzo "POGGIO VARANO" 1996
PIERO CORNACCHIA
樹齢60年の葡萄樹を使って栽培している畑で、フレンチオークを輸入し、
1年かけて熟成させています。香りは閉じ気味でしたがクリーミーな樽香が感じられました。
味は果実味主体で噛み応えがありました。 |
Montepulciano d'Abruzzo "RUBINO" 1996
CANTINA TOLLO いびつなボトルの形がかわいい。温泉、埃っぽいそして甘い香り、 味は酸、タンニンのバランスがいいです。アルコール13.5%とパワフル。 |
Montepulciano d'Abruzzo "FARNETO VALLEY" 1998
FARNESE
ファルネーゼの社長カミッロ氏いわく
『まず品質が 第一、次に外観、最後が値段の順に気を付けている』とのこと。 |
Montepulciano d'Abruzzo "OPIS" 1995
FARNESE
ファルネーゼの数量限定ワインで入荷量は極わずか。
50%は大樽で10ヶ月、残り50%はオーク樽で8ヶ月熟成させています。
そのオーク樽は、フレンチオークの新樽(100%)と、アメリカンオークの
新樽と1年使用樽(各50%ずつ)を 合わせて使っているそうです。 |
Montepulciano d'Abruzzo 1996
SALVALAI 重たくて甘い樽の香。味は果実味がありコクもありました。 ただ開けてから2時間ほど経つと酸味がでてきて飽きてしまいました。 1人で1本は要らないかな。2人で1本が丁度、美味しくいただける量だと思います。でもCPは高いです。 |
Montepulciano d'Abruzzo "CASTELLO VECCHIO" 1996
FARNESE バリック・エイジド(小樽で熟成)なんて書いてあります。 今まで飲んだモンテプルチアーノ・ダブルッツォのなかではトップクラスでした。 ベリー系の甘い香りやインクの香りがしました。 ちょっと若かった様な気がしましたが、 この手のワイン特有の果実味に加えタンニンと酸のバランスが良かったと思います。 アフターはほとんど感じられませんでしたがこの作り手、ファルネーゼは好印象です。 |
Montepulciano d'Abruzzo "MEDITERRANEUM" 1996 \925 ラベルはシチリア島を中心に描かれている古い地図。 香りは抜栓直後に濃いベリー系、タバコの香り。 その後、香りはス~っと消えていきました。色は濃いルビー色。味はまあまあ。 コクは殆どなく果実味あって酸、タンニン少な目。時間とともに渋みが出てきました。 でもデイリーにはもってこいです。 |
---師範より---
ご入門&一度に8本ものご報告、ありがとうございます。
それもモンテプルツィアーノ・ダブルッツォばっかり、大変な気合の入れ様に畏敬の念さえ抱いております。
師範が飲んだことあるのはMEDITERRANEUMくらいかなぁ
(師範の飲んだリストは「出身地別名鑑」のイタリアの部分を参照下さい)
9種ほど飲んでるですけど、確かに安イタリアに有りがちな"へらへら~"っとした感じのワインが少なくて、
楽しめるワインが多いDOCですね。門下生からのご報告もよく頂くDOCです。
それでは、今後ともよろしくお願い申し上げます。
Poggio Varano 1997
作り手:バローネコルナッキオ
ぜんたいに果実味が豊かなワイン。
かなり濃度の高い果汁は、まるでかめそうなほど。 |
---師範より---
毎度のご報告ありがとうございます。
Barone Cornacchiaのモンテプルツィアーノ・ダブルッツォは、師範も過去2銘柄
(これとこれ)
ほど飲んでおります。確かに美味いですね。
で、若干苦言を呈させて頂きます。『もう少しおいて飲んでもうまい』と書かれてますが、
なぜ"もう少し置いて"飲んだわけでもないのにそう断言できるのでしょう?
当道場では「今、自分がこれを飲んでこう感じた」という事実以外は信用いたしません。
いろいろとワインの飲まれておられるとは思いますが、もう一度初心に帰って
「安ワイン者とはなんたるか」を再考されることを期待いたします。
コルテ・レアル カベルネソービニヨン&テンプラニーヨ 1992 スペイン>ティエラ・デ・バロス地方 赤 2180円(信濃屋代田店)
ラベルがなんだか土産物みたいな「こけおどし」感がありますが、味はなかなかです。 |
ハロコ・レゼルバ 1993(ボデガス・メディナ) スペイン>エクストゥレ・マドゥーラ州 赤 1880円 (信濃屋代田店)
このワイン、格付けは「VIno de la Tierra(地酒)」でラベルはコルク製という個性派です。 |
カルメン・レゼルバ 1997 カベルネソーヴィニヨン (もしくはメルロー) チリ>マイポヴァレー 赤 980円(やまや各店)
師範も以前飲まれているようですが、私がデイリーワインとして家に常備している銘柄です。 |
---師範より---
御入門ありがとうございます。
渡辺さんのサイトを拝見しますと、猛烈な勢いで高いの安いの飲み倒しておられるご様子、
敬服いたしております。
ご推薦の3本中2本がスペインのマイナー産地のものですが、
確かにそこらへんは値段の割に良いモノというか、
ヒトクセはあるけど妙に美味いワインがありますね。
それでは今後ともよろしくお願い致します。
Salento Chardonnay Stria 1995
生産者 Cosimo Taurino
1日目:ほうれん草ときのこと豚肉のカレー(昨日の残り)
2日目:ブロッコリと生クリームソースのパスタ ということで、買いだめするほどではないけど、食事のお供に、という感じで、 樽香が好きな方は抜栓直後に、そうでない方はデカンタしてしばらくしてから 飲まれてもよいのではないかと思います。妙に写実的な葡萄の房の絵が目印です。 |
---師範より---
たびたびのご報告、恐れ入ります。
なんだかお二人で楽しそうに飲んでいらっしゃるようで、羨ましい限りであります。
あ、道場が楽しくなさそうに飲んでいるってわけじゃないんですけど、
うちの場合、この手の"ワイン者的会話"は師範一人でブツブツとなされている、というのが現実ですから。
ともあれご推薦の白、機会があったら稽古してみます。
SERENELLA ESTATE 1996 SHIRAZ
生産者 ジェームスエステート
最初グラスに注いだときはタンニンと酸が強いのですが、
デキャンタージュを3回(ボトルからデキャンター、デキャンターからボトル、ボトルからデキャンター)
するととてもまろやかになり、
シラーのチョコというかココアの様ないい香りがでてきました。
食後のチーズ(この日はロックフォール)といただくと甘みが消え、
ベリーというかスモモというか
酸をたたえたさわやかなフルーツに変わりそれは驚きでした。 |
---師範より---
毎度のご報告、ありがとうございます。
師範の経験上、新大陸のワインって変化に乏しいものが多いと思います。
そんな中、800円で変化の楽しめるオーストラリアワイン、なかなか良い感じでありますね。
ハーディーズ スタンプシリーズ シラーズ・カベルネソービニオン 1999
輸入業者 明治屋
バーゲンのための価格かも知れませんが、
色はやや薄いものの、香りも少々弱いものの、
こくのあるところ、最後の甘みなど
数ランク上のワインにも通じるところ
とってもお買い得です。 |
ハーディーズ スタンプシリーズ セミヨン・シャルドネ 1999
輸入業者 明治屋 ラベルはコアラの切手、 味わいはすっきりとして、それでいてセミヨンの甘みというかこくのようなものも感じられます。 妻ともこれが500円!と驚いた1品でした。 |
---師範より---
毎度のご報告、ありがとうございます。
一本500円ならチャッキチャキの安ワイン、それがそこそこだったら嬉しいですね。
明治屋つったら高級輸入食品の取り扱いメーカー、大丸っつったら一流デパート、
そういう会社がこういう価格のワインを取り扱いだしたってことは、
安ワイン道場もなかなかの影響力だってことですね(大勘違い)
ともあれご報告ありがとうございました。
Cune Reserva (クネ・レセルバ)1994
生産者 Compania Vinicola del Norte de Espana(C.V.N.E.)
ああおいしい。 |
---師範より---
またまた丁寧なご報告、痛み入ります。
んが、お安いワインが高級ワインより評判が良かったということでショックとのこと、
ちと門下生としては心がけが足りないように感じます。
いやしくも安ワイン道場の門下生たるもの、
安ワインの方が評判が良いことは喜びこそすれ悲しむべきことでは無いはずです。
以後、このことを肝に銘じてご精進頂きますようお願い申し上げます。
Cabernet Sauvignon Vin de Pays de l'ile de Beaute 1996
生産者:Frederic de Luze
一見すると、ラベルに生産者の名前や瓶のナンバーが入っていて、とてもVdPとは思えないほど。
抜栓した直後は「二次発酵している?」と思わせるような舌に突き刺さるような感覚があるものの、
非常に濃い色で、香り味わいとも凝縮感があり、丁寧な造りを感じさせます。
ヴィンテージが1996でまだ若さをかんじるものの、まるでグランヴァンを思わせるような澱があり、
更に抜栓後1日経っても衰えず、
むしろカベルネ(ニューワールドのカベルネでは味わえないような)らしさが楽しめます。 |
---師範より---
ご報告&ご入門、ありがとうございます。
コルシカ島のワイン、本日師範も飲みました。
ちょっと田舎っぽさはあるけど、ポテンシャルとしては非常に高い物を持っていそうで、
とろばさんお勧めのカベルネ、期待できそうだなぁ、なんて思いつつ飲んでました。
ともあれありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。
Yarra Ridge Chardonnay 1995
Australia
まず,色が恐ろしく濃いのに驚きました。
次に,香りで圧倒されました。メロンみたいな感じでした。
そして,口に含むとコク・ヴォリュームで卒倒しました。
こ,これで\2,000でお釣りがくるとは!! |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
豪州のシャルドネ、どーもあのキツい樽香と甘ったるさと濃さ、
喩えれば伊勢崎町ブルースをジャズっぽくアレンジして弾いているような、
「そりゃちょっとベタじゃないかい」感を感じてしまい、師範的にはやや苦手系であります。
しかしながら、師範の苦手領域に通じた門下生殿の存在はなかなか心強いものですので、
今後ともご報告よろしくお願い申し上げます。
勝沼ワイナリー甲州ヌーボー 1999
価格:1200円
色は殆ど水のように透明、
甘いけれどもさらっとしていて、
癖もなく食事には併せやすいワインでした。 |
---師範より---
たびたびのご報告、ありがとうございます。
清酒を飲む習慣がある日本ですから、師範も国産ワインの白には最近一目置いていて
タマに稽古したりしておるのですが、
先日「これはさすがにどうも…」的なワインに当たってから
ちょいと稽古欲を削がれております。
でもそのうちまた再開するでしょう。ともあれありがとうございました。
SANTA ANA MALBEC 1996
アルゼンチン
とにかく、色は濃く、香りは黒人が香水をつけているようなスパイシーな香り(??)
980円ながら最初からなかなか楽しませてくれる感じ。
クルクル回しながら飲んでみるとコクがあり渋みも嫌味なく絶妙。
ゆっくりと味合うにはもってこいの赤。 |
---師範より---
再度のご報告、ありがとうございます。
Santa Ana、師範もカベルネ・ソーヴィニョン
とは稽古したことがあるんですけれど、
ボトルの状態が良くなかった(そこで買った2本とも死にかけだった)
ようでイマイチな印象でした。マルベック、見かけたら稽古してみます。
それにしても『黒人が香水をつけているようなスパイシーな香り』
とは…華やかさと濃さとケモノっぽい感じが伝わって秀逸な表現ではありますけど、
まだまだ長生きしたい師範には使いづらい表現でもあります。
というわけでまたよろしくであります。
Chateau Musar 1994
原産国:レバノン
最近冷えた白をキュッとやるのがお気に入りなので、いい物がないかとそごうを探索。
そこで目を引いたのがレバノン産のワイン。初めてお目にかかりました。
なんだか怪しい匂いプンプンでしたがワインの色にひかれて購入。 |
---師範より---
御入門&ご報告ありがとうございます。
シャトー・ムザール、なんだか最近評判みたいですね。
それを前情報なくゲットされたtamicchiさんは、なかなか鼻の利く方だとお見受けしました。
で、偶然にも師範もChateau Musar 1993の赤を最近横浜そごうで買って保有しております(2,200円でした)。
白が美味しかったとのことなので、期待に鼻の穴を膨らませております。
飲みました。
ともあれ、今後ともよろしくお願い申し上げます。
20 BarrelMerlot 1998
チリ Cono Sur社
これは濃い!ワインです。グラスの向こうが全く見えない、こんな濃いのは初体験でした。 |
---師範より---
ご報告、ありがとうございます。
南米産のワインって、「濃いがやや単調」というのは確かに多いですね。
もちろんそうでないものもありますが、それはそれでなんだか裏切られたような感じがあるんで、
「ドカンと濃く単調なワイン」、朴訥としていて好きであります。
「熟成の可能性」についてですが、
師範の数少ない経験の中に、同じヴィンテージ(1994)のアルゼンチン産ワインを
1998年1月と
2000年1月に飲んだ、というのがありますが、
まともなワインだとちゃんと熟成するように感じました。
…というわけで、今後もまたよろしくお願い申し上げます。
Chateau Haut-Cardinal 1993
St-Emilion Grand Cru 1993は半年ほど前にレストランで飲んでとても美味しかったので期待していました。 しかし,チンジャオのせいだと思いますが,味が薄く感じられました。 ちなみに,レストランでは瓶のまま,今回は自宅でデキャンタして飲みました。 飲み頃です。ばかでっかい澱がうじゃうじゃありました。 割引のさらに割引なので安かったです。この値段なら文句ありません。 |
---師範より---
御入門ありがとうございます。
1993年のボルドー右岸でこれくらいの値段のワインって、結構良い感じなのが多いと感じております
(例えばCh.FaugeresとかCh.Haut-Goujonとか)。
確かに今が飲み頃かもですね。ご推薦のワイン、見つけたら稽古してみます。
まずは報告ありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。
Barbera d'Alba vigna pozzo 1996 CORINO
バルベ-ラ ダルバ ヴィーニャ ポッゾ 1996
このワインはイタリアのグルメ本「ガンベロ・ロッソ」で最高の評価である3グラス
(2、1、0と下がる)
を得ているワインです。抜栓後、4日かけてゆっくり飲みました。 あんまりそんなにいろいろ飲んでいるわけではありませんが、イタリアのワインを飲むと、 この「食事のそばにたたずむ有能な執事」のような印象を受けるものが多いと思います。 ガンベロ・ロッソの評価もこのような印象を受けるものに対して評価が高いような気がします。 ロバート・パーカー氏やワインスペクテイター誌の評価が高いものは、どちらかというと 「濃くてバーンときてドーン!」というような感じがします。それはそれで好きですが、 控えめで奥ゆかしいものもとても良いと思います。 |
---師範より---
御入門と極めて丁寧なご報告、ありがとうございます。
一本のワインを4日に分けて飲まれるその探求心、恐れ入りましてございます。
師範なんぞもつい最近(別の造り手ながら)バルベーラ・ダルバ
を飲んでおるわけではありますが、一日にして飲み切って『酸っぺぇ』などと悪態をついております次第で、
お恥ずかしい限りです。
「安ワイン道場」の看板を掲げながら安ワインを見下したような飲み様、
己に猛省を促したい心境でございます。
初心に立ち返り、「安ワインの目線に立った稽古」を心がけねばなりますまい。
…と言いましても堪え性が無いので大抵一日で飲み切ってしまうとは思いますが…
ともあれご報告ありがとうございました。
お勧めのワイン、機会がありましたら稽古してみる所存にございます。
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by 師範