門下生(2000年報告分)

門下生の活動も非常に活発である。


2001年報告分 2000年報告分 1999年報告分 1997/1998年報告分

門下生第四十五号二代目殿より。 (報告日:2000年12月18日)
Fabre Montmayou Malbec/1994
ファーブル モンマヨー マルベック

生産地:アルゼンチン
区分:赤
値段:667円

師範も批評をしているジバランで評価の高かったりするアルゼンチンもの。 他人の評価と自分の評価を試したりするいい機会だったりして。

色は青みが強い青紫っまではいかないくらいの紫。香りはカシス系赤果実の甘味、 蒸れた麻にアルコールを含ませたような強さ、 そしてクリーミー感を感じるカラメルのような舌にまとわりつく甘さ感。 そして、味のほうは酸味と甘さ中心で、渋さと舌に引っかかる感じが入ってる。
基本線はチリ・アルゼンチンの新世界系。マルベックって甘味関係は充実してるけど その他(特に果実味とか)が貧弱っていう印象だったけど、これはそんな事無く、 特に香り要素で良い印象。ジバラン共々押す1本。

---師範より---
またまたのご報告、ありがとうございます。
この造り手のワイン、数種類飲んでますが、あいにく最廉価版のこれは飲んだことありません。 安ワイン道場師範としてはちょっと手抜かりアリですな。 今後は奢った精神を反省し「隗より始めよ」の精神で参ります。
ともあれご報告ありがとうございました。


門下生四十六号大岡殿より。 (報告日:2000年12月14日)
GIGONDAS 1997
Domaine de cayron(スペルはちょっと怪しいかもしれません)
2,980円 (プランタン銀座店)

とてもおいしかったです。
凝縮度「ぎゅっぎゅっぎゅっ」の上,酸味と渋みのバランスがとれており飽きずにボトル1本飲めました。お値段はちょっと高めの2980円。「今日はなんだか贅沢したい休日だ」とか訳のわからない理由をつけて開けちゃいました。

---師範より---
再度のご報告、ありがとうございます。
"ジゴンダス"って、名前からして野太そうなワインですね。 師範が過去飲んだやつだと、野太さの一歩手前でスットボケ系のワインが多かったんですけど、 2,980円も出せば結構良いのにアタる、ってことですね。
ともあれご報告ありがとうございました。


門下生第四十五号二代目殿より。 (報告日:2000年12月3日)
El Chergui Cabernet Sauvignon/1999
エル・チェルギ カベルネソーヴィニョン

生産地:モロッコ
区分:赤
値段:850円

珍しいモロッコ産の赤。それもフライングワインメーカー ヒュー・ライマンが絡んだもの。
黒砂糖を使った黒棒のような菓子+蒸れ綿+プラムな香り。で、色は濃い目。 果物系というよりか菓子系にあるような刺激の薄い酸味中心。 そして、表示度数も13.5%と高めを示すようにアルコール感も強めな味。
飲む前は?だったが結構良い感じだったもの。

---師範より---
毎度のご報告、ありがとうございます。
「ヒュー・ライマン」氏がどういう方か存じ上げませんが、 850円でそこそこ美味いワインを造るんであれば大したもんですな。 モロッコのワインは"Domaine de Sahari"というあまりにもそのまんまな名前のワインを 飲んだことがありますが、そこそこイケた記憶があります。
また安ウマご推薦のワインに出会われましたら、ご報告よろしくであります。


門下生四十六号大岡殿より。 (報告日:2000年11月22日)
ドメーヌ・ド・テューリー ブラン 1998
ドメーヌドテューリー
690円 (カーヴ・ド・リラックス)
フランス コート・ド・ガスコーニュ

すごくおいしいです。典型的なシャルドネを使用したワインとは対極にあるワイン。 偉大な複雑さはありませんが,抜栓すると香の良さにびっくり, 酸味のキレがよくあっという間に一本飲めてしまいました。
AOCでは無く,VDQS?の珍しいワイン。パーカー本にも8ドル以下のお薦めで掲載されていました。

オリオル・ロッセール キュベ・エスペシアル N.V.
980円 (カーヴ・ド・リラックス)
スペイン カバ

 スペインのカバは果実味はあるものの, 泡が粗いとか今ひとつ洗練されていないイメージがありますが, これはそこそこ泡もきめ細かく(シャンパンとはレベルが違いますが), イースト香というかなんというか,シャンパン特有の香りもあっておいしかったです。
ただ,2回飲んだうちの1回は,ボトル差かグラスのせいか不明ですが, イースト香をほとんど感じませんでした。明日また飲む予定です。

---師範より---
ご入門ありがとうございます。 どちらのワインも3桁価格、安ワイン者として最も重要視すべき価格帯でのご報告はさすがです。
オリオル・ロッセールは、以前ロゼと稽古しておりますが、 「使える泡モノ」という印象がありますね。この価格帯でヘタなものにあたるとやけに苦かったりしますから。 ドメーヌ・ド・テューリーの方は、690円で美味いんであれば是非稽古!であります。
それでは、今後ともご精進のほどよろしくお願い申し上げます。


門下生十六号中西殿より。 (報告日:2000年11月22日)
Bourgogne Aligote 1996 Michel Lafarge
1700円後半くらい

きれいな薄い金色。まずヴァニラのような、木の根っこのような香り。 以前に飲んだ、ラモネのシャサーニュを思い出す。 アリゴテでもこんな香りするんだ~ と思いつつ、口に含む。 酸と苦み?、全体のバランスが良い。アリゴテに抱いていたちょっと 荒っぽい感じも無く、適度な厚みもあり、いい感じ。 一緒の売場にあったヴィレンヌのアリゴテのほうにしなくて良かった?
(ヴィレンヌも好きなんですが)

---師範より---
こちらもお久しぶりのご報告、ありがとうございます。
ブルゴーニュのアリゴテって、安ワイン者にも買える値付けのものが多いにもかかわらず、 酸味の向こうに高級ワインの片鱗を垣間見ることが出来たりして楽しかったりしますね。 「"ラモネのシャサーニュ"と言われてもそんな高級品は師範には想像つきかねますが…」 と書こうと思ったら、実はバチアタリにも飲んでおります。 2,000円以下であの香りがするんだったら大万歳ですな。
というわけで、今後ともよろしくお願い致します。


門下生第十四号Kaz Asano殿より。 (報告日:2000年11月21日)
Nederburg Caberbet Sauvignon 1994
2000円弱

去年買ったときは一本約80ランド=当時2000円弱。 でも、これはマグナムボトルなんです。1.5リットル!
’94ビンテージはもともと’96に発売されていたものですが、 南ア国内では通常1年ちょっとぐらいで売り切れて次のビンテージしか残りません。 だけど?98年に’94物がなぜあるの? そうです、ワイナリーがマグナムボトルに限定してビンテージワインを発売したんです。
実は’94はこの10年間でもベストの年。

さて、味は!
深~い! Long Lasting !
数年前に飲んだときとは違うComplexity !
すばらしい。

追伸:
99.5月12日の稽古日誌を見ました。
NederburgのC.S96で稽古をつけて頂いておりますね。 じつは、’96はここ何年間では最低のビンテージです。 96年の3月は私が赴任した月ですが、 年明けから3ヶ月間(南半球の南アではブドウが実り、収穫の時期) で一年分の雨が降ったといわれた雨だらけの年でした。
ですから、南アの赤ワインは少しの例外を除いて’96は 味が薄い、軽くてコクに欠ける力の無いワインが多いようです。 ただし、翌年の’97も’98もいい天候の年でした。 最高は’94または’95と言われています。 もしも南アの赤ワインを見つけたら、’96は避けたほうが懸命です。 (もちろん、ウマイ’96もありますが・・・)

---師範より---
お久しぶりのご報告、ありがとうございます。
南アフリカでもヴィンテージごとの善し悪しとかあるんですね。 だいたいからして新大陸産のワインはあんまりそういう差は無いもんだと思ってました。 そういえば最近南アフリカのワインって飲んでませんけど、今度購入する際には「1996は避けるべし」 を肝に銘じておきます。
ともあれ、今後ともよろしくご指導をお願いします。


門下生第四十五号二代目殿より。 (報告日:2000年11月20日)
le jaja de jau cabernet-merlot/1997
ジャジャ・ド・ジョー カベルネ-メルロー

生産地:フランス
区分:赤
値段:1080円

某、ネット上では売れているらしい、ラベルが個人的に好みなフランスの赤。
色は普通目の紫。 香りは、いわゆるバニラとスパイスの香りを少々感じつつ、 蒸れ布な感じが押してくる感じはボルドーワインの様(ちなみにこれはOcもの)。 味も酸と渋みが適度にある優等生的な感じである。
別に不味いとも思わないがそれ程でない、 世間で受けるものと、自分の好みは一致しないことを再確認した次第。

le jaja de jau syrah-grunache/1997
ジャジャ・ド・ジョー シラー-グルナッシュ

生産地:フランス
区分:赤
値段:1080円

カベルネ-メルロー同様、色はやはり、普通目の紫。 香りはちょっとひねって蒸れた布+お香とかイグサのような、 ちょっと畏まったような感じが織り成す、けっこうパンチのある匂い。 酸味中心で少々舌ピリ感があり、香り要素と相まって口中にジャジャの主張の渦が巻いてるよう。
結構、個性的でめちゃくちゃ好みでも無いがカベルネ-メルローと比べたらこっちが良い感じ。

---師範より---
再度のご報告、ありがとうございます。
ご報告の「ジャジャ・ド・ジョー」、聞いたことはありますけど飲んだことはありません。 『宍戸錠みたーい』ってみんなに言われてるであろう、 その名前の面白さ/ワインらしくなさがかえって評判を押し上げているのかもですね。
ともあれご報告ありがとうございました。参考にさせて頂きます。


門下生第四十五号二代目殿より。 (報告日:2000年11月6日)
CHATEAU DE LA TOUR 1996

生産地:フランス
区分:赤
値段:780円

買う時に、普通に棚に並んでたものをピピッときて買ったら、 後日、別の店で3000円で売ってたという激安品。
色は濃い目の紫。香りは熟したベリー系の赤果実を布に絞って蒸らしたような、ちょっと鼻につく系。 味は酸味がちょい強め+弱めの渋み+スパイス系のピリピリくる苦味が少々入った感じで、 飲み易いんだけど舌にザラつく感あり。 確かに高そうな味かもしれないけれど、3000円は疑問?780円ならOKだけど...
(なんか“GRAND VIN DE BORDEAUX”とか書いてあるし、塔のマークなんかも載ってるし、 あのシャトー・ラトゥールと関係?それともなんちゃって路線?)

---師範より---
ご入門ありがとうございます。
ご報告のワイン、やっぱり「なんちゃって名醸」ワインではないでしょうか? "GRAND VIN DE BORDEAUX"とかは安モノの方がこれ見よがしに書いてあることが多いですし、 「なんとなくラトゥール」な名前のワインってホント多いですし。 で、その手のイカチンものは大抵ハズすんですけど、そこそこ買い値相応の内容だったのは幸いでした。 (同じような例で、師範も以前シャトー・ムートンを飲んでおります)
名前はどうあれ内容勝負!、これが安ワイン道場の掟でありますので、 今後ともご精進の程よろしくお願い申し上げます。


門下生第三十二号あんぱん殿より。 (報告日:2000年10月21日)
TIO PEPE Fino Muy Seco

生産者 Gonzalez Byass
生産地 Spain Jerez
買った店 成城石井
値段 990円(セール価格)

超有名銘柄で、どこの酒屋に行っても必ずといっていいほど置いてあるのですが、 飲んだことがありませんでした。
ブルーノート東京で試しに一杯もらったのが始まりで(セルジオメンデス最高!) その後、冷蔵庫に欠かせない存在となりました。はまってます。
辛口のシェリーは食前酒的な扱いを受けることが多いようですが、 いろんな食べ物に幅広く合うので、食中酒としてガンガン飲んでます。 特に生ガキやお寿司にはよく合うと思います。それから煮物、焼き魚、 中華料理、トマトソース、きのこのクリームソースと鯖のポワレ、 小袋6つが1パックで売っている海鮮系おつまみミックスあられ? (でんろくとかの)。

香りが独特で、 中華スパイスのような薬っぽい香りや たんぼで干した藁を脱穀機まで運ぶときのような香りがしますので 苦手な方も多いかと思いますが、慣れるとそれが恋しくて、 熟成感のあるたっぷりとした旨味と長い余韻に誘われて、 もう少し、と注いでしまいます。
そして、飲み干した後のグラスからは、 カブト虫がいる木のまわりのような、甘暗い香りがするのでした。

---師範より---
毎度のご報告、痛み入りましてございます。
門下生報告で、酒精強化ワインのご推薦は初めてかもしれません。 確かにご報告いただいたティオぺぺのシェリーは、ちょっとまともな酒屋なら必ず見かけますね。 森羅万象何にでも合うってこと(ですね?)なんで、早速稽古してみることとします。
ともあれご報告ありがとうございました。


門下生第四十四号堀田殿より。 (報告日:2000年9月26日)
(1) MONTES CHARDONNAY 1997 OAK BARREL FERMENTED
購入価格\1,200
(2) MONTES CABERNET SAUVIGNON 1996
購入価格\1,200
(3) LOS VASCOS CABERNET SAUVIGNON 1998
購入価格\1,200
(4) LOS VASCOS CHARDONNAY 1999
購入価格\1,000
(5) CONO SUR 20BARREL PINOT NOIR 1998
購入価格\1,500
(6) CONO SUR 20BARREL MERLOT 1999
購入価格\1,500

さて今回は、チリ特集です。

(1)と(2)は、有名なモンテス・アルファではなく、その下級品。
まず(1)は、かなり黄色みが強く、 樽香と共に、くるみ、バターなどのオイリーな香りがありました。 意外にも酸が生き生きと強く、甘味にも嫌味はない。 パワフルなのに繊細という、なかなか得がたいチリです。
\1,200にて入手。

(2)は、ボルドーと間違えそうな深く複雑な香りで、堂々たるもの。 酸が豊かで、甘味は弱いほう。タンニンもきめ細かい。 チリカベにしては信じられないくらい上品なもので、 とても満足した1本です。
\1,200にて入手。

(3)と(4)は、やはり有名なロス・ヴァスコス。
(3)は、カベルネらしく、黒オリーブ的な香りがあって、 口当たりは極めてやさしいもの。 タンニンがきめ細かく、酸もあまり主張しない。 まるで、全体のバランスをとるためにコクを犠牲にしたかのよう。 こういう上品なまとめ方は賛否両論あるでしょうが、私は良いと思います。 ほろっとした甘味にわずかにチリらしさをのぞかせるワイン。
\1,200にて入手。

(4)は、オレンジやりんごのほか、トロピカルフルーツ的な甘い香りが混在。 酸のアタックが強く、その後広がる甘味も強い。 全体としては酸が優っており、引き締まった印象。 ブルゴーニュ南部のマコンなどに似ており、 私はこれを「チリゴーニュ」と名付けたいと思います。
\1,000にて入手。

(5)と(6)はとにかく濃いことで知られる20バレルシリーズです。
まず(5)は、輝きのある深いルビー色で、 ピノらしいぴちぴちした酸がある。 アタックが意外にも優しく、甘味がたっぷりとしている。 但し、鋭い酸がすぐに後を追ってくる。 絹のように滑らかなタンニンが印象的。 まとまりには欠けるが、チリピノの良いところが満開といった感じ。 とても満足感のある1本です。
\1,500にて入手。

(6)は、濃く、かつ輝きのあるガーネットで、足は長い。 黒っぽい香りで、味わいは甘味が主体。 酸もかなり強いが、先の丸い感じ。99年ということで、 まだかなり若く、落ち着きがない。 余韻はそれほど長くないが、後に残る甘味が気になる。 正直なところ、「くどい」という印象を残すワインです。
\1,500円にて入手。

「もういちど飲みたいか」という観点で評価すると、
1位:モンテス・シャルドネとカベルネ(95点で同順位)
3位:20バレル・ピノ(85点)
4位:ロス・ヴァスコス・シャルドネ(82点)
5位:ロス・ヴァスコス・カベルネ(80点)
6位:20バレル・メルロー(50点)
といった感じになります。
なお、上記のうちLOS VASCOS CABERNETを除き、 いずれも最近試したものであり、 私のWEB(http://kanteishi.net/wine/)にて公開しておりますので、 そちらもご参照くださるとうれしいです。

---師範より---
再度のご報告、それもきちんとまとまった形で頂き恐縮であります。
ご報告の通り、確かにチリのワインは安くて美味いものが多いですね。 持ち前のパワフルさゆえ、夏場にはどーも手が伸びない感じもあるんですが、 だんだん涼しくなるこれからの季節、安ワイン者としては必須アイテムであります。 特に、師範は過去チリ産のピノでこれは!と思うものに当たったことがないので、 (5)のワインは要チェックですね。
ともあれご報告ありがとうございました。


門下生第四十四号堀田殿より。 (報告日:2000年9月10日)
BONNE MARES Grand Cru 1993
Antoine Chatelet(Negociant-Eleveur)
ボンヌ・マール グラン・クリュ / アントワーヌ・シャトレ
(Bourgogne地方、Cote de Nuits地区、Chambolle-Musigny村、AC:BONNE MARES)
tasting年月:1997-12 / 購入価格\2,300

濃い目の美しいルビー色。香りは、コニャックのような芳醇なアルコール感と、 水彩絵の具やセルロイドのような香りも混じる。 口当たりは深い甘味、角のとれた酸味、ビロードのような渋味が三位一体となった品のよさ。 強い刺激はまるでないが、余韻はとても長い。 極めて心地よいタンニンが体にしみわたるようである。
ネゴシアンものとはいえ、ブルゴーニュのグランクリュがこんなに安く入手できたのは、 ラベル不良品であるため。小躍りして喜んだくらいのお得モノ。

GOLD MELODIE CHARDONNAY Cuvee Prestige 1996
Vin de Pays d'Oc
ゴールド・メロディ シャルドネ キュヴェ・プレスティージュ / ヴァン・ド・ペイ・ドック
tasting年月:1999-02 / 購入価格\850

かなり濃い黄金色。粘着性も強い。香りは、りんご、パイン、バニラに バターっぽいニュアンスも混じり、ほのかに樽香もある。 きわめてなめらかな口当たり。ねっとりと甘いが、くどさはない。 重厚で余韻もとても長いが、後味に嫌味はない。

KOBE WINE SPECIAL(赤) (N.V.)
(財)神戸市園芸振興基金協会 神戸ワイナリー
tasting年月:1999-08 / 購入価格\1,170

極めて淡いルビー色。香りは、初めふくよかな黒っぽいメルロー的で、 時間とともにタバコのようなスモーキーなノートが際立つ。 とても繊細な口当たりで、すっとのどに入ってゆく。 ふくらみはないが、きめ細かなタンニンがアクセントとなって、何ともいえぬ上品さ。 神戸チーズ(カマンベール)とのマリアージュは特筆もの。 赤ワインとチーズの組み合わせとは思えぬ繊細さで、これぞ日本の味といった風情。
この神戸ワイナリーは、カベルネ、メルロー、シャルドネなどを植えている農園である。

GATO BLANCO CHARDONNAY 1997
Vina San Pedro
ガトー・ブランコ シャルドネ / ヴィーニャ・サンペドロ
チリ、Lontue Valley
tasting年月:1998-02 / 購入価格\850

色は淡い麦わら色。香りは蜜の多いりんご、パイナップル、 その他トロピカルフルーツのような甘い香り。 酸のアタックは強くなく、すぐに甘味が支配する。 余韻は長めだが、すっきりとした後味。 この価格にして、かなり厚みのある、骨太のボリューム感に驚かされる。 口当たりの滑らかさと、嫌味のない甘味の充実感は抜群である。 

GIGONDAS 1994
E.Guigal
ジゴンダス / E.ギガル
(Cotes du Rhone地方、AC:GIGONDAS)
tasting年月:1997-09 / 購入価格\2,000

黒味がかっているが透過性の高い色。接着剤のようにつんとくる香りの中に、 花のような華やかさもある。 強い甘味としっかりした渋味を感じる。 酸味は主に喉の奥で感じるが、非常に上品。 力強いがバランスがよく、心地よい深みもある。 凝縮された果実味がすばらしく、陽気な印象のワインである。
さすが、ギガルのワインに失敗はない。 値段は、まともに買えば、もう少し高いはずである。

---師範より---
ご入門ありがとうございます。
ブルゴーニュの特級畑あり新大陸あり国産ありの"なんでもあり"攻撃、さすがであります。 内容的にも(ご職業柄か)きっちり鑑定されてあり、師範も脱帽、でございます。
貴道場の今後ますますのご発展をお祈りしつつ、 今後ともご精進のほど、よろしくお願いいたします。


門下生第四十一号ドクターK殿より。 (報告日:2000年8月29日)
PLENIO Verdichio dei Castelli di Jesi Classico Riserva 1996

94sek (1,000円ちょっと?)

まずは白は PLENIO Verdichio dei Castelli di Jesi Classico Riserva 1996 (Italy Marche) です。
国営酒屋のガラスの棚に陳列されているボトルから、 Classico、Riservaと素人には美味しいワインのキワード二つを見つけ、 しかもスウェーデンで出回っている白ワインは97、 98年が大半を占めているなかで96と一年得した気分になり、 そしてなんといっても二桁(94クローネ)ということで購入しました。 稽古してみるとこれが当たりで、しかっりした味わいで、 品種は異なるのですが200クローネぐらいのシャルドネのワインを飲んだような満足感が得られました。

Chateau Soudars 1996 (France Haut-Medoc)

179sek (2,000円くらい?)

赤の方は Chateau Soudars 1996 (France Haut-Medoc) です。
こちらは、アルコール度数が12.7%と12.5でも13でもないところに生産者のやる気を感じ、 また、『3000円以下ではクリュブリュジョワ級に良いものがある』 というのをどこかでみたことがあったので、179クローネと我が家では破戒ながらも購入、 いざ稽古すると、以外にアタックは軽めながらしっかりとした味わいを感じ (これをヴォリューム感というのだろうか)、 しかも長い余韻を楽しむことができました。どうも私はこの長い余韻に弱いようです。

---師範より---
北欧の国スウェーデンからのご報告、ありがとうございます。
スウェーデンのワイン事情がちょっぴり分かるような気がして楽しめるご報告、痛み入ります。 こっちで見かけないワインばかりなんで値段の勘ドコロがわかんないんですけど、 やっぱり日本よりは安いんですかね?
お奨めの赤、「お、シャトー・スータール(Ch. Soutard)か? それなら飲んだことあるぞ!」 と思ったんですが、別物のようですね。スータールが2,000円くらいならメチャ安いんですけど。
それでは、またのご報告をお待ちいたしております。


門下生第四十三号かまいたち殿より。 (報告日:2000年8月19日)
GAVI di GAVI 1997

メーカー:Costa del Poggio(コスタ・デル・ポジョ)
産地:イタリア(白)
購入店:スコッチ松屋
価格:680円

いつも利用する近所の酒屋で赤札特価でした。1日では飲みきれなかったので2日に分けました。 献立は

初日:刺身の盛り合わせ・枝豆・マグロのオリーブオイル焼き
2日目:鶏ももの塩焼き・冷やしトマト・卵豆腐
初日のオリーブオイル焼きは、盛り合わせのマグロが解凍モノであまりにも不味く、 苦肉の策で登場しました。ちょっと唐突なのはそんな理由です。
味のしっかりしたワインでした。立ち昇る香りも爽やか、辛口で飲み続けてもくどくならず、 最後まで楽しみました。値段にしては上出来のワイン。2日目も、味はほとんど変わらず。
夏はやっぱり、キンキンに冷やした白よねー。 これで発泡したら、さぞやおいしいスパークリングになる!う~、飲みたい! と、ひとり盛り上がりを致しました。
Dom Chevallier (Brut)

メーカー:CARTE NOIR
産地:スペイン・カタルーニャ地方(CAVA)
購入店:のドンキー・関内店
価格:1,480円

これは、ウチの定番です。すごく好きなのに、今までのところ、 「酒のドンキー・関内店」でしかお目にかかったことがありません。 関内に荷物を持てる状態で行った時にしか買えないのが難点。
味・香り共に、ちょっとモエに似た雰囲気があります。安ーいスパークリングはやたら甘いとか、 水のようで味も香りも激薄とかってのが、ありがちな結末。 (今まで何度も痛い目にあってます。) ブリュット・辛口・ドライ・・・ウソじゃねえか!と叫ぶこともしばしば。 この値段で、満足できるものは貴重です。シャンパンは当然(というか必然?) フランスですが、 スパークリングはスペインが結構イケると思います。
今回は2本購入したのですが、2日で立て続けに飲んでしまいました。 メニューは

1本目:オニオンスライス・牛たたき・イカのマリネ風・ささみの冷やししゃぶしゃぶ風
2本目:マグロの中トロ・サーロインステーキ・ゆでじゃが添え
という感じでした。

---師範より---
再度のご報告、それもかなりお手頃価格帯へのシフト、ありがとうございます。
ピエモンテ産の白、青いレモンをかじるようなギリッとした雰囲気が、 なんとも硬派な感じがして好きであります。 下手に媚びを売ったようなウスラ甘いやつはすぐに飲み飽きますから。
スペイン産の泡モノは、値段的にお手頃ゆえ比較的飲んだりするんですが、 なんとも言えない田舎臭さというかエグミがあるものも結構あったりして、 銘柄を選ぶ必要がありますね。
ともあれご報告ありがとうございました。またよろしくであります。


門下生第四十三号かまいたち殿より。 (報告日:2000年8月8日)
CHATEAU DE FOUQUET 1995

(Antione Moueix & Fils)
ボルドー 白
大岡の京急デパート地下1F・食料品売り場のワインフェアで2000円強

晩御飯のお供にしました。献立は、鶏ハンバーグ、卵豆腐、 じゃこおろしなどいたって和風。献立との相性はまずまずでした。 比較的キリッとした味わい。 酸っぱいのはあまり好みではないので、ワタクシには「当たり」のワインです。 (一晩おいた今日は、ちょっと酸っぱさが増して悔しい)
これといった特徴はないかも。無難といえば無難。色はやや濃い目の黄色。

---師範より---
ご入門ありがとうございます。
2,000円以上も出して「無難」という評価、師範だったらもっと辛口かもです。 でも、「じゃこおろし」と合わせてまずまず、ってのはヒットですね。 いわゆる魚の生臭みが感じられる食材とワインって、 ナンダカンダ言ってもあんまり合わない場合が多いように感じますから。
ボルドーの白、道場的には結構登場回数が少ないアイテムですが、 この暑い夏にトライしてみたくなりました。ご報告ありがとうございました。


門下生第三十二号あんぱん殿より。 (報告日:2000年7月31日)
MOSCATO D'ASTI 1998

生産者 Vietti
生産地 PIEMONTE ITALIA
買った店 やまや渋谷店
値段 1680円

うむむう~
失敗である。

料理はカジキのグリル。 付け合わせはオリーブオイルとにんにくで炒めた小松菜。 そしてなぜかモズク。デザートに立派なアメリカンチェリー。 暑っついし、やっぱ白やね、とか風呂上りに言いながら 冷蔵庫開けたんですが・・・。冷えた白ワインが2本しかありません。 一本は前報のMACULAN のBLEGANZE PINO BIANCO。 ん~!これはよさそうなんだけど、違うのにしてみよっかなっ! っと選んだのがこれでありました。
円錐型のすらっとしたビンにお花の絵が書いてある台形のエチケット。 なんか良い感じです。ところが、半分程抜栓したところで

「ポンッ!!」
えっ、ポン?
「シュワ~~」
え、シュワ~?
そうです。このワイン、見た目は普通の白ワインですが、抜栓後のコルクがブワーっと膨らむ程の、 微発泡というより、中発泡ぐらいのワインだったのです。

グラスからは、あまくて濃いりんごのような香りがしました。 飲んでみると、ごくごく飲めてしまいます。 あ、あまい・・・。 エチケットを見ると、アルコール度数は5.5%・・・。 カジキとはちょっと・・・。小松菜ともちょっと・・・。 モズク!、健闘はみとめよう・・・。 そして、あ~アメリカンチェリーとは抜群の相性なのでした。

結論として、よっっく冷やして、デザートのお供に!

---師範より---
毎度のご報告、ありがとうございます。
モスカート・ダスティ、師範も聞いたことはあるんですけど稽古したことは無いワインです。 アルコール度数が10%を切るワインって、(ドイツ産も含め)なんだか購入意欲が湧かないんですよね。 ケチ臭いようですが、購入時のアルコール度数チェックは「安ワインの探検家」たる者の自衛手段であります。
ともあれご報告ありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。


門下生第四十二号野澤殿より。 (報告日:2000年7月5日)
1)AC Bourgogne Passetoutgrain 1997
(Jayer-Gilles) \1,700
2)AC Bourgogne "Cuvee de Pressonnier" 1996
(Joseph Roty) \1,700
3)AC Bourgogne Pinot Noir 1997
(Nicolas Potel) \1,800
4)AC Bourgogne 1997
(Hubert Lignier) \2,100
5)AC Bourgogne 1997
(G. Roumier) \2,200
6)AC Bourgogne 1998
(Claude Dugat) \2,700

今年の2Qは、「エントリークラスのブルゴーニュ」をテーマに、 ACブルゴーニュやら、パストゥグランやらを飲み比べてみました。 飲んだ期間が3カ月ぐらいに渡っていますのであまり比較にはなっていないかも知れませんが…。 ともあれ、飲んだ中でお勧めのワインがいくつかありましたので、報告致します。

結論から前に申し上げますと、1, 3 番を除けばすべてお勧めです。 AC Bourgogne クラスというのは、正直いって難しい(はずれを引く事が多い) と思っていたのですが、その期待を良い意味で裏切られました。

個別のコメントはこんな感じです。

1) は、シンプルだがおいしいワイン。同じものの1996は、樽を効かせた、 がちがちの作りだったのに対して、こちらはやや軟らかいです。
2) は、このクラスとしてはボディがあって、 ピノ・ノワールのキャラクターが良くでていたと思います。 果実味と品の良い酸味、軽い樽の風味がうまく溶けあっていて、 複雑さはさほどありませんが、とてもいいワインです。 同じものの95年も良かったですが、96年は更に上を行っているようです。
3)は、やや期待はずれでした。色も薄く、やや軽め。 しかし、不味いという訳ではありません。 サクランボのような風味があり、ジューシーな印象のワインです。
4) は、雑なところが一切感じられない、奇麗な作りのワイン。 舌触りの滑らかさが非常に印象的でした。
5) も、滑らかな舌触りと喉越しが印象的でした。この年にしてはボディもありますし、 ちょっとした複雑さも備えており、AC Bourgogne とは思えない出来栄えです。
6) は、若いですが、飲めない事はありません。力強いワインで、 何故かプラムのような薫りがあります。とても良いですが、値段がネックです。

2,4,5,6番のワインは、正直いって想像以上でした。 作り手としても評判の良いところを選んでいますが、 この値段でも結構おいしいピノ・ノワールが飲めるという事がわかっただけでも収穫でした。

全体を通して思ったのは、
・96年は硬いワインが多いけれども、このクラスだと今飲んでもおいしい
・97年は難しいとされているけれども、若飲みするには感じの良いものが多い
・全体に村名ものと比べると、香の点でややおとなしい。味覚的にはかなりの水準を行っていると思います。

というところでしょうか。

ご入門ありがとうございます。
名門造り手のACブルゴーニュクラスばかりを一気に6本、なかなか壮観ですね。 師範にとっても大変参考になりますし、読者な方にも有益と思える情報、嬉しい限りであります。 コメントを拝見しますと、師範的には5)のジョルジュ・ルーミエに惹かれます。 この造り手は飲んだこと無いですし、「滑らかな舌触りと喉越し」って、なんとも美味そうですから。
ともあれご報告ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。


門下生第三十六号渡辺殿より。 (報告日:2000年6月30日)
キャンティ・クラシコ 1997 (demi)

(カステロ・ディ・ランポーラ)
やまやで1280円

カステロ・ディ・ランポーラはVDT「サンマルコ」でも有名なキャンテイ・クラシコの作り手。
色は中心が黒みがかったとても濃いガーネットで、縁は紫のニュアンス。 香りはブルーベリーのジャム、黒コショウ、黒オリーブ、モカ、その他さまざまなスパイス。 味わいはギュッと凝縮感のある果実味、豊富で収斂性があるタンニン、酸はあまりでしゃばらず上品。 アルコール度も高く、全般にスパイシーで凝縮感のある味わい。 重厚な飲み心地は熟成後のポテンシャルを感じさせる。
さすがは名門、久しぶりに充実したキャンティクラシコを味わいました。

---師範より---
ご報告ありがとうございます。 さすがは"ワインエキスパート"の肩書きをお持ちの方のコメント、ソムリエさんも真っ青ですね。
ブルーベリーのジャム、黒コショウ:わかる気がします。
黒オリーブ:わかりません。
モカ:コーヒーの"モカ"でしょうか? "キリマンジャロ"とか"マンデリン"とかとはやっぱりちょっと違うんでしょうか?
なんてな程度の感覚器/知識しか持ちあわせてない師範ですので、思わず文字の上を視線がカラ滑りしてしまいます。

ってなことは置いといて、渡辺さんのサイトの充実ぶりは破竹の勢いですね。 ワインの感想もさることながら、独特な視点のコラムが面白く、 更新頻度が高いこともあって師範のマイブーム・ページであります。
というわけで、今後ともよろしくお願い申し上げます。


門下生第九号三枝殿より。 (報告日:2000年6月29日)
Laforet 1998

AC Macon Villages
Joseph Drouhin
1800円

渋谷の東急デパートの地下で試飲させてもらい、 いつも、だいたい飲んで「ふーん」といって通りすぎるのですが、 このワインは「あれ!?」という感じで、買ってしまいました。
飲んでみると大変まとまった印象を受けるワインでした。 あまりワイン用語は得意ではないので、わかりにくいとは思いますが、 新大陸のシャルドネのような果実味や柑橘類系の香りや味はほど良くあり、 ブルゴーニュのムルソーなんかの酸味というか、 スパイシーな香りみたいのも備わっていて、軽すぎず、重たすぎず、 とにかくさわやな樽香と果実味が嫌味なく調和したいいワインです。
よくぼくは、BourgogneBlanc(有名ドメーヌものの)を飲みますが、 このマコンはとてもあたりです。 見かけた際は一度飲んでみてはいかがでしょうか? この季節は特においしいと思います。

---師範より---
2年半ぶりのご報告、ありがとうございます。
ジョセフ・ドルーアンの"ラフォーレ"シリーズって、 過去ACブルゴーニュのを飲んでいるようで、 特に白には堅実な印象があるようです(昔の記録なんで、ひとごとのような言い様になってしまいますが)。 ACブルゴーニュより高級なマコン・ヴィラージュがそのお値段、かつ美味しいのであれば、 是非チェックしてみたいですね。
ご報告ありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。


門下生第三十三号かつりん殿より。 (報告日:2000年6月5日)
LE BOMBARDE CANNONAU DI SARDEGNA 1996

メーカー:S.MARIA LA PALMA
ワインマーケットPARTY新百合ヶ丘店にて購入,\1,125

サルジニアのDOCワイン。
合わせた料理は,とり肉とズッキーニのソテーにトマトソースをかけたもの。 ワインの酸味とトマトソースがたいへんよくマッチしたように思う。 カンノナウというのがブドウの品種名とのことだが, 私などにはサンジョベーゼと区別がつかない。 ほどよい酸味で,暑い日にちょっと冷やしていただくと美味しいような感じ。

---師範より---
ご報告ありがとうございます。それもラベル写真付き、痛み入りましてございます。
CANNNONAU、師範も知らない品種です。 イタリアにはまだまだあまり知られてない品種や造り手がいっぱいありそうですね。 夏向きの赤、これからの季節良いかもです。
それでは、今後ともよろしくお願い致します。


門下生第十八号笠原殿より。 (報告日:2000年6月2日)
Ch.de Montfaucon "Baron Lois" 1997

ACコート・デュ・ローヌ
2,000円(予価)

詳細は「ワイナート・冬」34頁に出ております。

この記事では本邦未輸入となってますが、そこはそれ、 酒屋のツテで仕入れましたよ~。 日本で120本しかないワインです。これが美味しいかったね。入れてヨカッタ! 友人の酒屋と分けたんですが、97はもうあと僅か。 と、思ったら師範も良くご存知のサンタムールから連絡が在りました。 このワインの98VTを輸入しようとおもうんだけどかっさはらさんだったら知ってるんでしょ?、、って。 う~ん、さすがカツミ商会。安ワインの嗅覚は鋭いです。 ついでに希望価格の設定までさせられました。¥2000です。

ローヌ、ことにコート・デュ・ローヌ基準ではスカも多々ありますが、 これはローヌワインとはいえエレガント指向の類なき逸品です。 グルナッシュ主体のワインですが、 このワインと比較できるCDRはボーカステル・クリュ・ド・クードレ位なものでしょう。 (同じ価格帯で)

我が家の今の所のBest CDRですね。

---師範より---
ひさびさのご報告、ありがとうございます。
不勉強な(というか、勉強する気すら無い)師範ゆえ、 「ワイナート」なる本がなんなのか判りかねますが、 話題のワイン、って感じなんですかね。 そのような美味いワインであれば、安ワイン者を救済するためにも、 希望価格の設定は極力お安くされることを心より願って止みません。
ともあれご報告ありがとうございました。 今後も「業界ちょっとウラネタ」的ご報告、楽しみにお待ち申し上げております。


門下生第三十二号あんぱん殿より。 (報告日:2000年6月1日)
Pouilly-Fuisse 1995

生産者 CHATEAU FUISSE
生産地 FRANCE BOURGOGNE
買った店 東急東横店
値段 2800円(1年程前)

ううむ。今、ちょっと重力がある地球儀を用意したと想像して下さい。 そして、地球上の安シャルドネを生産している国の上に「だるま落とし」を設置したと考えます。 あの、付属の木製ハンマーでハードチーズの塊状の積み木をスコン、スコンと打ち抜いていくおもちゃです。

カリフォルニアやオーストラリアに設置してあるものを叩いてみます。 どれか一つか二つの要素を示す積み木が「スコーン!」という高らかな音と共に抜けていきます。
イタリアを叩いてみましょう。2つか3つの積み木が必要最低限の力で抜けて行きました。 全積み木を少しずつ叩いて、だるまが落ちない程度にバランスが取れることもあるかもしれません。
チリを叩いてみました。くずれて、だるまが落ちてしまいました。

そして、久しぶりにブルゴーニュはピュイフュイッセを叩いてみましょう。 全積み木が一打で、軽やかに抜けていきました。だるまは真下のブルゴーニュにストンと着地し、 決して南半球の方に転がっていくことはありません。
嗚呼、ブルゴーニュ。何処のシャルドネを飲みしも、 求めてやまぬは汝の類稀なる資質なり。

---師範より---
毎度のご報告、ありがとうございます。
非常に韻文的かつ形而上学的な文章ゆえ、 小学生級文章読解能力の師範としてはかなり咀嚼に難渋するところではありますが、 要は「このブルゴーニュはバランスとれてて美味いぞ!」ってなところでしょうか。
冷えた白に手が伸びるこの季節、 ガチャガチャした感じや厚化粧感の無い本家ブルゴーニュのシャルドネ、良いかもですね。


門下生第四十一号ドクターK殿より。 (報告日:2000年5月15日)
Castel Pujol (Tannat del Museo 1993)

88sek (1,000円ちょっと)

白夜とオーロラの国スウェーデン在住のドクターKです。 はるかかなたからいつも楽しく安ワイン道場日誌を読ませてもらっています。 ワインを稽古し始めて半年あまりの素人の私ですが、 先日、面白いワインを見つけましたので今回門下生として報告させていただきます。

面白いワインとは
Castel Pujol (Tannat del Museo 1993)
で、ウルグアイのワインです。 ウルグアイのワインは安ワイン道場でもなかなかでてきていないようなので、 日本で手に入るのかわかりませんができれば師範の感想が聞けたならと思っています。 私の感想は、ワインをグラスに注いだ瞬間から部屋中に良い香りが充満し、いざ稽古してみると、 すっぱさのなくなったラズベリーあるいは苺のようなベリーを思わせるやわらかい味わいで、 ほのかに甘味を感じました。ちなみにスウェーデンのカタログには、多分、 『若く、フルーティーで、スモーキーな味わいがあり、木とフルーツとの長い余韻がある』 みたいなことがスウェーデン語で書かれています。 お値段の方は、88sekで現在1sekが12円程度ですので、 1000円ちょっとなり安ワイン道場の守備範囲にあります。

---師範より---
はるばる北欧よりのご入門、ありがとうございます。
ウルグアイのワイン、未だ飲んだことはありませんが、 新興国のワイン輸入に貪欲な日本ですから、もしかしたらあるかもしれません。 ウルグアイといえばチリにもアルゼンチンにも近い国ですから、 案外安くて高品質なワインがあるのかもですね。
ともあれ、遠方ではありますが今後ともよろしくお願い申し上げます。


門下生第三十三号かつりん殿より。 (報告日:2000年5月14日)
La Chapelle de Lafon-Rochet 1994

\2,200

1St-Estephe のグランヴァン,Chateau Lafon-Rochet のセカンドです。
開栓前,ビンを灯りにかざすときれいに透き通って見え, またオリも多くて,熟成を予感しました。 飲む1時間くらい前に抜栓し,デキャンタしました。 いかにもカベルネっぽい,とても華やかな香りがしました。 色はまだ紫色でしたが,味は練れていて, だいぶ涸れた味わいでした。 熟成したボルドーという感じがしました。 複雑さにはちょっと欠けるような気がしますが, 親玉を\4,000とか\5,000で買うなら,コイツでも充分だと思います。

---師範より---
ご報告ありがとうございます。
サンテステフのワインって、埃っぽいようなイガらっぽいような、 新大陸とかには無いボルドーらしさを凝縮しました、みたいな感じが良いですよね。 この値段で買える良質サンテステフ、要チェックであります。


門下生第四十号Andy殿より。 (報告日:2000年5月10日)
Pine Ridge Cabernet Sauvignon 1997 Rutherford

価格:18ドルくらいでした(やまやでは2980円で売っているらしい)
購入店:Wine Club Santa Clara店

これはおいしいし,日本でもリーズナブルな価格で売っています(定価は26ドルです)。 安ワインというにはちょっときびしいところですが一応3000円以下には入っています。 複数の方から,これはおいしかったという報告をもらっています。

このワインの味を一口でいうと「ふくよか」。果実味が口の中に広がります。 タンニンもしっかりとあるのですが,渋みを感じるというより, ふくよかさをただのブドウジュースにしないためのベースになっているといったほうがしっくりきます。 Rutherford Dustと呼ばれるこのAVA独特の土っぽさはあまり感じず,すいすい飲めてしまうワインです。 普段あまりワインを飲まない人にも大好評。

このワイナリのCabernet SauvignonにはほかにHowell MountainやStags Leap Districtといった40ドルクラスのものがあるのですが, 「今飲むのならこれが一番」といわれて買って正解でした。

---師範より---
ご入門ありがとうございます。
カリフォルニアワインの玄関口の管理人さんたるAndy殿のお薦めとあれば、 間違いなく美味そうですね。2,980円、師範にとってはちょいと 勇気の要るお値段ではありますが、機会があったら稽古してみます。 (それにしても、米国で定価26ドル、日本で2,980円とのこと、意外と内外価格差って無いんですね)
それでは、今後ともよろしくお願い申し上げます。


門下生第二十九号とっつぁん殿より。 (報告日:2000年5月8日)
DOMAINE DE ROALLY 1995

産地:MACON-VIRE
生産者 HENRI GOYARD
価格:1980円

かなり強いトロピカル系の感じです。ちょっと甘味もあって飲みやすいです。 でも濃いです。ほんとうにおいしかったです。
なんかブルータスのマコンヴィレコンテストの2位だったらしいです。 1位は師範も飲んでいらっしゃいますよね。(アンドレ・ボノム) 僕も飲んだのですが、ちょっとがっかりしました。 一回比べた限りでは、絶対こっちの方がおいしいとおもいました。ぜひお試しください。

サンタカロリーナ・カベルネソービニヨン・グランレゼルヴァ 1996

産地:チリ マイポヴァレー
価格:1680円

一番高いのは、レゼルヴァ・デ・ファミリアというクラスらしいですが、 こっちの方が堅くなくまろやかでおいしいです。 同じ価格帯のボルドーにはぜったい負けないぞって言う感じです。 二回飲んでるので自信を持ってお奨めいたします。

ルーウィンエステート リースリング 1997

産地:オーストラリア
価格:2480円

特別おいしいと思ったわけではないのですが、有名な作り手なので一回飲んでみたいと思い買ってみました。
ここのシャルドネとかは手が届く価格ではないので、手軽なリースリングを・・・。 典型的なアルザスのリースリングという感じです。 そう考えると価格的には別にお買い得ではないですね・・・。(^_^;)
でも、なかなかよいですよ。

---師範より---
ご報告ありがとうございます。
ご報告頂いた中で、サンタ・カロリーナだけは1995と稽古済みですね。 田舎のオッチャン達が「ホレ、大サービスだ!」ってな具合で造ってそうな、 どっしり重くみっちり濃い、チリの典型みたいなワインですね。 比較的入手が容易みたいですから、そういうのが飲みたい時はとても重宝だと思います。
ともあれご報告ありがとうございました。


門下生第三十二号あんぱん殿より。 (報告日:2000年5月5日)
Breganze di Breganze Pino Bianco 1998

生産者 MACULAN
生産地 Italia Veneto
買った店 やまや渋谷店
値段 1380円

メロンだね~メロン。食べたいなあ~メロン。
っとちょっと意識が遠のいてしまいましたが、 良く熟れた、糖度の高いメロンや花のような香りがしました。 海岸から2、3キロ内陸に入ったあたりで、ふと感じる程度の潮っぽい香りもしました。 色は淡く、清々しい緑色です。
 初日はよく冷やして飲みました。酸味が突出することなく旨味もあり、 軽めながら薄くなく、ほんの少し後味に苦みがあるかなあ、という、辛口さっぱり系ながら、 要素が多い印象でした。 春野菜、紋甲いかと真蛸のマリネにぴったり合い、 妻と客人のT夫妻にも好評でありました。
 2日目はもう少し高い温度で飲みました。 香りは少し控えめになりましたが枯れておらず、 旨味や苦みは初日より増幅して感じられ、より腰の据わった感じでした。

で、もう一本買うか、と問われれば、 冷蔵庫に常に冷やしておきたい白リストの小結的な位置づけと 答えましょうか。

---師範より---
毎度のご報告ありがとうございます。
白って、ドッシリコッテリなものより、 サッパリ軽快だけどもイロイロと軽いジャブを繰り出して来るもののほうが使いやすいですよね。
赤だとどうしてもお高いワインに軍配を上げざるを得ない場合が多いんですけど、 白の場合安ワインの方がメリット多し、ってな場合もあって、 白が飲みたくなるこれからの季節、ナイスな白情報大助かりであります。
それでは、今後ともよろしくお願い申し上げます。


門下生第三十九号こやじ殿より。 (報告日:2000年5月4日)
SHIRAZ 1997

メーカー:PETER LEHMANN
産地:オーストラリア
購入店:リカーズハセガワ北口店(東京)
購入日:1999.11.7
価格:1,680円

香りがけっこう強烈で、果実の甘味をしっかり感じます。 味は香り同様、チョコレートのような甘味とコクがあって、酸味も程良くバランスもグッドです。 イケてる味です。でも、ちょっと単純な味構成で、一本調子でしょうか?

CHARDONNAY 1997

メーカー:VIU MANENT
産地:チリ
購入店:やまや宇都宮店
購入日:2000.2.17
価格:980円
樽香と果実由来の甘味がしっかりと感じられて好印象です。 味はしっかりとボディー感があって甘味も芳醇です。 まずい安ワインにありがちな単なるアルコールっぽい感じもありません。 しかも、全ての味の要素が突出しておらず、バランスがとれています。

---師範より---
ご入門ありがとうございます。
ピーター・レーマンの赤は、 カベルネであれば稽古経験があって、なかなか好印象でありました。オーストラリアと言えばシラーズ、 一度稽古すべきワインですね。
チリの方の造り手は初めて目にします。今度気を付けて探してみます。


門下生第三十八号IMAIZUMI殿より。 (報告日:2000年4月29日)
1999 Shingle Peak Sauvignon Blanc

(Marborough, NZ)
やまや新宿店にて980円

NZのソービニヨンブラン特有のハーブとミネラル感。 柔らかな白い花の香り。非常に口当たりが良く、 始めの一杯から中盤まで、しっかりと楽しめます。 私はケースで買い込みました:-)。

---師範より---
御入門ありがとうございます。
ニュージーランドの白ワイン、師範は未経験であります。 『始めの一杯から中盤まで』は楽しめるとのことですが、後半がどうなのか気になるところです。 まぁケースで買い込まれるくらいですからそれも含めて美味しいんでしょうけど。
ともあれご報告ありがとうございました。見つけたら稽古してみます。


門下生第三十七号ロドリゲス殿より。 (報告日:2000年4月26日)
Montepulciano d'Abruzzo 1997

CITRA VINI
\890

決して濃くありませんが酸味は丸っこく口当たりが柔らかで膨らむ感じです。 香りは樽香が結構あってこの値段でこの味わい(どっかのCMみたいだけど...) は儲けものです。人に喩えるとちょっと太目の人懐こい田舎の女子高生(茶髪、ルーズソックス不可) 。。。カナ(偏見御免)

Montepulciano d'Abruzzo "POGGIO VARANO" 1996

PIERO CORNACCHIA
\1,780
1999/10/25

樹齢60年の葡萄樹を使って栽培している畑で、フレンチオークを輸入し、 1年かけて熟成させています。香りは閉じ気味でしたがクリーミーな樽香が感じられました。 味は果実味主体で噛み応えがありました。
今まで飲んだM.d'Abruzzoの中ではbest5以内にはいります。

Montepulciano d'Abruzzo "RUBINO" 1996

CANTINA TOLLO
\1,180
1999/10/26

いびつなボトルの形がかわいい。温泉、埃っぽいそして甘い香り、 味は酸、タンニンのバランスがいいです。アルコール13.5%とパワフル。

Montepulciano d'Abruzzo "FARNETO VALLEY" 1998

FARNESE
\1,050
1999/12/20

ファルネーゼの社長カミッロ氏いわく 『まず品質が 第一、次に外観、最後が値段の順に気を付けている』とのこと。
色、濃いです。ほんのりスパイシーで飲みやすく時間とともに酸味がこなれてきました。

Montepulciano d'Abruzzo "OPIS" 1995

FARNESE
\2,360
1999/12/22

ファルネーゼの数量限定ワインで入荷量は極わずか。 50%は大樽で10ヶ月、残り50%はオーク樽で8ヶ月熟成させています。 そのオーク樽は、フレンチオークの新樽(100%)と、アメリカンオークの 新樽と1年使用樽(各50%ずつ)を 合わせて使っているそうです。
エッジは濃いレンガ色。香りはカシス、ベリー系、たばこが感じられました。 味はタンニン控えめで甘い果実の凝縮感がありました。 時間とともにタンニンもでてきました。 気軽に飲もうと開けると火傷します(^^

Montepulciano d'Abruzzo 1996

SALVALAI
\950

重たくて甘い樽の香。味は果実味がありコクもありました。 ただ開けてから2時間ほど経つと酸味がでてきて飽きてしまいました。 1人で1本は要らないかな。2人で1本が丁度、美味しくいただける量だと思います。でもCPは高いです。

Montepulciano d'Abruzzo "CASTELLO VECCHIO" 1996

FARNESE
\1,800

バリック・エイジド(小樽で熟成)なんて書いてあります。 今まで飲んだモンテプルチアーノ・ダブルッツォのなかではトップクラスでした。 ベリー系の甘い香りやインクの香りがしました。 ちょっと若かった様な気がしましたが、 この手のワイン特有の果実味に加えタンニンと酸のバランスが良かったと思います。 アフターはほとんど感じられませんでしたがこの作り手、ファルネーゼは好印象です。

Montepulciano d'Abruzzo "MEDITERRANEUM" 1996

\925

ラベルはシチリア島を中心に描かれている古い地図。 香りは抜栓直後に濃いベリー系、タバコの香り。 その後、香りはス~っと消えていきました。色は濃いルビー色。味はまあまあ。 コクは殆どなく果実味あって酸、タンニン少な目。時間とともに渋みが出てきました。 でもデイリーにはもってこいです。

---師範より---
ご入門&一度に8本ものご報告、ありがとうございます。
それもモンテプルツィアーノ・ダブルッツォばっかり、大変な気合の入れ様に畏敬の念さえ抱いております。 師範が飲んだことあるのはMEDITERRANEUMくらいかなぁ (師範の飲んだリストは「出身地別名鑑」のイタリアの部分を参照下さい) 9種ほど飲んでるですけど、確かに安イタリアに有りがちな"へらへら~"っとした感じのワインが少なくて、 楽しめるワインが多いDOCですね。門下生からのご報告もよく頂くDOCです。
それでは、今後ともよろしくお願い申し上げます。


門下生第二十七号マルキュウ殿より。 (報告日:2000年4月12日)
Poggio Varano 1997

作り手:バローネコルナッキオ
産地:イタリア モンテプルチアーノダブルッツオ
輸入業者:稲葉
価格:2200円

ぜんたいに果実味が豊かなワイン。 かなり濃度の高い果汁は、まるでかめそうなほど。
酸と甘み、果実身でタンニンを隠しているが、 構成はしっかりしています。
今飲んで本当においしいワイン。 もう少し於いて飲んでもうまい。 なぜモンテプルチアーノの評判がいいのか、 モンテプルチアーノとサンジョべーぜはどう違うのか、 それを教えてくれるワインです。 もし私がブラインドなら4000円かそれ以上付けると思います。

---師範より---
毎度のご報告ありがとうございます。
Barone Cornacchiaのモンテプルツィアーノ・ダブルッツォは、師範も過去2銘柄 (これこれ) ほど飲んでおります。確かに美味いですね。
で、若干苦言を呈させて頂きます。『もう少しおいて飲んでもうまい』と書かれてますが、 なぜ"もう少し置いて"飲んだわけでもないのにそう断言できるのでしょう? 当道場では「今、自分がこれを飲んでこう感じた」という事実以外は信用いたしません。 いろいろとワインの飲まれておられるとは思いますが、もう一度初心に帰って 「安ワイン者とはなんたるか」を再考されることを期待いたします。


門下生第三十六号渡辺殿より。 (報告日:2000年3月28日)
コルテ・レアル カベルネソービニヨン&テンプラニーヨ 1992

スペイン>ティエラ・デ・バロス地方 赤 2180円(信濃屋代田店)

ラベルがなんだか土産物みたいな「こけおどし」感がありますが、味はなかなかです。
カベルネとテンプラニーヨのブレンドで、凝縮感はありませんが、 繊細でよく熟した果実味が特徴のワインです。

ハロコ・レゼルバ 1993(ボデガス・メディナ)

スペイン>エクストゥレ・マドゥーラ州 赤 1880円 (信濃屋代田店)

このワイン、格付けは「VIno de la Tierra(地酒)」でラベルはコルク製という個性派です。
テンプラニーヨ、CS、ガルナッチャの混醸ですが、 中でもテンプラニーヨの特徴であるタバコや燻した香りが目立ちます。 ボディはスマートめでやや酸が目立ちますが、 適度な熟成感があって、赤ワイン好きには好まれると思います。

カルメン・レゼルバ 1997 カベルネソーヴィニヨン (もしくはメルロー)

チリ>マイポヴァレー 赤  980円(やまや各店)

師範も以前飲まれているようですが、私がデイリーワインとして家に常備している銘柄です。
やまやの取り扱いなんですが、よほど人気があるのか、 入荷してもわりとすぐに売り切れになってしまいます。 ちなみに、
1.レゼルバでない白ラベルもありますが、圧倒的に黒ラベルのレゼルバがよいです。
2.カベルネとメルローではメルローのほうがより良いと思います。
3.97ビンテージはまだ相当に若さが目立ちます。抜栓して一晩置いたくらいがちょうどよいです。

---師範より---
御入門ありがとうございます。
渡辺さんのサイトを拝見しますと、猛烈な勢いで高いの安いの飲み倒しておられるご様子、 敬服いたしております。
ご推薦の3本中2本がスペインのマイナー産地のものですが、 確かにそこらへんは値段の割に良いモノというか、 ヒトクセはあるけど妙に美味いワインがありますね。
それでは今後ともよろしくお願い致します。


門下生第三十二号あんぱん殿より。 (報告日:2000年3月23日)
Salento Chardonnay Stria 1995

生産者 Cosimo Taurino
生産地 Italia Apulia
買った店 やまや渋谷店
値段 1280円

1日目:ほうれん草ときのこと豚肉のカレー(昨日の残り)
夫:ちょっと緑がかった濃いめの色だね。
妻:木っぽい香りねえ。
夫:お花っていうか、大粒の白ぶどうみたいな香りもするね。
妻:すっきりしてるけど旨みもあっておいしいんだけど・・・。 夫:なんかね、安っぽくはないけど樽樽しすぎでバランスはちょっと・・・。
妻:昨日のドイツのリースリングの方が、カレーにはあってるかも・・・。

2日目:ブロッコリと生クリームソースのパスタ
夫:なんかがなくなってるねえ。なんだろ。
妻:樽がどっかいっちゃったね。
夫:おお!お花っぽい香りだけ残ってる。
妻:味も丸くなってバランスがとれて今日の方がおいしいね。

ということで、買いだめするほどではないけど、食事のお供に、という感じで、 樽香が好きな方は抜栓直後に、そうでない方はデカンタしてしばらくしてから 飲まれてもよいのではないかと思います。妙に写実的な葡萄の房の絵が目印です。

---師範より---
たびたびのご報告、恐れ入ります。
なんだかお二人で楽しそうに飲んでいらっしゃるようで、羨ましい限りであります。 あ、道場が楽しくなさそうに飲んでいるってわけじゃないんですけど、 うちの場合、この手の"ワイン者的会話"は師範一人でブツブツとなされている、というのが現実ですから。
ともあれご推薦の白、機会があったら稽古してみます。


門下生第二十七号マルキュウ殿より。 (報告日:2000年3月9日)
SERENELLA ESTATE 1996 SHIRAZ

生産者 ジェームスエステート
国 オーストラリア ニューサウスウエールズ アッパーハンター
輸入業者 岩谷産業
買った店  京橋(大阪)のディスカウント
値段 800円

最初グラスに注いだときはタンニンと酸が強いのですが、 デキャンタージュを3回(ボトルからデキャンター、デキャンターからボトル、ボトルからデキャンター) するととてもまろやかになり、 シラーのチョコというかココアの様ないい香りがでてきました。 食後のチーズ(この日はロックフォール)といただくと甘みが消え、 ベリーというかスモモというか 酸をたたえたさわやかなフルーツに変わりそれは驚きでした。
この値段で2度も楽しめるとはお奨めです (オーストラリアのシラーズなら他のでも楽しめるかも知れません)

---師範より---
毎度のご報告、ありがとうございます。
師範の経験上、新大陸のワインって変化に乏しいものが多いと思います。 そんな中、800円で変化の楽しめるオーストラリアワイン、なかなか良い感じでありますね。


門下生第二十七号マルキュウ殿より。 (報告日:2000年3月2日,8日)
ハーディーズ スタンプシリーズ シラーズ・カベルネソービニオン 1999

輸入業者 明治屋
販売店  大丸梅田店
価格 500円

バーゲンのための価格かも知れませんが、 色はやや薄いものの、香りも少々弱いものの、 こくのあるところ、最後の甘みなど 数ランク上のワインにも通じるところ とってもお買い得です。
少々苦味も感じるところ、それもかわいさの感じるところです。 とにかく一度試してほしい一品です。

ハーディーズ スタンプシリーズ セミヨン・シャルドネ 1999

輸入業者 明治屋
販売店  大丸梅田店
価格 500円

ラベルはコアラの切手、 味わいはすっきりとして、それでいてセミヨンの甘みというかこくのようなものも感じられます。 妻ともこれが500円!と驚いた1品でした。

---師範より---
毎度のご報告、ありがとうございます。
一本500円ならチャッキチャキの安ワイン、それがそこそこだったら嬉しいですね。 明治屋つったら高級輸入食品の取り扱いメーカー、大丸っつったら一流デパート、 そういう会社がこういう価格のワインを取り扱いだしたってことは、 安ワイン道場もなかなかの影響力だってことですね(大勘違い)
ともあれご報告ありがとうございました。


門下生第三十二号あんぱん殿より。 (報告日:2000年2月24日)
Cune Reserva (クネ・レセルバ)1994

生産者 Compania Vinicola del Norte de Espana(C.V.N.E.)
生産地 スペイン リオハ
買った店 やまや渋谷店
値段 1680円

ああおいしい。
いつも飲んでいる一本なので結論はこれなのですが、色から書きますと、 黒っぽいが透明感がある固まった血液のような色。 オークの甘い香、くろっぽい熟した果物のような香、土っぽい香、ミントっぽい香、 ちょっと花のような香もあります。 妙にひっかかるところがなく 酸味、甘み、旨味、渋味が可不足なくあって、控え目な感じの味です。 どこか、知合いの自然体の農家のおじさんに畦道で会ったような安心感があります。 トマトソースのスパゲッティによく合いました。
同じ作り手のIMPERIAL Reserva '91 2380円もよく飲みます。 こちらはCuneに比べると少しずつ各要素が強めで、開くのにも時間がかかるので、 飲む30分以上前にデカンタした方が良いと思います。
このワインは同僚のH女史に、 当日の勝負ワインであるランゴアバルトン'89の前に飲んでいただいたところ、 「さっきのワインの方がおいしかったですね」 というお言葉をいただき、小生かなり凹んだ一品でもあります。 確かにそう感じられるのはわかるのですが、値段が3倍ほど違うのですが・・・。 まだ早かったかランゴアバルトン、すまぬ・・・。

---師範より---
またまた丁寧なご報告、痛み入ります。
んが、お安いワインが高級ワインより評判が良かったということでショックとのこと、 ちと門下生としては心がけが足りないように感じます。 いやしくも安ワイン道場の門下生たるもの、 安ワインの方が評判が良いことは喜びこそすれ悲しむべきことでは無いはずです。
以後、このことを肝に銘じてご精進頂きますようお願い申し上げます。


門下生第三十五号とろば殿より。 (報告日:2000年2月9日)
Cabernet Sauvignon Vin de Pays de l'ile de Beaute 1996

生産者:Frederic de Luze
購入店 エノテカで。通常1,980円、購入価格1,480円

一見すると、ラベルに生産者の名前や瓶のナンバーが入っていて、とてもVdPとは思えないほど。 抜栓した直後は「二次発酵している?」と思わせるような舌に突き刺さるような感覚があるものの、 非常に濃い色で、香り味わいとも凝縮感があり、丁寧な造りを感じさせます。 ヴィンテージが1996でまだ若さをかんじるものの、まるでグランヴァンを思わせるような澱があり、 更に抜栓後1日経っても衰えず、 むしろカベルネ(ニューワールドのカベルネでは味わえないような)らしさが楽しめます。
「恐るべし、コルシカ島のワイン」というところです。 ボルドー好きな人にも安くて楽しめるワインだと思います。

---師範より---
ご報告&ご入門、ありがとうございます。
コルシカ島のワイン、本日師範も飲みました。 ちょっと田舎っぽさはあるけど、ポテンシャルとしては非常に高い物を持っていそうで、 とろばさんお勧めのカベルネ、期待できそうだなぁ、なんて思いつつ飲んでました。
ともあれありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。


門下生第三十三号かつりん殿より。 (報告日:2000年2月7日)
Yarra Ridge Chardonnay 1995

Australia
\1,780 (近所のコンビニにて購入)
食事 : チーズフォンデュ

まず,色が恐ろしく濃いのに驚きました。 次に,香りで圧倒されました。メロンみたいな感じでした。 そして,口に含むとコク・ヴォリュームで卒倒しました。 こ,これで\2,000でお釣りがくるとは!!
チーズフォンデュにもばっちり。 ちょっと樽樽してるかもしれません。

---師範より---
ご報告ありがとうございます。
豪州のシャルドネ、どーもあのキツい樽香と甘ったるさと濃さ、 喩えれば伊勢崎町ブルースをジャズっぽくアレンジして弾いているような、 「そりゃちょっとベタじゃないかい」感を感じてしまい、師範的にはやや苦手系であります。
しかしながら、師範の苦手領域に通じた門下生殿の存在はなかなか心強いものですので、 今後ともご報告よろしくお願い申し上げます。


門下生第二十七号マルキュウ殿より。 (報告日:2000年2月6日)
勝沼ワイナリー甲州ヌーボー 1999

価格:1200円
購入店:近くの酒屋

色は殆ど水のように透明、 甘いけれどもさらっとしていて、 癖もなく食事には併せやすいワインでした。
海外の高級ワインもいいですが、 鍋物(水炊き)などのように淡泊なものには 食事のじゃまをしないこのワインなどいかがでしょうか。
久々にほっとするようなワインでした。

---師範より---
たびたびのご報告、ありがとうございます。
清酒を飲む習慣がある日本ですから、師範も国産ワインの白には最近一目置いていて タマに稽古したりしておるのですが、 先日「これはさすがにどうも…」的なワインに当たってから ちょいと稽古欲を削がれております。
でもそのうちまた再開するでしょう。ともあれありがとうございました。


門下生第三十四号tamicchi殿より。 (報告日:2000年2月2日)
SANTA ANA MALBEC 1996

アルゼンチン
980円

とにかく、色は濃く、香りは黒人が香水をつけているようなスパイシーな香り(??) 980円ながら最初からなかなか楽しませてくれる感じ。 クルクル回しながら飲んでみるとコクがあり渋みも嫌味なく絶妙。 ゆっくりと味合うにはもってこいの赤。
煮込み肉料理と合うだろうな~と思いつつ、 お昼だったのでバゲットにバターたっぷり塗って楽しみました。

---師範より---
再度のご報告、ありがとうございます。
Santa Ana、師範もカベルネ・ソーヴィニョン とは稽古したことがあるんですけれど、 ボトルの状態が良くなかった(そこで買った2本とも死にかけだった) ようでイマイチな印象でした。マルベック、見かけたら稽古してみます。
それにしても『黒人が香水をつけているようなスパイシーな香り』 とは…華やかさと濃さとケモノっぽい感じが伝わって秀逸な表現ではありますけど、 まだまだ長生きしたい師範には使いづらい表現でもあります。
というわけでまたよろしくであります。


門下生第三十四号tamicchi殿より。 (報告日:2000年1月23日)
Chateau Musar 1994

原産国:レバノン
輸入業者:株式会社エイチ・ピー・ティー
販売業者:株式会社横浜そごう
1600円

最近冷えた白をキュッとやるのがお気に入りなので、いい物がないかとそごうを探索。 そこで目を引いたのがレバノン産のワイン。初めてお目にかかりました。 なんだか怪しい匂いプンプンでしたがワインの色にひかれて購入。
色はビールの味薄い系の色(バドワイザーなど)、香りは風邪ひきなのであまり感じられず。 味は良いシャブリよりもっとしっかりした感じ。濃い~!!しかし、しつこくなく、 キリリと心地よくぐいぐい飲めちゃいます。 お供には生ハム、チーズ。 味の濃いチーズにも負けずなかなかのはっきり味で美味しくいただけました。
2日目。相変わらずの風邪ひきでしたが、香りが感じられ(普通なら相当香っているんでしょう) 味もキリリとした中に甘みが感じられ1日目より断然美味しく頂けました。
赤は安くて美味しい物が結構出てますが、白で安くていいものって、 なかなか出会えなかったので今回は納得のいく白でした。

---師範より---
御入門&ご報告ありがとうございます。
シャトー・ムザール、なんだか最近評判みたいですね。 それを前情報なくゲットされたtamicchiさんは、なかなか鼻の利く方だとお見受けしました。 で、偶然にも師範もChateau Musar 1993の赤を最近横浜そごうで買って保有しております(2,200円でした)。 白が美味しかったとのことなので、期待に鼻の穴を膨らませております。 飲みました
ともあれ、今後ともよろしくお願い申し上げます。


門下生第二十八号MIC殿より。 (報告日:2000年1月22日)
20 BarrelMerlot 1998

チリ Cono Sur社
価格:1,800円 (尾道:勝田商店)
インポータ:スマイル

これは濃い!ワインです。グラスの向こうが全く見えない、こんな濃いのは初体験でした。
香りはメルロのほこりっぽい、スパイスが主体です。 甘味を感じさせるボリュームのある味わいですがやや単調な感じを受けるのが、 新大陸産ワインの限界といえば限界でしょうか? でも気に入ってしまって、もう4本も飲んでしまいました。 カベルネもあるんですが、メルロのほうがずっと上だと思いました。 カベにはちょっと青臭さを感じてしまいました。 この濃いワイン、熟成の可能性はあるんでしょうか? あと2/3本仕入れて、少し寝かせてみたいと思ってます。

---師範より---
ご報告、ありがとうございます。
南米産のワインって、「濃いがやや単調」というのは確かに多いですね。 もちろんそうでないものもありますが、それはそれでなんだか裏切られたような感じがあるんで、 「ドカンと濃く単調なワイン」、朴訥としていて好きであります。
「熟成の可能性」についてですが、 師範の数少ない経験の中に、同じヴィンテージ(1994)のアルゼンチン産ワインを 1998年1月2000年1月に飲んだ、というのがありますが、 まともなワインだとちゃんと熟成するように感じました。
…というわけで、今後もまたよろしくお願い申し上げます。


門下生第三十三号かつりん殿より。 (報告日:2000年1月21日)
Chateau Haut-Cardinal 1993

St-Emilion Grand Cru
\2,265(PARTY新百合ヶ丘店)
食事:チンジャオロースー

1993は半年ほど前にレストランで飲んでとても美味しかったので期待していました。 しかし,チンジャオのせいだと思いますが,味が薄く感じられました。 ちなみに,レストランでは瓶のまま,今回は自宅でデキャンタして飲みました。 飲み頃です。ばかでっかい澱がうじゃうじゃありました。 割引のさらに割引なので安かったです。この値段なら文句ありません。

---師範より---
御入門ありがとうございます。
1993年のボルドー右岸でこれくらいの値段のワインって、結構良い感じなのが多いと感じております (例えばCh.FaugeresとかCh.Haut-Goujonとか)。 確かに今が飲み頃かもですね。ご推薦のワイン、見つけたら稽古してみます。
まずは報告ありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。


門下生第三十二号あんぱん殿より。 (報告日:2000年1月17日)
Barbera d'Alba vigna pozzo 1996 CORINO

バルベ-ラ ダルバ ヴィーニャ ポッゾ 1996
生産者 コリーノ
2480円(渋谷やまや)

このワインはイタリアのグルメ本「ガンベロ・ロッソ」で最高の評価である3グラス (2、1、0と下がる) を得ているワインです。抜栓後、4日かけてゆっくり飲みました。
色は若々しくて濃く、アシも長くて細いものでした。香りはちょっと甘い樽香と花、 肉っぽい香りがしました。 抜栓直後はこのちょっと甘い香りから甘みを想像したためか、口に含んでも甘味が感じられず、 とてもドライでタイトな感じがして「あれっ」と思いました。
しかし全体的には酸味、うまみ、渋味等の味の境界線がくっきりしすぎずバランス がとれていて、 小柄な体操選手の肉体のような引き締まった中身の詰まった感じでした。 しばらくして、タンニンが目立ってきたので その日はグラス1杯分しか飲みませんでした。
2日目はあまり変化していませんでしたが、若干落ちついた感じがしました。 存在を主張せず、常にそばに控えている有能な執事のような傍らにたたずむ印象でした。 後半、やはりタンニンが目立ってきて「ちょっと抜くの早かったかな」と反省しました。
3日目はデカンタに半分程開け、牛肉とまめのトマトソース煮込みと一緒に飲みました。 デカンタは効果がありました。最初は昨日までと印象が変わらなかったものの、 徐々に甘味が感じられるようになり、タンニンも気になることも無く、バランスのとれた、 端正な全体像が見えた感じがしました。料理ととても良く合いました。
4日目は香りは弱くなってしまいましたが、味はすっかり丸くなって、のっけから楽しめました。 瓶の底には粒子の細かい泥のような澱がべったり着いていました。
ということで、全体的にはとてもコストパフォーマンスの高い、 控えめですがおいしいワインであると思います。 今、飲むのはちょっと早いような気もしますが、デカンタすれば十分楽しめます。

あんまりそんなにいろいろ飲んでいるわけではありませんが、イタリアのワインを飲むと、 この「食事のそばにたたずむ有能な執事」のような印象を受けるものが多いと思います。 ガンベロ・ロッソの評価もこのような印象を受けるものに対して評価が高いような気がします。 ロバート・パーカー氏やワインスペクテイター誌の評価が高いものは、どちらかというと 「濃くてバーンときてドーン!」というような感じがします。それはそれで好きですが、 控えめで奥ゆかしいものもとても良いと思います。

---師範より---
御入門と極めて丁寧なご報告、ありがとうございます。
一本のワインを4日に分けて飲まれるその探求心、恐れ入りましてございます。 師範なんぞもつい最近(別の造り手ながら)バルベーラ・ダルバ を飲んでおるわけではありますが、一日にして飲み切って『酸っぺぇ』などと悪態をついております次第で、 お恥ずかしい限りです。
「安ワイン道場」の看板を掲げながら安ワインを見下したような飲み様、 己に猛省を促したい心境でございます。 初心に立ち返り、「安ワインの目線に立った稽古」を心がけねばなりますまい。
…と言いましても堪え性が無いので大抵一日で飲み切ってしまうとは思いますが…
ともあれご報告ありがとうございました。 お勧めのワイン、機会がありましたら稽古してみる所存にございます。


2001年報告分 2000年報告分 1999年報告分 1997/1998年報告分

by 師範