4月、今年は桜の開花から満開までの期間が長いですね。
左写真は昨年も撮った近所の公園の枝垂桜。
昨年の写真の方がコントラストが高くキレイだな。
でも枝垂桜っぽさや春おぼろな感じは今年の方がでているかも。
難しいですなぁ、写真は。
さて4月から電力自由化がスタートしたわけですが、
道場は一般家庭としては結構電力消費量が多い方なようで、
電力会社を変更するメリットがあったので東京電力から東京ガスに乗り換えました。
競争は始めてみないと始まらないしね。
また、契約容量もこれまで80アンペアだったものを60アンペアに下げる申請をしました・・・ってか80アンペアって多いよね。
家じゅうのダウンライトをすべて100W電球で計算したらそうなったんですが、今や電球型蛍光灯かLEDだからそんなに要らないのよ。
東京電力の時はアンペア・ダウンをお願いしても「工事が必要」とかで却下されたのですが、
さて東京ガスはどうするんでしょう?まだ今のところ音沙汰無しです。
そんな道場ですが、そもそもなぜ消費電力が多いかっていうと、
やっぱりワインセラーが原因のような気がするんだよなぁ。
うちのセラーの1台はアンモニアを冷媒としているため、コンプレッサー不要で静かだけど冷却効率の低いんですわ。
そう考えると、案外ワインの保管コストってバカにならんのですな。
安ワイン者は「買ってすぐ飲む」のが財布にも地球にも優しいようです。
本日は、師範母含む一家5人で、大学生の姪っ子がアルバイトをしている大井町テラスというダイニングバーへ。
場所は京浜東北線大井町駅のちょい南側にあります。
場所は、線路沿いではあるけれど窓から緑が見える環境の良いビルの一階。
ちなみにここの店長さんは熊本出身(というか師範も姪も店長さんも同じ高校出身)とのことであります。
だもんで、オシャレな店内だけど、黒板に大きく「熊本支援」の文字があり、
熊本産の焼酎類の収益は全額寄付されるんだとか。「飲んで応援」したい方は是非。
注文した料理は以下でございます。
エビとアボカドのポテトサラダ | (左写真) |
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大井町タワー(オニオンリングフライ) | |
アサリの白ワイン蒸し | |
タコのカルパッチョ | |
牛スジの煮込み | |
ガーリックトースト | |
鶏ナンコツのアヒージョ | |
ピザ(マルゲリータ) | |
バーニャカウダ | |
牛ハラミ肉のサイコロステーキ | (下写真) |
タコとキュウリの塩昆布和え | |
ベーコンとほうれん草のグリーンパスタ | |
フライドポテト |
同郷の方が店長で、姪がアルバイトしていて、というポジティブ・バイアスがあることを置いといても、
スペインバルのタパス的なメニューがいろいろで、酒がすすむおいしい料理でした。
姪っ子が『賄い食べて2kg太った』というのもさもありなん。
中でも牛スジ煮込みが美味かったな。熊本の焼酎に合わせるんだったら間違いなくコレです。
あと、この店は恵比寿の「馬ん家(バンカー)」という店
(2010年に訪問)の系列店のようなので、
馬刺なんかのメニューもあります。
飲み物は、師範以外の女性陣4名はソフトドリンクとかカプチーノとかを飲んでましたが、
師範はもちろんワインを頂きます。
名称 | Chateau Mercian "Ensemble" Moegi 2014 シャトー・メルシャン "アンサンブル" 萌黄 2014 |
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生産者 | Ch. Mercian シャトー・メルシャン (メルシャン株式会社) |
価格 | (クーポンでサービス:通常価格3,500円) |
購入店 | 大井町テラス |
この店の食べログのページに「5名様以上ディナーご予約でボトルワイン1本無料」のクーポンを発見。
姪っ子がアルバイトしている店に行くのにケチくさい話ですが、遠慮なく使わせて頂きます。
そしてそのクーポンで、なんと白6種赤6種泡3種にロゼ2種のワインリストから好きなものが選べます・・・多分。
リストにあって品切れの物もあるみたいですが。
そんな中から選んだのは、白では一番お高かった3,500円のこの白。
ここんとこサントリーさんとのお付き合いが多くて、プチ・マイブームな日本ワインです。
品種は、福島産および長野産のシャルドネと、山梨産の甲州がブレンドされているとのこと。
福島のブドウが使われているってことで、ここでも「飲んで応援」であります。
色は、光がいつもと違うのではっきりとは判りませんが、ほとんど無色に近い感じだったような。
甲州種の影響が強いのかも知れません。
香りは、グレープフルーツとか梨のような、スッキリシャッキリした果実香と、
樽熟由来と思われるほんのりバニラのような甘い感じの香りがあります。
思いのほか複雑でボリュームのある香りでちょっとビックリ、
香りに関してはシャルドネの良さが出ている感じです。
味は、甘さ控えめでシャープな印象。こっちはまたまた甲州の影響大かな。
かといって薄すぎるわけではなくて、良い感じのバランスです。
結果、いろんな産地の複数品種をブレンドするという狙いがピタリと当たっている感じがしました。
日本料理との相性は更に良さそうな気がします。
後で調べたら、売価2,000円弱程度なんですな。
それくらいの値段でこの品質なのは結構ナイスであるのと、
それくらいするものが3,500円で店売りされているのも良心的だと感じます。
点数 | 77点 |
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そしてワインも飲み終わり、食後酒として熊本の焼酎武者返しをロックで。
一人でワイン1本に焼酎1杯で、立派な酔っ払いの出来上がりです。
そんな感じの食事会、お会計は5人分トータルで13,000円強。
ワインがサービスだったことが大きく効いていて、大変安く上がりました。
ありがたやありがたや。
名称 | Macon "Aux Bois d'Allier" 2013 マコン "オー・ボワ・ダリエ" 2013 |
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生産者 | Dom. Cordier Pere et Fils ドメーヌ・コルディエ・ペール・エ・フィス |
価格 | 1,980円 |
購入店 | ヴェリタス |
連休初日、本日の夕食は手巻き寿司。
寿司種は、鮪(切り落としで部位いろいろ)、真鯛、サーモン、水ダコ、ヤリイカ、カイワレ大根、大葉、卵焼き。
あとは豚汁。天気も良くて気分のいい季節なんで、ワインも普段よりちょいと良さげなヤツをチョイスして、
ブルゴーニュはマコンさんの白を。
この銘柄は、9年前に2005年産と稽古済み。
その時よりかなり安くて2,000円以下だったので2本購入(今は値段上がってますが)
美味けりゃ良いなぁ、と思いつつ稽古します。
色は、決して濃くは無いけどちゃんと黄色っぽさが感じられ、照りのあるキレイなレモン色です。
香りは、まず初めに感じるのが蜜っぽい香り。そしてその後リンゴのようなフルーツ香と、ビスケットのような香ばしさを感じます。
味は、甘さもあるけど酸がしっかりしているので、浮ついた感じはありません。
「高級ブルゴーニュ白のひな型」といった感じでしょうか。
派手さは無いし目立ったポイントも無いんだけど、滋味深く身体に染み入るように飲めるワインです。
生魚との相性としては、今回の寿司種はすべて大丈夫でした。
ただ、サバみたいな青魚とかイクラみたいな魚卵と合わせるのは難しいように思います。
点数 | 78点 |
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リンク | Macon "Aux Bois d'Allier" 2013 [Dom. Cordier Pere et Fils] 1,980円 |
名称 | Stark-Condé "Vineyard Selection" Syrah 2013 スターク・コンデ "ヴィンヤード・セレクション" シラー 2013 |
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生産者 | Stark-Condé Wines スターク・コンデ・ワインズ |
価格 | 1,298円 |
購入店 | コストコホールセール金沢シーサイド店 |
いよいよ明日からゴールデン・ウィーク!ということで、本来木曜は休肝日ですが、
今日くらい良いよね、自分にご褒美だよね、とうきうき感を隠し切れず飲んじゃいます。
そして選んだのは南アフリカ産のシラーズ、買った店はコストコ。
ちなみに料理は、マカジキ竜田揚げ、カキフライ、白身魚ナスの揚げびたしwithトマト、胡麻豆腐です。
色は、濃いっちゃ濃いですが想像したほど濃くないというか、
ボルドーグラスに90mlほど注いで一応向こうが透ける程度の濃さです。
香りのボリュームは中程度、濃いベリーっぽい香りにシラーズらしい胡椒のような香りが加わります。
樽香はあまり感じません。南アフリカというと樽が強いイメージがあったけど、
最近の傾向はそうでもないんですかね?
味はとにかく若い、渋い。
ガッシガシな味わいです。
ポテンシャルは感じるワインです。
でも今飲んでも楽しくない。
南アフリカ含めニューワールドのワインって、若くても人懐っこいイメージがあったんだけど、
このワインは、若さゆえか人を寄せ付けない感じです。
なんかね、1,300円くらいの南仏のシラーそのものなんですよ。
そんなとこまで真似しなくて良いと思う。
ニューワールドはもっとおおらかに行きましょうや。
点数 | 70点 |
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名称 | Bravia Tempranillo 2013 ブラービア テンプラニーヨ 2013 |
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生産者 | Bodegas Mocén ボデガス・モセン |
価格 | 799円 |
購入店 | ヴェリタス |
師範母は現在も道場に逗留中。
この連休、師範母と師範で阿蘇の実家へ被害の具合を確認しに行くことにしました。
もちろん現地の被災者の方々には極力ご迷惑をお掛けしないことを念頭に置いて。
実家が契約しているホームセキュリティ会社の報告によれば、
建物は平気だけれども家の中の家具類はすべて転倒して物が散乱しているとのこと。
どうしたもんだか、です。
それはそれとして、道場自体は平常通りの運転です。水曜日は師範が夕食の調理当番なので、
本日のメニューは棒棒鶏、水菜のお浸し、中華スープ。
選んだワインは、スペイン産のテンプラニーヨ。
あまり得意でない品種ではありますが、安さに惹かれて買っちゃいました。
色は、濃いっちゃ濃いけど濃すぎ無くて、辛うじて向こうが見える程度の濃さ。
香りは、ボリュームは自体はしっかりしていて、若くて荒っぽく青臭い香りではあるけど結構タップリとした香りを感じます。
味は、甘みと渋みがしっかり。一言で言えば「甘渋い」、二言で言っても「甘くて渋い」という感想になります。
買値800円と思えば腹も立ちませんが、
それでもその値段以上の価値を見出すのはちょっと難しい、若くて粗っぽいワインです。
やっぱり師範はテンプラニーヨが苦手なのかな?
若いカベルネ・ソーヴィニョンにも通じる、人を寄せ付けない険しさが感じられます。
点数 | 69点 |
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リンク | Bravia Tempranillo 2013 [Bodegas Mocén] 799円 |
昨日ワインを同時に二本開けたので、今日は開けません。
でもそれじゃ寂しいので、新たにイオン系スーパーで発見したビールを開けます。
銘柄は、グラン ラガー アロマというヤツ。
麦芽100%の生ビールという点は期待できますが、原産国がお隣なのがちょっと・・・です。
色は普通のビールと変わりませんし、泡立ちも特に豊かということはありません。
ところが、香りは謳い文句通りかなりフルーティ。グレープフルーツのような、
ワインで言えば北方のソーヴィニョン・ブランのような香りがします。
味わいは結構シャープでドライ。アサヒのスーパードライにコクを足したような味わいです。
これまであまり無かった感じの、香り華やか味わいドライなビールです。
ただ、ドライ=金属的なビールが苦手な師範としては、積極的なリピート買いは無いかな。
ちなみに左写真はツマミに食べたスイカです・・・ってウソです。昨晩食べました。
熊本産のスイカ、もう十分に甘いです。「食べて応援」ということで、
読者な皆さまもスーパーとかで見かけたら買うてやってはいよ~
先々週の赤比較に引き続き、コノ・スルのワインを使った比較企画。 本日は、品種は固定のゲヴュルツトラミネール。 たまたま以前買ったレゼルバ・シリーズがあったので、 ヴァラエタルシリーズとのグレード違い比較とシャレ込むことにしました。 ただ、残念ながらヴィンテージまでは揃わず、レゼルバが2014年でヴァラエタルが2015年です。 今回も次女に協力して貰って、パントリーに隠れて注いできてもらい比較します。 さすがにね、「コノ・スルのゲヴュルツトラミネールはレゼルバを買え!」とふれて回っているわけですよ。 コレをハズすわけがないと思っていたわけですよ。
名称 | Cono Sur "Bicicleta" Gewürztraminer 2015 コノ・スル "ビシクレタ" ゲヴュルツトラミネール 2015 |
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生産者 | Viña Cono Sur ビーニャ・コノ・スル |
価格 | 630円 (単品価格 717円) |
購入店 | Amazon.co.jp (酒のいしかわ) |
比較の一方はこちら、日本ではヴァラエタル・シリーズと言われているベーシックなラインで、
お値段700円ちょっとのワインです。
ゲヴュルツトラミネール単一品種で造られたワインで、まずこの値段で買えるものは稀だと思われます。
ちなみにこの銘柄とは、直近2013年12月に2013年産と稽古しています。
色というか外観は、もう一方のワインとほとんど差がありません。
香りのボリュームは、最初に嗅いだ時点ではこちらの方がフレッシュでライチの感じがパーンッ!と来てました。
その時点で「ははーん、こっちがレゼルバだな」と判断。
口に含むと、やや甘めだけどアルコールの厚みもあって、そもそものブドウの出来がしっかりしたものであったことが想像され、
「やっぱりこっちがレゼルバでファイナル・アンサー!」です。
結果、師範の予想は大ハズレ。最初次女に「注ぎ間違ってない?」と聞くくらいでした。
やっぱりね、お手頃価格の白ワインは若きゃ若いほど良いんですよ。
だから、本来のクオリティの差を若さが覆したって感じでしょうか
・・・などど、ハズした言い訳をツラツラと書き立てておりますが、
ゲヴュルツらしさを味わいたいという要求には、このヴァラエタルシリーズでも十分応えてくれるということを実感しました。
スクリューキャップをして冷蔵庫保存した翌日、改めて再稽古。 曇天の太陽光下でじっくり見比べると、なぜかこちらの方が赤みがあって薄い赤銅色に感じます。 香りはやっぱりフレッシュさ全開。 でもライチっぽい揮発感のある香りはちょっと控えめになって、ピーチのような甘げな香りが強く出てきています。 健全さという意味では翌日でも全然平気ですね。 よっぽど「辛口原理主義」な方じゃなければ、これで700円はやっぱり買いです。
点数 | 78点 |
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リンク |
コノスル ヴァラエタルシリーズ 10本セット
6,880円 Cono Sur "Bicicleta" Gewürztraminer 717円 |
名称 | Cono Sur Gewurztraminer Reserva Especial 2014 コノ・スル ゲヴュルツトラミネール レゼルバ・エスペシアル 2014 |
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生産者 | Viña Cono Sur ビーニャ・コノ・スル |
価格 | 1,021円 |
購入店 | 酒類の総合専門店 フェリシティー |
ちなみに本日の夕食メニューは、天ぷら。天種はブラックタイガー、鶏ササミ、筍、ピーマン、ナス、人参、大葉。
ご飯は五穀米。食後に「食べて応援」な熊本産スイカ。
スイカは置いといて、天ぷらはゲヴュルツトラミネールに合わせるにはこれ以上ないと思われるメニューです。
そしてもう一方のワインは、3ヵ月前に買ったレゼルバ・シリーズのゲヴュルツトラミネール。
師範的には、やや甘めで香りがとても華やかで、素人衆に気に入ってもらうには「コレしかない」って銘柄なわけですよ。
だもんで昨年の研修の打ち上げで使ったりしていたわけです。
コレはハズすわけは無いというか、
「コノ・スルもやっぱちょっとお金出した方が良いですよ」な考えが師範の頭にこびりついていたわけです。
結果、前述したようにヴァラエタル・シリーズの方がフレッシュで良い感じだったわけですが、
敢えてこちらの美点を探すと、やっぱり複雑さはこちらが上です。
飲めない師範母は「こちらの方がまろやか」と評していました。
結果、『フレッシュな白なんてブドウジュースじゃん!』なんて男気溢れる安ワイン者にはこちらがお勧めかも。
でも、そうすると入門編としてコレを薦めてた師範って何!ってことですが。
↑のヴァラエタル同様、こちらも翌日再稽古。 香りのボリュームはやっぱり負けてるなぁ。ただ、やっぱりこっちが複雑は複雑です。 時間を経てツンッとした刺激が弱くなるのは、 このグレードのこの品種にとってはあまりメリットにならないってことですかね。 昨年稽古した時点ではもっと元気があった気がしますから。
点数 | 76点 |
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リンク | Cono Sur Gewurztraminer Reserva Especial 2014 1,021円 |
名称 | Deakin Estate Shiraz 2014 ディーキン・エステート シラーズ 2014 |
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生産者 | Deakin Estate ディーキン・エステート |
価格 | 873円 (単品価格:907円) |
購入店 | お手軽ワイン館 |
本日の夕食は、師範母が買ってきたケンタのフラチンケンタッキーフライドチキン、
馬刺、生ハムとレタスとブロッコリーのサラダ、ソーセージとトマトとレタスのスープ。
ワインは、2月に買ったお手軽ワイン館の「フェブラリーワインセット」から最後の一本。
ちなみにこの銘柄は、3年前にセブ島で2012年産のシャルドネと稽古していて、
個人的には良い思い出のあるワインです。
さて抜栓。豪州産なんで有無を言わさずスクリューキャップです。
色は、豪州のシラーズとしては薄めじゃないかな?
ニューワールドの濃いピノ・ノワールと言っても信じるくらいの赤みのある色合いです。
香りはかなり弱め。ダーク・チェリーのような雰囲気もあって、
こちらもシラーズというよりピノ・ノワールみたいな感じ。
味は、甘酸っぱくてザラリとした渋味。
そして、酸化防止剤が多めに使われている(あるいはアカシアが使われている)ような、
異様に若作りな印象を受けます。
添加物の表記は「酸化防止剤(亜硫酸塩、ビタミンC)」、
意図してこういう味にしているのかな?
うーん、これはイケてない、というか好みじゃない系です。
裏ラベルには「プラムやラズベリーの豊かな果実味が魅力的なシラーズ」とあって、
プラムやラズベリーというのは合点が行きますが、それが魅力的かと問われると師範はノーです。
もちろん飲めないほどじゃないけど「コレはシラーズじゃねぇ!!!」って感じです。
点数 | 63点 |
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リンク |
2月限定!フェブラリーワインセット(赤5、食材1) 税・送料込 5,378円 (もうこのワインはリストにありません) Deakin Estate Shiraz 2014 907円 (ヴィンテージ違い) |
名称 | Cono Sur "Bicicleta" Carmenere 2014 コノ・スル "ビシクレタ" カルメネール 2014 |
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生産者 | Viña Cono Sur ビーニャ・コノ・スル |
価格 | 630円 (単品価格 不明) |
購入店 | Amazon.co.jp (酒のいしかわ) |
本日の夕食は、阿蘇に帰れず逗留中(ってか当然帰れないよね)の師範母が、
近所のスーパーで買ってきてくれた牛肉を使った和風ステーキ。
食べたいものはなんでも手に入る環境、改めて感謝しなきゃいけませんな。
ちなみに、ずーっと旦那の母親が家に居ると嫁姑問題が・・・とご心配頂く向きもありましょうが、
幸いなことに師範代と師範母はとても仲がいいので(師範よりも仲がいいくらい)、どちらも全く苦にならない様子。
そんな点もラッキーです。
そしてワインは、やっぱり焼いた肉とくれば赤でしょう、ということでチリ産のカルメネール。
amazonで買った10本セットからの4本目
(これまでの稽古分はカベルネ・ソーヴィニョンとメルローとピノ・ノワール)。
また、この銘柄の同品種とは2013年12月に2012年産と稽古しております。
色は、濃い紫で、先月稽古したカベルネ・ソーヴィニョンとメルローだと、
メルローの方に近い気がします。あくまで記憶の中での比較ですが。
香りは、甘くて香ばしい果実の香りがブワッと来ます。
濃い色のベリー、チョコレート、カルメ焼き・・・最後のは語感からのバイアスですが。
ややスパイシーな、品種でいえばシラーのような雰囲気もあって、ボリューム、複雑さともこのクラスとは思えません。
味はしっかりとした甘さがあって、渋みもかっちり。
前の2本と比べると、やや酸味が弱くて浮ついた印象は受けますが、
酸味が強いワインが苦手な方はこっちのほうが好きかもです。
南米産なのにまだ飲むには若いと感じるくらい、しっかりしたワインです。
コノ・スルに限らず、チリ・ワインの赤ではカルメネールが一番品質に間違いが無い気がします。
チリの代表品種ということで、各造り手の気合が入っているのかも知れません。
点数 | 78点 |
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リンク | コノスル ヴァラエタルシリーズ 10本セット 6,880円 |
英国出張から帰国した翌日、今日は次女のピアノの発表会。
これを聴きに、熊本県阿蘇から師範母が先週より道場へ遊びに来ています。
ご存じの通り、熊本・阿蘇は大地震に見舞われ大変な状況。
そんな折、80歳に近い一人暮らしの母が、
ホントにたまたまですが道場に避難出来ていることは、
他界した父がアチラから守ってくれていると感じざるを得ません。
そして演奏はと言えば、親バカフィルタを抜きにしても、
非常に活き活きと「自分の弾きたい音楽」が表現出来ていたように思います。
ただ、そういうのってクラッシックの王道からは逸れるようで、
ピアノの先生とはかなり折り合いが悪かったみたい。だもんで今回限りで次女はピアノをやめるそう。
師範は今でもバンドで演奏を楽しんでいるけど、長女も次女も演奏好きにさせてあげることは出来なかったなぁ。
発表会の後、
師範母が一番上の孫(師範の姪、東京の大学に在学中)と会いたいということで、
コンサートのお疲れさま会を兼ねて近所のフレンチへ。
地元が大変な時にフレンチもいかがなものかと考えなくは無かったわけですが、
我々が自粛したところで何も地元にメリットがあるわけじゃないし、
こっちはこっちで暗くならずに出来ることを考えるのが大事だな、と。
店は、ここんとこ比較的頻繁に訪問している、横浜市南区永田北にあるラ・ルーヴルという一軒家のフレンチ・レストラン。
最近では昨年10月に伺っています。
昼過ぎに当日予約しようとしたら「午後7時までは満席」とのこと。
案外この界隈では評判が上がってきているのかも知れません。
料理の注文は下記。
次女:春の特別コース(前菜3品、メイン1品):\5,400
姪、師範:ルーヴル・コース(前菜2品、メイン2品):\5,000
師範母、師範代、次女:マルシェ・コース(前菜、スープ、メイン1品):\3,000
注文バラバラ、めんどくさい客でスミマセン。
師範が注文したルーヴル・コースの組み立ては以下でした。
前菜1 | サザエのグリル、タコのマリネ | |
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前菜2 | ゴボウのスープの中にソテーしたフォアグラ | |
メイン魚 | 真鯛のポワレ、アメリケーヌ・ソース | (写真左) |
メイン肉 | 牛フィレ肉のステーキ、マディラソース | (写真下) |
写真からもわかると思いますが、基本的にはしっかりとしたソースをベースとしたクラシカルなフレンチです。
ゴボウスープとフォアグラのマッタリとした相性はとてもナイスでした。
真鯛はちょっと火が入りすぎていたかな?
フレンチで牛ステーキを頼むことはほぼ無いんだけど、
ヒレだと赤身の美味しさを楽しめるので悪くない選択でした。
料理の内容は、値段を考えると十分満足がいくものです。
道場近辺で、スタイリッシュなものを食べたければ先月訪問したジャンティエス・コマチ、
クラシカルなのを食べたければココ、という使い分けです。
あと、このクラスの料理が楽しめるイタリアンがあればなぁ、
更に欲を言えば、同じく和食の店や寿司屋なんかも欲しいところ
・・・と考えてみると、例外的にフレンチだけが恵まれているのかも知れません。
名称 | Givry 1er Cru "La Grande Berge" 2012 ジヴリー・プルミエ・クリュ "ラ・グランド・ベルジュ" 2012 |
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生産者 | Dom. Ragot ドメーヌ・ラゴ |
価格 | (6.500円) |
購入店 | ラ・ルーヴル |
今回の会食参加者は6名。そのうち大人は4名ですが、飲むのは師範と姪だけ。
というわけでおとなしくワイン1本で参ります。
お店の方と相談して、『ブルゴーニュの赤で香りが良くてお手頃なものを』とお願いすると、
持ってきて頂いたのが4本。
そのうち2本は既に昨年この店で稽古済み(コレとコレ)
だったので、それらを外してこのワインをチョイスしました。
色は、ブルゴーニュでも南の方らしい、やや青みを感じる紫色。
香りは結構凄いです。
長女曰く『チェリーの香り』、師範代曰く『カリフォルニアのワインのよう』、
どっちも良いこと言うなぁ。確かにニューワールド産のピノ・ノワール的な甘いフルーツの香りに、
香ばしいバニラっぽい香りが加わっています。
香りのボリュームもたいしたもので、
師範の斜め前に座っていた師範母が『(私が)グラスを廻すとこっちまで香りが漂ってくる』と言ってました。
よく、「グラスに注ぐと部屋いっぱいに香りが拡がって・・・」なんて記述をみたりしますが、
香りに対する感受性が高い人にとっては、そういうのもあながち誇張表現ではないのかも知れません。
味わいは、抜栓してすぐはちょっと渋味が固い感じはありましたが、
徐々にこなれてきて柔らかく変化してくれました。
いやー、これはちょっとビックリです。
お店での値付けが6,500円ってことは、小売価格は道場の稽古範囲ギリギリ程度かと思われます。
だとすれば非常に優秀、今度君嶋屋さんへ行くことがあればゲットしてきましょう。
点数 | 85点 |
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その後、デザート(左写真:クリームブリュレ、チョコレートケーキ、イチゴのムーズ、バニラアイス)
にお茶(師範はエスプレッソ)を頂いてコース終了。おなかいっぱいになりました。
そして、トータルのお支払いは30,000円ちょっと。
6人でちゃんとしたフレンチのディナーを食べて、ワインもボトル1本開けてこの値段、
非常にリーズナブルだと思います。
名称 | Côtes du Rhône (Rosé) 2013 コート・デュ・ローヌ (ロゼ) 2013 |
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生産者 | Dom. du Coriançon (François Vallot) ドメーヌ・デュ・コリアンソン (フランソワ・ヴァロ) |
価格 | 1,070円 |
購入店 | ヴェリタス |
今週月曜から本日まで、英国出張に行っておりました。 出張中の飲み喰いの記録は鋭意作成しておりますが、まずは帰国してから稽古したこのワインから掲載します。
更新しました。
長時間のフライトでかなり疲れが溜まっていたので、
あんまり濃かったり鋭かったりするワインは避けたくて、
癒し系のワインが飲みたい気分。
そこでチョイスしたのがこのロゼです。
出張中はロゼは飲まなかったしね。
色は、オレンジっぽさもあるけどかなりピンクが強めというか、薄いピノ・ノワールをもっと薄くしたくらいの色合い。
香りは比較的弱め。特に強い個性は無くて、ほぼ普通の白ワインの香り。
味は、さすがに「白ワインと同じ」とは言えなくて、ちょっとしっかりした濃くと軽めの渋味を感じる味わいです。
ロゼとしてはかなりしっかりしていて、
見た目の可愛らしさとは裏腹に結構オトナな味わいのロゼ・ワインです。
悪くはないけど、1,000円以上するワインとしてはちょっと物足りないかな。
点数 | 70点 |
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リンク | Côtes du Rhône (Rosé) 2013 [Dom. du Coriançon] 1,070円 |
英国出張5日目。本日最終日、夕刻のフライトにて日本に帰ります。
出張中、師範の郷里熊本はエライことになっているようで、
一応家族の無事は確認出来ているものの、なんとなく不安な帰国です。
さて左写真が今回利用したBrooklands Hotel Surreyの外観。
街の中心街からは遠く、やや不便っちゃ不便ですが、快適な設備とまともな朝食なのは出張宿としてはナイスでした。
本日のオシゴトは午後4時30分に終了。そこからヒースロー空港をタクシーで目指しましたが、
渋滞がひどくて一同かなり焦りました。
そんなこんなで、帰りのフライトであるロンドン・ヒースロー発羽田行きJAL44便の出発時刻である19:15の約1時間前に空港到着。
時間があればラウンジにでも行きたいところでしたが、
残ったポンドを消費するために免税店で買い物するくらいが時間的に精いっぱいでした。
右写真は、ヒースローを飛び立つ前に撮ったコンコルド。
実物を初めて見たけど案外小さいんですな。
残念な事故でもう乗ることは叶わなくなったわけですが、航空大学校を受験した経験のある師範としては、
一度は乗りたかった飛行機です。
機内食は、豚肉のスパイシー煮込みとかいう名前だったように思います。
行きのフライトでは「ご飯が美味しくなった」なんて書いてましたが、
前言撤回、「日本発の便のご飯は美味しくなった」です。
今回のご飯はパッサパサ。洋食なんでパスタとしてのライスだったのかも知れませんが。
そしてワインは行きのフライトと全く同じものだったんで詳細割愛します。
最初の飲み物サービスの時に白を1本、食事の時に赤と白を1本ずつ貰いました。
それくらいだとトイレも近くならず、
適度に眠気を誘ってくれて師範的には適量です。
北欧上空あたりで就寝して、シベリア上空でお目覚め。2時間くらいは寝たのかな?
あんまり寝ると時差ボケ来ますんで、睡眠量も師範的には適量。
寝起きにブランデーを頂いて映画鑑賞。
帰りの便で見た映画は、最初に「スティーブ・ジョブス」を、
天才だなんだと語られるスティーブ・ジョブスは実はクソ野郎だったという愉快な映画です。
その後に「たそがれ清兵衛」を。これが今回行き返りで見た4本の中では一番良かったかな。
宮沢りえさんが特にナイス。
日付は変わって16日、飛行機は順調にシベリア上空を通過。 しかしシベリアってのは広いね。見渡す限り人工の建造物が何も見えない景色が延々続くからね。
到着前の軽食は、ポーチドエッグとかベーコンとかポテトとか、
いわゆるホテルの朝食ブッフェを残念な感じにしたような内容。
そんないかにも朝っぽいメニューの時でさえアルコールをお願いするわけです。
さすがにワインは飲み飽きた(行き返りで白5本赤2本)ので、ビールにさせて頂きました。
そんな感じの英国出張でありました。
英国出張4日目。朝食のメニューは基本的に毎日同じですが、 フルーツが皮付きのままだったり皮がとってあったり、切り方に変化があるのが謎です。 本日は皮無し、出来るんだったらいつも皮は取ってもらいたいところです。
本日夕食は現地のスタッフの方2名も参加して頂いて、Weybridgeの中心部にあるLa Casaというイタリア料理店で。
イギリスでの夕食は4回、スペイン→インド→中国→イタリアと世界一周。
イギリス料理は前日のフィッシュ&チップスとパブだけで十分です。
店は結構広いダイニングがあって、50人以上は入るかな?
7人で座れる丸いテーブルがあったりするあたりが日本のイタリアンの店と異なります。
こういう会食用途で使われることが多いんだろうと思います。
料理は、前菜やサラダ、パンはみんなでシェア、 メインはそれぞれに注文、というスタイル。 師範が選んだのは、黒板に書かれた「本日のお薦め」の中から、 牛ヒレステーキのマッシュルーム添え、お値段は£25ちょっとだったから、 日本円にすると3,800円くらいのなかなかのお値段。 でもこれが美味しゅうございました。 ゲンコツ2個分くらいのサイズがあったけど、火の通し方が良く(『レアで』とお願いしました)、 ヒレだからさっぱりしていて、難なく全部食べることが出来ました。 付け合わせのマッシュポテトは残しちゃいましたが。
名称 | Terre del Noce Pinot Grigio 2014 テッレ・デル・ノーチェ ピノ・グリージョ 2014 |
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生産者 | Vigneti delle Dolomiti ヴィニェティ・デッレ・ドロメティ |
価格 | (£19.95) |
購入店 | La Casa |
ワインリストには、赤白合わせて50種くらいが並んでいました。
当然イタリアワインが多いわけですが、それ以外もちょっとだけ。
一番高いのはサッシカイアで£260なんで4万円くらい。
もちろんチェックしただけで注文するわけじゃありませんが。
と、一通り目を通して、やっぱり一番安いクラスにから選びます。
グラスでも出されている、ボトル1本£19.95の選択肢は3種、
品種はシャルドネとソーヴィニョン・ブランとピノ・グリージョ。
シャルドネやソーヴィニョン・ブランは敢えてイタリアンで飲む必要も無いと考えたので、
チョイスしたのはピノ・グリージョです。
色は普通の白に見えます。もっとグリっぽい色かと思ったけど、この薄さと光だと良くわかりません。
香りは、比較的しっかりした柑橘系の香りを感じます。でもそれ一本勝負ですね、樽なんかの要素は全く感じません。
味わいも、スッキリとしている感じは香りと同様なんですが、こちらは多少コクがあって、ただ軽いだけではありません。
基本的にはスッキリ軽快なワインですが、
ちょっとだけシッカリ感があって、食事のお供としては不足感はありません。
だた、もうひとつだったかなぁ。でもこの値段だと仕方ないしなぁ、というところですかね。
点数 | 73点 |
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名称 | Tenuta Rapitalà "Campo Reale" Nero d'Avola 2014 テヌータ・ラピタラ "カンポ・レアル" ネロ・ダヴォーラ 2014 |
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生産者 | Cantine da Tenute Rapitalà カンティーヌ・ダ・テヌーテ・ラピタラ |
価格 | (£25.95) |
購入店 | La Casa |
赤も師範チョイスですが、前の白の経験から、一番安いクラスは軽いワインを揃えてあるんだろうと想像、
赤で軽いとちょっと悲しいので、ちょっとだけリストの下の方に目を移します。
いくつか候補があったけど、ここはひとつお店の方の意見も聞こうと思い、
「これが良いと思うんだけどご意見は?」と伺ったところ『ナイスチョイスだよ』との回答。
ま、そういう聞き方すればそう答えるわな、とも思いますがね。
で、選んだのはシチリア島産のネロ・ダヴォーラ。
シチリアの安ワインは一般的にハズさないし、品種のネロ・ダヴォーラも「軽い」ってことはないだろうと思い目を付けたわけです。
ちなみにIGTじゃなくてDOCのシチリア産は初めて見た気がします。
色は・・・どうだったっけ?結構濃いめだったようには思います。
香りも・・・どうだったっけ?イタリアらしい、そしてシチリア産らしい、
赤なのに柑橘類の雰囲気を感じるような、ピノ・ノワールとは違うトーンの高さを感じる香りだったように思います。
ところが味わいはピノ・ノワールとは違ってしっかり系。
ただちょっと若かったかな?「あたしゃしっかりしてます」と大見得を切る感じがちょっと鼻につくかもです。
大アタリとまでは行きませんが、ちょっとだけお高めにした意味はあったように思います。
ただ、お店からしたら↓に書かれている程度のグレードのワインしか頼んでないんでしょうけどね。
点数 | 77点 |
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セラーの中でおどける師範。
誤解の無きよう明記しておきますが、師範はひどく酔っているわけではなくて、
店の方が『そうやって撮れ』といういうのでこんなポーズを取った次第。
それにしても『短い人生安ワインを飲んでる暇は無い』だって。
余計なお世話でございます。
そんな感じな出張最後の夜でございました。
英国出張3日目。本日の朝食のコーヒーはカプチーノをお願いしました。 ハート形のラテ・アートが施されていて、無駄にラブリーです。 そして、それを撮る師範はまるでカメラ女子のようにラブリーです(嘘)。
本日のオシゴトは主にロンドン市内。 昼は、訪問先の近く、ロンドン中心街王立裁判所の近くにあるChilangoというメキシコ料理のファーストフードで軽く。
師範の注文は、ライスの上に角切りビーフと野菜が乗ったNudosという料理。 これがヘルシーな感じで案外美味しゅうございました。
午後4時には業務終了したので、ちょっぴり市内観光を。 左写真は誰でも知ってるロンドンの観光名所ビッグベン。チャッキチャキのおのぼりさん状態です。
夕食の前に、イギリス名物のフィッシュ&チップスでも食べながらビールを一杯、 ということで入ったのが、The Sherlock Holmesというパブ。 フラッと入ったんだけど、後で調べたらシャーロック・ホームズのファンの間ではかなり有名な店のようです。
「名物に美味い物なし」というか、どちらかというと「不味いものを喰いに行くぞ」的なノリで注文したんだけど、
これが思いのほか美味いのね。
魚のフライはカリッと揚がっているし。
もちろん、一人前のサイズを5人でシェアしたから良かったわけで、
これを一人一皿食べたら絶対飽きる自信はあります。
そして改めての夕食は、ロンドンのど真ん中ピカデリーサーカスのそばにある中華街で。 店はGolden Dragon(金龍軒)というところ。 夕方6時30分の時点でほぼ満席、 予約なしで入店したけど、5分程度待って座ることが出来ました。
料理は、野菜のショウガ炒め、麻婆豆腐(左写真手前)、
牛肉とナッツの炒め物、エビチリ、五目焼きそば(左写真奥)を注文。
中華料理は、まともな店なら世界中どこでもあまりハズさない・・・なんてことを昨日のインド料理でも書いたな。
ともあれ普通に美味しく満足の行く夕食でした。
そして、中華といえばワイン好きなら↓のワインを注文するわけであります。
名称 | Gewurztraminer Reserve 2014 ゲヴュルツトラミネール レゼルヴ 2014 |
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生産者 | Gustave Lorentz ギュスタヴ・ロレンツ |
価格 | (£22.5) |
購入店 | Golden Dragon |
この店には立派なワインリストがあり、お値段的には昨日一昨日の店よりやや高め。
でも都心の繁盛店でこの値段なら、日本人としてはお手頃に感じるくらいの価格設定です。
そして、数あるワインの中から師範がチョイスしたのがコレ、アルザス産のゲヴュルツトラミネール。
ワインリストの1ページ目、ハウスワインなんかが書かれているところにピックアップしてありました。
「店主判ってるなぁ」って感じです。
色は、普通の白ワインより明らかにしっかりしたレモン色を感じます。
香りは「来たー!」です。ゲヴュルツトラミネールに期待する、そして中華料理と相性が良いと感じるライチの香りがしっかりあります。
味は、思ったよりはやや甘め。
一人で一本だとちょっと辛くなる甘さかもだけど、4人でシェア(同行者のうちTb氏はアルコールNG)するのであれば
華やかさを感じるうちに飲み終わります。
このワインは正解でした。こういうのが店で飲んで£22.5、日本円にして3,500円程度なのはかなりナイスであります。
点数 | 80点 |
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上記食事の後、「ロンドンに来たならばパブでビールを飲まねば」ということでフラフラ歩いて、 ロンドンのパブのイメージ通りの店に見えたThe Three Grayhoundsという店へ。 ビールやワインを飲んでいる人が店の外まで溢れている、非常に活気のある感じの店です。
ここでの注文は、まず『一番強いビールを』とお願いしたら、勧められたのがギネスの黒ビール、お値段£4.5。
確かにこのビールは強いよね。
生ビールだと日本で飲めるのと違うかと思いつつ飲んだけど、師範のポンコツな鼻と舌では良くわかりませんでした。
もちろん美味しかったっすよ、香ばしくてクリーミーで。
もう一杯は「安ワイン道場師範」たる者ワインを注文しないわけにはいきません。
というか、思いのほかビールじゃなくてワインを飲んでいる人が多いっすね。
半分とまではいかなくとも、1/3くらいはワイン飲んでるように見えました。
『ハウスワインの赤、大きいグラスで』と注文して出されたのが右写真。お値段£6.0。
銘柄は不明ですが、師範の見立てだと豪州産あたりな気がしました。
結構しっかりした味と香りでナイスだと思いましたよ。
そんな感じの出張3日目でありました。
英国出張2日目。朝食は泊まっているBrooklands Hotel Surreyで頂きます。 ここの朝食は、野菜がほぼ無いのが残念ですが、ベーコンやソーセージは美味しく、 フルーツも豊富なんでなかなかナイスです。
ホテルを7時過ぎに出発して、一日おシゴト。
左写真は、珍しく晴れた空(訪問先の方曰く「いい天気を用意しておいたよ」だって)に描かれた飛行機雲。
真ん中の雲から放射状に5本広がってます。なかなか珍しい景色ですな。
夕食は、現地駐在のSnさんに紹介して頂いたインド料理の店TheGayloardで。
場所はWeybridgeのタウンセンターにあります。
右写真のように、外から見るとそっけない外観ですが、内装は結構スタイリッシュでビックリします。
日本のインド料理屋というと、いかにもインドな感じの内装で、店によっては現地のミュージックビデオがかかっていたりするけど、
この店はそんなことなくてまるでフランス料理の店のような雰囲気です。
午後6時過ぎに入店した段階ではお客は我々だけでしたが、
徐々に人が入ってきて50人くらい入りそうなキャパの半分くらい埋まる感じでした。
料理は、お店の方と相談しながら、最初は前菜の盛り合わせ(左写真)、そしてカレーやナンなどを、
皆(出張者5人)でシェアする形でいろいろと。
日本のインド料理店でも大きくハズすってことはあまり無いわけですが、
ここ英国でもハズしませんね。香辛料の効いたチキン、ラム、エビなんかが不味いはずがありません。
カレーのうち一つは激辛にチャレンジしましたが、確かに激辛。
そういうのが好きな人にはたまらないでしょう。師範は翌日の体調を心配してちょっとだけにしておきました。
飲み物は、こちらもお店の方のお勧めに従って、インドのビールCobraをめいめいボトルで一本。
やや濃いめの黄金色、ピルスナーなのかエールなのかは確認し忘れましたが、
普通に美味しいビールだったように思います。
そして、もちろんワイン↓も頂きます。
名称 | The Post Tree Chenin Blanc 2013 ザ・ポスト・ツリー シュナン・ブラン 2013 |
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生産者 | Valley Vineyards ヴァレー・ヴィンヤーズ |
価格 | (£17.95) |
購入店 | The Gayloard |
グラスワインが5種、スパークリングが4種(ドンペリもあった)、白が9種、赤が12種。
昨日は白を選ばなかったことと、
辛い料理にはシャキッと冷えた白が良さそうな気がしたので、
師範の独断で白からチョイス。
というか、ワイン選びは勝手に全権委任して頂いております。
そして、お店の人と相談するわけでなく価格と内容と相談しながら選んだのが、
この南アフリカ産のシュナン・ブラン。
なんかインド料理といえば南アフリカ産な気がしませんか?・・・しませんか、そうですか。
色は結構薄めです。シュナン・ブランって色が薄いイメージがありますな。
香りは、トロピカル・フルーツ的な要素をそこそこ感じます。
説明付きのワインリストによれば『グァバとグースベリーの香り』とありますが、
確かにそうかも知れません(グァバはともかくグースベリーの香りは知りません)。
味は、ある意味想定通りのシャキッとした軽さ。
ただ、甘さも酸味もそこそこあるので、安いフランスやイタリア産にあるような軽すぎる感じはしません。
結果、大当たりではないものの、そこそこ無難なチョイスだったと思います。
お値段£ 17.95は日本円に直すと2,700円程度。
ちゃんとしたサービスのあるレストランでこの値段なら十分合格でしょう。
点数 | 72点 |
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お支払いは、5人分トータルでチップも含めて£140、店の雰囲気が高級そうな割には案外安くつきました。 やはり現地の方の意見には従って吉のようです。 昨年のバルセロナでの単独行動よりかなり満足度が高いです。
そんな感じで、ホテルに帰ってきたのは午後9時前。
お仕事のレポートなんかをしたためて、シャワーを浴びてほっと一息、
夕方スーパーで調達した寝酒用のBass Premium Aleを。
アンバー色でエールらしい感じではあるけど、香りはそんなに強くはありません。
4本セットで£5だったので、明日以降も同じビールを頂く予定です。
・・・というような出張二日目でありました。
本日から大英帝国方面へ久しぶりの海外出張。 出張期間中はかなりお仕事ミッチリな上、 今回は日本からの同行者も居るので、前回のスペイン&イスラエルのように 師範独断で自由に行動するわけにはいかず、比較的さっぱりした報告になっております。 ま、イギリスですからね。ワイン産地でもないし美食の国でもないし、です。
行きのフライトは10:30成田発ヘルシンキ行きJAL413便。 空港へは早めに着いたんで、まずは所有するカードで利用できる、 第二ターミナル4階にある"IASS エグゼクティブ ラウンジ2"へ。 ココはアルコール1杯まで無料とのことなので、 全くエグゼクティブではなく貧乏性な師範は朝っぱらから頂きます。 「ビールを」とお願いして出された銘柄はアサヒスーパードライでした。 ま、午前中からこういうサッパリしたビールも良いか(謎)
今回の機材はBeing787-8。多分最新型の機材じゃないですかね? 座席のピッチも幅も従来より広めで、エコノミーでも案外楽だったりしますし、 全席にPC用電源もUSB電源もあるので、機内での作業がし放題です。 そしてなによりビックリしたのが、窓の遮光が電動式なこと。 「こんな凝ったことしなくても・・・」と思ったけど、よく考えたらスイッチ一つですべての窓を遮光したり開けたりできるってのは、 CAさんの工数削減にも繋がっているんですな。
名称 | Yvon Mau Merlot 2014 イヴォン・モー メルロー 2014 |
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生産者 | Yvon Mau イヴォン・モー |
価格 | \0 (187ml) |
購入店 | JAL413便機内 |
いつも、飛行機に乗った際には「スパークリング・ワインはありますか?」と聞きますが、
さすがにJALだとその望みはほぼ無いことが判ったので、最初のアルコールは赤ワインでお願いしました。
出されたのは、ミニチュアのペットボトルに入ったフランス産のメルロー。
造り手の"Yvon Mau"は安ワイン界隈ではよく聞く銘柄です。
色は、濃くなく薄くなく、普通に青海の強い赤ワインの色合いです。
香りは、残念ながら非常に弱く、ブルーベリーの香りにに加えてちょっと鉄サビっぽい雰囲気を感じる程度です。
味も、いかにも若い安南仏といった感じの荒っぽさ。
無いよりゃ良いけど・・・ってていどの存在感を感じます。
ま、エコノミーの機内食で出されるワインに多くを期待してはいけません。
しかしなぜ日系航空会社はフランス産に拘るんだろうなぁ。
こういうワインを大量調達するのであればニューワールド産の方が都合が良いのではないかと素人は考えるんですけどね。
点数 | 63点 |
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名称 | Yvon Mau Colombard Chardonnay 2014 イヴォン・モー コロンバール シャルドネ 2014 |
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生産者 | Yvon Mau イヴォン・モー |
価格 | \0 (187ml) |
購入店 | JAL413便機内 |
今回、師範が座った席はエコノミーでも後ろの後ろ、一番後ろ。Webチェックインの際にある程度席は選べたんだけど、
どうせ後ろなら自分の後ろに気を遣う必要のない最後部座席にした次第です。
そして、その席だと食事の配膳は一番最後、順番が回ってくるまで時間がかかるから、ってんで食前の飲み物サービスが二度ありました。
というわけで順番的にはアレですが、赤に続いて白も所望。食事前に赤白とも飲んじゃってます。
色は普通です。無色でもなく濃くもなく、です。
香りは、予想に反して思いのほかしっかりしています。
グレープフルーツ的な柑橘香と、ピーチのような甘そうなフルーツ香がちゃんと感じられます。
味わいは、やや炭酸が残っているようにも感じられるフレッシュさ。
甘味も酸味もそこそこあって、結構イケます。
赤は全くな内容でしたが、白は案外ナイスでした。
師範はコロンバールという品種にあまり良いイメージが無いのですが、
このワインに関してはちょっと見直した、って感じです。
点数 | 63点 |
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そして、187mlのワイン二本飲み干してようやく食事。
本日のチョイスはチキン&パスタ or おでん&茶飯。
師範は後者をチョイスして、たあたま隣り合わせた同行のNb氏は前者をチョイスしたわけですが、
最後部座席なのでNb氏の意見は却下されていました。
そして、食事的には思いのほかちゃんとイケます。
やっぱりこういうのも年々進化しているんですな。
昔は機内で食べるご飯ものなんてパリパリだったりベチョベチョだったりしたもんだけど、
今回のは普通にシットリしていました・・・フックラまではしてませんでしたけど。
食事中の飲み物は、前のと同じ白ワインを1本、そして食後に映画を見ながらブランデーをストレートで、
このブランデーが量も多くて長時間楽しめてJALに乗ったら絶対頼むべきです。
そしてひと寝入りした後また白ワインを1本。
アルコール有料な米系欧系の航空会社じゃ考えられないサービスです。
飛行機はシベリア上空を順調に飛行して参ります。
最近の機内エンターテイメントは凄いですな。100本以上も映画があって見切れません。
まず「スターウォーズ/フォースの覚醒」ってのを見たけどこれって前シリーズまでを見てないとあまり意味が解んなくて楽しめず、
その次は邦画で山田洋次監督の「母と暮らせば」を。こちらもまぁ想像通りの展開でありました。
到着前の食事は、スープ・ストック・トーキョーとコラボしているらしいメニューで、 鶏肉とトマトのシチュー、ブルーチーズのペンネ、フルーツ、パン。 このシチューが案外美味しゅうございました。こういうコラボは大歓迎です。 そして飲み物はキウイ・ジュースをお願いしました。 アルコールを頼まないなんて、師範ったらどうしちゃったの?って感じです。
そういうしているうちに飛行機はヘルシンキ近くに到達。 やっぱり北欧だと他のヨーロッパの空港より近いですな。 あっという間、ってほどでも無いけど、長いなぁと思う前に到着です。
ヘルシンキ空港からは1時間ちょっとの乗り継ぎで、 JALのコードシェアであるフィンランド航空(Finnair)15:30発AY833便でロンドンのヒースロー空港へ。 機材はAirbus A321(左写真は搭乗する際に撮った隣の飛行機なのでA321ではありません)。 残念ながらこの航空会社ではヨーロッパ内のフライトはアルコール有料とのこと。 ミニボトルのワインが7ユーロ、シャンパーニュが12ユーロ。 「そんな金あったらまともなワインがフルボトルで買えるわ!」ってわけなんで、ワインは止めておとなしく水飲んでました。 そして機内食もありません。 昨年のエールフランスでは わずか1時間30分のフライトでも食事とシャンパーニュが出たのにね。 というわけでフィンエア、安ワイン者的には積極的には使いたくない航空会社ですな。
そんな感じでロンドンはヒースロー空港に到着。 その後タクシーに乗って向かったのは、ロンドンの郊外Weybridgeという街にあるBrooklands Hotel Surreyというところ。 部屋は広くてスタイリシュ(でもやや暗め)、もちろんWifiも無料で使えて出張の宿としては申し分ありません。
そして本日の夕食は、現地でお世話になるSnさんに予約して頂いたEl Mesón de los Hermaonsというスペイン料理の店。
Weybridgeの街中方面にあります。
店内は結構広めで50人くらい入るキャパがあったでしょうか?
スペインのバル的な(と言ってもそんなに行ったことあるわけじゃないですが)暖色系の内装でアットホームな感じの店であります。
料理は、師範を含めた出張者5人とSnさんを加えた6人でシェアする形でいろいろと。 左写真はイカリングのフライ。フライをカラッと揚げる思想はないようですが、 これはこれで柔らかくておいしい料理です。 それ以外にも、ジャガイモに乗ったタコとかクロケットとかイカスミのリゾットとか、 スペインらしい料理をいろいろと頂きました。 イギリスって、いわゆる「イギリス料理」ってのが冴えない分、 他国の料理がいろいろ食べられてよろしゅうございますな。
名称 | Alsina & Sardá Brut Nature Gran Reserva 2011 アルジーナ&サルダ ブルート・ナチュレ グラン・レセルバ 2011 |
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生産者 | Cellers Alsina セラーズ・アルシーナ |
価格 | (£19.95) |
購入店 | El Mesón de los Hermaons |
同席者6人中飲む人は4人、二人はビールから始めたので、最初からワインなのは師範とKt氏の二人。
ワインリストには、主にスペイン産を中心に白が10種、泡が3種、赤が15種くらい載っていて、
安いヤツは£20以下からありました。
そんな中から、「まずはスパークリングで乾杯しましょう」と言ったか師範だけがそう思ったか忘れたけど、
とにかくスパークリングを。
スペイン料理の店なので、雰囲気的にもコスト的にもスペイン産のカバ一択の選択です。
色は普通のカバよりやや濃いめな気がしたので、改めてラベルを見るとヴィンテージが2011年で「グラン・レゼルバ」の表記アリ。
そんじょそこらの安カバとはちょっと違うようです。
香りも、ボリューム的にはどうということは無いけどなんとなく重め。
柑橘類でいえばレモンではなくグレープフルーツのような、ややカッチリとした雰囲気を感じます。
そして顕著なのは味わい。明らかに苦みがあって、
それなりにしっかりとしている甘味や酸味を覆っています。
スッキリ爽快系では無くてたっぷりしたスパークリングでした。
同行者に「どんな感じ?」と聞かれて『通好みです』と答えたら、あまり納得されていなかったご様子。
まぁそんなもんです。
点数 | 73点 |
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名称 | Marques de Valparaiso Roble 2014 マルケス・デ・バルパライソ ロブレ 2014 |
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生産者 | Bodegas Valparaiso ボデガス・バルパライソ |
価格 | (£19.95) |
購入店 | El Mesón de los Hermaons |
赤も師範がチョイス。リストに載っている赤ワインのうち半分はリオハの産。
リオハにはあまり良いイメージが無いので、こことはちょっと外してリベラ・デル・ドゥエロの産を。
それでも、今日本で流行っている地域(地中海側)のものはほぼ無くて、トラディショナルな産地のものだけなのが印象的でした。
色は、思ったほど濃くは無くて大き目のグラスでも向こうが透ける程度の紫色。
香りは、ちょっとハズしたな、と思ったのがスペイン産らしいヤニっぽさが出ていたこと。
でもそれ以外は普通にフレッシュなベリー香を感じます。
ラベルを見ると品種はテンプラニーヨと書かれているので、この香りはさもありなんといった感じです。
味も、色から受ける印象通りスペインの赤としては軽め。
ただ、軽すぎるってことは無くて、食事に合わせるにはちょうどいい程度のバランスです。
期待したのは、もっとジャミーで重くて樽香もあって、というモダン・スペインの感じだったんですが、
結果的にはそうではなくてちょっと軽めな赤でした。
でもまぁレストランで買値3,000円程度のワインだと思えば健闘をたたえたいところであります。
点数 | 74点 |
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その後、師範的には若干飲み足りないくらいで、『(師範)さんが飲むなら付き合いますよ』と言ってくれる同行者のNbさんもいたので、 グラスワインの赤を追加。これもスペイン産でしたが、 上のワインより更に軽め、でもその分華やかさもあっていい勝負するワインでした。
ホテルに帰る前にスーパーに寄って貰って瓶ビールを調達。
銘柄はBavaria Premium Beerというオランダ産のビール。
部屋に栓抜きが無かったのでフロントで借りて抜栓。
美味い不味いは覚えてませんが、普通のワインという印象だったように思います。
ということ、出張初日はそんな感じでありました。
本日は、当然ながら昨日の残りがあるので、新たなワインは開けません。
そこで暇ネタ。
先月末から、次女がハムスターを飼い始めました。
よくこういう時「我が家に新しい家族が増えました!」なんて書かれたりしますが、
まだそんなになついてないんで「親戚の子が来ました」くらいです。
で、このゴールデンハムスターの『茶茶』嬢、ちょっと怯えたような、
そして「このヒトたちのお世話になるしかないのか」という諦念を含んだようなツブラな瞳でこちらを見るのね。
それがめちゃめちゃ愛くるしいのよ。
当初次女がハムスターを飼うことにあまり肯定的でなかった家族だけど、
やっぱり「可愛いは正義」ですな。
ようやく春本番という感じの気温になって参りました。そこで、今シーズン初のテラスで鉄板焼き。
日が落ちるとまだ肌寒く、ずっと出てると辛くなるわけですが、
初物を珍重する日本人の端くれですから、やっぱりこういう「シーズン初」は重要だったりします。
そして、ワインは当然赤を選びます。久しぶりのアウトドア、
普通に一本飲んだんじゃ面白くないってことで二本同時に抜栓致しました。
名称 | Cono Sur "Bicicleta" Cabernet Sauvignon 2014 コノ・スル "ビシクレタ" カベルネ・ソーヴィニョン 2014 |
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生産者 | Viña Cono Sur ビーニャ・コノ・スル |
価格 | 630円 (単品価格 666円) |
購入店 | Amazon.co.jp (酒のいしかわ) |
せっかくコノ・スルのヴァラエタル・シリーズを買ったので、
昔は良くやっていた「一人ブラインドテイスティングごっこ」してみることに。
今回採り上げたのは、こちらのカベルネ・ソーヴィニョンと↓のメルロー。
どちらもヴィンテージは2014年で、どちらもセントラル・ヴァレー産。
「安ワイン道場」を始めてはや19年、
果たしてこの「師範」を名乗る男は、カベルネ・ソーヴィニョンとメルローを利き分けることができるのでしょうか?と。
色は、もう一方と比べるとやや明るめ、赤みを感じる紫色。
粘性も低そうで、相対的にサラリとした印象を受ける外観。
香りは、ベリーっぽさがメインという点ではもう一方と共通だけど、なんとなく明るい感じ。長女曰く『しょうゆせんべいの香り』。
そして香りのボリュームは若干負けてます。
口に含むと、一番顕著な差は渋味。こちらのほうが明らかに渋い。
甘みもあるんで甘渋い感じで、チリ産の赤の標準的なイメージです。
結果的に、こちらがカベルネ・ソーヴィニョンであることは判断できました。
イメージと違うのは、カベルネの方が色が濃いような気がしていたけど、少なくともこのシリーズのこのヴィンテージに関してはそうではないということ。
また、今回は比較したんで判ったけど、
これだけ飲んで「カベルネ・ソーヴィニョンですな」と言える自信はありません。
さてじゃあどちらがお勧めかと問われると、今回の場合は大差でメルローの勝利です。
もしかすると、カベルネ・ソーヴィニョンってコンビニなんかでも見かける大量生産銘柄なんで、
実は同じシリーズでも造り方に差があるのかも知れません。
半分弱残って、セラーに立たせて保存した一日後再稽古。 色は当然変化なし、香りもほどんど変わりないかな。 でも味わいは明らかに変化していて、渋味がおとなしくなっています。 ポジティブに言えば丸くなって、ネガティブには弱くなった感じ。 とはいえまだ十分に飲めるわけで、一般家庭に置かれましては開けて一日くらい置いたって全然平気と認識して頂いて良いと思います。
点数 | 74点 |
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リンク |
コノスル ヴァラエタルシリーズ 10本セット
6,880円 Cono Sur "Bicicleta" Cabernet Sauvignon 660円 |
名称 | Cono Sur "Bicicleta" Merlot 2014 コノ・スル "ビシクレタ" メルロー 2014 |
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生産者 | Viña Cono Sur ビーニャ・コノ・スル |
価格 | 630円 (単品価格 不明) |
購入店 | Amazon.co.jp (酒のいしかわ) |
そしてもう一方の品種がこのメルローです。
コノ・スルのヴァラエタルシリーズを使ってブラインド・テイスティングするに際に注意が必要な点として、
キャップシールの色が品種ごとに異なることが挙げられます。
これだと、普通にボトルの胴部分を隠しても、注ぐ際に品種が何か判ってしまいます。
今回、師範の場合は次女に協力してもらって、師範の見えないところでグラスに注いできて貰いました。
なので、人の手を借りているため厳密には「一人ブラインドテイスティングごっこ」ではありません。
色は、明らかにこちらのほうが濃くて青みの強い紫です。
カベルネ・ソーヴィニョンってのは非常に粒が小さいブドウだと聞いていたので、
見た目の状態ではこっちがカベルネかな?と思ってました。
香りを嗅ぐと、とてもボルドーっぽい感じを受けます。
カシスっぽい果実香に、煙たいような焦げ感やチョコレートの香りがあって、
まるでミシェル・ロラン氏プロデュースのワインのようだな、と感じました。長女曰くは『デミグラス・ソースの香り』だそうです。
味わいは、渋味はたっぷりあるにはあるんだけど、相対的に柔らかい感じ。
その影響でこちらのほうが甘く感じます。
判断の決め手は『ミシェル・ロランと言えばメルローでしょう』ということで、こちらがメルローと判りました。
そうと判ったうえで再度香りを嗅いだり飲んだりすると「だれが間違えるんだ、コレ」ってくらい顕著な違いを感じるだけど、
判らない状態ではどっちがどっちか悩んだなぁ・・・ってその程度です、師範の能力は。
結果的に、こんなまるでモダン・ボルドーみたいなワインが700円相当くらいで買えるのはお買い得です。
好き嫌いもあるとは思いますが、このヴィンテージに関してはメルローの勝ち、と高らかに宣言します。
さてこちらもカベルネ・ソーヴィニョン同様翌日再稽古。 こっちはカベルネ以上に前日と変化がありません。 そもそも渋みがこなれていたこともあってか、依然としてドッシリした味わいを維持しています。 この調子だと一週間くらいは持ちそうだけど、さすがに本日飲み干しちゃいました。
点数 | 79点 |
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リンク | コノスル ヴァラエタルシリーズ 10本セット 6,880円 |
名称 | Vegaval Plata Verdejo 2014 ベガバル・プラータ ベルデホ 2014 |
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生産者 | Bodegas Miguel Calatayud ボデガス・ミゲル・カラタユド |
価格 | 799円 |
購入店 | ヴェリタス |
本日の夕食は、ビーフシチュー(レトルトBy生協)、レタスとトマトとキュウリのサラダ、
神戸屋のフランスパン2種。
メインが濃い味のビーフとなると、
当然ワインは赤を選びがちですが、
5,000本以上の稽古経験を誇る師範としては、敢えて白を選びます。
なぜならば、料理如何に関わらず今日は白が飲みたかったからです。
で、チョイスしたのはスペイン産のべルデホ。
師範的には良い印象がある品種です。
色は思いのほかしっかり目で、キッチリレモン色に若干の黄緑色っぽさが感じられます。
「こりゃ良いかも!」と香りを嗅ぐと、惜しむらくはボリュームが弱い。
雰囲気自体は、フランス産でいえばヴィオニエみたいな華やかさがあるんだけど、
パーッと香る感じはありません。
味わいのバランスは、甘くなく酸っぱくなく、上手に仕上げられています。
ただ、悪く言えばこちらもやや面白みに欠ける感じは受けます。
かなり軽めのワインということもあって、ビーフシチューを洗い流すかのようにスイスイ入って行きました。
料理に「張り合う」んじゃなくて「受け流す」ような感じで、こういう合わせ方もあるんだな、と。
気を付けるべき点は、あっという間に飲めてしまうんで、必要以上に酔っぱらうことです。
点数 | 70点 |
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リンク | Vegaval Plata Verdejo 2014 [Bodegas Miguel Calatayud] 799円 |
名称 | Cono Sur "Bicicleta" Pinot Noir 2014 コノ・スル "ビシクレタ" ピノ・ノワール 2014 |
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生産者 | Viña Cono Sur ビーニャ・コノ・スル |
価格 | 630円 (単品価格 666円) |
購入店 | Amazon.co.jp (酒のいしかわ) |
本日のワインは、
「安ワイン者の必飲アイテム」であるコノ・スルのヴァラエタル・シリーズ(※)から。
週末の土曜にも友人宅で同じシリーズのリースリングと稽古しましたが、
実は師範も最近このシリーズの10本セットを購入しております。
本日はその中からの一本目、赤のピノ・ノワールと稽古します。
聞くところによると、ピノ・ノワール種を使ったワインの生産量ではコノ・スルが世界一なんだとか。
確かにあちこちで見かける気がします。
ちなみにこの銘柄とは、直近2011年12月に2010年産と稽古しております。
そして、水曜料理当番の師範が拵えた今宵のメニューは、
モツ野菜炒め、鶏唐揚げ(byほっともっと)、タコと春雨ときゅうりのサラダ、韓国風ピリ辛スープ。
なんとなく南米のピノ・ノワールに合いそうな気がしません?
しませんか、そうですか。
色は、ピノ・ノワールとしてはかなり濃いけど、
それでも(ボトルの外から)他の品種と比べるとまだ透明感のある色合い。
香りは思いっきりベリーっぽい感じ。
裏ラベルには『チェリー、プラム、ストロベリーの香りに、トーストのニュアンス』
とあるけど、チェリー、プラム、ストロベリーは賛成。
でもトーストはなぁ。少なくとも師範には香りに樽由来の香ばしい要素は感じられません。
ただ、書かれている以外にもピノ・ノワールらしいケモノっぽさを感じます。
味は、渋味まろやか甘さしっかり、酸味ほどほど。
安ピノにありがちな、薄っぺらさとか出涸らし感は微塵もなくて、
フルーツがみっちり詰まった感じです。
いわゆる高級ブルゴーニュに匹敵するとは口が裂けても言いませんが、
これが700円以下で買えるワインだということも信じがたい事実です。
やっぱ安ワイン者にとってコノ・スルはハズさないな。
現状いろんな品種のストックがあるので、
また以前みたいに「一人ブラインド比較」とかやってみますか。
(※)一般に「ヴァラエタル・シリーズ」と呼ばれているので文中ではそう表記していますが、 ラベルにはそんな文言は無く"Bicicleta"と書かれているので、 ワインのタイトルにはそちらを採用しています。
点数 | 75点 |
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リンク |
コノスル ヴァラエタルシリーズ 10本セット
6,880円 Cono Sur "Bicicleta" Pinot Noir 666円 |
先月サントリー登美の丘ワイナリーツアーで頂いた際に、
「このワインは花見の席にピッタリ」と書いた手前、どうしても花見しながら飲みたかったわけで、
本日昼過ぎから一人近所の公園へこのワインと缶ビールと、スーパーで買ったチキン南蛮を携えてお花見に。
家族からは『一人公園でボトルから酒を飲んでると浮浪者と間違えられないか?』という至極真っ当かつ辛辣な指摘を頂いております。
で、このワインが花見に合うかというと、
師範は目から入る花の情報が味覚嗅覚に作用するほどメルヘンな感覚器を持ち合わせていない、
ということを認識するに至りました。
ってか花見は曇天の夕方から一人でやっちゃイケませんな、
寂しい気持ちになっちゃいますし傍目からはまるで浮浪者です。
名称 | Japan Premium Muscat Bailey A Rosé 2013 ジャパン・プレミアム マスカット・ベーリーA ロゼ 2013 |
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生産者 | サントリーワインインターナショナル |
価格 | 参考小売価格 1,855円 |
購入店 | Amazon.co.jp |
で、改めてこのワインのことを。
これは先日のワイナリー・ツアーでも稽古したマスカット・ベーリーAのロゼ。
ありがたいことにサントリーさんからこのワインが買えるAmazonギフト券を頂いたので早速購入。
上記の一人花見ではグラス2杯ほど頂いて、
残りは道場でチビチビと。
ちなみに本日の夕食メニューは、自家製鯖寿司、ホタルイカの酢の物、ホウボウの昆布〆、豚汁です。
色は、上の写真だと右側の方が実際の濃さに近いと思われます。
香りは、前回同様「笑っちゃうくらいフレッシュ&フルーティ」です。
でも、改めてヴィンテージを確認すると2013年産なんで、そんなに若いわけでも無いんですな。
「白(andロゼ)は若いほうが美味い」という師範の信念が気持ち揺らぎます。
そして何の香りかといえば、間違いなくブドウというよりイチゴです。
『「とちおとめ」を使ったイチゴワインです』と言われたら、
「そうですよねぇ、良くできてますねぇ」と愛想よく答えます。
味わいは、糖度が7.6あるのでそれなりに甘めだと思うけど、
香りのイチゴっぽさに引き摺られてか「うすら甘い」というようなネガティブなイメージはありません。
いわゆるフランスあたりの高級ワインの「美味い」とはベクトルが異なる、
そしてニューワールドの「美味い」とも違う方向性の美味さです。
フレッシュな初物を珍重する日本人の感性にはピッタリ来るワインなんじゃないですかね?
ただ、いわゆる普通のワインの美味しさを期待する昭和な飲み手だと『ブドウジュースじゃん、コレ』ってなるとも思います。
点数 | 75点 |
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リンク |
サントリー "ジャパン・プレミアム" マスカット・ベーリーA ロゼ 2013
2,039円(@Amazon.co.jp : 送料込み) Amazonの特集ページ |
本日は、友人N氏邸で飲み会。
師範とこの長女の入学祝いということなので、本来は道場にお呼びすべきところですが、
次女がどうしてもN氏宅の愛犬D君に会いたいということなので、こちらから押しかけることに。
参加者はN氏ご一家と師範家、料理はN氏側が用意して頂いて、ワインは師範側、という分担になっております。
集合時間は午後1時、料理はエビの練り物を載せて焼いたトーストに始まって、ニース風サラダ、左写真の三角揚げ春巻き(名前失念)、そしてアルザス名物シュークルートなど。
「ここはどっかのおしゃれカフェですか」って料理をいろいろと。いつもお世話になります。
名称 | Premier Cru de Chassagne-Montrachet "Clos Saint-Jean" 2010 プルミエ・クリュ・ド・シャサーニュ・モンラシェ "クロ・サン・ジャン" 2010 |
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生産者 | Jacques Parent ジャック・パラン |
価格 | 5,100円 |
購入店 | サンタムール |
こちらから飲み会を持ち掛けておいて、人サマんちにお世話になるわけで、
持参するワインにも気合が入っております。
もちろん、いわゆるマニアな方から見れば『なんだその程度か』かも知れませんが、
稽古範囲を3,000円以下と規定している安ワイン道場においては、
その倍もするようなワインは十分気合が入っているわけです・・・と言い訳。
で、今回持参したワインは赤白それぞれ1本ずつ、どちらもブルゴーニュ産の一級畑。
まず白の方は、『白は上手だが赤はなんだかなぁ』な印象のある、「ドメーヌ・パラン(ジャック・パラン)」の
シャサーニュ・モンラシェで、畑はこの村を代表するらしい「クロ・サン・ジャン」。
赤のこの畑は飲んだことあっても白は飲んだこと無いわけですが、なんとなく期待できそうと睨んで持参しました。
色は、特に普通の白ワインと変わったところはありません。
でも香りが素晴らしい。「高級ブルゴーニュ白でございます」と言わんばかりの、
キュッとした柑橘香と豊かなリンゴ香、それに甘やかな蜜香と香ばしいバニラ香。
ボリューム自体はそんなに強くないけど、要素としては良いブルゴーニュに求めるものをキッチリ持っています。
味わいも、押しつけがましさの無いスムーズでキレイな仕上がり。
かといって頼りないわけでもなくて、余韻が長いこともあって満足感タップリです。
これはとても良いワインでした。そんじょそこらの特級畑に十分比肩する内容で、
真っ先に思い浮かぶのは、先日山梨で飲ませて頂いた登美の丘の2011年。
もちろん要素要素は違うんだけど、出しゃばらないけどしっかりとした存在感が感じられるあたりに共通点があるように思います。
点数 | 87点 |
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名称 | Nuits-St-Georges 1er Cru "Aux Argillas" 2007 ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ "オー・ザルジーヤ" 2007 |
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生産者 | Dom. Chauvenet-Chopin ドメーヌ・ショーヴネ・ショパン |
価格 | 4,298円 |
購入店 | ヴェリタス |
そして赤の方は、往年の名手「ショパン・グロフィエ」の流れを引いているらしい
「ショーヴネ・ショパン」のニュイ・サン・ジョルジュ、畑名の"Aux Argilla"は、
ショップの表記は「オー・アルジーア」ですがリエゾンして「オー・ザルジーヤ」じゃないかな?
ちなみに2004年産とは稽古済みだったりします。
2007年のヴィンテージは、ブルゴーニュでも白にとっては大変高評価みたいですが赤はイマイチ。
名のある造り手の一級畑がこの値段で買えたのは、このヴィンテージのせいかも知れません。
それが謂われなき悪評であることを期待しつつ持参しました。
色は、ピノ・ノワールらしい赤紫色ではありますが、さすが一級畑ともなると「薄い」とは感じなくて、
若干のグラデーションもあって大変キレイな色合いです。
香りは・・・期待したほどでも無いかなぁ。確かにプラムっぽい果実香やケモノ系の複雑さはあるんだけど、
それが「妖艶」と言えるほどには至ってなくて、その一歩手前で止まってます。
味も、全体に丸くまとまりつつはあるんだけど、若干渋味に尖った感じが残っていて、
熟成途中の過渡的な段階にあるように感じます。
キチンとしたブルゴーニュではあります。
ただ、飲んだ時期が悪かったのか、そもそもこのくらいのポテンシャルなのか、
悪くはないんだけどどことなく残念な感じが拭い去れないワインでした。
このワインの途中に↓の白を挟んだんで、抜栓後の時間は結構あったんだけど、それでもあまり印象は好転しませんでした。
点数 | 79点 |
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リンク | Nuits-St-Georges 1er Cru "Aux Argillas" 2007 [Chauvenet-Chopin] 4,298円 |
名称 | Cono Sur "Bicicleta" Riesling 2015 コノ・スル "ビシクレタ" リースリング 2015 |
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生産者 | Viña Cono Sur ビーニャ・コノ・スル |
価格 | |
購入店 | N氏から |
今回飲む人二人なんで、三本は多いかなぁと思って持参は二本にしたんだけど、
やっぱりN氏宅の一本を開けることになりました。
で、N氏がアルザス料理のシュークルートに合わせてチョイスされたのが、
ご存じ「安ワイン者の味方」コノ・スルのヴァラエタル・シリーズ、品種はリースリング。
道場での直近の稽古は2013年12月の2012年産であります。
色は・・・どうだったっけね?最初の白より気持ち赤めな感じだったようにも思いますが。
香りは、逃げも隠れもしないジッポのオイル香。こりゃ誰だってリースリングだと判りますわな、って香りです。
そして、ドイツあたりのリースリングだとやや甘めに仕立てられたりするんだけど、
コイツはかなり甘さ控えめだったような。「オトコのリースリング」って雰囲気です。
好き嫌いは置いといて、品種の特徴が思いっきりストレートに出されたワインで、これはこれでアリだと感じましたな。
コノ・スルのヴァラエタル・シリーズって、品種違いで赤白10種ほども出されているんで、
こういう「違いを強調」するのは正しい戦略だと思われます。
で、好き嫌いを置いとかなければ、
師範の嗜好としてはリースリングだったらもう少しアルコール度数を下げて糖分を残しても良かったんじゃ・・・
とも思います。記憶はおぼろげですんで、近いうち再検証します。
点数 | 73点 |
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N氏宅では往々にして沈没することが多い師範ですが、 本日は特にひどくて夕方前に沈没、デザート(キルフェボンのベリーのタルト)を食べた後にも沈没。 やっぱり師範の場合二人で三本は多すぎ、ご迷惑をお掛けしました。 でも、本人としては余計なことを言って翌日後悔するよりは気が楽だったり・・・。 ともあれお世話になりました。次はO氏一家も交えてやりましょう。
桜の見頃は今週末がピーク、ということで、
職場は早めにサヨナラして、一旦道場へ帰り車と子供らをピックアップ、その後師範代もピックアップして大岡川添い、
弘明寺あたりの桜祭りへゴー。
昨年は黄金町あたりに繰り出したんだけど、
あまりの人の多さと※◇▼な人が仕切っている感じがあって、
子供連れで行くにはどうもねぇ、ってことで、より住宅地な弘明寺界隈を選んだ次第です。
そして、来てみて「ナイスチョイス師範!」です。
人の数も黄金町より少なめだし、家族連れが多くてアットホームな雰囲気。
商店街も近いのでテキヤに高い金払って酒肴を調達する必要も無いし、
なにより明るい感じでナイスです。
ただ、余計なお世話で若干残念なのは、桜の花にピンク色のライトが当てられていること。
これだと桜本来の色が楽しめないのでグッと来ません。
・・・んなことは置いといて、商店街のコンビニで買ったビール(サントリープレミアムモルツ・香るエール)の500ml缶と、
下記ワイン、そして「ハマケイ弘明寺店」焼き鳥を8本ほど調達して花見スタート。
途中で雨が降ってきましたが、子供たちは(大人たちも)満足したようです。
名称 | Yosemite Road Cabernet Sauvignon N.V. ヨセミテ・ロード カベルネ・ソーヴィニョン (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Yosemite Road Vineyards ヨセミテ・ロード・ヴィンヤーズ |
価格 | 278円 (250ml) |
購入店 | セブンイレブン横浜弘明寺店 |
弘明寺のセブンイレブンで、ハーフサイズのワインを物色するも、
すでに先行した花見客が購入した後なのか在庫なし。
フルボトルを買うほどでもないし、かと言って187mlのベビーボトルじゃ物足りないし・・・
と完全に量目線で選んだのが、この250mlのカリフォルニア産ワインを使った国産ワイン。
「ヨセミテ・ロード」って、セブンイレブンとかイトーヨカドーでよく見かける銘柄だったので、
良い機会だと思って購入したわけです。
屋外でボトルからワインを頂くんで、レジで「紙コップは頂けますか?」と聞いたけど、
先方も花見客を見込んだ強気市場ゆえ『それは買ってください』との回答。
道場始まって以来の「ワインらっぱ飲み」です。
色は、外でのらっぱ飲みなんで判りっこないんですが、
ボトルの外観的にはカベルネ・ソーヴィニョンとは思えない明るい色合いのようです。
香りは、らっぱ飲みだと判んないよねぇ。
いわゆる雑巾臭のあるヘンテコ国産ワインよりはましだけど、
傾向としてはそっち方面な感じがします。
味は軽めで甘め。赤ワインと思って飲むとアレですが、
甘さ控えめなカクテルだと思えばスイスイいけます。
らっぱ飲みというシチュエーションがポジティブにもネガティブにも取れるというか、
よく判らないことが奏功しているようにも思えるワインでした。
でも250mlで278円ということはフルボトルに換算すると834円、
決して安くはないんですな。
とはいえ少量ボトルのメリットは確実にあるので師範は推奨派です。
点数 | 65点 |
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