3月です。道場屋上から望むみなとみらいの朝焼け。ようやく朝散歩が明るくなってきました。
さてさて安ワイン道場師範(の中の人)に於きましては、
今月末をもちまして35年勤務した渡世のなりわい先を早期退職することにしました。
「早期」と言っても本来の定年より4ヶ月前倒した程度ですけどね。
とりあえず、失業手当を貰いながらゆっくり充電することにします。
年度後半(10月過ぎ)あたりから、小遣い稼ぎ程度の仕事をすべく、のんびり職探しをします。
当面暇人なので、広報目的の試飲会とか、平日昼間でもバンバン行けます。
そしてもし、こんな師範に依頼したいお仕事があれば、短期でも長期でもご連絡頂ければ幸いです。
連絡先は、下記のメールアドレスからでも、下記アイコン(TwitterやFacebookやInstagram)のDMなどからでもどうぞ。
お待ちしております。
名称 | Cardilla Syrah 2023 カルディッラ シラー 2023 |
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生産者 | Carlo Pellegrino カルロ・ペッレグリーノ |
価格 | 1,401円 (単品価格:1,738円) |
購入店 | トスカニー イタリアワイン専門店 |
本日の夕食メニューは低温調理した豚肩ロース、青梗菜のガーリック炒め、叩きキュウリ。
ちょっと野性味のある赤が良さそうと考えて、選んだのはシチリア島のシラー。2月に買ったトスカニーの「スペシャルワインセット」からの1本。
思わず「カルディージャ」と発音してしまいそうですが、シチリアはイタリアなのでカルディッラなんでしょうね。
もしかするとスペイン風にも発音するのかな?よくわかりません。
外観は、非常にしっかりとした濃さがあって、やや青みを感じる紫色。
香りは、抜栓してすぐはまるで温泉な硫黄っぽい還元臭があったけど、時間が経つといちごジャムのようなベリー香が主体に変化しました。
味わいは、酸味控えめで甘味と渋味がしっかり。ちょっと野暮ったいけど飲みごたえはあります。
最初の還元臭さえ飛べば、普通に楽しめる状態になってくれます。
やっぱりシチリアのワインはハズさないですね。シラーらしいかどうかは置いといて、なかなか美味しくてパワフルな赤だと思います。
点数 | 77点 |
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リンク |
【送料無料】 3月のスペシャルワインセット赤2本ロゼ1本白2本泡1本 9,900円(現在このワインは含まれません) Cardilla Syrah 2023 [Pellegrino] 1,738円 |
一日遅れのホワイトデー、家庭内女性陣への感謝を込めてランチを食べに行きました。 お店は、横浜そごうの10階レストラン街にあるにき亭というフレンチレストラン。 以前、お知り合いのソムリエールさんがツイートされていて、 気になっていたお店です。
デパートの食堂街というと、狭いところに詰め込まれているイメージがありますが、ここは席間がゆったり取られています。
また、窓があるわけではありませんが、屋内ガーデンに面しているので開放感があります。
「へぇ~、こんなところにこんなレストランが!」ってサプライズ感がありますね。
今回オーダーしたのは
【Menu Jaune ~ジョーヌ~】
月替わりランチコース 前菜 スープ メイン デザート 全4品 + 乾杯ドリンク付き
お値段は一人5,000円です。
名称 | Comte de Neufchatel Blanc de Blancs Brut N.V. コント・ド・ヌフシャテル ブラン・ド・ブラン ブリュット N.V. |
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生産者 | C.F.G.V. C.F.G.V. |
価格 | (コース代金に込み) |
購入店 | にき亭 |
コースに付いている乾杯ドリンクは、スパークリングワインかソフトドリンクから選べます。
師範はもちろんスパークリングをチョイスしました。
銘柄は、フランス産のヴァン・ムスー、造り手はC.F.G.V.(Comagnie Francaise Grands Vins)という大手生産者ですね。
小売価格はだいたい1本1,000円くらいで売られているスパークリング・ワインのようです。
色は普通に薄めのレモン色です。泡立ちはそれなりに立派ですが、泡のキメはやはり粗めなような気がします。
香りは、グレープフルーツのような柑橘香に、若いメロンのような青っぽい香りも感じます。
味わいはスッキリさわやか、何も邪魔しないし何も残らない感じの味わいです。
デパートのフレンチレストランで、乾杯用に出される手軽なスパークリングはかくあるべし、という感じでしょうか。
いろいろ書いていますが悪くないと思いますよ。『スパークリングは1杯2,000円のシャンパーニュしかありません』とかだと困りますから。
点数 | 72点 |
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それでは家族で乾杯!ちなみに次女は師範と同じスパークリングワインで、長女と師範代はオレンジジュースやリンゴジュースでした。
1品目の前菜がこちらです。
・藤沢市 金子養鶏場の卵のテリーヌ サラダ仕立て
悪くないですけど、ちょっとインパクトに欠ける気はしました。
ディスプレイもね~、サラダは普通に青菜を盛っただけですし、添えられたミニトマトもなんとなく安っぽく感じられます。
あまり奇をてらわない、というのもこういうお店の特徴かもですね。
2品目のスープがこちら。
・紫芋のクリームスープ
メニュー表には「季節野菜のクリームスープ」と書かれていて、紫芋の季節って今だっけ?という話になりました。
サツマイモの収穫時期はおおむね秋ですが、それから寝かせたら今くらいの時期になるのでは、というところに決着しました。
名称 | Langhe Arneis 2023 ランゲ・アルネイス 2023 |
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生産者 | Scrimaglio スクリマリオ |
価格 | 6,380円 (お店価格) |
購入店 | にき亭 |
ワインリストには、泡が4種くらい、白や赤がそれぞれ15種くらい載っていたと思います。
金額的には半分くらいが1万円以下、半分くらいはそれ以上という感じでした。
そんなリストから師範が選んだのは、確か白で一番安かったランゲ・アルネイス。税別で5,800円でした。
他には、南仏のヴィオニエなんかもありましたが、ランチをスッキリ1本で通すにはこっちでしょう、ということで決定した次第です。
外観は、無色に近い薄レモン色です。
香りのボリュームは穏やかで、深く嗅ぐとライムのようなスッキリした柑橘香と桃の果実香、それにアーモンドのような香ばしさを感じます。
味わいも、香りの印象通りのスッキリ系。スイスイと飲めてしまいます。
次女が1杯だけ飲んで、それ以外は師範がほぼマル1本スルスル飲んでしまいました。
これまたあまり特徴のない白ではあったわけですが、これはこれでアリ、という感じがするワインでしたよ。
点数 | 77点 |
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3品目のメインがこちらです。
・大山鶏のロースト 季節野菜のフリカッセソース
これは美味しかったですね。しっかりした身質の鶏で、皮はパリッと焼き上げられてます。
添えられた野菜はフリカッセソースもフレンチらしい感じでしたよ。
デザートがこちら。
・シフォンケーキ
ま、見たまんまのデザートです。
このあとコーヒーや紅茶を頂いて、お会計は27,000円くらい。デパートの顧客層に合った、落ち着いた感じのレストランでした。
エスカレーターで階下に降りていたら 催事場で「そごう横浜店40周年 第39回 京のみやび 京都老舗の会」なるイベントが開催されていました。 そこに、鯖寿司の有名店「いづう」が出店されているのを発見、 ホワイトデーなのでそもそもはケーキを買って帰るつもりでしたが、それが鯖寿司に化けました。
名称 | 47N Chardonnay N.V. 47°N シャルドネ N.V. |
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生産者 | Vinaria Bostavan ヴィナリア・ボスタヴァン |
価格 | 769円 |
購入店 | ロピア権太坂店 |
本日の夕食は、上記で買ってきたいづうの鯖寿司、レンコンのカレーきんぴら、レタスとトマトのサラダ、うどん。
ワインはロピアで税別699円だったモルドバのシャルドネをチョイスしました。
このワイナリー、北緯47度に位置しているらしく、「シャブリと同じ」が売りらしいです。
果たしてどれだけシャブリっぽいか、襟を正して稽古いたします。
色は普通に薄めのレモン色、サラリとしていて軽い感じがします。
香りを嗅いで「おぉ、シャルドネじゃん!」と思いました。
青リンゴとミネラル感があって確かにシャブリっぽいですね。ほんのり樽(種?)の香ばしさも感じます。
味わいも、酸味控えめなシャブリって感じです。ちゃんとシャルドネな味わいにちょっとビックリです。
いやー、このワインは凄いわ・・・ってか中身自体はそんなに凄くはないんだけど、値段を考えると凄いです。
うたい文句通り、本場フランスのシャルドネっぽさがあります。ロピアがお近くの方はぜひ買ってみてください。
さすがに1/3くらいは残っているので、明日また追稽古します。
翌日のお昼、オーケーのピザに合わせて再稽古。スクリューキャップがどこかに行っちゃって、栓しないまま立てて保存だったんだけど、 特に傷んだ感じもなく昨日同様の美味しいシャルドネでした。やっぱりこれはMust Buyな安ワインです。
点数 | 78点 |
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さて「いづう」の鯖寿司ですが、秋に師範と次女が京都に行って買って帰ってきた時のものより、明らかに身が薄くて頼りない感じがしました。
それが季節によるものか、本店と催事場の違いかはわかりませんが、これが1本6,000円は高いと感じちゃいました。
1本6,000円のワインは「薄いけどアリ」なんて言うのにね。
3月14日はホワイトデー、妻や娘を持つお父さんは家族サービスに専念すべき日ですが、
なぜかこんな日に中学時代の同級生の飲み会を入れられちゃっています。みんな熊本出身の九州人、ホントこれだから「さす九」って言われるんだぜ!
そんな愚痴は置いといて、お店は新橋シャモロック 新橋鶏舎というところ。新橋らしい、いわゆる普通のサラリーマン居酒屋です。
今回の参加者は下記の6名。
・元剣道部のMz(幹事)
・元生徒会長で野球部キャプテンのOg
・元体育委員長で剣道主将のMs
・元テニス部のMm
・元卓球部のOm
・元生徒会副会長でテニス部副キャプテンの師範
中学時代の肩書は立派だけど、今やどこから見てもショボくれたオッサン集団です。
まずは生ビールで乾杯。銘柄がスーパードライなのがちょっと残念ですが、そんな細けぇこたぁ良いんですわ。 4杯くらい飲んだと思います。
料理も書いておきます。
・水菜のハリハリサラダ
・白菜とリンゴのキムチとナムルの盛り合わせ
・シャモロックスープ
・馬赤身の漬け刺し(写真)
熊本県民の我々をして、馬刺を漬けにするのは初めて食べました。
悪くないけど、馬感が控えめになっちゃいますね。馬刺と言われなきゃ「鹿ですか?」って感じです。
馬鹿ではありません。
焼鳥は七輪で焼くスタイルです。
・【塩】もも肉(シャモロック、桜姫鶏) せせり ボンジリ
・【タレ】ムネ肉(シャモロック、桜姫鶏) ハツ(写真)
・【味噌】レバー 砂肝(写真)
・季節の野菜盛り(長芋、キノコ)
これが結構美味いっす。なるほど焼肉じゃなくて焼鳥もこうやって食べると美味しいのね、という気付きを得ました。
飲み物は、ビールに飽きたので塩レモンハイボールにスイッチしました。 テキーラみたいにジョッキの口に塩がまぶしてあります。ツマミ要らずで飲めるやつですね。これを2杯ほど飲んだあと、 焼酎(黒霧島)のロックも頂きました。
〆の料理が下記です。
・鶏メンチカツ(写真)
・ウズラとそぼろの釜めし
ここは揚げ物も美味いっす。そして釜めしも美味しかったな。飲み放題付きで4,500円の安いコースでしたが、
飲み物はアレとして料理は十分満足のいくものでした。
こちらが熊本市立三和中学校昭和五十五年度卒業の在関東メンバー。 次は近くに在住されていることが判明した我らのマドンナに参加して頂いて飲みましょう。
一次会が終了したのは午後9時過ぎ、まだまだ夜は長いということでMs以外の5人で二次会へ。
適当に探していたら、新橋駅烏森口を出てすぐのところにある九州 熱中屋 新橋 LIVEというお店が『5分待てば入れます』ということでそのお店へ。
だってほら、皆さん九州人ですからね。
そう、皆さん熊本県民なので、熊本の食材にはうるさいわけです。
注文した辛子蓮根 583円、これは違います。まず辛子蓮根の辛味は唐辛子ではなく和辛子です。
あと、揚げている衣も違いますし、マヨネーズが添えられることもありません。
九州男児は誤解されやすいのですが、九州料理も誤解されていますね。
そんな舌の肥えた?九州男児を唸らせたのがこの活豊後サバ、4,048円。
捌く前に、生きている状態の鯖を持ってきて見せて頂けて、期待が高まります。
そしてこれが本当に美味しい。居酒屋でこのレベルの刺身が食べられるのは驚きです。
アニサキスが気になるところですが、お店で出しているだから大丈夫でしょう、良く噛んで頂きました。
飲み物は焼酎の黒霧島をボトルで頂いて皆で飲みました。仲いいなぁ。そしてやっぱり九州ン料理には焼酎バイ!
お会計は、飲み物代が安く上がったこともあって、一人2,000円で済みました。次の会の主催はOm君、よろしく頼んだよ!
本日師範はお休みを頂いております・・・なんて書くのもあと少しだな。4月からはサンデー毎日です。
とはいえまだ勤め人の身分ではあるので、お休みはうれしいわけです。
午前中に昨日の議事録を書き上げて、お昼は近所のファミレスで豪遊。
ガスト 星川駅前店、子供たちが小さい頃は時々利用していたけど、とても久しぶりでございます。
まず注文したのがこちら。
・アサヒスーパードライ(ジョッキ) 390円
・ちょいピザマヨコーン 340円
ビールは「ハッピーアワー」でお安くなっておりました。
銘柄はあまり得意でない系ですが、「昼呑みビール」はなんでも美味しく感じられます。
ピザは冷凍チンかもですが、思ったよりちゃんとしてました。
追加で注文したのがこちら。
・グラスワイン(赤) 220円
・ほうれん草ベーコン 320円
赤ワイン、これも結構おいしかったんですよ。ボトルだと税込み990円らしいです。人数いればアリだと思いました。
ほうれん草は・・・角バターが乗っています。炒めてはいないんですかね?
そんな感じで、トータルのお支払いは1,270円。某高級イタリアン(サイゼリヤです)のコスパにはさすがに及びませんが、
次善の策としてはアリかもです。
せっかくお休みですからなんか楽しいことを、ということで、ワインとチョコレートのマリアージュ体験としゃれこみました。
ワインは酒日向さんのキャンペーンに当選して頂いた日本の泡。
「ショコラに合うねん」なワインらしいです。これはもちろん合わせてみるべきでしょう。
選んだチョコレートは、普通にスーパーで買える洋酒チョコ3種。それぞれと稽古をつけていきます。
まずはna.さんから『このチョコレートと合わせてみてください』
とご連絡頂いたティラミスから。いわゆるイタリアのデザートの味わいを再現したチョコですね。
このチョコの特徴は、やっぱりコーヒーの風味があることです。なので、フルーツ香満載なこのワインとはちょっと違うかも。
ワインだったら、南アフリカ産のコーヒー香のあるピノタージュあたりの方がベストマッチな気がしました。
お次は、ブランデー・シロップが液体のまま閉じ込められているバッカス。子供のころ、このチョコレートがあると嬉しかったなぁ。
アルコールがカーっと来る感じ、あれがたまらなく好きでした。
「ブランデーって、やっぱりブドウのお酒よね」ってことが分かる、スムーズなペアリング。
ワインとチョコレートをブランデーが繋いでくれます。これは良い相性ですよ。
最後は、ラム酒漬けのブドウが入った「ラミー」。このチョコレートだけ1箱10個入のサイズじゃなくて、1箱に3連が3個の大きめサイズです。
ブドウの粒が入ると、小さく造るのが難しいのかも知れません。
そしてやっぱりベストマッチはラミーですね。
ラム酒の香りとアジロンダックの香りって、どこか共通性があるように感じます。
甘いチョコレートに合わせても違和感ないワイン、大変興味深いマリアージュ体験でした。
名称 | Chocolat Nya- Aunen Ama-Aka-Awa N.V. ショコラニャー アウネン アマアカアワ N.V. |
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生産者 | 大和葡萄酒 |
価格 | (キャンペーン当選品:参考価格3,960円) |
購入店 | ユニークなお酒との出会い 酒日向 |
というわけで、いろんな洋酒チョコと合わせてみたわけですが、もちろん単体でも稽古をつけていきます。
品種はアジロンダック100%とのこと。日本の固有品種じゃないけどに日本以外ではあまり見かけない品種ではありますが、
とても特徴的な香りをもつ品種だと認識しております。
まず外観から「アワ」ですが泡はかなり控えめです。ペティアンかそれ以下ぐらいに感じます。
色は「アカ」とのことですが、実際は濃いロゼくらいの感じで、ランブルスコや豪州の泡とは違う感じです。
香りはまさに「アジロンの香り」ですね。ベリーのフルーツ香がしっかりしていて、ちょっと病院の待合室のような正露丸っぽい香りも感じます。
味わいは「アマ」とのことですが、たしかに甘さはしっかりしています。糖度を計ると10.5もあります。
でも、酸味もしっかりしているし炭酸もあるので、甘ったるくは感じません。
普通のワインとはかなり傾向の異なるワインなので、確かにチョコレートに合わせてみよう!という発想は理にかなっていると思います。
チョコレートに限らず、デザートを頂く段階で飲みたいワインですね。
点数 | 75点 |
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リンク |
ショコラニャー アウネン アマアカアワ NV [大和葡萄酒] 3,960円 |
本日は、飲み友だちのわたさんに声をかけて頂き、
広尾駅からすぐの場所にある暴飲暴食という名前の焼肉屋に伺いました。
こちらのお店、たいへん予約が取りにくいお店のようで、この会が確定したのは昨年の11月。
なんと4ヵ月待っての訪問となりました。
このお店、その名の通り焼肉は一人400g以上出されます。コンセプトとしては
『焼肉を食べる日は、糖質制限やダイエット、禁酒は一旦やめにして、思い切って暴飲暴食』
らしいです。師範も老体に鞭打って暴飲暴食しに参りました。
そんな暴飲暴食に参加したのは下記の皆さんです。
・わたさん(幹事:白飯が必要)
・mishikaさん(辛いものが好き)
・Mayumiさん(キュウリが好きだけど無かった)
・米柱さん(米が好きだけど今日は食べない)
・鉄アレンさん(ちょっとだけ白飯)
・安ワイン道場師範さん(多分一番食べられる量少ない)
この日のメニューがこちらです。料理はコース1種類、ドリンクはすべて90円(税別)、ライスは0円。割り切ってますね~。 暴飲暴食を謳うからには気兼ねなく飲み食いして下さい!というコンセプトがシステムに現れています。
午後5時45分という、サラリーマンにはなかなかハードルの高い時間に6人集合して乾杯。もちろん最初はみんな生ビールです。
まず出されたのがこちら。
・山盛り白菜キムチ
『キムチってこんな丼で出されるものだっけ?』な声も聞かれましたが、
とても美味しいキムチで、これがすっかりなくなっちゃうんですよね。
お肉が来ました~!
・タン・サガリ・ミノ
この写真でひとまず6人前です。タンはタン元で柔らかく、サガリは脂が入りすぎず、ミノはコリっとサクッとした歯ごたえ。
どれも一流品ですね。
これらのお肉を、わたさんと鉄アレンさんが焼いてくれています。師範と女性陣は食べるだけ。 ワイン界隈の男性は料理もする人が多いしこういう時もよく働きますよね。見習わねば!です。
健康のためにお野菜も頂きます。
・焼き野菜(ピーマン・ナス)と山盛りサンチュ
焼肉の時、生のピーマンをかじるとさっぱりして無限に食べられる、という知見を得ました。
皆さんはハイボールとかホッピーとかを飲まれていますが、師範は生ビール(パーフェクトサントリービール)一択です。
あ、途中で緑茶ハイも頂きましたがまたビールに戻ってきました。
この銘柄、「糖質ゼロ」を謳っているんでちょっと敬遠してましたが、
このお店のは美味しいですね。泡がキメ細かくてキレイです。
さてお肉は後半戦です。
・暴食カルビロース【塩】
薄切りの肉の上に山盛りの刻みネギが載せられてます。さてこれをどうやって焼くかというと・・・
イケメンの店員さんが焼いてくれるわけですよ。 『本日のお肉はこちらです』と、満面の笑みを湛えて見せて頂きました。女性陣はおいしさ三割増しだったようです。
このように店員さんがロースターに山のように乗せて焼いてくれます。 『もう食べていいです』の合図で頂くわけですが、ところどころ赤い部分がある絶妙な状態。 スライスした肉を塊にして焼くと全体にいい感じに火が通る、という知見を得ました。
薄切り肉の塊焼きがもう一種類あります。
・暴食カルビロース【タレ】
こうやって見ると、まるですき焼き用の肉みたいですね。
全体にきめ細かくサシが入っていて、どうやって食べてもおいしいと思われます。
これもまた塊にしてジューッ!っと。
シズル感を味わいたい方はぜひクリックで拡大してご覧ください。
このあと、『まだ食べられますか?』「ハイ!」ということで暴食カルビロース【塩】をもう一皿追加。
ちゃんと暴食させていただきました。
最後はこちら。
〆の冷麺
ユズの香りがさっぱりしていて、大量に食した肉を無かったかのように洗い流して頂きました。
お会計は、コースが8,690円にドリンクが1杯90円ですから、一人分10,000円いかないんですよ。
広尾の立地で、この内容でこのお値段、そりゃ人気出ますよね。来た人は結構な割合で次回の来店予約をするみたいなので、
なかなか予約がとれないのも頷けます。
■note3本目、文章少なめ/写真多めで読みやすくしてみました。
その名の通りの暴飲暴食・・・広尾「暴飲暴食」
さてさておなかはいっぱいなのですがワインは別腹、
ということでBar & Enoteca Implicito (バル&エノテカ インプリチト)へ。わたさんいきつけのお店ですね。
お店は同じく広尾なんですが、広尾駅とは逆側の渋谷寄り、タクシー2台に分乗して向かいました。
店内は、背後にずらりとグラスが並べられたカウンター席とテーブル席、階段を降りた地下には個室もありました。 想像していたよりも広いお店です。全体に明るさを落とした照明で、ムーディーな雰囲気が漂っておりました。 そんな中に騒々しい6人が入ってきてスミマセン。
名称 | Mitterberg Bianco 2023 ミッテルベルク ビアンコ 2023 |
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生産者 | Ansitz Waldgries (Christian Plattner) アンシッツ・ヴァルドグリエス (クリスチャン・プラットナー) |
価格 | (不明:Glass) |
購入店 | バル&エノテカ インプリチト |
ネッビオーロ好きのわた(別名ネビオ)さんや女性陣は最初から赤を注文されていましたが、
凡人な師範はやっぱり最初は白を飲みたいわけですよ。
そこで「すっきりした白をお願いします」と注文したところ、出していただいたのがこのワインです。
品種はピノ・グリージョとのことだったように思います。
照明が暗いので色はわかりません。香りはとてもアロマティック、ライチに白い花がパーッと香って
ブラインドだったら「ゲヴュルツトラミネール一択ですな」と胸を張りそうな感じです。
味わいは、ほんのり甘くて酸味しっかり。美味いなぁ、これ。
確かにすっきりしていますが、すっきりだけじゃなくてパワーも感じます。
全く知らない造り手で、知らないインポーターで、知らないIGT、こういうのが頂けるお店はありがたいっすね。
点数 | 83点 |
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それぞれが飲みたいワインを注文して乾杯!やっぱりワインがあると落ち着きますね。
名称 | La Furba 2021 ラ・フルバ 2021 |
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生産者 | Tenuta Buon Tempo テヌータ・ボン・テンポ |
価格 | (不明:Glass) |
購入店 | バル&エノテカ インプリチト |
二杯目は「軽めの赤をお願いします」と注文しました。
そこで出して頂いたのがこちら、トスカーナの赤で品種はサンジョヴェーゼ100%です。
トスカーナ地方ではキツネのことを"Furba"と呼ぶらしく、
ラベルには鳥を咥えたキツネの絵が描かれています。
こういうワインを「ラベルが大好きワイン会」に持っていきたいところですね。
さてこのワイン、サンジョヴェーゼですから色はそれなりに濃さのある赤紫色です。
香りは結構華やか系ですね。スミレの花と東洋的なスパイス、サンジョヴェーゼでも大粒な感じがします。
味わいは、アルコール度数が14.5%もありますが、どことなく軽やかさのあるバランスです。酸味がポイントかもしれません。
いわゆる「軽め」というより、「軽快」な感じのワインです・・・ってその差は伝わらないよな。
前者は安ワインにありがちで、後者は高ワインにありがち、ということにしてください。
点数 | 81点 |
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次のワインは、こんな風に恭しくパニエに寝かせて抜栓して頂きました。 この扱いを見るとちょっとやそっとのワインじゃないことがわかりますよ。
名称 | Nebbiolo d'Alba 1989 ネッビオーロ・ダルバ 1989 |
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生産者 | Rivetto リヴェット |
価格 | (不明) |
購入店 | バル&エノテカ インプリチト |
それがこちらのワインです。なんと1989年のネッビオーロ・ダルバです。
師範が社会人になる1年前、Mayumiさんが産まれるよりずいぶん前のヴィンテージですね。
こういうワインを頂ける機会はそうそう無いので、拝みながら頂きました。
外観は、グラスに注いだ中心部はまだしっかりとした紫色で、エッジにはレンガ色からオレンジ色のグラデーションが見て取れます。
きれいに熟成した赤ワインの色ですね。
香りには果実の香りがしっかりと残っております、それに加えて複雑で奥行きがあり、かつボリュームも立派です。
どなたかが「古いお城の香り」と言われていました。
味わいもとてもキレイで、スーッと入ってきて長い余韻を残してくれます。ほ~っと溜息の出る味わいです。
ネッビオーロは熟成させてナンボ、という話を聞きますが、確かにそれには納得せざるを得ませんね。
若いネッビオーロにある硬さが取れたら、こんなにおいしい液体になるんですね~。いろいろ唸らされるワインでした。
点数 | 89点 |
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広尾のバー・カウンターが似合う都会のレディなお二人、でございます。この店の前に暴飲暴食したようには見えません。
このお店のお会計は一人当たり8,000円弱、広尾の夜を満喫させて頂きました!
師範代と長女はみなとみらいの万葉倶楽部へ岩盤浴に行き、次女は海外旅行中、ということで師範ボッチ飯の午後。
ツイッターと昔ながらの飲み仲間に「野毛に昼飲みに行きませんか?」連絡したところ、トビさんと磯子さんに付き合っていただけることになりました。
それでは、突然の「ぶらり野毛呑み歩き」、ネットでいろいろと事前情報も頂いて、午後1時に関内駅集合です。
まず一軒目は、トビさんのお薦めで吉田町通り沿いにある鯖寅酒販へ。
ナチュラル・ワインがいろいろとグラスで楽しめるお店だそうです。
店内は、大きなガラス張りのワインセラーに自然派ワインがずらり。
「酒販」という名前ですから、基本的には酒屋さんで、角打ちとしてワインを頂く感じです。
なのでもちろんカウンターだけ、キャパは6人も入れば満員な感じでした。
有料試飲のお値段は、1杯880円から。
ただし、「テイスティングPass 1,000円」を購入すると、試飲がほぼ半額になる、というシステムです。
そりゃ買っちゃいますよね、そのパス。
ワイン以外にもタップから注がれる生ビールや、いろいろ珍しいジンなんかもあります。
そこで目に留まったのが、滋賀県にあるヒトミワイナリーのぶどうの搾りかすが使われたBenefinita [Flora Fermentation]というセゾンビール。
お値段はテイスティングPass割引が効いて1杯200ml 730円。
トビさんも同じもので、磯子さんはオーストラリアのシャルドネで乾杯。
このビール、確かにブドウの香りがして華やかです。こういう生ビール飲めるの良いっすね。
っていうかやっぱり1杯目はワインよりビールっすよね。
名称 | Gewurztraminer Sec 2022 ゲヴュルツトラミネール セック 2022 |
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生産者 | Les Frères Engel レ・フレール・アンジェル |
価格 | 550円 (Glass) |
購入店 | 鯖寅酒販 |
もちろんワインも頂くわけです。
有料試飲のアイテムが書かれたホワイトボードには泡が1種、白が3種、ロゼが1種、オレンジが2種、赤が2種。
一番安いのがpass価格で1杯440円、一番高いジュリアン・ラベのアン・シャラスがpass価格で950円。
自然派はよくわからない師範ですので、お店の方の『すごくアロマティックです』とうお薦めに従って、アルザスのゲヴュルツトラミネールにしました。
pass価格で1杯550円です。
色はかなりしっかりした感じ、オレンジに近いレモン色です。自然派によくある濁りはありません。
香りは確かにアロマティックですが、いわゆるゲヴュルツのライチ香より、もう少し酸を感じる柑橘類の皮の香りに近いです。
味わいは、14%というアルコール度数の高さにも関わらず、思いのほか甘さがしっかりしています。
"Sec"なので辛口かと思いましたが、乾燥したブドウで"Dry"の意味かもしれません。
師範のような不自然派にも受け入れやすい、そしてかなり存在感のある白でした。
角打ちワインの醍醐味は、普段自分では買わないワインとの出会いにありますね。
点数 | 80点 |
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名称 | Zeus Gonewild N.V. ゼウス ゴーンワイルド N.V. |
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生産者 | Coup de Jus / SAS les Fromont (Dom. des Marnes Blanches) クープ・ド・ジュス / SAS レ・フロモン (ドメーヌ・デ・マルヌ・ブランシュ) |
価格 | 480円 (Glass) |
購入店 | 鯖寅酒販 |
もう1杯ワインを、ということで赤を頂きました。
選択肢は2つ、イタリアはフリウーリの赤か、このジュラの赤。
どちらも自然派大流行の産地ですね。
フリウーリはガチで自然派な気がしたのと、そちらはトビさんが注文されたのでちょっと貰えばいいや、ということでジュラの方をチョイスしました。
pass価格でグラス1杯480円です。
色はかなり薄めの紫色。品種はグルナッシュらしいのですが、南仏っぽい香りはあまり感じずどちらかというと北の方、
オーストリアのシュペートブルグンダーな外観にツヴァイゲルトみたいな香りに感じました。
味わいは、前の白とはうって変わってアルコール度数が10.5%と低く、色の印象通りの軽い味わい。
最近流行りの「薄旨系」ってやつですかね。
外観や味わいはド自然派ですが、自然派臭はほぼ感じない「クリーン・ナチュラル」なワインだと思います。
悪くはないけど個人的にはちょっと物足りなく感じるかなぁ、やっぱり師範は不自然派です。
点数 | 74点 |
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磯子さんが注文したオーストリアのオレンジと、師範の赤、そしてトビさん注文のフリウーリの赤を並べてみました。
酸っぱいの酸っぱくないの/好きの嫌いの言いながら飲み比べるのが楽しいんですよね。ワイワイとお騒がせしました。
そんな感じの一軒目、お支払いは3人分まとめて7,860円でした。
二軒目は、ツイッターでお知り合いに教えて頂いたÉ Mer(イーメール)という立ち飲みフレンチのお店。
野毛の達人トビさんをして「行ったことない」とのことでしたので、この店に決定しました。
お店の場所は福富町、どちらかというとこのあたりでも治安が良くないエリアにあります。
お店の外観も、およそフランス料理を出す店のようには見えません。
店内も、いわゆる立ち飲み屋な雰囲気で、黒板に書かれた文字以外はフレンチ感が希薄です。
でも、店内のお客さんは大半が若い女性なんですね。「ギャップ萌え」なのかも知れません。
システムとしては、注文した際にお金を支払う前払い制度になっています。
この日のメニューは、おつまみ的な料理が5種類、前菜が1種類、メインが2種類、デザートが1種類。あとはパンとバターライス。
価格は650円から1,250円でした。
そんなメニューから、師範が注文したのがこちら。
白身魚のデュグレレ 850円
この日の魚はカレイだそうです。ソースがちゃんとフレンチしています。
魚の身もプリッとしていて、火の通し方もご立派。これで850円は安いと思います。
名称 | Dancing Flame Carmenère 2022 ダンシング・フレイム カルメネール 2022 |
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生産者 | Vina Luis Felipe Edwards ヴィーニャ・ルイス・フェリペ・エドワーズ |
価格 | 3,500円 (お店価格) |
購入店 | É mer |
ワインは、スパークリングとシードル、それに白が2種(ソーヴィニョン・ブランとシャルドネ)、
赤が3種(メルローとカルメネール、フランスのカベルネ・ソーヴィニョン)でした。
赤の銘柄をお店の方に尋ねたところ『うちは名前を出すような立派なワインは置いていませんので』ということで答えて頂けませんでした。
郷に入れば郷に従え、銘柄不明のままボトルで注文したのがこのワインです。
安ワインが出されることが分かってはいましたが、ダンシング・フレイムと来ましたか・・・
ボトル1本3,500円、そこまで強気の価格設定な銘柄とは思いませんでした。
他の品種も多分この銘柄だろうと想像されます。
色はチリ産らしくしっかりとした濃さで、香りはダイレクトにベリーの香り。
味わいはやや甘めで渋味はしっかり。飲み飽きはすると思いますが、3人で1本であればちゃんと飲める激安ワインです。
この銘柄のカルメネールは初稽古かなぁ、と思って過去を検索したところ、3年前に2020年産と稽古していました。
メルローは未稽古なので、そっちを頼むべきだったかなぁ、とプチ後悔しております。
点数 | 70点 |
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料理は一人1品注文する必要があるそうです。
・ホワイトアスパラ 夏みかんのソース・オランデーズ 1,200円
・トリップ シードル煮込み 1,250円
どちらの料理もしっかりフレンチ、美味しいんですよ。
ワインももう少し良いのを置いてほしいなぁ?ポール・マスとかね。
お店の方、ワインには興味がないのかな?そこがちょっと残念でした。
お会計は、ソースを拭うのにパン250円も追加して7,050円でした。
三軒目はいよいよ野毛の中心部に足を踏み入れて、裏野毛横丁「満天ホール」の中にある鳥導(とりしるべ)というお店。 いわゆる横丁、フードコートみたいな中にある焼き鳥屋。こちらもトビさんのお薦めです。
我々3人、まずはカウンター席に案内して頂きました。 まだ日も高い午後3時過ぎですが、カウンターもテーブルもほぼ埋まるくらいの勢いでお客さんがいました。 繁盛してますね~
まずは瓶ビール 660円、サッポロの赤星で乾杯。磯子さんは健康上の理由により、ビールじゃなくてハイボールをお召し上がりでした。 ビールの銘柄はサッポロなのにグラスはサントリーなあたりが気軽な居酒屋っぽいですね。
注文した料理を書き留めておきます。
・トロ白レバ刺し 630円(写真手前)
・ささみわさび 270円×3(写真左奥)
・せせり 250円×3(写真右奥)
・白レバー 240円×2
・丸ハツ 240円×2
レバ刺しとか白レバーとか、レバーものが特に美味しいように感じました。
3人で飲んでいると、いきなり「ど~も!」とヒマワインさんが登場!
(実は電話貰っていたみたいですけど気づかずに出られませんでした)
改めて乾杯!ですが、なんだかグラスワイン (500円)を飲んでいるみたいですな。
白も赤もしっかり冷えていて、ヒマさんは手のひらで温めながら、磯子さんは氷を入れて、と対応が全く異なるのが面白うございました。
そんな焼き鳥屋での三軒目、お会計はトータルで12,001円でした。
ヒマさんは颯爽と去って行き、磯子さんは家族と夕食を食べるということで、残った師範とトビさんが向かったのは、
桜木町駅前の地下街「ぴおシティ」にある横濱飯店という中華料理屋さん。このお店もトビさんのお薦めです。
横浜みなとみらいの玄関口にあたる桜木町駅前ですが、
このお店の雰囲気は全く「街中華」ですね。ぴおシティ全体に昭和感があふれております。
「横濱飯店」というたいそうな店名だからか、店の中には横浜市歌の歌詞が書かれた掛け軸があります。 横浜市民はみんな歌えるらしいですよ。師範は九州で生まれ育ったヨソ者なのでちゃんとは歌えませんが、 それでも子供たちの小学校の発表会とかで何度も聞かされた記憶があります。作詞が「森 鴎外」というところが横浜市民の誇りだそうです。
改めてトビさんと二人瓶ビールで乾杯。この店はサッポロの黒星、大瓶でお値段は690円。 グラスは特にメーカーのものではない街中華的なコップでした。
料理は、特にこの酢豚 (1,220円)とか美味しかったですね。 いかにも街中華の酢豚で、甘味と酸味がしっかりした味付けでした。見た目も照りがあって美味しそうでしょ?
二人だということを忘れて、ほかにも料理をいろいろと注文しております。
・焼餃子 530円
・半炒飯 780 390円
・シュウマイ 530円
・焼そば(もやしのあんかけ) 780円
ハイ、はち切れんばかりにおなか一杯になりました。お会計は、二人分で4,000円弱だったと思います。
そんな「ぶらり野毛呑み歩き」でした。突然のお誘いに乗って頂いたみなさま、ありがとうございました!
■note2本目、ちょっと文体を変えてみました。いろいろ試していく所存です。
ぶらり野毛呑み歩き vol.1・・・はしご酒のパラダイスやぁ~
本日のアペロは、サッポロビールから売られている、北九州発祥のサクラビールに合わせて、
同じく九州は熊本発祥のちくわサラダ。ビールの方は特に九州っぽさはないのですが、ちくわサラダは郷愁を誘います。
「サラダ」と言いながら、ポテトサラダを穴に詰めた竹輪を挙げる、という野菜間ほぼゼロのツマミなんですよ。
・・・ていうこつでこんちくわサラダ、いつもは九州の一部でしか見ぇかからんメニューばってん、こん週末はスーパー「サミット」の"九州weeeeek!"で売りよらすバイ!
クリックで拡大しても竹輪の方にピントが合ってなくてスミマセン。
名称 | Château Grossombre de Saint-Joseph 2016 シャトー・グロソンブル ド・サン・ジョセフ 2016 |
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生産者 | André Lurton アンドレ・リュルトン |
価格 | 1,731円 (単品価格:3,850円) |
購入店 | 銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA |
本日の夕食も師範と師範代二人きりの食卓で、メニューは油淋鶏、ブロッコリーとトマトとクリームチーズのサラダ、モヤシと人参のナムル。
選んだワインは、年末に買った「鬼コスパ9本セット第49弾」15,999円からの最後の1本。ボルドー産の赤でございます。
造り手は「ボルドーの偉人」アンドレ・リュルトン氏が再興を果たしたワイナリーで、品種はメルロー50%、カベルネ ソーヴィニヨン50%とのこと。
午後4時前に抜栓して、じっくりゆっくりいただきました。
色は、とてもしっかりとした青紫色で、濁っているわけではないのにほぼ向こうは透けません。
香りは、カシスにコーヒーにチョコレートにタバコの葉。
メルローとカベルネが半々だからか、右岸とも左岸にも寄らない典型的なボルドーっぽさを感じます。
味わいは、渋味しっかり甘味と酸味はそこそこ。2016年なのでまだちゃんとは開いていない感じです。
2016なのにまだ若いポテンシャルを秘めた感じも含めて、まさに王道のボルドー感満載のワインです。
こういうワインと稽古すると「やっぱボルドーの名門造り手は立派だな」と思います。とにかくハズしません。
「畑より造り手」は、今やブルゴーニュ(※)よりボルドーかもです。
(※)ブルゴーニュの著名造り手はいまや手が届きませんから。
小瓶に保存して4日後再稽古。最近健忘症が進んでいて、中身が何だったかほぼ失念していたのでセルフ・ブラインド。 香りを嗅いで「え?こんないいワイン開けたっけ?」と思いました。しっかりベリー、しっかり樽。 イタリアのスーパー・タスカンだったかなぁ~とか考えていたら思い出しました。というくらい良いボルドーですよ。
点数 | 80点 |
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リンク |
【送料無料】鬼コスパワイン9本セット 54弾 15,999円(現行セットにはこのワインは含まれません) Chateau Grossombre de Saint-Joseph 2016 3,850円 |
稽古範囲内で80点オーバーしたのでリンクを張ります
上記のワインは現在の「鬼コスパセット」には含まれていませんが、現行セットには同様に名門ボルドーが造る「コレクション・ネイペルグ 2014」がおまけで付いてくるので(2025/03/08現在)、
ほかのワイン含めかなりお買い得だと思われます。
名称 | Salento Chardonnay "Ecosistema" 2023 サレント シャルドネ "エコシステマ" 2023 |
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生産者 | Cantine Paololeo カンティーネ・パオロレオ |
価格 | 1,793円 |
購入店 | トスカニー イタリアワイン専門店 |
本日の夕食は、長女がお友だちと外食、次女はニューヨークに遊びに行っているので、師範代と二人きり、まるで老後。
メニューは、刺身三点盛り(めばちマグロ、スズキ、ブリの炙り)、イワシの煮付け、アスパラガスとベーコンの炒め物。
ワインはさっぱりとしっかりの中間くらいが良いと思い、選んだのは南イタリアはプーリアさんのシャルドネ。
このワイン、『リアルワインガイド2024 旨安大賞』だそうです。その実力を見せて頂きましょう。
色は、ちょっと琥珀色感のある濃い麦わら色。サイトには『緑がかった麦わら色』と書かれていますが、師範の老眼には緑は映りません。
香りは、やや年季が入ったシャルドネ、という感じがします。ボリュームはおとなしめで、飴っぽい熟成感のある香り。
味わいも、酸味控えめ旨味しっかり、熟成したシャルドネみたいな印象を受けるワインです。
若いシャルドネには珍しい熟成感と、ちょっと自然派ちっくな香味は、なるほどいわゆる「コンテストでウケる」ワインな気がしました。
やっぱり"BIO"とかがラベルにデカデカと書かれているワインって、こういう系統である可能性が大ですね。勉強になりました。
嫌いじゃないけど好きでもないワインです。
翌日、さらに熟成感が増しています。これ、10年以上前のシャルドネ感がありますよ。 かなり酸化熟成環境にあったのだろうと思います。いわゆる「若いシャルドネ」とは全く傾向の異なるワイdネス。
点数 | 74点 |
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リンク |
Salento Chardonnay "Ecosistema" 2023 [Cantine Paololeo] 1,793円 |
本日は、入社した時の同期で師範+I氏の送別会、Produced by 送別される自分(笑)。
お店は幹事たる師範の一存で決めて、横浜駅西口鶴屋町にあるW Yokohama -The Wine Hall-。
前回の訪問は1年半前、だいぶご無沙汰しております。
このお店がナイスなのは、ワインがほぼ標準小売価格+1本770円の抜栓料で頂けるところと、
そしてなによりワインが多いところです。写真の右側に白や泡の冷蔵ケース(が見えている範囲の3倍くらい)、左側通路脇に廉価な赤ワイン、
奥の扉の中に高級ワインがズラリ。3,000円以下のお手頃価格のワインから10万円以上の高級ワインまで、見放題&選び放題です
(安ワイン者な師範は後者は眺めるだけですが)
前回の同期会では消息不明の1人を除いてフル参加でしたが、今回MとKは都合が付かず欠席。
よって参加者は、ずいぶん前に退職したN、昨年退職したO、今回退職するIと師範、まだ会社に残るSの5名です。
こちらのお店、基本的には席の指定はできないのですが、いつも良くして頂いているソムリエールの
cheersさんの計らいで、個室を使わせて頂くことができました。
高い椅子だと落ち着かない初老の連中なので、大変ありがたい配慮でございます。
名称 | Artefact Extra Brut N.V. アルテファクト エクストラ・ブリュット N.V. |
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生産者 | Le Vignoble du Reveur ル・ヴィニョーブル・デュ・ルヴール |
価格 | 5,720円 (お店価格+抜栓料770円) |
購入店 | W Yokohama -The Wine Hall- |
まずはスパークリングから。ヴーヴ・クリコが9,000円台だったのに大きく心を動かされましたが、
そこはグッと堪えてソムリエールさんに「5,000円台で置かれているスパークリングからお薦めを」とお願いしたところ、
2本紹介して頂いて、そのうちのこちらがアルザス産でした。
ちなみに今回のメンバーは、全員入社してすぐにアルザス工場に製造実習に行っているので、ここはアルザス一択です。
今回、メモを取っていないので、いつにも増して感想がいい加減になります。
泡は弱めながらそこそこしっかりしていたように思います。
香りは、あまり熟成を感じないフレッシュ&さっぱり系。品種はシャルドネが主体とのことでしたが、
アルザスでシャルドネは珍しいですね。
味わいは、酸味がしっかりしていてシュッとしています。ストレートで硬派なスパークリング、という印象です。
ちなみにこのワイン、マルセル・ダイスの長男が造っているとのこと。
みんな『それ誰なん?』って顔をしていましたが、マルセル・ダイス氏はワイン好きならだいたい知っている人なんですよ。
オタクじゃない人にワインを説明するのって難しいっすよね。
点数 | 78点 |
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ではオッサン5人で乾杯!長い間のお勤め、ご苦労様でした>自分
名称 | Pinot Gris "Weinbalg" N.V. ピノ・グリ "ヴァインバルク" N.V. |
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生産者 | Fischbach (Jean DREYFUSS) フィッシュバック (ジャン・ドライフス) |
価格 | 4,400円 (お店価格+抜栓料770円) |
購入店 | W Yokohama -The Wine Hall- |
次のワインもアルザス産です。
冷蔵ケースにピノ・グリのグラン・クリュを見つけたので、
これが良いのではなかろうかとソムリエールさんに相談したところ、『やや甘口ですが・・・』とのご説明。
「この段階で甘口は早いので後にします」とお伝えしたところ、『では同じピノ・グリでこちらはどうでしょうか?』とのご提案。
数百種類はあろうかという品ぞろえの中で、スッとそういう提案が出てくるのはさすがです。
さてこのピノ・グリですが、
裏ラベルに書かれた情報によると"Culture : Biologique"なので自然派で、
15% maceration"らしいので一部オレンジワイン的な造りがされているようです。
確かに外観はやや濁りがあって、ほんのりオレンジ色みを感じます。
香りは、自然派に共通する石鹸っぽい香りはありますが、グレープフルーツ的な柑橘類の香りもあって、全体にクリーンな感じです。
味わいもクリーンですね。酸味しっかりで旨味もしっかり、醸しの良さが出ている気がします。
ホント、最近の自然派は造り手が努力しているのかインポーターの目利きが良くなっているのかわかりませんが、
ネガティブな印象を受けるものが少なくなりました。
これも美味しい自然派です。オタクじゃない皆さんにも好評だったようです。
点数 | 80点 |
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まず最初に注文したこちらのメニュー、レシートには"Burdock Salad"とあるので
・(鴨と)ゴボウのサラダ 1,650円
なんだと思います。緑の葉っぱの下にはゴボウが敷かれていますが、メインは鴨ですね。彩りが良くて美味しいサラダでした。
名称 | Bættig "Vino de Región" Pinot Noir 2023 ベティッグ "ビーノ・デ・レジオン" ピノ・ノワール 2023 |
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生産者 | Bættig (Via Vinica SPA) ベティッグ (ビア・ビニカ・SPA) |
価格 | 3,850円 (お店価格+抜栓料770円) |
購入店 | W Yokohama -The Wine Hall- |
次は赤が良いか白が良いか参加者に尋ねたところ、OとNが「赤で」とのこと。
どんな赤が良いか尋ねたところ、Nが「出来ればピノ・ノワールで」とのこと。
それではということで、コスト・パフォーマンスの高い南アフリカのピノがあるかソムリエールさんに尋ねたところ、
『ありますが、一番安いのでクリスタルムが9,900円です』とのお返事。
こちらの懐を考慮して頂きありがとうございます。ワインオタクの集まりだったら迷わずいくところですが、
ここは日和って、大西洋を挟んでお隣のチリ産にしました。
色は、ピノ・ノワールにしてはやや濃いめですが、いわゆるチリピノな濃さではありません。
日照は多いけど標高の高い畑であることが想像されます。
香りはちゃんとピノ、それもブルゴーニュ的な上品さと冷涼感のある香りです。この時点で「これを選んで正解!」と確信しました。
味わいは、やや渋味が固い感じはありますが、甘酸っぱさが主体な部分はやっぱりブルゴーニュ的です。やっぱり良いっすね、このワイン。
「チリらしくないチリピノ」ということで有名なベティッグ、
以前は凄いヤツと稽古してビックリしたこともありますが、
廉価なクラスでもちゃんとピノ・ノワールらしさが味わえます。
抜栓料を足しても4,000円台でこんなワインが頂けるのはありがたいっすね。
点数 | 81点 |
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こちらのお店は焼く系の料理がおいしいのです。
・季節野菜のグリル 2,585円
今は高級野菜と化しているブロッコリーがゴロリと。
アブラナ科の野菜は、焼くと甘味が増して美味しいですね。
お肉も頂きます。
・ミートプラッター 2,200円
大きなパテ・ド・カンパーニュや生ハムなんかが乗っていて、これが2,200円はお得です。
赤ワインがガンガン進みます。
名称 | Zulre 2017 ズルレ 2017 |
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生産者 | Terra d'Aligi テッラ・ダリージ |
価格 | 3,740円 (お店価格+抜栓料770円) |
購入店 | W Yokohama -The Wine Hall- |
炭水化物は↓のピザを注文したので、次の赤ワインは「イタリア産にしましょう」ということになりました。
こちらもソムリエールさんに相談して、「濃いイタリアの赤のお薦めは」と尋ねたところ、
アブルッツォ産のこのワインや、ピオ・チェザーレの廉価なクラスなどを提案して頂きました。
どれも美味しそうでしたが、間違いなく濃そうなのはやっぱり南イタリアよね、ということでこちらを選択させて頂きました。
結果は狙い通り、とても濃い赤ワインでした。
香りは、イタリアらしい明るく濃いベリーの香りと、ある特徴的な香りを感じました(が、メモって無いので忘れました)。
ヴィンテージが2017年と、このクラスとしては比較的熟成期間が長いのですが、それでもまだ固さを感じるくらい渋味がしっかりしています。
アブルッツォやサレントにありがちな「これ甘口!」ってほどの甘さは無いので、食事にも合わせやすいと思います。
造り手の名前、なんだか最近聞いたなぁと思っていたら、
実は2週間ちょっと前に同じ造り手のものと稽古しておりました。
物覚えの悪さが際立っております。
点数 | 80点 |
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料理の注文は、退職後に寿司屋の板前になることを夢見ているSにお願いしております。
・マルゲリータ・ピッツァ 1,430円
このお店、(多分)ピザ窯があるんでしょうね。ちゃんとしたピザ屋のピザな感じがします。
ピザがもう一枚注文されています。
・ボローニャソーセージのピッツァ 1,540円
ソムリエールさんに『どちらもトマトソースになりますがよろしいですか?』と確認されました。
そういうさりげないアドバイス、ありがたいですね。
でもオッサンはそこで変更するのを躊躇するんですよ、人の意見を聞かないというより、
もう決めちゃったから選び直すのに時間をかけるのは申し訳ない、という感覚だと思います。
名称 | Pinot Gris "Eichberg" 2019 ピノ・グリ "アイヒベルク" 2019 |
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生産者 | Wolfberger ヴォルフベルジェ |
価格 | 4,510円 (お店価格+抜栓料770円) |
購入店 | W Yokohama -The Wine Hall- |
最後のワインは、2本目に飲もうとした甘口のピノ・グリ、産地はもちろんアルザスです。
この造り手も聞いたことあるなぁ、と思ったらなんと3日前に稽古しているじゃないですか。
品種も同じピノ・グリ、格付けも同じグラン・クリュです。
ホント、物覚えの悪さをこじらせております。
そしてこのワイン、同じピノ・グリでも2本目の自然派や3日前に稽古した熟成物とは外観が全く違って、普通に濃いめくらいのレモン色です。
香りは・・・どうだっけ?なんとなく蜜っぽい香りを感じた気がします。
味わいはちゃんと覚えていますよ。甘口というより半甘口くらい、アルコール度数は14.5%もあって、とても飲みごたえがありました。
ワインの価格、あちこちで値上げの話を聞きますが、
アルザスだったらグラン・クリュ(特級畑)のものを5,000円くらいでお店で飲めるですよ。
みんなもっとアルザスに目を向けましょう。
そしてこんなにいろいろとアルザスワインの品揃えがあるこのお店、みんなで行きましょう。
点数 | 82点 |
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半甘口の白に合わせてチーズも頂きました。
・チーズ6種盛り合わせ 3,630円
チーズと言えば、アルザス工場実習の際に同行したOがウォッシュチーズのマンステールをリュックに入れていて、
ずーっと仄かに匂いがしていたことなどの想い出話をしておりました。
アルザスで研修なんて今や夢の話、いやー良い時代だったな。
こちらが映像技術研究所1990年入社組の同期集合写真。
いわゆる「バブル入社組」でスミマセン。責任を取ってここはスッキリ早期退職させて頂きます!
お会計は、一人当たり8,000円ちょっと。
これだけワインを飲んでも結果は居酒屋価格、強くお勧めさせて頂きます。
「W Yokohama -The Wine Hall-」で稽古したワインたち。5人で5本、適量です。
■今後を考えると、ある程度イベントごとに記事がまとまっていた方が良いと判断し、noteというプラットフォームを利用することにしました。
合わせてご覧ください。
横浜で気軽にワインを楽しむなら・・・W YOKOHAMA -The Wine Hall-
有休消化体制に入っておりますので本日は勤務先をお休みしております。なので休肝日返上。
本人が休むと肝臓は働かざるをえなくなる矛盾。
初心に帰って「安ワイン道場師範」、土曜のチリ産ソーヴィニョン・ブランの飲み比べを継続しました
それぞれの結果はそれぞれのところ(ココとココ)に書いています。
本日の料理は、ひな祭りなのでちらし寿司、蛤のお吸い物、菜の花の炒め物、キンピラごぼう。
泡にするかロゼするか、悩むメニューですよね。
名称 | Prosecco Brut N.V. プロセッコ ブリュット N.V. |
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生産者 | Cavit カヴィット |
価格 | 1,534円 (単品価格:1,903円) |
購入店 | トスカニー イタリアワイン専門店 |
土曜の稽古の残り、合わせるとハーフくらいは残っているし、次のワインに何を開けるかはかなり悩みました。
でもやっぱりなんとなく泡よね、と思って選んだのは、トスカニーの「2月のスペシャルワインセット」に入っていたプロセッコ。
これまた半分くらいは残す勢いでチビチビと稽古致します。
まず外観から。色はほぼ無色ですが、泡はかなりしっかりしています。
ただ、口に含むとやっぱり泡は粗いかな?そのあたりも定量化できれば良いんですけどね。
香りは弱め、桃や青リンゴ、普通に普通のスパークリングな香りがします。品種が何?とか探求心すら湧かないレベルです。
味わいは、甘さ控えめ酸味も控えめ。こちらも普通に普通のプロセッコな味わいです。
それなりにちゃんとしたスパークリングだとは思いますが、元値は2,000円近いですからね。
それだったら1,000円前後の馬の骨カバを飲んだ方が幸福度が高い気がします。
まぁセットなので、そういうのが混じることも甘んじて受け入れましょう。
残った2杯分を、シャンパンストッパーで栓をしてセラーに立てて保存、4日後再稽古。 1杯はカシスリキュールを割って「なんちゃってキールロワイヤル」にしました。 すっきり系のプロセッコはそうしたほうが楽しいです(個人の感想です)
点数 | 70点 |
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リンク |
【送料無料】 2月のスペシャルワインセット赤2本ロゼ1本白2本泡1本 9,900円 Prosecco Brut NV [Cavit] 1,903円 |
ひな祭り食卓がこちら。次女は今日からニューヨークに遊びに行っちゃったので家族三人の食卓です。
ハマグリが100g498円もするやつだったので立派です。日程的な割高感はあるけど、こんな時くらいしか買わないからね。
そんな感じで、「♪3月はひな祭りで酒が飲めるゾ~♪」などと嘯きながら、
家族の流儀に従って年中行事は欠かさない安ワイン道場であります。
ちなみに先日のボッチ・サイゼリヤ飲みの件、 WebメディアのTLILLさんに記事にして頂きました。 なるほど大衆の耳目を引き付けるためにはこういう書き方をすればいいのか、と勉強になりましてございます。
本日は、お友だちのりゅじめしさん主催の
「パエリア料理教室&ワイン会」に参加しております。会場は、「三田いきいきプラザ」という公共施設。
都営三田線の三田駅を出てすぐのところにあります。
奇しくもこの日は東京マラソン当日、三田いきいきプラザ前の道路はマラソンコースに。
師範が到着した午前11時頃、先頭集団が風のように駆け抜けて行きました。
それに伴う道路封鎖の影響で、参加者の皆さんもかなり大回りせざるを得なかったようです。
まぁそんなこともありますわ。
本日の参加者は下記の皆さんです。
・りゅじめしさん(主催&料理監督)
・りゅいさん(料理担当)
・りなさん(料理担当)
・海苔さん(料理担当)
・kazumiさん(料理担当)
・mikaさん(飲食担当)
・さやかさん(飲食担当))
・jinichiさん & aikoさん(飲食担当)
・グラン・ヒコさん(飲食担当)
・TZKさん(ワイン給仕担当)
・安ワイン道場師範(議事録担当)
朝早くから来られて調理をされている皆さんに、料理作りに参加せず飲み食いするだけの師範から、
せめてもの陣中見舞いとしてビールを差し入れさせて頂きました。
・サントリー プレミアムモルツ 香るエール:確かに良い香りがします。
・ヱビスビール:苦味のしっかり感はさすがヱビスですね。
「ビールを持ってくるよ~」と事前連絡しておりましたところ、おつまみを用意して頂きました。
それがこちら。
・ソーセージ5種盛り
持参して頂いたのは(多分)りなさん&海苔さん&TZKさん。やっぱビールにはソーセージですわ。間違いない。
それでは、ワインの紹介に移らさせて頂きます。
名称 | Scacco Spumante Brut N.V. スカッコ スプマンテ ブリュット N.V. |
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生産者 | Cantine Quattro Valli カンティーネ・クアトロ・ヴァリ |
価格 | (りゅいさんから) |
購入店 |
1本目はスパークリングで、りゅいさんが持参されたスカッコ。イタリアはエミリア・ロマーニャ地方のスプマンテですね。
この銘柄は「オトナのポカリスエット」として界隈では有名、昨年末にも稽古しております。
この日は春のように暖かい気温だったので、こういうスッキリ系の泡がピッタリな感じでした。
色は薄めで泡立ちも弱め、でもしっかりとした柑橘系の香りが感じられるのが良いんですな。
味わいは、甘さ控えめ酸味そこそこで、後味に軽い苦味を感じます。
それがどことなく塩味にも感じられるので、確かにポカリスエットっぽい雰囲気があるんですよ。
これから暖かくなる春に向けて、こういうスパークリングは重宝するんじゃないでしょうか。
難しく考えずに飲めるのが良いんです。みんなで「スカッコ!スカッコ!!」といきましょう。
点数 | 77点 |
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前述の「東京マラソン・トラップ」はありましたが、皆さまほぼ定刻の12:00ちょうどには集合。それでは乾杯!
名称 | Sparkling Wine Chardonnay Extra Brut 2022 スパークリングワイン シャルドネ エクストラ・ブリュット 2022 |
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生産者 | Ajimu Wine 安心院葡萄酒工房 |
価格 | (mikaさんから) |
購入店 |
2本目もスパークリングワインが選ばれました。
「初めまして」のキュートな女性mikaさんが持参されたのは、
これまた界隈では「イケてる泡」として有名な安心院ワイナリーのスパークリング。
道場でも、2年前のお正月に稽古済みなのですが、その時稽古したのは2020年産、こちらは2022年産。
以前はブリュットと書いていましたが、よく見ると小さく"Extra"の文字がありますのでエクストラ・ブリュットですね。
まぁ細けぇこたぁ良いんですわ。
まず外観から。泡のキメの細かさはシャンパーニュに匹敵する感じがあります。
香りにはリンゴと蜂蜜の雰囲気ががあって、「なるほどこれはシャルドネね」と分かるくらい品種の特性が良く香りに出ています。
味わいは、酸味しっかりで甘さ控えめ、冷涼地感があります。大分でも安心院高原あたりは雪が降ったりして寒いですからね。
やっぱり美味しいですね、このスパークリング。「いいちこ」の三和酒類が採算度外視で(本当か?)造っているだけのことはあります。
日本のスパークリングで美味しいヤツ、と聞かれれば真っ先に思いつくのがこの銘柄ですよ。
点数 | 80点 |
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りゅいさんに作って頂いた、神楽坂のナウな飲食店「Enotera」さん直伝のメニューがコチラ。。
・前菜盛り合わせ
- しめ鯖のタブレ
- キャロットラペ
- 海老のソテー
- 自家栽培のボリジ添え
イタリアンな味付けの中に、比較的強めに酢で〆て炙られた鯖があるのが良いアクセントですね。
エディブル・フラワーまで栽培するのは凄いっす。
12人分作るのは大変だったと思いますが、とても美味しく頂きました。
名称 | Rustneberg Chardonnay 2022 ラステンバーグ シャルドネ 2022 |
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生産者 | Rustenberg Wines ラステンバーグ・ワインズ |
価格 | (さやかさんから) |
購入店 |
見た目よりはるかにお若いのさやかさん(次男さんが大学合格おめでとう!)が持参されたのが、 南アフリカのシャルドネ。『ツイッター(現X)で美味しいと評判だったから』とのことですが、師範もそのツイート見た気がします。 あと、TZKさんからスクリューキャップの開栓レクチャーがあり、
『この手のスカートが長いスクリューキャップの場合は下側を持つのが王道。
南アフリカ産の場合は税金を納付したサステナビリティ・シールが貼られている場合があるので最初にそれを切るのがスマート』
だそうです。宅飲みメインの師範は「開けば良いじゃん」ですけどね。
閑話休題、コチラのワイン、外観的には普通に白ワインなのですが、香りを嗅ぐとめっちゃ樽が香ります。
そしてどことなく貝を焼いたような香りがした気がしますが、それは調理の香りが流れてきただけかもしれません。
味わいも、香りに負けない濃さがあります。甘さも酸味もしっかりで、ワイン会映えする白ですね。
こういう樽ッ樽な白ワイン、一人で1本だとちょっと辛いかもですが、
12人で1本だと「いいぞいいぞ!もっとやれー!」ってな気になります。
場にあった一本だったと思います。
点数 | 82点 |
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こちらが、今回の料理教室のお題メニューです。
・魚介のパエリア
調理陣で、これと同じサイズの鍋3つ分作られました。
オーブンとガスコンロを使って、ちゃんと時間を計って作業されていましたよ。
料理も数値化が大切です。
おこげが印象的なパエリアですが、日本人はやっぱり米ですねぇ、異国の料理なのに米があると落ち着きますよ。
名称 | Getta Wines Sauvignon Blanc 2023 ゲッタ・ワインズ ソーヴィニョン・ブラン 2023 |
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生産者 | Getta Wines ゲッタ・ワインズ |
価格 | (グランヒコさんから) |
購入店 |
こちらのワインは、一度赤羽でお会いしたことのあるグラン・ヒコさんが持参された日本の自然派ワインです。
造り手は「ゲッタ・ワインズ」というところですが、醸造は「テール・ド・シエル」に委託されているそうです。
このワイナリーがある長野や北海道では、最近雨後のタケノコのように新しいワイナリーが設立されていますね。
日頃から「不自然派」を自認している師範ですから、こういうワインにはちょっと構えて稽古するわけです。
まず好感が持てるのが、ラベルの前面に品種と造り手がちゃんと書かれていること。
できればヴィンテージも書いて欲しかったですね。
外観は、底の方だったこともあってかなり濁りがあります。
「濁ったワインはワインとは認めない」とする師範以上の先鋭的不自然派には受け入れられなさそうな感じです。
香りは「ザ・自然派」、高級洗顔石鹸の香りがします。自然派って、何の品種を使ってもこの香りになりますよね。
でも、香りのボリュームは立派だし、なにより良い香りではあるので、派閥を意識しなければとても好感が持てます。
味わいも、馬小屋とか無人駅のトイレ感は皆無で、とってもクリア。う~む、なるほど!
・・・というわけで、不自然派を唸らせる自然派ワインでした。
SO2添加の表記も無いのでかなり尖った造りだと思いますが、
こういうワインは流通面でのリスクが低い日本ワインのメリットなのかな、とも思います。
美味しく勉強になりました。
点数 | 83点 |
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パエリア以外は基本的にりゅじめしさんが調理されています。
・ムール貝のチーズ焼き
かなりスパイシーな味わいでした。自然派ワインの石鹸香とがっぷり四つに組んでました。
こちらもりゅじめしさん作。
・マッシュルームのセゴビア風
公共施設なので、器がどちらかという和風なんですね。
なので、イカの塩辛的な舐めものに見えますが、セゴビア風なのでスペイン料理のようです。
でもやっぱり食べ方的には舐めものみたいにチビチビです。
名称 | Cerviero 2020 チェルヴィエーロ 2020 |
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生産者 | Tenute Ca'Botta テヌーテ・カ・ボッタ |
価格 | (かいさんから) |
購入店 |
海苔さん(かいさん)が持参されたのがこちら。
イタリアはヴェネト州の赤ワインです。
皆で品種当てになりましたが、正解は「コルヴィーナ・ヴェロネーゼ、コルヴィノーネ、カベルネ・ソーヴィニヨン、トゥルケッタ」
とのこと。当たりますかいな、そんなん。イタリアの品種はホント奥が深くて覚えきれないっすね。
色は結構濃い紫色なのですが、エッジにはしっかりとレンガ色のグラデーションが見て取れます。2020年と若い割には熟成が感じられる外観です。
香りはイチゴジャムのような果実香に、ドライフルーツの雰囲気。
黙って出されれば「アマローネっすね」と答えそうな、陰干し葡萄感のある香りです。
味わいも、アマローネから苦味を引いたアパッシメントって感じです。
後でヴィノスやまざきのサイトで調べたところ、
やっぱり『ほぼ全てのワインに、陰干ししたぶどうを用いるアマローネスタイルでワインを造る』
造り手らしいです。自然派同様、陰干し派も共通した香味がありますよね。
点数 | 79点 |
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りゅじめしさんはパスタを3種類作ってくれています。まず1つめがこちら。
・ペスカトーレ(リングイネ)
麺の茹で加減がちょうど良いアルデンテ、これはやっぱりちゃんとした調理施設がある会場のメリットですね。
料理持ち寄りの会だと難しいでしょう。
名称 | Dangin-Fays Brut N.V. ダンジャン・フェイ ブリュット N.V. |
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生産者 | Paul Dangin et Fils ポール・ダンジャン・エ・フィス |
価格 | (りなさんから) |
購入店 |
「2度めまして」のキュートな女性、りなさんが持参されたのがこちらのシャンパーニュ。
ちなみに本日のワインの提供順はTZKさんが考えられています。
師範が考えると「泡→白→赤」みたいに単純にやっちゃいそうです。
そもそもあまり相性とかよくわからないですから。だいたいの料理はだいたいのワインに合う、という考えです。
まず泡はさすがシャンパーニュ、キメの細かさもボリュームも立派です。
香りも、しっかりシャンパーニュらしい熟れたリンゴに洋梨、それにブリオッシュの香ばしさがあります。
味わいは、抜栓してすぐはかなり酸が強く感じられ、全体に固い印象を受けました。
持参されたりなさんも同様に感じられたのか『ゆっくり飲んで下さいね』とのご提案。
確かに、温度が上がると味わいの固さが取れて香りも豊かに感じられるようになったと思います。
コレ、乾杯とかでキューッと飲んじゃもったいないやつでした。ナイスな抜栓順です。
点数 | 81点 |
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器がいわゆる「小鉢」なものが続きます。
・カルボナーラ(スパゲットーニ)
器が「和」ですが、カリカリのベーコンが乗せられているところにこだわりを感じます。
麺はさらにアルデンテ、ヤワな師範にはちょっと固いと感じられるくらいでした。
同じ器で。
・ブルーチーズソースのフジッリ
「フジッリ」、いつも「フリッジ」と間違えます。
師範にとっては「テンプラリーニョ」や「アルバニーリョ」よりも重篤な問題です。
名称 | Gentil "Hugel" (Magnum) 2015 ジョンティ "ヒューゲル" (マグナム) 2015 |
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生産者 | Famille Hugel ファミーユ・ヒューゲル |
価格 | (Jinichi and aikoさんから) |
購入店 |
少なくとも今回のワインで、見た目的に一番存在感を放っていたのがこちら、
jinichiさんとaikoさんが持参されたアルザスの名門「ヒューゲル」のジョンティ、マグナムボトルです。
アルザスの主要品種であるシルヴァネール、ピノ・ブラン、ピノ・グリ、ゲヴュルツトラミネール、リースリング、ミュスカが使われています。
マグナムではない物とは、直近では17年前に2006年産と稽古しております。
外観は、まだ緑色っぽさを感じる若いレモン色です。
香りは、白い花のような可愛らしい香りを主体に、若干のペトロール香やマスカット的な芳香、その他もろもろの複雑さを感じます。
味わいは、甘くはないけど香りが甘いので、特に温度が上がるとどんどん甘く感じられるようになります。
やっぱりスティル・ワインもマグナムだと熟成がゆっくりなのでしょうか、とても若々しい香りと味わいでした。
こんなクソ長いボトルだからか、注ぎたてとあとの方ではかなり味わいが変わって感じられる気もしました。
それにしてもアルザスのマグナムは長いっすね。これに2倍の量しか入っていないのが不思議なくらい、
4倍くらい入っていそうに見えますよ。
点数 | 82点 |
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器からは中身が想像できない料理の筆頭がこちら。
・ポトフ
りなさんとかいさんに作って頂きました。どう見ても野菜たっぷり具沢山のすまし汁ですよね。
でも中身はしっかり生姜の風味が効いたポトフ、ほっこりさせて頂きました。
名称 | Nuits-Saint-Georges 1er Cru "Les Chaignots" 2016 ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ "レ・シェニョ" 2016 |
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生産者 | Dom. Chauvenet-Chopin ドメーヌ・ショーヴネ・ショパン |
価格 | 6,182円 |
購入店 | 銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA |
今回師範が持参したワインがこちら。2年前のお正月に自分へのお年玉として買ったものです。
大好きだったけど廃業しちゃった造り手「ショーヴネ・ショパン」のワインもこれが最後の1本。
2016年という若くも古くもない微妙なヴィンテージでしたが、アタリのワインであることを期待して持参しました。
グラスに注いで頂いて、まず気になるのがブショネかどうかですが、幸いその雰囲気は全くありませんでした。
外観は、ちゃんとエッジまでしっかり紫色で、わずかにオレンジ色が見て取れるくらい、とても健全に感じます。
香りは、プラムや木イチゴのフルーツ香に加えて、ほんのりバニラの樽香を感じます。「良きブルゴーニュの麗しき香り」でございます。
味わいは、まず感じるのは甘味で、その両脇に角の取れた渋味と刺激を抑えた酸味が控えています。
この味わいのトライアングルもとてもナイスです。
これはアタリなブルゴーニュでした。
ご一緒した皆さんも気に入って頂けたようでなにより。
ホントに残念なのがもうこの造り手のワインは買えないことですね。
安くて美味しいブルゴーニュの造り手なんて、もう望むべくもないのかなぁ。
点数 | 88点 |
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りゅじめしさんがフェアで買ったチーズが大量に。
・チーズ5種盛り
カマンベール2種と、ヤギ乳と、ブルーと、あと1つは忘れました。
この量が各人に配られるわけですよ。チーズ好きにはたまらないと思います(師範は既にかなりおなかいっぱいでした)
名称 | Château Le Conte 2020 シャトー・ル・コント 2020 |
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生産者 | Ch. Le Conte シャトー・ル・コント |
価格 | (Jinichi and aikoさんから) |
購入店 |
フランスに行かれていたjinichiさんが持参されたのは、現地ボルドーで購入されたサンテミリオンの赤。
ラベルは、いわゆるボルドーのいかめしい感じでは無くちょっとイタリアっぽいポップなラベルですが、
アルコール度数はなんと14.5%もあります。
昔はボルドーといえば押しなべて12.5%だったんですけど、地球温暖化の影響か消費者の嗜好の変化か、時代は変わりましたね。
色はさすがボルドーです、全く向こうが透けない濃さがあります。
香りは「ザ・メルロー」「ザ・ボルドー右岸」ですね。カシスリキュールのような濃い果実香に、木を焦がしたような煙たさのある樽香を感じます。
味わいには噛めるような濃さがあります。甘味と酸味と渋味がガッツリ結合した感じです。
日本には輸入されていないらしくあまり情報はありませんが、
現地の紹介サイトを見るとやっぱりメルロー100%のようです。
美味しくて興味深いハンドキャリーのワイン、ありがとうございました!> jinichiさん&aikoさん
点数 | 84点 |
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こちらはaikoさんに持参して頂きました。
・白カビサラミ
ケーシング(白い部分)を外して食べるか、そのまま食べるか、諸説あるらしいですが、
師範はどっちでも良いです・・・ってか既にあまり覚えてません!
名称 | Tokay Pinot Gris "Rangen" 1998 トケイ・ピノ・グリ "ランゲン" 1998 |
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生産者 | Wolfberger ヴォルフベルジェ |
価格 | (TZKさんから) |
購入店 |
そのTZKさんが持参されたワインがこちら。なんと1998年産のアルザス特級畑の白です。
参加者の中に1998年生まれの方がおられたのでこれを持参されたとのこと。
甘口らしいのですがアルコール度数は13%もあるので、めっちゃ糖度の高い葡萄だったと思われます。
色はキッチリ琥珀色。27年の年月を感じる色合いです。
香りは、比較的シンプル蜜の香りと、奥行きを感じる複雑さのある熟成香とが同時に感じられます。
味わいは、甘いっちゃ甘いんですが、外観や香りから想像されるよりは甘さ控えめです。
いわゆるソーテルヌやドイツのTBA、アルザスだとSGNなどとは傾向が異なる感じです。
絶対甘いやろ!という見た目の割には控えめな甘さ、それでも全然元気な感じはその甘さの恩恵だったと思われます。
味わいのバランスが良いので、食中酒として使っても良い感じでしたよ。
点数 | 83点 |
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こちらは、jinichiさんがフランスのボルドーで買って持参された
・カヌレ
が温め直されているところです。もっちりして美味しゅうございました。
それ以外にも、デザート的なメニューとして
・りゅいさんがその場で焼いてくれたシフォンケーキ
・フランス土産のレーズンのソーテルヌ漬けチョコレート
・りゅじめしさん謹製ラム酒漬けドライフルーツ
なんかもありました。議事録担当なのに写真撮り忘れてスミマセン!
名称 | Taittinger Brut Réserve N.V. テタンジェ ブリュット レゼルヴ N.V. |
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生産者 | Taittinger テタンジェ |
価格 | (kazumiさんから) |
購入店 |
〆シャンは、ツイッター(現X)外からご参加のkazumiさん持参のテタンジェです。
kazumiさん、ワインエキスパートも酒ディプロマもチーズプロフェッショナルもお持ちとのこと。凄いなぁ。
ちなみにこの銘柄は直近では2年前に稽古済み。
ラベルのデザインが変わって、ちょっとシンプルになりました。
泡のボリュームはさすがはシャンパーニュ、それも若々しい感じで立派に立ち昇ります。
色は薄めの黄金色で、香りは柑橘類がベースのフレッシュな感じ。
味わいはブリュットとしてはやや甘めかな?だいぶ自分の味覚に自信が無くなってきました。
さすが大手、「王道のシャンパーニュ」という感じですね。
ブルゴーニュが無ければシャンパーニュを飲めば良いじゃない、とマリー・アントワネットみたく言いたいところですが、
シャンパーニュも高くなったのよねぇ。
点数 | 80点 |
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調理道具なんかがたくさん使われたわけですが、(師範以外の皆様が)その都度洗ったり片付けたりして、
終了時間の午後5時には完全に原状復帰しました。パチパチパチ~!
そんな感じの「パエリア料理教室&ワイン会」、参加費は会場使用料や食材費含めても3,000円というリーズナブルな価格でした。
次回はもっとちゃんと書記役を務めますので、またよろしくお願いします!>皆様
「パエリア料理教室&ワイン会」で稽古したワインたち。12人で12本相当、健全です。
ちょっと間が開いちゃいましたが、G7とコノスルの飲み比べ、再開します。
本日の対決はだいたいどこでも美味しく造るソーヴィニョン・ブラン。
またまたヴィンテージが揃わずG7が2024年産でコノスルが2023年産ですが、気にしないことにします。
名称 | G7 Sauvignon Blanc 2024 ジーセブン ソーヴィニョン・ブラン 2024 |
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生産者 | Viña del Pedregal ビーニャ・デル・ペドレガル |
価格 | 467円 (単品価格:561円) |
購入店 | セイコーマート オンライン |
まずは写真左側のG7から。南半球でヴィンテージが2024年なので、今からちょうど1年前くらいに収穫されたブドウが使われていますね。
産地はマウレ・ヴァレーとの表記があります。
「ワイン醸造用ブドウ栽培面積のおよそ半分を占めるチリ最大で、最古のワイン産地」とのことです。
色は、写真でもわかると思いますが(わからないときはクリックで拡大してください。別に広告がポップアップするわけではありません)、
かなり薄めで白木のように緑の要素が少ないレモン色です。
香りはめっちゃトロピカルです。まず感じるのがグァバ、そしてパイナップルと黄桃。
香りのボリュームも「ワンコインのワインでこれアリ?」と感じるほどしっかりしています。
味わいは、甘さ控えめで酸味もそれほどでもなく、軽い感じ。スイスイ飲めてしまいます。
ゴメン、プロの方に言わせれば「何言ってんだコイツ!」って感じかもですけど、
ソーヴィニョン・ブランはルールを守れば普通に美味しいワインが造れる品種なんだと思います。
そして若い方が美味しい。今回の対決は若いこちらに軍配を上げました。
普通にスクリューキャップを戻して、グラス2杯くらい残った分と再稽古。 香りのトロピカルフルーツ感は健在、軽くてスイスイ飲める感じも抜栓時同様です。 日を置いても変わらないのはメリットですね。
点数 | 78点 |
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リンク |
ジーセブン 飲みくらべ9本セット 5,580円 (@セイコーマート・オンライン) G7 Sauvignon Blanc 561円 (@セイコーマート・オンライン) |
名称 | Cono Sur "Bicicleta" Reserva Sauvignon Blanc 2023 コノ・スル "ビシクレタ" レゼルバ ソーヴィニョン・ブラン 2023 |
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生産者 | Viña Cono Sur ビーニャ・コノ・スル |
価格 | 803円 (単品価格:938円) |
購入店 | カクヤス保土ヶ谷店 |
もう一方が写真右側のコノ・スルです。
産地表記は無しで、ヴィンテージは2023年ですから、G7の2倍の熟成期間があるということになります。
この銘柄との前回の稽古は2021年産ですね。
ラベルのデザインがかなり変わりました(旧デザインの2023年も売られているようです。棚に混在していました)。
色は、前のG7とほとんど変わりがありませんが、良く見比べると若干こちらの方が濃さを感じます。
香りは結構違っていて、こちらはトロピカルフルーツ感がやや控えめでグレープフルーツやハーブのような涼しげな香りがあります。
味わいは、やっぱりちょっとこちらが濃いかなぁ、です。糖度やpHの数値はほとんど同じなのに、ちゃんと違いがあるのが面白いですね。
もちろんちゃんと美味しいソーヴィニョン・ブランではあるけど、G7の「ザ・トロピカル」な前にはややおとなしく感じられちゃいました。
「ソーヴィニョン・ブランの安ワインはとにかく若いのを選んで吉」と世に触れ回りたいと思います。
こちらも同様に2杯分、普通にスクリューキャップを戻して保存しました。 やっぱりコノスルの方が、というか2023年の方がおとなしく感じますね。 やっぱり安ソーヴィニョン・ブランは銘柄よりも若さを選んで正解です。
点数 | 77点 |
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ソーヴィニョン・ブラン対決に合わせた料理は、赤カレイの煮つけ、小松菜のだし卵あんかけ。 だいたいどれを飲んでも美味しい品種ですが、 合わせる料理はトロピカル感のあるニューワールド系か、ハーブ感のある旧ワールド系かでわかれると思います。 本日の料理には後者、コノ・スルの方が相性が良かったように思います。