明けましておめでとうございます。
道場の建立時、玄関にこじゃれた絵でも飾ろうと思ってピクチャーレールを設置したわけですよ。
でも、絵画に関する知見が全くないため、結局14年近く経った今でも絵は買ってません。
代わりに飾っているのがレコードジャケット。なんかこういうのって昔はカッコイイな、と思ったのよね。
額縁はイケアで買いました。今でも売られているかは知りません。
・・・というわけで、2021年新春バージョンはPat MethenyのBright Size Lifeと師範亡父の書。
今年一年が"Bright Size Life"でありますように。
本日のお昼はたこ焼き。昼から飲むことはあまりない、健康志向の安ワイン道場ですが、本日は例外的にネットで話題の「たこシャン」、キメてます。
いやぁ、やっぱ良いな昼酒。金曜に1本余計なシャンパーニュを開けると、その週末の幸福度が約30%向上します(自分調べ)
肉のハナマサの1,880円シャンパーニュでも、十分期待に応えてくれますよ。
みんなでバンバン開けましょ安シャンパーニュ。そしてどんどん輸入量が増えれば良いことありますよ、安ワイン者にも。
名称 | Foundstone Chardonnay 2019 ファウンドストーン シャルドネ 2019 |
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生産者 | Berton Vineyards バートン・ヴィンヤーズ |
価格 | 895円 |
購入店 | ワインブティックヴァンヴァン |
本日の夕食は、カツオのタタキのカルパッチョ、鶏もも肉の香草焼き、米ナスの田楽、チーズリゾット。
ワインは、ここんとこチョイスがちょっとバブり気味だったので、ここらで引き締めて参ります。
選んだのは、オーストラリア産のシャルドネで、お値段はガッツリ3桁。この造り手のカベルネ・ソーヴィニョンの2016年産とは稽古済みですね。
ショップのサイトに丁寧な説明があって、それによれば「ステンレスタンクにオークスティーブを入れて醗酵・熟成(1か月)」らしいです。
インポーターのモトックスさん、オークスティーブ(いわゆるオークチップ)使用を明言しているのが正直で好感が持てますな。
ただ、銘柄の表記が「ファウンド・ストーン」と2つの単語の組み合わせになっていますけど、本国のサイトを見ると"Foundstone"なので1単語なんですよ。
中黒点は要らないはずです。そのあたりはもう少し気を遣って欲しいトコロです(細かいヤツでスミマセン)。
さて稽古開始。スクリューキャップなので抜栓は楽チンです。
グラスに注いで色を確認、お値段の割にはしっかりとしたレモン色が確認できます。
香りは、シャルドネらしいリンゴのフルーツ香に、オークスティーブの効果が現れて軽いカラメルの香ばしさを感じます。
味わいは甘さ控えめ、意外と酸がしっかりしていて「おぉ!」と思います。
ニューワールドというよりACブルゴーニュみたいな雰囲気です。
約1,000円でこの内容はなかなかお買い得なんじゃないですかね?
オークスティーブの仕様は是非が分かれるところだと思いますが、師範は「上手く使えばアリ」だと思っています。
それより、亜硫酸塩以外の添加物が気になります。
このワインには酸化防止剤にビタミンCが使われていますが、それはあまり気にしません。
安定剤(アカシアとかCMCとか)とかが入っていれば気になります。
点数 | 74点 |
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Found Stone Chardonnay 2019 [Berton Vineyards] 895円 |
夕食後、大学時代の部活OBとリモート宴会。なんだか毎月くらいの勢いでやってるな、この会。
10年以上会わなかった人たちと月一で宴会、不思議なもんですね。
で、例によって飲み過ぎるわけですよ。昼にシャンパーニュ1杯+缶ビール1本、夕食前に缶ビール1本からのワイン半分、
そして夜の宴会で残りのワインと清酒を1杯、離脱した後チューハイ1缶。飲んだ飲んだ~
名称 | Chateau Cafol 2010 シャトー・カフォル 2010 |
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生産者 | Ch. Cafol (Emmanuelle & Jean Marie Pulido) シャトー・カフォル (エマニュエル&ジャン・マリー・プリード) |
価格 | 1,169円 (単品価格:2,508円) |
購入店 | ワインショップ ドラジェ |
食前に、昨日の残りを泡2杯、白半杯稽古した後、改めて抜染したのがこのワイン。
「【スーパーSALE限定半額】プレミアム 家飲み ワイン 9本 セット」税送料込み10,890円に含まれていた、2010年産のボルドーです。
ちなみにこのセットに入っていた同じく2010年産のボルドーとは年末に稽古していて、そこそこ好印象だったようです。
合わせた料理は、師範代謹製のプルコギ、サツマイモとブロッコリーとトマトのチーズ焼き、グリーンサラダ、ゴボウの甘辛揚げ(お惣菜)です。
さて抜栓。コルクの状態は、全く中には沁みて無い感じで液面部分だけが紫色、10年前のワインとは思えない新品みたいな感じです。
ワインの色を見ると、エッジの部分にわずかにレンガ色っぽさがあって、全体にもちょっと赤みはありますが、基本的なトーンとしてはボルドーらしい青紫です。
香りのボリュームはちょっと弱め。黒系果実と土っぽさはいかにもボルドーですが、
一部のイタリア産にあるような膏薬っぽいちょっとケミカルな香りもあります。
味わいは、よく言えばまろやか、悪く言えば小物。甘渋酸が全体に小さくまとまっていて、
小動物で言えばジャンガリアン・ハムスターみたいな味わいです(全然伝わらない例え)。
そんな小物が、抜栓後時間が経つとパーッと開いてくるのがボルドー・マジックですな。抜栓後1時間くらい経った頃から俄然香りのボリュームが増してきます。
あっと言う間にアビシニアン・モルモットです(全然伝わらない例えNo.2)。味わいはきっと変わっていないんだけど、香りが華やかだと味わいも好転しているように感じちゃうんですよ。
やっぱりね、ボルドーはサクサク飲んじゃいかんのです。ただ、そんなに凄いポテンシャルを秘めているとは思えないので、
抜栓して2~3時間くらいがちょうど良いんじゃないかと思います。
点数 | 76点 |
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プレミアム 家飲み ワイン 9本 セット 第7弾 10,890円 Chateau Cafol 2010 2,508円 |
本日は、先週に引き続き「#ウェホフ祭り」のリモート宴会第二弾。
今回の幹事役はMOMOさんです。
師範と比べて徳の高さがハンパないからか、本日の飲み会はなんと15名以上の大所帯。
もうここには参加者全ては(面倒なので)書ききれませんので、今回初参加の方だけ追記しておきます
(抜けがあるかも・・・ゴメン。「私もいたよ!」の方は教えて頂戴)
MOMOさん(幹事)
豆の木さん
もふもふさん
いずみさん
ワイン勉強中さん
カーブドエルナオタカ公式さん(ショップの中の人)
シャンパンハウス公式さん(ショップの中の人)
名称 | Dom Marcial Brut N.V. ドン・マルシアル ブリュットN.V. |
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生産者 | Dom Marcial (SARL Lepicier) ドン・マルシアル (SARL レピシエ) |
価格 | 2,068円 |
購入店 | 肉のハナマサ 西横浜店 |
ウェホフ祭りの開始時間は午後8時。日が暮れたら即飲みたい師範としましては、そこまで待っていられないんですよね。
そして、今回のテーマワインは通常売価だと5,000円弱の高級品なので、リモート宴会中の2時間そこらで飲み切っちゃうのは勿体ないと考えたわけですよ。
というわけで、贅沢にもウォーミングアップの食前酒にシャンパーニュを開けちゃいます。
銘柄は、年末のクリスマスイヴにに稽古済みのドン・マルシアル。
本国のサイトによれば、「1/3 Chardonnay, 1/3 Pinot Noir, 1/3 Pinot Meunier and light dosage (9 gr) 」とのこと。
料理の準備をしながらキッチン・ドリンキングとシャレ込みます。
そして飲んだ印象ですが・・・まず泡立ちが立派です。飲む前にグラスをもう一度洗った方が良かったか?と思うくらいコンコンと泡が湧き出ます。
そして香りが立派です。リンゴ味の飴のような甘やかなフルーツの香りがパーッと広がります。
ブリュットとしてはドザージュ多め(9g/L)で甘みがあって、
ムニエの雰囲気なのかな?ベリーの香りがバッチリあって、軽く樽の風味も感じます。
前回より美味い気がします、というか、先日の高級シャンパーニュ会のおかげで、
師範自身のシャンパーニュに対する解像度は上がったと思うんだけど、それでもなおこういう底辺のシャンパーニュが美味しく感じます。
つくづく「お安い身体」に育ってくれてありがたい限りです。
半分弱残したので、土日の食前酒として使っていきます。
香りのボリュームはちょっと落ちたかな?泡立ちがいくらか弱くなっているので、湧き出てくる炭酸が減ったからかも知れません。
でも口に含むとまだしっかり炭酸があって、昨日同様ベリーの雰囲気がしっかり感じられます。やっぱりこのシャンパーニュはお値打ちです。
一杯分だけ残した三日目、たこ焼きに合わせて稽古。
流石に泡はほぼ抜けています。でも、結構しっかりした白ワインとして楽しめますね。
点数 | 80点 |
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名称 | De Wetshof Estate "The Site" Chardonnay 2016 デ・ウェホフ・エステート "ザ・サイト" シャルドネ 2016 |
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生産者 | De Wetshof Estate デ・ウェホフ・エステート |
価格 | 2,739円 (単品価格:4,708円) |
購入店 | 銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA |
そして開始時間の8時になったので、参加者皆さんそれぞれ抜栓して乾杯。 今回テーマのワインは、前回と同じく「デ・ウェホフ コンプリート 5本セット」から(今は先週稽古したレスカが欠品なので4本セット)、 上から2番目のグレードの「ザ・サイト」。ショップに書かれた謳い文句を転記させて頂きます。
・その味わいは、果実味の強い南アのコルトンシャルルマーニュ!
・南向きの僅か2.55haの畑より収穫された単一畑シャルドネを使用
・フレンチオークで樽発酵後、12ヵ月熟成
・「ベスト・オブ・南アフリカ 白ワイン」に輝きました
だそうです。「マジかよ!?」と思いつつキッチリ稽古させて頂きます。
色は・・・道場のリモート宴会上は屋根裏部屋なので良く判らんのだな。でもちょっと濃い色っぽい気がします。
香りはさすがです。高いワインの香りがします。コルトン・シャルルマーニュかどうかは判らないけど、
比較的冷涼な地域のシャルドネに、押し出しの強くない高級な樽をしっかりかけた香りがします。
それと、2016年にしては熟成感が強く出ているような印象も受けます。
味わいは、いわゆるニューワールド的なユルさを想像するとかなり違っていて、酸味がしっかりしていてタイトな味わい。
迎合するようで癪だけど、美味いな、コレ。
冷涼な雰囲気とタイトな味わいは、なるほどコート・ドールの銘醸白の中でも北に位置するコルトン・シャルルマーニュに例えるのは納得感があります。
それが5,000円以下なのはかなりリーズナブルです。
ただ、敢えてネガティブな部分を探すと、熟成感にちょっと違和感がありました。2016年産ならもっとピチピチ・ギャルでいて欲しい、そんな気がしましたね。
一杯分・・・は無いな、半杯分残した翌日再稽古。色は結構薄めですね。やっぱりいつもと照明が違うと分からなくなります。 香りはとても健全、昨日感じたまま、いやボリュームはより大きくなったかも。そして朝に食べたポンカンの香りを感じます。 味わいも特に変化した気がしません。ホント瓶の底にちょっとだけ残っていた状態なのにこの元気な感じは、 もしかすると添加されている安定剤(CMC)のなせるワザかも知れません。
点数 | 83点 |
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送料無料 デ ウェホフ エステート 4本セット 13,200円 De Wetshof "The Site" Chardonnay 2016 4,708円 |
そんな感じで、会が終了したのはもう日付が変わったころ。
最後にはなぜか九州に由来のある方(在住、出身、親の地元)だけが残っていました。
九州人は酒が強い、というか九州人は酒好き、ってのはありそうな事実ですね。
・・・というような「#ウェホフ祭り」第二弾でありました。あー楽しかったな。皆さんまたよろしくお願いします!
名称 | Pinot Noir Loron 2019 ピノ・ノワール ロロン 2019 |
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生産者 | Loron & Fils ロロン&フィス |
価格 | 1,419円 |
購入店 | ワインショップ ドラジェ |
本日の夕食の調理担当は師範ですが、内容的には結構楽させてもらっています。
メニューは師範代が作り置いてくれたラタトゥイユ、下ごしらえまでしてもらっていた豚ヒレカツ、そして茹で済みのブロッコリーとトマトとクリームチーズのサラダ。
調理と言っても温めるだけ/揚げるだけ/切って混ぜるだけですね。
そんな料理に合わせて選んだワインは、年末に稽古して、ブショネだったワインのリベンジで、
フランスはオーベルニュ産のピノ・ノワール。はてさてリベンジ成功となりますかどうか。
色は、前回同様やや濃いめでキレイな赤紫色。
香りは前回とは全く異なります。ちょっとジャムっぽさのある、煮詰めたイチゴのようなフルーツの香り。
南仏あたりのピノと異なるのは、ケモノっぽさがあまりないことですね。かなりピュアにフルーツっぽい感じです。
味わいは、ちょっとボージョレっぽいというかガメイっぽい感じ。果実味たっぷりではあるんだけど、
いわゆるコート・ドールのピノとはちょっと違って、もっと暖かい地域のピノって感じではあります。
今回抜栓してまずビックリしたのは、前回のは天然コルクだったけど、今回のは(DIAM的な)合成コルクだったこと。
そしてよく見たら、年末稽古したのは2018年産、今日のは2019年産なのね。飲むまで気づきませんでした。
そしてこのコルクの変更は正解だと思います。
ワインの印象は、結構しっかりした香りと味わいのあるピノ・ノワールで、
(ヴィンテージは違うけど)なるほど門下生のお薦め通り、
ACブルとニューワールドの中間くらいのちょうど良い感じが味わえるワインだと思いましたよ。
点数 | 78点 |
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リンク |
Pinot Noir Loron 2019 [Loron & Fils] 1,320円(1/30までセール中) |
本日の夕食の調理担当は次女。学校からポルトガル料理のレシピ本を借りてきたので、それの中から作るらしいです。 メニューは、マデイラ風ローストポーク、タコのサラダ、リコッタチーズのニョッキ。 ウチはこうやって若い衆が新しい料理に挑戦してくれるのが楽しいな。 師範もレパートリーを増やすべきなんだけど、いかんせん面倒なので「いつもの」献立を作ってしまいがちです。 全てはCookDoが悪いんだ・・・ってか助かりますよね、合わせ調味料。
これが次女謹製「マデイラ風ローストポーク」です。肉と根菜にハーブを加えてオーブンで焼けば、そりゃ美味しくなりますよね。 難しいのは焼き加減。特に豚だと生焼けが許されないので、やや強めの火入れだけど、良い感じに焼きあがりました。
名称 | Beaune "Les Epenotes" 2017 ボーヌ "レ・ゼプノート" 2017 |
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生産者 | Rodolphe Demougeot ロドルフ・ドゥモジョ |
価格 | 3,209円 (単品価格:5,614円) |
購入店 | AUTHORITY select |
・・・というわけで、豪華ポルトガル料理に合わせたのはもちろんポルトガル産のワイン・・・じゃないんですな。そう都合良くポルトガルワインなって在庫していません。
そこで選んだのがコレ、ブルゴーニュはボーヌの一級領域にもある畑「レゼプノット」(こちらは村名側)の2017年。
"AUTHORITY select"の「3本よりどり税込み10,000円」のセットで買いました。
ちなみにこの銘柄とは10年前に2007年産と稽古済みです。
買値相当額はその時とほぼ同等、高騰著しいブルゴーニュにあって、価格の優等生ですな。
それでは謹んで稽古開始します。色はかなり濃いめの赤紫色。コート・ド・ボーヌの1級畑だとしてもおかしくないくらい充実した色合いです。
香りも、ひと嗅ぎして「ハイ!オッケーです!」な感じ。ホント師範みたいなポンコツにもブルゴーニュのボーヌであることがしっかり判るような、
典型的な熟したプラムとラズベリーの香り。樽の香ばしさも良い感じに乗っています。
味わいも素晴らしいっすね。軽快さを保ったまま凝縮感があるというか、味わいに集中力を感じます。
甘さ控えめで酸味は強くて、やや玄人好みの味わいではありますが、似非玄人の師範のハートをがっつりキャッチしてくれます。
ただ、読者の皆様に於かれましては当然想像されていると思いますけど、まだ若くて固いです。
安ワイン道場的には、価格に着目すると「ブルゴーニュなんてオワコン、半分の値段で買えるニューワールドがあるよ」と言いたいところですが、
そうじゃない現実がココにあります。やっぱりブルゴーニュは凄い。雑味の無さというか、若くても焦点が絞れていて集中力があるのが凄い。
あいにくショップでは売り切れていますが、このクラスのブルゴーニュでアタリを引くとホント幸せな気分になれますよ。
点数 | 85点 |
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ワインよりどり3本1万円(全50種) 10,000円(あいにくこの銘柄は売り切れです) Beaune "Les Epenotes" 2017 [Rodolphe Demougeot] 4,334円(別のショップ"Cave de L.NAOTAKA"です) |
名称 | Moko Black Pinot Noir 2018 モコ・ブラック ピノ・ノワール 2018 |
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生産者 | Boutinot New Zealand ブティノ・ニュージーランド |
価格 | 1,369円 (単品価格:2,937円) |
購入店 | ワインショップ ドラジェ |
本日の夕食は、スーパーでめっちゃ安かったボタンエビの刺身(なんと20匹で税別580円!ロシア産だけど)、
鶏モモのグリル焼き、ゴマ豆腐、モッツァレラ・トマト、新玉葱w/胡麻ドレッシング。
ワインは、食前には昨日の残りの白があったので、軽めの赤が良いと思ってニュージーランド産のピノ・ノワールをチョイス。
秋に買った「【スーパーSALE限定半額】プレミアム 家飲み ワイン 9本 セット」税送料込み10,890円からの1本です。
色はかなり薄めの赤紫色、全体に薄くオレンジがかった感じ。ブルゴーニュだとマルサネやフィサンくらいかな。
香りのボリュームは立派なもので、雰囲気はめっちゃピノ・ノワール、それもかなり南な感じで、イチゴジャムの果実香に加えて動物っぽさワキガっぽさがムンムン来ます。
味わいは、甘さそこそこ酸味もしっかりなのは良いんだけど、後味に渋味と苦味が残ります。
このセット、なんだか苦味を感じるワインが多いんだよなぁ。
香りはなかなかグッドなんだけど、味わいがちょっとガチャガチャした感じなのが残念。ポテンシャルはありそうなんだけどな。
やっぱりピノ・ノワールは栽培も醸造も流通も難しいような気がします。だからこそハマる人が多いんでしょうけど。
点数 | 72点 |
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プレミアム 家飲み ワイン 9本 セット 第7弾 11,550円(明日1/24からまた半額セールです) Moko Black Pinot Noir 2018 [Boutinot New Zealand] 2,937円 |
本日は、「デ・ウェホフ・エステート」という南アフリカの造り手のワインを飲みましょう、という「#ウェホフ祭り」の一環で、リモート宴会。
参加者は下記の暇人の皆さんです。
NAOTAKAさん(ショップ兼インポーターの親玉)
カツミさん
Mikiさん
MAMIさん
Yuichi Satoさん
泉明宏さん
ワインステーションさん(和泉多摩川のワインバー店長夫妻)
アレンさん
仲科葵さん
安ワイン道場師範
名称 | De Wetshof Estate "Lesca" Chardonnay 2019 デ・ウェホフ・エステート "レスカ" シャルドネ 2019 |
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生産者 | De Wetshof Estate デ・ウェホフ・エステート |
価格 | 1,455円 (単品価格:2,500円) |
購入店 | 銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA |
今回の「#ウェホフ祭り」の課題ワインは、セットのラインナップの中ではミドルレンジのレスカ。
ショップでは『南アのムルソー』と書かれています。
ちなみに料理は、これまたツイッターのお知り合いMOMOさんから教えて頂いた、
白身魚のムニエルと白菜のコールスロー。ムニエルは長女が、コールスローは師範が担当。それ以外にはグリーンサラダとか、カマンベールチーズとか、ベーコン・エピとか。
ムルソーっぽいワインを相手にするには万全の備えです。
色はかなり薄め。ヴィンテージは2019年、緑色っぽさを感じてまだ若いシャルドネの外観です。
香りは、「南アのムルソー」の先入観を持って嗅ぐと、樽は控えめでもっとシャープな雰囲気。
蜜よりも柑橘が主体で、もっと山の上のオート・コート・ド・ボーヌくらいのイメージです。
味わいも、かなりシャープでカチッとした雰囲気。
あまりニューワールドのシャルドネって感じでは無くて、確かに「ブルゴーニュです」と言われればあっさり騙されそうです。
このヴィンテージに関して言えば、「南アのムルソー」ではなくて「南アのオート・コート・ド・ボーヌ」っぽいですね・・・
と言ってもそんなキャッチフレーズじゃ販促の意味ないと思いますが。
単品価格の2,500円は順当な値付けで、セットの割り戻し価格の1,000円台中盤はかなりお買い得だと思いましたよ。
点数 | 77点 |
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送料無料 デ ウェホフ コンプリート 5本セット 16,500円 De Wetshof "Lesca" Chardonnay 2019 2,838円 |
名称 | TOMOÉ シャルドネ リザーヴ 2015 |
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生産者 | 広島三次ワイナリー |
価格 | 寄付金額:4本セット30,000円 (参考価格:2,160円 @リカーズ楽天市場店) |
購入店 | 広島県三次市 |
ウォーミングアップにビール(インドの青鬼)を1缶飲んで会に臨んだわけですが、
リモートワイン会というのは飲み過ぎてイカンですな。
というのも、普通のワイン会だと1本を皆で分け合って飲むんだけど、リモートだと一人1本あるわけですよ。
2時間近くも飲み会していると、そりゃ1本開いちゃいますな・・・というわけで次に登場させたのは、日本ワインのシャルドネです。
この銘柄は、4年前に2013年産と稽古していて、とても好印象だったので、
豪雨災害にみまわれた広島県三次市への応援も兼ねてふるさと納税した返礼品として頂いたものです。
もちろんコレ丸一本飲み干したわけでは無くて、半分以上残っていますので、詳しい内容は翌日(というか今日)の自分に委ねますが、
思ったよりもパッとしなかった、というのが正直な感想です。
以前飲んだ時はもっと「え~!これが日本ワイン?!」ってくらい衝撃的だったのになぁ。
やっぱり試飲で品定めするのって難しいですね、特に師範みたいなポンコツにとっては。
・・・というわけで、ちゃんとしたコメントは今日の夜にでも更新します。
翌日改めて稽古。色は薄めだけど、なんとなく麦わら色っぽさが見えて、ちょっとだけ熟成が感じられます。
香りは「良いじゃん!コレ!」です。ボリューム控えめながら、シャルドネらしい蜜っぽさと樽由来のバニラがしっかり感じられます。
口に含むと、かなりコクがあって熟成を感じます。昨日からそうだったのかは分かりませんが、少なくとも今日は「美味いじゃん!コレ!」です。
昨日はレスカの後だったから物足りなく感じたのかな?
折角だから1/4は残して、明日の食前酒として再稽古します。
・・・というわけでグラス1杯分残した二日後に再稽古。
さすがに香りのボリュームは落ちちゃって、熟成ワインのような枯れた雰囲気になっちゃいました。
味わいもまるでシェリーみたいなクタッとした感じの味わい。
こういうのが好きな人はいると思いますが、師範はもう少し若い感じが好きだな。
ともあれ初日の採点よりは好印象なので、2点プラスです。
点数 | 75(+2)点 |
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午後7時15分から始めて、結局終わりは午後10時くらいだったらしいです(家族談)。
SNSで繋がっている人との飲み会は、それぞれが最近何をしているかを把握できているし、
(ネット上の)共通の知り合いも多いので、リアルな親戚や友人と飲むよりよっぽど会話が豊富で盛り上がるんですな。
新型コロナウィルスがもたらした弊害は数多くありますが、
こういう「離れた人との飲み会が気軽に出来る」ようになったのは、数少ないメリットの一つに思えます。
・・・というわけで、皆さままたよろしくお願いします!
名称 | La Celia "Pioneer" Cabernet Sauvignon 2014 ラ・セリア "パイオニア" カベルネ・ソーヴィニョン 2014 |
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生産者 | Finca La Celia フィンカ・ラ・セリア |
価格 | 949円 (単品価格:2,035円) |
購入店 | ワインショップ ドラジェ |
本日のお料理当番は師範で、メニューは回鍋肉(w/日本食研)、水ダコの中華風カルパッチョ、切り昆布の韓国風、ワンタン入りフカヒレスープ(w/ニチレイ)。
ワインは、久しぶりに2日連続の休肝日明けなので、ちょっと濃いヤツが飲みたくなって、選んだのはアルゼンチン産のカベルネ・ソーヴィニョン。
秋に買った「【スーパーSALE限定半額】プレミアム 家飲み ワイン 9本 セット」税送料込み10,890円からの1本です。
色はほとんど向こうが透けないくらいしっかりと濃くて、粘性も高い液体です。
香りもなかなか立派です。ギュッと締まった濃い色のベリーの香りと、この品種らしいピーマンっぽい香り、そしてコーヒー豆のような香ばしさ。
それらが結構なボリュームで香ります。
「すわ!コレは大アタリか!!」と思いつつ口に含むと、残念ながらやや粗さが目立つんですよ。
甘さと酸味のバランスは良いんだけど、渋味がザラザラして後味では苦味に変化します。うむぅ~。
外観や香りはとても良いんですよ。ただ後味の苦味がかなり悲惨なくらいにイケてません。
こういう劣化の形態もあるのかも知れないけど、師範には判らないので造り手の意図した味わいだと信じれば、
さすがにここまで苦みバシったダンディ野郎には師範は付いていけません。
点数 | 67点 |
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リンク |
プレミアム 家飲み ワイン 9本 セット 第8弾 23,100円 La Celia "Pioneer" Reserva Cabernet Sauvignon 2014 2,035円 |
師範代は『子供が成人したら冠婚葬祭用の真珠を買ってあげる』と決めていたようで、
本日は銀座まで長女用の真珠のネックレスとイヤリングを買いにお出かけ。
こういうのはタイミングが重要ですから、我が家にとっては「必要火急」の外出です。
師範代&長女的には思い通りのものが買えたみたいで良かったヨカッタです。
道場に帰って、25年以上前に師範代が買ったものと比較すると、
値段同等なのに玉が大きくて色も良いのね。「デフレ日本」を痛感する瞬間ですな。
せっかく銀座まで出てきたので、ここはやっぱり築地で寿司を食べるべきでしょう、ということで伺ったのが、築地本願寺の目の前にある和み竹若というお店。
なぜここを選んだかというと、"Go To Eatキャンペーン"でゲットしたホットペッパーのポイントが使える店で、お手軽なコースの設定があるのがここだけだったからです。
コロナ禍でなければ、ランチは行列の店らしいですね。
今回はしっかりしたランチが食べたかったので、税込み5,400円の8品コースをお願いしました。
先附:すくい豆腐、新じゃがの土佐煮(左写真)
椀物:生海苔のすり流し
どうってことない料理なんだけど、こういうのをお寿司屋さんで食べるとやっぱり美味しいんですな。出汁の香りが決め手なのかな。
合わせたお酒は生ビール 750円。銘柄はサッポロです。普通に美味しい生ビールですよ。
造り:イワシ、マグロ、シマアジ(左写真)
煮物:海老芋の揚げ出し
寿司屋の刺身は美味いです。マグロやシマアジのエッジがビシッとしています。
合わせたお酒は山形のばくれん 吟醸 一合 900円。これはちょっとハズしたかな。
ほぼ甘味が無くて魚に合わせやすいとは思うけど、やや苦味を感じるくらいでドライ過ぎる感じがしました。
揚物:カワハギの唐揚げ(左写真)
カワハギとか、美味しいことはわかっているだけど、釣り人でもなければなかなかご家庭の食卓には上らない魚種ですな。
こういうのが食べられてこその外食です。
合わせたお酒は赤ワイン グラスで600円。銘柄不明でしたけど、師範の予想ではチリのカベルネ・ソーヴィニョンだと思いました。
それも、甘味があまり強くないヤツ。もしかすると豪州あたりかも知れません。71点。
握り:(写真左から)マグロ、マダイ、海老、イカ、アジ、イクラ
こういうコースなので、寿司は町場の寿司屋レベルが出るかもと危惧したけど、出されたのはピシッとした本場の寿司でした。
どれも美味い。食べに来た甲斐があるってもんです。
合わせたお酒は白ワイン こちらもグラスで600円。師範の予想だとチリのソーヴィニョン・ブランだな。
イクラとの相性が危惧されましたが、海苔がパリッと香ばしかったので、良い感じに橋渡しをしてくれた感じです。70点。
デザート:イチゴとキウイ(写真無し)
4人分トータルのお支払いは25,000円弱ですが、Go Toのポイントを使ったので1万円台に収まりました。
家族で築地でランチ、大変満足でございました。
右写真は今日の座敷、師範ら以外はお客ゼロでした(テーブル席側にはお客がいました)。
日曜の昼時でこの状態だと辛いでしょうねぇ。
お客側としても心置きなく仲間と外食できる日が待ち遠しく、一日も早いコロナ禍の収束を待ち望んでいます。
昨年、岩手県花巻市へふるさと納税した返礼品にエーデルワインを頂いたのですが、
その中に同じ品種(メルロー)、同じヴィンテージ(2016年産)、同じ価格帯(「シルバー」というグレード)の畑違いがありました。
こういうのを見ると飲み比べしたくなるのがワイン好きの性ってもんですよ。
というわけで本日は、『師範に日本ワインのメルロー畑違いが判るのか?』、マイナー銘柄の「誰得」企画。
同時に抜栓して今日明日で稽古を付けていきます。
ちなみに初日の料理は、抜栓後すぐはおつまみに買ったお惣菜の鶏ササミフライ、そして夕食時はアンガス牛肩ロースのサイコロステーキ、昨日の残りのポトフとラタトゥイユです。
せっかくなので場所的にどんな違いがありそうか調べました。
造り手である「エーデルワイン」のワイナリーは、岩手県花巻市大迫(おおはさま)地区、市の北側で盛岡市との間あたりに位置します。
「大迫メルロー」の方は、そのワイナリーの近くにある畑のようです。
そしてもう片方の「赤沢メルロー」は、大迫より5kmほど北の岩手県紫波郡紫波町赤沢地区。
google mapで見る限り、どちらも東側に流れる北上川の支流が造る山と谷が連続する地形のようです。
本当は畑の位置まで特定したかったけど、ワイナリーのサイトを見てもそこまでは判りませんでした。
せっかく畑違いをリリースするのであれば、斜面の向きとか、土壌とか、その手の情報が判るようにしてもらうともっと興味深いと思います。
そういうの好きなんですって、特に日本ワインのファン層は。
名称 | Silver Ohasama Merlot 2016 シルバー 大迫メルロー 2016 |
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生産者 | Edel Wein エーデルワイン |
価格 | 寄付金額:67,000円 (参考価格:2,970円(720ml)) |
購入店 | 岩手県花巻市 |
まず、ワイナリー近隣の畑(自社畑?)の大迫メルローから。裏ラベルには以下の様に書かれています。
製造本数:1,746本。 2016年は8月中旬頃から台風が相次ぎましたが、他の期間は好天であったことと、丁寧な選果により良質な原料で仕込みを行うことができました。 赤い果実を思わせる甘い香りやスパイシーな香りがあり、ほどよい渋みのある深い味わいの赤ワインです。
色は、大きめグラス(リーデルのヴィノム・ボルドー)でも向こうが透ける程度の濃さで、メルローらしい青みがかった紫色。エッジに僅かにレンガ色のグラデーションが見えます。
香りは、まさにまさに「日本のメルロー」ですな。しっとりした赤黒中間くらいの果実香に、お香のような仏教系のスパイス香。墨汁のような香りも日本っぽさを助長します。
味わいは、甘さ控えめ、酸味も控えめ、渋味はややしっかり。軽いっちゃ軽いんだけど、軽薄な印象では無くて頼れる軽さ、って感じです。
実に日本のメルローらしいワインです。派手さは無く控えめで落ち着いた感じ。
ただ、ほぼ3,000円のお値段を考えると、判官贔屓の要素を多少加味しなければ「買って良かった」レベルには至らない気がします。
カベルネ・ソーヴィニョンが相当印象良かっただけにちょっと残念です。
半分残したので、明日の大バケに期待しましょう。
普通に栓を戻して涼しい玄関に置いといた翌日、改めて再稽古。 色は一緒です(当たり前か)。香りもあまり変化は感じられません。 味わいも一緒だな。よく言えばタフ、悪く言えばカタブツ。前日に感じた「雪国の水墨画的風味」は変わりませんでした。
点数 | 74点 |
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リンク |
【ふるさと納税】国際ワインコンクール受賞セット2019(720mlx6本)エーデルワイン 寄付金額 67,000円 エーデルワイン シルバー 大迫メルロー 2016 2,970円 (@楽天 エーデルワイン) |
名称 | Silver Akazawa Merlot 2016 シルバー 赤沢メルロー 2016 |
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生産者 | Edel Wein エーデルワイン |
価格 | 寄付金額:67,000円 (参考価格:3,080円(720ml)) |
購入店 | 岩手県花巻市 |
もう一方が、ワイナリーから5kmほど離れた畑(契約畑?)の赤沢メルロー。裏ラベルには以下の様に書かれています。
製造本数:1,817本。 当ワイナリー所在地の隣町、紫波町の赤沢地区は岩手でもぶどう栽培が盛んな地域で、良質なぶどうが得られています。 紅茶やベリーを思わせる香りがあり、果実味のあるしっかりした味わいの赤ワインです。
色は、前の大迫メルローとほぼ同じだけど、ちょっとこっちが明るめかな?微妙な差ですね。
香りに関しては、「まったく同じだったらどう書き分けようか?」と心配してましたが、これが結構違うんですな。
大迫が「陰」とすればこちらは「陽」、南仏あたりのメルローに共通する人懐っこい明るさのある香りです。
味わいの傾向はほとんど同じで、甘さ控えめ、酸味ほどほど、渋味はややしっかり。
違いは酸味ですね。数値を計ると、大迫がph3.3、こちらの赤沢がph3.0。その差が存在感の差になっている気がします。
相対的に、香りがやや華やかで、味わいに締まりがあるので、道場的にはこちらに軍配を挙げます。
インターナショナルワインチャレンジで賞を取っているのもこちらみたいですね。
やっぱり畑がちょっと北に位置しているから酸があって良いのかな、などと妄想が膨らみます。
こちらも半分残したので、明日の大バケを期待しましょう。
こちらも「大迫」同様、特に酸化のケアはせず栓を戻しただけで翌日稽古。 そしてこちらも前日同様の香りと味わいです。もう少し開くと思ったんだけどなぁ。 雪国岩手の雪解けはまだ遠いようです。
点数 | 76点 |
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【ふるさと納税】国際ワインコンクール受賞セット2019(720mlx6本)エーデルワイン 寄付金額 67,000円 エーデルワイン シルバー 赤沢メルロー 2016 3,080円 (@楽天 エーデルワイン) |
名称 | De Wetshof Estate "Limestone Hill" Chardonnay 2020 デ・ウェホフ・エステート "ライムストーン・ヒル" シャルドネ 2020 |
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生産者 | De Wetshof Estate デ・ウェホフ・エステート |
価格 | 1,459円 (単品価格:2,508円) |
購入店 | 銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA |
本日の夕食当番は長女が担当。メニューは、サーモンのムニエル・レモンバターソース、ラタトゥイユ、ポトフ。
ワインは正月に買った「デ・ウェホフ コンプリート 5本セット」から。お値段16,500円ですが3,300円のクーポンがあったので実売13,300円。
「デ・ウェホフ」という造り手、初見の造り手(と思いましたが22年前にミュスカと稽古してました)ですが、
南アフリカで150年以上続く老舗ワイナリーとのこと。今回はそのセットから、一番ベーシックな「ライムストーン・ヒル」と稽古を付けていきます。
外観は、レモンの皮ではなく果肉くらいの色調なので、若いシャルドネとしてはしっかりした色合いです。
粘性はそこそこあって、グラスの内側にわずかに気泡が見えます。
香りは、グレープフルーツのようなフレッシュな柑橘類と、黄桃のような甘い感じの果実香。
樽香はありませんが、ローズマリーのようなハーブっぽい香りがあるので結構複雑みを感じる香りです。
味わいは、甘酸っぱさがバンッ!と来て、後味にミネラルっぽさのある軽い苦味。なかなか充実感のある味わいです。
柑橘の酸と土壌のミネラル、「ライムストーン・ヒル」という名前らしいワインです。
ベーシックなラインでこのパフォーマンスですか、なるほどインポーターお薦めだけのことはあると思います。
単品価格の2,500円だと「おー」ってくらいだけど、今回のセットみたいに大きく割引が効いている「ぅおーっ!」って感じで相当お買い得です。
点数 | 80点 |
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送料無料 デ ウェホフ コンプリート 5本セット 16,500円 De Wetshof "Limestone Hill" Chardonnay 2020 2,508円 |
名称 | Jacob's Creek "Adelaide Hills" Reserve Pinot Noir 2013 ジェイコブス・クリーク "アデレード・ヒルズ" リザーヴ ピノ・ノワール 2013 |
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生産者 | Jacob's Creek Wines ジェイコブス・クリーク・ワインズ |
価格 | 1,272円 (単品価格:2,728円) |
購入店 | ワインショップ ドラジェ |
本日の夕食は、チーズフォンデュ、アヒポキ、ナスと挽肉とトマト煮、鴨のスモーク。
ワインは、「【スーパーSALE限定半額】プレミアム 家飲み ワイン 9本 セット」税送料込み10,890円から、
オーストラリアの大手ジェイコブス・クリークのちょっと上級ピノ・ノワール。
師範は、こういう「大手のちょっと良いヤツ」が好きなんですよ。大量に廉価版を出している造り手って、エントリークラスで上げた利益を上位クラスに投資しているように思うのね。
ちなみにアデレード・ヒルズは「海抜400~700m、他の南オーストラリア州の地域と比較すと降雨量は多く気候は冷涼」らしいですよ。
色は、ブルゴーニュで言えばコート・ド・ボーヌ、畑はヴォルネイ、クラスは村名くらいの濃いめの赤紫。2013年産ということもあり、エッジはややレンガ色っぽくなっています。
香りは・・・ヴォルネイ村名の前言撤回、もっと南のラングドックあたりのピノな感じ。樽香は感じません。
香りのボリュームは控えめで、果実よりも革っぽさが主体、冷涼地とは思えない雰囲気の香りです。
味わいは、甘くなく酸っぱくなく、なんだか気の抜けたような味わい。うむぅ~。
ブショネではありませんが(スクリューなのでその可能性はそもそも低いのですが)、なんとなく「造り手が本来意図した姿」ではない気がします。
不味くは無いけどつまんないのね。あくまで推測ですが、どこかで熱に当たったのではないか、という感じがする状態です、もちろん確信はありませんけど。
最近こういうボトル多し。先月の南仏のピノに続いて(先週のは意図的だけど)、
ここんとこちょっとツイて無いな。
点数 | (66点) |
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プレミアム 家飲み ワイン 9本 セット 第8弾 23,100円 Jacob's Creek Reserve Pinot Noir 2013 2,728円 |
本日は成人の日。師範家の長女が該当年齢です。
道場が立地する自治体は、世論が「えぇ!」というのを押し切って成人式を敢行したわけですが、
長女は本人の判断により式典には参加しませんでした。
でも、振袖の着付けはしてもらい、高校時代の友人と軽く挨拶をして会場近辺で写真は撮りました。
本人曰く『ウェ~イ!な陽キャが集まる式典にはそもそもあまり参加したくなかった』とのこと。
陰キャな師範の子らしいなぁ。
でも同窓会が無くなったのは残念そうでしたよ。
成人の日のランチは、パシフィコ横浜の二階にあるダンゼロ(DANZERO)というフレンチレストラン。
長女自身が選んだ店です。"GoTo Eat"で溜めたポイントが使える店ということで予約したらしいです。
パシフィコ横浜は展示会で何度も訪れていますが、こんな店があるとは全く知らなかったな。
海に面した一面がガラス張りになっていて、とても開放的で明るいお店です。
前菜は鶏と豚の2種のテリーヌ 洋梨のコンポート コンソメのジュレ添え。
展示場併設のレストランと思ってバカにしちゃいけません、ちゃんと美味しい前菜でした。
今回頂いたのは、一人4,000円(税込)のランチコースでしたが、
ありがたいことにこのコースにはスパークリングワインが付いています。もちろんお願いしましたよ。
Veuve du Vernay Brut Rose N.V.
詳しくは見ていませんが、フランス産のスパークリングですな。やや甘めでキレイな色で、場の雰囲気に合っていたと思います。74点。
料理の二皿目は、ポテトとコーンのポタージュスープ、泡立てたミルクが乗せられています。
最近はインスタントでも美味しいスープはありますが、やっぱりちゃんと作られたスープは違いますね。
スパークリング・ワインなんてものはあっという間に飲み干していて、追加で白を注文しました。
TK (Te Kairanga) Sauvignon Blanc 2019 [Marlborough / New Zealand] 1,100円(glass)
他には、ドイツのリースリングとかオーストラリアのゲヴュルツもあったんだけど、明るい太陽光で飲むならソーヴィニョン・ブランでしょう、と。
パッションフルーツのようなパリッとした果実香と、甘さを排したシャープな味わいは、いかにもニュージーのこの品種って感じでした。76点。
メインの魚料理がコレです。
真鱈のポワレ フライドオニオン乗せ
ソースにはレンズ豆とかが使われていてなかなか手が込んでいます。左写真、美味しそうでしょ?やっぱり「写真は光」なのよね。
このお店のランチは「映える」写真が撮れますよ。
4,000円のコースなのにメインが魚と肉、両方頂けます。
バベットステーキ 赤ワインソース
肉のボリュームは結構たっぷりだし、揚げた「インカの目覚め」も甘味がしっかりしていて美味しゅうございます。
こりゃ赤ワインも頼まなきゃ罰が当たるでしょう。
赤ワインも5種類くらいのチョイスがありましたが、その中から選んだのがコレです。
IIIB Auromon 2016 [Limoux / Farnce] 1,200円(glass)
安ワイン者はみんな大好きなポール・マス一族が南仏で造る銘柄、想像通りの濃さとしっかり感でした。75点。
このレストラン、残念ながら今どきの店にしてはグラスがサイズ&薄さともイマイチなのと、お値段がやや強気に設定されている気はしますが、
海を眺めながらのんびり頂けるシチュエーション料と思えば納得です。
デザートはチーズケーキ、柚子のシャーベット。
長女の分にはちゃんと「成人おめでとうございます」と書かれていて、花火と共に出されました。
ベタな演出ではありますが、ベタはベタで嬉しいものです。長女には"4℃"のアクセサリーでも喜ぶような、
驕らない女性になって欲しいものです。
そんな感じの成人の日の家族ランチ、お会計は2万円弱のところポイント分値引きされて15,000円強でした。
いつまでもこうやって家族で「美味しい!この店アタリ!」って言いながら食事がしたいものです。
名称 | Cono Sur Gewurztraminer Reserva Especial 2018 コノ・スル ゲヴュルツトラミネール レゼルバ・エスペシアル 2018 |
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生産者 | Viña Cono Sur ビーニャ・コノ・スル |
価格 | 1,210円 |
購入店 | カクヤス保土ヶ谷店 |
長女は、本来であれば今晩は友人とオシャレなバーに行く予定だったらしいですが、あいにくの緊急事態宣言でそれはお流れに。
なので、珍しく長女から『美味しい白ワインが飲みたい』とリクエストを頂きました。
普段ワインを飲まない人に薦めるワインは、身内であろうがなかろうが「コノ・スル」が筆頭に上がります。
今回チョイスしたのは、「誰が飲んでも美味しい」と定評のあるゲヴュルツトラミネールのレゼルバ・エスペシアル。
残念ながら終売になるらしいんですよね、この銘柄。
色は、普通の白ワインとなんら変わることのない、薄めの麦わら色です。
でも香りが違います。グラスの縁からグワーッと来るライチの香り。フルーティを絵にかいたような香りです(香りは絵に書けませんけど)。
味わいは、やや甘さしっかりで酸味そこそこ。これまでの印象より後味に苦味を感じる気がします。
それゆえそんなに「スムーズ~!」って味わいじゃない点が普段飲まない人にはちょっと抵抗あるかもです。
ちなみに今日の料理は寄せ鍋なのですが、我が家ではポン酢で頂きます。ワインのフルーティさとポン酢の柑橘感がよく合っていたように思います。
長女が飲んでいたかというと・・・そもそもほとんど飲めないのね、この子は。とても残念ですが。
点数 | 78点 |
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分不相応なワインをまとめて稽古する機会に恵まれましたので、 簡単に結果をご報告いたします。いろいろ「安ワイン道場」っぽくなくてスミマセン。
名称 | Louis Pommery England Brut N.V. ルイ・ポメリー イングランド ブリュット N.V. |
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生産者 | Louis Pommery England ルイ・ポメリー イングランド |
価格 | |
購入店 |
1本目はシャンパーニュではなく英国はハンプシャー州産のスパークリング。造り手はシャンパーニュの大手ポメリー、
品種はシャルドネ55%/ピノ・ノワール27%/ピノ・ムニエ8%とのこと。
英国産ワインは実は道場初登場。英国出張が多かった頃にかなりスーパーを探したんだけど全然見つからなかったんだよね。
スーパーじゃダメなんだろうと思うけど。
最初ブラインドで出して頂いたんだけど、まるでシャンパーニュでした。
そりゃそうだよね、品種も造り手もシャンパーニュそのものだからね。
ポメリーらしい、やや甘さがあって濃い感じの造りです。大変興味深いワインで「ギャンブル成功」ですな。
点数 | 82点 |
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名称 | Frederic Savart "L'Accomplie" Premier Cru Vieilles Vignes Extra Brut (Magnum) N.V. フレデリック・サヴァール "ラコンプリ" プルミエ・クリュ ヴィエイユ・ヴィーニュ エクストラ・ブリュット (マグナム) N.V. |
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生産者 | Frederic Savart フレデリック・サヴァール |
価格 | |
購入店 |
2本目はフレデリック・サヴァール、なんとマグナムボトル。品種はピノ・ノワールが80%/シャルドネが20%、デゴルジュマンの日付は2019年の12月、
ドザージュは5g/Lとのこと。
シャンパーニュのマグナムって、普通のボトルより美味いという話だけど、味以前にこのサイズのボトルがテーブルに置かれると迫力がありますな。
なんだか「貴族の食卓」みがあります。
色は、ピノ・ノワールの比率が高いからか、やや赤銅色っぽい感じ。
香りには酸化熟成によるであろうお漬物感があって、後味にはしっかりと樽の香ばしさを感じます。
参加者のご意見としては『ジャックセロスっぽさがある』とのことでした。
包容力があって慈愛に満ちた感じ、マグナムなので始めと最後に飲めて、変化も楽しめましたよ。
点数 | 84点 |
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名称 | Drappier "Grande Sandrée" Rosé Brut 2010 ドラピエ "グランド・サンドレ" ロゼ ブリュット 2010 |
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生産者 | Drappier ドラピエ |
価格 | |
購入店 |
3本目はドラピエの上級ロゼ。ヴィンテージは2010年で品種は85%がピノ・ノワールで15%がシャルドネ。
グランド・サンドレとは昨年のお正月に道場で稽古していますが、
「道場でロゼは稽古されていない」ということを確認の上で選んで頂いております。
ありがたい話です、ってかこういう高級品はご馳走になってばっかりです。
色は大変キレイなサーモンピンク。この色だけで「はい!オッケーです!」って言いたくなりますな。
やはり美しいことは善ですよ。香りは、イチゴのような可愛らしいフルーツがパーッと香ります。
味わいも、見た目通りの濃いピンク色な味わい。身もココロもピンク色に染まりました。
点数 | 86点 |
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名称 | Gosset "Celebris" Rosé Extra Brut 2007 ゴッセ "セレブリス" ロゼ エクストラ・ブリュット 2007 |
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生産者 | Champagne Gosset シャンパーニュ・ゴッセ |
価格 | |
購入店 |
4本目はゴッセのセレブリス、これまたロゼでヴィンテージは3年分歳上の2007年。
品種の比率はわかりませんが、裏ラベルには"Produced with a majority of Chardonnay grapes and blended with Pinot Noir"とあるので、
白ブドウのシャルドネが主体らしいです。
ちなみにゴッセとは今月2日にも稽古しております。
色は、前のドラピエがサーモンピンクだとすれば、こちらはそれよりやや薄めのオレンジピンクって感じです。
香りは、師範レベルでは言語化に苦しむ複雑さですが、
他の方の言葉を借りれば『チーズとバターの香り』とか『クリームパン』とか。なるほどねぇ、と。
同じ造り手でも先日のミレジム2012とはかなり傾向が異なって楽しゅうございました。
点数 | 85点 |
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名称 | Champagne de la Renaissance Grand Cru Brut 2009 シャンパーニュ・ド・ラ・ルネッサンス グラン・クリュ ブリュット 2009 |
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生産者 | Dame de la Renaissance ダーム・ド・ラ・ルネッサンス |
価格 | |
購入店 |
これまた全然見たことも聞いたこともないシャンパーニュが登場しましたよ。
造り手は「ド・ラ・ルネッサンス」、オジェ村グラン・クリュ畑のシャルドネ100%で造られたブラン・ド・ブラン、
秀逸だった年のみリリースされるキュヴェらしいです。
色は、ブラン・ド・ブランということもあってか薄めで透明感のある感じだったように思います。
香りや味わいも、10年以上前のミレジムとは思えない若々しさ。フレッシュでキューっと来る感じです。
コッテリ系ではなくスッキリ系、今回の中では一番「ピチピチギャル」でしたね。
点数 | 80点 |
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名称 | Roses de Jeanne "Côte de Val Vilaine" Brut N.V. ローズ・ド・ジャンヌ "コート・ド・ヴァル・ヴィレーヌ" ブリュット N.V. |
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生産者 | Cédric Bouchard セドリック・ブシャール |
価格 | |
購入店 |
このシャンパーニュの噂は聞いたことがあります。
最近話題の若き天才醸造家「セドリック・ブシャール」氏が手掛けるワインで、
単一畑のピノ・ノワール100%で造られているそうです。
コントラストが低くて写真泣かせなラベル、そして裏ラベルには畑の地図が書かれていて、
いかにも「こだわりのシャンパーニュ」感を醸し出してくれています。
ピノ・ノワール100%だからか、やはり色は濃いめですね。
香りにはトロピカル・フルーツのような華やかさがあります。
「こりゃ親しみやすいヤツかな?」と思って口に含むと、硬質なミネラルの重厚さ。
ガツンと来る存在感は気楽な気持ちで飲むと飲み手が負けそうで、精進&修行が必要なやつですな。
点数 | 83点 |
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名称 | Bollinger "La Grande Année" Brut 2012 ボランジェ "ラ・グラン・ダネ" ブリュット 2012 |
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生産者 | Bollinger ボランジェ |
価格 | 15,000円 |
購入店 |
このワインは師範が担当したものです。
ボランジェ、好きな造り手の1つのつもりだけど、
恥ずかしながらこれまでは一番ベーシックな「スぺシアル・キュヴェ」しか稽古したことが無かったんですよ。
ここはひとつ新年ということもあり、「グラン・ダネ」いったれや!と。
今年が"Grande Année"になることを祈りつつ。
色は、特に普通のシャンパーニュと違いはありませんが、明確に違うのはアシの長さというかコッテリ感。
まるでソーテルヌみたいにグラスの内側に液体が張り付いて下りてきません。
香りはとても華やか、これまた他の方の言を借りると『デパコスの香り』だそう。
味わいはとても判りやすくて、甘さと酸味がたっぷりで素晴らしく濃い感じ。
大手メゾンの底力を見せつけられる感じですな。コレ、間違いなく美味いシャンパーニュでしたよ。
点数 | 90点 |
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名称 | Egly-Ouriet Brut Grand Cru Millésime 2007 エグリ・ウーリエ ブリュット グラン・クリュ ミレジム 2007 |
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生産者 | Egly-Ouriet エグリ・ウーリエ |
価格 | |
購入店 |
最後の1本が、エグリ・ウーリエのグラン・クリュ2007年。
エグリ・ウーリエのこのクラスのワインは、昨年秋にも頂いておりますが、それもゴチになり案件ですね。
そうです、師範のワインの経験は、皆様からの温かいサポートによって成り立っておるわけです。今後ともお付き合いのほど、よろしくお願いします。
で、やっぱり美味いなぁ、エグリ・ウーリエ。
太古の昔からエグリ・ウーリエは「濃いシャンパーニュ」と認識して来たけど(例えば1997年の稽古の記録)、
これもやっぱり濃いワインですね。色はややオレンジ色がかっていて、ブリオッシュの香ばしさ。香りや味わいにいろいろなご意見が出ていましたが、
一番シックリ来たのは『チーザの香り』ですね。シャンパーニュからチーザの香りがするなんて普通信じがたいわけですが、そう思って嗅ぐとそうとしか思えないから不思議です。
やっぱりシャンパーニュは奥が深いなぁ~
点数 | 88点 |
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・・・というような大変貴重な体験、ありがとうございました。
ではまたいつもの安ワイン道場に戻ります。
名称 | Bourgogne Pinot Noir Vieilles Vignes 2018 ブルゴーニュ ピノ・ノワール ヴィエイユ・ヴィーニュ 2018 |
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生産者 | Closerie des Alisiers (Stephane Brocard) クロズリー・デ・ザリズィエ (ステファン・ブロカール) |
価格 | 1,789円 (単品価格:2,189円) |
購入店 | ワインショップ ドラジェ |
本日の夕食は、酢豚、(昨日の残りの)ハンバーグ、海鮮サラダ。
軽い赤が良さそうなメニューですねぇ、ということで選んだのは、税別2,000円以下のお手軽ACブルゴーニュ。
2018年ヴィンテージは「とても暑い年」という認識がありますが、果たして裾モノのこのクラスだとそれが吉と出るか凶と出るか、って感じです。
色は、かなり薄めの赤紫。「あれっ?2018年って暑い年じゃ無かったっけ?」って感じの、とても涼し気な外観です。
香りのボリュームはやや弱め、若干のケモノっぽさはありますが、ベースのトーンは北っぽいシュッとした赤いベリー系の香りです。
味わいも、かなり涼しい感じのスレンダーで背筋がピン!となる感じ。派手さはないけどゆっくり飲んでしみじみ美味しい、そういう味わいです。
一概に「2018のブルゴーニュは厚ぼったいワインが多い」とも言えないみたいですね。
このワインの畑がどこにあるかは分かりませんが(造り手はシャブリのドメーヌ「ジャン・マルク・ブロカール」から独立した長男のネゴシアン)、
ものによってはこういう涼しげなワインもあるようです。今の時代、2,000円ちょっとで買えるブルゴーニュとしてはアリ寄りのアリです。
点数 | 77点 |
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リンク |
【送料無料】お気楽ブルゴーニュ 3本セット 第35弾 6,039円 Bourgogne Pinot Noir Vieilles Vignes 2018 [Closerie des Alisiers (Stephane Brocard)] 2,189円 |
名称 | Montepulciano d'Abruzzo "Collezione" 2017 モンテプルチアーノ・ダブルッツォ "コレツィオーネ" 2017 |
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生産者 | Cantine Pirovano カンティーネ・ピロヴァーノ |
価格 | 658円 |
購入店 | MEGAドン・キホーテ狩場店 |
緊急事態宣言が発出されて、大学生の長女は全てオンライン授業になったとのこと。
ということもあり、本日の夕食の調理担当は長女で、メニューはハンバーグ、チキンとツナのブカティーニ、ゴボウと豚肉の味噌汁です。
合わせたワインは、というか良いワインをたらふく飲んだ翌日は締めていきましょう、ということでドン・キホーテでワンコイン+αだったモンテプルチアーノ・ダブルッツォ。
ハンバーグのソースにも使うからね。
彫り物のある重いボトルに入っていて、そんな値段とは思えない高級感のあるボトルに詰められています。
色は非常に濃くて、向こうが透けない紫色。値段の割にネットリ感もあって、ボトルに劣らぬ高級っぽい外観です。
香りも結構しっかりしています。ガッツリ熟した南イタリアのブドウらしく、太陽の香りがいっぱい。太陽の香りなんて嗅いだことありませんけど。
味わいは、甘さたっぷり渋味しっかりではあるのですが、やや渋味がざらついて舌に残る感じがあるのが残念。
甘いので冷やしたいけど冷やすとざらつく、トレードオフな関係にあります。
「コレはお値段以上だなぁ」と思いながら飲み進めると、3杯目くらいで飲み飽きしてきます。
裏ラベルを見ると『安定剤(アカシアガム)使用』の文言。これがあるとそうなっちゃうんだよなぁ。
飲み始めはおよそこの値段とは思えない凝縮感のあるワインに感じたんですが、
後半はややToo Muchな感じがしてきます。安定剤って入れなきゃダメなんですかね?
最近の安ワインには結構な確率で入っているので、なかなか避けられないんだよね。
点数 | 69点 |
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本日もまた師範はお休み。朝から暇をこじらせているけど、遊びに行くのもままならないので、
ちょいと「ガチ散歩」に出かけることにしました。
目的地は和泉多摩川、道場のある横浜周辺部からだと約29km。
出発時刻は午前9時30分、途中ダラダラ休憩とか食事しながら午後5時の到着を目指します。
歩き始めて1時間30分、午前11時ごろ新横浜駅前を通過しました。
新横浜駅には大きい駅ビルがあるし、プリンス系のショッピングセンターなんかもあって、
ワインを見ると楽しそうな店があるようですが、今日は寄りません。
寄ると買っちゃう、そしてその後の行程が苦行。そのままスルーして先へ行きます。
駅を過ぎたところのセブンイレブンで一回目の休憩。
肉まんを1個買ってトイレを借りました。
師範は「肉まんには酢醤油が欲しい派」です。
ツイートなんかしながら15分くらい休憩したかな。まだまだ気力体力とも十分です。
新横浜から1時間30分弱で日吉のあたりを通過、時刻は12時30分頃です。
肉まんを食べたのでそんなにお腹は減っていなかったけど、そろそろお昼にしないとランチタイムが終わるので、
「元住吉~武蔵小杉あたりで、パスタとグラスワインでゆっくりできる店をプリーズ」とツイート、
フォロワーの方からお薦めをリプライして頂きましたので、
そこを目指すことにしました。
それがこちら、東急東横線武蔵小杉駅すぐのところにあるNATURA MARKETというレストランです。 そもそもはイタリアンがベースのようですが、結構広い店内は「寿司ゾーン」なんかもあって、いろいろ食べられそうな感じです。 もちろん今日はそんなにいろいろは食べませんけどね。
サラダとフォカッチャの付いたパスタのセット(1,000円)を注文、そしてもちろん生ビールも注文します。
『え?グラスワインじゃ無かったの?』ですって?まぁまぁ落ち着いて下さい。ここまで3時間以上歩いてきたわけで、「とりあえずビール」は人類共通の願いです。
生ビールの銘柄はプレミアムモルツでした。お値段480円、ジョッキがキンキンに冷えててたいそう美味しゅうございます。
ビール好きからすると冷えすぎはご法度なのかもしれませんが、こういう時のワインは「冷えてりゃ冷えてるほど良し」です。
ほどなくして到着したパスタがコチラです。
自家製パンチェッタとブロッコリーのトマトパスタ
このヴィジュアルはちょっと想定外でした。角切りパンチェッタがゴロゴロ、って感じかと思っていました。
トマトソースとの相性は特に想定されていない感じではありますが、これはこれで美味いっすよ。
で、もちろんグラスワインも頂きます。ワインリストには、泡が5種、白が4種に赤が4種。
これだけあれば十分でしょう。お値段も一番高いフランチャコルタが980円ですが、ほとんどが580円の良心的価格設定です。
その中から選んだのは、ルーマニアのLa Vie Pinot Noir。ヴィンテージが同じかはわかりませんが、
2年前に稽古済みの銘柄ですな。
酸味穏やかで柔らかいピノ・ノワール、こういう店のグラスワインとしてはとてもナイスなセレクションだと思います。
そんな感じで1時間くらいゆっくりさせて頂いて、お会計は2,000円強でした。
すでに「余は満足ぢゃ!」な気分ですが、目的地までは道半ば、ここで満足してはいけません。
お店を出たのが午後2時過ぎ、武蔵小杉からは多摩川の河川敷を上流に向かって進みます。
多摩川河川敷といえば「散歩の名所」なわけですが、この日は風が強くて砂ぼこりが舞う状態。
散歩やジョギングする人なんてほとんど居なくて、荒涼とした感じでした。
もっと季節が良くなってから再訪、ですね。
武蔵小杉を出て約1時間、午後3時くらいに「全女性の憧れ地」ニコタマに到着しました。
二子玉川から和泉多摩川まではだいたい1時間くらいのようなので、到着予定時刻を考えると1時間ほど余裕があります。
じゃぁ玉川高島屋でルロワのワインでも買いますか・・・ってか元からルロワは買えませんけどね。
それなりに疲れてはいましたが、デパートの中にはゆっくり座れる椅子があるのがありがたいですな(ジジイ発言)
二子玉を午後4時前に出発、真っすぐな水道道を歩いて1時間、目的地の和泉多摩川駅に到着しました。 特にトラブルもなく、足の痛みなどの体調の変化もありません。日頃の行いのおかげだと思われます。
これが歩数計の数字。40,265歩ですね。出発前に700歩ほど歩いていたので、今回の「ガチ散歩」の歩数は39,500歩、といったところでしょう。 お疲れさまでした!>自分
で、『なぜ和泉多摩川みたいなマイナー駅が目的地なの?』って話ですが、 実はこの駅には昨年秋からワインステーションという、一風変わったワインバーが出来たんですよ (お店のアカウント)。 どう変わっているかというと、『南アフリカワインとオレンジワインの専門店』らしいです。 そして、『立ち飲み、チャージなし、フード持ち込み可』という気軽に一杯飲めそうな感じなので、 「横浜から気軽に一杯飲みにきました~」って感じで伺いました。
お店は、"FORT MARKET"という店舗をシェアする形態で週3日夜だけの営業らしいです。ワインリストは白版にザックリ、
基本的にはマスターに相談して選ぶスタイルのようです。ちなみにこの日のリストは下記な感じでした(金額は税込み)。
スパークリング:600円
クリスタルム
キュベシネマ:1200円/600円(ハーフ)
リティーゴ:1200円/600円(ハーフ)
マバレル:1200円/600円(ハーフ)
ソーヴィニョンブランMIX:750円
シュナンブランMIX:650円
シャルドネ:700円
赤ワイン:700円~
オレンジ
イタリア:600円
南アフリカ:750円
名称 | Garham Beck Brut Blanc de Blancs 2016 グラハム・ベック ブリュットブラン・ド・ブラン 2016 |
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生産者 | Graham Beck グラハム・ベック |
価格 | 700円 (Glass) |
購入店 | ワインステーション |
まずは自分へのご褒美、ということでスパークリングを頂きました。
銘柄は、名門「グラハム・ベック」のブラン・ド・ブラン、ヴィンテージは2016年です。
この銘柄とは、一昨年2014年産と稽古していて、
非常に印象が良かったので、内心「おー、ラッキー!」って感じでしたよ。
色は、シャルドネ100%のブラン・ド・ブランにしてはかなりしっかりした感じの黄金色です。
香りもとてもしっかり。グラスのそばに鼻を持って行くだけで蜜入りリンゴの香りがフワーッと来ます。
味わいももちろんしっかりですね。甘味と酸味と軽い苦味、高次元でまとまっている感じがします。
多分、ブラインドで飲んだら「若くて黒ブドウ比率が高いシャンパーニュでしょう」と答えるでしょう。
そして、そんじょそこらのシャンパーニュよりもずっと立派な味と香りです。
歩いて疲れた胃の腑に染みわたっていくスパークリングでした。
点数 | 82点 |
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名称 | Aquiver 2016 アクイヴァー 2016 |
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生産者 | Rascallion ラスカリオン |
価格 | 650円 (Glass) |
購入店 | ワインステーション |
このお店、まだ開店して日は経っていないのですが、犬の散歩の途中のお爺さんが(店内に入らず窓越しに)飲んで行かれたり、
買い物帰りの若いお母さんがお子さんを連れて1杯だけ飲んでいかれたり、すでに地域に溶け込んでいる感じでした。こういうお店が近くにあると良いなぁ、と思いましたよ。
さて次は白をお願いして、なんとなくシュナンブランな気分だったので選んだワインがコレです。
この造り手「ラスカリオン」のワインとは昨年、赤の「パンディキュレーション」と稽古しています。
一風変わったラベルとネーミングが特徴のワイナリーですね。
色は、メモには「麦わら色」と書いていますが、正直あまり覚えていません。
香りは、グラスに注がれてすぐは「あれ?弱いよね」って感じでした。
でも温度が上がって来て、口に含むとシュナン・ブランらしいグァバとかパッションフルーツみたいなトロピカルな香りが感じられます。
味わいは・・・どうだっけ?あまり覚えていません(師範失格)
冷えていると寡黙ですが、温度が上がると饒舌になるワインですね。
シラフだと寡黙だけど、アルコールが入るといらんこと喋り出す師範のようです。
点数 | 78点 |
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名称 | Crystallum "Litigo" Pinot Noir 2019 クリスタルム "リティーゴ" ピノ・ノワール 2019 |
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生産者 | Crystallum クリスタルム |
価格 | 900円 (Glass) |
購入店 | ワインステーション |
そして、この日の目玉ワインは「南アの貴公子『クリスタルム』のピノ・ノワール最新ヴィンテージ飲み比べ」だったわけですが、
そんな畑の違いなんて師範には判らんわけですよ。なので、この中から1種類飲めば十分かな、と考えておったわけです。
ところがですよ、マスターの佐藤さんが『いや~、間違えちゃってクリスタルム1杯1,200円だったのを900円で登録しちゃいました~』なんて仰るわけですよ。
「あ、コレは3種類飲んで比較しろ!とワインの神様が申されておるな」と感じましたので、贅沢に3種飲み比べと相成りました。
そのうちの1種類目がコレ、「リティーゴ」と名付けられたキュヴェです。
生産本数はわずか1,264本、クリスタルムのキュヴェとしては新顔のようです。
いろいろ書いても嘘くさくなるので、己のメモをそのまま書き写していきます。「色は一番うすい」「ラズベリーとカラメルの香り」「いちばん冷涼」「冷たいイメージ」
・・・まるで子供のメモだな。
・・・というわけで、3種類の中ではもっともシャープで繊細なワインだったと思われます。
もちろん、ベースにはしっかりとピノ・ノワールらしい甘酸っぱい美味しさがあった上で、の話です。
点数 | 84点 |
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名称 | Crystallum "Cuvée Cinéma" Pinot Noir 2019 クリスタルム "キュヴェ・シネマ" ピノ・ノワール 2019 |
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生産者 | Crystallum クリスタルム |
価格 | 900円 (Glass) |
購入店 | ワインステーション |
2種類目は「キュヴェ・シネマ」。こちらの生産本数は6,744本。
クリスタルムのこのクラスの中では一番人気があるキュヴェ、という話だったと思います。
確かに「リティーゴ」とか「マバレル」より名前が覚えやすいっすよね、キュヴェ・シネマ。
ではこちらもメモをそのまま書き写していきます。「濃いピノで色調同じ」「相対的に弱い香り」「味は軽め」「でも果実味しっかり」「堅牢なイメージ」らしいです。
柔らかい名前とは裏腹に、これが一番カッチリとして固いワインだったように思います。
いかんせん2019年産で若いですからね。「これ飲み頃はいつなんでしょうね~」なんてことをマスターと話しながら飲んでおりました。
点数 | 83点 |
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名称 | Crystallum "Mabalel" Pinot Noir 2019 クリスタルム "マバレル" ピノ・ノワール 2019 |
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生産者 | Crystallum クリスタルム |
価格 | 900円 (Glass) |
購入店 | ワインステーション |
3種類目が「マバレル」、こちらの生産本数は3,483本です。他がアルコール度数13.5%に対してこれは14%と、ちょっとだけ高めの数値です。
ちなみに、3種の中では唯一このキュヴェとは3年ちょっと前に2013年産と稽古しています。
これもメモをそのまま書き写します。「色は一番濃い」「香りが一番明るくてわかりやすい」「樽がコーヒー」「味やわらかい」だそうです。
人懐っこさではこれが一番良かったような気がしますね。
でもまぁその差はほんのわずかというか、並べて飲み比べなければ気付けないレベルだったと思います。
こういう機会を得ることが出来て大変ラッキーでした。
点数 | 86点 |
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左写真がクリスタルム3種揃い踏みの図、壮観です。
そういえば、前々日に飲み友だちのKOZEさんが同じ3種飲み比べのブログを書かれていたので、
こちらを書き終えた後チェックしました。
結果、概ね同じような感じだったことを確認、師範のポンコツ舌も捨てたものではありませんな。
ってか、開けて2日経ってもキャラクターが変わらないってのは凄いっすよ、クリスタルム。
名称 | Barnardt Boyes Shiraz Cabernet Sauvignon 2010 バーナード・ボイズ シラーズ/カベルネ・ソーヴィニョン 2010 |
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生産者 | Barnardt Boyes バーナード・ボイズ |
価格 | 750円 (Glass) |
購入店 | ワインステーション |
このお店、メインは南アフリカのワインなんですが、お客さんの多くはオレンジワインを求めて来られているみたいです。
正直オレンジワインって一過性のブームで終わるんじゃないかと思っていましたが、その様子を見ると意外と定着するかもしれませんね。
それにしても名前が悪いよね、オレンジワイン。普通の人は「オレンジで造ったワイン」だと思うよね。
ベージュワインでもなんでも良いから、他の果物を連想させない名前にすれば良かったのに、と思います。
閑話休題、ここまででグラスワインを5杯、そして実はそれ以外にオレンジワインをちょっと味見させて頂いたりしているので、そこそこ良い感じに出来上がっております。
なので、仕上げとして「濃い感じの赤をお願いします」と言って出して頂いたのが、この2010年産のシラーズ&カベルネ・ソーヴィニョン。
南アフリカ産で古めのヴィンテージって珍しいよね、などと話しておりました。
色はしっかりと濃くて、エッジまでビシッと紫色。外観からは10年の歳月は見て取れません。
香りは、ブドウの比率的にはシラーズが多いんでしょうけど、カベルネの気配を強めに感じます。
口に含むと、良い感じに熟成して柔らかくなったワインの味わいになっていますね。
・・・と、表現がなんとも抽象的なのは、あまり覚えていなくて、メモもほとんど取ってないからですな。
でも、ワインは難しいこと語らなくても美味しく飲めれば良いんですよ。
点数 | 78点 |
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名称 | Stellenrust "The Mothership" Chenin Blanc 2019 ステレンラスト "ザ・マザーシップ" シュナン・ブラン 2019 |
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生産者 | Stellenrust Wines ステレンラスト・ワインズ |
価格 | 850円 (Glass) |
購入店 | ワインステーション |
で、仕上げを飲んでも仕上がらないのが酒飲みの悲しいところで。マスターの佐藤さんから『良いのがあるんで開けちゃいますか!』とご提案を頂きました。
いやいや、緊急事態宣言の影響で営業が明日で一旦止める、ということだったので、そもそもは「空いているボトルを減らすお手伝いをする」つもりだったんですよ。
ここで新たなボトルを開けるなんて・・・で開けて頂いちゃいました。ホント酒飲みでスミマセン!
そのワインがコレです。ステレンラストのシュナン・ブラン、インポーターである「マスダ」のバイヤー三宅氏が『気に入って買い占めた』とのこと。
かなり希少な銘柄らしいので、アルコール漬けの脳味噌能力全開で稽古に挑みました。
外観は、色こそそれほど濃くはありませんが、粘性が高くてエキス分の多そうな見た目です。
香りは「参りました!」ですな。トロピカル・フルーツの香りにカリンの蜂蜜漬けのような香りが加わって、香りのボリュームも要素も素晴らしいものを感じます。
味わいも厚みが凄いですね。もう「トロピカル・エキス」ですよ、これは。
このワインは凄かったですな。樽を感じない白ワインでここまで「すげぇ~」と感じるのはとても久しぶりな気がします。
飲み手側がやや集中力を欠いた状態であったことが悔やまれます。
点数 | 88点 |
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左写真は、おつまみに頂いた鹿のソーセージ。マダムに焼いて頂きました。お値段300円です。おいしかったです(語彙力)
そんな感じの「ガチ散歩」セルフ打ち上げ、お店を出たのは午後8時前、グラスワイン7杯とおつまみ1品(※)で、お会計は6,000円弱のお手頃価格でしたよ。
師範が帰る時点では、まだクリスタルム2種は残っていましたし、なにより最後のマザーシップは開けたてです。
とりあえず今月の営業は、これを書いている今日1月8日が最終日ということで、1時間2,000円/2時間3,000円のフリーフローをやるそうです。
ってことは・・・さぁさぁ南アフリカワイン・フリークの御仁は和泉多摩川へ急げ!(急いで行っても開店は17時です)
(※)それ以外にも、『明日で一旦閉めるから』とか『残り1杯分無いから』とかの理由で、注文外のワインやおつまみを出して頂きました。 大変ありがとうございました!>マスターの佐藤さん夫妻
師範はまだまだお休みを頂いております・・・って言うか有休消化のために今週いっぱいお休みを頂いておるわけです。
要するに暇人です。
で、暇に任せて昨年末(2020/12/31)までの稽古本数のグラフを作ってみました。
トータルの本数はちょうど7,300本、ここ2年は400本以上で快調に飛ばしております。
人生の目標は「掲載1万本」なので、残り2,700本、このペースで行けばあと7年くらいで達成できそうですな。
案外いけそうな気がしてきました。
トータルの本数は7,300本です。
名称 | Picpoul de Pinet 2019 ピクプール・ド・ピネ 2019 |
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生産者 | Le Jade (Les Costières de Pomerols) ル・ジャドゥ (レ・コスティエール・ド・ポムロール) |
価格 | 0円 (単品価格:1,639円) |
購入店 | ワインショップ ドラジェ |
本日の夕食の調理当番も師範で、メニューは鳥取県産天然ブリの照り焼き、刺身4種(ブリ、マダイ、トラウトサーモン、マダコ)、
豚と蒸し野菜、切り昆布。思いっきり魚メインの献立です。
合わせるワインは、日本ワインにしようかともおもったけど、日本ワインの白はどれも樽熟系だったので、
選んだのは南仏のピクプール・ド・ピネ。
購入したショップ「ドラジェ」で11,000円以上買えば無料で貰えたワインです
(今日(2021/01/06)現在は南アフリカの白が貰えます)。
色は、薄っすらと緑色が見えるような若々しいレモン色。
香りは、酸を感じる緑色の柑橘系のシュッとした香りと、「ガリーグ」って言うんですか?ハーブ類を雑にグワッと掴んだような香りがあります。
味わいは、酸味主体でとてもフレッシュ。甘味も苦味も控えめで、スイスイ入ります。
とにかくフレッシュ、南仏なのにシャブリやロワールのようなバランスの白でした。
想像した通り「豊かな果実味」や「樽の香ばしさ」は無いので、魚メインの料理に合わせるのは正解だったと思います。
こんなちゃんとしたワインが無料で貰えたのは嬉しい限りですな。
点数 | 76点 |
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リンク |
Picpoul de Pinet 2019 [Le Jade] 0円 (プレゼント) Picpoul de Pinet 2019 [Le Jade] 1,639円 |
勤務先は始動しましたが、師範はまだお休みを頂いております。なので本来火曜は休肝日ですが、本日もワインを頂きます。
実は昨日、「みんな大好きカルディ」のワインくじを引きに行きました。
2,200円払って「60本に1本ドン・ペリニョンが当たる」ってヤツです。
ちょうどドンペリが欲しかったので、お安くそれを手に入れるつもりで挑戦しました。
誰でも知っている常識ですが、ドンペリの瓶は太くて重いので「箱の中で瓶が動かない」「持って重い」
ものを選べば簡単に当てられるわけですよ。
結果を開けてビックリ!なんと末等のイタリア産の赤でした。そんなはずでは・・・って、だいたい師範ってくじ運無いんですよね。
ちなみにこのワイン、昨年義妹が『師範家が帰省した時に一緒に飲もう』と思ってワインくじ引いた時も同じものでした。
残念ながら昨年は集まって会食する機会が無かったので、ワインだけ頂いてきています。
そのため、現在の道場には『カルディのワインくじ末等のイタリアン赤が2016と2018の2ヴィンテージ揃っている』という、
嬉しいんだか悲しいんだかわからない(多分悲しい)状況になっております。
名称 | Cascina Bricco del Sole Monferrato Rosso 2016 カッシーナ・ブリッコ・デル・ソーレ モンフェラート・ロッソ 2016 |
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生産者 | Icardi イカルディ |
価格 | (義妹夫妻から) |
購入店 |
・・・というわけで、本日のワインは、2本揃ったイカルディの「カッシーナ・ブリッコ・デル・ソーレ モンフェラート・ロッソ」から、ヴィンテージが古い方の2016年。
いや厄介者みたいな書き方になっちゃってますけど、実はこれ結構美味いんじゃないかと想像しています。
夕食メニューは、昨日398円の激安チリ赤をベースに仕込んだ牛すね肉のシチュー、
それとブロッコリーとフルーツトマトのサラダ、ピクルス、缶入りのパテドカンパーニュとミニカマンベールです。
色はかなりしっかりと濃い紫色。ネッビオーロって名前ほど濃くない印象がありますが、補助品種のカベルネ・ソーヴィニョンの影響を受けているのかもです。
香りのボリュームは中程度、ブルーベリーのような濃い果実と、樽由来であろう木の香りがします。
あまりイタリアっぽくはなくて、どちらかというと南仏みたい、華やか系というよりしっかり系な香りです。
味わいもカチッとしっかりですな。タンニンと酸で構成する骨格が強固で、甘さはありますが険しい印象を受ける味わいです。
時間が経つとやや固さの門戸が開いて柔らかく変化してきました。
でも、2時間近くかけてもこの位かぁ、ってレベル。ブルゴーニュとかだともっと「あれよあれよ」という間に開くのもあるんだけどね。
お日さまやテントウムシが書かれたラベルから、もう少し人懐っこいワインを想像したんだけど、飲んだ感じはかなりの頑固オヤジです。
2016でこれだと、昨日ゲットした2018はさらに固いのかなぁ。年ごとのキャラクターもあるので、一概にそうとは言えないと思いますが。
点数 | 75点 |
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師範のお休みはまだ続きます。本日は、明日食べるためにビーフシチューを仕込むことにしました。
材料は、牛すね肉、人参(小ぶり)、玉葱(小ぶり)、インゲン、マッシュルーム。
ソースには、ハインツのデミグラスソース(「特選」を使うのが肝です)、野菜ジュースと赤ワイン。
水を使わないレシピで、濃い旨味を狙います。
使うワインの量は200ml、そうすると550ml残るわけですが、この扱いが悩ましいんだよな。
通しで飲むには少ないし、料理目的なので激安ワインだし。
客人が来るときにはワイン丸一本使ってどっさり作るんですけどね。
煮込みには圧力鍋を使います。時短が出来て経済的かつ楽チンではあるのですが、 時間がちょっと少ないと固いし、ちょっと長いと煮込み過ぎて形が崩れるのが難点ですな。 今回は圧力をかけてから26分&火を止めて放置で10分くらい、結果はちょっと煮込み過ぎた感じ。 牛すね肉の組成にもよるのでピッタリの時間を選ぶのが難しいんですよ。
料理用に使ったワインを今宵のお供に選んだので、足りないアルコールは缶ビールは清酒で補充します。
というわけで、今年最初のビールに選んだのは、サントリーの「ザ・プレミアム・モルツ<香る>エール」招福缶。
もちろん缶のデザインが変わっただけで中身は普通の<香る>エールなんでしょうけれど、
新年最初に飲むのがこういうビールだとなんとなく縁起がいい気がしますな。
名称 | Chucaro Cabernet Sauvignon 2019 チュカロ カベルネ・ソーヴィニョン 2019 |
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生産者 | Viña Casas Patronales ビーニャ・カサス・パトロナレス |
価格 | 437円 |
購入店 | 西友鶴ヶ峰店 |
これが料理用に選んだワインです。今回の選択は西友で税別398円の激安チリ産カベルネ・ソーヴィニョン。
料理用の赤ワインって、やたら薄いとか酸っぱいとかじゃなきゃそこそこ大丈夫だと思っています。
ただ、食事のお供にするには若干注意が必要で、このワインも「添加物:L-酒石酸、安定剤(アラビアガム)、酸化防止剤(亜硫酸塩)」の記載があります。
「L-酒石酸」というのはあまり見ませんね。おっかなびっくり試飲したところ、なんとか料理にも食事にも使えるワインだと判断しましたので、
今宵の食卓(寄せ鍋)への登場と相成りました。
色は、チリのカベルネ・ソーヴィニョンだとすれば薄めです。大きめグラスでもキッチリ向こうが透けます。
香りは意外とちゃんとしています。濃い色のベリーっぽい果実香と、この品種らしいピーマンみたいな青臭さがちゃんとあります。
味わいは、渋味はとても軽くて酸味と甘味はそこそこしっかり。それなりに濃さもあるので、料理用には十分です。
さてここからは食事のお供としての感想ですが、やっぱり単調なのは否めないなぁ。
2杯目くらいから俄然飲み飽きしてきます。L-酒石酸は知りませんが、アラビアガム含有のワインに典型的な感じですね。
それでももちろん飲めないなんてことはありません(少なくとも師範のレベルでは)。
398円でこれを造って運んで売る努力、涙ぐましいものがあるように感じます。
点数 | 66点 |
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本日は朝から、門下生第百十二号である庶民のワイン研究所・所長のネット・インタビューを受けました。
お話しした内容は、ザックリ言うと「安ワインのいろいろ」って感じですかね(ザックリまとめ過ぎ)。
しっとりボイスの所長と比較して活舌の悪さが際立つ師範ですが、ご興味がおありの方は是非聞いてみて下さい。
インタビューのpodcastが聞けるページ
名称 | Sunrise Sparkling Rosé N.V. サンライズ スパークリング・ロゼ (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Concha y Toro コンチャ・イ・トロ |
価格 | 933円 |
購入店 | いなげや横浜星川駅前店 |
インタビューのお供として選んだワインがコレ、理由は下記です。
1.「安ワイン道場」にも「庶民のワイン研究所」にも掲載が無いこと
2.どこでも買えるワインであること(高知のスーパーには置いてないらしいですけど)
3.日本に安ワインを広めた開祖「コンチャ・イ・トロ」社のワイン
あとは、新年なんでロゼのスパークリングって華やかだし、「サンライズ」って名前も縁起良さげですからね。
このクラスですから、添加物として「酸化防止剤(亜硫酸塩)」以外に「酸味料、安定剤(CMC)」も入っています。
そして、収録が始まってすぐにハプニングが勃発。安ワイン道場7,300本を超える稽古、そのうちスパークリングとは700本くらい稽古していますが、
スパークリングのコルクが折れるという初めての経験をしました。ガス圧が低いからかな?ラベルにも"CO2 Neutral"と書かれているし(意味が違う)。
色は、薄めでキレイなピンク色。安いロゼ・スパークリングって、ドぎついピンクなこともありますが、
このワインはちゃんとそれらしい?色です。品種はシラーズ100%らしいので、早めに果皮を取り去っちゃった、ってことでしょうか。
泡立ちはやっぱり弱めですね。でも物足りないほどではありません。
香りも弱めです。どことなくベリーの感じはありますが、この香りからシラーを想像することは不可能でしょう。
でも、イヤな感じは無いので普通に楽しめる香りです。
味わいも、「ロゼって甘いんでしょう?」という一般大衆のハンパな認識を裏切るガチな酸味。
深みや奥行なんてのは皆無ですが、1,000円以下のスパークリングとしては十分合格です。
別にすっげー美味いわけじゃないですよ、でも(少なくとも首都圏では)どこでも買えるワインがこのクオリティなのはご立派です。
インタビューでは「ワイン界の常識」にモノ申すを中心に語らせて頂きましたが、
昔と比べるとはるかに状況良くなりましたよ、安ワイン界。
点数 | 73点 |
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今年の正月はどこへも行かずじっとおとなしくしているつもりだったのですが、飲み友だちが「道場へ新春のご挨拶へ伺いたい」というので、
そう言われるとこっちも飲みたいわけで・・・って感じの飲む人3人のささやかなワイン会。新年早々から遊びに来てくれた酔狂人は下記のお二人です。
・泡大将@デゴ店長さん
・TZKさん
名称 | Gosset Grand Millésime Brut 2012 ゴッセ グランド・ミレジム ブリュット 2012 |
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生産者 | Champagne Gosset シャンパーニュ・ゴッセ |
価格 | |
購入店 | 泡大将から |
『新年のご挨拶に』と、シャンパーニュスタンド「デゴルジュマン」店長である泡大将がご持参されたのは、ゴッセのミレジム、ヴィンテージは2012年。
ちなみに料理は、師範代謹製のお雑煮と、熊本から届いた馬刺、ナマコ酢などを出しておりました。
きっと来年も来るだろうから、その時に向けた参考のために記載しておきます。
外観は・・・どうでしたっけ?泡はかなり細かくてボリュームも多かったような気がします。
香りは、新年最初のシャンパーニュにふさわしい華やかな感じ。やっぱり美味いねぇシャンパーニュは。
そしてその香りも、抜栓当初はとても若々しい感じだったんだけど、グラスの中でガンガンに変化して、後半は熟成シャンパーニュみたいになっていました。
味わいは・・・どうでしたっけ?自宅でもメモ取りなさい>自分
・・・というわけでモルモット並みの記憶力しか無い師範ゆえ始めっから残念な感じですが、
美味しいシャンパーニュであったことは間違いなさそうです。
ステキなお年賀、ありがとうございます!>泡大将
点数 | 84点 |
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名称 | Delamotte Blanc de Blancs 2004 ドラモット ブラン・ド・ブラン 2004 |
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生産者 | Champagne Delamotte シャンパーニュ・ドラモット |
価格 | |
購入店 | TZKさんから |
シャンパーニュが2本続くので、その間に昨日開けた平川ワイナリーの白を挟みました。
他人様の意見を聞くと、自分では気付かなかった要素が拾えて参考になりますなぁ。
そしてその後開けたのが、TZKさんが持参されたドラモットのブラン・ド・ブラン、ミレジムが2004年です。
振返ると昨年はドラモットを飲むことが多かったな・・・なんてこと書くとちっとも「安ワイン道場」っぽく無いですね、スミマセン。
記憶が希薄なので、前のゴッセとの比較で。
泡立ちは明らかにこちらが少ない感じでしたが、ゴッセはシャンパーニュ用のグラス、こちらは普通の白ワイン用グラスで頂いたので、目から入る情報でそう感じたのかも知れません。
香りは、TZK氏が『熟成したドラモットはカスタード・クリームの香りがする』と言われていましたんで、感受性が人任せな師範にはもうその香りしか感じられません。
味わいは・・・どうでしたっけねぇ(恥)
これも大変美味しいシャンパーニュでしたが、比較で言えば師範的にはゴッセに軍配でした。
やっぱり師範はブラン・ド・ブランより黒ブドウが使われているシャンパーニュの方が好きなのかもです。
でも、そんな高尚な感想を持てるようなワインをお持ち頂いたTZKさんにも心から感謝いたします。
点数 | 82点 |
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名称 | Whale's Tale Marulborough Sauvignon Blanc N.V. ホエールズ・テール マールボロー ソーヴィニョン・ブラン (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | 盛田甲州ワイナリー |
価格 | |
購入店 | 泡大将&TZKさんから |
料理は、TZK氏が横浜中華街で調達して来られた、有名お粥店のシューマイとか、アヒルのローストとか、豚のなんだかとか。
いろいろお気遣い頂きホントにありがとうございます。
ワインも、「安ワイン道場」に気を遣ってチャッキチャキの安ワインを持参して頂きました。
ワイン自体はニュージーランドのマールボロー産のソーヴィニョン・ブランですが、ボトリングは勝沼の「盛田甲州ワイナリー」です。
いやいや、道場へいらっしゃる際はそういうお気遣いは無用ですよ。安心して高級ワインをご持参ください(笑)
このワイン、ヴィンテージは不明ですが、まず色からしてニュージーランドのソーヴィニョン・ブランとは思えない感じですね。
まるで若いソーテルヌみたいな黄金色は普通じゃ無い気がします。
香りのボリュームはかなり弱くて、深く嗅ぐと、古い蔵の中のような湿った空気の香りがします。
味わいは、甘さ控えめ酸味も控えめ。飲んでいるんだか飲んでいないんだかわからないくらいの存在感の無さです。
ワインの楽しみの一つに「メリハリ」があります。高級なワインばっかり飲んでいると、ワインの機微というか陰影がわからなくなります。
そういった意味では、こういう「影」のワインを持参して頂いたことは大変ありがたい・・・ってこともないですよ。
安心して高級ワインをご持参ください(笑笑)
・・・というようなコメントをなぜ残せているかというと、たっぷり残っていたんで翌日再稽古できたからですな。 やっぱり「美味しいワインから無くなる」というのはワイン会あるあるです。
点数 | 65点 |
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名称 | Mercurey "Clos de Migrands" 2015 メルキュレ "クロ・デ・ミグラン" 2015 |
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生産者 | Dom. Faiveley ドメーヌ・フェヴレ |
価格 | |
購入店 | TZKさんから |
TZKさんは、昼は横浜中華街でワインを飲んできてのダブルヘッダーだったそうです。タフだなぁ。
そしてこのワインは、そこで開けたんだけど軽度のブショネだったので飲み干さず、そのあたりの知識に疎い師範のために持ってきて頂きました。
こちらは純粋にありがたいです。だってそういう機会なかなか無いからね。
色はやや濃いめの赤紫、2015年産の南部ブルゴーニュとしては全く普通の色合いです。軽度のブショネは色では分からないようです。
香りは、正直最初はブショネに気が付きませんでした。「こんな香りはよくあるじゃん」です。
でも、泡大将は一回嗅いだだけで『僕はコレ無理です飲めません』とのこと。えーっ!と思って改めて嗅ぐと、
「なるほどコレが『濡れた段ボール』か!」とアハ体験。言われてみれば確かにそういう香りがするんですな。
重度のブショネのカルキっぽさは判っているつもりだったんですけど、なるほどコレもブショネか、と。
そして、その香りに気付くとなんとなく飲むのが憚られる感じ。でももちろん飲みましたよ。味わいは甘酸っぱくて普通に美味しいブルゴーニュでした。
いやー、勉強になりました。でも、こういう勉強ってしない方が幸せだったかもしれません。
だって、これから軽度のブショネに出会ったらそれがブショネって気づいちゃうからね。気づかないうちが幸せだったかも。
掲載7,300本を超えて、やっぱり「何の知識もないまっさらで無垢な鼻と舌」を持っていたい、という無い物ねだりをしたくなります。
これも結構残っていたので翌日再稽古しました。ブショネの具合は昨日よりもひどくなって、「これは・・・」ってレベルになっています。 ブショネが酷くなったというより、果実の香り等が落ちちゃったから目立つようになったのかも知れません。
点数 | (71点) |
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名称 | Morey Saint Denis "Clos de la Bidaude" 2008 モレ・サン・ドニ "クロ・ド・ラ・ビドード" 2008 |
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生産者 | Dom. Marie Thérèse Javouhey (Robert Gibourg) ドメーヌ・マリー・テレーズ・ジャヴエ (ロベール・ジブール) |
価格 | 4,298円 |
購入店 | うきうきワインの玉手箱 |
ここまで頂きもののワインばかりご馳走になったので、ここから師範の反撃が始まります。
前のクロ・デ・ミグランがモノポール(単一畑)なので、『同じ単一畑でロマネ・コンティは無いですか?』などと
「ここが安ワイン道場と知っての狼藉か!」レベルのことをTZK氏が言うので、探しましたよモノポールを。
唯一あったのがこのモレ・サン・ドニ。
このワインは5年前に稽古済みで好印象だったので2本追加購入。
その1本目はいまひとつパッとしなくて、開け時を失っていた1本です。
色は、エッジ部分にキレイな赤紫からオレンジのグラデーション見て取れます。やっぱりこの色よね、ブルゴーニュは。
香りは、最初「え?これもブショネ?」と疑心暗鬼になりましたが、冷静になると濡れた段ボールは一切香りません。
ボリュームはややおとなしい感じですが、干しあんずみたいな乾いた甘酸っぱさがシュッと香って、小ぶりながら上品なブルゴーニュらしさを感じます。
味わいも悪くないのですが、ややエグみっぽいトゲトゲしさがあるのが画竜点睛を欠く感じです。
美味いと思います。少なくとも師範は好きな系です。
そして、持ってきて頂いた高級シャンパーニュより高い点数を付けちゃいます。
これぞ安ワイン道場、唯我独尊、空気なんて読みません。
点数 | 85点 |
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Morey Saint Denis "Clos de la Bidaude" 2008 [Dom. Marie Thérèse Javouhey] 4,298円 |
名称 | Cap Maritime Pinot Noir 2017 カップ・マリティム ピノ・ノワール 2017 |
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生産者 | Boekenhoutskloof ブーケンハーツクルーフ |
価格 | 6,671円 |
購入店 | ワインブティックヴァンヴァン |
やっぱりね、美味しいワインは無くなっちゃうんですよ、というわけで、飲む人3人なのに6本目。 なにを開けるか迷う場面ですが、そしてどう悩んだ結果なのか皆目覚えていませんが、選ばれたのは南アフリカのピノ・ノワール。 ご想像通りほとんど覚えちゃいませんので、字数を稼ぐために(稼ぐ必要無いですけど)ショップに書かれていた紹介文を転記しておきます。
ブドウの選果後、一部は除茎し、残りは全房で天然醗酵。 バスケットプレスにてプレス後、225Lのフレンチオークの古樽に移し、マロラクティック醗酵を経て、16ヵ月熟成してブレンド。
色は、当然でしょうが前のモレ・サン・ドニより濃い感じでしたね。
香りも、これまた当然でしょうが前のモレ・サン・ドニより濃い感じだったと思います。
さらには味わいまでも、これまた当然でしょうが前のモレ・サン・ドニより濃い感じ・・・だったんだろうなぁ。
そんないい加減な記憶で良く点数なんて付けられるな!とご批判の向きもありましょうが、美味ぁ!と思った記憶があるのよ。
↓に書かれた点数は「ワインの評価点」ではなく「師範の印象点」なので、その点お間違いの無いようよろしゅうお願いしておきます。
点数 | (87点) |
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Cap Maritime Pinot Noir 2017 [Boekenhoutskloof] 6,671円 |
子供たちに「去年も来たワインバーのシェフ兼ソムリエが今年も来るよ」と伝えたところ、 『それなら料理作って貰おうよ!』という大変厚かましい注文。で、作ってもらいましたよ。 正月で食材調達もままならなかったでしょうにありがたい話です。 そして長女曰く「あんな手の込んだ料理をものの10分くらいで作っちゃうの凄ぇ!」だそうです。
そんな無茶ぶりに快く応えて作って頂いた料理がコレです!
・ハマグリと芽キャベツのパスタ
・ブッラータとイチゴ
家族一同大喜びでした。
この後、TZKさんが持参された中華街の月餅に合わせて、昨日開けたソーテルヌや、
これまたTZKさん持参のグラッパなども頂いたようですが、師範は既に夢の世界の住人でした(恥)。
そんな感じの新年会。やっぱり飲み会は楽しいな。今年はリアルに集まって飲めるようになることを、ホントに心から願っています。
今年の元旦は、師範代の勤務先の関係でインターコンチネンタルホテルのお節料理と、熊本から送って頂いた馬刺し、
それに余市町へのふるさと納税の返礼品の数の子、あとは酢ダコ、筑前煮、お雑煮といった感じです。
インターコンチのお節、それなりの値段はしますが、これだけの種類を自分で作ることを思えば買った方が安いですな。
子供たちも大満足でしたよ。
そして、年末から計画していた「新春数の子チャレンジ」をしめやかに執り行います。
名称 | Les Amitiés Sélection (White) 2019 レ・ザミティエ セレクション (白) 2019 |
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生産者 | 平川ワイナリー |
価格 | 寄付金額:30,000円 (参考価格:3,300円(@平川ファームオンラインショップ)) |
購入店 | 北海道余市町 |
今回の「新春数の子チャレンジ」の稽古相手として選んだのは、北海道余市町へのふるさと納税の返礼品として頂いた、
余市町で加工された数の子2種(白造りと黒造り)。
合わせるワインは、まずは「産地合わせ」ということで同じくふるさと納税の返礼品で頂いた平川ワイナリーのワイン3種の中からの白。
品種は不明です。
色は、2019年の日本ワインとしてはかなりしっかりした感じに思える黄金色。
香りは、やや自然派チックな厠臭もあるけど、基本的には梨やビワのような上品なフルーツを思わせるしっとりした香り。
味わいは、甘さ控えめ、酸味シッカリ、そして旨味がたっぷり。この旨味が「コレ美味いなぁ」感をグイグイ助長します。
「日本ワインだから・・・」なんて舐めて掛かると足元をすくわれるワインです。
このワインは美味いっすね。自然派っぽさを良い感じに吸収しながら、和食全般に合う雰囲気を醸し出しています。
数の子と合わせても、口中調味だとエグ味を感じるけど、口の中がスッキリした後だと無問題ですよ。
翌日に道場新年会で3人で、そして翌々日に残った1杯分と再稽古。 初日は「シャルドネ一択!」と思っていたのに、二日目三日目はアロマティック品種(ゲヴュルツとか)の雰囲気が強く出て来ました。 香りのボリュームも全然ヘタってなくて美味いです。税別3,000円、「安ワイン基準」をギリ超えますがこれはお薦めです。
点数 | 82点 |
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【ふるさと納税】《平川ワイナリー》赤・白・ロゼ3本セット 寄付金額:30,000円 Les Amities Selection (White) 2019 3,300円(@平川ファームオンラインショップ) |
名称 | Cono Sur "Bicicleta" Reserva Riesling 2019 コノ・スル "ビシクレタ" レゼルバ リースリング 2019 |
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生産者 | Viña Cono Sur ビーニャ・コノ・スル |
価格 | 858円 |
購入店 | カクヤス保土ヶ谷店 |
「新春数の子チャレンジ」の2本目は、ツイッターでソムリエの
田邉さんが『リクエストに応じてお薦めのワインをお答えします』と言われていたのに乗っかって、
「数の子に合うワインをプリーズ!」というお願いに対して回答として薦められた、コノ・スルのリースリング。
他にも、ニュージーランドのリースリングとか日本ワインとかもお薦め頂いたけど、購入可能なのはこれだけでした。
色は、前の余市の白よりはるかに薄くて彩度の低いレモン色。
香りは、リースリングらしく灯油のようなオイリーな香りとジャスミンっぽい花の香り。
味わいは、甘さ控えめで酸味くっきり。数値を計るとpHは2.6とめっちゃ低いんですが、そこまで酸っぱいワインには感じません。
リースリングらしい特長が良く出たワインだと思います。
ただ、正直言って数の子には合わないように感じました。やっぱりエグみと生臭みが助長されます。
もちろん味覚は人それぞれでですよ、でも道場的には非推奨かな。
点数 | 76点 |
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名称 | Château Nauton 2016 シャトー・ノートン 2016 |
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生産者 | Ch. Nauton (E.A.R.L. Fauthoux) シャトー・ノートン (E.A.R.L. フォソー) |
価格 | 2,200円 |
購入店 | 愛知屋 |
数の子に合うワインを尋ねたところ、いろんな皆さんからお薦めされたのが『ソーテルヌ』でした。
いやその発想は無かったわ!ということでリサーチしたら、道場ご近所の酒屋に無名のソーテルヌが1本税別2,000円で売られていたんですわ。
こりゃバッカスに買えと言われているな、ということで即ゲット、謹んで稽古致します。
色は、まだ若いソーテルヌだからそんなに濃さは無くて、軽めの黄金色です。でも、ネットリ感は普通の白ワインとは比べ物になりませんね。
香りは、蜂蜜に高級セメダインを加えたような「ザ貴腐香」って感じのソーテルヌ感。
コレ2,000円だったのにこんなに貴腐香感じて良いんでしょうか、て感じ。
味わいは、当然ながらガッツリ甘いです。糖度を測ると19.4度、間違いなく甘口ワインです。
「新春数の子チャレンジ」の結果は、「あは!こりゃ面白いわ」って感じです。
合う合わないというより、別の風味が出現します。「アリ対猪木」の面白さ。
塩っぱ臭いブルーチーズとソーテルヌの相性に近いものを感じますね。これはアリですなぁ。
翌日の新年会ではあいにく師範は沈没していたので、翌々日に再稽古。 TZKさんの要望を受け止めて月餅に合わせて飲みました。 月餅が甘いのでワインがマイルドに感じ、ワインも甘いので月餅がマイルドに感じる、という譲り合いの心を感じましたよ。
点数 | 80点 |
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そんな感じの、元日から開けた3本。飲み比べはやっぱり楽しいな。 田邉さんご提案ありがとうございました!