5月、花粉も飛ばなくなって非常に快適な季節ですな。左写真は近所の公園、青葉が目に染みます。
さて今月から「安ワイン道場」は22年目に突入します。
天皇陛下も在位30年あまりで退位されるというので、師範もそろそろリタイアすることを考え・・・たりはしてません。
目標の掲載10,000本までまだ2/3も稽古していないんで、少なくともあと10年は頑張らないとね。
そのためには健康な体と健康な家計がなにより大切。
前者は突発的な事象が起こらないとも限らず、後者は子供の成長に従ってバランスを変える必要も出てくるでしょうけど、
いろいろ調整しながら精進して参ります。
名称 | Vinocent Tempranillo N.V. ビノセント テンプラニーヨ (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | -- |
価格 | 537円 |
購入店 | セブンイレブン 横浜帷子町2丁目店 |
本日の夕食調理担当は師範で、メニューは鶏モモ肉のオーブン焼きwith焼きポテト、
トマトと新玉ねぎのサラダ、青梗菜入りフカヒレスープ(based onニチレイ)。
合わせたワインは、ツイッターでフォロワーの方が推薦していたコンビニのワンコイン・ワイン。
このクラスとは以前500mlの3本集中稽古しております。
そして、以前の3本はメルシャンとの共同開発・輸入だったのに対してこちらは徳岡との共同開発、
輸入は南アルプスワインアンドビバレッジ、国内で瓶詰め。
ラベルは似ているけど出自はかなり異なるワインのようです。
色はそれなりに濃いけど、スペイン産のテンプラニーヨとしてはやや薄めかも。若干濁りがあるのか向こうは透けません。
香りのボリュームは弱め、誤解を恐れず言えば「いわゆる安い赤」の香りがします。
熟したベリー系の香りに加えて、蒸れたおしぼりのような雰囲気があります。
味わいは、とにかく甘さが目立ちます。渋味はほんの少しで酸味も控えめ、とにかく目立つのは甘さです。
後は若干の青くささ。若いルビーポルトにも近い味わいです。
以前稽古した500mlの3本の中では、ヨセミテ・ロードに近いバランスです。
こう甘くて渋味が弱いとなると温度は低い方が好ましいわけで、抜栓直後から冷蔵庫に入れました。
そうすると、結構落ち着いた感じで飲めはしますね。
居酒屋ワインなんかと同じように、安値でバルク買いして輸入したものを日本で詰めたんだろうなと想像されます。
どこで買っても同じ味かどうかは判りませんが、少なくともこのワインは師範の嗜好には合いませんでした。
セブン・イレブンのワンコインなら、同じくツイッターでご紹介頂いて3月に稽古した
チリ産のカベルネ・ソーヴィニョンの方が好印象です。
もちろん好き嫌いはあると思いますよ、あちらは「普通の赤」でこちらは「軽くて甘い赤」という感じ。
皆さんの嗜好に合う方をどうぞ。
点数 | 62点 |
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爽やかな日曜、こんな日に昼酒しないのは反則だよね
・・・ってことで選んだのは、沖縄のオリオンビールが醸造してアサヒビールが発売しているオリオン琉球セッションIPAというビール。
最近はビールもいろんなところからいろんな銘柄が出されているので楽しいですな。こういう状況は大歓迎です。
色はやや深めの小麦色で、香りにゲヴュルツみたいなフルーティさがあってエール系であることはわかります。
でも、IPAらしい苦味を伴った華やかさや重さが無くて、普通のビールに近い感じ。
それでも、普通のビールと同じ値段で、沖縄から運ぶ輸送コストとかを考えると頑張っているなぁと思います。
ところでビールって、日本に限らず世界的にも南に行くほど軽いものが好まれているような気がするね。
やっぱり暑いとサッパリした飲み物が良いのかな?
名称 | La Rocca (Bianco) 2016 ラ・ロッカ (白) 2016 |
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生産者 | Torrevento トッレヴェント |
価格 | 1,168円 (単品価格 1,296円) |
購入店 | トスカニー イタリアワイン専門店 |
本日の夕食は、イサキのアクアパッツァ、カツオのタタキの和風カルパッチョ、キンピラゴボウ。
地中海的な白が合いそうじゃないですか、ということで選んだのは、イタリアはプーリア州産の白。
「トップソムリエ太鼓判!一個人『イタリアワイングランプリ』第1位赤白&ベスト5今飲むべきイタリアワイン6本セット」
税送料込み7,711円からの最後の1本で、白の第1位だったらしいです。
そしてこの銘柄は、2年前に伊豆高原のレストランのハウスワインとして出されたものと同じ。
ヴィンテージは違うんだろうけど、あの時好印象だった内容が継続していることを期待して抜栓します。
色は、緑を感じる薄めのレモン色。
香りは、ピーチっぽいフルーツの香りに、クランベリー・ジュースのような淡いベリーの雰囲気を感じます。
なので、昨日のジューンベリー・ジュースとどこか似た部分があり、最初嗅いだ時「コレ昨日嗅いだ!」と思いました。
味は、酸味と旨味が結構しっかりしています。師範代に言わせると「苦い」らしい。
確かに舌を絞るような収斂性も感じます。
香りはフルーティでボリュームもあるし、味わいにはしっかり感もあってなるほど賞を取りそうなワインではあります。
確かに美味いし万能選手、これで1,300円はそこそこお買い得。
でも、1位取ったってんだから期待するレベルはもっと上にあったったんだよな。
改めてショップのサイトを見返すと、1位を取ったのは2013年のことらしいですな。なにそれ~!です。
やっぱりヴィンテージの差は無視できないよねぇ。
点数 | 74点 |
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リンク |
『イタリアワイングランプリ』第1位赤白&ベスト5今飲むべきイタリアワイン6本セット 7,711円 (楽天) La Rocca (Bianco) 2016 [Torrevento] 1,296円 |
道場のジューンベリー、今年は開花が早かったためか、6月(June)を待たずに実が熟しました。
例年この実を使ってジャムを作って来たんだけど、そもそも道場一家はあまりパン食しないし、
しても夕飯の時にバゲットとオリーブオイルとかなので、ジャムはほとんど使いません。
なので、冷蔵庫にはまだ去年作ったジャムがある状態・・・というわけで今年は「生ジューンベリー・ジュース」作りに挑戦することにしました。
午後から作業開始、当然師範代や子供たちは手伝ってくれるはずもなく、師範一人で淡々と作業。
100%手摘みで収穫。そして100%除梗。直径1cm程度、重さ1gにも満たない実だけ摘んでいくんで、ものすごく手間が掛かります。
黙々と作業すること約1時間、木もたいがい大きくなったので脚立を使わない範囲での収穫だったけど、それでも重さは1,085gでボール一杯。 結構頑張ったつもりだったけど昨年は1.400gだったので、今年は若干根性無しでした。 この実を潰さないように洗って、ミキサーにかけます・・・ってどうせ潰すんだから「潰さないように」洗う必要は無かった気もします。
ミキサーした結果がこちら。一見上手くいったように見えますが、これがビックリな結果。 というのも、ミキサーから出してすぐはドロドロの液状だったんだけど、ボールの中で固まってゼリー状になっちゃってます。 そういうもんなの?これ絞っても液体にならないんじゃないの?
・・・と心配しましたが、このために100均で買ってきたガーゼを使えばそれなりに果汁は搾れて、最終的に取れたジュースは460g。 歩留りは40%強でした。正直言ってもっと歩留りは悪いかと思ってました。グラスに軽く1杯で家族4人分は取れてナイスです。
テイスティングしてみると、香りは弱めですね。ジューンベリーらしい米国の駄菓子みたいな判りやすい果実香と、若干青臭い感じの香りがあります。
味わいはとても爽やか。甘すぎず酸っぱすぎず、まるで狙って配分したかのような甘さと酸味のバランス。渋味はありません。
得意の糖度とpHを測ってみると、糖度が13.0、pHが3.5。
pHは良いとしても、この糖度じゃ思いっきり補糖しないとワインにはならないでしょうね。こんな手間かけてワインになんてしませんけどね。
こんなことをしてみると、やっぱり醸造用葡萄ってヤツは味も香りも濃い果実なんだな、と実感することが出来て勉強になったりします。
名称 | Morey Saint Denis "Clos de la Bidaude" 2008 モレ・サン・ドニ "クロ・ド・ラ・ビドード" 2008 |
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生産者 | Dom. Marie Thérèse Javouhey (Robert Gibourg) ドメーヌ・マリー・テレーズ・ジャヴエ (ロベール・ジブール) |
価格 | 4,298円 |
購入店 | うきうきワインの玉手箱 |
安ワイン道場、21年と1日目。昨日は気持ちを引き締める意味で激安系をチョイスしたけど、
その反動で今日はちょっと良いワインが飲みたくなってしまいました。
というわけで大変久しぶりに「自宅で破戒ワイン」、選んだのは2008年産のモノポール畑名付きモレ・サン・ドニ。
このワインは3年前に稽古していて、値段の割には好印象だったので2本追加購入したうちの一本。
あれから3年、上手に熟成していてくれればな~と期待しつつ抜栓。
ちなみに料理は豚肩ロースのソテー、エビと砂肝と野菜のアヒージョ、ジャガイモのガレット、ガーリックライスです。
色は、3年前にも感じた通り薄めの赤紫色。濁りは無く澄んだ感じで、エッジはかなりオレンジ色がかっています。
香りのボリュームは結構立派ですが、まるで熟成ブルゴーニュのような雰囲気なのがちょっと意外。
「枯れている」とまでは言わないけど「枯れかけている」雰囲気で、
奈良漬のような熟成を含んだ香りと栗のようなほっこりした香りなんかを感じます。
味わいはまさに熟成ブルゴーニュのそれで、甘さ控えめ酸味シッカリ、渋味はほとんど向こう側に行っちゃった感じです。
抜栓後1時間を過ぎたあたりから、香りのボリュームが増して来て味わいも甘味が感じられるようになります。
抜栓時の枯れ具合から落ちる一方だと思ったけど、ちゃんと開いてくれたのは嬉しい誤算でした。
前回稽古した時も熟成感があったんですが、さらにそれが増して「明らかに熟成ブルゴーニュ」なレベルになってますね。
この値段でこの雰囲気が楽しめるのはある意味お得だけど、ちょっと老け込むのが早い印象はあります。
そして、現時点ではそれなりに開いてくれたんで良かったんだけど、残るもう1本をいつ稽古するか悩みます。こうなったら思いっきり先にするかな?
点数 | 81点 |
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名称 | Wild Puda Sauvignon Blanc 2017 ワイルド・プダ ソーヴィニョン・ブラン 2017 |
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生産者 | Espiritu de Chile エスピリトゥ・ド・チリ |
価格 | 529円 |
購入店 | イオン 天王町店 |
本日は安ワイン道場開設21周年記念日。おめでとうございます>自分。
掲載本数は6,290本なので、だいたい300本/年。今のペースだと10,000本達成まであと13年弱ですな。
なんかお祝いに良いワインでも開けようかと思ったけど、所詮平日だし、自分だけでお祝いってのもアレだし、
安ワイン者各位のお役に立つ情報を掲載してこその「安ワイン道場」でもあるので、
初心に帰って(※)誰でも入手可能な安ワインと稽古。
モノは、イオン系列のスーパーではどこでも売られている「ワイルド・プダ」で、品種はソーヴィニョン・ブラン。
この銘柄は、2月にカベルネ・ソーヴィニョン、今月頭にメルローと稽古しており、
値段の割にはイケている印象があります。
ちなみに料理は師範謹製、刺身(コショウダイ、コハダの酢〆、ホタルイカ)、アジの塩焼き、モヤシとニラのナムルです。
色は非常に薄め。そもそも激安じゃなくてもこの品種は色が薄いんですけどね。
香りは、ガーッと来るほどのボリュームはありませんが、それなりにソーヴィニョン・ブランらしい、
南方系ピーチのような果実香とハーブのような涼やかな香りを感じます。
味わいはやや甘め。糖度は6.5、決して高くは無いけど甘く感じるのは酸味や他の要素が足りないからかも。
でも、裏ラベルには「酸味料含有」の文言があるのね。
そもそもあまり酸の無いブドウだったのかな?
などといろいろ書いてますが、税別500円以下の"Deep Under 1K円"なワインとしては合格でしょう。
ちゃんとソーヴィニョン・ブランの香りがありますから。
やっぱり、このクラスだとシャルドネよりソーヴィニョン・ブランの方が安心感があります。
「ソーヴィニョン・無難」・・・失礼しました。
(※) 開設当初の方が著名なワインと稽古する機会は多かった感じはします。まぁ当時は有名ドコロでもちょっと奮発すれば買える値段でしたからね。
点数 | 70点 |
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名称 | Man Pinotage Celler Select 2015 マン ピノタージュ セラー・セレクト 2015 |
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生産者 | Man Vintners マン・ヴィントナーズ |
価格 | 1,123円 |
購入店 | 葡萄畑 ココス |
今週の金曜、5月25日で「安ワイン道場」は21周年を迎えます。
その日に何を飲むか今から思案中。過去を振り返ると、昨年は赤玉の白、一昨年は普通にスペインの赤。
あまり高級なのを選んでいるわけじゃ無いんですな。今年も特にこだわり無く普通に選ぶかな。
そんなことは置いといて、本日のワインは南アフリカ産の赤。
造り手は、いろんな銘柄(OkhaとかShaniとかEssayとか)を出しているマン・ヴィントナーズのピノタージュ。
3月に稽古したコレの上位銘柄かな?
品種構成はピノタージュ86%とシラー14%。
ピノタージュには補助品種としてシラーが使われることが多いっすね。
ちなみに料理は、鶏レバーの甘辛煮、鶏ナンコツのソテー、ソーセージニラ玉、キュウリと切り干し大根のお浸しです。
色は、ピノ・ノワールの色じゃないですね、近いところではガメイあたりかな?やや青みのある紫色です。
香りのボリュームはなかなかのものです。スワリングするとグイグイ来ます。
イチゴのような果実香もガメイっぽくて、若干ゴムのような雰囲気を感じるのがサンソー由来でしょうか。
あと、針葉樹の葉のようなスーッとした香りもあります。
味わいはしっかりとした甘味が中心。酸味も渋味もありますが、渋:甘:酸=1:2:1くらいの印象で、一番前に出てくるのはやはり甘味です。
補助品種のシラーが効いているのかな?香りも味わいも結構しっかりしたワインです。
裏ラベルに書かれた『ジューシー&フルーティなワイン』は納得、若々しくてしっかりと美味い赤です。
ただ、ちょっと野暮ったいようにも感じられて「昔のチリ・ピノのようだな」という印象も受けました。
そのあたりは個人の好みかな。
点数 | 76点 |
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リンク | Man Pinotage Celler Select 2015 1,123円 |
本日は、勤務先のプロジェクトメンバーの送別会。今月は飲み会が多いな。週末の自宅宴会を含めると今日で5件目。
もちろん飲みに行く仲間がいるというのは良いことですけどね。今回は師範含めて5人(飲む人は4人)での飲み会です。
お店は、JR山手線恵比寿駅と目黒駅のちょうど中間くらいのところにあるバル コションローズというところ。
豚肉料理と自然派ワインが売りのお店らしいとのこと。店内は4人掛けくらいのテーブルが3つにカウンター、ちょっと離れた2人掛けくらいのテーブル、
キャパは20人くらいと思われる小さなダイニングです
(ちなみに、大昔に代官山にあった「オ・コション・ローズ」とは無関係だそうです)。
料理は、コース料理とかにはせずに個別に注文。その方が楽しいよね。 お店側にとってはコースにしてもらった方が楽なんだろうとは思うけど。 そして最初に出されたのがこのバーニャカウダ。こういうのをつまみながら本日はビールを飲まず、最初からワインをボトルで注文しました。
名称 | Les Tannes Organic Chardonnay 2016 レ・タンヌ オーガニック・シャルドネ 2016 |
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生産者 | Jean-Claude Mas ジャン・クロード・マス |
価格 | (3,800円) |
購入店 | バル コションローズ |
ワインリストには、赤14種白13種泡3種。
自然派ワインの店ということで、オーガニックなワインが並んでいます。
お値段は、一番安いのが2,800円、一番高くて7,900円。
値付けはネット価格の概ね3倍弱くらいな感じでそんなにお得感は無いけど、産地はフランス・イタリア・スペイン・ニューワールドといろいろあって、
そこそこ選び甲斐はあるリストだと思います。
そしてまず選ぶのは白から。コレと、同じく南仏のヴィオニエとで禿げ上がるほど悩んだけど、
ここは無難にシャルドネをチョイス。
決め手はやっぱり造り手の安心感ですな。南仏でマス一族のワインだったらまずハズさないからね。
このお店のグラスは大ぶりで結構立派です。ビストロ風の店でそういうグラスが出されると高ポイントですな。
提供温度は、出されてすぐは若干冷え過ぎに感じました。
色は、いかにも南仏、それもちゃんとした造り手のシャルドネらしい濃さのあるレモン色です。
香りのボリュームは期待したほどではありません。これは冷えすぎてたからかも。温度が上がると熟れたリンゴと蜜っぽい香り、
それに樽の香ばしさが出てきます。
味わいはかなりシッカリ系。こちらに関しては冷えてたほうが良いかな?
温度が上がるとやや鈍重に感じられます。
ともあれほぼ期待した通りの内容で、注文した側としては満足です。
やっぱりハズさないよね、マス一族のワインは。
値段も小売だと1,000円超程度、大変優等生だと思います。
点数 | 75点 |
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左写真はアボカドのタルタル。結構な量があります。 こういうのをバゲットに乗せながら食べてると無限にワインが飲めますな。
名称 | Cono Sur Piont Noir Reserva Especial 2015 コノ・スル ピノ・ノワール レゼルバ・エスペシアル 2015 |
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生産者 | Viña Cono Sur ビーニャ・コノ・スル |
価格 | (3,400円) |
購入店 | バル コションローズ |
肉料理が多い店なので、次からは赤で。赤は2本は飲むだろうなと計算、
そうなると赤の一本目は相対的に軽めなピノ・ノワールを選ぶのが無難だと判断しました。
リストにあるピノ・ノワールは、勝手知ったるコノ・スルのレゼルバ・エスペシアルと、もう一本はニュージーランド産。
お値段的にはこちらが3,400円でニュージーは7,800円だったので、
選択がコンサバ過ぎる気はしつつもこちらを選んだ次第。
でも、皆さん「コノ・スルは自転車のヤツだと思ってた」とのことで、ヴァラエタル以外はあまりご存じないみたいだったのね。
色は、チリ産のピノ・ノワールらしい濃い赤紫色。
香りのボリュームは立派です。ラズベリーみたいな赤い果実の香りと、カラメルのような甘い香りがしっかりと感じられます。
味わいは、思ったほど軽くない、というかピノ・ノワールとしては重い方だと思われます。
酸味よりも甘さがしっかりしていて、スイスイ飲むというよりじっくり飲めるタイプです。
この値段のピノ・ノワールでこの充実具合はさすがコノ・スルのレゼルバです。
ただ、ワイン単体としては全く悪くないんだけど、次への繋がりという意味ではちょっと悩ましい感じでした。
点数 | 79点 |
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左写真がバベット・ステーキ。赤身肉の旨味が感じられ、付け合わせのポテトもカリッと揚がっていて大変ナイスです。 これら以外にも、小エビのアヒージョとかソーセージ盛合せ?とかも食べてました。 どれもビストロ料理らしい感じでよろしかったように思います。
名称 | Mas Cabernet Sauvigon Réserve 2016 マス カベルネ・ソーヴィニョン レゼルヴ 2016 |
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生産者 | Jean-Claude Mas ジャン・クロード・マス |
価格 | (??円) |
購入店 | バル コションローズ |
前のピノが意外としっかり系だったので、次のワインは「前のワインに負けないものを」とお店の方に相談。
すると、『リスト以外にもあります』ということで出して頂いたのが3本、どれも品種はカベルネ・ソーヴィニョンで、
一本がコレ、もう一本がチリのモンテス、もう一本は失念。
その中で師範が飲んだこと無かったのがこれだった、という極めて個人的な理由で決定させて頂きました。
色の濃さは前のピノとそれほど変わりません。ただ、色調が違いますね。
前のが赤紫だとするとこちらは青紫、品種の特徴が出ています。
香りも、カベルネ・ソーヴィニョンらしいトーンの低い果実香とピーマンのような青い雰囲気の香り。
樽香も、カラメルじゃなくて燻した木のような煙たさを感じます。
味わいは、想像通り&ご推薦通りのシッカリ系。やっぱり渋味の存在が大きいな。
「南仏のしっかりしたカベルネ・ソーヴィニョン」らしい香りと味わいのワインです。
正直それ以上でもない、って部分はありますが、ビストロで飲むワインの選択肢としては間違いなくアリでしょう。
点数 | 76点 |
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お会計は、5人分トータルで24,000円弱。 師範含め皆さんそこそこ年配なので、そんなに量を食べていないということはあるけど、ワイン3本開けてこの値段はお手頃と言えると思います。 駅から若干遠いのが難点ですが、グラスワインは350円からという低価格でグラスもちゃんとしているので、 ビストロ料理に合わせてワインを飲みたい場合にお薦めできる店でした。
本日は4ヵ月ぶりにバンドの練習日。それぞれいろいろ都合があってなかなか日程を合わせるのが難しくなって来てますが、
ユルユルと続けていければ良いなと考えております。
練習後の反省会は、JR山手線代々木駅西口出てすぐのところにあるオヤジ居酒屋喰しん坊 つちや。
最近ここばっかりですな。まずは生ビールをグイッと2杯ほど飲んだ後、
今回は早めに↓に切り替えました。
名称 | Gentimon (Rouge) N.V. ジャンティモン 赤 (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Les Vins du Littoral レ・ヴァン・デュ・リットラル |
価格 | (900円/Half) |
購入店 | 喰しん坊 つちや |
ハーフボトルで900円という絶妙な値付けのここのワイン、
前回は白、前々回は赤を注文したので、
今回はロゼ・・・は無いんだな。というわけで今回はまた赤を注文しました。
裏ラベルに「ライトボディ」と書かれている通り、色は赤ワインとしてはかなり薄めです。
香りは弱いんだけど、ちゃんと赤ワインらしい果実の香りがします。激安系にありがちな蒸れた雑巾っぽさはありません。
味も軽い。でも、居酒屋の料理だと肉だけじゃなくて魚も野菜もいろいろあるわけで、
そういうのに合わせるにはこれくらい軽い方が無難ではありますな。
悪くないワインです。エコノミークラスの機内食で出されるワインよりちょっと良いかな、くらいの感じ。
ヴィンテージが書かれていないので、前々回と中身が同じかどうかは判りませんが、若干印象が良くなったような気がします。
結局同じものをもう1本追加注文。だったらフルボトルでも良いんですが、ここはハーフしかないのね。
点数 | 68点 |
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ワインの後はハイボールを2杯ほど注文して、お会計は一人4,000円はいかなかったような。 料理も普通に美味いし、この手軽さで毎回足を運んでしまうわけだな。
本日は、次女が保育園の頃からのお友だちAさん一家を招いて道場で飲み会。 料理は、ちゃんと作るんじゃなくて最近再加入したコストコで買って来たお惣菜的なメニューをいろいろと。 コストコ、量が多いからこういう時じゃないといろいろ種類が買えないからね。
名称 | Delamotte Brut N.V. ドラモット ブリュット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Champagne Salon Delamotte シャンパーニュ・サロン・ドラモット |
価格 | 3,888円 |
購入店 | ワイン&ワインセラー セラー専科 |
最初の料理は、シーザー・サラダとチョレギ・サラダ。どちらもコストコで買ってきたまんまです。
結構おいしいし楽で良いけど、値段的にはそんなに安くも無いのね。
野菜が高い時期ならまだしも、最近は野菜の値段は落ち着いているからね。
一本目はシャンパーニュで、以前(といってももう20年くらい前)はお気に入りで良く飲んでいた銘柄、ドラモット。
会社名が"Salon Delamotte"になっているので、サロンに買収されたのかと思ったら逆でドラモットがサロンを買収したのね。
ちなみにこのワイン、「ラベル汚れでディスカウント」とのことだったけど、まったく汚れは見られません。
そもそもラベルが汚れていても中身には関係ないけどね。
色は、シャンパーニュらしい黄金色、そして泡の勢いも立派なもので、グラスの底からコンコンと沸いてきます。
香りは、熟したリンゴとパンのような香ばしさ。香りのボリュームも立派です。
味わいは、結構しっかりしていて渋味や苦味にも似た固さがあります。
ドラモットって、ブラン・ド・ブランのイメージがあるからか、もっと軽やかなスタイルを想像していたけど、
これは結構シッカリ系の味わいを持つシャンパーニュでした。
悪くないけどちょっと意外です。
点数 | 78点 |
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リンク | Delamotte Brut N.V. 4,622円 |
名称 | Château Cantemerle 2012 シャトー・カントメルル 2012 |
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生産者 | Ch. Cantemerle シャトー・カントメルル |
価格 | -- |
購入店 | (Aさん家から) |
Aさん家には今回、このワインと下のワインを持参して頂いております。ありがたい話であります。
どちらも赤で、どっちを先に開けるか悩むところだけど、アルコール度数が低い(といっても13%)コチラを先に開けました。
モノは、メドック5級格付けのシャトー・カントメルル。直近では1年半前に2007年産と稽古しております。
このとき食べていた料理は、海ブドウ、シーフードとキノコのアヒージョ、豚スペアリブのグリル焼きなどです。
さて抜栓。コルクは液面側だけがキレイに紫に染まっています。
色はしっかりと濃い紫色。まだまだエッジにオレンジは来ていない、ストレートな紫色です。
香りはさすが名門ボルドーといった感じ。まず香りのボリュームが素晴らしいっすね。果実とバニラの香りがパーッと来ます。
それ以外にもハーブっぽさやスパイスっぽさもあって、複雑さもあります。
口に含むとまだまだ固い感じ。そんなに「渋くてガチガチ」ってほどじゃ無いですが、香りのフレンドリーさと比べるとややカタブツな印象を受けます。
格付けはダテじゃないというか、大変ボルドーらしいボルドーだったように思います。
このクラスのボルドーってなかなか自分では買おうと思わないので、こういう時に経験させて頂けるのはありがたいですな。
点数 | 85点 |
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名称 | Lavia+ 2012 ラビア・プラス 2012 |
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生産者 | Molino y Lagares de Bullas (MG Wines Group) モリーノ・イ・ラガレス・デ・ブージャス (MGワインズ・グループ) |
価格 | -- |
購入店 | (Aさん家から) |
Aさん家に持参して頂いたもう一本がこのスペイン産。まず目についたのが15.5%と書かれたアルコール度数。
まるで清酒ですな。酒精強化でないワインでここまで高いのはめったに見かけません。
ヴィンテージは前のボルドーと同じ2012年産で品種はモナストレル。
"ECOLÓGICO - CEPAS VIEJAS"とも書かれているので、エコな造りで古樹なんでしょう。
色は、前のボルドーに負けず劣らずな濃さがあります。
でも香りは全く異なり、ボリューム面でかなりの差があります。
とはいえ普通のスペイン産くらいは香っているんだろうけど、前のボルドーと比べると大人しい印象は否めません。
味わいに関しては、こちらの方がパワーを感じます。
まるで干しブドウから造ったワインのような甘味と凝縮感。
ちょっとやりすぎなくらい、渡辺直美さんのようなフルボディです。
こうやって比較して飲むと、同じ「濃い赤」でもまるで方向性が違って面白いんだけど、
コレ一人で一本だったら結構厳しいものがあっただろうな。
それにしても15.5%はハンパなくて、飲めば飲むほどメートルが上って参りました。
点数 | 76点 |
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名称 | 艾波兒(iPure) Anka Red Wine N.V. |
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生産者 | 優米企業股份有限公司 |
価格 | NT$470 (約1,750円 / 400ml) |
購入店 | 台北松山空港 Duty Free |
飲む人3人だけど、Aさんママはそんなに多くは召し上がらないので、ほぼAさんパパと師範で4本目。
料理はラザニアとかちらし寿司、加えてこれまたご持参頂いたキルフェボンのフルーツタルト。
そうなると出すべきはデザートワインなわけですよ。
そして、Aさん家も昨年台湾へ旅行に行かれたそうなので、
話のタネになるかと思い台北遠征稽古の際に松山空港の免税店で買ってきたワインをお出ししました。
色は普通に赤ワインの色、でもちょっと濁った感じというか茶色っぽさがあったように思います。
香りに甘い感じは無くて、南仏の安ワインのような青臭さを感じます。
口に含むと甘・・・くないんですな。普通に赤ワイン、それも機械で収穫して茎も葉っぱも一緒くたに醸造したような乱暴なヤツの味わいです。
こういうボトル形状だったら甘口ワインだと思うじゃないですか。思うっすよね?
ポルトワイン的なワインを想像してたら全くハズレ。それも、単に予想が外れただけじゃなくてワインとしてもハズレ。
先月稽古したヤツと似た感じだけど、こっちはフルボトル換算だと3,000円くらいするわけですよ。
台北松山空港で売られている台湾ワインは買わない方が良い、と声をボールド体にして皆様にお伝えしたいところであります。
点数 | 48点 |
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・・・というわけで、師範は最後には沈没しておりました。左写真は翌朝撮影した空瓶です。 良いの悪いのいろいろあったけど、バリエーションに富んでいたし、Aさんも面白がってくれたので良しとしましょう。
名称 | Le Petit Arbre Sauvignon 2015 ル・プティ・タルブル ソーヴィニョン 2015 |
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生産者 | (Le Vignerons de Tutiac) (ル・ヴィニュロン・ド・テュティアック) |
価格 | 848円 |
購入店 | ヴェリタス〜輸入直販ワイン専門店 |
本日の夕食も師範が調理担当で、ヱビスの「格別の乾杯」をキッチン・ドランカーしながら拵えたメニューは、
刺身二種(ヤリイカ、ヒラメ)、刺身こんにゃく、焼きニラ饅頭、豚と水菜の炒め物、冷やしトマト。
軽めのメニューなんでワインも軽そうなヤツをチョイスして、ボルドー産(と思われる)ソーヴィニョン・ブランを。
このワイン、ショップのサイトには造り手がル・ヴィニュロン・ド・テュティアック、産地がボルドーと書かれているけど、
ラベル書かれているのは上記の銘柄名と"Mis en Bouteille par CVB", "Produit de France"の文言だけ。
正式にはどういう格付けのワインだか不明です。
色は薄めのレモン色。ネットリ感はなくサラリとした感じです。
香りのボリュームはかなり弱め。でも、柑橘類系の爽やかさと、クチナシや沈丁花のような花の香りがあって、雰囲気は悪くありません。
味わいは非常に軽め。全体に軽いがゆえにそれほど強くない甘味が良い感じに全体をまとめています。
『このワインすっきりしてて飲みやす~い』と言われることに全身全霊を注いだかのようなワイン。
めっちゃ頼りない感じではあるけど、そもそもワインを頼りにしようなんて層の方た異端児なわけで、
フランスあたりの普通のご家庭ではこういうのを水代わりにガブガブ飲んでんじゃないかと思われます。
点数 | 70点 |
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リンク | Le Petit Arbre Sauvignon 2015 848円 |
名称 | Piqueras "Black Label" 2014 ピケラス "ブラック・ラベル" 2014 |
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生産者 | Bodegas Piqueras ボデガス・ピケラス |
価格 | 642円 (単品価格 1,058円) |
購入店 | ワイン&ワインセラー セラー専科 |
本日の料理当番は師範で、メニューは鶏手羽元のさっぱり煮、小鰺の南蛮漬(師範代同僚の実家から)、水菜のお浸し、トマトとレタスのスープ。
鶏のさっぱり煮はミツカンがテレビCMでやっているレシピを参考にしました。
水:味ぽん=1:1にショウガとニンニクを加えて煮るという極めて簡単なレシピ。
ただ、これ4人前作ると味ぽん360ml丸1本使うんだな。調味料としてチマチマ使うのとは異次元の使用量。
そりゃCMもしますわな。
味は・・・いまいち深みが無いのね。このベースならカツオ出汁とみりんを加えた方が良いと思う。
ワインは「超コスパ!金賞&パーカー90点ワイン入り!オーガニック赤ワイン5本セット」
税送料込み4,317円からの最後の1本。
スペインの老舗ワイナリーが造っているそうで、品種はシラー50%、モナストレル50%。
樹齢の若い木と古樹のぶどうをブレンド、アルコール発酵については天然酵母を使用、
乳酸発酵についてもブドウ畑に由来するバクテリアを活用しているそう。
なんかそういう造り方ってアタリハズレがありそうな気がするのは素人だからっすかね?
スクリューキャップを捻って抜栓。
色はしっかりと濃い紫色です。2014年産とそこそこのお年頃ですが、外観から熟成は見て取れません。
香りは、ツーンと来る酸っぱい雰囲気と、スペインらしい荒っぽい果実の香りがメイン。樽香は感じません。
味は、香りの印象通り酸味が中心。甘味もあるけどザラっとした渋味が顕著で、いかにもスペインの田舎のワインという感じです。
昨今よくある「ガッツリと甘くて濃いモダンなスペイン産」とは全く別のベクトルです。
酸味が中心で香りも味も田舎っぽい感じ。
健康やマーケットを意識してのオーガニックというより、「そもそもオーガニック」な造り手なんじゃないかな?
美味いというより興味深いワインです。
さて今回買ったこのセットを総括すると、バリエーションも豊富で面白いワインも多くて、5本で税別4,000円ならアリだと思います。
オーガニックだからかどうかは判りませんが、普段の晩酌用に丁度良い感じでありました。
点数 | 74点 |
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リンク |
超コスパ!金賞&パーカー90点ワイン入り!オーガニック赤ワイン5本セット 4.317円(現在このワインは含まず) Piqueras "Black Label" 2014 [Bodegas Piqueras] 1,058円 |
次女が飼っていたハムスター「茶々さん」が、去る3月に家族皆に惜しまれつつ鬼籍に入られました。
こんな小動物でもペット・ロスってのはあるわけで、先週からまた新しい家族をお迎えしております。
彼女もゴールデンハムスターのメスで、次女が付けた名前は「シマちゃん」、シマリスに似ているからとのこと。
茶々さんが来た頃と比べても、ちょっとシュッとした顔立ちです。
このシマちゃん、まだ警戒心も強くて手に乗って遊んだりはしてくれず、写真もなかなか撮らせてくれませんが、
徐々に馴染んでくれることを期待しております。
本日は母の日。子供たちの母である師範代のご希望は『料理も片づけもしなくていい外食が良い』とのこと。
子供たちでも負担できる外食っていうと選択肢が限られるわけで、本日向かったのははま寿司 横浜岡野店、
100円回転寿司であります。
前日、長女にスマホのアプリ経由で予約して貰ったのだけど、夕方の良い時間は一杯で予約できたのは16:45からという早い時間。
その時間に店に向かうと、もうすでに空席待ちの人がたくさん。
やっぱり皆さん考えることは同じのようですな。
100円回転寿司の醍醐味は、「いかにまともなネタが乗った寿司をチョイスするか」ですな。 左写真の鰺とか、右写真のマグロのヅケとかは結構アタリでした。 あと、一般的に牛カルビとかカリフォルニア巻きとかの、普通の寿司屋では出されない系が良いように感じます。
飲み物は、まず瓶ビール(中瓶)、518円也。寿司屋にありがちなスーパードライ。
師範はあまり得意ではないけど、ジョッキが冷えていたのはナイスです。
この店にワインはありません。隣のサイゼリヤから融通してくれればありがたいんだけど、そういう交流は無いようです。
清酒は、通常のメニューだと月桂冠か黒松白鹿しか無いみたいなんだけど、本日は期間限定で会津ほまれ 純米大吟醸、300mlで734円がありました。
そしてこの清酒が結構ナイス。確かに純米大吟醸らしい雑味の無さを感じます。
これが税別680円は安いと思います。
お支払いは、いくつかクーポンを使ってトータル6,000円強。子供たちにお母さんが食べた分を払わせるとすると、一人700円くらい徴収すれば良いのかな?
子供たちにも「ちゃんと母の日はお母さんに奢った」感があった方が良いだろうし。
名称 | おいしい 酸化防止剤無添加 スパークリングワイン N.V. |
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生産者 | Mercian メルシャン |
価格 | 574円 |
購入店 | サミット 横浜岡野店 |
ビール中瓶1本と清酒300mlだと若干飲み足りないわけで、はま寿司が入っている建物内にあるスーパーで買ってきたのがコレ、
輸入果汁を使用した国産のスパークリング。
特に国産ワインだから、という意図はなく、ハーフのスパークリングではこれが一番安かったので買ってきた次第であります。
冷えていない状態で売られていたので、氷たっぷりのワインクーラーにセットして急冷。
やっぱりこの方法が一番早く冷えると思います。
栓はコルクではなく、シャンメリーなんかにも使われているようなプラスチック製。
色は思いのほか黄金色っぽさのある濃いめの色合い。泡立ちは、デカい気泡がボコボコと出るのが見て取れます。
香りのボリュームは弱めだけど、雰囲気はなんとなくシャンパーニュっぽさのある飴っぽい香りとリンゴのフルーツ香。
ここまでは「もしや?!」と思ってました。
ただ、味わいがいけません。まず泡が弱くて頼りないのと、全体に甘くてベタっとしたバランス。
安カバとかにありがちなエグみもあって、ちょっと残念な印象です。
外観と香りは悪くなかったんだけどなぁ。
誤解を恐れず言えば、別に日本のブドウを使わずに輸入ブドウを使っても、
ちゃんと造って美味しくできるのであればそれもアリだと思っています。
でも、そういう造り方のワインで美味いのってまず出会えないんだよね。
現状は「輸入ぶどう果汁使用」なワインは避けて吉です。
点数 | 59点 |
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本日の食前酒は、「よなよなエール」のヤッホーブルーイングから発売された「僕ビール君ビール 裏庭インベーダー」。近くのローソンで288円也。
よなよなエールの苦味を軽くして、オレンジピールやライチの華やかさを際立出せた感じ。
こういう、個性溢れるお酒を造って、かつ「誰でも入手できるように」頑張ってくれるのが素晴らしい。
日本ワインの良いヤツっておいそれとは買えないからなぁ。
もちろんブドウの調達とが難しいという課題があるのは判っているけど。
ビールの「ヤッホーブルーイング」、清酒の「旭酒造」みたいなワイナリーが出てきてくれることを期待しております。
名称 | Grace Gris de Koshu 2017 グレイス グリド甲州 2017 |
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生産者 | Grace Wine 中央葡萄酒 |
価格 | 1,944円 |
購入店 | グレイスワイン |
そして夕食のメニューは、台北遠征稽古で買ってきたカラスミ、
カツオのたたき風カルパッチョ、豚ヒレカツ。
ワインは、連休中の 勝沼ワイン散歩の際に行った、
中央葡萄酒(グレイスワイン)で買ってきた白。
品種はもちろん甲州種100%。
樽熟させていない、ストレートな甲州らしさが気に入って買った一本です。
ちなみにこの銘柄は10年前に稽古済み、
そして17年前にはこの造り手の凄いのを稽古したりしています。
さて襟を正して稽古開始。栓はスクリューキャップ。それも日本風のキャップだけのやつじゃなくて海外風のハカマ?が残るタイプです。
ボトルも750mlなんで、海外仕様なんでしょうね。
色は銘柄に「グリ」なんて書かれているんで赤みがあるかと思ったけどほぼ無色透明です。どちらかというと緑に近い色調を感じます。
香りは結構立派なものです。甲州らしい、シュッとしたスダチやカボスのような柑橘香。
あと、清酒の吟醸香にも通じるメロンのような香り。1,000円台でこの香りはほんと立派だと思います。
味は、ミネラルウォーターのミネラル分を10倍したようなミネラル感。そんなに酸は強くなく、もちろん甘みも強くないけど、
旨味がしっかりしているので「濃い」白のような感じを受けます。
さて相性面ですが、カツオやヒレカツとはもちろんオッケーなんだけど、問題はカラスミ。
一般に魚卵とワインって相性悪いのね。でもこのワインは普通に楽しめました。
生臭みとケンカしないワインは貴重だと思います。寿司屋にバッチリかも。
・・・というわけで、やっぱり甲州はこの方向性だと思うな。いかにも日本ワインらしいワインです。
甲州って(例えが良くないかもしれないけど)ソーヴィニョン・ブラン的な品種かも知れない。
変に樽の風味をつけるより、ストレートにこの品種の雰囲気を伝える醸造法が合っているような気がします。
点数 | 78点 |
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名称 | Montepulciano d'Abruzzo "Jorio" 2015 モンテプルチアーノ・ダブルッツォ "ヨーリオ" 2015 |
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生産者 | Umani Ronchi ウマニ・ロンキ |
価格 | 1,158円 |
購入店 | コストコ 金沢シーサイド店 |
本日の夕食は師範が調理担当。メニューは、豚ホルモンと野菜(キャベツ、ニラ、もやし)の炒め物、
スープ風ニラ玉、新玉ねぎのサラダ。ワインは、最近ツイッターで話題になっていたウマニ・ロンキのヨーリオ。
道場では2012年産、2010年産と稽古済み。
なんでも、「Amazonだと2,000円前後になっちゃって高ぇ」ってことだったけど、
先日再入会したコストコでは以前通りの1,000円台前半で売られてました。
ちなみに、ことワインの購入に関してはAmazonはまだまだ使い勝手が悪いと感じます。
例えばこのワインをアマゾン本体で探すと(商品へのリンク)、まずお値段は2,155円と割高。
デフォルト送料込みだからだと思うけど。
また、メーカー名が「モンテ物産」になっているし(そこはインポーターでしょ)、
商品重量が1.41kgで発送重量が1.3kgとか矛盾しているなど(こんな情報要らないけど)、
書かれている内容がツボを得ていません。
使い勝手の悪さでは定評のある楽天の方が現状はまだマシですね。
閑話休題、ワインのことを。コルクは結構長めで立派です。色はかなり濃くて青みのある紫色。
南イタリアのモンテプルチアーノ種らしい色合いです。
香りも南イタリアらしいですね。スミレのような雰囲気の果実香に、ツンっとした酸を感じる香り。
どことなく湿布薬みたいな部分にもイタリアっぽさを感じます。
味わいは、色の濃さと比べるとやや軽めです。
酸味も甘味も渋味もそれなりにしっかりしているんだけど、
相互にバラバラな感じでおおらかさが無いのがちょっと残念。まだ若いのかな?
全体にソツの無い造りで、さすがは安定のウマニ・ロンキ、といったところですかね。
ただ、南伊のワインってもっとユルくて良くね?とも思います。
師範の買値の1,000円台前半だったら十分アリだけど、これで1本2,000円超えてたら残念な印象を持っていたかも。
点数 | 74点 |
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勤務先関連の飲み会が続いておりますが、本日は師範が入社した頃の先輩方との飲み会。
場所は、居食処 大吉 新宿西口店というところ。新宿駅南口を出てミロードのすぐ前のビルの中にありますが、
入り口が大変判りづらいのね。かなり迷った後に入店しました。
店内は結構年季が入った感じ。「完全個室」とのことで、全体にどれくらいのキャパがあるかは判りません。
料理は飲み放題込み3,980円のコース料理が予約されていました。 内容は、左写真の刺身の盛り合わせとかホタルイカと生野菜のサラダとか ローストビーフとかこんにゃく田楽とか軟骨の煮物とか油淋鶏とかひもかわうどんとか。 他にもあったかも知れません。
お酒は飲み放題とのこと。とりあえず生ビールを3杯ほど頂いたあと、
お約束のワイン・チェック。メニュー表によれば、銘柄はアルマデンというもののようです。
後で調べたら、アサヒビールが輸入する米国産の紙パック入り安ワインのようですな。
白は、変な甘さはないけれどそれ以外もないタイプ。香りもほとんどありません。
赤も大変軽いんだけど、居酒屋ワインにありがちな蒸れた雑巾臭が無い点は救われます。
後半戦は結局この赤をカラフェで貰って飲んでました。
なんだかなぁ。こういう客がいるから「ワインなんてコレで良いんじゃね?」
とお店側に思われちゃうんだろうなぁ・・・とは思いつつも、やっぱりワインが好きなんだな、師範は。こんなモノでもね。
お会計は一人3,980円。立地を考えればかなり安いと思われます。
しかしその分が内容に反映されているとも思います。
でもそんな些細な事は置いといて飲み会は楽しいっすな。
勤務先で突然の打ち上げ。ワイン飲んでいないのであくまで備忘録として。
店は、品川駅港南口にある九州黒太鼓 品川店というところ。
連休明け初日、かつ予報では雨がひどくなる、ということで当日予約でも余裕で半個室を使えました。
料理は適当にいろいろ頼んだわけですが、左写真の馬刺の盛り合わせなんかは九州っぽくて良いですな。
特にコウネ(タテガミ)があるのが九州っぽい。願わくば霜降り部分も欲しかったところ。
ただ、九州っぽいけど「そりゃ無いよ~」なのが右写真の辛子蓮根。
いや、こんなに薄く切られた辛子蓮根は初めて見ました。この厚みでよく立ってるな(笑)
ちなみにこのお店、ワインはありません。なので生ビールや普通のハイボールや普通のレモンサワーなどを飲んでおりました。
ヘンテコなワインを置くよりは潔くて良いと思います。
二時間ちょっと居て、お会計は一人5,000円強。飲み食いした量に対してはちょっと高いかな、という印象。
あまり居酒屋とか行かないので、最近の相場観ではこれぐらいが普通なのかも知れませんけど。
連休最終日、長女は大学入試の模擬試験、次女は部活の後友だちと遊びに。だんだん子供と別行動になることが多くなってきたなぁ。
というわけで昼食は師範代と二人でランチ。道場付近をたらたら歩いて良さげな寿司屋でも開拓しようとしたけれど、
連休最後の日曜日とあって休みの店も多いのね。そんな感じで最終的に入った店は、相鉄線天王町駅そばにある寿司居酒屋 海福というところ。
新規店というわけではなくて、4年前に長女とランチで伺ったことがあります。
注文したのは師範と師範代とも満腹握り 十五貫、お値段1,000円也(税込)。
握りの内容は以下でした(写真上から下、左から右に)
まぐろ×3、サワラ、サバ、イカ、イカ下足、コハダ、エビ、玉子、マダイ、タコ、ツナマヨ、中落ち、鉄火巻き×3
更に味噌汁と切干大根の小鉢が付きます。
これは確かに満腹になりますな。寿司の姿形には多少の難があるけれど、これが1,000円なら文句を言う方が野暮というものでしょう。
お休みだし歩きで来ているのでアルコールも頂きます。まずは生ビール、中ジョッキで480円也(税別)。
ジョッキって入っている量少ないよね。
というわけで次は冷酒、300mlで580也(税別)。
銘柄は「松竹梅 生酒 豪快 冷用 辛口」というものでした。
淡白な香りと味わいだけど、普通酒くささも控えめでするする入る清酒でした。
そんな感じでトータルのお支払いは3,144円。満腹なので満足感はあります。
ただ、本来はもうちょっとちゃんとしたところでちゃんとした食事をしたかったんだけど、連休だから仕方ないか。
名称 | Paul Cluver "Estate" Pinot Noir 2016 ポール・クルーヴァー "エステート" ピノ・ノワール 2016 |
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生産者 | Paul Cluver ポール・クルーヴァー |
価格 | 2,419円 |
購入店 | 葡萄畑 ココス |
夕食は道場で。連休最終日はやっぱりちょっといいワインで締めたくなるのが人情ってもんでございます。
というわけでチョイスしたのが、南アフリカのピノ・ノワールで、以前この造り手の一つ下のクラスと稽古済み、
同クラスのシャルドネと稽古済みで大変好印象だったポール・クルーヴァー。
合わせた料理は、師範父直伝師範代謹製のガーリックの効いた鶏のから揚げ、あとはインゲンの素揚げやナスの揚げびたしなどです。
色は薄めの赤紫色。ブルゴーニュでも北の方、ジュヴレ・シャンベルタンあたりの色に見受けられます・・・などと判ったようなことを言いたくなります。
香りのボリュームがまず凄い。グラスに顔を近づけるまでもなく香ってくる木イチゴの香り。
それに加えてちょっとエスニックなスパイスっぽい香りと高級なファンデーションの香り、そして樽由来であろうコーヒーのような香ばしさがあります。
味わいのバランスも素晴らしいですね。甘みがあって酸味もあって、アフターも長い。いやマジで美味いです。
色味香り、どれをどっても文句の付けどころのないワインです。
これが2,000円台前半というのは間違いなくお買い得、ってか有り得ないクオリティだと思います。
当道場では同じワインをリピート買いすることはめったにないんですが、
このワインに関しては一杯目飲んだ時点で2本追加発注しました(以前好印象だったシャルドネも1本)。
師範が買った時点で残り5本。さていつ売り切れるか!?・・・売り切れたらグレネリーも良いと思います。
点数 | 90点 |
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リンク |
Paul Cluver "Estate" Pinot Noir 2016 2,419円 ↑は売り切れましたが↓には結構あります(若干高いけど) Paul Cluver "Estate" Pinot Noir 2016 2,550円 |
連休中、山登りの日や勝沼ワイン散歩の日を除いて、 毎日朝散歩を続けております。 特に今の時期の朝は良いですな。暑くなく寒くなく、青葉がすがすがしくてまさに散歩日和です。 そして、散歩の目的地としてちょうど良いのが神社やお寺。どんなに朝早くても開いているところが多いですからね。 左写真は道場近くの神社さん、たった五円でいろいろお願いしてすみませんがよろしくお願いします。
名称 | Gnarly Head "Old Vine Zin" Lodi Zinfandel 2014 ナーリー・ヘッド "オールド・ヴァイン・ジン" ローダイ ジンファンデル 2014 |
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生産者 | Gnarly Head Wines ナーリー・ヘッド・ワインズ |
価格 | $11.99 (約1,280円) |
購入店 | CVS Pharmacy (Paradice Road, Las Vegas) |
本日の夕食は、照り焼きハンバーグ、ブルーチーズのペンネ、レタスとトマトとチーズのサラダ。
濃い赤が良いと思いチョイスしたのは、
先日ラスベガス出張の際にホテルの隣のドラッグストア的スーパーで買った米国産ジンファンデル。
値段の割には美味そうなラベルに惹かれてジャケ買いしたんだけど、
実はこのワインとは2年前に稽古済み、そして日本国内でも普通に流通している銘柄でした。
さすがにそんなワインを「ハンドキャリーした米国土産です」っつって人様にお出しするのも憚られるので、
連休中ののんびりした夕方に自分で飲んじゃうことにした次第です。
さて抜栓。色はかなり濃いめ、大きめグラスだと向こうはぎりぎり透けません。
香りはとても判りやすい。
「あぁなるほどジンファンデルってこういう香りだったよね」と感じる、甘い感じの果実香と、
これまた甘い感じの樽がガッツリ効いたバニラの香り。香りのボリュームも結構あって、これが10ドルちょっとなのはご立派です。
そして味わいも甘いのね(糖度は8.9)。
酸味もあるので甘酸っぱいバランス。渋味は多品種(例えばカベルネ・ソーヴィニョン)なんかと比べると少なめです。
いかにも米国産ジンファンデルでござい!といった感じの、判りやすく派手な香りと味わいのワイン。
意外と飲み飽きもせず、スルっと一本飲み干してしまいます。
普通にお勧めできるワインです。特にバーベキューなんかで大人数で飲む席なんかにはうってつけだと思われます。
点数 | 80点 |
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連休後半、本日の活動は園芸作業。
道場の「一畳畑」を耕して、今年もミニトマトの苗(レッドとイエロー)を植えました。
品種はレッドが「トゥインクル・ミニ」でイエローが「フルーツイエローEX」、
どちらもメーカーはデルモンテです。トマト苗もブランド志向、というわけではないのですが、
やっぱり大手の苗の方が上手く行く気がしています。
今回のミニトマトは、どちらも特に実が小さいタイプを選びました。
というのも、小さい方がお弁当に入れやすいからね。
家庭菜園でのミニトマトの素晴らしいところは、収穫期が長くてちょっとずつ使うことが出来るところ、
そして栽培が簡単なところ。実割れとタバコガの幼虫だけに注意していれば、誰でも栽培できるのが良いですね。
今年も豊作を祈念して、作業終了と同時にビール(昨日買ったやつ)で一人乾杯しました。
名称 | Bourgogne Chardonnay 2015 ブルゴーニュ・シャルドネ 2015 |
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生産者 | Dom. Coste-Caumartin ドメーヌ・コスト・コーマルタン |
価格 | 1,780円 |
購入店 | カーヴ・ド・リラックス |
本日の夕食は、骨付き鶏モモ肉のオーブン焼き、ヤリイカとエビとキノコのアヒージョ、チョレギサラダ。
軽い赤か重い白か、といったメニューですが、野良作業をした夕方はなぜか白を飲みたくなります。
というわけで選んだのはブルゴーニュのシャルドネ。
重い白だと良いな、と願いつつ抜栓します。
色は結構しっかりしたレモン色を感じます。トロっとしたような感じもあって、期待に応えてくれそうな外観です。
香りは、抜栓直後はやや弱め。リンゴというよりは柑橘系、ボーヌと言うよりはニュイのような雰囲気の香りです。
こんな香りでも口に含むと樽っぽさがブワーっと・・・来ませんでした、残念。
味も、甘くなく酸っぱくなくでバランスは良いんだけど・・・
こんなワインは時間をかけたら開くかもしれないと期待して、ちびちび飲んでおりました。
時間が経つと、香りの蜜っぽさが出て来て若干開いてはきました。
ただやっぱり「若干開いた」止まり。放物線が到達する高さが低めなんだよな。
冷静に考えると、2,000円以下のACブルゴーニュなんてこんなもんでしょう、値段なりの内容ではあります。
でも、(これはまず信用にならんのですが)金賞受賞のステッカーが貼ってあったり、径が太めの立派なボトルが使われていたりで、
飲む前は期待させてくれるわけですよ。そういう期待感が裏切られるとかえって印象悪くなるんですな。
点数 | 70点 |
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本日は1年半ぶりにコストコに入会。同じものを続けて大量に飲み食いするのはあまり好きではないので、師範家は「コストコ・フリーク」ではありません。
でも、時々は新商品をチェックしたいし、(食品その他は大量買いが基本なのに)1本から売られているワインはお買い得なものも多いので、
退会後1年以上経った時点で再入会、そして1年以内に退会、という使い方をしています。
そんなコストコの商品で、結構気に入っているのが写真のアメリカ産クラフト・ビール。小瓶が4種類×6本の計24本で4,498円なので、1本あたり187円。
安いと思います。今回のラインナップは、Brown Ale, Porter Ale, APA (American Pale Ale), IPA (India Pale Ale)。
師範が好きなエールが主体なのもナイスなポイントです。
名称 | Wild Puda Merlot 2017 ワイルド・プダ メルロー 2017 |
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生産者 | Espiritu de Chile エスピリトゥ・ド・チリ |
価格 | 529円 |
購入店 | イオン 天王町店 |
夕食の買い出し先は上記のコストコだったので、本日の夕食メニューはチーズタッカルビ、チョレギサラダ。
どちらもコストコの大量お惣菜メニューです。加えて主食はチーズフランスパン。これはコストコじゃありません。
正直コストコのパンのあの大量具合は買う気になれません。
そんなジャンキーな料理に合わせたのは、チリ産のメルロー。イオングループで多く取り扱われている"Wild Puda"という銘柄で、
品種違いのカベルネ・ソーヴィニョンとはつい先日稽古しております。
今回はイオンのセールで、「2本よりどり980円(税別)」だったのでゲットしました。
昨日いろいろ試飲した日本ワインのメルローとどう違うか、興味深いところです。
色は濃いめでメルローとしては赤みのある紫色。チリ産のメルローらしい色ではあります。
香りのボリュームはかなり弱め。確かにベリーの果実香とかなめし皮っぽいのはメルローらしいんですが、
それがスワリングしないと香ってこないのは残念です。
味わいもかなり軽めかなぁ。甘さはそこそこあるので薄っぺらな印象は受けないのですが、
渋味や酸味が弱いのでやや浮ついた感じの味わいです。
香りのボリュームは、時間が経つと(温度が上がると)盛り返してきます。
そして、味わいは甘さが更に前に出てきます。これは飲み飽き要素ですねぇ。
万人ウケはしそうだけどちょっとなぁ、という感じです。
結果、なんだか全体に弱めで小さくまとまってしまった印象を受けます。
特に香りの面では先日のカベルネ・ソーヴィニョンの方がずいぶん印象が良かった気がします。
もちろん税別ワンコインの激安ワインなので、そう多くは望むべくもないし値段の割には健闘していると思うのですが、
同じように並べて売られているカベルネ・ソーヴィニョンとの差はかなりありました。
点数 | 70点 |
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5月2日の今日は世間では平日らしいですが、師範はお休みを取得して暇人だったので、
ワインの産地である山梨県まで出向いて勝沼ワイン散歩を敢行しました。
巡ったワイナリーは8ヵ所、歩いた歩数は2万歩を超えました。
その様子、全編を更新しました。左写真をクリック!クリック!! って、左の文中リンクをクリックしても同じだけど。
5月1日はメーデーということで師範代の勤務先はお休み。師範もお休みを取得して夫婦でランチ。
今回は新規店開拓ということで、ネットでいろいろリサーチして、
良さそうな感じだったのが横浜駅からそこそこ離れた岡野にあるオステリア・イル・フオッコというイタリアン。
前日に予約しました。
奥行方向に細長い店内は、座席数としては30席くらいあるのかな?奥までは見ていないので判りません。
師範らが入店したのはランチ開始してすぐの11時40分ごろ。その時間ですでに半分以上の席が埋まっていました。
予約無しのお客さんはことごとく入店をお断りされていたので、界隈ではかなりの人気店だと思われます。
今回我々は、前菜三品とパスタ、それにパンとデザートとドリンクが付いたランチコース、税込み1,600円をチョイスしました。 その前菜が以下です。
レモン豚の自家製ボイルハム | (右写真上) |
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アスパラガスの卵とチーズ焼き | (右写真中) |
貝三種(白貝、ホンビノス、アサリ)のワイン蒸し | (右写真下) |
まずビックリしたのは、こんなお安いコースなのに盛り合わせじゃなくて3品それぞれに出されることです。
右写真みたいに二人分を大皿で出されて、テーブルで小皿に取り分けるスタイル。
これだと片方が少食でも対応できますね。
そして、それぞれの前菜はそこそこボリュームがあります。最初のハムなんて「メインです」と言われても良さそうなくらい。
どれもしっかりと塩が効いた、本格的な前菜でした。
パスタも、師範と師範代は別のものを注文したので、それぞれ時間を開けて出され、取り分け用の小皿もつけて頂きました。 こういうサービスは気が利いてます。師範代の注文は白エビのアーリオ・オーリオ。 太めでモチモチとしたスパゲティに白エビと塩味の効いたオリーブオイルソース、食欲がわくパスタです。
そして師範が注文したのが牛肉の入った焼きパスタ。 こういうパスタは初めて食べました。ラビオリとマカロニの中間くらいのパスタが何層も敷かれていて、間にトマトソースとさいころサイズの牛肉、 それをオーブンで焼いてあります。これがなかなか美味しい。 そして美味しいんだけど非常にボリュームのある一皿で、一人だとちょっと持て余したかもです。
コースにはドリンクが付いていて、平日だとそれをグラスワインにすることが出来ますとのこと。
どこまでも安ワイン道場向きのお店です。師範的にはもちろんワインで、まずは白を頂きました。
色はやや濃いめの黄色で、香りも味もしっかりしてタイプ。
あいにくどこの何かは聞き忘れましたが、結構イケてたと思います。
ちなみにサーバーからグラスに直接注ぐタイプなので、瓶はありませんでした。
そして当然赤も頂きます。
『さっぱりしたタイプが良いですか?果実味がしっかりしたタイプが良いですか?』と聞かれましたので、「しっかりした方で」とお願いしました。
出して頂いたのはカンパーニャ州の赤だそうです。
確かに香りも良くて果実味もしっかり、こういうワインがグラスで出されるのは満足度が高いですな。
デザートはティラミス。普通の喫茶店だとこれだけで500円以上取られそうなやつです。
上記に加えて、自家製フォカッチャと(ワインを飲んでいない)師範代にはコーヒーも付いて、
二人分合計のお支払額は3,880円。グラスワインが680円なのは料理のお得感と比べるとやや割高に感じられますが、
内容が良かったので納得感があります。ただ、願わくば大きめのグラスで出して欲しかったかな?
・・・と、なんだかんだ言ってますが、ココのランチコースは間違いなくお得です。繁盛するのも大納得のお店でした。
名称 | Indomita "Quintus" Cabernet Sauvignon 2016 インドミタ "キンタス" カベルネ・ソーヴィニョン 2016 |
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生産者 | Viña Santa Alicia ビーニャ・サンタ・アリシア |
価格 | 642円 (単品価格 1,058円) |
購入店 | ワイン&ワインセラー セラー専科 |
そんな感じで昼間っから飲み始めていて、道場に戻ってもビールやら清酒やらをチビチビ。
それからフルボトル1本はさすがにアレだし、明日も昼間から(朝から?)に外飲みの予定なので、
本日と明日の二日で一本にすることにしました。
そうなると体力のありそうなワインが良いわけで、選んだのはチリ産のカベルネ・ソーヴィニョン。
「超コスパ!金賞&パーカー90点ワイン入り!オーガニック赤ワイン5本セット」
税送料込み4,317円からの一本であります。
ちなみに料理は、ビビンバ丼、鶏軟骨のガーリック炒め、鶏レバー炒め、鰤カマの照り焼きです。
色は青みのある紫色、大きめグラスでも向こうが透けるので、そんなに強い濃さはありません。
香りもそんなに強くはないけど、カベルネ・ソーヴィニョンらしいカシスやブルーベリーのような果実香に、
ミントっぽい感じとわずかにミルクっぽさもあります。
味わいも、チリ・カベとすればやや軽めかも。でも、悪い軽さではありません。
甘さしっかり酸味もあるんだけど、渋味がそれほどでもないのが軽い印象につながっているのでしょう。
オーガニックだからかどうかは判りませんが、チリワインにありがちな力任せ感が無くて、素直に飲める赤です。
ミントの香りが特徴的なので、ブラインドで飲んだから「オーストラリア?」とか言いそうな雰囲気でもあります。
半分残した明日も期待できると思います。
半分残した分を、勝沼でいろいろ飲んできた後に再稽古。 日本ワインのマスカット・ベーリーAやメルローと比較して、香りのボリュームや複雑さに関しては別段優れているとは思いません。 ただ、やっぱり甘さは立派だな。これは土地の恩恵なんだろうなぁ。 とにかく日本ではこんな値段でここまで甘さ含めた凝縮感のあるワインを造るのは無理だろうな、と思います ・・・ってこのワインのこと語ってないですよね。内容的には昨日と変わりありませんでした。
点数 | 74点 |
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