稽古日誌:2016年9月

美味しそうなパン

 9月、「食欲の秋」なんて言いますが、師範は年中食欲があってたいへんです。 先月はダナン遠征稽古に行ってきたわけですが、 左写真みたく朝食ブッフェのパンが大量かつ美味しそうで困りました。 クロワッサンなんて小麦とバター、いわゆる「糖質と脂質」でダイエットの敵ですよ。 そしてこれが美味いから困っちゃうんですよ。

 師範の場合、客観的な数値で言えば身長173cm/体重60kg/ウエスト73cmなので、 決して肥満体型ではなく、どちらかというと痩せ型。 でも、人生の折り返し点を過ぎると、同じ量食べて同じ量の運動をしても、徐々に徐々に体重は増えていく兆しを見せるんですな。 そこで、今年の夏前からは「プチ糖質制限」ということで、 平日のお昼にご飯やパンを食べるのを止めています(幸い社食がブッフェ形式なのでそれが可能)。 普通に食堂やレストランでの昼食だったら絶対もっと体重増えているな。 逆のアプローチで消費カロリーを増やす方は、 そのための時間も努力も必要で一筋縄ではいかないからね。

 ・・・と、カロリーにえらく気を遣っているような言動ですが、 ことアルコールに関しては、基本的に月火木を休肝日にしている以外は飲みたいだけ飲んでます。 夏は暑いんで、まず缶ビールを飲んでからワインを一本。涼しくなったらワインを一本の後ハードリカーをちょびっと。 やっぱりどこかでストレス発散しないとね・・・などと、大変都合の良い言い訳をしております。


30日(金)

ブルーノート東京

 本日は、高校時代からの友人で今でも飲み仲間のO氏と、大変久しぶりにライブ鑑賞。 場所はブルーノート東京。前回はこの時なんで、もう10年も前。 18:30からのファースト・ステージで、出演者と演目は以下。

STEPS AHEAD meets SOUL BOP
 Mike Mainieri(vib), Randy Brecker(tp), Bill Evans(sax), Steve Smith(ds), Tom Kennedy(b)
1. Tea Bag
2. Pools
3. (知らないBluesの曲)
4. Bullet Train
5. (何だっけ・・・バラード)
6. Some Skunk Funk

 伝説の名盤、というか師範が初めて買ったCD "STEPS AHEAD"から2曲(Pools, Bullet Train)も演奏されたんで、 もう涙モノでした。そしてそれらの曲を演奏する時、サックスのビル・エバンスは亡きマイケル・ブレッカーそっくり。 相当研究しているんだろうな、と感じつつ鳥肌がたちました。いやー、良い演奏でした。

ブルーノート東京 小ヤリイカのフリット ブルーノート東京 スウィンギンポテト

 基本的に演奏を聴くのが主体なんで、食べる方は適当に。 注文したのは、小ヤリイカのフリット(左写真 税サ込1,425円)とスウィンギンポテト(右写真 税サ込1,010円)。 これくらいあれば1時間半弱のステージの間持ちます。

ブルーノート東京 セッションIPA

 飲み物の方は、まずはブルーノート東京オリジナルのビール、Session IPAを。 税サ込1,663円と、ビール1杯の値段としては爆裂にお高いわけですが、量が550mlと多めだし、 IPAらしいフルーティな香りが楽しめるので、結構印象が良かったりします。

 そして、当然ワインも注文するわけです。

Marques d'Almeida Blue Note Tokyo Tinto 2013
名称Marques d'Almeida "Blue Note Tokyo" Tinto 2013
マルケス・ダルメイダ "ブルーノート東京" (赤) 2013
生産者CARM (Casa Agricola Roboredo Madeira)
カルム (カーサ・アグリコーラ・ロボレード・マデイラ)
価格(4,633円 <税サ込>)
購入店ブルーノート東京

 演奏途中での注文も可能ではあるけど、集中力が途切れるのでそれは避けたい。 となるとやっぱりワインをボトルで注文しておいて、演奏中も手酌でチビチビ、というのが良いわけです。 そういうお客も多いのか(見た感じはあまりいませんでしたが)、赤白それぞれ8種類くらいあったかな? そこそこボトルワインのリストが結構充実しています。 そしてここの店はワイングラスもちゃんとしているのがナイスです。

 そんな中からチョイスしたのは、一番お安いハウスワインで、ここブルーノート東京オリジナル・ラベルのワイン。 ラベルの模様は四拍子のタクトの動きを示しています。 それはいいといて、産地がポルトガル産ってのがなかなかシブいね。 こういう店のハウスワインだと普通カリフォルニア産あたりを想像するよね。

 色は、濃くなく薄くなく、若い感じの紫色。 香りは、フランスともスペインとも違う、ちょっと若いポートワインを彷彿とさせるような、 アメリカンチェリーを田舎臭くしたような感じの果実香。 香りのボリュームもそこそこあって、案外楽しめます。 味わいは、渋味は控えめで酸味そこそこで甘味もそこそこ。 ハウスワインらしい、誰からも嫌われない無難なバランスです。

 よろしいんじゃないでしょうか。 通常の小売り価格だと1,000円代前半くらいのワインだと想像するけど、 万人ウケする内容だと思います。 唯一不思議なのは「なぜポルトガル?」という点ですね。

点数72点
ブルーノート東京 ステージ

 ・・・というような感じでありました。ミュージックチャージが二人分で20,000円弱、飲食が二人分で10,000円強、 一人あたりは15,000円くらい。 一流の音楽を生でワイン飲みながら聴ける、ということの対価としては十分アリです。

つか田

 ブルーノート東京を出たのが午後8時過ぎ。 当然もう一軒行くでしょう、ってことで恵比寿方面までタクシー。 最初の狙いは前回行った恵比寿横丁の中のワインバーだったんだけど、 恵比寿横丁は「今日はお祭りか?!」ってくらいの大混雑。 こりゃたまらんということで、反対側に抜けてすぐのところにあった、鄙びた居酒屋つか田という店に入ることに。

 この店、お通しが二品(右写真)出てそれが美味しゅうございました。 他に注文したのは、刺身三点盛り鮭のカマ焼き、あともう一品(失念)。 飲み物は、月山北の誉菊水をそれぞれ徳利(大)で。 ハイ、立派な酔っ払いの出来上がりです。

 そんな感じで、こちらのお支払いは二人分で8,000円強。終盤はヘロヘロな師範でありました。 その後電車を乗り過ごしもせずスムーズに家まで帰り着けたのはミラクルだったと思います。


28日(水)

Les Amoureuses Grenache 2012
名称Les Amoureuses Grenache 2012
レ・ザムルーズ グルナッシュ 2012
生産者Ch. Les Amoureuses
シャトー・レ・ザムルーズ
価格1,062円 (単品価格 1,706円)
購入店 京橋ワイン

 水曜日はいつも師範が調理担当だったのですが、訳あって現在調理からは戦線離脱しております(その訳は近いうちに書くと思います)。 というわけで本日の夕食は、前日から師範代が仕込んでいてくれた煮豚、水菜と豚バラの炒め物。 結構味の強い肉料理ですから、ワインも味の強そうなヤツから検討して、チョイスしたのは南仏コート・デュ・ローヌ産のグルナッシュ。 "Les Amoureuses (レ・ザムルーズ)"なんて名前が付けられていて、 ラベルやボトルの雰囲気もブルゴーニュ的ですが、クソ高いことで有名なあのシャンボール・ミュジニーの一級畑とは関係ないようです。

 色は、想いのほか黒くも青くもなくて、ピノ・ノワールの抽出が強いヤツ+αくらいの感じ。 アルコール度数が15%もあるとのことで、アシの長さは立派なものです。 香りは、非常にグルナッシュらしい南仏の朴訥とした香り。 熟し過ぎて傷みかけたようなイチゴっの香りがいっぱいで、 その他にも薬草(センブリ)みたいな東洋的な雰囲気もあります。 味わいは、そこそこ熟成しているのか思ったほどの強さはなくて、案外スムーズにスルリと入ってきますが、 口の中では甘さを中心とした厚みが拡がって、余韻も十分に長く存在感があります。

 ただ、15%というアルコール度数は尋常じゃなくて、スイスイとは飲み進められません。 でも飲み飽きすることもなく、しみじみと飲み進められます。 これはワイン開けたらすぐ飲み干しちゃうウワバミな方には特に朗報かと。

 結果的に、良く出来た南ローヌのワイン、という感じです。 お手頃価格&AOC的には低格付けながら、このあたりのワインが好きな方には結構強くお薦めできる内容かと。

点数77点

25日(日)

磯子で釣れたベラ(キュウセン)

 本日の夕食は、次女が磯子で釣り上げたベラ(キュウセン)。 まるで熱帯魚かタイワンドジョウかという見た目だけど、 関西では高級魚として珍重されているらしいです。 20cmのもの1匹を家族4人で分け合うと、より高級感と珍重度が増しますなぁ。

Costieres de Nimes Galets Dores 2015
名称Costieres de Nimes "Galets Dorés" 2015
コスティエール・ド・ニーム "ガレ・ドレ" 2015
生産者Ch. Mourgues du Grès (François Collard)
シャトー・ムルグ・デュ・グレ (フランソワ・コラール)
価格1,067円 (単品価格 1,180円)
購入店 ヴェリタス

 上記のようなわけなんで、本来今日は釣ってきた豆アジやイワシ三昧だったはずなのに、釣果はベラ一匹。 さすがにそれじゃぁ・・・ってことでブリの照り焼き、タコとトマトのサラダ、大根ツナサラダも追加。 照り焼き用のブリ4切れなんて、今日の釣りの餌代よりはるかに安かったりするわけですよ。

 そしてワインは白を。ブリ照りにはしっかりした白が良かろうと思い、 チョイスしたのはコスティエール・ド・ニーム産。 このアペラシオンは、赤も白もしっかりしたものが多い印象があります。

 色は、右のボトル写真でも判るように、結構黄色みが強く感じられ、照りもあって高級っぽい見た目です。 香りは、期待したほどのボリュームはありませんし、 樽香とかも無いんだけど、熟れたリンゴのような健全なフルーツ香が主体で、いかにも南仏の白といった感じです。 味には南仏らしい「熱さ」があります。 熱いってったって温度が高いって意味じゃなくて、「あいつ熱いヤツだなぁ」的な意味ね。 糖度は6.7なんで、決して甘いワインじゃないんだけど、甘いと勘違いするようなある種のミネラル感と旨味、 それがそんな印象を持たせるのだと思います。

 南仏の日光を燦々と受けて良く熟したブドウを使ったんだろうなぁ、ということがダイレクトに伝わるワインです。 甘くないんだけど甘さを感じるんで、ベラの煮付けやブリの照り焼きとも好相性でした。

点数76点

24日(土)

サントリー Craft Select 香り彩るビール

 ここんとこ飲んでいたビールは、サントリーから出されているクラフト セレクト 香り彩るビールというシリーズで、 左から「爽やかに香るペール・エール」「フルーティに香るヴァイツェン」「トロピカルに香るセゾン」の三種類。 どれもそこそこ香り華やか&個性があって、楽しい飲み比べが出来ます。 この3種類だとヴァイツェンが一番ヒットだったかな? 個人的嗜好はエール系が好きなんだけど、その系って「よなよなエール」を始め他にもいろいろ選択肢があるので、 めったに飲まないヴァイツェンに惹かれたのかも知れません。

 お値段はどれも一本198円、ガツン!と来るほどの華やかさは無い分それほどプレミアムな値付けではないので、 気軽に買えます。こういうシリーズは大歓迎です。 ちなみに左写真、フランス国旗のトリコロールをイメージして並べてみました・・・て、ビールと言えばドイツか。

Layer Cake Cabernet Sauvignon 2012
名称Layer Cake Cabernet Sauvignon 2012
レイヤー・ケイク カベルネ・ソーヴィニョン 2012
生産者Layer Cake Wines
レイヤー・ケイク・ワインズ
価格853円
購入店 イオン天王町店(イオンリカー)

 本日の夕食は、豪州牛肩ロースのサイコロステーキ。 ワインは、一昨日ブッ飛び安値で売られていたワインから、 まずはアメリカ産のカベルネ・ソーヴィニョン。 このワイン、イオンのウェブ・ショップでは税別2,480円で売られているようですが それがなぜか一本798円、そして更によりどり二本で1,580円(税別)。 もしなにか状態に怪しい点があって、 判った上での値下げ販売だったとしたら師範の負けですが、 師範的には「単なる値付けのミス」と睨んで買った中の一本です。

 色はシッカリと濃い青紫色で、少なくとも色に状態的な問題は感じられません。 香りは結構素晴らしい。香りのボリュームも立派だし、ギュッと凝縮感のある濃いフルーツ香に、バニラやコーヒーやチョコレートの香ばしさ、 ちょっと「高級なカリ・カベ」といった感じの香りです。 味は、甘さたっぷり&渋味しっかりで、高いポテンシャルを感じます。 ただ、香りの元気さに比べると思いのほか丸くなっていて、かつ後味にはちょっといがらっぽさを感じます。 この雰囲気、100%健全か?と問われると回答に迷いますが、傷んでいるというほどではないと思います。

 結果的に、もともとのクラスである2,000円台の一般的なカリ・カベよりかなり上出来な香りだし、 味わいも(このワインが本来こういう味わいを意図していたのかどうか若干疑問だけど)柔らかい感じになっていて、 これがこの値段で買えたのは極めてラッキーと言わざるを得ません。 今日イオン天王町店に行ったらまだ売られてました。お近くにお住いの安ワイン者はチェキラ!

点数78点

23日(金)

Muscadet 2014 [Jean Savlenay]
名称Muscadet 2014
ミュスカデ 2014
生産者Jean Sablenay
ジャン・サブルネー
価格722円 (単品価格 799円)
購入店 ヴェリタス

 9月に入って天気の悪い日がずーっと続いておりますな。 その影響で野菜が高騰しておりますが、こうも続くとお米の作柄やブドウの生育具合なんかも気になって来ます。 これからカラッと秋晴れが続けば挽回できるのかなぁ。

 そんな天気なんで、道場の食卓にははやくも今シーズン初のおでんが登場しております。 おでんは、ワインに合わせるのが難しい料理の一つだと認識しております。 「そうは思わん」という方もいらっしゃるようですが、師範的にはこの認識は譲れません。 冬場のコンビニに入ると、魚の出汁をベースとしたおでんの特徴的な匂いがムワッとしませんか? おでんに慣れた日本人としては特にイヤな感じは受けないけれど、 欧米の方にはとても違和感があるんじゃないかと。 同じロジックで、欧米の酒であるワインと合わせるのは難しいと感じております。

 ならば日本ワインを合わせれば良いんだろうけど、あいにく手元に日本ワインの在庫なし。 次善の策で選んだのがこのミュスカデ。 控えめな香り&キリッとシャープな味わいを想像し、「全く合わない」ことは無いだろう、と考えてのチョイスであります。

 色はかなり薄め。レモンの果肉部分のような白木のような色合い。 香りは、和風の柑橘類と梨かなぁ。結構地味めな香りだけど、それはそれで想定通り。 味は、甘さはとても控えめで酸味がしっかりなのも想定通り、ただ思いのほか旨味を感じます。 ですんで、薄っぺらな感じは受けなくて、シャブリっぽい硬質な美味さというか、 なんかちょっと良いワインを飲んでいるような気分になります。

 というわけで、ワイン自体のクオリティとしては値段以上のものがあると思われます。 ただ、おでんとの相性はねぇ。 途中で清酒(久保田"三十周年"純米吟醸)と合わせたけど、相性面では圧倒的に清酒の勝ちです。 やっぱりシッカリとした甘みがあった方が良いし、酸味はご法度。 というわけで、どうしてもワインを飲まなきゃいけないシチュエーションでなければ、 おでんには清酒を合わせるのが無難です・・・という実も蓋も無い結論になってしまいます。

点数69点

22日(木祝)

イオンリカー天王町店

 良く行く近所のスーパー「イオン天王町店」に、かなりの規模の酒売り場「イオンリカー」が出来たことは以前もお伝えしたと思うけど、 この店に行くたびに『何か出物は無いか』と目を光らせておったわけです。 そうしたら今日、その出物に遭遇。 通常2,000~3,000円するワインがシレッと798円で売られていて、 そのことはなぜかあまり触れられず、「一本798円が二本よりどり1,580円」という、 とても微妙なセール感のみプッシュされていました。 師範が思うに、きっと値付けの間違いでしょう。

 とはいえ安ワイン者たるものそういうチャンスを利用しないわけには参りません、 ということで、値引き率が大きそうな下記の4本を購入。ぼちぼち稽古して参ります。

Thomas Fogarty "Santa Cruz Mountains" Chardonnay 2009
Thomas Fogarty "Santa Cruz Mountains" Pinot Noir 2012
Layer Cake Cabernet Sauvignon 2012
Yalumba "The Y Series" Unwooded Chardonnay 2015
Paul Bur Blanc de Blancs Brut N.V.
名称Paul Bur "Blanc de Blancs" Brut N.V.
ポール・ビュール "ブラン・ド・ブラン" ブリュット (ヴィンテージ無し)
生産者Pau Bur
ポール・ビュール
価格798円 (単品価格 880円 @楽天店)
購入店 Amazon.co.jp (タカムラ)

 本日の夕食は、今シーズン初のサンマの塩焼き、鶏ナンコツの炒め物、青梗菜のガーリック炒め、キンピラゴボウ&人参。 サンマみたいな青魚は合わせるワインを選びます。当然赤はNGで、白でも出来るだけ果実味が控えめな方が良いと考えております。 そこで選んだのが、スパークリング10本セットの中で一番ペラい感じだろうと想像していたフランス産のスパークリング。 「適材適所」ってヤツであります。

 色はかなり薄めで、泡立ちも控えめ。リーデルのシャンパーニュ用グラスって、 一筋の泡を立てるためにグラスの内側の一番底部分に傷が付けてあるんだけど、それでも泡が上がらないからかなりガス圧は弱いと思います。 それに比例して、香りも控えめ。薄っすらと柑橘系のフルーツ香と、軽い蜜香があるくらいです。 そして味も、香り同様かなり弱い感じで、当初の予想通り「ペラい」味わいです。

 というわけで、サンマと合わせている時はこの軽さがメリットだったんだけど、 後半チビチビ・フェーズに移ると明らかに軽すぎて残念な感じになります。 そこをリカバリーするのがカシス・リキュールですな。それを割ってカクテルにすると、 全く雰囲気が変わってまた楽しめます。

 ワイン自体はたいしたことない内容です。ショップのサイトではイチオシな感じだけど、 同程度の価格帯でもっと優秀なスパークリングは数多あります。 ただ、サッパリした料理に合わせたいニーズにはマッチするし、 カクテルのベースにするという手段もあるんで、使い勝手は悪くありません。

点数68点

21日(水)

Ch. Finet 2014
名称Château Finet 2014
シャトー・フィネ 2014
生産者Ch. Finet (Vignobles Nicot Finet)
シャトー・フィネ (ヴィニョーブル・ニコ・フィネ)
価格755円 (単品価格:1,340円)
購入店 ヴェリタス

 本日の料理当番は師範で、メニューは豚の生姜焼き、空芯菜のガーリック炒め、ベーコンとトマトとレタスのスープ。 それにしても葉物野菜が高いよね。小松菜一把158円、水菜もほうれん草も一把198円って。 相対的に、一把128円だった空芯菜が安く感じてそれを買っちゃいましたとさ。

 ワインは、夏前に買った「金賞ボルドー5本セット」からの最後の一本。 今でもこのセット自体は売られていますが、中身は全部変わっているようです。 とにかく「金賞ボルドー」ってヤツは、まるで雨後の筍のごとく次から次に発生するみたいですな。 楽天の「なんとかランキングⅩ位!」同様、 あまりに乱発すると陳腐化してしまいそうなもの、 というか師範の印象では陳腐化しまくっていてなんの参考にもならないような気がしているんだけど、 両方とも未だに謳い文句として使われているということは、売る側としてはまだ意味があると考えられているんですかね?

 そんな付帯情報は別にして、ワインとは真剣稽古。 色は、しっかりと濃い紫色で、さすがはボルドーです。 香りのボリュームは弱めだけど、グッと重い果実香に煙たいような雰囲気とピーマンみたいな青臭さがあって、いかにも安ボルドー的。 味わいも、決して薄くはないんだけど舌の上にザラザラと荒っぽい渋味が残る感じがあって、 こちらもいかにも安ボルドーっぽいバランス。

 良くも悪くも典型的な安ボルドーな雰囲気です。 これが1,340円なんて払っちゃったら「うむむ・・・」なんだけど、 買値相当額は700円代なので、それなら十分アリと言えます。 それにしても金賞受賞の根拠が判らんな。 普通に美味けど「普通」以上の価値は見出せないですよ、師範レベルでは。

点数70点

19日(月祝)

Olivier Lacour Merlot 2014
名称Olivier Lacour Merlot 2014
オリヴィエ・ラクール メルロー 2014
生産者Olivier Lacour
オリヴィエ・ラクール
価格658円 (単品価格 1,058円)
購入店 京橋ワイン

 良いワインを飲んだ翌日のワイン選びは迷います。 なんか口とか鼻のあたりに美味しかったワインの雰囲気が残っているような気がしませんか・・・ってしませんか、そうですか。 こういう時に、昨日と同じブルゴーニュを選んだりするのは愚の骨頂なんで、 ホントはガッツリ濃いニューワールドあたりを選びたかったんだけど、 師範の主戦場である3桁のラインナップにそういうのが無かったんで、 次善の策で選んだのが南仏産のメルロー。 ちなみに夕食のメニューは、コストコに買い出しに行ったため夕食は鶏モモのオーブン焼き、チョレギサラダ、漬けサーモンとイクラとイカのちらし寿司。 食後は昨日用に買ったけど出さなかったチーズ(ブリー、ゴルゴンゾーラ・ピカンテ)です。

 色は、濃いっちゃ濃いけどボルドー・グラスに注いでまだ向こうが透ける程度の濃さです。 香りは、ベリー系の果実香とピーマンのような青臭い香りがあって、ザッと造られた南仏のメルローというのがリアルに伝わる香りです。 味わいは、渋味は弱めで甘味がしっかりあって、軽くてスイスイ入る雰囲気。 「安ワインのリハビリ」には丁度良いな、と思いつつ飲み始めたわけですが・・・

 飲み進めると、だんだん飲み飽きしています。 裏ラベルには「安定剤(アカシア)」の表記があります。 気のせいとか先入観の可能性は十分にありますが、やっぱりこの添加物があると飲み飽きするような気がします。

 ま、安ワインらしい安ワインではあります。ただ、なんとなく「造られた」感があるのが残念。 一杯目は好印象でスイーッと入ってくるんで、ビストロ的な店のグラスワインとかだと良いかも知れません。 ただ、その際はグラス1杯90ml300円くらいで出して欲しいものではあります。

点数68点

18日(日)

道場での飲み会

 本日は、道場のお隣のKさん一家を招いての食事会。 ちなみに前回はこの時、Kさん宅での開催はこの時です。 そして次回のためにお出しした/お持ち頂いた料理を書いておきます。

<お出しした料理>
ミニトマトとクリームチーズ
ピクルス
鰹のたたき風カルパッチョ
キノコとエビのアヒージョ
ミートローフ
タンシチュー
パン各種
<お持ち頂いた料理>
アンチョビをパンに挟んで揚げたもの
ジャガイモとタコを焼いたもの
ケーキ各種
Prieur Grand Prieur Reserve Brut N.V.
名称Prieur "Grand Prieur" Reserve Brut N.V.
プリウール "グラン・プリウール" レゼルヴ ブリュット (ヴィンテージ無し)
生産者Ch. & A. Prieur
Ch. & A. プリウール
価格2,800円
購入店カルディ・コーヒーファーム ららぽーと横浜店

 本日のメンバーは、Kさん夫妻とAちゃんRちゃん、師範一家の8人。 そのうち飲む人はKさん夫妻と師範の3人。 当然子供たちはまだ飲まないけど、これが飲むようになったら凄まじいだろうな。

 飲み会がスタートしたのは午後2時ごろ。 まずは当然スパークリング、それもリッチにシャンパーニュから。 選んだのは、今年の初めカルディの「福袋」(と言っても銘柄公開)として、 通常6,480円が2,800円で売られていたもの。 見た目も高級感があって貧乏性の師範としてはなかなか開けられなかったワインであります。 ちなみに子供たちはシャンメリーで乾杯しております。

 色は、最近よく飲んでいるカバあたりと比較すると、やっぱり黄色みが強くて濃さがあるように見受けられます。 泡立ちのボリュームやキメの細かさもさすがシャンパーニュです。 香りはリンゴとグレープフルーツと飴とパン、味わいもキュッと凝縮感があって、 いかにもタコにもシャンパーニュといった雰囲気であります。

 2,800円のシャンパーニュと思えば十分満足なクオリティを持っていると思います。 ただ、コレを6,480円で買ってたらちょっとガッカリだろうな、 その値段だとプレミアム・シャンパーニュ的なプラスアルファを期待するからね。 ともあれ今日みたいに昼から『かんぱーい!』でサクッと飲んじゃうのにはちょうど良い感じでした。

点数80点
Corton-Charlemagne 2007 [Alex Gambal]
名称Corton-Charlemagne 2007
コルトン・シャルルマーニュ 2007
生産者Alex Gambal
アレックス・ガンバル
価格(Kさんから)
購入店

 そして、Kさんに持参して頂いた白がコレ、 泣く子も黙るブルゴーニュの特級畑「コルトン・シャルルマーニュ」であります。 ラベルが思いっきりカビちゃってますが、ヴィンテージは2007年なのでそれほど古酒ってわけじゃありません。 セラーの湿度を指定通りに加湿すると、どうしてもこうなっちゃうんだとか。 ちなみに道場のセラーは湿度に関しては無頓着で、加湿はしていません。

 色はキレイに澄んだレモン色で、見た目には熟成した雰囲気は感じられません。 香りはスゴイです、ビックリです・・・ってかヤバいです。 シンナーとかセメダインみたいな有機溶剤系の雰囲気がまずあって、思わず嗅ぎ続けてしまう麻薬的な魅力があります。 そして、ちょっと時間が経つとハチミツの香りがグワッと来て、更に時間が経つとバタークッキー的な香ばしさがグイッと来ます。 味わいは甘過ぎず酸っぱ過ぎず、というか味がどうだったかなんて記憶に残らないくらい、香りが印象的でした。

 いやー、コレは参りました。素晴らしく香りの良いワインです。 Kさん曰く「コルトン・シャルルマーニュは蜜の香りが強すぎるので敬遠する人もいる」とのことですが、 師範はオッケー&どんど来い!です。 毎日コレでも良いです(笑)。

点数90点
Charmes-Chambertin Grand Cuvee Vieilles Vignes 2009
名称Charmes-Chambertin "Grande Cuveé Vieilles Vignes" 2009
シャルム・シャンベルタン "グランド・キュヴェ ヴィエイユ・ヴィーニュ" 2009
生産者Dominique Laurent
ドミニク・ローラン
価格8,982円
購入店 カーヴ・ド・リラックス

 特級をご持参頂いたとなれば、こちらも特級で対応しない訳には参りません・・・というわけで道場からお出ししたのがコレ、 ドミニク・ローランのシャルム・シャンベルタン。 この銘柄とは過去3回稽古済み (1996のキュヴェ・スペシアル19971998)で、いずれも好印象だったので、 ハズさないアイテムとしてチョイスしました。 ちなみに「ラベル汚れのため10%オフ」だったんだけど、 前のコルトン・シャルルマーニュと比べると全然キレイなラベルですけどね。 本体が噴いたんでなければ、そういうディスカウント品には積極的に手を出します。

 そして、結論から言うとこちらまた大アタリ、素晴らしいワインでした。 まず香りのボリュームが前のワインに劣らずスゴいです。 グラスに顔を近づけただけでプラムっぽいフルーツ香とカラメルっぽい香ばしさがバリバリ届いてきます。 味も、最初はちょっと硬い感じがあったけど、 抜栓後時間が経ったらガンガンに開いてきて、うっとりするような丸っこい味わいに変化してくれました。

 満を持して出したワインが期待以上にバッチリ、ということはそうそう無いわけですが、 このワインはまさにソレでした。 まだちょっと若いので大人数だと開く前に飲み終わっちゃうかも知れず、3人くらいで飲んで正解。 天国に連れて行ってくれました。

点数95点
Sassicaia 1999
名称Sassicaia 1999
サッシカイア 1999
生産者Tenuta San Guido
テヌータ・サン・グイード
価格(Kさんから:Half)
購入店

 ここまで3人でボトル3本、Kさんの奥様はあまり飲んでないんで、Kさんと師範の二人でマル1本以上飲んでおります。 でも、美味いワインが連発して二人とも思いっきりハイな状態になってまして、 追加でコレを持ってきて頂きました。 銘柄はスーパー・トスカーナの筆頭サッシカイア、 もう十分にメートルが上がった状態から飲むにはあまりにもったいない銘柄ではありますが、 そういう状態だったんで仕方がありません。 ちなみにこの銘柄、3年前に1994年産と稽古させて頂いております。

 色は、よく覚えちゃいませんが若干濁った感じの小豆色がかった紫だったような。 香りはまるでボルドーです。 それも格付けボルドーの熟成したヤツと見分けがつかない雰囲気だったようにうっすらと記憶しております。 味は・・・どうだったっけね?記憶がアルコールの海に埋もれてしまっております。

 ホント勿体なかったけど、ここで安いのを飲んだりすると、落差だけはキッチリ感じたりするからなぁ。 とにかく本日はハズレの全くないラインナップ、非常に有意義な「破戒して敵陣視察」が行えた安ワイン道場でありました。

点数(85点?)
道場での飲み会で飲んだワイン

 例によって、夕方には師範は沈没。いつもながら失礼しました。

 ・・・というような会でありました。 それにしても、お隣がこういう趣味の合う方でホント良かったなぁ、とつくづく感じます。 今後とも末永くよろしくお願い申し上げます・・・と書いてもこのサイトのことはご存じないみたいですけどね。


17日(土)

Vinya del Mar Tinto-Negre N.V.
名称Vinya del Mar "Azul" Tinto-Negre N.V.
ビーニャ・デル・マール "アズール" ティント-ネグレ (ヴィンテージ無し)
生産者Jaume Serra
ハウメ・セッラ
価格322円
購入店 MEGAドン・キホーテ狩場インター店

 明日は道場に客人をお迎えするので、その時に師範の得意メニューであるタンシチューを出す予定。 この料理には赤ワインをほぼボトル一本使うので、料理用として開けたのがこのワイン。

 師範の知る限り、セールとか客寄せじゃなくて、日常的に売られている"ちゃんとした"ワインの中で一番安いと思われるのがコレ、 激安の殿堂「ドン・キホーテ」で売られている税別298円のスペイン産です。 上記の"ちゃんとした"を判断する基準は、D.O.カタルーニャという原産地呼称の認定を取っている点です。 また、ボトルもちゃんとガラス瓶、最近よくあるペットボトルではありません。

 色は、決して濃くは無いけれど薄くもない紫色、そしてほんのりエッジにはレンガ色っぽさがあります。 煮込み料理に薄いワインはかなりイマイチなので、まずは一安心。 香りは思いのほかボリュームがあって、やや埃っぽいような果実香、それに安い赤によくある蒸れた雑巾ような香りも若干あります。 そして肝心の味わいは・・・多分大丈夫。 渋味が弱いのはちょっと残念だけど、酸味が控えめだった点は救われました。

 料理用として、まずまず合格といったところですかね。 欲を言えばもう少し甘さと濃さがあるほうが良くて、結局「東肥の赤酒」で補強しました。 この料理にはチリあたりの安い赤の方が狙いドコロにはハマる気がします。 飲用としては、仕込みをしながらグラス2杯ほど飲んだけど、飲めないことは無いです。 安ワインだけど"ちゃんとしている"ことが伝わります。 こんなワインが海を越えた日本で300円で買えるというのは、『魔訶不思議』と言うほかありません。 ただ、飲んでて楽しいワインじゃないし、そのせいで一本飲むと飽きそうだな。 飽きたらオレンジジュースとかで割ってサングリアにしても良いかも知れません。

点数62点
こころぜ 2014
名称Coco-Rose 2014
こころぜ 2014
生産者Coco Farm & Winery
ココ・ファーム・ワイナリー
価格999円 (Half)
購入店渋谷東急本店

 夕食前にビールを飲んでいるし、上記ワインも少々飲んでいるので、 ここでフルボトル1本はさすがに多いと考え、チョイスしたのはBBQ with 日本ワインの際に 渋谷の東急本店で買ったハーフワイン。 国産葡萄100%で造られた日本ワインのロゼで、 造り手の「ココ・ファーム・ワイナリー」は、知的障害者更生施設の「こころみ学園」が運営しているワイナリーですな。 パラリンピック開催中ということもあり、なんとなく本日はコレを手にした次第です。 ちなみに料理はローストビーフ、空芯菜のガーリック炒め、焼きナスです。

 色は、ロゼとしてはやや濃いめ、ピンクやオレンジというより薄紫色に近い感じ。 香りのボリュームはかなり控えめだけど、いかにも日本ワインらしい、イチゴ・キャンディーのような可愛らしいフルーツの香りと、 若干の温泉っぽさもあったりします。 口に含むと、微妙な炭酸のチリチリ感があって、軽~い渋味とほんのり甘味を感じます。 香りも味も、なかなか可愛らしい雰囲気です。

 品種は、裏ラベル等にも記載が無いので判りませんが、マスカット・ベイリーAあたりが使われているんではないですかね? とても日本ワインらしいワインです。香りも弱いし味わいにパンチもないけど、これはこれで一つのジャンルとして成立している感じです。 経済合理性で考えたらブドウ栽培に合った土地が少なく雨の多い日本でワインを造るのって決して得策ではないと思うんだけど、 世の中って経済合理性だけで動くわけじゃ無いからね。 特にワインなんてハナッから嗜好品なんで、理屈じゃない部分も多いからね。 「頑張れ日本ワイン」って、体格に劣る日本人のスポーツ(サッカーとか)応援してしまうのと同じ心境かもですな。

点数72点

16日(金)

Bourgogne Chardonnay Vieilles Vignes 2014 [Etienne Rodier]
名称Bourgogne Chardonnay Vieilles Vignes 2014
ブルゴーニュ・シャルドネ ヴィエイユ・ヴィーニュ 2014
生産者Etienne Rodier
エティエンヌ・ロディエ
価格1,067円 (単品価格 1,180円)
購入店 ヴェリタス

 本日の夕食調理担当は師範。 メニューは、サーモンの西京焼き、マダイとスルメイカの刺身、鶏ムネ肉とモヤシとキュウリの胡麻和え、プチトマト。 ワインは、ヴェリタスさんの6本セットから、このショップのセットにしばしばリストされているブルゴーニュ産の白をチョイス。 この銘柄の2012年産とは3回も稽古していて(ココココココ)、 若い時期に稽古した方が好印象だった模様。 ちなみにこのワイン、 "Elevé en Fût de Chêne"(樫樽醸造)の記載があります。 廉価版ブルゴーニュですが、そこそこしっかりと造られているようです。

 色は、普通に薄いレモン色。そんじょそこらの安白ワインと違いは感じられません。 香りはちょっと良いな。蜜入りリンゴっぽい完熟したフルーツの香りが、 決して強くはないけどしっかり香ります。 反面、ラベルに書かれているような樽香は結構微妙で、言われれば「あぁ確かに」って程度です(※)。 でも、味わいはさすがだな。とにかくバランスが良いのね。 スケールは小さいけど小さいなりにまとまっているというか、 突出した甘味や酸味が無く、さりとて足りないと感じることも無く、スイスイ入っていくバランスです。

 (※)抜栓後3時間くらい経ったら香ばしさが出て来ました。

 結果、「普通にちゃんとしたブルゴーニュ白」と言えると思います。 ショップのサイトには『まるでムルソー!?濃密でトロける古木シャルドネ!』なんて書かれてますが、 それはちょっと褒め過ぎ、少なくともこのヴィンテージにそういった雰囲気はありません。 値段相応+αくらいの満足感です。

点数74点

14日(水)

Dominio del Derramador Brut N.V.
名称Dominio del Derramador Brut N.V.
ドミニオ・デル・デッラマドール ブルット (ヴィンテージ無し)
生産者Torre Oria
トッレ・オリア
価格798円 (単品価格 不明)
購入店 Amazon.co.jp (タカムラ)

 9月も中盤に差し掛かり、そして台風が連発で発生&通過していることもあり、だいぶ涼しくなってきました。 ところが、この夏は調子に乗ってスパークリングのセットを2種類(5本セットと10本セット)買ったりしたので、 在庫にまだ安スパークリングが数本残っています。 というわけで、そのスパークリングから積極的に稽古していくことにして、本日はamazon(マーケットプレイスなので実際の販売元はタカムラ・ワインハウス) で買ったスパークリング10本セットから。 ネットのショッピングモールの状況的には、amazon優勢/楽天劣勢になってきた感がありますが、 ことワインに関してはまだまだamazonは情報がプアor的外れな感じがしますね。 マーケットプレイスの方は単にプアなだけですが、 amazon直売の方は「商品重量」とか「梱包サイズ」とか、およそワインを買う際には気にしないポイントが明記されており笑えます。

 ちなみにこのワイン、裏ラベルには「酸味料含有」の表記がありますI(そういう情報はサイトにはありません)。 いわゆる「補酸」ということですかね? 品種はマカベオ100%らしいですが、 やっぱりスペインあたりだと酸のしっかりしたブドウを作るのは難しいのかな?と想像したりします。

 更にちなみに本日のメニューはポークチャップ、オクラと山芋の胡麻油炒め、高野豆腐と小松菜の煮物、小女子の佃煮、。 水曜だけど調理担当は師範代です。

 色は、やや薄めで赤みがなくて、フレッシュで若い感じの色合い。泡立ちもやや弱めに感じます。 香りも、基本的には柑橘類がメインのフレッシュ&酸味を感じるフルーツ系の香り。 口に含むと、泡立ちのキメ細かさが感じられて、ちょっと「おおっ」となります。 味わいは、甘さ控えめで酸味しっかり。 苦味もあるけどカバにありがちなエグ味は控えめ、その分軽い味わいに仕上がった感じです。

 良いんじゃないっすかね、このスパークリング。 特に「これは!」ってポイントも強い個性も感じないけど、800円でこれだったら師範的には十分です。 というわけで、放っておくとどんどん安きに流れる「安ワイン道場」であります。

点数72点

11日(日)

食いしん坊 つちや 外観

 本日は、二ヵ月ぶりにバンドのメンバー4人が集まって練習。 最近はバンドがスタジオで練習することを「リハ(リハーサル)」と言うみたいだけど、 本番の予定が無いのに「リハーサル」というのも変な感じがするので、今の我々においては純粋に「練習」です。

 そして、練習よりも身が入っているのが練習後の飲み会。 本日のお店は代々木駅西口そばにある喰しん坊 つちや、前回の訪問が昨年秋なので、 ほぼ一年ぶりの訪店です。

食いしん坊 つちや 料理

 この日、代々木界隈ではお祭りが行われていたようで、 いつもはガランとした店内が完全に満席、師範らの後から来たお客さんは断れてました。 そして、料理の方も品切れ多数。さらにはいつもは愛想の良い店のおっちゃんも今日は忙しくて愛想無し。 ま、そういうこともありますわな。

 ちなみに左写真はとろーりメンチカツ たるたるソースがけだったかという名のメニュー。 カリッと揚がったメンチカツの中に半熟卵が入っているという、 結構作るのに技術が必要そうな料理です。 この店、調理しているのはかなり年配の男性一人みたいなんだけど、 50人くらい入る店の調理を一人でやって、それほどの遅滞も無く、 こういった凝った料理も出せるのはかなりの手練れだと思われます。

食いしん坊 つちや 焼酎

 飲み物は、最初生ビールを2杯ほど頂いたあと、 「こう忙しそうだとボトルで注文した方が良さそう」というお店想いな師範の考えで(実際は手元に酒が無くなるのを嫌った、とも言う)、 焼酎をボトルで注文。 確か麦焼酎と芋焼酎それぞれ3種類くらいの選択肢があったなかから、 ボトルで1,800円と一番安かったいいちこを注文。 いわゆる「下町のナポレオン」なのが来るかと思ったら、 それよりちょっと高級(でちょっと量の少ない)オシャレ瓶に入ったヤツが来ました。

 なんか、昨今の焼酎ブームだと「ツウが飲む焼酎といえば芋」みたいな風潮があるわけですが、 やっぱりいいちこは良いな。香り穏当で甘味があって、 会話の邪魔をせずスイスイ入る焼酎です。 師範は学生時代を福岡で過ごしたわけだけど、飲み会っつったら生ビールを1杯だけ飲んだあとは決まって焼酎、 それも結構な割合でいいちこだったな。 そういう郷愁によるポジティブなバイアスが掛かっているのかも知れないけど、 そもそも師範世代の九州人にとって焼酎は「味わう酒」ではなくて「酔うための酒」だったからね。 親父の世代だと宝焼酎、我々世代だと福岡大分あたりは麦のいいちこ(「下町のナポレオン」の方)、熊本では米の白岳、鹿児島は(良く知らないけど)芋の白波かな? ともかく四の五の言わず、気持ちのいい酔いを静かにサポートしてくれる、そういう酒ですよいいちこは ・・・などと、安ワインに四の五の言いまくっている師範が言うのもアレですが。

 そんなこんなで、午後7時過ぎに入店して、お開きになったのは午後9時半ごろ。 お会計は4人分トータルで15,000円ほど。 安い焼酎のボトルを頼んだんでいつもより安くあがるかと思ったけど、結局いつもと同じくらい。 それでも立地を考えたらかなり安いと思うけどね。


10日(土)

テラスで焼肉

 9月に入ってもまだまだ暑い日が続く南関東地方。 それでも気分は「食欲の秋」ということで、本日はテラスにテーブルを出して鉄板焼肉。 副菜は、空芯菜のガーリック炒め、カプレーゼ、焼きおにぎり。 松原商店街で肉を買ってきたんですが、正直「買い過ぎかなぁ」と思ったけどキッチリ無くなりました。 特に今回ヒットだったのは鶏ハツ。30個くらいあったんだけど、一瞬で消え去りました。

Chianti Classico Peppoli 2013
名称Chianti Classico "Peppoli" 2013
キアンティ・クラッシコ "ペッポリ" 2013
生産者Marchesi Antinori
マルケジ・アンティノリ
価格2,107円 (単品価格:3,240円)
購入店 エノテカ楽天市場店

 ワインも、「テラスで鉄板焼肉」というシチュエーションに合いそうなイタリア産、名門アンティノリが造るキアンティ・クラッシコをチョイスしました。 ちなみにこの銘柄との稽古は、今を去ること11年前に稽古した2003年産です。

 さて抜栓。色の傾向は赤紫色で、大きめのグラスでも向こうが透けるくらいの濃さです。 香りは、アメリカン・チェリーっぽい可愛らしさと妖艶さの中間くらいの果実香に、 チョコレートみたいな香ばしい香りとバニラみたいな甘やかな香り。 香りのボリュームはそれほどでもありませんが、複雑さはなかなかのものです。 味は、口のなかにスーッと入って来て「ん?軽い?」と思っていたら徐々に口腔内で存在感が広がってきて、 そのあと長く余韻が続く高級感のある味わい。 甘くなく酸っぱくなくちょっと渋い、まだまだ若い感じではありますが全体に均整の取れた上品なバランスです。

 結果、これは!っていう華やかさとか力強さとかは無いけれど、 『そんじょそこらの安キアンティとは違います』ってのはしっかりと感じます。 流石は名門アンティノリ、というところでしょうか。 単品価格の3,000円超だと「そりゃそうでしょ」ですが、 買値相当額の2,000円強だと結構得した感ががあります。 もちろん焼肉との相性は悪くありません。

点数78点

9日(金)

Barefoot Pinot Grigio N.V.
名称Barefoot Pinot Grigio N.V.
ベアフット ピノ・グリージョ (ヴィンテージ無し)
生産者Barefoot Cellers Winery
ベアフット・セラーズ・ワイナリー
価格613円 (単品価格 924円)
購入店 うきうきワインの玉手箱

 本日の夕食も師範が担当。メニューは、鯵の塩焼き(そこそこのサイズが夕方値引きで4匹150円!魚釣りに行く気を完全削いでくれます)、 ダルマイカの刺身、キャベツのごま味噌和え(byキッコーマンの「うちのごはん」)、メカブとキュウリの酢の物。 野菜高騰の中で、キャベツだけは比較的穏当な値段。だもんで初めて「うちのごはん」 なる調味料を使ってみましたが・・・普通にシンプルに胡麻油と塩昆布あたりで味付けした方が良かったかもです。

 そしてワインは、5月に買った白6本セットからの最後の一本。 この銘柄は2年前に稽古済みで、 あまり良い印象が無かったので、いわば「敗戦処理」的なイメージで今までセラーにあった一本です。

 色はとても薄くて、粘性も低くサラリとした感じで、いかにも3桁の白っぽい外観です。 香りも弱め。グルグルとスワリングしてようやく柑橘類が香ってくるくらいで、 特段の特徴もなく普通に安い白ワインの香りです。 味もねぇ。甘さ控えめで酸味はほどほど、バランス的には悪くないんだけど、 「バランスが悪くない」以外に長所が見出せない味わいです。

 買値相当額が600円くらいだと思うと、特に腹も立たないというかコレはコレでアリだと思うけど、 敢えてこのワインをチョイスする積極的な理由は全く見出せないワインです。 これが「全米No.1」などと言われると、『だから米国人は・・・』という偏見の目で見そうでイカンです。

点数67点

7日(水)

Sala Vive Brut N.V.
名称Sala Vive Brut N.V.
サラ・ビベ ブリュット (ヴィンテージ無し)
生産者Freixenet de México
フレシネ・デ・メヒコ
価格842円
購入店 イオン天王町店

 イオン系列のスーパーでは見かけないことが無いのがこの「サラ・ビベ」というスパークリング・ワイン。 道場でも気になってはおりましたが『この流通量だと所詮ガス添加されたスペインあたりの安泡だろうな』と見なし、 これまで稽古しておりませんでした。 ところが最近、 Twitterでフォローさせて頂いているこちらとか、 古くからの飲み友だちのこちらとかで稽古され、 「メキシコ産」「瓶内二次発酵」「安い割にそこそこイケる」ということで、 師範の先入観をことごとく打ち砕く事実を知ることになりました。 『すわ、これは稽古せねばならぬ』ということでオットリ刀で近所のスーパーで購入、 このたび稽古することに相成った次第であります。

 道場ではこれまでメキシコ産のワインとは4本ほど稽古してきておりますが、スパークリングとは初稽古。 造り手はスペインに本拠地を置くフレシネ、スパークリングの単品種大量生産という意味ではかなり手練れと思われます。

 ちなみに本日の夕飯ですが、調理担当は師範。 メニューは、鶏のソテー3種、ブロッコリーと鳥ムネ肉のサラダ、モヤシとハムのカレー炒めです。 昨日も夕食はカレーだったんで風味が被るけど、そんなことは気にしていられないほど野菜が高値。 庶民の味方のもやしをいかにバリエーション豊かに美味しく頂くかが課題になっております。

 さて抜栓。色は意外と濃くなくて、レモンの果肉色程度に若干オレンジ色が足されているかな、ってくらい。 泡立ちは十分に細かくて量もタップリです。 香りは、甘酸っぱいリンゴと柑橘類の香りがそこそこしっかり。 シャンパーニュ的なイーストっぽさは無いけれど、これはこれでフレッシュな感じがして悪くない香りです ・・・と、良かったのはここまでです。 味わいのバランスに関して、数値的には糖度7.2/pH3.1で、ブリュットという割には糖度が高く、酸味はほどほど。 でも問題は数値で測れるそこじゃなくて、とにかくエグみが強いんだな。 カバに対して良く指摘する「金属を舐めるみたいな」を通り越して、「アルミホイルをガシガシ噛みしだく」みたいな、 奥歯の横の頬肉を横にギューッと引っ張られるような味わいです。 なんかパラメータとして、甘味を残すためにはこのエグ味は避けて通りない理由があるような、 明らかに美味い・不味いの基準だけでは歓迎しないであろう味わいの雰囲気が前面に出ちゃってます。

 結果、泡立ち含めた見た目も香りも、この値段のスパークリング・ワインに期待するレベル、 あるいはそれ以上のパフォーマンスが感じられます。 ただ、惜しむらくは味わいがガッチャガチャかつエグ味満載で、 下手すれば初めてのスパークリングがコレな方に対しては「シャンパンってこういう味なんだ」と間違った先入観を植え付けかねないワインと言えます。 この金属っぽくて粗っぽい感じは本家フレシネ共通で、なんか納得されられる部分もあります。 というわけで「安スパークリングとはこういうもんだ」というベーシックな安ワインに対する素養がある方以外にはお勧めしません。

点数72点

4日(日)

Bourgogne Hautes-Cotes de Beaune 2008
名称Bourgogne Hautes-Côtes de Beaune 2008
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ボーヌ 2008
生産者Nicolas Potel
二コラ・ポテル
価格1,987円
購入店 ヴェリタス

 本日は夕方早めに飲み始めて、最初はチーズとクラッカー。 そして夕食は、豚ロース肉のソテー、麻婆春雨、ソーセージ入りニラ玉。 ワインは、ちょっと熟成感が味わえそうな、それでいてお手頃価格だったブルゴーニュをチョイス。 二コラ・ポテル名義のオート・コート・ド・ボーヌですが、 2008年は二コラ・ポテル氏がネゴシアン「二コラ・ポテル」で働いていた最後の年かな? (現在はネゴシアン「二コラ・ポテル」はコタン・フレールという大ネゴシアンに買収され、 二コラ・ポテル氏は「ドメーヌ・ド・ベレーヌ」を運営)。 ラベルには"Vieilli en Fût de Chêne"(樫樽熟成)の文字あり。 また、近い銘柄とは大昔に稽古済みです。

 色は、ガーネットっぽい明るめの紫色に加えて、エッジのあたりはオレンジ色っぽい色調が見て取れて、 明らかに熟成した雰囲気を感じます。 香りはかなり弱めです。そしてその傾向はとてもとても熟成ワインっぽくて、奈良漬をなめし皮に包んだような雰囲気。 ラベル表記に反して樽香はほとんど感じません。 味わいは、渋味なんかはとてもスムーズにこなれた感じにはなっているけど、 正直ちょっと熟成し過ぎた感じ。 甘味もほとんど感じず、熟れてないソルダムみたいな味わい。 冷静かつ辛辣に判断すると、単に酸っぱい液体です。

 このワイン、期待したんだけどなぁ。 ちなみに9月8日まで楽天の「スーパーセール」らしく、 先日稽古したシャルドネを含むセット同様、 師範が買った時より200円も安い税込み1,787円で売られています。 お手頃価格で熟成ブルゴーニュの雰囲気を味わいたい方、かつ「老け専」の方は試す価値があると思います。 「若いモン好き」の師範にはちょっとイマイチでしたが。

点数68点

3日(土)

鳥でん 外観

 本日は、なんとなく美味しい焼き鳥が食べたくなったので、近所の焼き鳥屋の中で評判の良い天王町の鳥でんという店へ。 最近、美味しい焼き鳥屋に機会が多くて(この時とかこの時とか) これまで焼き鳥は焼いたやつを買ってきたり家で焼いたりしてたけど、 やっぱり本当に美味いのは外で食べるべきだな、と気づいたわけです。 そんな心境の変化もあって、徒歩圏の美味しい焼き鳥屋を開拓することにしました。

 店内は、カウンターが8席ほどと、6~8人座れそうな大きなテーブルが4つ。 そのテーブル配置が変わっていて、両端の2つはちゃんと6~8人座れるんだけど、 中の2つはテーブルとテーブルの間が狭いので壁側と通路側に2人ずつ、4人しか座れません。 なのでかなり離れて向き合う感じになります・・・って文章で書いても伝わらないかな。 要は4人で1つのテーブルだけど、ちょっと離れて座っている感じです。

鳥でん 白レバー

 料理は、焼き鳥屋なんでもちろん焼き鳥をバンバン頂きます。 左写真は白レバー、サイズはあまり大きくないけどそれでも1本100円は安いっすね。 長女は追加でも注文してました。

鳥でん ハツ

 この写真はハツ、一本120円。 ハツって、スーパーで鶏レバーを買うと数個入っていたりしますが、 師範家ではだいたいそれの取り合いになります。 なのでこういう店でハツだけ、ってのが食べられるのは嬉しい限り・・・極めて小市民的ではありますが。

鳥でん セセリと砂肝

 次なるは、手前の2本がせせりで一本120円、奥の2本が砂肝で一本100円。 せせりは子供らが大好きで、焼肉屋でもあればかならず注文します。 よっぽど鶏肉専門店とかじゃなきゃ個人では買えない部位っすからね。

鳥でん かしらポンズ

 他に注文した焼き鳥は、左写真のかしらポンズとか つくねとかかわとかうずら(卵)とか豚バラとかシロとか。 一品メニューとしては砂肝のごま油炒めとか鳥レバーのパテとか じゃがバターとかささみサラダとか。 どれも美味しゅうございました。

鳥でん ワイン 鳥でん ビール

 飲み物は、まず生ビールを2杯飲んだ後、北極星という銘柄のワインの赤を。 「180ml 420円」と書かれていたのでミニボトルで出されるのかな、と思ったらなんとガラス製の一合徳利。 お猪口で飲むワインは初めての体験ですが、これはこれで悪くなかったりします。 この銘柄、調べたらサッポロビールが出している一升瓶ワインなんですな。 お猪口なんで、余計な香りを感じることもなく(笑)、この量でこの値段ならアリです。

 その後、かちわりワイン(白)という、多分上記のワイン(の白)をジョッキに氷と入れたものを頂いて (これは薄まり過ぎてイマイチ)、最後にモヒート(これはたいそう美味しかった)を。 生ビールが一杯500円、それ以外は確かどれも420円だったと思います。アルコールの値段もリーズナブルです。

鳥でん 焼きおにぎり

 締めに、炭火で丁寧に焼かれた焼きおにぎり玉子スープを頂いて、 家族4人でのお会計は10,000円強。 最終的に焼き鳥だけでも29本食べたことを考えると、美味しくてそこそこリーズナブルだと思います。

 そういうこともあってか、このお店は常に満席状態、入れずに断念する人も何組か居ました。 ここは良い店発見!ではあるんだけど、残念なのはこの席配置だなぁ。 家族4人でぴったりの席が無い、というのがウチにとっては使いづらかったりします。


2日(金)

La Forchetiere Chardonnay 2014
名称La Forchetière Chardonnay 2014
ラ・フォルシュティエール シャルドネ 2014
生産者La Forchetière
ラ・フォルシュティエール
価格812円 (単品価格 898円)
購入店 ヴェリタス

 本日の夕食は、サワラの西京焼き、ネギたっぷり揚げ餃子(お惣菜)、ゴボウの煮物。 ワインは、一昨日届いたばかりのヴェリタスさんの白ワイン6本セットから、ロワール産のシャルドネをチョイス。 単品価格でも1,000円以下のワインだけど、 径の太い立派なボトルで、なんとなく一番イケてそうなんでいの一番に開けちゃいました。

 色は、決して濃くはないけど頼りなさの無い、照りを感じるレモン色。 香りは、いい意味でロワールらしくない、まるで南仏のシャルドネみたいな雰囲気で蜜香たっぷり。 ピーチっぽい甘い感じのフルーツ香もあります。 「こりゃ甘いのか?」と思いつつ口に含むと、予想に反して甘さはほとんど感じず酸がとてもシャープ、「北の国から」って味わいのワインです。

 結果、南仏の香りとシャブリの味わいを持った不思議なシャルドネです。 酸味が苦手な方にはお勧めしませんが、これはこれで美味いです。 和風の魚料理と合わせると結構良い感じにとハマります。

 ちなみに今回買ったこの白6本セット、9月3日から9月8日の間、 師範が購入手続きした先週より680円も安い6,100円で売られるようです。 高値で掴まされた師範的にはややモニョる感じはありますが、 過去別ヴィンテージで好印象だったブルゴーニュの白が2本も入っていることを考えると、 かなりお得ではないかと思われます。

点数73点