年度が替わって四月になりました。左写真は、先月末に行った「浜松の味を満喫」旅行中に撮った、
浜名湖フラワーパークに咲く満開の桜。今年の桜は咲くのも散るのも早かったですねぇ。
「現代ビジネス」のサイトに、『「映画を早送りで観る人たち」の出現が示す、恐ろしい未来』という記事が掲載されています
(コチラ)。その背景として3つが挙げられています。
・作品が多すぎること
・コスパを求める人が増えたこと
・セリフですべてを説明する映像作品が増えたこと
なるほどなぁ、と思います。そしてコレ、ワインの楽しみ方にも似たような傾向がある気がするんですね。
というのも最近、有名銘柄を有料試飲で提供するショップが増えましたよね。
ネットショップとの差異化とか、そもそも有名銘柄は高くなって1本なんて買えないとか、
いろいろ理由はあるんでしょうけど、「最短距離でワインを理解したい」というニーズが反映されているとも取れます。
また、消費者側の立場なのに資格取得を目指す方なども、「最短距離でワインを理解したい」ための行動のように思われます。
大丈夫、ワインなんて理解しなくたって楽しめますよ。いや『理解しない方が楽しめる』かも知れません・・・と、
もうすぐ満二十四歳の「安ワイン道場師範」は思います。ゆっくり咲きましょうよ。
もちろんプロの方/プロを目指す方はこの限りではありません。
名称 | Il Feudo "Cuvée Royale" Brut N.V. イル・フェウド "キュヴェ・ロワイヤル" ブリュット N.V. |
---|---|
生産者 | G.V.P. G.V.P. |
価格 | 438円 |
購入店 | 肉のハナマサ 西横浜店 |
どこへも行かないゴールデンウィーク二日目、世間様は平日なようですが、師範に於きましては飛び石に挟まれた平日はお休みすることを旨としておりますのでお休みです。
でも家族はド平日、ヒマを拗らせていたので山下公園まで薔薇の写真を撮りに散歩などに行っておりました(爺)。
その帰りに肉のハナマサで買ってきたのがこのイタリア産スパークリング。今日明日明後日の食前酒にするつもりです。お値段税別398円ですが、どうやってそんな値段を実現しているんですかね?
さて抜栓。コルクを抜く際に手に感じるガス圧は普通にしっかりしていました。
グラスに注いでも、底から上がってくる泡は細かくて立派なモノです。
香りも思いのほかしっかりです。青いリンゴとグレープフルーツの香り、深みはありませんがちゃんとスプマンテの香りがします。
味わいは、甘さ控えめ酸味しっかり苦味チョッピリで、こちらも普通にスプマンテらしい雰囲気があります。
この値段ですから当然シャルマー方式かなんかでしょうけど、泡はそこそこしっかりしているし全体的にとてもニュートラルで、
普通に楽しめます。コレをお店で『こぼれスパークリング』とか言って一杯500円で売ればバカ売れ大儲け間違いなしですよ
・・・などと素人が適当なことを申しております。
翌日、昼過ぎから再稽古。グラスは木村のピッコロを使ったんだけど、
フルート型よりも香りが取りやすいですね。安いけど有能です。そしてこちらの安スプマンテも有能、二日目も普通に楽しめます。
三日目は、カシスリキュールを割って「なんちゃってキールロワイヤル」にして楽しみました。
このクラスだと混ぜ物をしても罪悪感が無いのが良いですね。そしてベースが甘すぎないので、カクテル向きだとも思います。
点数 | 72点 |
---|
名称 | Sogga père et fils "Ordinaire" Chardonnay Fût de Chêne 2019 ソガ・ペール・エ・フィス "オーディネール" シャルドネ 樽 2019 |
---|---|
生産者 | Obusé Winery 小布施ワイナリー |
価格 | 2,310円 |
購入店 | 横浜君嶋屋 |
このゴールデンウィーク、↑のスパークリングは別にして、「ちょっと高級品とか希少銘柄で、普段なかなか飲めないワイン」と稽古して行きます。
その1本目がコレ、日本ワインの旗頭、小布施ワイナリーの曽我氏が造るシャルドネ。
人気銘柄ですが、お値段はキッチリ稽古範囲内です。
合わせた料理は、北海道産ホタテとノルウェー産サーモンと富山産ホタルイカのカルパッチョ、米国産縞ホッケの開き、
香川産ブロッコリーと熊本産高糖度トマトのサラダ、沖縄産もずく酢です。
色は、日本ワインのシャルドネとしたらちょっと濃いかなぁ、くらいのレモン色。ネットリ感も普通です。
でもね、香りが凄いんです。マジで「ホントにこれが日本ワイン?」と言いたくなるくらいのフルーツ大ボリューム&樽の香ばしさを感じます。
ブラインドで嗅いだら絶対「ピュリニー・モンラッシェの1級畑ですか?」って聞きますよ。
味わいは、強めの樽香を支えるにはやや酸が弱めな気はしますけど、ユルいって感じは一切なくて、ギュッと締まった旨味を丸ごと口に含んだような味わいに魅了されます。
カルトなワインを礼賛するのって安ワイン道場らしくなくてアレですけど、2,310円でこのクオリティは驚きしかありません。
もちろん小布施ワイナリーのワインと稽古するのは初めてではありませんが、こんな凄いのは初めてです。
「日本の樽ドネ」として胸を張ってお薦めでできるワインです。
これが普通に買えるような将来になることを期待しています。
点数 | 86点 |
---|
毎月29日は「肉の日」です。そして肉の日には、近所の焼肉屋さかい 横浜天王町店では支払代金の半額分のクーポンを頂けます
・・・ということでかなり以前から家族で伺うべく予約しておりました。
それが、ですよ。昨日から横浜市内の飲食店は「アルコール提供自粛」とのこと。
師範代には『どうする?』と聞かれましたが、
家族中でアルコールが必要なのは師範だけ、そこでキャンセルするなんてのはあり得ないわけですよ
・・・というわけで、生まれて初めて「アルコール無しの焼肉屋」です。
飲んだのは、お水とお茶。どちらも無料です。日本って素晴らしいな。
焼肉に合うのは水よりお茶ですね。
白飯は、飲まない家族含め焼肉屋で食べる習慣が無く、思いつきませんでした。
お支払いは、4人分トータルで11,000円ほど。お酒飲むときとあまり変わらないのね。
道場に帰って飲み直し。ワインは昼間結構な量を頂いたんで、しんみりと清酒を頂くことにしました。
開けたのは、先週青森の津軽伝承工芸館を訪問した時に「新幹線で飲もう」と考えて買った亀吉 純米吟醸(写真左)。
結果的に新幹線では日本ワインの白を飲んだので、そのまま持ち帰った清酒です。
色はちょっと黄色味がかっていて、香りには「居酒屋のお酒」っぽい酒臭さがあります。
味わいはやや甘め。そしてちょっとガチャガチャした雑味を感じます。
比較したのは、先日開けた磯自慢 特別本醸造。
普段なにげなく買っている「評判の良い造り手」の清酒って、実はかなり普通じゃないことを思い知らされましたよ。
師範母は本日のフライトで無事故郷に帰りました。
さて明日からはゴールデンウィークですが、特に何をすることも無いので酒浸りのアルコールウィークとなることが想定されています。
その景気づけの一発目がコレ、「大手メーカーの本気」サントリーのTOKYO Craft IPA。
ちゃんとIPAらしい苦味と香りがあって、200円ちょっとで300円台のビールの味わいが楽しめますよ。
夜には、アルコールウィークの開幕にふさわしいイベントに参加しました。それが「シャンパンくじ ご開陳大会」。
最近よくあるじゃないですか、こういうワインくじ。くじ運が無いことにかけては誰にも引けを取らない自信がある師範ですが、
面白そうなので参加させて頂くことにしました。師範同様の酔狂な参加者の皆さんは下記の方々です。
ヒマワインさん(幹事)
NAOTAKAさん
MOMOさん
MAMIさん
ちゃこさん
カツミさん
dakahiさん
stormさん
yutaさん
Yuichi Satoさん
安ワイン道場師範
名称 | A.Bergère Grand Cru Blanc de Blancs Extra-Brut N.V. A.ベルジェール グラン・クリュ ブラン・ド・ブラン エクストラ・ブリュット N.V. |
---|---|
生産者 | André Bergère アンドレ・ベルジェール |
価格 | 5,940円 (単品価格:8,800円) |
購入店 | 銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA |
今回のシャンパンくじの特賞はサロン (通常価格93,500円)です。くじ運無いくせに、開ける前は当たるつもりでおりまして、
緊急事態宣言明けの飲み会に「サロン持って行くね」などと空手形を切っておりました。
ちなみにサロンは19年前に稽古しておりまして、その時の買値は13,900円でした。
正直あまりパッとしなかった、というか値段ほどの価値は感じなかった気がします。
・・・などと「酸っぱい葡萄」な話は置いといて、師範が当たったのがコレ、
「A.ベルジェール」という造り手のグラン・クリュ、シャルドネ100%のブラン・ド・ブラン、ドザージュ量5g/Lのエクストラ・ブリュットです。
ベースとなる葡萄は2014年に収穫されたもので、ドザージュの日付は2019年6月19日とのこと。そういうことがキッチリ書かれた裏ラベルは好きですね。
データはともあれ中身がどういうワインだったかというと、話に夢中であまり細かいことは覚えていないんですが、
色はとても淡いレモン色で、なるほどブラン・ド・ブランだな、と思いました。
香りは、リンゴや柑橘類のフルーツ香に軽いイースト香、良く言えば典型的、悪く言えば普通のシャンパーニュの香りです。
味わいは、酸味がしっかりしていて、こちらもまぁ普通のシャンパーニュの味わいです。
ハイ、当然のようにくじは末等でした。
通常価格は8,800円とのことですが、それはちょっと厳しいですね。くじのお値段5,940円もちょっと・・・
ってか、くじってそういうものですよね。参加者の皆さんも(銘柄は違うけど)末等が多くて、みんな笑ながらワイワイと楽しく頂きましたよ。
点数 | 79点 |
---|---|
リンク | 【送料無料】プレミアムシャンパーニュくじ! 5,940円 |
名称 | Marquês de Marialva Baga Rosé Bruto N.V. マルケス・デ・マリアルバ バガ ロゼ ブルート N.V. |
---|---|
生産者 | Marques de Marialva (Adega Cooperativa de Cantanhede) マルケス・デ・マリアルバ (アデガ・コーペラティバ・デ・カンタニェデ) |
価格 | 760円 (単品価格:不明) |
購入店 | 銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA |
もしサロンが当たった場合のバックアップとして用意していたのがコチラ、
くじと同じ「Cave de L NAOTAKA」の「送料無料 ロゼワイン 5本セット」4,397円から、ポルトガル産のスパークリングです。
そして、↑のシャンパーニュをクイクイ飲んじゃって、結果的にはこちらも開けました。
アルコールウィークの前夜祭なので仕方ないですよね。
・・・ってな状況で開けたので、どんなワインだったかなんてほとんど覚えちゃいません。
ただ、幸いなことに半分以上残っていて、そして更に幸いなことにちゃんとストッパーをして冷蔵庫に保存してあります(昨日の師範エライ!)。
・・・というわけで、明日(というかコレを書いている今日)改めてアペロとして稽古する所存です。
さてさて翌日昼下がりに改めて稽古しております。
色は「これぞロゼの色」なオレンジピンク。泡立ちは弱めに感じるけど、これは昨日抜栓したからかも知れません。
香りも弱め。グレープフルーツの柑橘香に、ちょっと個性的な紫色の野菜(紫蘇とか赤キャベツとか)みたいな雰囲気を感じます。
味わいは甘さ控えめ酸味キッチリ苦味しっかり。
可愛らしい外観とは裏腹に味わいはかなり男前です。
「うーんコレは70点くらいだな」と思いましたが、昨日の師範は75点を献上しているようです。
よっぽど気分が良かったんでしょうね。泡モノにはそういう「ハレ」の効果がありますな。
点数 | 75点 |
---|---|
リンク |
【送料無料】 ロゼワイン5本セット(13弾) 4,397円 |
名称 | Bourgogne "La Cuvée de l'Oncle Paul" Pinot Noir 2018 ブルゴーニュ "ラ・キュヴェ・ド・ロンクル・ポール"ピノ・ノワール 2018 |
---|---|
生産者 | Dom. Moissenet Bonnard ドメーヌ・モワスネ・ボナール |
価格 | 1,490円 (単品価格:2,088円) |
購入店 | ヴェリタス |
本日の夕食は天ぷら、揚げ物大好き一家です。
天ダネは、海老、鶏むねの梅肉はさみ、ウド、しいたけ、カボチャ、オクラ、ナス、ピーマン、パプリカ、ミョウガ。野菜多めのヘルシー天ぷらです。
天つゆ、梅塩、抹茶塩で頂いております。
ワインは、ヴェリタスさんの「ブルゴーニュ有名蔵 赤5本セット」税送料込み7,480円から。
「有名蔵」とありますが、この「ドメーヌ・モワスネ・ボナール」という造り手さん、道場24年の歴史上で初めて耳にしました。
"La Cuvée de l'Oncle Paul"は「ポールおじさんのキュヴェ」らしいですよ。誰やねん?ポールおじさん。
色は、ACブルゴーニュとしてはかなり濃いめなのは暑い年だった2018年の特徴でしょうか。
香りには、アメリカンチェリーと革の香りに加えて、ちょっとイタリアワインっぽいスミレの雰囲気と、酢酸のようなツンっとする香りがあります。
味わいは、結構凝縮感と渋味があって、良くも悪くもいわゆるACブルゴーニュとは印象が異なります。
ポールおじさん、ラングドックあたりの出身でしょうか?なんとなく南仏のピノ・ノワールみたいな感じですね。
やや荒っぽい感じではありますが、単品価格2,000円くらいのブルゴーニュとしては存在感があって悪くないと思いますよ。
そしてブルゴーニュには梅塩ですよ。
点数 | 77点 |
---|---|
リンク |
ブルゴーニュ有名蔵 赤5本セット 7,480円 Bourgogne "Cuvee de l'Oncle Paul" Pinot Noir 2018 [Dom. Moissenet Bonnard] 2,088円 |
本日のお昼は家族でランチ、お店は道場近所にあるフレンチ・レストラン ジャンティエス・コマチ。 前回訪問したのは昨年末なので、4か月ぶりですな。
コロナ禍のこの状況ですから、休日のランチも人は少なめ、お客は師範らと、2人組と3人組だけ。 キャパとしてはその3倍くらいはあるので全く密にはならない状況です(もちろん入店前は検温と手指の消毒をして、食事中以外はマスク着用です)
今回注文したのは、アミューズ、前菜、パン、メイン、デザート、お茶で税込み3,500円のコース。 左写真がアミューズで、内容は鶏ハツのソテー、黒豆のペペロンチーノ、新玉ネギとハモンセラーノ。 モダンなディスプレイで、味わいしっかりで、ワインが飲みたくなります・・・ってもちろん飲みます(後述)
左写真が前菜で、タコのマリネのサラダ仕立て、チュイールと自家製ポテトサラダ添え。
次女はマヨネーズが苦手と伝えていたのでポテサラ抜きでしたが、このポテサラが美味しかったな。
レストランではやっぱりちょっと手を掛けたものが美味しいよね。
パンは、250円を追加してこの店のスペシャリテであるガーリックトーストをお願いしました。
これがツマミになるパンなんだな。写真撮り忘れたので前回をご参照下さい。
名称 | Saint Clair Riesling 2015 セイント・クレール リースリング 2015 |
---|---|
生産者 | Saint Clair Family Estate セイント・クレール・ファミリー・エステート |
価格 | 1,080円 (Glass) |
購入店 | ジャンティエス・コマチ |
今回はランチだし、飲む人は師範だけなので、ボトルでは注文せずグラスで頂きます。
特に銘柄を指定せずに「グラスワインの白をお願いします」と言って出して頂いたのがこのニュージーランド産のリースリング。
この銘柄は前回も稽古していますな。
色は前回同様薄めです。香りは、2015年産とそこそこのヴィンテージということもあり、フルーツ感が控えめになってぺトロール感が強くなった気がします。
味わいはかなりドライです。前回はもう少し甘さを感じたような気がしますけど、今回は完全に「辛口」な白という印象です。
ランチの白としては優秀だと思います。フルーティ過ぎたり樽が強かったりすると相手を選びますが、これだと何でも合わせられそうです。
アミューズで1杯飲み干して、前菜の時にもお代わりを頂きましたよ。
点数 | 72点 |
---|
メインは選択制で、魚料理がアンコウのポワレ、肉料理がこの沖縄産ポーク(アグー)のソテー。
火入れはほんのりピンクが残る感じで絶妙、ソースもコッテリ過ぎずにいい感じ。
昼からこんな料理が食べられるのは幸せでございます。
アンコウも、桜の葉に包まれていて普通じゃない感じで美味しそうでしたよ。
名称 | Toso Cabernet Sauvignon 2019 トソ カベルネ・ソーヴィニョン 2019 |
---|---|
生産者 | Toso Estate トソ・エステート |
価格 | 1,280円 (Glass) |
購入店 | ジャンティエス・コマチ |
肉料理なのでもちろん赤ワインをグラスで頂きます。
厨房前のサービス用テーブルでグラスに注がれて来ましたので、銘柄がわかりませんでした。
ここでセルフ・ブラインドテイスティングが発動ですよ。
色はかなり濃い紫色です。これは多分ボルドー系の品種だろうなと想像が付きます。
香りを嗅ぐと、レーズンやドライプルーンみたいな凝縮した果実の香りと、カラメルっぽい甘香ばしさを感じます。
これはきっと樽熟したカベルネだな、と絞れます。
味わいは甘さも渋味もしっかりです。そしてちょっと荒っぽい雰囲気も感じます。
師範の心の中でファイナルアンサー、「南仏のカベルネ・ソーヴィニョン」、
答えは「アルゼンチンのカベルネ・ソーヴィニョン」でした。
まぁ当たらずとも遠からずですね。シッカリ感があって美味しかったけど、税込み1,280円はちょっと高いな。
点数 | 76点 |
---|
デザートは、ムースとアイスとイチゴとホワイトチョコ。良いよね、冷たいデザート。
・・・というような家族でのランチ。お会計は5人分で22,000円弱とお手頃でしたよ。
名称 | Kuju-Winery Chardonnay Barrel Aged 2017 久住ワイナリー シャルドネ樽熟成 2017 |
---|---|
生産者 | Kuju-Winery 久住ワイナリー |
価格 | 2,618円 (寄付金額:5本セット40,000円 720ml) |
購入店 | 大分県竹田市 |
ランチでワイン飲みたい欲に火が付いたので、道場に帰ってきて更新分を記載しながら飲み始めたのがこのワイン、
大分県竹田市へのふるさと納税の返礼品として頂いた5本セットからの最後の1本、品種はシャルドネです。
ツイッターで「日本ワインの『シャルドネ樽熟成』はスイスイ系です」とお薦めした手前、
ホントにそうか確認したくなったわけですよ。
色はかなり薄め、レモンの果肉のような雰囲気の色合い、ザックリ言えば昨日のブルーリッジと同じ感じです。
香りは「えっ!」と声が出ました(1日ぶり2回目)。ちゃんと「プチ樽ドネ」です。
大分らしいカボスの柑橘香にバニラの樽香、シュッとしてパッとした香りが九州人の心をグッと掴みます。
味わいは、甘さ控えめ酸味そこそこ、苦味はとても軽めで旨味も良い感じ。
なんの引っ掛かりもなく口腔から胃の腑へと流れていきます。
「スイスイいける樽ドネ」とはまさにこのワインのことを言うのでしょう。
このワイナリーのセットはこれが最後の1本ですが、明らかに他のより頭二つくらい抜きん出ています。
やっぱり日本ワインの「シャルドネ樽熟成」はレベルが上がってきていると感じますな。
点数 | 79点 |
---|---|
リンク |
【ふるさと納税】 久住ワイナリー 赤ワイン 白ワイン 辛口 5本セット 寄付金額 40,000円 |
名称 | Blue Ridge Chardonnay 2018 ブルー・リッジ シャルドネ 2018 |
---|---|
生産者 | Dom. Boyar ドメーヌ・ボヤール |
価格 | 550円 |
購入店 | やまや大森店 |
本日の夕食は、鶏団子の甘辛てり焼き、ニラ饅頭、モロッコインゲンとベーコンのソテー、白子の煮付け、自家製ピクルス。
ワインは赤か白か悩むメニューですが、白子の存在がキーとなって白をチョイスしました。
選んだのは、ブルガリアの「ドメール・ボヤール」のシャルドネ。
ツイッターお知り合いが常飲されている銘柄ということで購入したワインです。
色は、若くて緑っぽさをかんじるレモン色。粘性は思いのほかそこそこあります。
香りは「えっ!」と声が出ました。ちゃんとシャルドネです。それも安ニューワールドみたいなトロピカルな感じじゃなくて、
安ブルゴーニュみたいな桃と青リンゴの香り。ほんのりですが古樽のバニラ感もあります。
味わいも旧ワールド風ですね。甘さ控えめで酸味そこそこ、後味にしっかりめの苦味があります。
このワインからブルガリア産の特徴を見出すことは難しい無国籍風ですが、良い意味で「がぶ飲みシャルドネ」です。
何にでも合わせられる包容力があり、合わせて失敗しても泣かないコスト耐力(500円!)があります。
点数 | 73点 |
---|---|
リンク |
Blue Ridge Chardonnay [Dom. Boyar] 550円 |
老母付き添いの「東北桜巡り」の二日目。本日も大変いい天気であります。師範の日ごろの行いの良さが反映されています。
朝もバイキングです。宿泊客のほとんどがツアー客、そしてお年寄りなので、朝食開始に一斉に人が集中してたちまち満席に。
師範らはぎりぎり第一陣に間に合ってラッキーでした。そして、「朝カレー」なるものがあったので食べていますよ。
ホテルの出発時刻は午前07:50、子供を連れて、だったら絶対無理だな、この時間。
本日の最初の目的地、そして今回のツアーの一番の見どころがこちら弘前城。 母はなによりここの桜を見たかったそうです。 午前9時半ごろ到着、幸いなことに7年前と同じ青空&満開状態でした。 そして7年前と明らかに違うのは、人が少ないこと。こんな贅沢な感じで弘前城の桜を見ることなんて、間違いなくもう無いだろうな。
弘前城を出たのが午前11時頃。バスが向かった先は津軽伝承工芸館、本日の昼食場所です。
昼食はオプションでした。普通だったらお仕着せの料理なんて食べることはない師範ですが、
今回の場合は脚の悪い老母を連れまわすことになることを避けて、おとなしくオプション料理の青森県産牛すき焼き定食を頂きました。
脂少なめだけど柔らかさのある肉で美味しかったですよ。
更に現場オプションでビールをお願いしました。その際に『アサヒだけですがよろしいですか?』と聞かれました。
アサヒじゃない銘柄を求める方も多いんだと思いますが、それでも置かれるアサヒの営業力はさすがですな。
さてこの後は師範の自己満足&備忘録の写真を貼らせて頂きます。
・・・という感じでバスツアーは終了、名調子を披露してくれたバスガイドさん、見どころで上手にスピードダウンしてくれた運転手さん、
ありがとうございました。母との旅行でしかこういうツアーは利用しないのでいろいろ新鮮です。
見どころを効率よく回れるし、名所の説明等、個人旅行では知ることが出来ない小ネタを得ることが出来るのもこういうパック旅行の良さですね。
部屋グレードアップ分も含んだ参加費は一人46,000円でした。
帰りの電車は北上駅18:15発やまびこ64号。今回のツアーは全く渋滞などにも会うことが無く、非常にスムーズでしたよ。
夕食も、オプションで手配を御願いした幕の内弁当、お値段1,000円也。
東北新幹線の北上駅にはコンビニしかないので、弁当をお願いするのが正解でした。普通に美味しかったっすよ。
そのコンビニで買ったビールが、昨日「ちょっと残念」とか書いたらオフィシャルさんにリツイートされてしまったビールのリベンジで、
「ベアレンビール "ザ・デイ" イノベーション レッド ラガー」。
ちょっと味付け濃いめの弁当に合う、色も味わいもちょっと濃いめのビールでナイスでした。
名称 | 月のセレナーデ 白 N.V. |
---|---|
生産者 | Edel Wein エーデルワイン |
価格 | 792円 (Half) |
購入店 | New Days 北上東口店 |
ビールを買う予定で北上駅構内のコンビニ入って、ちょっとお酒のところを覗いたらあるじゃないですか、岩手のエーデルワインが。
それも、赤白ロゼ、フルボトルとハーフボトルがしっかりと。
更には『冷えたワインがありますので店員にお尋ねください』とまで書かれているので、これは「酒の神様が微笑んでおるな」と思わざるを得ないわけですよ。
そして、せっかく冷えているなら、ということで白をチョイス。ロゼはきっと甘口だろうと想像されたからね。
上記のお弁当の後半戦はこのワインで片づけました。
色はほぼ無色ですね。粘性も低めなようです。
香りも、鼻で嗅ぐ分にはほぼ無臭です。でも口に含むと、マスカットのようなストレートに葡萄らしい香りがします。
味わいは・・・甘いです。師範の想像大ハズレ。ちゃんとラベルを見ると
『フルーティな香りとリースリング・リオン葡萄の爽やかな酸味の甘口』
と書かれているし、ラベル脇には『甘口』のところにもマーキングされています。
師範の確認漏れでございます。
でもね、良いのよ、食後酒だと思えば。実際チビチビ飲んで楽しめましたし。
アルコール度数は9.5%と、ちゃんと車内で出来上がっちゃわないように配慮されていると考えましょう。
点数 | 68点 |
---|
午後10:30頃、師範もピッコログラスも無事道場に帰り着きました。
今回の東北ツアー、天気にも花にも景色にも恵まれてなによりでした。
お疲れさまのビールは「ヱビス プレミアムホワイト」、
普通のヱビスとホワイトビールの中間くらいの雰囲気かな?
疲れた身体に染み入る美味さです・・・ってか何を飲んでもそう言っている気がします。
老母の道場逗留の主目的は『東北の桜を見に行く』とのこと。ならばということで師範も付き添い、お休みを取得して東北地方へ向かいます。
母もそろそろ自分で歩くのもままならなくなって来たので、
もしかするとこれが最後の東北の桜かも、ということで、こういう時期ですが向かうことにしました。
前回は見にいったのは7年前、その時も「今回が最後かも」と思ったんですけどね。
行きの列車は、東京07:56発はやぶさ103号(写真手前)。団体旅行なので一ヵ所に固まって乗車しましたのでそこだけ人多めでしたが、
全体の乗車率は半分に満たないくらいでした。
朝食は、東京駅の売店で買った30品目バランス弁当、お値段950円也。
別に健康を意識したわけではありませんが、売られていた弁当の中では珍しく1,000円を切っていたことと、
なにより「ツマミになりそう」ということをファースト・プライオリティにしてチョイスしました。
食べた印象は・・・普通に美味しいですよ。これだけの種類を自宅で作ろうと思えば大変なので、そういう意味でも良い選択です。
もちろんワインも頂いて↓おります。
名称 | Vinus Organic Cabernet Sauvignon Merlot 2019 ヴィニュス オーガニック カベルネ・ソーヴィニョン メルロー 2019 |
---|---|
生産者 | Vinius (Jean Claude Mas) ヴィニュス (ジャン・クロード・マス) |
価格 | 363円 (187ml) |
購入店 | The Garden アトレ恵比寿 西館 |
新型コロナウィルス感染防止の施策で、新幹線の社内販売は中止されているようです。
飲酒も禁止かと心配しましたが、静かに頂く分には問題ないとのこと。
静かに飲む酒と言えばワインです、というわけで今回はビールは飲まずにいきなりワインを頂きます
・・・って、実際のところは、団体行動だったので乗車前にビールを買いそびれちゃったわけですけどね。
でもそんなこともあろうかと、
持参したのがこのワイン、先週恵比寿へ行った際に駅ビルの"The Garden"で購入しておいたものです。
造り手は、南仏の安ウマ名手「ジャン・クロード・マス」ですね。187mlで363円です。
色は、この値段(といってもフルボトル換算だと1,500円くらいになるのか)とは思えないしっかりと濃い紫色。
香りも、南仏の光をたっぷり浴びた濃い色のベリーの香りがしっかり感じられます。
味わいは丸っこい渋味とそこそこしっかりの甘さ。ちゃんと飲み応えがあります。
旅行みたいなシチュエーションにぴったりの、チビチビ飲んで美味しい赤ワインでした。
最近は缶ワインなんかも増えて来ていますが、こういう小容量ワインのニーズってもっとあるような気がするんですよね。
各社頑張って欲しいところです。
点数 | 74点 |
---|
7年前と同じく、今回参加したツアーもJTB主催「八甲田雪の回廊と弘前 角館 北上 みちのく三大桜スペシャル 2日間」。 あいにく秋田県側の判断で角館は行けなくなりましたが、代替として小岩井農場の一本桜に行くことになり、近くなった分時間に余裕が出来ました。 観光バスも前回同様「岩手県交通」。よろしくお願いします。
最初の訪問地は、北上市にある北上展勝地。
前回も葉桜でしたが、今回もまた葉桜でした。
っていうか、北上、角館、弘前、すべて桜が咲く時期はズレているので全部が満開ってことはないそうです。
北上展勝地、開園100周年ということもあり絶賛「桜祭り」中だったみたいですが、人ではほぼ無いに等しい状態でした。
出店の方とか大変だろうな。
北上展勝地を出て、向かった先は雫石の道の駅。本来は角館に行く予定だったのでその途中にあるわけですね。 道中、在来線を走る新幹線とすれ違いました。「おーっ!超レア!」と思って写真を撮ったけど、 よく考えたらこのあたりの人には普通の光景ですね。
雫石の道の駅では併設されているしずく庵という蕎麦屋で、師範は天ざるそば 1,000円と瓶ビール(中) 500円。 蕎麦は手打ちらしく良い歯応えがあります。天ぷらは揚げたてで美味しいけど、全て野菜というロックな内容。 ビールはスーパードライ、他人サマが働いている時間に飲むビールはなんでも美味いです。
角館の代わりに追加された訪問先が、小岩井農場の一本桜。 なんのことはない草原に生えた1本の桜ですが、テレビドラマで使われて有名になったそうです。 そして、こうやって天気のいい日に残雪の残る岩手山を背景にすると、なんか絵になりますな。
宿も、7年前と同じ安比グランドホテル。ただ、前回と違うのは今回は部屋をグレードアップしてタワー棟にしました。 そしてなにより前回と違うのは、隣国からインバウンドのお客様がいないこと・・・というかそもそもめっちゃお客さんが少ないこと。 厳しそうですね、観光業界。
タワー棟の部屋は10階、とても広い部屋で、目の前は八幡平の山と安比高原スキー場がババーン!と。 一人2,000円のグレードアップは部屋に入った瞬間に実感しました。やっぱりリゾートホテルは良い部屋に泊まらなきゃですね。
宿に着いてほっと一息の一杯は、「ベアレンビール "ザ・デイ" トラッド ゴールド ビルスナー」。
泡立ちも泡持ちもちょっと弱めが残念ですが、景色の良いところで飲めばなんでも最高です。
ビールを飲んだら温泉大浴場へ。あいにくコロナ禍の影響でサウナも水風呂も閉鎖中だったので、ただの大きい風呂でした。
ただ、人は少ないので広々使えます。前回は「激混みな学生寮の大浴場」な感じに嫌気が差して有料の露天風呂に行ったんだけど、
今回は(ちょっと残念だけど)コレで満足しましょう。
夕食は、宴会場(竜ケ森)にてバイキング。 このご時世、どうやってバイキング料理を提供するのかとというと、料理を取りに行く際にはマスクとポリエチレンの手袋必須、 食べるテーブルも相当スペースが開けて合ってアクリルの衝立があります。 お客さんの少なさゆえになせる業さとは思いますが、ホントどこも苦労しておられるなぁ、と感じますよ。
肝心の料理、それぞれは美味いのよ。天ぷらは春らしく山菜(フキノトウ、行者ニンニク、こごみ、うるい)だし、 料理人さん一生懸命にその場で天ぷらを揚げたりステーキを焼いたりして頂いているし。 前回来た時みたいな「どれもしょっぱい」って感じはありませんでした。ちゃんと美味しいです。 でも、でもやっぱりこの提供形態は「めっちゃ美味い」にはならないよね。
お酒は、地ビールやグラスワインなんかもありましたが、なんとなく地酒をチョイスすることにしました。 選択肢は、「あき開」という銘柄の、純米酒と純米大吟醸。もちろん安い方をチョイスして、あき開 純米大辛口 水神、300mlで1,155円です。 お手軽価格の清酒ではありますが、クセが無く食中酒として好適でしたよ。
名称 | Hahn Monterey County Pinot Noir 2017 ハーン モンテレー・カウンティ ピノ・ノワール 2017 |
---|---|
生産者 | Hahn Estate ハーン・エステート |
価格 | 1,351円 (Half) |
購入店 | 恵比寿 君嶋屋 |
夕食もさっさと食べ終えて、お約束の2度目の風呂に入って、部屋で飲み直し。
今回持参したのはツイッターでお薦め頂いた米国の"Hahn"という造り手のピノ・ノワール。
先日お江戸に上京した際にたまたまハーフが置いてあったので、
「これは酒の神に買いなさい!と言われている」と思いゲットしたものです。
色は、ピノ・ノワールとしてはかなり濃いめ、そして青みを感じる紫色。色だけならサンジョヴェーゼやネッビオーロみたいな感じです。
香りは、アメリカンチェリーやアメリカンいちご(ゴリゴリしたやつ)、それにプラムみたいなやや甘い感じのフルーツの香りがパーッと。
香りのボリューム的にはこの価格帯としては大変立派です。やや締まりのない感じもありますけどね。
味わいは、基本的には甘酸っぱくてキュートな感じ。それに軽い苦味が伴っています。
ややユルさがあるのは否めないけど、
なんというか、一斉に花が咲き始めた東北の季節、そしてちょっと朴訥とした東北の雰囲気に合うワインという感じです。
思いっきり飲んでいる環境に振られている可能性は大ですが、そういうことにしておいて下さい。
点数 | 78点 |
---|
そんな感じの東北桜巡りの1日目。健康的に11時前にはおやすみなさい。
名称 | Bourgogne 2018 ブルゴーニュ 2018 |
---|---|
生産者 | Dom. Chevalier ドメーヌ・シュヴァリエ |
価格 | 1,740円 (単品価格:2,440円) |
購入店 | ヴェリタス |
2018年のブルゴーニュは「暑いヴィンテージ」らしいですね。
そういう年は裾モノを狙って吉、ということで2018年産のACブルがメインのセットを購入しました。
価格高騰の波はこのクラスにも及んでいるけど、一本税別1,360円ならまだ道場からの射程圏内ですわ。
本日のワインはその中からの1本、直近は10年前に2008年産と稽古した「ドメーヌ・シュヴァリエ」。
ぺサック・レオニャンの「ドメーヌ・ド・シュヴァリエ」とは違いますよ。
ちなみに本日から師範の老母が道場に逗留しています。
なので夕食はややトラディショナル日本食寄りで、
豚ヒレの香草焼きと甘辛焼き、野菜と豚ロースの蒸し物、きんぴらごぼう、もずく酢、新玉ネギのサラダ、筍ご飯です。
色は濃くなく薄くなくの赤紫、でもACブルなら濃いめかな、ってくらいの色合いです。
香りはなかなかなものです。アメリカン・チェリーとラズベリーのような果実の香りに、ほんのりバニラの香ばしさを感じます。
味わいは、まず感じるのはしっかりした甘さ。
酸味が弱いかと言えばそういうことも無くて、渋味が弱めな印象はあるけど素直に美味しく感じられます。
やっぱりこれはヴィンテージの恩恵ですかね、良く熟れたブドウが使われている感じがします。
単品価格が稽古範囲内でこの内容のブルゴーニュは間違いなくアタリです。
これ覚えておくべき「安ワイン者にとって2018は買い!」です。
点数 | 81点 |
---|---|
リンク |
ブルゴーニュ有名蔵 赤5本セット 7,480円 Bourgogne 2018 [Dom. Chevalier] 2,440円 |
本日は、ツイッターのお知り合い(だけど初対面)Mikiさんの誕生日ということで、お祝いの食事会。 場所は恵比寿駅からすぐのところにあるWine bar Mというお店。 他の参加者は、南アフリカワインの伝道師KOZEさん、 着物の姐御MAMIさんです。
店内は、数人座れるカウンターと、4人掛けのテーブル席が4つくらい。ワインバーとしては比較的大きめかも知れません。
このご時世ですから、土日の営業時間は午後1時から午後8時まで、テーブルの間は衝立で仕切られていて、新型コロナウィルス感染防止への配慮が伺えます。
カウンターの後ろには、写真のようにワイングラスがズラリ。ワインリストも見せて頂きましたが、
なんと100種類以上のワインが全てグラスでも頼めます。今回お願いしたコースは、「BYOコース 6,600円」なのでお店のワインは頂きませんでしたが、
フラッと来ても楽しそうですよ。
そんな感じで午後5時には4人が集合して乾杯。ちなみにグラスはリーデルか、それに準じた立派なものをワインに合わせて使わせて頂けます。
名称 | Louis Roederer Brut Premier N.V. ルイ・ローデレール ブリュット・プルミエ N.V. |
---|---|
生産者 | Louis Roederer ルイ・ローデレール |
価格 | (Mikiさんから) |
購入店 | エノテカ楽天市場店 |
今回の主旨は、もちろんMikiさんのお誕生会でもあるですが、
それとは別にMikiさんが『いろんなキャンペーンで当選したワインをみんなで飲みましょう』という企画でもあります。
要するに師範らはそれのご相伴に預かっておるわけです。ありがたい話であります。
その一本目が、エノテカのフォロー&リツイート・キャンペーンで当選されたルイ・ローデレールのブリュット・プルミエ。
これ、結構ツイッターのお知り合いで当選している人が多くて、応募しなかったことに臍を噛んでおったわけですよ。
こうやって飲めてラッキーであります。ちなみに直近の稽古はココですね。
上写真のように、グラスはフルート型じゃなくてやや大きめのものを使わせて頂いております。
色は薄めの黄金色、ちょっと琥珀色っぽさもあって熟成期間はそれなりに長そうです。
香りは、典型的なシャンパーニュの香りである焼リンゴとブリオッシュの香り。もうそれだけでオッケーです。
味わいは、比較的酸味がしっかりしていて硬派な印象を受けますね。
いや~美味いです。やっぱりシャンパーニュは美味い、そして人サマのものを頂くと更に美味いっすね。
次回のキャンペーンには師範も必ず応募せねば、と心に誓いました。
点数 | 82点 |
---|---|
リンク |
Louis Roederer Brut Premier N.V. 6,336円 |
こちらのお店の素晴らしいところは、事前に持ち込むワインをお知らせしておけば、それに合わせた料理を出して頂けることです。
そして、最初のシャンパーニュに合わせて出されたのがこの料理です。
富山産ホタルイカとホタテのマリネ
やっぱりシャンパーニュにはこの時期ホタルイカとホタテっすよね。鉄板のマリアージュです。
名称 | De Wetshof Estate "Bateleur" Chardonnay 2016 デ・ウェホフ・エステート "バトラー" シャルドネ 2016 |
---|---|
生産者 | De Wetshof Estate デ・ウェホフ・エステート |
価格 | (Mikiさんから) |
購入店 | 銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA |
次なる白は、南アフリカの造り手「デ・ウェホフ・エステート」のフラッグシップである「バトラー」。
これは当選品というわけではないのですが、「#ウェホフ祭り」のリアル飲み会版ということで持参して頂きました。
道場でもデ・ウェホフのセットは買ったので、この銘柄はまだ在庫しています。いつ開けるべきか、大変参考になります。
色は、素人にもはっきりと「コレ高級ワインだよね」とわかる黄金色。
香りはシュッとしたグレープフルーツのような柑橘類の香りにバニラの甘香ばしさ。
KOZEさんは『塩バター』なんて言われてましたね。師範は玄米茶も感じました。
鼻で嗅いでいたら「こりゃ確かに南アのモンラッシェかも」と思える高級感ですが、口に含むとちょっとカリフォルニアの樽シャルっぽくもあります。
味わいもとてもしっかりした厚みがあるのですが、敢えて難点を探すとやや酸が弱いかな。別に難点探す必要なんて無いんですけどね。
ともかくこりゃ美味いシャルドネです。派手なワインが好きな師範のツボにガッツリはまりました。
若いけど今飲んでも十分美味しいワインです。道場の在庫分は5月連休中に開けることにしましたよ。
ヴィンテージに間違いがありました。2017と書いていましたが実際は2016でした。ちなみに2017の稽古はコチラです。
点数 | 90点 |
---|---|
リンク |
De Wetshof "Bateleur" Chardonnay 2017 9,350円 |
樽の効いたシャルドネに合わせて出して頂いたのがこの料理です。
真鯛のポワレ ホワイトアスパラガスとゴボウのフリット添え
ホワイトアスパラガスと鯛、春ですなぁ。そしてクリーミーなソースが濃いシャルドネにバッチリ合います。
お見事でございます。
名称 | Bourgogne Hautes-Côtes de Nuits "Le Colonel" Pinot Noir 2014 ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ "ル・コロネル" ピノ・ノワール 2017 |
---|---|
生産者 | Maison Jean Virely メゾン・ジャン・ヴィルリィ |
価格 | (Mikiさんから) |
購入店 |
こちらのピノ・ノワールは、
「FM Haro ! 76.1(浜松エフエム放送)」というラジオ局のキャンペーンで当選されたもの。
浜松はつい最近伺ったので親近感が湧きますが、
造り手の「メゾン・ジャン・ヴィルリィ」も、インポーターの「日本ウインズ」もどちらも初めて稽古するので、
謎に包まれておりました。
色は、薄めが多いこのアペラシオンとしてはやや濃いめに感じる赤紫色です。
香りも、薄っぺらな感じはしなくて赤系果実の甲高い香りと革製品の妖艶さを感じます。MAMIさんは『昔のブルゴーニュっぽい』と言われてました。
味わいも、ブルゴーニュらしい酸味が効いていてシュッとした感じ。甘さ控えめオトナの味わいです。
派手さはありませんが、「ちゃんとちゃんとのブルゴーニュ」といった感じで好印象でした。
今どきはネットで全国各地のラジオ放送が聴けるみたいですから、ぜひ皆さんも浜松エフエム放送を聴きましょう。
点数 | 79点 |
---|
ブルゴーニュのピノ・ノワールに合わせて出して頂いたのがこの料理です。
ハンガリー産鴨の低温調理、キノコのロースト、マンゴーソース
ってかこのお店、「ワインバー」なんて名乗っていますが出される料理は思いっきりちゃんとしたフレンチですよ。
この鴨も「大丈夫か?」ってくらい火の通し方がレアで、薄っすら血の香りがして、添えられたキノコ含めブルゴーニュにバッチリでした。
名称 | Vilafonté "series m" 2004 ヴィラフォンテ "シリーズ・m" 2004 |
---|---|
生産者 | Vilafonté ヴィラフォンテ |
価格 | (KOZEさんから) |
購入店 |
ご相伴に預かるばかりじゃアレってことで、師範とKOZEさんの男性陣も1本ずつ持参しております(MAMIさんからMikiさんへはシャンパーニュのプレゼントも)。
KOZEさんが持参されたのがコチラ、ヴィラフォンテのシリーズ・M。
品種は、カベルネ・ソーヴィニョン36%、メルロー31%、マルベック25%、カベルネ・フラン8%のボルドー・ブレンド、
ヴィンテージはなんと2004年。ずいぶん昔に買って保存しておられたのかな?と思ったら「さっきアフリカーで買ってきた」とのこと。
確かにまだ売られてますね。
そういうのを見つける嗅覚がさすが「南アの伝道師」です。
色は、16年前のワインとは思えないくらい若々しい紫色です。
香りは、まずボリュームは素晴らしいっすね。ドライプルーンみたいな甘いフルーツの香りがブワーッと来ます。
味わいの柔らかさは熟成の恩恵でしょうね。文句なしに美味しいワインです。
素晴らしいワインをありがとうです。そして今回使わせて頂いたお店の名前が「Wine bar M」で、このワインの名前が「series m」。
女性はMikiさんMAMIさんで頭文字がM、それゆえこのワインを選ばれたとしたかっこ良すぎですよ>KOZEさん
点数 | 88点 |
---|
濃い系の赤ワイン2本に合わせて出して頂いた料理がコチラ。
骨付き子羊のロースト
鉄板中の鉄板メニューですね。そして鉄板なだけではなくて、ソースや付け合わせ含めてちゃんと美味いのね。
このお店はアタリですよ。
名称 | Boekenhoutskloof Syrah 2016 ブーケンハーツクルーフ シラー 2016 |
---|---|
生産者 | Boekenhoutskloof ブーケンハーツクルーフ |
価格 | 6,480円 |
購入店 | ワインブティックヴァンヴァン |
最後のワインは師範が持参したこちら。
「七つの椅子」の名で有名なブーケンハーツクルーフのフラッグシップからシラーを。
この銘柄とは2月に1杯だけ稽古していますがほぼ忘却の彼方、
別の品種&ヴィンテージだと昨年カベルネ・ソーヴィニョンの2015年産と稽古しております。
色はほぼ真っ黒です。香りは、ブルーベリーのような果実の香りにシラーらしい白胡椒のようなスパイシーな香りを感じます。
味わいは・・・固いです。更に若干炭酸のチリチリ感も残っているので、ツンツンした刺激を感じます。
一応、会の最初から抜栓して頂いてはいたんですが、「こりゃもっと開かせた方が良いな」ということで途中からデカンタージュして頂きました。
そうすると固さは幾分改善されましたが、いかにも大器晩成型で、まだまだポテンシャル爆弾(でも爆発前)って感じでしたね。
道場には同じものがもう一本ありますが、しばらくはその存在を忘れましょう。
点数 | 81点 |
---|---|
リンク |
Boekenhoutskloof Syrah 2016 6,480円 |
デザートはお誕生日プレートを作って頂いていましたよ。
Mikiさんは皆さんと初対面でしたが、そんなこと雰囲気は一切感じず打ち解けられるのがオフ会の良さですね。
・・・と、そんな感じの持ち寄りワイン会、6,600円でこの料理とサービスはとてもお得です。
お店も参加された方もありがとうございました!
名称 | Chianti Classico Riserva 2017 キアンティ・クラッシコ リゼルヴァ 2017 |
---|---|
生産者 | Kirkland Signature (Villa Cafagio Estate) カークランド・シグネチャ (ヴィラ・カファジオ・エステート) |
価格 | 998円 |
購入店 | コストコ 金沢シーサイド倉庫店 |
本日の夕食は鶏ハム。ワインは、先日コストコで買ってきた3桁のキアンティ・クラッシコ・リゼルヴァ。
プライベート・ブランド商品だけど、リゼルヴァで3桁ですよ。それにジェームス・サックリング氏が91点を与えたというシールも貼られています。
恐るべしコストコです。
ただ、コストコって道場からはちょっと遠いし、一単位の量が多いから買いづらくてあまり利用しないんだよな。
さて抜栓。コルクはDIAM3、ブショネが無くて安心です。全部こういうのになって欲しいですね。
色は、サンジョヴェーゼらしいそんなに濃くは無くてやや明るめの紫色。若いのでエッジまでビシッと同じトーンです。
香りは、これぞキアンティ、これぞリゼルヴァ。チェリーのようなフルーツ香に桜餅の香り、そしておばあちゃんの膏薬のような雰囲気。
味わいは、アタックは弱めで甘さ控えめ酸味しっかりで、後味にじわっと渋味。
本格的だけど、ちょっと酸味がキツイか、という感じはあります。。
こりゃ凄い!ってんじゃないけど、キアンティ・クラッシコ・リゼルヴァらしい陽気な香りと味わいがしっかりと感じられます。
こんなちゃんとしたワインが税込み3桁、コストコの「直販&規模の経済」の凄みを感じますな。
師範はこういうアプローチで価格を抑えたワインは支持します。
点数 | 77点 |
---|
名称 | Rosé d'Enfer 2019 ロゼ・ダンフェール 2019 |
---|---|
生産者 | (Cooperative Viticole Plaimont) (プレモン生産者組合) |
価格 | 1,004円 (単品価格:1,980円) |
購入店 | 銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA |
「#春のロゼ祭り」は続くよどこまでも・・・ということで、本日もロゼを頂きます。
なんたって浮かれてロゼの5本セットと4本セットを買っちゃったからね。
本日は4本6,600円の高い方のセットから選んだ一本で、産地は南仏のAOCサン・モン。
「あれ?コート・ド・サン・モンってVDQSじゃなかったっけ?」と思ったら、2011年にAOCに昇格したみたいですね。
ちなみにお料理当番は師範で、メニューは青椒肉絲、レタスとキュウリのチョレギサラダ、焼きギョウザ(焼くだけのお惣菜)、シイタケのフカヒレスープです。
色は非常に淡い感じのオレンジピンク。粘性は低くサラリとした感じです。
香りのボリュームはかなりしっかりしています。黄桃のような甘いフルーツの香りと、若いトマトのような香りがガッチリ感じられます。
味わいは、甘さ控えめ、酸味シッカリ、後味に軽い苦味。香りの人懐っこさとは裏腹に、かなり硬派な味わいです。
香りは華やかだけど味わいはキュッと締まっていて、料理に合わせやすいワインだと思いますよ
・・・などと言いながら、調理担当だとほぼ調理中に飲み干しちゃいましたよ。
なので本当に合わせやすいかは未確認ですが、キッチンでサクサク飲めるワインではあります。
点数 | 75点 |
---|---|
リンク |
【送料無料】春のロゼ祭り4本セット 6,600円 Rose d'Enfer 2019 [Plaimont] 1,980円 |
ここんとこアペロだ!昼シャンだ!などと戯言をぬかしておったので、清酒探訪を怠けてました。
ようやく最近買ったのが写真左、静岡の「磯自慢 特別本醸造」、お値段1,793円也。
香り控えめ甘さも控えめ、質実剛健男の酒って感じです。
軟弱者の師範は、開けて2ヵ月経った「亀齢萬年」(写真右)の方がフルーティで好きかもです。
それにしても清酒はタフだな。セラーに立てておけば2ヵ月経っても普通に楽しめますよ。
清酒のアテは、松原商店街の魚屋で買ってきた新鮮なツブ貝。10個で800円、右側5個が剥く前、左側が剥いた後。
ツブ貝って剥くのが大変だよね。100円回転寿司とかでも出されているけど、手間を考えたら絶対にその値段じゃ合わないな。
そしてこの磯っぽさには清酒しか勝たん、です。きっとワインにもビールにも合わんと思います。
名称 | Cuvée Especial Albariño 2018 キュヴェ・エスペシアル アルバリーニョ 2018 |
---|---|
生産者 | Chan de Rosas チャン・デ・ロサス |
価格 | 930円 (通常価格:2,970円) |
購入店 | ワイン&ワインセラー セラー専科 |
ツブ貝の刺身は清酒に任せて、本日の夕食はこれまた松原商店街の魚屋(オーシャン)で買ってきたマグロのカマの塩焼きなど。
カマが4個で500円ですよ。魚屋だと捨てるところなんでそんな値段なんでしょうけど、最近スーパーなんかで売られているカマ、高くなりましたからね。
美味しいことに皆さん気づいちゃったんでしょうね。あとは、レンコンのキンピラ、キュウリと人参の中華風サラダです。
そんな料理に合わせて選んだのは、セラー専科さんの「中身の見える豪華5本福袋」12,222円から、
スペインはリアス・バイシャス産のアルバリーニョ。
リアス・バイシャス、知ってますか?中学校で習った「リアス式海岸」の語源となった地方ですよ。
当然海産物がたくさん採れるところなので、本日の料理には合うはずと確信してチョイスしました。
色は、若いアルバリーニョらしい緑っぽさを感じるレモン色。
香りのボリュームは中くらいで、いわゆる「芳香系」品種らしいリンゴやライムの柑橘香と、
男性用化粧品「資生堂ブラバス」のようなニヒルな香りもあります。熟成にフレンチオークが使われているらしいですが、樽香はほとんど感じません。
味わいは、しみじみ美味いっす。派手さはないけど染み入る濃さ&美味さ。なんとなく塩気を感じるし、香草を振ったマグロのカマ焼きにバッチリです。
派手さはないけど美味しいワインです。日本の食卓にも合わせやすいと思います。
セットの割り戻し価格である1,000円以下なんてビックリ仰天な値付けですし、
単品価格の3,000円弱でもまずまずアリです。
食事に合わせて一人で一本、家飲みに好適なワインですよ。
点数 | 79点 |
---|---|
リンク |
中身の見える豪華5本福袋 12,222円 Cuvee Especial Albarino 2018 [Chan de Rosas] 2,970円 |
本日のアペロは、昨日頂いたお土産いろいろの中から「森からし蓮根チップス」を肴にピルスナー・ウルケルを。
重心低めの穀物的な香りに苦味シッカリで、正統派のビールという感じがします。
個人的にはエール系の華やかさが好きだけど、たまにはこういうビールもイイっすね。
あと、ヨーロッパのビールって容量が330mlなのがちょっと寂しいな。この点は日本の350mlが好きです。
ワインの「ヨーロッパ=750ml/日本=720ml」と逆ですね。
名称 | Picket Fence Top Rail Red Blend 2014 ピケット・フェンス トップ・レイル レッド・ブレンド 2014 |
---|---|
生産者 | Picket Fence Vineyards ピケット・フェンス・ヴィンヤーズ |
価格 | 1,152円 (2本で10%オフ) |
購入店 | カルディららぽーと横浜店 |
本日のワインは、ツイッターで安売り情報をゲットして買った米国産の赤。
なんと通常価格4,280円が70%オフの1,280円、そこから更に「2本で10%オフ」で買えました。
合わせた料理は、熊本産の馬刺し、鶏つくねの照り焼き、ナスの味噌焼き、キュウリとトマトの旨ダレです。
色は、カリフォルニアのこの手の赤としてはちょっと薄めに感じるくらいの濃さ。
香りは、ボトルの外観からは濃くて重い香りを想像していましたが、なんとなくジューシーというか赤系果実の香りがします。樽の効かせ方もおだやかです。
口に含むと「これピノタージュ?」な雰囲気。ピノ・ノワールほど明るくはありませんが、思ったよりも軽くてスイスイすすむ君です。
ボルドータイプのボトルに入っているので、カベルネやメルローみたいな重い系を想像しましたが、
中身はもっと軽くて冷やしめでバーベキューなんかに合いそうなワインでした。重すぎないので馬刺しや鶏つくねにも合います。
税込み1,000円強だったのでそれならお買い得ですが、元値の4,000円以上ってのはちょっと無いと思います。
熟成用にもう一本買っちゃってますが、熟成させても向上する要素は少ないと見ましたんで近いうちにまた飲んじゃいます。
そうしないとセラーが溢れちゃいますから。
点数 | 75点 |
---|
師範の郷里熊本から、ワイン友だちのくまべさんが所用で上京されるとのことで、 師範と、同じくワイン友だちのMOMOさんもご一緒させて頂くことになりました。 まず向かった先は、一気に南アフリカワイン好きの聖地になった感があるアフリカーさん。 前回訪問したのは昨年の7月ですから、9ヵ月ぶりですね。
コイン式の試飲用サーバーには、今回も師範が稽古したことのない南アフリカ産ワインが並んでおります。
もちろん6種類30mlずつ1,500円のフルコースでテイスティングさせて頂きました。
試飲は「稽古」に含めない安ワイン道場ですが、やっぱり楽しいよね。
最近こういう「ちょっとだけ飲める」お店が増えてきた印象があって、
「ワインはマル1本飲んでこそ」と思っている師範もちょいちょい利用させて頂いております。
そして、改めて考えると安いっすよね、この値段。だって1本7,000円とかのワインも含まれているからね。
試飲とはいえこのお店はちゃんと座れるテーブルとイスもありますよ。
当然のように師範だけじゃなくてくまべさんもMOMOさんもフルコース。 そしてこちらの試飲の凄いところは、世に名だたるグラスが自由に使えることです。 リーデルの「ブラックタイ」なんてのもあるですわ。 師範とくまべさんはザルト、MOMOさんはジャンシス・ロビンソンのグラスを使いました。 そして改めて再会(といってもリモート宴会では前々日にお会いしているわけですが)を祝して乾杯! もちろん、グラスはぶつけませんよ。
Miles Mossop Introduction Chenin Blanc 2019
マイルズ・モソップ "イントロダクション" シュナン・ブラン 2019
(2,420円/Bottle)
マイルズ・モソップは、ステレンボッシュ大学を首席で卒業&有名ワイナリーの元醸造長という凄い経歴を持つオーナー醸造家が手掛ける、
ティムアトキン格付け2級の実力派ブティックワイナリーとのこと。
色は、薄めだけどちょっと赤みがあるかな、という感じ。香りは華やかですね。シュナン・ブランの香りって「花」をイメージします。
味わいは、酸味がしっかりしているけど甘さもあって、バランスが良いですねぇ。これが稽古範囲内は安いわ。
Spioenkop "Sarah Raal" Chenin Blanc 2019
スピオンコップ "サラ・ラール" シュナン・ブラン 2019
(4,235円/Bottle)
スピオンコップは、南アフリカ・エルギン地区、エルギンヴァレーの麓に位置するカルト的人気のワイナリーとのこと。
色は、こちらはあまり赤みがなくてレモン色っぽい感じ。
香りはめっちゃ甘い感じです。これぞシュナン・ブラン、これぞ花。薄っすらと樽の香ばしさも感じます。
で、「甘いのかな」と口に含むとこれがドライなんですねぇ。全然傾向は違うけど、アルザスなんかに感じるような香りと味わいのギャップがあって面白うございます。
Spioenkop "Johanna Brandt" Chenin Blanc 2017
スピオンコップ "ヨハナ・ブラント" シュナン・ブラン 2017
(4,235円/Bottle)
前のと同じ造り手のスピオンコップ、品種も同じシュナンブラン、ヴィンテージは2年違います。畑も違います。
で、これが中身は全然違います。まず色がこちらの方が濃い感じでゴールドっぽい色合いを呈しています。
香りも更に華やか、そして樽もしっかり効いています。
味わいも、色や香りの印象通りとてもしっかりと濃い感じ。
これ、めっちゃ美味いです。お値段は稽古範囲オーバーですが1本購入しましたよ。
Shannon Elgin Pinot Noir 2018
シャノン エルギン ピノ・ノワール 2018
(2,420円/Bottle)
シャノンの栽培家、ジェームス・ダウンズ氏は、ニュートン・ジョンソンなど、ウォーカーベイの名手に葡萄を供給している葡萄栽培家で、
高品質葡萄の作り手として高い評判を得ていたそうです。
色は、ピノ・ノワールらしい明るめの赤紫色。香りもいかにもピノっぽいですね。ちょっと動物的な雰囲気と熟したイチゴの香りを感じますが、
全体の印象はトーンの高いピュアな果実です。味わいもピュアで、シュッとした酸味が全体を引き締めています。
これも美味しいんで買って帰ろうと思ったけど、あいにくの在庫切れ。お値段3,000円以下でこのピノは出色ですよ。
Shannon Rockview Ridge Pinot Noir 2018
シャノン ロックヴュー・リッジ ピノ・ノワール 2018
(4,389円/Bottle)
同じ造り手「シャノン」の、同じヴィンテージで畑の格付け違いも頂きました。
色は、わずかにこちらにはエッジにオレンジ色っぽいグラデーションが見える気がします。
香りにも、なんとなく熟成感のある奈良漬けのような複雑さを感じます。同じヴィンテージなのに不思議なものです。
味わいは、明らかにこちらの方が渋味がしっかりしています。「まだ若い」ってことなんでしょうね。
ポテンシャルは高そうですが、今飲むなら前のお安い方が良い気がしました。
De Toren "Fusion V" 2016
デ・トレン "フュージョン ファイヴ" 2016
(7,480円/Bottle)
最後はボルドーブレンドの赤を。「フュージョン ファイブ」とは、
ボルドーの主要品種カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フラン、マルベック、プティ・ヴェルドをブレンドしたことで名づけられているそうです。
これもシッカリと美味いです。確かにボルドーっぽさがあります。
でも、ボルドーのような暗さというか重たい感じは弱めで、どこか明るいんですね。
なので、今飲んでも十分美味しいと思います。お値段7,000円もしますから、美味しくて当たり前ではありますけどね。
ワインの他にも、『これは飲み放題です』と出して頂いたのが、南アフリカ産のジン。
「インドラブ」という銘柄で、左側の黄色い方はゾウの糞から取り出したボタニカルが使われていて、
右側のピンクの方はウチワサボテンの実が使われているとのこと。面白いですねぇ。
特にサボテンの方は、なんだか甘くて華やかな香りがあって(MOMOさん曰く『子ども用の風邪薬の香り』とのこと)、美味しゅうございました。
そんな感じのアフリカー訪問。なんだかんだで1時間半も居座っちゃいました。ありがとうございました。
アフリカーの後に向かったのは、ご存じ亀戸のシャンパーニュ・スタンド デゴルジュマンです。 前回伺ったのは年末なので、4ヵ月ぶり。 ここで、更に飲み友だちのMAMIさん、 TZKさんも合流。 カウンターの中には「泡大将」こと店長と ソムたまさんもいますよ。
名称 | Bollinger Rosé Brut N.V. ボランジェ ロゼ ブリュット N.V. |
---|---|
生産者 | Bollinger ボランジェ |
価格 | 12,000円 (お店価格) |
購入店 | デゴルジュマン |
一本目は、「お近づきのしるしに」ということで乾杯用に師範から提供。
銘柄はデゴ店長に事前に相談して、
・1万円台前半くらいのお値段で
・樽っぽさとか「こりゃ高級品かも!」って要素が感じられる
ものを、とお願いして3本の選択肢を提示して頂きました。
その中から選んだのがこのボランジェのロゼ。
ボトルが昔のタイプでかなり熟成が期待できるとのこと。
TZK氏の解読によれば「2002年のものらしい」とのことです。
色は淡いオレンジピンク。確かに「若々しい」って色じゃないですが、泡の量もたっぷりでそんなに年寄りな感じもしません。
香りが良いですね。確かにしっかりとした熟成香もありますが、ロゼらしいベリーっぽいフルーツの香りもちゃんと残っています。
味わいに特別な感じはありませんが、それはそれでしみじみ美味しくてよろしゅうございます。
ボトルの後半になると、ちょっと澱があって濁ってきます。その状態は確かに熟成シャンパーニュならでは、って感じはしますね。
そもそもボランジェは好きな銘柄ですが、ロゼは初めて稽古しました。
どことなく男っぽいイメージのある造り手ですが、ロゼも美味しいですね。皆さんにも喜んで頂けたようでなによりです。
点数 | 85点 |
---|
春らしい色のロゼシャンパーニュに合わせて選んだのは、こちらも春らしい富山産ホタルイカのカラスミ風味。 やっぱりホタルイカは富山ですな。身のプリップリ具合が違います。 そして柚子なのかな?柑橘類の香りが添えられていて、それがシャンパーニュにバッチリ合うんですよ。
名称 | Chartogne-Taillet "Les Couarres" Extra Brut 2014 シャルドーニュ・タイエ "レ・クアール" エクストラ・ブリュット 2014 |
---|---|
生産者 | Chartogne-Taillet シャルトーニュ・タイエ |
価格 | 2,800円 (Glass : 2種で5,000円) |
購入店 | デゴルジュマン |
こちらのお店、週末にはスペシャルなシャンパーニュがグラスで飲めます・・・というか今は自粛期間中なので週末しか営業されていませんけどね。
孝行な舌を持つ師範的には「高級なシャンパーニュは豚に真珠」な気がしているので、これまではどちらかというと避けてきたんですが、
皆さん美味しそうに頂いていらっしゃるのを見るとやっぱり飲みたくなるのが酒飲みのサガってもんであります。
というわけで注文したのは、シャルトーニュ・タイエの「レ・クアール」2種、ヴィンテージ違いの飲み比べ。
こちらは2014年産で、品種はピノ・ノワール100%、デゴルジュマンは2019年6月、ドザージュは3-4g/lらしいです。
色は淡いレモンの果肉色。ブラン・ド・ノワールですが赤みは見て取れません。
香りはシャンパーニュらしいアップルパイのような甘香ばしさがあります。
味わいはかなり熟成感があって、高菜漬けのような雰囲気を感じます。
いわゆる酸化熟成系ってやつですかね?
美味しいですよ、美味しいけどレギュラーな銘柄(コレ)と比較した場合のプレミアム感は薄い気がしました。
期待が大きすぎたのかも知れないのと、飲み比べた↓がご立派過ぎたからかも知れません。
点数 | 80点 |
---|
名称 | Chartogne-Taillet "Les Couarres" Extra Brut 2016 シャルドーニュ・タイエ "レ・クアール" エクストラ・ブリュット 2016 |
---|---|
生産者 | Chartogne-Taillet シャルトーニュ・タイエ |
価格 | 2,500円 (Glass : 2種で5,000円) |
購入店 | デゴルジュマン |
シャルトーニュ・タイエのもう一方は、ヴィンテージが2年若い2016年産で、
品種はシャルドネ60%/ピノ・ノワール40%、デゴルジュマンは2020年9月、ドザージュは5g/lとのこと。
個人的には「ブラン・ド・ノワールの方が好印象だろうな」と飲む前は想像していたわけですが・・・
飲んだ結果は、全然こっちの方が好きでした、というか全く違うシャンパーニュです。
色は変わらないのですが、香りがまるで違います。
素人丸出しな例えですが、ムルソーのような濃い果実の香りと甘い樽の香りがあります。
飲んだ印象もこちらの方がふくよかで甘い感じがしますね。
シャルドネが効いているのかヴィンテージの影響かドザージュ量なのかわかりませんが、
とにかく全然違いました。
いやー、だいたいこういう飲み比べって「違いがわからん!」ってなりがちなんですが、
この2種に関しては面白いくらいに違いがありましたよ。
そして「ブラン・ド・ノワールが好きらしい」という自分の印象をちょっと更新しなきゃいけない気がしました。
確実に言えそうなのは、師範「ドザージュ量が少なすぎない方が好き」なようです。
点数 | 88点 |
---|
ちょっとお腹もすいたので、ペペロンチーノをお願いしました。 ばっちりアルデンテでネットリ感もあって、これがめっちゃ美味いのよ。 下手なイタリアンよりずっと美味くてビックリ(失礼)です。 何のペペロンチーノだったか失念しているのが情けない限りですが。
名称 | 菊鹿 セレクション五郎丸 シャルドネ 2016 |
---|---|
生産者 | 熊本ワイン |
価格 | (くまべさんから) |
購入店 |
今回、くまべさんが秘蔵のワイン、熊本の「菊鹿」2本を持ち込んで頂きました。
いやー、ありがたい話です。
その1本目がコレ、名前は聞いたことあるかもですが「セレクション五郎丸」というシャルドネです(ラグビーの五郎丸選手とは関係ないそうです)。
この銘柄は、1年半前に熊本へ伺った際にもくまべさんに提供して頂きました。
他人様のご好意で成り立つ安ワイン道場です。
色はまさに黄金色ですね。イイ感じの熟成が感じられます。
香りは、抜栓してすぐはまだ開いていなかったみたいで、鼻で嗅ぐ分にはやや弱めに感じました。
でも、口に含むと黄金糖のような飴とカリン・シロップのような香りがブワッときます。
味わいは、メモに「うまみバクダン」なんて書いています。
日本ワインのシャルドネにありがちな薄さを全く感じない、密度の高い味わいです。
菊鹿のシャルドネにはいつも「これが日本ワインなのか!」とびっくりさせられますが、今回もそうでした。
これが5,000円くらいらしいので、そりゃ争奪戦になりますわ、って感じです。
点数 | 84点 |
---|
名称 | 菊鹿 シャルドネ 樽熟成 2015 |
---|---|
生産者 | 熊本ワイン |
価格 | (くまべさんから) |
購入店 |
もう一方の菊鹿は、ヴィンテージが1年前の2015年産「シャルドネ樽熟成」。
この銘柄は、2年半前に2016年産と道場で稽古していて、
87点という高得点を献上しています。あれが確か菊鹿との出会いだったんだけど、それはそれは衝撃でしたね。
そしてこの2015年産、どんな熟成をしているのかとても楽しみです。
色は、前の五郎丸より更に濃い感じ、薄めの琥珀色と言っても良いかも知れません。
香りは、ハッサクや晩白柚のような大きめの和柑橘と、クタッと馴染んだ樽の香りを感じます。
味わいはやっぱり「うまみバクダン」ですね。あれこれ言うのが軽薄に感じられて、黙って飲んでいたいワインです。
贔屓目抜きに、いや若干の贔屓目はあるかもですが、師範の郷里熊本のシャルドネは素晴らしいです。
すぐ飲んで良し、熟成させて良しです。貴重なワインをありがとうございました!>くまべさん
点数 | 86点 |
---|
お会計は、振る舞いシャンパーニュ1本、高級シャンパーニュ飲み比べ、料理、持ち込み抜栓料の割り勘分を含めて2万円ちょっとでした。 師範みたいな可処分所得の少ない身分からすれば絶対額は安くは無いのですが、それ以上の満足度を与えてくれるんできっとまた近いうちに再訪すると思います。
その後、お知り合いのところにちょっとだけ寄らせて頂いて、ちょっとだけ続きの会を行いました。 そこから黒ワインさんも合流です。
名称 | Veuve Clicquot Brut N.V. ヴーヴ・クリコ ブリュット N.V. |
---|---|
生産者 | Veuve-Clicquot ヴーヴ・クリコ |
価格 | 12,000円 (応援価格) |
購入店 |
乾杯は、「お店応援」ってことでかなり前に購入しておいたものを開けて頂きました。
ヴーヴ・クリコ、久しぶりですな。
昔は、普通に買えるシャンパーニュなんてモエ・シャンドンとヴーヴ・クリコとポメリーくらいしかなかったなぁ、
などと年寄りくさい感傷に浸る間もなくキューっと飲んじゃいました。
・・・というわけで、どんなワインだったかあまり覚えていませんが、
ヴーヴ・クリコは上記の大手メゾンの中では酸味シッカリで硬派な味わいという印象がありまして、
多分そんな感じだったんじゃないかと。
シャンパーニュって凄いよね。何を飲んでも「これはイマイチ」ってのには当たらないからね。
そりゃお値段高めですが、やっぱりブランドってのはそういうものだと思いますよ。
点数 | (80点) |
---|
名称 | Au Bon Climat Santa Barbara County Pinot Noir 2017 オー・ボン・クリマ サンタ・バーバラ・カウンティ ピノ・ノワール 2017 |
---|---|
生産者 | Au Bon Climat オー・ボン・クリマ |
価格 | (MOMOさんから) |
購入店 |
このワインはMOMOさんが持参されたものです。
なんでも『ピノ・ノワールが良くわからないので、皆さんのコメントをお聞きしたい』とのことでした。
ワインエキスパートをお持ちの方に素人師範のコメントをご開陳するのも憚られますが、
頂いた以上はきっちり評価・・・したつもりがメモ取ってないので記憶はおぼろげです(恥)。
色は、アフリカーで頂いたシャノンのピノよりは濃いめだったように思います。
香りは、なんとなく暖かい地域のピノ、って感じがしますね。
冷涼感というよりも肉感的、アメリカンチェリーをちょっと汗臭くしたような感じ(ってどんな感じよ?)です。
味わいも、ピノとしては濃い感じでしたよ。
・・・と、素人丸出しなコメントで大変恐縮ですが、ご査収頂ければ幸いです。ありがとうございました>MOMOさん
点数 | (78点) |
---|
名称 | Drappier "Carte d'Or" Brut N.V. ドラピエ "カルト・ドール" ブリュット N.V. |
---|---|
生産者 | Drappier ドラピエ |
価格 | (TZKさんから) |
購入店 |
最後のワインがコレ、TZKさんにご提供頂いたシャンパーニュ、ドラピエのカルト・ドールです。
恥を偲んで書かせていただきますが、例によってほとんど覚えていません。
でも、今回はそんなに酔っぱらってはいなかったんですよ。何の忘れ物もせずに、電車を乗り過ごすこともなく帰り着けましたから。
・・・というような会でありました。
皆さんありがとうございました!
点数 | ??点 |
---|
本日は第二回 #春のロゼ祭り。一回目は浜松旅行中だったので参加できませんでしたが、
今回は満を持して参加します。スタート時間は午後8時、当然それまでシラフで待っていられないわけで、
夕食の準備をしながらまずは焼酎(富乃宝山)をロックで頂いて、
次はこのGoose IPAを。3年前にラスベガスのカジノで飲んだヤツですな。
で、このビール、美味いです。IPAにしては苦味が控えめな感じですが、ライチのようなフルーティな香りがしっかりあります。
米国のビールも美味いよね。美味いからわざわざこういう重さの割に値段の安いものを輸入しているだろうけどね。
名称 | One Night's Rosé 2018 ワン・ナイツ・ロゼ 2018 |
---|---|
生産者 | Montrubí モンルビ |
価格 | 1,450円 (単品価格:2,860円) |
購入店 | 銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA |
ちなみに本日の調理担当は師範でございます。リモートとは言え、家族団らんを抜けて一人だけ飲み会参加、というのは気が引けますからね。
用意したメニューは、鶏モモ肉のグリル焼き、カツオのたたきカルパッチョ風、ブッラータとトマト、BLT(ベーコン&レタス&トマト)スープです。
そして今回の題材として選んだワインが、文字通り「春のロゼ祭り4本セット」からの1本で、
スペインのカタルーニャ地方ペネデス産のロゼ。品種は希少な「スモイ」とのこと。
多分初稽古の品種です。
色は、写真でもわかる通りとても淡いオレンジピンク、というかほぼ薄オレンジ色。
香りはそんなに強く無く、品種の個性みたいなものもそれほど感じられなくて、
なんとなく梅っぽさがあってプロヴァンスあたりのロゼみたいだな、という印象です。
でも、味わいはかなり個性的ですね。なんといっても酸がしっかりしています。
『ヘラヘラしたロゼじゃねぇんでさぁ』とカタルーニャ語で語りかけられているようです。
いかした名前にオシャレなボトルの外観、薄い色に薄い香り、アルコール度数は11%と低めなので甘めかと思いきや、ギュッと絞るような酸味。
なかなか個性的なワインですね。
飲み会参加者の皆さんの印象も概ねポジティブでした。特に女性の方にウケていたような。
『女性=甘めのお酒を好む』という一般的な印象は、少なくとも師範の周辺を見る限りあまり当てはまらない気がします。
点数 | 73点 |
---|---|
リンク |
【送料無料】春のロゼ祭り4本セット 6,600円 One Night's Rose 2018 [Montrubi] 2,860円 |
8時にスタートした会ですが、終わりは11時前だったかと。
リモート宴会は帰りの足を気にしなくて良いので気が楽ですね。
師範はといえば、ワインを飲み終わった後にもまたビール(インドの青鬼)を飲みだしたりしちゃって、
若干飲み過ぎの気配はありましたが、そして後半は何を話したかあまり覚えちゃいませんが、
他の方もどうせ覚えて無いだろうから良しとしています。
〇参加された方々:
MOMOさん(幹事)、
NAOTAKAさん、
カツミさん、
MAMIさん、
Kinokoさん、
くまべさん、
Yuichi Satoさん、
ワイン勉強中さん、
Shizuさん、
安ワイン道場師範
本日の食前酒は、キリンの「スプリングバレー 豊潤496」です。最近売り出されたプレミアム・ビールですな。
『- これぞ、キリンのクラフトビール -』と誇らしげに書かれてある通り、香りたっぷり苦味しっかりで確かに美味しゅうございます。
生麦のキリン横浜工場も行きたいんだよなぁ。まだ一度も行ったことが無いんですよ。工場見学して、出来立てのビール(特にコレの生)を飲んで・・・
楽しそうですよね。
名称 | Indomita "Duette" Premium Chardonnay 2019 インドミタ "デュエット" プレミアム シャルドネ 2019 |
---|---|
生産者 | Indomita インドミタ |
価格 | 1,450円 (単品価格:1,848円(@リカマンショップ楽天市場店)) |
購入店 | 銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA |
本日は久しぶりにコストコへ買い出しに行って参りました。コストコに行った日の夕食は、いわゆる「コストコ・メニュー」になりまして、
本日の夕食は牛骨付きカルビ、イクラとサーモンのちらし寿司、海老とホタテのチョレギサラダ。
ワインはコッテリ系の白が良いと思い、選んだのはチリ産のシャルドネです。
お値段は1,000円台ですが、ヘビーボトルに入ったプレミアム・シャルドネって感じだし、
『ジェームス・サックリング氏が90ポイントの評価!』みたいなシールが貼られているんで、期待して稽古致しました。
色はそんなに濃くは無い、というかプレミアムなチリのシャルドネとしては薄めなほうかもです。
香りも、「樽がバーン!」ってヤツではありません。ボリュームは中程度で、鼻で嗅ぐ分には白桃、マンゴー、洋ナシといったフルーツの香りがメインです。
ところが口に含むと、コーヒーのような甘く香ばしい樽香が良い感じに香ります。
味わいは、甘すぎずユルすぎず引き締まった感じがあって、いわゆる「チリのシャルドネ」とはちょっと趣の異なる上品な味わいです。
最近はチリも力任せにならず、均整の取れたワインを造るようになってきたなぁ、という印象です。
ブルゴーニュでも南の方、マコンあたりのちょっと高級なワインです、と言われればマルッと信じます。
香りがもっとバーッと来れば、騙される先がムルソーやピュリニーorシャサーニュ・モンラッシェに昇格しますよ。
点数 | 81点 |
---|---|
リンク |
インドミタ デュエット プレミアム 3本セット 4,950円 Indomita "Duette "Premium Chardonnay 1,848円 |
本日は、お知り合いの皆さんと静かに外飲み。『ひとり1本シャンパーニュを持って来るべし』とのことでしたので、
ズラリとシャンパーニュが並びました。それらすべてをここに記載するのはさすがにしんどいので、
特に印象的だった1本と、師範が持参した1本を載せておきます。
それにしても、暑くなく寒くなく、シャンパーニュはどれも美味しく、のどかな良い午後でしたよ。
名称 | Charlier & Fils "Special Club" Brut 2008 シャルリエ&フィス "スぺシアル・クラブ" ブリュット 2008 |
---|---|
生産者 | Charlier & Fils シャルリエ&フィス |
価格 | |
購入店 |
2本目に頂いたのがこのマグナム・ボトルのシャンパーニュ、シャルリエのスぺシアル・クラブ、ヴィンテージは2008年です。
1本目にもマグナム(クリスチャン・セネのカルト・ブランシュ)を頂いていて、「やっぱりマグナムは美味いなぁ」と思っていたところに、
それを上回る大迫力だったのがこちらです。
ヴィンテージが2008年なので、かなり熟成感があるかと思いましたが、これがまだとても若々しいんですな。
蜜入りリンゴのような甘いフルーツの香りと、焼き立てクロワッサンのような香ばしさ。
美味いシャンパーニュに求める要素がガッチリ詰まっています。
やっぱり良いな、マグナムボトルのシャンパーニュは。見た目に迫力があって、たっぷり飲めて、それで美味しい。
問題は、自宅だと置き場所に困ることですよ。
点数 | (88点) |
---|
シャンパーニュと、イングランドと、カリフォルニアの「ポメリー飲み比べ」なども。 お値段はカリフォルニア>シャンパーニュ>イングランドなんですって。 そして、師範は一番安いカリフォルニアが好きでした。つくづくお安い身体で良かったと思います。
名称 | Lelarge Pougeot "Nature" et Non Dozé N.V. ルラージュ・プジョー "ナチュレ" エ・ノン・ドゼ N.V. |
---|---|
生産者 | Lelarge Pougeot ルラージュ・プジョー |
価格 | 3,106円 (単品価格:10,450円) |
購入店 | ワイン館「ビバ ヴィーノ」 |
師範が持参したシャンパーニュがこちら、昨年秋の楽天スーパーセールで買った「シャンパン3本入り 泡5本 +1本」、税送料込み10,541円から。
単品価格は10,000円以上する、師範が持っていたシャンパーニュの中では一番高級品です。
こういうのって、なかなか自分では飲む機会がないので、ちょうどいい機会だと思って持参しました。
テクニカル的には以下のようです。
品種:ムニエ50%、ピノ・ノワール25%、シャルドネ25%
収穫:2008年
樹齢:35年
醸造:50%ステンレスタンク、50%樽で6ヶ月間醸造
熟成:シュール・リー6ヶ月
で、どんなワインだったか、これがあまり覚えて無いんですな。会の後半で飲んだというのもあるけど、
他にも素晴らしいシャンパーニュがいっぱい揃っていたんで、その中に埋もれちゃった感がありました。
でも良いんですよ、そうやってパーッと楽しく飲むもんだよシャンパーニュは。
点数 | (80点) |
---|---|
リンク |
Lelarge Pougeot "Nature" Non Doze N.V. 10,450円 |
他にも、写真のテタンジェ コント・ド・シャンパーニュ 2008とか、ピエール・ペテルスのレ・シェティヨン 2007と2012とか、
高級シャンパーニュもいろいろ御馳走になりました。
午後2時から始めて5時過ぎにはサクっとお開きに。大変楽しい土曜の午後、ありがとうございました>参加された皆様
名称 | La Perle Grenache Rosé 2019 ラ・ペルル グルナッシュ ロゼ 2019 |
---|---|
生産者 | Paul Sapin ポール・サパン |
価格 | 760円 (単品価格:2,618円) |
購入店 | 銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA |
本日の夕食当番は師範で、メニューは刺身盛り合わせ(ヒラメ昆布〆、マグロ、イサキ、太刀魚)、ホタルイカと切り昆布の酢の物、水菜のお浸し、白身魚フライ(お惣菜)。
ガッツリ和食の魚料理なんで、普通だったら白を選ぶところだけど、今日ってほら4月一発目じゃないですか。
だとすればやっぱり散りゆく桜を惜しんでのロゼでしょう。
選んだのは、"Cave de L NAOTAKA"さんの「送料無料 ロゼワイン 5本セット」4,397円から。
セニエ方式で造られるグルナッシュ主体のロゼです。
色はとても薄いオレンジピンク。サラッとした見た目で白が合いそうなメニューにも大丈夫そうな外観です。
香りは・・・弱いです。グルグルとスワリングしてグイグイ嗅ぐと、ほんのりベリーの香りとオレンジのような柑橘香を感じます。
味わいも、色や香りの印象に同じく軽い感じ。甘さがかなり控えめなのは想定通りで、酸味はそこそこのレベル、そして後味に軽い渋味。
旨味が薄いので水のようにスイスイ飲めます。
難しいこと考えずに飲めるロゼ、というニーズにはバッチリとハマるワインです。
ただ、「ワインは料理のお供」ではなく「料理はワインのお供」目線だと、これだとちょっと物足りない感じではあります。
とはいえ760円ならスイスイ飲めるってだけで価値があるんですよ。
安ワインには安ワインの使いドコロがありますからね。
点数 | 70点 |
---|---|
リンク |
【送料無料】 ロゼワイン5本セット(13弾) 4,397円 |