4月、ご進学ご就職、おめでとうございます。
左写真は道場近所の公園に咲いていた桜。
空が嘘くさいくらいの青色ですが、
別に画像処理したわけでなくリサイズのみのJPEG撮って出し、
この色は偏光フィルタのせいです。
偏光フィルタ、空気をシャッキリさせるのにも有効ですが、グラスやボトルに写り込む自分の姿を見えなくする時に便利ですよ。
リンク:偏光フィルタ (@amazon) スマホ用とかもあるんですね。
それはそうと、当道場で長年の懸案だった「門下生報告」のリストを作成しました。
門下生報告リスト
その数なんと708本!(2019年4月1日現在)
このリストを作るのがいかに大変か、この手の事務作業をされた経験がおありの方なら理解して頂けるでしょう。
マクロを組んでツールにやらせることも考えたけど、
門下生報告って(稽古日誌と違って)フォーマットがバラバラだから、
マクロ化がとても難しいのね。だもんでほぼ手作業でhtml書いて作成しました。
リスト化に伴い全体を見返してみると、格付けボルドーやブルゴーニュのグランクリュ、あるいは超名門造り手(ルーミエやデュガ)が安ワインとして報告されていた時代があったり、
漫画や雑誌で採り上げられる遥か以前に報告頂いていたり、なかなか興味深いと感じましたよ。
せっかく整理したこともあるので、トップページ右上に表示している(※)「掲載本数」のところには、
「稽古日誌」と「門下生報告」それぞれを更新していくことにしました。門下生含め、今後とも安ワイン道場をよろしくお願いします。
(※)スマホからアクセスした場合はレイアウトの都合で見えません。
本日より師範父の十三回忌のため九州へ帰省します。
今年の正月は帰らなかったので、1年と4ヵ月ぶりの九州です。
行きのフライトは、羽田発福岡行JAL317便。機材はBoeing767-300。富士山を狙ってA列側を狙いましたが、
残念ながら雲の下でした。
お昼時のフライトなんで、昼食用に空港で弁当を買って乗り込みます。
本日の師範のチョイスは味楽膳 税込み900円也。
こういう「ツマミ兼用」な弁当を選びがちなのは酒飲みあるある、でしょうか。真ん中の鮭がナイスでした。
お飲み物の方はアサヒ・スーパードライの500ml缶、お値段319円也。
羽田空港の売店"Blue Sky"様には、スーパードライ以外の500ml缶も置いて頂ければ、と切にお願い申し上げます。
『350mlを2缶買えば良い』って?いや1缶なら「食事のお供」だけど2缶だと「飲み」ですよ。気分的に。
名称 | Bourgogne Pinot Noir 2000 ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2000 |
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生産者 | André Goichot アンドレ・ゴワショ |
価格 | (師範代父から) |
購入店 |
・・・ってな感じで師範代実家に到着しました。
師範代父は全く飲めない人ですが、師範のためにいつもビールとワインを用意して頂いております。
ありがたい話です。
ビールはヱビスの瓶ビール。やっぱビールは瓶が美味いです。
そしてワインは、スパークリングが2本と赤ワインが5本買ってありました。
ワインのチョイスは、義父が選んだわけじゃ無くて酒屋の人に丸投げしていると思うんだな。
そんな中から、まずは一番リスキーに感じたワインから稽古することにしました。
ヴィンテージは2000年、なんと19年熟成のACブルゴーニュです。
色は、結構な濃さはあるけどエッジ部分は明らかにレンガ色、20年弱の熟成を感じさせる外観です。
香りは・・・まるで紹興酒のような熟成感バリバリ。干しブドウのようなドライフルーツの香りもあるけど、
穀物酢のようなツンッと来る香りが主体的で、かなり飲み手を選びます。
これで味わいもヘタっていたら「お前は既に逝っている」なんだけど、
幸いまだ果実味と甘味が残っていて、弱くはあるけどスムーズとも言える味わいです。
ラベルなんかは新しい感じなんで、お店の不良在庫ってことは無いんでしょうけど、
このグレードをここまで寝かせて売り出す造り手&インポーター&ショップはかなりチャレンジャーだな、と。
よっぽど通人が通うワインショップならまだしも、
義父が買っているのは多分普通のディスカウント的な酒屋だからね。
点数 | 67点 |
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本日は、長女の保育園時代の保護者同窓会。会うのは12年ぶりの人も・・・と思ったけど6年生の時に一度バーベキューで会っているな。
参加したのは、会場に自宅を提供して頂いたKw家、Hm家、Nm家、Mk家の4家族、飲む人は6人です。
料理は全てKw家パパの手料理。鶏のセセリとかハツとかキンカンとかが使われた、とても凝ったメニューの数々でした。
やっぱり保育園保護者の集まりだと、パパが調理担当のケースが多い気がするなぁ。
旦那も料理出来なきゃ共働きで子育てなんてやってられないからね。
名称 | Henri Dubois Brut N.V. アンリ・デュボワ ブリュット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | La Maison du Champagne (G.H.Martel) ラ・メゾン・デュ・シャンパーニュ (G.H.マーテル) |
価格 | 1,534円 (単品価格:4,838円) |
購入店 | MyWineCLUB(マイワインクラブ) |
今回、『ワインはウチが持って行きますね~』ってことで立候補しております。
参加してみないと何人飲むのか/どんな嗜好か全く判らなかったので、とりあえず万人ウケしそうなラインナップで「全方位外交」で臨みました。
そしてその一本目に選んだのがコレ、『金賞受賞シャンパーニュ5本セット』9,999円が20%オフで約8,000円からの一本。
このセットの残り4本の中からなぜコレを選んだか・・・見た目です。
金色でゴージャスなラベル、一般の方にウケそうでございましょう?
ちなみに品種はピノ・ノワール65%、ピノ・ムニエ15%、シャルドネ20%とのこと。ややブラン・ド・ノワールよりのブレンドですな。
グラスは、ちゃんとフルート型のワイングラスを出して頂きました。
外観は、ややしっかりめの黄金色で泡立ちもタップリ、立派にシャンパーニュな見た目です。
香りはやや弱めのような気もしましたが、あまり真剣に香り取ってないってこともあります。
味も、甘さと酸味がしっかりあって、ちゃんとシャンパーニュな味わいでした。
このワインに関しては、Hmちゃんママが『美味しいですね』と言ってくれました。ありがとうございます。
確かに美味しいと思いますよ、腐ってもシャンパーニュだからね。
このセット、今は販売休止中ですが、また5月9日から販売再開されるようです。
買い逃した方は是非!
点数 | 78点 |
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リンク |
【 送料無料 】 すべて 金賞 ! 高級 辛口 シャンパーニュ 飲み比べ 豪華 5本 セット 第4弾 9,999円 Henri Dubois Brut N.V. 4,838円 |
名称 | Cono Sur Chardonnay Reserva Especial 2017 コノ・スル シャルドネ レゼルバ・エスペシアル 2017 |
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生産者 | Viña Cono Sur ビーニャ・コノ・スル |
価格 | 1,015円 |
購入店 | 酒類の総合専門店 フェリシティー |
ワインを持参するにあたり、全部見たことも聞いたことも無い銘柄だとかえって面白みがないと考えて、
1本は大メジャー・ブランドのコノ・スルを入れました。
それも、自転車マークのビシクレタだと皆さんご存知過ぎるだろうから、その一クラス上のレゼルバ・エスペシアルで。
本当はもう1つ上の20バレルあたりの方がインパクトがあったかもだけど、手持ちにコレしかなかったのよね。
ちなみにこの銘柄との前回稽古は5年前に2013年産(コレ)と。
実は結構ご無沙汰です。
色は薄めです。外観にレゼルバ感はありません。
香りは、良く熟したシャルドネらしい蜜っぽさに加えて、ほんのり香ばしい樽の雰囲気があります。
ただ、いわゆる「樽ドネ」では無いですね。昔はもっとガンガンに樽を効かせていたと思うけど、だいぶん上品になりましたな。
味わいも、そんなに甘かったりするわけでなく、けっこう 上品なバランスです。
もっと派手な感じは更に上級のグレードに任せているのかな?そこそこ普通な感じになっております。
ちなみにこのワイン、参加者の誰も銘柄に興味を持つわけでなくスイスイと飲んでおられました。
その時はまだ「ワインにインパクトが無いからかな」などと思っておったわけですよ。
点数 | 76点 |
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リンク |
Cono Sur Chardonnay Reserva Especial 2017 1,015円 |
名称 | Paul Cluver "Estate" Pinot Noir 2016 ポール・クルーヴァー "エステート" ピノ・ノワール 2016 |
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生産者 | Paul Cluver ポール・クルーヴァー |
価格 | 2,460円 |
購入店 | ワインブティックヴァンヴァン |
そしてコレが、参加者の皆さんを唸らせる目的で持参した「決め球」、ポール・クルーヴァーのピノ・ノワールです。
この銘柄とは直近昨年の9月に稽古しておりまして、
その際に師範をして「平成の奇跡」と言わしめたワインです。
なので「満を持して」なんですが、多分グラスは小さいだろうから香りが広がるかなぁ、という点が不安要素でした。
で、その不安は的中して、グラスは握りこぶしくらいの小さいヤツです。
それよりは、ということで師範はフルート型のシャンパン・グラスを使い続けておりました。
でもやっぱりグラスが小さいと厳しいなぁ。
もちろんチェリーやプラムの果実香と甘香ばしい樽香があるにはあるんだけど、
鼻で感じる前に口の中に流れて行ってしまいます。
・・・なので、このワインに関しても皆さん全くコメントなく、普通にスイスイ飲まれておりました。
ここで師範は悟りましたね。「お久しぶりでの昔話と近況報告の前にワインは無力」です。
ツイッター実況報告したところ『会話を引き立てるワインなんですよ!』と言って頂きました。
そういうことなんだと思うことにします。
点数 | 82点 |
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リンク |
Paul Cluver "Estate" Pinot Noir 2016 2,795円 |
名称 | Chateau Grand Tertre 2002 シャトー・グラン・テルトル 2002 |
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生産者 | Ch. Grand Tertre (Vignobles Rollet) シャトー・グラン・テルトル (ヴィニョーブル・ロレ) |
価格 | 1,340円 |
購入店 | ヴェリタス?輸入直販ワイン専門店 |
最後の1本は熟成ボルドーにしました。
師範家の長女やKwさんちのお子さんが保育園に入園したのが2001年、
それ以外の参加者のお子さんは2002年に入園だったので、
そのヴィンテージに合わせて見ました。
お値段はなんと1,340円也!こんな値段の熟成ボルドーに期待するのはかなり厳しい、ってのは過去の経験から知っちゃいますが、
この場は内容よりもヴィンテージを優先させたわけです。
・・・なんだけど、もうワインがどうだとかどうでもいい感じなので、別に説明もしませんでした。
なのでそんな師範の気遣いなど誰も気付いちゃいません。でも、結果的に楽しきゃ良いんですよ・・・ってな感じで師範一人真面目にテイスティングすると、
色はしっかりした紫色で、15年以上も経ったワインにしては若々しいと感じられる色合いです。
ただ、当日運搬なので相応の濁りはありました。
香りは、まだまだ元気な果実香と、熟成ボルドーによくある正月の黒豆のような甘い雰囲気があります。
味わいはさすがに若干痩せているようにも感じましたが、それは前のピノや後ろのチリが果実味バンバンだったんで、
相対的にそう感じたのかも知れません。
まだまだ元気な熟成ボルドー、これが1,000円台前半なのははっきり言ってお買い得です。
もうちょっとちゃんと飲んであげるワインだったかもだけど、これもまぁ「会話を引き立てるワイン」だったと思うことにしましょう。
点数 | 79点 |
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リンク |
Ch. Grand Tertre 2002 1,340円 |
名称 | Alegremente Cabernet Sauvignon N.V. アレグレメンテ カベルネ・ソーヴィニョン (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | 南アルプスワインアンドビバレッジ |
価格 | 円 (Kw家から) |
購入店 |
師範が持参した4本はサクッと無くなって、家主Kwさんちに出して頂いたのがこのワインです。
最初は冷蔵庫からカラフェに注いで出して頂いたので、銘柄は判りませんでした。
でもね、これが案外美味いのよ。
これは銘柄を押さえねばならん、ということで見せて頂いたら、日本でバック詰めされたチリ産のカベルネ・ソーヴィニョンでした。
なんか、「これで良いんだよな」と思いましたね。
小さいグラスだとどっちにしろ香りは取りづらいし、
渋味は軽めで甘さがしっかりなんで、冷蔵庫から出してすぐの冷えた状態でも美味しく頂けます。
もちろん奥行きとか複雑さは望むべくもありませんが、普通の人はそんなの望んじゃいないんですね。
やっぱり世間の標準を知るのは大事だな。ホント「これで良い」感を再認識しました。
ワイン好きな人ばかりと付き合っているとそういう感覚を忘れてしまいます。
「安ワイン道場師範」を名乗る以上、たまにはこういうワインとも稽古せねばなりますまい・・・ってしないけどね。
点数 | 70点 |
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そんな感じの保護者同窓会。いやー、お久しぶりで楽しかったな。またやりましょうね>皆様
師範は懲りずにまたワイン持っていきます。
名称 | Liberty Nages Rosé 2017 リベルティー ナージュ ロゼ 2017 |
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生産者 | Ch. de Nages シャトー・ド・ナージュ |
価格 | 1,078円 |
購入店 | ヴェリタス?輸入直販ワイン専門店 |
前日にシャンパーニュ4種+白2種+赤3種なんてお大尽な飲み方をしているんで、なにを開けるか悩みましたが、
「そういえばロゼ飲んでないじゃん」と思うに至りました。
気温は低いけど初夏を想わせる日差しの一日だったんで、明るいうちから開けるのに丁度良いからね。
夕食のメニューは骨付きラムの香草焼き、ブリかまの照り焼き、アボカドとトマトとブロッコリーのサラダ。
こちらもロゼに合いそうでございましょ?
色はかなり淡いオレンジ色。ほぼ白に近いロゼ、と言う感じがします。
香りも、ほんのり柑橘、わずかにピーチ。
黒ブドウの要素はほとんど感じられなくて、白ワインにちょっとだけ赤を混ぜました(ってのはAOC的に許されないってのは知ってます)って感じ。
味わいは、甘さ控えめ酸味しっかりなバランス。若干だけど渋味に近い収斂性があるのがロゼらしさかもです。
・・・と抜栓してすぐはあまりグッと来ない印象だったんだけど、時間が経つと開いてきました。
なんか染み入るようなしみじみとしたおいしさを感じます。
甘味が強かったりはしないので「媚びないロゼ」ではありますが、全体にスケール小さめ&弱めで「漢のロゼ」ではありません。
1,000円だとすりゃ順当+αといった感じかな。しみじみ系のロゼで、天気の良い午後に難しいこと考えずにボケーッと飲むワインとしては秀逸かもです。
ちなみに下のリンクをクリックして頂くと、このワインが売られているショップのページに飛ぶのですが、
そこにはこのワインとは全然関係ない(造り手だけ同じで銘柄もヴィンテージも別の)ワインの紹介文が書かれています。
ヴェリタスさん、コスパの良いワインを沢山取り扱っておられて安ワイン者の味方ではあるんだけど、
こういう手抜きは改善して欲しいなぁ。飲む立場としてはこのワインの品種とか製法とかを知りたいのよ。
点数 | 70点 |
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リンク |
Liberty Nages Rose 2017 [Ch. de Nages] 1,078円 |
ゴールデンウィーク初日、特にやることの無い師範、夜はお知り合いのシャンパンバーに伺う旨を連絡したものの、それまでヒマ。
というわけで、天王洲アイルの寺田倉庫で開催されているジョージアワイン展なるイベントに足を運びました。
入場料1,000円のところ、勤務先が関係しているってことで半額の500円。
でも、auスマートパス会員だと入場無料だったことを後で知ります。
ジョージア(旧グルジア)のワイン、最近しばしば耳にしますね。
8000年前からワインが作られた記録がある、世界最古のワイン産地なんだとか。
道場でも過去に一回だけ稽古したことがあります。
展示品は、最初に没入型&インタラクティブな映像展示があって、あと1階にはジョージア・ワインの歴史を物語る出土品のいろいろが展示されておりました。 右写真は、ジョージア西部「ヴァニ」で出土した紀元前7世紀の青銅の像。右手に角杯"カンツィ"を持ったタマダ(宴席の仕切り役)だそうです。 ちなみにこの文章は、会場で貰ったパンフの受け売りです。
2階に上がると試飲コーナーがありまして、小さなプラスチックのお猪口で白4種赤4種蒸留酒2種を試飲させて頂きました。
ジョージアワイン、「クヴェヴリ」という土中に埋めた甕の中で醸造するのが特徴らしいですが、
正直言えば師範は普通の欧州スタイルで醸造されたワインの方が好きでしたね。
それでも、1本くらいは記念に買って帰ろうかと思っておったわけですが、
なんとここは試飲のみで販売はありませんでした(販売は別の場所でされていたことを後で知りました)。
いや、売っちゃいましょうよ、ここで。「ジョージア」の割には商売が「ジョーズ」ではないなぁ、と。
左写真は、ガラスのブドウが飾れたブドウの樹・・・なんとなくキレイですが「お金掛けるトコロそこ?」です。
貰ったパンフレットを見たけど、ジョージアのワインって産地の名前は聞いたことないところばかりだし、
品種もすべて土着品種で馴染みが無いし、覚えようとするきっかけがつかめないんですな。
なので全然頭に入りません。ソムリエ試験にこういうところ出されたら大変だろうな。
まぁ「万年素人」な師範には関係ない話ですが。
などとどうでもいいことをつらつら考えていると、小一時間くらい経っちゃいました。
品川駅から徒歩で20分くらい、散歩がてらのヒマ潰しには良いかもですよ。
ジョージアワイン展の後に向かったのは(っていうかこっちが主目的)、亀戸にあるシャンパーニュスタンド デゴルジュマン。 お知り合いの好青年がワンオペでやっておられるカウンターのみ7席のシャンパンバーです。 前回伺ったのは昨年末、あの後カメラを無くしたんだよなぁ。 今日は絶対忘れ物しない!その為にはサクッと切り上げる!と、当初は心に誓っておったわけです。「当初は」ね。 でも結局いつも通りたっぷり飲んじゃうことになるわけですけどね。
このお店で絶対にハズせないのは、このシャンパーニュ3種飲み比べ。
お値段たったの1,500円ですよ。普通の店ならグラス・シャンパーニュ1杯分の値段です。
それが、写真のように立派なグラスいそこそこちゃんとした量を注いで頂いてこの値段。
皆さん当然良くご存じで、この店に来たお客さんのほとんどがまずこれから始めているみたいですな。
ではこの3種、改めて稽古↓して参りましょう。
名称 | Poilvert-Jacques Brut N.V. ポワヴェール・ジャック ブリュット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Poilvert-Jacques ポワヴェール・ジャック |
価格 | 580円 (グラス) |
購入店 | デゴルジュマン |
このお店のハウス・シャンパーニュと言って良いのかな?この銘柄は必ずあります。
安ワイン者の心の拠り所「ポワヴェール・ジャック」です。
前回来店した時の記録はココです。
グラス1杯のお値段は、首都圏最安値(師範調べ)の680円。それが、ゴールデン・ウィーク期間中は100円オフで580円。
日本最安値かも知れません。
今回の3種、色や泡立ち含めた外観に関してはほとんど違いはありません・・・っていうかそういう観点でちゃんと見てませんでした。
香りは、前回飲んだ時ほどの熟成感は感じず、ちょっと若い印象を受けました。
デゴルジュマン(本来の意味ね)の日付が新しくなったのかな?
それでもちゃんとシャンパーニュらしい奥行きがあって、お得な銘柄であることは間違いありません。
3種飲み比べの後に単品グラスでも頂きました。
なんというか、安ワイン者としてはずっとこれでも良いんですけどね。
ただ、他にもあるといろいろ飲みたくなるのがワイン好きのサガですね。
ビール好き界隈だとずっと同じ銘柄で通す人もいるみたいですけどね。
点数 | 80点 |
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名称 | Thierry Triolet Brut N.V. ティエリー・トリオレ ブリュット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Thierry Triolet ティエリー・トリオレ |
価格 | 1,500円 (3種飲み比べ) |
購入店 | デゴルジュマン |
2種類目は「ティエリー・トリオレ」というシャンパーニュです。
この銘柄は師範にとっては新顔登場・・・と思ったけど、実は2年半前に別の店で稽古してました。
そこでのお値段は一杯1,500円、それが普通のお値段だと思います。
今回グラス単品では頼まなかったけど、確か通常価格980円のところゴールデン・ウィークのサービスで880円だったと思います。
今回の3種の中では、香りに於いてはこれが一番大人しい(地味な?)感じがしました。
でも味わいは結構特徴的、他の2種よりしっかりした甘さを感じます。
ドサージュの量が多めという話だったかな?
イメージ的にはブリュットとドゥミ・セックの中間くらいな印象があります。
以前の稽古でも「甘味や酸味に加えて旨味もしっかり」なんて書いてますんで、そういうシャンパーニュなんでしょう。
やっぱり飲み比べると違いが判って楽しいですな・・・っていうか、飲み比べないと前のとコレとは違いが判らないかも。
師範なんて所詮そんなレベルです。それでも22年間「師範」を自称しています。大した精神力です。
点数 | (78点) |
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名称 | Chartogne-Taillet "Sainte Anne" Brut N.V. シャルトーニュ・タイエ "サンタンヌ" ブリュット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Chartogne-Taillet シャルトーニュ・タイエ |
価格 | 1,300円 (グラス) |
購入店 | デゴルジュマン |
3種比較の最後、お値段的には一番お高いのがこのシャルトーニュ・タイエです。
グラスでのお値段は1,400円、これもゴールデン・ウィークのサービスで100円引きの1,300円。
1種目のポワヴェール・ジャックの倍のお値段なわけですが、果たしてその差を師範は感じ取れるのかね?
と最初は懐疑的だったわけですが・・・
これはね、師範でも判ります。明らかに頭二つ分くらい抜けています。
なんといっても特徴的なのは、口に含んだ時に鼻に抜けるブルゴーニュの高級白ワインのような香り。
店長に伺ったところ、やっぱり熟成に樽が使われているんだとか。
「なんかこういうの飲んだことあるなぁ」と思っていたら、造り手は以前クリュグで働いていた方なんだと。
そうそうクリュグですよクリュグ!・・・って安ワイン者らしからぬ発言スミマセン。
・・・というわけで、師範はこのシャンパーニュが大層気に入りまして、
飲み比べの後にすかさずグラスで追加、そして赤まで行ったあとの締めの一杯にも追加しました。
「貧乏人のクリュグ」として推奨いたします。
点数 | 85点 |
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このお店で必ず頼みたい料理がこれ。
シャンピニオンのテリーヌ 700円
キノコが持つセメダインっぽくて土っぽい香りが、シャンパーニュにピッタリ合うんですよ。
別にシャンピニオンとシャンパーニュの語呂が似ているからそういう気がしているわけではないと思います・・・多分。
名称 | Paul Cluver "Estate" Chardonnay 2016 ポール・クルーヴァー "エステート" シャルドネ 2016 |
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生産者 | Paul Cluver ポール・クルーヴァー |
価格 | 900円 (グラス) |
購入店 | デゴルジュマン |
シャンパーニュ3種飲み比べの後、シャルトーニュ・タイエをグラスで頂いて、さらにポワヴェール・ジャックを追加して、
ここからはスティル・ワインとシャレ込みます。
まず最初に注文したのが、昨年末にも稽古したポール・クルーヴァーのシャルドネ。
この店、泡はシャンパーニュだけですがスティルは南アフリカだけ、という大変個性的なワインのラインナップです。
今回ご一緒したSwさんが先にこのワインを注文されていて、その時点でボトルが1本空になり、
師範は新しいボトルから注いで頂きました。
普通だったらそれって大変うれしいタイミングなんだけど、このワインに限っては「開いて多少時間が経っていた方が美味しかったかも」です。
というのも、開けたてなんでまだカッチリ閉じていたのね。
前回の稽古の時も、翌日の方が開いて好印象だったんだよね。
ま、そういうこともありますわな。あ、誤解の無いように補足しておきますと、開けたてでも十分美味いですよ。
でもそれが更に開きます、と。
そういった意味ではグラスワイン向きの銘柄だよね。
点数 | 82点 |
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名称 | Comtesse de Gramont Brut N.V. コンテス・ド・グラモン ブリュット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Comtesse de Gramont コンテス・ド・グラモン |
価格 | 680円 (グラス) |
購入店 | デゴルジュマン |
シャンパーニュは終わってスティル・・・のはずでしたが、
店長が『あ、もう一種類お手頃なシャンパーニュがあります。「うきうき」の福袋に入っていたヤツですけど』とお茶目なことを言ってくれます。
だったらもちろん行っちゃいましょう。お値段はグラス1杯680円、ポワヴェール・ジャックと同じ値段ですな。
まず店長が先にテイスティングされて、なんだか首を傾げておられます。曰く『シャンパーニュっぽくないなぁ』と。
そして師範の前に注文したSwさん曰く『アルゼンチンの泡みたいですね』と。
いったいどんなワインだ?と興味津々飲んでみると、確かにシャンパーニュにあるべきイーストっぽさがほとんど感じられなくて、
桃のようなフルーツっぽい香りが前面に出ています。
でも、これはこれで美味いと思いますよ。
特にヘンテコなスパークリングを飲みなれた安ワイン者にとっては、これは「美味しい泡」の範疇に入ります。
お値段的には、道場の稽古範囲に収まる価格帯のものだと思います。
『シャンパンってなんか古い香りがするんで苦手なんだよね~』という方はウケそうなアイテムです・・・ってそんな人は極く少数派か。
点数 | 81点 |
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季節の料理もこの店の楽しみの一つです。
富山産ホタルイカとミニアスパラのマリネ 680円
見て見て!このプリップリのホタルイカ。
「ホタルイカなんてスーパーで買って自宅で食べられるじゃん」と思っておったわけですが、
Swさんが頼んだオードブルの盛り合わせに入っていて、あまりに美味そうで注文しました。
赤ワインに合わせるのは難しそうだけど、シャンパーニュには間違いない逸品です。
名称 | Villiera Jasmine 2017 ヴィリエラ・ジャスミン 2017 |
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生産者 | Villiera Wines ヴィリエラ・ワインズ |
価格 | 650円 (グラス) |
購入店 | デゴルジュマン |
グラスの白ワインはもう一種類ありまして、それがこのヴィリエラ・ジャスミン。
このワインも今年の2月に稽古しておりますな。
お値段はグラス1杯650円。
ヘタな居酒屋なんかいくとカルロ・ロッシが500円とかで出されたりするわけで、
ちゃんとしたワインがちゃんとしたグラスでこの値段、そう考えるとお得です。
ワインの内容に関しては、前回の自分の稽古をコピペします。
香りが凄いんです。 もうめっちゃ華やか、ユリ(カサブランカ)とか沈丁花とかクチナシとかジャスミン(って書きたくなかったけどね、だって銘柄に書かれているから) とかの花の香りがブワーッと来ます。 そして、ゲヴュルツの個性を反映してかライチのような雰囲気も。とにかく派手で押し出しの強い香りです。
・・・です。その印象は全く変わらず、でありました。 これもグラスワインで使いやすい銘柄ですね~。
点数 | 78点 |
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三品目の料理は、店長にお薦めを伺いました。それがコレです。
ロシア産バフンウニとかつお出汁のゼリー寄せ 850円
『「京味」というお店で出されたものを真似してみました』とのこと。
ガッツリ鰹出汁の効いたゼリーに、ミョウバン臭さのないウニ。
シャンパーニュにはバッチリ合いそうです。樽をかけてない白(今回だとヴィリエラ・ジャスミン)ともいい感じ。
でも樽の強い白や赤だと若干「香りの殴り合い」が始まりそうです。
名称 | Helter Skelter Pinot Noir 2016 へルター・スケルター ピノ・ノワール 2016 |
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生産者 | Ataraxia Wines アタラクシア・ワインズ |
価格 | 700円 (グラス) |
購入店 | デゴルジュマン |
ここからは赤でございます・・・っていうか、「何杯飲むねん!サクッと切り上げるんじゃなかったんかい!」って話でありますが、
もう師範は既にそういう己の良心に耳を傾ける余地などございません。
で、赤の1種類目がこのピノ・ノワール。「アタラクシア」という造り手のセカンド・レンジだそう。
ファーストの方は、昨年末に稽古して、大絶賛しておりますな。
色は、ピノ・ノワールであることを考えてもかなり薄めの赤紫色です。
ブルゴーニュならフィサンやマルサネ、あるいは北海道あたりのピノ・ノワールな感じです。
香りもそういう涼しい雰囲気。チェリーやプラムのようなキュッとした果実の香りと、軽めの樽が良い感じに香ります。
味わいは、色の印象通り「薄旨系」ですな。
なんか鰹出汁っぽかった印象が残っているけど、それは↑のゼリー寄せの印象と脳内でコンタミしている可能性はあります。
・・・と、細けぇことは置いといて、スイスイ飲める良いピノ・ノワールだと思います。
こういう雰囲気ってニューワールドのワインには珍しいよね。
北海道のカルトなピノ追いかけるくらいならこれで良くね?などと話しておりました。
点数 | 83点 |
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名称 | Catherine Marshall Pinot Noir on Clay Soils 2017 キャサリン・マーシャル ピノ・ノワール・オン・クレイ・ソイルズ 2017 |
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生産者 | Catherine Marshall (Downing Celler) キャサリン・マーシャル(ダウニング・セラー) |
価格 | 1,000円 (グラス) |
購入店 | デゴルジュマン |
確かリストには載っていなかったんですが、『もう一種類ピノ・ノワールがあります』ということで、
出して頂いたのがこのキャサリン・マーシャル。"On Clay Soils"と書かれているんで、粘土質土壌の畑なんでしょうね。
この造り手のワインと稽古するのは今回が初めてでございます。
色は、前のへルター・スケルターより明らかに濃い、いわゆるニューワールドのピノらしい色合いです。
香りは、ボリュームという観点ではへルター・スケルターより地味でした。
ただ、複雑さはこっちの方があったかな?
味わいに関しても、こちらは薄旨ではなくてシッカリ系だったような・・・
例によってイマイチ記憶がオボロゲです。
すでにこの時点でフルボトル1本分くらいのワインを飲んじゃっているわけで、
記憶が不確かなのは致し方ないところでしょう。
読者な皆様に於かれましては、こんなどうでもいいコメントまで読んで頂き痛み入ります。
点数 | (80点) |
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4品目の料理がコレ。
シャルキュトリーの盛り合わせ 1,280円
一人で食べるのもアレなんで、Swさんとシェアしました。
サラミも生ハムも、それ単体でも美味いんだけど、やっぱり赤ワインに合わせると更に引き立ちますな。
名称 | Glenelly "Estate Reserve" (Red) 2011 グレネリー "エステート・リザーヴ" (赤) 2011 |
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生産者 | Glenelly グレネリー |
価格 | 900円 (グラス) |
購入店 | デゴルジュマン |
赤をもう一本いっております。造り手は、先々週シャルドネと稽古したグレネリー。
この銘柄自体とも昨年2010年産と稽古しております。
南アフリカの安心銘柄と言えばグレネリーですな。
さて、改めてこのワインの感想を書くべきではあるのですが・・・ほとんど覚えてないんだな、これが。
立派でしっかりした、ボルドー系の(といっても2010年はシラーがメインだったらしい)赤、というくらいしか覚えてません。
でも、楽しく飲んだなぁ、ということは覚えております。
ブロガーさんの中には、細かいところまで逐一コメントを残されている方もおられますが、
師範にはそんな真似はできないな。酔っ払うというより「楽しくてそれどころではない」というのが強いです。
この場をお借りしてワインに謝っておきます。
点数 | (??点) |
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「横丁のシャンパーニュスタンド」の良いところとして、横丁内の他のお店から出前を取ることもできる、という点が挙げられます。 というわけで締めの料理は、大人気店らしいお隣のつきひというお店の煮干し中華蕎麦。 外でラーメンを食べることなんてほとんど無い師範ですが、いやービックリしましたね。 最近のラーメンってこんな風に進化しているのね。 濃厚な煮干しの香りがこれでもか!ってくらいに香るスープに、博多ラーメンのような細くて硬めの存在感がある麺。 非常にエッジの効いたラーメンでした。
「締めシャン」ということで最後にまたシャルトーニュ・タイエを。
最初のテイスティング3杯も数に入れると、結局12杯飲んでます。
それに4品の料理も頂いて、お会計は13,000円くらい。
絶対額はアレですが、相対的には「激安」と言えると思います。
また季節が変わったくらいにお邪魔しますね~>デゴ店長。
ご一緒したSwさん、菫さん、隊長、また飲みましょうね~。
名称 | Cono Sur Carmenere Reserva Especial 2017 コノ・スル カルメネール レゼルバ・エスペシアル 2017 |
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生産者 | Viña Cono Sur ビーニャ・コノ・スル |
価格 | 1,015円 |
購入店 | 酒類の総合専門店 フェリシティー |
世間の流れに逆らわず、師範も明日から10連休。
でもみんな!休みで浮かれるのも良いけど働く立場のことも考えようぜ!!
・・・ということで、師範の肝臓は今日から11連勤です。頑張ってください。
閑話休題、本日夕食は豚肉の照り焼き、肉じゃが、かき玉汁。
いわゆる普通のご家庭のお惣菜であります。
そういう料理に合わせたのは、今や日本の食卓の定番「コノ・スル」の赤。
ビシクレタではなくレセルバ・エスペシアルなんで定番よりちょい上ですかね。
ちなみにこの銘柄との前回稽古は、5年前の2012年産(コレ)。
随分ご無沙汰しております。
色は、全く向こうの透けない濃紫色、ネットリ感もあって、グラスの内側がイグアスの滝だぁ、です。
香りは、ミチっと濃いベリーの香りに、どこか柚子のような爽やかな香りと胡椒のスパイシーさ。
それらが合わさってマジックインキと柚子胡椒がハッキリと感じられる・・・気がします。
樽香由来であろうチョコレート感もありますが、意外と抑制的です。
味わいは、甘さしっかり酸味そこそこ、渋味もタップリだけど固くない、というバランス。
濃いしアルコール度数も14%なんでスイスイとは飲めませんが、若い割にはまとまりは良い感じです。
いや美味いですよ、普通に。
1,000円でこれなら文句の付けドコロも無く、鰹出汁の肉じゃがみたいな和のお惣菜とも合います。
ただなぁ、「驚き」は無いのね。いちいち安ワインに驚きを求める方が間違っているとは思いますけどね。
深く考えずに野外のバーベキューとかで飲むワインとしては最高だと思いますよ。
点数 | 78点 |
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リンク |
Cono Sur Carmenere Reserva Especial 2017 1,015円 |
名称 | Joostenberg Cabernet Sauvignon 2017 ユーステンバーグ カベルネ・ソーヴィニョン 2017 |
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生産者 | Joostenberg Wines ユーステンバーグ |
価格 | 538円 |
購入店 | コストコ 金沢シーサイド倉庫店 |
師範が担当した本日の夕食は、鶏の唐揚げ、野菜(人参、新玉ねぎ、ピーマン、赤&黄パプリカ)の揚げびたし、水菜のお浸し。
最近「揚げびたし」という手抜き技(白だしと麺つゆと水を合わせた出汁に揚げた野菜を突っ込むだけ)を覚えたので、
揚げ物の時に野菜が捗ります。天ぷらにするにもフライにするにも、野菜って案外面倒だよね?
さてそんな料理に合わせたワインは、昨年も2016年産と稽古済みの南アフリカ産カベルネ・ソーヴィニョン。
コストコではおなじみの銘柄ですな。
これを買った時はセールで試飲販売されていて、お値段はほぼワンコインという格安価格でした。
色は立派な濃さです。2016の時は「カベルネにしてはちょっと薄い?」と思ったみたいだけど、この2017からはそんな印象は受けません。
香りも立派なもんだな。カベルネらしい黒いベリー系の香りとピーマンなんかを想わせる青い香り、あと南アフリカらしく胡椒のようなスパイスっぽさも感じます。
味わいにも物足りなさは微塵も無くて、甘酸っぱさと軽い渋味がカッチリした骨格と肉付きを形成しています。
アルコール度数は14%で飲み応えもありますし、意外と余韻も長いんですな。
これが税別500円以下だと思うと唸りますな。動物柄ワンコインとは全く別の世界です・・・っていうかちょっと安過ぎだと思います。
もちろん、我々消費者にとっては高品質のワインが安く買えること自体はありがたいんだけど、
「この値段でこの内容、他のインポーターやショップじゃ無理だよね」と思うんですな。
モノには適正価格ってのがあるじゃないですか。
コストコ会員でそこそこワインが好きで銘柄にはあまりこだわらない層はこればっかり飲んでてもおかしくないわけで、
そうすると市場は広がらないんじゃないかと。
点数 | 77点 |
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本日の食前酒は、サントリーのTOKYO CRAFT I.P.A. 2019。
お値段税別198円だったので、特にプレミアムビールというわけでは無いようです。
缶ビールに"2019"とヴィンテージが書かれているのは珍しいですね。
これまでいくつかこの"TOKYO CRAFT"シリーズを飲んできましたが、
どれもイマイチ個性が足りないというか「普通」の範疇だった印象があります。
ところがこれは攻めてます。色は濃いめのオレンジ色で、フルーティな香りがあって、なによりIPAらしいしっかりとした苦味があります。
師範はこういうビール、好きです。
大手ビールメーカーもこういう個性的なビールをバンバン出して欲しいですな。
そしてやっぱりビールは美味いな。ワイン好きでビール嫌いな人っていないんじゃないかな?
そういう方ってこれまでお会いしたこと無いです。逆の「ビールは好きだけどワインは飲まない」方は何人も知ってますけど。
名称 | Didier Chopin Brut N.V. ディディエ・ショパン ブリュット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Didier Chopin ディディエ・ショパン |
価格 | 1,712円 (単品価格:5,400円) |
購入店 | MyWineCLUB(マイワインクラブ) |
食前酒にビールを飲んだ後、また食前酒っぽいワインを開けちゃうわけですが、本日のワインはなんと正真正銘のシャンパーニュです。
別になにかお祝い事があったとかってわけじゃないんですが、ただシャンパーニュのセットが安く買えたんですよ。
どんな感じかと言うと、「金賞受賞シャンパーニュ5本セット 9,999円」が2,000円引きクーポン使って税込み8,639円、
一本当たり税込み送料込みでも1,700円ちょっとだったわけです。なので気軽に開けちゃいます。
ちなみに料理は、先週コストコを退会した際に買ってきたエビギョウザ、
それに合鴨のロースト、ミミガーとキュウリのサラダ、コンニャクと海藻の酢の物、トマトと玉子のスープ、ガーリックライスです。
外観は、まず泡のキメの細かさとボリュームに驚きます。ガチでちゃんとしたシャンパーニュですな。
色合いは、黒ブドウだけで出来たブラン・ド・ノワールということもあって、かなりオレンジがかっています。
香りは・・・コレ正解です。蜜入りリンゴとプラムのコンポートっぽいフルーツの香りと、フランスパンの耳の部分の香ばしさ、
間違いなくシャンパーニュの香りですな。口に含むと、結構熟成感があってお漬物のような風味も感じます。
味わいのバランスも甘くて酸っぱくて良い感じ。例えがヘタクソでアレですが超高級な熟成梅酒サワーのようです。
いや、これが買値相当額一本1,000円台で買えたってのはある意味驚きです。
単品価格の5,400円も、別に「セットが安く見えるようにふっかけた値付け」では無いように思います。
このセット、今(4月21日)は販売休止中ですが、4月22日の20:00から販売再開されるようです。
まだ1本目ではありますが、買って損はしないセットである可能性が大です。
点数 | 82点 |
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リンク |
【送料無料 】 すべて金賞! 高級辛口シャンパーニュ 飲み比べ豪華5本セット第4弾 9,999円 (4/22 20:00より販売再開) Didier Chopin Brut N.V. 5,400円 |
本日は久しぶりのバンドの練習日。師範はベーシストして参加しております。本日の練習曲は
・Frends & Starngers [Dave Grusin]
・Jaco [Pat Metheny]
・Phase Dance [Pat Metheny]
メセニーはギターレスでやるのは曲の仕上がりとしてはちと厳しいなぁ。
これらの曲、ベースのテクニック的にはそんなに難しくは無いんですが、リズムキープを常に意識していないとハズすんで、気を抜けません。
そして、"Jaco"のベース・ソロは昔から大好きだったんで、それを演れるのは幸せです。
練習の後は、毎度の反省しない反省会。
本日はなんとなく新店開拓な気分になって向かったのは、代々木駅西口から南下した湘南新宿ラインの踏切そばにあるドイツ料理の店代々木タンネというところ。
店内はいかにもドイツ風な木のぬくもりが感じられる雰囲気。もう20年以上もここで営業されているそうです。キャパは30~40人くらいかな?
そこそこの広さはあるけど、人気店みたいで予約でいっぱい、飛び込み客の師範ら3人はカウンターの端っこに辛うじて席を取ることができました。
見るからにビールがメインの店なんで、もちろんビールを頂きます。最初はパウラナー ヴァイスビア ドゥンケル、
これの500mlと生ハムがセットで1,500円(以下全て税別)。注ぎ方に工夫が必要ということで、
とても詳しいお店のお兄さんが実演で説明してくれました。
まず8割がた注いだ後に残りを瓶の中で攪拌、澱を混ぜるとともに泡を立てたものを注ぐ、というやり方。
ビールって澱(酵母)も飲むんですね。澱を嫌うワイン人からすると意外でした。
左写真はそれを見真似て師範自身が注いだものです。結構上手くいったと思います。
香ばしい香りとコクがあって美味しいビールです。
右写真は2杯目に頂いたヒューガルデン 樽生、500mlで1,200円。
とてもフルーティで柑橘系の香りがあるビールですが、やっぱり生だといつものヒューガルデンより美味い気がします。
他に頼んだ料理は以下です。
グリルソーセージ | 1,500円(左写真奥) |
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3種のチーズオムレツ | 950円(左写真手前) |
ロスティ | 900円 |
ケーゼシュペッツェレ | 1,000円 |
「ロスティ」はジャガイモのガレット的な料理で、「ケーゼシュペッツェレ」というのはショートパスタをチーズで絡めたような料理です。 一皿のお値段はそれなりにするんですが、どれも結構ボリュームがあるので、飲みがメインのオッサン3人(1人はあまり飲まないけど)だとこれくらいで十分だったりします。 これらの中で特にヒットだったのはチーズオムレツ。 普通にオムレツの中にチーズが入っているわけですが、ふわっふわの食感と焼けたチーズの香りがとても食欲をそそる一品でした。
飲んでいて気づいたんですが、このお店は『写真をSNSにアップするとビール1杯無料』というサービスがあるみたいです。
早速ツイッターにアップしましたよ。
それで頂いたのが左写真のピルスナー ウルケル、330mlで900円が無料。
前の2種と比べると比較的普通、というか日本のビールに近い感じでした。
そして最後の締めはワインをグラスで頂きます。もちろんドイツ産の白で、銘柄はヨーゼフ・ビファー リースリング ハルプトロッケンとのこと。
お値段は600円です。
これが典型的なドイツのリースリングという感じで、ジッポのオイルと甘いフルーツの香りが華やかで、アルコール度数低めでやや甘め。
食中酒としてはどうかと思いますが、こういう「食後の一杯」にはピッタリです。
ただ、敢えて残念ポイントを探すと、ワインのグラスがイケマセン。
ビールのグラスは銘柄ごとに揃えてあるくらいなのに、ワインがこの小さなヤツ。
そちらにももう少し気を遣って頂ければなぁ、と思います。今はそこそこのデザインで安いグラスもあるからね。
そんな感じの反省会、お会計は3人で15,000円くらいでした。
やっぱり下手な居酒屋行くより、こういう店の方が新たな発見があって楽しいな。
名称 | Rocarel (Rouge) N.V. ロカレル(赤) (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Maison Longeron & Cie メゾン・ロンジュロン・エ・シー |
価格 | 999円 |
購入店 | ヴェリタス 輸入直販ワイン専門店 |
本日の夕食は、(塾通いする次女のために)師範代が作り置いてくれたプルコギ、ほうれん草の胡麻和え、それに一昨日の残りのピクルス、 加えて師範が用意したのは鶏モモ肉のロースト。道場の台所は夫婦の連係プレーで成り立っております。 そんな料理と一緒に頂いたワインがこのフランス産の赤。 産地表示も無くでヴィンテージも無いワイン、普通だったら1,000円も出しては買わないんだけど、 ショップのサイトによれば
『「ロカレル」シリーズは、シャンパーニュのように異なるヴィンテージ、異なるキュヴェをブレンドし、 ビンテージを問わず高い品質のワインを提供するために作られました。1842年以来のワイン作りの知識を活かし、 各品種ごとのキュヴェを念入りに選別し、「ロカレル」シリーズの品質に相応しいブレンドを作り上げています。』
とのこと。ブレンド自体は良くあることでしょうけど、なんとなくイケてそうなので買ってみました。
ちなみに品種はピノ・ノワール、グルナッシュ、ムールヴェードル、ガメイだそうです。
さて稽古開始。栓はDIAMではない昔ながらの屑コルク集成品です。
外観は結構しっかりと濃い紫色で、エッジに若干朱色が見えます。もしかするとそこそこ年月を経てるのかも知れません。
香りは、「南仏のワインだなぁ」という感じ。品種の筆頭にピノ・ノワールが書かれていますが、
香りから伝わるのはグルナッシュやムールヴェドル、熟したイチゴと青畳のような香りです。樽香は感じません。
味わいは、渋味強めながら角が取れている感じでそれほどザラつかず、甘酸っぱさをしっかり感じます。
飲んだ印象もあまり「若い!」って感じじゃ無くて、それなりに年を経たもののように受け取れます。
まずまず良いんじゃないでしょうか。一部古めのキュヴェが使われているのかな?こなれた感じでスムーズさもありますし、
1,000円台中盤から後半くらいのローヌやラングドックあたりの価値はあるとおもいます。
ただ、正直もっとグッと高品質だとか、珍しい感じだとかを期待したんだよね。
そういった意味では「普通」の範疇でした。
点数 | 75点 |
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Rocarel (Rouge) N.V. [Maison Longeron & Cie] 999円 |
名称 | Bourgogne Pinot Noir 2016 ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2016 |
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生産者 | Camille Carret (Cave de Chardonnay) カミーユ・カレ (カーヴ・ド・シャルドネ) |
価格 | 1,068円 |
購入店 | 業務スーパー 鴨居店 |
師範が担当した本日の夕食メニューは、豚ロースの味噌焼き、とろ卵豚キャベツ、自家製ピクルス、フルーツトマト。
豚ロースはスーパーで味付け済みのもの、
豚キャベツの味付けはCookDo、ピクルスはミツカンの簡単酢。
師範が作る「我が家の味」は基本的に「合わせ調味料の味」になっちゃってますが、まぁ良いじゃないっすか。
そんな料理に合わせたワインが、業務スーパーで買ったお手軽価格のブルゴーニュ赤。
手頃なお値段の理由は、日本で瓶詰めされている、ということ。同様のワインは昨年10月にも稽古しております(その時の購入店はドンキ)。
どちらもインポーターは「南アルプスワインアンドビバレッジ」、そこのサイトによれば、
ワイン原液の輸入について
ワイン原液は24000L単位で海外から輸送しています。現在では技術の進歩により、
現地ワイナリー出荷時とほとんど変わらぬ品質のまま当社の工場まで輸送することが可能になっています。
このワイン原液を国内でボトリングすることで、よりフレッシュな製品をお届けすることができます。
とのことです。
さて抜栓。当然スクリューキャップ、でもスカートのあるインターナショナルなヤツです。
色は、かなり薄めの赤紫色。ネットリ感も少なくサラッとしてますが、ザクロの実みたいでキレイな色ではあります。
香りは・・・弱いな。深く嗅ぐとチェリーやプラムのような果実香と、革のようなケモノっぽさを感じますが、いかんせん弱いっすね。
味わいも軽いです。渋味はほとんど無くて、そこそこの甘味とやや強めの酸味のみ。
まるで手頃なマスカット・ベーリーAからココナッツ風味を取り去って酸味を加えたみたいな風味です。
とにかく軽いワインです。もちろん、「軽=悪」ではありませんし、
傷んだ感じは一切しないピュアな雰囲気は大容量タンクで輸入した恩恵かとも思われ、
スイスイ―っと1本飲めちゃいます。
でもなぁ、呑み助にとっちゃ頼りないだろうし、普段飲まない層には酸が邪魔をすると思うし、
イマイチ使いドコロが思い浮かばないんだよなぁ。
点数 | 69点 |
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稽古するごとに「南アフリカはコストパフォーマンスが高い」などど書いていますが、
『師範ってばホントにそれ理解できているのかい?』と自分でも疑わしい部分はあるわけで、
本日はその検証企画。選んだ選手は、「南アフリカの雄」グレネリーと「チリのおなじみ」コノ・スルで、
どちらも樽を使わない(Unoaked)なシャルドネ、ヴィンテージも同じ2018年産。
ちなみにゲヴュルツトラミネールは先月やって、
チリに軍配を挙げております。
前述のごとく、ワインの評価であると共に師範の能力の評価でもあるわけで、
師範代に協力して貰い、最初はブラインドでの稽古に臨みました。
後半は、鮮魚の刺身(マグロ、ヒラメ、クジラ)、水ダコのカルパッチョ、イワシの丸干し、玉コンニャク、若筍煮、焼きナス、筍ご飯という、かなり和風&魚メインの料理に合わせております。
名称 | Cono Sur "Bicicleta" Reserva Unoaked Chardonnay 2018 コノ・スル "ビシクレタ" レセルバ アンオークド・シャルドネ 2018 |
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生産者 | Viña Cono Sur ビーニャ・コノ・スル |
価格 | 715円 |
購入店 | 酒類の総合専門店 フェリシティー |
評価の基準とするべきワインは、やっぱりコノ・スルを置いて他はありません。
この銘柄との前回稽古は2016年産(コレ)ですが、
いつからか(このヴィンテージから?)"Unoaked"と明記され、"Reserva"などという文字も入っております。
ビシクレタがレセルバねぇ。なんか「尊称のインフレ」を起こしているような気がしないでもありません。
ブラインドなんで、銘柄判らずに稽古しております。
色はほとんど同じなのですが、若干、ほんとに若干だけどこちらが薄い気がします。
香りは、フレッシュなリンゴと柑橘類の香り。もうこの時点で「これ馴染みがある香りだなぁ」と思いました。
味わいも、フレッシュな甘酸っぱさが前面に出て来てます。ここで「こっちがコノ・スル!」の確信に変わりました。
結果、やっぱりこちらがコノ・スルでした。
とにかくフルーツが感じられるフレッシュな味わいで、往年の桜田淳子さんのような「おぼこ娘」感があります。
そして、やっぱりこれが700円くらいで日本中どこでも手に入る生産量&輸入量を実現しているのは凄いことだと思います。
もちろん全部は飲み切っていないんで、二日目の稽古も期待できそうです。
翌日の料理は、退会しに行ったコストコで買ってきたシュリンプ・チョレギ・サラダ、シーフード・アヒージョ、海鮮ちらし寿司。 そしてこのワイン、明らかに開きました。まるでヴィオニエやゲヴュルツのような華やかな香り纏っています。 この値段でこの変化、やっぱ「コノ・スル侮れず」です。
点数 | 74(+3)点 |
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リンク |
Cono Sur "Bicicleta" Chardonnay 2018 715円 |
名称 | Glenelly "Glass Collection" Unoaked Chardonnay 2018 グレネリー "グラス・コレクション" アンオークド・シャルドネ 2018 |
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生産者 | Glenelly グレネリー |
価格 | 1,595円 |
購入店 | ワインブティックヴァンヴァン |
南アフリカからの選抜選手は、
フランス・ボルドー・ポイヤック2級シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ ラランドの元オーナーが運営するグレネリー。
樽のかかったシャルドネとは、1年半くらい前に稽古していて、かなり好印象でした。
このワインの醸造は、2種類のステンレスタンク(1つは13℃、もう一つは18℃)で醗酵させているそうです。
色は、上述したようにほとんど同じなんですが、僅か~に濃いような感じがするんですね。
そして香りはかなり違います。リンゴや柑橘類は同じなんですが、ちょっと煙たいような要素があり香りに奥行きがあって、
確実にこちらの方がブルゴーニュに近い雰囲気を感じます。
味わいもずいぶんこちらが複雑です。落ち着いた甘酸っぱさに加えて香ばしい味わいがちゃんとあります。"Unoaked"なんだけど種由来なのかな、この香ばしさは。
数値的には、糖度はコノ・スルが6.8でグレネリーが6.9とこちらが若干高く、
pHはコノ・スルが3.2でグレネリーが3.0とこちらが若干低い、要は「甘酸っぱさ」が強いと言えます。
結果、ゲヴュルツの時とは判定が逆で、今回は高らかに「南アフリカ勝利!」の軍配を揚げさせて頂きます。
まぁお値段は2倍以上なんで、そうじゃなきゃ困るんですけどね。
このワイン、「ブルゴーニュです」と言われればまるっきり信じるし、
「30%は旧樽で熟成させています」と言われても信じる自信があります。
往年の山口百恵さんのような「若い色気」を感じますね。
そして、こちらも明日の変化にも期待しましょう。
コノ・スルが明らかに開いたのに対して、こちらは「閉じた」と言わざるを得ません。 未だに奥行きはあるんだけど間口が狭い感じ。二日目スタートだったら間違いなくコノスルに軍配を上げてたと思います。 これだから一筋縄ではいかんな、ワインってヤツは。
点数 | 79点 |
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リンク |
Glenelly "Glass Collection" Chardonnay 2018 1,815円 |
名称 | IBIS Sacré Merlot 2016 イビス・サクレ メルロー 2016 |
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生産者 | Vino X Terra ヴィーノ・イクス・テラ |
価格 | 810円 |
購入店 | イオン天王町店 |
本日は中学校の修学旅行説明会に参加するとかで師範代がお休み、お疲れ様です。
というわけで夕食は師範代の手によるもので、鶏むね肉の香草焼き、ジャガイモとサツマイモのガレット、モッツァレラ・トマト。
ワインは、2月EPA発効前に「EPA発効記念セール」ってことで税別750円で買った南仏産のメルロー。
これ、EPA発効した今は確か1,380円とかなんだよね。
安く買えたのは嬉しいけど、発効記念セールとは???ですな。
閑話休題、色は非常にしっかりした紫色です。香りは、いかにも南仏な感じで、
ブラインドだったら「シラーですかな?」と答えそうなスパイシーさがあります。
ところが味わいは「やっぱメルローだな」という柔らかな感じ。
甘味も酸味も渋味もしっかりなんだけど、なんか全体に角ばった感じが無くてスムーズ。
13.5%のアルコール度数もものともせずスイスイ入っていきます。
これ、750円で買えたのは「怖ろしくお買い得」だったな。1,380円だと「良いんじゃないコレ」くらいのお得感です。
ともあれEPA発効は安ワイン者にとっては追い風ですな。
ガンガン高騰する高級ワインを横目に見ながらお買い得になった安ワインを頂く、
気持ち良いっすねぇ。
点数 | 75点 |
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本日は職場のメンバーの送別会。場所は品川の駅ビル"アトレ"の中にあるEl Caliente(エル・カリエンテ)というメキシコ料理店。
このお店は3年前の送別会でも使ったことがあります。
店内は、ワイワイガヤガヤと騒がしく、まるで海外にいるかのようなオープンでアメリカン(メキシカン?)な雰囲気です。
お店の方の接客もちょっとフランクな感じ(でも結構目は行き届いている)で、店の雰囲気にあったサービスだと思います。
料理は絵入りのメニュー表を見ながらアラカルトで適当にオーダー。左写真は桜鯛と春野菜のセビーチェ、税別950円。
量がちょっぴりしかないのは残念ですが、ちゃんと鮮度の良い鯛が使われているようで味は悪くないです。
その他にも、バッファロー チキンウィング 600円とか、エビとマッシュルームのアヒージョ 500円とか、
タコの漁師風 500円とか(いずれも税別)。どれもポーションは小さめですが、お値段も高くないのでホイホイ頼んで良い感じです。
名称 | Waterholes Creek Brut Blanc de Blancs N.V. ウォーターフォールズ・クリーク ブリュット ブラン・ド・ブラン (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Andrew Peace Wines アンドリュー・ピース・ワインズ |
価格 | 2,970円 (お店価格) |
購入店 | El Caliente |
メンバーの中には頑なにビールを頼む女史もおられますが、
師範はワインを頂きます。
このお店、税別2,750円で泡2種/白13種/赤13種均一価格のリストがあります。
素晴らしいっすね。そのラインナップも、あまり小売店では見かけないものが多い感じで選び甲斐があります。
そんな中から1本目の泡として選んだのがコレ、オーストラリア産のスパークリング。
もう一種はイタリアのプロセッコだったんだけど、万能選手っぽいのはこっちでしょ、と判断しました。
出されたグラスは細身のフルート型です。色は判りませんが、泡立ちのキメは細かいようです。
香りはそんなに強くない、というかスパークリングとしては弱めかも。
当然ノン・ヴィンテージですが熟成期間はあまり長くないのか、フレッシュでストレートなリンゴと柑橘類の果実の香りがします。
味わいは適度な甘味と酸味で、バランスは悪くありません。品種はシャルドネのみですかね?
とてもニュートラルな味わいです。
香りの弱さは若干残念でしたが、こういうお店で、税込み3,000円以下で飲める泡としては十分じゃないでしょうか。
ヘタな居酒屋で3,800円とかで出されるワインよりはるかに気が利いていると思います。
点数 | 72点 |
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左写真は、このお店のスペシャリテかな?ミックス(チキンとビーフ)・ファフィータ 3,000円です。 鉄板の上に野菜が敷かれ、その上に2種類の肉が置かれ、テキーラを掛けて火をつける、というインスタ映え間違いなしのメニュー。 でも、こういう写真を上手に撮るのって難しいね。 左は炎が多すぎでなんだか判らなくなっちゃってます。 師範の場合、普段は「止まっている料理」しか撮らないからね。
名称 | Petit Clos Marlborough Sauvignon Blanc 2016 プティ・クロ マールボロー ソーヴィニョン・ブラン 2016 |
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生産者 | Clos Henri クロ・アンリ |
価格 | 4,212円 (お店価格) |
購入店 | El Caliente |
参加者5人ですが、そのうちお一人はほとんどアルコールを召し上がらず、お一人はビール専門。
ということでワインを飲むのは3人なんで「泡→白→赤が順当だろうな」と判断しておりました。
というわけで泡の次のワインは白で、爽やかな香りと味わいを期待して、
2,750円均一リストにある
「ニュージーランドのソーヴィニョン・ブランを下さい」とお願いしました。
泡同様、色は不明です。
香りはかなり良い感じで、白桃とメロンが香ります。
ソーヴィニョン・ブランって、暖かい地域だとトロピカル・フルーツっぽくて、
寒い地域だとハーブっぽい雰囲気が出るんだけど、このワインはそれら両方の要素を持っています。
味わいは結構シッカリ系。アルコール度数13.5%なので、なかなか飲み応えがあります。
「いやコレ美味いなぁ、こんなのが店で3,000円以下って凄くね?」などと思っておったわけですよ。
そしてココに書くために改めてレシートを見ると、なんと3,900円と書かれています。
えーっと、2,750円均一のワインじゃなかったのね(それより高いワインもリストには載っています)。
ちゃんとメニューを指さして注文しなかった師範が悪うございます。
でも「怪我の功名」でもあって、このワインなら3,900円でも納得の内容です。
そして、格上なワインだと感じた師範の鑑定力に自分でこっそり拍手を送ります。
点数 | 79点 |
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左写真は、厚切りベーコンとフレッシュチーズ、キヌアのワカモレ 1,450円を調理して頂いているところ。
いろいろと演出があって楽しい店です。
この後、もう1本赤を頼もうと考えていたけど、なんとなくそこまでは要らないかなぁ、ということでグラスにスイッチ。
頼んだ赤はBarbera d'Asti "MIA"というもの。師範の取り分が一番底でした。抜栓後ちょっと時間が経っている感じでしたね。
そして最後にビールで、Goose Island IPA 370mlで800円。シメに濃いビールも良いっすね。
そんな感じの送別会。お会計は5人分トータルで22,000円強でした。
ヘタな居酒屋行って「飲み放題4,500円コース」なんか頼むより満足度は高いと思われます・・・
って3年前も同じようなこと書いてました。進歩無いなぁ。
名称 | Cantadal Reserva 2004 カンタダル レセルバ 2004 |
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生産者 | Cantadal カンタダル |
価格 | 948円 |
購入店 | ヴェリタス 輸入直販ワイン専門店 |
水曜日の夕食当番は師範で、本日のメニューは豪州牛プルコギ(味付けはスーパー)、メンチカツとホッケのフライ(お惣菜)、チョレギサラダ(S&Bシーズニングスパイス使用)、わかめスープ(の素使用)。
我ながら素晴らしい手抜きだなぁ。夕食当番、大学生になった長女にもローテーションに入って欲しい所だな。
そして選んだワインはスペイン産。なんと今から15年も前のヴィンテージで、次女と同い年です。
お店のサイトによれば
『ほとんど農薬を使用せずに栽培されたティンタ・デ・トロ75%、ガルナッチャ25%をブレンド、収穫は全て手摘み』
『フランス産オーク樽(84%)、アメリカ産オーク樽(16%)、高級ワイン並みの18ヵ月の長期熟成を施した贅沢仕様』
らしいです。そんなワインがなんと1,000円以下。いったいどういうコスト構造になっているんですかね?
色はかなりしっかりした紫色で、エッジに若干赤みがあります。アシも長くてなかなか立派な外観です。
香りは「うわぁ!」と思います。ドライプルーンの果実香にバルサミコのような酸、そして樽由来の香ばしさが溶け込んだチョコレートの香りがあります。
香りのボリュームも立派、ちょっとワイルドな熟成格付けボルドーといった感じです。
味は、口に含んですぐはそれほどボディを感じずスーッと入って来るんですが、
その後舌に膜を張るような渋味とアルコール(15%!)のカーッと来る感じ、そして甘酸っぱさが長く残ります。
まだまだ枯れた感じは無くて、働き盛りな雰囲気です。
熟成ワインが比較的安く手に入ることもあるスペイン産ですが、
ティンタ・デ・トロ(=テプラニーヨ)の熟成したものって、どこかヒネたヤニ臭いというか野暮ったいものが多い印象があります。
ところがこのワインはそのネガティブ感が無いのね。「すげー美味い!」ってほどじゃないけどかなり美味いです。
こんなワインが1,000円以下というのはちょっと驚きですなぁ。
点数 | 80点 |
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Cantadal Reserva 2004 948円 |
今年は桜の時期が長くて良いですねぇ、ということで投票も終えた(長女は初の選挙権行使でした)日曜の昼、家族で大岡川まで出向いて花見。 昨年の夜桜の時はフルボトルのワインを1本持参したけど、 やっぱりワイン以外も飲みたい、ということで今年はビール、清酒、ワイン、それぞれをミニボトルで持参しました。
とりあえずおなかが空いたな、ってことで、川沿いの屋台並びで最初に目についたお好み焼き的なヤツを注文。 屋台によってはイスとテーブルがあって、飲み物を持ち込んでも平気な所が良いですな。 というわけで最初に飲んだのが、道場から持参したサントリー プレミアム・モルツ マスターズドリーム 醸造家の夢シリーズからダイヤモンド麦芽の恵み。 これが香ばしくて味わい濃くて美味いんだな。 グラスはダイソーの100円薄グラスだけど、紙コップやプラカップで飲むのとは一味も二味も違います。
名称 | Concha y Toro "Casillero del Diablo" Chardonnay 2017 コンチャ・イ・トロ "カッシェロ・デル・ディアブロ" シャルドネ 2017 |
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生産者 | Concha y Toro コンチャ・イ・トロ |
価格 | 214円 (187ml) |
購入店 | MEGAドン・キホーテ狩場店 |
そして持参したワインがコレです。チリの名門「コンチャ・イ・トロ」のちょい上級銘柄カッシェロ・デル・ディアブロのシャルドネ。
この187mlミニボトルがドンキで税別198円で叩き売られていたんで、こういう時のためにゲットしておりました。
ちなみにこの銘柄の前回稽古は、もう16年も前の2001年産(コレ)です。
色は、普通に薄めのレモン色。外観的に特筆すべき点はありません。
香りは、チリのシャルドネらしい蜜の入ったリンゴのようなフルーツ香。こちらも良くある感じですね。
そして樽香は感じませんでした。
味わいは、甘味と旨味がしっかりしていて、こちらも標準的なチリのシャルドネといった感じです。
結果、特段どうということはない普通の白ですが、ミニボトルで198円なら間違いなくお買い得、
というかダースで保有して置いてチョコチョコ飲むのもありだと思います。
特に、桜の花の下で屋台の串揚げと一緒に飲んだりすれば、
そもそものクオリティの三割増しは軽い、って感じです。
点数 | 70点 |
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持参した清酒は、月桂冠 "THE SHOT" 大吟醸。
先日の焼肉屋の後に「本醸造」の方は飲んだんだけど(ツイッターには書いたけど道場には書いてませんでした)、
そっちはちょっと甘い感じだったので今回はスッキリしてそうな大吟醸です。
そしてこれが確かにスッキリして美味いのね。
意地悪な見方をすれば「スッキリしているだけ」とも言えるけど、こんな清酒がワンカップ価格で買えるようになったのはプチ革命かもです。
そんな感じのお花見でした。暑く無く寒くもないのどかな天気て、家族4人仲良しで、ビールもワインも清酒も飲めて、
やっぱり師範は果報者だな。ありがたやありがたや。
・・・唯一残念なのは花粉がバンバンだったことですな。
名称 | Cuevas Santoyo "Metodo Traditional" Brut N.V. クエバス・サントヨ "メトード・トラディシオナル" ブリュット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Viñedos y Reservas ビニェードス・イ・レセルバス |
価格 | 592円 (アウトレット) |
購入店 | ヴェリタス 輸入直販ワイン専門店 |
道場に帰っての夕食は、ボイルしたホタルイカ、イカゲソとエンペラの照り焼き、フルーツトマトと軽い感じで。
アルコールも花見でいろいろ飲んではいますが、夜は夜でやっぱりワインを飲みたくなるわけです。
ただ、ここからアルコール度数14%なんてのを開けちゃうと途中沈没間違いなしなんで、
保有している中では一番アルコール度数が軽い(11.5%)、スペインのスパークリングをチョイスしました。
ちなみにこの銘柄は稽古済みですが、
今回「アウトレット」ということで安売りされていました。
ただ、ラベル汚れもシワも瓶キズも無いので、どこがアウトレット要素なのかは不明です。
色は、思いのほかしっかりしていて、レモン色というより黄銅、新しい五円玉のような色合い。
泡立ちはやや弱めながらキッチリとしたキメの細かさを感じます。
香りは・・・これ相当熟成期間長いよね、って感じの雰囲気。
薄いカラメル香とパンのような香ばしい香りイースト香。
前回の稽古で感じたフレッシュなフルーツじゃ無くて、煮詰めたフルーツのような雰囲気です。
味わいも香りの印象通り。まるで熟成シャンパーニュのような落ち着きを感じます。
ただ、「落ち着いている」ってだけで、「こりゃ凄ぇ!」ってならないあたりが値段に正直なところかもです。
もしかしたら、熟成が進んだことが「アウトレット」扱いになったのかも知れません。
でも、別にこれはこれで悪くないんですよ。
なかなか1,000円以下で熟成したスパークリング(これカバじゃないんですよね)なんて飲めないですからね。
ただ、そうだとすればその理由を書いて頂いた方が親切だとは思います。
点数 | 73点 |
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Cuevas Santoyo "Metodo Traditional" Brut N.V. 592円 |
気候も良くてお花見日和、道場のジューンベリーの花見はもう少し先だけど、陽気につられて清酒の飲み比べ。
写真右は、先月開けた獺祭 純米大吟醸48 寒造早槽(かんづくりはやぶね) 1,695円、
そして写真左が今回開けた雪の茅舎(ぼうしゃ) 純米吟醸 1,620円。
雪の茅舎は先日NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」に出ていた蔵ですな。
獺祭は抜栓時同様、無色透明で安定の華やかさ。
対する雪の茅舎は明らかに色が濃くて、香りは獺祭同様に華やか系の吟醸香。
利き比べると雪の茅舎がメロンの薫りだとすると、獺祭はイチゴっぽく感じます。
味わいは、獺祭が雑味の無いピュアな味わいなのに対して、雪の茅舎は軽い苦味渋味にも感じる要素があって、
悪く言えば雑味だけど個性的ともいえる雰囲気があります。
これまで「獺祭が好き」を公言して来たけど、雪の茅舎も負けず劣らず良い感じです。
あ、今気づいたけど「獺祭が好き」ってなんか「ラッセンが好き」に似ているな。
語呂も意味合い的にも。
名称 | Bourgogne Hautes-Côtes de Nuits "Bec a Vent" 2011 ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ "ベック・ア・ヴァン" 2011 |
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生産者 | Dom. J.Cacheux & Fils ドメーヌ・ジャック・カシュー・エ・フィス |
価格 | 2,680円 |
購入店 | カーヴ・ド・リラックス |
本日の夕食は、鰹タタキのカルパッチョ、豚ヒレ肉の照り焼き風ソテー(師範代オリジナル)、豆苗のガーリック炒め、フルーツトマト、締めはガーリックライス。
ワインは、いろいろ逡巡した挙句に選んだのがブルゴーニュのピノ・ノワール。
「そう言えば最近ブルゴーニュ飲んでないなぁ」と思って調べたら、一月にニュージーのピノと比較稽古して以来ですな。
このワインの造り手「ジャック・カシュー」は、比較的手頃な価格でイケているワインを出してくれている印象があります。
色は、オート・コート・ド・ニュイにしては結構しっかりした赤紫色で、
2011年産という8年も前のワインの割にはエッジにほとんど退色も見えない元気な色合いです。
香りは・・・弱いな。プラムみたいな正統派の果実香もあるんですが、
ちょっとアブラナ科の葉物野菜っぽい青くささや麦茶のような穀物の香りに違和感を感じます。
味わいも、元気なピノではなく、かといって熟成したピノでも無い、なんだか別物の味わい。
飲んだこと無いけど養命酒っぽい?なんとなく漢方薬の雰囲気を感じる味わいです。
時間が経つと、ヘンテコな香りは幾分弱まって、普通のピノ・ノワール的な雰囲気に近寄って来て、
「あぁこういうピノもあるよね」って感じにはなってきます。旨い不味いは別にして、ね。
コルクはDIAM5なんでブショネでは無いはずですが、なんかブルゴーニュのピノ・ノワールに期待する香りや味わいとはちょっと違うワインでした。
熟成の谷間なのか、色は立派なまま逝ってしまいそうなのか。
やっぱりブルゴーニュはバクチだなぁ。それが面白みでもあるんだけどね。
点数 | 68点 |
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名称 | Cape Heights Shiraz 2017 ケープ・ハイツ シラーズ 2017 |
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生産者 | Boutinot ブティノ |
価格 | 885円 |
購入店 | ワインブティックヴァンヴァン |
本日の夕食は、豚肉のトマト煮込みとポトフ。
ワインは南アフリカ産のシラーズをチョイスしました。
この銘柄の白(シュナン・ブラン)とは稽古済み、
サッパリした印象のワインだったようです。
ちなみにこのワインを買った
「ワインブティック ヴァンヴァン」
というネットショップ。
店主が大々的にフィーチャー(顔写真やイラストがトップページに多数)されていて門外漢は若干ヒキますが、
南アフリカワインの品揃えが立派、そしてなによりそれぞれのワインの説明やテイスティング・ノートは大変丁寧なので、一見の価値はあると思います。
さて稽古開始。栓はスクリューキャップで楽ちんです。色は結構しっかりした濃紫色。でもギリギリ向こうが透けるくらいなんで、黒では無いです。
ネットリ感もあってなかなかの外観です。
香りは、干しプルーンのようなギュッと締まった果実香。
醸造は「ステンレス・タンク醗酵・熟成」らしいですが、シラーズ本来のスパイシーさ所以か、どことなく香ばしい印象を受けます。
味わいは、口に含んだ瞬間は甘さが先に立つんですが、後から渋味が口腔内に広がってきます。酸味は穏やかです。
アルコール度数は14%、しっかりした味わいもあってグイグイとは飲めずにチビチビと飲むタイプです。
まず最初に1,000円以下でこの内容は立派なものだと言えます。
その上で、ややスッピンと言うか粗削りというか、単調な感じは否めません
・・・なーんて言ってるけど、コレ値段知ってるからだよなぁ。
倍の「2,000円弱です」と言われても普通に信じますよ。南アフリカ恐るべし!です。
点数 | 77点 |
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Cape Heights Shiraz 2016 [Boutinot Ltd] 885円 |
名称 | Limited Asconi Merlot 2014 リミテッド・アスコーニ メルロー 2014 |
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生産者 | Asconi アスコーニ |
価格 | 898円 |
購入店 | ヴェリタス 輸入直販ワイン専門店 |
新しい元号が発表されましたな。このタイミングで「れいわ」に近い名前のワインと稽古するとバズるの間違いなしなんだけど・・・ねーわ!そんなの!!(この項、ダジャレです)。
閑話休題、本日の夕食は師範代が勤務先のキックオフとかで不在、、
従って師範と子供たち(って大学生を「子供」というのもちょっと違和感が出て来たな)3人の食卓です。
メニューは、『母ちゃんがいる時は食べられない(母ちゃんが苦手な)料理にしよう!』ということになって、本日の夕食はキムチ鍋。
師範代、顔に似合わず辛いモノがダメなんですわ。
そんな料理に合わせたワインは、4年ほど前に気に入って集中稽古したモルドバの造り手「アスコーニ」のワイン。
この銘柄とは、その時2009年産と稽古済み。
単品価格699円なのに80点の高得点です。
お値段は200円ほど上がっておりますが、もちろん期待して稽古します。
色は、濃いっちゃ濃いけど向こうが透けるレベルで、メルローらしい青みの強い紫色です。
香りのボリュームは期待したほど強くなく、しっとりと落ち着いた、いわば日本ワインのメルローみたいな派手さのないトーン低めの果実香です。
味わいも、渋味控えめで柔らかいけど、印象としてはやや小物感・・・って、3桁のワインが小物でも「そりゃそうでしょ」ですけど。
悪くないワインです、というか、1,000円以下でこういう落ち着いたワインが飲めるのはありがたいことだと思います。
でも、4年前のあの「こりゃすげぇ!」感とは違うなぁ。
それって、このワイン自体がそうなったのか、あるいは師範が東欧や旧ソビエト連邦のワインに慣れっちゃったのか判らないけど。
点数 | 76点 |
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Limited Asconi Merlot 2014 898円 |