12月、暦はもう少しで今年も終わりですね~♪
道場が居を置く自治体である横浜市では、いま「横浜ウォーキングポイント
(外部へのリンク)」
という事業が行われています。
要するに、横浜市在住の40歳以上の中高齢者に専用の万歩計を渡して、
歩いた歩数のデータをリーダー(データ読み取り機)設置店からデータベースにアップロードし、
一ヶ月の累計歩数が基準を超えると抽選で商品券等が当たる、というもの。
参加者の歩数ランキングも判るし、無料で個人ごとの歩数をデータベース化してくれるので参加しています。
横浜市としては4年間で30万人の参加を目標にしているらしいですが、
スタートから一ヶ月以上経った今日現在、参加者は2,000人弱。大丈夫でしょうか?
運営する事業体は、横浜市と凸版印刷、オムロンヘルスケアの共同事業とのこと。
歩数以外にどこまでのデータがアップロードされるのかは知りませんが、
企業側は価値あるビッグデータが取れると見込んでの事業参加なのでしょう。
もしGPSデータとかが送られていたら恐ろしいですな。
もちろんそこまで高級な万歩計じゃ無いようには見えますが。
写真は、その朝散歩の途中で見つけた、公園の林の中でメラメラと燃えるように紅葉するカエデ。
これからの季節、朝散歩はちょっと辛い時期ですな。
平日は仕方ないとしても、土日は夕方散歩にして、冷えた身体をワインで温める、といきたいものです。
師範の実家は阿蘇中央火口丘から4kmほど離れたところにあるわけですが、
今年は噴火の影響で火山灰がいっぱい。
右写真は午前中のまだおとなしい時に撮影した写真で、
早朝と午後はモクモクと灰色の噴煙を上げていました。
今年は日本中の火山が元気にハッスルして、
いろんなところで大変な迷惑をかけてくれましたが、
来年はおとなしくしてくれれば、と切に願います。
名称 | Sancerre "Clos Paradis" 2012 サンセール "クロ・パラディ" 2012 |
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生産者 | Dom. Fouassier ドメーヌ・フワシエ |
価格 | \1,990 |
購入店 | ヴェリタス |
本日の大晦日は東京の大学に通う姪とその母も合流して、総勢10人の賑やかな食卓です。
料理は、例年通り馬刺とか、なまこ酢とか、買ってきた握り寿司とか。
それ以外は野菜と豚の蒸し物、鮎の塩焼き、ハムなどを。要はなんでもありのメニューです。
そしてワインはまずは白から。この造り手は、先日同じサンセールでもピノ・ノワールと稽古して、
ただならぬ気配が感じられたので、ここの本領であろう白もゲットしてみた次第です。
同じサンセールでも複数の畑があって悩みましたが、
「クロ・パラディ」という名前で選んでコレにしました。
色は、レモン色と言うよりかなり赤めで、麦わらから銅に近いような色合いです。
香りは、これぞフランスのソーヴィニョン・ブランな、
草原とかハーブとかみたいな涼やかな果実香がいっぱいです。
それ以外にミネラルっぽさもあって、香りの要素がいろいろでなかなかイケてます。
そして味は、甘さ控えめでキリッと硬質な味わいです。
ただ、師範母に一杯だけおすそわけしたら、「このワインは甘い」とのこと。
旨味成分が多いので、人によっては甘く感じられるみたいです。
樽とかの派手な香りや分厚い味わいがあったりするわけじゃないけど、
全体に均整が取れた端正な雰囲気で、「良く出来たフランス産ソーヴィニョン・ブラン」を体現しています。
2,000円弱という値段は決して安くはありませんが、価格相応の満足感は得られます。
点数 | 77点 |
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リンク |
Sancerre "Clos Paradis" 2012 \1,990 |
名称 | Happy Dragon Pinotage - Shiraz 2012 ハッピー・ドラゴン ピノタージュ - シラーズ 2012 |
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生産者 | Cloof クルーフ |
価格 | \740 |
購入店 | ヴェリタス |
そして、今年を締めくくる一本は、「安ワイン道場師範」ならやっぱり安ワインを選ぶべきでしょう、
ということで、税抜き600円台ながら十分なパフォーマンスを示してくれるであろう南アフリカ産の赤を。
この銘柄は、つい先日同じものと稽古しています。
ビールから始まってそれなりに飲んで出来あがっている状態なんで、これで十分と言う判断です。
結果、色やら香りやら味わいやらは前回と大きな変わりはなく、
単調で荒っぽいながらも濃くてしっかり感のあるワインでした。
ピノタージュとシラーズという珍しいブレンドだけど、それが良いのかな。
ピノタージュ由来の明るさとシラーズ由来のしっかり感が同居している感じで、
安っぽさを感じない重層な雰囲気を感じます。
師範が「安ワイン道場師範」などという因果な商売?をしていなければ、
このワインをケースで買ってこればっかり飲んでても良いよな、と思えるワインです。
もちろん高級ワインにあるようなプレミアム感はないわけですが、
普通に飲むんだったらコレで十分ですよ。
点数 | 77点 |
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リンク | Happy Dragon Pinotage - Shiraz 2012 |
本日は師範代実家から師範実家へ車で移動しました。
師範代実家を出たのが10時30分頃、途中ビール等を買い物して師範実家到着は13時頃でした(と自分向け備忘録)。
夕食は、ここんとこ毎年恒例、昨年も利用した阿蘇は宮地駅前の藤屋レストランで家族忘年会。
といっても弟夫婦は来てないけどね。
というか、年末年始に必ず家族を連れて帰省する師範家の方が稀でしょう。
「親孝行、したい時に親は無し」ですから。
そして、本日の師範の注文はあか牛 サイコロステーキ シャリアピン風、
スープとサラダとコーヒーが付いて2,600円也。
やっぱり阿蘇の赤牛は美味しゅうございますな。
周辺の物価から考えるとかなり強気の価格設定だとは思いますが、
それでもお客さんは多いようです。
飲み物は、生ビール、550円也を2杯ほど。 飲み物リストにはワインもあって、グラスワインが1杯500円、ボトルが3,000円。 ここのワインは2年前に頂いていて、 ちょっと残念な内容だったので今回は注文しませんでした。 ステーキに良い赤ワインを合わせたら美味いと思うんだけどね。
名称 | William Cole "Columbine Special Reserve" Pinot Noir 2013 ウィリアム・コール "コロンバイン・スペシャル・リザーヴ" ピノ・ノワール 2013 |
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生産者 | William Cole Vineyards ウィリアム・コール・ヴィンヤーズ |
価格 | \1,290 |
購入店 | ヴェリタス |
師範実家に帰ってきて師範兄と飲み直し。
今回も実家にワインを6本ほど送りつけております。
その中から最初の一本に選んだのがコレ、チリ産のピノ・ノワール。
ウィリアム・コールという造り手の、ちょっと上級銘柄「コロンバイン・スペシャル・リザーヴ」シリーズは、
過去に2009カベルネ・ソーヴィニョンや
2010シャルドネと稽古していてかなり好印象でした。
であればピノ・ノワールも、と考えるのが人情でございます。
後で調べたら、昨年の12月30日も同じ造り手の赤と稽古していた模様。
だいたい毎年考えることは同じのようです。
色は、ピノ・ノワールとしてはかなり濃いめで暗め、
でもカベルネやシラーズなんかとは傾向の異なる、青さを感じない色合いです。
香りはピノと言えばピノ、ブルゴーニュだとボーヌ側的な、ケモノっぽさが前に出たワインです。
イチゴの傷ついて変色した部分的なフルーツ香もあり、ボリュームはかなりのものです。
そして味は、良くも悪くも甘酸っぱいワインですな。
スイスイと飲みやすくはありますが、複雑さや重厚感や見出せません。
単純で、やや上品さに欠けるピノ・ノワールとでも言えましょうか。
とは言え1,000円ちょっとで買えるピノとしてのコスト・パフォーマンスはかなりのものを感じます。
ラベルには高級感があるので、パーティなんかでガガッと飲むには良いかも知れません。
点数 | 74点 |
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リンク |
William Cole "Columbine Special Reserve" Pinot Noir 2013 \1,290 |
本日より師範一家は実家のある九州方面へ帰省します。
行きのフライトは、13:10羽田発福岡行きJAL317便。
機材はBeing777-200、"JAL SKY NEXT"という内装を新しくしてWiFiが使える機体です。
そういえば師範は遠い昔の高校三年生の折、航空大学校を受験しました。
一次の筆記試験は合格しましたが、二次の身体検査で失格。
リウマチ熱の既往歴があることが原因だったようです。
三次の実技試験まで進めばテストでセスナを操縦できたんだよなぁ。
フライトは昼過ぎの便なので、空港の待合所で弁当を頂きます。
本日の師範のチョイスはおこわ幕の内弁当、お値段税込870円也。
本日は現地到着後も車の運転をする必要が無いため、昼間っからビールを頂くつもりで、
そのツマミになりそうなヤツをチョイスしました。
そしてそのビールがアサヒ スーパードライ 500ml。
お値段税込319円也。
基本的にスーパードライは避けたい銘柄なんですが、
なぜか500mlはスーパードライしかありませんでしたので、仕方なくこれをチョイス。
350mlのプレミアム・モルツにするかこれにするか、質を取るか量を取るか小一時間ほど悩んだ末の決断です(嘘)。
関東地方は雨が降っていたので上空も悪天候かと思ったけど、
中部地方の山々が見えるあたりではすっかり空も晴れていて快適なフライト。
到着時間はほぼ定刻でした。
福岡空港到着後は福岡市営地下鉄とJR在来線を乗り継いで師範代実家へ。
今は交通系のカードがどこでも使えて便利ですな。
名称 | Château Lanessan 2008 シャトー・ラネッサン 2008 |
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生産者 | Ch. Lanessan (Delbos-Bouteiller) シャトー・ラネッサン (デルボ・ブテイエ) |
価格 | (師範代父より) |
購入店 | --- |
師範代実家は誰も飲みませんが、いつも師範のためにビールやワインが用意してあります。
というわけでまずは瓶ビールを大瓶1本飲んだ後、ワインを頂きます。
ちなみに本日師範代父が用意してくれた料理は、刺身(マダイ、カンパチ、マグロ、タコ)、
鶏の唐揚げ、ビーフシチューなど。
メインがビーフシチューなので、赤をチョイス。
選んだのは、手堅いワインを造ることで定評のあるシャトー・ラネッサンの2008年ものです。
色は、濃いめの紫色にエッジ部分が若干レンガ色。
出来て6年、ボルドーが熟成し始めるにはやや早い気がしますが、
もしかすると店に数年置かれていたのかも知れません。
香りは、いかにもボルドーらしい低めのトーンの果実香が結構しっかり感じられます。
それと、軽い焦げ感のある香ばしさもあって、良く出来たボルドーらしい香りです。
味は、香りのしっかり感と比べるとやや軽い印象は受けますが、
それでも軽すぎるってこともなく、十分楽しめます。
やっぱりこの銘柄は手堅いですなぁ。
過去いろんなヴィンテージと稽古していますが、ハズした記憶がありません。
普通に買えば2,000円台のワインだと思いますが、
安心してお求めいただける銘柄だと思います。
点数 | 78点 |
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昨日に引き続き本日も忘年会。
本日のお相手は道場のご近所さんKさん一家。
場所は、横浜駅からほど近い(といっても歩けば遠い)アリラン飯店 浅間町店という焼肉屋。
師範家的には最近良く行く店ですが、Kさん家は行ったこと無いってんでココにしました。
店は、普通の焼肉屋っぽい店舗と、その奥に個室になっている離れがあって、
今回もその離れの方で(右写真はその入り口)。
いつもは4人なので狭い一階の個室だったけど、
今回は8人ってことで広めの二階の部屋を使わせて頂きました。
テーブル2つを大人チーム4人と子供チーム4人に分けて、 それぞれ思い思いに注文。大人チームが頼んだのは、 タン塩とかカルビとかレバーとかホルモンとか。 普通に焼肉屋で頼むヤツをいろいろと。 左写真は前回ヒットしたツラミ、見た目は美味しそうですが今回は固くてイマイチ。 バラツキがありますなぁ。 今回の中ではカルビが一番ナイスだったので、大人チームは結局4人で5人前ほどカルビを頂きました。
名称 | François Labet Pinot Noir 2012 フランソワ・ラべ ピノ・ノワール 2012 |
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生産者 | François Labet フランソワ・ラべ |
価格 | (\2,700) |
購入店 | アリラン飯店 浅間町店 |
Kさん家のパパもワインがお好き、
ということで、「明日早いんでちょっとだけ」ってことだったけど、ワインをボトルで注文します。
ワインリストにはスパークリング1種と白3種、赤が9種ラインナップされていて、いずれも3,000円以下というお手頃価格。
これくらい種類があると「また来よう」と思いますな。
で、Kさんパパと相談して決めたのが、フランス南部コルシカ島のピノ・ノワール。
お値段は一本2,700円也。
師範的には稽古したことが無い銘柄だったので興味があったわけです。
抜栓はされた状態で出て来ました。グラスはボルドータイプの大ぶりなものでナイスです。
色は、確かにピノ・ノワールらしい薄めの赤紫色。
コルシカ島あたりだとかなり南で日照も温度もあるので、もっと濃い色を想像していました。
香りは、こちらは南仏のピノらしいケモノ感が強い雰囲気。
もちろんチェリーっぽいフルーツ香もありはしますが。
そして、残念ながら味が薄いのよ。平凡なACブルゴーニュ的な薄さで、
酸味もそんなにないんでなんか飲んでて楽しさがありません。
うーん、大ハズレとまではいかないけど、小ハズレしてしまいました。
Kさんパパもいまいち浮かない表情。でもまぁそういうこともありますわな。
点数 | 67点 |
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名称 | La Passion Grenache 2012 ラ・パッション グルナッシュ 2012 |
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生産者 | Jean PLA Selection ジャン・PLA・セレクシオン |
価格 | (\2,500) |
購入店 | アリラン飯店 浅間町店 |
「ちょっとだけ」だったはずのKさんパパが「もう一本いきましょう」ということなのでもう一本いきます。
前↑のピノ・ノワールが頼りない系のワインだったので、ここはガッツリ系でハズさないところを狙って、
以前も注文している南仏産のグルナッシュをチョイス。
お値段は前回より200円ほど上がっています。増税&円安なんで仕方ないところだと思いますが。
色は、前のピノ・ノワールと傾向的には似ていますが、濃さに関しては確実にこちらの方が濃い色合いです。
香りも、南仏らしい、そしてグルナッシュらしい、
青畳とイチゴジャムをミックスしたような野暮ったいけれど迫力のある香りです。
味も野暮ったくて強い。渋味も甘味もしっかりあって、アルコール度数は15%もあると書かれています。
実際そこまで高アルコール度数かは判りませんが、とにかく強さでは申し分ありません。
前のワインの反動で既稽古(ヴィンテージは異なります)の一本を選んでしまいましたが、
やはり焼肉屋のワインとしてはこういうのが一番ハマりそうです。
結局なんだかんだで二人で2本飲み干しちゃいました。
かなり半分以上を師範が担当したような気もしますが。
点数 | 75点 |
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昨日の風呂掃除と掃除機かけで、大掃除メニューはほぼ完了。
そして今日は、毎年恒例の飲み仲間(N氏、O氏)家族との忘年会。
ただ、例年はワンちゃんと遊べるN氏宅で開催するんだけど、
今年はN氏の御曹司が受験で大変そう、ということで道場での開催を提案、そのような運びとなりました。
1歳になりたてのO氏家ご令嬢Yちゃんのことも考えて、
早めに始めて早めに終わろうということでスタートしたのは午後1時。
いつも遅刻するO氏が今回は定刻で到着。時代は変わったものです。
名称 | Jacques Busin Grands Crus Brut Tradition [N.V.] ジャック・ブサン グラン・クリュ ブリュット・トラディション [ヴィンテージ無し] |
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生産者 | Jacques Busin ジャック・ブサン |
価格 | \3,129 |
購入店 | 京橋ワイン |
まず最初に出した料理は、フルーツトマトとモッツアレラチーズ、ブロッコリーとシーフードのサラダ。
パンは、N氏に買ってきて頂いた、「神戸屋」のバゲットと「パンオトラディショネル」のバゲットの食べ比べ。
ワインもそうだけど、こういう食べ比べ的な要素があると俄然楽しくなりますな。
そしてパンにはトリュフ入りレバーのムースを付けて頂きました。
そうなると1本目はどうしてもシャンパーニュが飲みたくなります。
というわけで選んだのがコレ、グランクリュ格付けのブドウで造られたちょいと高級品っぽいシャンパーニュ。
品種はピノ・ノワール70%、シャルドネ30%とのことなので、
ちょっとブラン・ド・ノワール的な感じがあるかな、と期待しつつ開けちゃいます。
色は、想像した通りやや赤みを感じる黄金色で、キレイに磨いた5円玉と10円玉の中間くらいの色合い。
泡立ちもシャンパーニュらしくコンコンとしています。
香りは、パンとの相性が非常によろしいイースト香と、焼きリンゴのような甘いフルーツと香ばしさが漂います。
味も、見た目や香りの印象通りややしっかり系で、チビチビ飲むのにちょうど良い感じです。
プレミアム・シャンパーニュの域までは届きませんが、
いわゆる普通のノン・ヴィンテージ物よりは一段ウワテの高級感があります。
これが稽古範囲をちょっとオーバーする程度で頂けるというのはなかなかのコスト・パフォーマンス。
派手な金色のラベルだし、正月にいかがでしょうか、って感じです。
点数 | 82点 |
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リンク | Jacques Busin Grands Crus Brut Tradition [N.V.]、 |
名称 | Marsannay (Blanc) 2011 マルサネ (白) 2011 |
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生産者 | Dom. Philippe Charopin ドメーヌ・フィリップ・シャルロパン |
価格 | (N氏から) |
購入店 |
白はN氏に持参して頂きました。このワインもパンも、武蔵小杉で調達してきたとのこと。
発展著しいですなぁ。横須賀線ユーザーとしては電車が混むので大歓迎とはいきませんが。
そして次なる料理は、マグロのカルパッチョ。
マグロは近海ものの生本マグロの赤身。
鉄分が多い感じがして、常に血液検査で貧血気味の数値が出る師範には良い感じです。
閑話休題、このワインについてですが、大変残念なのがインポーターのラベルの貼り方。
裏ラベルをべったり隠すように貼られているわけですが、
ご覧の通りフィリップ・シャルロパンの表ラベルって、村と収穫年しか書かれていなくて、
造り手その他の情報は全て裏ラベルに書かれています。
なので、インポーターのラベルをここに貼られると、誰のワインだか全く判りません。
こういう、扱う商品を毀損するような行為って理解に苦しむなぁ。
で、インポーターを憎んでワインを憎まず、平常心で稽古します。
色は、やや麦わらっぽさが強いかとは思うものの、特段の個性は感じられません。
ところが、ひとたび香りを嗅ぐと「出ましたシャルロパン節!」です。
バタークッキーのような甘く焦がした樽っぽさと、
蜜のような果実っぽさが良い感じに溶け合っていて、もう香りだけで満足感があります。
とは言いつつ飲んじゃうわけですが、口に含んでもやっぱりシャルロパン節。
スイーッと入ってきて存在感があって、ネガティブな要素が見当たりません。
というわけで、ラベルの問題はアレですが、ワイン自体はたいへんよろしい内容でした。
お値段は5,000円程度だったとのこと。
マルサネでもやっぱりそれくらいするんだねぇ。
というか高くなっちゃったなぁ、シャルロパン。
どのワインを飲んでも高品質、裏を返せばどのワインを飲んでも似た感じなので、
いわゆる高級な村や畑じゃ無くて、こういうところが狙い目かもです。
点数 | 90点 |
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名称 | Corton Les Renardes 2008 コルトン レ・ルナルド 2008 |
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生産者 | Dom. Parent ドメーヌ・パラン |
価格 | \7,000 |
購入店 | サンタムール |
そして次なる料理は師範代のスペシャリテであるローストビーフ。
豪州産牛のモモ肉のような安い部位でも大変美味しく頂ける一品となっております。
作り方は・・・師範代に聞いて下さい。
そしてワインは赤へと移行します。
まず赤の一本目としてお出ししたのが、ドメーヌ・パランの特級畑コルトン・レ・ルナルド。
この造り手のこの銘柄とは、
2010年の軽井沢での「高ワイン道場」で1998年産と稽古していました。
色は、ブルゴーニュらしいキレイな赤紫色ですが、僅かにエッジにオレンジが見て取れて、
熟成し始めたくらいの色合いです。
香りは非常によろしい。ブルゴーニュでも南側であるコルトンのワインらしく、
フルーツよりもケモノっぽさが前に出た妖艶な感じのバランス。
鼻を突っ込むとブワッと感じられて、なかなかボリュームのある香りです。
で、その香りに比べると味わいはややスレンダーな印象。
時間が経つとやや開いては来ましたが、全体に「香り吟醸」なワインと言えそうです。
昨今のブルゴーニュの値段高騰の折、
7,000円で買った特級畑としては十分なパフォーマンスだったのではないかと思います。
ただ、こういう複数人でパーッとって場じゃなくて、
一人でじっくりのような場の方が合うワインだったような気もします。
点数 | 86点 |
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名称 | Kenzo Estate "Rindo" 2010 ケンゾー・エステート "紫鈴" 2010 |
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生産者 | Kenzo Estate ケンゾー・エステート |
価格 | (O氏から) |
購入店 |
料理は、メインの前の一皿ということで、ブルーチーズのペンネ。
ややクセのある料理な上に結構な量があって「こんなに食べるんかいな?」
と個人的には心配してましたが、案外皆さんお好きなようできちんと無くなりました。
そしてワインは、O氏に持参して頂いたカリフォルニアはナパ・ヴァレー産の赤。
この"Kenzo Estate"という造り手は、
辻本憲三氏という日本人オーナーがナパで運営するワイナリーとのこと
(デザイナーの高田賢三氏ではありません)。
いろいろ頑張っている日本人はいるわけですな。
さてそのワインはというと、色はみっしりと濃い紫色で、さすがに気合の入ったカリフォルニア産という感じ。
香りも、ラズベリーやブルーベリーといった濃い系の果実の香りに加えて、
バニラやコーヒーのような香ばしさが加わって、非常にナイスな香りです。
これで味が渋々だったらボルドーなんですが、
案外柔らかくて今飲んでも楽しめるのがカリフォルニアの良さですな。
渋味はあるけど角が取れていて、甘さが全体を包んでいて、スイスイ入っていきます。
非常に端正で精魂こめて造られたワイン、という印象を受けました。
お値段は10,000円オーバーとのこと。
やっぱりそれくらいはするよねぇ。
ともあれ珍しいワインをお持ち頂き、「安ワイン道場師範」として心よりお礼を申し上げます。
点数 | 88点 |
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名称 | Figure Libre Cabernet Franc 2010 フィギュール・リーブル カベルネ・フラン 2010 |
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生産者 | Dom. Gayda ドメーヌ・ガイダ |
価格 | \1,562 (単品価格 \1,748) |
購入店 | ヴェリタス |
そして、本日のメインの料理は豚スペアリブのオーブン焼き。
これも我が家では人気のメニューです。
ちょっと手が汚れるのが難点ですが、まぁそういうのを気にする間柄でもありませんしね。
ワインの方は、飲む人4人で5本目、ということで延長戦の様相を呈しております。
そんな状況で選んだワインは、
品種も産地も被らない方が良かろうと思い南仏産のカベルネ・フランをチョイス。
この銘柄は、少しお手軽なブレンドの赤とは2年前に稽古済みです。
そんで、開けてすぐの状態はあまり覚えてません。
おぼろげな記憶をたどると、大変高品質なカリフォルニア産の後に出しても、
少なくともパワー面では負けない感じでした。
やや荒っぽい感じがするのはこのお値段ゆえ仕方のないところではあるのでしょうけど。
さて例によってこのワインを飲み始めたくらいに師範は沈没。
ただ、今回は皆さんがお帰りになる前に復活してちゃんとお見送り。
飲まない師範代が車でお送りしている間に使ったグラスを洗うという真人間ぶりを発揮しておりました。
そして、一通りグラスを洗い終えた後、改めて残っていたこのワインと稽古。
「案外イケるじゃん!」というのがその時の感想です。
点数 | 78点 |
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リンク |
BIOワイン極上赤白5本セット \7,180 Figure Libre Cabernet Flanc 2010 [Dom. Gayda] \1,748 |
食後はO氏に持参して頂いたケーキを食べて、 結局皆さんがお帰りになったのは午後7時30分くらいだったかな? ワインもアタリが多かったし、料理もほぼ無くなったし、沈没すれども途中復活も果たしたしで、 「ちょうど良い感じ」の会でありました。
名称 | Côtes-du-Rhône 2011 コート・デュ・ローヌ 2011 |
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生産者 | Oraison オレゾン |
価格 | \1,026 |
購入店 | ドラジェ |
クリスマス・イヴはお祝いしてもクリスマス当日は何もしない、というのが一般の日本人家庭の流儀なんで、
師範家もそれに倣って普通の夕食。
メニューは「冷蔵庫のクリーンアップ」を兼ねて、
冷凍鮎の塩焼き、モヤシとエノキのナムル、砂肝とエリンギのガーリック炒め、エリンギの松茸風お吸い物。
ちなみに本日は大掃除はお休みして、
ジジババに配布するビデオの完パケ作成と年賀状記入に費やしました。
そして、本日チョイスしたワインは久しぶりのローヌ産赤。
販売店のサイトで強く押し出されていたんで買ってみました。
鮎の塩焼きに合わせるのはちょっと難しいかもと考えはしましたが、
まぁ飲みたいもの優先で良いでしょ、と。
色は、1,000円のローヌ産としては非常にしっかりした赤紫色で、粘性も高くなかなか高級感が漂います。
香りも、いかにもローヌらしいツンッとした刺激性のある香りで、
これが「胡椒の香り」と例えられるのも頷けます。その他は、ドライフルーツみたいな凝縮感のある果実香があって、
ボリューム中程度ながらなかなか複雑な香りです。
味は、色や香りから想像されるよりはやや軽め。
「来るぞ来るぞ」と身構えていると、そのまま喉の奥に流れて行ってしまう感じで、
良く言えばスムーズですがちょっと肩すかし感があります。
こういうワインは時間が経つと開くと思い、ゆっくりジックリ稽古しましたが、
それほど顕著に変化すると言う事は無く、基本的に香りはしっかり/味はすっきりな感じでした。
とはいえ1,000円の値段を考えるとかなり頑張っているんでは無いでしょうか。
で、このワインに罪は無いけど、造り手が貼った裏ラベルの上から、
それが見えないようにインポーターのラベルを貼るのは止めて欲しいものです。
裏ラベルに書かれていることを眺めながら飲むのが楽しい人も居ますんで。
点数 | 73点 |
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リンク |
Côtes-du-Rhône 2011 [Oraison] \1,026 |
名称 | Crémant de Bourgogne Brut N.V. クレマン・ド・ブルゴーニュ ブリュット [ヴィンテージ無し] |
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生産者 | François Labet フランソワ・ラべ |
価格 | \1,866 (単品価格 \2,494) |
購入店 | DSKワイン |
本日の大掃除メニューは、道場の周りのコンクリート部分をケルヒャーして、
あとはスーパーカー(※)の洗車。
これでだいたい外回り関係の大掃除は終了です。羨ましがってください。
※:スーパーへの買い出しにしか使わない車、の意
そして本日はクリスマス・イヴであります。本日も調理担当は師範です。
特段の信仰対象を持たない師範家ですが、イヴには日本の一般家庭に倣ってチキンを焼きます。
チキン以外は、スモークサーモン、レタスとトマトと生ハムのサラダ、マッシュルームのスープ。
ガッチガチにステレオタイプなクリスマス料理であります。
それにしても、丸鶏に塩胡椒やハーブを揉み込む作業は、
何度やっても赤ちゃんの沐浴を思い出させますな。
で、ワインもステレオタイプを貫きます、
ってことでスパークリング・ワインをチョイスしました。
ただ、残念ながらシャンパーニュじゃなくてクレマン・ド・ブルゴーニュですが。
最近は2,000円前後でも買えるシャンパーニュがあったりするわけで、
こういう2,500円くらいのクレマンってあまり買う機会が無いんだよね。
さて抜栓。クレマンだからガス圧はやや弱めなようで、泡立ちの量は控えめです。
色は、ピノ・ノワールの比率が高いのか、極く薄いピンク色の雰囲気を感じます。
香りも、どことなくピノ・ノワールの雰囲気が残っているようで、
熟し過ぎたイチゴとか革とかが僅かに感じられます。
もちろん香りの大半はリンゴっぽいフレッシュなフルーツ香りですが。
味は、昨日のカバと比べると明らかにドライです。
ちょっと渋味にも近い収斂性があって、かなりミネラリーな印象の味わいです。
シャンパーニュとは明らかに異なる雰囲気で、薄ピンクな色や弱い泡立ちは優しげなんだけど、
味わいには日本刀のようなキレ味を感じます。
刺身とか、そういう和の雰囲気の料理に合わせれば良かったかな?
ミネラル感があるので生ガキなんかも良さそうです(師範はアレルギーで食べられませんが)。
点数 | 75点 |
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リンク |
厳選ブルゴーニュワイン5本セット \10,000 Crémant de Bourgogne Brut N.V. [François Labet] \2,494 |
本日の大掃除メニューは、午前中にエアコンや換気扇といった空調機器のフィルターまわりの清掃。
午後からは都内の青山まで出向いて子供部屋のリフォーム相談、
夕食は綱島にある釣船茶屋ざうお 綱島店という生簀居酒屋で。
この系列の店は、9月に中学の同窓会で目黒店を使っていて、
子供らを連れてきたら楽しそうだったんで、自宅からそう遠くないこちらの店に伺いました。
店内は、目黒店同様大きな生簀があって、そこにマダイやシマアジなんかが泳がされています。
目黒点との違いは釣り方にあって、こちらはマダイとシマアジは餌釣り限定、
ヒラメは生簀ではなく小さな籠の中で泳がされているという点。
釣りのエンターテイメント性という意味では、目黒店の方が上だった気がします。
料理は、当然活き造りを頂きます。
まずはヒラメを引っ掛け釣りで釣りあげてヒラメの活き造り(左写真左:税別2,980円)を。
身がプリプリしていて大変美味しゅうございます。
美味しすぎて、師範らが注文した卓上釜炊きごはんが炊きあがる前に刺身が無くなっちゃったんで、
「次はマダイを」ということで餌釣りに挑戦。
ところが、その餌にマダイは全く寄ってこなくて、寄ってくるのはシマアジばかり。
マダイは税別2,480円、シマアジは税別3,780円なんで、師範家的にはどうしてもマダイが釣りたいわけです。
で、結局、超法規的釣法(網で掬った、とも言います)を駆使してマダイをゲット、
めでたくこちらも活き造りとなりました(左写真右:税別2,480円)。
そして、ヒラメの骨は骨せんべい(+300円)に、マダイのアラはアラ大根煮(+400円)に。
追加料金は掛かるけど、これが頼んだ方が良いと思います。
そしてそれ以外の料理は、アンコウ鍋とか、マグロのガーリック揚げとか、焼とりとか、
欲望の赴くままにいろいろと。
女性陣はデザートなんかもそれぞれに頼んでおりました。
飲み物は、最初生ビール中ジョッキ \550(右写真左)を。
飲み物リストにはワインが白10種/赤10種くらいあって、「しまった」と思いはしたけど、
その値段がかなり強気だったゆえ、諦めてビールで通すことに。
ジョッキの量が少なめだったんで次からは瓶ビール \550(右写真右)を2本ほど注文しました。
そんな感じの家庭内宴会、お支払いは4人分トータルで15,000円強。
絶対額としては安くは無いんですが、捌き立ての活き作りはなかなか関東地方では食べさせてくれる店が無いし、
子供らも釣りが楽しめて大喜びだったみたいだし、楽しい夕食と相成りました。
名称 | Rigol Excelencia Semi Seco [N.V.] リゴル・エクセレンシア セミ・セコ [ヴィンテージ無し] |
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生産者 | C.B.L.S.A. C.B.L.S.A. |
価格 | \680 (Half) |
購入店 | イオン天王町店 |
・・・と、食事と共に外で飲んでは来たわけですが、若干飲み足りない。
というわけで道場で飲み直し。
それを見越して本日午前中に買ってきたのは、
イオンで大量に売られているカバ「リゴル」のセミ・セコ。
明日明後日とクリスマス・イブやクリスマスが控えているわけで、
そのイベントにコレを飲む人も多いでしょう。
その方々のために、師範が一足お先にお毒見して差し上げましょう、というハートフル企画(笑)です。
ちなみに
2011年にブリュットと、
2010年にはロゼのブリュットと、同様の企画を企てており、
「やや甘口のセミ・セコが良いかも」という提案をしておるようです。
色は、普通にスパークリングな薄麦わら色で、一般的なシャンパーニュよりやや薄めな感じがします。
香りのボリュームは中くらいから軽め。
甘そうなリンゴに、柚子や金柑のようなクセのある柑橘系の雰囲気もあります。
味は、セミ・セコ(中甘口)ってことで強い甘さが来るかと身構えたけど、
結果的にはそんなに甘いわけじゃ無くて、普通に食中酒として飲めるバランスのよう。
ただ、数値を測ると糖度は9.3もあって、道場基準では「甘口ワイン」のテーブル領域に属します。
こういうのは測ってみないとわかんないよね。
というわけで、やや甘さの勝ったワインではありますが、
ブリュット、ロゼ、それとこのセミ・セコではこれが一番ウケそうな気がします。
遠い昔の記憶との比較なんでただでさえ薄い信憑性がが更に薄くなるわけですが。
ただ、375mlで680円はそこそこ立派なお値段なんで、コレを敢えて選ぶ意味は感じません。
点数 | 69点 |
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名称 | Muscadet Sèvre & Maine Sur Lie "Les Dabinières" 2011 ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・シュール・リー "レ・ダビニエール" 2011 |
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生産者 | Ch. la Tarcière (Bonnet-Huteau) シャトー・ラ・タルシエール (ボネ・ユトー) |
価格 | \802 (単品価格 \898) |
購入店 | ヴェリタス |
例年同様、貯まった休暇を強制取得するため、師範は本日既に年末休みに入っております。
「休み」と言ってもダラッと休んでいるわけじゃ無くて、年に一度の大掃除を敢行。
本日の掃除メニューは屋上のタイルをケルヒャーして、汚れた外壁を拭き掃除、
そして窓ガラスその他のガラス鏡面部分の磨き上げ。
正味6時間ほど労働しています。
日本海側では大荒れのようですが、南関東はとても穏やかな一日、まさに大掃除日和でした。
そして、夕食の担当も師範です。本日のメニューは冬至なのでカボチャと鶏そぼろの煮物(これは朝から師範代が作りました)、
あとはブリの照り焼き、ほうれん草のお浸し。日本の夕食らしいメニューになりました。
で、そういうメニューに合わせるにはロワールの白なんかが良いでしょう、
ってことで、選んだのはミュスカデ。
この作り手のミュスカデとはキュヴェ違いといろいろ稽古済みであります
(コレやコレやコレ)。
色は、想像していたよりはちゃんとしたレモン色・・・って言われても判らんと思いますが。
香りは、ミネラルっぽさがバンバンで、その向こうにグレープフルーツっぽい柑橘香が隠れている感じです。
味も、コクが前面に出ていてとてもミネラリー、糖度6.2/pH3.2で、甘くなく酸っぱいはずなんたけど、
ちゃんと甘さは感じれられるし酸もそんなに強くはありません。
ミュスカデって、ある種シャブリに通じる雰囲気があるわけだけど、
このワインに関しては「まるでシャブリ」と言って良いくらい、
ミネラル感が豊富でキリリとしたワインです。
BIOかどうかは置いといて、3桁でこの内容なら文句はありません。
点数 | 72点 |
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リンク |
BIOワイン極上赤白5本セット \7,180 Muscadet Sèvre & Maine Sur Lie "Les Dabinières" 2011 [Ch. la Tarcière (Bonnet-Huteau)] \898 |
名称 | Bourgogne Hautes-Côtes de Nuits 2010 ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ 2010 |
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生産者 | Emile Chandesais エミール・シャンドセ |
価格 | \1,866 (単品価格:不明) |
購入店 | DSKワイン |
本日の夕食は、鶏手羽先の唐揚げ、ナスとインゲンの素揚げ、フライドポテト。
揚げ物大好き一家であります。
ワインは、金曜に届いたばかりのセットからチョイス。
ブルゴーニュ5本セットで10,000円というヤツですが、
大抵そういうセットだとACブルゴーニュが入っているわけだけど、
このセットは微妙に1ランク上っぽいラインナップだったので買ってみました。
これが売られているのは「DSKワイン」という楽天のショップで、そこから購入するのは今回が初めて。
ちょいと渋めのインポーター「大榮産業」直営のショップのようです。
色は、先日のサンセールにも似た感じで、
透明度のある赤紫+わずかにオレンジですが、このグレードとしてはやや濃いめに感じます。
香りは、ある種のソーセージのようなケモノっぽさをまず感じで、
その奥には潰れたイチゴのような熟したベリーの香りがあります。
香りの系統的には「ピチピチフレッシュ」じゃなくて「しっとり妖艶」系です。
味は、軽い甘さとスッとした酸、良く言えばスムーズ/悪く言えば軽薄な感じ。
先日のサンセールみたいなガチッとした芯が無いので、頼りないけどスイスイと入っていくワインです。
それでも、飲み進めるうちに「コレはコレでありだな」と思わせるあたり、
名醸地ブルゴーニュの面目躍如たるところでしょう。
食中酒として、いろんな料理に合わせられるフトコロの深さはあると思います。
反面、このワインだけで記憶に残るほどの存在感はありませんが。
点数 | 74点 |
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リンク | 厳選ブルゴーニュワイン5本セット \10,000 |
本日は、二週に一度の外部研修の日。
今回の懇親会幹事は師範であります。
研修が午後7時までといことで、研修会場からの距離を最優先の価値判断基準として選んだお店が
鳥どり トラストタワー店というところであります。
参加者は研修生と講師の先生と事務局合わせて15名です。
宴会の内容は、土日限定飲み放題で4,000円というコース。
左写真はその中の一つ、ハタハタの磯辺揚げ、ゴボウの唐揚げ。
コース自体はそれなりに美味いしそこそこの量はあって特に問題は無かったのですが、
予約時間の3分前についても「まだ待って下さい」で、
終了時間の2時間ほぼきっかりには「もう終了です」だったので、
やや慌ただしい感はありましたな。
飲み放題は、コスト優先でいわゆるプレミアムなやつじゃなくてベーシックなヤツにしました。
ワインは、銘柄不明の赤と白という設定。
内容的には居酒屋に良くある軽い白と軽い赤でした。
それでも、参加者の皆さんは赤ワインを良く召し上がっておられるようでした。
こういう状況だと、ハウスワインにちゃんとしたワインを設定している居酒屋は他と差別化して
競争優位を確保することが可能なように思われたりします。
というわけで、開始後きっかり2時間たった午後9時半すぎにはお開きに。
今回は幹事と言う事もあって、珍しく師範は最後まで平静を保っておりました・・・かな?
名称 | Sancerre "l'Etourneau" 2009 サンセール "レトゥルノー" 2009 |
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生産者 | Dom. Fouassier ドメーヌ・フワシエ |
価格 | \2,019 (単品価格 \2,260) |
購入店 | ヴェリタス |
本日の料理は、大分名物中津の鶏唐揚げ&鶏天、インゲンとベーコンの炒め物、山芋千切り。
唐揚げは美味いっちゃ美味いけど、師範代が作るのと大差ありません。
やっぱり同じ九州(師範代は筑後地方)だからレシピが近いんでしょうか。
そしてワインは、「BIOワイン極上赤白5本セット」の中で一番単品価格が高かったロワール産の赤。
こんなちゃんとした値段のロワールの赤と稽古するのなんていつ以来だろ?
昔稽古したロワールの赤で、コレと同じサンセール村産の中には、
まるで高級ブルゴーニュなヤツ(コレ)とかもあったりしたんで、
白の産地でありながら案外赤も侮れないという印象はありますが。
色は、わずかにエッジにオレンジ色が見える赤紫色。
良く出来たブルゴーニュの赤のような色合いです。
香りもまさにブルゴーニュ、それもコート・ド・ニュイの一級畑あたりにありそうな、
トーンの高い木イチゴのような果実香を感じます(長女は「香水っぽい」「排気ガス」とも)。
また脇の方にはちょっと甘香ばしい樽の雰囲気も感じます。l
味も、全体の構成はいわゆるブルゴーニュとそう違いはありません。
甘味もあって酸味もあって、物足りない感じはありません。
ただ、なんとなく苦味と言うか渋味と言うか、カタブツなコア部分があって、
そこで好き嫌いが分かれそうです。
ともあれ、これがロワール産、それも2,000円ちょっとで買えるワインってのはかなり意外、
普通に目隠しして飲めば「5,000円くらいのジュヴレ・シャンベルタンですかな?」と言いそうです。
こんなイケてるワインなんだけど、ショップのコメントはそっけないですね。
真面目にプロモーションすればバカ売れするワインだと思うんだけど。
点数 | 80点 |
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リンク |
BIOワイン極上赤白5本セット \7,180 Sancerre "l'Etourneau" 2009 [Dom. Fouassier] \2,260 |
名称 | Dominio de Requena Macabeo 2013 ドミニオ・デ・レッケナ マカベオ 2013 |
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生産者 | Pago de Tharsys パコ・デ・タルシス |
価格 | \771 (単品価格:\1,058) |
購入店 | ドラジェ |
ここんとこ急に寒くなりました。北日本は雪で大変らしいですな。
南関東でも今年の初めみたいに大雪が降ったりしなけりゃ良いけど。
そして本日の夕食は、マカジキの竜田揚げ&タコの唐揚げ。あとはみたらし芋餅とレタス&トマトの具だくさんスープ。
そうなると、寒い冬ではありますが選ぶワインは白になります。
チョイスしたのは、セットに含まれていたスペイン産のマカベオ種。
師範的にはあまり良い思いをしたことが無い品種ですが、
例外的にコレみたいなのもありますから、
フラットな気持ちで稽古に臨みます。
色は、やや緑っぽさを感じるような若いレモン色。
粘性は低くサラリとしています。
香りのボリュームは中から弱くらい、
柑橘類のような良くあるフルーツ香に、
ちょっと吟醸酒っぽいメロンのような香りがあります。
味は、甘味はほとんど感じさせないドライな仕上がりで、
ややしっかりめの酸味と、収斂性を伴う軽い苦味があって、
どことなく東京の水道水のような味わいです。
香りはちょっと甘いんだけど、飲むとシュッと口がすぼまる感じで、「デレツン」な雰囲気のワインです。
結果的にあまり嫌われる要素は無く、
食中に飲む軽い白という意味ではアリですが、敢えてこのワインを選ぶ要素は見当たりません。
点数 | 67点 |
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リンク |
秋ワイン6本セット \5,378 Dominio de Requena Macabeo 2013 \1,058 |
単なる個人的備忘録ですが。
本日は、勤務先関連の忘年会で、神奈川県中部の街にある居酒屋へ。
炭火焼の焼鳥をウリにするお店のようです。
料理は、サラダから始まって、焼鳥各種、あとは鶏の煮物とかキムチチャーハンとか漬け物とか。
不味く無いけど特筆すべき点も無く、飲み放題4,000円ならこの程度でしょう、という内容でした。
お酒は、生ビールを3杯ほど頂いた後、お約束の白ワインと赤ワインを同時注文。
白はそれなりにマトモでしたが、赤の方が明らかに酸化のニュアンスが強くて、
いったいいつ開けたんだコレ?って感じでした。
最近のこういう店のハウスワインはBag in Boxなんじゃないんですかね?
だとすればこんなに酸化した感じが想像できないんだけど。
ともあれ、食べ物や飲み物の満足度は置いといて、大変楽しい忘年会でありました。
この仲間にとって師範はどちらかというとアウェイな存在なんだけど、
皆さん温かく迎えてくれたし、営業職の女性の底知れぬバイタリティに感心もしたりして、
有意義な時間を過ごせましたですよ。
今日は衆議院議員選挙の投票日。
投票はオトナの権利であり義務ですから、師範は選挙権を得て以来一度も棄権したことはありません。
選ぶべき候補者がいないことも多々ありますが、それでもオトナは選ばなきゃならんのです。
で、「オトナが選ぶ」と言えばビールです。
師範が最近飲んでいるのが右側のザ・プレミアムモルツ 2014初摘みホップというビール。
初摘みホップだからかは判りませんが、以前より香りが華やかになったような気がします。
そして、昨日買ってきたのが左側のクラフトマンズ ビア 褐色の余韻 ブラウンエールタイプというビール。
コレと同じシリーズのようですが、
エールらしい甘香ばしい香りがあって結構ナイスです。
ちょっと前まではこの手の新商品って、発泡酒とかリキュール類のカテゴリーばかりだったような気がしますが、
最近ビールでもこういうのがいろいろ出て来るってのは景気が上向いているということの反映なんですかね?
実感としてはまだまだそんな状態では無いけれど、「景気は気から」らしいからね。
名称 | Mapu Reserva Chardonnay 2013 マプ レゼルバ シャルドネ 2013 |
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生産者 | Baron Philippe de Rothschild バロン・フィリップ・ド・ロートシルド |
価格 | \988 (単品価格:\1,585) |
購入店 | エノテカ楽天市場店 |
本日の夕食は手巻き寿司。
寿司種は、マダイ、ビンチョウマグロ、サーモントラウト、ヤリイカ。
ヤリイカは小さめのが数匹入ったのを買ったので、ゲソやらエンペラやらはブロッコリーと炒め物。
あとは最近の我が家ブームである切干大根とキュウリのサラダ。
そしてワインは、エノテカのパーティパック12本セットから最後の1本で、チリ産のシャルドネ。
ボルドーの名門「バロン・フィリップ・ド・ロートシルド」がチリで造る「マプ」という銘柄で、
2年前に同様のセットに入っていた2010年産と稽古済みであります。
色は、レゼルバな割にはやや薄めで、ちょっと頼りないようにも感じられます。
香りは、蜜ムンムンなトロピカルフルーツ香にゴムの様な香りがプラス。
香りのボリュームはご立派ですが、あまり品の良い香りではありません。
味わいは、一言で言うと甘酸っぱくて軽く苦いワインです。
糖度とpHを測定すると、糖度が7.2と白ワインとしては高めで、pHは2.8と白ワインとしても低め。
要するに甘酸っぱいことが数値でも実証されています(苦味は測れません)。
アルコール度数も酸度も甘さもあって、しっかり熟したブドウであったことが伺えます。
ただ、ちょっと繊細さに欠けると言うか大味な点が残念。
でもまぁ買値相当額が3ケタと思えば十分です。
パーティーパック12は割引率が高いんで、
ガシガシとワインを消費するこれからのシーズン向けに1セット買っておくのはアリだと思われます。
点数 | 72点 |
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リンク |
パーティパック12 \10,800 Mapu Reserva Chardonnay 2012 \1,585 (ヴィンテージ違い) |
名称 | Rosso di Montepulciano 2011 ロッソ・ディ・モンテプルチアーノ 2011 |
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生産者 | Cavalierino カヴァリエリーノ |
価格 | \1,421 (単品価格 \1,590) |
購入店 | ヴェリタス |
本日の夕食は、トンカツ&チキンカツ、レタスとトマトの韓国風サラダ。
トンカツはいつもはヒレ肉を使うんだけど、
行きつけのスーパーに無かったので本日に限り次善の策でモモ肉を。
さすがにロース肉はこの歳になるとちょっとヘビーですからね。
ちなみにチキンカツはいつもモモ肉です。
胸肉はあり得ませんが、最近ササミでも良いかと考えています
・・・なんてことはどうでも良いっすね。
さてワインはというと、トンカツならイタリア産でしょう、ということでロッソ・ディ・モンテプルチアーノを。
なぜトンカツならイタリアかというと、ミラノ風カツレツがあるからです。
でもミラノはピエモンテ州ですが・・・ってかアレは子牛ですが。
ま、細けえことは言いッコ無しですわ。
閑話休題、コルクはなかなか立派です。
そして色は、それほど濃いわけではない、澄んだ感じの紫色。
香りは、イタリアらしいスミレっぽい華やかさに、膏薬のようなケミカル感があって、
いかにもトスカーナのサンジョヴェーゼって感じの香りです。
味わいは、口に含んですぐはとても軽くて、一見物足りないように感じますが、
口腔内に滞在中にズンズンと存在感を増して来ます。
そして、後味には針葉樹のようなスーッとした余韻が残り、
なかなかどうして複雑な味わいです。
ラベルに書かれた馬の画が可愛らしくもモダンな感じなので、
ちょっとスーパー・タスカン風なワインを想像していましたが、
中身はとてもトラディショナルなトスカーナ産の雰囲気でした。
飲み飽きはせず、どんどん盃が進む系です。
これが1.500円ならまずまず順当なところではないでしょうか。
点数 | 75点 |
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リンク |
BIOワイン極上赤白5本セット \7,180 Rosso di Montepulciano 2011 [Cavalierino] \1,590 |
本日は、華麗に転職して今は食品メーカーの工場長な先輩が上京するってんで、
昔の職場の仲間が4人が集まってお久しぶりの飲み会。
店は、いろはにほへと 浜松町貿易センタービル店という居酒屋さん。
料理は、飲み放題付きで3,980円のコースと言うことで、
刺身盛り合わせとかピクルスとかサラダとか焼き物とか揚げ物とかモツ鍋(右写真)とか。
他にもあったかな?シメはシャーベットが出されました。
鍋の後の雑炊が美味かったかな。あとは普通ではありましたが、
駅からすぐの立地でこの値段なら損した気はしません。
また、注文した飲み物はすぐ出て来るし、
対応してくれた店の若い女性店員さんが
オヤジのバカ話に対して明るく受け応えしてくれたのも高ポイントです。
アルコールは、最初スーパードライ中を3杯ほど頂いた後、
白ワインと赤ワイン(左写真)を同時に注文。
白は居酒屋に良くあるうすら甘いヤツで、
赤も居酒屋に良くある雑巾っぽいフレーバーが感じられるヤツ。
美味い不味いで言えば不味い側で、アタリハズレで言えばハズレでした。ハイ。
その後は辛口ジンジャーハイボールを2杯ほど頂いて酔っ払いの出来あがり。
お会計はキッチリ3,980円×4人分でありました。
上記の一軒目を出たのが午後10時前、
「もう一杯だけいきましょう」ってことで近所をうろうろ、
見つけたのがワインの酒場 Di PUNTO 有楽町店というお店。
この寒い時期に店外で飲んでいる人がいたんで当然満席かと思ったけど、
運よく中は空いていてスイッと入れました。
店の中は、いわゆるビストロと居酒屋の中間くらいな感じでしょうか。
キャパはかなりあって、50人くらいは入れそうです。
ワインがメインの店ってこともあってか、女性のお客さんが多かったように見受けられました。
ここで頼んだつまみはブロッコリーのガーリック炒め一品のみ。
付き出しにバゲットが出されたので、飲兵衛にはそれで十分でした。
名称 | McWilliam's Hanwood Estate Shiraz 2012 マクウィリアムズ ハンウッド・エステート シラーズ 2012 |
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生産者 | McWilliam's Wines マクウィリアムズ・ワインズ |
価格 | (\2,980) |
購入店 | ワインの酒場 Di PUNTO 有楽町店 |
ワインの選択は師範に任されました。
皆さんにご希望をお伺いすると『赤が飲みたい』とだけ。
当然皆さんもうそれなりに出来あがっているわけで、
繊細なヤツとか酸味がしっかりなんてなワインは受けなさそうなんで、
ニューワールドを中心に探していきます。
ワインリストには、安いところでは1,980円からありましたが、
「さすがにカルロ・ロッシとかはちょっと・・・」って感じだったので、
もうちょっと奮発して2,980円の中からチョイス。
そして、費用対効果の面で一番妥当と思われたのが、このオーストラリア産のシラーズでした。
色は・・・店内の照明が暗くてよくわかりませんが、普通にしっかりと濃い色だったような。
香りは期待通りです。
ギュッと締まった黒い果実香と、コショウのようなスパイシーな香り、
それに甘げな樽の香りもあって、いかにもオーストラリアのシラーズという感じ。
味もしっかりと濃くて、グイグイとは飲めないあたりもこういう席にはバッチリです。
結果、これを選んで正解でしたな。師範の面目躍如、といったところでしょうか。
後で調べたら市価1,300円くらいのワインのようです。
それが上代2,980円というのは妥当な価格設定でしょう。
点数 | 77点 |
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お会計は、4人でワイン1本ととツマミ一品とチャージ料で4,000円強、 一人当たり1,000円強というお手軽価格でした。 ワイン好きには使い勝手の良いお店だと思います。
名称 | Loica Cabernet Sauvignon 2013 ロイカ カベルネ・ソーヴィニョン 2013 |
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生産者 | Las Casas del Toqui ラス・カサス・デル・トキ |
価格 | \799 |
購入店 | ヴェリタス |
本日、献血にいきましたが、微妙にヘモグロビン量が足りずお断り。
体重を気にする食生活を始めてから、
ちょいちょいそういうことがあります。
ちなみに本日の料理は、馬刺、焼き松茸、トマトとナスの揚げびたし、アジフライ、ご飯&白菜漬。
『どこが体重を気にする生活っすか!』ではありますが。
で、血液の濃さが足りないのであれば、
身体にワインが流れている川島なおみ女史ではありませんが「濃い赤を補給しましょう」ということで、
本日のチョイスは南米産のカベルネ・ソーヴィニョン。
ちなみにこの銘柄、半年前にシャルドネとは稽古済み、
ビストロとかの気軽なハウスワインにピッタリだった印象なんで、
今日も気軽に頂きます。
色は、いかにも南米のカベルネ・ソーヴィニョンらしい、まったくグラデーションの無い真紫。
香りは、ボリューム弱めながらこちらもまごうこと無き「チリ・カベ」な香りで、
濃い色のベリー香とピーマンみたいな青臭い香りが同居。
樽香は感じられないんで、ステンレス発酵かと思われます。
味わいも、
しっかりした甘さとトゲトゲしさの無い渋さと極軽い酸っぱさが互いに独立して存在しているあたりはいかにもな感じですが、
やや甘さが勝っているあたりがこの銘柄の特徴かも知れません。
それにしても、買値800円でこれくらいのパフォーマンスが普通に得られるってのは、
天候やビジネス含めて環境に恵まれたチリワインの底力でしょうな。
最近でこそブームも下火になった感があるボージョレ・ヌーヴォーを飲むくらいなら、
こっちを選んだほうが遥かに満足感は高いと思われます。
ただ、今日のメニューには赤じゃなくて白の方が合ったかな。
「濃い赤を補給」などとアホなことを考えなきゃ良かったような。
点数 | 71点 |
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リンク | Loica Cabernet Sauvignon 2013 \799 |
名称 | Hazaña Tradición 2011 アサーニャ トラディシオン 2011 |
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生産者 | Bodegas Abanico ボデガス・アバニコ |
価格 | \1,091 (単品価格:\1,598) |
購入店 | 京橋ワイン |
本日の夕食はすき焼き。
甘辛く煮た牛肉を卵にからめて食べると美味い、ってだれが発見したんですかね?
料理のレシピって、特許でも保護されないから画期的なアイディアであっても記録に残ってないものが多いんだよね。
そしてワインは、京橋ワインの「極上セレクト9本セット」から、スペイン産の赤を。
品種はテンプラニーヨ85%, グランシアーノ15%とのこと。
テンプラニーヨのヤニっぽさってあまり得意じゃないんだけど、
知らない品種グランシアーノが良い仕事してくれていることを期待しつつ抜栓します。
色は、ボルドーみたいな青みの強い紫色。濃いには濃いけど真っ黒って感じではなく澄んでいます。
香りは・・・典型的なリオハのテンプラ、ヤニっぽくて膏薬っぽくて、師範的には不得意系の香りです。
味も、ワインの名前通りトラディショナルなリオハの雰囲気。
好きな人は好きでしょうが師範は苦手なんだよね。
ただ、飲んでいるうちに慣れて来るし、
重すぎず軽すぎずなのでなんだかんだ言いながら一本飲み干せます。
ま、そういうワインもありますわな。
昔ながらのトラディショナルなリオハのワインがお好きな方限定でお薦め。
スペイン人のマドロスが葉巻を咥えながら船着き場のボラードに片足を乗っけて片手にワイングラスを・・・
というのが似合うワインです。
点数 | 68点 |
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リンク |
京橋ワイン極上セレクト9本 \13,824 Hazaña Tradición 2011 \1,598 |
本日は、2週に一度の外部研修の日。
その懇親会が行われたのが。東京駅を八重洲口側に出てすぐのところにあるRCタバーン トラストタワー店という店。
宴会コースの料理は、前菜(右写真)とかポテトフライとかパスタとかいろいろ・・・
ってか皆さんとの会話に一所懸命だったのであまり覚えてません。
会費は4,000円でしたが、この立地で↓の飲み放題と合わせてこの料理だと十分満足だったような気がします。
宴会コースは「プレミアム飲み放題付き」ってことで、
、ワインもスパークリングが1種類、白が4種類、赤が4種類用意されています。
ありがたい話であります。
そして、根っからの貧乏症な師範は、
プレミアム・モルツを二杯ほど頂いたあと、上記の中からワインを5種類頂きました。
泡:Montebello Brut (Italia)
白1:Donini Soave (Italia)
赤1:Montepulciano d'Abruzzo (Italia)
白2:Viña Maipo Sauvignon Blanc (Chile)<写真左>
赤2:Viña Maipo Carmenere (Chile)<写真右>
写真のように、結構立派なサイズのグラスが使われているので、
飲み放題なのにリッチな雰囲気が味わえます。
そして、飲んだ中で一番ヒットだったのがチリのソーヴィニョン・ブラン。
品種の特徴がしっかり出ていて、フレッシュかつフルーティでした。
・・・というような懇親会でした。個人的にはちと飲み過ぎたかな。
こういう「半オフィシャル」な飲み会ではもう少し自重すべきでしょう、と己に猛省を促したいところ。
次回の幹事はクジ引きに負けた師範です。参ったなぁ。
名称 | Chablis "Cuvée Vieille Vigne Élevée en Fût de Chêne" 2010 シャブリ "キュヴェ・ヴィエイユ・ヴィーニュ エルヴェ・アン・フュ・ド・シェーヌ" 2010 |
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生産者 | Raoul Gautherin & Fils ラウル・ゴートラン・エ・フィス |
価格 | \1,645 |
購入店 | ヴェリタス |
本日は師範代の誕生日。おめでとうございます。28歳でしたっけ?
というわけで、師範がちょっと早めに帰宅して夕食の準備を担当。
本日のメニューは、刺身(メバチマグロ、マダイ、サーモン、ソデイカ)、
鶏モモのオーブン焼き、ブロッコリーとトマトのサラダ、ゴボウ入り練りモノのお吸い物。
反省点としては、
鶏のオーブン焼きは15分のうち5分をコンビ(オーブン&電子レンジ)モードにしたけど、
ややパサついたんで全部オーブン・モードの方が良かったみたい。
あとはブロッコリーは茹で過ぎ。それ以外はまずまずでした。
そして、こういう料理だとやっぱりワインは泡か白なわけですが、あいにく手頃な泡が在庫に無かったため、
選んだのはシャブリ。
シャブリって、一般的にステンレスタンクでキリリと仕上げるのが多いと思うんだけど、
このシャブリは木樽熟成していることを前面に押し出されております。
お値段も(道場の平均からすると)それなりにするということもあって、期待を胸に抜栓します。
まずコルクですが、造り手やヴィンテージの刻印はないものの長めでスベスベで良い感じです。
色はかなりしっかりしたレモン色で、シャブリとしてはちょっと異色な感じ。
香りも、柑橘類っぽいフルーツ香とミネラル香はいかにもシャブリですが、
傍らにある香ばしい木の感じはコート・ド・ボーヌの白みたいです。
ところが味は典型的なシャブリ感があって、
酸味がキッチリしていて全体にカチッとした印象の味わい。
和風のメニューに合わせても違和感がありません。
色や香りはボーヌの雰囲気で、味わいはしっかりシャブリ、という感じのワインです。
これはこれで案外面白いんじゃないでしょうか。
少なくとも飲み飽きするようなことは一切なくて、
「へぇ~面白いなぁ」と感じつつ最後まで盃が進みます。
点数 | 76点 |
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リンク | Chablis "Cuvée Vieille Vigne Élevée en Fût de Chêne" 2010 [Raoul Gautherin & Fils] \1,645 |
名称 | Les Lions de Citadelle 2011 レ・リオン・ド・シタデル 2011 |
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生産者 | F11196 F11196 |
価格 | \398 |
購入店 | ドラジェ |
今月最初に稽古するワインがこれ、
ネットのワインショップ「ドラジェ」で1本398円で売られていた「客寄せパンダ」的ワイン。
398円なのに怪しげなヴァン・ド・ターブルやスペイン産や南米産じゃなくて、
ちゃんとヴィンテージ付きACボルドー。
ラベルもなんだか高級風です。
ただ、造り手の情報が全く読み取れないので("MIS EN BOUTEILLE POUR QWI PAR F11196"と書かれているだけ)、
出ドコロは不明です。
ちなみに料理は、牛サイコロステーキ、水菜と豚の炒め物、切干大根と人参とキュウリのサラダです。
食後にはチーズ(ブリーとコンテ)を頂いてます。
色は、普通にボルドーらしい濃い紫色。
ただ、僅かにレンガ色というか、熟成しているっぽい雰囲気が見て取れるのが2011年産としては意外です。
香りは、ボリューム的には相当弱めですが、
雰囲気的には黒っぽい果実香に煙たく燻した感じがあって、いかにもボルドー産のソレです。
味は、渋味しっかり酸味それなり。
甘味は弱くて、昔ながらのカタブツなボルドーの味わいバランスです。
ポジティブな意味で「典型的な安ボルドー」といった感じでしょうか。
1,000円前後のボルドー産赤の最大公約数といった香りと味わいです。
通常であればこれを積極的に選ぶ理由は無いのですが、
お値段が398円となれば話は別、「恐ろしく高コスト・パフォーマンス」と言えると思います。
点数 | 69点 |
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リンク |
ドラジェ厳選!赤字覚悟の398円ボルドーワイン \398 |