3月、本来は初春ということで良い季節のはずだけど、花粉が飛ぶのが厄介ですな。
梅や桜みたいにキレイな花を咲かせての花粉だったらまだ許せるんだけど、
杉や檜の奴らは薄茶色い塊から大量の花粉を飛ばすなど言語道断!と悪態をつきたいところであります。
・・・というわけで左写真は近所の公園で先月撮った梅の花。
これからは桃、そして月後半からは桜の花が咲き始めますが、花を見分ける場合は花びらの先端に着目して、
丸いものが梅、尖っているものが桃、割れているものが桜と思えば良いようです。
ちなみに植物の分類で言えば、
梅も杏子(アンズ)も李(スモモ)も桃もプラムもアプリコットもプルーンもサクランボでさえも、
全て「バラ科サクラ属」だそうです。
ブルゴーニュのピノ・ノワールが梅とかサクランボっぽかったり、
オーストラリアのソーヴィニョン・ブランがピーチっぽかったり、
カリフォルニアのジンファンデルはプルーンっぽかったりしますが、
それらは全て「ブドウ科ブドウ属」を「バラ科サクラ属」に例えているわけですな。
28日(水)~31日(土)までの三泊四日、師範と次女の二人で台北へ旅をして参りました。 その「台北遠征稽古日誌」がこちら。 順次更新してまいります。
2018/04/05:四日目分含め全編更新しました。
2018/04/03:三日目分を更新しました。
2018/04/02:二日目分を更新しました。
2018/04/01:初日分を更新しました。
名称 | Riebeek Cellers "Collection" Pinotage Rosé 2016 リーベック・セラーズ "コレクション" ピノタージュ・ロゼ 2016 |
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生産者 | Riebeek Cellers リーベック・セラーズ |
価格 | 1,080円 |
購入店 | 葡萄畑 ココス |
師範は明日から週末まで休暇を頂いているので、個人的には今日は休前日な気分。
というわけで休肝日を返上して飲んじゃいます。
選んだワインは、一昨日に引き続き、花見にグッドなロゼワインの第二段。
本日は南アフリカ産のピノタージュのロゼ。
この銘柄の赤、カベルネ・ソーヴィニョンとは先日稽古しております。
ちなみに料理は、鶏モモ肉の塩麹焼き、鶏レバー&砂肝のソテー、レタスとトマトと鶏ハムとクリームチーズのサラダ。
どちらかというと「鶏メイン」な食卓です。
色は、写真からも判るかな?ピンクとオレンジの中間くらいです。
日曜のロゼほどオレンジじゃなくて、いわゆる「玉ねぎの皮の色」っすかね。
香りのボリュームはやや弱め。
敢えて要素を探すとイチゴというよりチェリーかな?あとはルビーグレープフルーツみたいなiキリリとした感じもあるにはあります。
これで味わいが弱々だと「チェッ、これだからロゼは・・・」ってなるわけですが、
そこはさすが南アフリカ産、しっかりとした味わいのコアがあります。
数値を計ると、糖度が6.9でpHが3.2、
酸味は日曜のロゼと同程度ですが、明らかにこちらは甘味と旨味がたっぷりです。
弱めの香りはちょっと残念ですが、それを埋め合わせるように味わいのしっかりしたロゼです。
和食の生魚とかより、今日みたいな鶏料理とかのほうが合いそう。花見の席だとこれ単品で飲んでも良いかも
・・・とか考えてたら、ショップのサイトには『爽やかな季節はそのままで』、
インポーターの裏ラベルには『このままでも楽しめる』と書かれています。
まさにその通りですな。
点数 | 76点 |
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リンク | Riebeek Cellers "Collection" Pinotage Rose 2016 1,080円 |
今年は桜の開花が早く、東京の一部では既に満開とのことなので、朝から大岡川沿いまで散歩に来たけれど、こっちはまだ三分咲きくらいかな。
川面に映る桜がブワーっと、って状態までには至っていませんでした。
でも、この気温が続くと、今週後半くらいが見頃ですかね。次の週末まで持って欲しいものです。
名称 | La Gascogne d'Alain Brumont Rose 2016 ラ・ガスコーニュ・ダラン・ブリュモン ロゼ 2016 |
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生産者 | Alain Brumont アラン・ブリュモン |
価格 | 1,058円 |
購入店 | ワイン&ワインセラー セラー専科 |
・・・ということで、花見にはまだちょっと早い横浜地方ではありますが、
ワインは春らしくロゼをチョイスしました。
このワインもツイッターでフォローさせて頂いている方がお勧めされていたもので、フランスは南西地区の産。
アラン・ブリュモンの廉価版シリーズは、10年前に赤や白
と稽古しておりますがロゼとは初稽古。
このロゼの品種構成は、タナ、シラー、メルローあたりが使われているそう。
タナが使われているのは珍しいですな。
ちなみに料理は手巻き寿司で、寿司種は本マグロ赤身、スズキの昆布〆、トビコ、カイワレ大根。
副菜はアサリの味噌汁に山芋千切り、山芋の煮物、人参のおひたしです。
色は、ピンクというよりは薄オレンジで、タナ種を使った赤の濃さとは別物の淡い色合いです。
香りのボリュームはそこそこで、イチゴのようなフルーツっぽさを強く感じます
・・・ってか「イチゴのお酒です」と言われたら信じそうです。
味わいは、色や香りの可愛らしさとはうって変わったオトコっぽさ。
甘さはほとんど無くて酸味がキリリと締まっていて、硬質な旨味と若干の渋味もあります。
このあたりは元の黒ブドウの雰囲気を(色は薄いけど)色濃く残していると思います。
ロゼっつーと薄ら甘くて中途半端で、という時代はすでに終わったんでしょうな。
「二兎を追うものは一兎をも得ず」ではなく「良いとこ取り」の発想で造られているように感じます。
1,000円でこのクオリティ、アリです。ただ、花見の席にはここまでストイックなのではなく、
もう少し甘めで人懐っこいヤツの方が良いかもしれません。
点数 | 76点 |
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リンク | La Gascogne d'Alain Brumont Rose 2016 1,058円 |
名称 | Quinta Las Cabras Cabernet Sauvignon 2016 キンタ・ラス・カブラス カベルネ・ソーヴィニョン 2016 |
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生産者 | VLR VLR |
価格 | 514円 |
購入店 | セブンイレブン 横浜帷子町2丁目店 |
昨日のワインがささやかながらプチ・バブルだったので、翌日の今日は締めて参ります。
このワインは、先週セブン・イレブンの500mlワインと集中稽古した後に、
ツイッターのフォロワーの方から『セブン・イレブンの安ワインならこの銘柄が一番イケている』と教えていただいたもの。
本日の午後、散歩に出た際に買って参りました。
造り手は"Produced and Bottled by VLR"としか書いてないけど、"Viña La Rosa"かな?
さすがにこのクラスのワインに「少し休ませてから」なんてことはないでしょうから、
冷蔵庫でちょっとだけ冷やして即抜栓即稽古します。
色はかなりしっかりした紫色です。先週のアンデス・キーパーよりもかなり濃いと思われます。
香りは、ボリュームも結構あるし、なによりちゃんとカベルネ・ソーヴィニョンらしい黒系果実の香りとピーマンみたいな青っぽさがあります。
口に含むと、さすがに若干軽いなぁとは思うけど、物足りなく感じる一歩手前で踏みとどまっています。
結果、普通のチリ産カベルネ・ソーヴィニョンです。←コレ、褒めてます。税別500円以下、そしてコンビニで売られるほど流通量があるのに、
「普通」のレベルに達しているのは立派です。
アンデス・キーパーとはレベルが違うし、
アルパカよりも上に感じます。
糖度7.8でpH3.4はちょうど良いレベルだし、亜硫酸塩以外の添加物も書かれていません。
セブン・イレブンでワンコイン・ワイン買うなら確かにこれはお勧めできます。
今度シャルドネも買ってみよ。
点数 | 72点 |
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本日は、師範の従弟で身内で唯一の門下生が東京方面へ出張に来るというので、
道場に寄ってもらって自宅宴会。
乾杯はお気に入りのビールよなよなエールで。
普通一般の日本人なら乾杯はやっぱりビールっすよね。
最初っからワイン、それもシャンパーニュとか言い出すのはよっぽどのワインおたくの所業かと。
よなよなエールを選んだのは、すでに賞味期限が切れているから早く消費したい、という意図が隠れていることは内緒です。
名称 | Viré-Clessé 2014 ヴィレ・クレッセ 2014 |
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生産者 | Dom. de Roally (Gautier Thevenet) ドメーヌ・ド・ロアリー (ゴーティエ・テヴネ) |
価格 | 2,600円 |
購入店 | 一力酒店 |
最初の料理は、品川の"DEAN & DELUCA"で買ってきたお惣菜で、タコとブロッコリーのマリネ、春野菜のグリルサラダ・アンチョビソース、それとパンいろいろ。
ワインは、半年くらい前に近所の酒屋の無料試飲会で試飲して買ったシャルドネ。
試飲した中では一番印象が良かった白です。
色はちょっと濃いめのレモン色、アルコール度数は14%もあって、結構濃密な感じがする外観です。
香りのボリュームはそんなに華やかなものではないけど、蜜っぽさがしっかりあって、いかにも南のシャルドネらしい香りです。
それと、若干の貴腐香があって、どことなくソーテルヌみたいな雰囲気もあります。
味わいはかなりしっかり。甘味も酸味も旨味もあって、「重いシャルドネ」です。
「確かにこりゃ試飲ではウケるな」と感じさせる白でした。3,000円以下でコレだったらお買い得でしょう。
サラダ的な料理より、バゲットに豚レバーのパテを塗ったやつとの相性が一番良かった、という感じです。
点数 | 80点 |
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名称 | Nuits-Saint-Georges 2013 ニュイ・サン・ジョルジュ 2013 |
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生産者 | Antonin Rodet アントナン・ロデ |
価格 | (従弟から) |
購入店 | -- |
次なる赤は、従弟が手土産に持参してくれたもの。師範の好物ブルゴーニュ赤、気を遣って頂きありがとうございます。
この頃には師範代も帰宅して、メインの料理であるラザニアとボークソテー、レタスとトマトと生ハムのサラダなどに合わせて稽古させて頂きました。
色は薄めの赤紫色、ま、村名グレードですからそんな感じでしょう・・・などと最初は上から目線だったわけです。
ところがどっこい香りがすごい。香ばしいカラメルに甘い木イチゴ、それがバンバン香ってまさに高級ブルゴーニュ赤な雰囲気です。
味わいもいい感じ。甘酸っぱくて大変美味しゅうございます。
20年以上も「安ワイン道場師範」などやっておりますと、手にした時点でだいたいどんなワインか想像がつくわけですよ。
これも、「はは~んアントナン・ロデの村名ニュイ・サンジョルジュねぇ~。薄い赤だろうな」などと舐めてかかってたわけですが、
意外や意外、非常にグッと来るワインでした。これだからブルゴーニュは判らないし面白いんですな。
点数 | 85点 |
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名称 | Chianti Classico "Nozzole" 2015 キアンティ・クラッシコ "ノッツォーレ" 2015 |
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生産者 | Tenuta di Nozzole (Ambrogio e Giovanni Folonari) テヌータ・ディ・ノッツォーレ (アンブロージョ・エ・ジョヴァンニ・フォロナーリ) |
価格 | 2,548円 |
購入店 | トスカニー イタリアワイン専門店 |
ビール飲んだ後二人で二本、十分に出来上がっておるわけですが、
そこでもう一本開けちゃうのが呑兵衛ってもんであります。
選んだのは、ツイッターでフォローさせて頂いている方が高く評価しておられたワイン。
従弟は先日仕事でイタリアに行っていたらしいんだけど、
全然良いワインは飲めなかったとのことなんで、「ならば!」ということでチョイスしたわけであります。
色は・・・どうだったっけ?キアンティらしい赤みの強い濃い紫色だったような気はします。
香りも・・・どうだったっけ?イタリアらしい明るめの果実香、それにトーストや乾燥ハーブのような香りもあって複雑・・・だったような気がします。
味も色や香り同様明るい感じで、2人で3本目なのにスイスイ入っていきました。
要するに、あんまり覚えちゃいないわけですが、イケてるブルゴーニュの後に飲んでも物足りなさは感じないシッカリ感があったような気がします。
でも、もうちょっと正気な時に稽古したかったな。なんとなくもったいないことをしたような気が・・・ってケチすぎますな、スミマセン。
点数 | (80点) |
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リンク | Chianti Classico "Nozzole" 2015 [Tenuta di Nozzole] 2,548円 |
師範は一回沈没した後に再復帰、従弟はその間もチューハイなんか飲んでたりしていたようです。
若いなぁ。
・・・というような週末の一日。あー飲んだ飲んだ。
本日は雨の予報だったのに、道場のある横浜市東部でもまさかの積雪。
買い物とかに行く予定だったんだけど、この状態じゃ車を出せないひ弱な都会人なんで、本日は家の中で大人しくしていました・・・
・・・で、オトナが「大人しく」ってことは、昼間っから飲んじゃうってことですけどね。
雪見酒にしたのは先月開けた佐賀の鍋島。
開けたてよりだいぶ落ち着いた感じになって来ました。
雪見酒なんで、佐賀のじゃなくて新潟や秋田、山形のが良かったかな?
その後に缶ビール「よなよなエール」を。昨年ふるさと納税の返礼品で頂いた(この時)んだけど、
ぼやぼやしてたら賞味期限が来てしまいました。でももちろん期限過ぎても飲むけどね。
ただちょっと華やかさは落ちてきた気はします。
名称 | Rebel.lia 2015 レベル・リア 2015 |
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生産者 | Bodegas Vegalfaro ボデガス・ベガルファーロ |
価格 | 839円 (単品価格 1,382円) |
購入店 | ワイン&ワインセラー セラー専科 |
そんなわけで、本日の夕食は、冷蔵庫のストックから師範代が適当に食材を見繕って作ってくれたもので、
豚とゴボウの煮物、ソーセージ入りニラ玉、切干大根とキュウリと人参のナムル。
ワインは、先週購入した「超コスパ!金賞&パーカー90点ワイン入り!オーガニック赤ワイン5本セット」
税送料込み4,317円から、スペインはバレンシアの西、ウティエル・レケナ産の赤をチョイス。
逆さに文字が書かれたラベルが印象的なこのワイン、品種はガルナッチャ・ティントレラ、ボバル、テンプラニーヨで、
「オーガニックワインアワード2年連続金賞受賞」とのことです。
色は、明るい雪を背景にしても透けないくらいに濃い青紫色。エッジまでビシッと紫、アシが長いんでねっとりして見えます。
香りは、プルーンやアメリカンチェリー(味のお菓子)のような果実の香りがメイン。
加えて、ローズマリーのようなハーブの香りと、温泉のような還元香があります。
味わいは、色の印象よりは軽い感じ。渋味はしっかりだけど粗さがなく、甘さもたっぷり。ただ酸味がちょっと弱めかな?
そしてなるほどオーガニックな、どことなく青汁的な野菜っぽい味わいがあります。
複雑さがあって、それを探しながら夕方くらいからちびちび飲むのには好適なワインです。
これが買値相当額1,000円以下なのは安いな。香りや味わいの青っぽい感じは普通だとネガティブ要素だろうけど、
オーガニックと聞くとなんだかポジティブに受け取っちゃうから不思議です。
っていうか、オーガニックなんだからこれ飲めばきっと健康になるんでしょう。皆さんガンガン飲むべし(誤)。
点数 | 76点 |
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リンク |
超コスパ!金賞&パーカー90点ワイン入り!オーガニック赤ワイン5本セット 4.317円 Rebel.lia 2014 [Bodegas Vegalfaro] 1,382円 |
本日は、次女が友だちと遊びに行ったので、残りの3人で横浜でランチ。 店は、ランチではよく使うラ パウザ 横浜三栄ビル店。 なぜ良く使うかというと、土日でも500円のランチメニューがあるから。 本日のランチは浅利とほうれん草と青海苔のクリームソース、ドリンク付きで税別500円。 これが結構美味いんだな。パスタって、外で食べるとやたら高いけど、この店は大変良心的な値付けだと思います。
お休みだし電車で来たので昼間っからワインいっちゃいます。 ここのグラスワインは、120mlで240円(税別)。それくらいだったら頼むよね。 赤はちょっとイマイチというかパッとしない感じだったけど、白は案外イケます。 なんにせよ、パスタとコーヒーと赤ワインと白ワインでお支払いは税別980円。 そりゃよく使いたくなるよね。
ランチの後は、師範代と二人で映画館へ。
観たのは空海という日中合作?の作品。
CG含めて映像が華やかで、なかなか楽しゅうございました。
特に文学部出身の師範代は面白かったみたい。
登場人物に馴染みの無い工学部出身の師範は、途中気を失いかけていましたが。
ちなみに今回行った映画館は「相鉄ムービル」。横浜駅から近いのは良いんだけど、
建物が古くて座席に傾斜がほとんど無く、スクリーンが見づらいのが難点です。
先月先々月、激安チリワインと集中稽古を行って (赤がココ/白がココ)、 比較して飲むのはかなり楽しいことに気づきました。 そしてその際、ツイッターのフォロワーの方から『コンビニのワインでもお願いします』と言われ、 「コンビニのワインっつったっていろいろあるしなぁ・・・」と考えておったわけですが、 セブンイレブンに足を運んだところ、よく似たラベルで産地違いの500mlワインに目が行きました。 そして更に、先日勤務先のメンバーでのワイン会で、 Fj氏から「最近セブンイレブンの500mlワインが美味い」との情報を入手。 ならば、ということで稽古してみることにしました。
今回比較するのは下記の3本です。 メルシャンとセブン&アイグループの共同開発商品、 いずれも500ml、輸入者&瓶詰はメルシャンです。
銘柄 | 産地(生産国) | 品種 | アルコール度数 | 価格 |
---|---|---|---|---|
アンデス・キーパー | セントラル・バレー(チリ) | カベルネ・ソーヴィニョン | 12% | 298円 |
ヨセミテ・ロード | カリフォルニア(アメリカ合衆国) | カベルネ・ソーヴィニョン | 12.5% | 419円 |
ボルドー | ボルドー(フランス) | カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー | 13% | 645円 |
全てカベルネ・ソーヴィニョン主体のワインです。値段的にはチリ<アメリカ<ボルドーなのはさもありなんですが、 その値段に合わせてアルコール度数にも微妙な違いがあるのが面白いところ。 飲む前の予想では、ボルドーは多分判るだろうな、でもチリとアメリカは判んないかも・・・って感じかな、です。
裏ラベルの説明を見ていきますと・・・
銘柄 | 説明 |
---|---|
アンデス・キーパー | チリ・セントラルヴァレー産カベルネ・ソーヴィニョン種主体。 赤い果実やプラムのような香りが豊かで、穏やかなタンニンが調和した赤ワイン。果実味豊かな飲み易い味わいです。 |
ヨセミテ・ロード | カリフォルニア産カベルネ・ソーヴィニョン主体。赤い果実の豊かな香りと程よいタンニンが魅力の赤ワイン。 フレッシュ&フルーティで飲み飽きない味わいです。パスタやピザ、肉料理とよく合います。 |
ボルドー | カシスやプラム、ほのかな樽の香りとともに、ブドウ本来の豊かな果実味の赤ワイン。 ボルドーワインらしい程よいタンニンと果実味のバランスが良く、豊かな余韻も楽しめます。 |
渋味の記述が「穏やかなタンニン」「程よいタンニン」と、控えめであることが共通しています。 やっぱり渋味が強いのはあまり一般ウケしないのかな、などと考えられますな。
そして色の比較・・・なんだけど、写真で色を比較するのは難しいなぁ。 左から、アンデス・キーパー、ヨセミテ・ロード、ボルドーで、 一番左と真ん中はほとんど同じ色のはずなんだけど、この写真だと全然違って見えますな。 こうやって上から撮る場合、わずかでも水深が違うと濃さが違って見えるし、 わずかに光の加減が違うだけでもかなり色調が違って見えるので、この写真はあくまでご参考です。
そして「安ワイン道場」独自の試み、糖度とpHの測定値比較。
銘柄 | 糖度 | pH |
---|---|---|
アンデス・キーパー | 7.3 | 3.6 |
ヨセミテ・ロード | 8.5 | 3.4 |
ボルドー | 7.0 | 3.2 |
これは結構面白い数値が出ていて、糖度はカリフォルニアのヨセミテ・ロードが群を抜いています。
pHに関しては、値段があがるにつれ酸が強くなる感じ。
果たして飲んだ感じもそうなのか・・・というところです。
・・・ってなわけで前置きはここまで、いつものようにそれぞれに稽古をつけていきます。
合わせた料理はニンニクの効いた鶏の唐揚げ、アボカドとトマトのサラダです。
名称 | Andes Keeper Cabernet Sauvignon N.V. アンデス・キーパー カベルネ・ソーヴィニョン (ヴィンテージ無し) |
---|---|
生産者 | Mercian メルシャン |
価格 | 298円 (500ml) |
購入店 | セブンイレブン 横浜帷子町2丁目店 |
この3本で一番安いのがコレ、チリ産の「アンデス・キーパー」という銘柄。
500mlで298円、フルボトルの750mlでも408円という激安価格。
集中稽古した動物アイコンのチリ産より更にワンランク下のグレードですな。
ちなみにこの銘柄は、白のソーヴィニョン・ブランと昨秋に稽古済み。
そちらは「一応ちゃんとワインです」くらいの感じだったんだけど、こちらはどんな感じかな、と。
色は、これと次のヨセミテ・ロードがほとんど同じ、明るい感じの紫色です。
香りのボリュームは結構立派なもので、明るいベリー系のフルーツ香と、
樽っぽい香ばしさまであります。
味は・・・軽い。っていうかこのクラスを表現するのに軽いしか書いてない気がしますが、
とにかく軽いんですな。とりわけ渋味が弱いので、飲み応えがありません。
白の時と印象は似ていて、最低限「とりあえずちゃんとワインではあります」というレベル。
でも、300円で500mlでちゃんとワイン、それ自体は大変立派です。
強くお薦めする意思はありませんが、買うのを止めもしません。
300円でワインのある食卓、良いじゃないですか。
残した量は半分弱、スクリューキャップを閉めてセラーに立てて保存。翌々日再稽古。 残念ながら香りはかなり弱くなっちゃったような気がします。当初あった香ばしさなんてのは無くなって、か弱いフルーツ感のみ残ってます。 味わいも更に薄く軽くヘタレな感じに。 「せっかく500mlという小容量なんだから、その日に飲み切っちゃってくださいよ」という企画サイドの声が聞こえる気がします。
点数 | 66点 |
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名称 | Yosemite Road Cabernet Sauvignon N.V. ヨセミテ・ロード カベルネ・ソーヴィニョン (ヴィンテージ無し) |
---|---|
生産者 | Mercian (Yosemite Road Vinyards) メルシャン (ヨセミテ・ロード・ヴィンヤーズ) |
価格 | 419円 (500ml) |
購入店 | セブンイレブン 横浜帷子町2丁目店 |
真ん中のお値段なのが、カリフォルニア産の「ヨセミテ・ロード」というワイン。
この銘柄のワインに関しては、250mlボトルとは2年前に稽古済み。
夜桜見物の際にラッパ飲みだったので良く判らなかったので、本日改めて稽古。
ちなみにこれだけ酸味料が添加されている旨の記載があります。
色に関しては、色調は前のチリ産と同じだけど、ほんの僅かにこちらが明るめかな、という感じです。
香りを嗅いで、最初に感じるのはまるでマスカット・ベーリーA種のような甘香ばしさ。
この香りでカベルネ・ソーヴィニョンなのねぇ。結構意外な感じがします。
味わいは、3本の中では一番甘く感じます。そりゃそうだよね、糖度8.5はダテじゃないっすからね。
とにかく甘さがポイント。
セオリー通りこの時期は常温で稽古したんだけど、冷やして飲んで吉なワインだと思われます。
氷を入れたりしても良いんじゃないかな?アメリカ産らしく、自由に飲むべきワインです。
このワインも前のアンデス・キーパー同様の保存状況で翌々日。 大変びっくりなことに、前のワインとも初日の印象ともまるで違う香りになっています。 ボリュームはとても弱く、フルーツ感も影をひそめて甘草のような香りがしてきました。 グラスをブルゴーニュタイプに変えたのはマズかったかな?なんか全然変わっちゃいました。 ただ、強めの甘さは初日と同じです。香りが弱くなって益々甘さのみ感じます。
点数 | 65点 |
---|
名称 | Bordeaux (Rouge) 2015 ボルドー (赤) 2015 |
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生産者 | Mercian (Maison Duhard) メルシャン (メゾン・デュアール) |
価格 | 645円 (500ml) |
購入店 | セブンイレブン 横浜帷子町2丁目店 |
3本目がボルドーで、造り手は「メゾン・デュアール」というところらしいです。
"Apperation Bordeaux Controleé"の文言は無いけど、"Bordeaux"と大書してあるんで格付けはACボルドーなんでしょう。
でもそれって日本で瓶詰めしても名乗れるんだっけ?といろいろ不思議なワインです。
お値段は500mlで645円なんでフルボトル換算だと1,000円弱、普通の安ボルドーの価格ですな。
色は、前の2本と比べると明らかに濃い、そして明らかに青みを感じる紫色です。
そのあたりは想像通りですな。香りのボリュームはこれが一番控えめ。
でも一番複雑みがあるというか、カシスの醤油漬(なんてないけど)みたいな感じで単に果実だけではない雰囲気を感じます。
味わいは、渋味しっかりで甘さ控えめ。スケールは小さいけれど、この3本の中では一番「正統派」感があります。
3本比較して一番感じるのは、「やっぱ普通の赤ワインってこういうのだよね」という点。
この値段でボルドーの気品と落ち着きの一端が感じられるのは評価できます。
それにしてもこの3本、キャラクター分けが上手いなぁ、と感じますなぁ。
もちろんこれも同じ保存状態で稽古します。 こちらも香りは弱くなっているものの、3本の中では一番まだ健全で、濃い色の果実とインクっぽい香りがあります。 口に含んでも、「あぁ二日経った安ボルドーだよね」ということで想定の範囲内でした。
点数 | 67点 |
---|
結果、残念ながら「これがイチオシ!」と言えるクオリティのものは無かったわけですが、
それぞれの違いがかなりはっきりしていて、飲み比べは面白いと思います。
敢えてお薦めポイントを書くと・・・・
甘いのが好き!⇒ヨセミテ・ロード
本格派っぽいのをシルブプレ!⇒ボルドー
とにかく安いが一番!⇒アンデス・キーパー
という感じでしょうか。ともあれ全て半分弱残していますんで、明後日の火曜にまた稽古して、
変化の具合なんかをご報告申し上げたいと考えております。
翌々日再稽古しました。とにかくグラスをブルゴーニュタイプに変えたのはマズかったな。初日と印象が繋がりません。 「香りが弱いからデカいグラスで」と考えたんだけど、出来るだけおいしく飲もうとする狙いが裏目に出てしまいました。
大変天気の良い本日、花粉に負けず生垣にしているヒイラギモクセイの剪定作業。
ジューンベリーは昨年夏の外壁塗装の際にガッツリ切られちゃったので、そっちは今年は剪定無しです。
左写真上段が剪定前、下段が剪定後。午前中3時間、午後2時間のトータル5時間。
当然日差しの向きが変わるので写真じゃ判りづらいけど(ってか剪定後の方がモサモサに見えるけど)、
結構ガッツリ行きました。
この選定作業で最近使っている剪定バサミは、千吉 ラチェット式 剪定鋏 SGP-22Rというヤツです。
なんでも『1/3の力で切れます』という文言に惹かれて買ったもの。
いったいどういう仕組みかというと、太くて(硬くて)切れない枝の場合、
一旦力を緩めると自動的にテコの原理における支点の位置が変わって、
より作用点は近く/力点は遠くなるんですな(多分)。
それが3段階に変わるんで、確かに楽に切れます。
径20mmくらいまでイケるんで、ノコギリの出番がかなり減ります。
このハサミを買うまでは、選定作業をすると手が結構な筋肉痛になっていたんだけど、
それが随分楽になりました。
そんなに高いもんじゃ無いので、剪定作業でお困りの方にはお薦めします↓
【ショップへのリンク】
【千吉】ラチェット式剪定鋏 SGP-22R(888円:楽天市場)
千吉 ラチェット式 剪定鋏 SGP-22R (1,362円:amazon)
そして夕食は、女性陣にホワイトデーにはなにが良いか尋ねたところ「フレンチが食べたい」との回答。
ならば、ということで道場から一番近くて歩いて行けるご近所フレンチ、ジャンティエス・コマチを予約。
前回伺ったのが二年前なんで、かなり久しぶりの訪問。
今日は、お店側にとっては若干辛い日だったのかも。
というのも、師範ら含め午後6時来店のお客さんが15人くらいいて、その時点ではマダムは不在。
シェフがフロアに出て応対してくれていたけど、明らかに廻ってませんでした。
師範らのテーブルも、最初におしぼりが置かれてから放置状態15分。
ワインリストが手元にあればその時間も無駄にはならなかったんだけど、
他のお客さんの応対でてんてこまいな状況が見えたんで、とりあえずじっとしてました。
ま、そんなこともありますわな、別に急いでないし・・・と時を過ごして、
予約した時点で決めていた料理がスタート。
ちなみにこのお店、同じテーブルだと同じコースにするよう促されます。
でも、師範家だと子供たちは少な目のコース/大人は多めのコースにしたいのね。
だもんで無理を言って大人と子供別のコース(子供はメイン1品の4,500円/大人はメイン2品の6,200円)にして貰ってます。
まずは両コース共通のアミューズと前菜がこちら。
アミューズ | 豚足入りのカレー風味春巻き | |
---|---|---|
前菜 | 鮮魚のカルパッチョ 桜のソース | (右写真) |
パスタ | トマトとキノコと貝柱のクリームパスタ |
この2皿ではカルパッチョの桜のソースが良かったな。 とてもこの季節らしくて、日本のレストラン以外ではこの季節感は味わえない感じだからね。
そしてメインとデザートがこちら。
メイン魚 | イトヨリのポワレ | |
---|---|---|
メイン肉 | 仔牛のロースト | (左写真) |
デザート | 季節のフルーツとかいろいろ |
どちらかというとオーソドックスなメニューなんだけど、住宅街のフレンチだからこういうのが無難なんでしょうね。
ちなみにパンはガーリックトーストで、これがまた美味い。
ただ、メインにならないと出てこないんで、それまでは手持ち無沙汰というデメリットもあります。
で、当然ワインも↓飲んでおります。
名称 | Bourgogne "Beaucharme" Chardonnay 2015 ブルゴーニュ "ボーシャルム" シャルドネ 2015 |
---|---|
生産者 | Louis Max ルイ・マックス |
価格 | (5,900円) |
購入店 | ジャンティエス・コマチ |
ワインリストには、泡10種強、白20種弱、赤30種弱。
フランスのみならず世界中のワインがリストされていて、なかなか立派。
お値段も、4,000円台からスタートで一番多いのが5,000円強くらい、モノによっては万を超えるのもある、という感じ。
かなり使い勝手の良いリストだと思います。
そんなリストをじっくり眺めて、なんとなく良さげに感じたのがコレ。
とはいえせっかくこういうところでお店の方のアドバイスを聞かないのもアレなんで、
「今日はコースをワイン一本で通そうと考えてます。だもんで、しっかりした白か軽い赤が良いと思うんですけど、
これなんてどうでしょう?」
とシェフに聞いてみました。そうすると
『良いと思います。かなりしっかりした白なんで料理との相性も良いはずです。』
みたいな感じの回答。
ならば、ということで注文させて頂きました。
用意して頂いたグラスは、リーデルのブルゴーニュグラスです。
白にこれを使うってことは、サッパリ系じゃなくてコッテリ系ということだと思います。
色は、結構しっかりしたレモン~黄色っぽさがあって、しっかり感が伝わります。
香りは、注いですぐは閉じた感じで弱かったけど、時間が経つと蜜っぽさがかなりのボリュームで感じられます。
味わいも、甘くなく酸っぱく無くですが、バランスが良くて料理と合わせるには間違いない感じです。
冷静に考えると、普通に美味しいくらいのACブルゴーニュ白です。5,900円という値付けは高くなく安くなくでしょう。
でも「レストラン・プレミアム」なのかなぁ、なんだかやけに美味しく感じました。
美味しい料理に合わせてお手頃ワインを美味しく飲める、大変幸せなことだと思います。
点数 | 78点 |
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お会計は、上記金額に一人500円のサービス料がかかるけど、ぐるなびのクーポンで現金支払いだと一人500円引きなんでそれが相殺、 消費税を加えたトータルの金額は30,000円弱でした。 ホワイトデーの師範からのプレゼント、女性陣は楽しんで頂けましたでしょうか。
名称 | Shani Cabernet Sauvignon / Merlot 2016 シャニ カベルネ・ソーヴィニョン/メルロー 2016 |
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生産者 | Man Vintners マン・ヴィントナーズ |
価格 | 734円 |
購入店 | 葡萄畑 ココス |
本日の夕食調理当番は師範。メニューは青椒肉絲、鶏ムネのスパイス焼き、小松菜のお浸し。
選んだワインは、先日まとめて買った南アフリカ産ワインの中で最も廉価版だった赤。
造り手は、先週稽古したピノタージュと同じ「マン・ヴィントナーズ」というところ。
この造り手、"Man"に"Okha"に"Essay"にこの"Shani"、いろんな銘柄を出してますねぇ。
お値段734円はチリあたり造り手のベーシック銘柄と同じクラス、過剰な期待はせずに稽古に臨みます。
色は、カベルネとメルローというそもそも濃い色の品種にしては薄い感じです。澄んでキレイな紫色ではありますが。
香りのボリュームはやや弱め。要素でいえばイチゴに近いベリー系なんでしょうけど、
顕著な何かがあるわけでなく全体に大人しい感じの香りです。
味わいは渋味控えめで甘酸っぱい感じ。「飲みやす~い」と言われそうなバランスではありますが、
ちょっと物足りなさはあるかな。
南アフリカのコスパの良さもここまでランクが降りてくると埋もれてしまうというか、
凡百のニューワールド産と大差ない感じではあります。
でも、そんな先入観は置いといて純粋に値段と内容に向き合えば、
700円ちょっとでこのクオリティなら十分じゃないっすかね?
点数 | 71点 |
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リンク | Shani Cabernet Sauvignon / Merlot 2016 734円 |
名称 | Alpaca Rosé 2017 アルパカ ロゼ 2017 |
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生産者 | Santa Helena サンタ・ヘレナ |
価格 | 592円 |
購入店 | サミット 井土ヶ谷店 |
先日、「大手ビールメーカー輸入のワンコイン&動物アイコンのチリワイン」との集中稽古を行いました
(赤がココ、白がココ)。
それに対して、ツイッターのフォロワーの方から『アルパカのロゼはどうよ?』とのご提案を頂き、
買い求めて参った次第であります。
コレ、意外と見つからなかった、というか普通のスーパーには赤と白はあってもロゼはあまりないのね。
フランスあたりでは白よりロゼの方が消費量が多いらしいし、これからの季節に合うと思うだけどね。
ちなみに本日はホワイトデーですが、師範から家庭内の女性陣へのお返しは週末に延期して、
本日は通常の食卓。メニューは、ラザニエッテ、生ハム・アボカド・レタス・トマト・キュウリのサラダ、主食はクロワッサンです。
色は、ピンクというよりどちらかというとオレンジ色系。見てて素直にキレイ、やっぱりロゼの色には価値がありますな。
香りのボリュームは思いのほかしっかりしています。香りも赤と白の中間、ラズベリージャム的な赤いベリー香と、
グレープフルーツ的な柑橘香それぞれを感じます。
味は・・・軽い。「軽い」というより「薄い」。
チリっとした炭酸含め酸味はあるし、後味にベリー感が残るあたりはロゼらしいんだけど、
いかんせん厚みが無くて残念。
口に含む前、色がキレイで香りも結構良くて「え?これがワンコイン?!」でした。
でも、惜しむらくは味わいが弱くて飲んでも飲んでも物足りず、フラストレーションを感じてしまいます。
そしてアルコール度数は12.5%と普通なので、その分酔いだけは廻ります。
やっぱり「安さのヒミツは中身にアリ」ですかねぇ。
ともあれチリ産ワンコインワインとの集中稽古はこれにて一旦終了、近々また別の企画を考えてはいます。
点数 | 67点 |
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本日も師範代とみなとみらいまで朝散歩。朝食場所は、先月も利用した サンマルクカフェ MMグランドセントラルタワー店。 注文したのはモーニングセットで、ビックリタマゴという卵の乗ったパイとコーヒー(ブレンドM)で340円(税別)。 デフォルトだとコーヒーはSサイズのところ、50円増しでMに変えて貰いました。 いまのところ、界隈の朝食ではここが一番コスト・パフォーマンスが高いと感じるね。
スーパーなんかで、缶ビール数本とグラスがセットで売られているのってあるじゃないですか。
要らないんだけど、あっても置き場所に困るんだけど、
「うまいお店のこだわりグラス」と書かれたグラスがサービスで付いてたりするとついつい買っちゃう貧乏性です。
結果、「香るエール」自体は美味い。以前より旨味と香りが増した感じ。
でもグラスはワイングラスで飲んだ方がうまいです。厚みがイマイチなのね。
その後、ワインの前に焼酎のお湯割りをテラスで飲んだりしております。
こうやって、のんびりお酒が飲めるような平和な日本で本当にありがたい。
7年前の東日本大震災で被害に会われた方には心よりお見舞い申し上げます。
ヤフーのページで"3.11"と検索すると10円の寄付になるヤツ、やりました。 「しない善」より「する偽善」です。
名称 | Aglianico del Vulture "Pipoli" 2015 アリアニコ・デル・ヴルチューレ "ピポリ" 2015 |
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生産者 | Vigneti del Vulture ヴィニェティ・デル・ヴルチューレ |
価格 | 1,323円 (単品価格 1,468円) |
購入店 | トスカニー イタリアワイン専門店 |
本日の夕食は、豪州牛のサイコロステーキ、シシャモと鶏ササミのフライ(お惣菜)、鶏ガラスープ、
エビとたっぷり生野菜のサラダ、菜の花のお浸しw/からし酢味噌。
ようやく野菜の値段が落ち着いてきましたな。勢い葉物野菜多めのメニューになっております。
それに合わせたワインはイタリア産の赤で、
「一個人『イタリアワイングランプリ』第1位赤白&ベスト5今飲むべきイタリアワイン6本セット」
税送料込み7,711円からのチョイス。産地のバジリカータ州はイタリア半島の土踏まずの部分にあります。
そしてこの銘柄とは、6年前に2009年産と稽古しております。
ボトルは、とても重い高級なヤツが使われています。コルクもDIAMで、ワインを大切にする気遣いが感じられます。
そんな印象を胸に抜栓。色は濃いです。濃いけど向こうが透ける清澄度があります。
香りは、明るい色のベリーとか、スミレとかみたいなフルーツの香りと、生肉っぽいケモノ感、そして軽くヴァニラっぽさもあります。
良い香りだなぁ、この分だと味わいもさぞかし・・・と思いつつ口に含むと、味わいは思いのほか軽め。
若干の拍子抜け感が無いではないですが、食事に合わせやすい感じではあります。
香り豊かでやや軽めの味わいのワインです・・・って、
「軽い」感はもしかすると金曜日に飲んだイタリア産なんかが濃いヤツだったんで、
その印象を引きずっているのかも。
ともあれ使い易くて美味しいワインです。単品価格の1,500円弱でも十分納得です。
点数 | 78点 |
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リンク |
『イタリアワイングランプリ』第1位赤白&ベスト5今飲むべきイタリアワイン6本セット 7,711円 (楽天) Aglianico del Vulture "Pipoli" 2015 [Vigneti del Vulture] 1,468円 |
名称 | G7 (The 7th Generation) Reserva Chardonnay 2015 G7(ザ・セブンス・ジェネレーション) レゼルバ シャルドネ 2015 |
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生産者 | Del Pedregal Family Wines デル・ペドレガル・ファミリー・ワインズ |
価格 | 529円 |
購入店 | スリーエフ 保土ヶ谷駅ビル店 |
良いワインをたくさん飲んだ翌日のワイン選びはいつも悩むわけですが、
今回は「安いけどしっかりしてそう」なヤツを、ということで、選んだのはチリ産のシャルドネ。
昨日こういう系統は無かったからね。シャブリは同じシャルドネといえどもチリのとは別モノだし。
ちなみにこのワインは、コンビニの閉店売り尽くしで半額になっていたんでゲットしたもの。
"G7"という銘柄は500円からあるみたいだけど、コレはレゼルバなんでちょっと上のグレード、
フレンチオーク樽で10ヵ月熟成させているらしいですよ。
本日の夕食メニューは、豚ヒレカツ、鶏モモカツ、レタス&キュウリ&トマト&生ハム&クリームチーズのサラダ。
豚はとんかつソースで、鶏はポン酢で。
軽めの赤か重めの白か、ってなメニューですな。本日は後者を選択しました。
色は、このクラスにしたら結構しっかりした感じを受けるレモン色。アルコール度数は14%、アシも長くて軽くネットリ感があります。
香りはちょっとビックリ、モモやパイナップルのような甘そうなフルーツの香りがパーッと来ます。
そして、口に含むと結構しっかりとした樽香を感じます。色、香りともに結構高級感があります。
「こういうのに限って味がペケなんだよな」などと独りごちつつ飲んでみると、
これが結構良いバランスなんだな。チリ産らしく甘さしっかりだけど、それを支える酸味や旨味もあって、
浮ついた感じは受けずにちゃんと高級感を維持してます。
・・・と、最初の印象は「お宝発見!」だったんだけど、
飲み進めるにつれ一気に飲み飽き感が来ます。濃い上に変化が無いのねぇ。
添加物には「V.C.」(多分ビタミンC)の表記があります。
もちろん、この値段のワインに多くを求めるのは無理な注文だというのは理解してます。
500円は例外的な買値ですが、元の売値と思われる1,000円弱でも結構お買い得です。
飲み飽きは、師範みたいに一日で飲み切らなければよろしい。だとするとスクリューキャップの方が好都合だと思うけどね。
インポーターのセイコーマート、北海道で成功しているコンビニチェーンという話を良く耳にしますが、
こういうのを選ぶ目利きな中の人がいるのであればそれも納得です。
点数 | 76点 |
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本日は勤務先のメンバーでの持ち寄りワイン会。前回は10月だったのでおよそ半年ぶり。
場所は前回同様、
麻布にあるCraft WINE N (クラフトワイン エヌ) というお店。
年末に別の友人との忘年会でも利用させて頂いたところです。
今回もいつものように、事前に連絡したワインリストに合わせて料理を出して頂いて、込み込み7,000円でやって頂きました。
今回の参加者は、男性6名に女性2名の計8名。
一度に8種類も稽古すると道場の更新が大変・・・だけど楽しいよね、いっぱい飲むと。
名称 | Muscat 2013 ミュスカ 2013 |
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生産者 | Christian Binner クリスチャン・ビネール |
価格 | -- |
購入店 | (Ksさんから) |
今回は泡の持参が無かったので、乾杯用の一本目は自然派で有名なアルザスの造り手「クリスチャン・ビネール」のミュスカ。
Ksさんがお持ち込みされたもの。ところが肝心Ksさんが仕事で遅刻されたので(ワインは事前に送付済み)、
「開けちゃえ!」ってことで本人不在うちに抜栓。
ワインに合わせて料理組んで頂いているんで、順番変えられないのよ。
色は薄めの黄色~レモン色な感じで、注ぐ順番が後の方になればなるほど濁りが出てきます。
師範は後の方だったので、最初に注がれたお隣のレディ、Ngさんのと比べると明らかに澱が浮遊しています。
自然派の造り手なんでそういうものらしいです。なんとなく新酒のような印象を受ける見た目ですな。
香りのボリュームはとても立派。まずストレートにマスカットの香りがして、次に穀物っぽさが来るんで、
目を瞑って嗅げばなんとなくビール、IPAあたりと勘違いしそうです。
口に含むと旨味爆弾、酸味も甘味もしっかりしていて、高い次元でまとまっています。
見た目は新酒だけど香りや味わいはとてもしっかりした白ですな。
こいつは美味しく、かつ面白いワインです。
3本目のラディコンもそうだけど、自然派にハマる人がいるというのが良く理解できる1本でした。
点数 | (84点) |
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一本目の白に合わせて出されたアミューズがサーモンのリエット。 ほんの一口サイズなんだけど、ペースト状のサーモンとトマトと焦がしたチーズがチコリの上に載せられている、 という手の込んだ一品。一口で食べるのがもったいなく感じます。
名称 | Chablis Premier Cru "Vaillons" 2003 シャブリ プルミエ・クリュ "ヴァイヨン" 2003 |
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生産者 | Dom. du Vieux Château (Daniel-Etienne Defaix) ドメーヌ・デュ・ヴュー・シャトー (ダニエル・エティエンヌ・ドゥフェ) |
価格 | -- |
購入店 | (Ngさんから) |
二本目の白はNgさんが持参されたもので、シャブリの有名一級畑「ヴァイヨン」をハーフで2本、ヴィンテージはなんと15年前の2003年。
試飲して美味しかったんでケース買いしたそうです。オトナだなぁ。
こんなに年季の入った(しかもハーフの)シャブリは稽古したことが無いので、どのような熟成具合になっているのか興味津々であります。
外観は、15年の歳月がなんとなく感じられる薄めの飴色をしています。濁りは見て取れません。
香りは、やはり年季の入った白ということで、シェリーのような熟成香がしっかり感じられます。
でも、口に含むとフルーツはまだ生きていて、最初はちょっとだけナイアガラ種を想わせるようなラブルスカ系の雰囲気を感じました。
ところが時間が経つとそれが飴や蜜の雰囲気に変わっていくのが面白いですな。
シャブリゆえ甘味はほとんど感じませんが、酸味と旨味がしっかりしているので、頼りない感じは一切受けません。
正直、飲む前までは「ちゃんと生きとるんかいな?」と勝手に心配してたんですが、
十分生きてました。やっぱり立派な畑は寿命が長いのね。
かなり変化球だった前のミュスカと並べて飲んでも負けない存在感がありました。
点数 | (82点) |
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シャブリに合わせて出された2皿目が牡蠣のポワレと春菊のクーリ。 牡蠣とシャブリは鉄板ですな。春菊の春っぽさもナイス。 若いシャブリだと生牡蠣が良いのかもだけど、熟成シャブリにはポワレしてバターの香りがある調理法の方が合うと思います ・・・っていうか、師範は体質的に生だと食べられない(※)ので、火を通してあって助かりました。
(※) コレを書いている翌日現在、おなか壊していないんで大丈夫そうです。
名称 | Ribolla 2007 リボッラ 2007 |
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生産者 | Radikon ラディコン |
価格 | -- |
購入店 | (Fjさんから) |
次なるワインは、白・・・というかオレンジ。
一部に熱狂的なファンがいるらしい、イタリアの自然派造り手「ラディコン」が造るいわゆるオレンジ・ワイン。
Fjさんはこの手のワインにハマっているそうで、
前々回もオレンジ・ワイン(コレ)を持参されています。
このボトル、容量が1000mlと普通のボトルより多め、そして瓶口が細め(コルクの使用量が少なくて済む配慮だそう)。
いろいろと実験的なことをやられる造り手みたいです。
色は確かにオレンジ、そしてやっぱり濁りもあるので、生オレンジジュース的な色合いです。
香りを嗅ぐと、これがいわゆる「白ワイン」とは思えない感じです。
マールとかのようなやや野性的な蒸留酒とか、すりおろしリンゴが酸化して茶色くなったヤツとか、そういう香りです。
口に含むと、まるで赤のようなテクスチャを感じます。
甘さ控えめで軽い渋味があって、目をつぶってりゃこりゃ赤でしょう。
時間が経つと、香りが梅酒っぽい感じに変化して来ます。
というか、変化の方向も一方向ではなく、結構目まぐるしく変わる感じ。
Fjさん曰く「ボトルの上と下でも全然違うんです」だそう。へぇ~。
熱狂的なファンがいるのも頷ける、大変個性的なワインでした。
これ、一人で一本飲んだら天国だろうな。
バンバン変化するし、そもそも13%で1リットルもあるんで、物足りなさは絶対感じ無いでしょう。
点数 | (86点) |
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オレンジ・ワインに合わせて出された3皿目が牛テール,香菜,オニオンソテーと燻製卵。 ワインの分類的には白だけど、確かにこのワインに魚は無いよね。 そして、香菜(パクチー)のエスニックな雰囲気が非常に良く合っていたように思います。 燻製卵の煙たさや卵黄のネットリ感とも好相性です。
名称 | Chambolle-Musigny 1er Cru "Les Chatelot" 2008 シャンボール・ミュジニー プルミエ・クリュ "レ・シャトロ" 2008 |
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生産者 | Henri de Villamont アンリ・ド・ヴィラモン |
価格 | 5,670円 |
購入店 | サンタムール |
次からは赤で、まずは師範が持参したシャンボール・ミュジニーの一級畑。
前回持参したのは超変化球(コレ)だったので、
今回は正統派で攻めてみました。
造り手のアンリ・ド・ヴィラモンは、安いヤツでも結構しっかりしたワインを造る印象があるんで、
こういうプチ高級品もイケると期待して持参・・・だったわけですが・・・
田辺由美氏監修のヴィンテージチャットが書かれたカードが、
お店の方の好意で参加者みんなに配られました。
それによればこのワインのヴィンテージ2008年は、ブルゴーニュ赤にとっては一番下の「難しい年」らしいんですな。
飲む前からそういう情報を目にしちゃうとねぇ。
色は非常にキレイ澄んだ赤紫色。当日持参でガンガン揺すってきたけど、澱は全然ありません。
香りは、ツンッとトーンの高い、梅やプラムのような果実香。
明るい香りではあるけどやや軽いかなぁ、という印象を受けます。
味わいは、ツーッと筋の通った酸味と軽い渋味。
キレイな味わいだなぁ、とは思うんだけど、ややお高く留まっているというか人懐っこさに欠ける感じもするんだなぁ。
・・・と、注がれた当初はやや期待に届かない感じだったんだけど、
時間が経つにつれて開いて来て、↓のヴォーヌ・ロマネに負けない感じにはなってきました。
でも、8人で1本、飲み干すのにそんなに長い時間はかからないのよね。
シャンボール・ミュジニーらしい、キレイなピノ・ノワールではあります。
ただ、10年熟成の一級畑には、もう一歩の頑張りを期待したんだよなぁ。
徐々に開いては来ていたんで、一人で一本だともう少し違った印象だったかも知れません。
点数 | (83点) |
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名称 | Vosne-Romanee 1er Cru "Les Gaudichots" 2001 ヴォーヌ・ロマネ プルミエ・クリュ "レ・ゴーディショ" 2001 |
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生産者 | Dom. Machard de Gramont マシャール・ド・グラモン |
価格 | -- |
購入店 | (Nkさんから) |
上記のシャンボール・ミュジニーとほぼ同時に開けられたのが、Nkさんご持参のヴォーヌ・ロマネ1級畑。
ヴィンテージはなんと2001年、今から17年前。今回はなぜか結構年季の入ったワインが揃っております。
前述のヴィンテージチャートでは5段階の真ん中、「良好な年」みたいです。
そしてこの「レ・ゴーディショ」という畑は、かのDRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)が、
「ラ・ターシュ」に「レ・ゴーディショ」を編入した時の余りの畑なんだとか。
だもんでラ・ターシュと同格!などと言われているそうです。
色の濃さは前のシャンボール・ミュジニーと大きな違いはありません。
若干こっちの方がエッジに出るオレンジっぽいグラデーションが顕著かな、といった程度の差です。
香りは・・・「やっぱ違うわ」というのが第一印象。
とにかくこっちの方が香りが深いのね。フルーツの香りに加えて、ケモノっぽい香りが奥深さを与えています。
単に明るいだけじゃ無くて深い、そういう感じです。
味わいに関しても、こちらには甘みがあって柔らかい感じ。
香りも味も、全体的なスケールが一回り大きい感じがします。
時間が経ってもこちらは変化しない、というかやや落ち始めていたように思います。
だもんで、後半は前のシャンボール・ミュジニーと肩を並べる感じになってはいたけど、
こういう会ではスタートダッシュが大切ですからね。
素直にシャッポを脱がせて頂きます。
点数 | (87点) |
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上記2本のピノ・ノワールに合わせて出された4皿目が鴨コンフィとキノコのソテー パートブリック包み。 一言で言えば「鴨とキノコの洋風春巻き」という感じでしょうか。 ピノ・ノワールと鴨の相性自体が良い上に、ワインの熟成香とキノコの相性も良い、という味わいの二重らせん構造。 グッジョブであります。
名称 | Strada Nuova Merlot 2015 ストラーダ・ヌオヴァ メルロー 2015 |
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生産者 | Cantina Riezo カンティーナ・リエゾ |
価格 | -- |
購入店 | (Ysさんから) |
ブルゴーニュ対決の後はメルロー対決、まずは日本ワインのメルローから。
持参されたYsさんは「最近日本ワインばかり飲んでます」らしく、
このワインは長野県のどこだったかで走っている観光列車で、
飲み放題のワインとして提供されていたものとのこと。
たいそう美味しかったらしく、それを買ってこられたそうです。
色は、前のピノ・ノワールと比べると当たり前だけど明らかに濃くて、
グラスの向こうが透けないくらいしっかりした紫色。
日本ワインのメルローって、もう少し薄めの印象があったんだけど、このメルローの色は国際レベルです。
香りもちょっとビックリです。まず香りのボリュームが素晴らしい。
ボルドーのメルローと比べるとやや明るく、マジックインキ的な揮発香を感じます。
味わいも明るくて、渋味もあるけど甘さがしっかりで、やや一本調子ながら飲んでてハッピーになる味わいです。
不躾ながら値段を聞いたところ、3,000円強だったとのこと。
いやー、その値段でこんなメルローが日本でも出来るようになったんだ、と素直に心動かされました。
お世辞抜きに、日本ワインの品質が上がって来ていることを感じます。
点数 | (83点) |
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名称 | Manoir de Gay 2006 マノワール・ド・ゲィ 2006 |
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生産者 | Ch. le Gay シャトー・ル・ゲィ |
価格 | -- |
購入店 | (Yjさんから) |
次なるワインはYjさんが持参、ボルドーはポムロール地区のマノワール・ド・ゲィ。
有名な「シャトー・ル・ゲィ」のセカンドラベルとのこと。
裏ラベルには"Manoir de Gay 100% Merlot est issu des jeunes vignes du Château Le Gay"と書かれているので、
シャトー・ル・ゲィの若木メルロー100%であることがわかります。
ヴィンテージは2006年、前述のヴィンテージチャートでは5段階の真ん中「良好な年」だそうです。
色は、前の日本ワインと比べると、濃さは同程度だけどやや暗く、小豆色に近い紫色を呈しています。
香りのボリュームは、正直日本ワインよりおとなしめでした。
ただ、やっぱり複雑な感じはするよね。燻したような香りとか、ボルドーの個性と言えそうな雰囲気がきちんとあります。
味も、受ける印象は相対的にやや弱め。でもポジティブに言うとこちらの方が柔らかいわけです。
このあたりは甲乙つけがたいというか、どっちも違ってどっちも良いんだな。
Yjさんお得意の「正統派ボルドー」がここでもまた登場しました、という感じでしたね。
きちんと造られたボルドーにとっては、12年程度の歳月はなんてことない、という風情でした。
点数 | (81点) |
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上記2本のメルローに合わせて出された5皿目があか姫牛肩ロースと新牛蒡とトリュフのきんぴら。 メルローの土の香りにゴボウの土の香り、それにプラスしてトリュフの香り。 ここで抜群の相性を見せたのはやっぱりポムロールの方でした。 日本ワインはもっとフルーティだったので、もう少し軽めの味付けだったらそっちが合ったかも。 こういう面白さ・奥深さがたまらないんだよなぁ。
名称 | Montefalco Sagrantino 2007 モンテファルコ・サグランティーノ 2007 |
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生産者 | Napolini ナポリーニ |
価格 | -- |
購入店 | (Mnさんから) |
ラストを飾るワインは、半分イタリア人のような才媛Mnさんがイタリアよりハンドキャリーされたウンブリア州の赤。
ブドウ品種はサグランティーノ種、格付けはDOCGらしいですが、初めて聞く名前です・・・
と思ってたけど18年前に稽古してました。
流石に記憶に無いわけですが、こうやって「記録」にあるってのはこういうサイトをやってた甲斐があるってもんです。
色はとても濃かったような気がします・・・スミマセンあまり覚えてません。
でも香りは覚えてます。ヴィンテージポルトのような、果実の甘い感じと熟成香がギュッと詰まったような香りでした。
そして味はもっと覚えてます。なんといっても顕著なのは甘味。
糖度は軽く9を超えているんじゃないかな?
甘口ワインの範疇に入れても良さそうな感じでした。
もしかしたら陰干ししたブドウが使われているのかも・・・などと想像しながら口にしているうちにあっという間にグラスは空に。
食後酒としても十分使えそうなミッチリ具合でした。
これを最後に持ってきたのは正解。この濃さ、この甘さ、下手なワインは蹴散らしちゃいますね。
ちなみに2007年のトスカーナ州は最上の「偉大な年」だったそうなので、そのお隣のウンブリア州も良い年だったのでしょう。
点数 | (85点) |
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最後のイタリア産に合わせて出された料理がブルードオーベルニュとカカオのリゾット リンゴのコンカッセ。 リンゴのコンカッセの甘味、相手が渋い系の赤だと厳しかったかも知れないけど、 今回の甘さタップリの赤だと良い感じでした。本日のメニュー、つくづく良く考えられた内容だったと思いますよ。
そんな感じの持ち寄りワイン会。最後はテーブル上が「グラスの森」になってました。
洗うことを考えると気が遠くなります。
これで込み込み7,000円は大変良心的。ありがとうございました。
ゆっくり飲んで一人一本は師範にとっては適量のアルコール。
本日は特に寝過ごしたりすることも無くスムーズに帰宅できましたとさ。
またよろしくお願いします>皆様
名称 | Okha Pinotage 2015 オーカ ピノタージュ 2015 |
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生産者 | Man Vintners マン・ヴィントナーズ |
価格 | 950円 |
購入店 | 葡萄畑 ココス |
本日の夕食は、ラタトゥイユ、タコのカルパッチョ(byキユーピー)、ブロッコリー&トマト&クリームチーズのサラダ、バゲット。
ワインは、南アフリカの赤で、品種はピノタージュ。
この銘柄のワインとは、10年ちょっと前に白のシュナン・ブランと稽古しています。
南アフリカ産のワインとしては比較的メジャーな部類じゃないですかね?
ちなみに"Okha"というブランド、ショップやインポーターのカタカナ読みは「オーカ」となっていますが、
"Ohka"なら「オーカ」だろうけど"Okha"なんで「オカ」あるいは「オカー」なんじゃないかなぁ。
南アフリカでの発音規則が全く分からないので(結構独特な綴りが多いですよね)、
元の表記に従っております・・・って細けぇことですな。
色は、大きめのグラスに注いでも向こうが透ける、透明感のある紫色。
香りは、プラムのようなツンッとした酸を感じる香りと、カシス(リキュール)のような果実香。
味わいは、渋味穏やかで甘酸っぱい感じ。スイスイ入って行くんでガンガン飲んじゃうけど、
アルコール度数は14%なのでメートルもガンガン上がります。
甘酸っぱくて人懐っこいワインです。
ピノタージュって、ピノ・ノワールとサンソーの交配品種の割にはピノ・ノワール感が無いなぁと感じてたけど、
このワインにはピノっぽいあたりの柔らかさとトーンの高さを感じます。栽培&醸造技術が進歩したのかな?
いろんな料理に合わせやすい赤、素直に美味いです。
点数 | 77点 |
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リンク | Okha Pinotage 2015 950円 |
箱根プチ・レジャーの二日目。
右写真は泊まった部屋の窓からの景色。本日も天気が良くてなにより。
食事なしのプランなので、朝食はコンビニで買ってきたパンやおにぎり。
子供たちの寝起きが激しく悪い一家なので、朝食付きじゃない方がストレス無くて良いです。
旅館の朝食は大抵食べ過ぎるしね。
宿をチェックアウトしたのは午前11時ごろ。宿のお値段は卓球台の使用料と入湯税を含めて11,000円強でありました。
この日に向かったのは、最近出来た観光施設三島スカイウォークというところ。 富士山の見える景色のよい山間に作られた、日本最長400mの人道吊り橋です。料金は大人1,000円/中高生500円。 あくまで観光のために造られた吊り橋ですが、たまに富士山も見えて眺めが良いので許せます。 でも雨とかだったら修行だろうな。
橋を渡った先にあるのは、展望台といくつかの屋台、以上。
あと、7.5km程度のハイキングコースがある旨書かれていたんで、そこに行ってみよう、ということに。
ちょうどお昼時でもあったので、昼食はここの屋台で調達。
右写真は富士宮焼きそば、お値段600円也。
いかにも観光地価格の焼きそばではあるけど、キャベツがたっぷりで味は悪くない、という印象です。
軽くおなかも膨らんで、いざハイキングコースへ。
歩き出した後で気が付いたんだけど、このコース、行った先は実は橋の反対側に戻るのね。
せっかく1,000円払ったのに吊り橋を片道しか利用しないのはもったいない、という貧乏人根性が発揮されて、
途中で引き返しましたとさ。
夕食は沼津あたりで寿司でも、と考えていたんだけど、
沼津港には良いと思う寿司屋が無くなっちゃったし、かといって回転寿司とか行くなら別にこのあたりじゃなくても・・・
ということで横浜方面に戻って食べることに決定。
三島スカイウォークを出たのが午後3時頃。御殿場から東名に乗ったら大井松田あたりから断続的に渋滞。
目的地のジャンボおしどり寿司 希望ヶ丘店に着いたのは午後5時ごろ。
前回伺ったのは1年半前のこの時。
今回は幸いまだ待ち行列も無く、すんなり入れました。
回転寿司なんで、いちいち何を食べたか覚えちゃいませんが、今回印象に残ったのは左の三品でした。
生イワシ 180円(左写真上)
小さ目だけどしっかり脂の乗ったイワシでした。
イワシの旬って夏~秋だと思ってたけど、違うんですかね?
もしかして南半球のイワシ?(んなわけない)
サバ棒すし 250円(左写真中)
サバに厚みがあって、立派にふつうの棒ずしでした。
「ふつう」のってのはこの場合褒め言葉ね。
ふつうの棒ずしは結構高いからね。
ウマヅラハギ 430円(左写真下)
プリップリで歯ごたえのしっかりした身と、そこに乗せられた肝がナイス。
一皿430円はちょっとお高めだけど、
こういうのは100円回転寿司では食べられないよね。
飲み物は、最初樽生ビール(中ジョッキ) 500円を注文。
"Asahi"と書かれたジョッキだったんでスーパードライでしょう。
ジョッキの量的にも不満が残ったので、次は瓶ビール(中瓶)(右写真左)を。
やはり銘柄はスーパードライでした。
あまり得意でない銘柄だけど、寿司みたいな生魚料理と合わせるのに限りアリだと思います。
その次は清酒に切り替えて、真澄辛口ゴールド(右写真右) 300mlで960円。
やっぱりこれくらいのサイズって使いやすいよね。ワインももっとハーフボトルが流通して良いと思うんだけど。
肝心の中身は、普通酒にある「酒くささ」は控えめ、でもそれだけ、という感じでした。
そんな感じの夕食。お会計は4人分トータルで10,000円ちょっと。
お酒に期待しなければ、魚に関しては結構満足度の高い回転寿司だと思います。
・・・といった一泊二日の箱根プチレジャー。 茶茶さんが息を引き取るのが一日後ろにずれて、この旅行中だったりしたら相当後悔しただろうな。 そういった意味でも最後までとても飼い主孝行なハムスターだったなぁ。
昨日他界したハムスターの茶茶さん、本日荼毘に付されます。
お願いしたのはほしあかりという業者さん。
専用の車で出張してもらい、棺に入れてお別れしたりとても丁寧に扱って頂いて、
可愛い骨壺まで付いていて5,000円。これは安い・・・
・・・茶茶さん本人は1,280円だったけどね。それはともかくとても良心的な対応でした。
お別れの式を終え、午後2時に道場を出発、向かったのは箱根強羅にあるホテル リゾーピア箱根という宿。
到着したのは午後4時頃、例によって師範代の勤務先の契約保養所です。
今回は食事なし/部屋だけのプランで利用したので、部屋は「デラックス和洋室」でお願いしました。
広くて大変快適なんだけど、洗面所がユニットバスの中の小さいヤツってのがちょっと残念。
建物自体はかなり年季が入っていそうなんで、水回りとかは昔の仕様なんですかね。
宿に着いたらまずビール、途中のコンビニで買って来たのは、お気に入りの銘柄ヱビス 格別の乾杯。
本日は贅沢に500ml缶にしました。やっぱり美味いな、このビール。
ひと心地着いた後はホテル内のゲームセンターに併設された卓球台で家庭内卓球大会。
実は次女は現役卓球部で長女は元卓球部。
更には師範は元軟式テニス部、師範代は元硬式テニス部です。
卓球は良いね、ド素人がやってもそれなりにゲームになるからね。
夕食は、宿の近くのレストランGORA Brewery & Grillというところで。
昨年秋に出来たばかりのお店のようです。
モダンな赤い壁が印象的な外観で、ビールの醸造設備がガラス越しに外から見えるようになっています。
店内は広々としていて天井が高く、そして何より素晴らしいのがカウンターの後ろに大窓がある開放感。
すっごい高級レストランに来たような気分になれます。
足を踏み入れた瞬間に「食事付きのプランにしなくて外で食べることにして良かった」と感じました。
ブルワリーなんで、まずはビールを頂きます。
右写真左側が、最初に注文した漆 URUSHI (Japanese Blonde Ale)、サイズMで800円(以下、お値段は全て税サ別)。
クラフト・ビールは美味いっすね。最近は大手でも↑で飲んだみたいな個性的なビールを出して来ているけど
(そして結構コレと似ているんだけど)、やっぱり作られた場所で飲む、というのは格別です。
右側が琥珀 KOHAKU (Wheat Beer)。同じくサイズMで800円。
コレも香りが華やかで美味いです。
ただ、白ビールに「琥珀」と名付けるのはどうなんだろ?ちょっと名が態を表していない気がしました。
あと、グラスのサイズはSとMとあって、大きい方のMなのにグラスが小さめなのが残念。
Mつったら1パイントぐらいの量を期待しますよね。
料理は、家族4人でシェアして食べることにして、まずは前菜として以下を注文。
カリフォルニアロール | 1,300円×2 |
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クリスピーライス | 1,400円 |
フィッシュ&チップス | 1,900円 |
中トロのたたきサラダ | 2,800円(左写真) |
カリフォルニアロールはアボカドの細巻、これは普通かな。 クリスピーライスは、四角く成形したご飯が揚げてあって、それをマグロのディップにつけて食べるもの。 なかなか不思議な食べ物、というか揚げてカリッとなったご飯は、 炊いたご飯の乾いちゃったところと一瞬混同します。 フィッシュ&チップスは美味かったね。タラが柔らかくカリッと揚がっていて、やっぱり魚の揚げ物はイギリスより日本です。 中トロのたたきサラダも美味しかったけど、値段が値段だからねえ。
前菜を食べ終えるくらいの時点で、メインは2皿4人分くらいは食べられそうだと判断。 まずこちらが伊達鶏の石窯焼き、お値段は2人分で5,200円。 石窯が普通のオーブンと比べてどう違うのかは判らないけど、 火の通し方が絶妙、中は柔らかくて外はパリパリです。 また、塩以外にソースが3種類選べるので、飽きずに食べることができます。
もう一方のメインがカレイとマグロの石窯焼き、こちらも二人分でお値段4,800円。 マグロはカマの部分なんで、焼いてもプリプリしていて良い感じ。 カレイもかなり脂が乗っていて、これはオヒョウかな? どちらも冷凍可能な食材なんだろうと推測されます。
ワインもグラスで赤白頂きました。白はEscudo Rojo Chardonnay (エスクード・ロホ シャルドネ)(左写真) 800円也。
エノテカのセットに時々見かける銘柄なんで、既に稽古済みかと思ってましたが、白のシャルドネは初稽古でした。
南国のシャルドネらしい、蜜のような果実っぽさとほんのり樽香があって、グラスワインにふさわしい銘柄だと思います。76点。
赤は、Lungarotti Cadetto Rosso (ルンガロッティ・カデット ロッソ)、同じく800円(写真撮り忘れ)。
稽古した記憶にない銘柄でしたが、稽古日誌を検索するとコレですかね?
悪くないワインではありましたが、これをグラス800円で出すのはちょっとビックリ。72点。
以上の料理と飲み物に、5%のサービス料と8%の消費税が加算されて、トータルのお支払いは25,000円弱。
料理それぞれは決して安くないんだけど、トータルにすると案外手頃な感じ。
少なくとも、宿の中で普通に夕食を頂くより満足度は高いと思われます。
ただ、そう考える人はあまり多くないようで、他のお客さんは我々が入店した時点で既にカウンターに居たカップルだけでした。
うちらが帰った後のことは判りませんが、正直あまり繁盛しているようには見えません。
せっかく素晴らしいロケーションなのに、とてももったいない感じ。
理由を考えるに、例えばコース料理は一人10,000円なのね。それだと「宿の中は高いから外で」ニーズを捉えられないと思います。
値段を安くして雰囲気が壊れるのも本意では無いでしょうけど、ちょっと考え直した方が良いんじゃないかなぁ、と思うところはあります。
一見の客が何をエラそうに、ではありますが、ちょっと心配になる状況ではありました。
名称 | Pertois Moriset "Blanc de Blancs" Grand Cru Brut N.V. (Half) ペルトワ・モリゼ "ブラン・ド・ブラン" グラン・クリュ ブリュット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Pertois Moriset ペルトワ・モリゼ |
価格 | 2,354円 (Half) |
購入店 | 京急ストア 品川店 |
宿に戻って、まずはお風呂へ。
ここの大浴場は、サウナあり水風呂あり広い露天風呂ありで、全く問題ない設備。
サウナと水風呂があれば無限に入っていられるんだけど、本日はアルコールが入っているので自重しました。
そして、風呂上がりの一杯用に道場からワインを持参。
それも、「なんちゃって」じゃなくてちゃんとしたシャンパーニュです。
ペルトワ・モリゼは、大昔に稽古していて、好印象な銘柄です。
職場近くのスーパーで安売りされていたのを見かけたので、
このハーフ・ボトルとフル・ボトルを同時にゲットしました。
裏ラベルを見ると、ハーフとフルとではデゴルジュマンの日付や中身のヴィンテージが異なっていて、
このハーフは2013年産が80%、道場待機のフルは2011年産が80%のようです。
色は、宿は照明が暗いので良く判りませんが、ブラン・ド・ブランらしい薄めの麦わら色っぽいような気がします。
泡立ちも、いつものグラスと違うので相対的な差は判りませんが、
口に含むとモコモコと泡がかんじられるので、ガス圧は高いみたいです。
香りは「シャンパーニュってコレだよね」な複雑さ。
普段「泡の出るのは七難隠す」などと嘯いて、泡でありゃなんでもオッケーみたいなことを主張しているけど、
やはりちゃんとしたシャンパーニュは違いますな。
高菜の古漬けを飴に絡めたような、それ自体を想像すると「なんじゃそりゃ?」なんだけど、
とても美味しげな香りがします。
飲むとやっぱり泡のパワーは立派なものです。
甘味と酸味を旨味が包み込んでいて、「やっぱシャンパーニュは立派だわ」と改めて感じさせられます。
流石にそんじょそこらのスパークリングとは一線を画す複雑さがあります。
温泉宿の部屋でしみじみ飲む酒に、これ以上の選択はありますでしょうか?(いや無い)・・・と言いたいところです。
それはそうと、フルボトルも買っているので、そっちを開けるタイミングはいつにしますかね?
点数 | 81点 |
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宿に着いた時ビール500ml缶飲んで、レストランでビールをグラス×2、ワインもグラスで赤から白、そしてこのシャンパーニュ。 これを書いている今(午後10:30)はサッポロの黒ラベルを飲んでます、 明らかに飲み過ぎではあるんだけど、そんなに酔った感じがしないのは、 ひとえに時間をかけて飲んでるからですな。それではおやすみなさい。
次女が飼っていたゴールデン・ハムスターの茶茶さんが、本日夕刻、天に召されました。享年ちょうど二歳。
飼う前は次女に「自分でちゃんと世話しろよ!誰も面倒見ないからな!!」なんて言ってたんだけど、
あまりに可愛くてずーっとリビングにいて、いつの間にか家族の一員。
うちで暮らして良かったのかな?たくさんの笑顔と楽しい思い出をありがとうね。
天国で好きなフルーツを沢山食べてください。
・・・と、全くワインには関係ない湿っぽい話で恐縮だけど、
なんか吐き出したかったのよ。お許しあれ。
名称 | Montepulciano d'Abruzzo 2015 モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2015 |
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生産者 | Collefrisio コッレフリージオ |
価格 | 1,109円 (単品価格 1,231円) |
購入店 | トスカニー イタリアワイン専門店 |
こういう日は精進料理なんだろうけど、そう都合よく準備は出来ない訳で、お別れの晩餐は豪華版。
メニューは、師範代父から送って頂いたタンシチュー、ダイコンとレタスとトマトと海藻のサラダ、
主食は"DEAN & DELUCA"のバゲットとチャバティーナ。
ワインは、「『イタリアワイングランプリ』第1位赤白&ベスト5今飲むべきイタリアワイン6本セット」
税送料込み7,711円からの3本目。
これまでの2本(コレとコレ)はかなりレベルの高いワインでしたので、
このワインにも期待します。
ちなみにこのセット、販売店では既に売り切れていますけど、
ここのショップはセットの割引率が低くて送料分が安くなっている程度。
そして6本以上だと送料無料なので、セットを買うメリットはほぼ無かったりします。
色はかなり濃くて、イタリアというよりボルドーとかみたいな感じです。
香りのボリュームはあまり大きくなく、ツンッとするような酸と赤いベリーのようなフルーツを感じる香りです。
そこまでだと「まぁ1,000円強だしね」って感じなんだけど、
飲むと結構凄いんですな。甘さたっぷりで旨味も満載、高級ワインのような味わいです。
まさに「味吟醸」なワインです。
これまでの2本よりは若干落ちるけど、それでも1,000円強でコレならアタリでしょう。
「別れの酒」にふさわしいかどうかは置いといて、アルコールが入ると悲しさが和らぐ、
家族の中で師範が一番良い逃げ道を持っていると実感します。
点数 | 76点 |
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リンク |
『イタリアワイングランプリ』第1位赤白&ベスト5今飲むべきイタリアワイン6本セット 7,711円 (楽天) Montepulciano d'Abruzzo 2015 [Collefrisio] 1,231円 |