明けましておめでとうございます。
世はSNS全盛、ブログはおろか個人ホームページなんてのは化石か過去の遺物になっている感があって、
安ワイン道場へのアクセス数も年々右肩下がりという状況です。
でも続けます。意地でも続けます。掲載本数10,000本に達するまでは続けます。
それまで身体も財布も健康を維持することが目下のところ最優先事項となっております。
左写真は、師範代実家近くの小高い丘から初日の出を拝もうとした図。
あいにく東の空の雲が厚く、ご来光を拝むには至りませんでした。ま、そんなもんですよ。
「安ワイン道場」、2018年もゆるゆると更新して参ります。
名称 | Nero d'Avola "Villa dei Fiori" 2015 ネロ・ダヴォラ "ヴィラ・デイ・フィオーリ" 2015 |
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生産者 | Roccadoro ロッカドーロ |
価格 | 964円 (単品価格 不明) |
購入店 | タカムラ ワイン ハウス |
本日の夕食は、師範代父が作り冷凍で送って貰ったハンバーグがメインで、
あとはブロッコリーとトマトとクリームチーズのサラダ、クラムチャウダー。
ハンバーグのソースには赤ワインが欠かせません、ということでワインのチョイスは赤一択。
それも濃そうなヤツが良かろうと思い、
選んだのは「飲み応え自慢のフルボディ赤5本セット/第71弾」税送料込み5,500円からの最後の1本。
イタリアはシチリア島産のネロ・ダヴォラです。
さて抜栓。コルクは短くて安っぽい集成コルクでちょっとがっかり。
色は濃いめの赤紫ですが、大きめのグラスでも向こうが透ける清澄度があります。
香りは、いかにもイタリアの赤という感じの、プラムの果実香にスミレの明るさ、そして膏薬みたいな感じもあります。
香りのボリュームはそこそこ立派で、なかなか期待させてくれます。
そして口に含むと、酸味しっかり甘さもあって、確かに飲み応えがあります。
でも、フルボディって言うかな?こういうの。良い意味でミディアム・ボディくらいじゃないのかな?
特に渋味が柔らかで隙がある感じなので、重いという印象はありません。
しっかりした色合い&明るい香り&酸味のある味わい、いかにも南イタリア産の赤、って感じです。
1,000円なら『ちょっと得したな』って感じがします。ニューワールドには無い、この土地ならではの個性が感じられますんでね。
今回買ったこのセット、「飲み応え自慢のフルボディ赤」と銘打たれている割にはそんなに濃くも無いのが含まれていたりしたけど、
1本1,000円のセットと思えば概ね満足。
ちなみに現在はラインナップが全部入れ替わっています(下記リンク参照)。
なので「リンクの意味ないじゃん」ではありますが、
師範的には違うものが飲めた方が楽しいので、リピートの可能性含め半ば備忘録的に貼ってます。
点数 | 72点 |
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リンク | 飲み応え自慢のフルボディ赤5本セット/第73弾 5,500円 |
本日は、本年最初のバンドのリハ。「リハ」ってのはリハーサルの略だから、
後に本番がありそうなものだけどそんなのありません。純粋に練習。
左写真は師範が30年以上使っているギター、Ibanez LR-10。普通に現役。
そして後ろのアンプ、マーシャルのJCMもローランドのジャズコーラスも大昔からスタジオの定番だよね。
この世界にイノベーションとかは起こらないのかな?
マーシャルも、(もう一つの定番である)フェンダーのツイン・リバーブも真空管アンプ。
未だに真空管がノスタルジー抜きで使われているのなんて、ギターアンプくらいじゃないっすかね?
リハの後はいつもの飲み会。場所も、前回と同じく喰しん坊 つちや。
代々木駅西口を出て徒歩30秒にあるオヤジ居酒屋です。
居酒屋ですから、左写真みたいなソース焼きそばを食べながら右写真みたいな生ビールを飲んだり。
このお店、生ビールは450円、瓶ビールは大瓶で500円。
単位量あたりのコスト的には圧倒的に瓶ビールの方が有利なんで、
途中で瓶に変えたけど・・・やっぱ生の方が美味いという結果に。
瓶ビール派を力説した師範の面目丸つぶれ。
名称 | Gentimon (Blanc) N.V. ジャンティモン 白 (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Les Vins du Littoral レ・ヴァン・デュ・リットラル |
価格 | (900円/Half) |
購入店 | 喰しん坊 つちや |
そしてワインです。前回は赤を注文したので、今回は白をいってみましょう。
銘柄は赤同様南仏産のテーブルワインです。お値段はハーフボトルで900円。
居酒屋だとフランジアやカルロ・ロッシが小さなグラスで500円とか取る店が多い中、
この量をこの値段での提供は非常に気が利いています。
グラスはお猪口みたいな小さいヤツだけど多くは望みません。
色は・・・わかりません。まぁ薄めではあります。
香りは・・・ちゃんとしてます。ソーヴィニョン・ブランが主体なのかな?
柑橘系のフルーツ香とハーブのような涼しげな香りがあります。
味わいは甘からず酸っぱからず。どんな料理も邪魔しない、軽い口当たりです。
「意外と悪くない」「びっくりするほど悪くない」というのが正直な感想です。
赤だと軽さはネガティブになりがちだけど、白はそうでもないからね。
このワインに関しては「軽いから良い」という感じ。これが900円ならアリもアリ、大アリです。
もっと一般的になって種類が増えれば良いのになぁ、居酒屋のハーフボトルワイン。
点数 | 73点 |
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いつもは鯨飲するキーボードのMz氏がやや体調不良、ということで本日は早めに退散。 お支払いは一人3,000円以下だったような。健康的な飲み会でした。
本日の昼食は、時々行くスーパーの二階にある100円回転寿司のはま寿司へ、仲良く家族4人でゴー。 ワインは飲んでないし(ってかワインは置いてない)、 飲み食いしたのは先月書いたのとほぼ同じだったりするで詳細は割愛するけど、 100円寿司と瓶ビールでニコニコになる師範はとことん安上がりだなぁ、と思いますですよ。 やっぱり「なんでも美味しく感じられる」というのは善だな。
名称 | Glenelly "Estate Reserve" (Red) 2010 グレネリー "エステート・リザーヴ" レッド 2010 |
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生産者 | Glenelly グレネリー |
価格 | 2,160円 |
購入店 | 葡萄畑 ココス |
昼にビールで勢いを付けたので、夕方は5時前から極寒のテラスで飲み始め。
ここんとこ激安ワインとの身を削るような稽古(?)が続いたので、
ここらでちょっと休憩して安定の南アフリカ産の赤と稽古。
この造り手のワインとは、昨年末に同クラスのシャルドネ、
手軽なクラスのカベルネ・フランと稽古済み。
品種はシラー40% カベルネソーヴィニヨン39% プティヴェルド14% メルロ7%とのこと。
オーナーはボルドー出身の方なんでボルドーブレンドかと思いきや、
シラーが一番多いってのが変わってますな。
ちなみに料理は、夕方はお惣菜で買ってきた鶏肝の煮付けをあてにして、メインはアンガス牛の和風ステーキ。
付け合わせはモヤシと空芯菜の芽の炒め物、エリンギのソテー、そしてトマトと卵のスープと卵のスープと主食はガーリックライス。
露地ものが高い今は工場生産系の野菜が重宝しますな。
さて抜栓。キャップシールは厚めで切りやすく、コルクもヴィンテージだけが書かれた質素なものながらスベスベです。
色は非常に濃い感じの紫色。でも、エッジの極薄い部分が若干レンガ色っぽくなっています。
香りのボリュームは立派なものです。グラスに鼻を近づけただけで香ってきます。
その状態だと、黒いベリーの果実香とミルキーさ、そして燻したような煙たい感じがして「なにこれボルドー!?」と思いました。
でも、スワリングすると雰囲気一変、胡椒のようなスパイスっぽさが前に出てきて「なにこれ豪州!?」な香りに変わります。
面白いなぁ。
味わいは厚みがあって柔らかい。
ただ、香りのボリューム感と比べると若干おとなしい感じがしたんで、開いてくれることを期待してチビチビ飲みました
(テラスで飲んでいると温度が上がらないので途中から中で)
結局3時間以上かけて稽古したけど、あんまり「開いた!」って感じじゃなかったなぁ。
このあたりはやっぱりボルドーあたりとかとは違うのかも。終始「香り吟醸」なワインでした。
5,000円くらいの格付け熟成ボルドーと、3,000円くらいの豪州剛腕シラーズを足して2で割ったようなワインです。
だとすると4,000円してもおかしくないのに、このワインのお値段2,000円+消費税、よって倍くらいお買い得。
かなり個性的だったカベルネ・フランと比べるとこちらは王道系なので、
冒険したいんであればこちらより安いフランがお薦め。
でも、同じアルコール度数でも糖度はこちらがずいぶん高く、
この値段で上手に熟成したニューワールド産なんてあまり見かけないので、純粋に「良いワイン」的な観点ではこちらがお薦めです。
点数 | 80点 |
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リンク | Glenelly "Estate Reserve" (Red) 2010 2,160円 |
名称 | Chateau Mayne Pargade (Blanc) 2013 シャトー・メーヌ・パルガード (白) 2013 |
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生産者 | Ch. Mayne Pargade (Grands Vins de Gironde) シャトー・メーヌ・パルガード (グラン・ヴァン・ド・ジロンド) |
価格 | 469円 (単品価格 1,380円) |
購入店 | ヴェリタス~輸入直販ワイン専門店 |
本日の夕食調理担当は師範で、メニューは、鯖の照り焼き、ブリの西京焼き、砂肝の酢の物、ブロッコリーとトマトのサラダ。
魚メインの献立です。こういう時に自分で料理するのは良いですな。
今週前半はワンコインの赤と集中稽古していたため、気分は白だったんでね。
まず飲むワインを決めてから料理を何にするか考えられるが良いのね。
というわけで「サクッと軽い白を」という目的で選んだのは、
「フランスボルドー白6本セット/第1弾」税送料込み6,960円が楽天スーパーSALEで半額の3,478円からの一本。
通常価格は1,380円と書かれているけど、買値相当額は500円を切っているので、
これもワンコイン・ワインと考えてよいでしょう。
ちなみにこのセット、師範が買った時とは中身がかなり変わってますが、
明日(1月27日)からまた半額の3,478円で売られるようです。
色は、やはり4年以上経った白なわけで、薄いレモン色なだけじゃなくて若干黄金色っぽさを感じます。
香りはかなり弱め。深く嗅ぐとわずかに柑橘類と野の花のような可愛らしげな香り。
味わいも弱め。コクはあって酸味もそこそあるけど、甘味が無くてストイック。
後味になんとなくナッツのような香ばしさが残ります。
傷んでいるわけではありませんが、このワインにとってこの年月は、少なくとも師範の嗜好では長すぎたように感じます。
枯れた白がお好きな方・果実味が苦手な方なら買っても良いかも。買値相当額の500円弱なら笑って流せます。
おかげさまで青魚との相性も悪く無かったし。
今回のこのセット、瓶詰は"Grands Vin de Gironde"というところのものが多いみたい(先々週のも同様)。
裏ラベルの下端にはボトリングした日付と思われる"2014/05/06"の文字があります。
正直でよろしい!なんだけど、収穫から半年で瓶詰、その後3年半かぁ。
やっぱりこのクラスとしてはちょっと日が経ち過ぎだよね。
瓶詰元の不良在庫を安く仕入れた、ということなのかな?
であればそう書いて欲しいなぁ。『非常に豊かな香りが楽しめる辛口白』って書くかねぇ、このワインに。
点数 | 66点 |
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リンク |
フランスボルドー白6本セット/第1弾 6,960円 Chateau Mayne Pargade (Blanc) 2013 1,380円 |
日曜に抜栓した「ワンコイン&動物アイコンのチリワイン」との稽古、
本日が完結編。
想定外の出来事で月曜にもちょっと稽古したんで、本日はそれぞれ1/3程度の残量。
特に酸化のケアはせず普通にスクリューキャップを戻してセラーに立てた状態で保存。
合わせた料理は海老グラタン。その稽古結果は・・・
ニューワールドの赤って、1週間くらい平気というか多少日が経ったくらいが美味しいイメージがあったけど、
さすがにこのクラスは顕著にヘタります。
飲めないレベルじゃないし、そういう「カドの取れた」状況が好きな人も居るとは思うけどね。
ともあれたった1,500円の出費で十分楽しめたのは事実。
白も同じ銘柄3種をゲットしています。これもそのうち比較稽古しますので乞うご期待。
本来月曜は休肝日だけど、本日は大雪による混乱を避けて華麗に早帰り、そして明日朝も多分のんびり出社だろう、
ということで「臨時ハッピーマンデー法」を適用して飲むことに。
料理は、今日は大雪で買い物等出来ないであろうことを予測した師範代が、昨日から準備していたおでん。
おでんに赤ワインはちょっとアレなんで、まずは「よなよなエール」で始めて、日本人らしく清酒で雪見酒とシャレ込みました。
そして、食後に昨日の残りを一杯ずつ。
それぞれに追加のコメントを記しております。
安ワイン道場久々のチャレンジ企画。
大手ビールメーカーが輸入しているワンコイン&動物アイコンのチリワインはどれを買うべきか?
まずは赤から。
いやね、いつも週に4本くらいいろんなワインと稽古しているわけですが、
最近はどうしても購入先をネットに頼りがち。そして、普通一般の方からすればあまり馴染みの無い銘柄と稽古しがち。
でも、このサイトは「安ワイン道場」です。
『高いワインを飲んで「美味ぇ~」とか言うのは他所様のブログなどに任せておけばよい。
安ワイン道場は「安ワインがどうなのか」伝えるべきだ』
との内なる声が聞こえて来て、勝手にこの企画を敢行することと相成りました。
この手の比較、雑誌や情報サイトみたいなところでも記事化されたりしていますが、
インポーターに気を遣っているのか「みんな違ってみんな良い」みたいな結果が多いし、
所詮グラス一杯での比較だろうから、どうもグッと来ないんですな。
そこは「完全独立系」の安ワイン道場ですから、どこにも忖度することなく丸一本飲んで真っ正直に結果を出したいと思います。
ルールとしては、3本同時に開けて、ブラインドではなくオープンで比較。
まずはワイン単体で飲んで詳細を捉え、次に本日のメニューであるニンニクの効いた鶏唐揚げ、揚げナスとトマトのサラダに合わせます。
そして、当然1日で3本は飲みきれないんで、キャップを戻してセラー(=ほぼ冷蔵庫野菜室の温度)に立てて3日後再稽古、とします。
それではスタート。最初は品種の比較から。 各銘柄とも別の品種のものもありますが、今回は一番ベーシックだと思われるラインナップで揃えました。
銘柄 | 品種 | 備考 |
---|---|---|
サンタ | カベルネ・ソーヴィニョン、シラー | |
アルパカ | カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー | |
プードゥ | カベルネ・ソーヴィニョン、シラーズ | カベルネ・ソーヴィニョン51%/シラーズ49% |
いずれもカベルネ・ソーヴィニョンをベースにしているところは同じですが、 アルパカが一般的なボルドー・ブレンドであるのに対し、 サンタとプードゥはシラー(シラーズも同じ)を加えている点が違います。 また、プードゥは丁寧に比率まで書かれているのはポイント高いですね。 それも51%対49%、合併した会社の出資比率のようです。
生産年、原産地呼称、アルコール度数、添加物の違いがコレ。
銘柄 | 生産年 | 原産地呼称 | アルコール度数 | 添加物 |
---|---|---|---|---|
サンタ | 2017 | Valle Central | 13% | 酸化防止剤(亜硫酸塩) |
アルパカ | 2016 | Valle Central | 13% | 酸化防止剤(亜硫酸塩) |
プードゥ | N.V. | (記載無し) | 12.5% | 酸化防止剤(亜硫酸塩) |
ヴィンテージは揃えたかったんだけど揃いませんでした・・・ってかN.V.があるんで無理ですね。 産地はサンタとアルパカはちゃんとD.O.表記あり。こちらの情報に関してはプードゥがイマイチな感じがありますな。 添加物はどれも同じで亜硫酸塩のみのようです(白は違います)。
裏ラベルの説明を見ていきますと・・・
銘柄 | 説明 |
---|---|
サンタ | ボリュームのある熟した果実味と、飲みごたえのある程よいタンニンが特長。素直で飲み飽きない味わいです。 |
アルパカ | チリの名門サンタ・ヘレナ社がお届けする高品質ワイン「アルパカ」。熟したブラックチェリーの果実味とまろやかな口当たりのワインです。 |
プードゥ | プードゥは南米チリに生息する世界で最も小さな鹿。その可愛い鹿がモチーフのこのワインは、チリの名門コンチャ・イ・トロ社がお届けする、ほどよい渋みと豊かなコクを楽しめるワインです。 |
サンタはテイスティングノートだけ、アルパカはそれに造り手情報が加わって、プードゥはさらにアイコン動物の説明も書かれています。 テイスティングノートに関しては、個人的には出来るだけ「なるほど~そう例えるのかぁ」を知りたいんで、 なるべく具体的に書かれているのが好きです。なので、この中ではアルパカが一番良いように感じます。
さていよいよ抜栓。まずは色の比較から。
色の濃さは左のサンタが明らかに濃く青く、アルパカとプードゥは非常に似ているけど若干アルパカの方が濃いかな、ってくらい。
このあたりはヴィンテージの影響が大きいのかもだなぁ。
やっぱりヴィンテージは揃えたかったなぁ。
主観を排して客観的に比較する、という意味では、既定厚の容器に入れて規定量の光を当ててパラメータ設定を固定したカメラで撮影、
RGBの情報をデジタルに取得すれば可能になるけど、いかんせんそんなシステム一般向けには市販されていないので導入できていません。
「このワインの色」っつって#RRGGBBで表示できればいいんだけどなぁ。今後の課題です。
それにしても、年齢が上がるとエッジにグラデーションが見える、っていうのはいったいどういう理屈なんですかね?
(この3本でも右にいくほどそれが見えます)。液体なんだから、色は一様なはずなのにね。
比較の最後は当道場のコア・コンピタンス、糖度とpHを測定します。 主観によらない客観評価、この試みはどこもやってないんじゃないかな? ちなみにpH測定器は校正していないんで絶対値はアレですが、 数値の再現性はあるので相対差には意味があるはずです。
銘柄 | 糖度 | pH |
---|---|---|
サンタ | 7.6 | 3.4 |
アルパカ | 7.9 | 3.2 |
プードゥ | 8.0 | 3.1 |
サンタが一番甘くも酸っぱくも無く、プードゥが一番甘酸っぱい、という結果になりました。
だとしても大きくは違わないんですな。サンタはちょっと異質ですが、アルパカとプードゥなんて誤差範囲かもです。
果たしてこの数値が下記の主観評価でも同じなのか、自分でも興味津々であります。
客観的な比較は以上。各ワインの紹介と主観比較の部分は、以下にいつものフォーマットで記載します。
名称 | Santa by Santa Carolina Cabernet Sauvignon / Syrah 2017 サンタ・バイ・サンタ・カロリーナ カベルネ・ソーヴィニョン/シラー 2017 |
---|---|
生産者 | Viña Santa Carolina ビーニャ・サンタ・カロリーナ |
価格 | 527円 |
購入店 | マルエツ天王町店 |
トップバッターは、サントリーワインインターナショナルが輸入しているサンタ(・バイ・サンタ・カロリーナ)。
この銘柄だけは以前稽古経験があって、2年ちょっと前に2014年産と稽古、
1年ちょっと前には別品種と稽古しています。
ラベルの左肩には"2015 NEW WORLD WINERY OF THE YEAR (Wine Enthusiast)"と書かれたステッカーが貼られています。
グラスに注いだ状態での色は、決して濃くはないけど薄くも無い、青みを感じる紫色です。
香りのボリュームはかなり控えめだけど、
ちゃんとカベルネ・ソーヴィニョンらしいベリーっぽさとかピーマンっぽさを感じます。
香りにシラーの影響はあまり無いかな?もちろん樽の要素も無いですね。
味は・・・軽いなぁ。渋味がややざらついて、酸味はそこそこあるけど甘味は弱いというバランス。
あくまで想像ですが、機械で収穫して未熟果も茎も葉っぱも一緒に醸造しました!って感じでしょうか。
師範代の一言評価は「渋い」でした。
とはいえワンコインだからね。少なくとも「ちゃんとワインになっている」とは言えます。
どこかのカンガルーみたいに変な甘ったるさが無いのは好印象とも言えます。
ただ、これを「ボリュームのある熟した果実味」と表現するのはいかがなものかと。
謳い文句としてポジティブに表現すれば、『ブドウをそのままほおばったような素直な果実味』でしょうか。
若い感じでもあり、もしかすると時間が経てば開く可能性があるので、3日後の向上に期待しましょう。
当初予定では再稽古は3日後だったんだけど、大雪の影響で?翌日も一杯ずつ稽古。
色に変わりはありません・・・って当然か。
香りは、やっぱり若いカベルネだなぁ、という青い果実香。
味わいは、セラーから出してすぐなんで温度が低かったからか、更に軽い感じ。
残念ながら開く感じはありません・・・けど2日後の向上にワンチャン期待です。
抜栓から三日後、1/3弱残した分と再稽古。
結局このサンタさん、「開く」ってことはありませんでした。
香りのボリュームも雰囲気も、抜栓当初と変わりないように感じます。
味わいに関しては、渋味のザラつき感は明らかにスムーズになりましたが、
若さのメリットである元気さも弱まった感じ。
でも、3本の中では一番当初の雰囲気を保っていたと思います。
点数 | 68点 |
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名称 | Alpaca Cabernet Sauvignon / Merlot 2016 アルパカ カベルネ・ソーヴィニョン/メルロー 2016 |
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生産者 | Santa Helena サンタ・ヘレナ |
価格 | 486円 |
購入店 | スーパー マルセン |
2番バッターがアサヒビールが輸入しているアルパカ、造り手はサンタ・ヘレナ社。
スーパーなんかでの遭遇率を考えると、今回の3本の中では一番シェアが高いと思うんだけど、
なんと道場初登場です。
ちなみにエプロンみたいな紙が掛けてあって、「極旨ワイン グランプリ 第3位(『一個人』1,500円以下の赤・白 2013年11月号掲載)」
らしいです・・・ってか「極旨ワイン」て。賞のタイトルがインフレしてますなぁ。
色は、前のサンタより1年古いからか、わずかに赤紫色がかっていて、エッジにもグラデーションが見えます。
香りにちょっとビックリです。ちゃんとしたワインの香りがします。裏ラベルに書かれている通り、なるほどブラックチェリーの香りかも。
あと、師範の嗅覚に間違いが無ければ、オーク樽っぽい香りも感じます。
これは、樽熟したんじゃなくて「樽香が付く工程を経た」のかも知れません。
そして味ですが、これがやっぱり軽いのね。前のサンタより更に軽い。甘酸っぱくて渋味が弱くて、飲んでる感じがしないくらいです。
ただ、これくらい軽い方が一般的な日本の食卓には合わせやすいのかも知れません。
師範代の一言評価は「軽い」です。
でも、このワインが日本で受けるのは十分に理解できますし、これはこれでアリだと思います。
軽いビールが得意なアサヒがゆえの軽いワイン、と考えると、なんだかインポーターの個性が出ているようで面白いですな。
こちらも翌日再稽古。ちょっと香りは落ちたかな。これも温度の影響かもしれないけど、
昨日感じたようなオークの感じは薄くなっています。逆に、味わいは昨日のような激しく軽い印象は無くて、
これはこれでアリ・・・って昨日も書いてたな。要は「これはこれでアリ」なワインです。
こちらの三日後は、香りのボリュームに関しては翌日の延長線上で落ちてます。
味わいは、まるでピノ・ノワールみたいに軽く甘酸っぱくなって、雰囲気はカリフォルニアの底辺の安ピノ。
でもやっぱり「これはこれでアリ」なんだな。
点数 | 70点 |
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名称 | Pudu Cabernet Sauvignon / Shiraz N.V. プードゥ カベルネ・ソーヴィニョン/シラーズ (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Viña Concha y Toro ビーニャ・コンチャ・イ・トロ |
価格 | 539円 |
購入店 | マルエツ天王町店 |
ラストバッターが、メルシャン(今はキリンビールの子会社)が輸入しているプードゥ。
この銘柄も道場初登場です。サンタやアルパカみたく「ナニナニ賞をとりました!」の記載は無いけど、
ラベルにエンボス加工がしてあったりして、他の2本よりちょっと高級な感じを受ける外観です。
図らずも今週末は金土日と続けてコンチャ・イ・トロ社関連のワインを開けることになりました。
色は、前のアルパカより更に顕著にエッジにグラデーション、一番端はレンガ色くらいになっています。
ヴィンテージの表記は無いけど、少なくとも2016年、それにリザーブワインを加えたという感じでしょうか。
香りもね、なんかいい感じに熟成したボルドーみたいな雰囲気なんですよ。
カシスリキュールのような果実香にマジックインキっぽい香り。ボリュームもそこそこあって、「これが500円!?」な香りです。
で、味わいはやっぱり軽い(笑)。香りが立派なだけに味わいとの落差が大きいわけですが、
バランス的にはアルパカ同様甘酸っぱい感じなんで、「軽い=頼りない」では無かったりします。
師範代の一言評価は「酸っぱい」・・・辛口だな、この人は。
それは置いといて、やっぱりチリのワインメーカーとしては最大手の面目躍如というか、
どことなく高級ワインの片鱗を彷彿させるような造りが上手いと思います。
これってもしかすると、産地も限定せずヴィンテージも限定しないメリットなのかも知れません。
そうすることによってブレンドの選択肢が広がりますからね。
コンチャ・イ・トロみたいな大手の戦略としては正解なような気がします。
初日の時点ではこのワインが一番ピーク感があったので、もしかするとあとはヘタる一方かと思ったけど
・・・実際その気配はあります。まず香りが弱くなりました。昨日感じたあのボルドーっぽさはどこへ、という感じ。
ただ、アルパカ同様に味わいはそんなに軽くないイメージになっていて、トータルの印象はそんなに悪化していません。
このワインの三日後は、香りの落ち具合は翌日と同じレベルじゃないかな?案外ロングテールな感じです。
でも逆に味わいは落ちたねぇ。飲んでる気がしないくらい軽くなった。
残念ながら今回の3本、「三日後の方が良くなった」というワインはありませんでした。
点数 | 72点 |
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結果、初日の時点で優劣を付けるとしたら僅差でプードゥに軍配です。
でも、どれもちゃんとワインだし、絶対間違えないくらいそれぞれ違うし、それなりにイケます。
雑誌の評価の歯切れが悪いのも仕方ないかも、そしてヘタな金賞ボルドーなんかよりはずっと良いかも、です。
「このクラスで十分」と感じるご家庭があっても全く不思議はない、ということと、
香りに関してはテクニックで演出することが出来るみたい、ということに気付いたのが新たな収穫ですね。
・・・という感じで本日のミッションは終了。それぞれに半分近く残ってますから、3日後の水曜日に再稽古します。
また、白に関しても近日稽古予定。乞うご期待であります。
まずは翌日再稽古した分を追記しました(2018/01/22)。
そして3日後再稽古した分を追記しました(2018/01/24)。
名称 | Espace of Limari Brut N.V. エスパス・オブ・リマリ ブルット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Maycas del Limari マイカス・デル・リマリ |
価格 | 768円 (単品価格 1,620円) |
購入店 | エノテカ楽天市場店 |
本日の夕食は水炊き。鍋種は、魚がアンコウ、肉がカナダ産豚ロース。野菜は水菜、長ネギ、人参。
キノコがシメジとマイタケとエノキ、その他は豆腐、締めは雑炊。
本日の買い物は松原商店街に行ったので、水菜が一把100円、長ネギも4本100円。野菜が安くなって一安心です。
ワインは、スパークリングが飲みたかったので、エノテカのパーティーパックからの最後の一本。
昨日の赤と同じ、チリの「コンチャ・イ・トロ」が手掛けるワイナリーとのこと。
首の部分にはジャパン・ワイン・チャレンジで金賞を受賞した旨の紙製の輪が掛けられています。
色はかなり薄め。ショップのサイトによれば品種はシャルドネとピノ・ノワールらしいけど、
ほんのり、ホントにほんのりピンク色が見える気がします。
泡立ちはそこそこしっかり、泡のキメも細かくて、ちゃんとしたスパークリングな外観です。
香りは、グレープフルーツやリンゴをイメージするフルーツの香り。
鼻で嗅ぐ分にはシャンパーニュ的なイーストっぽさはありませんが、
口に含むと「お!あるじゃん!」って感じです。
味わいは香り同様スッキリ系、甘さ控えめでキリッとした味わい。
安スパークリングにありがちなエグみが無いので、スイスイ入ります。
特段の個性は無いけど、香りも良くてフレッシュで、何にでも合いそうなスパークリングです。
買値相当額の700円台ってのは間違いなくお買い得でしたな。
料理との相性面でも水炊きにはバッチリですね。
このワインに限らず、泡モノに使うフルート型のグラスは場所を取らないって点も鍋との相性が良かったりします。
点数 | 76点 |
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リンク |
ENOTECA パーティーパック(赤・白・泡計12本) 10,800円 Espace of Limari Brut N.V. 1,620円 |
名称 | Casillero del Diablo Reserva Pinot Noir 2016 カッシェロ・デル・ディアブロ レゼルバ ピノ・ノワール 2016 |
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生産者 | Concha y Toro コンチャ・イ・トロ |
価格 | 1,167円 |
購入店 | オーケー みなとみない店 |
市場の流通量は多いのに、安ワイン道場になかなか登場しない銘柄ってのがあります。
例えばアルパカとかサンタとかプードゥとかプダとか。
なんか、いつでも買えると思うと後回しになっちゃうんだよね。
読者な皆様におかれましては、そういうワインが道場的にはどういう位置付けなのか知りたいんじゃないか、
とは思うんだけどね。
そんな造り手のうちの一つがコンチャ・イ・トロ。
以前は結構頻繁に稽古していたけど最近はとんとご無沙汰。
結構どこでも買えますよねぇってことで目にはしつつも手にしない感じでした。
ところが今回『おぉ?』と思ったのがコレ、「悪魔の蔵」カッシェロ・デル・ディアブロのピノ・ノワール。
ピノは珍しいよね、と調べたらやっぱり道場初登場でございました。
ちなみに本日の夕食は、師範代が所用により出かけているんで、師範が調理担当。
メニューは、鶏モモ肉のグリル焼3種(バジルソース、レモンペッパーソース、タンドリー風スパイシーソース)、
トマト、水菜のおひたしです。
水菜は一把158円、青菜の値段はようやく下がって来ましたね。
色の濃さはチリ産と言えども薄めで、ちょっと朱色がかった赤紫な感じもピノ・ノワールらしい雰囲気。
香りは、最初グワッと来るのがケモノっぽさ。その後ろに熟したイチゴっぽい香りが続きます。
ブルゴーニュだとかなり南の方、コート・ド・シャロネーズからボージョレあたりな感じですね。
こういう雰囲気だとさぞかし甘かろうと口に含むと・・・甘くないんだな、これが。
糖度計の数値は8.0で、決して糖度が低いわけじゃ無いけど、なんとなく厚みがない感じでやけに軽い味わいです。
時間が経つと、ケモノっぽさがゴムっぽさに変わっていきます。
変化するのは楽しいけど、『そっちかよ!』感は否めません。
昔ながらの真っ黒なチリ・ピノとは違う、
かといってブルゴーニュのような滋味深さがあるわけでもない、なんとも中途半端なピノ・ノワール。
1,000円強という値段を考えれば腹が立つことはないし、
香りのボリュームなんかは立派なものなんだけど、
やっぱり「悪魔の蔵」がこんな軽い→ゴムっぽいじゃいかんでしょ。
点数 | 69点 |
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名称 | Riebeek Cellers "Collection" Cabernet Sauvignon 2015 リーベック・セラーズ "コレクション" カベルネ・ソーヴィニョン 2015 |
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生産者 | Riebeek Cellers リーベック・セラーズ |
価格 | 1,080円 |
購入店 | 葡萄畑 ココス |
南アフリカ産ワインの「プチ・マイブーム」は続いております。
なんたってツイッターのタイムラインに南アフリカ情報が濃いんです。だもんで最近またいくらか買い足しました。
本日のワインはそれからの一本、スワートランド地区のカベルネ・ソーヴィニョン。
『スワートランドってどこよ?』って感じですが、
南アフリカのワイン産地に関してはインポーターさんがサイトで詳細に説明されています
(→ココ)。
それによれば、南アフリカの南端西側、やや内陸部まで広がる地域ですな。
このあたりは寒流(ベンゲラ海流)の影響を受けていそうだから、
カリフォルニア海流の影響を受ける米国西海岸と同じく、海岸部が涼しく内陸部は熱くて乾燥していると想像されます
・・・などと見知らぬ地に思いを馳せながら飲むのがワインの楽しみだよねぇ。
造り手のリーベック・セラーズ、スパークリングとは昨年稽古していますが、
スティルとは初稽古。
お値段は税別1,000円とお手頃価格、アタリだと良いなと思いつつ稽古スタート。
合わせたのは師範代が昨日から煮込んだ煮豚、昨日の残りの鶏手羽先オーブン焼き、ミミガーとキュウリの酢の物です。
色は、エッジまでパキッとした紫色。濃いには濃いけど南アにはもっと暴力的に濃いのもあるから、
そういった意味では穏当な濃さ。
香りはなかなかよろしゅうございます。濃い色のベリーの香りにピーマンのような青っぽさ、
典型的なカベルネ・ソーヴィニョンの香りという感じです。
ショップの説明によれば『フレンチオークの2年目、3年目の樽で熟成しブレンド』らしいけど、
樽っぽさは控えめです。
味は、まだちょっと若いのかな。渋味がやや舌にザラつく感じはあります。
でも、甘味もタップリ酸味もシッカリあるんでバランスは悪くないのね。全体にまだそれぞれが馴染んでない印象です。
真面目にカチッと造られたワインという感じですね。値段相応以上のクオリティはあると思います。
ただ、南米産や豪州産でもこれくらいは普通にあると思われ、ちょっと難しい価格帯かも。
ちなみに同銘柄のピノタージュのロゼも買っています。
それは競合が少ないので期待できるかも、です。
点数 | 73点 |
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リンク | Riebeek Cellers "Collection" Cabernet Sauvignon 2015 1,080円 |
本日は昼間っから飲んじゃいます。ランチ前に寒いテラスで飲む相手に選んだのは、 最近「人をダメにする酒」と評判のサントリー ストロングゼロ、そのビターオレンジ。 アルコール度数は9%とチューハイとしては高めだけど、ワインよりはずっと軽くてサクサク飲めます。 昼からワイン飲むよりヘルシー、というのは間違ってますかね?
名称 | Bourgogne Côte Chalonnaise "Les Clous Aimé" 2013 ブルゴーニュ・コート・シャロネーズ "レ・クルー・エメ" 2013 |
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生産者 | A. et P. de Villaine A.エ P.ド・ヴィレーヌ |
価格 | 2,232円 |
購入店 | カーヴ・ド・リラックス |
で、当然夕方からはワインを開けるわけです。
本日のチョイスは、あのDRCの共同経営者として有名なド・ヴィレーヌの白。
この造り手のワインは、大昔にアリゴテと稽古している以外、稽古経験がありません。
結構有名な造り手の割には稽古してないってのは自分でも意外です。
ちなみに料理は豚ロースのソテー、肉じゃが、トマトのサラダです。
コルクは造り手も畑もヴィンテージも書かれた高級品。
色は普通に薄いレモン~麦わら色です。当たり前だけど外観から凄みは感じません。
香りのボリュームは中程度だけど、なんとなく「高いワイン」の雰囲気を感じます。
グレープフルーツのような柑橘香に青いリンゴのようなシュッとした果実香、軽く樽香も乗っていて、美味しい白の香りがします。
口に含んでビックリ、これはまさに「高いワイン」の味わいです。
甘味と酸味がキュッとまとまっていて、旨味と樽由来と思われる香ばしさもあって、高級感があります。
午後3時頃に飲み始めて、チビチビ楽しみました。
とてもボリュームのあるシャルドネです。
やっぱりブルゴーニュは造り手だなぁ。コート・シャロネーズって、ブルゴーニュでも南の方なので酸が足りないものも多いけど、
このワインからはそういったユルさは感じません。
これで香りがもっとしっかりしていれば、「ピュリニー・モンラシェの1級畑です」とか言われても判らないと思います。
2,000円台前半のブルゴーニュとしては出色のワインですな。
点数 | 82点 |
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名称 | En avant doute 2015 アン・ナヴァン・ドゥト 2015 |
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生産者 | Jérôme Jouret ジェローム・ジュレ |
価格 | 2,894円 |
購入店 | ロックス・オフ |
本日のワインは、昨年末に江ノ島まで散歩に行った際、
途中立ち寄った藤沢の住宅街の中にある自然派ワイン専門店「ワイン&リカーズ ロックス・オフ」で買ったもの。
このお店、ホームページに『よくわからないまま ワインを買うのは(飲むのは)やめましょう♪』と書かれ、
店の入り口には『買う予定の無い方の入店はお断りします』とも書かれています。
なんだか居丈高な感じがして、入るのになかなか勇気がいる店です。
目的は違うけど「せっかくここまで歩いて来たんだから・・・」を心の拠り所にしてお店に突撃しました。
幸い?店主は常連さんと思しき方を接客中。
応対してくれたお店の女性の方でした。その方に
「自然派ワインが得意なお店と伺いましたので、なにか自然派でお薦めはありますか?」
と聞いたところ、
『赤と白どちらが良いでしょうか?またおよそのご予算は?』
と問われたので、
「うーん、じゃ赤で。予算は3,000円以内でお願いします。」
と回答、すると若干悩まれた後、奥のセラーから3本ほど出して頂きました。
産地と品種は、このワインがローヌのグルナッシュ、
他は南仏のガメイと北イタリアのボルドーブレンドだったと思います。
正直どのワインも稽古したこと無かったんでどれでも良かったんだけど、
店の方が『イケメンな造り手です。ホントにイケメンなんです』と強く推したのがコレだったんで購入。
イケメンがどうというより、直接造り手に会われたんだな、というのが決め手になりました。
ワイン名は「迷う前に(迷ってないで)」という意味らしいです。
・・・と、前置きが大変長くなったけど、気合を入れて稽古します。
ちなみに料理は、実家から頂いてきた馬刺、レトルトの牛モツ煮、ブロッコリーのサラダ、トマトと玉子のスープです。
さて抜栓。コルクには何も書かれてませんが長さは50mmで立派です。
色は、やや濁った感じの赤紫色。自然派の赤って、品種に関係なくこういう感じの色合いが多い気がしますな。
香りは、フレッシュなイチゴのような果実っぽさと、陳皮のようなスパイシーさ。
加えて温泉(硫黄)のような芋焼酎のような雰囲気もあって、師範がイメージする自然派ワインそのものの香りです。
味わいは、微妙に炭酸のチリチリ感があって甘酸っぱい感じ。
こちらも自然派そのものの味わいです。
結果的に、自然派ワインを買いに行ったんだから、まさにそういうワインが飲めてオッケーでした。
特に香りのフレッシュさから、流通と管理の良さが感じられます。飲めない師範代も「これは美味しい」と。
もしイマイチなワインだったら「この店偉そうにしやがって!」と吠えてやろうと考えていたんだけど、
しみじみと美味いんだから参ったな。でもそうそう買いに行ける店じゃ無いしなぁ。
点数 | 80点 |
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名称 | Chateau Sylvain Raymond (Blanc) 2011 シャトー・シルヴァン・レイモン (白) 2011 |
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生産者 | Ch. Sylvain Raymond (Grand Vins de Gironde) シャトー・シルヴァン・レイモン (グラン・ヴァン・ド・ジロンド) |
価格 | 507円 (単品価格 1,490円) |
購入店 | ヴェリタス~輸入直販ワイン専門店 |
本日の夕食調理担当は久しぶりに師範。
メニューは、イワシのかぶら漬、サバの照り焼き、サバの粕漬、アワビ(茸)とフカヒレのスープ、モヤシのナムル。
「調理」と言っても、イワシと照り焼きはお惣菜、粕漬は焼くだけ、スープはニチレイがベース、
ちゃんと作ったのはモヤシだけ。
でも良いんっすよ、手抜きバンザイ。
普段こういうので舌を慣らしておくと、たまに食べるご馳走が美味しく感じられるってもんです。
閑話休題、合わせたワインは「フランスボルドー白6本セット/第1弾」税送料込み6,960円が楽天スーパーSALEで3,478円から。
6本の中で一番年配な2011年産。
年末の実験では、「安いボルドー白は若い方が美味い」となったわけだけど、
そういう意味では5年以上前のってのは若干不安になりつつ抜栓。
色は、さすがに2011年、明らかに若い白とは違う、レモン色から薄い黄金色がかった感じになっています。
でも、粘性は低くサラリとしているので、ソーテルヌなんかとは違う雰囲気です。
香りは・・・弱い。深く嗅いでも香って来ません。グイグイ嗅ぐと、わずかに柑橘類の香りがするかなぁって程度です。
味わいは、酸味や甘味は目立たなくて、しっかりとした旨味がメイン。
頼りない感じはしないんですけどねぇ・・・
抜栓して時間が経つと、あるいは温度が上がってくると、それなりに香りが出てきます。
でも、その香りが蜂蜜っぽい感じで、なんか年寄り感満載なんだよなぁ。
やっぱりね、「安いボルドー白は若い方が美味い」の主張がさらに補強されることになりました。
老成ってほどじゃないけど、香りも弱いし若々しさがなくて飲んでて張り合いがありません。
コレがセットに組み入れられたのは在庫処分だったのかも、「安さのヒミツは内容にアリ」ですな。
点数 | 66点 |
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リンク |
フランスボルドー白6本セット/第1弾 6,960円 Chateau Sylvain Raymond (Blanc) 2011 1,490円 |
名称 | Colour Field 2013 カラー・フィールド 2013 |
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生産者 | Graceland Vineyards グレースランド・ヴィンヤーズ |
価格 | 1,060円 (通常価格 1,180円) |
購入店 | ヴェリタス~輸入直販ワイン専門店 |
本日の夕食はラザニア。そうなると合わせるのはやっぱり赤ですね、と独りごちながら選んだのが、南アフリカ産の赤ワイン。
品種はメルロー92%、カベルネ・ソーヴィニョン4%、シラーズ4%とのこと。
3年ほど前に上級品と稽古しております。
ちなみにこのワインは、通常1,180円のところ楽天スーパーSALEで1,060円で買いました。
これくらいだと「セールだからちょっと安くなっている」感はありますね。
先週のみたいに50%オフとかだとやっぱりちょっと嘘くさいんだよね。
ルール上はちゃんと満たしていた(それまでは倍の値付けだった)としても。
さて抜栓。色は、案外濃く無くて、結構向こうが透ける程度の紫色。
そしてエッジにはオレンジ色。2013年といえばもう5年も前なんですな。
香りのボリュームは決して派手ではないけど、じわっとしたベリー系の果実の香りと、
ピーマンのような野菜の香り、そして燻したような煙たい香りがあります。
味も、強さが無くてまとまりが良い感じ。滋味深くてしみじみ美味い、って感じです。
派手さは無いけどしみじみ美味い・・・というとまるで日本ワインのメルローのような感じですが、
実際「気合の入った日本ワインです」と言われればすんなり信じそうな勢いがあります。
ただ、惜しむらくはラベルのデザインは全くそんな感じを受けないんだな。
中身は1,000円台後半のクオリティがあるんだけど、ボトルの外観は700円に見えてしまいます。
点数 | 75点 |
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リンク | Colour Field 2013 [Graceland] 1,180円 |
名称 | Solanera 2013 ソラネラ 2013 |
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生産者 | Bodegas Castaño ボデガス・カスターニョ |
価格 | 1,372円 |
購入店 | 葡萄畑 ココス |
本日は連休最終日。
そして、昨年末の12月22日から続いていた肝臓強化期間(要するに非休肝日)も今日で終了。
明日からは普段通りの飲酒生活に戻ります。そんな日の夕食メニューは豪州牛の和風ステーキ、山芋のバター焼き、
主食はガーリックライス。
ここは昨日に引き続き濃そうなワインを、ということで選んだのが、パーカー氏が高得点を付けたらしいスペインはイェクラ産の赤。
昨年アタリな南アフリカ産のワインを何本か買ったけど、そのショップでイチオシされていた銘柄です。
この造り手のワインは過去4種ほど稽古しているけど、いずれもかなりの濃さがあるワインだったようです。
このワイン、まずボトルが重くて立派です。
そして表ラベルには"Viñas Viejas"(古樹)と書かれ、裏ラベルのアルコール度数表記は14.5%。
飲む前からめっちゃ濃そうで身構えます。
コルクを抜くと、側面に"The art of Monastrell"のとプリントされています。いろいろ凝ってますな。
グラスに注ぐと、色は濃いには濃いけど濃過ぎない、水深30mmくらいでぎりぎり向こうが透ける程度の紫色です。
そして、わずかにエッジにオレンジ色を感じます。
香りのボリュームは中程度、濃い色のプラムのようなツンッとした感じの果実香があります。
それとこの品種(モナストレル=ムールヴェドル)にありがちな田舎っぽい香り、
樽香はそれほど顕著ではありません。
口に含むと舌に貼りつくような渋味があり、ガチッとした雰囲気で「濃い」というより「固い」イメージです。
こういうワインは時間をかけて吉、昨日同様チビチビ作戦に出ました。
時間が経つと、香りに樽の要素が前面に出て来て、甘香ばしい感じが強くなります。
味わいも、旺盛な渋味がやや大人しくなると、かなりの甘さを感じます。数値を測ると糖度は8.9、そりゃ甘いわ。
3時間以上かけて飲んだ結果、いろいろちょっと極端な感じで使いづらいな、と感じる部分はあるけど、
この値段でこのパフォーマンスは素直に凄いと思います。
1,000円前後で気合の入ったワイン、というカテゴリーだとやっぱりスペインが筆頭に来るんだなぁ。
やや垢抜けない香りが苦手でなければ満足度の高いワインだと感じると思います。
点数 | 78点 |
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リンク |
Solanera 2013 [Bodegas Castano] 1,372円(2013年産は終売の模様) Solanera 2015 [Bodegas Castano] 1,372円(現行は2015年産・・・更に固いかも) |
本日は人日の節句、日本人なら七草粥を食べる日なんで師範家も朝から七草粥。
七草のセットはスーパーで買ってきた198円のもの。
この時だけのために作っている農家さんがいるんでしょうな。
そして、ここんとこずーっと野菜の値段が高いので、
いつもだと「高いなぁ」と感じる七草セットもなんだか安く感じられます。
本日の朝散歩は久保山を縦走してみなとみらいまで。
天気が良かったので写真でも撮ろうかと思ったらなんと充電池入れ忘れ。チーン。
名称 | Montes Alpha Syrah 2015 モンテス・アルファ シラー 2015 |
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生産者 | Montes S.A. モンテス S.A. |
価格 | 1,632円 |
購入店 | カルディコーヒーファーム ららぽーと横浜店 |
本日の夕食は、ハンバーグ、アヒポキ(マグロとトマトとアボカドの和え物)、大根ツナサラダだけど、
連休中日ということで午後4時過ぎから録画してあった映画を見ながら飲むのに抜栓。
そこから夕飯までの長丁場を持たせる必要があるのでガツンと濃いワインを身体が所望。
選んだのは、チリの造り手モンテスの上級銘柄「モンテス・アルファ」で、品種は若干珍しいシラー。
年末のカルディのセール、そもそも値引きの上2本で10%オフの際に買いました。
この銘柄は10年近く前に2006年産と稽古しています。
ラベル上部に"WATER SAVING WINEGROWING"なんて書かれていて、濃いのは飲む前から判り切っています。
色は、非常に濃いけどやや赤みがある紫色。カベルネやメルローだともっと青い気がします。
ネットリ感もタップリで、いかにも濃そうな見た目です。
香りも期待通り。シラー種らしい粗挽き胡椒のような香りにドライプルーンのような果実香、
それにコーヒーのような香ばしさもあります。香りのボリュームも立派なものです。
味わいは、渋味しっかり甘味しっかり酸味もあり、というフルハウス仕立て。
期待通りの濃さを味わえます。
結局午後4時から8時まで4時間かけてチビチビと。
料理に合わせるというより、カウチポテトな感じでのんびりゆっくり飲むのに最適なワインです。
アルコール度数が14.5%もあるので、1時間くらいで飲み干しちゃったら頭痛くなるかも。
モンテス・アルファ、通常は税別2,000円くらいで売られる場合が多いと思うけど、
今回みたいに実店舗のセールやネット・ショップのセット販売だと税別1,500円くらいで売られることもあります。
その時が狙い目、その値段だとライバルから頭抜けた印象です。
点数 | 80点 |
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名称 | Chardonnay Sur Lie 2015 シャルドネ シュール・リー 2015 |
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生産者 | ぶどうの郷山辺 |
価格 | 2,100円 |
購入店 | 山辺ワイナリー |
本日の夕食メニューは、ブリ大根、キンピラゴボウ、冷奴というさっぱり系の和食メニュー。
こういう料理には日本ワインの白でしょう、ということで選んだのは、
昨年松本に遊びに行った際にワイナリーで買ってきたシャルドネ。
同じ造り手の樽熟メルローは昨年稽古済み。
試飲して買ってますし、2016年の日本ワインコンクールで銅賞を受賞した旨のステッカーが貼られているんで、
大ハズシはしないことは保証されております。
色は、やや緑色っぽさを感じるレモン色。粘性は低くサラッとした感じです。
香りのボリュームはそこそこあります。プリンスメロンのような、瓜に近い種のメロンっぽさと、
シャルドネ種らしい蜜っぽさのある香りです。
飲み口は非常にスムーズ。糖度は6.8と決して高くは無いんですが、
旨味があるからか甘く感じます。酸味のレベルも強すぎず弱すぎずで良い感じです。
贔屓目は抜きにして(若干の贔屓目はあるかも知れないけど)、
2,000円前後の日本ワインでも国際競争力のある銘柄が増えて来たように感じます。未だ1,000円台前半は厳しいですけどね。
日本ワイン、栽培技術も醸造技術もあってあとはコストだけ、という状況な印象を受けますね。
でも多分それが一番難しいんだろうな。
法律面やインフラ含めていろんな縛りがありそうで、簡単に協業や大規模化はできないだろうから。
点数 | 77点 |
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色が緑色がかっていたし、信州産のワインだということもあって、食前に野沢菜漬をアテにして飲んでました。
こういう写真にするとちょっと良い絵になる感じはありますが、
やっぱりこのいかにも「お土産ワイン」なラベルはなんとかした方が良いんじゃないですかね?
中身が立派なだけにラベルで損していると思います。
さて(師範だけ)気になる体重の増減ですが、本日朝の軽量では60.1kg、昨年末より0.8kg増でした。
まぁそんなもんでしょうね。これからまたボチボチ散歩でもして落としていきます。
名称 | Madiran "Tradition" 2013 マディラン "トラディスィオン" 2013 |
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生産者 | Dom. de Bassail (Grands Vins de Gironde) ドメーヌ・ド・バサイユ (グラン・ヴァン・ド・ジロンド) |
価格 | 744円 (通常価格 1,490円) |
購入店 | ヴェリタス~輸入直販ワイン専門店 |
長かった年末年始休暇も昨日で終了、本日より通常運転。
ワインの方も本来の「安ワイン道場」に戻って3桁のワインをチョイス。
マディランはボルドーの南、フランスの南西地区と言われている地域の赤ですな。
このワイン、年末の楽天スーパーSALEで、通常1,490円のものが半額の744円で売られていたので、
厳密には3桁ワインでは無いのかも知れません
・・・が、スーパーSALE用に通常売価が高めに設定されている可能性も否定できません。
ちなみに夕食はヒレカツです。
色は非常に濃い、黒に近い紫色。底は透けずにエッジまでビシッと紫です。
香りのボリュームは弱め。クンクン嗅ぐと、南仏のグルナッシュなんかにも感じる、
青畳みたいなトボケた香りと潰れたイチゴの香りがあります。
味わいはかなり固い感じ。そんなに濃くは無いけど固い。若いのか本質的にこういう味わいなのか不明だけど、
開いてくれることを期待してチビチビ飲んでおったわけですが・・・結局2時間くらいでは全く固いままでした。
ラベルがかなり古臭い感じのデザインということもあって、浮かんでくる言葉は「質実剛健」。
香りなんぞ振りまくのはチャラいヤツのすること、漢(オトコ)は寡黙で黒くて硬いのが一番、
などとどうでも良い妄想を掻き立てられるワインでした。
ま、コレに1,500円は無いよ。
開くかも!と期待して、一杯分だけ残してセラーに立てて保存した翌日再稽古。 香りはちょっと開いてフルーツと樽が分けて感じられるようになったかな、 味わいもほんのり甘味が乗ってきて昨日よりは好印象。 やっぱり昨日時点じゃ若かったと思われます。
点数 | 67(+2)点 |
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リンク | Madiran "Tradition" 2013 [Dom. de Bassail] 1,490円 |
年末年始の九州帰省も本日最終日。
帰りのフライトは、福岡発羽田行ANA250便、出発時刻は11:30。
機材はBoeing777-200、席も毎度の41列&42列窓側。
ただ、残念ながら今回はA側が取れなかったのでK側。こっちだと窓から富士山が見えないんだよな。
昼のフライトなので、昼食は空弁。
福岡空港のANAフェスタで買ったのは、師範代の地元鳥栖市民のソウルフードであるかしわめし。お値段670円だったか。
懐かしの味で美味しいのですが、「かしわめし」と言いながら鶏の正肉は入っておらず、
鶏の出汁で炊いた味ご飯と鶏そぼろ肉である点は注意が必要だと思われます。
『かしわ入っとらんやないかい!』とならないように。
ちゃんと名が態を表すなら「シューマイ鶏そぼろご飯弁当」だな。知らんけど。
そんな感じで無事到着、一旦道場に帰ってから動物病院に預けてあるハムスターの茶茶さんを引き取りに、
その足で食料品日用品を買い出しに、という一日でありました。
名称 | Viré Clessé Vieilles Vignes 2015 ヴィレ・クレッセ ヴィエイユ・ヴィーニュ 2015 |
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生産者 | Dom. André Bonhomme ドメーヌ・アンドレ・ボンノム |
価格 | 2,480円 |
購入店 | カーヴ・ド・リラックス |
本日は帰省後の片付けでバタバタ、ということで夕食は基本的に出来合いのものでチャチャッと。
メニューは、ムール貝のガーリック&バター(byトップバリュー)(※)、鶏レバーの炒め物(byお惣菜)、
モッツァレラ・トマト(これは作った)、バゲット(当然買ってきた)。
・・・と、料理は適当だけど、今年初の道場稽古ワインはやっぱりちょっと良いヤツを飲みたいわけです。
特に、今回の帰省では白が少なかったんで白飲みたい感が旺盛。
そんな感じで選んだのは南ブルゴーニュのシャルドネ。
ちなみに15年前にもこの銘柄の2001年産と稽古してますが、なんと買値が同じ。
価格の優等生ですなぁ。
さて抜栓。コルクは長くてキレイで造り手とヴィンテージがプリントされた高級品。否応にも期待が高まります。
グラスに注ぐと、色は普通です。でも、どことなくキラキラしている感じ・・・ってのはきっと先入観でしょうな。
香りは、さすが南のブルゴーニュ、蜜っぽさ全開。
でも、それ以外のフルーツ感とかが弱いんだな。どちらかというとニューワールド的な野暮ったい香りと言えるかも。
味わいも、甘さと旨味はたっぷりだけど、酸が足りない。だもんで飲んだ感じもどこか野暮ったいのね。
この値段でこの頑張り具合は立派なものだと思うけど、でも香りも味も野暮ったさがあるのは否めないんだよなぁ。
そういう印象って、15年前もその後飲んだいくつかのヴィンテージも似た感じだったりします。
その一貫性はなんか清々しいのね。ブルゴーニュの南で良くも悪くも暑苦しいワインを造るアンドレ・ボーノム、
これからも造り続けて欲しいと思います。
(※)ツイッターで「店で食べるのと遜色ない」との書き込みを見たので買ってみたけど、 さすがにそれは盛りすぎ。値段の割にはイケてますが、ソースをパンに付けて食べるのはちょっと躊躇する磯っぽさ。 でも付けて食べると地中海の漁師料理っぽくて美味いのは事実。
点数 | 74点 |
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本日も朝から散歩、目的地は河内ダム。
帰る途中、元旦には見られなかったご来光がバッチリ。
別に太陽に違いがあるでなし、たっぷり拝ませて頂きました。南無南無。
そんな感じでこの寄生虫帰省中、毎日1万歩以上歩くことは欠かしませんでした。
でも体重は増えてそうだなぁ。朝からお御馳走食べてりゃ仕方ないけどね。
今日は師範代妹一家も集まって賑やかなお正月。 メニューは、寿司の鉢盛(写真右)のほか、料理上手な師範代妹によるお御馳走(写真左)の数々。 やっぱり料理好きは遺伝するというか、 八百屋さんで食べ物の対する感受性の強い一家で育ったら同様に食に興味を持つよね。 もちろん例外はあるとは思うけど。
名称 | Moët & Chandon "Moët Impérial" Brut N.V. モエ・エ・シャンドン "モエ・アンペリアル" ブリュット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Champagne Moët & Chandon シャンパーニュ・モエ・エ・シャンドン |
価格 | (師範代父から) |
購入店 |
最初のワインは、誰もが知ってるモエ・エ・シャンドン、
昨年も同じ場面用に用意して頂いております。
やっぱり凄いよなぁ、このマーケティング・パワー。
義父は多分「何でん良かけんXX円くらいでXX本」という注文の仕方をしていると思うんですよ。
そこにガッツリ入り込むのがこのモエ・シャン。
車はトヨタ、スマホはアイフォーン、シャンパンはモエシャン。
まさに「巨人大鵬玉子焼き」ですな。
色は・・・まぁ普通です。シャンパーニュらしい豊かな泡立ちは目で見ても感じ取れます。
香りのボリュームもまずまずあります。
どちらかというと熟成感よりフレッシュなフルーティさが前面に出た香りです。
味わいはまるでカバ、というか柔らかさとか深みとかとはちょっと縁遠い位置にいるように思います。
シャンパーニュの中ではかなりライトで平板な感じだと思います。
他のスパークリング・ワインの造り手は思ってんじゃないですかね?『なんでアレがアノ値段で売れるんだろう』と。
積極的なネガティブさはないけど、いいとこ2,000円じゃないかなぁ。
ブランド力の強さってのは凄いな、と思わざるを得ないワインです。
点数 | 72点 |
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名称 | Barolo 2012 バローロ 2012 |
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生産者 | Terre da Vino テッレ・ダ・ヴィーノ |
価格 | -- |
購入店 | (師範代父から) |
師範、義弟(といっても師範より年上)、双子で大学生の姪の4人で飲んでいるんで、シャンパーニュはあっという間に無くなりました。
師範代実家でこんなにワインが無くなるスピードが速いのは初めてだったりします。
姪っ子二人、飲みに参加してくれてオッチャンは嬉しいよ。
ここで開けたのは2012年産のバローロ。昨日のバルバレスコがかなり逝っちゃった感じだったんで、
このバローロもその可能性大・・・だと思ったけど、飲む人が多いとリスク分散が出来て良いわけですよ。
色は、昨日のバルバレスコ同様かなり熟成が進んだ感じで、全体にオレンジがかっていて薄めです。
ただ、昨日のような濁った感じはありません。
香りは、こちらも熟成感のあるツンッとした酸を感じるけど、まだまだ若いというか、
ベリー系の果実っぽい香りもちゃんと生きています。
味は、正直言うと「え?これがバローロ?」な軽さ。
味わいから受ける印象は、も~っと低いグレードのイタリア・ワインの雰囲気です。
昨日のみたいな逝っちゃった感じはありません。ただいかんせんスケールが小さい。
師範の印象だと、↓のボルドーに対して完敗という印象だったんだけど、
飲み始めて1年未満の姪たち曰く『こっちの方が飲みやすい』んだと。
ワインってヤツは嗜好品だなぁ、と改めて認識しました。
点数 | 73点 |
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名称 | Château Lanessan 2011 シャトー・ラネッサン 2011 |
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生産者 | Ch. Lanessan (Delbos-Bouteiller) シャトー・ラネッサン (デルボス・ブテイエ) |
価格 | -- |
購入店 | (師範代父から) |
今年からは飲む人も多いんでもう一本開けちゃいます。
義父には赤5本とシャンパーニュ1本の計6本+ビール数本を用意して頂いていて、
「いやいやいやいや飲みきれないっすよ」って感じだったんだけど、
めでたくワインは全部開きました。
このワインは、一年半前に稽古済み。
それ以前もいくつかのヴィンテージと稽古しているけど、お手軽価格ながら手堅いボルドー、という印象があるシャトー・ラネッサンです。
色は、2011年産で今回義父に用意して頂いたワインの中で一番古いんだけど、なぜか一番若い感じの色合い。
香りは、良い感じのプチ熟成ボルドー感というかドライプラムみたいな凝縮感のあるフルーツ香に、
樽由来であろうチョコレートっぽい香ばしさがあります。
味もこれが良いんだな。渋味はあるけど柔らかく、甘味も酸味もあって立派なバランス。
やっぱりボルドーは侮れないなぁ、というか、元旦に稽古したものとグレード的には大差ないと思うけど、
こちらの方が遥かに「良く出来た」ボルドーです。
やっぱりヴィンテージは無視できないな。
安ワイン・グレードのボルドーと稽古するのであれば、豊作年に対する知識はMustだと思います。
点数 | 80点 |
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今年の正月は天気が良いっすね。
師範代実家にてマスオさん状態でやることがない師範は、散歩がてら歩ける範囲の神社に初詣。
初詣って、暇人の娯楽としては最適ですな。
上:大中臣神社
中:七夕神社
下:王宮日吉神社
三社お参りして、家内安全・日本の発展、世界平和をそれぞれ10円のお賽銭でお願いしてきました。
ちなみに七夕神社で引いたおみくじの結果は末吉、まぁそんなもんでしょう。
名称 | Barbaresco "Magno" 2012 バルバレスコ "マーニョ" 2012 |
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生産者 | Cantine San Silvestro カンティーネ・サン・シルヴェストロ |
価格 | -- |
購入店 | (師範代父から) |
本日もまた師範代の父に用意して頂いたワインを頂きます。
本日のチョイスはバルバレスコ。義父は全く飲めないからワイン選びに関してはショップに丸投げだと思うので、
彼にワインを推薦するショップの店員さんが変化球を投げてきましたな。
もちろん師範は受けて立ちます。ちなみに料理はすき焼きです。
色は、かなり濁った紫色、そしてエッジも何も全体にブラウンな感じで、
明らかに熟成ワインの風体をしています。
香りもかなりの熟成感。ツンッとした酸が中心の香りで、奈良漬のような雰囲気。
香りをテイスティングした長女曰く「ブルーベリーソースのかかったチーズケーキの香り」だそうな。
味も、色や香りの印象通り、間違いなく熟成したワインの味わい。
渋味のカドが取れて柔らかなのは良いんだけど、やや不自然な感じは否めなかったりします。
極めつけは最後の一杯。外観的に濁りが酷かったんで、さすがに流しにバイバイしたんだけど、
もの凄い澱の量。こりゃ普通じゃ無いわ。
これは・・・もしかすると義父は不良在庫を掴まされたのかも。
でもその確信は無くて、ショップの店員さんはこういうワインが好き、という可能性も否定できません。
ただ、ヴィンテージの割には熟成が進み過ぎているのは確実。
かようにワインとは難しいもんであります。
点数 | (68点) |
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今年の正月は師範代実家で迎えております。
料理は、師範代父が作ったお雑煮とがめ煮(いわゆる筑前煮)、それと買ってきたおせち料理。
朝からこんなに食べるのなんて正月だけだよなぁ。
名称 | Le Haut-Medoc de Lagrange 2013 ル・オー・メドック・ド・ラグランジュ 2013 |
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生産者 | Ch. Lagrange シャトー・ラグランジュ |
価格 | -- |
購入店 | (師範代父から) |
正月なんで朝からワインを頂きます。
最近日本ワインづいているんで、元旦は日本ワインで幕を開けたい気分だったんだけど、
あいにく師範代父が用意してくれたワインの中には日本ワインはありません。
まぁそうだよね。飲まない人が「おもてなし」にワインを用意する時、未だ日本ワインってのはその選択肢に入りづらいんだろうな。
次善の策として選んだのが、日本人が経営しているボルドーワイン、シャトー・ラグランジュの廉価版銘柄。
このワインは夏にも稽古しております。
シャトー・ラグランジュのセミナーを受けて以来、なんだか縁のある銘柄です。
色は、まだまだ熟成は見て取れないストレートな紫色です。
香りは、グラスが小さいからかフルーティな感じはいっそう影をひそめて、
消し炭っぽさとドライフルーツみたいな乾いた果実香が主体。
味わいもかなりドライです。甘さ控えめ、渋味も軽め。
端正ではあるけど享楽的ではないワインです。
ワイン単体として見た場合はちょっと物足りなさを感じると思うけど、
おせち料理のような「なんでもあり」な相手とはかえって無難な相性を見せてくれました。
ただ、カズノコとは壊滅的。カズノコにはどんなワインも、ビールさえも合わないと思います。
このワイン、半分は午前中に飲んで、残り半分は師範実家から帰ってから飲みました。
そして夜。半日程度じゃ特に開くってこともなく、寡黙なボルドーを貫いています。 こういう雰囲気は社交的なニューワールド産と比べるとネガティブだろうなぁ、と思います。
点数 | 73点 |
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午後に師範代実家のある鳥栖から師範実家のある熊本へ移動。 例年は車で移動していたけど、それもボチボチしんどくなって来たので今年は九州新幹線を利用。 時間的にはあっと言う間で素晴らしい。ただ、家族4人だと27,000円もかかるのにビックリ。 前もってネットで予約しているともう少し安かったみたい。 なんにしてもちゃんと調べていないと(いわゆる「情弱」だと)損な時代ですな。
名称 | Graham Beck Brut N.V. グラハム・ベック ブリュット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Graham Beck Wines グラハム・ベック・ワインズ |
価格 | 1,898円 |
購入店 | うきうきワインの玉手箱 |
師範実家で飲むワインは、師範が前もってネットで買って送り付けておいたものです。
まず一本目は、最近南アフリカ・ワインづいているんで、南アフリカの泡。
なんでも、第44代アメリカ合衆国大統領オバマ氏が就任祝いにコレを飲んだと言われているみたいです。
ほんまかいな。品種はシャルドネ58%、ピノ・ノワール42%とのことであります。
外観的には、微妙にオレンジ色がかっていて、ピノ・ノワールの要素が強めに出ている気がします。
泡のキメは非常に細かいので、エキス分の高い液体であることが想像されます。
香りは、リンゴと柑橘類のフルーツ香にほのかなイースト香。シャンパーニュと遜色ない、というか師範には判別不能です。
味わいには若干苦味があって、やや上品さに欠ける感じ。まだ若いのか、全体に硬質な印象を受けます。
外観や香りはまさに「なんちゃってシャンパーニュ」なんだけど、味わいにはニューワールドっぽさが残るワイン。
フランスとニューワールド折衷感があるあたりは、赤や白のスティルワインと同じですかね。
値段を考えると良く出来たスパークリングだと思います。
点数 | 78点 |
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リンク | Graham Beck Brut N.V. 1,868円 |
名称 | Swallow Gewürztraminer 2014 スワロー ゲヴュルツトラミナー 2014 |
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生産者 | Foris Vineyards Winery フォリス・ヴィンヤーズ・ワイナリー |
価格 | 1,274円 |
購入店 | うきうきワインの玉手箱 |
スパークリングはあっという間に無くなって、次は白。
「正月っぽい白と言えばゲヴュルツトラミナーでしょう」という今思えば良く判らん理由でコレにしました。
米国西海岸カリフォルニアの北にあるオレゴン州産のワインで、
ショップのサイトによれば『やや辛口(ほんのり甘さあり)』とのこと。
それ見て「清酒の代わりに」という意味で選んだのかな?
色は、特に変わった点は無い、普通に白ワインの色です。
香りは、いかにもゲヴュルツトラミナーらしいマンゴーやライチっぽさがしっかり香ります。
そして肝心の味わいですが、「やや辛口」というのはちょっと違う印象で、
ほんのりを超えた「けっこう甘口」ではないかと。
その上アルコール度数は14%もあるので、
一見「飲みやす~い」なワインなんだけど実際は結構杯が進まないワインです。
どちらかというと、食中酒というより食後酒的にチビチビ飲んだ方が良さそうなワインでした。
使いようによってはハマると思います。1,000円ちょっとというお値段を考えると、なかなか頑張っているんじゃないですかね。
点数 | 76点 |
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リンク | Swallow Gewurztraminer 2014 [Foris Vineyards Winery] 1,274円 |
名称 | Marsannay "Les Longeoies" Vieilles Vignes 2014 マルサネ "レ・ロンジュロワ" ヴィエイユ・ヴィーニュ 2014 |
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生産者 | Dom. Regis Bouvier ドメーヌ・レジ・ブーヴィエ |
価格 | 2,786円 |
購入店 | うきうきワインの玉手箱 |
そして、やっぱりブルゴーニュも飲みたいわけです。
昨年末にも書いたけど、
最近は北部ブルゴーニュのマルサネとかフィサンが来ている感じがしています。
だもんで新年最初のブルゴーニュに選んだのもマルサネ村。
この銘柄は大昔に1997年産と稽古しております。
色は濃くなく薄くなく、ブルゴーニュのピノ・ノワールらしい澄んだ赤紫色です。
香りは、抜栓してすぐは温度が低すぎたのかやや閉じた感じ。
温度が上がってくるとキイチゴのようなトーンの高いフルーツ香が出てきますが、
いかんせん香りのボリュームは小さめです。
味わいは、北のブルゴーニュらしい酸が中心のキレイな味筋。
スイスイ入るので、かえって印象に残らない感はあります。
悪くないと思います。ただ、残念ながら全体にスケールが小さい感じは否めません。
でも3,000円以下だからなぁ。そこそこのACブルゴーニュと同価格帯だからね。
一人でゆっくりしみじみ飲んだ方が印象が良くなるワインかも知れません。
点数 | 78点 |
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リンク | Marsannay "Les Longeoies" Vieilles Vignes 2014 [Dom. Regis Bouvier] 2,786円 |
名称 | Clos de los Siete 2014 クロ・デ・ロス・シエテ 2014 |
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生産者 | Clos de los Siete (Michel Rolland) クロ・デ・ロス・シエテ (ミシェル・ローラン) |
価格 | 3,110円 |
購入店 | うきうきワインの玉手箱 |
実家に送ったワインの最後は、ミシェル・ローラン氏プロデュースのアルゼンチン産赤。
Clos de los Sieteとは「7人の畑」という意味とのこと。
そして、ショップのサイトによれば
『標高1100メートルの大きな小石の混じる砂と粘土土壌の畑からの
マルベック54%、メルロー18%、カベルネ・ソーヴィニヨン13%、シラー8%、カベルネ・フラン4%、プティ・ヴェルド3%を
11ヶ月熟成(70%オーク樽(1/3が新樽、残りは1年使用樽)、30%タンク)』
とのこと。とにかく気合の入ったワインのようです。
飲む人4人で4本目、甥と姪はそんなに飲んでいないんで、この時点ではマトモな記憶力は残っていませんが、
いわゆる「ミシェル・ロラン節」全開な、コーヒーとかチョコレートの香りのあるワインだったような。
アルコール度数も14.5%、スルスルとは飲めないボディのあるワインでもあったような・・・
よく覚えてませんが、評判通り濃いワインではあったと思います。
ミシェル・ロラン氏、この人の手によると、1,000円台のワインが2,000円台に感じるってのはあるけど、
それ以上だとかえって没個性さがネガティブになるような気がする・・・って言うほどそのレベルを飲んだことは無いんですけどね。
点数 | (78点) |
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リンク | Clos de los Siete 2014 3,110円 |
夕方にはまた九州新幹線で師範代実家へトンボ返り。 タップリのアルコール注入で師範はかなりイッちゃってる状態だったようです・・・というような2018年の一日目でありました。