12月、暴飲暴食する機会が多い試練の月ですな。
今年のふるさと納税は、災害被災地を中心に寄付することにしました。
そんな寄付の第三弾は、豪雨被害に見舞われた広島県三次市。
左写真のワインはその返礼品である「広島三次 TOMOÉワイン 4本セット」、納税金額は30,000円。
『災害被災地支援とか言いながら、返礼品にワインがあるところ狙いなんじゃねー?』との声も聞こえて参りますが、
ハイその通りです。地ワインとふるさと納税って相性良いと思うんだよね。
そんな感じで、秋以降のふるさと納税でゲットした日本ワインは全部で13本。
そのうち5本飲んじゃったけど前からあるのを含めてセラーに日本ワインが今14本(12/1現在)。
「日本ワインはコスト・パフォーマンスの面から安ワイン道場で稽古する余地なし」
と思ってた頃からは考えられない状況です。
もちろん、未だコスト・パフォーマンスが良いとは言えませんけどね、日本ワイン。
ちなみに両脇は同じく三次市の返礼品の蜂蜜セット。蜂蜜こそ国産が良い気がします。
リンク:
【ふるさと納税】 おすすめTOMOEワイン4本セットA 寄付金額 30,000円
【ふるさと納税】升田養蜂場の『森の蜂蜜セット』 寄付金額 10,000円
いよいよ大晦日、今日で今年も終了ですなぁ。
年末のお休み中、ダラダラしていたらブクブク太るだけなんで、毎朝1万歩程度の朝散歩を敢行しております。
そして、ただ単に歩いてもつまんないんで、近所の神社仏閣を目的地として、各所で長女の合格祈願をするのを目的としております。
右写真はそのうちの3か所、左が「橘樹神社」、右上が「杉山神社」、右下が「弘明寺」。
早朝だと扉がしまっていてお賽銭をあげられないところも多いので、「祈願」になったかどうか微妙なところですが。
でも、初詣だと人多すぎだからな。あんなに人がいると神様も誰が来たのか覚えてられなくて、ご利益も薄まっちゃうでしょう。
っていうかこの朝散歩、毎日早めの時間からワイン飲んじゃっているんで就寝時間も早いため、
起床も早くて暇を持て余す、というのが正直なトコロですけどね。
「早寝早起き推奨」なんてのは、師範みたいに必然的そうなった年寄りが、
若者を巻き込むために言い出したワガママでしょう。
今年最後の「贅沢食前酒」は、やっぱり締めくくりはコレでしょう!ということでヤッホーブルーイングの「よなよなエール」と「インドの青鬼」。
なにが贅沢って2本同時に抜栓するお大尽っぷりですよ。この後にもちろんワインとも稽古する予定なのに、ですよ。
で、こうやって飲み比べて見ると、色に関しては青鬼よりよなよなの方が濃いのね。
味わいのイメージだと青鬼の方が濃い印象があるけどね。
香りは、よなよなの方がビールっぽいというか、麦の香りがします。青鬼はとってもライチでフルーティ。
味わいは、よなよなは濃いめながらもバランスを保っているのに対して、青鬼は突き抜けた苦味。個性的だなぁ。やっぱり面白いね、一人で飲み比べ。
ジックリ1時間かけたよ。
名称 | Château Lanessan 1998 シャトー・ラネッサン 1998 |
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生産者 | Ch. Lanessan (Delbos-Bouteiller) シャトー・ラネッサン (デルボ・ブティエール) |
価格 | 2,480円 |
購入店 | カーヴ・ド・リラックス |
大晦日の料理はしゃぶしゃぶ。牛も豚も鴨もある豪華版です。
そして、鍋を食べた後には残った出汁をベースに年越し蕎麦・・・の予定ですが、これを書いている今現在はまだ蕎麦には至っておりません。
そんな料理に合わせて本年最後のワインに選んだのは、安旨ボルドーの代表的銘柄、シャトー・ラネッサン。
ヴィンテージは1998年、なんと20年前のワインです。
ちなみにこの銘柄のこのヴィンテージとは2010年に稽古済み。お値段は現在とほぼ変わらずの優等生ぶりです。
稽古した印象は、その時でも既に熟成していたようだけど、今回は更に8年プラスされたわけで、若干の不安を覚えつつ抜栓します。
色は、やや濁った感じではあるけど(注ぎ方が悪い?)、まだまだ若々しい紫色。エッジのグラデーションもほとんど出ていません。
香りはとても立派です。ボリュームばっちりで、熟成ボルドー的なドライプルーンのような乾いた果実香と黒蜜の甘い香り。奈良漬みたいな熟成香もしっかりあります。
味わいは、正直ややドライな感じは否めないけど、概ね熟成ボルドーってこんな感じになるからね。
薄い感じはしないので、良い感じに熟成した状態だと言えると思います。
熟成の度合いで言えば、今がピークか若干下り坂に入ったくらいじゃないですかね?
香りはまだまだ立派だけど、味わいがちょっと息切れし始めた感じです。
ともあれ2018年の最後に頂く20年熟成ワイン。なかなか乙なものでございました。
この造り手にはこれからも安旨ボルドーのポジションを維持してくれたらありがたいな。
点数 | 81点 |
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例年だと30日くらいから九州へ帰省する師範家ですが、来春は長女が大学受験するため今年は帰省しません。
だもんで、年越し&正月の準備をするために"濱のアメ横"松原商店街に買い出し
・・・に行ったんだけど、人ばっかり多くて師範家が求める物は無いのね。
魚関係もマグロとカニのオンパレード。師範は活きの赤ナマコが買いたいんだよ!(結局イオンにありました)
本家アメ横もそうかも知れませんが、こういうところはこんな時期じゃ無くて、
普通の時に行った方がちゃんと買い物が出来てよろしいようです。
さてさてここんとこ毎日の日課になっている「贅沢食前酒」、本日のチョイスはサントリーのザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム(醸造家の夢)。
プレミアムなビールと言えばこれをハズすわけにはいかないでしょう、ということで、3種アソート5本セット、グラス付きで1,509円。1本あたり300円程度なんですが、
容量が305mlと若干ケチくさいのが残念です。
外観は普通のプレモルよりは若干濃いかな、くらいの色合い。
香りは普通のプレモルとあまり変わらないかなぁ。師範レベルだと飲み比べないと判らない程度です。
口に含むと、苦味しっかりで甘味とコクを感じる濃い味わい。これは明らかに普通のプレモルより重さと深みがあります。
裏ラベルに『多重層で、濃密。』と書かれているけど、確かにそんな印象はありますね。
夏場に海辺でクイーッとじゃなくて、冬場に少し高めの温度でチビチビ飲むべきビールだと感じました。
5本セットだったので、別の種類があと2種あります。そちらも楽しみ。
名称 | Raggiante (Rosso) N.V. ラジャンテ (赤) (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Giordano ジョルダーノ |
価格 | 641円 (9本セット8,729円(10% off):単品価格1,166円) |
購入店 | 京橋ワイン |
本日の夕食は、鶏手羽先の塩焼き、鶏レバーの甘辛煮、キャベツとベーコンの炒め物、金時人参のピクルス。
そこそこ濃い味付けの肉料理中心なんで、ワインも濃そうなヤツをチョイス。
なぜ「濃そう」と想像したかというと、例によってプーリア州産だからであります。
このワイン派は京橋ワインの「イタリアワイン9本セット」、送料込み9,698円が楽天スーパーセールで10% offの中からの一本。
ラベルにヴィンテージは書かれていませんが、"Luca Maroni(ルカ・マローニ)"なるガイド誌で92点を取った旨はデカデカと書かれています。
色は、濃いめではあるけど、普通量注いでギリギリ向こうが透けるくらいの清澄度はあります。
香りのボリュームはあまり大きく無くて、チェリーのような若い感じの果実香と、ちょっと酢酸っぽいツンッとした香りを感じます。
味わいは、甘い感じがまずあって、後から渋味が追いかけてきます。南の地域の産らしく酸味は控えめです。
そして、いきなり1杯目の途中から俄然杯が進まなくなります。
そこで裏ラベルを見ると、『酸化防止剤(亜硫酸塩)、安定剤(アカシア)、保存料(ソルビン酸K)、酸味料(クエン酸)』と添加物てんこ盛りの表記。
やっぱりこういうワインってみんなこんな感じになるんだよなぁ。
不味くは無いんだけど飲み飽き系、敏感な人は「頭が痛くなる」と言いそうなワイン。
整形でみんな同じ顔の韓国美人みたいだな、と思いつつ未だ残り1/3と格闘中。
どうも「安定剤(アカシア)」と「保存料(ソルビン酸K)」が主犯格な気がする。
そして、なぜこのワインが92点も取れたりするのか非常に謎。試飲では一杯だけだから?もしかして日本へ輸出する分だけ添加物を入れたりしている?単に袖の下?
そのあたりのカラクリをご存じな方が居らっしゃればコッソリ教えて下さい。師範がみんなに暴露します。
点数 | 52点 |
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リンク |
【送料無料】イタリアワイン9本セット 9,698円 Raggiange (Rosso) N.V. [Giordano] 1,166円 |
リアルな大掃除はほぼ終わったのですが、せっかくなんで道場のメインパソコンもクリーンアップすることにしました。
このPCを買ったのは2011年でもう7年選手、立ち上げにしても動作にしても遅さが目立ってきております。
そこで、ドライブの修復とかデフラグとか、一通りのことをやった後、
「アバスト クリーンアップ 60日間無料トライアル版」というのをインストールして実行したわけですが・・・
これがイマイチ使えないのね。特に処理の途中でハングアップして、シャットダウンも出来ないようになるのは困りもの。
強制リブートせざるを得なくなったわけですが、ツール自体がレジストリも弄っているだろうから最悪立ち上がらなくなるリスクもあるわけで(実際は立ち上がってくれたけど)。
結果的にそんなに速くなった気もしないし、いろいろ試してみて意味が無いとなったら解約する予定・・・って忘れないようにしなきゃだな。
本日の食前酒は、普段よりちょっと贅沢して舶来品のビール。
銘柄は、米国産のGoose Island IPAというもの。355ml瓶で365円、普通のビールの倍近いお値段であります。
写真の通り色合いはアンバーで、泡もしっかりしています。
香りにはIPAらしい柑橘系のフルーティさあって、味わいも後味にしっかりした苦味。なかなかよろしいですな。
でも、これと日本のIPAの代表たる「インドの青鬼」だと師範は青鬼をチョイスするなぁ。より華やかだし値段は安いし。
日本のクラフトビールも世界で戦えるようになってきたということだと思います。
名称 | Secret Stone Marlborough Pinot Noir 2014 シークレット・ストーン マールボロ― ピノ・ノワール 2014 |
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生産者 | Secret Stone シークレット・ストーン |
価格 | 862円 |
購入店 | MEGAドン・キホーテ狩場店 |
世の中には偶然の一致ってことがあるもんでして・・・
このワインは、今週水曜に近所のドン・キホーテまで散歩に行った際、『ニュージーのピノで税別798円は安いんじゃね?』と思ってゲットしたもの。
そうしたら昨日、門下生の方からこのワインのご報告を頂いたという次第。
こんなことあるんだねぇ、というか安ワイン者だったら1,000円以下のニュージーランド産ピノ・ノワールが売られていたら反応する、条件反射みたいなものですかね。
ちなみに合わせた料理は、鶏のグリル焼き、焼きナス、金時人参のピクルス、鶏ガラスープ、酢牡蠣もあったけど師範は泣く泣く遠慮、です。
色は、明るめの赤紫ですが、ピノ・ノワールであることを考えると案外しっかりした色づきに見えます。
ラベルのどこにもアルコール度数の記載がありませんけど(インポータのラベルには「裏ラベルに記載」とだけ。これって良いんですかね?)、
アシはそんなに長くないのでアルコール度数は控えめなように感じられます。
香りは立派にピノ・ノワールです。樽香は感じませんのでステンレス熟成かな?熟したイチゴのような香りに、どことなく革っぽさがあって、
ブルゴーニュで言えばシャロネーズあたりのイメージです。
味わいは軽口ですが、バランス的にはなかなかイケてます。特にアルコール度数を抑えて甘味を残したっぽい感じは好印象。
スケール小さめながらも甘味と酸味と渋味のバランスが取れていて、スーッと流れるように口の中を通過して来ます。
門下生の柳沢殿が言われる『必要最小限の化粧をした美少女』は言い得て妙ですな。基礎化粧品だけのスッピン美人です。
これが税別798円で買えるのはかなり驚きです。そして、門下生より200円も安く買った師範の面目躍如です(笑)。
年末年始のガブ飲み用ピノとして、安ワイン者の皆さんにおかれましてはドンキへ急行&調達されることをお薦めします
(お近くにドンキが無ければ、門下生が買われた下記リンクのネットショップで)
点数 | 80点 |
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リンク | Secret Stone Marlborough Pinot Noir 2014 1,069円 |
本日の大掃除は、エアコンや換気扇といった空調廻りの清掃と、風呂掃除。
これであらかた大物の大掃除は完了。お疲れさまっした~>自分
そして、風呂の大掃除の作業者特典として、明るい時間から風呂を頂きました。
窓全開で半露天風呂にして、のんびりゆっくりあ~極楽極楽。
カビ取りをしたんで若干空気がカルキ臭い気もしますが、そんなことはこの極楽具合の前には些細なことでございます。
あ、風呂サイドに何か飲み物があるのに気づいちゃいました?それが↓でございます。
名称 | Giovenale Cuvée Demi Sec Rose N.V. ジョヴェナーレ キュヴェ・ドゥミ・セック ロゼ (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Cantina FO カンティーナ・FO |
価格 | 408円 (Half) |
購入店 | 肉のハナマサ 西横浜店 |
「風呂で飲む」というのは酒飲みの憧れの一つだと思っています。そして、「風呂でシャンパンを飲む」というのは更にプレミアム感があるわけです。
大掃除や年賀状、ビデオ編集や写真整理といった年末行事をほぼ終了した自分へのご褒美に、「昼シャン」とシャレ込むことにしました・・・ってかシャンパーニュじゃ無いけどな。
このワインを買ったのは「肉のハナマサ」、今月頭に稽古して好印象だったので買い足しに行ったシャンパーニュが値上げされていたんで、
その腹いせに買ってきたイタリア産のスパークリングであります。
色はピンクと言うよりオレンジ色。泡のキメは細かいように見えますが、泡立ち自体は少なめです。
香りは、なんだか梅酒のような香りがあります、っていうか目隠しで嗅いだら梅酒です。
味わいは、「ドゥミ・セック」ということもあって結構しっかりした甘さがありますが、酸もあるのでバランスは悪くありません。
数値を測ると糖度はなんと9.2!こんだけ糖度があるのに甘ったるく感じないのは正に「泡の出るのは七難隠す」ですな。
梅酒の香りがする甘めのスパークリング、良いんじゃないですかね。
これからの年末年始、親戚なんかが集まる機会も多いわけで、
普段はスパークリングワインを飲んだりなんかしない人に出すんだったら、クリュグやサロンよりこっちの方が喜ばれそうな気がします。
点数 | 70点 |
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本日大掃除は、道場所有のスーパーカー(※)の洗車と、
それを停めている駐車スペースに接する建物基礎部分の高圧洗浄。
このスペースは日当たりが悪いせいか、緑色のコケみたいなのが付いちゃうんだよね。
日当たりが悪いこと自体は車にとっては良いことだと思いますけどね。
写真左が洗浄前、右が洗浄後。高圧洗浄機(ケルヒャー)でやれば一瞬でキレイになります。
以前は床(地面)部分もやっていたけど、さすがにあまり意味が無いし、水も勿体ないんでやめました。
(※)「スーパーへの買い出しくらいにしか使わない車」の意味です。
洗車と壁清掃は午後早い時間に終了、その後夕飯の買い出しに行ってもまだ時間はたっぷりあるわけです。
そこで、まずは自分にお疲れ様で「よなよなエール」を一缶グッといったあと、
お楽しみ企画を実行することにしました。その名も・・・
「南アフリカ産イケてるシャルドネ飲み比べ」
であります。
今年の安ワイン道場で大変評価の高かったポール・クルーヴァーのシャルドネと、同じく南アフリカ産のシャルドネを比較して、
「コレ美味い」と判断した師範の判定に誤りは無かったか、検証してみる次第であります。
参考までにピノ・ノワールとは9月に同様の飲み比べをしていて、
大変興味深い結果が得られたので、二匹目のドジョウを狙ってシャルドネもって魂胆です。
ちなみに料理は、メインがカラスガレイのバター焼き、主食は昨日の残りのビーフシチューにスパゲティを入れたもの、
サラダは海藻とレタスのチョレギ風サラダです。
名称 | Newton Johnson "Southend" Chardonnay 2016 ニュートン・ジョンソン サウスエンド シャルドネ 2016 |
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生産者 | Newton Johnson Vineyards ニュートン・ジョンソン・ヴィンヤーズ |
価格 | 2,187円 |
購入店 | ワインショップ フィッチ |
今回、ポール・クルーヴァーに挑む相手として選んだのがコレ、
南アフリカワインのご意見番ティム・アトキン氏がポール・クルーヴァー同様「一級格付けだぜ!」と推すニュートン・ジョンソンのシャルドネ。
この造り手のワインは、以前ピノ・ノワールと1杯だけ稽古して好印象だったので、
比較の相手としては申し分ないと考えた次第であります。
色は薄めの黄金色。粘性はしっかりありますが、グラスの内側にごく小さな気泡が付きますので、若干の炭酸が含まれているように見えます。
香りのボリュームは中程度、ハッキリとした蜜の香りに熟した黄桃、そして甘くしっかりめの樽香。
例えばカリフォルニア、ピンポイントだとカレラのセントラル・コーストみたいな、温かい地のシャルドネな印象を受けます。
味わいは、やっぱり炭酸がチリっと来て、しっかりとした甘さと旨味を感じて、後ろには硬質な酸もあります。
味わいを構成する要素は十分なのですが、いかんせん全体にまだ固い印象です。
ポテンシャルはあるし、今飲んでも結構イケるワインではあるんだけど、まだ固い感じだったのでもう少し待った方が良いのかも知れません。
ということは、半分残して再稽古する明日に期待が持てるというわけです。やっぱり一人でする飲み比べも楽しいな。
さて翌日です。昨日は「半分残して」なんて書いてますが、半分なんて残っちゃいません。せいぜい2/5~1/3程度だな。だもんで景気づけにスプマンテ飲んじゃったわけですが。
閑話休題、改めて翌日の稽古結果を。色は変わりありません・・・って当たり前か。ただ、炭酸は抜けた模様です。
香りは、昨日より甘い感じというか、飴っぽさが出てきています。ボリュームは同じかちょっと弱くなったかも、ってくらいです。
味わいも、香り同様ちょっと甘さが強めに感じられるようになりました。念のため糖度を再測定しましたが、昨日同様の7.0でした。
残念ながら期待したような「翌日大きく開く」ってことはありませんでしたが、やっぱり美味しいシャルドネであることには変わりありません。
ちょっと落ち着いて派手さが無くなったこともあり、シャサーニュ・モンラシェっみたいな印象を受けるワインに変化しています。
点数 | 81点 |
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リンク |
Newton Johnson Southend Chardonnay 2016 2,187円 |
名称 | Paul Cluver "Estate" Chardonnay 2016 ポール・クルーヴァー "エステート" シャルドネ 2016 |
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生産者 | Paul Cluver ポール・クルーヴァー |
価格 | 2,333円 |
購入店 | 葡萄畑 ココス |
もう一方のシャルドネは、ご存じポール・クルーヴァーのエステート・シリーズ。
このワインは昨年稽古してその美味さにビックリ、速攻追加購入したもの。
美味いのは判っているんでなかなか再稽古する機会が無くて、
ちょうど良いや!って感じでこの年末のお楽しみ企画を思いついた次第です。
色は↑のニュートン・ジョンソンとほとんど同じですが、若干こっちが濃いかな、というくらいです。そしてこちらには気泡は見えません。
香りのボリュームと複雑さに関しては↑を間違いなく凌駕しています。
傾向は同じようにカリフォルニアのシャルドネっぽいんだけど、そのボリュームに於いて一枚半くらいウワテです。
味わいは、↑とバランス的にはほぼ変わりないんだけど、こちらの方がやや柔らかい印象。
数値的には、ニュートン・ジョンソンが糖度7.0にpH3.4、ポール・クルーヴァーの糖度は若干高くて7.1でpHは同じく3.4。
数値に現れない部分で味わいに差があるような気がします。
ヴィンテージもアルコール度数も同じで糖度やpHもほぼ同じ、それでも飲んだ印象はかなり異なります。
これだからワインは面白いよね。
ショップのサイトを見たところ、まだ2016ヴィンテージが売られているようです(ちょっと値段は上がってますが)。
ムルソーのようなしっかりした味わいのシャルドネを稽古範囲で買いたいのであれば、
安ワイン道場的にはコレがイチオシです。
こちらも改めて翌日の稽古結果。やっぱり立派ですよ、このシャルドネ。 昨日はカリフォルニアっぽい感じが強かったんですが、一日置いて(ニュートン・ジョンソン同様に)落ち着いて来た関係で、 「まるでムルソー」な感じに変化しています。パーッと揮発する派手さは無くなったけどしみじみ美味しいワインになりました。 やっぱり美味いわ、コレ。
点数 | 85点 |
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リンク |
Paul Cluver "Estate" Chardonnay 2016 2,333円 |
本日もまた師範は一人で大掃除であります。週後半から寒くなるそうなので、
窓拭きを含むガラス&鏡面の清掃をやることにしました。
道場はそもそも窓の多い造りになっているのに加えて、ガラス扉(左写真)なんかもあったり二階回廊の手すりはアクリル板だったり、
とにかく拭くべきと場所が多いんですね。
こジャレた建物にしたくてそうしたわけですが、確かにこジャレはしたものの掃除は大変、というやつです。
そして、グラスラックもガラス扉にガラスの棚板なんで、本日拭き上げました。
その上段に収めている彫物グラス達、使う機会が無いから曇るのね。
そしてこの手のグラスが曇ると見栄えが悪いってんで年一回無駄に洗ってます。
捨てりゃいいんだけど、頂きモノとかだからなぁ。
ちなみに最上段には更に使わないティーカップが。
師範代がハイソなお友だちから結婚祝いに頂いたウェッジウッドのジャスパー。
素焼き?の陶器なんで、コーヒーや紅茶の色が染みたら残念な感じになると思うけど違うのかな?
食洗機も無理っぽいよね。
名称 | Tokachi Wine KIYOMAI 2016 十勝ワイン 清舞 2016 |
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生産者 | 池田町ブドウ・ブドウ酒研究所 |
価格 | 寄付金額:6本セット30,000円 (参考価格:2,374円 @amazon) |
購入店 | 北海道池田町 |
本日は一日大掃除で食事を作る時間は無いだろうということで(実際は結構時間あったけど)、
師範代父から冷凍で送られてきたビーフシチューをメインに、アボカドとトマトのサラダなどをチャチャッと。
主夫は大変よねぇ・・・なんて戯言は置いといて、合わせて選んだワインは北海道池田町産の赤。
この時にゲットしたふるさと納税の返礼品からの一本。
「清見」「清舞」「山幸」と、兄弟銘柄?が送られてきたので飲み比べてみるか、とも考えたけど、
飲み比べて違いが判ったところでそれを活かす局面が見当たらないので、
普通に1本ずつ稽古することにしました。
グラスに注いで、まず凄いなぁと思ったのは、色が非常に濃いこと。
北海道も池田町あたりだとかなりの寒冷地だと思うけど、こういう色のワインが造れるブドウが実る、というのは素直にビックリです。
「清舞」という品種は清見と山ブドウを掛け合わせた品種らしいですが、どちらもあまり馴染みが無いので「ほぉそうですか」としか言えません。
そして香りのボリュームもなかなか立派です。やや、というかかなり青い感じ、そして酸のツンッとした刺激。
ドイツのツヴァイゲルトに南仏のグルナッシュを足しました、みたいな雰囲気で、好き嫌いを別にすればなかなか面白い香りです。
味わいはストイックだなぁ。甘さは弱めで渋味がしっかりしています。アルコール度数は10.5%と低めなので、飲めば飲むほどシラフに戻ります(嘘)。
青い香りに渋い味わい、漢気溢れるワインです。薄ら甘くて「飲みやす~い」狙いの一般的なお土産国産ワインとは全く逆方向を志向している感があります。
その心意気や良し!なんだけど、いかんせん飲んでて楽しくないのね、享楽的じゃないのよ。まるで「ワイン版の青汁」みたい。
好きな人はいるかもですが、軟派な師範は「こういうのはちょっと・・・」です。
点数 | 67点 |
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リンク |
【ふるさと納税】十勝ワイン赤にこだわったビンテージ6本セット 寄附金額45,000円 |
スチャラカ社会人の師範は今週も全て勤務先をお休み。年末モード継続です。
休みなんで遊んでいるのかと言うとそうではなくて、師範代が休めない分、大掃除など家庭内の色々をやっておるわけです。
本日のアクティビティは、家族の一年分のビデオ編集&ディスク作成と年末年始に向けた包丁研ぎ。
研いだ包丁は、写真左から出刃包丁、文化包丁×2、ペティナイフ、ソムリエナイフ。
出刃包丁は師範代が義父から譲り受けて来たもの。材質は(多分)白鋼、手入れを怠ると錆びるのが面倒というのもあって、最近あまり使ってません。
文化包丁がなぜ2本あるかと言うと、師範と師範代、それぞれが独身時代に使っていたものを持ってきたから。
どちらも材質は鋼をステンレスでラミネートした割込なので、そこそこ扱いやすく研げば切れ味が戻ります。普段使うのはもっぱらコレです。
ペティナイフはモリブデン鋼、切れ味が落ちにくいですが研いでもそんなに変わりません。
ソムリエナイフは・・・いわゆるダブルアクションな安いヤツです。材質は普通の鉄かな?
ラギオールとかだと刃にギザギザが付いていて研げないと思うんだけど、ソムリエさんたちはどうしているのかね?
ちなみにこの他にも栁刃包丁なんかも持っているけど、例によって安物を買っちゃったんで切れ味がイマイチなのね。
繊細な刺身を引いたりすることもないので、ほぼ使っていません。
そんな感じで包丁研ぎは完了。年末年始はこれで気持ち良く料理が出来ます。
概ね午前中で作業は終えて、午後からはちょっとお出かけ。
向かった先は、ツイッター関連でお世話になっている(ブルーノートへも一緒に行った)方が運営する「自由が丘ワインスクール」。
そこに併設されているワインショップ「WINE PLACE」が12月25日まで全商品20%オフとのことなので、
先生のお薦めをゲットすべく伺いました。
店(というか学校)は、オシャレな自由が丘のオシャレは一等地にあります。なったって一階にはスターバックスが入っているビルの2階ですから。
師範ごときは足を踏み入れるのも憚られるオシャレ具合なわけですが、せっかく来たんだから意を決して突撃しました
・・・って話盛ってます。実際は事前に連絡していたんで突撃はしてないです。
店内は、入り口を入ってすぐにカウンターがあって、左側にワインショップ、右側がセミナースペースなのかな?
恐れ多くて右側には行ってませんので判りません。
ワインのラインナップ的には各国各レベルからまんべん無く、といった感じですが、
『勉強用に買った』とおっしゃっていたタイ産やベトナム産があるのがワインスクール併設のショップらしいところですね。
そしてここで、校長先生じきじきにお薦めの安ワインを選んで頂きました。
なんたってワインスクールの校長先生が推すワインですから、期待しないわけには参りません。
結局あぁだこぅだお話ししつつゲットしたのは3本。近いうちに正座して稽古させて頂きます。
名称 | Bowler's RUN Cabernet Merlot 2017 ボウラーズ・ラン カベルネ メルロー 2017 |
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生産者 | Pinnade Drinks ピネード・ドリンクス |
価格 | 324円 (よりどり3本1,080円×10%off:通常価格626円) |
購入店 | イオン天王町店 |
お休み期間中の師範ですから、調理担当ももちろん師範です。
本日のメニューは豚のソテー、野菜たっぷりミネストローネ、レタスのサラダ。
あと、昨日のチーズ(サントーバン)とバゲットが残っているので、それもつまみにしております。
昨日は美味しいブルゴーニュの一級畑と稽古して、今日は自由が丘のワインショップへ伺って・・・なんてことしていると、
まるで自分がハイソな存在になったかのような錯覚を覚えるわけですが、
そういうことでは「安ワイン道場」の名が廃る、ってもんです。
ここはひとつ奢った舌と根性をリセットする意味合いも込めて、アンダー・ワンコインで買えた激安系の赤をチョイスしました。
とは言っても通常売価は600円強だし、先月シャルドネは結構イケていたんで、
そんなに身構えなくても大丈夫であろうと期待して抜栓します。
色は、カベルネとメルローだと思えば若干薄めかも。でも頼りない感じはありません。
香りのボリュームも結構あります。カシスっぽい色黒な果実香にどことなく煙たい感じ。
樽熟なんてしていないでしょうから、葡萄の種あたりに由来する香りでしょうか。
味わいは、甘さしっかり渋味そこそこで酸味もあります。
この品種にしては軽いイメージではあります。
シンプルでストレートだけど、頼りない感じはなくて「スッピンの赤ワイン」感があります。
通常価格の600円強でも十分満足のいく内容。
普通一般のご家庭で召し上がる赤ワインはこれで良いんじゃないですかね~と、当初の目論見通り舌と根性がリセットされました。
やっぱりワインもダイナミックレンジを楽しめたほうが良いと思うんだよね。
点数 | 72点 |
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年末モードでだらだら過ごしていると体重が心配なので、本日はあさからみなとみらいまで散歩に来ております。 赤レンガ倉庫に着いたのが午前6時頃、ちょうど豪華客船が大桟橋に入港するところでした。 こういうでっかい船って、シャンパーニュいっぱい積んでいるんだろうなぁ。 一度はそういう優雅な船旅をしてみたいものです。
実は昨日から大掃除をスタートしておりまして、昨日は寝室ロフトの整理と古い年賀状の整理。 そして本日は屋上の清掃。高圧洗浄機で床を洗うのはあっという間なんだけど、 屋上の壁の天端のコーキングが切れていたのね。 だもんでコーキング材を買ってきて修繕して・・・なんてしてたら結構時間かかりました。
大掃除も本日分のノルマはクリア、加えて今日はクリスマスイヴなんで自分にご褒美、ちょっと贅沢して「ヱビス 薫るルージュ」 濃いめの琥珀色で泡立ちも泡持ちもしっかり。ライチのようなフルーティな香り。 年明けに毎年売られるジョエル・ロブション監修のヱビスにも似たしっかり感で、 これは美味しゅうございます。
そしてクリスマス・イヴの夕食は、鶏モモのオーブン焼き、ブロッコリーとトマトとシーフードのマリネ、エビと生ハムとベビーリーフのサラダ。 あとは神戸屋のバゲットとチーズパンに合わせてマグロのパテとウォッシュチーズ(サントーバン)。 食後はブールミッシュのブーシュ・ド・ノエル。 師範も人の子&人の親、どこにでもあるようなメニューになっちゃうわけです。 でも良いのよ、平凡が一番。幸せは日々の生活の中にあります。
名称 | Savigny-les-Beaune 1er Cru "Aux Fournaux" 2010 サヴィニー・レ・ボーヌ プルミエ・クリュ "オー・フルノー" 2010 |
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生産者 | Jean-Michel Giboulot ジャン・ミシェル・ジブロ |
価格 | 2,980円 |
購入店 | カーヴ・ド・リラックス |
さてそんなメニューに合わせて選んだワインは、もちろんシャンパーニュ・・・じゃなくてブルゴーニュにしました。
本日はビールがシャンパーニュ代わりです。
飲む人が複数いれば泡からスタート、みたいなことが出来るんだけどね、ウチは一人だからね。子供たちは飲めるようになるのかな?
閑話休題、造り手はジャン・ミシェル・ジブロでサヴィニ・レ・ボーヌの1級畑、お値段はぎりぎり稽古範囲の2,980円でした。
色は澄んでいてやや薄めの赤紫、色調的には気持ちレンガ色がかっていて、エッジ部分にわずかなオレンジ色が見えます。
ちょっと熟成した南ブルゴーニュらしい色合いです。
かおりも、「あーコレよコレ!」なブルゴーニュ感。
揮発性の芳香がパーッと香って、南らしく果実よりもケモノっぽさがグワッと来ます。
味わいも、渋味軽め甘味少なめ酸味そこそこで、全体のスケールは小さ目ながらキュッと一つトコロにまとまっていて、
それを旨味が包み込むようなスタイル。これはいけません、スイスイ入ります。
派手さは無いけど、しみじみ美味い系のブルゴーニュです。
造り手のジャン・ミシェル・ジブロ、日本ではあまり有名ではないみたいですが、
きっちり熟成させて出荷することで本国では定評がある方のようです。
一級畑なのに稽古範囲内の価格ということもあり、見かけたら稽古してみることをお勧めします。
点数 | 83点 |
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年末モードの二日目、本日の食前酒は「冬こそオリオン」ということで、
沖縄のオリオンビール製造(販売はアサヒビール)の琉球ホワイトエールをチョイス。
色は淡くてやや濁った感じ。原材料を見ると麦芽、ホップ以外に小麦、コリアンダーシード、オレンジピールとあるんで、
いわゆる白ビール系統ですかね。泡はかなり弱めでコリアンダーの香りがほんのり、味わいもかなり軽めです。
ちょっとベルギーの白ビール(ヴィット)っぽい感じがあって、悪くないです。でも冬に飲むにはちょっと軽すぎかも。
とはいえこういういろんなタイプのビールが普通にスーパーで買えるのは良い時代になったものですな。
名称 | El Miracle Brut N.V. エル・ミラクレ ブルット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Vincente Gandia ヴィンセンテ・ガンディア |
価格 | 864円 (単品価格:1382円) |
購入店 | イオンリカー 天王町店 |
明日と明後日のクリスマス&イヴに向けて、『シャンパンとか用意しちゃおうかな~!』なんて浮かれているお父さんも多いものと想像されます。
そして、イオンに買い物に行くと、定番のメキシコ産「サラ・ビベ」(コレ)にするか、
ちょっと奮発してこの「エル・ミラクレ」にするか、お悩みの諸兄も多いのでは無いでしょうか?
そこで「安ワイン道場」からクリスマス直前のお役立ち情報提供、いったいどちらを買うべきかキッチリ稽古を付けさせて頂きます。
ちなみにこの「エル・ミラクレ」、夏に買った「シャンパーニュ入り!本格スパークリング5本セット」税込5,400円が5%引きで5,130円からの最後の1本です。
色は非常に薄め、記憶の糸を辿るとサラ・ビベの方が濃かったと思います。
泡立ちに関してはキメも細かくボリュームもあって、「なんちゃって」感は無くちゃんとしています。
そして香りのボリュームも案外しっかりしていて、リンゴのような甘いフルーツとグレープフルーツみたいな酸っぱ苦いフルーツの両方が感じられます。
味は・・・典型的なカバだな。甘さ控えめで苦味がバッチリ。金属をなめるような、アルミホイルを噛み噛みするみたいなキンキンした味わいです。
外観や香りは「これシャンパーニュです」と言っても通りそうだけど、味わいで馬脚を現します。
悪いことは言いません、普段あまりスパークリング・ワインをお召し上がりにならない方であればサラ・ビベを選んでください。
ただ、これも一般的なスパークリングとしてみたら別に悪くないし、鮎のほろ苦さとは相性良いし、「甘い酒なんて女子供の飲みモノだ!」ってな漢気溢れる御仁であればこちらが良いかも。
でもそういう人がクリスマスに泡を飲むってシチュエーションはあまり無さそうですけどね。
点数 | 69点 |
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既に師範は年末モードなので、早い時間から飲んじゃいます。本日の食前酒は、スーパー(イオン)で買ってきたサッポロ 富良野の香り ゆるやかエール。
最近の限定醸造はエールタイプが流行りなんですかね?師範は好きな系なので大歓迎ですけど。
色は普通のサッポロより若干薄めなのかな?飲み比べないとわからないくらいの差と思われます。
香りは明らかに違いを感じて、まずボリュームが立派です。レモンピールのような、ほろ苦い感じを伴う爽やか系の香りがしっかり感じられます。
味わいは、「ゆるやかエール」の名が示しているように、そんなに苦味やキレの鋭さは無くて、コクがあってたっぷりとした感じ。
そんなに傑出した何かがあるわけじゃないけど、しっかりとして美味しいビールだと思います。
でも、名付けにしても缶のデザインにしても、なんかアピール力が弱いように感じるんだよな。
そういうとこサッポロは損していると思います。
名称 | Pilùna 2016 ピルーナ 2016 |
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生産者 | Castello Monaci カステッロ・モナチ |
価格 | 819円 (9本セット8,729円(10% off):単品価格1,490円) |
購入店 | 京橋ワイン |
本日の夕食は、オージービーフのサーロイン・ステーキ和風ソース、キャベツとベーコンのソテー、そして冬至なんでカボチャのそぼろ煮。
洋とも和ともつかないメニューですが、気分は「濃い赤」だったので(なぜなら昨日が「薄めの赤」だったので)、
チョイスしたのは京橋ワインの「イタリアワイン9本セット、送料込み9,698円」からのプーリア産プリミティーヴォ。
最近の傾向としてプーリアの赤はみんな揃って「濃いが正義」に舵を切っている印象がありますし、
太くて重いボトルは濃さの現れだと想像しました。
外観は「こりゃ手強そうだぞ!」な濃さです。浅めに注いでもほとんど向こうは透けなくて、まるでボルドーみたいな青く濃い紫色です。
香りを嗅いだら「あっはーッ!」です。コレ間違いなく濃いヤツです。ドライプルーンのような甘い果実っぽさとブランデーのようなアルコール感、
アマローネにも似た「干し葡萄使っちゃいました?」みたいな凝縮感のある香りです。
そして飲むと「ホラやっぱり!」な濃さです。噛めるような密度と甘さ。糖度を測るとなんと9.1、ほぼ甘口ワインな領域です。
もちろんしっかり存在する渋味に加えて、後味には結構旺盛な苦味も感じますし、アルコール度数は14%もあります。
だもんでチビチビ飲むには好都合ですが、料理に合わせてスイスイと、はちょっと難しいかも。
「濃いが正義」であれば、間違いなくこのワインは正義です。
凄くパワフルで飲み応えがありますので、通常単価の1,490円でも非常にお買い得。
ただ、飲み疲れします。あと、この甘さゆえ料理には合わせ辛いかも。
当道場ではこれまでこういう「濃いプーリア」を高く評価してきたフシがありますが、
これだけ続くと慣れちゃうというか「またコレか」という印象は否めなくなってきています。
誰か現地に行って「まぁまぁ落ち着けよ」ってなだめて来てくれませんかね?
点数 | 79点 |
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リンク |
【送料無料】イタリアワイン9本セット 9,698円 Piluna 2016 [Castello Monaci] 1,490円 |
名称 | TOMOÉ マスカット・ベーリーA 2017 |
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生産者 | 広島三次ワイナリー |
価格 | 寄付金額:4本セット30,000円 (参考価格:1,620円 @リカーズ楽天市場店) |
購入店 | 広島県三次市 |
いよいよ年末モードに突入ですな。そして本日の調理担当は師範で、メニューは冷凍庫の隙間を作るべく広島県三次市へのふるさと納税の返礼品で貰った「山芋コロッケ」と「山芋メンチカツ」、
それにインゲンとオクラの素揚げ、キャベツ(今安いよね)の千切りとニチレイのフカヒレスープ。
メインが三次市の産物だから、ここはひとつ同じ土地のワインをマリアージュさせましょう、ってことで選んだのがこの広島三次ワイナリーのマスカット・ベーリーA。
同じくふるさと納税の返礼品で、デラウエアとは月初に稽古して好印象、
畑名「木津田ヴィンヤード」付きのプレミアムなマスカット・ベーリーAとは昨年稽古してこちらも好印象でした。
コルクはDIAM5、品質に気遣いを感じてナイスです。
色は薄め、でもロゼか!ってほどじゃないですね。北部ブルゴーニュのピノ・ノワールくらいの濃さです。
香りは、この品種に典型的なイチゴキャンディのような甘い香り。ちょっとファンタグレープのような香りもあって、甘~い感じです(でもそんなに甘くないけどね)。
口に含むと、微妙に炭酸のチリチリ感がまずあって、その次にはしっかりとした旨味を感じます。
渋味は控えめだけど甘味も酸味もそこそこあって、甘くないイチゴジュース的なフレッシュさを感じます。
香りはそこそこ華やかだし味わいもフルーティで、この品種が苦手で無ければ選択肢としてアリ、贔屓目無しにイケてるワインだと思います。
ただ、昨年の畑名付きのヤツと比べると残念ながらかなりレベルは下だな。
お値段にそんな大きな差は無いので、選べるんだったら「木津田ヴィンヤード」の方を推します。
三次産山芋とのマリアージュは・・・そういう微妙な良し悪しは師範こときには判別不能です。
点数 | 74点 |
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リンク |
【ふるさと納税】 おすすめTOMOEワイン4本セットA 寄付金額 30,000円 TOMOE マスカット・ベーリーA 2017 [広島三次ワイナリー] 1,620円 (@リカーズ楽天市場店) |
本日は、ふと思い立ち「個人的忘年会」ということで亀戸のシャンパーニュ・スタンド デゴルジュマンへ。
ツイッターで仲良く(ブルーノート行ったりとかサイゼリヤ行ったりとか)
して頂いているハンサムな青年?が店主のシャンパン・バーです。
前回伺ったのが8月なので、4ヵ月ぶり2度目の訪問ですな。
ちなみに左写真は、実は前回訪問した時のものです。
なぜ今回の写真ではないか、理由はあとで・・・
名称 | Poilvert-Jacques Brut N.V. ポワヴェール・ジャック ブリュット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Poilvert-Jacques ポワヴェール・ジャック |
価格 | シャンパーニュ3種飲み比べ(各ハーフ) 1,500円 (参考価格:680円/glass) |
購入店 | シャンパーニュ・スタンド デゴルジュマン |
このお店に来たら、まずは「シャンパーニュ3種飲み比べ(各ハーフ)」を注文しないわけにはいきません。
この銘柄「ポワヴェール・ジャック」は前回もこのセットに入っていまして、
このお店の定番銘柄のようです。
そして、右写真でもわかるように「これがハーフですか?」な立派な量を注いで頂いております。
まず外観、色は今回の3種の中では真ん中の濃さ。泡立ちは一番弱かったかも知れません。
香りのボリュームは3種の中で一番強めに感じました。
傾向的には、やや酸化熟成したニュアンスと言うか、奈良漬っぽい雰囲気を感じます。
味もなんだか高級シャンパーニュのようなマッタリ感。
これまで飲んできたこの銘柄の印象とはだいぶん違う感じがします。
店主によれば、『コルクの下側がすぼまって熟成シャンパーニュのコルクみたいだった』とのことでしたが、
確かに飲んだ印象もそんな感じです。
(本来の意味での)デゴルジュマンした日付等は書かれていませんが、バラツキがあるんですかね?
今回の場合は良い方にバラついていたのかも知れません。
点数 | (82点) |
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名称 | Drappier "Carte d'Or" Brut N.V. ドラピエ "カルト・ドール" ブリュット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Drappier ドラピエ |
価格 | シャンパーニュ3種飲み比べ(各ハーフ) 1,500円 (参考価格:980円/glass) |
購入店 | シャンパーニュ・スタンド デゴルジュマン |
飲み比べの2種類目は、ドラピエのカルト・ドール。この銘柄は13年前にも稽古しておりますが、
ラベルのデザインはまるっきり変わっておりますな。"Carte d'Or"=「金のカード」ですから、
昔の黒いラベルじゃなくて今のオレンジのやつの方がそれっぽいと言えばそれっぽいです。
品種は90%が黒ブドウ(ピノ・ノワールとピノ・ムニエ)とのことです。
色は、明らかに赤めの色調を感じます。外観からも黒ブドウが多いことが見て取れます。
香りからも、ピノ・ノワール的なイチゴっぽい雰囲気を感じます。
味わいにも渋味があって、こちらもピノっぽいんですな・・・なんて判ったようなこと書いていますが、
飲み比べたから言えることで、これ単体だったらそこまでの違いは感じ取れない自信があります。
ほぼ「ブラン・ド・ノワール」らしい、しっかりした香りと味わいのシャンパーニュでした。
今回の3種類の中で一本マルマル飲むんだったらこれかなぁ、と思います。
クリスマスにふさわしい一本ですよ奥さん。
点数 | (80点) |
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名称 | Charles Heidsieck Brut Rèserve N.V. シャルル・エイドシック ブリュット・レゼルヴ (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Charles Heidsieck シャルル・エイドシック |
価格 | シャンパーニュ3種飲み比べ(各ハーフ) 1,500円 (参考価格:1,400円/glass) |
購入店 | シャンパーニュ・スタンド デゴルジュマン |
3種類の中でグラス単価が一番高いのがこれ、シャルル・エイドシック。
ボトルの雰囲気も、なんとなく一番高級感があるように感じます。
右写真みたいな全体像からの切り出しじゃ無くて、ちゃんと一本ずつ撮った写真もあったんだけど・・・
さて3種の比較で言えば、色はこれが一番薄い感じです。
とはいえ品種はピノ・ノワールとピノ・ムニエとシャルドネが1:1:1とのことなので、
比率的には黒ブドウが多いそうです。
香りは一番フレッシュというかダイレクトにリンゴのようなフルーツを感じます。
味わいも一番フレッシュ。デゴルジュマンは2018年なので、
そういう香りや味わいなのは納得のいくところです。
・・・と、納得はしていたんですが、気になるポイントがあって、裏ラベルに添加物として『酸化防止剤(亜硫酸塩、ビタミンC)、酸味料』と書かれているんですね。
この「酸味料」が引っかかるんだよなぁ。
もちろんそれを香りや味わいで検知できるわけじゃないんですけど、
なんかこのフレッシュさと酸味料が関係ありそうな気がしてしまうわけです。
点数 | (77点) |
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カウンターだけのシャンパン・バーですが、このお店は料理も楽しみの一つです。
左写真が口どけの良い シャンピニオンのテリーヌ、お値段680円也。
これが美味いんだな。香りにキノコの土っぽさとセメダインみたいな雰囲気があって、シャンパーニュとの相性はたいへんよろしゅうございます。
これ以外に、トラフグの昆布〆 980円也も頂いております。
分厚くてコリッコリで少量ながらも食べ応えのある一皿・・・だったんですが写真がありません。
撮ったんですけどありません。無念。
名称 | Charles Heidsieck Rosé 2006 シャルル・エイドシック ロゼ 2006 |
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生産者 | Charles Heidsieck シャルル・エイドシック |
価格 | 16,500円 |
購入店 | シャンパーニュ・スタンド デゴルジュマン |
お約束の飲み比べも終わり、ここから本腰を入れさせて頂きます。
リストにはシャンパーニュが10種類、スティルの赤ワインが3種類と白ワインが3種類ずつ。
シャンパーニュは当然フランス産ですが、スティルワインの方は全て南アフリカ産という非常にトンガッたラインナップです。
そして「リスト以外にもあります」と書かれているので、店主にお薦めを聞いたところ、
『ぜひ稽古をつけて欲しい』と提案されたのがこのシャルル・エイドシックのヴィンテージ付きロゼでした。
よろしい、稽古を受けて立ちましょう。
色は薄めのオレンジです。ロゼって、青みのあるピンクっぽいロゼやタマネギの皮みたいなベージュっぽいやつまでいろいろあるけど、
このワインはやや後者寄りの色調です。
香りのボリュームはさすがです。飲み比べした前者3種類と比べると頭一つ抜けた感じです。
傾向的にはそんなに黒ブドウっぽさが強いわけじゃ無くて、比較で言えばドラピエの方がピノっぽい香りではありました。
味わいも大変立派です。温度が低いうちは普通のシャンパーニュでしたが、
温度が上がってくると赤ワインとシャンパーニュの良いトコ取りなバランスになってきて、えも言われぬ美味しさです。
お薦めは納得、「ロゼですぜ~」感が出過ぎず、上品にまとまっています。美味しいっすねコレ。
もちろん、ボトルで注文してタップリ飲んだということも良い方に作用しているとは思いますが、
師範がいつも(って言うほど「いつも」じゃ無いけど)飲んでいる稽古範囲内のシャンパーニュとは一線を画す出来栄えだと思いました。
(ちなみにこちらには「酸味料」の記載はありませんでした)
当初ヴィンテージを2016と書いてましたけど、2006でした。やっぱカメラ無くした動揺は深いなぁ。
点数 | 85点 |
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名称 | J.Dumangin Fils Brut N.V. J.デュマンジャン・フィス ブリュット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | J.Dumangin Fils J.デュマンジャン・フィス |
価格 | (TZKさんより) |
購入店 |
今回、ツイッターで事前に「デゴります=(デゴルジュマンへ行きます)」宣言をしていたところ、
前回のサイゼリヤ会でもご一緒したTZKさんが同席表明して頂けました。
そしてこのシャンパーニュは、そのTZKさんがお持ち込みされたもの。
前のロゼをおすそ分けしつつ、これご相伴に預かることになりました。
ありがたい話でございます。
品種が裏ラベルに書かれていて、ピノ・ムニエが34%、ピノ・ノワールが33%、シャルドネが33%とのこと。
飲み比べのシャルル・エイドシックと同じ1:1:1の比率ですね。
そしてこれも、黒ブドウが多い割には色白・・・っていうか、今回黒ブドウメインのシャンパーニュばかりだったので、
相対的にそう感じたのかも知れません。
飲んだ印象は、最初のポワヴェール・ジャックと似た感じの酸化熟成感・・・というようなことがメモには書いてあります。
珍しい?シャンパーニュをご馳走して頂きありがとうございました。
いつも思うんですが、こうやって最後に飲んだワインってあまり覚えてないのがもったいないよねぇ。
そして、これが最後じゃないあたり、さらにもったいないことになっております。
点数 | (80点?) |
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そろそろ退散しようかなと考えていた頃、これまたサイゼリヤ会でご一緒した Amaliaさんもお見えになるという情報をゲット。 せっかくなんでお会いしたく粘ることに。 ドイツ産の甘口ワインを頂いたり、グラスで赤ワイン(グレネリーのカベルネ・ソーヴィニョン)や白ワイン(確かグレネリーのシャルドネ)を追加注文したり、 ・・・ハイ、明らかに飲み過ぎモードです。
一応電車の時間は意識しておりまして、終電前には退散したわけですが、
乗った電車が運良く座れて、カメラからスマホにデータを転送して(※)ツイッターにアップして
・・・なんてことをしているうちに沈没。
二駅ほど乗り過ごしたのはまだ良いんだけど、ちっとも良くないのは・・・
カメラを電車に忘れてしまいました
いい歳こいて何やってんだ師範は。
JRに連絡するも「届け出無し」とのこと。ショボーン。
上記のイケメン店長さんの写真が、2年間連れ添ったカメラとのお別れの一枚になってしまいました。
本日の更新は、辛うじてカメラからスマホに転送していた写真を使っております。
名称 | Soave Classico "Bolla Retro" 2016 ソアヴェ・クラッシコ "ボッラ・レトロ" 2016 |
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生産者 | Bolla ボッラ |
価格 | 663円 (単品価格:1,077円) |
購入店 | うきうきワインの玉手箱 |
本日は、受験勉強でお疲れさまな長女のご要望により、ふるさと納税の返礼品で頂いたズワイガニの鍋。
本来火曜日は休肝日ですが、カニ鍋を前にして飲まない胆力を師範は持ち合わせておりません(弱)。
そんなこんなでチョイスしたのが、「うきうきワインの玉手箱」の10本10,000円福袋に入っていたイタリア産の白。
ボッラ社はソアヴェの大手メーカーですな。
ちなみに(多分)これと同じ銘柄の1997年産と20年前に稽古済み。その時は「"可もなく不可もない"ワイン」だったようです。
さて抜栓。コルクはDIAM的なモダンな集成材だけど、長さは35mmというかなりの短さです。
グラスに注いで、色はちょっとビックリします。というのも「安ソアヴェだから無色なのかなー」と思っていると全然そんなこと無くて、
濃いってほどじゃないけど結構しっかりした黄金色っぽい色調を感じます。
「もしかしてコレ逝っちゃってる?」と警戒しつつ香りを嗅ぐと、
全然そんなことなくてアプリコットのような甘い桃の香りと蜜の香りが感じられます。
ショップの説明を読むと「数パーセント程度の過熟の果実から作ったワインをブレンド」と書かれています。
なるほどそれでこうなるのね、と合点がいきます。
そして、甘味と同時に苦味たっぷりなんで、ちょっとシチュエーションを選ぶ(要は鍋には合わない)と思います。
カニ鍋だから、スッキリしたヤツを期待してこのワインを開けたんだけど、意に反してかなりシッカリ系のワインでした。
そういった意味では20年前のとは全く別物です。
トラディショナルな領域でもいろいろ模索されているんですな。
安易に昔の印象で選ぶと失敗する、という話の典型でしょう。
点数 | 72点 |
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リンク |
Soave Classico "Bolla Retro" 2016 [Bolla] 1,490円 |
本日は、次女の保育園時代のお友だちMちゃん(Aさん)宅にてコストコ・パーティ。
結構定例化していて、前回道場でやったときの記録がコレ。
準備が楽だからね、コストコで料理調達すると。
朝10時にコストコ金沢シーサイド倉庫店に着くように出かけたんだけど、その時間で既に駐車場はほぼいっぱい。
皆さん年末用の食料品とか買い出しに来ていらっしゃるんですかね?
混んだり並んだりするのが嫌いなんで、こういうチャンスでも無いとコストコに足が向かないんだよなぁ。
そして午後1時頃にAさん宅に伺って食事会開始。
参加者はAさん一家4人と師範一家3人(長女は模試で不在、受験生は大変だぁ)。
本日飲む人はAさんと師範の二人であります。
名称 | Pertois Moriset "Blanc de Blancs" Grand Cru Brut N.V. ペルトワ・モリゼ "ブラン・ド・ブラン" グラン・クリュ ブリュット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Pertois Moriset ペルトワ・モリゼ |
価格 | 4,298円 |
購入店 | 京急ストア 品川店 |
一本目のシャンパーニュは師範が持参、お気に入りの造り手「ペルトワ・モリゼ」のブラン・ド・ブラン。
ノン・ヴィンテージだけど裏ラベルに詳しい情報が書かれています(そしてそれを隠さないよう気を遣ってインポーターのシールが貼られています)。
それによれば、
『グラン・クリュ格付けのCote des Blancsのシャルドネ100%、ステンレスタンクで7ヵ月熟成した後、2011年産のキュヴェ80%(20%はリザーヴ・ワイン)を使い、
2012年4月24日に瓶詰、デゴルジュマンは2016年10月10日、糖添加は5g/l』
とのこと。ハーフとはこの春に稽古してますが、そっちは2013年産のキュヴェがメインだったので、
中身は結構違うと思われます。
グラスに注いで、色はブラン・ド・ブランらしく薄めの黄金色。
泡立ちは大変立派でコンコンと沸きあがってきます。
香りは、シャンパーニュらしい焼きリンゴの香りとパンのような香ばしさ。
シャルドネだけからこんな香りが出るのが不思議です。
口に含むと、しっかりした甘さと酸を感じます。
軽い/重いでいえば「やや重い」あたりに位置すると思います。
やっぱり美味いねぇ、ペルトワ・モリゼ。
ブラン・ド・ブランなのにこのしっかり感、
そもそものブドウが立派なのと、長めの熟成期間の恩恵を受けているように思います。
道場の稽古範囲をオーバーする価格ではありますが、ハズさないシャンパーニュとして贔屓にしております。
点数 | 82点 |
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料理は、コストコで買ってきたズワイガニとホタテのちらし寿司とかチョレギサラダとかシーザーサラダとか豚タンスモークとかを食べつつ、 それとは別に左写真の神戸屋のパンとサーモンのパテやチーズいろいろを出して頂いております。 コストコって、ソフト系のパンはいろいろはあるけどハード系のパンで美味しいのが無いんだよね。 アメリカではあまりそういうの食べないのかな?
名称 | Volnay 2004 ヴォルネイ 2004 |
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生産者 | Louis Caillot ルイ・カイヨ |
価格 | |
購入店 | (A家から) |
次なるワインは赤で、Aさんに用意して頂いたブルゴーニュのヴォルネイ。
ヴィンテージは2004年、保育園で大の仲良しだった師範家の次女とAさん家の長女の生まれ年ワインです。
保育園を卒園して7年以上、未だにこうして仲良くして頂けるのは大変ありがたいことですな。
そして、師範の不断の努力によりお知り合いは皆さんワインに興味を持って頂いているのもありがたいことであります。
色は薄めの赤紫で、エッジにはオレンジのグラデーションが見て取れます。
いかにも熟成ブルゴーニュな色合いに期待が膨らみます。
香りを嗅いで「おぉ!これはオッケー!」です。
ドライ・アプリコットのような甘くて乾いた感じの果実香、この雰囲気はなかなかそんじょそこらのワインでは嗅げません。
味わいはドライです、ってか痩せているとも言います。でも仕方ないよね、14年前の並年の村名だからね。
長い熟成期間を経て下り坂の途中ではあったと思うけど、香りに関してはまだまだ現役でした。
言わば「香り吟醸」なワインですね。
こういうワインを用意して頂けるのはやっぱり嬉しいなぁ。「喜ばせよう」というお気持ちが伝わります。
点数 | 80点 |
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本日のメインの料理はコストコのプルコギ。
これ、コストコに行くたびに買いたいなぁと思っていたけど、なんたって1パックの量がハンパなくて2kgだからね。
なかなか自分ちだけで消費できる量じゃないわけです。
プルコギに限らず、全体に量が多いのが困るんだよなぁ、コストコ。
ただ、ワインに関しては1本から売られているので、その点は全然問題ないんですけどね。
名称 | Château Haut-Bages Libéral 2006 シャトー・オー・バージュ・リベラル 2006 |
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生産者 | Ch. Haut-Bages Libéral シャトー・オー・バージュ・リベラル |
価格 | 4,074円 |
購入店 | ヴェリタス |
師範が持参したもう一本のワインがコレ、メドック5級格付けのシャトー・オー・バージュ・リベラル。
ヴィンテージの2006年は左岸のボルドーにとっては優良年なようです。
このワインを買ったのはもう9年も前、それからなかなか飲む機会無く道場のセラーに眠っておりました。
過去の経験上、Aさんはボルドーがお好きみたいだったんで、今回満を持して持参した次第であります。
色は非常に濃い紫色で、まだエッジにもグラデーションはあまり出ていません。
香りもまだまだ元気ですね。カシスみたいな濃い系の果実の香りに甘いバニラの香り。
加えてどことなくニューワールドっぽいインクの雰囲気も感じます。
味わいも大変しっかりしています。特に顕著なのが甘さ。
やっぱりこの糖のしっかり感は優良年だなぁ、と思わされます。
「熟成ボルドー」と言うにはまだまだ若い感じで、大変美味しゅうございました。
買った時の値段は4,000円強、それが今だと数倍の値段・・・になんてなってないのね。数割増し程度みたいです。
ともあれ自宅セラーでもきちんと状態をキープできると判って一安心であります
・・・な~んて、長期保存しているワインなんてそんなに無いんですけどね。
だいたいすぐ飲んじゃうから。
点数 | 88点 |
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今回、コストコ料理以外にもAさん(パパ)が1品準備されておりました。それがこの煮豚。見た目はアレですが大変美味しゅうございました。 やっぱり今は男性も料理ができないとダメな時代ですよ。 誤解を恐れず申し上げますと、料理をしない人が「美味い/不味い」を言うのを、師範はどーも信用できません。 偏見だとは思いますけどね。
名称 | Stark-Condé "Vineyard Selection" Cabernet Sauvignon 2017 スターク・コンデ "ヴィンヤード・セレクション" カベルネ・ソーヴィニョン 2017 |
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生産者 | Stark-Condé Wines スターク・コンデ・ワインズ |
価格 | |
購入店 | (A家から) |
飲む人二人で4本目です。
どう考えても飲み過ぎモードに突入しておるわけですが、楽しいんだから仕方ありません。
というわけでAさんに出して頂いたのは、今日コストコで調達された南アフリカのスターク・コンデ、
品種はカベルネ・ソーヴィニョンです。
ちなみにこの銘柄の2016年産は、この夏に稽古しておりますな。
色は、前のボルドー産に負けず劣らずな濃さでした。
というか改めて前のボルドーが元気な色であることを再確認できました。
香りは、黒系果実がベースある点は前のボルドー同様ですが、コーヒー的な樽香がある点が異なります。
味わいは、特段の複雑や深みは無いものの、普通に美味しいしっかりとしたカベルネ・ソーヴィニョンだったような印象があります。
結局1杯くらいしか飲まなかったと思うし、己の状態も既にベロンベロンだったので、
ちゃんとした評価はできませんが、「南アフリカの安定感はすごい」なんてツイートしていたんでそういうワインだったのでしょう。
ちょっともったいなかったけどありがとうございました。
点数 | (78点) |
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左写真は、師範がまだ平静を保っていたうちに撮ったAさん宅でTVゲームに興じる子供たち。
このソファーを、後半は師範が占有することになってしまったのは言うまでもありません。
・・・というような食事会。いつもお付き合い頂きありがとうございます。そして子供たちもいつまでも仲良くね。
年末年始に向けて清酒を買い足しました。
写真左側がこの時に買った七賢 涼味満開 吟醸、お値段は1,350円でした。
そして今回買ったのが写真右側の醸し人九平次 "Le K" rendez-vous 純米大吟醸 2017、お値段は2,095円也。
山田錦100%で精米歩合は50%、
"Le K"は「ル・カー」と読むそうで、裏ラベルによれば『醸し人のK、九平次のK、黒田庄のK』を意味するらしいです。
七賢は開けて二ヵ月、でもキュウリのような青い香りとヨーグルトっぽい乳酸の香りは顕在。なかなかどうしてタフな清酒だという印象です。
対する九平次はというと、香りのボリュームに於いては七賢に一歩譲ります。清酒も開けたては香りが開いてないとかあるのかな?
雰囲気はまるでワイン、メロンとリンゴの香りが感じられ、どこか湿布薬みたいな雰囲気もあります。
飲んでみるとちょっと意外で、甘酒のような麹の雰囲気と甘さを感じます。
九平次って、もっと「清酒っぽくない」ものを想像していたけど、銘柄によって違うのかな?
参考までに糖度を測ってみたら、七賢が10.8で九平次が10.5。味わいの印象とは違う結果で大変興味深いですな。
飲み比べる相手によって印象が全然変わることもありそうです。
いずれにせよ飲み比べは楽しいですね。今年の年末年始は実家に帰らないので、ワインの「一人飲み比べ大会」でもするかな。
「一人」ってとこが寂しいけどね。
名称 | Emilia Rosso 2006 エミリア・ロッソ 2006 |
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生産者 | Il Maiolo イル・マイオーロ |
価格 | 2,322円 |
購入店 | イタリアワインのいのししや |
本日の夕食は鶏のから揚げ、野菜(ナス&インゲン&オクラ&人参)の素揚げ、大学芋。
「女性は芋が好き」というのは都市伝説かと思っていたけど、うちの女性陣はやっぱり好きみたい。
スーパーで焼き芋があったらおやつに買うし、揚げ物をすると次女は必ず「大学芋も!」だし。
ワインには合わせ辛いんだけどな。
閑話休題、本日のワインはちょっと熟成したイタリア産の赤。
品種はバルベーラ60%、ボナルダ20%、メルロー15%、 カベルネ・ソーヴィニョン5%。
「いのししや」という楽天のショップで購入。このワインには店主から手書きのメッセージが添えられており、それには
『しっとりと仕上がったイル・マイオーロの蔵出しワイン、楽しんで頂けると嬉しいです。』
と書かれています。師範は昭和な人間なんで、やっぱりこういうのがあるとなんか嬉しいな。次また買おうかな、という気になります。
さて期待を込めて抜栓。コルクの長さは50mm、造り手名とヴィンテージが印字された立派なコルクです。
そして熟成期間の示すように、液面に触れていた部分はビロードの様になっています。
グラスに注いで色を確認、色調としては赤めだけど向こうがほぼ透けない濃さがあります。
そして香りを嗅いでビックリです。
イタリアらしいトーン明るめの果実香とスミレのような花の香りに、木樽を焦がした甘い感じが年月を経て黒蜜のように柔らかく溶け込んでいます。
このボリューム&この雰囲気、およそ道場の稽古範囲で買えるワインでは有り得ないです。
味わいは、香りのボリューム感と比較するとややスレンダーな印象はありますが、
甘味さたっぷりでそれを支える酸味もしっかり、そして渋味は柔らかい。
後味に意外と強め苦味を感じる点が玉にキズですかね。
・・・だったけど、時間が経つと味わいの苦味にも慣れて香りのまとまりも更に良くなって、しみじみ美味しいワインに変化してくれました。
いや~、良い感じの熟成イタリアン、これが2,000円台前半ってのは素晴らしいなぁと。
たまにこういう発見があるから安ワイン者稼業はやめられません。
ショップの「いのししや」もナイスだけど、
インポーターの「ヴィナイオータ」というところも過去の経験上かなりの凄腕だと見ました。
点数 | 86点 |
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リンク | Emilia Rosso 2006 [Il Maiolo] 2,322円 |
名称 | Montecruz Cabernet Sauvignon N.V. モンテクルズ カベルネ・ソーヴィニョン (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Bodegas Fernando Castro ボデガス・フェルナンド・カストロ |
価格 | 324円 (よりどり3本1,080円×10%off) |
購入店 | イオン天王町店 |
本日の夕食の調理担当は師範で、献立は回鍋肉(CookDo)、アジフライ(お惣菜)、塩昆布トマト(切るだけ)、わかめ&野菜のスープ(溶かすだけ)という手抜きメニュー。
良いんだよそれで、世の中すべてが美味くなくても良いし、物事はダイナミックレンジが広い方が刺激があってよろしいです。
・・・などと一人で言い訳しつつ、選んだワインはイオンのブラックフライデー・セールで買った3本1,000円×10%offからの一本。
同じ時に買った豪州のシャルドネは結構好印象だったけど、
スペインの激安は鬼門だからなぁ。それにこっちは通常価格でもワンコイン(税込518円)の激安銘柄だし。
あと、こういう安スペイン産のレンジだとこの"フェルナンド・カストロ"という造り手の名前はよく見るんだけど、
大手なんですかね?「スペインの白鶴or月桂冠or松竹梅」なのかな?
色は、カベルネ・ソーヴィニョンだと思うと薄いけど、ワンコインのワインと思えばそれなりに濃い紫色です。アシもそれなりにあります。
香りは、ツンッとした酸を感じる鋭めの果実香。野暮ったくてカベルネというよりテンプラニーヨ、あるいはイタリアの土着品種みたいな雰囲気の香りです。
味は軽いです。渋味も甘味も弱いので酸っぱく感じます。飲み始めは「まぁこの値段だから軽いのは仕方ないよねぇ」だったんですが・・・
グラス3杯目くらいから俄然飲み飽きしてきます。何だろうコレ?添加物としては、裏ラベルには亜硫酸塩しか書かれていないけど、
なんとなくそれ以外の成分が添加されているような感じ。全く根拠は無いので、あくまで「個人の感想」ですが。
薄いのに飲み飽き、かなり残念なワインです。
でも、極論すると料理もワインも全部が美味しい必要なんて無くて、「美味い」「不味い」のダイナミックレンジが広い方が人生楽しさを実感できたりもするわけです。
そしてこのワインはそのレンジの低い側、「明日こそ美味いワインと稽古するぞ!」と活力が沸きます・・・泣いてませんよ。
点数 | 53点 |
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名称 | Batch 106 Chardonnay 2017 バッチ 106 シャルドネ 2017 |
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生産者 | Andrew Peace アンドリュー・ピース |
価格 | 797円 (単品価格:1,080円) |
購入店 | タカムラワインハウス |
本日の夕食は、叔父が釣った大分産天然アユ(冷凍)の塩焼き、ヒラマサの刺身とカツオのタタキ、水菜のお浸し、
最近葉物野菜が安くて良いですね。つい先日9月頃は台風の影響でめっちゃ高かったけど今はこの下がりよう。農家の方は大変だな。
こんな料理に合わせて選んだワインは、タカムラワインハウスの「6本アソート・セット 税送料込み 4,776円」から豪州産のシャルドネ。
インポーターが付けたワイン名は"Winemakers Notes (ワインメーカーズ・ノート)"になっていて、
確かにラベル上にそういう文字もあるんだけど、それって多分このメーカーが書いた説明の見出し(いわゆる「注意書き」)だと思うのよ。
書くべき銘柄名は一番上の"BATCH 106"の方だと思うので、今回道場では敢えてそう表記しています。
色は、薄めだけど意外とシッカリした感じのレモン色。粘性は中程度だけど、この値段にしては高級っぽさを感じる外観です。
香りは、桃やトロピカルフルーツの甘い感じの雰囲気がメイン。蜜っぽい雰囲気もあってプチ・ゴージャスな感じ。樽香は無いので純粋に果実由来な香りです。
味わいは、甘さしっかりめ酸味そこそこ。
数値的には糖度が7.0でpHが3.4、そんなに糖度が高いわけじゃ無いけど酸味も緩めなので、甘く感じられる気がします。
それに加えて、抽出が強いのか軽い苦味があります。
でもその苦味も「無いよりあった方が良い」程度、シンプルな構成にアクセントを与えています。
しっかり熟したシャルドネを使って余計なことをせず素直に造ったワイン、という印象で、なかなかどうして良く出来たワインだと思います。
ただ、「良く出来た」以上でも無いというか、敢えてこれを推すべき理由も見当たりません。
この価格帯のニューワールド産シャルドネって、売る側としては難しいと思うんだな。
変に樽香とか付けるとわざとらしくなるし、かといってスッピンだと埋もれるし。
逆に買う側からすれば、「Unwooded」であればどれを買ってもそんなにハズさない、というメリットはあると言えます。
点数 | 76点 |
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リンク |
Winemakers Note Chardonnay 2017 [Andrew Peace] 1,080円
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名称 | Pinot Grigio delle Venezie 2017 ピノ・グリージョ・デッレ・ヴェネツィエ 2017 |
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生産者 | Tenuta di Corte Giacobbe (Dal Cero) テヌータ・ディ・コルテ・ジャコーベ (ダル・チェロ) |
価格 | 819円 (9本セット8,729円(10% off):単品価格1,490円) |
購入店 | 京橋ワイン |
良いワインをしこたま飲んだ翌日、午前中は多少のダメージがあったものの午後になるとまたぞろ飲みたくなるわけで。
「そういえば昨日はイタリア産は飲まなかったな」ということで、選んだのはイタリアはヴェネト州のピノ・グリージョ。
京橋ワインのイタリアワイン9本セット、送料込み9,698円が(現在開催中の)楽天スーパーセールで10% off、
そうでなくともかなり割引率の高いセットみたい。
ちなみに料理は寄せ鍋。今週末は急に寒くなったんで、これから鍋料理が登場する機会が増えそうです。
色はほぼ無色。ピノ・グリージョって、ちょっと赤みのあるものも多いけど、これは全くそういう色合いは見られません。
香りはなかなかに立派です。桃や洋ナシといった、甘い感じの果実香に、カサブランカのような白い花っぽいゴージャスな香りががしっかりと感じられます。
味わいは結構しっかり系。甘味も酸味もあるけど、特徴的なのは苦味。
全体に硬質な印象を受けますが、飲み応えは十分です。
コレ、美味いわ。寄せ鍋みたいな、肉でもあり魚でもありってメニューには、こういうシッカリ系の白が相性良いと思います。
単品価格の1,500円でも納得の内容、これがセットゆえ3桁円相当で買えたのは大変お得と言えます(もちろんセットなんで、他にハズレがあれば帳消しになりますが)
点数 | 78点 |
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リンク |
【送料無料】イタリアワイン9本セット 9,698円 Pinot Grigio delle Venezie 2017 [Tenuta di Corte Giacobbe (Dal Cero)] 1,490円 |
本日は、古くからの飲み友だちN氏宅にて忘年会。参加者はN氏一家(N氏、奥様、御曹司のH君、レトリバーのD君)、O氏、師範一家(師範、師範代、次女)の7人+1頭。
H君はこの春から進学して一人暮らし中。そして居酒屋でアルバイトをしているとかで、料理も作れるのね。立派になったなぁ。
そりゃ自分たちは歳取るわ。
名称 | Nicolas Gueusquin Brut N.V. 二コラ・ゲウスカン ブリュット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Nicolas Gueusquin 二コラ・ゲウスカン |
価格 | 2,160円 |
購入店 | 肉のハナマサ 西横浜店 |
一本目の泡モノは師範が持参。ツイッターで話題沸騰中、肉のハナマサで売られている税別2,000円の激安シャンパーニュ。
名称は、"Nicolas Gueusquin"で、裏ラベルには「二コラ・ガスカン」と書かれてはいるけど、この綴りでガスカンかね?
ってかどう読むのが正しいのかイマイチ不明。
だからか、ツイッターでも「例のハナマサの」とかで呼ばれていて、名称が書かれているは見かけません。
色は、結構しっかりとした赤みを感じるので、黒ブドウが多く使われているような印象を受けます。
泡立ちは立派なもので、安くてもさすがはシャンパーニュです。
香りも結構良い感じ。ほどほどの熟成感とほどほどのフルーティさがあって、いかにもシャンパーニュな香りです。
味わいも問題ない、というかネガティブな要素が見つかりません。
このクラスのシャンパーニュって、どこかクセがあったり足りない部分があったりするもんだけど、
この銘柄はそういうポイントが無くて普通に美味しく頂けます。
ちょっとヴーヴ・クリコを真似たようなオレンジのラベルも、クリスマス需要にはピッタリな雰囲気もあって、
「ハナマサ、なかなかやるなぁ」って感じです。
また買い足しておこうっと。
翌日(12月9日)買い足しに行ったら、税別2,280円(税込み2,462円)に値上げされていました。 それでも安いとは思うけど、なんだか悔しいので購入を断念しました。
点数 | 80点 |
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料理は、主に亭主であるN氏ご謹製のパーティ料理。左写真は イカと野菜の温サラダ(手前)とサーモンのトルティーヤ巻き(奥)。 今回N氏宅には低温調理器を導入したそうで、それを使ったメニューが目白押しです。 人んちの料理、いろいろ勉強になります。
名称 | Ikeda Winery "Grande Cuvée" Koshu 2017 イケダワイナリー "グランド・キュヴェ" 甲州 樽発酵 2017 |
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生産者 | Ikeda Winery イケダワイナリー |
価格 | 2,150円 |
購入店 | イケダワイナリー |
次なる白も師範が持参、5月に勝沼を散歩した際(この時)、ワイナリーで試飲して購入した甲州。
白い薄紙に巻かれて箱もあって、なかなか高級感のある外観だけどお値段は2,150円。
まずまずお手頃価格だったし、試飲した中では一番内容と値段のバランスが良い気がしたのでゲットしたもの。
こういうハッタリの効いた外観だと、他家訪問時に持参するのに良い感じっすよね。
さて抜栓。コルクは短いです。だもんでスクリューで打ち抜いちゃいましたが、幸いコルクの粉は落ちませんでした。
グラスに注いで、色はほぼ無色透明、まるで清酒です。
香りも「これすごく清酒っぽいよね」な、シュッとした麹っぽい香りを感じます。
あと、ほんのりわずかに樽の香ばしさも感じます。
味わいもまるで清酒です・・・とは言っても、本物の清酒↓と飲み比べると「やっぱりワインだな」ではあるんだけど、
フルーティな清酒とはいろんな部分が一致している気がします。
日本ワインらしい、そして甲州種らしいワインですね。
皆さん飲み始めはちょっと物足りない様子だったけど、
飲み進めるとしみじみとしたおいしさが伝わってきます。
2,000円ちょっとのお値段は適正価格と言えると思います。
点数 | 77点 |
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左写真は低温調理した鶏胸肉(右)と焼きカリフラワー(左)。
この胸肉が圧巻でした。すっげー柔らかいの。
これ食べて師範代はウチでも低温調理器を導入することを決意したようです。
右写真は、↑の甲州と比較して飲んだ清酒、澤屋まつもと "Kocon"。
お酒の中でもモダンでフルーティな部類に入るんだと思います。
そりゃ甲州とは違うっちゃ違うけど共通点はいっぱいありました。
名称 | Ataraxia Pinot Noir 2015 アタラクシア ピノ・ノワール 2015 |
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生産者 | Ataraxia Wines アタラクシア・ワインズ |
価格 | 5,670円 |
購入店 | アフリカー |
今回師範が持参したワインのメインを張る一本がコレ、この夏に購入した(この時)南アフリカ産のピノ・ノワール。
3,000円も出せば十分美味しいワインが頂ける南アフリカにおいて、5,000円を超えるという道場にとっては「破戒価格」の一本です。
でも、世間の評判も上々なようだし、絶対ハズさない一本として期待を込めて持参しました。
色は、いかにもピノ・ノワール、それも(北半球だと)かなり北、フィサンやマルサネ、あるいはドイツ産のような淡い赤紫色。
いわゆるニューワールドのピノ・ノワールな濃い色合いではありません。
香りは「こりゃ参りました!」なボリュームとピュアなフルーツ感。
樽のかけ方も上品で、これまたニューワールドっぽい「俺が!俺が!!」な野暮ったさはなくて、非常に洗練された雰囲気です。
味わいも、香りの印象を裏切らない上品なバランス。スーッと沁み込むように喉の奥へ消えていきます。
これは間違いなく美味いピノ・ノワールですな。
ブラインドで飲まされれば「名門造り手のシャルム・シャンベルタンですかな?」などとしたり顔で答えそうです。
それくらいキレイなワイン。これがたった安ワイン2本分の5,000円台(!?)で買えちゃうなんて、やっぱり南アフリカは凄いわ。
あまりの美味さに現場でのボトル全体写真を撮り忘れたんで、事前に道場で撮影した写真を貼っております。
点数 | 92点 |
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リンク | Ataraxia Pinot Noir 2015 5,670円 |
次なるお皿も低温調理器を使ったメバチマグロ(左写真)。
生でもないソテーでもない、不思議な食感ですね~。
そして、N家の御曹司H君が作ってくれた肉巻きアスパラガスも頂きました(右写真はその調理中)。
これからの男性は料理も出来なきゃね。美味しかったですよ。
名称 | Chinese Wine Cabernet Sauvignon N.V. 赤霞珠 九四高級干紅葡萄酒 (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | 昌黎長城莊園葡萄釀酒有限公司 |
価格 | |
購入店 | (O氏から) |
宴もたけなわ、次なる赤はO氏に持参して頂いたもの。
なんでも最近O氏は中国出張が多いそうで、ワインも現地で調達された中国産の赤。
ボトルの外観は紹興酒っぽいですな。
品種はカベルネ・ソーヴィニョン、中国語で書くと「赤霞珠」みたい。
キレイな文字を当てますなぁ、中国の人は。
色は、カベルネ・ソーヴィニョンとしてはかなり薄めの紫色。
濁りがあって向こうは透けず、エッジには若干レンガ色っぽいグラデーションが見えます。
香りは弱め。ガッツリ嗅ぐと、グルナッシュみたいな青畳っぽさというか、垢抜けない雰囲気の香りを感じます。
味わいは「甘いかも」と想像していたけどちっとも甘く無くて、酸が中心の痩せたボディ感。
うーむ・・・って感じです。
そもそもの濃さが足りない上に状態も良くなかった感じで、飲み進めるのが若干しんどいワインでありました。
科学の発展著しいお隣の国ですが、ワイン造りと流通に関してはまだまだ発展途上なんでしょうね。
ただ、あれだけの国土面積があるんだからきっとブドウ栽培に適した土地もありそうで、
いずれ美味しいワインが出来るようになるのかも知れません。
点数 | 49点 |
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料理はラザニアなんかも出して頂いております。 写真奥に見えるのは、N家奥様実家から送られてきた長野産のリンゴ。 これが超フレッシュで甘くてたいそう美味しゅうございました。
名称 | Chateau Jun "Japan-Select" Kyoho Pione N.V. シャトー・ジュン "ジャパン・セレクト" 巨峰&ピオーネ (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Chateau Jun シャトージュン |
価格 | |
購入店 | (N氏から) |
飲む人はほぼ3人なわけですが、↑の中国産カベルネ・ソーヴィニョンが進まない様子を見て、N氏が追加で出してくれたワインがコレ。
これまた日本ワインで、アパレルメーカーのJUNが経営する山梨のワイナリー「シャトー・ジュン」、
巨峰とピオーネという生食用ブドウを使ったロゼであります。
お値段は1,000円台だったとのこと。一般にこういうワインは「お土産ワイン」で地雷だと思っていたわけですが・・・
色はほんのり薄オレンジ色、「ロゼ」と書かれていますがこの色だったら一般には白と言うべきでしょう、ってくらいの淡い色合いです。
香りは巨峰っぽい香りが結構しっかりです。シンプルな香りですが、これはこれで悪くないかも、と思えます。
さて問題の味ですが「きっと薄ら甘いんだろうな」と警戒しつつ口に含むと、意外や意外甘さはあまりなくて旨味をメインにした味わいでした。
これなら大丈夫だわ。
・・・と、良い方に裏切られた感もあり、また日本ワインらしいしみじみとした良さもあって、後半はかなりハイペースで頂いておりました。
そうするとですね、例によってソファーに寝落ちしてしまう師範であります。
寝場所を奪ってゴメン>レトリバーのD君
点数 | 74点 |
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デザートにはO氏持参のケーキも頂いております。
また、更に追加で右写真のチリ産も開けられていたみたいですが、この期に及んでは師範の味覚嗅覚など無いに等しいので、
写真だけ貼っておきます。
そんな感じの忘年会でありました。大変ごちそう&お世話になりました。
長女の受験が終わったら次はウチでやりますかね>N氏、O氏
名称 | Pierre Naradis 2015 ピエール・ナラディ 2015 |
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生産者 | Caves du Rochers カーヴ・デュ・ロシェ |
価格 | 797円 (単品価格:1,000円) |
購入店 | タカムラワインハウス |
本日の夕食は、茄子とトマトの揚げびたし、トマトとアボカドのサラダ、
そしてメインはそれに広島県三次市へのふるさと納税の返礼品として頂いた「山の芋コロッケ」と「山芋メンチカツ」。
こういう半調理済みで冷凍の食品って、手軽に食べられるのはとても良いんだけど、いかんせん冷凍庫の場所取るんだよね。
特に今回のセットはコロッケとメンチカツととろろが10個ずつ、冷凍庫での存在感がハンパ無いです。
【ふるさと納税】大和芋とろろと山の芋コロッケ・山芋入りメンチカツセット 寄付金額 10,000円
さてそんなメニューに合わせたワインは、タカムラワインハウスの6本よりどり4,776円のアソートセットから、南仏はプロヴァンス産の赤をチョイス。
金賞受賞のステッカーはありがちですが、リアルワインガイドの旨安大賞を受賞したというのはちょっと期待しちゃいます。
さて抜栓。コルクは集成材、DIAMではない安いヤツっぽい。
色は、薄めでキレイに澄んだ紫色。色だけだったらボーヌあたりのピノ・ノワールみたいな印象を受けます。
でも香りはピノとは全然違って、南仏らしいスパイスの効いた、そしてちょっと野暮ったい感じの果実香。
香りのボリュームは結構りっぱなものです。
口に含むとちょっとビックリ、柔らかいのね。そしてなんか懐かしい感じと言うか、いい意味で鄙びたのどかな味わいがあります。
数値を測ると糖度が7.0にpHが3.6、赤ワインとしては「甘くなく酸っぱくも無い」バランスです。
「賞受賞」というと、ガツンと濃かったり果実味バリバリだったりするけど、
このワインはそんな感じはなくて極めて正統派です。
ただ、その分地味でもあります。もしかすると審査員の方が「あぁ~懐かしいねぇ」って感じになったのかな?
あと、裏ラベルによればこのワインには「安定剤(アカシア)」が含有されています。
そういうワインって変に若い感じだったりするんだけど、このワインは添加量が少ないのかあまりネガティブな印象はありません。
点数 | 76点 |
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リンク |
送料無料 アソート6本 オリジナルワインセット 4,776円 Pierre Naradis 2015 [Caves du Rochers] 1,000円 |
本日は師範代の誕生日。そして、先々月迎えた結婚25周年(銀婚式)のお祝い。
銀婚式に対しては、師範代の勤務先からお祝いのギフトカードを頂いております。
「そいつで良いもの食べようぜ」ってことになって、平日休みを取って夫婦二人で豪華なランチ、とシャレこむことにしました(実際はギフトカードは使えなかったけど)。
今回選んだ店は、プランデルブ(Plains d'Herbes)北鎌倉という、鎌倉の住宅地の中にある一軒家レストラン。
前回の訪問は3年前、その時はミシュラン1ッ星だったんだけど、
今は星は無くなっちゃったんですかね?それでもミシュラン掲載店、3本フォークの格式あるレストランです。
予約時に「妻の誕生日です」と伝えていたこともあり、窓に近い良い席を確保して頂けました。
ありがたいな、こんな「ほぼ一見さん」に対しても優しいサービス。
この日のお客さんは、師範らが入店した12時時点では(師範以外)100%女性でした。
周りは高級住宅街、いわゆる「有閑マダム」な方が多かったように思います。
さてさてランチのチョイスは、前菜1品メイン1品のプリフィクスが4,200円、
前菜固定でメインが2品のフルコースが5,200円、それにフォアグラのポワレが入る特選メニューが7.200円(いずれも税込みサービス料別)
熟校の末、真ん中の5,200円のコースを選択させて頂きました(って前回もそうだったな)
アミューズ:カリフラワーのムースとサーモンのマリネ
前菜:猪のテリーヌ 茸のゼリー寄せ
アミューズはサクッと食べちゃう一皿。
前菜のイノシシのテリーヌは面白いですね。
牛タンのような食感と、野性的な豚の味わい。
調味料として胡椒と粒マスタードが添えられているけど、食べようによって感じ方が変わります。
こういうとんがったお皿が標準の前菜に組み込まれている点が良いですね。
その分アミューズと付け合わせのゼリー寄せは極めてオーソドックスです。
スープ:安納芋のポタージュ
メイン魚:真鯛のポワレ 生ハム巻き ブールブランのソース
安納芋のポタージュ、美味いです。美味いけど甘い。酒の肴にはちょっと厳しいかも(←間違ってます)
真鯛は、「生ハムで巻く」という発想はなかなか新しいな、と。本来さっぱりしたメニューに強いコクが加わって、
赤ワイン1本で通している身としては非常にありがたいアレンジです。
メイン肉:ニュージーランド産鹿のソテー フランボワーズのソース
今回のワイン↓は、このメインを中心に発想しました。
ニュージーの鹿、脂はほとんど無くて極めてサッパリだけと、赤身の血っぽい感じとキイチゴのソースがとてもいい感じです。
そして、↓のワインと合わないはずはありません。
名称 | Yealands Estate "Winemaker's Reserve" Pinot Noir 2016 イーランズ・エステート ワインメーカーズ・リザーヴ" ピノ・ノワール 2016 |
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生産者 | Yealands Family Wines イーランズ・ファミリー・ワインズ |
価格 | 6,500円 (お店価格) |
購入店 | プランデルブ北鎌倉 |
ここのワインリストはなかなか壮観です。ラインナップは150種類以上はあるかな?そのうち1/3が泡や白で、2/3が赤。
特徴的なのは、フランス料理店なのにラインナップの半分くらいがアメリカ合衆国産のワインだということ。
オーナーが好きなんでしょうね、アメリカのワインを。
前回この店に伺った時は、グラスワイン4杯でペアリングみたく出して頂いたので、今回もそうしようかなと思ってグラスのラインナップを聞いたところ、
赤白1種類ずつしかないとのこと。ちょっと残念。やっぱりミシュランの星があるか無いかはこういう所に現れるのかな、なんて邪推しました。
・・・というわけで、グラスワインでは無くボトル1本で通すことを選択。
穴が開くほどリストを眺めて、ソムリエさんに何度も相談して、結局選んだのはこのレストランのハウスワインにもなっているニュージーランド産のピノ・ノワール。
なんというか、師範における低価格ワインへの選定圧力は尋常では無くて、「一番安い」にあらがうことは難しかったりするんです。
候補としては、同じくピノ・ノワールで2011年産のオレゴン産(9,500円)とか2010年産のカーネロス産(9,500円)とかもあったけど、
そこに3,000円の差を見出せる気がしなかったのね、師範の感覚器の能力的に。
栓はスクリューキャップです。最近のオセアニア産はたいていコレですね。
グラスに注いで頂いて、色は濃さはあるけどキレイに澄んだストレートな赤紫色です。外光がサンサンと注ぐ窓際席、こういう色のワインが映えます。
香りは、赤いベリーの香りがタップリ。要するに一番わかりやすいのはイチゴです。
樽香は感じないので、ステンレス熟成かも知れません。
味わいは、まず顕著なのは甘味。イチゴの香りに似合う甘さ、そして渋味や酸味は控えめです。
ニュージーのピノというと、結構険しいイメージもあったりするけど、このワインはとても人懐っこいですね。
感じようによってはやや単調かもだけど、ハウスワインとしては秀逸です。
甘くて明るくて美味しいピノ・ノワールです。これをハウスワインにしているのは英断だなぁ。
この店の主たる顧客層であるご近所需要には、こういう分かりやすいワインが良いんだろうな、と素直に納得しました。
ちなみに白のハウスワインはフランスのサンセールだそうです。
産地に捕らわれず、コストパフォーマンスの高いワインを選ぶ姿勢は大変良いと思います。
点数 | 82点 |
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デザートは、師範代がリンゴのパイ包み(左写真)、師範が洋ナシのコンポート(右写真)。 予約時に誕生日であることを伝えていたので、お皿に"Bon Aniversaire"の文字あり。 こういうの、やっぱりうれしいですよね。幾つになっても女性は嬉しいみたいですよ ・・・と同年代の男性諸氏にお伝えしておきます。
この後、お茶(師範はエスプレッソ、師範代は・・・忘れた)とお茶菓子が出てランチ終了。ごちそうさまでした。
・・・と、そんな感じの師範代誕生日。お値段は5,200円のコースが2つに6.500円のワイン、それにサービス料が10%、明朗会計の18,000円超。
この雰囲気の中でこの料理とワイン、間違いなくお薦めです。
星を落としたミシュラン審査員の判断は極めて謎ですが、おかげで予約も取りやすくなっているんだとしたら、
この店を愛する利用者にとっては嬉しい事なのかも知れません。
名称 | TOMOÉ デラウエア プライベートリザーブ 2016 |
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生産者 | 広島三次ワイナリー |
価格 | 寄付金額:4本セット30,000円 (参考価格:1,836円 @リカーズ楽天市場店) |
購入店 | 広島県三次市 |
本日のワインは、今月のページの冒頭に書いた、広島県三次市へのふるさと納税の返礼品で頂いたワインから。
広島三次ワイナリーのワインは、以前シャルドネ・リザーヴを1杯だけ、
マスカット・ベーリーAを1本稽古していて、とても好印象でした。
そして、先日頂いた門下生報告で、白ワインを醸し発酵したオレンジワインが推薦されていたので、
同様の醸造法が採られているこのデラウエアから稽古することに。
裏ラベルに寄れば、『果皮ごと発酵させる「醸し発酵」した後、樽で9ヵ月間熟成させ豊潤で果実味ゆたかなワインに仕上げました」と書かれています。
いわば「日本ワインのオレンジワイン」です。
ところで本日の夕食は、先週の火曜が次女の誕生日&今週の水曜が師範代の誕生日、ということで豪華版。
メニューはこれまた北海道池田町へのふるさと納税の返礼品で頂いた「いけだ牛すき焼き用」(※)を使ったすき焼き。
最近はふるさと納税に生かされています。
栓はDIAM5です。最近日本ワインにも採用例が増えてきましたね、DIAM。
グラスに注いで色を見て、はっきりとしたオレンジ色が・・・見て取れません。
ちょっと黄金色っぽい感じはありますが、外観的にはオレンジワインというより普通の白ワインですね。
香りも、デラウェアらしい甘い香りが・・・ってのとは全く異なる、まるでムルソーのようなカスタードクリームを感じさせる樽香があります。
確かに裏ラベルには樽熟した旨が書かれていますが、この香りは意外過ぎます。
味わいも、いわゆるデラウェアを使ったワインにありがちな甘さは無くて、
甲州のようなシュッと硬質な味わいとシャルドネのような旨味。良くも悪くも想定外の香りと味わいです。
すき焼きって割下に砂糖を使うんで、甘いワインが良いかな、と思ったんですよ。だからデラウェアだったんです。
ところがどっこいそんな甘いワインじゃ無くて、そしてデラウェア感もオレンジワイン感も無くて、
結果的には単品価格1,000円台とは思えない、ビックリするほど本格派の白ワインです。
面白いなぁ、広島三次ワイン。残りの3本との稽古もワクワクしてきました。
(※)リンク:【ふるさと納税】ヘルシーなあか牛が600g!いけだ牛すき焼き用 寄付金額 15,000円
点数 | 78点 |
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リンク |
【ふるさと納税】 おすすめTOMOEワイン4本セットA 寄付金額 30,000円 日本 白ワイン TOMOEデラウェア・プライベート・リザーブ 2016 [広島三次ワイナリー] 1,836円 (@リカーズ楽天市場店) |
名称 | Montiano 2015 モンティアーノ 2015 |
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生産者 | Cotarella (Falesco) コタレッラ (ファレスコ) |
価格 | 2,700円 |
購入店 | カルディ ウィング高輪イースト店 |
本日の夕食は手羽先の唐揚げ。ナスとインゲンの揚げ浸し。モッツァレラトマト。揚げ物は美味いよね。
先日のサイゼリヤ会でラツィオ州の赤も良いなと思っていたところ、
ツイッターでフォローさせて頂いている弁護士先生から
『カルディでコタレッラのモンティアーノが通常の半額、稽古範囲の価格で売られてますゼ』
との垂れ込みを入手、グッドタイミングとばかりに2本ゲットしました。
セール期間は先月一杯だったようで、既に元の値段に戻っているらしいです(これも別の先生からツイッターで教えて頂きました)。
ツイッター、活用させて頂いております。
さてこのワインについて説明いたしますと、モンティアーノはイタリアのメルローの名手「コタレッラ兄弟」がラツィオ州で作るメルロー100%のワイン。
ただ、通常のラベルにはある造り手名の"Falesco"の文字がこのワインには無く、
裏ラベルに"Imbottigliato da Famiglia Cotarella"と書かれているので、兄弟の娘さんたちが造ったものの可能性があります。
そのあたりは良く判りませんけど、師範レベルの者にとっては中身は同じだろうと思われます。
色は、全く向こうが透けないくらいに濃いルビー系の紫色。エッジまでビシッと紫。
そしてアルコール度数14.5%はダテじゃなくて、グラスの内側をタラーリタラリ。
香りはまさにイタリアのメルロー。ミッチリ熟したベリー系の果実の香りとタバコかな?ちょっと煙たいような香りもあります。
味わいも、凝縮感があって甘さしっかり。口に含んですぐは「お、若い割に渋味がこなれてるなぁ」と感じるけど後の方になってガシッと口の内壁を絞りに来ます。
やっぱりまだ若いっちゃ若いな。
いかにも甘くて濃い系のイタリアワインではあるけど、濃い中にも透明感があるあたり、プーリア州あたりよりだいぶ北のラツィオ州、そして名門ドコロという感じですな。
これ2,700円は確かにお買い得だねぇ。良い買い物ができました、教えてくれた先生に感謝。
そして実は二本買っているんで、もう一本はちょっと熟成させてみたいと思います。
点数 | 85点 |
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