10月・・・今年の夏は暑かったですねぇ。9月まではマルっと夏だった気がしますが、
そんな中での稽古本数は圧倒的過去最高の85本。今月はちょっとおとなしめにします。
先日、ワイン好きの皆さんと飲んでいたところ、日本のワイン用ブドウとして結構メジャーで、
生食用でも流通している「ナイアガラ」や「マスカット・ベーリーA」が売られているのも『見たことがない』という方が多かったのが意外でした。
確かにスーパーなんかではあまり見ませんが、ちょっと大きめの八百屋さんだとあったりしますよ。
お値段も、昨今の主流である高級ブドウと比べるとはるかにお手頃です。
ナイアガラ(店頭での商品名は「ナイヤガラ」)はこの品種を使ったワインそのまんまの香りがしますし、
マスカット・ベーリーA(店頭での商品名は「ベリーA」)も、あの独特なキャンディ香が感じられます。
食べても全く和柑橘の香りなんかしない甲州とは対極的です。
ワイン好きの皆さん、見かけたらぜひお試しくだされ!
本日はハロウィン・・・である以前に、師範&師範代の結婚30周年記念日、いわゆる「真珠婚式」の日でございます。 式は特に執り行いませんが(後日家族ディナーへは行きます)、こういう日は「記念日等特別措置法」を適用して休肝日を返上致します。
名称 | Heidsieck Monopole "Blue Top" Brut N.V. エドシック・モノポール "ブルー・トップ" ブリュット N.V. |
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生産者 | Heidsieck & Co エドシック・エ・コンパニ |
価格 | 3,980円 |
購入店 | ヴェリタス 輸入直販ワイン専門店 |
特にこの日のためのワインを、なんて考えていなかったので(当初は休肝日にする予定でした)
急遽登用したのが、セラーにあった一番お手頃なシャンパーニュ、エイドシック・モノポールのブルートップ。
4年前に稽古済み、品種はピノ・ノワール70%、シャルドネ20%、ピノムニエ10%らしいです。
ちなみに料理は、銀ヒラスの西京焼き、エビ蒸し餃子、生ハムとレタスとトマトのサラダ、ふかひれスープ、(師範代と次女は岩ガキ)です。
色は、普通にシャンパーニュらしい薄めの麦わら色です。
そして泡立ちが凄いっす。グラス全体からブワーッと湧き上がってきます。
香りは、黒ブドウ主体らしいベリーの雰囲気があるコクのある香り。
そして、ベースワインは樽熟していると思われるバニラの甘香ばしさも感じます。
味わいも、酸味と甘味がしっかりしていて旨味もバッチリ。
熟成感もあって、満足度の高い味わいです。
いや~、これ美味いわ。前回の稽古から印象一変しました。
もしかすると熟成期間が長いのかも。裏ラベルには"L22962018"の印字があります。
デゴルジュマンされたのは2018年なのかな?師範が買った半年前より若干値上がりしましたが、
それでも買って損は無いと思えます。
スパークリングも小瓶保存します。泡はさすがにやや抜けたけど、香りの香ばしさとか味わいの丸っこさとかは健在。 やっぱり「シャンパーニュしか勝たん!」ですわ。
点数 | 83点 |
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リンク |
Heidsieck Monopole "Blue Top" Brut N.V. 4,370円 |
ちなみに結婚式をハロウィンの日に合わせたわけではなく、ハロウィンなんてのが後から流行りだしました。
でも結果的に"Trick or Treat"な結婚生活だったのかもですね。
ともあれよく耐えました!>我々
本日は久しぶりにコストコへ。横浜マラソンの影響でいつもの道が使えず難儀しました。
コストコでのブランチは、ホットドッグ、ドリンク飲み放題付きで180円。
無茶苦茶安いよね。コストコで何か食べるならこれ一択です・・・
なんだけど、師範代は「美味しいから」という理由でプルコギベイク 680円を食べてました。
良いんですよ、好きなものを食べて。
名称 | Marqués de Tosos Crianza 2017 マルケス・デ・トソス クリアンサ 2017 |
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生産者 | Bodegas San Valero ボデガス・サン・バレロ |
価格 | 996円 (単品価格:1,628円) |
購入店 | うきうきワインの玉手箱 |
本日の夕食は、米国産牛ミスジ肉のステーキと、シュリンプ&サーモンのチョレギサラダ。
どちらもコストコで買ってきたものです。
合わせたワインは、しっかりした赤が良さそうだったことと、一昨日に稽古した
スペインの赤がまだ残っていたので、それと比較する意味もあってスペイン産の赤をチョイスしました。
このワインは、「うきうきワインの玉手箱」の10本11,000円福袋からの登用。
品種はテンプラニーヨ50%/カベルネ・ソーヴィニヨン50%、オーク樽で6ヶ月以上熟成させているそうです。
外観は、濃いには濃いのですが、一昨日のイェクラ産と比べるとやや明るめ赤めに感じる紫色です。
香りは、ベースには凝縮感のあるベリーの雰囲気があって、
それに加えてバレンシアオレンジの皮のようなスパイシーさと、ダイレクトに木を焦がしたような樽香を感じます。
味わいは、甘さ控えめでやや渋味が前に出ている感じ。カベルネ・ソーヴィニョンが50%入っているからか、
ちょっとボルドー的な堅牢さを感じます。
わかり易く美味しい赤ワインです。ただ、一昨日のワインほどではないけど、これも時間をかけた方が良さそうです。
それにしても、金土日で4本のワインと稽古すると、QoWL(Quality of Wine Life)が爆上がりしますね。
じっくりゆっくりワインを楽しんだ週末でした。
道場には珍しく、200ml以上残っていました。それも小瓶保存とそのまま瓶保存、飲み比べていきます。
香りの雰囲気はまるで違います。ボトル保存の方はヒネた感じが出てきていますが、小瓶保存は若いまんま。
味わいは、双方渋味がややおとなしくなっていますが、甘味が増した感じも無いので、ややスケールが小さくなった感じです。
結果、このワインに関しては小瓶に保存した方が良い結果が得られるようです。
小瓶2本分保存していて、もう片方が4日後再稽古。ガチのボルドーと比較しました。
するとやっぱりボルドーとは違いますね。一番顕著なのはオレンジの皮の雰囲気。それはボルドーにはありません。
点数 | 77点 |
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リンク |
Marques de Tosos Crianza 2017 [Bodegas San Valero] 1,628円 |
名称 | Kaze no Etude 2020 風のエチュード 2020 |
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生産者 | Coco Farm & Winery ココ・ファーム&ワイナリー |
価格 | 2,900円 |
購入店 | ココ・ファーム&ワイナリー |
本日の夕食は手巻き寿司。寿司種は、本マグロ(中トロ、赤身)、ブリ、真鯛、エビ、帆立、サーモン、イカ、玉子焼き。
全てオーケーストアで調達しました。他にはモヤシのナムルと、ミミガーの酢の物です。
合わせたワインは、5月にココ・ファーム&ワイナリーを訪問した際に買ってきた日本ワイン。
試飲したワインがあまりピンとくるものが無かったので、試飲していない銘柄から買ってきたものです。
品種構成は、シャルドネ74%、プティ・マンサン19%、ソーヴィニョン・ブラン7%だそうです。
普通にコルク(DIAM3)を抜いて、グラスに注ぐとあら不思議、コルクの液体側に澱が固まっていて、それがグラスに入っちゃいました。
え???なんでコルク側?逆さまの状態で保存されていたのかしら?もしかしてルミアージュ?などと疑問は絶えません。
そんな感じなので、液体には少し濁りがあります。色合いはやや濃いめな感じです。
口に含むと、チリチリと結構な炭酸があります。瓶内で発酵したんでしょうね、微微発泡くらいに感じます。
香りは、シャルドネ主体らしいリンゴの香りと、自然派的な造りを感じる石鹸の匂いがあります。香りのボリュームは結構立派です。
味わいは、ワイナリー訪問の際に感じた「どれも酸っぱい!」って印象は無くて、
酸味はそこそこ甘さ控えめ、ミネラルを感じる硬質な味わいです。
ワイナリーの説明では
『樽やステンレスタンクで野生酵母による発酵後、無濾過・無清澄で瓶詰めしました。』
と書かれていますので、やっぱり自然派っぽい造りなんでしょうね。
いかんせん「エチュード」ですから練習曲、このワインも練習中って感じかも知れません。
美味しいっちゃ美味しいのですが、2,900円の価値を見出すにはワイナリーへの愛が必要だと感じました。
小瓶保存した100mlと翌日再稽古。 昨日感じた自然派っぽさはやや影を潜めて、旨味しっかりの白ワインに感じられます。 豆臭も無いので、抜栓して時間を開けた方が良いワインな気がします。+1点です。
点数 | 70(+1)点 |
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本日は、飲み友だちのアレンさん主催の
「ハロウィン オンラインワイン会」に参加しました。
課題ワインは「ハロウィンらしいワイン」とのこと。これが意外と難しいのね。
飾り物や渋谷での大騒ぎは別として、まだまだ日本はハロウィンのための商品を用意するほどのムーブメントにはなっていない気がします。
そんな感じなので、実店舗での購入は早々に諦めて、ネットショップで目に入ったのがこちら、
楽天市場「セラー専科」のハロウィン・キャンペーンで売られていたスペイン産の赤ワイン「デムエルテ」の2本セット。
どちらもドクロのラベルがハロウィン的っぽいですね。迷わずこちらをポチりました。
ショップへのリンクがコチラ。
ハロウィン向けのセットなので、11月に入っても売られているかはわかりませんが、
2本セットの送料込みで4,980円はそこそこリーズナブルだと思います。
リモート宴会に向けて用意した料理は、
マカロニグラタン、鰹のたたきカルパッチョ、ほうれん草とベーコンのバター炒め、トマトとアボカドのサラダです
(ハロウィン要素はありません)
参加したメンバーは下記のみなさん。大盛況でした。
・アレンさん(幹事)
・ななさん(天才)
・ハッピーなつみさん(若き三児の母)
・甘口ワインさん(甘口愛好家)
・米柱さん(最近良くお会いします)
・mishikaさん(もっと良くお会いします)
・カツミさん(こっちにも遊びに来てください)
・あいさん(酒豪女子三強の一角)
・はるかさん(西のクレオパトラ)
・ましゅまおさん(美人店長)
・まささん(週末はしごワイン)
・りんごすたぁさん(ドラマー)
・とおるの安ワインさん(無駄)
・コム兄さん(奈良の四児の父)
・SGZさん(と或る飯屋の)
・あ!お!き!さん(事務所から)
・安ワイン道場師範(最年長)
名称 | Demuerte "Classic" 2020 デムエルテ "クラシック" 2020 |
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生産者 | Winery On ワイナリー・オン |
価格 | 1,942円 (単品価格:2,970円) |
購入店 | ワイン&ワインセラー セラー専科 |
2本セットのうち、単品価格が安いほうがこちらのクラシック。ショップに書かれている説明文を転記します。
『スペイン、イエクラ産のモナストレルとシラーを、フレンチオークの新樽で10ヶ月以上熟成した、果実味たっぷりの赤ワインです。 チェリーなど赤果実のアロマに、ほんのり甘い樽香が心地よさを感じさせます。バランスが良く、スムースな口当たりです。 モナストレル50%、シラー50%』
色はしっかりと濃さのある紫色ですが、エッジに若干明るさが見て取れます。
香りは、アメリカンチェリーやラズベリーのような、赤と黒との中間くらいベリー香がガッツリと感じられます。
樽香もしっかりしていて、ストレートだけども高級感のある香りです。
味わいは、甘さがドーン!と来て、渋味や酸味もちゃんとあります。
見た目や香りから想像されるほどの重さは無くて、意外とスムーズに飲めてしまいます。
スペインにありがちな、やんちゃで粗野な感じのない、洗練された印象を受ける赤でした。
相対的にこちらの方が軽い感じだったので、スイスイ飲んで会が終わるころにはほぼ1本空いていました。
ボトルの底にほんの一口だけ残っていた分と翌日再稽古。 もちろん前日と特に変わりはありませんが、やっぱりこのワインは明るい感じでしたね。今飲んで吉です。
点数 | 79点 |
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リンク |
送料無料デムエルテ 2本セット 4,980円 Demuerte "Classic" 2020 [Winery On] 2,970円 |
名称 | Demuerte "Gold" 2019 デムエルテ "ゴールド" 2019 |
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生産者 | Winery On ワイナリー・オン |
価格 | 2,158円 (単品価格:3,300円) |
購入店 | ワイン&ワインセラー セラー専科 |
もう1本がこちらのゴールド。これもショップの説明文を転記して手抜きします。
『スペイン、イエクラ産の樹齢30年以上のモナストレルを主体に、フレンチオークの新樽で14ヶ月以上熟成した、凝縮感のある赤ワインです。 完熟ベリーのアロマに、ナツメグやペッパーのようなニュアンス。フルボディながらシルキーなタンニンとスパイシーな余韻をお愉しみ頂けます。 モナストレル50%、シラー30%, ティントレラ20%』
色は、前のクラシックよりも明らかに濃く、そして明らかに黒めの色合いです。
品種の違いはティントレラの20%、黒いブドウなんですかね?知らんけど。
香りのボリュームは同程度ですが、複雑さが明らかに違います。タバコやコーヒーに加えて、
資生堂ブラバスや鐘紡バルカンみたいな、男性用化粧品的な落ち着いた華やかさを感じます。
味わいは、前のクラシックと同傾向ながら一回り太くした感じ。どっしりと重い味わいです。
どっちが美味いかと問われればこちらの方が美味いです。
ただ、このワインに関しては抜栓当日より翌日の方が間違いなく良くなると思いましたので、
半分弱は翌日に託しました・・・って、結局1本半は飲んでいるわけですけどね。
2/5くらい残っていた分と翌日再稽古。
こちらは前日より開いた感じで、美味しく変化しました。
でもまだちょっと固い感じがあります。結構タフなワインだと思われます。
さらに1/5くらいまで減らして、翌々日再稽古。
ボトルに入れたまま小瓶にも移さずバキュバン等もせず保存したけど、全然平気、というかまだ固いくらいです。
明らかに長熟指向、クラシックとは狙いが異なる造りだと感じました。
点数 | 82点 |
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リンク |
送料無料デムエルテ 2本セット 4,980円 Demuerte "Gold" 2020 [Winery On] 3,300円 |
なんの話をしていたかと言うと、とおるさんを弄り倒したり(「入るところからやりなおし!」など)、
ななさんのヒリヒリするような甘くない身の上話を拝聴したり。
お子さんが3人以上の方は手放しで崇拝したり、ほとんどワインの話はしていなかったように思います。
会は午後8時に始まって、師範が一旦抜けたのは日付が回った頃。
でも、どういう話が展開されているか気になって、リモート部屋のロフトから撤収してダイニングから再度入場、
結局深夜2時過ぎまで飲んでました。若いなぁ、皆さん。そして大変楽しゅうございました。
それではまたよろしくお願いします!>皆様
名称 | Tonno Catarratto Chardonnay 2020 トンノ カタラット シャルドネ 2020 |
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生産者 | Mare Magnum マレー・マニュム |
価格 | 929円 (単品価格:1,518円) |
購入店 | うきうきワインの玉手箱 |
本日の夕食当番は師範で、メニューはホッケの開き、青梗菜のガーリック炒め、モヤシのナムル、椎茸と玉子のスープ。
メインが魚料理、それも尾頭付きなので、ワインも尾頭付きのラベルをチョイス。絵は鮪でしょうけどね。
このワインはイタリアのシチリア島産で、「うきうきワインの玉手箱」の福袋に入っていたものです。
色は、意外と薄くは無くて、それなりにレモン色を感じます。そしてアシは短くサラリとしています。
香りはとてもフレッシュ。グレープフルーツと黄桃の香り、いかにも南方系の白といった感じです。もちろん樽香は感じません。
味わいは、甘味ほどほど酸味ほどほど旨味しっかり。糖度6.9/pH2.7という数値より、甘くなく酸っぱくない印象を受けるのは、
旨味が甘さを補強し酸味を和らげているから、という感じがします。
とにかくフレッシュ華やか、やっぱりシチリアのワインはボトムのクオリティが高いと思います。この値段でもしっかり美味しい。
魚(マグロ)の銘柄とラベルもわかり易くて良いと思います。
ただ一点、ホッケの干物と合わないわけじゃないけど、グラスに唇を付けた部分が魚臭くなるのが難点です(それワインのせいじゃ無い)
3日後、日本ワインと比較して再稽古。 全然ヘタッた感じは無くて、香りはより華やかになったように感じます。 コレ、やっぱり美味いっすね。+1点です。
点数 | 77(+1)点 |
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リンク |
Tonno Catarratto Chardonnay 2020 [Mare Magnum] 1,518円 |
本日の食前酒は、華やかな香りと濃い味わいで秋に美味しい(※)「よなよなエール」。
ロピアで1缶205円(消費税別)でした。ビールの酒税が下がったからか、めっちゃ安くないですか?
(※)実はいつでも美味しいです。
名称 | Longevity Chardonnay 2019 ロンジェヴィティ シャルドネ 2019 |
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生産者 | Longevity Wines ロンジェヴィティ・ワインズ |
価格 | 1,098円 |
購入店 | カルディ 横浜ジョイナス店 |
本日の夕食は、食前に焼き立てアップルパイ、その後に照り焼きハンバーグ、サーモンとアボカドとトマトのアヒポキ風。
一本ののワインで通すのは難しげなメニューですが、どことなく全体にハワイっぽい感じがしたので、
ワインもハワイっぽい米国産の白をチョイス。
このワインはツイッター関連のお友だちがお薦めされていたもので、「めっちゃ樽香しっかりです」とのこと。
樽香は嫌いじゃないので、ちょっと身構えつつも期待して稽古しました。
色は濃いめのレモン色、いかにも樽からのエキス分が抽出されていそうな外観です。
香りは、鼻から嗅いだだけでも樽。マンゴーにバニラ、それにマヨネーズっぽいオイリーな香りを感じます。
口に含むと更に樽!カスタードプリンとカンナ屑を口に含みながら焚火にあたっているような、木材とその焦がし感に包まれる香りです。
味わいは、数値的に糖度7.1でpH3.2なので、そんなに甘くも無くて酸が弱くも無いんだけど、
この甘く焦がした香りに騙されてとても甘いワインのような印象を受けます。
前評判通り、とにかく「樽!」なシャルドネでした。樽強めで有名な"Bread and Butter"も凌駕する勢いです。
「樽香ってなに?」って方には一度稽古されることをお勧めします。
樽香好き&技巧好きな師範だけど、ここまで強いのはちょっと・・・です。
(しつこく樽樽書いていますけど、この値段だからいわゆる樽じゃなくてオークチップのような気もします)
小瓶保存して3日後稽古しましたが、やっぱり樽ッ樽です。 シチリアの白ワインで割っても樽の強さは健在でした。
点数 | 69点 |
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本日は、青森在住のとらゔぇるそさんが上京して来られたので、
お達者クラブのメンバーで飲み会。
一軒目は、2年前にも訪問したもつ焼でん 水道橋店。
参加者は下記の皆さんです。
・mashi_comさん(幹事)
・とらゔぇるそさん
・MOMOさん(「お達者」な年齢ではないです)
・徒然 わいんさん
・安ワイン道場師範
乾杯はもちろん生ビール 550円です。 ただ、mashi-comさんだけはビールじゃなくて、男のハイボール 450円。 お酒が好きすぎる人なのにビールを飲まない人って珍しいですね。
もつのお店ですからもつ煮込み 520円も美味しゅうございます。 奥にボケて写っているマカロニサラダ 350円も、ジャンクな味で美味しゅうございます。
・・・と、だいたい何でも美味しいのですが、このお店で食べなければいけないのがこのはつ刺 490円です。 どうですかこのプルプルした見た目。「はつ=hearts」、命を頂いております。
名称 | Every (Red) N.V. エヴリィ (赤) N.V. |
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生産者 | Mercian メルシャン |
価格 | 450円 (180ml) |
購入店 | もつ焼でん 水道橋店 |
ビールを2杯頂いたところで、「安ワイン道場師範」の必修科目であるワインを注文しました。
こちらのお店、白ワインは無くて赤ワインしかありません。肉料理の店としてのこだわりかな?と思っておりました。
2年前に訪問した時は、チリ産のワインをボトルからコップに注いで頂きましたが、
今はこちらのミニボトルでの提供に変わったみたいです。
銘柄は、メルシャンの「輸入ワイン、濃縮還元ぶどう果汁(外国産)、濃縮ぶどう果汁(外国産)」使用な国産ワインでした。
これがまぁまぁ普通に美味いです。色もちゃんとしているし、香りも没個性ながら赤ワインらしいベリーの香りを感じます。
味わいは、ラベルに『ノンスウィートでコクのある味わい』と書かれていますが、まぁその通りですね。ってか「ノンスウィート」て。
お値段も手ごろですから、こういうお店のチョイスとしては正解だと思います。
ちなみに師範が注文したのが最後の1本で、とらゔぇるそさんや徒然さんが注文しようとした時には品切れでした。
あと、提供温度は「ド常温」です。白を置かない理由はもしかすると「冷やすのが面倒」だからかもです。
点数 | 68点 |
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串焼きも、mashi-comさんがたくさん注文してくれました。どれも美味しかったのですが、特にだんご つくね 250円が
軟骨コリコリで美味しゅうございました。
飲み物は他に生チューハイ(生姜) 450円なども頂きました。
フランスのデパートの化粧品売り場のような、エスプリを感じる香りのお飲み物でした。
そんな感じのお達者クラブ一次会、お会計は5人で飲んで食べて20,000円いかなかったと思います。
都合によりmashi-comさんとは1次会でお別れして、残る4人で向かったのは、 亀戸横丁にあるシャンパーニュスタンド デゴルジュマン。 ご無沙汰しております。前回伺ったのは4月ですね。
名称 | Piper-Heidsieck "Essentiel" Blanc de Noirs Extra Brut 2020 パイパー・エイドシック "エッセンシエル" ブラン・ド・ノワール エクストラ・ブリュット 2020 |
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生産者 | Piper-Heidsieck パイパー・エドシック |
価格 | 14,000円 (お店価格) |
購入店 | シャンパーニュスタンド・デゴルジュマン |
1杯目は、みんなで乾杯したいと思い、事前に大将に「手頃なシャンパーニュを見繕っておいてください」とお願いしておりました。
そこで用意して頂いたのがこちら、パイパー・エイドシックのブラン・ド・ノワールです。
品種はピノ・ノワールが80%でムニエが20%、ドザージュは5g/L。
ミレジム(ヴィンテージ付き)では無いのですが、表ラベルに"Mis en Cave 2020"と書かれているので、ヴィンテージも表記致しました。
色は、若いシャンパーニュらしくかなり薄め、無色に近い感じです。外観からは黒ブドウの雰囲気は感じられません。
ところが香りを嗅ぐと一転、明らかにベリーの雰囲気が残っていて、やっぱりブラン・ド・ノワールだな、と感じられます。
味わいは、Extra Brutの割には甘さを感じるのですが、それはベリーの香りに引っ張られているのかも知れません。
若くてピッチピチ、素直に美味しいシャンパーニュでした。
熟成したシャンパーニュにも良さがありますが、こういう若いのも美味しいですね。
結論から言うと「やっぱシャンパーニュしか勝たん!」です。
点数 | 84点 |
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このボトルを4人で乾杯。お疲れさまで~す!
ボトルで注文するのは、「グラスでいろいろ飲んじゃうとサイトの更新が大変だから」という理由もあります。
なので、このボトルを飲み干した後は2、3杯くらいかなぁ~なんて考えておったわけですよ。当初は、ね。
名称 | Bourgogne Chardonnay 2021 ブルゴーニュ シャルドネ 2021 |
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生産者 | Joseph Drouhin ジョセフ・ドルーアン |
価格 | 900円 (Glass) |
購入店 | シャンパーニュスタンド・デゴルジュマン |
シャンパーニュが飲みたい欲は十分に満たされたので、ここからグラスワインと稽古して参ります。
もちろん「安ワイン道場」ですから、安い方から順に注文しました。
このお店のワインは、一番安いのでも十分美味しいですからね。
その1杯目は、ブルゴーニュの大手ジョセフ・ドルーアンのACブルゴーニュ・シャルドネです。お値段1杯900円。
色は濃くなく薄くなく、2021年のACブルゴーニュ・シャルドネとしてはちょっと濃いかな、ってくらいです。
香りは、鼻で嗅ぐ分には特にどうということはないこのクラスのシャルドネなんですが、
口に含むと樽の甘い香りがブワッと来ます。えーっ!ACブルでこんなにしっかり樽使うの?です。
味わいは、甘さほどほど酸味も穏やか、普通に美味しい軽めのシャルドネです。
これ面白いっすね。特に樽の強さが印象に残るシャルドネでした。
なんでも、2020年までは今風の(樽を強くかけない)造りだったとのことですが、
この2021年は昔風に戻ったのだとか。樽好きの師範はこっちのスタイルが好きかもです。
点数 | 81点 |
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名称 | Bourgogne Pinot Noir 2020 ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2020 |
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生産者 | Joseph Drouhin ジョセフ・ドルーアン |
価格 | 1,000円 (Glass) |
購入店 | シャンパーニュスタンド・デゴルジュマン |
赤も、同じく造り手はジョセフ・ドルーアン、ACブルゴーニュのピノ・ノワールです。
ドルーアンって、白は上手ですが赤はイマイチな印象がありました。
というか、ブルゴーニュ全体に「赤の名手が造る白は美味いけど、白の名手が造る赤はイマイチ」という印象があるんですよ。
例えば他にはルイ・ラトゥールとか。果たしてこの赤はどうかしら?という気持ちで稽古しました。
色は、ACブル赤としてはかなりしっかりしているように感じました。2020年、暑い年だったんですかね。
香りは、ラズベリーっぽいフルーツの香りがメインで、樽はそんなに感じません。
味わいは、ピノ・ノワールらしく酸味はしっかりしているのですが、特筆すべきは渋味です。
ガシガシ、ってほどではないにしても、ACブルゴーニュとしてはかなり固い部類に入ると思います。
結果的に、「造りがイマイチ」という印象は受けなくて、しっかりとした味わいで(アルコール度数は14%)
その年の特徴がストレートに出たワインだったように思います。
やっぱり大手はちゃんと改善を重ねて技術を向上させているんでしょうね。安心感のあるワインでした。
点数 | 80点 |
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このお店で注文すべき料理がこちらです。
・シャンピニオンのテリーヌ 800円
茸の香りがシャンパーニュにも白ワインにも赤ワインにも合います。
そして、チビチビ食べればいつまででも無くなりません。ケチ臭い師範はこれだけで十分だったりします。
名称 | Thierry Triolet Brut N.V. ティエリー・トリオレ ブリュット N.V. |
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生産者 | Thierry Triolet ティエリー・トリオレ |
価格 | 1,100円 (Glass) |
購入店 | シャンパーニュスタンド・デゴルジュマン |
グラスのお値段が白900円→赤1,000円と来て、次に注文したのがこちら、1杯1,100円のシャンパーニュです。
この銘柄は、4年前にもこちらで稽古しているみたいです。
なんとなく銘柄に聞き覚えとボトルに見覚えがありました。師範の記憶なんてその程度でございます。
さてこのあたりからだんだん記憶も記録も怪しくなってくるわけですが、
メモには「ふつうにおいしい」と書かれています。もっと頑張りましょう>昨日の師範。
「黒じゃなくてChardonnay」とも書かれています。きっと黒ブドウがメインだと思って聞いたらシャルドネ主体だった、ということでしょう。
・・・と、雑なコメントで甚だ恐縮ですが、爽やかなリンゴの香りと強すぎない酸味があって、
こちらも若々しくて美味しいシャンパーニュだったと思います。
点数 | 82点 |
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カウンターに置かれたのはブラック・グラスです。居合わせたお客さんでブラインド大会しましょう、ということですね。
もうだいたいアルコールが回ってきているわけですが、
こういう楽しいイベントを企てて頂けると、がぜん興が乗ってやる気を出すわけですよ。
皆さんの回答を書いて頂きましたので、ここに晒させて頂きます。
・とらゔぇるそさん:カリ・ピノ 2019
・MOMOさん:ACブル 2019
・徒然ワインさん:ACブル 2013
・ほしのさん:ACブル 2020
・師範:ACブル 2020
名称 | Pommard 2001 ポマール 2001 |
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生産者 | Joseph Drouhin ジョセフ・ドルーアン |
価格 | |
購入店 | シャンパーニュスタンド・デゴルジュマン |
答えは、なんと2001年のポマールでした。皆さん大ハズレ、
古めのヴィンテージと予想した徒然ワインさんがちょっと掠った、ってくらいでしょうか。
ちくしょう、なるほど色で判断されたくないからのブラック・グラスだったんですね。そこまでコンテクスト・テイスティングするべきでした。
そして、やっぱりこの時代のジョセフ・ドルーアンは、赤に関してはそんなに上手じゃなかったのかも知れません。
20年以上経った今でも普通に美味しくいただけるだけのポテンシャルはあったのですが、
ポマールらしい凝縮感は感じられなかったように思います。
師範の嗜好はどちらかというと「若いほうが好き」なので、古酒の魅力を拾えなかったという可能性も大ではあります。
いやー面白いですね、ブラインド・テイスティング。とてもナイスな企画をありがとうございました>大将。
己のテイスティング能力の無さを再認識させて頂きましたよ、トホホ。
点数 | 79点 |
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名称 | Dario Princic Ribolla Gialla 2019 ダリオ・プリンチッチ リボッラ・ジャッラ 2019 |
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生産者 | Dario Princic ダリオ・プリンチッチ |
価格 | 1,400円 (Glass) |
購入店 | シャンパーニュスタンド・デゴルジュマン |
ブラインド・テイスティング大会で脳みそをフル稼働させたためか、
また飲みたい欲が復活して参りました。
次に注文したのが、師範には珍しくオレンジワインです。
なんか目先を変えたかったんでしょうね。
そして、なかなか自分じゃ買わないですからね、オレンジワイン。
外観は軽く濁りがあって、色はしっかりとした濃さのあるオレンジ色です。
エキス分の多さが外観から伝わります。
香りは「ザ・オレンジ」・・・といってもオレンジの香りがするんじゃなくて、自然派風の高級石鹸の香りを感じます。
イケてない自然派にアリがちなアンモニア臭は感じません。
味わいは、軽い渋味と強めの酸味。外観はなんとなく甘そうなのですが、全然甘くなくてギリッとしています。
ワイン好きをこじらせて来ると、酸味星人に変身する方も多いのですが、師範はやっぱりあまり酸が強いのは得意じゃないんだな。
このワインも、華やかさと凝縮感は伝わってくるのですが、お子様舌にはちょっと酸味が強過ぎるように感じられました。
点数 | 78点 |
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名称 | Chateau Coutet 2008 シャトー・クーテ 2008 |
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生産者 | Ch. Coutet シャトー・クーテ |
価格 | 1,400円 (Glass) |
購入店 | シャンパーニュスタンド・デゴルジュマン |
ようやくこれで最後です。結局、シャンパーニュをみんなで1本飲んだ後にグラスを6杯、
「翌日の更新が大変だから」という理由は何処へやら、です。
でもやっぱり締めに甘いワインを飲みたくなるんですよねぇ。
リストには、このシャトー・クーテと、1997年のシャトー・クリマン、それと南アフリカのキアモントがありました。
・・・で、やっぱり「甘いは美味い、糖分は正義」だわ。超高級セメダインの香りと濃縮蜂蜜レモンの味わい。
熟成したソーテルヌでハズしたことは一度も無い気がします。甘露甘露!であります。
とらゔぇるそがキアモントを注文されていたので、ちょっとだけ飲み比べましたが、
「パワフルさはキアモント、上品さはシャトー・クーテ」でした。どっちも美味しい。やっぱり締めに甘いものは欠かせません。
点数 | 86点 |
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そんな感じの二次会。師範のお会計は、20,000円ちょっとでした。
イケてるシャンパーニュをボトル1本注文してこのお値段ですから、ありがたいですよね~。
いろんなワインをたっぷり楽しませて頂きました!
(たっぷり楽しみ過ぎたせいで、帰りの電車で二駅乗り過ごし、上り列車は無かったのでタクシーにて帰宅。 二駅で済んで良かった、と思うことにしましょう)
名称 | Château Grangey "le Cerisier" 2020 シャトー・グランジェイ "ル・スリジエ" 2020 |
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生産者 | Ch. Grangey シャトー・グランジェイ |
価格 | 2,607円 (単品価格:4,400円) |
購入店 | 銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA |
「ボルドー飲もうよ!」週間の第二弾、本日はちょっと高級品をチョイスしました。
銘柄は「田邉公一氏厳選!鬼コスパ9本セット」から、サンテミリオンの赤。
単品価格はセットの中でこれが一番高額で、4,400円と稽古範囲をオーバーしていますが、
セットの割り戻し価格だと範囲内に収まっています。
品種はメルロ85%, カベルネ・フラン15%。平均樹齢50年、ステンレスタンクで24ヵ月熟成だそうです。
ちなみに料理は豪州牛スネ肉のシチュー。調理担当は師範で、昨日から仕込んでおりました。
あいにく昨日は休肝日だったので料理用にワインが無く、
市販のシチューの素(ハウス「コクの贅沢」)と水で作った手抜き版です。
外観は、極めてしっかりした濃い紫色で、革製品の「ボルドー色」をより濃くした感じ。
アシも長くてトロトロしています。
香りは「ザ・右岸のボルドー」ですね。カシスやブルーベリーっぽい濃い色の果実を煮詰めた香りがしっかり香ります。
ステンレス熟成ということで樽香は無いはずなんだけど、どことなくナッツのような香ばしい雰囲気も感じます。
味わいは、重くて固い。「お前、今飲んじゃダメだろ!」と言われているような堅牢さ。
甘さそこそこ酸味しっかり渋味がっしり、今後の成長に期待が持てる味わいです。
このワイン、今飲んでも美味いは美味いんです。
でもやっぱりね、トラディショナルなボルドーというヤツは「熟成させて本領発揮」なんですよ。
「良いんだけど飲むべきは今じゃない」感じ。持っている人はあと4~5年寝かせましょう。
そのあたりが難しいのかなぁ、ボルドーは。
小瓶保存した翌々日再稽古。 特に開いた気配はなく、やっぱり固いボルドーです。 小瓶に移さずボトルのまま保存した方が良かったかもだけど、抜栓してすぐに小分けしちゃうから、 将来の姿を読んだ対応は出来ないのよね。
点数 | 78点 |
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リンク |
田邉公一氏厳選!鬼コスパワイン9本セット 19,800円 Chateau Grangey "le Cerisier" 2020 4,400円 |
名称 | Bordeaux Blanc Sec "La Cave d'Augustin Florent" 2020 ボルドー ブラン・セック "ラ・カーヴ・ドーギュスタン・フローレン" 2020 |
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生産者 | Maison Johanès Boubée メゾン・ジョアネ・ブーベ |
価格 | 844円 (単品価格:1,380円) |
購入店 | うきうきワインの玉手箱 |
先日の「奈良ワイン会 in東京」で、主催のえいじさんから
『ボルドーはレストラン等で飲まれることが少なくなってきている』と聞きました。
確かに、日曜の「おでかけふたみ・秋の持ち寄りワイン会」でも、
ソーテルヌ以外のボルドー無し。ならば!ということで率先して消費して参る所存です。
本日チョイスしたのは、うきうきワインの玉手箱、10本11,000円福袋からのボルドー白です。
金賞シールはあるし、アルコール度数は11.5%だし、いかにも「安ボル白」ですが、そこをなんとかよろしくお願いします。
ちなみに本日の夕食担当は師範で、メインはロピアで買ってきた揚げるだけ冷凍のヒレカツとエビチリ春巻き、
同じくロピアのバラちらし、水菜のお浸し、永谷園の松茸の味お吸い物です。
色は薄めのレモン色、粘性も低めでサラッとしています。この価格帯のボルドーらしい外観です。
香りは結構華やか。基本はソーヴィニョン・ブランらしいハーブの香りなんですが、
先週のこのボルドー白にも感じたような、ゲヴュルツぽい花の香りを感じます。
もちろん樽香は感じません。
味わいは、甘さ控えめ酸味しっかり。アルコール度数が低いのに残糖度が少ないということは、
かなり早摘みされたのかも知れません。
香りは華やかで、味わいもスムーズ。ボルドーの安い白はこうでなくっちゃ!な感じです。
ここんとこイマイチなワインが続いた「うきうき玉袋ワイン」ですが、これが3桁円相当で買えたのはアタリでしたよ。
金賞シールは「あるだけでNG」では無さそうです。
小瓶保存して翌々日再稽古。ゲヴュルツ風の華やかな香りは未だ健在です。 アルコール度数が低いことに由来するであろうボディの薄さはいかんともしがたいものがあります、 スイスイ系の白としては出色です。+1点差し上げます。
点数 | 76(+1)点 |
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リンク |
Bordeau Blanc Sec "La Cave D'augustin Florent" 2020 [Maison Johanes Boubee] 1,380円 |
連日の外飲みが続いております。
本日は、飲み友だちのソムリエたまごさん(ソムたまさん)にお誘い頂いて、
三軒茶屋のワインバー「ふたみ」の常連さんが集う「お出かけふたみ・秋の持ち寄りワイン会」に参加させて頂きました。
とはいえ師範はふたみさんには一度だけしか行ったことが無く、
常連というにはほど遠い感じなので、
同じく常連ではない飲み友だちのNo.5さんを誘って参加しました。
会場は、江東区にある清澄公園の中にある涼亭(りょうてい)という数寄屋造りの和風建築。
そこを貸切って行われました。都内の公園って、こういう使い方が出来るんですね。
参加者は総勢15名。あいにく全員を捕捉できていませんが、わかる範囲は下記の方々です。
・ワインバーふたみさん(主催)
・ソムリエたまごさん(幹事)
・Take-hさん
・No.5さん
・いのてぃーさん
・n.a.さん
・とらワインさん
・他7名の方々
・安ワイン道場師範
(ここをご覧になり『私もいたよ!』という方は、備忘録として載せさせて頂きますのでよろしくお願いします!)
名称 | Charles Heidsieck Brut Réserve (Magnum) N.V. シャルル・エイドシック ブリュット・レゼルヴ (マグナム) N.V. |
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生産者 | Charles Heidsieck シャルル・エイドシック |
価格 | |
購入店 |
基本的には「持ち寄りワイン会」なのですが、主催者側からマグナム・シャンパーニュを2本用意して頂いております。
その1本目がこちら、「チャーリー」の愛称で呼ばれるシャルル・エイドシックのブリュット・レゼルヴ。
ノン・ヴィンテージですが熟成期間は結構長めのようで、セラー・インがは2016年、デゴルジュマンは2021年とのことです。
今回、シャンパーニュとスパークリングだけで8種類11本相当も揃っていますので、まずはこちらを基準として捉えました。
色は薄めの黄金色で、泡の勢いはかなり強めです。香りは、リンゴや柑橘のフレッシュな香りに、味噌みたいな若干の熟成香があります。
味わいは、甘からず酸っぱからず、美味しいシャンパーニュの標準的な味わい、といった感じです。
一本目にふさわしい、中庸な美味しさを感じさせてくれるシャンパーニュでした。
ちなみに右の写真、クリックして拡大してもボケてます。最初からこの調子じゃ先が思いやられます。
点数 | 83点 |
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この写真は、マグナムを片手で注いで頂いているソムたまさん。本日はいろいろとお世話なります。
ソムたまさんも参加者と同じようなペースで同じような量を飲まれていましたが、最後までちゃんと場を仕切っておられたのはさすがです。
師範が知る「大酒豪レディ三巨頭」のお一人です。
名称 | Charles Heidsieck Brut Vintage (Magnum) 2005 シャルル・エイドシック ブリュット・ヴィンテージ (マグナム) 2005 |
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生産者 | Charles Heidsieck シャルル・エイドシック |
価格 | |
購入店 |
もう1本、主催者側で用意して頂いたシャンパーニュがこちら。
造り手は1本目と同じシャルル・エイドシック、サイズも同じマグナム・ボトルですが、こちらは2005年ヴィンテージです。
18年間のマグナムでの熟成が、ワインにどう影響を与えているのか大変興味深く飲み比べました。
色は、明らかにこちらの方が濃くて、キレイに輝く黄金色を呈しておりました。
泡立ちは若い方と比べると少なめではありますが、その分クリーミーな感じです。
香りも全然違います。ナッツの入ったブリオッシュのような香ばしさがパーッと香って、バターたっぷりの焼きリンゴも香ります。
まるでアップルパイですね。味わいも、まるで甘くない黄金糖を溶かしたみたいなコクのある美味しさでした。
熟成シャンパーニュって、わかりづらいというか左脳が「美味しい」と言わせてくるものもあったりするのですが、
このシャンパーニュは右脳で美味しさを感じます。やっぱりマグナム・ボトルで熟成させたシャンパーニュは美味しいっすね。
点数 | 87点 |
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主催者側には料理も用意して頂いております。こちらがそのうちの1品「バラちらし」。 乗せられている魚介類も多彩で楽しいのですが、なにより感心したのは酢飯にしっかり酸味があること。 一般的な寿司飯よりかなり強めに酢を利かせてあるように思いました。 これくらい酸味があるとシャンパーニュに合わせるのにちょうど良いと思いましたよ。
名称 | Larmandier-Bernier "Longitude" Premier Cru Blanc de Blancs Extra Brut N.V. ラルマンディエ・ベルニエ "ロンジテュード" プルミエ・クリュ ブラン・ド・ブラン エクストラ・ブリュット N.V. |
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生産者 | Larmandier-Bernier ラルマンディエ・ベルニエ |
価格 | |
購入店 |
まだまだシャンパーニュが続きます。
今回、ほとんどのワインを「誰が何を持参されたのか」把握出来ておりません。大変申し訳ありません。
こちらは、「ラルマンディエ・ベルニエ "ロンジテュード" プルミエ・クリュ ブラン・ド・ブラン エクストラ・ブリュット」という、
大変長い名前のシャンパーニュです。この造り手のワインと稽古するのは道場初みたいです。
外観は、NVのチャーリーと同じくらいに思いましたが、香りが全く違います。
「これってソーヴィニョン・ブラン?」って言っちゃいそうな、ハーブのような涼しげな香りを感じます。
ところが口に含むと一転して、あきらかに樽熟成していると想像されるバニラやカラメルの雰囲気が伝わってきます。
味わいは、酸味がキリッとしていて、こちらもなんとなくソーヴィニョン・ブランを想起させます。
これは面白いシャンパーニュですね。持参された方は『大好きな銘柄なのでこれにしました』と言われていたと思いますが、
それはよく理解できます。
ある種独特な個性のあるシャンパーニュ、樽香好きの師範にスマッシュ・ヒットしました。
点数 | 84点 |
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名称 | Moet & Chandon "Platinum Juvilee Cuvée" Rosé N.V. モエ・エ・シャンドン "プラチナム・ジュヴィリー・キュヴェ" ロゼ N.V. |
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生産者 | Moet & Chandon モエ・エ・シャンドン |
価格 | |
購入店 |
皆さんが持参されるシャンパーニュ、「なんでそんなの持ってるの?」というのが続きます。
こちらは、造り手は誰もが知っているモエ・シャンドンなのですが、なんとエリザベス女王在位70周年記念のボトルのようです。
インポーターのシールもありませんから、英国からハンドキャリーされたのかな?大変貴重なワインっぽいですよ。
色は、しっかりとしたピンク色で、まさにピンクのバラみたいな感じです。
香りには、ロゼ・シャンパーニュらしくベリーの香りが感じられます。
この外観と香りから甘めの味わいを想像しますが、口に含むと甘さ控えめで酸味しっかり、後味にやや渋みを感じます。
案外ストイックな味わいですね。
なんだかね、女王様の記念ボトルとかだと甘口っぽいワインを想像するじゃないですか、でもこれは明らかに辛口でした。
エリザベス女王はこういうのがお好きだったのかな?
確かに、ワイン好きの女性って、甘めのものより酸味しっかりのものがお好きな傾向がありますよね。
点数 | 81点 |
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名称 | Louis Roederer Brut Premier (Magnum) N.V. ルイ・ローデレール ブリュット プルミエ N.V. |
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生産者 | Louis Roederer ルイ・ローデレール |
価格 | |
購入店 |
「なんでそんなの持ってるの?」第二弾、造り手は一般的なルイ・ローデレール、
ちょっと前のキュベであるブリュット・プルミエですが、なんとマグナムですよ。
マグナムなんて普通のセラーには入らないんですが、どうしていたんでしょうね?でっかいセラーがあるのかな?
外観は、最初のチャーリーのマグナムと(多分)変わりません。
香りは結構華やかですね、何の花かはわかりませんが花!って感じです。
味わいは、これまでのシャンパーニュと比べればやや甘さがあるように感じました。
このシャンパーニュも普通に美味しいシャンパーニュです・・・ってマグナムのルイ・ローデレールを捕まえて「普通に」て。
安ワイン道場も一気に贅沢になっております。まことに申し訳ありません!
点数 | 82点 |
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名称 | Dubl Rosé Brut N.V. デュブル ロゼ ブリュット N.V. |
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生産者 | Feudi di San Gregorio フェウディ・ディ・サン・グレゴリオ |
価格 | |
購入店 |
ここで一旦シャンパーニュから離れます・・・といってもほぼシャンパーニュみたいなものですけどね。
この「デュブル」という銘柄は、シャンパーニュ好きでその名を知らない人はいない
「ジャック・セロス」という方が関与しているイタリアのスプマンテです。
道場でも昨年のオープンハウスで稽古しております。
このボトルはそれよりもずいぶん前にリリースされたもののようです。
写真ではちょっとわかりづらいと思うのですが、色はとても濃い、茶色に近いオレンジ色です。
香りは・・・全く紹興酒です。口に含むと、ほんのちょっとだけ泡が残っていて、味わいもほとんど紹興酒ですね。
残念ながら、師範的にはちょっと熟成が進みすぎているように感じられました。
でも、ソムたまさんのお友だちは『こんなワイン初めて飲みました!』と喜んでおられましたし、
No.5さんも『バラちらしの椎茸に合います』と言われていました。人によってはハマるワインなのかも知れません。
点数 | 69点 |
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名称 | Leclerc Briant Extra Brut Millésime 2014 ルクレール・ブリアン エクストラ・ブリュット ミレジム 2014 |
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生産者 | Leclerc Briant ルクレール・ブリアン |
価格 | |
購入店 |
またシャンパーニュに戻ります。ビオディナミ、いわゆる自然派の造り手であるルクレール・ブリアン。
ヴィンテージ付きではないスタンダードなキュヴェとは以前も稽古しております。
裏ラベルによれば、品種はピノ・ノワール60%, ピノ・ムニエ20%, シャルドネ20%。
ドザージュ量が3g/Lと少ないエクストラ・ブリュットです。
色は・・・うーん、あんまり差がわからないですよね。
すごく熟成しているとか、ロゼとかは別ですが、普通のNVで外観に差を見出すのは困難です。
香りは、自然派らしいと言えば良いのかな?酸化したニュアンスのある茶色くなったリンゴと、こちらにもちょっと紹興酒の雰囲気を感じます。
味わいは酸味がしっかりです。エクストラ・ブリュットらしく甘さはほぼ感じず、舌を絞るような酸を感じます。
とにかく酸味がシューッとしているシャンパーニュです。
お子様味覚の師範にはちょっと酸が強すぎかな?なのですが、シャンパーニュ好きな方って酸味が好きですよね。
やや「酸っぱいブドウ」的な意味合いも込めて、メモには「シャンパーニュ・オタク用」なんて書いてます。
好き放題言ってますね。
点数 | 80点 |
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名称 | Pommery "Cuvée Louise" 2005 ポメリー "キュヴェ・ルイーズ" 2005 |
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生産者 | Pommery ポメリー |
価格 | |
購入店 |
ボトルの数は8本目、量で言えば11本目でようやくスパークリングの最後の1本です。
銘柄は、ポメリーのプレミアム・シャンパーニュである「ルイーズ」です。
この銘柄、直近は13年前に1998年前に稽古しております。
2005年のこのボトル、オシャレなストライプがボトルにデザインされてます。
このワイン、まず色がビックリ!「普通」です。だって2005年ヴィンテージですよ、それが普通なのがビックリなんです。
香りには、黒ブドウ由来と思われるラズベリーみたいな雰囲気があって、味わいはやや甘めで落ち着く感じです。
前のルクレール・ブリアンが酸味番長だったので、余計にそう感じたのかも知れません。
20年近くも熟成されているのに、まだまだ若々しい感じのシャンパーニュでした。
そして師範はこれくらい甘さがあるものの方が好きなようです。
しっかしたくさん飲んだな、シャンパーニュ。
点数 | 85点 |
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雑な写真でスミマセン、主催者側で用意して頂いた生ハムと、各人が持ち寄ったおつまみがこちらです。
バラちらし以外は、それぞれ好きなものを自分の皿に載せていく、ビュッフェ・スタイルです。
師範は例によって横浜高島屋で「濱吟焼豚」を購入していきました(真ん中左あたり)、結構評判が良くて安心しました。
その他、肉寿司ありチーズありシャインマスカットありカヌレありカステラあり、みなさんいろいろ持ってきて頂いており、
テーブルの上は楽しい感じになっておりました。
名称 | Puligny-Montrachet 2020 ピュリニー・モンラッシェ 2020 |
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生産者 | Dom. Paul Pernot ドメーヌ・ポール・ペルノ |
価格 | |
購入店 |
怒涛のスパークリング三昧が終了、ようやくここからスティルワインになります。
その白の一本目からして立派なワインが登場します。
こちらはピュリニー・モンラッシェの名門ドメーヌ「ポール・ペルノ」の2020年産。
村名格のワインにも新樽比率30%で1年熟成させているそうです。
色はやや薄めですが、エキス分が多いようで粘性の高さが伺える外観です。
香りはめっちゃ素晴らしい。特に樽のかけ方が上手で、グレープフルーツのフレッシュさとバニラの香ばしさがちょうど良いバランスで香ります。
味わいはいかにもピュリニー・モンラッシェですな。ムルソーほど豊満ではなく、引き締まったボディを感じます
・・・なーんて、わかったようなことを書きたくなる味わいです。
いや~、いきなりこれは美味しいシャルドネでした。
ここでカミングアウトしますが、やっぱり師範はシャンパーニュは善し悪しがよくわからなくて、だいたいどれも「善し」なのです。
泡も好きなんですけど、スティルの方が落ち着くのは事実です。
点数 | 85点 |
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名称 | Fallwind Chardonnay 2021 ファルヴィント シャルドネ 2021 |
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生産者 | St. Michael-Eppan サン・ミカエル・エパン |
価格 | |
購入店 |
次のワインもシャルドネです。今回の白は(甘口を除いて)すべてシャルドネでした。
このワイン、ラベルのデザインからはニュージーランドあたりのニューワールド産のように思えますが(そう勘違いしました)、
実際はイタリア北部、チロル地方のワインです。銘柄名のFallwindも「フォールウィンド」ではなく「ファルヴィント」と読むようです。
色は、前のブルゴーニュと特に大きな違いは無かったように思います。
香りは、前のブルゴーニュをちょっと小ぶりにした感じで、小さめながら王道のシャルドネの雰囲気です。
味わいは、少しピリッと刺激的な酸味+苦味がありますね。
気になるほどではなく、軽いアクセント程度ではありますが、明らかに前のブルゴーニュと異なるのはその点です。
チロル地方の山あいを連想させる、清冽で若さピッチピチなイメージのシャルドネでした。
こういうので良いんですよ、普通だったら。普通だったらね。
普通じゃないのが次に来たので霞んじゃったのですけどね。
点数 | 79点 |
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名称 | Hudson "Little Bit" Chardonnay 2020 ハドソン "リトル・ビット" シャルドネ 2020 |
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生産者 | Hudson Wines ハドソン・ワインズ |
価格 | (いのてぃーさんから) |
購入店 |
こちらのワインは、先日米国西海岸にご旅行されていたいのてぃーさんがハンドキャリーされたカリフォルニアはナパのシャルドネです。
ハドソン・ワイナリーのワイン、広域銘柄は比較的日本にも入ってきているらしいのですが、こういう単一畑のモノはとても少ないそうです。
この「リトル・ビット」というワインも、日本入荷はわずか40本くらいだったんだとか。そりゃハンドキャリーする価値がありますよね。
そして、その価値は希少性だけじゃなくて、ワインの中身にもありました。
まず色が凄いです。2020年と若いワインとは思えない、きっちりとした濃さと輝きのあるレモン色です。
そして色以上に香りが凄いです。白1本目のピュリニー・モンラッシェを肉体改造してマッチョマンに仕立てたような、
全ての要素がボリューム2倍になったような香りです。
味わいも香りの印象通り、とにかく強いんですよ。甘味と酸味と旨味が束になって殴りかかってきます。
いや~、このワインには脳みそをガツン!と殴られちゃいました。
やっぱりカリフォルニアの一流ドコロは凄いわ。
特に、こういうワイン会で一杯だけみたいな席だと、スタートダッシュでのパフォーマンスの良さが発揮されていました。
今回の全ワインの中で師範のナンバー1はコレです。
点数 | 92点 |
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こちらは、ワインバーふたみのオーナーさんを前にしてご歓談する女性陣のご様子。
まるで公民館で町の状況を聞く町内会長さんみたいですね(違う)
そして、やっぱり畳に座ってワインを頂くと落ち着きますな。
歴史ある建物なので、絶対傷を付けたりワインをこぼしちゃいけない!という緊張感も、
最後まで気を張った状態を維持できて良かったと思います。
名称 | Bourgogne Hautes Côtes de Nuits "Fontaine Saint Martin" 2014 ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ "フォンテーヌ・サン・マルタン" 2014 |
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生産者 | Dom. Michel Gros ドメーヌ・ミシェル・グロ |
価格 | |
購入店 |
ここから赤になりますが、赤の5本もなぜか全てピノ・ノワールです。
偏っているなぁ・・・って、師範もピノ・ノワールにしちゃったんですけどね。
こういう、初めましての方が多い席に、メジャーどころじゃない品種のものを持参するのって勇気がいるんですよね。
そして若い方はピノ・ノワール好きが多いみたい。高齢者が多くなると、ボルドーの格付けシャトーあたりも並ぶんですけどね。
そのピノ・ノワール大作戦の1本目がこちら、
ブルゴーニュの名門「ミシェル・グロ」がオート・コート・ド・ニュイ地区に持っているモノポール(単一畑)です。
色は、ピノ・ノワールらしい、そして標高の高さを感じられる薄めの赤紫色で、
エッジには熟成を感じるオレンジ色のグラデーションが見て取れます。
香りにも熟成感があって、奈良漬のような雰囲気が感じられます。
そして味もそんな感じなんですよ。酸味が中心で、ちょっと枯れた味わいを感じます。
やっぱりオート・コート・ド・ニュイあたりだと熟成の足が速いのか、
あるいはこの銘柄だけの特徴かは分かりませんが、年齢の割には熟成感が強かったように感じました。
シャンパーニュにしてもブルゴーニュしても、いつ開けるのが良いのか、悩ましい問題ですね。
点数 | 78点 |
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名称 | Chassagne-Montrachet 2020 シャサーニュ・モンラッシェ 2020 |
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生産者 | Caroline Morey カロリーヌ・モレ |
価格 | |
購入店 |
次もブルゴーニュのピノ・ノワールで、村名格付けのシャサーニュ・モンラッシェ。
造り手は、シャサーニュ・モンラッシェの有名生産者「ジャン・マルク・モレ」の娘さんである「カロリーヌ・モレ」です。
2014年が初ヴィンテージ、道場としては初めましての造り手になります。
色は、前のミシェル・グロよりもやや濃いめ、若々しさを感じる赤紫色です。
香りも若々しい感じ。チェリーやプラムのような赤いベリーの香りを感じます。
No.5さん曰く『チャーミングな香り』だそうです。言い得て妙ですね。
味わいは、入ってくるときは甘酸っぱくて、後味に結構なタンニンを感じます。
再度No.5さん曰く『小悪魔的な味わい』だそうです。なるほど。
シャサーニュ・モンラッシェはボーヌ地区なので、もっと肉感的なワインを想像しましたが、
この銘柄はニュイ地区みたいな冷涼感のあるワインでした。チャーミングな小悪魔、美味しゅうございますわよ。
会の最後、『余ったワインはお好きなものをお持ち帰り下さい』だったと思うので(違ったらゴメン!)、
適当に手に取ったのがこのボトルでした(欲しい人がいたら重ねてゴメン!)
ボトルのまま普通にコルクを戻して持ち帰り、セラーに立てて保存して3日後再稽古しました。
色は全く健全、キレイに澄んだ赤紫色です。
香りのボリュームも立派です。3日前に感じた香りとほぼ変わりありませんが、ちょっとだけ樽由来と思われるバニラの香りが出てきたように思います。
味わいは、未だにやっぱり固さがあるんですよ。タフなワインですね~、会の余韻をしっかり楽しめました。
点数 | 84点 |
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名称 | Paul Cluver "Seven Flags" Pinot Noir 2016 ポール・クルーヴァー "セブン・フラッグス" ピノ・ノワール 2016 |
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生産者 | Paul Cluver ポール・クルーヴァー |
価格 | 6,750円 |
購入店 | ワインブティックヴァンヴァン |
いよいよ満を持して師範が持参したワインの登場です・・・って、グレード的には全然満を持していなくて、
購入金額には安い方から何番目、くらいの位置だと思います。
とはいえこのワイン、3年前に稽古済みで、
その時に素晴らしい香りと熟成のポテンシャルを感じたんですね。
なので、師範としては満を持して持参したワインだったりするわけです。
自宅熟成3年、セラーでの扱いが下手糞でラベルはカビカビになってしまっています。
グラスに注ぐと、色はまだ健全。わずかにエッジにレンガ色が見えます。
香りのボリュームの素晴らしさは3年前と同じですね。赤いベリーと革製品、それにカラメルが混然一体となって香ってきます。
味わいは、3年待った甲斐がありました。当初あった固さはほぐれて、丸くてボリュームのある味わいに変化しています。
手前味噌がひどい感じではありますが、並み居るグラン・ヴァンと勝負しても全く引けをとらない香りと味わいでした。
参加者の皆さんの評判も良かったみたいで、特にTake-hさんはこのワインをとても気に入って頂けたみたいです。
今回の全ワインの中で師範のナンバー3です。
点数 | 90点 |
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リンク |
Paul Cluver "Seven Flags" Pinot Noir 2017 7,240円 |
名称 | Gevrey-Chambertin "Racine du Temps" 2014 ジュヴレ・シャンベルタン "ラシーヌ・デュ・タン" 2014 |
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生産者 | Rene Bouvier ルネ・ブーヴィエ |
価格 | |
購入店 |
ピノ・ノワールがどんどん続きます。こちらは名門「ルネ・ブーヴィエ」の畑名付きジュヴレ・シャンベルタン。
ラベルには"Tres Vieilles Vignes(超古樹)"の文字があります。きっと自慢の畑なのでしょう。
ちなみに飲む順番は、ふたみのオーナー氏に決めて頂いております。
なので、適当な順番ではなく、定められた順番で飲んでいったのがこの稽古日誌です。
色はやや薄め、ブルゴーニュ北部らしい赤紫色ですが、エッジには想像以上にオレンジ色のグラデーションが入っています。
香りのボリュームは立派なものですが、こちらにもミシェル・グロと同様に奈良漬的な熟成のニュアンスが感じ取れます。
味わいは、スーッと入って来てふわっと広がる柔らかさがありますが、やっぱり酸味には熟成の要素があるんですね。
美味しいんだけど、こんなに熟成して良いんだっけ?の疑問を感じてしまいました。
シャンパーニュ6本目のルクレール・ブリアンも、赤の1本目のミシェル・グロも、このワインもヴィンテージは同じ2014年。
フランスの2014年ってそういう年なんでしたっけ?
点数 | 82点 |
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名称 | Vosne-Romaneé 1er Cru "Les Beaux Mont" 2013 ヴォーヌ・ロマネプルミエ・クリュ "レ・ボー・モン" 2013 |
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生産者 | Dom. Perrot Minot ドメーヌ・ペロ・ミノ |
価格 | (No.5さんから) |
購入店 |
一緒に参加したNo.5さんが持参されたのがこちらのヴォーヌ・ロマネの名門一級畑レ・ボー・モン。
『自分じゃなかなか飲まないから・・・』ということでお持ちいただいたのですが、
造り手はなんとあのドメーヌ・ペロ・ミノじゃないですか!大変ありがたいワインをご相伴に預からせて頂きました。
外観は、しっかりとした濃さがあって、まだエッジまでビシッとした赤紫色です。
2014年より前の2013年産なのに、不思議なものですね。
香りは、一言でいえば「妖艶」ですね。ラズベリーのような赤いフルーツに、どことなくトリュフのような香りを感じます。
味わいも、とてもピュアだけど厚みと奥行きがあって、魅惑的な味わいです。
同じくNo.5さんが持参されたトリュフ入りのパウンドケーキと合わせると、妖艶な香りと魅惑的な味わいの相乗効果で脳みそがとろけます。
いやー、これは美味いわ。今回の全ワインの中で師範のナンバー2です。
僅差でナンバー1のカリフォルニアのシャルドネが「パワフルなワイン」だとしたら、こちらは「しなやかなワイン」でしたよ。
点数 | 91点 |
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名称 | Crystallum "Cuvée Cinéma" Pinot Noir 2021 クリスタルム "キュヴェ・シネマ" ピノ・ノワール 2021 |
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生産者 | Crystallum クリスタルム |
価格 | |
購入店 |
赤ワインの最後が、南アフリカの有名ドコロ「クリスタルム」の単一畑「キュヴェ・シネマ」。
超人気の造り手で、最近2022年産が発売されたけど瞬殺だったみたいです。
ちなみに、師範はまだ人気が今より穏当だった頃に2019年産と2年半前に稽古しています。
その時は「カッチリとして固いワイン」という印象だったみたいです。
濃くなく薄くなく、色はとてもキレイな赤紫色です。見た目だけでも楽しめる感じですよ。
そして香りを嗅ぐと・・・温泉のような雰囲気の還元臭があります。クルクルとスワリングするとその匂いは消えて、
奥からピュアな果実の香りが出てきます。
味わいも香りの印象通りピュアな感じ。「冷涼系」という言葉が似合う味わいではあります。
美味しいんですよ。でもね、やっぱり固いのよ、このワイン。
南アフリカのピノ・ノワールって、ブルゴーニュ同様ある程度熟成させないと本領発揮してくれない気がします。
そのあたりは、いわゆるニューワールドのピノ・ノワールとは一味違って、旧ワールド寄りな感じがしますね。
点数 | 84点 |
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一通り全部のワインと稽古した後で、自分が持参したピノ・ノワール(ポール・クルーヴァー「セブン・フラッグス」)と、
同じく南アフリカのピノ・ノワール(クリスタルム「キュヴェ・シネマ」)を飲み比べました。
最初、「なぜ南アフリカを並べる順番にしないんだろう?」と思っていましたが、飲み比べると全然別物ですね。
雑な例え方をすると、セブン・フラッグスがボーヌ側の特級コルトンで、クリスタルムはニュイ側の一級ジュヴレ・シャンベルタンです。
もちろん、ヴィンテージの違いの方が影響大だとは思います。
名称 | Clair de Lune 2015 クレール・ド・リュヌ 2015 |
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生産者 | Clos des Lune (Dom. de Chavalier) クロ・デ・リュヌ (ドメーヌ・ド・シュヴァリエ) |
価格 | (n.a.さんから) |
購入店 |
締めのワインは、n.a.さんが持参された甘口ワインのソーテルヌ。
造り手は、ぺサック・レオニャンの一流ドコロ「ドメーヌ・ド・シュヴァリエ」です。
品種はセミヨン70%, ソーヴィニョン・ブラン30%とのこと。
(シャンパーニュのムニエやスプマンテのアリアニコを除けば)本日初めてシャルドネとピノ・ノワール以外の品種の登場です。
色はしっかりとしたオレンジ色ですが、熟成によるというより貴腐由来の濃さのように感じます。
香りは、まさに蜂蜜です。n.a.さんは『焼いたピーチパインの香り』と表現されていました。
惜しむらくは師範はピーチパインなるものを焼いたことがないので同感できませんでした。
味わいは、とても透き通った甘さを感じます。雑味の無さがこの銘柄の特徴のようです。
やっぱり「甘いは美味い」ですね。会の締めに甘口ワインがあるとホッとします。
この手のワインは日持ちがするので、自宅に常備しておいてチビチビ飲むのにとても良いんですが、
いかんせん美味しいワインだとすぐに飲み干しちゃって、カロリーを気にし始めるんですよねぇ。
点数 | 86点 |
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参加費は、会場代とマグナム・シャンパーニュ2本、それにバラちらしや生ハム代なんかも含めて8,000円でした。
そんな感じで、午後5時に開場して5時30分にスタートした大宴会でしたが、
21本相当をほぼ飲み干して、
終了時間の午後8時30分にはきっちり片付けて撤収することができました。皆さんお疲れさまでした。
あんまり準備や片付けでお手伝いが出来ないナマケ者の師範ゆえ、こうやって議事録作成でささやかながら貢献できればと考えております。
では、またお会いしましたらよろしくお願いします!>参加された皆様
つつがなく会は終了、同行して頂いたNo.5さんと「軽く一杯だけいきますか」ということになり、
まぁどこでもいいやということで入ったのが、地下鉄半蔵門線清澄白河駅を出てすぐのところにあるくし家 清澄白河店というところ。
いわゆる居酒屋さんですね。
店内は、まんなかにコの字型のカウンターがあって、その周りにテーブル席があるスタイル。
ご近所の方っぽいお客さんで賑わっておりました。
お疲れ様!ということで瓶ビール 550円で乾杯。銘柄はアサヒのスーパードライです。
もう、ビールの銘柄の善し悪しがどうこう、というような感性は失っております。
結局、二人で瓶ビールを2本注文しました。1本は飲んでしまえないくらい、もうお腹いっぱいになっておりましたとさ。
料理は、
・串かつ 特選5本セット 1,200円(税別)
・モツ煮込み(価格不明)
を注文しています。多分それだけだったと思います。
お会計は、トータルで3,500円くらいでした。サクッと1杯、お付き合い頂きありがとうございました!>No.5さん
久しぶりに東京で時間があったので、ワインショップ訪問。
一軒目は、最近リニューアルした「カーヴ・ド・リラックス虎ノ門本店」改めTHE CELLAR Toranomon。
震え上がるほどオシャレになって、師範が買えるようなワインはかなり少なくなりました。
でも、日本ワインの品揃えは健在、菊鹿のシャルドネ樽熟成なんかもありましたよ。
今回は何も買わずに退散しましたが、またセールの時にでもお伺いしたいと思います。
二軒目は、エノテカ 丸の内店。帝国劇場の東側のビルの中にあります。
やっぱりエノテカさんはサイトも実店舗もハイソな雰囲気が漂いますね。
こちらのお店へ足を運んだ理由は、キャンペーンに応募するためにピエモンテ産のワインが買いたかったから。
かなり品ぞろえの多い店舗なので、思い通りのワインが買えました。
本日は、就職先の試用期間が終わって10月から本採用となった長女の奢りで、モダンな中国料理を食べに来ました。
お店は、東京駅ステーションホテルの地下にあるカントニーズ 燕(エン)というお店。
ホテルのレストランですから、東京駅からすぐとは思えない静かな雰囲気の中にあります。
今回、料理はアラカルトで注文することにしましたが、一般的にはコース料理が主体のお店のようです。
ディナーのコースは税込みサービス料別で12,000円から。
ヴィーガン向けの野菜だけで組まれたコースなんかもあるようです。
店内は、中国料理の店らしくファミレスみたいなソファーのある円形テーブルと、普通のレストラン的な角テーブル、 全体で50席くらいのキャパです。我々は、長女の希望で丸テーブルにして頂きました(一般的には指定はできないみたいです)。 テーブルセッティングされている感じは中国料理というよりフレンチみたいな感じですね。
ワインリストには、シャンパーニュが1種、白が3種、赤が3種。どれもボトルでもグラスでも頂ける、というスタイルです。
ボトルだと一番安いのが1本9,000円、グラスはだいたい1杯2,000円程度。
とても悩むところですが、「3グラス 5,800円」という設定があり、その選択は泡・白・赤で一番高いものが組まれていましたし、
他のテーブルを見るとシャンパーニュが結構なみなみと注がれているのを目にしましたので、この3グラスのコースに決定です。
ちなみに、ビールは生ビール(プレミアムモルツ)が1杯1,500円でした。貧乏性な師範、さすがにそれには手が出ませんでしたよ。
名称 | Jean Duclert "Harmonie" Brut N.V. ジャン・ドゥクレール "アルモニー" ブリュット N.V. |
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生産者 | Baron Albert バロン・アルベール |
価格 | (5,800円 : 3Glass) |
購入店 |
3グラスセットの1杯目がこちらのシャンパーニュです。
「写真を撮らせてください」とお願いしたら、開けてないものを持ってきて頂けました。
グラス単体のお値段は2,100円(サービス料別)です。基本的に、アルコール類のお値段は、
フレンチのグラン・メゾンと同じような設定になっているようです。
色は濃くなく薄くなく、泡の出方と肌理の細かさはさすがにシャンパーニュです。
香りのボリュームは立派なもので、リンゴのフルーツ感の若干のパン的な香ばしさがあります。
味わいは、しっかりとした酸味と旨味があるのですが、苦味とも受け取れるコクがあるのが特徴的な気がします。
美味しいスパークリングではあるのですが、ちょっとだけ雑味っぽい感じがあるのが気になりました。
でも、いろんな味わいのある中華料理に合わせるのであれば、これくらいグリップの効いた味わいのものが合わせやすいのかも知れません。
点数 | 79点 |
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では家族で乾杯!アミューズはカリフラワーと和梨の小さなスープを出して頂きました。
女性陣は荔枝美人茶(バラの花とライチのフレーバーのオリジナルブレンド)2,400円を召し上がっておられました。
名前通りバラとライチの香りが華やかなお茶でしたよ。
2人分くらいの設定だったみたいですが、何度も差し湯して頂きたっぷり楽しんでおりました。
前菜は、2種類を1皿に持っていただきました。
・荳辨麻香鮮魚滑沙律 3,000円
鮮魚(シマアジ)の刺身サラダ 葱生姜風味 オリジナル豆板醬風味のレモンドレッシングで
・麻香海蜇酸蔬菜 3,000円
くらげの胡麻オイル風味和え 季節野菜のピクルス添え
「ヌーヴェル・シノワーズ」って言うんですかね、モダンな中華料理でたいそう美味しいです。
そしてこちらのお店は『美容、アンチエイジングにもつながるヘルシーで栄養価の高い料理』がコンセプトとのことで、
珍しい野菜がいろいろと使われていて見た目にも楽しい感じです。
名称 | Chablis "Chatillons" 2021 シャブリ "シャティヨン" 2021 |
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生産者 | Vignoble Angst ヴィニョーブル・アンスト |
価格 | (5,800円 : 3Glass) |
購入店 |
3グラスの2種類目がこちらのシャブリです。単体のグラス価格はシャンパーニュと同じ2,100円。
シャンパーニュのグラスは早めに空になっていたのですが、注ぐのは前菜が出されるまで待っていました。
「料理に合わせたい」というより、「料理が来た時には無くなっている」ことを避けたかったからです。
色は、シャブリとしてはややレモン色が濃いような、はっきりした色合いです。
香りはちょっとビックリ、シャブリらしいミネラルを感じる硬質な香りに、レモンやライムのような柑橘系の香りがパーッと広がります。
味わいも、シャブリらしい酸味のしっかり感に加えて、ほんのり甘くて旨味もあって、充実した内容です。
シャブリ、それも特級でも一級でもないグレードって、ついつい「軽いワイン」と軽視しがちですが、
地球温暖化の恩恵か、最近はかなりしっかりしたワインも増えてきているように思います。
このワインもそんな感じでした。
点数 | 81点 |
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点心は人数分お願いしました。
・靚三蒸餃 1,200円×4
三種 季節の蒸し点心
奥から時計回りに
・クチナシで色付けしたキノコの餃子
・ルッコラで色付けしたエビ餃子
・豚肉と古代米の焼売
最初はね、「点心って白いヤツでしょ、だったら横浜中華街でも食べられるじゃない」と思っておったわけですよ。
でもお店のお薦めだったし、頼んでみたらこれがめっちゃ美味しいの。
黄色いやつはキノコの香りが凄くて、緑はエビがブリッブリ、茶色は肉々しい雰囲気。こりゃ参りました。
名称 | Friuli Pinot Grigio 2021 フリウーリ ピノ・グリージョ 2021 |
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生産者 | Zonin ゾーニン |
価格 | (1,600円 : Glass) |
購入店 |
『3グラス目の赤をお持ちしましょうか?』と聞かれましたが、まだメインの魚料理が来ていないので、
もう一度ワインリストをお願いして、選んだのが一番安かったイタリアのピノ・グリージョです。
ちなみにリストには造り手の情報等は書かれていません。でもまぁ大ハズシはしないだろうと思って注文しました。
で、造り手はZonin(ゾーニン)でした。いろいろ安ワインを出している大手ですね。
色は、ピノ・グリージョらしくなんとなく赤みを感じるレモン色です。
香りは弱め。前のシャブリがかなり華やかに香るタイプだったので、余計に弱く感じられてしまいます。
味わいは、酸味と旨味がしっかりしてコクがあるので、香りは弱いけど物足りなさはありません。
もう1つの選択肢としては、200円プラスしてボルドーのソーヴィニョン・ブランがあったのですが、
そっちにすれば良かったなぁ、とプチ後悔。
でも、ピノ・グリージョって頼みたくなりますよね、こういうオールマイティさを求める場面だと。
点数 | 74点 |
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魚料理は、同じものを2皿注文して、それを4人に分けてサーブして頂きました。
・清蒸東星斑 5,200円×2
東星ハタの “ 清蒸(チェンヅェン)” 葱生姜のフィッシュ醤油ソース
今回の白眉がこちらの料理です。広東料理では王道のハタの蒸し物ですが、王道らしい素晴らしさがありました。
ハタの味わいがダイレクトに伝わる優しい味付けで、ふわふわ感のある絶妙の火入れ。
そして、4人とも同じ部位だったのもとても気が利いていると思いました。
スープがこちらです。
・美麗真珠燕窩菜花羹 2,400円
燕の巣入り カリフラワースープ 中国美容サプリメント真珠パウダーと共に
1人前のスープ4人分に分けて頂きました。昔話題になった「一杯のかけぞば」みたいな家族でスミマセン。
でもこれくらいの量でちょうど良い感じだったと思います。もしかするとサービスして頂いたのかも知れません。
ありがとうございます。
名称 | Cloudline Pinot Noir 2021 クラウドライン ピノ・ノワール 2021 |
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生産者 | Cloudline Cellars クラウドライン・セラーズ |
価格 | (5,800円 : 3Glass) |
購入店 |
3グラスの3種類目がこちら、米国はオレゴン州のピノ・ノワールです。
オレゴンのピノと言えばフランスのジョセフ・ドルーアンが進出したドルーアン・オレゴンが有名ですが、
このワイナリーはそこのワインメーカー「ヴェロニク・ドルーアン」女史が関わっているそうです。
ボトルの見た目はなんとなくニュージーランドのクラウディ・ベイみたいですね。
外観は、緯度の高いオレゴン産とは思えない、非常にしっかりした紫色です。
香りも、南のピノ・ノワールらしい熟したイチゴと、皮革製品っぽい雰囲気を感じます。
味わいも濃いですね。エレガントというより、パワフルな感じのピノ・ノワールです。
予想とちょっと違った部分はありましたけど、グラスで頂いても長持ちするタイプのピノでナイスでした。
あと、惜しむらくは提供温度。ド常温で出して頂いたのですが、個人的にはちょっと冷えてたくらいが好みです。
グラスの提供でそれを維持するのは大変だと思いますが。
点数 | 80点 |
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シメの御飯は炒飯2種です。
・海鮮生菜炒飯 2,400円
海鮮とレタスのチャーハン アマランサス入り
・牛粒生姜炒飯 2,600円
和牛ヒレ肉と松の実のチャーハン アマランサス入り
「アマランサスって何?」って話でしたが、中国で食用にされる植物のようですね。
あいにくどれがアマランサスかはわかりませんでした。
とはいえどちらもご家庭では難しいパラッとした炒飯で、こちらも美味しゅうございました。
・・・というような家族ディナー。お支払いは長女の奢りでしたが、会計は40,000円ちょっとだったそうです。ごちそうさまでした。
長女曰く、また半年後くらいにどこかディナーに招待してくれるそうです。楽しみにしております!
本日は広尾でワイン会に参加するのですが、久しぶりのガチなワイン会参加に緊張を隠し切れない子羊2人で相談して、
「0次会で景気付けして行きましょう」ということになりました。
そのお店が恵比寿にあるYONA YONA Beer Works 恵比寿東口店という、ヤッホーブルーイングが経営するビアスタンド。
子羊は下記の2人です。
・mishikaさん
・安ワイン道場師範
注文したのは、二人とも
・軽井沢ビール クラフトザウルス ブラックIPA 980円(レギュラー)
です。こちらの限定銘柄とのことで、mishikaさんがこれを飲みたいというので気軽に「同じものを」とお願いしたら、
黒いビールが来ました。黒ビール、1杯目には重いなぁと思いつつ口に含むと、思いのほか軽やかでフルーティなんですな。
こりゃ美味いわ。
そのことをツイートしたところ、
公式さんから『黒ビールじゃないんです』
とのお返事を頂きました。
なるほど~、と腹落ちしました。そしてツイッターやっぱり凄い&ありがたいっす。
こちらのお店、注文も清算もQRコードを読み込んでスマホ上で済ませるスタイルです。
それを先に到着していたmishikaさんにやって頂きました。
便利だけど「私が払います」がやりづらいの難点。結局、いい歳のオッサンの方が奢ってもらうことになってしまいました。
次回は必ず私に払わせてください>mishikaさん
ビール1杯で肝臓も落ち着いて、徒歩で広尾を目指したのですが、なぜか違う方向に歩いてしまい、
途中からタクシーで広尾方面へ。レストランのすぐ横にあったのがリカーマウンテン RAKZAN広尾店、
最近出来たワインショップです。
店内には、世界各国のワインやウイスキーが整然と並べられています。
ネットと実店舗を持つ店だと、ネットの方が安いってことが往々にしてありますが、
こちらのお店はネット同様にセール品があって楽しめます。つい1本買っちゃいました。
そんなこんなで、開始15分くらい前に会場のレストランに到着。
いや~、久しぶりにちゃんとした「ワイン会」なるものに参加します。
レストランで、持ち寄りじゃない、ワイン会って、
(ご招待を除けば)多分神戸のル・ビストロ以来な気がします。
この会の主催は、日本とボルドーを股にかけて活躍されているワイン商のえいじさん。
お店は、広尾にあるレストラン・オカダというフレンチ・レストラン。
立派なワインに合わせた素敵な料理、楽しませていただきます!
店内は、縦に長いダイニングで、奥には個室もあるようです。
今回の参加者は15名ほどだったので、貸し切りの営業でした。
テーブルには既に金魚鉢のようなグラスがセッティングされています。
また、本日の料理のリストも置かれていました。それって助かるんですよね、師範みたいに記録に残したい人間にとっては。
適当にいい加減な料理名を付けずに済みます。
こちらが、今回の会を主催して頂いたえいじさん。
もちろんワインに詳しくて、話が上手で、イケメンで・・・そりゃ女性陣はメロメロになりますわ。
師範もこういう存在になりたい人生でした。
今回の参加者に関しては、生まれつきのコミュ障ゆえすべての方とご挨拶はできませんでしたが、
テーブルをご一緒した方と見知った方は下記のような面々が参加されていました。
・えいじさん(主催)
・mishikaさん
・2bさん
・あけみさん
・廣田さん
・なんぶさん
・ヒマワインさん(この日のブログ)
・andy松原さん
・Chipmunkさん
・他ワイン好きの皆さん
えいじさんは定期的に奈良で「奈良ワイン会」を主宰されていて、
今回はその番外編の「奈良ワイン会 in 東京」という位置付けになります。
こちらが、ズラリと並んだグラスと乾杯用のシャンパーニュ。
今回、最初のシャンパーニュ以外は全てボルドー産です。
また、マグナムが3本と、ブテイユ(750ml)のワインは2本ずつ用意されています。
まさに「ボルドーを楽しみながら理解するための会」でございます。
名称 | Drappier "Carte d'Or" Brut N.V. ドラピエ "カルト・ドール" ブリュット N.V. |
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生産者 | Drappier ドラピエ |
価格 | |
購入店 |
乾杯のスパークリング、師範の予想ではクレマン・ド・ボルドーだと睨んでいましたが、蓋を開けるとシャンパーニュでした。
ボルドーでも、乾杯の時にはシャンパーニュを飲まれることが多いのだそう。なんとなくそういうイメージはありますよね、
ブルゴーニュだとクレマン・ド・ブルゴーニュが飲まれてそうですけどね。
そしてドラピエのカルト・ドール、直近では2年前に稽古しているようですが、
例によって記憶が無かったみたいです。
今回はちゃんとした会(っていつもはちゃんとしていないみたいですが)ですから、
ちゃんとメモも取っています。その一行目、いきなり「うまい」と。次に「リンゴ、柑橘、ブリオッシュ」、このあたりはまともですね。
その下に「やや甘め」と書かれており、一番下に「ボルドーとは思えない」と・・・そりゃボルドーじゃないからね。
・・・と、ヘッポコメモのご紹介になりましたが、コレ、美味しいシャンパーニュでしたよ。
特に黒ブドウ主体と思われるベリー感があって、フレンドリーで乾杯の泡としては大変ナイスでした。
点数 | 82点 |
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ハイ乾杯~!
今回の参加者は、女性が4人であとは全部オッサン、いわゆる「ワインガチ勢」が多い会だったのですが、
師範はちゃんと女性に囲まれた席を確保しております。コミュ障のくせにそのあたりは抜かりがありません。
こちらが、このお店のオーナーシェフである岡田さん。 えいじさん、先輩から「東京でワイン会を開くならココ!」と推薦されて、以降何度も利用されているそうです。 今回もワインに合わせた料理をバッチリ作って頂きました。
その1品目がこちら。
・アミューズ:
タストゥ~トリュフとカルピスバターのカナッペ~
石川県産 加賀蓮根のチップス ほんのりパルメザンチーズ風味
トリュフですよ奥様!それにカリカリの蓮根。ほんのり土の香りがシャンパーニュに合いましてございます。
名称 | Clos de la Molénie (Blanc) 2021 クロ・ド・ラ・モレニー (ブラン) 2021 |
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生産者 | Clos de la Molénie (Sylvain et Kim Destrieux) クロ・ド・ラ・モレニー (シルヴァン・エ・キム・ドストリュー) |
価格 | |
購入店 |
ここから怒涛のボルドー三昧が始まります。まずはモダンなボルドーから。
こちらの白、品種はソーヴィニョン・ブラン100%だそうです。
いわゆる安酒の産地であるアントル・ドゥ・メールに、
彗星の如く現れた生産者、とのことだったと思います。
まず、ボトルの形がいかり肩のボルドータイプじゃないのよね。
そういうあたりにも殻を破る意気込みを感じます。
でっかいグラスに注がれた液体に、顔を近づけると、素晴らしいボリュームで芳香を感じます。
ソーヴィニョン・ブランらしいハーブの香りと、どこかゲヴュルツトラミネールのようなライチっぽいフルーツの香り。
まるで香水ですね。
2bさん曰く『木からもいですぐの青リンゴ』だそうで、廣田さん曰く『ししとう、青唐辛子』の香りだそうです。
人さまのコメントは参考になります。
味わいは、「葡萄の持つポテンシャルを全部香りに変えちまったのかな?」と感じる軽さ。かなりギャップを感じました。
素晴らしい香りはどんだけ嗅いでも減らないのに、飲むと減る・・・飲まずにずっと嗅いでおきたいワインでした。
雰囲気としては確かにボルドーの白ですが、これだけ香るワインは珍しいと思いましたよ。
点数 | 81点 |
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名称 | Champ de Treilles 2020 シャン・ド・トレイユ 2020 |
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生産者 | Corinne & Jean-Michel Comme コリンヌ&ジャン・ミシェル・コム |
価格 | |
購入店 |
今回、えいじさんからワインに関して1本1本丁寧に説明して頂けたのですが、
惜しむらくはそれをちゃんとメモ取れていません。
特にこのワインに関してはほとんど情報を書き留めておらず・・・
奈良ワイン会の常連で、いつもきっちり(&面白おかしく)
ブログを書いてくれているコム兄を尊敬しますよ。
断片的に書き留めているのは、産地は内陸のサント・フォワ・ド・ボルドーで、
品種は、メルロー60%, カベルネ・フラン30%, カベルネ・ソーヴィニョン6%, プティ・ヴェルド4%だそうです。
色は、ボルドーらしくしっかりと濃い紫色です。
香りは、師範には弱く感じられました。特に前の白がめっちゃ香り番長だったからかも知れません。
味わいは、甘味と渋味と酸味がバランスよく纏まっていたと思います。
師範の評価的には「まずまず良く出来たボルドーですね~」だったんですが、
周りの方のご意見を聞くと、『香りが素晴らしい。前の白より良いかも!』ですと。
やっぱり味や香りの感じ方って個人差があるよねぇ~と己のポンコツ具合を棚に上げます。
点数 | 78点 |
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名称 | L'Amour du Risque 2022 ラムール・デュ・リスク 2022 |
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生産者 | Ch. Peybonhomme les Tours シャトー・ペイボノム・レ・トゥール |
価格 | |
購入店 |
一度に飲み比べる3本のワインの最後が、こちらのロゼ・スパークリングです。
自然派の微発泡、いわゆる「ペットナット」ですね。
格付けはヴァン・ド・フランスですが、産地はブライらしいです。
品種はカベルネ・フランが100%とのことでした。
色は、「ホントにロゼ?」ってくらい薄めのオレンジ色です。
香りはボリューム満点です。やっぱり泡が出るやつは液体の内部の香りを捕まえて揮発させてくれる感じがしますね。
自然派らしい石鹸の香りと、カベルネ・フラン由来だとわかる青っぽい香りもあります。
味わいは、「これがペットナット?」な濃さを感じます。弱めの泡とともに旨味がジワーッと染みてきます。
赤の後にペティアンだったので、軽く感じられるかと思いましたが、ぜんぜんそんなことありませんでした。
我々素人だと泡→白→赤の順番で並べたがりますが、中身を知っていればこういう楽しみも出来るんですね。
プランナーがいらっしゃるちゃんとしたワイン会の醍醐味ですな。
点数 | 81点 |
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3種のワインに合わせて出された料理がこちら。
・前菜1:
石川県能登から届いたカキのハーブオイルマリネ カリカリパンチェッタサラダ添え
ボルドーはカキの名産地らしいです。
普通は軽くて酸味のしっかりしたシャブリやミュスカデを合わせるのが王道だと思うのですが、
ここでは赤とペットナットですよ。
ペアリングに無頓着な師範は細かいことはわかりませんが、少なくとも合わない感じは無かったと思います。
そして、これは100%自分に責任があるのですが・・・
師範は生牡蠣を食べると常に翌日具合が悪くなります。今回も、えいじさんに
『アレルギー等ありませんか?』
と事前に聞かれた時、
「生牡蠣が食べられません」
とお答えしました。でもやっぱりボルドーには牡蠣なのでしょう、えいじさんからは再度
『火を通せば大丈夫ですか?』
と聞かれて、以前カキフライ食べても問題なかったので
「大丈夫です!」
とお答えしました。
・・・結果、残念ながら大丈夫じゃありませんでした。これを書いている翌日、食欲がなくてトイレがお友だちです。
名称 | Chateau Marquis d'Alesme (Magnum) 2015 シャトー・マルキ・ダレーム (マグナム) 2015 |
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生産者 | Ch. Marquis d'Alesme Becker シャトー・マルキ・ダレーム・ベッカー |
価格 | |
購入店 |
現場では全く平気だったので普通に料理とワインを楽しんでおります。
こちらのワインは今回のメインの1本、えいじさんがボルドーから社割で購入されたマグナム・ボトルのマルゴーです。
シャトー・マルキ・ダーレムは無く子も黙るメドック3級格付けですが、日本ではあまり流通していないシャトーのようです。
品種構成は、カベルネ・ソーヴィニョン60%, メルロー30%, カベルネ・フラン7%, プティ・ヴェルド3%とのことです。
そしてこのワインが師範の嗜好にシンデレラ・フィットしました。
色はめっちゃ濃い紫色、ほとんど黒ですよ黒。
香りは、「ザ・ボルドー」ですよ。
黒いベリーがバンバンで消し炭の焦がした感じがあって、奈良漬け的な熟成感もほんのり漂います。
味も、噛めるくらい濃い感じです。美味いわ、コレ。
多分、メイン3本の中ではこれが一番脇役だったのだと思いますが、師範的には本日のナンバーワンはこのワインでした。
テイスティング・コメントを求められたので「金持ちの味がします!」と高らかに発表して失笑を買いましたが、
ホントこれは相当課金しなきゃ味わえない香りと味わいですよ。
同席したあけみさんも『やっぱ3級がイイ!』と言われてました。
点数 | 90点 |
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名称 | Château Malartic Lagravière 2016 シャトー・マラルティック・ラグラヴィエール 2016 |
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生産者 | Ch. Malartic Lagraviére シャトー・マラルティック・ラグラヴィエール |
価格 | |
購入店 |
↑のシャトー・マルキ・ダーレムと比較できるように、
近いヴィンテージである2016年産のグラーヴ(ぺサック・レオニャン)産を用意して頂いています。
品種構成はカベルネ・ソーヴィニョン53%, メルロー40%, カベルネ・フラン4%, プティ・ヴェルド3%と、
かなり似ています。
そして、シャトー・マルキ・ダレームとシャトー・マラルティック・ラグラヴィエール、
どちらも名前を覚えられない自信があります。
色は、前のマルゴーと比べると明らかに薄め、といっても濃いには濃いのですが、明るめの紫色に感じます。
香りは、2bさん曰く「タバコ」らしいです。
セイボリーって言うんですかね、果実がガンガンではなくて、もっとハーブや針葉樹のような香りを感じます。
味わいも、前のと比較すると相対的に軽めですね。
香りの印象通り、酸味がしっかりしているので、印象としては「軽い」になってしまいます。
普通に飲めばとてもしっかりした味わいのワインだと思いますが、前のワインが自分の好み過ぎたので、
比較するとこういう結果になってしまいました。ひとりでじっくり1本飲むんだったら、こういうワインの方が良いのかも知れません。
点数 | 79点 |
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メドックのワインに合わせて出して頂いた料理がこちら。
・前菜2:
北海道弟子屈の山田猟師さんから届いた極上エゾ鹿と白レバーのテリーヌ イチジク添え
& 仏産トリュフ入りブリーチーズ
写真左側がシャトー・マルキ・ダーレム、右側がシャトー・マラルティック・ラグラヴィエールです。
色の濃さの違いが判りますでしょうか?もちろん、こういうしっかりした味わいのワインにしっかりしたテリーヌが合わないはずはありません。
イチジクやブリーチーズも味変のアクセントになって大変美味しゅうございました。
こちらが、マグナムボトルのお尻を片手でヒョイと持ってワインを注ぐえいじさん。 いやー、師範だと腕がプルプルして絶対こぼすヤツです。イカす!
名称 | Girolate (Blanc) 2020 ジロラット (ブラン) 2020 |
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生産者 | Despagne デスパーニュ |
価格 | |
購入店 |
次は魚料理なので、ここでまた白ワインが登場します。
こちらの白、のっぺらぼうでラベルが無いように見えますが、実際はボトルに薄くプリントされています。
拡大してもほとんど見えなくて、カメラ泣かせのボトルですね。品種はソーヴィニョン・ブランとセミヨンが使われていて、
造り手はシャトー・モンペラで有名なデスパーニュ家。そこのフラッグシップの白とのことです。
外観は・・・どうだっけ?あまり覚えていません。少なくともそんなに濃い感じでは無かったと思います。
香りは、2本目の白と同傾向ながら、すこしだけこちらの方が柔らかさと奥行きがあるように感じます。
味わいも、2本目と比べると明らかにふくよかさがあるように思いました。そのあたりはセミヨンが加えられていることの恩恵でしょうか。
とかくボルドーって赤の方が語られがちですが、白も美味しいんですよね。
特に、1,000円台くらいの安ボルドーは、赤は大ハズシをしても白はだいたい美味しく頂けますよ。
このワインはもちろんそんなお値段じゃないんですけど、上から下まで失敗が少ないのがボルドーの白という認識があります。
点数 | 80点 |
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名称 | Poupille Atypique 2015 プピーユ・アティピック 2015 |
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生産者 | Ch. Poupille シャトー・プピーユ |
価格 | |
購入店 |
合わせる料理は魚ですが、ここでも赤を出して頂いています。
造り手はシャトー・プピーユで、そこの特別銘柄です。
なんでも、樹齢100年のメルローが使われているんだそうです。
100年前っつったら戦前ですからね、そんな葡萄の木がボルドーに残っているんですねぇ。
メモには「ザ・ボルドー」と書かれています。この日2回目、もっとちゃんと書きなさい>自分。
でも、他人様のコメントは拾っていて、2bさんが『ホタテの燻製』と言われてました。
赤にそんな香りがするかね?と思って嗅いでみると、確かに言われてみればそんな感じもするんですな。
味わいは、甘くて濃くてしっかり。師範は「カリフォルニアっぽい」と思いましたが、
ナパヴァレー・ベスト・エデュケーターのandy先生は『結構ナチュールっぽさを感じたので、カリフォルニア寄りというイメージは少なかった』
そうです。ギャフン。
ともあれこれまたしっかりした香りと味わいで美味しいメルローでしたよ。
普段は南アフリカ専門のmishikaさんもだんだんボルドーに引き込まれていくようでした。
点数 | 83点 |
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このワインに合わせられた料理がこちら。
・魚料理
山口県萩から届いたアマダイの鱗焼き ホウレン草とブールブランソース ベルガモット塩風味
アマダイはパリパリに焼かれた鱗が楽しいっすよね。
そしてワインとの相性は・・・このくらいの局面になると、師範はレディたちとの会話に夢中で・・・師範失格であります。
そして、満を持して本日メインの(右側)2本が登場致します。パチパチパチパチ~
ちなみにこれらの3本は、会のスタート2-3時間前にダブルデキャンタして頂いていたそうです。
ボトルから注いで頂いていたので気が付かなかったですよ。細かい気遣い、ありがとうございます。
名称 | Château Léoville Poyferré (Magnum) 2006 シャトー・レオヴィル・ポワフェレ (マグナム) 2006 |
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生産者 | Ch. Léoville Poyferré シャトー・レオヴィル・ポワフェレ |
価格 | |
購入店 |
メインの1本目は、メドック2級格付け、サン・ジュリアンのシャトー・レオヴィル・ポワフェレ。
ちなみに安ワイン道場、この銘柄とは比較的縁があって、18年前に1993年産と、
23年前に1979年産と稽古しております。
どちらもかなり好印象だった模様。そして今回はマグナムボトルですから、期待しないわけには参りません。
外観は、これまた漆黒のように濃い紫色です。エッジにもほとんどオレンジは見られず、極めて若々しい外観です。
香りは「ザ・ボルドー」ですね(この日3回目)。そして「ザ・左岸」な感じ。
品種構成は聞き漏らしましたが、カベルネ・ソーヴィニョン主体の香りだと思います。
味わいは、もう20歳に近いご年齢なのに、フルーツ感バリバリ。誰の発言だったか書き漏らしましたが『プルーン農家の香り』だそうです。
「正統派ボルドーここにアリ!」って感じでしたね。
そしてやっぱりマグナムボトルは美味いよね。もちろん目からの情報は多分にあると思いますが、
香りや味わいがゆったりしているように感じますよ。
点数 | 88点 |
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名称 | Château Cheval Blanc (Magnum) 2005 シャトー・シュヴァル・ブラン (マグナム) 2005 |
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生産者 | Ch. Cheval Blanc シャトー・シュヴァル・ブラン |
価格 | |
購入店 |
そして、最後に来たのが泣く子も黙ってまた泣き出すと言われる(言われません)サンテミリオン第1特別級Aのシャトー・シュヴァル・ブラン。
道場26年の歴史の中で、未だに1度も稽古したことが無かった銘柄です。
ちなみにシャトー・オーゾンヌはあります(とプチ自慢)。
こういうワイン、今買ったらいくらするんだろうね。多分もう二度と口にする機会は無いよねぇ。
・・・としんみりしている場合じゃ無くてワインのことを。
色は、前のレオヴィル・ポワフェレよりも明るい感じだったと思います。
香りは、めっちゃカベルネ・フラン感があって、草原を駆け抜ける少女のような香りがします(捏造)。
味わいも、「濃い」とか「重い」とかとは別次元の「尊い」味わい。
スーッと入って来てフワーッと広がる、そんな魔法を感じる味わいです。
いわゆる5大シャトーが君臨するメドック側の雰囲気とは一味違った、唯我独尊な気配を纏ったワインでした。
これは素晴らしい。ホント素晴らしい・・・んですが、
貧乏舌の師範は
「この雰囲気だったらグレネリーのグラス・コレクション カベルネ・フランで代用効くんじゃね?」
と思っちゃったんだよな。これだから心が貧しい人は・・・もう一回人生やり直した方が良いかも知れません。
点数 | 87点 |
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・・・と、あーだこーだ好き放題書いていますが、ボルドーのモダンと王道、両方をしっかりと楽しめるワイン会でした。
大変貴重なワインと楽しい機会をありがとうございました!>えいじさん。
さてさて読者な方には会費が気になるところだと思いますが、今回は料理とワインとプレゼンテーション、すべて込みで28,000円でした。
出されたワインを考えれば破格だと思います。
奈良ワイン会、奈良近郊にお住まいの方はぜひ参加された方が良いですよ!
名称 | Bourgogne Chardonnay 2021 ブルゴーニュ シャルドネ 2021 |
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生産者 | Dom. des Terres Gentilles ドメーヌ・デ・テール・ジョンティーユ |
価格 | 1,095円 (単品価格:1,790円) |
購入店 | うきうきワインの玉手箱 |
本日の夕食は、鶏セセリと砂肝のソテー、本マグロの切り落とし刺身、きんぴらごぼう、梅紫蘇ごはん。
ワインは、「うきうきワインの玉手箱」の10本11,000円福袋から、一昨日に引き続きACブルゴーニュ。
前回のピノ・ノワールはイマイチだったけど、シャルドネは世界中で作られている品種だから、きっとこっちは大丈夫のはず!
と楽観的に抜栓しました。こちらにもジルベール&ガイヤールの金賞シールは貼られています。
外観は・・・いきなりちょっと引きます。2021年産にしては明らかに濃いレモン色で、めっちゃ高級か、ダメージを受けているかどちらかです。
恐る恐る嗅ぐと、香りのボリュームは控えめ。良く言えばちょっと熟成したピュリニー・モンラッシェ、悪く言えば状態に難のあるシャルドネですね。
飲んだ感じも香りの印象通り。糖度6.0はとても低く、ph2.8はかなり酸が強め。なかなか理解しづらいワインです。
赤白稽古して結果がこうだと、やっぱり状態に難アリなワインが福袋に組み込まれたと思わざるを得ません。
ただ、ワインという世界の広さ・ダイナミクスを知ることは大切です。
美味しいワインを「美味しい」と感じるためには、そうでないワインを経験しておく必要があります。
そういう意味では良い勉強になりました。
そして、最近話題になったジルベール&ガイヤールの金賞は・・・まぁ当てにならんですな。敢えて避ける必要も無いとは思いますけど。
体調回復した土曜日、小瓶保存した残りと再稽古。 別に悪くは無いんだけど、というか味わいようによっては熟成した良いシャルドネな感じもするけど、やっぱり覇気が無いよね。 2021年産とは思えない疲れたワインな印象を受けます。
点数 | 66点 |
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リンク |
Bourgogne Chardonnay 2021 [Dom. des Terres Gentilles] 1,790円 |
去り行く連休を惜しんで、大手プレミアムビールの飲み比べ。
左のヱビス・プレミアムエールは濃いです。アイラモルトっぽい正露丸香が面白いっす。
右のプレモル・清らかダイヤモンドホップは、「甘さ控えめスッキリなプレモル」ですね。
この連休はビールばっか飲んでますな。良き良き。働き者の肝臓君に感謝!
名称 | Bourgogne Pinot Noir 2020 ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2020 |
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生産者 | Dom. des Terres Gentilles ドメーヌ・デ・テール・ジョンティーユ |
価格 | 996円 (単品価格:1,628円) |
購入店 | うきうきワインの玉手箱 |
本日の夕食メニューは、豚ヒレ肉のソテー、ラザニア、トマトとオクラのサラダ、モヤシのナムル、大根と人参の切れっ端のスープ。
選んだワインは、「うきうきワインの玉手箱」の10本11,000円福袋から、ブルゴーニュのピノ・ノワールをチョイス。
このご時世にブルゴーニュのピノ・ノワールが実売1,000円以下、更にはジルベール&ガイヤールの金賞受賞シールが燦然と輝いております。
外観は薄めの赤紫色。きっちり澄んでキレイ、このくらすのブルゴーニュらしい色合いです。
香りはゴム革&獣系。果実っぽさ控えめで、重心が低くモワーッとした感じの香りです。
味わいは、薄くて甘くなくて酸っぱい感じ。糖度6.8はかなり低め、そしてpH2.7はかなり酸っぱめ。
若干炭酸のチリチリ感が残っていて、それが更に酸味を強調します。
軽くて薄くて酸っぱい、昔の安ブルゴーニュってこういうのだったよなぁ、と郷愁を誘うワインです。
安さのヒミツは内容にアリ!と身も蓋もないコメントで失礼します。
小瓶保存した翌々日、好転する一縷の望みを胸に再稽古。 香りはなんだかちゃんとしたピノ・ノワール感があります。 味わいも、前回ほどのネガティブさは無くて、標準的な安ブルピノという位置づけだと思います。 少なくとも+1点は進呈して良いと思います。
点数 | 67(+1)点 |
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リンク |
Bourgogne Pinot Noir 2020 [Dom. des Terres Gentilles] 1.628円 |
二日連続で横濱 JAZZ PROMENADEに参加しております。「参加」と言っても聴くだけですけどね。
本日も会場は横浜ビジネスパーク ベリーニの丘、なんたって道場からは歩いて5分、
健康で文化的な生活を送らせて頂いております。
本日ご一緒したのは、初めましてのつぐみんさんと、
飲み友だちのMikiさんとご友人のTさん。
遠くからのご参加、ありがとうございます。
昨日は黒ラベルのロング缶で始めましたが、本日はちょっとグレードを上げてヱビスから始めます。 やっぱりヱビスは安定していますね。黒ラベルをさらに濃くした感じ。老舗の矜持を感じます。
最初のグループはFour Whole Fried Chikenというグループ。 ジャズとはちょっと違う、ソウルなジャンルの音楽を聴かせてくれています。 衣装もバッチリ揃っていて、ノリノリのお姉さんもいて、とても楽しそうでしたよ。
2本目のビールは、勝手知ったるヤッホーブルーイングのよなよなエール。
ヱビスも濃いけど、やっぱりよなよなエールにはレベルの違う濃さと華やかさを感じますね。
ステージでは、スタンダードな4ビートが演奏されております。良きです。
近所のスーパーで持参したおつまみが、ニラ餃子にわかさぎ唐揚げに焼き鳥。 昨日もほぼ同じものを持参しておりました。 持ち寄りワイン会等ではあまり見られない、完全にビール目線のラインナップとなっております。
ビールのグレードをさらに上げていきます。 次に頂いたのはイネディットというスペインのプレミアム・ビール。 Cave de L.NAOTAKAの「鬼コスパセット」のプレゼントとして付いていました。 軽く濁りがあって、グレープフルーツの香りが華やかで、たしかにプレミアム感のあるビールですね。
2時過ぎにMikiさんとTさんが到着して、改めて4人で乾杯。女子3人に囲まれて師範はニヤついております。
ステージ上では、バンドが変わっても概ねトラディショナルなビッグ・バンドのナンバーが演奏されています。
名称 | Villa d'Est Yaehara Merlot 2020 ヴィラデスト 八重原 メルロー 2020 |
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生産者 | Villa d'Est Winery ヴィラデスト ワイナリー |
価格 | 3,850円 (参考・3本セットの寄付金額:51,000円) |
購入店 | 長野県東御市 |
本日持参したワインは、長野県東御市へのふるさと納税返礼品。 日本で行われているジャズのお祭りだから、もちろんここは日本ワインでしょう。 参加表明した女性陣も好きだろうと思ったし、それにスクリューキャップですから。 東御市のページに書かれた説明文を転記します。
『ヴィラデストからは、千曲川の対岸に位置する東御市・八重原(やえはら)地区。
非常に細かい粘土質土壌で、味の濃い米や野菜がとれる土地として有名です。
しっかりとした色調で、黒いベリー系、スパイスの香りが華やか。
若い樹ながら将来に大きな期待が持てる、味わい深いワインです。樽熟成。』
上記を引用したことで他に言うことはないくらい、そのまんまな内容のワインです。
「これが日本のメルロー?」な濃い色合いに、「これぞ日本のメルロー!」な墨汁とベリーと蔵の香り。
樽の香ばしさも良い感じに華やかさを添えています。
味わいもとてもしっかりとしています。最初に渋味、時間が経つと甘味。変化も楽しめます。
やっぱり美味いなぁ、ヴィラデストのワイン。
千曲川ワインバレーの中心的なワイナリーだけあって、やっぱり安定して美味しいワインが造られているように感じます。
ぜひ畑を増やして量も追及して欲しい、そしてどんどん儲かって欲しい、そう思います。
返礼品の残り2本もとても楽しみです。
点数 | 81点 |
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リンク |
ヴィラデストワイナリー メルロー飲み比べ3本セット 寄付金額 51,000円 |
小雨がパラついてきたので、いったんステージ裏の回廊的な部分に避難しました。
ワイン好きって人種はですね、こういう場合でもしっかりとグラスを持参するわけですよ。
師範とつぐみんさんは師範が持参した木村硝子のピッコロ15oz。
MikiさんとTさんが持っているのはトライタン製。結構ちゃんとしたフォルムで割れなくて、野外用途には良さそうですね。
ステージ裏側からの1枚。雨が降ると楽器が心配ですよね。 特に電子楽器。 スタッフの方含め、ホントみなさん雨の中お疲れ様です。
トラディショナルなビッグ・バンドに挟まって、結構異色だったのがこちらのB&B Shu☆Star Jazz Bandというグループ。 「ルパン三世のテーマ」とか、勢いがあってカッコイイ演奏なのですが、「ブルーライト横浜」にはちょっと笑ってしまいました。 だって、往年のテレビの歌番組みたいなアレンジで、テナーサックス氏が真顔であのメロディそのまんまを吹くんですもん。 会場がもっと温まっていれば大盛り上がりだったかも知れません。
天気がイマイチだったこともあってか、ステージは巻きで進行して、予定時間より早めの17時前に終演。ありがとうございました。
今日は昨日みたいに舌を巻くような凄いグループはありませんでしたが、
皆さんとても楽しそうに演奏されていて良かったです。
師範も学生時代にちょっとだけビッグバンドに所属したことがあるんですが、
基本的に「大人数で音楽を作り上げる」って経験が希薄なんですよ。なので「羨ましいなぁ」と感じておりました。
そんな二日目のライブ、つぐみんさんMikiさんTさん、わざわざ足を運んで頂きありがとうございました。
また来年もご都合が合えば一緒に楽しみましょう!
夕食は、師範代と次女と3人ではま寿司 横浜岡野店へ。スーパー「サミット」の2階にあるのですが、 ここにははま寿司とサイゼリヤが軒を連ねております。まさに「安外食チェーンの殿堂」であります。 メニューが共通していれば(=カラフェで200円のワインがはま寿司で飲めれば)どんなに幸せか、と妄想しております。
はま寿司本日のおすすめメニューがこちら、みなみまぐろ大とろ、一貫110円です。 100円寿司の大トロですから、「どうせ"うたれ"があるような身だろう」と思っておったわけですが、 お写真のように見た目にもキレイな大トロでした。誤解してスミマセン!>はま寿司の中の人。 数量限定ということも無く、最初と最後に頂きましたよ。
こちらが生ビール 528円と活〆はまち 132円です。
メニューから瓶ビールが消えたのを大変残念に思っている一人です。
ちなみに、次女は最近飲食店でアルバイトをしているのですが、
この生ビールの注ぎ方は「突き返されるレベル」だそうです。
瓶ビールの復活を望みます。
手前はえびアボカド 165円。回転寿司はこういうちょっと変わったメニューが面白いと思う一人です。
奥は本搾りサワー(グレープフルーツ) 385円。
いつもはビールの後に冷酒を注文するのですが、昼からしっかり飲んでいてここで日本酒300mlは多いな、と思ったのでこれを。
缶でもおなじみの本搾り、下手に店内調合されるより確かな味わいでナイスです。
はま寿司で毎度美味しいなぁと思うのが、期間限定のラーメン。本日は横浜家系ラーメン(にんにくのせ) 418円でした。
はま寿司、「お寿司も食べられるラーメン店」としても通用すると思います。
そんな感じの気軽な外食、お会計は3人分で5,000円くらいでした。安いなぁ。
コロナ禍や台風で開催中止が続いた横濱 JAZZ PROMENADE、久しぶりに聴きに行きました。
場所は、道場から歩いてすぐのところにある横浜ビジネスパーク ベリーニの丘、
この会場ではビッグバンドの演奏が繰り広げられます。
ご一緒したのは、バンドのキーボードMz氏と、
飲み友だちのTZK氏、遠方からわざわざありがとうございます。
最初のお飲み物はもちろんビールです。 前日の比較で、こっちの方が好みだと判明したサッポロ 黒ラベル。 ロング缶で頂きました。一杯目のビールは何でも美味いです。
そして乾杯。Mz氏がプラカップを買ってきてくれていました。気が利いているぞ! 缶から直接飲むより、別の器に移した方が美味しいと思う派です。
2本目のビールは、キリン スプリングバレー シルクエール。 以前は缶に「クラフトビール」と書かれていましたが、それ止めたんですね。 正解です、大手がそういうこと書いちゃいけません。
名称 | The Big Top Lodi Zinfandel 2020 ザ・ビッグ・トップ ロダイ ジンファンデル 2020 |
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生産者 | The Big Top (Boutinot) ザ・ビッグ・トップ (ブティノ) |
価格 | 1,078円 |
購入店 | 文化堂 横浜高島店 |
ビールも良いけどワインもね、ということで道場から持参したのがこちら、カリフォルニアはローダイのジンファンデルです。
なぜこれにしたか、そりゃもちろんジャズはアメリカ発祥の音楽ですから、アメリカのワインが合うでしょう。
それと、スクリューキャップだったことも理由です。余ったら持ち帰るかもしれないと思ったのよね。
そしてこのワイン、まずとても特徴的なのがアメリカンオークの樽香です。
この値段ですから、きっと樽じゃなくてオークスティーブだと思いますが、いかにもカリフォルニアらしい無遠慮な甘いバニラの香りがします。
味わいも、酸味控えめ渋味も軽めで目立つのは甘味。屋外でチビチビ飲るのには合っている感じでした。
多分、屋内で料理に合わせて飲んだら「なんじゃこりゃ~!」ってなったかも知れない、そんな派手さのあるワインです。
さすが米国、バーベキューとかだとしっくり来そうでした。
点数 | 73点 |
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もちろんワイングラスは持参しております。 ビール以上に、ワインはボトルからラッパ飲みするよりワイングラスに移して飲んだ方が美味しいと思う派です。
今回、「このグループは只者じゃないな」と思った1バンド目がThe Varnished Jazz Orchestraというグループ。 ヴァンガード・ジャズ・オーケストラの曲を中心に、モダンでエッジの効いた演奏を聴かせてくれました。
こちらは、サッポロビールが作っているビールクラッカー。恵比寿のWine Market Partyで売られているそうです。 特に意味はありませんが、TZK氏が「これを広めてください」というので載せました。
さらにビールをMz氏が買い足してくれて、こちらはサントリー プレミアムモルツ 清らかダイヤモンドホップ。 道場でも買っていましたがまだ飲んでません。この場ではあまり細かいことを意識せず飲んじゃいましたので、 今度あらためて稽古します。
「このグループは只者じゃないな」と思った2バンド目がGreen Hills All Starsというグループ。
法政大学のジャズ研OB/OGで結成しているそうです。悲しいかな、ビッグバンドは熟練のおじさんおばさんグループより、
大学出たての若いグループの方が息が揃ってて上手いのね。
ホントこのグループも上手でしたよ。
そんな感じの午後、終演時間の午後5時過ぎまでたっぷり音楽を堪能しました。楽しかったのでまた明日も聴きに来ます!
ツイッター(かたくなに"X"とは表記したくない)で懸案となっていた、
サッポロビールの黒ラベルとサッポロ・クラシックの飲み比べを実現。
外観は色あいも泡持ちも全く同じ。香りは黒ラベルがちょっとだけ穀物感強め。
味わいは、黒ラベルのコクと旨味に対して、クラシックは相対的にスッキリ軽やか。
ワインに例えると、品種は同じシャルドネで、マコンとシャブリ(どちらも樽無し)くらいの違いですな。
名称 | La Cuvée Gamay N.V. ラ・キュヴェ ガメイ N.V. |
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生産者 | Georges Dubœuf ジョルジュ・デュブッフ |
価格 | 812円 (単品価格:1,870円) |
購入店 | 銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA |
本日の夕食当番は師範で、メニューは豚ロースの生姜焼き、レタスとトマトのサラダ、椎茸と玉子の中華スープ。
ワインは軽めの赤が良いと思い、チョイスしたのはセールで買ったCAVE de L.NAOTAKAの「ちょっといい赤と白5本セット」からの最後の1本。
品種はガメイ、造り手はボージョレの帝王「ジョルジュ・デュブッフ」、でも産地はボージョレじゃなくて南西地区のようです。
色は薄めの赤紫色、エッジにわずかにオレンジ色が見えます。
香りは、まんまイチゴです。生のイチゴにイチゴジャムを付けたようなイチゴ×イチゴな香りですね。
味わいは、色の印象通り、そして南西地区しては意外な軽さです。
僅かに炭酸のチリチリ感も残っています。甘酸っぱくて初恋の味です(師範の初恋は幼稚園の時)
産地がどこかは忘れましょう(ボトルには書いてないし)。
帝王デュブッフがボージョレよりもっと気軽に飲めるガメイとして造ったワインのように思います。
それにしちゃ単品価格の2,000円弱は強気の値付けに思えます。
セット&半額セールで買値相当額が3桁になるとお得感はありましたけど。
横浜ジャズ・プロムナードがあったので中二日を挟んで三日後、小瓶保存した1杯と再稽古。 香りはやっぱりイチゴジャムですね。冷蔵庫から出してすぐでもちゃんと香ります。 味わいは、初日よりも膨らみが出て美味しくなったように思います。+1点致します。
点数 | 70(+1)点 |
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リンク |
【送料無料】 ちょっといい赤と白5本セット 9,300円 → 4.650円 La Cuvee Gamay 2021 [Georges Duboeuf]1,870円 |
名称 | Chablis 2019 シャブリ 2019 |
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生産者 | Naudin Père & Fils ノーダン・ペール・エ・フィス |
価格 | 1,780円 |
購入店 | ヴェリタス 輸入直販ワイン専門店 |
本日の夕食は天ぷら。天種は、鶏ササミの梅肉包み、舞茸、オクラ、ナス、人参。
天ぷらに合わせるのはちょっとコクのある白ワインが良いな、と思って在庫を確認したら、このシャブリがありました。
「コク」と言ってもこの値段のシャブリに樽は使わないでしょうから、葡萄由来の旨味を期待してのチョイスであります。
ラベルに太いボールド体で書かれた"CHABLIS"と"NAUDIN"の文字は、
エレガントなシャブリのイメージとちょっと合わない気がしないでもありませんが、だからこそ「コクがあるかな」との見立てです。
色は薄いけど薄すぎない、レモンの果肉と果皮の内側の中間くらいの色合い。
香りのボリュームは弱め。フルーツ感は控えめで、ほんのりグレープフルーツ的な柑橘系の香りと、
ミネラリー・・・というかある種の金属や鉱物的な香り、それにわずかに段ボールを感じます。
味わいは、甘さはほぼ無く酸味そこそこ旨味しっかり。予想通りの旨味中心な味わいです。
確かに予想通りではありましたが、香りの弱さや傾向を考えると、若干劣化のニュアンスが無いわけではありません。
シャブリというブランドを抜きにすれば、1,000円台後半でこの内容はちょっと残念でした。
小瓶保存した翌々日再稽古。やっぱいるわ、段ボール。合成コルクだったけどこういうのもあるんですね。
点数 | 68点 |
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リンク |
Chablis 2019 [Naudin Pere & Fils] 1,780円 |
火曜は休肝日でヒマなので、先月末に「駆け込みふるさと納税」したワインのセット情報をご提供。
寄付先は、春に訪問した出雲市の南にある雲南市。
そこに奥出雲葡萄園というワイナリーがあります。
残念ながら旅行の際に訪問することはできなくて、駅の売店で買ったベーシックな銘柄を先日稽古したのですが、
それが大変好印象。ならば!ということで、上位銘柄のセットを返礼品として頂いた次第です。
この3本、品種は全てシャルドネです。
・シャルドネ 2022
・シャルドネ 樽発酵 2021
・シャルドネ スパークリング N.V.
下の2本は公式以外では売られていない銘柄、持ち寄りワイン会などの席に持参してドヤりたいと考えております。
購入したページがこちら(リンク:楽天ふるさと納税 島根県雲南市)
10月から寄付金額が変わる可能性がある、とのことで駆け込み納税したわけですが、
このセットに関しては先月と変わらず45,000円です。
だれもが欲しがる瞬殺銘柄というわけではないのですが、そのうち価値が出るかも知れませんよ。
・・・という情報だけだと、ただのアフィリエイト乞食みたいなので、それ以外のネタも。
この写真は、今月のトップにも書いた生食用ブドウのナイアガラ。
小粒で少し黄色みを帯びていて、見た目はまるでシャルドネですね。
味は・・・甘いっす。この状態だと酸味が少ないので、ワインにする際にはもっと早摘みするのかもしれません。
月を跨ぎますが、大量の駄文を書き上げて、
ホッとひと息の一杯は、サントリーの東京クラフト ペール・エール。
プレモルから甘さを引いて苦味を足した感じですかね。
(なんだか一日中脳ミソがアルコールに漬かっている感じがしますが、それも今日までなので許してください。
月曜火曜は休肝日です。)
名称 | Errazuriz "MAX" Cabernet Sauvignon 2019 エラスリス "マックス" カベルネ・ソーヴィニョン 2019 |
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生産者 | Viña Errazuriz ビーニャ・エラスリス |
価格 | 1,332円 (単品価格:2,178円) |
購入店 | うきうきワインの玉手箱 |
夕食のメニューは、豪州牛のローストビーフにほうれん草のバター炒め、茄子の味噌焼き、そして酢モツのナムル。
ワインはうきうきワインの玉手箱の10本11,000円福袋から、稽古済みのチリ産赤。
のんびりした週末、愛でるように稽古致します。
色は、ちょいプレミアムなチリ・カベらしく、ガッツリと濃くて暗い紫色です。
香りは、想像のど真ん中、濃い色のベリーの香りに樽由来と思われるバニラの香り、そしてチリらしいインクの匂いを感じます。
味わいも想像通りです。しっかりと濃くて、渋味や酸味や甘味がそれぞれに主張していて、全体に固い感じの味わい。
若くてしっかりしたチリカベそのまんまな感じですね。
想像通りということ、それ自体は面白味の無さと捉えられるかも知れませんが、
別に晩酌のワインなんて奇天烈である必要は無いんですよね。
冒険より安定、チリワインが求められる理由がここにあるような気がします。
小瓶保存した翌々日もがっつりベリー感は健在。やっぱりチリワインは安定しています。
点数 | 78点 |
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リンク |
Errazuriz "MAX" Cabernet Sauvignon 2019 2,178円 |