10月になりましたがまだまだ暑くて半そで。秋の到来はいつになるのでしょうか?
ちなみに先月は稽古本数94本で圧倒的過去最高本数を記録しました。ハイ、飲み過ぎです。
さて秋と言えばフルーツが美味しい季節。師範はこの時期に八百屋の店頭に並ぶ極早生ミカンが好きです。
とても爽やかな柑橘香と明確な酸味、ほんのり甘かったり全然甘くなかったりのギャンブル性も良かったりします。
ミカン以外も、基本的にフルーツは香りと酸味がしっかりしている品種が好きです。
梨だと廿世紀、黒ブドウはマスカット・ベーリーA、白ブドウはマスカット・オブ・アレクサンドリア。
流行りのナガノパープルやシャイン・マスカットよりも好きなんです。
リンゴも、最近はニュージーランドのJAZZなんかが固くて酸味もあって好印象だったりしますが、
リンゴはやっぱり酸味より甘味、サンふじやシナノスイートに軍配を上げます。
フルーツもワインも美味しい食欲の秋、早く涼しくなってください。
10月31日は師範夫妻の結婚記念日でもありますが、ハロウィンでもあります。 記念日のお祝いは日曜にやったので、 本日はアレンさん主催の「ハロウィン オンラインワイン会」に参加するべく、 手持ちのワインをハロウィン・ラベルに細工しました。 その下地としてちょうど良いのがありましたよ。
ハロウィン オンラインワイン会の前に、本日は姪っ子二人が道場へモルモットのクルトンさんを見に遊びに来るというので、 師範代がご馳走を用意してくれました。それがコチラ、低温調理した牛タンです。今回も大変よく出来ておりました。
他のメニューは、チキンのトマト煮ハロウィン仕様や、長女作のケールのサラダ、 「ブーランジェリー マナベ」のバゲット、チーズブレッド、明太フランスです。
最初は昨日の残りの白で乾杯。 姪っ子たちも立派になったなぁ。うちの子は片方は飲まないし片方はまだ飲めないので、こうやって乾杯出来て伯父さんは嬉しいよ。
名称 | "R" Rose 2018 "R" ロゼ 2018 |
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生産者 | N.A. 匿名ワイン |
価格 | (通常価格:3,850円) |
購入店 | ヴィノスやまざき |
乾杯用の白はすぐに空になっちゃいましたので、次は女子ウケを狙ってロゼを抜栓しました。
このロゼは、ヴィノスやまざき「蔵の祭典2024 グランドパーティ」(この時)のお土産に頂いたもの。
カリフォルニアの"Napa Valley", "Rutherford"とはラベルに書かれていますが、それ以外はシークレットな匿名ワインとのことでした。
そしてこのワイン、想像とは全く異なるロゼでした。
若い女子に出すんだから「バラのような香りが華やかで、ほんのり甘くて」なんてワインを想像しておったわけですよ。
でも実際は違って、樽香しっかり、酸味と軽い渋味があってマッチョな感じのロゼです。
個人的には、樽の効いたロゼは嫌いではありません、というかむしろ好きなのですが、
いや~、ここでそれに出くわすとは考えておりませんでした。
なるほど「匿名ワイン」ね。こりゃ確かにサプライズ感がありますよ。
ヴィノスやまざき、道場最寄の店舗から美人店長がいなくなったのですっかり足が遠のいておりますが、
面白いワインを取り扱うショップ兼インポーターだと思います。
ほぼ1杯分、1/5くらい残った分と翌日再稽古。 このロゼ、やっぱり目をつぶって飲めばまるで赤なんですよ。まるでピノ・ノワールみたいです。 そして「そういうものだ」と思って飲めばちゃんと美味しい。+1点します。
点数 | 79(+1)点 |
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こんな感じで、夜8時過ぎまで家庭内一次会を楽しんでおりました。
ワインをテーブルに残して「ご自由に飲んでね」と置いて行ったのですが、
最終的にボトルの残り1/31/5くらいまで減っていたので姪っ子たちも気に入ってくれたものと思います。
名称 | Gavi 2023 ガヴィ 2023 |
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生産者 | Villa Sparina ヴィッラ・スパリーナ |
価格 | (「おすすめ白ワイン+グラスプレゼント」賞品) |
購入店 | ワインショップ LOIN(ロワン) |
二次会は、道場内のリモート会議スペース(ロフトの物置)に移動して、オンラインワイン会に参加しました。
仮装に使ったワインは、ワインショップLOIN(ロワン)さんの「おすすめ白ワイン+グラスプレゼント」の当選商品です。
このラベル、カボチャに見えませんか?
このラベルに100均で買ったマスキングテープで細工し、ハロウィンラベルにして参加しました。
色はよくわかりませんが、ガヴィらしく薄めな感じだったと思います。
香りはかなり硬派。フルーツ感は控えめで、カチッとした鉱物的な雰囲気を感じます。
まさに「ガヴィッ」とした香りです。
味わいも硬派ですね。甘さはほぼ皆無で、しっかりした酸味と締まった旨味。
万人ウケはしないでしょうけど、玄人ウケはしそうな香味です。
楽しく会話しながら飲んでいたら、危うく1本空きそうになりました。そんなワインです。
プレゼントで頂いたワインを皆さんに紹介出来て良かったと思います!
こちらの残量は残り1/4くらい。どちらも栓をしただけでセラーに立てて保存しました。 色は薄めのレモン色、香りはライムのような爽やかな柑橘香とミネラル(っぽい何か)、 味わいは、昨日感じたほどの酸の強さはなく、ちょっとまろやか。美味しゅうございます。
点数 | 77点 |
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オンラインワイン会は11時前にお開きに。参加者は下記の皆さんでした。
・アレンさん(主催)
・mishikaさん
・ななさん
・ちゃこさん
・ハッピーなつみさん
・とおるの安ワインさん
・安ワイン道場師範
リアルなワイン会だと、7名も参加していたら話題が2つに割れたりするわけですが、
オンラインだとそれが無いのも良きですね。またよろしくお願いします!
名称 | Sylvaner Trocken 2023 シルヴァーナー トロッケン 2023 |
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生産者 | Bernhard Koch ベルンハルト・コッホ |
価格 | 2,068円 (1000ml) |
購入店 | トスカニー イタリアワイン専門店 |
本日の料理は、筑前煮、鯖の塩焼き、玉子豆腐。ガチの日本のおばんざいですね。
筑前煮は筑前出身の師範代作(当地での名称はガメ煮)、鯖はオーケーの冷凍、美味いんすよ、どっちも。
その相手として満を持して稽古相手に選んだのは、
6月に門下生からのお薦め頂いたドイツ産の白ワイン。
容量1リットルのシルヴァネール、醸造責任者は兵庫県出身の坂田千枝さんです。
容量1リットルなので、明日に持ち越す前提で稽古します。
色は薄め、レモンの果肉を薄めたくらいの色合いです。
香りは、ちょっとハッ!っとするくらい華やかです。
シルヴァネールってあまり香らない品種というイメージがあるけど、
このワインは「プチ・リースリング」と言っていいくらいリンゴや梨や白い花の香りが漂います。
味わいは、甘さ控えめ酸味そこそこで旨味も薄いけど、スイスイ入って1リットル飲み干してしまいそうです。
これ美味いわ。1リットル瓶ということは、現地では日常消費用ワインとして流通しているのだと思います。
でも、それが美味いのよ。純日本料理に合わせても邪魔することなく、ホント良い意味で「軽くてスイスイ」なワインです。
明日は休肝日返上で飲む予定なので、明日の乾杯用に一部残しました。
4杯分くらい残して、そのままセラーに立てて保存し、翌日頂きましたが、特に変化は無かったようです。 スクリューキャップなので、食前用にチビチビ飲んでも良いかも知れません。
点数 | 78点 |
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リンク |
Sylvaner Trocken 2023 [Bernhard Koch] 2,068円 |
10月31日は師範と師範代の31回目の結婚記念日。
それを祝って、子供たちがフレンチのランチを奢ってくれました(ワイン代は別)
お店は、鎌倉にある一軒家レストラン「プランデルブ (Pleins d'Herbes) 北鎌倉」、
3月にも利用して、その際に一人1,000円のクーポン券を貰ったので、
また行こう!ってことになっておりました。
お店は、北鎌倉駅から歩くにしてはちょっと遠い、閑静な住宅街の中にあります。
うちには飲まない運転手が二人います(長女は免許は取ったものの運転は放棄)ので、
いつも車で向かいます。道場からは45分くらいかかります。
店内は、写真のような古民家を改装した造りになっています。キャパは30人くらいですかね? 広々と使える席配置になっています。 この日は夜に大人数のお客さんが見える予定があるのか、テーブルをつないで大きな席が作られていました (ちなみにランチの客は師範家だけでした)
ご存じの通り師範はもう初老のオッサンなわけですが、 こんな風にテーブルセッティングされているとやっぱりウキウキします。 高揚する雰囲気も、フレンチの美味しさの一部ですから。
飲まない女性陣は山梨県産のブドウジュースで、師範はワインで乾杯!
(ワインの銘柄は後述します)あと1ヶ月すれば次女も飲めるようになる・・・かな?
それでは本日のお料理をご紹介して参ります。
まず前菜がこちら(左奥から順に)
・ラビオリ・ヒイカ・ロワイヤル
・タルタル・自家製ソーセージ・生ハムサラダ
それぞれをもっと丁寧に説明して頂きましたが、全然覚えられなかったので頂いたメニューの紙を書き写しております。
茶わん蒸し風のロワイヤルや、カニがたっぷりのタルタルが大変美味しゅうございました。
スープがこちら。
・紫芋のスープ
紫芋のチップスが添えられていて、目にも鮮やかな紫色です。
そしてこれが甘いのね、デザートにしてもいいくらいしっかりした甘さがありました。
魚料理です。
・真鯛のミキュイ? アメリケーヌソース
ぱっと見た感じは真鯛じゃなくて、目鯛とかもっと厚みのある魚に見えました。
低温調理なのかな?全体が半生くらいにしっとりとして、ポワレとは違う新しい食感でした。
そして肉料理です。
・ブラックアンガス牛のロティ
中身はほぼ生のブルーレアで、イメージとしては牛肉のタタキですね。
脂の無い赤身肉なんですが、とても柔らかくて美味しゅうございました。
これらの料理に合わせたのが↓のワインでございます。
名称 | Gewurztraminer 2018 ゲヴュルツトラミネール 2018 |
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生産者 | Trimbach トリンバック |
価格 | 7,200円 (お店価格) |
購入店 | プランデルブ北鎌倉 |
ワインリストには100種類弱が書かれています。
立派なリストではあるのですが、4桁円で買えるのは片手にさえ余る程度、あとは全て5桁円です。
お高めのワインの方が相対的にはお得なのでしょうけど、やっぱり安ワイン道場師範としては昼間っから5桁は抵抗あるのよね、
というわけで一番安かったワインをチョイス。他には白だとロワールのミュスカデ、赤だとチリのピノ・ノワールなんかがありました。
ホントは泡が良かったんだけど、クレマン・ド・ブルゴーニュが12,000円だったので断念しました。
検討の結果選んだのはトリンバックのゲヴュルツトラミネール。
この銘柄は12年前に2009年産と横浜中華街の店で稽古しています。
師範的な「困ったときのアルザス」として注文しがちな銘柄のようです。
色は結構濃くて、なんとなく銅っぽい色合いを感じます。ゲヴュルツのグリ色が影響しているのかも知れません。
香りはいかにもゲヴュルツ、華やかなライチのフルーツっぽさがパーッと香ります。
味わいはちょっと意外でした。というのもかな~り濃いのよ。結構甘さがあるのにアルコール度数は14.5%もあって、
ドスン!と重い味わいです。
アルザスのゲヴュルツってこういうのありますよね。
しっかり感があって美味しいワインではあるのですが、
ランチで軽快にというより、ディナーの最後で食後酒的に飲んだ方が良さそうです。
でもまぁなんだかんだで1本飲み干しちゃいましたけどね。
点数 | 80点 |
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長女が予約する際に、結婚記念日のお祝いであることを伝えていたので、 通常のメニュー以外にこんなサービスのデザートを出して頂きました。 キレイな文字で"Anniversaire de Mariage"と書かれています。嬉しいサービスですねぇ。
本編のデザートがこちら。
・ガトーミルティーユ・グラスココナッツ
こちらにもお祝いのメッセージが書かれています。
結構甘味のあるワインだったので、デザートに合わせてもオッケーでした。
ガトーミルティーユの拡大写真がこちら。 見た目にステキなデザートが充実しているお店は、女性に評判が良いようです(師範調べ)
コーヒー(エスプレッソ・ダブル)と一緒に頂いたミニャルディーズで締めます。
・プチシュークリーム・ギモーヴ・マカロン
大変おいしゅうございました。
お会計は、7,000円のコースが4人分とソフトドリンクとワイン、そこから1,000円×4のクーポン券を使って、トータルは40,000円弱。 長女が自分の分と師範夫妻を持ってくれて、次女は自分の分をお支払い、ワイン代は師範持ち、ということになりました。 お祝いしてくれてありがとうね>子供たち
本日夜は、久しぶりにお達者クラブのリモート宴会。
スタート時間は午後8時なんだけど、そんな時間まで待っていられるわけがないので先に飲んじゃうわけですが、
課題ワインを開けちゃうと会まで持たないので、別のワインでウォーミングアップします。
というわけで左の日本ワイン白が今回の課題ワインで、右の米国産赤がウォーミングアップ用。
右は明るいうちからチビチビと稽古を始めました。
名称 | Rosenblum "Vitner's Cuvée" Zinfandel N.V. ローゼンブルム "ヴィントナーズ・キュヴェ" ジンファンデル N.V. |
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生産者 | Rosenblum Cellars ローゼンブルム・セラーズ |
価格 | 1,408円 |
購入店 | カルディ 横浜ルミネ店 |
このワインは、一時期カルディでセールされて話題になっておりました。
池袋でのアウトドアワイン会でも稽古しておりますが、
残念ながら印象を記憶に留めることができなかったようです。
そこで改めて道場にて稽古します。今日一日で飲み干すのではなく、明日まで持ち越す予定です。
色は、そこそこ濃くて向こうが透ける紫色です。
昨日稽古したボルドーと比較しましたが、こちらの方が明確に明るくて薄めですね。
香りは、ジンファンデルらしい甘いフルーツの香りと、アメリカンオーク的なバニラの香りがします。
明るくてカラフルな香りですね。ボルドーの水墨画的な雰囲気とは対照的です。
加えてちょっとだけウェルチっぽいというか、コンコード種みたいな香りがあるのはやはり米国品種だからでしょうか。
味わいは、ダイレクトに甘酸っぱいですね。味に関しても、渋味しっかりで甘味控えめなボルドーとは全く傾向が異なり、
渋味は弱めなので冷やして飲んで吉だと思います。
結論的には、素直でわかりやすい美味しさのあるワインだと思います。
ただ、嗜好品一般にその傾向があると思いますが、沼にハマると「わかりやすくない」方が良く感じるようになっちゃいませんか?
師範に於いてもそうで、ストレートなわかりやすさのあるこの米国ジンファンデルより、昨日のボルドー左岸の方が好きだったりします。
1/3くらい残った分と翌日再稽古。 前日よりもさらに開いてフレンドリーになったというか、ちょっと甘さがくどく感じられました。 このワイン、やっぱり冷やした方が良いっすよ。
点数 | 77点 |
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午後8時からリモート宴会開始。
用意した料理は、(左奥から時計回りに)ほうれん草のおひたし、砂肝の炒め物、鶏レバーの甘辛煮、トマトとモッツァレラチーズのサラダ、
昼の残りの焼きそば。チャッキチャキの居酒屋メニューです。
今回の参加者は下記の6名です。あいにく神戸と福岡の方はご欠席でした。
・とらゔぇるそさん(from 北国)
・徒然わいんさん(from 東京の東側)
・MAMIさん(from 東京の北側)
・Andy Matsubaraさん(from California(嘘))
・MOMOさん(from 若者世代)
・安ワイン道場師範(Zoomはいまいちわかってないファシリテータ)
名称 | Takahata "Classique" Chardonnay 2023 高畠 "クラシック" シャルドネ 2023 |
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生産者 | Takahata Winery 高畠ワイナリー |
価格 | 2,140円 (720ml) |
購入店 | 酒類の総合専門店 フェリシティー |
そして今回の課題ワインがこちら。
とらゔぇるそさんが推薦された、山形の高畠ワイナリーのシャルドネ。
裏ラベルに書かれた情報によれば、
『棚でハウス栽培、契約農家、仕込み日10/4,6,19日。ステンレスタンク発酵、MLFロット7%使用』
だそうです。こういうことがキッチリ書かれているのは好感が持てます。
外観は薄め、そこまではいかにも日本のシャルドネです。
でも香りを嗅いで「えっ!?」と思います。梨やリンゴ、甘い柑橘類の果実感バリバリ、
わずかにナッツも感じて、まるでニューワールドの樽熟していないシャルドネそのものの香りです。
味わいもとてもしっかり。日本ワインなので酸味しっかりは理解できるのですが、
山形でこんなに甘さもアルコール感もあるワインが出来るのね、とちょっとビックリです。
日本ワイン、シャルドネに関しては岡山の三次とか熊本の菊鹿とか、
しっかりしたワインが造られている印象はありますが、このお値段でこのクオリティはかなり出色、
間違いなくお薦めできる日本ワインです。
2杯分くらい残った分と翌日再稽古。 冷蔵庫に立てて普通に保存したけど、全然ヘタった感じは無く普通に楽しめます。
点数 | 81点 |
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リンク |
高畠ワイン クラシック シャルドネ 2023 2,140円 |
3,000円以下で80点を超えたのでリンクを貼っておきます。 「日本ワインだから」というエクスキューズを全く感じない、世界で勝負できるシャルドネです。
午後11時前には宴会終了、健康的です。
コロナ禍が下火になるにつれて、リアル宴会が活発になりリモート宴会をやる方も少なくなってきた印象がありますが、
空間を超えることができることと、同じワインをたっぷり共有できることはリアルとは違うメリットがあると思うのですよ。
ですのでこの会は今後も続けます。お達者世代でなくとも、「私も参加したい!」という方はぜひご連絡下さい。
名称 | Chapelle de Potensac 2016 シャペル・ド・ポタンサック 2016 |
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生産者 | Ch. Potensac (Domaines Delon) シャトー・ポタンサック (ドメーヌ・ドロン) |
価格 | 写真のお礼 (単品価格:2,860円) |
購入店 | 銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA |
本日の夕食は、ナスと挽肉のトマトチーズ焼き、手羽先のグリル焼き(カレー味&ガーリック味)、青梗菜のガーリック炒め。
ワインは、「ちょい熟ボルドーセット」から、2016年の赤をチョイスしました。
造り手のシャトー・ポタンサックは、シャトーレオヴィル・ラスカーズやシャトー・ネナンを有するドメーヌ・ドゥロンのグループですね。
品種はカベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、プティ・ヴェルド、カベルネ・フランとのこと。
この銘柄の2006年産とは2011年に駅前のお店で稽古しています。
そのお店ももう無くなっちゃいました。
外観は、濃いけどキレイに澄んだ紫色。まだエッジまで紫で、「ちょい熟」感は見た目には現れていません。
香りは、ボルドーらしい、更には左岸らしいカシスと鉄、そして焚き火とピーマンの香り。カベルネ・ソーヴィニョンの比率が高いように感じます。
味わいは、甘さ控えめ、酸味は中程度、渋味は依然としてしっかりしています。
多少の熟成感はありますが、まだ「熟成しはじめ」ってくらいですね。
瓶底には澱がいっぱい、それを気付かずグラスに注いで、口の中がザラザラになりました。
派手さはないけどメドックらしく、単品価格でも稽古範囲内のちょい熟ボルドーとして、とてもよく出来ていると思います。
金賞シールは無いけれど(無いから、か?)、美味しいボルドーだと思いますよ。
小瓶保存した翌日、米国のジンファンデルと比較しつつしたけど、 やっぱりボルドーの方がツウ好みですね。でもそういうのが美味しいと感じるカラダになっちゃいました。
点数 | 80点 |
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リンク |
【送料無料】ちょい熟ボルドー2015&2016 6本セット 19,800円 Chapelle de Potensac 2016 2,860円 |
本日は、「五反田会」を組織している組の者達に誘われての飲み会。
前回はこの時、常に新たなシノギの場所を模索されているようです。
今回のターゲットは、五反田 う福という鰻メインの居酒屋。
善良なる市民である師範は、生物多様性を維持する観点から、絶滅危惧種に指定されているウナギは積極的には食べないことにしておりますが、
組の者に誘われたとあっては仕方がありません、首を洗って参加させて頂きました。
今回の出入りに加わったのは下記の8名です。
・とおるの安ワインさん(組長)
・ayucowさん(叔父貴)
・Mayumiさん(金庫番)
・おかもとさん(姉御)
・米柱さん(若頭)
・ななさん(舎弟)
・2bさん(鉄砲玉)
・安ワイン道場師範(カタギ)
(・・・発想が絶えたので以降は普通に書きます)
店は、五反田駅の東口側、駅を出てすぐのところにあります。
オープンしたのは今年の8月とのことですが、居抜きで利用されているのか、かなり年季が入った感じです。
※Photo by 早く着いたとおる
日本人たるもの「とりあえずビール」です。銘柄はサッポロ ラガー。黒ラベルとどう違うかはわかりません。 でもやっぱり瓶からコップに注いで飲むビールは美味いっすね。泡の量もちょうど星印の肩の部分、バッチリ決まりました。
午後7時ごろ、参加者が揃ったところで乾杯。
右側から既に緑茶ハイの大ジョッキを持つ肉々しい腕が暴力的に目立ちすぎますが気にしないでください。
料理は、最初に串盛り5種やピリ辛胡瓜、ほっこりじゃがバターコーンなどを注文したりしていますが、
全部載せるのはめんどくさいので写真は鰻関連だけにさせて頂きます。こちらが
・う巻き 1,419円
です。ご存じ鰻の蒲焼が入った玉子焼きですね。ちょうど人数分の八切れ、ナイスです。
名称 | Villa Borghetti Bianco 2023 ヴィッラ・ボルゲッティ ビアンコ 2023 |
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生産者 | Pasqua パスクァ |
価格 | 2,750円 (お店価格) |
購入店 | 五反田 う福 |
瓶ビールをそれなりに飲んだ後、やはり「安ワイン道場師範」ですから安ワインを注文しております。
リストには、
【赤】パスクァ ロッソ 2,500円(2,750円)
【白】パスクァ ビアンコ 2,500円(2,750円)
【泡】ミモザ ブリュット 2,900円(3,290円)
と書かれたワインが載っています。税別だと安ワイン、普通の値付けですね。
それ以外に
【泡】モエ・エ・シャンドン 10,000円(11,000円)
【泡】テタンジェ 12,000円(13,200円)
もありました。1種類だけシャンパーニュがある居酒屋はたまにありますが、2銘柄置いている店は珍しいですね。
もちろんシャンパーニュなどには目もくれず、最初にお願いしたのはパスクァの白です。
でも、出されたのはヴィッラ・ボルゲッティという一つ上の銘柄。現場では全く気づきませんでした。
外観は無色に近い薄レモン色、緑色っぽさを感じる若い色合いです。
香りはレモンやライムの柑橘系、フレッシュ一本やりな香りですね。
味わいもフレッシュ。すっきりしていて、なんの抵抗も無く飲めてしまいます。
よくある「イタリアの軽い白」ですが、変に甘かったりするよりこういう感じの方が料理には合わせやすいと思います。
白焼きに合わせましたが、普通にオッケーでした。
点数 | 76点 |
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白ワインが来たので改めて乾杯しております。 グラスは樹脂製(トライタン)ですが、フォルムがちゃんとしているので良い感じです。 サイゼリヤもこんなグラスを使って欲しいなぁ。
鰻といえばやっぱりこれです。
・白短冊(鰻の白焼串) 363円(1本)
白焼きを幅方向に切って串に刺し焼いてあります。
中国産の養殖ウナギだとは思いますが、結構厚みがあって柔らかく、鰻らしい感じではありました。
名称 | Pasqua Rosso N.V. パスクァ ロッソ N.V. |
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生産者 | Pasqua パスクァ |
価格 | 2,750円 (お店価格) |
購入店 | 五反田 う福 |
もちろん赤ワインも注文しております。品種はメルロー主体らしいです。
ちなみにこの造り手のワイン、トップページに実装した検索機能を使って調べたら、
24年前にソアヴェと稽古しておりました。
そこには「i-mode対応のページ作ろうか」とか「携帯電話持ってない」とか書いてます。隔世の感がありますなぁ。
閑話休題、このワインのことを書きます。
色はやや薄めで明るめの紫色です。
香りは、メルローらしい湿ったベリーの香りが感じられます。
味わいは、甘味も渋味も酸味も控えめで、全体に軽め。でも、ネガティブな印象はなく、白同様にスイスイ飲める感じです。
没個性なワインではありますが、居酒屋には「こういうので良いんだよ」です。
ちなみに参加者に品種を当ててもらいましたが、ayucowさんと岡本さんとMayumiさんは正解されていました。
こいつらヤバいっす。
点数 | 75点 |
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白焼きを食べたのでこちらも。
・骨せんべい 362円
立派な骨で、ガリガリと咀嚼音が脳内に響くくらいカリッとしています。
結構大きい鰻だったんでしょうね。
鰻関連をもう一品。
・うざく 549円
鰻よりも紅ショウガが目立つ味わいでした。
鰻以外は、キャベツの浅漬けやニンニク漬けうずら、鶏から揚げ、カリカリフライドポテトなども注文しております。
名称 | mimosa Brut N.V. ミモザ 黄歓 ブリュット N.V. |
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生産者 | Idill Wine イディル・ワイン |
価格 | 3,190円 (お店価格) |
購入店 | 五反田 う福 |
もう1本の安ワインも頂いております。
オーストラリア産のスパークリングですが、細身のラベルに「黄歓」と書かれています。
そもそもは中国向けのワインだったんですかね?よくわかりません。
調べたところ、品種はシャルドネとピノ・ノワールのようです。
色は結構黄色みがあるのですが、泡は弱いですね。泡のキメも粗くて、瓶内二次発酵ではない感じです。
香りは、特に特徴的なところはなく、普通にスパークリングの香りです。
味わいは、安いスパークリングにありがちな金属を舐めるようなキンキンした感じがあります。うむ~。
正直ちょっと残念な泡でした。なぜこのワインを置いているのかちょっと謎ですね。よっぽど仕入れが安かったのかな?
参加者の皆さんにも不評なようでした。安ワイン3種類の中では一番高かったのにね、誠に遺憾に存じます。
点数 | 69点 |
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鰻はこれを食べなきゃですね。
・短冊(鰻の蒲焼串) 362円(1本)
やっぱり美味しいよね、鰻の蒲焼き。
なんとか完全養殖に成功して、絶滅の危機から救ってほしいものです。
〆の炭水化物がこちら。
・鰻のたれのチーズ焼きおにぎり 220円
これはちょっとイマイチだったな。チーズと鰻はあまり相性良くない気がします。
10円安いチーズ抜きのシンプルな方が良かったかもです。
そんな感じの鰻中心の居酒屋さん、お会計は一人5,000円ちょっとでした。
二次会は、五反田駅の西口側にあるトラットリア ロマーノ 五反田というお店。
入口の写真を撮ったら、ちょっと反社っぽい人の後頭部が写り込んでいますが気にしないでください。
参加者は、ななさんと米柱さんがお帰りになったので残りの6人です。
入店する際にも店内の写真を撮りましたが、さらに反社っぽい人の後頭部が写り込んでいますが気にしないでください。
名称 | Laurent-Perrier "La Cuvée" Brut N.V. ローラン・ペリエ "ラ・キュヴェ" ブリュット N.V. |
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生産者 | Laurent-Perrier ローラン・ペリエ |
価格 | (不明) |
購入店 | トラットリア ロマーノ 五反田 |
参加者のおかもとさんがめでたくワインエキスパート試験に合格されたそうなので、
お祝いということでシャンパーニュが注文されました。
銘柄はローラン・ペリエ、道場でも最近稽古しております(検索、便利です)。
お値段はおいくらだったんですかね?
ワインリストを見てもいないというのは師範失格であります。
そして「シャンパーニュしか勝たん」のです。
前の居酒屋で頂いたスパークリングの口直しが出来ました。
クリーミーな泡と軽い樽感が、「高級な泡です」と主張してきます。
2bさん曰く『和梨の香り』、Mayumiさん曰く『梨の内側のところ』。なるほど納得な香りですよ。
やっぱり美味いっすね~。ボトルに"Champagne"と書いてあるだけで全部美味いんですわ。
ほんと外さない、徹底したブランド戦略の賜物だと思います。
点数 | 80点 |
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試験合格を祝って乾杯!
おめでとうございます。やっぱりこういう場合はシャンパーニュに限ります。
ちなみに師範はその手の資格を取る予定は今のところありません。
だってワインって、知れば知るほど高いモノや珍しいモノが飲みたくなるじゃないですか。
消費者側なんだから、1,000円のワインで「これ美味っ!」と感じられる感性を温存したく、敢えて勉強はしないことにしています。
もちろん、勉強する方を否定するものではありませんし、ワイン提供側の方々にはしっかり勉強して頂きたいとも思います。
名称 | Bricco al Sole Pinot Grigio Organic 2023 ブリッコ・アル・ソーレ ピノ・グリージョ オーガニック 2023 |
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生産者 | Cantine San Marziano カンティーネ・サン・マルツィアーノ |
価格 | (不明) |
購入店 | トラットリア ロマーノ 五反田 |
もう1本、白も頂いております。
産地は居酒屋で頂いた赤白と同じヴェネト州産で、品種はピノ・グリージョです。
ラベルに"Organic"とデカデカと書かれていて、ご丁寧に「オーガニック」と日本語で書かれたステッカーも貼られています。
こういうのはちょっと怪しい感じがするのですが・・・
その心配は杞憂に終わり、ちゃんと美味しいピノ・グリージョでした。
香りはそんなに強くないのですが、ちょっと潮っぽさを感じる涼し気な雰囲気です。
味わいは重すぎず軽すぎずですが、締まった旨味があって飲み応えがあります。
後で調べたら、小売価格は1,000円台前半で売られているワインです。
それでもMayumiさんは『すごい好き~』らしいですし、師範も同意見です。
安いワインでも美味しいのってあるんですよ。
点数 | 78点 |
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おつまみは、このチーズ盛り合わせだけだったと思います。呑み助の集団でスミマセン。
お会計は、一人3,000円くらいでしたかね?
師範が加わると、居酒屋でも必ず安ワインを飲まされる羽目になってしまいますが、今後ともお付き合いのほどよろしくお願いします>皆さま
以前、職場の宴会で「サイゼリヤのワインが安くて美味い」なんて話をしていましたら、
ボスから『じゃぁ今度みんなで行きましょう!』なんてことになりまして、師範自ら老体に鞭打って宴会を企画しました。
店は、サイゼリヤ 横浜ワールドポーターズ店。こちらは平日夕方に予約ができるので好都合だったわけです。
参加者は、当初8名の予定だったのですが、それぞれ病欠等いろいろありまして結果的には5名。
言い出しっぺのボスも不参加。あらら~。でも、ファミレスだから人数変更にも快く応じてくれてナイスです。
師範は、バンドの練習の後に毎回サイゼリヤを利用するサイゼリストなわけですよ。
というわけでまずは定番のメニューを注文。
・柔らか青豆の温サラダ 200円×2
・小エビのサラダ 350円×2
・ポップコーンシュリンプ 300円
普通に美味いです。そして、恵比寿駅東口店よりサラダの盛りが多いような気がしました。
名称 | Don Raffaele "Cuvee Speciale" Pinot Chardonnay Brut N.V. ドン・ラファエル "キュヴェ・スぺシアル" ピノ シャルドネ ブリュット N.V. N.V. |
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生産者 | Casa Vinicola Morando カーサ・ヴィニコーラ・モランド |
価格 | 1,100円 (お店価格) |
購入店 | サイゼリヤ 横浜ワールドポーターズ店 |
今回、ワインのチョイスは全て師範が担当しております。まず最初はスパークリング・ワインから。
この銘柄との直近の稽古は半年前です。
銘醸地ピエモンテ州で、ピノ・ノワールとシャルドネというシャンパーニュと同じ品種を使って、
お値段はたったの1,100円。「スペシャルワインがある店」じゃなくても、サイゼリヤ全店に置かれている定番スパークリングです。
例によって、サイゼリヤはグラスが樹脂(トライタン)製の曇ったやつなので外観はよくわかりません。
泡立ちはややおとなしく、香りもおとなしく、味わいも普通レベルの酸味とほんのり甘味。
「スパークリング・ワインですね」と言う以外に言葉がないワインです。
でもこんな普通のワインがボトル1,100円は立派です。
AKさんは『風呂上がりに飲みたいワイン』とか言われてまして、周りからは『ビールかよ!』などと突っ込まれておりました。
点数 | 74点 |
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くすんだグラス、というかコップで乾杯。
サイゼリヤで、唯一残念なのがこのコップなんだよな。でも、割れるリスクなんかを考えると仕方ないんでしょうね。
ワインの安さとバーターだと思って納得しております。
料理は、最初の注文以降は皆さんにお任せ。そこでいきなりこんなん出てきました。
・ラムと野菜のグリル 800円
自分だったら最後のほうに頼みがちなメニューですが、良いんですよ、好きな時に好きなものを食べて。
名称 | Verdicchio dei Castelli di Jesi Classico 2023 ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イェージ・クラッシコ 2023 |
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生産者 | S. Piersanti S.ピエルサンティ |
価格 | 1,100円 (お店価格) |
購入店 | サイゼリヤ 横浜ワールドポーターズ店 |
白は、価格の違いによる中身の違いを知って頂きたく、同じ品種のものを同時に注文して飲み比べております。
まずこちらが安い方、これもサイゼリヤ全店にある定番メニュの「ベルデッキオ」です。
正式な名称は「ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イェージ・クラッシコ」、普通の人は覚えられませんね。
この銘柄との直近の稽古は3ヶ月前です。
そしてこちらも「普通に美味しい白」なわけです。
これといった特徴は無く、軽くてスイスイ飲めてしまう、そういうワインですね。
「だったらマグナムで同じ値段のハウスワインで良いじゃん」という話もありますが、
さすがにマグナムは飽きるのよ。
いずれにせよ、ボトルで1,100円でこんなワインが飲めるんだったら文句の付けドコロがありません。
師範の老後は、このボトルと青豆のサラダ、合計1,300円で昼間っからダラダラ飲んでいる姿が想像されます。
点数 | 75点 |
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料理がどんどん到着しております。
・ほうれん草のソテー 200円
・アロスティチーニ(Wサイズ) 800円
・エスカルゴのオーブン焼き 400円
ほうれん草なんて、炒めてあるので少なく見えますがスーパーで売られている一把くらいの量があるように思えます。
それにベーコン入れて調理して200円、どういうコスト構造なんですかね?
名称 | Bacaréto 2022 バカレト 2022 |
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生産者 | Pontemagno ポンテマーニョ |
価格 | 2,200円 (お店価格) |
購入店 | サイゼリヤ 横浜ワールドポーターズ店 |
↑のベデッキオと比較する意味で注文したワインがこちら、お店では「バケレット」と書かれていますが
正しい名称は「ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージ・クラッシコ・スペリオーレ "バカレト"」だと思います。
絶対覚えられないのでバケレットで正解です。
ちなみにこのワインとの直近の稽古は半年前、スパークリングと同じ時です。
なぜこれを選んだかというと、没個性なワインが多いヴェルディッキオらしくないんですよ。
外観はしっかりしたレモン色で、香りには明らかに芳香性があって、ゲヴュルツトラミネールと間違うような雰囲気です。
そしてアルコール度数が14.5%もあって、しっかりした味わいを感じます(それでも前述のAKさんは「軽い」と言われてましたが)。
特に、温度が上がって以降はかなり厚みのある味わいに変化していました。
サイゼリヤの料理に合うかと言われると、料理に合わせるより単体で飲んだ方が良いようなワインではありますが、
比較という意味では面白かったと思います。
点数 | 78点 |
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サイゼリストを自任する師範ではありますが、今回初めて食したのがこちら。
・ガーリックトースト 200円
いま、サイゼリヤのグランドメニュー
を見ながらこれを書いているのですが、すみずみまで探しても見つけられません。
フォカッチャはあるんですけどね。今後エスカルゴに合わせるのはこっちの方が良いと思いました。
炭水化物系は、これ以外に
・バッファローモッツァレラのマルゲリータピザ 400円
・野菜ときのこのピザ 400円
なんかも注文しております。
名称 | Ranuccio Barbera 2021 ラヌッチョ バルベーラ 2021 |
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生産者 | Castelli del Duca (Medici Ermete & Figli) カステッリ・デル・ドゥーカ (メディチ・エルメーテ・エ・フィーり) |
価格 | 1,650円 (お店価格) |
購入店 | サイゼリヤ 横浜ワールドポーターズ店 |
赤も2本を飲み比べていきます。
まずは軽めの方から、エミリア・ロマーニャ州でバルベーラ種を使って造られた「ラヌッチョ バルベーラ」。
この銘柄自体はおなじみで、半年前にも稽古していますが、
なんとヴィンテージが2018年だったものが一気に2021年に進んでおります・・・ってことに帰ってから気付きました。
色は、バルベーラらしい、やや明るめの紫色です。
香りは「なるほどイタリアワインですね」としか言いようのない、
赤めのベリー(クランベリーとか)の香りと、スミレのような香り。
樽熟はさせていないのか、樽香は控えめです。
味わいも酸味主体で軽い感じ、かなりサラリとしています。
このワイン、いつも注文した後に「こんなに軽かったっけ?」と思うのですが、
ワイン名から粘性が高いものを想像してしまうんでしょうね。
これじゃなくてキアンティのリゼルバにすれば良かったかなぁ、
と思わないでもありませんが、それは次回に取っておきましょう。
点数 | 76点 |
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サイゼリヤのド定番メニューがこちら。
・焼チーズ ミラノ風ドリア 350円×2
オトナなので、ドド定番のスッピン「ミラノ風ドリア」ではなく、50円高い「焼チーズ」が注文されておりますな。
オトナが経済を廻していきましょう・・・ってサイゼリヤで言うか、って話ですが。
名称 | Salice Salentino Negroamaro Riserva "Rena" 2019 サリーチェ・サレンティーノ ネグロアマーロ・リゼルヴァ "レナ" 2019 |
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生産者 | Leone de Castris レオーネ・デ・カストリス |
価格 | 2,200円 (お店価格) |
購入店 | サイゼリヤ 横浜ワールドポーターズ店 |
赤のもう一方がこちら、サイゼリストたる師範が「これが一番美味しい」と太鼓判を押す「レナ」です。
直近の稽古は今月の頭ですね。
サイゼリヤって、短い名前をリストに載せがちなのですが、このワインは「レナ」じゃなくて
「サリーチェ サレンティーノ リゼルバ」と書かれています。
その一貫性の無さが謎なんですが、まぁサイゼリヤだから、ということで納得しております。
そしてやっぱり美味いんですよ、このワイン。
まず色が濃いんです。さすが「黒くて苦い」のネグロアマーロ、しっかりとした青紫色です。
香りには明確に樽香があって、コルクを嗅ぐとチョコレートの気配が感じられます。
味わいは、このボトルに関してはちょっと固すぎに思えるくらいのしっかり感がありました。
サイゼリヤで、スペシャルワインのリストを見かけたら、ぜひこのワインを注文してみてください。
お店で2,200円で飲めるワインのレベルをはるかに超越していると感じられるはずです。
点数 | 80点 |
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2024年10月時点「スペシャルワインがあるお店」のワインリストを貼っておきます(クリックで拡大します)
料理の最後に
・ディアボラ風ハンバーグ 500円×2
を頂いて終了。
お会計は、普段だと一人3,000円で収まるのですが、今回はちょっとだけオーバーしました。
それでも3,000円ちょっとでこれだけワインで飲み食い出来るお店は他には知りません。
サイゼリヤ、安ワイン道場にとっては唯一無二の存在(でもあちこちにあって便利)です。
構想27年、安ワイン道場に念願の検索機能を実装しました(トップページ画像の下)
【検索対象】ワイン名, 産地, 生産者, 稽古日(YYYY/MM/DD)
です。輸入ワインはアルファベットのみで検索可能ですが、日本ワインは日本語の場合もあります。
掲載本数9.623本(2024/10/22現在)の中から、あなたが探したいワインが見つかります。
見つかったからと言って買えるわけではありませんけどね。
手持ちのワインを調べたい時に、道場で稽古しているか検索して参考にして頂ければ幸いです。
さて、長野県東御市へ寄付したふるさと納税の返礼品、三品目のリンゴが届きました。
リンゴ思いのほか鮮度に敏感な気がするので、やっぱり産地で食べるか、産地から直接送って頂いたものが美味しいと思います。
大量の駄文を書き上げたご褒美は、オラホビールのヌーヴェル・セゾン。
グレープフルーツのような香りが華やか、美味いねぇ、ここのビール。
名称 | Cielo Cabernet Sauvignon 2022 チェーロ カベルネ・ソーヴィニョン 2022 |
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生産者 | Cielo e Terra チェーロ・エ・テッラ |
価格 | 646円 (単品価格:1,298円) |
購入店 | 銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA |
「ブルゴーニュは造り手と畑とヴィンテージが重要で・・・」
などと云々するようなオタクから改心して、普通の安ワイン者に戻ります(2日ぶり∞回目)。
本日の夕食は、鶏とか豚とかつくねを主体とした鍋。
選んだのは、イタリアの安ワインと言えばチェーロ・エ・テッラのカベソ。お前のかぁちゃんカーベソ!
色は結構しっかりした紫色。きっちりフィルターかけられていて、清澄度が高くて向こうがきっちり透けます。
香りは、カベルネの個性よりイタリアの個性が強いかな?ストレートに赤いベリーの香りが感じられます。
味わいは、軽くて甘酸っぱくて軽快系。なんの引っかかりも無く流れ込んでいきます。
普通に軽くて甘酸っぱくてスイスイ飲めるワインです。
ワインって飲み物は、みんな違ってみんな良い、1本1万円のワインも1,000円以下のこのワインも、
どっちも違う美味しさを提供してくれます。金があるやつも無いヤツも、みんなもっと安ワイン飲め!
点数 | 77点 |
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リンク |
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本日は、飲み友だちの皆さんにお誘い頂いて、都内のパーティルームでワイン会。
今回はいつものお部屋ではなく、お隣のキッズ・パーティ・ルームです。
そして今回のお題は「ブルゴーニュワイン会」です。王道の企画ですな。
スタート時間は午後1時。料理自慢の皆さんはお手製の料理を持ち寄って、
美味しいものに詳しい方々は推しの逸品を持参され、
師範みたいにそんな引き出しの無い連中は近くのスーパーでお惣菜を調達しております。
参加されたのは下記の皆さんです。
・Mayumiさん(幹事)
・獄門島狂子さん(とおる氏の義理の息子感)
・まささん(ファシリテーター)
・ハッピーなつみさん(若き三児の母)
・ななさん(令和の文豪がちゃんとメモ取ってた)
・米柱さん(米の達人)
・あいさん(この後別の飲み会へ)
・ちゃこさん(居酒屋ちゃこは今日も健在)
・2bさん(なかなか会いに行けなくなったアイドル)
・いさみさん(高級ホテル界隈の人)
・わた(ネビオ)さん(途中退席も二度復帰)
・ayucowさん(後頭部が有名人)
・とおるの安ワインさん(今日も無駄)
・安ワイン道場師範(全部ブルゴーニュなんて書き分けられるわけない)
名称 | Lété-Vautrain "204" Brut N.V. レテ・ヴォートラン "204" ブリュット N.V. |
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生産者 | Lété-Vautrain レテ・ヴォートラン |
価格 | (米柱さんから) |
購入店 |
1本目はもちろんシャンパーニュです。米柱さんが持参されたブルゴーニュの赤はヴィンテージが1999年なのですが、
『状態がわからないので』ということでこのシャンパーニュもお持ち頂きました。
ホント、ブルゴーニュの古酒は状態が予測できませんからねぇ。
知らない造り手のレテ・ヴォートランは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区にある家族経営のRM(レコルタン・マニピュラン)らしいです。
色は結構しっかりしたレモン色、香りも細かく結構熟成期間が長そうです。
香りにも良い感じに熟成感があって、ドライ・アプリコットのような香りを感じます。
味わいも、甘味と酸味のバランスが取れていて好きな系統です。
ホント、世の中には知らないシャンパーニュの造りががあるんですな。かなりイケている造り手と見ました。
点数 | 82点 |
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ハッピーなつみさんが15分ほど遅れて到着、それでは乾杯です。メンバー14人の腕が一斉に伸びて賑やかでございます。
名称 | Veuve Clicquot Brut N.V. ヴーヴ・クリコ ブリュット N.V. |
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生産者 | Veuve Clicquot ヴーヴ・クリコ |
価格 | (2bさんから) |
購入店 |
2bさんも2本持参され、そのうちのこちらはブラインドで出されました。
2bさんから出されたヒントは『だれでも一度は飲んだことがあるスパークリング』とのこと。
加えて『師範は絶対飲んだことがある』なんて言われたもんですから、
「こりゃ絶対安価なやつだろう」とハナッから決めてかかったわけですよ。
色は、前のシャンパーニュよりもやや薄めです。泡もちょっと荒いような気がします。
味わいは、熟成感よりもフレッシュさが前面に出ていて、後味には結構しっかりした苦味を感じます。
最初は「酵母の泡 甲州かな?」と思ったんですが、それにしちゃボリュームがあります。
後味の苦味といえば・・・師範の回答は「フレシネ コルドンネグロ」でしたが、正解はヴーヴ・クリコ。
えーっと、だいぶイメージが違いました。
銘柄まで当てた正解者はまささん一人。さすがです!
点数 | 78点 |
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ayucowシェフには、シシャモのエスカベッシュを作って頂いております。 このお皿が3枚、量もたっぷりでシャンパーニュにバッチリ合っておりました。
名称 | Chablis 1er Cru "Vaulorent" 2018 シャブリ・プルミエ・クリュ "ヴォーロラン" 2018 |
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生産者 | Dom. William Favre ドメーヌ・ウィリアム・フェーブル |
価格 | (ななさんから) |
購入店 |
文豪ななさんが持参されたのは、シャブリの1級畑、造り手は大手ウィリアム・フェーブル。
ヴォーロランは、大きな1級畑フルショームの中で特に優れた区画とのこと。
シャブリに関しては、先日のセミナーで稽古しており、解像度を上げるつもりが下がった気がしております。
色は特に濃いってわけでもなく、普通の薄めのシャルドネな色です。
香りは、鼻で嗅ぐ分には普通にシャブリで、ライムや火打石の香りが感じられます。
口に含むとバニラがしっかり、明確に樽の雰囲気がありますね。
味わいは酸味しっかり旨味たっぷり、王道のシャブリの味わいです。
最近はシャブリも結構樽熟させるんですね。
樽香を別にすれば、酸味がしっかりしていてミネラルもあって「やっぱりシャブリはこうだよね」というシャブリでした。
これは美味しいね。
点数 | 83点 |
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写真手前の料理は、ななさんが持参されたサカナバッカのばらちらし。 皆さん『そうそう、これ美味しいよね~』とご存じでしたが、師範は初耳でした。 みんな美味しいものを良く知っているねぇ~
名称 | Bourgogne Chardonnay 2019 ブルゴーニュ・シャルドネ 2019 |
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生産者 | Etienne Sauzet エティエンヌ・ソゼ |
価格 | (2bさんから) |
購入店 |
2bさんに持参して頂いたブルゴーニュ・ブランの造り手は、
泣く子も黙るピュリニー・モンラッシェの二大巨頭のエティエンヌ・ソゼ(もう一方はドメーヌ・ルフレーヴ)。
この銘柄の2022年産とは先日稽古しており、
「ソゼのワインはもうACブルゴーニュで十分」などと書いております。
2019もちょっとだけ稽古していました。
外観は、輝くような照りのあるレモン色。先入観だとは思いますが、キラキラして見えます。
香りは、リンゴのバター焼きと蜂蜜レモンの香り。上品だけど「名門です」の圧を感じる香りです。
味わいは、比較的甘さがあってまろやか。3年前に稽古した時は甘さが目立っていたみたいですが、熟成を経てまろやかさに変化したようです。
やっぱりソゼは美味いです。ACブルゴーニュでこのレベルだから、その上はどうなっているんですかね?
試してみたい気はしますが、今やお値段が天文学的ですからね~。
点数 | 85点 |
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こちらは、わたさんが調達されたサーモンのお寿司。 サーモンってワインに合わせるのは難しい、なんて言いますが、そんなん関係ないっすよ。普通に美味いです。
名称 | Rully "Saint Jacques" 2017 リュリー "サン・ジャック" 2017 |
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生産者 | Antoine Olivier アントワーヌ・オリヴィエ |
価格 | (ayucowさんから) |
購入店 |
これだけの本数と稽古すると、1本くらいは写真を撮り忘れるわけです・・・というわけで集合写真から切り出し。
ayucowさんが持参されたのは、ブルゴーニュでも南のコート・ド・シャロネーズにある村リュリーの白。
この造り手の白は初稽古です(赤は「安泡No.1決定戦」で稽古しています)。
ヴィンテージはメモらなかったのですが、2017で合ってますかね?
外観は、前のソゼとほとんど違いが無かったように思います。
香りはソゼよりフレッシュ、特に時間が経つとソーヴィニョン・ブランみたいなハーブの香りが感じられるようになります。
味わいは、かなり酸味がしっかりしていて、それもなんだかソーヴィニョン・ブランみたいです。
リュリーって、ブルゴーニュでもかなり南の方だと思いますが、このワインから感じられるのは「がっつり冷涼感」でした。
いや~、産地の緯度だけじゃわかんないものですね。
点数 | 81点 |
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いつも抜栓したり注いだりを担当して頂いているまささんが持参されたのがトルティーヤ。 こんな風に美味しそうに並べてくれる女性陣はさすがです。
名称 | Bourgogne Passetoutgrain Rose 2023 ブルゴーニュ・パストゥグラン ロゼ 2023 |
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生産者 | Arnaud et Sophie アルノー・エ・ソフィエ |
価格 | (あいさんから) |
購入店 |
あいさんは2本持参されていて、その片方が前日急遽追加されたこちらのロゼ。
造り手の"A & S (Arnaud et Sophie)"は、ロベール・シリュグの後継者と妻が興した新生ドメーヌとのこと。
パストゥグランと書かれていますが、ピノ・ノワール100%のロゼらしいです。
色は薄めのオレンジピンクです。香りには、師範は「トマト」を感じました。
でも、ななさんは「イチゴ」、米柱さんは「イモ」らしいです。感じ方は人それぞれですな。
味わいは、甘さ控えめ、酸味も控えめ。優しい感じの味わいです。
特に目立った特徴があるわけではないのですが、ロゼってなんだか嬉しいですよね。
やっぱりテーブルが華やかになりますもん。
もっと流行っても良いと思うんですけど、日本では一向にメジャーになりませんね。
点数 | 77点 |
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師範がスーパーで調達した料理、その1つがこの鶏の唐揚げです。 なんのひねりもありませんが、唐揚げが嫌いな人は極めて少数派なのでこれにしました。
名称 | Bourgogne Hautes-Cotes de Beaune (Blanc) 2015 ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ボーヌ (白) 2015 |
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生産者 | Jayer Gilles ドメーヌ・ジャイエ・ジル |
価格 | (わたさんから) |
購入店 |
わたさんが持参されたのは、師範も大好きな造り手ジャイエ・ジルのオート・コート・ド・ボーヌ。
この銘柄とも頻繁に稽古していて、
直近は2021年に稽古した2015年産と2013年産、
どっちも違ってどっちも良いワインでした。
このヴィンテージも2015年、さてさて3年経ってどう変化したか興味津々・・・
・・・だったのですが、結論から言うと「こりゃ変化しすぎでしょう」でした。
色はほぼオレンジ色っぽくなっています。前からその気配はありましたが、ここまででは無かったように思います。
香りは、まったくシェリーです。酸化した要素が強すぎて、それ以外が拾えない感じです。
味わいもシェリーですね。個人的には「逝ってしまった」と感じる状態です。
わたさん曰く『好き嫌いがありそう』・・・確かにそうだと思います。古酒好きの方だと許容範囲かもしれません。
でも若いもんが好きな師範はかなり苦手系でした。残念。
点数 | 64点 |
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師範が持参したもう1品が、こちらのローストビーフ&ポークの盛り合わせです。 ほぼ考えることをせず、パーティーっぽく盛られていたのでこれにしました。そこそこ美味しかったと思います。
名称 | Bourgogne 2020 ブルゴーニュ 2020 |
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生産者 | Pierre Bourée Fils ピエール・ブレ・フィス |
価格 | (とおるさんから) |
購入店 |
とおるの安ワインさんが持参されたのは、名門ピエール・ブレのACブルゴーニュ赤。
この造り手のワインは、昨年2014年産のピノ・ブーロ(ピノ・グリ)と稽古しており、
大変好印象でした。もちろんこのワインにも期待しますよ。
色は、かなりしっかりとした、ある意味ブルゴーニュらしくない濃い紫色。
調べたところ『ブルゴーニュ北部のジュヴレシャンベルタンとフィクサンの葡萄を中心に造られています』だそうですが、
そうは見えない色の濃さがありました。
香りは、熟したイチゴのようなフルーツがバンッ!と香ります。樽香はあまり感じないので古樽を少々、って感じでしょうか。
味わいは、ちょっとバランスが悪いというか、ブルゴーニュにしては渋味が勝ちすぎている感じを受けました。
もちろん美味いっちゃ美味いんですよ。ACブルゴーニュとしては頑張っている方だと思います。
でも、この後にピッカピカなワインが多く続いたので、相対的に「もっと頑張れ」な印象を受けました。
点数 | 79点 |
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獄門島狂子さんにはハムの盛り合わせを用意して頂いております。 こんなんあったら無限にワインが飲めますね。
名称 | Bourgogne 2019 ブルゴーニュ 2019 |
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生産者 | Dom. de la Cras (Marc Soyard) ドメーヌ・ド・ラ・クラ (マルク・ソワイヤール) |
価格 | (ちゃこさんから) |
購入店 |
ちゃこさんが持参されたのがこちら、
格付けはACブルゴーニュですが、ラベルの下の方に"Coteaux de Dijon"とあります。昔は名門畑だったらしいですね。
その畑を現在はディジョン市が所有し、ワイナリーの名前が「ドメーヌ・ド・ラ・クラ」、そこの醸造家がマルク・ソワイヤールらしいです。
色は、前のピエール・ブレよりは赤みを感じ、そして若干の濁りがあります。
香りは「ザ・自然派」ですね。還元的な硫黄の香りがあって、悪く言えば馬小屋の雰囲気が漂います。
口に含むと、ピュアなイチゴの香りがあるんですが、鼻だとやっぱり馬小屋ですね。
味わいは、酸味しっかりで酸っぱいイチゴの味わいです。
このワインも好き嫌いが分かれる系だと思います。
自然派が好きな人には許容範囲だと思いますが、師範は生粋の不自然派なので、ややストライクゾーンから外れておりました。
点数 | 74点 |
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ピノ・ノワールに合わせるということで、みんなが一番期待していたのがこの料理、 米柱さんが持参された松茸ご飯。 ラップを外すと漂う松茸の香りと、絶妙な炊き加減&塩加減のご飯。季節の美味しさを堪能させて頂きました。
名称 | Côte de Nuits Villages "Clos du Chapeau" 2018 コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ "クロ・デュ・シャポー" 2018 |
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生産者 | Dom. de l'Arlot ドメーヌ・ド・ラルロ |
価格 | (いさみさんから) |
購入店 |
いさみさんが持参されたワインがコチラ、コート・ド・ニュイ地区にあるラルロ所有単一畑のクロ・デュ・シャポー。
格付けはコート・ド・ニュイ・ヴィラージュですが、グラン・クリュなみの扱いを受ける畑らしいです。
この銘柄の2017年産は稽古しており、格付けを超えるクオリティを感じております。
造り手ラルロのワインは、以前はしばしば稽古していたのですが、最近は価格高騰で縁遠くなってしまいました。
色はきれいに澄んだ赤紫色。
香りは「やっぱりブルゴーニュはコレですよコレ!」な華やかさ。
ラズベリーのフルーツ香に良い感じのバニラ香がのっかっています。
味わいも、甘からず酸っぱからず、濃からず薄からず、非常にバランスが良く感じられます。
やっぱりこのワインは美味いのね。確かに格付けを大きく超えるクオリティを感じます。
稽古範囲の値段で買うことが出来た時代が懐かしい・・・なんて言い出すとジジイっぽいのでやめておきます。
点数 | 85点 |
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「居酒屋ちゃこの女将」ことちゃこさんには本日も腕を振るって頂いております。 それがこちら、温かいひやむぎです。香ばしく焼かれた鶏の手羽先や葱が加えられていて、 ほっこり落ち着く一品でありました。
名称 | Bourgogne Rouge Pinot Noir 1999 ブルゴーニュ・ルージュ ピノ・ノワール 1999 |
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生産者 | Dom. de la Tour ドメーヌ・ド・ラ・トゥール |
価格 | (米柱さんから) |
購入店 |
今回皆さんが持参されたワインの中で、一番リスキーでもあるけど一番興味深かったのがこちらの1999年産のACブルゴーニュ赤。
米柱さんが持参されました。
この造り手は蔵出しの古酒を持っているんでしょうね、10年前にも1990年と稽古したりしています。
まず抜栓から。古酒なので苦労することが想像されましたが、近年リコルクされているようで、普通に抜栓できたみたいです。
色はまだまだしっかりした紫色で、25年も経っているとは思えない若々しさです。
香りは、松茸の香りにぴったりなキノコの雰囲気と、ドライ・アプリコットのような乾いた果実香を感じます。
味わいは、やや枯れ気味ではありますが、ドライアウトはしていなくて、まだまだちゃんと飲めるワインな状態です。
「熟成ブルゴーニュ凄ぇ~!」なワインではありませんでしたが、いまでもしっかり楽しめるブルゴーニュではありました。
ホント、本日は多種多様なブルゴーニュが楽しめて良いっすね。
点数 | 78点 |
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あいさんが持参されたのは、ナスの炒め物とか蒸し鶏とクラゲとキュウリとかクッキーとか。 きゅうりは幹事Mayumiさんの大好物らしいです。カッパかよ。
名称 | Chinque Uva Due Terre "Terre Niigatane" 2016 チンクェ・ウーヴァ ドゥエ・テッレ "テッレ・ニイガターネ" 2016 |
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生産者 | Cantina Zio Setto カンティーナ・ジーオセット |
価格 | (ちゃこさんから) |
購入店 |
ブルゴーニュの赤ばかりが続く中、ちゃこさんがブラインドで出されたのがこちら。
ヒントは『日本ワイン』、『先日軽井沢へ行ったメンバーだと有利』の2つ。
まずちゃこさんお得意の(来週も行くらしいです)北海道だとヤマを張り、
軽井沢で『師範はjikiを気に入っていたね』なんて話をされていたから、
ワインそっちのけで一点張り「jikiのツヴァイゲルト主体のワイン」と回答しました。
答えはこれ、新潟はカンティーナ・ジーオセットのワインで、品種はネッビオーロとバルベーラ。
そういえば軽井沢でその2つが使われたロゼと稽古しておりました。
そっちかぁ~、です。
色は、赤というより濃いめのロゼですね。
香りには、日本ワインらしい落ち着いた(地味な)果実香と、ごくわずかに樽香を感じます。
味わいは、酸味主体でタンニンは軽め。やっぱり濃いロゼなイメージです。
このワイン、生産本数は200本と書かれています。希少なワインをありがとうございます。
あと、やっぱり新潟あたりで濃い赤を造るのは難しいような気がします。
点数 | 75点 |
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手作り料理がもう一品、ハッピーなつみさんが持参されたフランス産豚バラをシャルドネで煮込んだリエット。 ちゃこさんが持参されたバゲットに載せて頂きました。おいしかったです!(語彙力)
名称 | Corton-Perrières 2012 コルトン・ペリエール 2012 |
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生産者 | Dom. Michel Juillot (Laurent Juillot) ドメーヌ・ミシェル・ジュイヨ (ローラン・ジュイヨ) |
価格 | 9,878円 |
購入店 | カーヴ・ド・リラックス |
「ブルゴーニュワインの会」に、1本くらいグラン・クリュが無いとが締まらないと思い、
参加者最年長の師範が持参したのはコルトンの特級畑ぺリエール。造り手は名門ミシェル・ジュイヨ。
購入したのは4年前、セールだったのでまだぎりぎり4桁円で買えましたが、現行はその倍くらいするみたいですね。
色は、中くらいの赤紫色に、ほんのりエッジがオレンジ色。良い感じの熟成が見て取れます。
香りは「キタ~ッ!」です。まず香りのボリュームがこれまでのワインとは違います。グラスの中からブワッと香ります。
木イチゴとアプリコットを乗せて焼いたアップルパイの香りですね。
味わいは、飲んでいることがわからなくなるくらいスムーズです。
これはこの会に持参して正解なワインでした。
最年長者の面目躍如、「これが特級の実力であるぞ!」とドヤっていたわけですよ、次のワインが開くまでは。
点数 | 88点 |
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獄門島狂子さんはいつもウインナーを焼いてくれます。 「あんず」というお店のお肉らしいです。美味しいです(だんだん記憶が・・・)
名称 | Chambolle Musigny 2019 シャンボール・ミュジニー 2019 |
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生産者 | Dom. Laurent Roumier ドメーヌ・ローラン・ルーミエ |
価格 | (Mayumiさんから) |
購入店 |
Mayumiさんが持参されたのは、超名門「ジョルジュ・ルーミエ」の親戚筋に当たるローラン・ルーミエ。
シャンボール・ミュジニーの村名格付けです。
いろいろいわく付きのワインらしく、Mayumiさん曰く『ここで成仏させたいので持参した』とのこと。
成仏に協力させて頂きます。
色は、前のコルトンと比べると明らかに濃くて、そして明らかに若い紫色です。
香りは・・・「参りましたぁ!」です。コルトンより1.25倍ほどのボリュームで若いベリーが香ります(当社比)。
ホント、ベリー!ベリー!!ベリー!!!な香りです。
味わいは「甘酸っぱくてうまい」です。メモにそう書いているので間違いないです。
ある意味これがブルゴーニュの赤の完成形だと思うのですよ。
多分、これより上、例えばジョルジュ・ルーミエのミュジニーとか飲んでも、違いは見いだせない気がしております。
誰か試させてください!
点数 | 91点 |
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このフルーツを持参して頂いたのは、とおるの安ワインさんと2bさんだったかな? ちゃんと覚えていなくて書記役失格であります。
名称 | Sextant "Po à PO" 2020 セクスタン "ポ・ア・ポ" 2020 |
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生産者 | Sextant (Julien Altaber) セクスタン (ジュリアン・アルタベール) |
価格 | (獄門島狂子さんから) |
購入店 |
獄門島狂子さんが持参されたのは、珍しいブルゴーニュのオレンジワイン。
ブルゴーニュでもオレンジ・ワインを造ったりするんですね。
品種はアリゴテ、ラベルにブルゴーニュの名前は無く、Vin de France格付けのようです。
造り手のジュリアン・アルタベールのワインとは初稽古です。
外観は、やや濁りのあるオレンジ色。
香りは、石鹸と酢・・・いわゆるナチュールな香りですね。
味わいも酸味しっかりで酸っぱいです。いわゆるナチュールな味わいです。
もう何度も書いていて耳タコ(目タコか?)だと思いますが、こういうワインが好きな方がいらっしゃることは十分理解しております。
だって自然派ワイン大流行りですからね。なので、下記の低い点数は「あくまで師範にとっては」ですので、ご理解のほどよろしくお願いします。
点数 | 69点 |
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名称 | Nuits-Saint-Georges 2018 ニュイ・サン・ジョルジュ 2018 |
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生産者 | Dom. Chanson ドメーヌ・シャンソン |
価格 | (あいさんから) |
購入店 |
また赤ワインに戻ります。あいさんが持参されたのはニュイ・サン・ジョルジュ。
老舗造り手のドメーヌ・シャンソンは1999年にシャンパーニュのボランジェ・グループに買収されたそうです。
ここのネゴシアンであるシャンソン・ペール・エ・フィス、昔はあまりぱっとしない印象がありました。
そしてこのワインも美味しゅうございました。師範の中ではシャンソン大復活です。
香りはちゃんと華やかだし、何より味わいに強さがあります。
アルコール度数は14.5%もあるのですが、その影響もあってかとても強いワインに感じられました。
暑い年の2018年、そしてコート・ド・ニュイでは一番南のニュイ・サン・ジョルジュ村。
その2つの要素が重なって、こういう「強いブル赤」が出来たのでしょうね。
ワイン会みたいな席にピッタリの内容でした。
点数 | 84点 |
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名称 | Gevrey Chambertin Vieilles Vignes 2010 ジュヴレ・シャンベルタン ヴィエイユ・ヴィーニュ 2010 |
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生産者 | Les Héritiers de Gabriel Tortochot ドメーヌ・レ・ゼリティエ・ド・ガブリエル・トルトショ |
価格 | (ハッピーなつみさんから) |
購入店 |
ハッピーなつみさんが悩みに悩んで選んで持参されたワインは、
ジュヴレ・シャンベルタン ヴィエイユ・ヴィーニュ(古樹)、樹齢は40年以上らしいです。
ヴィンテージ14年前のは2010年。
ちなみにこの銘柄とは、
ずいぶん以前に2009年産や2008年産と稽古しております。
色は前のニュイ・サン・ジョルジュと比べるとかなり薄め、全体にオレンジがかった雰囲気を感じます。
香りは、赤いベリーの香りは共通しているのですが、やや奈良漬っぽい香りも感じて、熟成感があります。
味わいはやや軽め。特に強いニュイ・サン・ジョルジュの後だったからそう感じたのかもしれません。
これも美味しいワインでした。2009年産や2008年産よりもかなり好印象なのは、
熟成が良い方に作用した結果だと思われます。そして今がピークのような気もします。
点数 | 82点 |
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名称 | Gevrey Chambertin "Clos Prieur-Bas" 2018 ジュヴレ・シャンベルタン "クロ・プリウール・バ" 2018 |
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生産者 | Frédéric Magnien フレデリック・マニャン |
価格 | (まささんから) |
購入店 |
赤ワインの最後は、まささんが持参されたもの。
↑と同じくジュヴレ・シャンベルタン村で、畑は1級も含まれているクロ・プリウール。
"-Bas"が付いているのでその畑の下の方、そこは1級にはならないエリアなんですね。
造り手のフレデリック・マニャンは、比較的穏当な価格で提供してくれるので好きな造り手です。
今回は、ちゃんと最後までメモしていて師範エライのですが、
それによれば「色はこいめ」「香りはザ・ブル赤」「さすがジュヴシャン」らしいです。
うーん、ちょっとよくわかりませんね。
おぼろげな記憶ではありますが、熟成ジュヴシャンと若いジュヴシャン、どっちも違ってどっちも良い!でした。
こうやって、テーマを決めてワイン会をすると、ちょっとだけわかった気になるのでよろしゅうございます。
点数 | 82点 |
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名称 | Louis Perdrier Brut Excellence N.V. ルイ・ペルドリエ ブリュット・エクセレンス N.V. |
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生産者 | Louis Perdrier ルイ・ペルドリエ |
価格 | (まささんから) |
購入店 |
こういうワイン会での抜栓や注ぎ役は、いつもまささんに仕切って頂いております。
今回は予定されていただけで19本、テンポよくやれる人がいないと滞っちゃうんですよね。
〆のスパークリングは、そんなまささんご自身が持参されたフランスのスパークリング。
産地はブルゴーニュなのですが、クレマン・ド・ブルゴーニュの記載が無いのでシャルマ方式なのかも知れません。
そしてやっぱり最後にスパークリングがあるとスッキリするんですよ。
メモの方もスッキリで、「まさ」「11%」「未来堂」と書かれているだけ。
もう少しワインのことを書きなさい>昨日の自分。
更におぼろげな記憶を手繰り寄せると、普通にすっきりしていてスイスイ飲めるスパークリングだったように思います。
本日は16本のブルゴーニュワインと稽古させて頂き、ありがとうございました!
点数 | 75点 |
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写真撮り忘れておりますが、いさみさんには台湾土産のパイナップルケーキとヌガー、 そして日光土産のチョコに包まれたナッツ("KOMOREBI"と"SUZUKAZE")を頂きました。 いさみさん、あちこち旅行されていて、羨ましき独身貴族です。
名称 | 酵母の泡 甲州 N.V. |
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生産者 | Manns Wines マンズワイン |
価格 | |
購入店 |
「あれ?もう〆は頂いたはずじゃぁ?」な感じですが、14人で19本では飲み足りないから恐ろしいメンバーです。
近くのスーパーで買い足して来られたのが、日本の泡でマンズワインの「酵母の泡」です。
二本目のブラインドで、最初に思いついた銘柄ですね。
グラスに注がれて、「やっぱ全然違うわ」です。
何が違うってこの泡には色が無いんですよ、全くの無色です。
でも、香りにはちゃんと甲州種の特徴があって、和柑橘っぽいフルーツが香ります。
・・・ってくらいしか覚えていませんが、この状態の面々が良いワインを飲んでももったいないっすよね。
買い出し隊の判断はグッジョブです・・・この時点ではね。
点数 | 74点 |
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名称 | Matua Sauvignon Blanc 2022 マトゥア ソーヴィニョン・ブラン 2022 |
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生産者 | Matua マトゥア |
価格 | |
購入店 |
「えーっと、日本の泡で〆たはずじゃぁ?」ですが、なぜかもう一本あります。
なんと、追加1本では飲み足りなかったため買い出し隊は第二弾が結成されて、更なる買い増しが行われました。
このワインはハッピーなつみさんがチョイスされたそうです。
関係ないですけど、「ハッピーなつみ」を変換すると「ハッピーな罪」になります。文字通り、ってやつです。
このワインに関して覚えていることと言えば、いかにもニュージーランドにソーヴィニョン・ブランらしかった、
ということくらいです。でも14人で21本、覚えているだけでも立派だと思います。
点数 | 78点 |
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実は、ワイン以外にも瓶ビール3本と缶ビール10本くらい追加されています。
どんだけ飲むのよこの人たちは。
そんな「ブルゴーニュワイン会」(この写真はクリックしても拡大しません)、
13時にスタートして終了したのは22時前、みなさまお疲れ様でした。
そんだけ飲んでおいて、やっぱり二次会いっちゃうわけです。 獄門島狂子さん、Mayumiさん、ハッピーなつみさん、ちゃこさん、2bさん、とおるの安ワインさん、わたさん、師範の8人で向かったのは、 勝どき駅そばにある楽笑という居酒屋さん。6月も伺ったお店ですね。
瓶ビール(キリンラガー)で乾杯します。乾杯は何度やっても良いものですよ。
こちらのお店はお刺身が美味しいんですよね。手前が本マグロ中トロ、奥がブリだったと思います。 こういうお店が近所にあるのは羨ましいな。
健康のために野菜も頂きます。左が空心菜の炒め物、右が豆苗の炒め物。 こういうのがあるとビールを無限に飲めます。
アジの刺身やイワシの刺身(写真)も追加して、あと中華風焼きそばなんかも食べていたみたいですな。
お会計は・・・終電があり先に失礼したのでわかりませんが、置いてきたお金で足りていると思います。
結局終電には間に合わなかったんですけどね。
以上、昼間っから飲みっぱなしの一日でした!
名称 | Château Sainte-Croix des Egrons 2022 シャトー・サント・クロワ・デ・ゼグロン 2022 |
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生産者 | Ch. Sainte-Croix des Egrons シャトー・サント・クロワ・デ・ゼグロン |
価格 | 570円 (単品価格:1,078円) |
購入店 | 酒類の総合専門店 フェリシティー |
本日の夕食は、次女が造ってくれてチキンのトマト煮込み、揚げ出しナス、レタスとトマトのサラダ、「ボン・ヴィボン」のバゲット。
ワインは、「バラエティ赤ワイン6本セット」、ある意味ビックリ箱な送料込み税別3,980円から、割り戻し価格570円のボルドー産。
シャンパン1.5杯に10,800円払うような放蕩オヤジから一転、普通の安ワイン者に戻ります。
色は、このお値段とは思えないしっかりと濃くて青みを感じる紫色。アルコール度数は14%、その点でも価格に対するを超えています。
香りは、樽は明確には感じられませんが、カベルネの青っぽさとメルローのベリー感がそれなりに感じられます。
味わいは、渋味しっかり、甘味もあるけど酸味は弱くて、固い印象は否めません。
少なくともヘタレなワインでは無く、ちゃんとボルドーらしい雰囲気が楽しめます。
これが500円台で買えるなんてビックリですよ。安ワイン者たるもの「ビックリ箱」は買ってみるものです。
小瓶保存した翌々日再稽古。香りも味も特に変わりなく、良くも悪くも安ボルドーです。 人に媚びないこの感じ、銘醸地の矜持でしょうね・・・なんてここに書いても誰も見ないでしょうけど (もし見た方はツイッターのDMとかメールで連絡頂ければ、師範は超喜びます
点数 | 75点 |
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リンク |
最高コスパワイン バラエティ 赤ワイン 6本セット 第21弾 4,378円 Chateau Sainte-Croix des Egrons 2022 1,078円 |
本日は、飲み友だちでインポーターモトックスの中の人である
中塚 龍雄さんにお誘い頂いて、
モトックスが輸入しているイングリッシュ・スパークリングの造り手
Hattingley Valley (ハッティングレー・ヴァレー)の試飲会にお呼ばれしております。
会場は、東京エディション虎ノ門の31階にあるジェイド・ルーム ガーデン・テラスというところ。
最寄り駅は神谷町。大都会が一望に出来る、超オシャレな場所でございます。
会場のテラスはこんな雰囲気。東京タワーが目の前に見えます。 集まった方々はドレスを身にまとったインスタ界隈のステキ女子たち。 なんかね、「安ワイン道場」なんかが来ちゃイカンところですわ。
こちらがハッティングレイ・ヴァレーのマーケティング・ディレクター クリス・アンガー氏。
英国紳士ですな。今回初めて来日されたとのことです。
まず最初に氏からのレクチャーがあり、説明して頂いたことを少々書いておきます。
・日本は英国からのワイン輸出第三位の国
・ハッティングレー・ヴァレー・ワインズの創業は2008年
えーっと、あとなんだっけ?ちゃんとメモしなきゃダメですな。スミマセン。
名称 | Hattingley Valley Classic Reesrve N.V. ハッティングレー・ヴァレー クラシック・リザーヴ N.V. |
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生産者 | Hattingley Valley Wines ハッティングレー・ヴァレー・ワインズ |
価格 | (希望小売価格:6,300円) |
購入店 | モトックス |
それでは、ベーシックな銘柄から順に稽古して参ります。
最初に頂いたのがコチラ、ノン・ヴィンテージのクラシック・リザーヴ。
品種はChardonnay 50%、Pinot Noir 35%、Pinot Mounier 15%。一般的なシャンパーニュでもよくある比率です。
ノン・ヴィンテージですが、4年以上の熟成期間を経て出荷されるようです。
そしてこれがいきなり美味しかったんですよ。リンゴと柑橘類のフレッシュな香りがしっかりしています。
ベースワインの樽熟比率は11%と高くないのですが、それでもちゃんと樽の香ばしさも感じます。
味わいも、キメの細かい炭酸の刺激と、キュッと締まった酸味と甘味、非常にバランスが良いように感じます。
いや、コレは美味しいスパークリングですわ。
希望小売価格の6,300円はお買い得だと思います・・・って「安ワイン道場」が言うセリフじゃ無いですけどね。
点数 | 82点 |
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たまたま同席した素敵女子のお二方 (Tomoさん& 邊見さん)と乾杯。 もちろん初対面ですが、ワインがあるとなんだか旧知の知り合いのように親しい気分になれますね。
名称 | Hattingley Valley Blanc de Blancs 2015 ハッティングレー・ヴァレー ブラン・ド・ブラン 2015 |
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生産者 | Hattingley Valley Wines ハッティングレー・ヴァレー・ワインズ |
価格 | (希望小売価格:10,600円) |
購入店 | モトックス |
次に注いで頂いたのは、2015ヴィンテージ、シャルドネ100%のブラン・ド・ブラン。
この会、いわゆる試飲会みたいにプラカップやテイスティンググラスに少しだけ、
じゃなくてちゃんとしたグラスにちゃんとした量を注いで頂けます。
いわゆる試飲だと飲んだ数に数えないことにしていますが、これだとちゃんと「飲んだ」と言えますね。
さてそのブラン・ド・ブランですが、テラスなので光が弱く、色合いの違いはわかりません。
でも香りは違いますね。熟成期間が更に長い分、香りにブリオッシュ的な香ばしさと深みが増しているように感じます。
あと、若いブラン・ド・ブランだと味わいに冷たい印象を受けるのですが、これは柔らかな感じで美味しゅうございます。
誤解を恐れず申し上げますと、イングリッシュ・スパークリングって、もっとドライで固いイメージがあったんですよ。
でも、ブラン・ド・ブランなのにこの柔らかさは意外でした。海峡の向こうにも負けない、ちゃんと美味しいスパークリングですね。
点数 | 84点 |
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お店からは、フィンガーフードをいろいろと出して頂いています。これはカニクリームコロッケ的な料理だったような。
これ以外も手が込んでいて、素敵なおつまみでした。
(飲む方に夢中だったのと、インスタ女子の皆さんのご要望にお応えして皆さんお持ちのスマホのカメラマンをやらされるのが忙しくて、
どんな料理だったかあまり覚えていません。スミマセン!)
名称 | Hattingley Valley Rosé 2020 ハッティングレー・ヴァレー ロゼ 2020 |
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生産者 | Hattingley Valley Wines ハッティングレー・ヴァレー・ワインズ |
価格 | (希望小売価格:7,800円) |
購入店 | モトックス |
3種類目はロゼです。品種構成は、ピノ・ノワール 66%、ピノ・ムニエ 33%、ピノ・ノワール・プレコス 1%とのこと。
「ピノ・ノワール・プレコス Pinot Noir Précoce」ってあまり聞き馴染みのない品種ですが、
ドイツでのシノニムはフリューブルグンダー、ピノ・ノワールの変異種らしいです。
ピノ・ノワールより早めに熟すので、ロゼの色と風味付けに使われているとのこと。なるほど。
そしてそのプレコスの効果かどうかはわかりませんが、
一般的なロゼのスパークリングより明らかにベリー香がしっかり感じられるんですよ。
黒ブドウ主体のワインが好きな師範のハートをガッチリ掴んじゃってくれます。
味わいも、他のワイン同様にまろやか。尖ったところがなく、スイスイと飲めてしまいます。
周りの人に聞いても、4種類の中でこのロゼが一番美味しい、という声も多かったように思います。
これが7,800円はとてもお買い得です・・・とまたまた安ワイン道場らしからぬ発言をしてしまいます。
点数 | 86点 |
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今回の試飲会の参加者のうち、
主催の中塚さんを除き唯一のお知り合いだったとりゅふさんと乾杯。
激しいアウェイ感の中、見知ったお顔とお声に大変ホッとしました。
近いうち、ツイッター側インフルエンサーである
とりゅふさんのタイムラインに
きっと激しくオシャレな写真やコメントが載せられると思いますので期待しましょう。
名称 | Hattingley Valley Kings Cuvée 2015 ハッティングレー・ヴァレー キングス・キュヴェ 2015 |
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生産者 | Hattingley Valley Wines ハッティングレー・ヴァレー・ワインズ |
価格 | (希望小売価格:21,000円) |
購入店 | モトックス |
いよいよ大本命、4種類の最後を飾るワインがこちらです。
「キングス・キュヴェ」と名付けられたこのスパークリング、ヴィンテージはブラン・ド・ブランと同じ2015年、
品種はクラシック・リザーヴとほぼ同じでシャルドネ 50%、ピノ・ノワール 34%、ピノ・ムニエ 16%。
明らかに違うのは、ベース・ワインは全て樫樽で7ヶ月熟成されているという点です。
「金かけてますぜ」が伝わりますね。
それでは改めて稽古します。前述のように、光が少ないので色はわかりません
(ワインのボトル写真も、ラベルが黒のこれ以外は全部同じように見えちゃっていると思います)。
香りには明確に樽の雰囲気を感じます。口に含むとまるで高級ブルゴーニュの白ワイン
(とりゅふさん曰く『シャサーニュ・モンラッシェ』とのこと)
に泡を加えました!みたいな感じです。
熟成感はありますが、いわゆるプレミアム・シャンパーニュみたいに高菜漬けみたいにはなっていなくて、
アップルパイのような甘香ばしい香りと、口の中がホコホコするようなクリーミーな味わいを楽しめます。
やっぱり王道、大変美味しいシャンパーニュです。
20,000円を超えるお値段は師範ごときにはちょっと厳しく感じられますが、
造り手の自信の現れだとお見受けしました。
点数 | 87点 |
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ライトアップされた東京タワーを背景に撮ってみました。
インスタ界隈の皆さんは、「ワインを知る」よりも「ステキな写真を撮る」ことに集中されている感じでした。
いろいろお話を伺いましたが、フォロワー&いいね獲得努力や映え写真&編集努力、ハンパないっす。次元が違います。
ツイッタ界隈みたいに『写真ほとんど撮ってませ~ん』なんて人は皆無。イベントに対する意気込みが違いますね、
そりゃ主催者としてはそっちを呼びますよ。
最後に、今回師範の一番の手落ちは、主催者中塚さんのお写真を撮り忘れたことです。
今後もこのようなステキな会がありましたら、
カメラマンでもなんでもやりますのでよろしくお願いします!>中塚さん
試飲イベントは8時過ぎには終了。お疲れ様でした~ですが、意気投合した数人で二次会へ行くことに。
このあたりにお詳しいももさんに連れて行っていただいたのは、
愛宕グリーンヒルズの42階にあるXEX ATAGO GREEN HILLSというお店。先ほどは31階、今後は42階、おノボリさんにもほどがあります。
このお店に入るには、まず入口階のレセプションを通過する必要があります。その時点で師範はビビります。
そしてエレベーターで上がって見えるのがこの景色。異国のミュージシャンがピアノ弾いたり歌ったりサックス吹いたりしています。
お店の方と踊っている女性もいて・・・師範はその時点で「栄一さん一枚じゃ済まないな」と覚悟しました。
もちろん最年長はどうみても師範なので、『ワイン選びをお願いします』と頼まれましたが、
師範が選ぶともちろん一番安いのになっちゃうのは明確なので、
師範よりもワインにお詳しいワインお兄さんにチョイスをお願いしました。
お兄さん曰く
『せっかくイングリッシュ・スパークリングを飲んできたので、比較のためにシャンパーニュにしましょう。
モエのブリュット・アンペリアルと同じ値段でドラモットがあるので、こちらにしませんか?』
とのこと。もう全てお任せしますよ。
名称 | Delamotte Brut N.V. ドラモット ブリュット N.V. |
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生産者 | Delamotte ドラモット |
価格 | 18,000円 (お店価格) |
購入店 | モトックス |
というわけで、5人で頂いたのがこちら、ドラモットのブリュットです。
お値段は18,000円(多分税別)、それなりに強気の値付けだとは思いますが、
恐ろしい場所に踏み込んでしまった気分からすれば、「まぁそれくらいならリーズナブルかも」と感じてしまいます。
だってほら、なんだか女性がサービスしてくれるお店に来ちゃったみたいな雰囲気ですから。
この状況で真面目に稽古するのは無理なわけですが、覚えていることをちょっとだけ。
香りは立派にシャンパーニュですが、熟成期間はあまり長くないと思います。
飲んできたイングリッシュ・スパークリングよりもフレッシュな感じでした。
味わいは酸味しっかりでクリアな印象です。ドラモットってこうだったっけ?
相対的な問題かもしれませんが、ドラモットにしては・・・と感じる部分がありました。
それだけハッティングレイ・ヴァレーのスパークリングが優秀だったのかも知れません。
点数 | 80点 |
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そんな感じの二次会、ご一緒頂いたのは下記の皆さんです。
・Tomoさん(最初にお声がけして頂きありがとうです)
・ももさん(インスタ有名インフルエンサーさん1)
・Kurumiさん(インスタ有名インフルエンサーさん2)
・ワインお兄さん(実は既にFFさんでしたね)
お付き合い頂きありがとうございました。
気になるお会計は、5人でシャンパーニュ1本空けて、トータルは30,800円也。
明細は貰っていませんが、ワインが18,000円、チャージは2,000円/人。合計28,000円+サービス料10%で30,800円なので、
明朗会計のお店だと思います!(安くはないですけど)
名称 | Saveurs du Temps Pinot Noir 2021 サヴール・デュ・タン ピノ・ノワール 2021 |
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生産者 | VPA (Vignerons Propriétés Associés) VPA (ヴィニュロンズ・プロプリエテ・アソシエ) |
価格 | 755円 (単品価格:1,518円) |
購入店 | 銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA |
本日もまた長女と次女は外食なので、夕食は師範代と二人だけの老後な夕餉。
スーパーに買い物に行ったら牛モツが安かったので、本日の夕食はモツ鍋。
次女あたりは「食べたかったのに~」と言うだろうな、なんて話をしながら二人で鍋をつつく食卓はまさに老後。
と老け込んでもしょうがないのでワインと稽古します。
原点回帰で「"金出して買うのは"安ワイン」な道場ですから、選ぶのはもちろん安ワイン、
セットの割り戻し価格は700円台だった南仏のピノ・ノワールです。値段の割には重いボトルに入っていて高級感がありますよ。
色は、南仏らしく(=ブルゴーニュらしくなく)かなり濃いめの赤紫色です。
香りは、アメリカンチェリーの果実香と、なめし革っぽさを感じる南っぽい雰囲気です。
樽香は感じないのでステンレスだと思います。
味わいは、柔らかな渋味とそこそこの酸味、ほんのり甘味。小さめながら上手にまとまっていると思います。
なんかね、あたしゃぁこんなんで良いんだよね。
もちろん高いワインは美味しいけど、普段飲みにはこれで十分です。
っていうか、普段はこういうワインを飲んでいるから、たまに頂く高ワインの良さがしっかり感じられるのだと思います。
小瓶保存した4日後再稽古。チェリー香りが未だにしっかりあって、ピュアな感じがあって美味しいですよ。 ホント「あたしゃこんなんで良い」です。
点数 | 75点 |
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リンク |
【送料無料】赤だけプレミアム特選12本セット 12,600円(現行セットには含まれません) |
10月12日と13日の一泊二日で、お知り合いが勤務しておられる会社の別荘へスパルタ合宿に行って参りました。 相当な分量になっちゃいましたのでページを分けました。
10月14日:まずは0次会と一次会を更新。
10月15日:
二次会,
三次会,
四次会,
五次会,
六次会,
七次会全て更新。
10月第2土曜日の明日は「国際ピノタージュの日」らしいです。
そのことを世間さまにお伝えすべく、安ワイン道場では1日前倒しでピノタージュと稽古します。
稽古相手は、最近ファミリーマートで売り出された、南アフリカの最大手「KWV」のピノタージュ。
この銘柄自体は以前からあって、一般的なスーパーや酒ディスカウントでは税別1,180円で売られています。
それがコンビニのファミマだと100円安い1,080円。スーパーだとスポット的に安くなることがありますが、
通常売価がコンビニの方が安いのは意外ですね。
ちなみにノベルティのエコバッグも付いています。南アフリカワインのファンは必携の品ですよ。
名称 | KWV "Classic Collection" Pinotage 2023 KWV "クラシック・コレクション" ピノタージュ 2023 |
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生産者 | KWV KWV(ケー・ダブリュ・ヴイ) |
価格 | 1,188円 |
購入店 | ファミリーマート 横浜戸部七丁目店 |
・・・というわけでKWVのピノタージュと稽古致します。
夕食のメニューは、牛肉と小松菜のガーリック炒め、モウカザメのフライ、ニラ玉、モッツァレラトマト。
白でも良さそうな相手ではありますが、「ピノタージュと稽古する!」と決めていたからしかたありません。
ちなみにこの銘柄、26年前にも稽古しているようです。
価格がほとんど変わらないのが凄いなぁ、さすがは大昔から輸入されてきたKWVですね。
色は濃いけど清澄度が高く、きっちり向こうが透ける紫色です。
香りのボリュームは結構ご立派、熟したベリーのジャムっぽさと、南アらしい焦タイヤ感がしっかり感じられます。
味わいは、色や香りから受ける印象よりも軽め。
シンプルですが甘さもありますが酸味もしっかりしており、タイトな味わいです。
南アフリカ産らしい野趣を感じる香りと、大手メーカーらしいクリアな味わい。これはアリですね。
とりわけ凄いワインでは無いんですが、身近なコンビニで1,000円ちょっとでこれが買えるのは良い時代になったなぁ、と思います。
小瓶保存した3日後再稽古。 特に大きな変化はありません。普通に美味しい赤ワイン、こういうワインがコンビニで買えるのはホントに良い時代です。
点数 | 78点 |
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名称 | Anselmann Dornfelder Halbtrocken 2019 アンゼルマン ドルンフェルダー ハルプトロッケン 2019 |
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生産者 | Weingut Werner Anselmann ヴァイングート・ヴェルナー・アンゼルマン |
価格 | 705円 (単品価格:1,333円) |
購入店 | 酒類の総合専門店 フェリシティー |
本日の夕食は、師範代謹製の鶏の唐揚げ、ゴボウの天ぷら、ナスと人参の揚げびたし、豆苗のスープ。。
ワインは、先日買ったフェリシティーの「バラエティ赤ワイン6本セット」、送料込み税別3,980円からドイツ産の赤。
ドルンフェルダーという品種、よく耳にはしますがあまり稽古経験がありません。
更にHalbtrokenなので「半辛口」、赤のやや甘口ってどういうのか興味津々です。
色は、「これがドイツの赤なの?」ってくらい青味があって濃い色合いです。まるで南米産みたいな外観ですよ。
香りは・・・引いちゃいましたぁ、かなりガチのブショネです。果実香などは全くなくて純粋に段ボール臭のみです。
口に含むと、確かにほんのり甘さのある味わいで、
口から鼻に抜ける香りにはドイツらしい冷涼な感じもあって、ちゃんとしていたら楽しめたのかもです。
「ブショネはカルキ臭」なんて言いますが、確かにコルクからはカルキっぽい香りしか感じられません。
飲める/飲めないぎりぎりのラインでしたが、氷とオレンジジュースで割って頑張って飲み干しました。
お百姓さんがせっかく育てた葡萄で造ったワイン、無駄にはしませんよ!
100mlを残して小瓶保存した分と恐る恐る再稽古。 香りは、段ボール臭はかなり影を潜めて、無臭に近くなりました。 口に含むと、だいぶ果実っぽさを感じられはします。でも、「美味しい」とはいいがたいですね。南無。
点数 | (38点) |
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リンク |
最高コスパワイン バラエティ 赤ワイン 6本セット 第21弾 4,378円 Anselmann Dornfelder Halbtrocken 2019 1,333円 |
本日の食前酒は「OH!LA!HOゴールデンエール」、長野県東御市のクラフトビールです。
同市へのふるさと納税の返礼品として頂きました。
ご覧のようにきっちりアンバーな濃い色合いで、ちょっと香ばしさも感じられ、飲み応えもあって良きビールです。
東御市はビールもワインも美味しくて良い自治体ですね。
名称 | Des Dieux Sauvignon Blanc N.V. デ・デュー ソーヴィニョン・ブラン N.V. |
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生産者 | Des Dieux デ・デュー |
価格 | 2,530円 |
購入店 | ワインスピークス |
本日の夕食は、長女も次女も不在で師範夫妻水入らず。
メニューはサンマの塩焼き、お刺身(マグロ、カンパチ、真鯛)、肉じゃが、ごぼうの甘辛煮、昼に食べたうどんつゆをベースにしたお吸い物。
お年寄りが好きそうな献立です。
合わせたワインは、南アフリカのソーヴィニョン・ブラン。この時に購入しました。
店主のむらかみさん曰く「クリーミーなソーヴィニョン・ブラン」とのこと。
あまりシャープなソーヴィニョン・ブランだと和食とはケンカしそうだったので、これを選んだ次第です。
色は結構濃いめのレモン色です。ヴィンテージは書かれていませんが、そんなに超若いって感じでは無いと思います。
香りのボリュームはとても立派、トロピカルな南国風ソーヴィニョン・ブランがしっかりと香ります。
それ自体に罪は無いのですが、和食に合わせる予定だったので「もしかしてミスチョイス?」が頭をよぎります。
味わいは、この品種には珍しく酸味も甘さも控えめ。極辛口の日本酒のような味わいです。
大丈夫、これなら和食に合わせられます。
クリーミーかどうかは分かりませんが、ソーヴィニョン・ブランにありがちなシャープさを抑えた、寄り添う感じのワインです。
ワインスピークスさん、
試飲もいろいろあるので湘南鎌倉方面へ遊びに行かれた際にはぜひ寄ってみてください。
小瓶保存した3日後再稽古。 香りはやっぱり立派です。トロピカルフルーツがしっかり香ります。。 初日に感じた、「ワインというより吟醸酒」感とは全く違っていて、とても華やか。 明らかに開いた方が美味しいワインですね。
点数 | 78(+1)点 |
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本日はバンドのリハの日。
— 安ワイン道場師範 (@yasushihan) October 5, 2024
オリジナル曲なんてのも演っております。20年前にベースのAo氏が書いた曲「Jigsaw Puzzle」の一部。今風では全く無いんですが、耳に残る良い曲だと思うんだよな。
冬にライブに立つ予定です。 pic.twitter.com/VvUqPf0joN
本日はバンドのリハの日。
オリジナル曲なんてのも演っております。20年前にベースのAo氏が書いた曲「Jigsaw Puzzle」の一部。
今風では全く無いんですが、耳に残る良い曲だと思うんだよな。
冬にライブに立つ予定です。
練習後の反省会は、いつもの サイゼリヤ 恵比寿駅東口店で。ヴォーカルのKさんはご用事で離脱、オッサン4人です。
店内は、制服を着た女子高生で溢れかえっておりました。いつもは明るい時間の利用なので子連れママとかが多かったんだけど、
夜はこうなっているんですね。そりゃ安いもんね、高校生は使うよね。
まずは生ビールで乾杯。銘柄はキリンの一番搾り、お値段は税込み400円。 サイゼリヤのメニューの中では利益率の高いアイテムだと思いますが、それでも頼まざるを得ない引力が生ビールにはありますね。 キーボードのMz氏は1時間半で8杯くらい飲んでいたと思います。
今回物議を醸したのがこちら、新メニューのモッツァレラトマト、お値段430円です。
サイゼリヤで10円台の桁がある商品は珍しいのですが、議論のポイントはそこではなくて中身にあります。
まずこれが食べる前に撮影した実物です。
「え?なんか寂しくないですか?」
ってことになりました。
メニューを見るとこんな写真なんですよ。
「え~!、さすがにこれは違いすぎ。我らがサイゼリヤが、こういう目に見えるコストダウンをしちゃイカンですよ!」
なんて話をしていたわけですが・・・
メニューが挟まれたフォルダに、こういうお知らせが別紙で挟んでありました。 やっぱりクレーム付ける人いたんでしょうね。今トマト高いから仕方ないのかな。ウチらもクレーム付けなくて良かったです(付けませんけど)
そんな一幕もありましたが、やはりアロスティチーニは美味いです。2本で400円、Wサイズの4本だと800円。 同じ値段なら2本を2つ頼んだ方が皿を分けて食べやすくてナイス、というTipsをお伝えしておきます。
名称 | Salice Salentino Negroamaro Riserva "Rena" 2019 サリーチェ・サレンティーノ ネグロアマーロ・リゼルヴァ "レナ" 2019 |
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生産者 | Leone de Castris レオーネ・デ・カストリス |
価格 | 2,200円 (お店価格) |
購入店 | サイゼリヤ恵比寿駅東口店 |
このメンバーでワインが好きなのは師範とベースのAo氏の二人です。
あとはビール派のMz氏とアルコール摂取量少なめのHr氏、この二人はまぁ「あれば飲むか」程度です。
そのAo氏に赤が良いか白が良いか聞いたところ『赤で』とのことだったので、
サイゼリヤのワインでは一番気に入っているこちらをチョイス。
前回稽古したのは5月、頻繁に稽古する銘柄です。
リストには「熟した香りと適度な渋味」と書かれています。
そしてこれが過去一の美味しさでした。熟したベリーの香りと、明らかにチョコレートの甘香ばしさがあります。
味わいも、かなり甘味は強いのですが甘過ぎなくて、酸味おだやか渋味やわらか、非常に美味しく感じられます。
ヴィンテージは2019年、以前より熟成して角が取れてきたのかもしれません。
Mz氏曰く『これまで師範にはいろいろ飲ませてもらったけど、これが一番美味しい』とのこと・・・残念ながらそうかも。
しかし立派だなサイゼリヤ。これがお店で2,200円で飲めるのはやはり「革命」ですよ。
点数 | 83点 |
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こちらのディアボラ風ハンバーグなんて税込みで500円なんですよ。 安かろう悪かろうではなく、ちゃんと美味いです。 そりゃ女子高生も使うわ、ですわ。
赤1本では足りずハウスワインの白、デカンタ小を追加、お値段200円です。
グラス(120ml)とデカンタ小(250ml)とデカンタ大(500ml)とマグナムボトル(1,500ml)の4つの選択肢がありますが、
それぞれ100円あたりの量を計算すると、
・グラス:120ml
・デカンタ小:125ml
・デカンタ大:125ml
・マグナムボトル:136ml
とほとんど差がありません。お好みの量でどうぞ。
スープ入り塩味ボンゴレもお値段500円、パスタはほぼ原価ゼロだとしてもアサリがたっぷり入ってこのお値段、
いったいどういうコスト構造なんでしょうね?
そんな庶民の味方のサイゼリヤ、お会計は一人2,000円程度でした。
これに慣れちゃうと他の居酒屋へ行く気になれないんですよね~。
本日は、職場でお世話になった方の送別会。会場は、横浜駅の西口側、新田間川沿いにあるローストチキンクラブというお店。 参加者は15名くらいです。
店内は結構大きめ、50人位は入るでしょうか? 探検していないのでわかりませんが、中二階(ロフト)の席やテラス席もあるみたいです。
それでは生ビールで乾杯。銘柄がハートランドなのは嬉しいですね。 とりわけ「好き!」ってわけじゃないけどなんとなくうれしい、それがハートランドです。
料理いきます。一皿目が
・ローストビーフコブサラダ
です。4人分を取り分けるスタイルです。「チキンじゃ無くてビーフかい!」ですが、細けぇこたぁ良いんですよ。
どんどんいきます。二皿目が
・トマトソースのニョッキ
ですね、多分。ニョッキ、味わいとは別に、虫の幼虫を思わせるフォルムは苦手に感じる人がいるかも知れません。
さらにいきます。三皿目が
・鶏つくねのロースト マッシュルームソース
とのこと。これは美味かったっすね。今回こちらの料理の中で一番はこれでした。
いわゆる軟骨の入ったつくねなんですが、ハンバーグのようにして出されると一気に洋風でワインに合います。
というわけでワインに移行します。飲み放題なのですが、種類がいっぱいあって楽しいですね。 特にスパークリングワインが飲み放題に含まれているのはポイントが高いと思います。 師範が飲んだ1杯目は泡がかなり抜けていて残念でしたが、次から頼んだ人の分は泡が元気でした。70点です。
料理の四皿目がこちら。
・トリュフマッシュポテト
です。トリュフって、その姿が見えないと「え?ガス臭くない?」と思っちゃいませんか?思いませんか、はぁそうですか。
もちろん白ワインも注文しております。
銘柄はわかりませんが、結構香りが華やかでネガティブな要素が無くて、美味しい白ワインでした。
品種はソーヴィニョン・ブラン?リースリング?ちょっとわかりません。
惜しむらくはグラスですね。小さいのよ。それを加味して73点です。
いよいよ料理の本丸登場です。
・山梨県産信玄鶏スキレットローストチキン
4人で1羽、豪快に登場しました。『固くなるので胸身から先に食べてください』とのことでしたが、
確かに温かいうちは柔らかかかった肉も、冷めるとみるみる固くなるんですね。でも美味しかったですよ。
もちろん赤ワインとも稽古してますよ、当然じゃないですか。
先ほどの、白ワインのグラスに対する残念感が伝わったのか、赤ワイン用のグラスはビックリするくらい立派なものでした。
注がれた量も立派です。150mlくらい入っているんじゃないかな?飲み放題でこのグラスとこの量は初めてです。参りました。
中身は、ニューワールドとか南仏あたりのカベルネ・ソーヴィニョンじゃないかと思われます。72点です!
そんな感じの送別会、会費は5,000円でした。
今回卒業されるAさん、いつも笑顔で長い間大変お世話になりました。
また近いうちにご一緒する機会を設けたいと思いますのでよろしくお願いします。
送別会がお開きになったのが午後9時頃、まだ夜は長いんですよ。
そこで、以前から気になっていたウィスキー・バー「モルト・ラック(Malt Luck)」に初めて伺いました。
昨年の12月に開店した新しいお店です。
お店は、相鉄線天王町駅から保土ヶ谷駅方向にちょっと歩いたところにあります。
入口のたたずまいからしてオトナな雰囲気が漂っておりますよ。
師範が入店した時は他のお客さん不在で、貸し切り状態で楽しませて頂きました。
開店して1年に満たないお店ですが、バックバーにはスコットランド産を中心とした世界のウィスキーがずらりと並びます。 特にマッカランのラインナップが多い感じでした。 あと、ウイスキーソサエティ(The Scotch Malt Whisky Society、SMWS)のものも多かったように思います。 ウィスキーのことはよくわかっていませんけど。
そんなド素人なので、素直にマスターに頼ります。
「スコットランド各地の、特徴的なウィスキーから、1杯1,000円くらいのお手頃なものを3杯お願いします」
と注文して、出して頂いたのがこちらの3種です。左から。
・ザ・グレンリベット 12年
リンゴのようなフルーティさと、バニラの甘さを感じる香りです。
すっきりしていて師範みたいなウィスキーに馴染みのない人間には受け入れられやすい感じでした。
・グレンドロナック 12年
シェリー樽で熟成されたハイランド・モルト。同じ12年ですが明らかに熟成感があって、蜂蜜のような香りが感じられます。
「コレ、高いヤツ!」って感じでした。
・アードベック 10年
出ました正露丸!、アイラ・モルトらしいヨード香がとても特徴的です。
原料自体は同じなのに、まるで違うお酒になるんですね。確かにウィスキーにハマるのも理解できますよ。
調子に乗って、「このお店に来たらこれ飲んどけ!、ってのをお願いします」と注文しちゃいました。
すると、最初1杯4,000円のものをお薦めされましたが、貧乏症の師範にはやや予算オーバーだったため、
「スミマセン、その半額くらいのもので」とお願いしたところ、出して頂いたのがこちらです。
・The Scotch Malt Whiskey Society 12.104 "YOWZA! SHERRYTASTIC"
「ウィスキーソサエティ」という、醸造所から樽で買ってオリジナルに仕立てるボトラーズ銘柄(でしたっけ?)のウィスキーです。
加水していないとのことで、アルコール度数はなんと59.3%!
でもそんなにアルコール度数が高いとは思わせない、甘いシェリーの香りが感じられるまろやかで奥の深い味わいでした。
そんな感じの初訪問、お会計はウィスキー4杯とチャージで6,000円強でした。 たまにはワインから離れて、こういう知らない世界に触れてみるのも楽しいですね。
2日間の休肝日明け、何を飲んでも美味しいタイミングですが、特に美味しいビールを頂きます。
選んだのは、長野県東御市へふるさと納税した返礼品「OH!LA!HO!ビール」のセットからの1本目、ゴールデンエール。
色や泡立ちは普通の大手メーカーのビールと変わりはないけど、香りが違います。
グレープフルーツのような爽やかな柑橘類がしっかりと香ります。
味わいも、苦味しっかりで飲み応えがあります。やっぱり好きだな、ここのビール。
こちらが返礼品のビールセットです。醸造所のすぐそばにある「湯楽里館」という温泉に浸かったあと飲むと最高なんだよな。
【ふるさと納税】クラフトビール 飲み比べ3種10本セット 寄付金額 13,000円
名称 | Piemonte Barbera "150+1" 2022 ピエモンテ バルベーラ "150+1" 2022 |
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生産者 | Casali del Barone カザーリ・デル・バローネ |
価格 | 1,084円 (単品価格:2,178円) |
購入店 | 銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA |
本日の夕食はラタトゥイユ、合鴨の燻製とレタスとトマトのサラダ。
ワインは、Cave de L.NAOTAKAの「【送料無料】赤だけプレミアム特選12本セット」11,800円(現行は12,600円)からの7本目。
産地はイタリアのピエモンテ、品種はバルベーラ85%、ネッビオーロ15%。重量級のボトルに入っています。
ラベルに書かれた不思議な「150+1」の意味は、造り手が2018年末にピエモンテのワイン協同組合のメンバーとなった際、
もともと150のブドウ栽培者がいたところに加わって「+1」となったという意味とのこと。そんなに嬉しかったんですかね?組合加入。
色は、濃いには濃いけど赤みのある、バルベーラらしい色合い。
香りは・・・濃いです。陰干し葡萄のようなレーズンの香りとチョコレートっぽい香ばしさ。
香りだけなら「プリミティーヴォ?ネグロアマーロ?」と言いそう。
味わいは、香りほど濃くなくて、甘渋酸がそれなりに整ったバランス。
めっちゃ甘いワインを想像して身構えましたが、その必要はありませんでした。
さすがは「濃いの大好き」なルカ・マローニ氏が97pts付けたワインです。重いボトルは伊達じゃありません。
若干粗っぽさはありますが、この売価でこのしっかり感はご立派ですよ。
小瓶保存して、4日後の日曜に再稽古。 やっぱり美味しいです。小瓶は冷蔵庫に保存していたので、かなり冷えた状態で稽古しましたけど、それもアリでした。 +1点くらいは余裕であげられる感じです。
点数 | 78(+1)点 |
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【送料無料】赤だけプレミアム特選12本セット 12,600円 Piemonte Barbera "150+1" 2023 [Casali del Barone] 2,178円 |