稽古日誌：２０２４年９月

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２９日(日)

　明日から二日間休肝日なので、本日の食前酒はロング缶にさせて頂きました。 長女がファミリーマートから貰って来たビールです。

　サントリーのトリプル生、発泡酒的な穀物感のあるビールですね。 プレミアム・モルツに使った麦芽の残り？・・・発泡酒とビールの境目がわからなくなってきました。

名称	Tempuranii-yo sio N.V. 天ぷらにぃーよ 塩 N.V.
生産者	大和葡萄酒
価格	2,750円 (参考価格：「酒日向」のキャンペーン当選品)
購入店	ユニークなお酒との出会い 酒日向

　本日は師範代と二人だけの食卓。 ようやく揚げ物が苦にならない気温になってきましたので、本日の夕食メニューは天ぷら。 天種は、海老、舞茸、茄子、牛蒡、人参、ピーマン。美味しいよね、揚げたての天ぷら。 本日は塩とレモン汁をメインに頂きました。

　選んだワインは、満を持して登場させる機会が巡ってきた！ということで「天ぷらにいぃーよ」です。 これは、リカマングループが新展開する「酒日向」というショップのフォロー＆リポストキャンペーンで当選したもの。 さっさとご報告すべきワインでしたが、気温の都合上、今になってしまいました。

　色は、白木のような、緑色っぽさを感じない薄黄色です。アルコール度数は12%、粘性は低めでサラッとしています。 香りは「ザ・甲州」ですね。スダチ、カボス、青ユズ、そのあたりのシャープな柑橘類の香りがしっかりとあります。 あと、これも甲州の特徴だと思うけど、甘酒のような酵母の香りも感じます。 味わいは、甘さ控えめ、酸味中程度、旨味しっかり。単体で飲んでも美味しいワインです。

　さて肝心の天ぷら＆塩＋レモンと合わせるとどうなるか・・・先入観かも知れませんけど、やっぱり相性良いよね。 レモンの酸味のおかげでワインが甘く感じます。 特に舞茸が良かったな。旨味の相乗効果で双方の価値が三割増しになった気がします。

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　小瓶保存した翌々日再稽古。全然ヘタった感じは無く、抜栓当初と同じ雰囲気が味わえます。 ただ、色だけはちょっと印象変わったかも。緑色感は無く、気持ちオレンジ色っぽい黄色に見えました。

点数	７６点
リンク	天ぷらにぃーよ 塩 2,750円

　こんな感じで天ぷらと甲州のワインを合わせました。間違いなく美味しいっす。

　ワインとは別に、同じく酒日向さんから頂いた日本酒とも合わせましたが、 師範的には甲州ワインのほうに軍配を上げます。塩とレモンみたいな味付けだと、日本酒よりワインですね。

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２８日(土)

　本日は、そもそもは東京の北部にある水元公園でピクニックがてら飲み会の予定だったんだけど、 あいにくの天気で場所変更。 参加者のMikiさんちのパーティールームが空いているということでそちらへ伺うことに。 先々月以来なので２か月ぶりですね。 このお部屋を使わせて頂くのは昨年以来、いつもお世話になっております！

今回の参加者は下記の６名（うち飲む人５名）です。 本来は参加される予定だったサカナさんとポンさんは、あいにく体調不良でご欠席でした。

・Mikiさん（オリジナルワイン醸造中）
・mishikaさんと長男Ｍくん（「子連れ上等です！」と誘っちゃいました）
・いさみさん（「ワイン界隈は治安が良い」らしい）
・わたさん（冷徹と思われがち）
・安ワイン道場師範（今月は過去最多本数掲載）

　Mikiさんにはいつもウェルカム・ビールまで用意して頂いています。 今回は２種類とも北海道のビールで、Otb Endeavour IPAと空知ピルスナー。 良い景色を眺めながら、これから飲めるワインにワクワクしながら頂くビール、最高だな。

名称	T2 Petillant Blanc 2023 T2 ペティアン・ブラン 2023
生産者	Dom. Yui ドメーヌ・ユイ
価格	(Mikiさんから)
購入店

　それではワイン会を始めさせて頂きます。言い出しっぺのサカナさんがご欠席なので、 師範が進行役を仰せつかることになりました。

　まず１本目は北海道の「ドメーヌ・ユイ」のペティアン。 品種は「ポートランド」とのこと・・・知らない品種ですわ。 名前からして北米系の品種かなぁ、と想像しながら頂きました。

　色は、やや濁りのある、そして緑色っぽさを感じるレモン色。 香りはとても独特です。やっぱり北米系品種なのかな？ナイアガラのような生葡萄の香りです。 そして香りのボリュームが非常にしっかりしています。 味わいは、酸味しっかりでいかにも北海道のワイン、って感じであります。

　「ヨーロッパのトイレの石鹸の香りがしますね」と正直な印象を申し上げたところ、 Mikiさんから『やっぱりトイレって言うと思った』と言われちゃいましたが、 いや「トイレ」が主たる要素では無く、主張は「石鹸」ですから。ともあれ大変興味深いワインでした。

点数	７８点

　それでは乾杯！抜栓後時間が経つと、更に香りのボリュームが増したように思います。

名称	Mongakudani "Tamo" 2020 モンガク谷 -櫤- 2020
生産者	Mongaku Valley Winery モンガク谷ワイナリー
価格	(いさみさんから)
購入店

　いさみさんが持参されたのは、モンガク谷ワイナリーの -櫤-。「櫤」読めますかね？「タモ」です。 ちなみに道場のダイニングテーブルはタモの一枚板です。 ワイン界隈、木材に惹かれる人がいますね、サカナさんですが。 モンガク谷のワインも木の名前が付けられがちなので、オーナーが木材フェチなのかも知れません。

　色はかなりしっかりめのレモン色です。品種は「Pinot Noir 47%, Chardonnay 43%, Pinot Gris 6%」とのこと。 同ワイナリーの -栢-(haku) と -杤(tochi)- をブレンドした特別仕様らしいです。 香りはとても華やか、ピノ・ノワールでもシャルドネでもない、まさしく北海道の香りがします。 味わいは、旨味がしっかりしていて濃い印象です。

　美味しいなぁ、このワイン。 小規模な造り手の北海道のワイン、結構いい確率で美味しいんですけど、 少量生産なのでそこらへんじゃ買えないのが残念です。 頑張ってゲットした人のご相伴に預からせて頂くのが一番ですね。

点数	８２点

　天井が高くて景色の良いパーティールームで、ソファーに座ってワイン会。とっても優雅じゃあぁりませんか。

名称	Kikuka Chardonnay Barrel Aged 2019 菊鹿 シャルドネ樽熟成 2019
生産者	Kumamoto Wine 熊本ワインファーム
価格	3,993円
購入店	横浜高島屋

　今回師範は２本のワインを持参しています。どちらも師範の故郷である熊本県にある「熊本ワインファーム」のワインです。 そもそもこの会は、サカナさんが夏休みに熊本ワインファームに行かれて、ワインを購入されたのでそれを飲みましょう、 というのが発端でした。そのテーマは無くなっちゃいましたが、まぁ美味しく飲めればなんでも良いんですよ。

　このワイン、同じものを２年前にも稽古しています。 その時はブラインドで「オー・ボン・クリマ シャルドネ2018」なんて言ってましたが、 改めて稽古するととってもブルゴーニュなんですね。 樽の効かせ方も「樽ドネ」過ぎず、蜜入りリンゴっぽいフルーティな香りを感じます。 味わいにはちゃんと酸があるんですよ。 熊本の山鹿みたいな温暖な地で、どうやってこの酸を実現しているのか不思議だったりします。

　いや～、やっぱり美味しいね、菊鹿シャルドネ。 余談ですが、『可愛いラベルですね』と言われてどこに可愛さがあるのか全く理解できませんでしたが、 「菊」の文字の草かんむりが鹿の角になっているの、言われて気付きました。

点数	８４点

名称	Nokofuku Rose N.V. ノコフク ロゼ N.V.
生産者	10R winery トアール・ワイナリー
価格	(わたさんから)
購入店

　どちらかというとクールなイメージだったわたさんですが、mishikaさんのとこの５歳児Ｍくんと一番遊んでいたのはわたさんでした。 人は見かけによらないものです。

　その彼が持参されたワインがこちらのロゼ。 これまた北海道のワインですね。10Rワイナリーというカスタムクラッシュ（受託醸造所）で造られています。 それ以外はラベルからはどういうワインなのか読み取れない、日本ワインにありがちな不親切仕様です。

　ところがこのワイン、ちゃんと美味しいんです。 まず色は、ちょっと濃いめの濁ったピンク色で、トマトジュースを薄めたような感じです。 そんな見た目で、香りも味わいもトマトっぽいんですよ。ワインは見かけによりますね。

　品種はピノ・ノワールとツヴァイゲルトとのこと。普通あまり混ぜない品種だと思うのですが、 そういう自由度の高さも北海道のワインが好まれている一因かも知れません。

点数	８１点

料理は皆さんの持ち寄りです（名称は適当）。
・Mikiさん：ナスのピリ辛マリネと根菜類のオーブン焼き
・mishikaさん：鶏や軟骨の唐揚げとか海老揚げたやつとか
・わたさん：崎陽軒の特製シウマイ
・いさみさん：バターサンドでしたっけ？
・安ワイン道場師範：辛子蓮根とジャン・フランソワのパンいろいろ

名称	Muscat Bailey A "Barrel Aged" 2016 マスカットベーリーA 樽熟成 2016
生産者	Kumamoto Wine 熊本ワインファーム
価格	1,884円
購入店	横浜君嶋屋

　師範が持参したもう１本がこちらで、同じく熊本ワインファームのマスカット・ベーリーＡ樽熟成。 これも以前稽古済みの銘柄ですが、買ったのはもう５年も前なんですね。 なんとなく出番が無くて道場のセラーで寝てましたが、ちょうど良い機会でしたので登場させることにしました。

　色は、赤ワインとしてはやや薄め、ベーリーＡとしてはやや濃いめの紫。 エッジが少しオレンジがかっているあたりに熟成を感じます。 香りは、ベーリーＡらしいイチゴキャンディと、樽由来のバニラっぽさがあるにはあるのですが、 熟成による革っぽさもあるので、ピチピチした感じでは無く落ち着いた香りです。 味わいは・・・やっぱりどうしてもベーリーＡは軽いんですね。渋味と酸味が控えめな感じです。

　とはいえ「年老いたワイン」という感じは無くて、きちんと熟成していました。 これ以上置いといても坂を下っちゃう感じでしたから、今飲んで良かったと思います。

点数	７９点

名称	Tamboerskloof "John Spicer" Syrah 2015 テンボルスクレフ "ジョン・スパイサー" シラー 2015
生産者	Kleinoood クレイノード
価格	(mishikaさんから)
購入店

　５人で６本目、ここに来て初めての日本以外のワインです。 mishikaさんに持参して頂いたのは、南アフリカのブティック・ワイナリー「クレイノード」のフラッグシップ「ジョン・スパイサー」。 mishikaさんちのセラーで２年寝ていたそうです。お値段を調べてビックリな高級ワインですよ。

　色は真っ黒です。香りは、シラーというよりシラーズ、フランスというよりオーストラリア的な、 明るくてベリーの雰囲気たっぷり、そして樽もガツンと効いている香りです。 味わいも、噛めるようなボリュームを感じます。羊羹みたいなワインです。

　さすがフラッグシップ、これでもかっていうくらい凝縮感のあるワインでした。 ヴィンテージは2015年、こちらはこの先まだまだ伸びそうですね。

点数	８５点

　日本と南アフリカの飲み比べ。クリックすると拡大しますので、色合いの違いをご確認ください。

　そして今回、グラスは全てMikiさんに用意して頂きました。同じグラスが5人×2脚ずつ、 素晴らしいホスピタリティです。

名称	Paul Cluver Elgin Riesling Noble Late Harvest 2021 ポール・クルーヴァー エルギン リースリング ノーブル・レイト・ハーヴェスト 2021
生産者	Paul Cluver ポール・クルーヴァー
価格	(Mikiさんから)
購入店

　上記までで予定のワインは終了だったのですが、Mikiさんにデザートワインも出して頂きました。 ポール・クルーヴァーのレイト・ハーベスト、品種はリースリングです。 この銘柄の2020年産は昨年稽古しています。 美味しいよねぇ、たくさんワインを飲んだ後の甘口ワインって。

　かなり記憶が怪しくなっておりますので、メモに書いた内容をそのまま記していきます。
「コハク色」「香りバリバリ」「蜂蜜」「貴腐」「甘いは正義！」
だそうです。 単なる遅摘みじゃなくて、貴腐香っぽさを感じるんですよね、この銘柄。

　ほんと、締めにふさわしいワインをありがとうございます＞Mikiさん・・・とか書いていますが、 これが締めじゃないから世の中不思議です。いや不思議じゃなくて単に飲み過ぎです。

点数	８３点

　後半、こういうのをつまみながらダラダラ～ッと残ったワインを飲むの、至福っすよね。

名称	Craven Chenin Blanc 2022 クラヴァン シュナン・ブラン 2022
生産者	Craven Wines クラヴァン・ワインズ
価格	(Mikiさんから)
購入店

　その「不思議なワイン」がこちらです。なにが不思議かって、全く飲んだ記憶がございません。 最初からワインクーラーに入れられていて、Mikiさんが『せっかく持ってきたから』と言って出して頂いた記憶はあります。 ところが飲んだ記憶が全くないのね。メモもありません。もちろん飲んでいるとは思うんですけどね。

　そんな感じなので、全くここに書くことがございません。 さすがに飲み干したわけではないと思いますので、多分近日中にMikiさんのツイートに上がってくるでしょう。 それを見たら何か思い出すかもですが。

点数	？？点

　そんな感じのワイン会、参加費は一人たったの1,000円、Mikiさんにはいつも申し訳ないくらいサービスして頂いております。

稽古したワインたち・・・やっぱり一人1.5本(笑)

　最後のワインを覚えていないくらいの状態ではあるのですが、「せっかく東京さ出てきたから」ということで、 軽く１軒寄っていくことにしました。 亀戸のシャンパーニュスタンド・デゴルジュマンの大将の 『８時からは貸し切り営業だけど、それまでは開いています』というツイートが目に入り、 それだったら長居せずに済むと考えて伺いました。

名称	Etienne Lefèvre "Carte d'Or" Grand Cru Brut N.V. エティエンヌ・ルフェーヴル "カルト・ドール" グラン・クリュ ブリュット N.V.
生産者	Etienne Lefèvre エティエンヌ・ルフェーヴル
価格	1,100円 (Glass)
購入店	シャンパーニュ・スタンド デゴルジュマン

　こちらのお店、週末は「スペシャル・ワイン」が開いたりしているわけですが、 当方はもちろん「安ワイン道場師範」ですから、一番安いシャンパーニュを頂きます。 そのことは大将ももちろんご承知、なので恐縮することなく高らかに「一番安いコレをお願いします！」と注文いたしました。

　でもね、安いと言ってもシャンパーニュ、安いといってもこちらのお店で出されるものは美味しいんですよ。 熟成感よりもフレッシュさ、細かい泡と濃厚な味わいのシャンパーニュでした。 世の中にはまだまだ知らない美味しいシャンパーニュがあるんですね。

点数	８２点

　この日の週末スペシャル・ワインは「テタンジェ祭り」、 サイズの違う４つで、一番大きい手前はマチュザレム、6,000mlですよ。 カウンターに並べられると邪魔でしょうがない・・・いや壮観です。

　ちなみに見るだけでどれも頼みませんでした。だってほら、うちは「安ワイン道場」だから。

名称	Bourgogne Chardonnay 2022 ブルゴーニュ シャルドネ 2022
生産者	Etienne Sauzet エティエンヌ・ソゼ
価格	1,800円 (Glass)
購入店	シャンパーニュ・スタンド デゴルジュマン

　週末スペシャルはグッと我慢して、白ワインを頂きます。 これは「一番安い白」じゃないんですよ、安い方から２番目に書かれていた名門エティエンヌ・ソゼのブルゴーニュ・シャルドネです。 ソゼといえば安ワイン道場的には友だち同然、12年前は稽古範囲で買えたワインでしたから。 今は遠いところに行っちまいやがりましたけどね。

　そして、「値段があがるのも仕方ないなぁ」と思えるほど美味しいんですよね。 リンゴと柑橘類のフレッシュなフルーツ香に、ほんのり香ばしい樽の香り、そしてキュッと締まった味わい。 まるで、先ほど稽古した菊鹿 シャルドネ樽熟成みたいです・・・って、きっと順番が逆ですが、 菊鹿はこういうワインを目指しているんだろうなぁ、という風に感じられました。ソゼのワインはもうACブルゴーニュで十分ですよ。

点数	８５点

　「テタンジェ祭り」なので、テタンジェのフラッグシップ「コント・ド・シャンパーニュ 2007(左)」も開けたそうです。 そうしたらブショネで残念でした、とのこと。横に置かれた「リュイナール 1992(右)」もブショネだったとのこと。 大将から『試してみてください』と、テイスティングさせて頂きました。 まともだったらおいくら万円なんですかね？ブショネも値段を付けて売っちゃうお店もある中、とても良心的だと思います。

　そして、多分師範には判別できないくらいのブショネでした。 特にリュイナールの方は「熟成ワインですから」と言われれば納得してしまうレベルです。 こんなサービスをして頂けるから、このお店は楽しいんだよな。

名称	Beaune Premier Cru "Boucherottes" 2016 ボーヌ プルミエ・クリュ "ブシュロット" 2016
生産者	Héritiers Louis Jadot エリティエ・ルイ・ジャド
価格	1,600円 (Glass)
購入店	シャンパーニュ・スタンド デゴルジュマン

　もう一杯、赤も頂きました。 ブルゴーニュ高騰の折にあっても比較的穏当な値段で提供して頂けているイメージのある「ルイ・ジャド」のボーヌ１級畑です。 "Héritiers Louis Jadot"とあるので、ジャドの自社畑のものですね。

　そしてこれも美味しかったなぁ。ジャドのボーヌ１級畑は先日も稽古していますが 単一畑はやはり一味違います。どう違うかって？・・・そんなん覚えちゃいませんよ。 でも「やっぱり違うなぁ」と感じたんですよ、ほっといてください。

点数	８４点

　・・・という感じの一人二次会、お騒がせしました＞泡大将

　お会計は、上記３杯の合計額にテーブル・チャージが300円、合計4,800円。 高級ワインが目立つお店ではあるのですが、これくらいの予算でもちゃんと楽しめるお店でもあるんですよ。

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２７日(金)

　本日の食前酒は、長女がファミマで貰って来たグランドタイム生という発泡酒。 「ファミマル」というPBみたいですが、製造は麒麟麦酒です。

　香りにあまり違和感はないのですが、飲んだ感じは酸味が金属的。 久しぶりに飲んだなぁ発泡酒、という感じですね。師範はちょっと高くてもビール派です。

名称	Les Tours de Beaumont 2016 レ・トゥール・ド・ボーモン 2016
生産者	Ch. Beaumont シャトー・ボーモン
価格	写真のお礼 (単品価格：2,750円)
購入店	銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA

　本日の夕食メニューは、師範代謹製のコロッケ、トマトのオムレツ、小松菜と竹輪のお吸い物。 ワインは、写真のお礼に頂いた「ちょい熟ボルドー2015＆2016 6本セット」の３本目。 シャトー・ボーモンのセカンド・ワイン、品種はカベルネ・ソーヴィニョン55%、メルロー45%だそうです。 ファーストの「シャトー・ボーモン」は、華やかで樽がしっかりしていて 以前は「これ、値段の割には特別美味いなぁ」と常飲していた銘柄です。 最近は道場稽古範囲を超えちゃいましたけどね。

　さて稽古開始。色は濃いけど清澄度が高く、大きめグラスでもきっちり向こうが透ける青味をおびた紫色です。 香りは、「これぞボルドー」ですね。めっちゃ良いわ。熟したベリーの香りに、消し炭のような落ち着いた樽香、 香りのボリュームも立派なものです。 味わいは、香りの華やかさの割にはややカタブツ、酸味しっかりで甘さ控えめですが、それはそれでボルドー的ではあります。

　やっぱり好きだわ、この造り手。 熟成の度合いもちょうど良く、ヴィンテージなりにこなれていてスムーズになっている点も好印象です。 小品ながら典型的なボルドー、お薦めできます。

　小瓶保存して、なんと５日後再稽古。 やっぱりボルドーは落ち着きあるよね。この日稽古したイタリア産とはだいぶ気配が違います。 陰キャな感じではあるけど、これはこれで美味いよね。

点数	８０点
リンク	【送料無料】ちょい熟ボルドー2015＆2016 6本セット 19,800円 Les Tours de Beaumont 2016 2,750円

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２５日(水)

名称	Monferrato Rosso 2021 モンフェラート・ロッソ 2021
生産者	Masereto マセレト
価格	865円 (単品価格：1,738円)
購入店	銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA

　長女と二人暮らしも本日夕方まで。夜には師範代と次女返ってきました。 なので、とりあえず本日の夕食は師範が担当、メニューは椎茸入り回鍋肉にモヤシのナムル、スープです。

　ワインは、Cave de L.NAOTAKAの「赤だけプレミアム特選12本セット」から、イタリアはピエモンテ州の赤。 品種はドルチェット、バルベーラ、カベルネ・ソーヴィニヨンとのこと。 高級感のあるラベルに、「ジルベール＆ガイヤール 90pts」の金色シールが燦然と輝いております。そりゃ期待しますよねぇ。

　色は、北イタリアの赤らしく、濃さはあるけど透明感があり、明るさを感じる紫色。 香りは、ベリーの果実香やほんのり香ばしい樽香に加えて、これまたイタリアらしい粘土のような雰囲気を感じます。 味わいは、渋味がしっかりしていて、甘味も酸味もあって、なかなか力強い味わいです。

　「お値段以上」なワインです。 もちろん少々粗っぽい感じはありますが、単品価格の1,000円台後半でも不満は無く、 買値相当の３桁ワインとしては十分過ぎるくらい。ささやかな幸せを感じます。

　小瓶保存した翌々日再稽古。 冷蔵庫の保存していたんだけど、冷えてると全く香らないのね。口に含んでようやく一昨日の印象が蘇りました。 やっぱりワインって温度重要っすよね。

点数	７８点
リンク	【送料無料】赤だけプレミアム特選12本セット 11,800円 Monferrato Rosso 2021 [Masereto] 1,738円

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２３日(月祝)

　本日は、ナパヴァレー・ワイン・ジャパン・ベスト・エデュケーターであり飲み友だちでもある アンディ松原さんのサイト「カリフォルニアワインの玄関口」 開設25周年のお祝いに参加しました。

　開場は、西馬込にあるIle de Colline(イルドコリンヌ)というカジュアルなフレンチレストラン。 以前アンディ先生主催のカリフォルニアワインを頂く会でも利用させて頂きました。

　会は、１部２部の入れ替え制。師範は午後2時30分からの２部に参加しました。 それぞれの部に30人位のゲストが参加されていて、スタンディングの店内は満員状態。大盛況ですね。

　ワインは数えきれないほど種類があったのですが、 そもそもカリフォルニア・ワインに知識のない師範ですから、どれを飲んだら良いのかわからず。 お知り合いが『○○が美味しいよ』と言われているのを聞きつけて、場当たり的に飲んでいく状態。 全く全体を押さえきれていません。 ・・・ですが、一応飲んだ分は写真とメモを取りましたので備忘録として掲載しておきます。

名称	K Vintners "Art Den Hoed Vineyard" 2022 Ｋヴィントナーズ "アート・デン・ホード・ヴィンヤード" ヴィオニエ 2022
生産者	K Vintners Ｋヴィントナーズ
価格	(Andyさんから)
購入店

　２部の乾杯の前に頂いたのがこちらの白ワイン。今回のワインの中で唯一ワシントン州のワイン、ということだったと思います。 造り手の"K Vintners"は１年前のお達者クラブでシラーと稽古しております ・・・ということを同席したMAMIさんに教えて頂きました。

　色は結構しっかりしているので、樽香強めかなと思いましたが、樽は無いか非常に軽めです。 ヴィオニエらしい、華やかな白い花と桃のようなフルーツの香りがしっかり感じられます。 味わいも果実味たっぷりですね。美味しい白ワインでした。

点数	８０点

名称	Melville Blanc de Blancs Estate non-dosé 2021 メルヴィル ブラン・ド・ブラン エステート ノン・ドゼ 2021
生産者	Melville Winery メルヴィル・ワイナリー
価格	(Andyさんから)
購入店

　２部のメンバーが揃ったところで、アンディさんのご発声で乾杯。 配られたワインがこちらのスパークリングです。 シャルドネ100%のブラン・ド・ブラン、ドザージュ無しの2021年産。 日本には60本程度しか入っていない希少なワインみたいです。

　外観はブラン・ド・ブランなので非常に薄めです。 香りはよくわかりません、というか前のヴィオニエのグラスをリンスせずに使ったので、 どこまでがこのワインの香りかわからなかったんですよ（この後はちゃんと水でリンスすることにしました）。 口に含むと細かい泡が心地よく、しっかりした味わいのスパークリングでした。

点数	８１点

では、みなさんで乾杯。
（どこを撮っても他の方が入っちゃうので、今回は写真少なめです）

名称	32 Winds Chardonnay 2019 32 ウィンズ シャルドネ 2019
生産者	32 Winds Wine 32 ウィンズ・ワインズ
価格	(Andyさんから)
購入店

　ほとんどのワインがカリフォルニア産です。 カリフォルニアのシャルドネといえば樽香・・・というのはちょっと考え方が古いのかもですね。 このワイン、ボトルの見た目はいかにも「樽ドネ」だったのですが、飲んだ印象は全く違う感じでした。

　どう違うかというと、ラブルスカ種の雰囲気を感じるんですよ。まるでナイアガラみたいです。 15%以下で別の品種が混ぜられているのかな？と思って後で調べましたが、品種はシャルドネ100%みたいです。 生ブドウそのままっぽい香りがあって、クリアで後味に軽い苦味が残る、不思議な香りと味わいです。 好き嫌いは分かれそうですが、インパクトがあって師範は好きなワインでした。

点数	８２点

名称	Silver Oak Napa Valley Cabernet Sauvignon (Magnum) 2017 シルバー・オーク ナパ・ヴァレー カベルネ・ソーヴィニョン (マグナム) 2017
生産者	Silver Oak Cellars シルバー・オーク・セラーズ
価格	(Andyさんから)
購入店

　ツイッター関連でお知り合いの方が数人いまして、その方々から『シルバー・オークが美味い』という情報を得ました。 ならば、ということで注ぎに行ったら、マグナム・ボトルの底に１杯分くらい残っていました。 それを徒然わいんさんと半分ずつ注いで空っぽに。飲めなかった方にはスミマセン。

　色はしっかりと濃い紫色です。香りは「ザ・バニラ」です。 なるほどこれがアメリカン・オークの香りなんですね。だとすると一昨日の大分のシャルドネもアメリカン・オークかな？ 味わいは渋味やわらかで甘酸っぱくて、カリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニョンらしいしっかりした味わいでした。

点数	８０点

名称	Ridge Ritton Springs (Magnum) 2015 リッジ リットン・スプリングス (マグナム) 2015
生産者	Ridge Vineyards リッジ・ヴィンヤーズ
価格	(Andyさんから)
購入店

　次に頂いたのは、ジンファンデルの名手リッジ・ヴィンヤーズのワインです。 品種は「74% ジンファンデル, 16% プティート・シラー, 8% カリニャン, 2% マトロ（ムールヴェドル）」とラベルに書かれています。 そしてこちらもマグナム・ボトル。マグナムってでっぷり太ってて美味しそうに見えますよね。

　色は、前のカベルネと比べるとやや明るめの紫色です。 香りは、相対的に優しくて柔らかに感じます。樽よりもフルーツがしっかり感じられる香りです。 味わいも柔らかで複雑。いろんなブドウが使われているからかもしれません。やっぱり美味しいっすね、リッジ。

点数	８３点

名称	Kistler "Kistler Vineyard" Pinot Noir 1999 キスラー "キスラー・ヴィンヤード" ピノ・ノワール 1999
生産者	Kistler Vineyards キスラー・ヴィンヤード
価格	(参加者さんから)
購入店

　この日、アンディさんのサイトの開設年である1999年産のワインを持参すると、10,000円の会費が5,000円になる、ということでした。 なので、参加者の方が持参された1999年産ワインがいくつも開いています。 そのうちの１つがこちら、名門どころキスラーのピノ・ノワールです。

　色は、かなり濁りがあって、エッジは明らかにレンガ色がかっていて熟成が感じられます。 香りは、一言で言えば奈良漬けですね。甘酸っぱいお漬物のような香りです。 味わいも、渋味はほぼ感じられなくて甘酸っぱい味わい。 なるほど熟成ピノ・ノワールなのですが、 個人的には若い方が好きだったりします。

点数	７９点

熟成ピノ・ノワールでまた乾杯！
ご一緒したのは
MOMOさん（アイコンがヒト）
リスさん（アイコンがリス）
MAMIさん（アイコンがイヌ）
徒然わいんさん（アイコンがネコ）
です。いきもの大集合。

名称	Bond "Pluribus" Napa Valley Red Wine (Magnum) 2010 ボンド "プルリバス" ナパ・ヴァレー レッド・ワイン (マグナム) 2010
生産者	Bond Estates ボンド・エステーツ
価格	(Andyさんから)
購入店

　会の途中、ビンゴ大会がありました。 賞品は、「一番高いワインを10名の方が飲める」というもの。 参加者30人くらいから10人なので、比較的高確率ですね。 普段はクジ運皆無な師範ですが、９番目にビンゴ！できました。

　せっかくなので上述のメンバーで１杯をちょっとずつ分け合って頂きました。 なんというか、「カリフォルニアの美味いヤツ」感がハンパ無いですね。 しっかりと濃くて甘くて、量はちょっとだけですが飲み応えがありました。

　カリフォルニアに疎い師範はこのワインの素性は全く知りませんでしたが、 超有名ドコロの「ハーラン」のメンバーが造っているらしいです。 お値段は１本10万円以上とのこと。それを第１部第２部合わせて20名で分けられたので、1杯5,000円 ・・・悲しいことに師範はその価値を感じられるだけの感性は持ち合わせておりません。

　アンディ先生から追加情報を頂き、『Bondの最新ヴィンテージは税別148,000円となっています（750mlフルボトルで）』とのこと。 ひぇ～！じゃぁマグナムはおいくらなのよ！です。1杯10,000円超に訂正させて頂きます。

点数	８５点

名称	Limerick Russian River Valley Lane Zinfandel 2021 リムリック・レーン ロシアン・リヴァー・ヴァレー ジンファンデル 2021
生産者	Limerick Lane Cellars リムリック・レーン・セラーズ
価格	(Andyさんから)
購入店

　一番高いワインを飲んじゃったから、ますますワインのチョイスが適当になっております。 「コレ、良いジンファンデルですよ」と言われましたので注いだのがこちら、 聞いたことの無い造り手のワインです。 産地はロシアン・リヴァー・ヴァレー、冷涼な地域でソノマの中でも銘醸地らしいです。

　色は、濃いけど明るさのある紫色です。香りは、ちょっとイチゴジャムっぽい雰囲気が感じられます。 味わいは柔らかでスムーズ。 この日は３種類くらいのジンファンデルを頂きましたが、これが一番軽快な感じだった気がします。

点数	８０点

名称	Tokaji Aszu 3 Puttonyos 1999 トカイ・アスー 3 プットニョス 1999
生産者	Oremus Winery オレムス・ワイナリー
価格	(参加者さんから)
購入店

　この日、唯一アメリカ合衆国以外のワインを頂いたのがこちら、 ハンガリーのトカイ・アスー、ヴィンテージはもちろん1999年です。 １部に参加したメンバーから『これは飲んだ方が良い』と言われましたので、 ボトルの底に残っていた分を頂きました。

　そして、アンディさんには申し訳ないのですが、この日一番印象的だったのがこのワインですね。 やっぱり熟成させた甘口ワインは美味いです。難しいこと考えずに延髄反射で「美味い！」って言っちゃってます。 甘口ワインは最後に飲まないとそのあとに続くワインが辛くなるのですが、それでもここで飲めて良かったと思います。

点数	８８点

名称	Talinda Oaks "Sanford and Benedict Vineyard" Pinot Noir 1999 タリンダ・オークス "サンフォード・アンド・ベネディクト・ヴィンヤード" ピノ・ノワール 1999
生産者	Au Bon Climat オー・ボン・クリマ
価格	(参加者さんから)
購入店

　せっかくなので、他にも参加者の方が持参された1999年産を頂きます。 こちらのピノ・ノワール、飲んでいる時は知らない造り手だと思っていたのですが、 後でラベルをよく見ると"Procuced and Bottled by Au Bon Climat"と書かれており、 あのオー・ボン・クリマなんですね。

　そしてやっぱり、ピノ・ノワールはあまり熟成させない方が好きかもです。 もちろん、めちゃくちゃ美味しくなるワインもあるとは思いますが、 せっかくのピチピチした果実感がお漬物になっちゃう例が多い気がして・・・もちろん好みの問題ですし、 これはこれで美味しいとも思います。

点数	７７点

名称	Turley "Juvenille" Zinfandel 2021 ターリー "ジュヴナイル"　ジンファンデル 2021
生産者	Turley Wine Cellars ターリー・ワイン・セラーズ
価格	(Andyさんから)
購入店

　最後に頂いたのは、『ターリーのジンファンデルは飲んでおいた方が良い』という話を耳にしたのでこれにしました。 過去に稽古したことがあるか調べたら、なんとアンディさんがサイトを開設された1999年に稽古しておりました。 そうです、アンディさんのサイトより安ワイン道場は２年先輩なんです！

　・・・と偉そうに胸を張ったところで、いまだにカリフォルニアのAVAがどこに位置するのかまったく覚えられないテイタラクです。 そしてこのターリーのジンファンデル、リッジとリムリック・レーンの中間くらいだったですかね？ 11杯目となるとあまり覚えてません、スミマセン。

点数	７９点

　こちらが、今回の主人公であるアンディさん。たくさんの貴重なワインを放出して頂きありがとうございました。 今後ともよろしくお願いします！

　アンディさんの会は午後5時に閉会。 まだ明るいのでMOMOさん＆リスさん＆MAMIさんと「一軒寄って帰りましょう」ということに。 西馬込から五反田に移動して、リスさんが以前から行きたかったらしいぺールー料理の店アルコイリスへ伺いました。

　店内は、良く言えば現地風の、悪く言えば雑な感じの雰囲気。お店の方も多分ペルーの方だと思われます。 メニューには、あまり見たこと無い料理が並んでいました。

　まずはペルーのビール、クリスタルで乾杯。１本750円です。暑い国のビール的な、さっぱりとしたビールでした。 ビールはもう１本クスケーニャというのも頂きました。そっちの方がしっかり感があったような（記憶おぼろげです）

　料理は、こちらがほうれん草と牛乳と牛テールのスープ（リスさん情報）です。 不思議な見た目のスープですが、これが美味しいんですね。 あまり経験したこと無い味わいで、みんなで「これ美味しいねぇ」と言いながら頂きました。

　記憶が曖昧でアレですが、こちらはチキンか白身魚かを揚げたものにスパイシーな野菜が乗せられた料理。 これも美味しかったっす。あまり覚えていませんが。

名称	Vittoria Estate Cabernet Merlot 2021 ヴィットリア・エステート カベルネ メルロー 2021
生産者	Bodegas y Viñedos Tabernero ボデガス・イ・ヴィニェードス・タベルネロ
価格	3,500円 (お店価格)
購入店

　酒豪番付で東の横綱であるMOMOさんがいらっしゃるので、ここからワインを１本頼んじゃっても平気です。 ペルーのワイン、そりゃ気になりますよね。昨年ペルー料理「べポカ」で稽古した ワインとは別の、全く見知らぬ銘柄。裏ラベルには現地語の記載しかなく、インポーターのシールもありません。 このお店独自輸入なのかしら？

　そういう不思議なワインですが、飲んでみるとこれが全く普通にニューワールドのカベルネ主体な赤ワインなんですね。 ミチッとした果実の香りと、しっかりした渋味を感じます。 地理的にはチリが近い（ダジャレの意図はありません）ので、チリワインっぽいイメージです。

　「悪くないですよね、コレ」と言いながら頂きました。 調べたら、現地での価格は1,000円ちょっとくらいみたいです。 3,500円はちょっと強気な感じはしますが、珍しさプレミアムと思えばそんなものでしょう。

点数	７６点

　改めてワインで乾杯。今日は良く乾杯する日だな。 グラスの大きさは居酒屋標準の小さ目タイプですが、口の部分に金色の装飾があります。そのあたりも南米チックな雰囲気ですね。

　こちらも正体はなんだったかあまり覚えていませんが、ムール貝？に炒めたナッツと生野菜が掛かったようなものだったと思います。 ペルー料理、やっぱりどれも美味しいんですよ。そのうちブームが来ると思います。

　そんな２次会、４人分トータルのお支払いは13,000円くらいでした。

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２２日(日)

酒日向さんのプレゼントキャンペーンで、 「夢見る龍 Dreaming Dragon 特別純米酒」が当たりました。ありがとうございます！

早速頂きましたが、しっかりとした旨味があって、これからの季節にピッタリなお酒ですね。

#PR #酒日向 #夢見る龍
・・・ってここにハッシュタグ書いても誰も引っかけないけどね。

名称	Rione del Falco "Cuvée Bianco" N.V. リオーネ・デル・ファルコ "キュヴェ・ビアンコ" N.V.
生産者	R A M (Botter) R A M (ボッテール)
価格	876円 (単品価格：968円)
購入店	うきうきワインの玉手箱

　本日も、師範代と次女は九州、長女はお友だちと夕食で師範はボッチ飯。 スーパーで買ってきたのは、鯵の刺身とからふとシシャモの焼いたやつ。 自分で造ったのは茹で枝豆。枝豆は冷凍が安いんですが、皮のズルッと感が受け入れられず生しか使いません。

　そんな料理に合わせて選んだワインは、「世界の白ワインが味わえる超極上辛口白ワイン究極スペシャル飲み比べ5本セット」 4,378円から、 多分一番安いイタリアの白。ノン・ヴィンテージだし、見るからに安ワインでござい！というデザインであります。

　色は非常に薄いレモン色。安っぽさはありますが、傷んだ感じはありません。 香りはとても弱くて、「ザ・安白ワイン」な感じ。品種はトレッビアーノ種、シャルドネ種らしいですね。 味わいも果てしなく軽い感じ。羽根を付けたら飛んでいきそうです。

　全く褒めドコロが見つからない代わり貶しドコロも見当たらない、安ワインらしすぎる安ワインです。 当道場標準点の６５点。でもこういう「イケてない」情報の発信こそ安ワイン道場のやるべきことだと考えています。

　もう大昔の話のようですが、まだ中２日しか経ってません。小瓶保存した３日後に再稽古しました。 ちょっとだけ蜜っぽさが感じられるようになって、抜栓当日より気持ち好印象です。＋１ポイントですね。

点数	６５（＋１）点
リンク	【送料無料】超極上辛口白ワイン究極スペシャル飲み比べ5本セット 4,378円 Rione Del Falco Bianco NV [Botter] 968円

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２１日(土)

　本日は、りゅじめしさん主催のアウトドアワイン会に参加。 場所はいつもの南池袋公園ではなく、西武池袋本店の屋上にある食と緑の空中庭園。 デパートの屋上にこんな素敵な場所があるんですね。西武百貨店、ヨドバシに買われて縮小するみたいですが、 こういう空間は残してほしいものです・・・って普段使わない外野が言うのもアレですけどね。

今回の参加者は下記の皆さんです。
・りゅじめしさん（主催）
・キジトラさん（勝沼から）
・米柱さん（最近良くご一緒します）
・やえさん（ちょっとお久しぶり）
・らてさん（超お久しぶり）
・りなさん（初めまして１）
・おわこさん（初めまして２）
・Shinyaさん（二度めまして）
・IXAさん（三度めまして）
・安ワイン道場師範（毎度の議事録担当）

　まずは場所取りのために早めに集まったメンバーで０次会の乾杯、本日はよろしくお願いします。 この広場、屋根があるテーブル席がたくさんあって、場所取り不要なくらいでしたよ。

名称	Testalonga "El Bandito I wish I was a Ninja" 2022 テスタロンガ "エル・バンディート アイ・ウィッシュ・アイ・ワズ・ア・ニンジャ" 2022
生産者	Testalonga テスタロンガ
価格	(米柱さんから)
購入店

　まず１本目、米柱さんが持参されたのがこちらの南アフリカ産の微発泡。 以前にも近い銘柄をご一緒していますね。品種はコロンバールが主体とのこと。 ちなみにワインの順番とかサーブは、一番ワインに詳しいらてさんに仕切って頂いております。

　王冠を抜栓すると泡がボッコボコ。元気が良いですね。 グラスに注ぐと、薄いレモン色で軽く濁りがあります。ガス圧自体はそんなに高くないので、泡の発生源はこの濁りでしょうね。 香りはまさにリンゴです。まるでシードルみたいな香りです。 味わいは、ほんのり甘くて酸味しっかり。美味しゅうございますなぁ。

　１杯目にふさわしい、優しい味わいの微発泡ワインでした。 しかし"I wish I was a Ninja"ってタイトル、なぜ付けたんでしょうね。ラベルの絵は忍者には程遠いし。

点数	８０点

　定刻をちょっと過ぎた午後5時前に皆さん揃って乾杯。訳あって（後述します）本日は皆さんをグラス２個持参されています。

名称	Steinberger Riesling Kabinett 2017 シュタインベルガー リースリング カビネット 2017
生産者	Kloster Eberbach クロスター・エーバーバッハ
価格	(らてさんから)
購入店

　15年ぶりくらいに再会したらてさん（前回お会いしたのはこの時：昔のアカウントは別のお名前、そして２ちゃん時代は有名アカウント）が持参されたのは、 老舗ワイナリー「クロスター・エーバーバッハ」の銘醸畑シュタインベルガー。 畑の場所とかを丁寧に説明して頂きましたが、ソムリエールさん含めドイツの地理が頭に入っているメンバーは皆無でした。

色はやや濃いめのレモン色です。香りは、まずボリュームが素晴らしい。グラスに鼻を近づけただけでパーッと香ります。 白桃のようなフルーツ香りと、石油っぽい香り（ぺトロール）。 最近ぺトロールはオフフレーバーだと言われているそうですが、なにがオフかは飲む側が決めることですよ。 味わいは結構しっかりした甘さがあります。こういうワイン、沁みますねぇ。

　さすが名門エーバーバッハ、さすが銘醸畑シュタインベルガー、カビネットでこの実力はさすがです。 師範が一番おかわりしたのはこのワインだったように思います。

点数	８４点

　この素敵な料理は、りゅじめし謹製豚肉のリエットです。 バゲットに載せて食べると無限にワインが進むヤツです。

名称	Stetten Riesling Trocken 2021 ステッテン リースリング トロッケン 2021
生産者	Weingut am Stein ヴァイングート・アム・シュタイン
価格	(らてさんから)
購入店

　らてさんには、ドイツ産のリースリングをもう一本持参して頂いています。 こちらのワインの産地はフランケン地方、前のラインガウよりかなり東にある地域ですね。 ボックスボイテル（ヤギの金○袋）型のボトルが一般的。あれ、セラーに入らなくて困るのよね。

　閑話休題、こちらのワインはというと、香りのボリュームは前のシュタインベルガーよりかなりおとなしいのですが、 ぺトロールのないモダンな香りという感じです。 味わいも甘さ控えめでシュッとしています。「今どきのドイツ産リースリング」な雰囲気ですね。

　今回みたいに１杯だけだと前のシュタインベルガーに軍配を上げますが、 食事と一緒にボトル１本楽しむんだったらこっちの方が合わせやすい気がします。

点数	７８点

　師範が持参したのは、「何とかのひとつ覚え」で、横浜名物の崎陽軒のシウマイ。安くて摘まみやすくて赤にも白にも合う、 優秀なワインの肴だと考えております。 おわこさんは『新幹線の弁当以外でしか食べたことがない』とのこと。首都圏のどこのデパートでも売られてますよ（東武池袋で買いました）

名称	Château Mercian Mitama Kosyu "Cuvée TANZAWA" 2021 シャトー・メルシャン 三珠甲州 "キュヴェ・タンザワ" 一文字短梢 2021
生産者	Ch. Mercian Katsunuma Winery シャトー・メルシャン勝沼ワイナリー
価格	(キジトラさんから)
購入店

　本日このためにわざわざ勝沼から参加されたキジトラさんが持参されたのは、やはり山梨のワインでメルシャンの単一畑甲州。 『一文字短梢とはギュイヨ○※△のことですか？』とらてさんが聞かれていましたが、答えられる人などいるはずもありません。 なにより名前がカッコイイですよね、一文字短梢。仮面ライダーの主人公みたいです。

　色は、グリ感のない薄めのレモン色です。 香りは、甲州にしては非常にしっかり出ていると思います。 栽培責任者である丹澤陽子さんの気合が感じられます。 味わいは、キリッとした酸味の後から強めの渋味がグワーッときます。 「陽子さん、まぁまぁ落ち着いてください」と言いたくなる、前のめりな味わいです。 抜栓して時間が経つと、シャブリのようなミネラルっぽさが感じられるようになりました。

　気合の入った甲州だなぁ、という印象です。 やっぱりワイン造りは大手に一日の長がありますね。だっていろいろ試行錯誤ができますからね。 「今年はこんなん出来ちゃいました」ってバラツキがあったら商品としての信頼感に欠けますから （そういうマイクロ・ワイナリーが好きな人も多いみたいですけどね）

点数	８０点

　こちらが、IXAさんが持参されたパテ・ド・カンパーニュ。 「パテカン」と言うのがツウみたいです。肉々しくて美味しゅうございました。

名称	Ajimuin "Imoridani" Chardonnay 2020 安心院ワイン イモリ谷 シャルドネ 2020
生産者	Ajimu Bdoushu Koubou 安心院葡萄酒工房
価格	(Shinyaさんから)
購入店

　Shinyaさんが持参されたのも日本ワインで、大分産のシャルドネ。 スパークリングが有名な安心院葡萄酒、「いいちこ」の三和酒類が経営母体です。 三和酒類はいいちこで上げた利益をワインにつぎ込んているんだとか。 数年前にサントリーの中の人から聞きました。ホントかどうかは知りません。

　色は普通に白ワインの色です。香りを嗅いでも、鼻で感じる分には普通の白、シャルドネっぽいリンゴの香りです。 ただ、口に含むと印象一変します。樽香がしっかりしていて、極めてバニラな雰囲気です。 なんとなくブレッド＆バターのシャルドネが思い出されますよ。味わいは・・・香りに隠れて印象に残っていません。

　やっぱり「金かけてんなぁ」とは思います。でも、師範にはちょっと厚化粧しすぎに感じられました。 日本のシャルドネ、素肌美人なんだから、樽はほんのり薄化粧で良いんじゃないですかね。

点数	７９点

　パンいろいろを持参して頂いたのは、キジトラさんとやえさん。 グルメな方はみなさん「推しパン屋」があるみたいですね。しっかりとした重さがあるものや、香ばしいものなど、 これだけでもワインが進みます。

名称	Charles Gardet "Prestige" Millesime 2006 シャルル・ガルデ "プレスティージュ" ミレジム 2006
生産者	Charles Gardet シャルル・ガルデ
価格	(IXAさんから)
購入店

　IXAさんが持参された泡は、なんと2006年産のヴィンテージ・シャンパーニュ。 品種はシャルドネ70%でピノ・ノワール30%とのこと。 午後6時、中締めというか本格的なスタートということでこのタイミングで出して頂きました。

　色は、20年近くも前のワインとは思えない、若々しいレモン色～小麦色でした。 らてさん曰く『コルクがDIAM5なので、デゴルジュされたのは最近だろう』とのこと。なるほどそういう見方もあるんですね。 香りは、若い感じの洋梨の香りと、ちょっと熟成感のあるべっ甲飴の香りがあります。香りもお歳のわりには若いですね。 味わいは、シャンパーニュの中でもかなり酸が強いタイプだと思います。この酸のおかげで長い熟成に耐えたのかも知れません。

　想像よりずっと若々しいワインでした。プレステージ・シャンパーニュらしい風格はありますが、ちょっとだけシリアスな味わいですね ・・・って最近覚えた表現を使わせて頂いております。

点数	８２点

　こちらは、shinyaさんが作って持参された鶏ハムと、おわこさんが作って持参されたペンネ。 皆さん料理上手っすね。最寄りのデパ地下でシウマイ買うだけの師範は頭があがりません。

名称	Grand Cru Furstentum Gewurztraminer Vieilles Vignes 2018 グラン・クリュ フルシュテントゥム ゲヴュルツトラミネール ヴィエイユ・ヴィーニュ 2018
生産者	Dom. Albert Mann ドメーヌ・アルベール・マン
価格	(IXAさんから)
購入店

　IXAさんに持参されたもう１本は、アルザスの特級畑、品種はゲヴュルツトラミネール。 造り手は名門「アルベール・マン」です。 『みんなで飲んだ方が楽しいから』と、こういう希少なワインを持参して頂きありがとうございます。 主催のりゅじめしに成り代わり御礼申し上げます。

　香りを嗅いで、みなさん口をそろえて開口一発『おぉ～ゲヴュルツ！』まさにライチ、まさに楊貴妃の香りが漂います。 色はしっかりと濃いレモン色で、味わいにもしっかりとした甘さを感じます。 甘口ワインって、葡萄に含まれる糖分のうちのいくらかを、アルコールに変えずに糖度を残すケースが多いのですが、 このワインはアルコール度数も高くて13.5%。どんだけ熟した葡萄なのよ？！って感じです。

　ゲヴュルツトラミネールらしく、そしてグラン・クリュらしい威厳を感じるワインでした。 やっぱり美味いなぁ、アルザスのワイン。ブルゴーニュの特級なんて手が出なくなりましたから、 今後狙うのはアルザスかもです。

点数	８３点

　米柱さんが持参されたのはキンパや竹の子ナムルやチャプチェ。 持ち寄りワイン会の持ち寄り食べ物、ついついいろいろ買っちゃいがちですよね。

名称	Smith-Madrone Chardonnay Napa Valley 2018 スミス・マドローン シャルドネ ナパ・ヴァレー 2018
生産者	Smith-Madrone Winery スミス・マドローン・ワイナリー
価格	(やえさんから)
購入店

　白ワインの最後がこちらです。1年ぶりにお会いしたやえさんが持参されたのは、カリフォルニアのシャルドネ。 まだ大分のシャルドネが少し残っていたので、日米樽ドネ対決、比較しながら稽古させて頂きました。

　色は、大分のものよりもかなり濃いめに感じます。もしかすると2018年と2020年というヴィンテージの差かも知れません。 香りは、こちらのワインは鼻からも樽の雰囲気が香ります。ただ、蜂蜜や赤いリンゴやオレンジなど、 樽以外もしっかり香るので『樽ッタル』という感じではありません。 味わいも、樽に負けないボリュームがあります。アルコール度数は14.4%、スイスイとは飲めないしっかり感ですよ。

　このワインくらいそもそもの造作が派手だと、樽でしっかりメイクしてもそれに釣り合っている感じがしますね。 まるでハリウッド女優のようなシャルドネでした。

点数	８０点

　らてさんが持参された食べ物はサブウェイのサンドイッチ。この倍の量ありました。 ワインにサブウェイ、特にカリフォルニアの白との相性は間違いありませんね。

名称	Spätburgunder Qualitätswein Trocken Engelsberg 2014 シュペートブルグンダー クヴァリテーツヴァイン トロッケン エンゲルスベルク 2014
生産者	Weingut Reinhold & Cornelia Schneider ヴァイングート・ラインホールト＆コーネリア・シュナイダー
価格	(りなさんから)
購入店

　ここからようやく赤です。 初めましての、りなさんが持参されたのはドイツのシュペートブルグンダー（ピノ・ノワール）。 りなさんはこういうツイッター関連の持ち寄りワイン会に参加されること自体が初めてとのこと。 個人的にこの2014年産がお好きとのことで持参して頂きました。

　色は、ピノ・ノワールとしてはやや濃い方に思えますが、エッジにレンガ色のグラデーションが見えて、熟成感があります。 香りは、注がれてすぐは「なるほどドイツのシュペートブルグンダー」な冷涼感を感じるスマートな香りだったのですが、 時間が経つとバンバン開いてきて、香りのボリュームがどんどん増してきました。 味わいも、最初は酸味とスパイシーさが中心だったのですが、開いてくると甘さや柔らかさが感じられるようになります。

　これは素晴らしいワインですね。陳腐な例えですが熟成ジュヴレ・シャンベルタンみたいです。 米柱さんには『そういうの飲んだことあるの？』と聞かれましたが、思い当たるワインがあるわけではありません。 なんとなくですよ、なんとなく。

点数	８５点

　そんなりなさんが持参されたのは、シェフのポテトフライとかいろいろ。 揚げたジャガイモも、ワインに対しては万能選手ですね。

名称	Rijk's "Private Cellar" Pinotage 2019 ライクス "プライベートセラー" ピノタージュ 2019
生産者	Rijk's Cellar ライクス・セラー
価格	(おわこさんから)
購入店

　もう一人の初めまして、おわこさんが持参されたのは、南アフリカのピノタージュ。 初めてお会いする方には師範の名刺をお渡しすることにしているのですが、あいにくこの日は切らしておりました。 次回お会いした際には必ずお渡ししますので、『まだ貰ってません！』と言ってください・・・と押し売りしておきます。

　そしてこのワイン、南アフリカのワインにしばしば感じることが多い「焦げタイヤ」の香りがあります。 あと、還元臭（だと思っていた）プロパンガスの香りも少し。もちろんそれ以外赤いベリーや煮詰めたイチゴの香りがしっかりありますので、 前述の２つが気になるほどではありません。味わいも、甘さがあって太さを感じる、しっかりした味わいでした。

　皆さん「なるほど～」と飲んでいたのですが、らてさん曰く『このワインは汚染されていると思います』とのこと。 そうなの？タイヤもガスも南アにはよくあるものだと思っていました。 でもそういうコメントって、なんでも褒めなきゃいけない風潮があるっぽいワインの現場ではなかなか聞けませんよね。 勉強になりました。

点数	（７７点）

　本日のメイン料理が、りゅじめしさん謹製のパエリア。 池袋でのアウトドア飲み会では定番ですね。 今回はいつもよりライスが柔らかめで、パスタというより炊き込みご飯的。日本人な師範はそっちが好みです。

名称	La Closerie de Camensac 2015 ラ・クロズリー・ド・カマンサック 2015
生産者	Ch. de Camensac シャトー・ド・カマンサック
価格	写真のお礼 (単品価格：3,300円)
購入店	銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA

　インポーター「都光」の社長で、親しくして頂いているNAOTAKAさんから、 サイトで使う写真が欲しいと言われたのでいくつかお送りしたところ、お礼に「ちょい熟ボルドー」のセットを送って頂きました。 ありがたい話であります。 そういうワインは皆で飲んだ方が楽しいし、たまたまそのセットには同じ銘柄のワインのヴィンテージ違いが入っていたので、 バーティカル・ブラインド大会と相成りました。オー・メドックの2015年と2016年、 ヴィンテージ・チャート的にはどちらも優良年らしいです。

　自宅でラベルに細工して、師範もどちらが2015でどちらが2016かわからないようにしています。 まずコチラが「Ａ」。しっかりと濃くて青味を感じる紫色はいかにもボルドー的です。 香りもまさにボルドーですね。カシスやブルーベリーの果実に焦がし強めの樽香。香りのボリュームもなかなかのものです。 味わいは、香りに比べるとやや硬いというか、酸味と渋味が強めなように感じました。

　相対的に、もう一方の「Ｂ」と比べると若い感じがしたので、師範の回答はこちらが2016年・・・ハイ、見事にハズれました。

点数	７９点
リンク	【送料無料】ちょい熟ボルドー2015＆2016 6本セット 19,800円 La Closerie de Camensac 2015 3,300円

名称	La Closerie de Camensac 2016 ラ・クロズリー・ド・カマンサック 2016
生産者	Ch. de Camensac シャトー・ド・カマンサック
価格	写真のお礼 (単品価格：3,630円)
購入店	銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA

　もう一方のこちらが「Ｂ」です。 ラベルはほとんど同じですが、Ａには金賞受賞のマークがありますが、Ｂにはありません。 あと、抜栓は師範が担当したのですが、コルクの側面にヴィンテージが書かれていました。 もちろんそれを見ないように注意して抜栓しましたよ。

　色は、Ａとほとんど変わりありませんが、ほんのわずかだけこちらが薄めなように感じました。 香りは、Ａにはあったフルーツがこちらにはあまり無くて、どちらかというとアーシーな香りが中心でした。 味わいに関しては、明らかにこちらの方が枯れている印象があります。こりゃもう間違いないでしょう。

　というわけでこちらを１年歳上の2015年にしたのですが、実際はこちらが2016年。 わからんもんですな。ちなみに参加者の回答は、10人中9人がハズレで、唯一shinyaさんだけが正解。 並み居るプロを打ち負かしての勝利、おめでとうございます！＞shinyaさん

点数	７６点
リンク	【送料無料】ちょい熟ボルドー2015＆2016 6本セット 19,800円 La Closerie de Camensac 2016 3,630円

　飲み比べの写真がこちら（クリックで拡大します）。 この写真で見ても、2015年産のＡが濃いめで、2016年産のＢがややお歳を召した感じがしますよね。 ホントわかりません！

名称	Gerard Bertrand "Grand Terroir" Tautavel 2015 ジェラール・ベルトラン "グラン・テロワール" トータヴェル 2015
生産者	Gerard Bertrand ジェラール・ベルトラン
価格	(らてさんから)
購入店

　らてさんはなんと３本も持参されています。 このワインは、この会に来る途中に寄った酒屋で安売りされていたとのこと。1,980円だったかな？ この造り手のワインとはずいぶん以前に稽古したりしています。 南仏の実力ある造り手みたいですね。ラベルに品種が書かれていて、グルナッシュとシラーとカリニャンらしいです。

　色はしっかりと濃い紫色です。 香りも濃いですね、そして良い感じに熟成感があって、品種は全く異なりますが右岸のボルドーみたいです。 味わいも、渋味の角が取れていて柔らかく、アルコール度数が15%もあるようには思えないくらいスムーズです。

　これが1,980円はお買い得ですね。特ににりなさんがお気に召したようで、らてさんに根掘り葉掘りいろいろ聞かれていました。 今回師範の一番の功績は、ワイン全般に超絶詳しいらてさんをツイッターワイン界隈にひっぱり出したことです。

点数	８０点

　料理いろいろ。今回の皆さんの持ち寄りは、結構炭水化物が多くて茶色いテーブルになりました。 中でもやっぱりパエリアの存在感がありますね。

名称	Château Montus "Cuvée Prestige" 1997 シャトー・モンテュス "キュヴェ・プレスティージュ" 1997
生産者	Ch. Montus (Alain Brumont) シャトー・モンテュス (アラン・ブリュモン)
価格	(りゅじめしさんから)
購入店

　今回の目玉ワインがこちら、 「トム・クルーズが自家用飛行機で買い付けに来る」と言われていたシャトー・モンテュス。 なんと道場開設年の1997年産のワインです。 りゅじめしさんが『このワインは師範と飲みたい！』ってことで出して頂きました。ありがたい話でざいます。

　リコルクされていない古酒は抜栓が大変なのですが、そこはらてさんに上手いこと抜いて頂きました。 周りに蝋が引いてある、昔のスタイルのコルクとのことです。 色は、27年も経っているとは思えない、エッジまでビシッと濃い若々しさを感じる紫色です。 香りはとても複雑。米柱さんは「黒酢」、りなさんは「革とスパイス」、らてさんは「焼いたシイタケ」と表現されていました。なるほど。 味わいも十分にしっかり感が残っていて、立派に「濃い赤ワイン」していました。

　いや～、これは良いワインが飲めました。安ワイン道場師範も、このワインと同じようにいつまでも若々しくありたいものです。 そのためには健康を維持しなければいけませんなぁ。

点数	８４点

　宴もたけなわでございます。

　それにしてもこの場所は良いなぁ。緑が多くてひろびろしていてテーブル使い放題、 トイレや水道もあって、まさにアウトドアワイン会向きです。

名称	Rosenblum "Vitner's Cuvée" Zinfandel N.V. ローゼンブルム "ヴィントナーズ・キュヴェ" ジンファンデル N.V.
生産者	Rosenblum Cellars ローゼンブルム・セラーズ
価格	(Shinyaさんから)
購入店

　ヴァーティカル・ブラインドの優勝者、shinyaさんも２本持参されています。 ワイン好きの男性って、心配性なのかこういう場合に複数本持ってきがちですね。 ワインが無くなる事態って恐怖ですからね・・・ってここは街の真ん中ですから、その時は買いに行けば良いんですけどね。

　さすがにこの頃になるとメモもいい加減で、「香り甘くてココナッツ」とだけ書いています。 味わいもかなり甘さが強い印象がありました。

　このワインはツイッターで一時期話題になった「カルディでセールされているお買い得なジンファンデル」ですので、 実は師範も買っています。改めて稽古したいと思います！

点数	？？点

　そして毎度のハーレム写真です。別に師範が「撮りたい」って言ったわけじゃないからね！ 素敵女子の皆さんから『撮りましょう』と言われたんだからね！

　更にはオッサンばかりのヘル写真。こんな写真を載せる必要は全くなくて、実に蛇足であります。

　そんな感じのアウトドアワイン会、会費はたったの500円、ありがとうございました！＞りゅじめしさん

　稽古したワインたち。10人で15本、やっぱり一人1.5本になっちゃいますね。

　池袋西武屋上の食と緑の空中庭園は午後９時でクローズ。「こさんじゅっぷん行きましょう」ということになりました。 お帰りになったキジトラさん、らてさんと、はぐれちゃったりなさんを除く７人で向かったのが、日本酒原価酒蔵 池袋西口店というお店。 今はサービス期間中みたいです。

　日本酒のお店ですが、まずはビールで乾杯。日本人たるもの「とりあえずビール」です。

　お酒は、獺祭 純米大吟醸45とか醸し人九平次 純米大吟醸 Suvageなんかを頂いているようです。 美味しかったと思います（あまり覚えていません）

　こちらのお店、瓶から直接注ぐのではなく小瓶に取り分けてあります。 そうする目的はちょっと良くわかりませんが、飲む側からすればみんなでちょっとずつ楽しめるのでナイスです。

　突き出しは軟骨の梅水晶、これが美味かったんだよなぁ。結局これしか食べなかったと思います。

　そんな感じの２次会でした。またよろしくお願いします＞皆様

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２０日(金)

名称	Château la Rose d'Esteuil 2021 シャトー・ラ・ローズ・デストゥイユ 2021
生産者	Ch. la Rose d'Esteuil シャトー・ラ・ローズ・デストゥイユ
価格	1,067円
購入店	ジュピター星天qlay店

　本日から、師範代と次女は法事その他の用事で九州へ向かいました。 長女も今夜は外食ということで、久しぶりの道場ボッチ飯。 料理は、近所のセブンイレブンで買ってきた、焼き餃子（冷凍）、ベーコンとほうれん草（冷凍）、和風ハンバーグ（レトルト）、 どれもチンするだけです。

　そんなチープな料理に合わせたのは、税別３桁のボルドー産赤。一応AOCはオー・メドックなんですな。 こういうところから掘り出し物を見つけてこその安ワイン道場ですよ。

　さて稽古開始。色はそこそこ濃い紫色です。でも向こうはキッチリ透けます。しっかりフィルタリングされている印象です。 香りは「ザ・ボルドー」ですね。粒が小さく黒い果実の香りに、薄っすらと樽の香ばしさ、それもボルドーなのでちょっと炭化した香りを感じます。 味わいは、甘さ控えめ、酸味そこそこ、渋味カッチリ。伝統的な安ボルドーのスタイルです。

　温度が上がると、やや甘味も感じられるようになります。悪くないよ、コレ。

　正直なところ、特筆すべき点は見当たらないワインですが、ボルドーらしいボルドーがこの値段で買えるのはありがたいですね。 安ワイン道場的には、1,000円はグラス１杯の値段じゃなくて、ボトル１本の値段です。

　間にめっちゃ長い文章挟まっているので見る人少ないと思いますが、小瓶保存した翌々日再稽古。 基本的に差はありません。ボルドーらしいボルドー、特段の褒めポイントはありませんが、正統派の味わいです。

点数	７５点

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１９日(木)

　本日は、お知り合い、といってもリアルにはこの時一度しかお会いしていない 斎藤みどりさんにお誘い頂いて、 シャブリの生産者イベントに出かけました。場所は、北参道にあるLa Garlieというワインショップ。 斎藤さんはこのお店のスタッフさんです。

　お店は、北参道駅を出てすぐ、真新しいビルの１階にあります。 写真からも伝わると思いますが、まるでパリのトリアングル・ドールかよ！って感じのオシャレなお店です。 写真は全てクリックで拡大しますので、ぜひ大写しにしてみてください。

　今回のテイスティングはスタンディング形式。店内のテーブルにグラスと資料、軽いおつまみがセットされていました。 参加者はだいたい20人くらいだったかな？皆さんオシャレな方ばかりで、師範みたいな田舎者は場違い感が否めません。 デカいカメラなんか持っているのは師範だけでした。

　今回説明して頂けるのは、シャブリの造り手「Jean-Marc Brocard (ジャン・マルク・ブロカール）」の エクスポートマネージャーGuillaume（ギヨーム）さん。 通訳して頂けるのは、 このお店の経営母体「HUGEコーポレーション」のコーポレート・ソムリエである石田博さん。 昨日伺った"Rigoletto"もHUGEコーポレーションのお店ですね。 本日もよろしくお願いします。

　それではいよいよジャン・マルク・ブロカールのワインをテイスティングして参ります。 試飲アイテムは４種類、村名「サント・クレール」、１級畑「コート・ド・レシェ」、１級畑「フルショーム」、特級畑「ブーグロ」でした。

名称	Chablis "Sainte Claire" 2022 シャブリ "サント・クレール" 2022
生産者	Jean-Marc Brocard ジャン・マルク・ブロカール
価格	4,600円 (希望小売価格：税別)
購入店	La Garelie

　まず初めは、村名格付けでビオディナミが取り入れられている畑「サント・クレール」から。 サント・クレール教会が近くにあるのでこの名前だそうです。 醸造は、ステンレスタンクで発酵後、木樽は使わずステンレスタンクで澱と共に9ヶ月熟成されているそうです。

　色は、今回テイスティングした中では一番濃いように見えました。 香りは、いわゆるコート・ドールのシャルドネ的というか、言い換えればシャブリ的でないというか、 柑橘類を主体としたフルーツの香りがしっかり感じられます。樽熟はさせてないそうですが、どことなくナッツの香ばしさも感じます。 味わいは、今回テイスティングした中では一番酸味が穏やかだったような。親しみやすい味わいです。

　相対的な比較の上でではありますが、シャブリなのにシャブリらしさが控えめで、普通にブルゴーニュのシャルドネ的な雰囲気でした。 「やっぱり師範は安いワインの方を美味しいと感じるのね」なんて考えておりましたよ。特級をテイスティングするまでは。

点数	７９点

　こちらが今回通訳＆説明して頂けた石田博ソムリエ。絵に書いたようなイケオジです。 彼に会うのが目的で参加された方もいらっしゃるんじゃないですかね？（後半は撮影会でした）

　見た目もナイスですが、物腰柔らかな説明もとてもナイスでした。 特に今回、１級の２本は表現が難しいワインだったのですが、それを上手に説明されていました。 「なるほどそう言うのかぁ」と思うところがたくさんありましたよ。

名称	Chablis 1er Cru "Cote de Léchet" 2022 シャブリ・プルミエ・クリュ "コート・ド・レシェ" 2022
生産者	Jean-Marc Brocard ジャン・マルク・ブロカール
価格	6,300円 (希望小売価格)
購入店	La Garelie

　次のアイテムは１級畑のコート・ド・レシェです。 この畑はシャブリの中心を流れるスラン川の左岸にあり、南東向きの斜面で「涼しい朝の陽が当たる」エリアとのこと。 醸造は、ステンレスタンクで発酵後、大樽（フードル）で澱と共に16ヶ月熟成されているそうです。

　色は、前の村名より薄めに感じました。 香りは、村名にはあったフルーツ香が消えました。まさに「消えた！」って感じです。 代わりにミネラル感というか、シャブリ本来の雰囲気が見えてきた感じです。 味わいも、村名より酸味がしっかりで、どことなく塩味っぽさも感じます。硬派なイメージですね。

　シャブリらしいシャブリではあります。であるが故に、村名の親しみやすさと比べてやはりとっつきにくい感じはありますね。 それを石田ソムリエは『シリアスな味わい』と表現されていました。上手いこと言うなぁ。

点数	７７点

　こんな感じでテイスティングは進んでいきます。

　ちょっとだけ気になったのは、注がれるタイミングが違うので、温度や開き方が同じじゃないんですね。 進行上しかたがないとは思いますが、温度が上がって空気に触れた時間が長い方が香りが良く甘味も感じられるので、 「あれ？」と思うことがありました。プロの方はそこを脳内補正して比較するのかな？

名称	Chablis 1er Cru "Fourchaume" 2022 シャブリ・プルミエ・クリュ "フルショーム" 2022
生産者	Jean-Marc Brocard ジャン・マルク・ブロカール
価格	7,200円 (希望小売価格)
購入店	La Garelie

　１級畑がもう１種類あります。こちらは有名畑のフルショーム、スラン川右岸の一番北に位置しています。 畑は南西向きですが、やや平地に近いため日差しがダイレクトに当たらないので、柔らかな感じになるんだとか。 醸造はステンレスタンクで発酵後、大樽70%、ステンレスタンク30%で14か月熟成だそうです。

　色は、前のコート・ド・レシェと変わりません。というか、村名以外、１級特級はすべて同じ外観、薄～い麦わら色です。 香りは、やはりこちらも果実の雰囲気は弱めです。でも、コート・ド・レシェと比べるとちょっとだけフルーティ、 青リンゴっぽい涼しい果実を感じます。味わいも、コート・ド・レシェと比べてちょっとだけフルーティ。 でも、その差は微々たるものに感じました。石田ソムリエ曰く『豊かさがある』そうです。なるほど。

　いや～、やっぱりテイスティングは難しいわ。黙って出されればどちらも同じワインだと言いそうです。 温度や注がれてからの時間の方が、香りや味わいに影響大だと思うくらい、極めて似た感じの１級畑２本でした。

点数	７８点

　こちらが、Jean-Marc BrocardのエクスポートマネージャーであるGuillaumeさん。 ブルゴーニュの造り手の方って、どちらかというと農家さんっぽい印象があるのですが、 この方はボルドー的と言いますか、やり手ビジネスマンな雰囲気を漂わせておられました。

名称	Chablis Bougros 2022 シャブリ ブーグロ 2022
生産者	Jean-Marc Brocard ジャン・マルク・ブロカール
価格	13,500円 (希望小売価格)
購入店	La Garelie

　最後のアイテムは特級畑のブーグロです。お値段もググっと上がって１本13,500円（税別）。 畑は、グランクリュ７つの中で一番西側、スラン川に近いところに位置する南向きの斜面です。 醸造はステンレスタンクで発酵後、大樽で澱と共に16か月なのですが、 生産量が少ない（3,000本以下）のため大樽といっても小さめの樽が使われているそうです。

　香りを嗅いだ瞬間、「火打石！」と思いました。まさにミネラルっぽい香りがガツン！ときます。 それに加えて、蜂蜜のような甘やかな香りと、熟れた洋梨やオレンジのフルーツ香、加えて樽香と思われるバニラの香ばしさがあります。 香りのボリュームは、村名の1.5倍／１級の2倍くらいに感じます（当社比）。 味わいも濃くて柔らかで滑らか。石田ソムリエ曰く『１級は余韻が酸味だが、これは余韻が甘味』と言われていました。

　いや～、こりゃ参ったな、です。明確に違うんですね。 これも１級と同じくらいに感じたら「シャブリは安い方が美味い！」と脳に焼き付けるところでしたが、 そうはなりませんでした。 やっぱり「高いワインは美味い」んですね、格の違いを感じてしまいました。

点数	８５点

　有料の試飲会なんかにはまず行かない師範がなぜ今回は参加したかというと、それはもちろん紹介して頂いた 斎藤みどりさんがステキな方だったからですね。 ちょっとだけお話もできて嬉しゅうございました。今後ともよろしくお願いします！

　・・・というような師範には場違い感あふれるテイスティング・イベント、参加費は税込みで3,300円でした。

　稽古したシャブリたち

　せっかく上京したのだから、どこかに寄りたくなるのが酒呑みってもんです。 伺ったのは、今年の５月以来ご無沙汰の、 豪徳寺にあるワインステーション＋さんです。

名称	Crémant de Bourgogne Blanc de Blancs Brut N.V. クレマン・ド・ブルゴーニュ ブラン・ド・ブラン ブリュット N.V.
生産者	Dom. du Bicheron ドメーヌ・ビシュロン
価格	1,100円 (Glass)
購入店	ワインステーション＋

　最初、駅長に『普通のスパークリングにしますか』と出して頂いたのは、クレマン・ド・ブルゴーニュ。 泡ならなんだって良いんです。品種はアリゴテとシャルドネですかね？なんて話をしていましたが、 調べたらシャルドネ100%みたいですね。マコネ地区にあるワイナリーのようです。

　ボトルの底、最後の１杯だったからか泡はやや少なめです。 香りは、シャルドネ主体らしい普通のスパークリングの香り（普通って何よ？）です。 シャンパーニュにあるような、熟成からくる香ばしさみたいな雰囲気は無くて、ストレートにフレッシュな香りと味わいです。

　駅長が言われる通り、「普通においしいスパークリング」ですね。難しいことを考えずに飲めますよ。 グラス１杯、あっという間に蒸発しました。

点数	７７点

名称	Bruce Jack Sauvignon Blanc 2023 ブルース・ジャック ソーヴィニョン・ブラン 2023
生産者	Bruce Jack Wines ブルース・ジャック・ワインズ
価格	1,450円 (Glass x 1.5)
購入店	ワインステーション＋

　「次は白で、なにか提案してください。」とお願いしました。 南アフリカのソーヴィニョン・ブランで造られたワイン主体に４種類提案して頂いたのですが、 その中で気になったのがこのブルース・ジャックです。 南アフリカワイン好き界隈で話題の造り手ですね。駅長曰く『コスパが素晴らしい。南アのコノスル』だそうです。

　ちなみにここから３杯は、こちらのお店の標準量であるグラス１杯100mlではなく、1.5倍の150mlでお願いしています。 だってね、いろいろ種類を飲んじゃうと翌日の更新が大変なんですよ。「稽古したワインは全て掲載」が当道場のポリシーですから。 ホントは「２倍にしてください」とお願いしたんだけど、駅長に『1.5倍にしておきましょうよ』と言われてそこに落ち着きました。

　色は覚えていません。香りはまさにソーヴィニョン・ブラン、草原の香りです。 トロピカルフルーツっぽさが弱くて、草っぽい雰囲気が強いので、ニューワールドというよりロワールのソーヴィニョン・ブランみたいです。 味わいは酸味しっかり甘味もあってインパクトがあります。

　なるほど、これは良いソーヴィニョン・ブランですね。 冷涼感があって押しつけがましくなくて、食事のお供に良さげな雰囲気が漂っておりました。

点数	８０点

　食べた料理がコチラ、ラムのスペアリブ 950円です。 名シェフのマキさん作、しっかりと味が染みたラムが美味しゅうございます。 添えられたカボチャのペーストとクレソン、セロリの酢漬けも良い箸休めになります。 これだけでワイン４杯は飲めますわ・・・って実際これだけで通しました。

名称	Focal Point Chardonnay 2019 フォーカル・ポイント シャルドネ 2019
生産者	Laarman Wines ラーマン・ワインズ
価格	1,800円 (Glass x 1.5)
購入店	ワインステーション＋

　もう一杯白を、それも前のとは傾向の違うものを飲みたくて、駅長に「樽ドネください！」と注文しました。 駅長曰く『最近ねぇ～、南アフリカもあまり樽の強いワインは造らなくなったんですよ～』とのこと。 そんな中から、比較的樽が強いらしいこのワインを選んで頂きました。 フォーカル・ポイント、赤のサンソーはこのお店で昨年稽古しております。

　色はかなり濃いレモン色だったように思います。 香りは注文通りのバニラ感、「しっかりした樽」を感じます。 でも樽ッ樽過ぎないというか、リンゴのフルーツや蜜の香りも感じられます。 味わいも、酸味がしっかりしているので浮ついた感じが無く、ちゃんと樽香を手なずけているように思えました。

　そうそう、こういうのが飲みたかったのよ、です。 テイスティング・イベントで飲んだシャブリとは全く傾向の異なるシャルドネですが、 みんな違ってみんな良い！です。

点数	８２点

名称	Big Smooth Lodi Cabernet Sauvignon 2020 ビッグ・スムース ローダイ カベルネ・ソーヴィニョン 2020
生産者	Don Sebastiani & Sons ドン・セバスチャーニ＆サンズ
価格	1,450円 (Glass x 1.5)
購入店	ワインステーション＋

　最後は赤でございます。駅長に「しっかりした、でもお手頃価格の赤が飲みたいです。」と注文しました。 駅長からは『それだったらアレですね・・・ブラインドで出しますので当ててください。』と勝負を挑まれました。 こちとら腐っても27年間「師範」を名乗っているわけですよ。負けるわけには参りません。

　まず色から。全く向こうが透けない、濃い色合いをしています。 ここで「カベルネ・ソーヴィニョン」か「メルロー」か「シラーズ」に絞りました。 香りは、黒い色のベリーの香りと、ビスケットのような香ばしさを感じます。 ピーマンっぽさが無いので、ここでカベルネは外しました。 味わいは、甘さシッカリで渋味がほっこりしています。メルローだともう少しシャープな味わいになる気がしたので、 師範の答えは「南アフリカのシラーズ！」です。

　答えは『カリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニョン』でした。ブラインドなんてもちろん当たらなくて当然です。 このワインも最近安価で売られていて話題になっていますね。噂に違わぬコスト・パフォーマンスの良さがあるワインでした。

点数	８１点

　お会計は、料理１品とワイン4杯(5.5杯相当)で6,750円。 午後8時半頃伺って、お店を後にしたのは午後10時すぎ。１時間半で550mlは適量でしょう。 またそのうちフラッと遊びに行きます！

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１８日(水)

　本日は、12月に開催予定のイベントの打ち合わせで、渋谷のイタリアンThe Rigolettoへ。 この系列のお店は以前に銀座のRigoletto Kitchenや 横浜のRigoletto Ocean Clubを利用しております。 雰囲気が良くて、いろんなワインが比較的安く頂けるお店ですね。

　今回、幹事役のMayumiさんに予約して頂いたのはテラス席。まだまだ暑い季節ですが、幸いこの日は雨がパラつく天気だったので、 それほど暑くなく過ごせました。

本日の参加者は下記のメンバーです。
・Mayumiさん（酒豪番付小結）
・sakanacoffeeさん（サカナの達人）
・クヴェヴリ・エミさん（シイタケが苦手）
・安ワイン道場師範（今週予定入れすぎ感）
それでは張り切って飲み食いして参ります（打ち合わせはさっさと済ませました）

名称	Marques de la Concordia "Selección Especial" Brut Vintage 2022 マルケス・デ・ラ・コンコルディア "セレクシオン・エスペシアル" ブリュット・ヴィンテージ 2022
生産者	Marques de la Concordia Family of Wines マルケス・デ・ラ・コンコルディア・ファミリー・オブ・ワインズ
価格	4,180円 (お店価格)
購入店	The Rigoletto

　このお店には立派なワインリストがあって、詳細ページの前に"EXCLUSIVE HOUSE WINE All \3,800(税込4,180)"がピックアップされており、 そこには泡４種、ロゼ１種、白14種、赤14種が書かれています。もうそこだけ見るんで十分ですわ。

　まずは泡からでしょう、ということで、3,800円のところに書かれていたワインを指さして、「この中で一番シャンパンっぽいのはどれですか」 とお店の方に聞いたところ『ありませ～ん！』と小気味よい回答。正直で良いですね。 『でも辛口ならコレ』ということで推薦して頂いたのがこちらのカバでした。

　色は、暗めのテラス席なのでわかりません。 香りのボリュームはやや弱めですが、スッキリした柑橘類とシッカリしたリンゴの中間くらいの香りがします。 味わいはやや甘めですかね？口に含むとナッツのような香ばしさが感じられる点はナイスです。

　安カバというと、キンキンした金属っぽさを感じるものも多いのですが、これは比較的こなれた感じで好印象でした。 お店で4,000円、妥当な金額だと思います。

点数	７７点

　それでは乾杯。テラスで飲むのは気分が良いですね。Mayumiさんは蚊に刺されがちで、 サカナさんはキャンプでアシナガバチに刺されがちだそうですが。

料理は、まずは軽めのタパスから。
・燻製メカジキとオレンジのカルパッチョ 1,386円
・ボケロネス(イワシの酢漬け) 1,034円
・肉屋のカジョス(もつ煮込み) 693円
・ブロッコリーのガーリックソテー 693円
どれもワインが進む料理ですよ。

名称	Porteño Rosado 2023 ポルテーニョ ロサード 2023
生産者	Bodega Norton ボデガ・ノートン
価格	4,180円 (お店価格)
購入店	The Rigoletto

　泡は儚くもあっという間に蒸発しまして、次はロゼを頂きます。 アルゼンチンの大手「ボデガ・ノートン」が造るロゼですね。 産地や品種の情報は書かれていませんが、『マルベックとかじゃないですかね』と話しておりました。 後で調べたところ、マルベックとメルローみたいです。たしかサカナさんはメルローとも言ってましたね。

　色はかなり薄めのオレンジ色に感じました。 香りは、色から受ける印象通り、オレンジっぽい雰囲気を感じます。「オレンジワイン」のオレンジじゃなくて柑橘系のオレンジの方です。 味わいは、重すぎず軽すぎず、ちょうど良いバランス。スイスイ飲めてしまいます。

　やっぱり夏のテラスで飲むのはロゼですよ。大昔から「日本でももっとロゼが飲まれるべき」という言説はありますが、 一向に流行る兆しがありませんね～、美味しいのにね。

点数	７８点

　こちらもタパス・メニューから、ズッキーニのセモリナフリット 693円。 ペコリーノチーズがカリッと焼かれていて、美味しゅうございました。

名称	Mile 141 2021 ミッレ 141 2021
生産者	Barone Ricasoli バローネ・リカーゾリ
価格	4,180円 (お店価格)
購入店	The Rigoletto

　次はイタリア産の赤です。このワインは５年前に横浜の系列店で稽古しています。 写真ではピンク色のラベルに見えますが、実際は生成りの白です。 実はこのワインのボトル写真を撮り忘れていて、あとでお店の人に拾い出してもらい撮りました。 そこの照明がこんな色だったんですね。快く対応して頂いたお店の方に感謝です。

　写真を撮り忘れるくらい話に夢中で、細かいことは覚えちゃいませんが、 イタリアらしい、サンジョヴェーゼらしい明るい雰囲気を感じるワインだったように思います。 バローネ・リカゾーリ、やっぱり名門ドコロは確かなワインを造りますね。

点数	７９点

　こちらが本日のメイン、タコのガリシア風 3,080円です。 日本でいうところの「蛸の柔らか煮」ですね。大きい方を頼んだので、しっかり食べ応えがありました。

名称	Altos Ibéricos Crianza 2019 アルトス・イベリコス クリアンサ 2019
生産者	Torres トーレス
価格	5,170円 (お店価格)
購入店	The Rigoletto

　赤をもう一本頂いております。造り手はスペインの大手「トーレス」、これは3,800円均一じゃなくて通常のワインリストからの選択です。 通常のリスト、なんと100種類くらい書かれています。お値段は税込み4,000円台後半から、一番高いのはサッシカイアの45,000円。 字が小さくて老眼鏡が必要ですが、見ていて飽きないリストです（pdfはコチラ）

　色は、前のイタリア産と比べると明らかに濃いのが見て取れます。 香りも濃いですね。なにより樽の香りがしっかりしています。 品種はテンプラニーヨらしいですが、まるでボルドーのような香りに感じます。 味わいもとてもしっかり系。甘さと渋味がドスン！と濃い味わいです。

　これ、誰が選んだんでしたっけ？Mayumiさんだったかな？ リストにある多数のワインの中からこれを選ぶセンスはさすがです。 〆にふさわしい赤でした・・・って、実際は〆じゃなかったんですけどね。

点数	８１点

　炭水化物は、ムール貝と海老のパエージャ 2,310円を頂いておるようです。 写真はあるけど記憶には無い、飲み会あるあるですね（「あるある」とか言っている場合じゃ無いです）

名称	Belenus Albarinho 2022 ベレヌス アルバリーニョ 2022
生産者	Quinta das Arcas キンタ・ダス・アルカス
価格	4,180円 (お店価格)
購入店	The Rigoletto

　４人で５本目です。酒豪番付に載るMayumiさんとか、載せなきゃいけないエミさんとかがいると当然の流れですね。 赤はもう良いや、ということで白になりました。選んだのはポルトガルのビーニョ・ベルデ、品種はアルバリーニョ。 さっぱりしたワインが飲みたかったんでしょうね。

　そしてそれが狙い通り、良い意味でとてもさっぱりしたワインでした。 ビーニョ・ベルデ（道場では「ヴィーニョ・ヴェルデ」とは書きません）って、薄いイメージがあるのですが、 これは結構ちゃんとした香りの強さと味わいのしっかり感があります。 それでも重くならずにさっぱりしている、絶妙なラインを突いてきています。

　〆にふさわしい、美味しい白でした。いや～、飲んだ飲んだ。

点数	８０点

　赤ワインで乾杯する写真は珍しいよね、ということで撮ってみましたが、酔っぱらっている状況なので良い写真が撮れるはずもありません。

　そんな感じの打ち合わせ＆飲み会、お会計は４人分トータルで35,000円弱。 これだけ飲んで一人１万円いかないのは良いですね、あまり食べてない、ということもありますが。

　それでは、イベント成功させましょう＞皆様

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１６日(月祝)

　本日の食前酒は、 先週の金曜と日曜と水曜に引き続き ドンキのベトナム産「なんちゃってクラフトビール」の中からＩＰＡ(India Pale Ale)。４種類の最後です。

　これがやっぱりちゃんとＩＰＡなんですよ。 しっかり華やかでガッツリ苦味があります。ベトナム、ビールの生産国として優秀かもです。

名称	Spanish Story Organic Red Blend 2022 スパニッシュ・ストーリー オーガニック・レッド・ブレンド 2022
生産者	Spanish Story スパニッシュ・ストーリー
価格	919円 (単品価格：1,848円)
購入店	銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA

　本日の夕食メニューは、イワシが安かったのでイワシの蒲焼き、それに最近ブームな空心菜のガーリック炒め、冷奴。 白か赤か迷うメニューですが、ここはひとつチャレンジしましょうということでスペイン産の赤をチョイス。 品種はメルロー、カベルネ ソーヴィニヨン、モナストレル、シラーだそうです。 ぱっと見の感じは空港で売られているお土産ワインみたいな銘柄とラベルですが、 ショップのサイトによれば受賞歴がいくつもあるちゃんとしたワインのようです。

　色は、しっかりと濃いけど清澄感があって、お土産ワインとしてのクレーム排除への気配りが感じられます。 香りはいかにもスペイン、メルローとかカベルネ・ソーヴィニョンは置いといて、とにかくスペイン風。 樽は感じなくて、イチゴジャムとほのかな温泉の香りを感じます。 味わいは、甘味シッカリ渋味ほっこり、酸味控えめ。アルコール度数は14.5%、パワフルだけど人懐っこい感じがします。

　疑ってゴメン、お土産ワインなんかじゃなくてちゃんとしたワインでした。 でもやっぱりあまりに主語が大きい銘柄って警戒するよね。我が国だと「日本物語」と書かれた清酒、警戒するよね。

　外飲み続きで４日後再稽古。もちろん小瓶保存していますから経過日数はあまり関係ないと思います。 その日に稽古したボルドーと比較すると、やっぱり果実味がしっかりしていますね。 日を置いてもちゃんと美味しい赤だと思いましたよ。

点数	７６点
リンク	【送料無料】赤だけプレミアム特選12本セット 11,800円 Spanish Story Organic Red Blend 2022 1,848円

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１５日(日)

　本日は、１～２ヶ月に１度のバンドのリハ。スタジオはいつもの"Studio NOAH 恵比寿店"。

　あいにくこの日はヴォーカルのＫ子さんが体調不良でお休みだったので、オッサン４人で練習。 後半、ギターの弦が２本も切れるというハプニング。なんか悪いことでもしたかしら。

　というわけでオッサン４人で乾杯は、いつものサイゼリヤ 恵比寿駅東口店。 生ビール（ジョッキ）は400円、銘柄はキリンの一番搾りです。 番号は"BR01"から"3301"に変わりました。"B"も"R"も"3"に似ているから覚えましょう。

　生ビールを２杯ほど頂いたあと、ベースのＡｏ氏と白ワイン（デカンタ250ml） 200円に移行しました。 サイゼリヤのデカンタ・ワインは、250mlが200円、500mlが400円ときっちり倍なので、 白であれば小さい方を都度注文した方が冷えたものが飲めてナイス、という豆知識な。

名称	Chianti "Raffaello" 2022 キアンティ "ラファエロ" 2022
生産者	F.lli Bellini フラッテリ・ベリーニ
価格	1,100円 (お店価格)
購入店	サイゼリヤ 恵比寿駅東口店

　サイゼリヤには「スペシャルワインがある店」ってのがあって、グランドメニューとは別にワインリストがあります ・・・というのはもう当道場の読者な方なら当然ご存じですよね。 そしてそのほとんどは稽古済みなのですが、この安キアンティだけは記憶がありません。 そういうことではサイゼリストの名が廃る、ということで注文させて頂きました。

　色はちゃんと濃い紫色です。香りも、サンジョヴェーゼらしいスミレの香りがしっかり感じられます。 味わいは、渋すぎず酸っぱすぎず、小ぶりながらバランスは悪くありません。

　結果、普通に美味しいキアンティでした。これがお店で１本1,100円だから驚いちゃいますよね。 あと、コンプリートしていないワインが１種類ありました。ランブルスコ・ドルチェ・・・どうするかなぁ。

点数	７５点

　こちらがディアボラ風ハンバーグ、お値段500円です。 ワンコインでこの料理が食べられるんですよ。そりゃやっぱり毎回サイゼリヤになっちゃうよなぁ。

　追加で赤ワイン（デカンタ250ml） 200円も頼んでおります。 Ａｏ氏と二人でワイン1,250ml、でもお値段は1,500円です。ちょっとしたお店ならグラスワイン１杯のお値段ですな。

　・・・というような毎度の反省会。お会計は４人分トータルでも４桁円でした。

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１４日(土)

　本日は、お友だちのmishikaさん発起人、いつもお世話になっているまささん幹事の持ち寄りワイン会。 テーマは「ラベルが超好きワイン会」。 ワイン好きも拗らせてくると、中身じゃ無くてラベルなんですな。

　会場は、持ち寄りワイン会ではしばしば使わせて頂くドットブリッジ渋谷神泉というレンタルスペース。 テーブル席とソファー席、冷蔵庫や流しもあります（調理器具はありません）

参加者は総勢14名の皆さんです。
mishikaさん（言い出しっぺ）
まささん（幹事さん）
めぐさん（素敵タトゥー）
ななさん（WSET Level3 おめでとう）
MAMIさん（久しぶりに毒舌拝聴）
米柱さん（米さんなのか柱さんなのか）
2bさん（前歯お大事に）
あいさん（クレオパトラもタトゥー）
mayumiさん（若き酒豪）
ゆさん（初めまして！）
Kohさん（そこのディプロマ）
わたさん（ずーっと立ってました）
獄門島狂子さん（遅刻しないだけで褒められる）
安ワイン道場師範（議事録遅くなりスミマセン）

　開始時間は午後１時、でも30分前には半分くらいの人が集合していて、差し入れのビールなんかを開けております。 いや今日は14人で20本飲むんですよ、ビールなんか飲んで大丈夫ですか？・・・なんて心配する人は一人もいませんでした。

　・・・というわけでビールで乾杯。数えたら８人居ますね。 皆さんちゃんとグラスを使っておられますが、グラスをリンスするのが面倒な師範はプラコップです。 いろいろ手抜きでスミマセン。

名称	A.Bergère "Selection" Brut N.V. A.ベルジェール "セレクシオン" ブリュット N.V.
生産者	A.Bergere Ａ．ベルジェール
価格	(まささんから)
購入店

　今回本数が多いので、コメントは手抜きさせて頂きます。 サービス役のまささん（いつもありがとうです）に最初に出して頂いたのが、 まささんご持参のシャンパーニュ。こちらはシャルドネ50%／ピノ・ノワール50%で、ドザージュ8g/lの"セレクシオン"です。

　やっぱりシャンパーニュは美味いっすよね。リンゴと蜂蜜トロ～リ溶けてる安定の美味しさです。 良い感じの熟成感もありました。やっぱシャンパーニュしか勝たん。

点数	８３点

　改めてシャンパーニュで乾杯。本日は皆さまよろしくお願いします。

この日の様子は、下記のお二人がブログにして頂いています。ぜひそちらもご参照ください。
○9/14 ラベルが超好きワイン会
米柱さんのnote。会の雰囲気はこちらで。
○9/14 ラベルが超好きワイン会
ななさんのブログ。ラベル＆面白話はこちらで。

名称	A.Bergère "Blanc de Blancs" Brut N.V. A.ベルジェール "ブラン・ド・ブラン" ブリュット N.V.
生産者	A.Bergere Ａ．ベルジェール
価格	(まささんから)
購入店

　２本目もまささんが持参されたシャンパーニュで、造り手は同じA.ベルジェール、100%シャルドネでドザージュ6g/lの"ブラン・ド・ブラン"。 花柄のラベルがオシャレっすね～・・・って、今日は「ラベルが超好きワイン会」でした。なるほどこのラベルは間違いなくステキ系です。

　色は前のピノが入ったものより薄めですが、香りはこちらの方がよりしっかりしていたように感じました。 味わいも、ドザージュ少なめだからかカチッとした印象を受けます。 ブラン・ド・ブランって冷たい印象を受けるものが多いのですが、これは良い感じにフレンドリー、大変美味しく頂きました。

点数	８５点

　米柱さんに持参して頂いたのは、ふわっふわの明石焼き。 各人用に小さな紙コップと出汁を用意して頂いております。気づかい女王だな、この方。

　手前は、ゆさんに持参して頂いた、一見さんお断りのお店のカヌレ。 ゆさんにはお土産に生の胡椒なんかも頂きました。気づかい王子ですよ。

名称	asatsuyu Sauvignon Blanc 2023 アサツユ ソーヴィニョン・ブラン 2023
生産者	Kenzo Estate ケンゾー・エステート
価格	(ゆさんから)
購入店

　そんなゆさんに持参して頂いた１本目がこちら。 カプコンの創業者である辻本憲三氏がカリフォルニアに所有するワイナリーの白。 ソーヴィニョン・ブランを主体にした"asatsuyu"のフルボトルは珍しく、普通では買えないらしいです。 この銘柄は4年前に稽古しておりますが、「猫に小判」だったようです。

　そして今回は、猫も小判のありがたみがわかりました。 このヴィンテージが良いのかわかりませんが、香りのボリュームが凄いのね。バリバリのトロピカルフルーツが香ります。 飲める香水ですわ（「こんな香水は無い」とMAMIさんには否定されていましたけどね）。印象爆上げです。

点数	８６点

　MAMIさんには写真のキノコのアヒージョや糠漬け、サラミを持参して頂いております。 ピリ辛のキノコ、美味しゅうございました。

名称	Goutte d'Argent Sauvignon Blanc 2023 ぎんの雫 ソーヴィニョン・ブラン 2023
生産者	Viña Marty ヴィーニャ・マーティ
価格	(まささんから)
購入店

　次の白もソーヴィニョン・ブランが主体、まささんが持参されたチリ産のワインです。 このワインも日本が絡んでいて、清酒「獺祭」の旭酒造が協力し、日本酒の酵母が使われているとのこと。 ヴィンテージも同じ2023年、２つ持参したグラスで飲み比べさせて頂きます。

　・・・で、正直あまり違いが分からないのね。こちらもバリバリにトロピカルフルーツが香ります。 MAMIさん曰く『日本酒の雰囲気を感じる』、Mayumiさん曰く『土の香り』だそうですが、 師範的には「とても良くできたソーヴィニョン・ブラン」でした。

点数	８３点

　WSET Diplomaで工学博士で太公望で博多大吉なKohさんが持参された料理がこのローストビーフ。 これ、めっちゃ美味かったっすね。生の胡椒を添えるとさらに印象アップしました。

名称	Orange Veltliner 2022 オレンジ・ヴェルトリナー 2022
生産者	Vino Smelko ヴィーノ・スメルコ
価格	(2bさんから)
購入店

　次は、2bさんが持参されたオレンジワイン。 スロバキア産のワインはまだ道場には２回しか登場したことが無く、これが３本目です。 スロバキアとスロヴェニア、どっちがどっちかいつも分からなくなります。

　香りは、自然派オレンジワインらしい高級石鹸の香りがしっかり感じ取れます。 狂子たん曰く『粒マスタードの香り』だそうです。 味わいは・・・酸っぱいです。酸味つよつよですね。 持参された2bさんによれば「1週間くらいたたないと開かない」らしいです。 今は人を寄せ付けない酸味ですが、開いた後は別の表情を見せてくれるのかも知れません。

点数	７２点

　師範が持参したのは、東急フードショーにある「麻布あさひ」というお店で調達した木桶醤油唐揚げ「いいとこ鶏」。 味付け濃いめでワインに合う唐揚げ、適当に買った割には良い感じだったと思います。

名称	Hanamizuki Blanc "La Florette" 2022 ハナミズキ・ブラン "ラ・フロレット" 2022
生産者	Okunota Winery 奥野田葡萄酒醸造
価格	(米柱さんから)
購入店

　ここまではあまりラベル云々なワインでは無かったのですが、ここからは本題の「ラベルが超好き」なワインが続きます。 このワインは米柱さんが持参された山梨産の甲州。白い花がデザインされた、正統派の可愛いらしさですね。 この銘柄の2018年産はワイナリーで購入して稽古しております。 その時は「もう一声！」といった感じだったようですが・・・

　2022年は天候が良かったのか、ワイナリーが腕を上げたのか、みんなで飲むから美味しいのかわかりませんが、 これも印象が良かったですね。Mayumiさん曰く『ジャスミンの香り』がしっかりあって、味わいはやや甘口です。 この味わいの甘さが、1杯50mlずつという少量なシチュエーションに合っていたのかも知れません。

点数	７８点

名称	Musubi Sparkling 2022 ムスビ スパークリング 2022
生産者	Domaine Bless ドメーヌ・ブレス
価格	(わたさんから)
購入店

　わたさんが持参されたのは、北海道余市のスパークリングワイン。 ラベルの好きポイントは、スティルのワインだと水引の後ろが白なんだけど、 スパークリングはシャボン玉っぽい模様が入っているところらしいです。 なんとも微妙なところを突いてきますな。でも男子の「萌えポイント」なんてそんなものかも知れません。

　香りは、最初ツンッとした酢酸っぽい香りを感じますが、その後ろには生のブドウのようなフルーティさが構えています。 品種はシャルドネ、ピノ・グリ、トラミーナ、ピノ・ノワール、ムニエとのこと。 欧州系品種なのにやっぱり「日本」を感じる香りなんですね。味わいも、日本ワインらしくスーッと沁み込む感じでした。

点数	７７点

名称	Settenani 2021 セッテナーニ 2021
生産者	Tenuta Fornace テヌータ・フォルナーチェ
価格	(めぐさんから)
購入店

　めぐさんが持参されたのはイタリア産のワイン。 ラベルに７人の子供が描かれているから、７種類のブドウを植えたらしいです。ラベル先行というのは珍しいですね。 なるほど造り手自身が「ラベルが超好き」だったのでしょう。 そしてよく見ると子供は８人いるように見えます。一人は足が無いとか・・・水子？

　色は結構強めのオレンジ色です。香り味わいも、白ワインというよりオレンジに近い感じですね。 軽い渋みがあって収れん性を感じます。自然派ワインが好きな方には受けそうな香りと味わいでした。

点数	７５点

名称	Le Roi 2020 ル・ロワ 2020
生産者	l'Octavin ロクタヴァン
価格	(ゆさんから)
購入店

　お次はゆさんが持参されたワインで、これまたオレンジワイン。 ラベルが塗り絵になっていて、色が指定されています。 全くジャケ買いされたとのことでどんなワインか不明、みんなでどこのワインか探しました。 そこで裏ラベルに小さく"Vin de France"の文字があることをわたさんが発見、やっぱり若い人は目が良いな（老眼勢）

　色はこちらもキッチリオレンジ、赤肉メロンの果肉の色です。そして自然派らしくやや濁りがあります。 香りのボリュームは立派です。「ザ・オレンジ」な香りがしっかり感じられ、味わいにも明らかに渋味があります。 目をつぶったら「赤ワイン？」な感じですね。ガツン！と来るワインでした。

点数	７８点

名称	Mount Edward Gamay 2023 マウント・エドワード ガメイ 2023
生産者	Mount Edward マウント・エドワード
価格	(mishikaさんから)
購入店

　言い出しっぺのmishikaさんが持参されたワインがコチラ。ニュージーランド産のガメイですが、 デヴィッド・ボウイの頭が花束になったみたいなラベルです。 ななさん曰く『脳みそブッシャ～！』らしいです。女子の「萌えポイント」もよくわかりません。

　このワインは、ラベルの話題よりも中身で盛り上がっていました。 明らかな還元臭、温泉＆卵な香りがあったんですよ。でも、それを強く感じる人とあまり感じない人がいて、 ボトルの上下だ性格の悪さだと侃々諤々でした。 温泉風味のイチゴの香りはちょっと苦手要素がありましたが、味わいは甘さと飲み応えがあって美味しゅうございましたよ。

点数	７９点

　皆さんが持参された料理いろいろ。 一部のちゃんとした方は事前申告されていましたが、他は適当に買ってきたのにかぶりがないのがナイスです。

名称	Rosa Bella 2023 ローザ・ベッラ 2023
生産者	G.D.Vaira Ｇ．Ｄ．ヴァイラ
価格	(Mayumiさんから)
購入店

　Mayumiさんが持参されたのがコチラ、ネッビオーロ主体のイタリア産ロゼです。 花束がデザインされたわかりやすく「可愛い」ラベルですね。 いや、おっさん連中もこういうラベルを可愛いとは思うんですよ。 でも「超好き」かと言われると・・・というかこういうのを「超好き」と言えるほどマインド強くないというか ・・・どうでも良いですね。

　で、ワインの中身はというと、ラベルの印象通り可愛らしい香りと味わいでした。 持参されたMayumiさんは『わたあめの香り』と言われていましたが、わたあめって香りある？砂糖の香りはあるような。 ともあれ、ここまで自然派っぽいのが続いたので、不自然派な師範にはホッとするワインでしたよ。

点数	８１点

名称	Theodra Weiss 2022 テオドラ・ヴァイス 2022
生産者	Gut Oggau グート・オッガウ
価格	(獄門島狂子さんから)
購入店

　獄門島狂子さんが持参されたのは、オーストリア産の白ワイン。女性の顔がドドン！描かれています。 なるほどインパクトのあるラベルですね。 これで裏ラベルに何も書かれていなかったりすると、師範の嫌いな「芸術気取りで意味わからんラベル」認定するのですが、 このワインはちゃんと裏には必要な情報が書かれています。

　中身は、かなり自然派色の強い白ワインです。 ワイン好きが集まるとだいたい始まるのが品種当てでして、このワインもそうなりました。 師範の回答は「ゲヴュルツ」・・・だってほら、自然派といえばゲヴュルツでしょう。 答えは「グリューナー・ヴェルトリーナーとヴェルシュリースリング」らしいです。そんなんわからんわ。 でもめぐさんは当ててましたよ。

点数	７６点

名称	Staffelter Hof "Paradies" Riesling Feinherb 2021 シュタッフェルター・ホフ "パラディーズ" リースリング ファインヘルブ 2021
生産者	Weingut Staffelter Hof ヴァイングート・シュタッフェルター・ホフ
価格	(2bさんから)
購入店

　2bさんが持参されたのは、以前勤務されていたお店でバンバン売ったワイン、とのこと。 2bさん、お仕事の関係でこれまではこういう休日の飲み会には参加が難しかったのですが、 晴れて転職されて時間が取れるようになったとのこと。なによりでございます。

　そしてこのワイン、確かに「ワインはあまりよくわからなくて・・・」という方にお勧めするのは良い選択だと思いました。 アルコール度数が10%と低めで、リースリングらしい華やかな香りがあって、飲み慣れない方にはウケそうです。 飲み慣れ過ぎたここの連中には普通はウケないかもですが、ここまで自然派だぁオレンジだぁが続いたので、 こういうわかりやすく優しいワインはナイスでした。

点数	７８点

名称	Savigny "Haut-Jarrons" 1er Cru 2017 サヴィニー "オー・ジャロン" プルミエ・クリュ 2017
生産者	Louis Chenu ルイ・シュニュ
価格	(Kohさんから)
購入店

　ラベルに関して、今回一番物議をかもしたのが、Kohさんが持参されたこのワイン。 いかにも普通です。どこにも萌え要素が感じられません。 『フォントが超好きなのか？』『赤いマークはオバＱのくちびるでは？』などとさんざんな言われようでした。

　でも、中身は「超好き」だったな。やっぱりブルゴーニュしか勝たんですよ。 コート・ド・ボーヌらしい肉々しさと、１級畑らしいしっかり感が感じられます。 造り手のルイ・シュニュは、どちらかといえば自然派寄りのスタイルだと思いますが、 マイルド自然派なので不自然派の師範にもしっかりヒットしましたよ。

点数	８４点

名称	Nuits-Saint-Georges Vieilles Vignes 2018 ニュイ・サン・ジョルジュ ヴィエイユ・ヴィーニュ 2018
生産者	Dom. de Bellene ドメーヌ・ド・ベレーヌ
価格	6,729円 (単品価格：10,780円)
購入店	AEON de WINE

　満を持して師範が持参したのがこのワイン、やっぱりブルゴーニュです。 昨年AEON de WINEのセールで買った「ドメーヌ・ド・ベレーヌ 6本セット」、税送料込み21,780円からの最後の１本。 このラベルのどこが「超好き」かは席が近かった方には説明したのですが、 離れた方にはKohさんの同様「？？？」だったようです。

　そしてやっぱり美味いのよブルゴーニュは。 ラズベリーのフルーツ香とほんのりバニラ香。 前のサヴィニーと比べると、暑い年ながらコート・ド・ニュイらしい冷涼感があります。 一連のセットに含まれていたドメーヌ・ド・ベレーヌの2018年、 これまではかなり固い印象でしたが、これは結構いい感じに開いていたと思います。

点数	８５点
リンク	ドメーヌ・ド・ベレーヌ 6本セット　34,650円 Nuits-Saint-Georges Vieilles Vignes 2018 [Dom. de Bellene] 10,780円

ドメーヌ・ド・ベレーヌのラベルの「超好き」ポイントがこちらです。畑の広さ、位置、標高、樹齢、 更には醸造時のテクニカルデータなんかもびっしりと書かれています。データおたくにはこういうのがたまらんのですよ。

　今回のテーマ「ラベルが超好き」だと、きっと芸術家気取りのチャラチャラしたラベルばかりが集まると思いましたので、 敢えてこういう質実剛健スタイルの良さをアピールする予定でした・・・が、あまり伝わらなかったのが残念でございます。

名称	Prémices Roses N.V. プレミス・ローズ N.V.
生産者	Dom. Dame Jeanne ドメーヌ・ダム・ジャンヌ
価格	(MAMIさんから)
購入店

　また泡に戻ります。MAMIさんが持参されたのは、シャンパーニュから2kmしか離れていない土地で造られているスパークリング。 ピノ・ノワール100%でドザージュ無し、ビオディナミを実践する女性醸造家らしいです。 ラベルの超好きな点は、ラベルに女性の後ろ姿が描かれているところでしょうか。他人サマの萌えポイントはよくわかりません。

　・・・と、ラベルは置いといて、中身は立派に美味しいスパークリングでした。 まったく陳腐な例えですが、色・味・香り、どれをとっても「まるでロゼ・シャンパーニュ」です。 前のワインがピノ・ノワールだったから、そのつながりも良い感じでした。 MAMIさん、師範には毒舌ですが、年の功か選ワイン眼はさすがです。

点数	８２点

名称	Maffrei Langhe Nebbiolo 2023 マッフレイ ランゲ・ネッビオーロ 2023
生産者	Andrea Mascarello アンドレア・マスカレッロ
価格	(あいさんから)
購入店

　いよいよ終わりが近づいてきました。このワインは、イタリア好きなあいさんが持参されたピエモンテの赤。 ラベルは分かりやすくオシャレですね。聞かなくても「あぁこれはあいさんが持参したんだな」とわかる雰囲気があります。

　だんだん記憶も怪しくなってきておりますが、メモには「若いけどネッビオーロ感」「スミレ」と書かれています。 ちゃんと熟したブドウを収穫して、清潔なステンレスのタンクを使って、適量のSO2を添加して美味しいワインに仕上げました、という感じでした。

点数	８１点

名称	Graham Beck Extra Brut 157 2009 グラハム・ベック エクストラ・ブリュット 157 2009
生産者	Graham Beck グラハム・ベック
価格	(mishikaさんから)
購入店

　言い出しっぺのmishikaさんも２本持参されています。 そのワインがコチラ、mishikaさんといえば南アフリカ、南アフリカのスパークリングと言えばグラハム・ベックのバックヴィンテージ2009年産。 ありがたく頂戴いたします。

　さてメモを見てみましょう。「泡はだいたい美味い」と書かれていますね。 そうよね、泡の出るのは七難隠しますから、だいたい美味いです。 でももう少しなにか書いて頂けませんかね＞当日の自分。 オボロゲな記憶を手繰り寄せると、飴のような色合いと熟成感のある、しっかり美味しいスパークリングでした。

点数	８３点

名称	Sixth Sence Syrah 2021 シックス・センス シラー 2021
生産者	Michael David Winery マイケル・デイビッド・ワイナリー
価格	(ななさんから)
購入店

　先日WSET Level 3に合格されて、資格を持たない側から持つ側へと行ってしまわれたななさんが持参されたのは、 米国カリフォルニアのシラー。ラベルは「可愛い」というより「ホラー」ですね。 なんだかパンドラの箱を開けてしまったような、ななさんのココロの闇が伝わってくるようです。

　閑話休題、ワインはといえば当然のように恐ろしく濃い赤でした。 アルコール度数は15%もあるのに、しっかり甘さを感じます。第六感なんて難しいことを言わなくても、 視覚嗅覚味覚にダイレクトに訴えてくるワインでしたよ。

点数	８０点

名称	La France Sparkling Wine N.V. ラ・フランス スパークリング・ワイン N.V.
生産者	おざま農園
価格	(ゆさんから)
購入店

　こういう会に参加されるのは初めて、というゆさんはなんと３本も持参されています。 その３本目がこちら、洋梨ラ・フランスから造られたスパークリング・ワイン（シードル？）ですね。 アルコール度数は6%と軽め、食後酒的に頂きました。

　はい、ほとんど覚えておりませんが、香りにはちゃんとラ・フランスの雰囲気があったようには思います。 そしてラベル、可愛いですね。そういう会ですからね。ごちそうさまでした。

点数	？？点

　最近あまり撮らなかったハーレム写真ですが、皆さんに『撮ろう撮ろう』と言われて撮りました。 師範モテモテに見えるのはこの一瞬だけで、撮り終わったら「ハイハイ解散～！」です。安っすい師範でスミマセン。

　そんな感じの「ラベルが超好きなワイン会」、午後6時には撤収しました。 14人で20本飲んでも誰一人沈没したり暴れたりする人がいないのがさすがです。またよろしくお願いします！

稽古したワインたち。14人で20本・・・多い

　蛇に足を書いて蛇足（だそく）と読みます。そんな感じで、飲み足りない参加者５名（mishikaさん、2bさん、Mayumiさん、獄門島狂子さん、師範） で２次会へ。お店は、渋谷へ戻る途中にあった肉汁餃子のダンダダン 渋谷道玄坂上店というところ。 確か師範が「ワインの無い店にしましょう」と提案した気がします。だってほら、更に飲むと更新が大変ですから。

　・・・というわけでプレミアムモルツで乾杯。皆さまお疲れさまでした～！

　料理は・・・こんな写真は残っていますが、肝心の肉汁餃子とやらはありません。食べてないのかな？記憶にございません！

　なにを話していたんだかも全く記憶にありませんが、お店の方に『お時間です』と言われた気がするので２時間居たようです。 お会計は一人3,000円でした。ホントにお疲れさまでした。

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１３日(金)

　本日の夕食は、師範代がお知り合いとの会食があるということで、師範と子供たち二人。「子供」といってももう大人ですけどね。 当初は子供たちだけで何か食べに行く予定だったらしいんだけど、師範一人の食卓もつまらないので、一緒に外食することに。 お店は、先月師範代と二人で伺って好印象だった魚七 天王町店という居酒屋さんです。

　前回と内容がいろいろ被りますが、「自分用備忘録」ですのでご報告。

　まずは生ビール 429円で乾杯。 長女はすでに飲める年齢ですが、師範代の血を受け次いで体質的にほとんど飲めないし、 次女もまだ飲める年齢になっていない(※)ので、アルコールは師範だけです。

(※)成人年齢が18歳に引き下げられたのに、飲酒可能な年齢は20歳からというのはやはり違和感があります。 少なくとも監督者がいる場合は飲んで良いようにするべきじゃないですかね？ 20歳からいきなり飲んで加減が分からず飲み過ぎてしまうリスクが避けられると思います。

　例によって生ビール１杯はすぐ蒸発してしまうので、瓶ビール 649円も飲んでいますが、前回と変わりないので報告割愛します。

　お刺身は、前回注文した「今日のいいとこ盛り」がちょっと残念だったので、本日は前回隣の席の人が注文して良さげだった 魚七盛り（中） 1,990円にしました。

　これがとても立派です。詳細は忘れましたが、７種類×３（一部×６）乗っています。 白身が２種類あるのも我々好みです。またこれ食べに来よう。

　そしてもちろんワインも頂きます。銘柄は前回と同じですが。

名称	Every (White) N.V. エブリィ (白) N.V.
生産者	Mercian メルシャン
価格	539円 (180ml)
購入店	魚七 天王町店

前回（コチラ）と同じ感想を書いても仕方がないので、 今回はメルシャンのワイン"エブリィ(白)"について、生成AI各種に調べてもらいました。

○品種
・ChatGPT [OpenAI]：主にシャルドネやソーヴィニヨン・ブランなど
・MS-copilot [Microsoft]：主な品種はシャルドネ
・Gemini [Google]：毎年変わるが一般的にシャルドネ、ソーヴィニョン・ブラン、ミューラー・トゥルガウ
○香り
・ChatGPT [OpenAI]：青リンゴや柑橘系の香り
・MS-copilot [Microsoft]：グレープフルーツやピーチを思わせる華やかな香り
・Gemini [Google]：グレープフルーツのような爽やかな香り
○味わい
・ChatGPT [OpenAI]：軽やかで飲みやすく、酸味と甘みのバランスが良いのが特徴
・MS-copilot [Microsoft]：すっきりとした心地よい飲み口
・Gemini [Google]：飲みやすく、甘すぎないバランスの取れた味わい

・・・強いて言えば、師範的にはMS-Copilotの嗅覚味覚を支持させて頂きます。

点数	７３点

　このお店は揚げ物もナイスです。こちらが魚七天ぷら盛り、お値段979円。 野菜も魚もカラッと揚がっています。やっぱり天ぷらは揚げたてが一番ですね。

　次女が注文したのが、明太子の天ぷら 649円。 量は少しなのかな？と思っていたら結構な数ありました。 スーパーで売られている明太子400円分くらい使われているような気がします。 そしてこれも美味しい。

名称	Every (Red) N.V. エブリィ (赤) N.V.
生産者	Mercian メルシャン
価格	539円 (180ml)
購入店	魚七 天王町店

赤も同様に、"エブリィ(赤)"について、生成AI各種に調べてもらいました。ちなみに前回の感想はコチラです。

○品種
・ChatGPT [OpenAI]：主にメルローやカベルネ・ソーヴィニヨンなど
・MS-copilot [Microsoft]：主にメルローとカベルネ・ソーヴィニョン
・Gemini [Google]：毎年変わるが一般的にメルロー、カベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・フラン
○香り
・ChatGPT [OpenAI]：熟したベリー系の香り（特にラズベリーやブラックベリー）
・MS-copilot [Microsoft]：ベリーやチェリーを思わせる凝縮した芳醇な香り
・Gemini [Google]：赤い果実（チェリー、ベリーなど）の香りがメインで、ほのかにスパイスやハーブのニュアンス
○味わい
・ChatGPT [OpenAI]：フルボディからミディアムボディのスタイルで、果実味が豊かで、滑らかな口当たりが特徴
・MS-copilot [Microsoft]：コクがありながらもまろやかで、飲み飽きない味わい
・Gemini [Google]：果実味が豊かで、まろやかな口当たり

・・・さすがに各社「盛り過ぎ」じゃね？もっと本音で話そうよAI君たち（笑）

点数	７０点

　赤も冷えていることが判明している場合、赤白同時に注文するのが吉です。 なぜなら白を頂いている間に、赤の温度が良い感じに上がってくれるから。 これ、居酒屋ワインの豆知識な！

　揚げ物が美味い、ってんでとり天 539円も食べています。これも美味いっす。

　奥は、長女が大好きなあさりバター 605円。ほとんど長女が食べちゃいました。 このほかにも、あら汁 429円なんかも頂いております。

　日本酒の種類も多い店です。 その中から選んだのは、石川県のお酒で常きげん 旨口仕込み 539円。 しっかりとしたボディを感じる清酒でした。

　お酒は、この他にも寿司屋のガリハイ（いわゆる「ガリ」が入ったチューハイ）539円や、 ほとんど飲まない長女が「興味がある」ということで頼んだラ・フランス酒の水割り 649円なんかも頂いています。

　そもそもはお寿司を食べに来たんだけど、もうお腹いっぱい。 師範が〆サバ 209円、次女が〆サバとえんがわ軍艦 209円で終了です。

　３人分トータルのお会計は11,000円ちょっと。やっぱり安いな、このお店。 また利用すると思います。ハーフのボトルワインなんかも置いて頂ければ泣いて喜びます。

　その後、子供たちが『カラオケに行こう！』というので付き合いました・・・というか師範もノリノリだったような気がします。 お店は、魚七の向かいにあるバンガローハウス 天王町店というところ。もちろん初訪問です。

　家族でカラオケなんてこの時以来なので４年ぶりですね。 さぁて自慢ののどを聞かせますか！と前のめりで部屋に入りました。

　自分のバンドで演奏したりしているので、珍しく最近の曲で知っているYOASOBIの「ミスター」なんかを歌ってみましたが ・・・「知っている」と「歌える」の間には大きなギャップがあることを痛感しました。 それに、自分の声の音程が合わないんですよ。歌もやっぱり練習しないと衰えますな。

　このお店では特にアルコールや食べ物は注文せず、フリードリンクだけ。お会計は1時間30分で2,500円くらいでした。 楽しゅうございましたよ。

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１１日(水)

　本日の食前酒は、金曜と日曜に引き続きドンキのベトナム産 「なんちゃってクラフトビール」の中から、 黒ビールのスタウト。

　外観は真っ黒クロスケのモコモコ泡で、黒ビールらしく甘苦香ばしい感じ。飲み応え十分です。

　大人のビールって感じで美味いっす。やっぱドンキ侮れず！

名称	Farmhouse California Red Wine 2020 ファームハウス　カリフォルニア・レッド・ワイン 2020
生産者	Cline Cellars クライン・セラーズ
価格	2,300円 (希望小売価格：都光さんからのお土産)
購入店

　本日の夕食は、先週まで米国に遊びに行っていた次女が『アメリカっぽい料理を作る』らしく、 メニューはケイジャン・チキンw/マッシュポテト、チキン・ナゲット（お惣菜）w/"Chick-fil-A"ソース、グリーンサラダ。 合わせるワインはもちろん米国産でしょうということで、６月にお呼ばれした "Cline Family Cellars"試飲会の際にお土産に頂いたワイン。 試飲会の席では試飲済みですが、マル一本飲むと印象って変わるものですから。

　色は普通の濃さの赤ワインの色です。ちゃんと向こうが透けるので、清澄度は高いと思います。 香りは、葡萄らしい香りがしっかり感じられます。でも、構成品種のジンファンデル、ムールヴェドル、プティ・シラー、カリニャン、 どれの特徴でも無い気がするんですよ。ラブルスカ系のストレートな生葡萄っぽい香りを感じます。 味わいは、渋味控えめで甘酸っぱいバランス。まだまだ暑い季節ですから、ずっと冷やしたままで吉でした。

　ケイジャン・チキンのような、スパイシー＆ちょっとジャンキーな肉料理と相性の良いワインでした。 温度が上がると甘さが気になるので、冷えたままの状況でお召し上がりになることを推奨します。

　小瓶保存した１杯分＋（うっかり）瓶底に残った１杯分と再稽古、保存状態の違いも確認していきます。 かなり異なる保存状況でしたけど、印象はほとんど変わりありませんでした。 小瓶の方がちょっとタンニンがしっかりしていて、瓶のままのほうはやや緩い感じなくらい。 あまり保存状態を気にしなくてもいいワインだと思います。

点数	７５点

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８日(日)

　本日の食前酒は、金曜に引き続きドンキのベトナム産「なんちゃってクラフトビール」の中から、 白ビールのヘーフェヴァイツェン。

　原材料にオレンジピールやコリアンダーシードが使われた本格派の白ビール。 バナナ、オレンジ・・・確かにそんな香りがします。ただ泡はちょっと弱めかな。

名称	Kono South Island Pinot Noir 2021 コノ サウス・アイランド ピノ・ノワール 2021
生産者	Kono Nz LP (Tofu Wines) コノ NZ LP (トフ・ワインズ)
価格	974円 (単品価格：1,958円)
購入店	銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA

　夕食メニューは、金曜の残りの鯵の南蛮漬け（しっかり漬かってて美味しい）、鶏のから揚げ（生姜とニンニクが効いていて美味しい）、レタスとトマトのサラダです。 ワインは、軽めの赤が飲みたくてニュージーランドのピノ・ノワールをチョイスしました。 この銘柄とは、4年前に2019年産と稽古しております。

　色は、安いピノ・ノワールとしては濃いめに感じる赤紫色。ニュージーでも一般的にはもっと薄いと思います。 香りは、前回の稽古同様、ケモノっぽさをメインに感じます。ベリーを食べまくったイノシシの赤身肉、といった香り（想像です）。 樽は非常に軽め、ほんのり香ばしいくらいです。 味わいは、甘酸っぱくてとてもフレンドリー。ニューワールドらしさが感じられます。

　シンプルだけど、ちゃんと美味しいピノ・ノワールですよ。 ４年前よりかなり好印象になった気がします。こういう「軽い赤」はホント使い勝手が良いですね。

　小瓶保存した３日後再稽古。小瓶＆冷蔵庫の功績か、特に変化した感じは感じられません。 シンプルでピュアな果実味が楽しめる、お値段以上のピノ・ノワールです。

点数	７７点
リンク	【送料無料】赤だけプレミアム特選12本セット 11,800円（販売復活しました） Kono South Island Pinot Noir 2022 1,958円

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７日(土)

　本日は、勤務先のメンバーとワイン会。場所は、メンバーの一人Ｙｊさんのご自宅。会場提供ありがとうございます。 同じ会社に勤めているとは思えない、モデルルームもかくや、という感じの素敵なお宅。 テーブルセッティングもセンスの良さがキラッキラに光っております。

　参加者は、Ｙｊさんご夫妻、米国帰りのＫｓさん、Ｋｔさん、Ｎｇさん、師範の６名。 ワインはそれぞれの持ち寄り、お昼過ぎの明るい時間から飲み始めます。

名称	Pommery Brut Sylver (Aniversary Cuvée) N.V. ポメリー　ブリュット・シルバー (アニヴァーサリー・キュヴェ) N.V.
生産者	Pommery ポメリー
価格	(Ｋｔさんから)
購入店

　乾杯の泡はもちろんシャンパーニュでございます。造り手はポメリー、 "SEIJO ISHI 2023 96th Anniversary Cuvée"と書かれたラベルが貼られています。 このワインを持参されたＫｔさん曰く、『成城石井で買っておいしかったので、リピート買いした１本』らしいです。 師範も成城石井で気軽にシャンパーニュを買えるようになりたい人生でした。

　色は、結構しっかりした色合いで、レモン色というより小麦色に近い感じです。熟成期間がそこそこ長いように見て取れます。 泡立ちはしっかりしており泡のキメは細かくシルキーな感じです。 香りは蜜入りリンゴの香りと軽いブリオッシュ、味わいやや甘めで万人ウケするであろうバランスです。

　さすが成城石井、良いところを突いているなぁ、という感じです。 シルバーとブルーのラベルが品の良いゴージャス感を出しているし、これ持参されたら誰でも喜ぶヤツですわ。

点数	８３点

　それでは乾杯。グラスはリーデルのシャンパーニュ用グラスで、ボウル部分の底に細工がしてあり、泡がハート型に広がります。 そんなグラスで出されたら師範なんぞはイチコロですわ。

　前菜は、カボチャのマッシュ、海老のソテー、野菜のジュレ、レバーペースト をこんな感じで盛り合わせてあります。 これ以外にも、マッシュルームのソテーとか、トウモロコシの冷製スープとか。 ダイニングの雰囲気と料理、まったくもって一流レストランな感じですよ。

名称	Chablis Premier Cru "Vaillons" 2021 シャブリ プルミエ・クリュ "ヴァイヨン" 2021
生産者	Louis Michel & Fils ルイ・ミシェル＆フィス
価格	(Ｎｇさんから)
購入店

　Ｎｇさんにお持ち頂いたのは、シャブリの有名１級畑のヴァイヨン。 Ｎｇさんはシャブリがお好きでいろいろ飲まれているそうですが、 『やっぱりプルミエ・クリュ以上とそれ以下とでは明確に違いがある』そうです。 師範もシャブリの畑の違いを論じられるようになりたい人生でした。

　色はかなり濃いレモン色です。「熟成期間長い？」と思ってラベルを見ましたが、ヴィンテージは2021年、結構若いんですね。 香りは「ザ・シャブリ」です。一般にミネラル感と言われる香りがバンバン香って、その奥にはパッション・フルーツの香りがあります。 味わいも「ザ・シャブリ」ですよ。カチッとした感じですが硬質ではなく、身体になじむように沁み込んでいきます。

　やっぱりシャブリ好きの方が選ぶシャブリは美味いっすね～。 冷涼感がありながらもどこかフレンドリーな雰囲気があって、大変好印象でした。

点数	８４点

　師範が持参した食べ物は、ジャン・フランソワのパンいろいろ、Ｋｓさんが持参されたのはチーズいろいろ ・・・とか書いておくと、次回の参考になるわけですよ。毎度の議事録担当でございます。

　ちなみにこのメンバーでの飲み会は、2010年1月のこの時からスタートしています。 あの当時は飲食3,500円以上で持ち込み無料、なんて店があったんですね。 気軽に持ち込みが出来るお店の情報、絶賛募集中です！

名称	Saint Clair "Pioneer Block 10" Chardonnay 2011 セント・クレア "パイオニア・ブロック 10" シャルドネ 2011
生産者	Saint Clair Family Estate セント・クレア・ファミリー・エステート
価格	(Ｙｊさんから)
購入店

　家主のＹｊさんに出して頂いた１本目は、ニュージーランドのシャルドネで、ヴィンテージは2011年という熟成モノ。 この造り手の似た銘柄は、８年前にこのメンバーのワイン会で稽古しております。 あのワインが熟成したらどうなるのか、大変興味があるところです。

　色は、前のシャブリと同等の濃さですが、あちらがレモン色だとすればこちらはやや麦わら色に近い感じです。 香りは、パイン缶の汁みたいな濃くて甘い香りと、これまた甘いバニラの香りが感じられます。 ニュージーランドだけど、まるでカリフォルニアみたいです。 口に含むと樽感は更に増して感じられます。まさに樽ドネな感じです。

　８年前の稽古の時も樽の強さを感じたみたいですが、これだけ熟成させてもまだ樽がしっかりなんですね。 やんちゃな若々しさに溢れた熟成シャルドネでした。

点数	８２点

　こちらはシーフードサラダ、爽やかな味わいで見た目にも鮮やかでございます。

名称	Montes Alpha "Special Cuvée" Chardonnay 2018 モンテス・アルファ "スペシャル・キュヴェ" シャルドネ 2018
生産者	Montes S.A. モンテス S.A.
価格	(Ｙｊさんから)
購入店

　『まだ魚料理ですから』ということで、Ｙｊさんから急遽予定に無かった白ワインを出して頂きました。 造り手は皆さんご存じモンテス・アルファ、銘柄はシャルドネのスペシャル・キュヴェです。 この銘柄は過去にも稽古（コレとか）しておりますが、 黒いラベルは初めてだと思います。また、"D.O. Zapallar"という産地も初稽古な気がします。

　色は、これまた濃いレモン色。この日稽古したシャルドネ３本、いずれも濃い色合いでした。 香りはめっちゃトロピカル、そしてめっちゃバニラ。 デパートの化粧品売り場みたいに華やかな香りです。 味わいは甘くて濃くてしっかり。これまた「ザ樽ドネ」ですよ。

　すごくインパクトがあって、ワイン会映えする１本だと思います。 ただ、やっぱりちょっと厚化粧感があったかな？ 最近はこういう樽の使い方はあまり流行らなくなっているみたいですが、モンテスはどうなんですかね？

点数	８１点

　メインの魚料理は真鯛の香草焼きです。 写真撮り忘れましたが、半身は洋風のお刺身にして出して頂きました。 真鯛、美味しいよね。和で良し洋で良し、優秀な魚だと思います。

名称	Nuits-St-Georges 1er Cru "La Richemone" 1998 ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ "ラ・リシュモーヌ" 1998
生産者	A.Pernin-Rossin Ａ．ペルナン・ロサン
価格	(Ｙｊさんから)
購入店

　本日のメインの１本目、Ｙｊさんに出して頂いた赤がこちら。 ヴォーヌ・ロマネのかつての重鎮、1999年に惜しまれつつ引退したペルナン・ロサンのニュイ・サン・ジョルジュ１級畑。 ヴィンテージは引退の前年の1998年。熟成ブルゴーニュはややバクチな部分がありますが、これには期待しないわけには参りません。

　ちなみにこのワインは、東日本大震災で被災された「ワインナビ(WineNavi)」さんというショップにＹｊさんが募金したところ、 お礼として送られてきたそうです。津波の被害を受けたのでこのようなラベルの姿になっているとのこと。 見た目はどうでも良いんですよ、肝心なのは中身です。

　色は、26年も経っているとは思えないほどコアはしっかりした紫色で、エッジにはきれいにオレンジのグラデーションが見て取れます。 香りのボリュームはややおとなしい感じですが、熟成ブルゴーニュらしいドライアプリコットの雰囲気が感じられます。 味わいは、甘さはほぼ無くて渋味はちょっとだけ、中心なのは酸味ですが、それもそれほど強くはありません。

　師範の嗜好としては、ちょっと「盛りを過ぎたワイン」という感じでした。難しいよね、ブルゴーニュの飲み頃って。 でもまだちゃんとワインとして楽しめましたし、震災を生き延びたというストーリーも含めてしみじみ楽しめた１本でした。

点数	８０点

　こんなでっかいブルゴーニュグラスが人数分あるなんて、普通のご家庭じゃ無いですね。 道場にもそれなりにグラスはありますが、こういう風に同じ形を揃えたりするのはちょっと無理でございます。

名称	Tomi 2012 登美（赤） 2012
生産者	Suntory Tominooka Winery サントリーワインインターナショナル 登美の丘ワイナリー
価格	寄付金額：30,000円 (参考価格：13,716円 @amazon)
購入店	山梨県山中湖村

本日のメインの２本目は、師範が持参したサントリー登美の丘ワイナリーのフラッグシップ「登美」です。 このヴィンテージ(2012年産)は、2017年の日本ワインコンクールで金賞＆欧州系品種(赤)部門最高賞を受賞したそうです。 その年に山中湖村にふるさと納税して返礼品として頂きました。それから道場のセラーで寝かせていたものです。 セパージュは「カベルネ・ソーヴィニヨン54％, メルロ41％, プティ・ヴェルド5％, カベルネ・フラン1％」、 左岸のボルドーブレンドですね。

　色は、「これが日本ワインなの？」ってくらい濃くてしっかりした紫色です。 香りは、笑っちゃうくらいボルドーですね。それも左岸、サンテステフあたり。 カシス、ピーマン、消し炭の香り。 カベルネ・フランは1%しか入っていないのに、フラン的な青っぽさを強めに感じるあたりは日本ワインらしさかも知れません。 味わいは、ボリュームこそやや小さめですが、甘味と渋味と酸味がバランスよくまとまっています。

　とても良くできたボルドーブレンドの赤ワインだと思います。 でも、でもですよ、これを日本で造る意味は？とちょっと考えちゃいますな。 半分の5～6,000円くらい出せばこういうボルドーは買える気もします。 なので今の登美は、プティ・ヴェルド主体でもう少し日本らしさを出すスタイルになっているみたいですね。

点数	８５点
リンク	【ふるさと納税】サントリー 登美 赤 2012　30,000円（寄付金額：在庫なし） サントリー 登美 赤 2012 販売終了 (@amazon)

　続いての料理は、奥がローストビーフ、手前がチーズと生ハムとオリーブだったかしらね？ だんだん記憶が怪しくなってきております。

名称	Newton "The Puzzle" Spring Mountain Estate 2005 ニュートン ナパ・ヴァレー "ザ・パズル" スプリング・マウンテン・エステート 2005
生産者	Newton Vineyard ニュートン・ヴィンヤード
価格	(Ｋｓさんから)
購入店

　本日のメインの３本目は、今年５月に米国赴任から帰国されたＫｓさんが持参されたニュートン・ヴィンヤードのフラッグシップ「ザ・パズル」。 映画「サイドウェイズ」で鈴木京香さんが出そうとしていたワインらしいです。 この造り手のカベルネ・ソーヴィニョンは、7年前にもＫｓさんが持参されています。 「ザ・パズル」のセパージュは、カベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・フラン、メルロー、プティ・ヴェルド、マルベックとのこと。 登美と似たような構成ですね。

　・・・と、似ていたのはそこまでで、中身は全く別物でした。 とにかく濃いのね。エッジまでびっしりと黒に近い濃紫色で、粘性も高くてトロットロな外観です。 アルコール度数はなんと15.5%、清酒かよ！です。 香りは煮詰めたブルベリージャムを塗ったバタースコッチみたいな感じで、 味わいはこれでもか！というほどアルコールと甘さが迫ってきます。なんだか異次元の飲み物でした。

　これは凄いワインだったなぁ。まず不思議なのは20年近く経っているのに去年収穫されたみたいに若々しいんですよ。 Ｋｓさん曰く『この頃のカリフォルニアは「濃い～のが正義」だった時代だろう』とのこと。 なるほど、若々しさがゆえに時代を感じさせてくれるワインでした。

点数	９０点

　更に出して頂いた肉料理は牛肉の赤ワイン煮込み・・・だったかな？ ボトルを写りもませてエモ写真を撮ろうとしたけど、フォーカスが手前に合っちゃってイヤン！な感じになってしまいました。

名称	Château Sociando-Mallet 2003 シャトー・ソシアンド・マレ 2003
生産者	Ch. Sociando-Mallet (Jean Gautreau) シャトー・ソシアンド・マレ (ジャン・ゴトロー)
価格	(Ｙｊさんから)
購入店

　ここまで６人で７本飲んじゃっておりますが、Ｙｊさんには更に追加で出して頂きました。 ボルドーのオー・メドックで、格付け並みの実力と言われるソシアンド・マレです。 ヴィンテージは2003年、Ｙｊさんとこの御曹司のバース・ヴィンテージなので、 2003年のワインを何本もストックされているそう。 ちなみに道場には、長女のバース・ヴィンテージである2000年産も、次女の2004年産も、１本もありません！

　外観は、登美と大きな違いはありません。20年前のワインと考えると若いと思える外観です。 香りは「登美ごめん、やっぱりボルドーはこっちだわ」と思えるようなボルドー感・・・ってそりゃボルドーですからね。 煮豆やカシスリキュールの香りがあって、熟成ボルドーらしさ全開です。 味わいも、登美より一回りボリュームがある感じ。さすがソシマレですわ。

　大学相撲の優勝者を見てすげぇなぁと思っていたら、大相撲の大関クラスが出て来ちゃった、って感じです。 その例えだとザ・パズルは伝説の横綱ですね。

点数	８７点

　登美とソシアンド・マレ、ボルドータイプを並べて飲み比べている様子です。 勝ち負けでは無く、「みんな違ってみんな良い」ということに決着しました。

名称	Las Medallas de Argüeso Manzanilla N.V. ラス・メダージャス・デ・アルグエソ マンサニージャ N.V.
生産者	Herederos de Argüeso エレデーロス・デ・アルグエソ
価格	(Ｙｊさんから)
購入店

　Ｙｊさんには、食後にシェリーなんて出して頂いちゃっています。 シェリー、飲まないんだよなぁ。やっぱりあの酸化した雰囲気には苦手意識があるんですよ。 普通のワインにあれを感じると「あぁこのワインは逝っちゃっているわ」と思うじゃないですか、 なのでシェリーを飲んでそれに出くわすと、意図的だと分かっていてもなんとなくポジティブには取られられないんですよ。

　なんて先入観は置いといて稽古します。 色は・・・忘れました。写真を見る限り、普通に白ワインっぽい外観だったようです。 香りは、確かに酸化熟成系の香りはしますが、それはそれで華やかな香りにも感じられます。 口に含むと・・・やっぱりこの感じは「逝っちゃった」ワインに思えてしまうんですよねぇ。

　シェリー、オレンジワイン、自然派ワイン・・・師範の中では共通した「普通じゃない」感があって、 やっぱりあまり得意じゃないかもです。 苦手なんだったら飲まずに香りだけ嗅いでいれば良いんですよ、そうすれば液体が減らないので一石二鳥ですよ。

点数	６９点

　食後には、Ｋｔさんが持参された葡萄（シャインマスカットとピオーネ？）を頂いております。 やっぱりフルーツは値段に正直ですね。高いのが美味いです。

　こちらはＮｇさんが持参されたチーズケーキですが、お腹いっぱいだった師範は食べてないと思います。 いや、食べたっけ？・・・そんなテイタラクでございます。

　お昼過ぎに始めた飲み会、おいとましたのは午後９時前だったと思います。長々とお世話になりました！＞Ｙｊさんご夫妻

　稽古したワインたち。

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６日(金)

　ま～だ暑いのでビールが捗ります。

　選んだのは、ドンキが最近売り出したベトナム産のクラフトビール風な中から、ペールエール。

　これがちゃんとペールエールなのよ。トロピカルな香り華やかで、苦味もしっかり。ドンキ侮れず！です。

名称	Henri Nordoc Chardonnay 2021 アンリ・ノルドック シャルドネ 2021
生産者	Henri Nordoc (So Vignerons) アンリ・ノルドック (ソー・ヴィニュロンズ)
価格	876円 (単品価格：1,155円)
購入店	うきうきワインの玉手箱

　８月２０日からの約３週間、元留学先の米国へ遊びに行っていた次女が無事に大きくなって（横に）帰ってきました。 久しぶりの日本の食事ということで、師範代が用意してくれた夕食のメニューは、鯵の南蛮漬け、きんぴらごぼう、玉こんにゃく。 合わせたワインは、うき玉の「世界の白ワインが味わえる超極上辛口白ワイン究極スペシャル飲み比べ5本セット」 4,378円から、 南仏産のシャルドネです。

　まずグラスに注いで少しびっくり、かなり濃いめのレモン色な色合いです。 香りもちょっとびっくり、明らかに樽の雰囲気を感じる香ばしさと、よく熟した黄桃や洋梨の香りが感じられます。 味わいは、甘さ控えめで酸味そこそこ、全体にタイトな印象。 香りの豊かさの割にはスレンダーな感じは受けますが、それも含めて 良い感じのＡＣブルゴーニュと見まがう雰囲気です。

　南仏のシャルドネにありがちなユルさが無くて、全体に締まった感じの白ワインです。 これはお値段以上に美味しいワインですね。世の中には見知らぬ美味しいワインに溢れています。

　小瓶保存した分と翌々日再稽古。昨日のガチな樽ドネよりも、これくらいの樽の掛け方の方が良い気がします。 お手頃価格で軽めではあるけど、しっかりシャルドネらしさが味わえますよ。

点数	７８点
リンク	【送料無料】超極上辛口白ワイン究極スペシャル飲み比べ5本セット 4,378円 Henri Nordoc Chardonnay [2021] 1,155円

【送料無料】うきうき厳選 世界の白ワインが味わえる超極上辛口白ワイン究極スペシャル飲み比べ5本セット【ワインセット】【ワイン ギフト】【wine】【白ワイン】

とりわけ美味しかった、ってわけじゃありませんが、この値段にしては良いセットだと思うのでリンクしておきます。 なんたって５本で税送料込み4,000円ちょっと、転んでも泣かない値段ですから。

【送料無料】うきうき厳選 世界の白ワインが味わえる超極上辛口白ワイン究極スペシャル飲み比べ5本セット 4.378円

【ふるさと納税】ヴィラデストワイナリー 白ワイン3種飲み比べ3本セット

　本日稽古したワインとは関係ないのですが、秋のスーパーセール期間は「ふるさと納税期間」な気がしていて、 昨年に引き続き長野県東御市にふるさと納税しました。「信州ワインバレー構想」を実践している自治体ですね。

　返礼品に選んだのは、ヴィラデストの白ワイン３本セット。 昨年のメルロー３本セットが好印象だったので、今年はこれを選びました。
【ふるさと納税】ヴィラデストワイナリー 白ワイン3種飲み比べ3本セット 寄付金額56,000円

【ふるさと納税】【限定50セット】ヴィラデストワイナリー メルロー飲み比べ3本セット (ヴィニュロンズリザーブ メルロー、タザワメルロー、八重原メルロー) ワインセットお酒 ギフト プレゼント 飲み比べ 果実酒 瓶 国産 信州 長野県東御市

参考までに、昨年頂いた返礼品のメルローのセットもリンクを貼っておきます。 どなたかにクリックして頂き、あわよくばアフィリエイトポイントが入るかも？という下心です（笑） もちろん、内容的にはちゃんと美味しいワインでしたよ（タザワ メルローはまだ稽古前ですが）
【ふるさと納税】ヴィラデストワイナリー メルロー飲み比べ3本セット 寄付金額56,000円

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４日(水)

名称	Masso Antico Negroamaro 2021 マッソ・アンティコ ネグロアマーロ 2021
生産者	Masso Antico マッソ・アンティコ
価格	985円 (単品価格：1,980円)
購入店	銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA

　本日の夕食はハンバーグ、ポテトサラダ。メインは肉料理だし、久しぶりに涼しくなったので濃そうなワインをチョイス。 選んだワインは、Cave de L.NAOTAKAの「赤だけプレミアム特選12本セット」から、イタリアはプーリア州のネグロアマーロ。 この造り手のワインは、4年前に稽古したプリミティーヴォが大変好印象でした。 ボトルには「ルカ・マローニ 96点」のシールが貼られています。 濃いワインが飲みたい時には参考になるんですよ、この方のポイントは。

　色は、しっかりと濃い紫色だけど向こうが透けるくらいの清澄度はあります「Negro=黒」って感じではありません。 香りは「ザ・南イタリア」、黒いベリーと紫色の花の香りがします。樽香もあるんでしょうけど、思ったほど前には出てきません。 味わいは、期待通りの濃さなのですが、この地域＆ルカ・マローニ高得点ワインにありがちな「甘口ワインですか？」って甘さはありません。 タイトで均整の取れた濃さ、という印象を受けます。

　やっぱり好きなんだよなぁ、ルカ・マローニ高得点銘柄。 特にこのワインは、全体にタイトな印象があってユルさを感じません。 こんなワインが買値３桁相当で買える、やっぱり日本は良い国です。

　小瓶保存した翌々日再稽古。 色や香りや味わい、全く変わりないと思います。濃くてちゃんと美味しいイタリアの赤ワイン。 特に好印象なのは甘すぎないことかなぁ。引き締まったボディを感じますよ。

点数	８１点
リンク	【送料無料】赤だけプレミアム特選12本セット 11,800円 Masso Antico Negroamaro 2023 1,980円

1本あたり1,555円(税込)送料無料全て高得点！ 贅沢イタリアワイン 7本セット 13弾ルカ・マローニ 96点オーバーのみ 750ml 品種別 赤ワイン 白ワイン 辛口 ワインセット 浜運＜Pアップ対象外＞

　３桁で80点を超えたのでリンクを貼ります。

　師範が買った12本セットは現在売り切れ中ですが、このワインはこちらのセットにも含まれています。 白も入っててこっちの方が良かったかも。 そして７本くらいが買いやすいよね、同梱もできるからね・・・というわけでこちらもお勧めします。

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１日(日)

　本日は、久しぶりに「バーチャルワイン会」を開催しました。 「ワイン会」と言ってもリアルに会ったりリモートで顔出ししたりするわけではなく、 みんなで同じワインを飲んで感想をツイートしあうという、とっても敷居の低い会です。

　結果、たくさんの方に参加して頂きましたが、既にFFな方が殆どで「ROMな方の一歩目」にできなかったのはちょっと残念です。 近寄りがたい人と思われないよう、今後もスチャラカを極めていく所存です！

名称	Nebla Verdejo 2022 ネブラ ベルデホ 2022
生産者	Vincente Gandia ビンセンテ・ガンディア
価格	1,298円
購入店	イオン天王町店

　今回、テーマワイン選びにはかなり悩みました。 まず3,000円以下、もちろんこれは譲れません。 次に大切なのは、日本全国（海外の方はゴメン）どこでも買えるワインであること。 そうなると、ネットで買うか、実店舗だとコンビニか大手スーパーになるんですね。 ネット購入は未だ抵抗がある層もいらっしゃると思うので、今回は「大手スーパー」という選択肢で、 業界最大手のイオンを選ばせて頂きました。このワイン、そのイオンで「人気No.1」らしいです。

　色はかなり薄め、澄んだレモン果汁的な外観です。 香りは、桃と洋ナシがそこそこしっかり香ります。芳香系とまではいかないまでも、かなり香り強めな品種ですね。 味わいは、ほんのり甘くて酸味もしっかり。特徴的なのは後味に残る苦味でしょうか。 そこは人によって評価が分かれるところだと思いますが、師範はポジティブです。

　どこでも買えるワインとしては、まずまずのチョイスだったのではないでしょうか。 まだまだちょっとマイナーな品種ベルデホ（ヴェルデホ）、好きになってくれる方が増えたらなによりです。

点数	７６点

合わせた料理は、
・１尾300円だった激やせ太刀魚のバター焼き
・豚ロースの冷しゃぶ、オクラとトマトと"ほぼカニ"添え
です。「合わせた」というより、普段の料理そのままなのですが、そういう料理に寄り添えるのが家飲みワインだと思っています。

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